JP2015012858A - 食肉単味品調理品の製造方法及び食肉単味品調理用粉体組成物 - Google Patents

食肉単味品調理品の製造方法及び食肉単味品調理用粉体組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】物性及び食味の改善された食肉単味品調理品の製造方法、及び食肉単味品調理用粉体組成物を提供する。
【解決手段】プロテアーゼ及びアルギニン及び澱粉を粉体状態にて食肉原料に添加する食肉単味品調理品の製造方法。食肉原料100gあたりプロテアーゼの添加量が10〜100000U、アルギニンの添加量が0.0001〜10g、澱粉の添加量が0.001〜10gである食品単味品調理品の製造方法。食肉原料100gあたり0.0001〜10gの食塩を更に添加する食品単味品調理品の製造方法。澱粉が米澱粉、もち米澱粉、タピオカ澱粉より選ばれる1種以上である食肉単味品調理品。豚肉又は牛肉又は鶏肉を材料として用いる焼成品又は炒め品又は油ちょう品である食肉単味品調理品。
【選択図】図1

Description

本発明は、粉体状のプロテアーゼ及びアルギニン及び澱粉を食肉原料に直接振り掛けることを特徴とする、食肉単味品調理品の製造方法、及び食肉単味品調理品用粉体組成物に関するものである。
食肉加工分野及び食肉調理分野においては、様々なニーズが存在する。例えば、ハンバーグにおける肉粒感とジューシー感、ソーセージにおけるプリプリ感、から揚げやステーキにおけるやわらかさとジューシー感等が挙げられる。とりわけ、ステーキやソテー、から揚げ等の食肉単味品調理品においては、短時間での処理による改質が難しく、簡便にやわらかさとジューシー感を付与する技術が求められている。特に、液体への漬け込みや、筋切り、インジェクションなどの煩雑な操作を伴わない、簡便性の高い技術が必要とされている。
食肉単味品の軟化技術としては、プロテアーゼを含有するから揚げ粉を用いる方法(特許文献1)、プロテアーゼとショ糖脂肪酸エステルを併用する方法(特許文献2)、不耐熱性プロテアーゼを用いる方法(特許文献3)等が開示されている。特許文献1は、食肉に対して粉末をまぶすだけという簡便な方法であるが、短時間で肉内部まで軟化させるには限界があった。特許文献2においては、粉末をまぶすことで効果の得られる軟化手法であるが、十分な効果を得るために60分の作用時間を要する、粉末散布後フォークで刺すなどの煩雑な作業を伴い、簡便性に課題が残されていた。特許文献3においては、酵素溶液への浸漬に加え、タンブリングやインジェクションの実施に関する記載もあり、十分な軟化効果が期待できるが、決して簡便な方法とは言えなかった。このように、プロテアーゼを短時間で肉内部にまで浸透させ改質する技術は、難易度が非常に高い。
しかし近年、これらの課題を解決するため、肉表面に粉末をまぶし、かつ短時間で食肉単味品を改質する方法について、幾つかの報告がなされている。プロテアーゼとリパーゼ又はα―アミラーゼを併用する方法(特許文献4)、パパインとブロメラインを併用する方法(特許文献5)、プロテアーゼとグルタチオンを併用する方法(特許文献6)、プロテアーゼと非蛋白質系糊料を併用する方法(特許文献7)等が開示されている。いずれも5分程度の短時間の処理により、簡便に一定の改質効果が得られるものの、プロテアーゼの浸透性及びやわらかさとジューシー感を共に有する好ましい食感において、更なる向上の余地が残されていた。また、十分な軟化効果が得られた際も、肉全体が均一なレバー状の食感になる、ジューシー感のないパサパサとした食感になる等の課題も残されていた。一方本発明は、アルギニンを併用することでプロテアーゼの浸透性が顕著に向上し、肉タンパク質が効率よく分解され、澱粉が肉内部にまで浸透することでやわらかさとジューシー感を共に付与できることが特徴であり、簡便性においても食味や食感においても上記課題を解決し得る。
アルギニンを使用した食肉改質技術としては、アルギニン等の塩基性アミノ酸を用いる方法(特許文献8)、アルギニンとタンパク加水分解物等を併用する方法(特許文献9)、アルギニン等の塩基性アミノ酸と油脂及び乳化剤からなる乳化液を用いる方法(特許文献10)等が開示されている。また、アルギニンと澱粉を併用した食肉改質技術としては、アルギニンと焼き塩、グルタチオン、糖アルコール、加工澱粉等を併用する方法(特許文献11)が開示されており、水溶液系にて長時間浸漬することで非常に高い食肉改質効果を発揮するが、粉末での短時間処理工程による効果には更なる向上の余地が残されていた。
アルギニンと酵素を併用することによる食肉改質技術としては、アルギニンとトランスグルタミナーゼを併用する方法(特許文献12)、アルギニンとプロテイングルタミナーゼを併用する方法(特許文献13)が開示されているが、食肉単味品への短時間処理によるやわらかさとジューシー感の付与効果は十分には得られていない。
プロテアーゼと澱粉を併用することによる食肉軟化技術としては、プロテアーゼ及び澱粉及びカードランを用いる方法(特許文献14、特許文献15)が開示されており、同じくアワビの改質技術としてパパイン及び食塩及び澱粉を用いる方法(特許文献16)、同じく肉入りせんべいの改質技術としてプロテアーゼと澱粉を用いる方法(特許文献17)が開示されているが、いずれの方法も有効成分としてのアルギニンの配合はない。
このように、食肉単味品の改質方法に関しては非常に多くの知見が報告されており、プロテアーゼと澱粉を併用することによる食肉改質技術も報告されているが、プロテアーゼとアルギニン、及び澱粉を有効成分として併用した例はなく、これらの組み合わせによる効果が単純な相加効果ではないことは容易に想像し得るものではなかった。とりわけ、これらの組み合わせにより、食肉単味品に対する処理時間を著しく短縮できることは、容易に想像し得るものではなかった。
特許3145812号公報 特開平7−313108号公報 特表2003−508084号公報 特許3243489号公報 特許3177029号公報 特許3113748号公報 特許3177028号公報 特公昭57−021969号公報 特開平7−155138号公報 特開2002−199859号公報 WO2005−032279 WO2012−060470 WO2012−060409 特許4850942号公報 特許4850943号公報 特開平10−276729号公報 特開昭62−181739号公報
本発明の目的は、物性及び食味の改善された食肉単味品調理品の製造方法を提供すること、及び、食肉原料に振り掛けるだけで短時間で物性及び食味の改善された食肉単味品調理品を得ることのできる食肉単味品調理用粉体組成物を提供することである。
本発明者等は、鋭意研究を行った結果、プロテアーゼ及びアルギニン及び澱粉を用いて食肉単味品調理品を製造することにより上記目的を達成し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は以下の通りである。
(1)プロテアーゼ及びアルギニン及び澱粉を粉体状態にて食肉原料に添加することを特徴とする、食肉単味品調理品の製造方法。
(2)プロテアーゼの添加量が食肉原料100gあたり10〜100000Uであり、アルギニンの添加量が食肉原料100gあたり0.0001〜10gであり、澱粉の添加量が食肉原料100gあたり0.001〜10gである、(1)記載の方法。
(3)更に食塩を添加する(1)又は(2)記載の方法。
(4)食塩の添加量が食肉原料100gあたり0.0001〜10gである、(3)記載の方法。
(5)澱粉が米澱粉、もち米澱粉、タピオカ澱粉より選ばれる1種以上である、(1)乃至(4)記載の方法。
(6)食肉単味品調理品が豚肉又は牛肉又は鶏肉を材料として用いる焼成品又は炒め品又は油ちょう品である、(1)乃至(5)記載の方法。
(7)プロテアーゼ及びアルギニン及び澱粉を含有する食肉単味品調理用粉体組成物。
(8)プロテアーゼの含有量がアルギニン1gあたり10〜100000000Uであり、澱粉の含有量がアルギニン1gあたり0.001〜10000gである、(7)記載の組成物。
(9)更に食塩を含有する、(7)又は(8)記載の組成物。
本発明により、食肉原料に振り掛けるだけで短時間で物性及び食味の改善された食肉単味品調理品を得ることができる。
図1は、アルギニン及びプロテアーゼを用いてポークソテーを作成したときの、やわらかさ向上効果と反応時間の関係を示す
本発明による食肉単味品調理品の製造方法及び食肉単味品調理用粉体組成物には、プロテアーゼ及びアルギニン及び澱粉を用いる。本発明に用いるプロテアーゼは、タンパク質中のペプチド結合の加水分解を触媒する酵素を指し、この活性を有し食肉タンパク質を分解し得るプロテアーゼであればいかなる基質特異性、いかなる反応特性を有するものでも構わない。また、植物由来のもの、哺乳動物由来のもの、魚類由来のもの、微生物由来のもの等、いかなる起源のものでも構わず、組み換え酵素であっても構わない。本発明に用いるプロテアーゼの例として、長瀬産業社より市販されている「食品用精製パパイン」が挙げられる。
本発明に用いるアルギニンは、フリーのアルギニンの他、アルギニンの塩でもよく、その例としては、アルギニングルタミン酸塩、アルギニン塩酸塩、アルギニン酢酸塩、アルギニン酪酸塩、アルギニン硫酸塩等が挙げられ、その他いかなる塩でもよく、それらの組み合わせでも構わない。L体、D体、それらの混合物でもよい。また、本発明で用いるアルギニンもしくはその塩は、醗酵法、抽出法等いかなる方法で製造されたものでも構わない。尚、味の素社より市販されているアルギニンがその一例である。
本発明に用いる澱粉は、米澱粉、もち米澱粉、タピオカ澱粉、馬鈴薯澱粉、小麦澱粉、コーンスターチ、ワキシーコーンスターチ、ハイアミロースコーンスターチ、緑豆澱粉、甘藷澱粉、サゴ澱粉、レンコン澱粉等、いかなる植物由来の澱粉でも構わず、それらの組み合わせでも構わない。また、生澱粉、加工澱粉、物理処理澱粉でも構わない。加工澱粉又は物理処理澱粉の場合、アセチル化、エーテル化、リン酸架橋、酸化、酸処理、部分α化、湿熱処理、油脂加工等いかなる加工又は処理を施したものでも構わず、それらの組み合わせでも構わないが、本発明は澱粉粒が食肉単味品の内部にまで短時間で浸透することを特徴とするため、特に米澱粉、加工米澱粉が好ましい。松谷化学工業社より市販されているアセチル化米澱粉「松谷ききょう」がその一例である。尚、澱粉粒を有さないα化澱粉は本発明における澱粉には含まれない。
本発明の食肉単味品とは、挽肉及びペースト状の肉を除く全ての塊肉を指し、ブロック肉、スライス肉(厚切り肉、薄切り肉)、細切れ肉等、いかなる大きさ、形状に処理されたものでも構わない。畜肉原料としては、豚、牛、鶏、羊、山羊、馬、らくだ、熊、ウサギ、鳩、鴨、アヒル、鶉、アルパカ等いかなる動物由来のものでもよい。
食肉単味品調理品とは、ステーキ、グリル、ソテー、ロースト、しょうが焼き、野菜炒め、角煮、から揚げ、焼肉、焼き鳥、豚カツ、シチュー、カレー等、食肉単味品を用いた全ての調理品を指す。特に、豚肉又は牛肉又は鶏肉を材料として用いる焼成品又は炒め品又は油ちょう品が好ましい。
本発明の食肉単味品調理品の製造において、プロテアーゼ及びアルギニン及び澱粉は、ピックル等の液体に溶解された後、食肉原料に添加されるのではなく、食肉原料に粉体状態で添加される。例えば、食肉原料の表面に振り掛けられる。プロテアーゼの添加量は、食肉原料100gに対し10〜100000Uが好ましく、1000〜100000Uがより好ましく、1650〜90000Uがさらに好ましい。尚、プロテアーゼの酵素活性については、カゼインを基質として、1分間にチロジン1μgに相当するフォリン試液呈色物質の増加をもたらす酵素量を1U(ユニット)と定義した。
食肉単味品調理品の製造において、プロテアーゼ及びアルギニン及び澱粉を用いる場合、アルギニンの添加量は、食肉原料100gに対し0.0001〜10gが好ましく、0.01〜1gがより好ましく、0.1〜0.5gがさらに好ましい。尚、アルギニン塩を使用する場合は、アルギニン換算で食肉原料100gに対し0.0001〜10gが好ましく、0.01〜1gがより好ましく、0.1〜0.5gがさらに好ましい。アルギニン換算とは、アルギニン塩の重量にアルギニンの分子量を乗じ、アルギニン塩の分子量で除した値を意味する。例えば、アルギニン塩酸塩(分子量210.66)の場合、アルギニン塩酸塩1gのアルギニン換算は、1g×174.20÷210.66=0.83gとなる。
食肉単味品調理品の製造において、プロテアーゼ及びアルギニン及び澱粉を用いる場合、澱粉の添加量は、食肉原料100gに対し0.001〜10gが好ましく、0.01〜5gがより好ましく、0.02〜1gがさらに好ましい。
食肉単味品調理品にプロテアーゼ及びアルギニン及び澱粉を用いる場合の添加量比については、プロテアーゼの含有量がアルギニン1gあたり10〜100000000Uが好ましく、1000〜1000000Uがより好ましく、8250〜450000Uがさらに好ましい。また、澱粉の含有量がアルギニン1gあたり0.001〜10000gが好ましく、0.01〜10gがより好ましく、0.1〜5gがさらに好ましい。
プロテアーゼの反応時間は、プロテアーゼが基質物質に作用することが可能な時間であれば特に構わなく、非常に短い時間でも逆に長時間作用させても構わないが、現実的な作用時間としては1分〜24時間が好ましい。とりわけ本発明においては、アルギニンとの併用により、短時間でプロテアーゼが食肉単味品内部にまで浸透し作用することが特徴であり、1分〜15分の作用時間において本発明の価値がより向上する。更には、食塩を併用することで、より短時間で作用する。食塩を併用する場合、食塩の添加量は、食肉原料100gに対し0.0001〜10gが好ましく、0.01〜5gがより好ましい。また、反応温度に関しても、使用するプロテアーゼが活性を保つ範囲であればどの温度であっても構わないが、現実的な温度としては0℃〜80℃で作用させることが望ましい。ただし、耐熱性プロテアーゼを用いる場合、より高い温度でも効率的に作用する。すなわち、通常の食肉単味品調理における処理工程、調理工程を経ることで、十分な反応時間が得られる。
プロテアーゼ及びアルギニン及び澱粉を混合することにより、食肉単味品調理用粉体組成物を得ることができる。また、食塩を併せて混合してもよい。更に、デキストリン、乳糖等の賦形剤、酵母エキス、畜肉エキス等の調味料、植物蛋白、グルテン、卵白、ゼラチン、カゼイン等の蛋白質、蛋白加水分解物、蛋白部分分解物、乳化剤、クエン酸塩、重合リン酸塩等のキレート剤、グルタチオン、システイン等の還元剤、α化澱粉、アルギン酸、キサンタンガム等の増粘多糖類、かんすい、色素、酸味料、香料等その他のいかなる食品素材、食品添加物を混合してもよい。本発明の食肉単味品調理用組成物は粉体(顆粒状も含む)であり、粉体にて用いても短時間で効果を発揮することが特徴であるが、液体に溶解、懸濁させて使用しても構わない。また、食肉単味品調理用粉体組成物におけるプロテアーゼ、アルギニン、澱粉の配合量は0%より多く、100%より少ないが、プロテアーゼの含有量はアルギニン1gあたり10〜100000000Uが好ましく、澱粉の含有量はアルギニン1gあたり0.001〜10000gが好ましい。
以下に実施例を挙げ、本発明をさらに詳しく説明する。本発明は、この実施例により何ら限定されない。
米国産豚ロース肉の原木を除脂し、スライサー「スーパーデラックススライサー」(ワタナベフーマック社製)を用いて1cmの厚さにスライスした。表1に示す各試験区の配合にて調製した調味料を、得られたスライス肉の両面にまんべんなく振りかけ、5分間静置した。プロテアーゼは天野エンザイム社製のプロテアーゼ活性が82500U/gのプロテアーゼ、アルギニンは味の素社製、澱粉は「松谷ききょう」(松谷化学工業社製)を用いた。その後、インピンジャー「Lincoln IMPINGER」(Lincoln Foodservice Products社製)を用い、180℃にて2分30秒焼成し、裏返して更に2分30秒焼成することで、ポークソテーを得た。得られたポークソテーは、官能評価に供した。官能評価は、やわらかさとジューシー感について、無添加区(試験区1)を0点とした−2点〜2点の評点法にて、4名のパネルにて行った。また、プロテアーゼのみを添加した区分、アルギニンのみを添加した区分、澱粉のみを添加した区分の結果をもとに、3者併用添加区分の理論上の評点を算出した。例えば表1において、試験区9のやわらかさの理論値の場合、プロテアーゼのみ添加時の試験区2のやわらかさの評点が「0.1」、アルギニンのみ添加時の試験区3のやわらかさの評点が「0.2」、澱粉のみ添加時の試験区4のやわらかさの評点が「0.5」であり、これらを合計すると「0.1+0.2+0.5=0.8」と算出される。よって「0.8」が試験区9のやわらかさの理論値である。このように算出した値を用いて、理論値と実際の評点(実測値)の差を求めた。試験区9の場合、実測値が「1.4」、理論値が「0.8」であるため、差は「1.4−0.8=0.6」と算出される。この値がゼロより大きければ理論値より大きな効果、すなわち相乗効果が出ていることを意味する。相乗効果の得られた併用試験区には、相乗効果欄に「○」をつけ、やわらかさとジューシー感の両方において相乗効果が得られた併用試験区には、双相乗効果欄に「○」をつけた。本発明は、やわらかさとジューシー感の両方が相乗的に向上することを必要とする。尚、やわらかさとは、肉を噛む際に必要な力が少ないことを意味し、ジューシー感とは、肉を噛んだ際に肉から染み出てくる水や脂の量が多いことを意味する。やわらかさとジューシー感は、食肉単味品調理品のおいしさに寄与する重要な要素とされている。評点は、0点が効果なし、0.5点がやや効果あり、1点が効果あり、1.5点が顕著な効果あり、2点が非常に顕著な効果あり、−0.5点がやや低下効果あり、−1点が低下効果あり、−1.5点が顕著な低下効果あり、−2点が非常に顕著な低下効果ありと定義した。結果を表1に示す。
Figure 2015012858
表1に示す通り、プロテアーゼ、アルギニン、澱粉を単独で添加することにより、やわらかさが向上した。また、アルギニン、澱粉を単独で添加することにより、ジューシー感が向上した。プロテアーゼとアルギニンの併用では、やわらかさは相乗的に向上したが、ジューシー感は相加的な効果であった(試験区6)。このことから、アルギニンと併用することでプロテアーゼが短時間で効率的に作用することが明らかとなった。プロテアーゼと澱粉の併用では、やわらかさとジューシー感はいずれも相加的な効果であり(試験区7)、アルギニンと澱粉の併用では、やわらかさは相加的な効果であったが、ジューシー感は相乗的に向上した(試験区8)。一方、プロテアーゼ、アルギニン、澱粉を併用することで、やわらかとジューシー感のいずれにおいても理論値をはるかに上回る相乗的な著しい向上が見られた(試験区9)。この効果は、食塩を添加することにより更に向上した(試験区10)。以上の結果の通り、プロテアーゼ、アルギニン、澱粉を併用することにより、これらの単独の効果からは容易に想像し得ないレベルの、やわらかくジューシーな食肉単味品調理品を短時間で製造できた。
実施例1と同様の方法にて、表2に示す各種原料肉を1cmの厚さにスライスし、調製した調味料を振りかけた後焼成し、各種ソテーを得た。全ての試験区において、無添加の対照区も併せて調理した。調味料の組成は、実施例1における表1の試験区9と同様とした。すなわち、表2の試験区1と、表1の試験区9の実施内容は同一である。得られた各種ソテーは、やわらかさとジューシー感について、4名のパネルによる官能評価に供した。官能評価は、無添加の対照区に対し、やわらかさとジューシー感の両方の向上が見られるかに着目して行い、やや向上した場合を「△」、向上した場合を「○」、著しく向上した場合を「◎」、変化なし又は低下した場合を「×」とした。結果を表2に示す。
Figure 2015012858
表2に示す通り、いずれの原料肉を使用した場合においても、それぞれの無添加区に対するやわらかさとジューシー感の両方の向上効果が確認された。いずれの原料肉においても、試験区1の豚ロース肉を用いた場合と同等以上の効果が得られたことから、いかなる原料肉を用いた場合も、本発明の技術により、簡便かつ短時間でやわらかくジューシーな食肉単味品調理品が得られた。
実施例1と同様の方法にて、表3に示す試験区の配合に従い、アルギニン及びプロテアーゼを用いてポークソテーを作成した。焼成前の静置時間、すなわち反応時間は、表3に示す通り5分又は60分とした。得られたポークソテーは、やわらかさについて、4名のパネルによる官能評価に供した。官能評価は、無添加の対照区(反応時間5分)に対し、やわらかさの向上が見られるかに着目して行い、やや向上した場合を「△」、向上した場合を「○」、著しく向上した場合を「◎」、変化なし又は低下した場合を「×」とした。結果を表3に示す。
Figure 2015012858
表3に示す通り、アルギニンを添加せず、プロテアーゼのみの添加の場合、60分の反応時間であれば添加量依存的にやわらかくなる傾向が確認されたが、5分の反応時間では効果が得られなかった。一方、アルギニンを併用することにより、5分の反応時間であってもプロテアーゼによるやわらかさ付与効果が得られ、アルギニンがプロテアーゼの肉への浸透及び反応を促進しているものと考えられた。尚、過剰量のプロテアーゼを添加すると、肉タンパクの分解により加熱時に保水しきれず脱水してしまうため、やわらかさ付与効果は逆に弱まる傾向にある。また、過剰量のアルギニンを添加すると、食肉タンパク質の等電点を大きく超えることにより脱水し、やわらかさが付与されにくい状態となる。以上より、プロテアーゼとアルギニンを併用することで、肉に対してプロテアーゼが短時間で作用し、やわらかさを付与できることが示された。また、プロテアーゼ、アルギニンともに、過剰に添加した場合は、逆にやわらかさが付与されにくい傾向にあることから、適切な添加量範囲が存在することが明らかとなった。適切な添加量範囲は、表3に網掛けで示した範囲、すなわち、プロテアーゼの添加量が原料生肉100gあたり10〜100000Uであり、アルギニンの添加量が原料生肉100gあたり0.0001〜10gである。この範囲内においては、例外なく効果を発揮している。また、評価「○」以上(○又は◎)におけるアルギニン1gあたりのプロテアーゼ添加量の最小値は10U、最大値は100000000Uであり、この配合比率範囲内の配合で、やわらかさが付与されやすいことが示された。
実施例1と同様の方法にて、表4に示す試験区の配合に従い、アルギニン及びプロテアーゼを用いてポークソテーを作成した。焼成前の静置時間、すなわち反応時間は、表4に示す通りとした。得られたポークソテーは、やわらかさについて、4名のパネルによる官能評価に供した。官能評価は、無添加の対照区(試験区1)に対し、やわらかさの向上が見られるかに着目して行い、やや向上した場合を「△」、向上した場合を「○」、著しく向上した場合を「◎」、変化なし又は低下した場合を「×」とした。結果を表4に示す。更に、やわらかさ向上効果の大きさを縦軸に、焼成前の反応時間を横軸にとり、効果と反応時間の関係性を図1に示す通り整理した。
Figure 2015012858
図1に示す通り、プロテアーゼのみの添加の場合、10分以内の短時間の反応ではやわらかさは付与されず、30分以上の反応時間によりゆるやかに反応が進むことが示された。また、アルギニンのみの添加の場合、酵素反応とは異なり、反応時間の長さに関わらず、一定の弱いやわらかさ付与効果が得られた。一方、アルギニンとプロテアーゼを併用した場合、5分という非常に短い時間の反応であっても、著しいやわらかさ付与効果が得られた。以上より、アルギニンがプロテアーゼの短時間での反応を促進していることが明らかとなり、アルギニンとプロテアーゼを併用することにより初めて得られる効果であることが示唆された。
実施例1と同様の方法にて、表5に示す試験区の配合に従い、アルギニン、プロテアーゼ、澱粉を用いてポークソテーを作成した。焼成前の静置時間、すなわち反応時間は、いずれも5分とした。得られたポークソテーは、やわらかさとジューシー感について、4名のパネルによる官能評価に供した。官能評価は、無添加の対照区(試験区1)に対し、やわらかさ及びジューシー感の向上が見られるかに着目して行い、やや向上した場合を「△」、向上した場合を「○」、著しく向上した場合を「◎」、変化なし又は低下した場合を「×」とした。結果を表5に示す。
Figure 2015012858
表5に示す通り、プロテアーゼとアルギニンを併用することにより、顕著なやわらかさ付与効果、及び若干のジューシー感付与効果が得られた(試験区2)。また、更に澱粉を併用することにより、顕著なやわらかさを付与しつつ、添加量依存的なジューシー感の向上が確認された。また、澱粉の添加量が少ない場合は、プロテアーゼ及びアルギニンのみを併用した試験区2と効果が変わらず、澱粉を過剰に添加した場合は、原料生肉への物理的な付着量限界を超えることから、適切な添加量範囲が存在することが明らかとなった。澱粉の適切な添加量範囲は、食肉原料100gあたり0.001〜10gである。
実施例1と同様の方法にて、表6に示す試験区の配合に従い、アルギニン、プロテアーゼ、澱粉を用いてポークソテーを作成した。焼成前の静置時間、すなわち反応時間は、いずれも5分とした。得られたポークソテーは、ジューシー感について、4名のパネルによる官能評価に供した。官能評価は、無添加の対照区(試験区1)に対し、ジューシー感の向上が見られるかに着目して行い、やや向上した場合を「△」、向上した場合を「○」、著しく向上した場合を「◎」、変化なし又は低下した場合を「×」とした。尚、ジューシー感は、澱粉の添加量に大きく影響を受けることが実施例5にて既に明らかとなっている。結果を表6に示す。
Figure 2015012858
表6に示す通り、アルギニン、プロテアーゼ、澱粉を併用することによりジューシー感が付与され、特に、評価が「○」以上(○又は◎)におけるアルギニン1gあたりの澱粉量はいずれも0.001〜10000gの範囲内であり、この配合比率範囲内の配合でジューシー感が付与されやすいことが示された。
実施例1と同様の方法にて、表7に示す試験区の配合に従い、アルギニン、プロテアーゼ、澱粉、炭酸ナトリウムを用いてポークソテーを作成した。炭酸ナトリウムは、和光純薬工業社製のものを用いた。焼成前の静置時間、すなわち反応時間は、いずれも5分とした。得られたポークソテーは、やわらかさとジューシー感について、4名のパネルによる官能評価に供した。官能評価は、無添加の対照区(試験区1)に対し、やわらかさ及びジューシー感の向上が見られるかに着目して行い、やや向上した場合を「△」、向上した場合を「○」、著しく向上した場合を「◎」、変化なし又は低下した場合を「×」とした。また、表7に記載の各試験区の素材を、100mlの蒸留水に溶解し、pHを測定した。結果を表7に示す。
Figure 2015012858
表7に示す通り、プロテアーゼ、澱粉、アルギニンを併用した試験区3においては顕著な効果が得られたが、試験区1や試験区2に比べ、pHも上昇していた。特に、試験区2との比較においては、単純にpHの上昇により効果が増した可能性もあるため、アルギニンの代わりに炭酸ナトリウムを用いてpHを上げ、効果の比較を行った。その結果、アルギニンを用いた試験区3と同pHである試験区5においては、一定の効果は得られたものの、アルギニンを用いた試験区3と比べ、効果は明らかに低かった。また、炭酸ナトリウムの添加量を増やしpH更に上げると、むしろやわらかさ付与効果が低減した。以上より、プロテアーゼ、澱粉、アルギニンの併用効果におけるアルギニンの役割は、単純なpHの上昇ではなく、アルギニンならではの効果であることが示唆された。
比較例1
上述の通り、プロテアーゼと澱粉を併用することによる食肉軟化技術として、プロテアーゼ及び澱粉及びカードランを用いる方法(特許文献14、特許文献15)が、同じくアワビの改質技術としてパパイン及び食塩及び澱粉を用いる方法(特許文献16)が報告されている。いずれもアルギニンを使用しない点が本発明との違いであることから、これらの技術と、本発明との比較を行うこととした。実施例1と同様の方法にて、表8に示す試験区に従いポークソテーを調製した。尚、表8における試験区2及び3は、実施例1の表1における試験区9及び10と、実施内容は同一である。表8の試験区4は、特許文献16記載の配合、試験区6は澱粉及び食塩を十分量に増量したもの、試験区5及び7はそれらにアルギニンを併用し本発明の配合にしたものである。また、試験区8は、特許文献14及び特許文献15記載の配合、試験区9はそれにアルギニンを併用し本発明の配合にしたものである。試験区4〜7におけるプロテアーゼは、アマノエンザイム社製の「プロテアーゼP」、試験区8〜9におけるプロテアーゼは、長瀬産業社製の「食品用精製パパイン」を用いた。得られたポークソテーは、やわらかさとジューシー感に関し、実施例1と同様の評点法で4名のパネルにて官能評価を行った。更に、やわらかさとジューシー感の評点が共に1点を超える高い効果の得られた試験区には「○」を付した。結果を表8に示す。
Figure 2015012858
既存知見に記載の技術である試験区4、6、8においては、やわらかさとジューシー感共に一定の向上効果は見られたが、本発明の試験区2および3における効果には及ばなかった。また、試験区4、6、8にアルギニンを併用し本発明の技術とすることで、顕著にやわらかさとジューシー感が向上し、やわらかさとジューシー感が共に1点を超える高い効果が確認された(試験区5、7、9)。以上の結果より、本発明におけるプロテアーゼ、アルギニン、澱粉は必須であり、既存技術に比べ優れた効果を有することが示された。また、本発明は、これまでの知見からは想定できない非常に優れた技術であることが明らかとなった。
比較例2
上述の通り、肉表面に粉末をまぶし、かつ短時間で食肉単味品を改質する方法について、幾つかの報告がなされている。とりわけ、プロテアーゼとグルタチオンを併用する方法(特許文献6)は、食肉タンパク質に対するプロテアーゼの反応性を向上させることで上記課題を解決していることから、本発明におけるプロテアーゼとアルギニンの併用効果との比較を行うこととした。実施例1と同様の方法にて、表9に示す試験区に従いポークソテーを調製した。尚、表9における試験区2〜4は、実施例1の表1における試験区2、6、9と、実施内容は同一である。表9の試験区5は、特許文献6記載の配合、試験区6はグルタチオンを増量したもの、試験区7は試験区5に澱粉を併用したもの、試験区8は試験区6に澱粉を併用したものである。
Figure 2015012858
既存知見に記載の技術である試験区5及び6においては、グルタチオンの添加量を増やすことにより一定のやわらかさ向上効果が確認されたが、アルギニンを用いた試験区3には及ばなかった。また、試験区7及び8においては、やわらかさとジューシー感の向上効果が確認されたが、アルギニンを用いた試験区4には大きく及ばなかった。以上の結果より、プロテアーゼにアルギニンを併用することによる効果は、グルタチオンを併用することによる効果を大きく上回ることが示された。更に、やわらかさとジューシー感が共に1点を超える高い効果が確認されたのは試験区4のみであり、本発明におけるプロテアーゼ、アルギニン、澱粉を併用することの重要性が示唆され、本発明は、既存知見の組み合わせからは容易に想像し得ない優れた技術であることが明らかとなった。
本発明によると、食肉単味品調理品の品質を向上できるので、食品分野において極めて有用である。

Claims (9)

  1. プロテアーゼ及びアルギニン及び澱粉を粉体状態にて食肉原料に添加することを特徴とする、食肉単味品調理品の製造方法。
  2. プロテアーゼの添加量が食肉原料100gあたり10〜100000Uであり、アルギニンの添加量が食肉原料100gあたり0.0001〜10gであり、澱粉の添加量が食肉原料100gあたり0.001〜10gである、請求項1記載の方法。
  3. 更に食塩を添加する、請求項1又は2記載の方法。
  4. 食塩の添加量が食肉原料100gあたり0.0001〜10gである、請求項3記載の方法。
  5. 澱粉が米澱粉、もち米澱粉、タピオカ澱粉より選ばれる1種以上である、請求項1乃至4記載の方法。
  6. 食肉単味品調理品が豚肉又は牛肉又は鶏肉を材料として用いる焼成品又は炒め品又は油ちょう品である、請求項1乃至5記載の方法。
  7. プロテアーゼ及びアルギニン及び澱粉を含有する食肉単味品調理用粉体組成物。
  8. プロテアーゼの含有量がアルギニン1gあたり10〜100000000Uであり、澱粉の含有量がアルギニン1gあたり0.001〜10000gである、請求項7記載の組成物。
  9. 更に食塩を含有する、請求項7又は8記載の組成物。
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