JP2505058Y2 - ディ―ゼルエンジンの燃料供給装置における空気抜き装置 - Google Patents

ディ―ゼルエンジンの燃料供給装置における空気抜き装置

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JP2505058Y2
JP2505058Y2 JP8668590U JP8668590U JP2505058Y2 JP 2505058 Y2 JP2505058 Y2 JP 2505058Y2 JP 8668590 U JP8668590 U JP 8668590U JP 8668590 U JP8668590 U JP 8668590U JP 2505058 Y2 JP2505058 Y2 JP 2505058Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、燃料切れ、燃料フィルタの交換、燃料系の
接手部分からの空気漏入等に際して、同燃料供給装置内
の空気を排除しエンジンの始動を容易に行ない得るよう
にした空気抜き装置に関するものである。
(従来の技術) 従来の車両用又は産業用ディーゼルエンジンにおける
燃料供給装置の概略構成を、便宜的に本考案の実施例を
示す第1図を援用して説明する。図中符号10は燃料を貯
溜する燃料タンク、12は燃料タンク10内の燃料を吸引し
て列型燃料噴射ポンプ14に供給するフィードポンプであ
って、人力によってポンプ作用を行なう周知のプライミ
ングポンプ16が付設されている。18は上記燃料フィード
ポンプ12の燃料吐出口20に燃料供給管路22を介し接続さ
れた燃料フィルタであって、同フィルタ18によって過
された燃料は燃料出口24から燃料供給管路26を経て燃料
噴射ポンプ14の燃料入口28に供給される。
30は上記燃料噴射ポンプ14の吐出口32に燃料噴射管34
を介して連結された自体周知の燃料噴射ノズル、36は各
シリンダの燃料噴射ノズル30に接続されたリークオフ管
路であって燃料噴射ポンプ14のオーバフロー開口38から
オーバフロー管路40を介し燃料タンク10に連通してい
る。(なお、図中符号42及び46で示されている空気抜き
弁、並びに図中点線で示されている空気排出管路44及び
48は、夫々本考案の特徴とする構成であり、従来は設け
られていない。) 上述した従来のディーゼルエンジンにおける燃料供給
装置において、エンジンの運転中に燃料切れが起ると、
当然エンジンが停止し、上記燃料噴射ポンプ14の燃料入
口28と燃料タンク10との間の燃料供給管路22及び26、フ
ィードポンプ12、燃料フィルタ18、更に燃料噴射ポンプ
14の燃料室内に燃料タンク10内の空気が吸込まれる。こ
のため燃料タンク10内に燃料を補給したのちエンジンを
始動させても、上記のように燃料供給系内に侵入した空
気が排除されないので、フィードポンプ12が空転して燃
料噴射ポンプ14及び燃料噴射ノズル30に燃料が供給され
ず、エンジンは自立運転を行なうことができない。
そこで従来は燃料フィルタ18の空気抜きプラグ18′を
取外したのち、フィードポンプ12に付設されたプライミ
ングポンプ16を手動で操作して燃料タンク19内の燃料を
汲み上げると共に系内の空気を外部に排除しなければな
らない。従って、エンジンの運転者又は作業者にとっ
て、上記空気抜きプラグ18′の着脱が極めて面倒であ
り、始動に手間を要する不都合があった。同様の問題
は、整備等のために燃料フィルタ18のフィルタエレメン
トを交換した場合や、燃料タンク10から燃料噴射ポンプ
14に到る燃料供給系のパイプジョイント等から空気が漏
入した場合にも発生する。
(考案が解決しようとする課題) 上述したディーゼルエンジンの燃料供給装置におい
て、燃料切れ等に際して、燃料フィルタの空気抜きプラ
グを着脱することなく、エンジンのクランキングを行な
い又は補助オイルポンプを駆動する等によって、燃料供
給系内の空気を迅速容易かつ自動的に外部に排除し、エ
ンジンの始動を容易に行なうことができるようにしたデ
ィーゼルエンジンの燃料供給装置における空気抜き装置
を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案は、燃料タンク内の
燃料を燃料フィルタに供給するフィードポンプ、及び上
記燃料フィルタにより過された燃料を受容してエンジ
ンの各気筒に設けた燃料噴射ノズルに圧送する燃料噴射
ポンプを具えてなるものにおいて、上記燃料フィルタの
燃料出口及び燃料噴射ポンプの燃料室に、空気排出口を
有する弁ケーシングと、同弁ケーシング内に摺動自在に
嵌装され小径の空気通路を具えた弁本体と、上記空気排
出孔と空気通路とが常時連通するように上記弁本体を付
勢するスプリングとからなる空気抜き弁を夫々介装し、
上記弁本体は、夫々上記燃料フィルタの燃料出口及び燃
料噴射ポンプの燃料室内に燃料が供給されたとき、燃料
圧力を受けて上記弁ケーシング内を摺動し上記空気通路
と空気排出口との連通を自動的に遮断するように構成さ
れていることを特徴とするディーゼルエンジンの燃料系
空気抜き装置を提供するものである。
(作用) 本考案によれば、燃料切れ等により燃料系内に空気が
侵入した場合、エンジンの始動に際してクランキングを
行ないフィードポンプを駆動するか、又は上記フィード
ポンプと燃料タンクとの間に特設された補助オイルポン
プを駆動すると、燃料タンク内の燃料が燃料供給管路を
経て燃料フィルタに供給される。この際燃料供給管路及
び燃料フィルタ内の空気は、同燃料フィルタの燃料出口
に設けられた空気抜き弁から自動的に排除され、燃料フ
ィルタ内の空気が実質的に全部排出されると燃料圧力に
よって上記空気抜き弁が自動的に閉止する。同様に、燃
料噴射ポンプの燃料室内の空気が、上記燃料フィルタか
ら流れてくる燃料に押されて空気抜き弁から自動的に外
部に排除され、実質的に全部排出されると燃料圧力によ
って同空気抜き弁が自動的に閉止される。上記のように
して燃料供給装置内の空気が実質的に全部排出される
と、エンジンのクランキングによって燃料噴射ポンプが
燃料を噴射ノズルに圧送することができるので、始動が
円滑に行なわれる。
(実施例) 以下本考案の実施例を添付図面について具体的に説明
する。(なお、従来の燃料供給装置に関し、第1図を参
照して既に説明した事項については、再述を省略す
る。)本考案によれば、燃料フィルタ18の燃料出口に、
第2図にその詳細を示した空気抜き弁42が装着される。
空気抜き弁42は、燃料出口24を形成するためのボルト50
と一体に形成された弁ケーシング52を具えている。弁ケ
ーシング52内に円筒状の油室54が設けられ、同油室54は
上記ボルト50の中心に穿設された油路56を介して燃料フ
ィルタ18の清浄側油室に連通している。また、油室54の
内部に弁本体58が摺動自在に嵌装され、同弁本体58に
は、その一端が上記油路56に連通すると共に、他端が弁
本体外周面に開口するL字状の小径の空気通路60が設け
られ、更に同弁本体58は比較的弱いスプリング62によっ
て図示の左動位置に向い常時付勢されている。一方、弁
ケーシング52には、弁本体58が図示の左動位置にあると
き上記空気通路60に連通する空気排出口64が設けられ、
同空気出口64はジョイント66を介して前記空気排出管路
44に連通している。また、燃料噴射ポンプ14の燃料室に
も、上記空気抜き弁42と実質的に同一構造の空気抜き弁
46が取付けられ同空気抜き弁46の弁ケーシング52に設け
られた空気排出口64は、上記同様のジョイントを介して
前記空気排出管路48に連通しており、これら空気排出管
路44及び48は合流して前記オーバフロー管路40を介し燃
料タンク10に連通している。
上記構成において、エンジンの運転中に燃料切れのた
めエンジンが停止すると、フィードポンプ12から燃料フ
ィルタ18及び燃料噴射ポンプ14の燃料室内に空気が侵入
する。この状態で燃料タンク10に燃料を補給したのちエ
ンジンのクランキングを行なうと、同エンジンのクラン
ク軸に連動してフィードポンプ12が駆動されて同ポンプ
内の空気が燃料供給管路22から燃料フィルタ18に圧送さ
れる。燃料フィルタ18の燃料出口24に設けられた空気抜
き弁42の弁本体58は、同フィルタ内に燃料がなく空気が
入っている場合、スプリング62によって第2図に示す左
動位置に変位していて、小径の空気通路60が弁ケーシン
グ52の空気排出口64に連通しているので、フィードポン
プ12によって圧送された空気は、上記空気通路60から空
気排出口64を経て空気排出管路44を通り燃料タンク10内
に排除される。空気の排出と共に燃料タンク10内の燃料
がフィードポンプ12により汲み上げられ、更に燃料フィ
ルタ18に充満し、燃料出口24に到達する。燃料が油路56
を通って空気抜き弁42の弁本体58の左端面に作用する
と、空気通路60の断面積は十分小さく形成されているの
で、燃料圧力により弁本体58がスプリング62を克服して
右動し、空気通路60と空気排出口64との連通が自動的に
遮断され、燃料が燃料供給管路26を経て燃料噴射ポンプ
14の燃料室に流入する。同燃料室には、空気抜き弁42と
実質的に同一構造の空気抜き弁46が設けられているの
で、内部の空気が上記と全く同様の態様で排除され、燃
料室内に燃料が充満する。エンジンのクランキングが引
続き行なわれることにより燃料が燃料噴射ポンプ14から
燃料噴射ノズル30に圧送され、エンジンの始動が行なわ
れる。従って、従来のように始動に際して燃料フィルタ
18の空気抜きプラグ18′を着脱する必要がないので、操
作上の面倒がなく極めて便利である。
なお、上記燃料切れ以外に、燃料フィルタ18のフィル
タエレメントを交換した場合、及び燃料供給系各部のジ
ョイントからの空気漏れ等の場合も、上記と全く同様に
してエンジンの始動を円滑容易に行なうことができる。
更に、上記説明では、エンジンのクランキングによって
空気抜きを行なう場合について述べたが、フィードポン
プ12に付設されたプラィミングポンプ16を手動操作して
空気抜きを行なう場合も同様である。なおまた、エンジ
ンの始動を容易にするためにフィードポンプ12に直列に
補助オイルポンプを設けることがあるが、この場合に
も、上記空気抜きプラグ18′の着脱を行なうことなく単
に補助オイルポンプを駆動することによって迅速容易に
空気抜きを行ない得る利点がある。
(考案の効果) 叙上のように、本考案に係るディーゼルエンジンの燃
料供給装置における空気抜き装置は、燃料タンク内の燃
料を燃料フィルタに供給するフィードポンプ、及び上記
燃料フィルタにより過された燃料を受容してエンジン
の各気筒に設けた燃料噴射ノズルに圧送する燃料噴射ポ
ンプを具えてなるものにおいて、上記燃料フィルタの燃
料出口及び燃料噴射ポンプの燃料室に、空気排出口を有
する弁ケーシングと、同弁ケーシング内に摺動自在に嵌
装され小径の空気通路を具えた弁本体と、上記空気排出
孔と空気通路とが常時連通するように上記弁本体を付勢
するスプリングとからなる空気抜き弁を夫々介装し、上
記弁本体は、夫々上記燃料フィルタの燃料出口及び燃料
噴射ポンプの燃料室内に燃料が供給されたとき、燃料圧
力を受けて上記弁ケーシング内を摺動し上記空気通路と
空気排出口との連通を自動的に遮断するように構成され
ていることを特徴とし、燃料切れ等に際して燃料供給系
内の空気を迅速容易に排除し、エンジンの始動を簡易に
行なうことができるので、実用上有益である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略構成図、第2図は
第1図における空気抜き弁42の拡大断面図である。 10……燃料タンク、12……フィードポンプ、14……燃料
噴射ポンプ、16……プライミングポンプ、18……燃料フ
ィルタ、30……燃料噴射ノズル、42及び46……空気抜き
弁、52……弁ケーシング、58……弁本体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料タンク内の燃料を燃料フィルタに供給
    するフィードポンプ、及び上記燃料フィルタにより過
    された燃料を受容してエンジンの各気筒に設けた燃料噴
    射ノズルに圧送する燃料噴射ポンプを具えてなるものに
    おいて、上記燃料フィルタの燃料出口及び燃料噴射ポン
    プの燃料室に、空気排出口を有する弁ケーシングと、同
    弁ケーシング内に摺動自在に嵌装され小径の空気通路を
    具えた弁本体と、上記空気排出孔と空気通路とが常時連
    通するように上記弁本体を付勢するスプリングとからな
    る空気抜き弁を夫々介装し、上記弁本体は、夫々上記燃
    料フィルタの燃料出口及び燃料噴射ポンプの燃料室内に
    燃料が供給されたとき、燃料圧力を受けて上記弁ケーシ
    ング内を摺動し上記空気通路と空気排出口との連通を自
    動的に遮断するように構成されていることを特徴とする
    ディーゼルエンジンの燃料供給装置における空気抜き装
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101509813B1 (ko) 2009-12-02 2015-04-16 현대자동차주식회사 디젤 연료필터의 공기빼기장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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