JP2015010562A - エンジンの吸気系洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡易かつ低コストなエンジンの吸気系洗浄装置によって、エンジンの吸気系を使用者が所望する任意のタイミングで確実かつ容易に洗浄すること。【解決手段】 エンジン10の吸気通路11に洗浄液供給装置20の吐出口21を設け、この吐出口21に及ぶ吸気負圧により洗浄液を該吐出口21から吸い出し可能にするエンジン10の吸気系洗浄装置であって、前記洗浄液供給装置20が、洗浄液容器40から吐出口21に延びる洗浄液供給管22を有し、この洗浄液供給管22の流路面積を調整可能にする手動開度調整弁23を該洗浄液供給管22に設けてなるもの。【選択図】 図2

Description

本発明はエンジンの吸気系洗浄装置に関する。
エンジンの吸気系洗浄装置として、特許文献1に記載の如く、エンジンの吸気通路に洗浄液供給装置の吐出口を設け、洗浄液容器から吐出口に延びる洗浄液供給チューブに開閉弁を介装したものがある。洗浄液容器を倒立姿勢にして吊下げ、コントローラにより全開又は全閉に切換えられる開閉弁の全開タイミングを制御し、洗浄液容器から滴下される洗浄液の供給量、供給時期をエンジンの稼動状況に応じて調整可能にするものである。
これにより、エンジンの吸気系を洗浄液により常に洗浄可能にする。吸気通路や吸気弁を通過する燃料と空気の混合気中のオイルや、直噴式エンジンのバルブガイドから吸気弁の外側や吸気通路ににじみ出たオイルが、高温によりカーボン化してそれらの部分に付着したデポジットを常に洗浄して除去し、エンジンの適切な燃焼状態を維持できる。
特開2003-74371
特許文献1に記載のエンジンの吸気系洗浄装置は、洗浄液の供給量、供給時期をコントローラにより調整するものであり、複雑かつ高コストである。
本発明の課題は、簡易かつ低コストなエンジンの吸気系洗浄装置によって、エンジンの吸気系を使用者が所望する任意のタイミングで確実かつ容易に洗浄することにある。
請求項1に係る発明は、エンジンの吸気通路に洗浄液供給装置の吐出口を設け、この吐出口に及ぶ吸気負圧により洗浄液を該吐出口から吸い出し可能にするエンジンの吸気系洗浄装置であって、前記洗浄液供給装置が、洗浄液供給源から吐出口に延びる洗浄液供給管を有し、この洗浄液供給管の流路面積を調整可能にする手動開度調整弁を該洗浄液供給管に設けてなるようにしたものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において更に、前記洗浄液供給管の少なくとも手動開度調整弁の設置部位が透明体からなり、手動開度調整弁の調整状態を外部から視認できるようにしたものである。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明において更に、前記洗浄液供給管における手動開度調整弁の設置部位より下流側の流路に、外部の空気を取入れる空気取入路を連通してなるようにしたものである。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれかに係る発明において更に、前記洗浄液供給管の流路に、洗浄液供給源から吐出口への洗浄液の流れを許容し、その逆方向への流れを阻止する逆止弁を設けてなるようにしたものである。
請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明において更に、前記洗浄液供給装置が、洗浄液供給ユニットのハウジングにより洗浄液供給管の一部となる中間流路を形成し、該中間流路の上流端に接続される洗浄液吸上チューブにより洗浄液供給管の上流側流路を形成し、該中間流路の下流端に接続される洗浄液吐出チューブにより洗浄液供給管の下流側流路を形成してなり、上記ハウジングに、手動開度調整弁と空気取入路と逆止弁を設け、上記ハウジングに設けた容器接続部を洗浄液容器に接続し、吸上チューブを該洗浄液容器の内部に浸漬してなるようにしたものである。
(請求項1)
(a)吐出口に作用する吸気負圧によって洗浄液供給管を介して積極的に吸い出される洗浄液の流れ状態が、手動開度調整弁により調整される。使用者により操作される手動開度調整弁の開き時期、開き量により、洗浄液の供給量、供給時期が調整されるものになり、手動開度調整弁を用いる簡易かつ低コストなエンジンの吸気系洗浄装置によって、エンジンの吸気系を使用者が所望する任意のタイミングで確実かつ容易に洗浄することができる。
(請求項2)
(b)洗浄液供給管の少なくとも手動開度調整弁の設置部位が透明体からなり、手動開度調整弁の調整状態を外部から視認できる。使用者は手動開度調整弁を流出する洗浄液の流れ状態を視認しながら、該手動開度調整弁を操作でき、手動開度調整弁の開き量やそれに基づく洗浄作業の様子を自ら実感し、かつ楽しむことができる。
(請求項3)
(c)洗浄液供給管における手動開度調整弁の設置部位より下流側の流路に、外部の空気を取入れる空気取入路を連通した。吐出口に作用する吸気負圧によって空気取入路から吸引される空気を洗浄液供給管に取入れながら、該洗浄液供給管に洗浄液を吸い出すものになる。洗浄液供給管の管断面の上部に吐出口へ向かう空気流を生じ、手動開度調整弁から流出する洗浄液はこの空気流に接して引き出される如くに吸い出されて該管断面の下部を安定的に流れる。洗浄液の粘度が比較的高い液であっても、希釈化させることなく手動開度調整弁からスムースに吸い出され、希釈化されない分だけ高濃度の洗浄液を用いることができ、少量の洗浄液で必要十分な洗浄効果を得ることができる。また、洗浄液供給管の流路長が例えば車室の運転席に置いた洗浄液容器〜エンジンまでの如くに長い場合にも、洗浄液の供給の安定を図ることができる。
(請求項4)
(d)洗浄液供給管の流路に、洗浄液供給源から吐出口への洗浄液の流れを許容し、その逆方向への流れを阻止する逆止弁を設けた。過給器付エンジンにおいて、上述(a)〜(c)の洗浄作業中、使用者が大き目なアクセル踏み込み操作を行なうと、吐出口にそれまで作用していた吸気負圧が一転して過給正圧になる。逆止弁は過給正圧に押されて直ちに移動し、洗浄液供給管から洗浄液供給源への過給正圧の侵入を防止し、洗浄液供給管に吸い出されていた洗浄液の洗浄液供給源への逆流を防止する。洗浄液供給源たる洗浄液容器の異常膨張を回避できる。
洗浄液供給管における逆止弁の設置部位が透明体からなるとき、使用者は上記の逆止弁の移動を視認し、上記の大き目のアクセル踏み込み操作を追認し得るものになる。
(請求項5)
(e)洗浄液供給装置が、洗浄液供給ユニットのハウジングにより洗浄液供給管の一部となる中間流路を形成し、該中間流路の上流端に接続される洗浄液吸上チューブにより洗浄液供給管の上流側流路を形成し、該中間流路の下流端に接続される洗浄液吐出チューブにより洗浄液供給管の下流側流路を形成してなり、上記ハウジングに、手動開度調整弁と空気取入路と逆止弁を設け、上記ハウジングに設けた容器接続部を洗浄液容器に接続し、吸上チューブを該洗浄液容器の内部に浸漬してなるものとされる。ハウジングが接続された洗浄液容器を車室内運転席のドリンクホルダに置く等により、使用者は一定のアクセル操作によって吸気負圧を生じさせながら、手動開度調整弁を操作し、上述(a)〜(d)の洗浄作業の確実かつ容易を図ることができる。
ハウジングの全体を合成樹脂透明体により形成できる。
図1はエンジンの吸気系洗浄装置を示す模式図である。 図2は洗浄液供給ユニットを示す模式図である。 図3は洗浄液供給ユニットのハウジングを示す断面図である。 図4は図3のIV-IV線に沿う断面図である。 図5は洗浄液供給装置の使用状態を示す断面図である。
図1に示したエンジン10は、自動車のエンジンルームに設置された、燃料を燃焼室に直接的に噴射して供給する直噴式エンジンである。エンジン10は、吸気通路11の外部開放端にエアクリーナ12を備える。エアクリーナ12から取入れられる空気は、空気通路11に設けられたスロットル弁13を経由し、吸気弁14から燃焼室15に取込まれる。
エンジン10は、燃焼室15の上部にインジェクタ16を備えており、インジェクタ16には燃料供給管17が接続されている。燃料噴射ポンプ(不図示)により圧送される燃料が、燃料供給管17、インジェクタ16を通じて燃焼室15に直接的に噴射される。燃焼室15では、取り込まれた空気と燃料により混合気が形成され、この混合気が点火栓(不図示)により着火され、圧縮、爆発、排気行程を経た後、排気ガスになって排気弁18から排気通路19に排出される。
このとき、エンジン10は、吸気系洗浄装置を付帯して備える。このエンジン10の吸気系洗浄装置は、エンジン10の吸気通路11におけるスロットル弁13より下流側(スロットル弁13と吸気弁14の間)に洗浄液供給装置20の吐出口21を設け、この吐出口21に及ぶエンジン10の吸気負圧により、洗浄液供給源としての洗浄液容器40内の洗浄液を該吐出口21から吸い出し可能にする。吐出口21から吸い出された洗浄液は、エアクリーナ12から取入れられた空気とともに吸気通路11を流れ、吸気通路11や吸気弁14を洗浄し、それらの部分へのデポジットの付着を抑制する。尚、洗浄液としては、芳香族系の有機溶剤を主成分とする混合溶液や、脂肪酸を主成分とする洗浄液等が使用される。
ここで、吐出口21は吸気通路11に新設しても良いが、ブレーキマスターバック(真空式制動倍力装置)用負圧配管等の既設負圧配管21Vを利用しても良い。
洗浄液供給装置20は、図2〜図4に示す如く、洗浄液容器40から吐出口21に延びる洗浄液供給管22を有し、この洗浄液供給管22の流路面積を調整可能にする手動ニードル弁23(手動開度調整弁)を該洗浄液供給管22に設置してある。23Kは回転操作ノブである。洗浄液容器40の洗浄液は、手動ニードル弁23の開き時期、開き量に応じて、吐出口21から洗浄液供給管22に及んでいる吸気通路11の吸気負圧により洗浄液供給管22に吸い出され、洗浄液供給管22から吐出口21へ向かう洗浄液流を生ずる。洗浄液供給管22の少なくとも手動ニードル弁23の設置部位を透明体からなるものとすることにより、手動ニードル弁23の調整状態(開き度)を外部から視認できる。
洗浄液供給装置20は、洗浄液供給管22における手動ニードル弁23の設置部位より下流側の流路に、外部の空気を取入れる空気取入路24を連通してある。空気取入路24は洗浄液供給管22の管断面の鉛直方向の最上部に穿設される。これにより、洗浄液供給管22の管断面の上部に吸気通路11の吸気負圧に吸引されて吐出口21へ向かう空気流を生じ、手動ニードル弁23から流出する洗浄液がこの空気流に接して引き出される如くにスムースに吸い出される。
洗浄液供給装置20は、洗浄液供給管22の流路に、洗浄液容器40から吐出口21への洗浄液の流れを許容し、その逆方向への流れを阻止する逆止弁25を設けてある。逆止弁25は、鋼球等からなり、吸気通路11の吸気負圧が洗浄液供給管22に及んだときには手動ニードル弁23により開閉される弁出口23Aを開く側に該負圧により吸引されて洗浄液容器40からの洗浄液の吸い出しを可能にする。また、逆止弁25は、吸気通路11に作用する過給正圧が洗浄液供給管22に及んだときには手動ニードル弁23により開閉される弁出口23Aを閉じる側に該正圧により移動し、洗浄液容器40への過給正圧の侵入や洗浄液の逆流を防止する。
洗浄液供給装置20は、洗浄液供給ユニット30を有する。洗浄液供給ユニット30は、合成樹脂透明体からなるハウジング31を有し、このハウジング31に、洗浄液供給管22の一部を形成するとともに、手動ニードル弁23、空気取入路24、逆止弁25を設けて構成される。ハウジング31は第1ハウジング31Aと第2ハウジング31Bを螺合させた組立体からなり、第1ハウジング31Aと第2ハウジング31BはOリング31Cを挟んで密着一体化される。
洗浄液ユニット30のハウジング31は、洗浄液供給管22の一部となる中間流路32を形成し、この中間流路32を第1ハウジング31Aから第2ハウジング31Bに渡って延在している。第1ハウジング31Aに設けた中間流路32の上流端の接続口32Aには洗浄液吸上チューブ33が接続され、この洗浄液吸上チューブ33により洗浄液供給管22の上流側流路を形成する。また、第2ハウジング31Bに設けた中間流路32の下流端の接続口32Bには洗浄液吐出チューブ34が接続され、この洗浄液吐出チューブ34により洗浄液供給管22の下流側流路を形成する。
手動ニードル弁23は第1ハウジング31Aに設けた中間流路32の一端側開口にOリング35、Oリング押え36を介して挿着されるとともに、螺着され、使用者の操作による螺動量により開き度を調整され、ロックナット37により螺動ロックされる。
空気取入路24は第2ハウジング31Bに穿設され、第2ハウジング31Bに設けた中間流路32に直交して連通している。
逆止弁25は、第1ハウジング31Aに設けた中間流路32であって、第1ハウジング31Aに設けた手動ニードル弁23の弁出口23Aと、第1ハウジング31Aに螺合された第2ハウジング31Bに設けてある中間流路32の軸方向孔32Sとの間の拡径状弁室25Aに転動自在に収容される。第2ハウジング31Bに設けてある中間流路32は、軸方向孔32Sが逆止弁25により閉じられたときにも、弁室25Aに連通する半径方向孔32Rを備える。
洗浄液ユニット30のハウジング31は、洗浄液吸上げチューブ33の接続口32Aの周囲に容器接続部38を設けてある。洗浄液供給ユニット30は、ハウジング31の容器接続部38を洗浄液容器40の上端開口部の外周おねじ部に螺着して接続し、洗浄液吸上チューブ33を洗浄液容器40の内部の底面近くまで浸漬する。ハウジング31において、洗浄液容器40の上端開口部を覆う天面部には、洗浄液容器40の内部を外部空間に連通する空気置換孔39が穿設されている。洗浄液容器40はLPG等の加圧ガスを封入し、圧力を加えた洗浄液を洗浄液吸上チューブ33の側に圧送可能にするものでも良い。洗浄液供給装置20は、洗浄液供給ユニット30のハウジング31に洗浄液容器40を接続し、ハウジング31から延在している洗浄液吐出チューブ34をエンジン10の吸気通路11に設けてある負圧配管21Vからなる吐出口21に接続し、以下の如くに使用される。このとき、使用者は、ハウジング31が接続された洗浄液容器40を車室内運転席に配置し、一定のアクセル操作をしながら、手動ニードル弁23を開き操作するものになる。
(A)洗浄液供給モード(図5(A))
エンジン10の運転により吸気通路11に生ずる吸気負圧が吐出口21に作用するとき、この吸気負圧により、洗浄液容器40内の洗浄液が洗浄液供給管22(洗浄液吸上チューブ33、中間流路32、洗浄液吐出チューブ34)経由で吸い出されて該洗浄液供給管32の管断面の下部を流れる洗浄液流となり、吐出口21から吸気通路11に供給される(図5(A)の実線矢印)。このとき、洗浄液の供給時期、供給量は、手動ニードル弁23の開き時期、開き量に応じて調整される。
同時に、吸気通路11に生じた吸気負圧により、空気取入路24から吸込まれる外部の空気が、洗浄液供給管22(中間流路32)、洗浄液吐出チューブ34の管断面の上部を流れる空気流となる(図5(A)の破線矢印)。
尚、図5(A)の洗浄液流は、空気流と混合することなく吐出口21から吐出され、又は空気流と混合した状態で吐出口21から吐出される。
(B)過給モード(図5(B))
エンジン10が過給機付のとき、使用者が大き目のアクセル踏み込み操作を行なう等により、吸気通路11に過給正圧を生じると、吸気通路11に及ぶ過給正圧(図5(B)の破線矢印)が逆止弁25を直ちに押動し、手動ニードル23の弁出口23Aを閉じる。洗浄液供給管22に吸い出されていた洗浄液の洗浄液容器40への逆流が防止される。尚、逆止弁25が手動ニードル弁23の弁出口23Aを閉じたとき、過給正圧は空気取入路24から外部へ放出される。
本実施例によれば作用効果を奏する。
(a)吐出口21に作用する吸気負圧によって洗浄液供給管22を介して積極的に吸い出される洗浄液の流れ状態が、手動ニードル弁23により調整される。使用者により操作される手動ニードル弁23の開き時期、開き量により、洗浄液の供給量、供給時期が調整されるものになり、手動ニードル弁23を用いる簡易かつ低コストなエンジン10の吸気系洗浄装置によって、エンジン10の吸気系を使用者が所望する任意のタイミングで確実かつ容易に洗浄することができる。
(b)洗浄液供給管22の少なくとも手動ニードル弁23の設置部位が透明体からなり、手動ニードル弁23の調整状態を外部から視認できる。使用者は手動ニードル弁23を流出する洗浄液の流れ状態を視認しながら、該手動ニードル弁23を操作でき、手動ニードル弁23の開き量やそれに基づく洗浄作業の様子を自ら実感し、かつ楽しむことができる。
(c)洗浄液供給管22における手動ニードル弁23の設置部位より下流側の流路に、外部の空気を取入れる空気取入路24を連通した。吐出口21に作用する吸気負圧によって空気取入路24から吸引される空気を洗浄液供給管22に取入れながら、該洗浄液供給管22に洗浄液を吸い出すものになる。洗浄液供給管22の管断面の上部に吐出口21へ向かう空気流を生じ、手動ニードル弁23から流出する洗浄液はこの空気流に接して引き出される如くに吸い出されて該管断面の下部を安定的に流れる。洗浄液の粘度が比較的高い液であっても、希釈化させることなく手動ニードル弁23からスムースに吸い出され、希釈化されない分だけ高濃度の洗浄液を用いることができ、少量の洗浄液で必要十分な洗浄効果を得ることができる。また、洗浄液供給管22の流路長が例えば車室の運転席に置いた洗浄液容器40〜エンジン10までの如くに長い場合にも、洗浄液の供給の安定を図ることができる。
(d)洗浄液供給管22の流路に、洗浄液容器40から吐出口21への洗浄液の流れを許容し、その逆方向への流れを阻止する逆止弁25を設けた。過給器付エンジン10において、上述(a)〜(c)の洗浄作業中、使用者が大き目なアクセル踏み込み操作を行なうと、吐出口21にそれまで作用していた吸気負圧が一転して過給正圧になる。逆止弁25は過給正圧に押されて直ちに移動し、洗浄液供給管22から洗浄液容器40への過給正圧の侵入を防止し、洗浄液供給管22に吸い出されていた洗浄液の洗浄液容器40への逆流を防止する。洗浄液供給源たる洗浄液容器40の異常膨張を回避できる。
洗浄液供給管22における逆止弁25の設置部位が透明体からなるとき、使用者は上記の逆止弁25の移動を視認し、上記の大き目のアクセル踏み込み操作を追認し得るものになる。
(e)洗浄液供給装置20が、洗浄液供給ユニット30のハウジング31により洗浄液供給管22の一部となる中間流路32を形成し、該中間流路32の上流端に接続される洗浄液吸上チューブ33により洗浄液供給管22の上流側流路を形成し、該中間流路32の下流端に接続される洗浄液吐出チューブ34により洗浄液供給管22の下流側流路を形成してなり、上記ハウジング31に、手動ニードル弁23と空気取入路24と逆止弁25を設け、上記ハウジング31に設けた容器接続部38を洗浄液容器40に接続し、吸上チューブ33を該洗浄液容器40の内部に浸漬してなるものとされる。ハウジング31が接続された洗浄液容器40を車室内運転席のドリンクホルダに置く等により、使用者は一定のアクセル操作によって吸気負圧を生じさせながら、手動ニードル弁23を操作し、上述(a)〜(d)の洗浄作業の確実かつ容易を図ることができる。
ハウジング31の全体を合成樹脂透明体により形成できる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、手動開度調整弁は手動ニードル弁23に限らず、他の手動開度調整弁からなるものでも良い。
本発明は、エンジンの吸気通路に洗浄液供給装置の吐出口を設け、この吐出口に及ぶ吸気負圧により洗浄液を該吐出口から吸い出し可能にするエンジンの吸気系洗浄装置であって、前記洗浄液供給装置が、洗浄液供給源から吐出口に延びる洗浄液供給管を有し、この洗浄液供給管の流路面積を調整可能にする手動ニードル弁を該洗浄液供給管に設けてなるものである。本発明によれば、簡易かつ低コストなエンジンの吸気系洗浄装置によって、エンジンの吸気系を使用者が所望する任意のタイミングで確実かつ容易に洗浄することができる。
10 エンジン
11 吸気通路
20 洗浄液供給装置
21 吐出口
22 洗浄液供給管
23 手動ニードル弁(手動開度調整弁)
24 空気取入路
25 逆止弁
30 洗浄液供給ユニット
31 ハウジング
32 中間流路
33 吸上チューブ
34 吐出チューブ
38 容器接続部
40 洗浄液容器(洗浄液供給源)

Claims (5)

  1. エンジンの吸気通路に洗浄液供給装置の吐出口を設け、この吐出口に及ぶ吸気負圧により洗浄液を該吐出口から吸い出し可能にするエンジンの吸気系洗浄装置であって、
    前記洗浄液供給装置が、洗浄液供給源から吐出口に延びる洗浄液供給管を有し、この洗浄液供給管の流路面積を調整可能にする手動開度調整弁を該洗浄液供給管に設けてなるエンジンの吸気系洗浄装置。
  2. 前記洗浄液供給管の少なくとも手動開度調整弁の設置部位が透明体からなり、手動開度調整弁の調整状態を外部から視認できる請求項1に記載のエンジンの吸気系洗浄装置。
  3. 前記洗浄液供給管における手動開度調整弁の設置部位より下流側の流路に、外部の空気を取入れる空気取入路を連通してなる請求項1又は2に記載のエンジンの吸気系洗浄装置。
  4. 前記洗浄液供給管の流路に、洗浄液供給源から吐出口への洗浄液の流れを許容し、その逆方向への流れを阻止する逆止弁を設けてなる請求項1〜3のいずれかに記載のエンジンの吸気系洗浄装置。
  5. 前記洗浄液供給装置が、
    洗浄液供給ユニットのハウジングにより洗浄液供給管の一部となる中間流路を形成し、該中間流路の上流端に接続される洗浄液吸上チューブにより洗浄液供給管の上流側流路を形成し、該中間流路の下流端に接続される洗浄液吐出チューブにより洗浄液供給管の下流側流路を形成してなり、
    上記ハウジングに、手動開度調整弁と空気取入路と逆止弁を設け、
    上記ハウジングに設けた容器接続部を洗浄液容器に接続し、吸上チューブを該洗浄液容器の内部に浸漬してなる請求項4に記載のエンジンの吸気系洗浄装置。
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