JP2536019Y2 - 気化器 - Google Patents

気化器

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JP2536019Y2
JP2536019Y2 JP4029893U JP4029893U JP2536019Y2 JP 2536019 Y2 JP2536019 Y2 JP 2536019Y2 JP 4029893 U JP4029893 U JP 4029893U JP 4029893 U JP4029893 U JP 4029893U JP 2536019 Y2 JP2536019 Y2 JP 2536019Y2
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JP
Japan
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fuel
valve
main jet
cleaning
fuel passage
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JP4029893U
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JPH078550U (ja
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浩一 篠塚
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Maruyama Manufacturing Co Inc
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Maruyama Manufacturing Co Inc
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  • Means For Warming Up And Starting Carburetors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、分解することなくメ
インジェットを清掃することができる気化器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】気化器では、メインジェットに異物が詰
まり易く、これを回避するために、メインジェットを適
宜、掃除する必要がある。
【0003】実開昭58−104342号公報及び実開
昭58−104343号公報では、メインジェットの中
心線上に位置する気化器の壁部の通孔にプラグを着脱自
在に装着し、メインジェットを掃除する場合は、プラグ
を外して、通孔を開けるとともに、気化器の外側から通
孔を介して長い針でメインジェット内部を突っ突いてい
る。このような清掃方式はプラグを着脱する手間を要
し、能率が悪い。
【0004】これに対し、実公昭61−4052号公報
の気化器では、気化器は、外から操作自在な清掃用針を
内蔵し、定期的に清掃用針を、操作して、メインジェッ
トに挿抜し、メインジェットの清掃を行っている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】実公昭61−4052
号公報の気化器における清掃用針はメインジェットを清
掃するだけの単一機能である。
【0006】この考案の目的は、針の突っ突きに代えて
メインジェットの清掃を実施できる気化器を提供するこ
とである。この考案の他の目的は、メインジェットの清
掃操作により始動時の燃料増量を同時に行える気化器を
提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案を、実施例に対
応する図面の符号を使用して説明する。請求項1の気化
器(10)は次の(a)〜(c)の構成要素を有している。 (a)人為操作されて始動燃料を吸気系へ圧送する始動
燃料圧送手段(34,38) (b)メインジェット(46)の上流側に設けられ燃料の逆
流を阻止する逆流阻止手段(44) (c)始動燃料圧送手段(34,38)から圧送されて来る燃
料をメインジェット(46)と逆流阻止手段(44)との間へ導
く清掃燃料通路(70)
【0008】
【作用】メインジェットを清掃する場合、始動燃料圧送
手段(34,38)を手動等により人為操作する。これによ
り、燃料が始動燃料圧送手段(34,38)から圧送され、こ
の圧送された燃料は清掃燃料通路(70)を経てメインジェ
ット(46)と逆流阻止手段(44)との間へ導かれる。逆流阻
止手段(44)は上流側への燃料の逆流を阻止するので、メ
インジェット(46)と逆流阻止手段(44)との間へ導入され
た圧送燃料は、メインジェット(46)の方へ向かい、メイ
ンジェット(46)を強い勢いで通過して、その後、ノズル
(48)から吸気系へ供給される。
【0009】
【実施例】以下、この考案を図面の実施例について説明
する。図5は気化器10の断面図である。気化器10は、切
替弁68及び清掃燃料通路70を除いてすべて公知の構造で
ある。燃料タンク(図示せず)から吸入された燃料は、
入口12及びインレットスクリーン14を経てポンプダイヤ
フラム16の下面側へ到達する。エンジンパルス室18は、
ポンプダイヤフラム16の上面側に画定され、小型2サイ
クルエンジンのクランクケース内へ連通し、エンジン運
転時では、脈動圧を供給されて、ポンプダイヤフラム16
を上下に交互に撓ませ、ポンプダイヤフラム16によるポ
ンプ作用を実施する。ポンプダイヤフラム16の下側の燃
料は、インレットニードルバルブ20を経てメタリングチ
ャンバ22へ導入される。メタリングチャンバ22は下面側
においてメタリングダイヤフラム24により画定され、メ
タリングダイヤフラム24は、メタリングチャンバ22側の
負圧が大きい程、すなわち燃料消費量が多い程、上側へ
撓んで、メタリングレバー28を揺動させ、インレットニ
ードルバルブ20の開度を増大させる。プライマポンプ30
は、下部に設けられ、エンジン始動前にメタリングチャ
ンバ22内に適当量の燃料がない場合には、膨縮操作さ
れ、燃料タンクから燃料を吸引して、メタリングチャン
バ22等へ導入する。コンビネーションバルブ32は、プラ
イマポンプ30が縮小状態から膨張するとき、プライマポ
ンプ30内の負圧により周辺部を下方へ撓ませて、メタリ
ングチャンバ22をプライマポンプ30へ連通させる。コン
ビネーションバルブ32は、また、プライマポンプ30を縮
小させるとき、プライマポンプ30内の大きい圧力により
中心通孔を開いて、プライマポンプ30内とスタートダイ
ヤフラム34の上面側とを相互に連通させる。スタートダ
イヤフラム34は下面側において大気圧室36を画定し、ス
タートダイヤフラム34の上面側はスタートバルブ38及び
チェックバルブ40を経て出口42へ連通している。
【0010】メタリングチャンバ22はメインチェックバ
ルブ44及びメインジェット46を経てノズル48へ連通して
いる。メインチェックバルブ44はメインジェット46から
メタリングチャンバ22への燃料の逆流を阻止し、メイン
ジェット46は燃料の流量を規定する。スロットルバルブ
50は、周方向へ回転自在でかつ軸方向へ移動自在であ
り、直径方向へ貫通するベンチュリ54を備えている。ノ
ズル48は、ベンチュリ54内に臨む噴孔52を備え、上端か
らアイドルニードルピン56を軸方向へ相対変位自在に挿
入されている。ノズル48に対するアイドルニードルピン
56の相対高さは調整自在であり、アイドルニードルピン
56の相対高さが低い程、噴孔52の開口面積が減少し、噴
孔52から噴出する燃料流量が減少する。回転レバー58
は、スロットルバルブ50の上端部に固定され、スロット
ルワイヤ(図示せず)を介するスロットルレバー(図示
せず)からの遠隔操作により回転して、スロットルバル
ブ50の周方向回転位置を変更する。吸気通路の中心線に
対するベンチュリ54の中心線の傾斜角度が増大する程、
ベンチュリ54の両端と吸気通路との接続面積が減少し、
吸入空気流量が減少する。圧縮コイルばね60は、スロッ
トルバルブ50を押し下げる方向へ付勢し、回転レバー58
はスロープ62において突起63を摺動する。突起63が当接
しているスロープ62の部位がスロープ62において上側に
あるとき程、すなわち、低スロットル開度程、スロット
ルバルブ50は下降し、同時にアイドルニードルピン56も
連動して下降する。その結果、アイドルニードルピン56
による噴孔52の塞ぎ面積が増大して、噴孔52の開口面積
が減少するようになっている。
【0011】始動燃料通路64は、水平に延びて、スター
トバルブ38とウィック66とを連通する。スタートバルブ
38を下側の圧縮コイルばねに抗して、下方へ押し込む
と、始動燃料通路64がスタートダイヤフラム34の上側空
間と連通状態になり、スタートダイヤフラム34の上面側
の燃料がスタートバルブ38を介して始動燃料通路64へ圧
送されて来る。ウィック66に染み込んだ燃料は、所定の
隙間を介して吸気通路へ供給され、吸気通路の内壁面を
濡らして、始動時の混合気を濃くするように作用する。
切替弁68は外部から回転操作自在であり、清掃燃料通路
70は、切替弁68の部位から始動燃料通路64より分岐し、
メインジェット46の下側へ到達している。
【0012】図1は切替弁68及び清掃燃料通路70の関連
範囲の詳細図である。弁体74は、上端部以外を気化器ボ
デー72内に埋没させ、ねじ部75において気化器ボデー72
に螺合されている。Oリング76は、気化器ボデー72への
弁体74の埋没部分の上端部に嵌着されて、シールを行
う。圧縮コイルばね78は弁体74を上方へ付勢し、−溝80
は、弁体74の上面に形成されて、ドライバにより弁体74
の回転位置を切り替える際には、ドライバの先端を係止
される。直線状通孔82及び屈曲通孔84は、始動燃料通路
64の高さにおいて弁体74に穿設され、直線状通孔82は弁
体74の直径方向へ貫通し、屈曲通孔84は、直線状通孔82
を通る鉛直面に対して直角の鉛直面内に存在し、両端に
おいてそれぞれ弁体74の周部及び底面に開口している。
Oリング86は、弁体74の下端部の周部に嵌着されて、シ
ールを行う。
【0013】図2はジェット部材88の底面図である。図
1及び図2において、ジェット部材88は中心孔の中央部
にメインジェット46を備えている。溝90は、ジェット部
材88の底面に形成され、清掃燃料通路70の下流端とジェ
ット部材88の中心孔の下端部とを相互に連通させる。
【0014】図3及び図4は切替弁68のそれぞれ別の回
転位置でスタートバルブ38側から始動燃料通路64を見た
図である。図1において、弁体74の−溝80にドライバの
先端を係止して、回転力を加えると、ねじ部75が気化器
ボデー72に対して相対回転し、弁体74の回転位置が切り
替えられる。図3における弁体74の回転位置では、屈曲
通孔84の上端が始動燃料通路64のスタートバルブ38側部
分へ臨み、始動燃料通路64のスタートバルブ38側部分は
屈曲通孔84を介して清掃燃料通路70へ接続される。図4
における弁体74の回転位置では、直線状通孔82が始動燃
料通路64に沿う方向となり、始動燃料通路64のスタート
バルブ38側部分は始動燃料通路64のウィック66側部分へ
接続される。
【0015】実施例の作用について説明する。プライマ
ポンプ30を膨縮させて、スタートダイヤフラム34の上側
の空間へ予め燃料を貯留する。一方、切替弁68は、ドラ
イバを使用して、図3に示す回転位置、すなわち、屈曲
通孔84を介して始動燃料通路64のスタートバルブ38側を
清掃燃料通路70側へ接続する回転位置に切り替えられ
る。次に、スタートバルブ38を下面側のばねに抗して押
し込むと、スタートダイヤフラム34下側のばねの付勢力
によりスタートダイヤフラム34の上面側の燃料がスター
トバルブ38を経て始動燃料通路64のスタートバルブ38側
部分へ流れ込み、屈曲通孔84及び清掃燃料通路70を経て
ジェット部材88の下端部へ導かれる。メインチェックバ
ルブ44は、メインジェット46側の燃料が逆流するのを阻
止しているので、ジェット部材88の中心孔の下端へ圧送
されて来た燃料は、上昇して、メインジェット46を強い
勢いで、通過し、その際、メインジェット46を清掃し
て、異物を除去し、持ち去る。メインジェット46の清掃
を終了した燃料は、ノズル48の噴孔52からベンチュリ54
へ流出し、始動時の混合気を濃くするように作用する。
【0016】
【考案の効果】この考案では、始動燃料圧送手段の人為
操作に伴って、圧送燃料が、清掃燃料通路を経てメイン
ジェットと逆流阻止手段との間へ圧送され、メインジェ
ットを強い勢いで通過するので、メインジェットの清掃
を、気化器の分解を省略しつつ、簡単な操作で実施する
ことができる。
【0017】この考案では、始動燃料圧送手段からの圧
送燃料は、メインジェットの清掃を終えた後、ノズルか
ら吸気系へ供給されるので、始動燃料圧送手段の人為操
作によりメインジェットの清掃と共に始動時の燃料増量
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】切替弁及び清掃燃料通路の関連範囲の詳細図で
ある。
【図2】ジェット部材の底面図である。
【図3】切替弁の所定回転位置でスタートバルブ側から
始動燃料通路を見た図である。
【図4】図3とは別の切替弁の回転位置でスタートバル
ブ側から始動燃料通路を見た図である。
【図5】気化器の断面図である。
【符号の説明】
10 気化器 34 スタートダイヤフラム(始動燃料圧送手段) 38 スタートバルブ(始動燃料圧送手段) 44 メインチェックバルブ(逆流阻止手段) 46 メインジェット 48 ノズル 70 清掃燃料通路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)人為操作されて始動燃料を吸気系
    へ圧送する始動燃料圧送手段(34,38)と、 (b)メインジェット(46)の上流側に設けられ燃料の逆
    流を阻止する逆流阻止手段(44)と、 (c)前記始動燃料圧送手段(34,38)から圧送されて来
    る燃料を前記メインジェット(46)と前記逆流阻止手段(4
    4)との間へ導く清掃燃料通路(70)と を有していることを特徴とする気化器。
JP4029893U 1993-06-29 1993-06-29 気化器 Expired - Lifetime JP2536019Y2 (ja)

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JP4029893U JP2536019Y2 (ja) 1993-06-29 1993-06-29 気化器

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JP4029893U JP2536019Y2 (ja) 1993-06-29 1993-06-29 気化器

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Publication Number Publication Date
JPH078550U JPH078550U (ja) 1995-02-07
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