JP2015004177A - 既設防波堤の補強構造、既設防波堤の補強方法、補強体 - Google Patents

既設防波堤の補強構造、既設防波堤の補強方法、補強体 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易かつ施工も容易で補強効果も高い既設防波堤の補強構造等を提供する。
【解決手段】マウンド2上にケーソン11を並べて構築した防波堤1において、ブロック体31の底面に摩擦増大マット32を設けてなる補強体3を、防波堤長手方向のケーソン11の両端部において、防波堤1の陸側と外洋側のマウンド2上に隣接させて設置する。これにより、陸へ向かう波と外洋へ向かう波による防波堤1の滑動や転倒に対する抵抗力を増大させるとともに、防波堤1を越流する波によるマウンド2の洗掘も防止する。
【選択図】図3

Description

本発明は既設防波堤を補強する補強構造と補強方法、およびこれに用いる補強体に関する。
外洋からの波を防ぎ、湾内を静穏に保つために現在多くの防波堤が構築されている。防波堤はケーソンなどを海底のマウンド上に沈設して構築されるが、防波堤の中には将来起こりうる大津波などに対して滑動や転倒の恐れがあるものもあり、このようなケースでは補強を行う必要がある。
既設防波堤の補強方法としては、例えば、防波堤に増設ケーソンを設けるもの(特許文献1参照)や防波堤を覆うように門型ケーソンを設けるもの(特許文献2参照)がある。また、防波堤に切欠きを設けた補強部材を取り付ける例(特許文献3参照)もある。
特許第4740887号 特開2012−229543号公報 特開2013−53435号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2の方法は補強構造として大掛かりであり、施工も難しい。特許文献3に記載の補強方法はこれらに比べ簡易であるが、既設防波堤を補強するために、より効果の高い方法が求められている。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、簡易かつ施工も容易で補強効果も高い既設防波堤の補強構造等を提供することを目的とする。
前述した目的を達するための第1の発明は、マウンド上の既設防波堤の補強構造であって、補強体が前記既設防波堤に隣接して前記マウンド上に設置され、前記補強体は、ブロック体または充填材が充填されたプレキャスト型枠と、前記ブロック体または前記プレキャスト型枠の底面に設けられた摩擦材と、を含むことを特徴とする既設防波堤の補強構造である。
本発明では、摩擦力を高めるための摩擦材を底面に設置した補強体を既設防波堤に隣接して配置し、既設防波堤の補強を行う。これにより、既設防波堤の波による滑動に対する抵抗力が高まる。また補強体により既設防波堤の基部が補強され、波による転倒に対する抵抗力を高めることができる。また、補強体により防波堤を越流する波によるマウンドの洗掘も緩和できる。これらにより、既設防波堤が転倒して破壊したり、マウンドの洗掘箇所に滑動等して転倒、破壊するリスクを軽減できる。
加えて、補強体を沈設することで既設防波堤の補強がなされる簡易な構成であるので、既設防波堤を大きく改変する必要がない。また、施工も容易で既設防波堤の上から作業ができ、起重機船や大型作業船などを用いる必要がなく、ダイバー作業も最小限で済む。
前記既設防波堤と前記補強体とが連結材で連結されることが望ましい。
既設防波堤と補強体とを連結し一体化することで、上記した滑動や転倒に対する抵抗力をさらに高めることができる。また、防波堤の一方の側に補強体を設けるだけでも、陸へと向かう波と外洋へと向かう波の両方につき滑動や転倒に対する抵抗力を発揮でき、効率よく補強が行われ補強体の数が少なくて済む。
前記補強体はブロック体を含み、前記連結材は、前記既設防波堤と前記ブロック体の隣接する面のそれぞれに両端部を埋設した略U字形の一対の鉄筋と、前記一対の鉄筋の向かい合う部分を内側として螺旋状に設けられる鉄筋とを含み、前記既設防波堤と前記ブロック体の間に水中固化材が打設される構造であってもよい。
これにより、既設防波堤と補強体を強固に連結一体化することができ、波に対する抵抗力をより高めることができる。
前記補強体はブロック体を含み、前記ブロック体は、上部が前記既設防波堤の上部まで延びる略L字形の形状であってもよい。
この補強体も、防波堤の一方の側に設けるだけで、陸へと向かう波と外洋へと向かう波の両方につき滑動や転倒に対する抵抗力を発揮できる。
前記補強体は充填材が充填されたプレキャスト型枠を含み、前記既設防波堤に一端を埋設した前記連結材である鉄筋の他端を前記プレキャスト型枠内に納めて前記充填材を前記プレキャスト型枠に充填した構造であってもよい。
これにより、大きな重量の補強体を地上で運搬する必要がないので施工がより簡単になる。また補強体と既設防波堤を連結することで高い抵抗力が得られるとともに、前記と同じく防波堤の一方の側に補強体を設けるだけで、陸へと向かう波と外洋へと向かう波の両方につき滑動や転倒に対する抵抗力を発揮できる。
前記プレキャスト型枠は略L字形の鉛直方向断面形状を有することが望ましい。
この場合、プレキャスト型枠を沈設後、型枠と既設防波堤に囲まれた内部空間で水中コンクリートなどの充填材を充填して補強体が形成できるので、施工が容易で補強体と既設防波堤の一体性を高めることも可能である。
あるいは、前記プレキャスト型枠は略U字形の鉛直方向断面形状を有してもよく、略W字形の鉛直方向断面形状を有してもよい。
前者の場合、プレキャスト型枠の内部空間で充填材が充填できるので、略L字形のプレキャスト型枠に比べ、さらに施工が容易になり、後者の場合は2つの内部空間に充填する充填材を必要に応じて別のものとできる利点がある。
前記補強体の底部は、前記既設防波堤側より前記既設防波堤の逆側で高くなるように形成されることが望ましい。
これにより、補強体の既設防波堤の逆側にある底部がマウンドにめりこむことなく、既設防波堤の滑動や転倒に対する抵抗力を更に高めることができる。
前記摩擦材は、前記補強体の底面よりも大きい平面を有するマット材であることが望ましい。
これにより、補強体の底面では摩擦材として機能するマットを、補強体以外の箇所では洗掘に対しマウンドを保護する被覆材として機能させることができ、洗掘防止効果が高まる。
前記既設防波堤はケーソンを沈設し構築され、前記補強体が少なくとも、前記既設防波堤の平面長手方向の前記ケーソンの両端部に1つずつ配置されることが望ましい。
これにより、少ない補強体の数で効率よく既設防波堤の補強ができる。
第2の発明は、マウンド上の既設防波堤の補強方法であって、予め底面に摩擦材を設けた補強体であるブロック体を、既設防波堤に隣接させて前記マウンド上に沈設し、これにより既設防波堤の補強を行うことを特徴とする既設防波堤の補強方法である。
第3の発明は、マウンド上の既設防波堤の補強方法であって、予め底面に摩擦材を設けたプレキャスト型枠を前記既設防波堤に隣接させて前記マウンド上に沈設した後、前記プレキャスト型枠に充填材を充填して補強体とし、これにより既設防波堤の補強を行うことを特徴とする既設防波堤の補強方法である。
また、第2または第3の発明において、前記既設防波堤と前記補強体が連結材を用いて連結されることが望ましい。
第4の発明は、マウンド上で既設防波堤に隣接して設置することで前記既設防波堤の補強を行う補強体であって、ブロック体または充填材が充填されたプレキャスト型枠と、前記ブロック体または前記プレキャスト型枠の底面に設けられた摩擦材と、を含むことを特徴とする補強体である。
本発明により、簡易かつ施工も容易で補強効果も高い既設防波堤の補強構造等を提供することができる。
既設の防波堤1を示す図 波により防波堤1に作用する力を示す図 補強体3による防波堤1の補強構造を示す図 補強体3による防波堤1の補強方法を示す図 補強体5による防波堤1の補強構造を示す図 補強体5と防波堤1の連結部を示す図 補強体5による防波堤1の補強方法を示す図 補強体5による防波堤1の補強方法を示す図 補強体7による防波堤1の補強構造を示す図 補強体7による防波堤1の補強方法を示す図 補強体7aによる防波堤1の補強構造を示す図 補強体7aによる防波堤1の補強方法を示す図 補強体5a、7bによる防波堤1の補強構造を示す図 補強体7cによる防波堤1の補強構造を示す図 補強体7dによる防波堤1の補強構造を示す図
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
[第1の実施形態]
(1.既設防波堤)
図1は、本発明の実施形態において補強が行われる既設の防波堤1の例を示す図である。図1(a)は鉛直方向に沿って見た図であり、図1(b)は防波堤1の上方から見た図である。
この防波堤1は、捨石21等により形成されたマウンド2上に、長手方向に複数のケーソン11を並べて沈設し構築したものである。マウンド2の表面には必要に応じて洗掘防止対策として被覆材が設けられる。図1において、防波堤1の左側は外洋側、右側は陸側である。以降の図でも同様である。
図2(a)、(b)は波により防波堤1に作用する力を示す図である。図2(a)に示すように、防波堤1では、外洋から陸へと向かう波Aにより、図の矢印aで示すように防波堤1を陸側へ滑動させる水平力が働くとともに、図の矢印a’で示すように防波堤1を陸側に転倒させる転倒モーメントが働く。さらに、波Aが防波堤1を越流することで、防波堤1の陸側ではマウンド2上に越流水が落下し、マウンド2を掬い上げるような水流A’が生じ、これによりマウンド2が洗掘される問題もある。
また、図2(b)に示すように、陸から外洋へと向かう波B(引き波)により、防波堤1を外洋側へ滑動させる水平力b、および防波堤1を外洋側に転倒させる転倒モーメントb’が働く。また、上記と同様、波Bが防波堤1を越流することで、防波堤1の外洋側でマウンド2上に越流水が落下し、マウンド2を掬い上げるような水流B’が生じ、マウンド2の洗掘が生じる。
(2.既設防波堤の補強構造)
本発明の実施形態に係る既設防波堤の補強構造は、上記した滑動や転倒に対する防波堤1の抵抗力の向上、マウンド2の洗掘防止などを目的として構築される。
図3は防波堤1の補強構造を示す図である。図3(a)は補強体3に対応する位置を鉛直方向に沿って見た図であり、図3(b)は防波堤1の上方から見た図である。
本実施形態では、防波堤1の平面長手方向(図3(b)の上下方向に対応する。以下「防波堤長手方向」という)のケーソン11の両端部において、防波堤1の陸側と外洋側のマウンド2上に補強体3が隣接して設置される。
補強体3は、コンクリート等による直方体のブロック体31の底面に、摩擦力を増大させるための摩擦材として摩擦増大マット32(マット材)を設けたものである。なお、ブロック体31の形状は直方体に限らず、補強効果等を考慮して様々に定めることができる。
摩擦増大マット32としてはアスファルトマットやゴムマットなどを用いることができるが、これらに限ることはない。例えば、同じ摩擦面に対してブロック体31よりも摩擦係数(静止摩擦係数)が高いものであればよい。
以上により防波堤1の補強構造が形成され、補強体3により、陸へ向かう波、および外洋へ向かう波による防波堤1の滑動に対する抵抗力が高まる。また補強体3により防波堤1の基部が補強され、上記の波による防波堤1の転倒に対する抵抗力も高まる。また、図2(a)、(b)の水流A’、B’で示したような、防波堤1を越流する波より生じる水流は、補強体3の上面で跳ね返されて弱まり、マウンド2の洗掘を防止することもできる。
(3.既設防波堤の補強方法)
次に、上記の補強構造を構築し防波堤1の補強を行う補強方法について説明する。
本実施形態では、図4(a)、(b)に示すように、防波堤1の陸側および外洋側で、補強体3を順次防波堤1に隣接させてマウンド2上の設置箇所に沈設するだけで補強構造が構築され、これにより防波堤1の補強を行うことができる。
補強体3の沈設作業は防波堤1上で行うことができ、起重機船や大型の作業船が必要でない。なお、マウンド2の表面に被覆材などが設けられている場合は、補強体3の設置箇所などで適宜これを取り除いた後、上記の沈設作業を行うことができる。
また補強体3の設置箇所では可塑性のグラウト材やアスファルト混合物を流し込むなどしてマウンド2の補強を予め行ってもよい。さらに、補強体3に対応する位置では、可塑性のグラウト材で補強された捨石やアスファルト混合物などを用いてマウンド2を陸側あるいは外洋側へさらに延長し、これにより防波堤1の転倒や滑動に対する抵抗力を増すことも可能である。
以上説明したように、本実施形態では、摩擦力を高めるための摩擦増大マット32を底面に設置した補強体3を既設の防波堤1に隣接して配置し、防波堤1の補強を行う。これにより、防波堤1の波による滑動に対する抵抗力が高まる。また補強体3により防波堤1の基部が補強され、波による転倒に対する抵抗力を高めることができる。また、補強体3により防波堤1を越流する波によるマウンド2の洗掘も防止できる。これらにより、防波堤1が転倒して破壊したり、マウンド2の洗掘箇所に滑動等して転倒、破壊したりするリスクを軽減できる。さらに、補強体3の洗掘防止効果により、マウンド2上に洗掘防止のための被覆材を設ける場合もこれを少なくでき、防波堤内側の環境への影響、船の接岸に対する障害が少なくなる利点もある。
また、補強体3を沈設することで防波堤1の補強がなされる簡易な構成であるので、既設の防波堤1を大きく改変する必要がない。また、施工も容易で防波堤1の上から作業ができ、起重機船や大型作業船などを用いる必要もなく、ダイバー作業も最低限で済む。
さらに、補強体3は、防波堤長手方向のケーソン11の両端部に配置されるので、少ない補強体3の数で効率よく防波堤1の補強ができる。また、本実施形態では陸側と外洋側の両方に補強体3が配置されるので、陸への波と外洋への波の両方に対し抵抗力を発揮する。ただし、補強体3の配置はこれに限らず、例えばケーソン11の防波堤長手方向の全長に渡って配置することも可能であるし、引き波の影響をそれほど考慮しなくてよい場合や、後述するように補強体と防波堤1を連結する場合などでは、陸側にのみ補強体3を設けることも可能である。
[第2の実施形態]
(1.既設防波堤の補強構造)
図5は第2の実施形態に係る防波堤1の補強構造を示す図である。図5(a)は補強体5に対応する位置を鉛直方向に沿って見た図であり、図5(b)は防波堤1の上方から見た図である。
本実施形態は、補強体5を構成するブロック体51が、上部が防波堤1の上部まで延びる略L字形の形状を有し、補強体5が防波堤1の陸側のみに設けられる点で第1の実施形態と異なる。補強体5では、このブロック体51の底面に、前記した摩擦増大マット32と同様の摩擦増大マット52が設けられる。
補強体5は、陸へと向かう波については、第1の実施形態の補強体3と同様に滑動や転倒に対する抵抗力を増加させ、洗掘を防止する。一方、外洋へ向かう波に対しては、補強体5が防波堤1の上部まで延びる略L字形の形状を有することにより、補強体5自体で波に抵抗するとともに、波が直接防波堤1に作用する割合も減らし、防波堤1の滑動や転倒に対する抵抗力を向上させる。
この補強体5は、第1の実施形態と同様にして防波堤1に隣接させて沈設するだけでもよいが、本実施形態では、陸への波や外洋への波に対する抵抗力をより高めるべく、補強体5と防波堤1を連結するようにしている。
図6は補強体5と防波堤1の連結部を示す図である。図6(a)は連結部を鉛直方向に沿って見た図であり、図6(b)は上方から見た図である。
本実施形態では、防波堤1の補強体5に隣接する面に、U字形鉄筋6aが両端の脚部を埋設して鉛直方向に設けられる。また、補強体5のブロック体51の防波堤1に隣接する面に、U字形鉄筋6bが両端の脚部を埋設して鉛直方向に設けられる。さらに、これらのU字形鉄筋6a、6bの向かい合う部分を内側として鉄筋を螺旋状に設け、この螺旋状鉄筋8とU字形鉄筋6a、6bを連結材として防波堤1と補強体5とを連結する。
これらの補強体5と防波堤1の間には、水中固化材である水中コンクリート9が打設される。なお、水中固化材としては、水中不分離コンクリートなども用いることができる。また、図では上記のような連結箇所を4箇所示しているが、その数や配置は必要に応じて適宜定め得る。
(2.既設防波堤の補強方法)
次に、上記の補強構造を構築し防波堤1の補強を行う補強方法について説明する。
本実施形態でも、第1の実施形態と同様、補強体5を順次防波堤1に隣接させてマウンド2上に沈設するが、図7(a)に示すように、防波堤1および補強体5には、それぞれ、前記したU字形鉄筋6a、6bが設けられている。防波堤1については、予めダイバー作業などによりU字形鉄筋6aを取付けておくことができる。
そして、図7(b)に示すようにマウンド2上に補強体5を沈設した後、図8(a)に示すように、U字形鉄筋6a、6bの向かい合う部分を内側にして鉄筋を巻き回し、螺旋状鉄筋8とする。
その後、図8(b)に示すように、防波堤1と補強体5の間に水中コンクリート9を打設する。以上の作業を各補強体5について行うと、図5で説明した補強構造が構築される。
この第2の実施形態でも、防波堤1の滑動や転倒に対する抵抗力が増すなど第1の実施形態と同様の効果が得られる。また、第2の実施形態では、ブロック体51が、上部が防波堤1の上部に達する略L字形に形成されるので、前記したように防波堤1の一方の側に補強体5を設けるだけで、陸へと向かう波と外洋へと向かう波の両方につき滑動や転倒に対する抵抗力を発揮し、効率よく補強が行われ補強体5の数が少なくて済む。
また、第2の実施形態では、U字形鉄筋6a、6bおよび螺旋状鉄筋8を連結材として用いて連結することで、防波堤1と補強体5が一体化され防波堤1の基部に幅広のフーチング基礎が形成されることになり、防波堤1の滑動や転倒に対する抵抗力をさらに高めることができる。
さらに、防波堤1と補強体5を連結することで、陸へ向かう波だけでなく、外洋へ向かう波に対しても、補強体5により防波堤1の滑動に対する抵抗力が増し、また防波堤1の重心が低くなることから転倒も起こりにくくなる。従って、防波堤1と補強体5を連結することによっても、上記と同じく、一方の側の補強体5のみで陸へと向かう波と外洋へと向かう波の両方につき滑動や転倒に対する抵抗力が発揮される。なお、第1の実施形態の補強体3においても同様にして連結を行うことができ、同様の効果が得られる。
[第3の実施形態]
(1.既設防波堤の補強構造)
図9は第3の実施形態に係る防波堤1の補強構造を示す図である。図9(a)は補強体7の防波堤長手方向の中央部に対応する位置を鉛直方向に沿って見た図であり、図9(b)は防波堤1の上方から見た図である。
本実施形態では、防波堤長手方向(図9(b)の上下方向に対応する)のケーソン11の両端部において、防波堤1の陸側のマウンド2上に補強体7が隣接して設置される。
補強体7は、前記の摩擦増大マット32と同様の摩擦増大マット72を底面に設けたプレキャスト型枠71に、充填材として水中固化材である水中コンクリート73を打設し、充填したものである。なお、前記と同様、水中固化材としては水中不分離コンクリートなども用いることができる。
プレキャスト型枠71は、例えば、頂面と一側面を開放した函状に形成され、図9(a)に示すように、開放された一側面を防波堤1に向けて配置する。プレキャスト型枠71の底面と陸側の側面は略L字形の鉛直方向断面をなし、水中コンクリート73は、プレキャスト型枠71と防波堤1により囲まれる内部空間に打設される。補強体7と防波堤1は、防波堤1と水中コンクリート73に両端部をそれぞれ埋設した鉄筋74を連結材として連結される。なお、プレキャスト型枠71の形状は上記に限らず、補強効果等を考慮して様々に定めることができる。
(2.既設防波堤の補強方法)
次に、上記の補強構造を構築し防波堤1の補強を行う補強方法について説明する。
本実施形態では、まず、図10(a)に示すように予め底面に摩擦増大マット72を設けたプレキャスト型枠71を沈設し、図10(b)に示すように、マウンド2上の設置箇所に前記したように設置する。
一方、防波堤1のプレキャスト型枠71の設置箇所に対応する位置では、鉄筋74が一方の端部を埋設して設けられる。鉄筋74はダイバー作業などにより防波堤1に取付けられ、他方の端部がプレキャスト型枠71内に配置される。
この後、防波堤1とプレキャスト型枠71で囲まれた内部空間に水中コンクリート73を打設し、水中コンクリート73が硬化すると、図9で示した補強体7が形成される。水中コンクリート73の打設は、防波堤1上から行うことができる。このようにして必要な数だけ補強体7を形成し、補強構造が構築される。
この第3の実施形態でも、防波堤1の波による滑動や転倒に対する抵抗力が増すなど第1の実施形態と同様の効果が得られる。また、第2の実施形態と同じく、補強体7と防波堤1が連結されることで一体性が高まり、波に対する抵抗力が向上するとともに、陸へ向かう波だけでなく、外洋へ向かう波に対しても滑動や転倒に対する抵抗力を発揮するので、補強体7の数も少なくて済む。
また、本実施形態では大きな重量の補強体を地上で運搬する必要がないので施工がより簡単になる。さらに、プレキャスト型枠71は略L字形状の鉛直方向断面を有するので、型枠沈設後、型枠と防波堤1に囲まれた内部空間に水中コンクリート73を打設して補強体7が形成でき、施工が容易で補強体7と既設防波堤1の一体性も高い。加えて、水中コンクリート73を打設して補強体7とするので、多少防波堤1の形状が異なっていてもこれにフィットした補強体7が都度形成できる利点もある。
[第4の実施形態]
(1.既設防波堤の補強構造)
次に、第4の実施形態として、摩擦増大マットの平面が補強体の底面よりも大きい例を説明する。
この例を示すのが図11に示す補強体7aであり、摩擦増大マット72aの平面がプレキャスト型枠71の底面よりも大きい点で第3の実施形態の補強体7と異なる。
この摩擦増大マット72aは、プレキャスト型枠71の底面にあたる部分では前記と同様補強体7aの摩擦力を増大し防波堤1の滑動などに対する抵抗力を増すが、それ以外の部分では、マウンド2を被覆し洗掘を防止する役割を果たす。
この補強体7aを形成し防波堤1の補強を行う方法については、基本的には第3の実施形態で説明したものと同様である。ただし、プレキャスト型枠71の沈設時には、摩擦増大マット72aの型枠底面以外の部分がばたついたりして沈設の妨げにならないように、例えば、図12(a)に示すように摩擦増大マット72aの端部をプレキャスト型枠71の側面の上端部から張り出した棒状部材先端部から吊り下げたロープ状部材の端部付近に着脱金物80等を介して仮固定しておく。
プレキャスト型枠71を沈設すれば、図12(b)に示すように、着脱金物80等を取外して摩擦増大マット72aの型枠底面以外の部分もマウンド2上に配置されるようにしておく。これとともに第3の実施形態と同様に鉄筋74を取付け、以下水中コンクリート73の打設を行うと、図11に示す補強体7aが形成される。
この第4の実施形態でも第3の実施形態と同様の効果が得られる。また摩擦増大マット72aにより、防波堤1の波に対する抵抗力の向上に加え、洗掘防止効果も同時に実現できる。なお、第1、第2の実施形態のようにブロック体を用いる場合も、摩擦増大マットの平面を補強体の底面よりも大きくすることで同様の効果が得られる。
なお、本実施形態では、図12(a)に示すようにプレキャスト型枠71の側面の上端部から張り出した棒状部材先端部から吊り下げたロープ状部材の端部付近に着脱金物80等を介して、摩擦増大マット72aを固定したが、摩擦増大マット72aの仮固定方法はこれに限ることはない。例えば、プレキャスト型枠71の側面の上端部から張り出したトラス状部材に、先端付近に着脱金物80等を介して摩擦増大マット72aの端部を仮固定することも可能である。
[第5の実施形態]
次に、第5の実施形態として、補強体の底部を、防波堤1側より防波堤1の逆側で高くなるように形成する例を説明する。
この例を示すのが図13(a)に示す補強体5aであり、この補強体5aは、ブロック体51aの底面が反っており、防波堤1側から陸側(防波堤1の逆側)へ向かうにつれ高くなる点で、第2の実施形態の補強体5と異なる。
このようにして補強体5aの底部を防波堤1側より陸側で高くなるように形成すると、陸へ向かう波による防波堤1の滑動に対する抵抗力がより高まる。すなわち、図13(a)の例では、防波堤1の陸側への滑動時に、ブロック体51aの底面の陸側角部がマウンド2にめりこむことなく、防波堤1の陸側のマウンド2が点線に示すように盛り上がるので、ブロック体51aの底面がマウンド2の盛り上がり部分と突き当たることによって滑動に対する抵抗力が生じ、抵抗力がさらに高まる。
また、底面が反った形状であると、防波堤1に転倒モーメント(図2(a)の矢印a’参照)が作用し防波堤1が転倒しようとする場合に、マウンド2に接する補強体5aの底面積が広くなり、この曲面状の底面全体からより大きな抵抗力が有効に働くから、補強体5aのマウンド2へのめり込みが防がれ、防波堤1の転倒に対する抵抗力が向上する。
これは図13(b)に示す補強体7bの場合でも同様である。すなわち、この補強体7bは、プレキャスト型枠71bが、略L字形状の角部を切欠いた形状の鉛直方向断面を有する点で第3の実施形態の補強体7と異なっている。このようにして補強体7bの底部を防波堤1側より陸側で高くなるように形成しても、上記と同様の効果が得られる。
[第6の実施形態]
次に、第6の実施形態に係る防波堤1の補強構造について図14を参照して説明する。図14(a)は補強体7cの防波堤長手方向の中央部に対応する位置を鉛直方向に沿って見た図であり、図14(b)は防波堤1の上方から見た図である。
本実施形態では、第3の実施形態と同様、補強体7cが摩擦増大マット72を底面に設けたプレキャスト型枠71cを有するが、プレキャスト型枠71cの形状、および充填材として砕石75を配置し充填する点で第3の実施形態と異なる。
プレキャスト型枠71cは、例えば、頂面を開放した函状に形成され、図14(a)に示すように側面を防波堤1に合わせて配置する。プレキャスト型枠71cの底面と側面は略U字形の鉛直方向断面をなし、砕石75をその内部空間に配置して充填する。防波堤1とプレキャスト型枠71cは、防波堤1側に埋設した鉄筋74をプレキャスト型枠71cの防波堤1側の側面に設けられた孔に通し、型枠71c側に突出した鉄筋74の基部に取り付けた締付け金具等(図示せず)により連結される。
この補強体7cは、第3の実施形態と同様にしてプレキャスト型枠71cを沈設し、型枠内に砕石75を配置し充填することで形成でき、第3の実施形態と同様の効果が得られる。なお、充填材としては、砕石75の代わりに水中コンクリートなどの水中固化材を打設することも可能である。
また、第6の実施形態ではプレキャスト型枠71cの内部空間で砕石75等の充填材の充填を行うことができるので、第3の実施形態のような略L字形のプレキャスト型枠に比べ、さらに施工が容易になる。充填材として砕石75を用いることで重量の調節も容易である。なお、第3の実施形態でも砕石75を用いることは可能である。一方、充填材として水中コンクリートなどの水中固化材を用いる場合は、連結材74との一体性が高まる利点がある。
[第7の実施形態]
次に、第7の実施形態に係る防波堤1の補強構造について図15を参照して説明する。図15(a)は補強体7dの防波堤長手方向の中央部に対応する位置を鉛直方向に沿って見た図であり、図15(b)は防波堤1の上方から見た図である。
本実施形態でも、第3の実施形態と同様、補強体7dが摩擦増大マット72を底面に設けたプレキャスト型枠71dを有するが、プレキャスト型枠71dの形状、および充填材として水中コンクリート73と砕石75を用いる点で第3の実施形態と異なる。
プレキャスト型枠71dは、例えば、頂面を開放した函状に形成され、図15(a)に示すように側面を防波堤1に合わせて配置する。また、プレキャスト型枠71dには、防波堤1側と陸側に内部空間を分割する板状の仕切部711が設けられ、プレキャスト型枠71dの底面および側面と仕切部711が略W字形の鉛直方向断面をなす。
水中コンクリート73は防波堤1側の内部空間に打設され、砕石75は陸側の内部空間に配置される。補強体7dと防波堤1は、防波堤1と水中コンクリート73に両端部をそれぞれ埋設した鉄筋74を連結材として連結される。プレキャスト型枠71dの防波堤1側の側面には鉄筋74を通すための孔が設けられる。
この補強体7dも、第3の実施形態と同様にしてプレキャスト型枠71dを沈設し、型枠内で水中コンクリート73の打設と砕石75の配置を行うことで形成でき、第3の実施形態と同様の効果が得られる。
また、プレキャスト型枠71dは略W字形の鉛直方向断面形状を有するので、2つの内部空間に充填する充填材を必要に応じて別のものとできる利点がある。本実施形態では、防波堤1側の内部空間で水中コンクリート73を打設することで連結材74との一体性を高めるとともに、陸側の内部空間では砕石75を配置することで重量の調節も容易になる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………防波堤
2………マウンド
3、5、5a、7、7a、7b、7c、7d………補強体
6a、6b………U字形鉄筋
8………螺旋状鉄筋
9、73………水中コンクリート
31、51、51a………ブロック体
32、52、72、72a………摩擦増大マット
71、71b、71c、71d………プレキャスト型枠
74………鉄筋

Claims (15)

  1. マウンド上の既設防波堤の補強構造であって、
    補強体が前記既設防波堤に隣接して前記マウンド上に設置され、
    前記補強体は、
    ブロック体または充填材が充填されたプレキャスト型枠と、
    前記ブロック体または前記プレキャスト型枠の底面に設けられた摩擦材と、
    を含むことを特徴とする既設防波堤の補強構造。
  2. 前記既設防波堤と前記補強体とが連結材で連結されることを特徴とする請求項1記載の既設防波堤の補強構造。
  3. 前記補強体はブロック体を含み、
    前記連結材は、
    前記既設防波堤と前記ブロック体の隣接する面のそれぞれに両端部を埋設した略U字形の一対の鉄筋と、
    前記一対の鉄筋の向かい合う部分を内側として螺旋状に設けられる鉄筋と
    を含み、
    前記既設防波堤と前記ブロック体の間に水中固化材が打設されることを特徴とする請求項2に記載の既設防波堤の補強構造。
  4. 前記補強体はブロック体を含み、
    前記ブロック体は、上部が前記既設防波堤の上部まで延びる略L字形の形状であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の既設防波堤の補強構造。
  5. 前記補強体は充填材が充填されたプレキャスト型枠を含み、
    前記既設防波堤に一端を埋設した前記連結材である鉄筋の他端を前記プレキャスト型枠内に納めて前記充填材を前記プレキャスト型枠に充填することを特徴とする請求項2記載の既設防波堤の補強構造。
  6. 前記プレキャスト型枠は略L字形の鉛直方向断面形状を有することを特徴とする請求項5記載の既設防波堤の補強構造。
  7. 前記プレキャスト型枠は略U字形の鉛直方向断面形状を有することを特徴とする請求項5記載の既設防波堤の補強構造。
  8. 前記プレキャスト型枠は略W字形の鉛直方向断面形状を有することを特徴とする請求項5記載の既設防波堤の補強構造。
  9. 前記補強体の底部は、前記既設防波堤側より前記既設防波堤の逆側で高くなるように形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の既設防波堤の補強構造。
  10. 前記摩擦材は、前記補強体の底面よりも大きい平面を有するマット材であることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の既設防波堤の補強構造。
  11. 前記既設防波堤はケーソンを沈設し構築され、
    前記補強体が少なくとも、前記既設防波堤の平面長手方向の前記ケーソンの両端部に1つずつ配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の既設防波堤の補強構造。
  12. マウンド上の既設防波堤の補強方法であって、
    予め底面に摩擦材を設けた補強体であるブロック体を、既設防波堤に隣接させて前記マウンド上に沈設し、これにより既設防波堤の補強を行うことを特徴とする既設防波堤の補強方法。
  13. マウンド上の既設防波堤の補強方法であって、
    予め底面に摩擦材を設けたプレキャスト型枠を前記既設防波堤に隣接させて前記マウンド上に沈設した後、前記プレキャスト型枠に充填材を充填して補強体とし、これにより既設防波堤の補強を行うことを特徴とする既設防波堤の補強方法。
  14. 前記既設防波堤と前記補強体が連結材を用いて連結されることを特徴とする請求項12または請求項13記載の既設防波堤の補強方法。
  15. マウンド上で既設防波堤に隣接して設置することで前記既設防波堤の補強を行う補強体であって、
    ブロック体または充填材が充填されたプレキャスト型枠と、
    前記ブロック体または前記プレキャスト型枠の底面に設けられた摩擦材と、
    を含むことを特徴とする補強体。
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