JPH078550U - 気化器 - Google Patents

気化器

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JPH078550U
JPH078550U JP4029893U JP4029893U JPH078550U JP H078550 U JPH078550 U JP H078550U JP 4029893 U JP4029893 U JP 4029893U JP 4029893 U JP4029893 U JP 4029893U JP H078550 U JPH078550 U JP H078550U
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fuel
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浩一 篠塚
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 気化器10のメインジェット46の異物を針の突
っ突きにより除去するのに代わる清掃手段を提供し、か
つ同一の操作で始動時の燃料増量も同時に行えるように
する。 【構成】 スタートバルブ38を押し込むと、スタートダ
イヤフラム34の上面側の燃料がスタートバルブ38を介し
て始動燃料通路64のスタートバルブ38側へ流れ込み、さ
らに、切替弁68の屈曲通孔84及び清掃燃料通路70を経て
メインチェックバルブ44とメインジェット46との間へ導
入されようになっている。この圧送燃料は、メインジェ
ット46を勢いよく通過して、噴孔52からベンチュリ54へ
出る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、分解することなくメインジェットを清掃することができる気化器 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
気化器では、メインジェットに異物が詰まり易く、これを回避するために、メ インジェットを適宜、掃除する必要がある。
【0003】 実開昭58−104342号公報及び実開昭58−104343号公報では、 メインジェットの中心線上に位置する気化器の壁部の通孔にプラグを着脱自在に 装着し、メインジェットを掃除する場合は、プラグを外して、通孔を開けるとと もに、気化器の外側から通孔を介して長い針でメインジェット内部を突っ突いて いる。このような清掃方式はプラグを着脱する手間を要し、能率が悪い。
【0004】 これに対し、実公昭61−4052号公報の気化器では、気化器は、外から操 作自在な清掃用針を内蔵し、定期的に清掃用針を、操作して、メインジェットに 挿抜し、メインジェットの清掃を行っている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
実公昭61−4052号公報の気化器における清掃用針はメインジェットを清 掃するだけの単一機能である。
【0006】 この考案の目的は、針の突っ突きに代えてメインジェットの清掃を実施できる 気化器を提供することである。 この考案の他の目的は、メインジェットの清掃操作により始動時の燃料増量を 同時に行える気化器を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案を、実施例に対応する図面の符号を使用して説明する。 請求項1の気化器(10)は次の(a)〜(c)の構成要素を有している。 (a)人為操作されて始動燃料を吸気系へ圧送する始動燃料圧送手段(34,38) (b)メインジェット(46)の上流側に設けられ燃料の逆流を阻止する逆流阻止手 段(44) (c)始動燃料圧送手段(34,38)から圧送されて来る燃料をメインジェット(46) と逆流阻止手段(44)との間へ導く清掃燃料通路(70)
【0008】
【作用】
メインジェットを清掃する場合、始動燃料圧送手段(34,38)を手動等により人 為操作する。これにより、燃料が始動燃料圧送手段(34,38)から圧送され、この 圧送された燃料は清掃燃料通路(70)を経てメインジェット(46)と逆流阻止手段(4 4)との間へ導かれる。逆流阻止手段(44)は上流側への燃料の逆流を阻止するので 、メインジェット(46)と逆流阻止手段(44)との間へ導入された圧送燃料は、メイ ンジェット(46)の方へ向かい、メインジェット(46)を強い勢いで通過して、その 後、ノズル(48)から吸気系へ供給される。
【0009】
【実施例】
以下、この考案を図面の実施例について説明する。 図5は気化器10の断面図である。気化器10は、切替弁68及び清掃燃料通路70を 除いてすべて公知の構造である。燃料タンク(図示せず)から吸入された燃料は 、入口12及びインレットスクリーン14を経てポンプダイヤフラム16の下面側へ到 達する。エンジンパルス室18は、ポンプダイヤフラム16の上面側に画定され、小 型2サイクルエンジンのクランクケース内へ連通し、エンジン運転時では、脈動 圧を供給されて、ポンプダイヤフラム16を上下に交互に撓ませ、ポンプダイヤフ ラム16によるポンプ作用を実施する。ポンプダイヤフラム16の下側の燃料は、イ ンレットニードルバルブ20を経てメタリングチャンバ22へ導入される。メタリン グチャンバ22は下面側においてメタリングダイヤフラム24により画定され、メタ リングダイヤフラム24は、メタリングチャンバ22側の負圧が大きい程、すなわち 燃料消費量が多い程、上側へ撓んで、メタリングレバー28を揺動させ、インレッ トニードルバルブ20の開度を増大させる。プライマポンプ30は、下部に設けられ 、エンジン始動前にメタリングチャンバ22内に適当量の燃料がない場合には、膨 縮操作され、燃料タンクから燃料を吸引して、メタリングチャンバ22等へ導入す る。コンビネーションバルブ32は、プライマポンプ30が縮小状態から膨張すると き、プライマポンプ30内の負圧により周辺部を下方へ撓ませて、メタリングチャ ンバ22をプライマポンプ30へ連通させる。コンビネーションバルブ32は、また、 プライマポンプ30を縮小させるとき、プライマポンプ30内の大きい圧力により中 心通孔を開いて、プライマポンプ30内とスタートダイヤフラム34の上面側とを相 互に連通させる。スタートダイヤフラム34は下面側において大気圧室36を画定し 、スタートダイヤフラム34の上面側はスタートバルブ38及びチェックバルブ40を 経て出口42へ連通している。
【0010】 メタリングチャンバ22はメインチェックバルブ44及びメインジェット46を経て ノズル48へ連通している。メインチェックバルブ44はメインジェット46からメタ リングチャンバ22への燃料の逆流を阻止し、メインジェット46は燃料の流量を規 定する。スロットルバルブ50は、周方向へ回転自在でかつ軸方向へ移動自在であ り、直径方向へ貫通するベンチュリ54を備えている。ノズル48は、ベンチュリ54 内に臨む噴孔52を備え、上端からアイドルニードルピン56を軸方向へ相対変位自 在に挿入されている。ノズル48に対するアイドルニードルピン56の相対高さは調 整自在であり、アイドルニードルピン56の相対高さが低い程、噴孔52の開口面積 が減少し、噴孔52から噴出する燃料流量が減少する。回転レバー58は、スロット ルバルブ50の上端部に固定され、スロットルワイヤ(図示せず)を介するスロッ トルレバー(図示せず)からの遠隔操作により回転して、スロットルバルブ50の 周方向回転位置を変更する。吸気通路の中心線に対するベンチュリ54の中心線の 傾斜角度が増大する程、ベンチュリ54の両端と吸気通路との接続面積が減少し、 吸入空気流量が減少する。圧縮コイルばね60は、スロットルバルブ50を押し下げ る方向へ付勢し、回転レバー58はスロープ62において突起63を摺動する。突起63 が当接しているスロープ62の部位がスロープ62において上側にあるとき程、すな わち、低スロットル開度程、スロットルバルブ50は下降し、同時にアイドルニー ドルピン56も連動して下降する。その結果、アイドルニードルピン56による噴孔 52の塞ぎ面積が増大して、噴孔52の開口面積が減少するようになっている。
【0011】 始動燃料通路64は、水平に延びて、スタートバルブ38とウィック66とを連通す る。スタートバルブ38を下側の圧縮コイルばねに抗して、下方へ押し込むと、始 動燃料通路64がスタートダイヤフラム34の上側空間と連通状態になり、スタート ダイヤフラム34の上面側の燃料がスタートバルブ38を介して始動燃料通路64へ圧 送されて来る。ウィック66に染み込んだ燃料は、所定の隙間を介して吸気通路へ 供給され、吸気通路の内壁面を濡らして、始動時の混合気を濃くするように作用 する。切替弁68は外部から回転操作自在であり、清掃燃料通路70は、切替弁68の 部位から始動燃料通路64より分岐し、メインジェット46の下側へ到達している。
【0012】 図1は切替弁68及び清掃燃料通路70の関連範囲の詳細図である。弁体74は、上 端部以外を気化器ボデー72内に埋没させ、ねじ部75において気化器ボデー72に螺 合されている。Oリング76は、気化器ボデー72への弁体74の埋没部分の上端部に 嵌着されて、シールを行う。圧縮コイルばね78は弁体74を上方へ付勢し、−溝80 は、弁体74の上面に形成されて、ドライバにより弁体74の回転位置を切り替える 際には、ドライバの先端を係止される。直線状通孔82及び屈曲通孔84は、始動燃 料通路64の高さにおいて弁体74に穿設され、直線状通孔82は弁体74の直径方向へ 貫通し、屈曲通孔84は、直線状通孔82を通る鉛直面に対して直角の鉛直面内に存 在し、両端においてそれぞれ弁体74の周部及び底面に開口している。Oリング86 は、弁体74の下端部の周部に嵌着されて、シールを行う。
【0013】 図2はジェット部材88の底面図である。図1及び図2において、ジェット部材 88は中心孔の中央部にメインジェット46を備えている。溝90は、ジェット部材88 の底面に形成され、清掃燃料通路70の下流端とジェット部材88の中心孔の下端部 とを相互に連通させる。
【0014】 図3及び図4は切替弁68のそれぞれ別の回転位置でスタートバルブ38側から始 動燃料通路64を見た図である。図1において、弁体74の−溝80にドライバの先端 を係止して、回転力を加えると、ねじ部75が気化器ボデー72に対して相対回転し 、弁体74の回転位置が切り替えられる。図3における弁体74の回転位置では、屈 曲通孔84の上端が始動燃料通路64のスタートバルブ38側部分へ臨み、始動燃料通 路64のスタートバルブ38側部分は屈曲通孔84を介して清掃燃料通路70へ接続され る。図4における弁体74の回転位置では、直線状通孔82が始動燃料通路64に沿う 方向となり、始動燃料通路64のスタートバルブ38側部分は始動燃料通路64のウィ ック66側部分へ接続される。
【0015】 実施例の作用について説明する。 プライマポンプ30を膨縮させて、スタートダイヤフラム34の上側の空間へ予め 燃料を貯留する。一方、切替弁68は、ドライバを使用して、図3に示す回転位置 、すなわち、屈曲通孔84を介して始動燃料通路64のスタートバルブ38側を清掃燃 料通路70側へ接続する回転位置に切り替えられる。次に、スタートバルブ38を下 面側のばねに抗して押し込むと、スタートダイヤフラム34下側のばねの付勢力に よりスタートダイヤフラム34の上面側の燃料がスタートバルブ38を経て始動燃料 通路64のスタートバルブ38側部分へ流れ込み、屈曲通孔84及び清掃燃料通路70を 経てジェット部材88の下端部へ導かれる。メインチェックバルブ44は、メインジ ェット46側の燃料が逆流するのを阻止しているので、ジェット部材88の中心孔の 下端へ圧送されて来た燃料は、上昇して、メインジェット46を強い勢いで、通過 し、その際、メインジェット46を清掃して、異物を除去し、持ち去る。メインジ ェット46の清掃を終了した燃料は、ノズル48の噴孔52からベンチュリ54へ流出し 、始動時の混合気を濃くするように作用する。
【0016】
【考案の効果】
この考案では、始動燃料圧送手段の人為操作に伴って、圧送燃料が、清掃燃料 通路を経てメインジェットと逆流阻止手段との間へ圧送され、メインジェットを 強い勢いで通過するので、メインジェットの清掃を、気化器の分解を省略しつつ 、簡単な操作で実施することができる。
【0017】 この考案では、始動燃料圧送手段からの圧送燃料は、メインジェットの清掃を 終えた後、ノズルから吸気系へ供給されるので、始動燃料圧送手段の人為操作に よりメインジェットの清掃と共に始動時の燃料増量を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】切替弁及び清掃燃料通路の関連範囲の詳細図で
ある。
【図2】ジェット部材の底面図である。
【図3】切替弁の所定回転位置でスタートバルブ側から
始動燃料通路を見た図である。
【図4】図3とは別の切替弁の回転位置でスタートバル
ブ側から始動燃料通路を見た図である。
【図5】気化器の断面図である。
【符号の説明】
10 気化器 34 スタートダイヤフラム(始動燃料圧送手段) 38 スタートバルブ(始動燃料圧送手段) 44 メインチェックバルブ(逆流阻止手段) 46 メインジェット 48 ノズル 70 清掃燃料通路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)人為操作されて始動燃料を吸気系
    へ圧送する始動燃料圧送手段(34,38)と、 (b)メインジェット(46)の上流側に設けられ燃料の逆
    流を阻止する逆流阻止手段(44)と、 (c)前記始動燃料圧送手段(34,38)から圧送されて来
    る燃料を前記メインジェット(46)と前記逆流阻止手段(4
    4)との間へ導く清掃燃料通路(70)と を有していることを特徴とする気化器。
JP4029893U 1993-06-29 1993-06-29 気化器 Expired - Lifetime JP2536019Y2 (ja)

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JPH078550U true JPH078550U (ja) 1995-02-07
JP2536019Y2 JP2536019Y2 (ja) 1997-05-21

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