JP2015007255A - アクリル系樹脂フィルム - Google Patents

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JP2015007255A JP2014202794A JP2014202794A JP2015007255A JP 2015007255 A JP2015007255 A JP 2015007255A JP 2014202794 A JP2014202794 A JP 2014202794A JP 2014202794 A JP2014202794 A JP 2014202794A JP 2015007255 A JP2015007255 A JP 2015007255A
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Abstract

【課題】アクリル系樹脂フィルムの特徴を損なわず、耐折曲白化性に優れ、フィッシュアイ等のフィルムの表面の凸部を減少させて表面性を改良し、印刷抜けを起こさず、かつフィルムの膜厚精度を向上させ、着色剤配合時の色ムラを改善する。【解決手段】ゴム弾性体層を含む多層構造アクリル系樹脂を溶融押出法により成形したアクリル系樹脂フィルムであって、フィルム厚みが30〜300μmであり、フィルムを3cmの幅で区分した時に隣り合う区分の膜厚差が平均膜厚の1%以下かつ1m2中の膜厚精度が3%以下であるアクリル系樹脂フィルム。【選択図】なし

Description

本発明は、溶融押出法において、膜厚精度に優れたアクリル系樹脂フィルムとその製造方法に関する。さらに詳しくは、ゴム弾性体層を含む多層構造アクリル系樹脂を溶融押出法でフィルムに成形する際、ゴム弾性体層を含む多層構造アクリル系樹脂がTg以上である間に、ロールまたは金属ベルトに両面を接触させて成形し、エアギャップが100mm以下であり、リップクリアランス/フィルムの平均膜厚が10以下である、厚みが30〜300μmであり、フィルムを3cmの幅で区分した時に隣り合う区分の膜厚差が平均膜厚の1%以下かつ1m中の膜厚精度が3%以下であるアクリル系樹脂フィルムとその製造方法に関する。
アクリル系樹脂フィルムは、その優れた透明性、および耐候性により、ポリカーボネート、塩化ビニルなどの表面保護などに使用されており、透明性、耐候性、フィルム成形性に優れたアクリル樹脂組成物が特許文献1に開示されているが、この方法では、膜厚精度に限界があり、十分とは言えない。アクリルフィルムの膜厚精度を向上させる方法としてキャスト法が公知であるが、この方法であると使用する有機溶剤の処理等の大型の設備が必要であるため設備費がかさむ上に単位時間当たりの生産性も良くない。また、両面をロールや金属ベルトで接触してなるアクリルフィルムが特許文献2に記載されているが、この方法であると、100μm未満のフィルムの成形が難しい上に、フィルムが硬くて耐衝撃性が著しく悪い。さらに、その他樹脂フィルムに関して特許文献3、特許文献4があるが、アクリルフィルムの膜厚精度の制御等について記載なく効果は不明確である。溶融押出法での膜厚精度を向上させる方法として、特許文献5に開示があるが、これは1m中の最大、最小膜厚のことについてのみ言及しており、膜厚精度を示す指標としては充分ではない。また、この方法では、2種類の樹脂を使用しなければならず、生産性に問題がある。
また、意匠性を向上させるために組成物を着色してフィルム化することがあり、その際フィルムの膜厚精度が悪いと着色剤が濃淡となって表れ、色ムラという現象が起き、最終の成形体の外観が悪化するという問題がある。特許文献5には染色法によって着色してなる旨が記載されているが、1m中の最大、最小膜厚を制御しても、更なる厚み精度が要求される色ムラを改善するのは困難であり、同発明には、色ムラ改善について具体的技術開示がない。
特開昭63−77963号公報 特開平10−279766号公報 特開平3−124425号公報 特開平4−82725号公報 特開平2000−086853号公報
本発明は、上記問題点を解決することを目的とするものであり、アクリルフィルムの特徴である透明性、耐候性、耐衝撃性を損なうことなく、膜厚精度、色ムラを改良したフィルムを得ることを目的としたものである。
本発明者等は上記問題点について鋭意検討の結果、特定の成形方法を採用し、特定の膜厚精度のゴム弾性体層を含む多層構造アクリル系樹脂フィルムにすることにより、上記問題点が解決できることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、
(1)ゴム弾性体層を含む多層構造アクリル系樹脂を溶融押出法により成形したアクリル系樹脂フィルムであって、フィルム厚みが30〜300μmであり、フィルムを3cmの幅で区分した時に隣り合う区分の膜厚差が平均膜厚の1%以下かつ1m中の膜厚精度が3%以下であるアクリル系樹脂フィルム(請求項1)、
(2)ゴム弾性体層を含む多層構造アクリル系樹脂がアクリル酸アルキルエステル50〜100重量%と共重合可能な他のビニル系単量体1種又は2種以上50〜0重量%とを含む単量体と、該単量体100重量部に対して、0.1〜20重量部の該単量体と共重合しうる1分子当たり2個以上の非共役二重結合を有する多官能性単量体からなる1層または2層以上のアクリル系弾性重合体(a−1)10〜90重量%とアクリル系弾性重合体(a−1)の存在下、メタクリル酸アルキルエステル70〜100重量%と共重合可能な他のビニル系単量体1種又は2種以上30〜0重量%からなる1層または2層以上のグラフト成分(a−2)90〜10重量%を共重合してなるものである請求項1記載のアクリル系樹脂フィルム(請求項2)、
(3)アクリル系弾性重合体(a−1)の重量平均粒子径が20〜150nmである請求項1または2に記載のアクリル系樹脂フィルム(請求項3)、
(4)ゴム弾性体層を含む多層構造アクリル系樹脂100重量部に対して、1種又は2種以上の着色剤を0.1〜50重量部配合してなる請求項1〜3のいずれか1項に記載のアクリル系樹脂フィルム(請求項4)、および
(5)全光線透過率が10%以上である請求項1〜4のいずれか1項に記載のアクリル系樹脂フィルム、に関する。
また、本発明のアクリル系樹脂フィルムの製造方法は、
(1)ゴム弾性体層を含む多層構造アクリル系樹脂を溶融押出してアクリル系樹脂フィルムを製造する方法であって、
(i)溶融物が吐出される出口(以下、ダイスリップと記す)の開口度(以下、リップクリアランスと記す)/フィルムの平均膜厚が10〜1.2であるダイスリップを通して溶融物を押出し、
(ii)該多層構造アクリル系樹脂のガラス転移温度(以下、Tgと記す)以上である間に、
(iii)ダイスリップから接触させるロールまたは金属ベルトまでの距離(以下、エアギャップと記す)が100mm以下で、
(iv)ロールまたは金属ベルトに両面を接触させて成形すること、を特徴とするアクリル系樹脂フィルムの製造方法、
(2)ゴム弾性体層を含む多層構造アクリル系樹脂が、アクリル酸アルキルエステル50〜100重量%と共重合可能な他のビニル系単量体1種又は2種以上50〜0重量%とを含む単量体と、該単量体100重量部に対して、0.1〜20重量部の該単量体と共重合しうる1分子当たり2個以上の非共役二重結合を有する多官能性単量体からなる1層または2層以上のアクリル系弾性重合体(a−1)10〜90重量%と、アクリル系弾性重合体(a−1)の存在下、メタクリル酸アルキルエステル70〜100重量%と共重合可能な他のビニル系単量体1種又は2種以上30〜0重量%からなる1層または2層以上のグラフト成分(a−2)90〜10重量%を共重合してなるものである前記(1)記載のアクリル系樹脂フィルムの製造方法、
(3)アクリル系弾性重合体(a−1)の重量平均粒子径が20〜150nmである前記(1)又は(2)記載のアクリル系樹脂フィルムの製造方法、
(4)ゴム弾性体層を含む多層構造アクリル系樹脂100重量部に対して、1種又は2種以上の着色剤を0.1〜50重量部配合してなる前記(1)〜(3)のいずれかに記載のアクリル系樹脂フィルムの製造方法、
(5)全光線透過率が10%以上である前記(1)〜(4)のいずれかに記載のアクリル系樹脂フィルムの製造方法、
である。
本発明のアクリル系樹脂フィルムは、耐折曲白化性に優れ、フィッシュアイ等の如きフィルムの表面の凸部を減少させることにより表面性に優れ、印刷抜けを起こさない。また、本発明のアクリル系樹脂フィルムは、膜厚精度が良く着色剤を配合した場合の色むらもなく、外観上優れている。
本発明は、ゴム弾性体層を含む多層構造アクリル系樹脂を溶融押出法でフィルムに成形する際、ゴム弾性体層を含む多層構造アクリル系樹脂がガラス転移温度Tg以上、好ましくはTg+10℃以上、さらに好ましくはTg+20℃以上である間に、ロールまたは金属ベルトに両面を接触させて成形し、エアギャップが100mm以下、好ましくは90mm以下、さらに好ましくは80mm以下であり、リップクリアランス/フィルムの平均膜厚の比が10〜1.2、好ましくは9〜1.5、さらに好ましくは7〜2.0であることを特徴とし、厚みが30〜300μmであり、フィルムを3cmの幅で区分した時に隣り合う区分の膜厚差が平均膜厚の1%以下かつ1m中の膜厚精度が3%以下であるアクリルフィルムを得ることにある。
通常、溶融押出法では、押出し方向(MD)のフィルムの膜厚精度はフィルムの延伸倍率が支配要因であり、幅方向(TD)の膜厚精度はリップクリアランスの精度が問題となる。
本発明のアクリル系樹脂フィルムの膜厚精度は、MD、TDの両方向の膜厚精度が重要である。
本発明のアクリル系樹脂フィルムは、通常、幅600〜1500mmに成形されロール状に巻き取られるが、通常TD方向で精度のばらつきがでやすいため、本発明のアクリル系樹脂フィルムの膜厚精度を得るためには、特にTD方向での精度のばらつきを制御することが重要である。
本発明の方法によれば、特に前記TD方向の膜厚精度を向上するのに有効であり、膜厚精度に優れたアクリル系樹脂フィルムを容易に得ることができる。本発明では、フィルムを3cmの幅で区分した時に隣り合う区分の膜厚差が平均膜厚の2%以下、好ましくは1%、かつ1m中の膜厚精度が5%以下、好ましくは、3%以下のアクリル系樹脂フィルムとする必要がある。フィルムを3cmの幅で区分した時に隣り合う区分の膜厚差が平均膜厚の2%を超えると着色した際の色ムラが問題となり、1m(フィルム最大幅に対して、面積が1mになるようカッティングしたもの)中の膜厚精度が5%をこえると、フィルムに歪みが生じ、フィルムを用いた成形品の外観が悪化する問題があり、好ましくない。
1mの膜厚精度は1μm精度のダイヤルゲージを用いて、フィルム1m中で100箇所ランダムに膜厚を測定し、平均膜厚(TAV)、最大膜厚(TMAX)、最小膜厚(TMIN)をそれぞれ求め、平均膜厚(TAV)と最大膜厚(TMAX)との差または平均膜厚(TAV)と最小膜厚(TMIN)との差のうちで大きい方の膜厚をΔTとして、計算式(1)
膜厚精度(%)=(ΔT/TAV)×100 (1)
により算出した。
成形する際の溶融したゴム弾性体層を含むアクリル系樹脂がロールまたは金属ベルト両面が接触する際の温度がTg未満の場合には、フィルム表面の凸部の平滑化が充分でなく印刷抜けを起こしたり、充分な膜厚精度が得られないので、好ましくない。ロールの材質は金属またはゴム及びその併用など特に限定されない。ゴムの材質としては一般的なEPDMゴム、シリコンゴム、NBRゴム、ウレタンゴム、アクリルゴム、クロロプレンゴム、イソプレンゴム、フッ素ゴム等が挙げられるが、耐熱性とフィルムの膜厚精度、表面の平滑化の観点から、EPDMゴム、シリコンゴムを使用するのが好ましい。
本発明では、エアギャップ、すなわち、押出だし樹脂がダイスリップからロールまたは金属ベルトに接触するまでの距離、およびリップクリアランス/フィルムの平均膜厚の比率が重要である。エアギャップが100mmを越える場合には、充分な膜厚精度が得られないので好ましくない。また、リップクリアランス/フィルムの平均膜厚が10を超える場合には、充分な膜厚精度が得られないので、好ましくない。
本発明では、所望のアクリル系樹脂フィルムを得るため、エアギャップが、100mm以下であり、かつ、リップクリアランス/フィルムの平均膜厚の比率が10〜1.2であることが必須である。
本発明に用いるゴム弾性体層を含む多層構造アクリル系樹脂は特に限定されないが、次に挙げられる樹脂が好ましく用いられる。
すなわち、アクリル酸アルキルエステル50〜100重量%と共重合可能な他のビニル系単量体1種又は2種以上50〜0重量%とを含む単量体と、該単量体100重量部に対して、0.1〜20重量部の該単量体と共重合しうる1分子当たり2個以上の非共役二重結合を有する多官能性単量体からなる1層または2層以上の重量平均粒子径が20〜150nmのアクリル系弾性重合体(a−1)10〜90重量%とアクリル系弾性重合体(a−1)の存在下、メタクリル酸アルキルエステル70〜100重量%と共重合可能な他のビニル系単量体1種又は2種以上30〜0重量%からなる1層または2層以上のグラフト成分(a−2)90〜10重量%を共重合したものである。アクリル系弾性重合体(a−1)に用いられるアクリル酸アルキルエステルのアルキル基の炭素数は、1〜8が好ましく、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、アクリル酸−n−オクチル等が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。前記アクリル酸アルキルエステルのアルキル基は直鎖状でも分岐鎖状でもよいが、炭素数が8を超える場合には反応速度が遅くなるので好ましくない。アクリル系弾性重合体(a−1)に用いられるアクリル酸アルキルエステルの使用範囲は、50〜100重量%、好ましくは、60〜99重量%、さらに好ましくは、70〜98重量%である。アクリル酸アルキルエステルが50重量%未満になると耐衝撃性が低下して好ましくない。また、アクリル系弾性重合体(a−1)に用いられる1分子当たり2個以上の非共役二重結合を有する多官能性単量体は、架橋剤、グラフト交叉剤として使用する成分であり、例えば、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、ジプロピレングリコールジメタクリレート、ジブチレングリコールジメタクリレートなどのジアルキレングリコールジメタクリレートまたはこれらのメタクリレートをアクリレートにしたもの、ジビニルベンゼン、ジビニルアジペート等のビニル基含有多官能性単量体、ジアリルフタレート、ジアリルマレエート、アリルアクリレート、アリルメタクリレート、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート等のアリル基含有多官能性単量体などが挙げられ、これらは単独または2種以上組み合わせて用いられる。前記多官能性単量体の使用割合は、アクリル系弾性重合体(a−1)に使用する単量体100重量部に対して、0.1〜20重量部、好ましくは、0.5〜15重量部、さらに好ましくは、0.7〜10重量部である。多官能性単量体の使用割合が0.1重量部未満ではフィルムの耐溶剤性が低下し、20重量部を超えるとフィルムの伸度や耐衝撃性が低下して好ましくない。アクリル系弾性重合体(a−1)の重量平均粒子径は、20〜150nm、好ましくは、30〜120nm、さらに好ましくは、50〜100nmである。重量平均粒子径が50nm未満ではフィルムの耐衝撃性が低下し、150nmを超えると透明性や耐折曲白化性が低下して好ましくない。アクリル系弾性重合体(a−1)は、一層でも多層でも規定の単量体の範囲内であれば特に規定されない。
グラフト成分(a−2)に用いられるメタクリル酸アルキルエステルのアルキル基の炭素数は1〜4が好ましく、例えば、代表例として、メタクリル酸メチルが挙げられるが、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル等が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。前記メタクリル酸アルキルエステルのアルキル基は直鎖状でも分岐鎖状でもよいが、炭素数が4を超える場合には反応速度が遅くなるので好ましくない。グラフト成分(a−2)に用いられるメタクリル酸アルキルエステルの使用範囲は、70〜100重量%、好ましくは、75〜98重量%、さらに好ましくは、80〜95重量%である。メタクリル酸アルキルエステルが70重量%未満になると透明性が低下して好ましくない。
グラフト成分(a−2)は、一層でも多層でも規定の単量体の範囲内であれば特に規定されない。
ゴム弾性体層を含む多層構造アクリル系樹脂の製造方法は特に限定されない。例えば、懸濁重合法、乳化重合法などが挙げられるが、アクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキルエステル、これらの単量体と共重合しうる1分子当たり2個以上の非共役二重結合を有する多官能性単量体を用い、乳化重合法で製造するのが好ましい。
さらに詳しくは、例えば、乳化重合法を用いて、アクリル系弾性重合体(a−1)を得て、グラフト成分(a−2)を同一重合機で製造することができる。
前記乳化重合法においては、通常の重合開始剤、特に遊離基を発生する重合開始剤が使用される。このような重合開始剤の具体例としては、たとえば、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム等の無機過酸化物や、クメンハイドロパーオキサイド、ベンゾイルパオキサイドなどの有機過酸化物などが挙げられる。さらにアゾビスイソブチロニトリルなどの油溶性開始剤も使用される。これらは単独または2種以上組み合わせて用いられる。
これら重合開始剤は、亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、ナトリウムホルムアルデヒドスルフォキシレート、アスコルビン酸、硫酸第一鉄などの還元剤と組み合わせた通常のレドックス型開始剤として使用してもよい。
前記乳化重合に使用される界面活性剤にも特に限定はなく、通常の乳化重合用の界面活性剤であれば使用することができる。例えば、アルキル硫酸ソーダ、アルキルベンゼンスルフォン酸ソーダ、ラウリン酸ソーダなどの陰イオン性界面活性剤やアルキルフェノール類とエチレンオキサイドとの反応生成物などの非イオン性界面活性剤が挙げられる。これらの界面活性剤は単独で用いてもよく、2種類以上併用してもよい。さらに必要に応じて、アルキルアミン塩酸塩などの陽イオン性界面活性剤を使用してもよい。このような共重合によって得られる重合体ラテックスから、通常の凝固(例えば、塩を用いた凝固)と洗浄、脱水、乾燥により、または噴霧、凍結乾燥などによる処理によって樹脂分が分離、回収される。
本発明では、通常の溶融押出法のうち、T型ダイス押出法により成形するのが望ましく、高延伸加工性が良好で、耐衝撃性、透明性、耐候性、耐溶剤性、折曲白化性、傷つき性に優れ、印刷抜けの改良されたフィルムが得られる。フィルムの厚みは、20〜300μmであり、30〜200μmが好ましい。
本発明の樹脂組成物は光に対する安定性を増すために紫外線吸収剤を添加することができる。その使用割合は、ゴム弾性体層を含む多層構造アクリル系樹脂100重量部に対して、10重量部以下、好ましくは8重量部以下、さらに好ましくは5重量部以下である。10重量部を超えると、紫外線吸収剤がフィルムの表面にブリードし、透明性が低下して好ましくない。本発明に使用する紫外線吸収剤は、ゴム弾性体層を含む多層構造アクリル系樹脂と相溶性を有するものであれば特に制限されるものではなく、1種又は2種以上併用して用いることができる。
これらの例として、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−ターシャリーブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−ターシャリーブチル−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール等のベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、2,4−ジヒドロキシ・ベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ・ベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシ・ベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシ・ベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシ−5−スルホベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤、〔2−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−(ヘキシル)オキシフェノール〕、〔2−(4,6−ビス−(2,4ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−(オクチルオキシ)フェノール〕等のトリアジン系紫外線吸収剤、フェニルサリシレート、p−オクチルフェニルサリシレート等のサリチル酸誘導体系紫外線吸収剤、2,4−ジ−ターシャリーブチルフェニル−3,5−ジ−ターシャリーブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、エチル−2−シアノ−3,3’−ジフェニルアクリレート等のその他の紫外線吸収剤を挙げることができる。
本発明のゴム弾性体層を含む多層構造アクリル系樹脂は、意匠性を増すために無機系又は有機系の着色剤を添加することができる。その使用割合は、ゴム弾性体層を含む多層構造アクリル系樹脂100重量部に対して、0.1〜50重量部、好ましくは0.15〜40重量部、さらに好ましくは0.2〜30重量部である。
本発明は、特に、ある程度の光線透過率を有する着色フィルム、例えば、全光線透過率が10%以上の着色フィルムに応用した場合に優れた効果を発揮しうる。このような用途では、フィルムの膜厚精度が悪い場合には色ムラが出易くなるためである。
本発明に使用する着色剤は、ゴム弾性体層を含む多層構造アクリル系樹脂と相溶性を有するものであれば特に制限されるものではなく、1種又は2種以上併用して用いることができる。無機系着色剤の例として、酸化チタン、炭酸カルシウム、酸化クロム、亜酸化銅、珪酸カルシウム、酸化鉄、カーボンブラック、グラファイト、チタンイエロー、コバルトブルー等が挙げられ、有機系着色剤の例として、レーキレッド、リソールレッド、ブリリアントカーミン等の溶性アゾ顔料、ジニトリアンオレンジ、ファストイエロー等の不溶性アゾ顔料、モノクロロフタロシアニンブルー、ポリクロロフタロシアニンブルー、ポリブロモフタロシアニングリーン等のフタロシアニン顔料、インジゴブルー、ペリレンレッド、イソインドリノンイエロー、キナクリドンレッド等の縮合多環系顔料、オラセットイエロー等の染料等が挙げられる。
本発明のゴム弾性体層を含む多層構造アクリル系樹脂には、その他、熱や酸素、光に対する安定性を増すために酸化防止剤、光安定剤等を1種又は2種以上組み合わせて添加してもよい。
本発明のアクリルフィルムは、塗装代替として、通常成形品に意匠性を付与するために、必要に応じて適当な印刷法により印刷したものを用いることができる。この場合、アクリルフィルムに片側印刷処理を施したものを用いることが好ましく、成形時には印刷面を基材樹脂との接着面に配することが印刷面の保護の点から好ましい。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を更に具体的に説明するが、これらは何ら本発明を限定するものではない。なお、以下の記載において、「部」又は「%」は、特に断らない限り、それぞれ「重量部」、「重量%」を示す。
実施例及び比較例中の測定、評価は次の条件及び方法を用いて行った。
(1)ガラス転移温度(Tg)
セイコー電子の走査型熱量計(DSC)を用いて、昇温速度を20℃/分でJIS K7121に準拠して測定した。単位は℃である。
(2)膜厚精度1
フィルムのTD方向に3cm間隔で膜厚を測定し、隣り合った箇所との膜厚差をそれぞれ算出し、最大値(t)を求め、平均膜厚(TAV)から、次の式で算出した。単位は%である。
(t/TAV)×100
(3)膜厚精度2
1mの膜厚精度は1μm精度のダイヤルゲージを用いて、フィルム1m(幅900mm、長さ1110mm)中で100箇所ランダムに膜厚を測定し、平均膜厚(TAV)、最大膜厚(TMAX)、最小膜厚(TMIN)をそれぞれ求め、平均膜厚(TAV)と最大膜厚(TMAX)との差または平均膜厚(TAV)と最小膜厚(TMIN)との差のうちで大きい方の膜厚をΔTとして、次の計算式を用いて算出した。単位は%である。
(ΔT/TAV)×100
(4)色むら
厚み100μmで900mm幅のフィルムをホワイトボードの上に乗せ、色の濃淡を次の基準により、目視で評価した。
○;目視では濃淡が分からない。
×;目視での濃淡が明らかに判別できる。
(5)耐衝撃性
50μmの厚みのフィルムをポリカーボネート製板(0.8mm厚)にラミネートし、デュポン衝撃でJIS K7211に準拠し、半数破壊高さ×錘の重量からエネルギーを測定した。−20℃で行い、単位はJ(ジュール)である。
(6)光沢
日本電色工業株式会社製のグロスメーター(GLOSS METER)を用いて、低温ロール側の面の60度反射率をJIS Z8741に準拠して測定した。23℃で測定し、単位は%である。
(7)耐溶剤性
厚み50μmのフィルムを幅10mm、長さ100mmの短冊状に切り取り、3.2gの錘を吊して、トルエン中に浸漬し、フィルムが切れる時間を測定した。単位は秒である。
(8)折曲白化性
厚み50μmのフィルムを180度折り曲げ、次の基準により評価した。
○;折り曲げた部分が白化しない。
△;折り曲げた部分がわずかに白化する。
×;折り曲げた部分が白化する。
(9)加工性
Tダイ押出成型法にて、50μmのフィルムを押出しして、次の基準により評価した。
○;フィルム切れがなく、厚みが均一で安定に押し出すことができる。
△;フィルム切れがなく、厚みがやや不均一で安定に押し出すことができない。
×;フィルム切れがあり、押し出しが不安定である。
(10)表面性
フィルムを肉眼で次の基準により評価した。
○;焼け、異物がほとんど観察されない。
△;焼け、異物がわずかに観察される。
×;焼け、異物のいずれかが観察され、表面が不均一である。
(11)印刷抜け
フィルムにグラビア印刷を施し、幅が1mで長さが10mのフィルムについて目視で検査し、その印刷抜け個数を1m当たりに換算した。単位は、個/m
(12)全光線透過率
日本電色工業株式会社製のヘイズメーター(型式VGS−300A)を用いて、JIS K 7361−1に準拠して、100mの厚みのフィルムを測定した。
また、以下の記載による略号は、それぞれ下記の物質を表す。
OSA;ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム
BA ;アクリル酸ブチル
MMA;メタクリル酸メチル
ST ;スチレン
CHP;クメンハイドロパーオキサイド
AMA;メタクリル酸アリル
tDM;ターシャリードデシルメルカプタン
(1)ゴム弾性体層を含む多層構造アクリル系樹脂の製造
攪拌機、温度計、窒素ガス導入管、モノマー供給管、還流冷却器を備えた8リットル重合機に以下の物質
水 200部
ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート 0.15部
硫酸第一鉄・2水塩 0.0015部
エチレンジアミン四酢酸−2−ナトリウム 0.006部
と表1に示したOSAを仕込み、器内を窒素ガスで充分に置換して実質的に酸素のない状態とした後、内温を60℃にし、表1に示す混合物(1)を15部/時間の割合で連続的に添加し、重合させた。添加終了後更に1時間重合を継続し、重合転化率を98%以上にし、その後、表1に示す混合物(2)を15部/時間の割合で連続的に添加し、重合させた。添加終了後更に1時間重合を継続し、重合転化率を98%以上にし、アクリル系弾性重合体(a−1)を得た。
次に、アクリル系弾性重合体(a−1)の存在下、表1に示す混合物(3)を15部/時間の割合で連続的に添加し、重合させた。添加終了後更に1時間重合を継続し、重合転化率を98%以上にし、その後、表1に示す混合物(4)を10部/時間の割合で連続的に添加して重合させ、更に、1時間重合を継続し、重合転化率を98%以上にして、多層構造アクリル系樹脂(A)の重合を終了させ、ラテックスを得た。
前記ラテックスを塩化カルシウムで塩析して、水洗、乾燥を行い、ゴム弾性体層を含む多層構造アクリル系樹脂の乾燥粉末を得た。
Figure 2015007255
(2)ゴム弾性体層を含む多層構造アクリル系樹脂フィルムの製造
表2に示す多層構造アクリル系樹脂(A)及び、フタロシアニングリーン顔料を1重量部とをヘンシェルミキサーで混合した。この混合物をベント式押出機で190℃設定で押し出し、ペレット化し、前記した物性、特性の測定、評価に供した。該ペレットをT型ダイス付き押出機でダイスの温度を210℃設定とし、表2に示すシート温度及び両面を接触する2本のロール温度でフィルムに成形し、前記した物性、特性の測定、評価に供した。また、比較例−4は、フィルムの片面のみロールに接触させた。
Figure 2015007255
以上のように、本発明によれば、1種類の樹脂を使用することによりアクリル系樹脂フィルム生産性を向上させ、30μmの薄膜まで製造でき、表2から明らかなように、実施例で代表される本発明のアクリル系樹脂フィルムは、耐折曲白化性に優れ、フィッシュアイ等の如きフィルムの表面の凸部を減少させることにより表面性に優れ、印刷抜けを起こさない。また、本発明のアクリル系樹脂フィルムは、膜厚精度が良く着色剤を配合した場合の色むらもなく、外観上優れている。
本発明者等は上記問題点について鋭意検討の結果、特定の成形方法を採用し、特定の膜厚精度のゴム弾性体層を含む多層構造アクリル系樹脂フィルムにすることにより、上記問題点が解決できることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、
(1)ゴム弾性体層を含む多層構造アクリル系樹脂を溶融押出法により成形したアクリル系樹脂フィルムであって、フィルム厚みが30〜300μmであり、フィルムを3cmの幅で区分した時に隣り合う区分の膜厚差が平均膜厚の0.3%以上1%以下かつ1m中の膜厚精度が1%以上3%以下であるアクリル系樹脂フィルム
(2)ゴム弾性体層を含む多層構造アクリル系樹脂がアクリル酸アルキルエステル50〜100重量%と共重合可能な他のビニル系単量体1種又は2種以上50〜0重量%とを含む単量体と、該単量体100重量部に対して、0.1〜20重量部の該単量体と共重合しうる1分子当たり2個以上の非共役二重結合を有する多官能性単量体からなる1層または2層以上のアクリル系弾性重合体(a−1)10〜90重量%とアクリル系弾性重合体(a−1)の存在下、メタクリル酸アルキルエステル70〜100重量%と共重合可能な他のビニル系単量体1種又は2種以上30〜0重量%からなる1層または2層以上のグラフト成分(a−2)90〜10重量%を共重合してなるものである前記(1)記載のアクリル系樹脂フィルム
(3)ロールまたは金属ベルトに両面を接触させてフィルムに成形したものである前記(1)または(2)に記載のアクリル系樹脂フィルム
(4)ゴム弾性体層を含む多層構造アクリル系樹脂100重量部に対して、1種又は2種以上の着色剤を0.1〜50重量部配合してなる前記(1)〜(3)のいずれかに記載のアクリル系樹脂フィルムおよび
(5)全光線透過率が10%以上である前記(1)〜(4)のいずれかに記載のアクリル系樹脂フィルム、
(6)前記(1)〜(5)のいずれかに記載のアクリル系樹脂フィルムを用いた成形品、に関する。

Claims (5)

  1. ゴム弾性体層を含む多層構造アクリル系樹脂を溶融押出法により成形したアクリル系樹脂フィルムであって、フィルム厚みが30〜300μmであり、フィルムを3cmの幅で区分した時に隣り合う区分の膜厚差が平均膜厚の1%以下かつ1m中の膜厚精度が3%以下であるアクリル系樹脂フィルム。
  2. ゴム弾性体層を含む多層構造アクリル系樹脂がアクリル酸アルキルエステル50〜100重量%と共重合可能な他のビニル系単量体1種又は2種以上50〜0重量%とを含む単量体と、該単量体100重量部に対して、0.1〜20重量部の該単量体と共重合しうる1分子当たり2個以上の非共役二重結合を有する多官能性単量体からなる1層または2層以上のアクリル系弾性重合体(a−1)10〜90重量%とアクリル系弾性重合体(a−1)の存在下、メタクリル酸アルキルエステル70〜100重量%と共重合可能な他のビニル系単量体1種又は2種以上30〜0重量%からなる1層または2層以上のグラフト成分(a−2)90〜10重量%を共重合してなるものである請求項1記載のアクリル系樹脂フィルム。
  3. アクリル系弾性重合体(a−1)の重量平均粒子径が20〜150nmである請求項1または2に記載のアクリル系樹脂フィルム。
  4. ゴム弾性体層を含む多層構造アクリル系樹脂100重量部に対して、1種又は2種以上の着色剤を0.1〜50重量部配合してなる請求項1〜3のいずれか1項に記載のアクリル系樹脂フィルム。
  5. 全光線透過率が10%以上である請求項1〜4のいずれか1項に記載のアクリル系樹脂フィルム。
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