JP2002117150A - 診断システムおよび診断方法、ならびにそれに用いるホストコンピュータ - Google Patents

診断システムおよび診断方法、ならびにそれに用いるホストコンピュータ

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JP2002117150A
JP2002117150A JP2001217494A JP2001217494A JP2002117150A JP 2002117150 A JP2002117150 A JP 2002117150A JP 2001217494 A JP2001217494 A JP 2001217494A JP 2001217494 A JP2001217494 A JP 2001217494A JP 2002117150 A JP2002117150 A JP 2002117150A
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Akira Ishida
明 石田
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外出先等でも使用できる健康管理用の診断シス
テムを提供する。 【解決手段】 携帯電話4は、データを表示するための
表示部11と、生活情報を入力するための入力部12
と、データ等を格納するためのメモリ部13と、通信部
14と、上記各部を制御するための制御部15とを有す
る。ホストコンピュータ2は、機能的に見て、通信部2
1と、前記携帯電話4から送られてきた生活情報に基づ
いて被験者が摂取した実摂取情報を演算する実摂取情報
演算部22と、各被験者毎に設定される個人情報と前記
実摂取情報とを比較する摂取情報比較部23と、前記比
較結果に基づいて診断データを作成する診断データ作成
手段24とを有する。この診断システムでは、被験者の
生活情報をホストコンピュータ2に記録でき、さらに診
断データを各被験者へ送信することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯端末を用い
て被験者の健康に係る診断を行う診断システムおよび診
断方法、ならびにそれに用いるホストコンピュータに関
する。
【0002】
【従来の技術】日々の健康管理のためには、日々の飲食
が偏らないようにして、例えば各種ビタミン類や鉄分、
カルシウムなど不足しがちな栄養素を毎日必要な量だけ
摂取するのが好ましい。この場合、各個人が自ら飲食し
た内容をこまめに記憶しておいて気をつける必要があっ
た。
【0003】一方、上記とは逆に、種々の疾患を有する
患者には食事制限がなされる場合が多い。この場合に
も、患者が飲食した食事内容とその量を記憶しておき、
許容された摂取量と比較して摂取の許可・不許可を自ら
判断する必要があった。また疾患を有していない場合で
も、健康管理や体重管理のため各個人が自ら飲食する内
容を正確に制限したい場合もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような作業は、各
個人に過度の労力を強いることになり大変面倒なもので
あった。また摂取量の判断には個人差も大きいので、適
切な制限療法が行えない場合がある。例えば、過度の制
限や過剰な摂取は逆に健康を害する場合がある。
【0005】このような問題を解決する方法として、飲
食した内容を詳細に記憶しておいて、種々の飲食物毎に
予め定められたカロリーや摂取栄養素量を客観的に演算
することが考えられる。ところが、このような手法は何
らかの記録とその分析を必要とし、特に外出中では困難
であるため、必要なときに必要なデータが得られない、
または記録を忘れてしまうと言う問題がある。
【0006】この発明は上記課題を解決するためになさ
れたものであり、外出中であっても逐次必要なデータを
記録または確認することができ、従ってこの記録データ
に基づいて適切な診断を実施することが可能な診断シス
テムおよび診断方法、ならびにそれに用いるホストコン
ピュータを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、通信可能な携帯端末と当該携帯端末から受信した情
報を記憶するホストコンピュータとを用いた診断システ
ムであって、前記携帯端末は、被験者の生活情報を入力
する入力手段と、入力した生活情報を通信する通信手段
と、を備え、前記ホストコンピュータは、前記携帯端末
から送られてきた生活情報を受け取る受信手段と、受信
した生活情報を被験者毎に記憶する記憶手段と、受け取
った生活情報に対し前記携帯端末に診断データを送信す
る送信手段と、を備える。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の診断システムであって、前記携帯端末は、データ表示
手段を備える携帯電話であることを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の診断システムであって、前記ホストコンピュ
ータは、予め設定した個人情報と前記生活情報とを比較
して診断データを作成する診断データ作成手段を有する
ことを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1または
2に記載の診断システムであって、医療者が前記生活情
報に基づいて診断データを作成することを特徴とする。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
4のいずれかに記載の診断システムであって、前記ホス
トコンピュータは、インターネット上に前記生活情報を
入力するためのホームページを開設し、前記携帯端末は
前記ホームページにアクセスして各被験者毎に生活情報
を入力するようにしたことを特徴とする。
【0012】請求項6に記載の発明は、請求項1ないし
5のいずれかに記載の診断システムであって、前記生活
情報は、被験者の飲食した飲食情報であることを特徴と
する。
【0013】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の診断システムであって、前記飲食情報として、予め階
層的に分類して設定された食品名を選択するとともに所
定単位での飲食量を入力するようにしたことを特徴とす
る。
【0014】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の診断システムであって、前記飲食情報から摂取量を演
算するようにしたことを特徴とする。
【0015】請求項9に記載の発明は、請求項1ないし
8に記載の診断システムであって、前記生活情報は運動
量または投薬量の少なくともいずれか一方を含むことを
特徴とする。
【0016】請求項10に記載の発明は、請求項3に記
載の診断システムであって、前記個人情報は、被験者の
年齢データ、性別データ、体重データ、病歴データの少
なくとも1つに基づいて、予め準備された基準データか
ら設定されることを特徴とする。
【0017】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の診断システムであって、前記個人情報は、被験者
を診断する医療者が設定することを特徴とする。
【0018】請求項12に記載の発明は、請求項3、1
0、11のいずれかに記載の診断システムであって、前
記携帯端末は、端末または被験者固有のID情報を記憶
してあり、前記ホストコンピュータは、前記携帯端末か
ら送信されたID情報に基づいて、予めホストコンピュ
ータ側に記憶された個人情報を使用するようにしたこと
を特徴とする。
【0019】請求項13に記載の発明は、請求項12に
記載の診断システムであって、前記携帯端末が携帯電話
であって、前記ID情報は携帯電話番号であることを特
徴とする。
【0020】請求項14に記載の発明は、請求項1ない
し13のいずれかに記載の診断システムであって、前記
生活情報は被験者の予定する飲食情報であって、前記診
断データは当該予定する飲食の許可・不許可を判断する
許可通知データを含むことを特徴とする。
【0021】請求項15に記載の発明は、通信可能な携
帯端末から受信した被験者の生活情報に基づいて被験者
の健康診断を行う診断システムに用いるホストコンピュ
ータであって、携帯端末から送信される前記生活情報を
受信する受信手段と、受信した生活情報を被験者毎に記
録する記録手段と、前記生活情報に対する診断データを
携帯端末に送信する送信手段と、を備える。
【0022】請求項16に記載の発明は、請求項15に
記載のホストコンピュータであって、前記生活情報が予
め設定された個人情報と比較され、これに基づいて診断
データが作成される診断データ作成手段を有する。
【0023】請求項17に記載の発明は、請求項16に
記載のホストコンピュータであって、前記生活情報は被
験者の飲食情報であり、前記個人情報は被験者毎に定め
られた理想摂取情報または許容摂取情報であって、前記
診断データ作成手段は、受信した飲食情報を分析して被
験者が摂取した実摂取情報を演算する実摂取情報演算手
段と、前記実摂取情報を理想摂取情報または許容摂取情
報と比較する摂取情報比較手段と、を含むことを特徴と
する。
【0024】請求項18に記載の発明は、請求項16ま
たは17に記載のホストコンピュータであって、前記個
人情報は、被験者の年齢データ、性別データ、体重デー
タ、病歴データの少なくとも1つに基づいて、予め用意
された基礎データから設定されることを特徴とする。
【0025】請求項19に記載の発明は、請求項15な
いし18のいずれかに記載のホストコンピュータであっ
て、前記診断データまたは個人データのいずれかは、被
験者を診断する医療者が設定することを特徴とする。
【0026】請求項20に記載の発明は、携帯端末から
発信しホストコンピュータで受信した被験者の生活情報
に基づいて被験者の健康状態を診断する診断方法であっ
て、通信可能な携帯端末から被験者の生活情報をホスト
コンピュータで受信する生活情報受信工程と、前記被験
者毎に生活情報を記憶する生活情報記憶工程と、前記記
憶された生活情報に応じて診断データを作成する診断デ
ータ作成工程と、前記診断データを前記携帯端末に送信
する診断データ送信工程と、からなる。
【0027】請求項21に記載の発明は、請求項20に
記載の診断方法であって、前記生活情報は被験者の飲食
情報であって、当該飲食情報から摂取情報を演算する摂
取情報演算工程を有する。
【0028】請求項22に記載の発明は、請求項21に
記載の診断方法であって、予め理想摂取量または限界摂
取量を個人情報として設定する個人情報設定工程を有
し、前記診断データ作成工程は、前記個人情報と前記摂
取情報とを比較して診断データを作成するようにしたこ
とを特徴とする。
【0029】請求項23に記載の発明は、通信可能な携
帯端末及びホストコンピュータを用いた被験者の健康を
診断するための診断システムであって、インターネット
上に予め被験者の生活情報を入力可能なホームページを
開設するホストコンピュータと、前記ホームページにア
クセスして生活情報を入力可能な携帯端末と、入力され
た生活情報を各被験者毎に記録する記録手段と、を有
し、医療者が前記記録手段に記録された被験者固有の生
活情報を参酌して、前記被験者に対する診断データを返
信するようにしたことを特徴とする診断システム。
【0030】請求項24に記載の発明は、請求項23に
記載の診断システムであって、前記生活情報は、被験者
の飲食した食事情報、運動情報、投薬情報の少なくとも
1つを含むことを特徴とする。
【0031】請求項25に記載の発明は、請求項23ま
たは24に記載の診断システムであって、前記携帯端末
には被験者の健康状態を測定する測定装置を接続可能と
し、前記生活情報として当該測定装置で測定したデータ
を含むことを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1の実施の形
態を図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る診
断システムの一例を示すネットワーク構成を示す図であ
る。
【0033】この診断システムは、回線網1に接続され
たホストコンピュータ2と、ホストコンピュータ2に接
続されたデータベース3と、前記回線網1を介して接続
可能な携帯電話4やモバイルコンピュータ5などの携帯
端末からなる。
【0034】回線網1は、通常電話回線や無線電話回線
などを含む回線網であり、前記機器間でデータの送受信
が行える。
【0035】ホストコンピュータは、前記回線網1に対
し接続してデータの送受信が可能な通信機構を備えたサ
ーバであり、種々の入出力手段、表示手段、演算手段、
記憶手段などを備えている。
【0036】データベース3は、後述する被験者の個人
情報や生活情報を記憶するものであって、大容量ハード
ディスクや光ファイルなどからなる。このデータベース
3はホストコンピュータ2によってアクセスされる。な
お、以下の実施の形態では、生活情報として被験者の飲
食した飲食物の情報(以下、飲食情報という)を設定し
た場合について説明する。
【0037】携帯電話4は、本発明における携帯端末の
一例であって、被験者が生活情報としての飲食情報を入
力して送受信するためのものである。この携帯電話4で
は各種データを表示可能な表示機構と、データの入力が
行える入力機構とを備えている。また携帯電話4は、無
線電話回線を介して、前記ホストコンピュータ2に対し
アクセスできる。
【0038】モバイルコンピュータ5は、ノートコンピ
ュータなどからなり前記携帯電話4と同様に本発明の携
帯端末の一例である。このモバイルコンピュータ5も、
前記回線網1を介してホストコンピュータ2にアクセス
可能なモデム機構を備えている。
【0039】次に、前記診断システムの構成について図
2のブロック図を用いて説明する。なお図2では、携帯
電話4のブロック図とホストコンピュータ2の機能ブロ
ック図を表示している。
【0040】図において、携帯電話4は、電話番号や入
力したデータを表示するための液晶パネルなどからなる
表示部11と、電話番号や後述する飲食情報を入力する
ための複数のプッシュキーボタンなどからなる入力部1
2と、各種データやプログラムなどを格納するためのR
OMおよびRAMなどからなるメモリ部13と、携帯電
話としての通信機構を構成する通信部14と、携帯電話
の上記各部を制御するためのCPUとその周辺機器から
構成される制御部15とを有する。
【0041】一方、ホストコンピュータ2は、機能的に
見て、前記回線網1を介して通信するための通信部21
と、前記携帯電話4から送られてきた飲食情報を受け取
り、実際に被験者が摂取した実摂取情報を演算するため
の実摂取情報演算部22と、各被験者毎に設定される個
人情報と前記実摂取情報とを比較する摂取情報比較部2
3と、前記比較結果に基づいて診断データを作成する診
断データ作成手段24とを有する。
【0042】前記実摂取情報演算部22は、前記飲食情
報で入力した食品名とその飲食量から、被験者が摂取し
たカロリーや各栄養素別の摂取量などを計算して、1回
の飲食毎に累積演算するものである。このため、前記デ
ータベース3には食品名毎に所定の単位飲食量当たりの
各摂取量を定めたテーブルデータを備えてあり、前記飲
食情報を実摂取情報に変換することができる。
【0043】前記摂取情報比較部23は、まず前記被験
者固有の個人情報をデータベース3から読み出し、当該
個人情報と前記実摂取情報とを比較するものである。な
お、前記個人情報は、予め被験者固有の個人基礎データ
(年齢データ、性別データ、体重データ、病歴データな
ど)から理想摂取情報または許容摂取情報を個人情報と
して記録したものであり、前記理想摂取情報はカロリー
や各栄養素毎の理想的な摂取量を定めた情報、許容摂取
情報は食事制限などでこれ以上摂取することを禁止され
た限界的な摂取量を定めた情報である。
【0044】なお、前記個人情報は、一般的な個人基礎
データ、例えば年齢や性別データなどを基準にして予め
準備された複数の基本情報の中から選択されたものであ
ってもよい。この場合は、被験者固有の個人情報として
は、予め準備された基本情報の中から選択する基本情報
の番号を記憶しておけばよい。
【0045】前記診断データ作成部24は、前記摂取情
報比較部23により出された比較結果に応じて、診断デ
ータを作成するものである。例えば、前記比較結果によ
り所定の摂取量が許容範囲を越えた場合は警告表示を出
す。また摂取量が許容範囲内であれば、まだ摂取可能な
量を表示してもよい。
【0046】次に上記構成の診断システムの動作につい
て、図3を用いて説明する。なお図3は、携帯電話4と
ホストコンピュータ2との動作手順を表すフローチャー
トである。
【0047】図において、まず携帯電話4側のステップ
S1では、携帯電話の入力モードが飲食情報の入力を行
うモードになったかどうかが判断される。例えば、携帯
電話上の特定のキーが押されたかどうかでモード切替を
判断する。
【0048】前記飲食情報の入力が可能であれば、次の
ステップS2においてデータの入力が行われる。ここで
は被験者は飲食した食品名または食物名と飲食した量を
入力する。
【0049】例えば、本実施の形態では、まず図4
(A)で示すように食品名の大分類が表示される。ここ
で図の「0」を選択すると図4(B)で示すような小分
類が表示される。被験者は小分類の中から該当するもの
を選択し所定の確定キーを押す。すると次は、図4
(C)で示すように当該食品の飲食量を選択する画面が
表示される。被験者は該当する単位を選択し、テンキー
により該当する数値を入力する。なお、このような選択
肢方式のデータ入力は、キー数の少ない携帯電話4にと
って望ましく、また後述する実摂取情報の演算が行いや
すいという利点がある。
【0050】被験者は上記の操作を繰り返し、全飲食物
の情報を連続して入力することができる。入力された情
報は携帯電話4内のメモリ部13に飲食情報として適宜
記憶される。ここでは以下の説明例として、「ビール×
中ジョッキA杯」を飲食したとする。なお入力された飲
食情報は、入力された時間情報に対応して記憶されるの
が好ましい。また飲食情報はメモリ容量を小さくため、
食品名や単位名毎に予め定めてあるデータ形式で記憶さ
れているものとする。
【0051】次のステップS3では、被験者が食事の終
了時などに、前記記憶した飲食情報をホストコンピュー
タ2へ送信する。送信した後は、携帯電話4内での前記
記憶は適宜消去するようにしてもよい。
【0052】ステップS4では、ホストコンピュータ2
が前記携帯電話4から送信された飲食情報を受信する。
このときホストコンピュータ2は、送信されてきた携帯
電話4の電話番号から被験者を特定するが、予め被験者
固有のIDデータを設定しておいて特定するようにして
もよい。
【0053】続くステップS5では、ホストコンピュー
タ2の実摂取情報演算部22が受信した飲食情報から被
験者が実際に摂取した実摂取情報を演算する。この演算
は前記データベース3に設定されたテーブルデータによ
り前記飲食情報を実摂取情報に変換することで達成され
る。ここでは前記「ビール×中ジョッキA杯」の飲食情
報例から、「総カロリーB、アルコール量C」の実摂取
情報を演算するものとする。
【0054】続くステップS6では、まずホストコンピ
ュータ2の摂取情報比較部23が前記被験者固有の個人
情報をデータベース3から読み出し、前記実摂取情報と
比較する。これにより、まだ摂取可能な量や摂取オーバ
した量を判断することができる。例えば前述の例におい
て、個人情報の許容摂取情報が「総カロリーD、アルコ
ール量E」である場合、それぞれの量BとD、CとEを
比較する。
【0055】ステップS7では前記比較結果に応じて診
断データを作成する。この診断データは、例えば飲食量
が許容値内かどうか、また摂取量が不足または過多の場
合、どれくらいの量不足または過多かどうか、などを表
すデータである。さらに好ましくは、前記比較結果や個
人情報に応じて対処方法をデータベース化しておいて選
択表示するのがよい。
【0056】上記例では、例えばC>Eであれば、「ア
ルコール摂取過多」などの表示、そして過多分「C−
E」に相当する量に応じて予め設定されたデータベース
から対処方法を選択し、「F時間アルコールの摂取を控
えてください」等の表示データが、診断データとして作
成される。この診断データは前記飲食情報とともにデー
タベース3内の個人領域に記憶され、後述するように主
治医等の医療者により参酌される。
【0057】ステップS8では、作成された診断データ
を電子メールなどにより携帯電話4側に送信する。そし
てステップS9では携帯電話4にて上記診断データを受
信する。従ってステップS10では、被験者が上記受信
を確認して、携帯電話4の表示部11にて上記診断デー
タを確認することができる。
【0058】カロリー調整や軽微な体調管理などであれ
ば、上記のように予め設定されたデータベースにより管
理するだけでも良いが、比較的重い疾患、例えば糖尿病
などの疾患があれば医療者が各被験者毎にデータベース
を管理してもよい。例えば図1において、医療者はデス
クトップコンピュータ6から各被験者毎に個人情報や診
断データを作成・設定してもよい。
【0059】この時、医療者は各被験者毎に記憶された
飲食情報を参酌することができ、当該情報を被験者の食
事傾向を改善するためのデータとして使用することもで
きる。例えば飲食情報から分かる食事内容に偏りがあれ
ば、受信内容を参酌してその是正を促す内容を診断デー
タとして送信してもよい。またホストコンピュータ2側
から定期的に医療者のデスクトップコンピュータ6側に
対し被験者の飲食情報を含む種々の生活情報を送信する
ようにすれば、リアルタイムで医療者は被験者の生活情
報を得ることができるので、食事内容以外にも種々の診
断を行って対応する診断データを返信することができ
る。
【0060】[その他の実施の形態] (1)上記実施の形態では、飲食毎に飲食情報を作成し
て送信するようにしているが、複数回まとめて、例えば
1日単位で送信するようにしてもよい。また携帯電話4
自体に飲食情報等の生活情報を入力するプログラムを入
れておくのではなくて、インターネット上に前記生活情
報を入力するためのホームページなどを準備しておき、
前記携帯電話4等から当該ホームページへアクセスする
ことによって情報入力を行うようにしてもよい。
【0061】(2)上記実施の形態では、飲食後に飲食
情報を送信するようにしているが、飲食前に飲食したい
ものを選択して送信し、ホストコンピュータ2側で許容
摂取範囲内かどうかを判断するようにしてもよい。この
場合、実際に飲食した飲食情報と区別するようにできれ
ばよい。
【0062】(3)上記実施の形態では、飲食情報を入
力する例を示しているが、これ以外の情報を入力するよ
うにしてもよい。例えば、喫煙量、運動量、睡眠時間、
薬の内服量(投薬量)など各被験者の健康に係る情報を
生活情報として入力するようにしてもよい。例えば、適
度な運動量や睡眠時間を管理することも上記飲食情報の
管理と同様の手順で行うことができ、総合すればより正
確な健康管理が行える。
【0063】また家庭内で使用できる種々の測定装置が
公知であるから、前記入力データに対し種々の計測装置
で測定した血圧値、脈拍数値、血糖値、体重などの測定
データを追加すれば、医療者はさらに詳細なデータを得
ることができる。例えば、図1ではモバイルコンピュー
タ5に対し測定装置7を接続可能な例を示しており、こ
の測定装置7で測定したデータを直接的にホストコンピ
ュータ2へ送信することができる。もちろんモバイルコ
ンピュータ5以外に携帯電話4に対して測定装置7を接
続したり、または測定装置7自体に通信機能を設けて直
接ホストコンピュータ2と通信できるようにしてもよ
い。
【0064】(4)上記実施の形態では、主に食事の制
限例をあげているが、必要なカロリーや栄養素を摂取す
べき場合にも使用することができる。例えば、鉄分やカ
ルシウム、ビタミンなど現代において不足しやすい栄養
素などを毎日必要量摂取するために当該診断システムを
使用することもできる。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、携帯電話などの携帯端
末を用いて飲食情報などの生活情報を入力・記憶するこ
とができ、特に外出先であっても簡単に実施できるとい
う利点がある。また医療者にとっては必要なデータをリ
アルタイムで受け取ることができて、診断を行う上で有
効である。さらに入力した生活情報を予め設定された個
人情報と比較して診断データを自動作成するようにすれ
ば、時間を問わず必要なときに簡単に診断が得られるの
で日常の健康管理を行うツールとして特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る診断システムの構成を示すネッ
トワーク図である。
【図2】前記診断システムを構築する携帯端末とホスト
コンピュータの構成を示すブロック図である。
【図3】この診断システムにおけるフローチャートであ
る。
【図4】携帯電話における飲食情報の入力方法を説明す
るための図である。
【符号の説明】
1 回線網 2 ホストコンピュータ 3 データベース 4 携帯電話(携帯端末) 5 モバイルコンピュータ(携帯端末) 6 デスクトップコンピュータ 7 測定装置 11 表示部 12 入力部 13 メモリ部 14 通信部 15 制御部 21 通信部 22 実摂取情報演算部 23 摂取情報比較部 24 診断データ作成部

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信可能な携帯端末と当該携帯端末から
    受信した情報を記憶するホストコンピュータとを用いた
    診断システムであって、 前記携帯端末は、 被験者の生活情報を入力する入力手段と、 入力した生活情報を通信する通信手段と、を備え、 前記ホストコンピュータは、 前記携帯端末から送られてきた生活情報を受け取る受信
    手段と、 受信した生活情報を被験者毎に記憶する記憶手段と、 受け取った生活情報に対し前記携帯端末に診断データを
    送信する送信手段と、を備えることを特徴とする診断シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記携帯端末は、データ表示手段を備え
    る携帯電話であることを特徴とする請求項1に記載の診
    断システム。
  3. 【請求項3】 前記ホストコンピュータは、予め設定し
    た個人情報と前記生活情報とを比較して診断データを作
    成する診断データ作成手段を有することを特徴とする請
    求項1または2に記載の診断システム。
  4. 【請求項4】 医療者が前記生活情報に基づいて診断デ
    ータを作成することを特徴とする請求項1または2に記
    載の診断システム。
  5. 【請求項5】 前記ホストコンピュータは、インターネ
    ット上に前記生活情報を入力するためのホームページを
    開設し、前記携帯端末は前記ホームページにアクセスし
    て各被験者毎に生活情報を入力するようにしたことを特
    徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の診断シス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記生活情報は、被験者の飲食した飲食
    情報であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれ
    かに記載の診断システム。
  7. 【請求項7】 前記飲食情報として、予め階層的に分類
    して設定された食品名を選択するとともに所定単位での
    飲食量を入力するようにしたことを特徴とする請求項6
    に記載の診断システム。
  8. 【請求項8】 前記飲食情報から摂取量を演算するよう
    にしたことを特徴とする請求項7に記載の診断システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記生活情報は運動量または投薬量の少
    なくともいずれか一方を含むことを特徴とする請求項1
    ないし8のいずれかに記載の診断システム。
  10. 【請求項10】 前記個人情報は、被験者の年齢デー
    タ、性別データ、体重データ、病歴データの少なくとも
    1つに基づいて、予め準備された基準データから設定さ
    れることを特徴とする請求項3に記載の診断システム。
  11. 【請求項11】 前記個人情報は、被験者を診断する医
    療者が設定することを特徴とする請求項10に記載の診
    断システム。
  12. 【請求項12】 前記携帯端末は、端末または被験者固
    有のID情報を記憶してあり、前記ホストコンピュータ
    は、前記携帯端末から送信されたID情報に基づいて、
    予めホストコンピュータ側に記憶された個人情報を使用
    するようにしたことを特徴とする請求項3、10、11
    のいずれかに記載の診断システム。
  13. 【請求項13】 前記携帯端末が携帯電話であって、前
    記ID情報は携帯電話番号であることを特徴とする請求
    項12に記載の診断システム。
  14. 【請求項14】 前記生活情報は被験者の予定する飲食
    情報であって、前記診断データは当該予定する飲食の許
    可・不許可を判断する許可通知データを含むことを特徴
    とする請求項1ないし13のいずれかに記載の診断シス
    テム。
  15. 【請求項15】 通信可能な携帯端末から受信した被験
    者の生活情報に基づいて被験者の健康診断を行う診断シ
    ステムに用いるホストコンピュータであって、 携帯端末から送信される前記生活情報を受信する受信手
    段と、 受信した生活情報を被験者毎に記録する記録手段と、 前記生活情報に対する診断データを携帯端末に送信する
    送信手段と、を備えるホストコンピュータ。
  16. 【請求項16】 前記生活情報が予め設定された個人情
    報と比較され、これに基づいて診断データが作成される
    診断データ作成手段を有する請求項15に記載のホスト
    コンピュータ。
  17. 【請求項17】 前記生活情報は被験者の飲食情報であ
    り、前記個人情報は被験者毎に定められた理想摂取情報
    または許容摂取情報であって、 前記診断データ作成手段は、 受信した飲食情報を分析して被験者が摂取した実摂取情
    報を演算する実摂取情報演算手段と、 前記実摂取情報を理想摂取情報または許容摂取情報と比
    較する摂取情報比較手段と、を含むことを特徴とする請
    求項16に記載のホストコンピュータ。
  18. 【請求項18】 前記個人情報は、被験者の年齢デー
    タ、性別データ、体重データ、病歴データの少なくとも
    1つに基づいて、予め用意された基礎データから設定さ
    れることを特徴とする請求項16または17に記載のホ
    ストコンピュータ。
  19. 【請求項19】 前記診断データまたは個人データのい
    ずれかは、被験者を診断する医療者が設定することを特
    徴とする請求項15ないし18のいずれかに記載のホス
    トコンピュータ。
  20. 【請求項20】 携帯端末から発信しホストコンピュー
    タで受信した被験者の生活情報に基づいて被験者の健康
    状態を診断する診断方法であって、 通信可能な携帯端末から被験者の生活情報をホストコン
    ピュータで受信する生活情報受信工程と、 前記被験者毎に生活情報を記憶する生活情報記憶工程
    と、 前記記憶された生活情報に応じて診断データを作成する
    診断データ作成工程と、 前記診断データを前記携帯端末に送信する診断データ送
    信工程と、からなる診断方法。
  21. 【請求項21】 前記生活情報は被験者の飲食情報であ
    って、当該飲食情報から摂取情報を演算する摂取情報演
    算工程を有する請求項20に記載の診断方法。
  22. 【請求項22】 予め理想摂取量または限界摂取量を個
    人情報として設定する個人情報設定工程を有し、前記診
    断データ作成工程は、前記個人情報と前記摂取情報とを
    比較して診断データを作成するようにしたことを特徴と
    する請求項21に記載の診断方法。
  23. 【請求項23】 通信可能な携帯端末及びホストコンピ
    ュータを用いた被験者の健康を診断するための診断シス
    テムであって、 インターネット上に予め被験者の生活情報を入力可能な
    ホームページを開設するホストコンピュータと、 前記ホームページにアクセスして生活情報を入力可能な
    携帯端末と、 入力された生活情報を各被験者毎に記録する記録手段
    と、を有し、医療者が前記記録手段に記録された被験者
    固有の生活情報を参酌して、前記被験者に対する診断デ
    ータを返信するようにしたことを特徴とする診断システ
    ム。
  24. 【請求項24】 前記生活情報は、被験者の飲食した食
    事情報、運動情報、投薬情報の少なくとも1つを含むこ
    とを特徴とする請求項23に記載の診断システム。
  25. 【請求項25】 前記携帯端末には被験者の健康状態を
    測定する測定装置を接続可能とし、前記生活情報として
    当該測定装置で測定したデータを含むことを特徴とする
    請求項23または24に記載の診断システム。
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