JP2015002339A - 基板処理装置、基板の製造方法および半導体装置の製造方法 - Google Patents

基板処理装置、基板の製造方法および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Tenwa Yamaguchi
天和 山口
賢治 白子
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賢治 白子
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Shuhei Nishido
周平 西堂
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Abstract

【課題】熱処理後の処理室内の冷却時間を短縮する。
【解決手段】基板処理装置10は、ウェハ12を処理するための処理室34と、処理室34に対して搬入または搬出されるボート20と、ボート20の基板保持領域20aに第1ガス供給口45aを有する第1ガス供給ノズル45と、ボート20の下部に設けられたボート断熱部22の断熱領域22aに第2ガス供給口40aを設けた第2ガス供給ノズル40と、を有している。さらに、基板処理装置10は、第1および第2ガス供給ノズル40から供給されるガスの流量を調節するバルブ50a〜50eと、第1および第2ガス供給ノズル40から供給するガスとして、処理室34の温度が第1の温度になるまではArガスを供給し、第1の温度より低い温度ではN2 ガスを供給するようにバルブ50a〜50eを制御する主制御部と、を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板処理装置、基板の製造方法および半導体装置の製造方法に関し、特に、基板を加熱した状態で処理を行う基板処理装置、基板の製造方法および半導体装置の製造方法に適用して有効な技術に関する。
SiCは、Si(シリコン)に比べ、絶縁耐圧や熱伝導性が高いこと等から、特にパワーデバイス用素子材料として注目されている。その一方で、SiCは、不純物拡散係数が小さいこと等から、Siに比べ、単結晶基板や半導体装置(半導体デバイス)の製造が難しいことが知られている。例えば、Si基板上にSiからなるエピタキシャル膜を成膜する温度(成膜温度)が900〜1200℃程度であるのに対し、SiC基板上にSiCからなるエピタキシャル膜を成膜する温度(成膜温度)は1500〜1800℃程度であり、成膜を行うための基板処理装置の耐熱構造等に技術的な工夫が必要となる。
例えば、SiC基板上に、SiCからなるエピタキシャル膜(SiCエピタキシャル膜)を成膜するために、複数の基板を効率的に処理し得るバッチ式の基板処理装置として、複数の基板を垂直方向(縦方向)に積層した状態で保持するボートを備えた、いわゆるバッチ式縦型基板処理装置が知られている。
このようなバッチ式縦型基板処理装置を用いてSiCエピタキシャル膜を成膜する工程では、複数のSiC基板を保持しているボートを処理炉内の処理室に搬入した後、例えば処理室の外側に設けられた誘導コイルに高周波電力を供給し、処理室の加熱体を誘導加熱することで、ボートに保持されているSiC基板を所定温度に加熱する。また、SiC基板を加熱するとともに、処理室内に設けられたガス供給ノズルから各SiC基板に向けて反応ガスを供給する。これにより、ボートに保持されている各SiC基板が反応ガスに曝されることで、各SiC基板上に一度に効率よくSiCエピタキシャル膜を成膜することができる。
また、SiC基板を用いた半導体装置の製造工程では、あるバッチ式縦型基板処理装置を用いてSiC基板上にSiCエピタキシャル膜を成膜した後、SiCエピタキシャル膜が成膜されたSiC基板を、別のバッチ式縦型基板処理装置(アニール処理用の基板処理装置)を用いてアニール処理することがある。アニール処理用の基板処理装置でも、複数のSiC基板を保持しているボートを処理炉内の処理室に搬入した後、処理室に不活性ガスを供給している状態で、処理室の外側に設けられた誘導コイルに高周波電力を供給し、処理室の加熱体を誘導加熱することで、ボートに保持されているSiC基板を所定温度に加熱する。これにより、各SiC基板を一度に効率よくアニール処理することができる。
特開2007−66934号公報(特許文献1)には、上記したバッチ式縦型基板処理装置による基板処理方法であって、基板を処理室に搬入し、処理室内で基板にアニール処理を施し、アニール処理後の基板を処理室から搬出する技術が記載されている。
特開2007−66934号公報
SiCエピタキシャル膜が形成されたSiC基板をアニール処理(熱処理)する時の処理室内の温度(処理温度)は、1600〜2000℃程度であり、1500〜1800℃程度であるSiCエピタキシャル膜の成膜温度よりもさらに高い。また、SiC基板を処理室から搬出する時の処理室内の温度(搬出温度)は、例えば500〜800℃程度であり、搬出温度と処理温度との温度差が大きい。その結果、SiC基板をアニール処理(熱処理)した後、処理室内の温度を処理温度から搬出温度まで下降(降温)させるための時間、すなわち、SiC基板を冷却するための時間(冷却時間)が長くなり、単位時間当たりに処理可能なSiC基板の枚数(スループット)が低下するという問題がある。
本発明の目的は、熱処理後の処理室内の冷却時間を短縮することができる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明における基板処理装置は、基板を処理するための処理室と、上記基板を保持し、上記処理室に対して搬入または搬出される基板保持具と、上記処理室内に設けられ、上記基板保持具の基板保持領域にガス供給口を有する第1ガス供給ノズルと、上記処理室内に設けられ、上記基板保持具の下部に設けられた断熱材の断熱領域にガス供給口を設けた第2ガス供給ノズルと、を有するものである。そして、上記基板処理装置は、上記第1および第2ガス供給ノズルに接続され、上記第1および第2ガス供給ノズルから供給されるガスの流量を調節するバルブと、上記第1および第2ガス供給ノズルから上記処理室に供給するガスとして、上記処理室の温度が第1の温度になるまでは不活性ガスである第1のガスを供給し、上記第1の温度より低い温度ではN原子含有ガスである第2のガスを供給するように上記バルブを制御する制御部と、を有するものである。
また、本発明における半導体装置の製造方法は、半導体基板を保持した基板保持具を処理室に搬入する工程と、上記処理室内を加熱し、上記半導体基板を処理する基板処理工程と、を有するものである。そして、上記半導体装置の製造方法は、上記基板処理工程の後、不活性ガスである第1のガスを上記処理室に供給して上記処理室内を第1の温度まで下げる第1の降温工程と、上記第1の降温工程の後、N原子含有ガスである第2のガスを供給して上記処理室内を第2の温度まで下げる第2の降温工程と、上記第2の降温工程の後、上記基板保持具を上記処理室より搬出する工程と、を有するものである。
また、本発明における基板の製造方法は、基板を保持した基板保持具を処理室に搬入する工程と、上記処理室内を加熱し、上記基板を処理する基板処理工程と、上記基板処理工程の後、不活性ガスである第1のガスを上記処理室に供給して上記処理室内を第1の温度まで下げる第1の降温工程と、を有するものである。そして、上記基板の製造方法は、上記第1の降温工程の後、N原子含有ガスである第2のガスを上記処理室に供給して上記処理室内を第2の温度まで下げる第2の降温工程と、上記第2の降温工程の後、上記基板保持具を上記処理室より搬出する工程と、を有するものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
熱処理後の基板処理装置の処理室内の降温時間(基板の冷却時間)の短縮化を図ることができる。
本発明の実施の形態における基板処理装置の概略構成の一例を示す縦断面図である。 図1に示す基板処理装置における第1ガス供給ノズルのガス供給口の形状を水平方向に切断して示す拡大部分断面図である。 図1に示す基板処理装置における第2ガス供給ノズルのガス供給口の形状を水平方向に切断して示す拡大部分断面図である。 図1に示す基板処理装置を制御するコントローラの構成を示すブロック図である。 図1に示す基板処理装置を使用した基板処理工程の一部を示すプロセスフロー図である。 本発明の実施の形態の基板処理工程における、処理室内の圧力、処理室内の温度および高周波電源により供給される高周波電力の時間変化を表すグラフである。 本発明の実施の形態の降温時におけるガス別のウェハ温度の時間変化を模式的に示すグラフである。 本発明の実施の形態の降温工程における処理室内の温度の時間変化を模式的に示すグラフである。
以下の実施の形態では特に必要なとき以外は同一または同様な部分の説明を原則として繰り返さない。
さらに、以下の実施の形態では便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明などの関係にある。
また、以下の実施の形態において、要素の数など(個数、数値、量、範囲などを含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合などを除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良いものとする。
また、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
また、以下の実施の形態において、構成要素等について、「Aからなる」、「Aよりなる」、「Aを有する」、「Aを含む」と言うときは、特にその要素のみである旨明示した場合等を除き、それ以外の要素を排除するものでないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲等についても同様である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、図面をわかりやすくするために平面図であってもハッチングを付す場合がある。
(実施の形態)
<基板処理装置の概略構成>
本発明を実施するための実施の形態において、基板処理装置は、一例として、半導体装置の製造方法に含まれる基板処理工程を実施する半導体製造装置、または、例えば半導体基板からなる基板の製造方法に含まれる基板処理工程を実施する基板製造装置として構成されている。以下の説明では、例えば、SiCからなる半導体基板としての基板(ウェハ)にアニール処理(熱処理)を行う縦型の基板処理装置に、本発明の技術的思想を適用した場合について述べる。特に、本発明を実施するための実施の形態では、複数の基板を一度に処理するバッチ方式の基板処理装置を対象にして説明する。
<基板処理装置の詳細構成>
まず、本実施の形態における基板処理装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施の形態における基板処理装置の概略構成を示す縦断面図である。
図1に示す基板処理装置10は、バッチ式縦型熱処理装置であり、例えばSiC基板からなるウェハ(基板、半導体基板)を縦方向に複数枚収納可能なボート(基板保持具)20を有している。
ボート20は、例えばカーボングラファイト等の耐熱性材料で構成されており、複数枚のウェハ12を水平姿勢で、かつ互いに中心を揃えた状態で整列させて縦方向に積上げ、保持するように構成されている。
また、基板処理装置10には、処理炉(反応炉)30が配置されており、処理炉30内に、複数枚のウェハ12を保持しているボート20が搬入され、処理炉30内で各ウェハ12に対して所望の熱処理が行われる。
なお、基板処理装置10を構成する各部は、コントローラ80と電気的に接続されており、コントローラ80は、基板処理装置10を構成する各部の動作を制御するように構成されている。
基板処理装置10の処理炉30は、最も外側に筐体31を有しており、この筐体31の内部に反応管32が配置されている。反応管32は、例えば、石英などから構成されている。
また、反応管32の開口側(図1の下方側)には、マニホールド33が設けられている。このマニホールド33は、例えば、ステンレス材料等からなり、上方側および下方側が開口した形状に形成されている。マニホールド33は、反応管32を支持し、マニホールド33と反応管32との間には、シール部材としてのOリング(図示せず)が設けられている。これにより、反応管32、およびマニホールド33の内部に供給されたガスが外部に漏洩するのを防止している。マニホールド33は、その下方側に設けられた保持体(図示せず)に支持されており、これにより反応管32は、地面(図示せず)に対して垂直に据え付けられた状態となっている。ここで、反応管32およびマニホールド33により、処理室(反応室)34が形成されている。
なお、処理室34の内部には、ウェハ12を保持しているボート(基板保持具)20が搬入され、処理室34において、ボート20に保持されているウェハ12へのアニール処理が行われるようになっている。すなわち、処理室34は、ボート20に保持されているウェハ12を処理するためのものである。ここで、ボート20はシールキャップ23上に配置され、このシールキャップ23によって処理室34が密閉されるように構成されている。また、シールキャップ23には、回転機構61が設けられており、この回転機構61の回転軸62はシールキャップ23を貫通してボート20に接続されている。
ボート20は、ウェハ12またはウェハホルダ(図示せず)に搭載されたウェハ12を、各々のウェハ12の主面が水平になるように、かつ、各々のウェハ12の中心が平面視で一致するように、垂直方向(縦方向)に積層した状態で保持するようになっている。すなわち、ボート20は、ウェハ12を保持する保持部として機能する。なお、ボート20の下方側には、例えば、積層グラファイト板等の耐熱性材料により円柱形状に形成された断熱部材としてのボート断熱部22が設けられ、後述する加熱体35からの熱が、処理室34の下方側に伝達しにくくなっている。
つまり、処理室34の内部には、加熱体(被誘導体)35が形成されている。加熱体35は、上方側が閉塞されて下方側が開口された円筒形状に形成されている。これにより、加熱体35内に供給されるガスを封止でき、かつ処理室34の上方側への放熱を抑制できる。加熱体35は、例えば、カーボングラファイトから形成されており、ボート20を囲むように設けられている。
また、反応管32の外側には、例えばアルミナなどのセラミック材からなり、円筒形状を有する支持部材36が設けられており、支持部材36の内周側には、誘導コイル37が巻かれている。誘導コイル37は高周波電源38に接続されており、この高周波電源38が例えば10〜200kWの高周波電力を例えば10〜100kHzの周波数で誘導コイル37に供給することにより、誘導コイル37に高周波電流が流れる。
誘導コイル37に高周波電流が流れると、処理炉30の内部に高周波電磁界が発生し、発生した高周波電磁界により被誘導体である加熱体35に渦電流が流れる。加熱体35に渦電流が流れることでジュール熱が発生し、発生したジュール熱により、加熱体35が加熱(誘導加熱)されて昇温される。その結果、昇温された加熱体35からの輻射熱により、処理室34が加熱され、処理室34に搬入されているボート20、および、ボート20に保持されているウェハ12が加熱される。すなわち、ボート20が処理室34に搬入されている状態で、ボート20に保持されているウェハ12は、加熱部として機能する誘導コイル37および加熱体35により周囲から加熱される。
例えば加熱体35と反応管32との間など、加熱体35の近傍には、例えば熱電対または放射温度計からなり、処理室34内外の温度を検出する温度センサ39が設けられている。
また、高周波電源38および温度センサ39には、コントローラ80の温度制御部82(後述する図4参照)が電気的に接続されている。温度制御部82は、温度センサ39により測定された温度の測定値に基づいて、高周波電源38により誘導コイル37へ供給される高周波電力を制御することで、処理室34内の温度を制御する。
さらに、反応管32と加熱体35との間には、例えば、誘導加熱されにくいカーボンフェルトなどで形成された断熱材42が設けられている。断熱材42は、反応管32および加熱体35と同様に、上方側が閉塞され下方側が開口された円筒形状に形成されている。断熱材42は、例えば1500〜2000℃程度に加熱された加熱体35からの熱が、例えば反応管32等、断熱材42の外側に配置された部材に熱伝達されることを抑制するためのものである。このように、処理室34内に断熱材42を設けることで、処理室内34の雰囲気が例えば1500〜2000℃程度に加熱されている場合に、反応管32の温度を例えば1000℃程度以下に下げることができ、処理温度による各部の破損を抑制することができる。なお、断熱材42の周囲には、断熱材42を支持するための断熱材ケーシング42aが、例えば、石英で形成されている。
また、誘導コイル37の外周側には、処理室34内の熱が外部に伝達されるのを抑制するために、例えば水冷構造の外側断熱壁43が設けられている。外側断熱壁43は円筒形状に形成され、処理室34および支持部材36を包囲するよう配置されている。さらに、外側断熱壁43の外周側には、誘導コイル37へ通電することで発生する高周波電磁界が、外部に漏洩するのを防止するための磁気シール44が設けられている。磁気シール44においても、上方側が閉塞され下方側が開口された円筒形状に形成されている。図2に示す例では、筐体31が磁気シール44を兼ねた構造としている。
そして、加熱体35と各ウェハ12との間には、複数の第1ガス供給口45aを備えた第1ガス供給ノズル45が設けられている。第1ガス供給ノズル45の複数の第1ガス供給口45aは、ボート20における基板保持領域20aに対応した位置に形成されている。
なお、第1ガス供給ノズル45は、例えば、カーボングラファイト等で中空パイプ状に形成され、その先端側は加熱体35の上方側まで延在している。一方、第1ガス供給ノズル45の基端側は、例えば、石英等により中空パイプ状に形成された基端部45bに接続されている。基端部45bは、マニホールド33を貫通しつつ、当該マニホールド33に溶接等により固定されている。
また、本実施の形態の基板処理装置10では、ボート20の下部に設けられたボート断熱部(断熱材)22の断熱領域22aに対応するように複数の第2ガス供給口40aが形成された第2ガス供給ノズル40が設けられている。すなわち、第2ガス供給ノズル40の複数の第2ガス供給口40aは、ボート断熱部22における断熱領域22aに対応した位置に形成されている。
なお、第2ガス供給ノズル40は、その先端側がボート20の近傍まで延在しており、この第2ガス供給ノズル40も、第1ガス供給ノズル45と同様に、例えば、カーボングラファイト等で中空パイプ状に形成されている。そして、第2ガス供給ノズル40の基端側は、例えば、石英等により中空パイプ状に形成された基端部40bに接続されている。基端部40bは、マニホールド33の側面を水平に貫通しつつ、当該マニホールド33に溶接等により固定されている。
ここで、第1ガス供給ノズル45の第1ガス供給口45aと、第2ガス供給ノズル40の第2ガス供給口40aのそれぞれのノズルのガス噴流方向について説明する。図2は第1ガス供給ノズルのガス供給口の形状を水平方向に切断して示す拡大部分断面図、図3は図1に示す基板処理装置における第2ガス供給ノズルのガス供給口の形状を水平方向に切断して示す拡大部分断面図である。
図2に示すように、第1ガス供給口45aは、第1ガス供給ノズル45の側面(側壁)の同じ高さの位置に、2つ1組としてお互いが略180°の角度で逆向きにガスを噴流するように形成されている。具体的には、ボート20(図1参照)に保持されたウェハ12の中心C1と第1ガス供給ノズル45の中心C2とを結ぶ線L1に対して線対称にそれぞれ略90°を成す角度の位置に第1ガス供給口45aが設けられている。
言い換えると、上記ボート20に保持されたウェハ12の中心C1と第1ガス供給ノズル45の中心C2とを結ぶ線L1を軸として線対称となるように、互いに相反する方向にガスG1を噴流するように第1ガス供給口45aが設けられている。
さらに、別の表現をすると、上記ボート20に保持されたウェハ12の中心C1と第1ガス供給ノズル45の中心C2とを結ぶ線L1を軸として、線L1と交差し、かつ互いに相反する方向にガスG1を噴流するように第1ガス供給口45aが設けられている。
このように第1ガス供給ノズル45が設けられていることにより、ウェハ12に対して直接ガス流が吹き付けられることなく、確実に処理室34内を降温することができる。
なお、第1ガス供給ノズル45の第1ガス供給口45aは、基板保持領域20aにおいて少なくとも1組設けられていればよく、図1に示す例のように、基板保持領域20aの高さ方向の全体に亘って複数設けられていてもよい。
一方、図3に示すように、第2ガス供給ノズル40の第2ガス供給口40aは、ボート断熱部22と対向するように設けられており、第2ガス供給口40aからガスG2を噴流した際には、上記ガスG2がボート断熱部(断熱材)22に当たるように第2ガス供給口40aが配置されている。
これにより、ボート断熱部22に直接ガスG2を吹き付けることができ、処理室34内を降温する際には、ボート断熱部22の冷却を促進することができる。
また、基板処理装置10では、加熱体35と断熱材42との間に、複数の第3ガス供給口46aを備えた第3ガス供給ノズル46が設けられている。
なお、図1に示すように、各第3ガス供給口46aは断熱材42に向けられて配置されており、各第3ガス供給口46aから噴流されるそれぞれのガスが断熱材42に直接当たるように第3ガス供給口46aが配置されている。
また、第3ガス供給ノズル46も、第1ガス供給ノズル45と同様に、例えば、カーボングラファイト等で中空パイプ状に形成されている。そして、第3ガス供給ノズル46の基端側は、例えば、石英等により中空パイプ状に形成された基端部46bに接続されている。基端部46bは、マニホールド33の側面を水平に貫通しつつ、当該マニホールド33に溶接等により固定されている。
なお、第3ガス供給ノズル46は、必ずしも設けられていなくてもよいが、処理室34内を降温する際の降温時間を短くする(ウェハ12の冷却時間を短くする)ことを考慮すると、設けられている方が好ましい。
次に、本実施の形態の基板処理装置10において、降温時に処理室34に供給される第1のガスおよび第2のガスについて説明する。本実施の形態の基板処理装置10では、ウェハ12に熱処理を施した後の処理室34内の降温時(ウェハ12の冷却時)に、第1ガス供給ノズル45および第2ガス供給ノズル40から処理室34に供給するガスとして、処理室34の温度が、後述する第1の温度になるまでは不活性ガスである第1のガスを供給し、上記第1の温度より低い温度では、ガスを切り換えて第2のガス(N原子含有ガス)を供給する。
すなわち、基板処理装置10では、第1ガス供給ノズル45および第2ガス供給ノズル40は、いずれも、不活性ガスからなる第1のガスと、N原子含有ガスである第2のガスとを切り替えて供給することが可能になっている。
ここで、第1のガスとして、例えばアルゴン(Ar)ガス等の不活性ガスを用いることができる。以下では、第1のガスとして、Arガスを供給する例について説明する。しかし、第1のガスとしては、Arガスに限定されず、例えばクリプトン(Kr)ガス、キセノン(Xe)ガスなど各種の不活性ガスを用いることができる。また、アニール処理の目的によっては、不活性ガスに、酸素(O2 )ガス、水素(H2 )ガスなど他の各種のガスを混合したものを用いることもできる。
また、N原子含有ガス(窒素原子含有ガス)である第2のガスとして、例えば窒素(N2 )ガスを用いることができる。以下では、第2のガスとして、N2 ガスを供給する例について説明する。ただし、N原子含有ガスについても、アニール処理の目的によっては、酸素(O2 )ガス、水素(H2 )ガスなど他の各種のガスを混合したものを用いてもよい。
上記第2のガスは、後述するように、ウェハ12をアニール処理する工程(後述する熱処理工程)の後、ウェハ12を冷却する工程(降温工程)の途中で、処理室34に供給するガスを、第1のガスから切り替えて使用するものである。
なお、上記N原子含有ガス(第2のガス)として窒素(N2 )ガスを用いることにより、Arガスやヘリウム(He)ガス等の不活性ガスに比べて窒素(N2 )ガスは安価であるため、降温工程のコスト低減化を図ることができる。
また、基板処理装置10には、第1ガス供給ノズル45および第2ガス供給ノズル40のそれぞれに接続され、かつ第1ガス供給ノズル45および第2ガス供給ノズル40から供給されるガスの流量を調節するバルブ50a、50b、50c、50dと、上記第1のガスから上記第2のガスを供給するようにバルブ50a、50b、50c、50dを開閉してガス切り換えを制御するコントローラ80とが設けられている。
ここで、第1ガス供給ノズル45は、基端部45bを介して第1ガスライン47に接続されている。第2ガス供給ノズル40は、基端部40bを介して第2ガスライン41に接続されている。第3ガス供給ノズル46は、基端部46bを介して第3ガスライン48に接続されている。
さらに、第1ガスライン47は、流量制御器(流量制御部)としての各MFC(Mass Flow Controller)49a、49bおよび各バルブ50a、50bを介して、処理室34に各ガスを供給する供給部としての各ガス源51a、51bに接続されている。また、第2ガスライン41は、流量制御器(流量制御部)としての各MFC49c、49dおよび各バルブ50c、50dを介して、処理室34に各ガスを供給する供給部としての各ガス源51c、51dに接続されている。また、第3ガスライン48は、流量制御器(流量制御部)としてのMFC49eおよびバルブ50eを介して、処理室34にガスを供給する供給部としてのガス源51eに接続されている。
なお、ガス源51a、51cには、例えばArガスからなる第1のガスが充填されており、一方、ガス源51b、51dには、例えばN2 ガスからなる第2のガスが充填されている。また、ガス源51eには、例えばN2 ガス(第3のガス)が充填されているが、Arガスが充填されていてもよい。
MFC49a〜49eおよびバルブ50a〜50eは、コントローラ80のガス流量制御部83(後述する図4参照)に電気的に接続されている。ガス流量制御部83は、MFC49a〜49eおよびバルブ50a〜50eを制御することで、第1ガス供給ノズル45および第2ガス供給ノズル40の各々から供給される第1のガスおよび第2のガスの各々の流量、さらに第3ガス供給ノズル46から供給される第3のガスの流量を、それぞれ所定の流量に制御することができる。
また、処理室34内の雰囲気を排気するために、マニホールド33には、ガス排気口52が設けられている。ガス排気口52は、ガス排気管53に接続されている。ガス排気管53の下流側には、圧力調整器としてのAPC(Auto Pressure Controller)バルブ54を介して、真空ポンプ等の真空排気装置55が接続されている。さらに、ガス排気管53のAPCバルブ54よりも上流側の部分には、処理室34内の圧力を測定するための圧力センサ56が設けられている。
圧力センサ56およびAPCバルブ54には、コントローラ80の圧力制御部84(後述する図4参照)が電気的に接続されている。圧力制御部84は、圧力センサ56により測定された圧力の測定値に基づいて、APCバルブ54の開度を制御し、処理室34内のガスを、ガス排気口52、ガス排気管53およびAPCバルブ54を介して真空排気装置55から外部に所定量排気することで、処理室34内の圧力を制御する。
また、処理室34内、または、図示しないものの、ガス排気管53のAPCバルブ54よりも上流側の部分には、処理室34内の酸素濃度を測定するための酸素濃度センサ57が設けられている。酸素濃度センサ57には、コントローラ80の測定部85(後述する図4参照)が電気的に接続されている。測定部85は、酸素濃度センサ57により、処理室34内の酸素濃度を測定し、酸素濃度の測定値が、予め決定された上限値よりも小さいか否かを判定することで、処理室34内のリークの有無を判断する。
また、処理炉30の下方には、予備室としてのロードロック室(図示せず)が設けられている。また、処理室34にボート20が搬入された状態では、処理炉30の下部には、処理炉30の下端開口を気密に閉塞するための炉口蓋体としてシールキャップ23が設けられている。
シールキャップ23は、例えばステンレス等の金属製であり、円盤状に形成されている。シールキャップ23の上面には、処理炉30の下端と当接するシール材としてのOリング(図示せず)が設けられている。シールキャップ23には回転機構61が設けられており、この回転機構61の回転軸62は、シールキャップ23を貫通してボート20に接続されている。これにより、処理炉30は、回転軸62を介してボート20を回転させることで、ウェハ12を回転させるように構成されている。
シールキャップ23は、処理炉30の外側に昇降機構として設けられた昇降モータ63(後述する図4参照)により、垂直方向に昇降されるように構成されており、これによりボート20を処理炉30に対して搬入または搬出することが可能となっている。回転機構61および昇降モータ63には、後述する駆動制御部86(図4参照)が電気的に接続されており、駆動制御部86は、回転機構61および昇降モータ63が所定動作をするように制御する。
<制御部の構成>
続いて、本実施の形態における基板処理装置10のコントローラ80の構成について、図面を参照しながら説明する。図4は図1に示す基板処理装置を制御するコントローラの構成を示すブロック図である。
図4において、本実施の形態におけるコントローラ80は、主制御部(制御部)81、温度制御部82、ガス流量制御部83、圧力制御部84、測定部85および駆動制御部86を有している。主制御部(制御部)81は、温度制御部82、ガス流量制御部83、圧力制御部84、測定部85および駆動制御部86と電気的に接続されており、温度制御部82、ガス流量制御部83、圧力制御部84、測定部85および駆動制御部86を制御するように構成されている。
温度制御部82は、例えば図1に示す高周波電源38および温度センサ39と電気的に接続されている。そして、温度制御部82は、温度センサ39によって測定された温度の測定値に基づいて、高周波電源38が誘導コイル37へ供給する高周波電力を制御することで、処理室34内の温度を所定の温度に制御するように構成されている。
ガス流量制御部83は、例えば図1に示すMFC49a〜49eおよびバルブ50a〜50eと電気的に接続されている。そして、ガス流量制御部83は、MFC49a〜49eの流量設定値およびバルブ50a〜50eの開閉状態を制御することで、各ガス源51a〜51eから供給されるガスの流量を所定の流量に制御するように構成されている。
圧力制御部84は、例えば図1に示すAPCバルブ54および圧力センサ56と電気的に接続されている。そして、圧力制御部84は、圧力センサ56によって測定された圧力の測定値に基づいて、APCバルブ54の開度を制御することで、処理室34内の圧力を所定の圧力に制御するように構成されている。
測定部85は、例えば図1に示す酸素濃度センサ57と電気的に接続されている。そして、測定部85は、酸素濃度センサ57により処理室34内の酸素濃度を測定し、酸素濃度の測定値が、予め決定された上限値よりも小さいか否かを判定する。
駆動制御部86は、例えば、図1に示す回転機構61および図4に示す昇降モータ63と電気的に接続されている。そして、駆動制御部86は、回転機構61および昇降モータ63が所定の動作をするように制御可能に構成されている。
以上のようにして、本実施の形態における基板処理装置10がコントローラ80の主制御部(制御部)81によって制御される。
なお、本実施の形態では、説明の簡略化のため、図1に示す装置を指して基板処理装置として説明したが、基板を搬送する移載機、フープ(FOUP:Front Opening Unified Pod )、ポッドオープナ、フープを搬送するローダ(ポッド搬送装置)、およびこれらの装置を内設する筐体全体を指して基板処理装置としてもよい。
<基板処理工程(半導体装置の製造方法、基板の製造方法、基板処理方法)>
続いて、この基板処理装置10を使用した基板処理工程について、図面を参照しながら説明する。
図5は図1に示す基板処理装置を使用した基板処理工程の一部を示すプロセスフロー図、図6は本発明の実施の形態の基板処理工程における、処理室内の圧力、処理室内の温度および高周波電源により供給される高周波電力の時間変化を表すグラフである。図6において、横軸は時間の経過を表しており、縦軸は、処理室内の圧力、処理室内の温度および高周波電力を表している。また、図6では、処理室内の圧力、処理室内の温度および高周波電力を示すグラフの上方に、一連の基板処理工程のうち対応する工程を示している。なお、以下の説明において、基板処理装置を構成する各部の動作は、コントローラ80の主制御部(制御部)81(図4参照)により制御される。
まず、予め、アニール処理するためのウェハ12を準備する(準備工程、図5のステップS11)。
このステップS11(準備工程)では、例えば、本実施の形態のアニール処理用の基板処理装置に代え、成膜処理用の基板処理装置を用いる。成膜処理用の基板処理装置のうちガスの供給に関係する部分以外の部分については、本実施の形態のアニール処理用の基板処理装置と同様にすることができる。一方、成膜処理用の基板処理装置は、例えばArガスなどの不活性ガスに加え、Si原子含有ガスとして、例えばモノシラン(SiH4 )ガス、Cl原子含有ガスとして例えば塩化水素(HCl)ガス、C原子含有ガスとして例えばプロパン(C38 )ガス、還元ガスとして例えば水素(H2 )ガスを供給可能である。
このような成膜処理用の基板処理装置において、例えばSiC基板からなるウェハをボートに移載して保持し、ウェハを保持しているボートを処理室に搬入する。次いで、処理室内の温度を、ウェハにSiCエピタキシャル膜を成膜する温度(成膜温度)まで上昇させる。次いで、処理室内に、SiCエピタキシャル膜の成膜に寄与するSi原子含有ガス(SiH4 ガス)、Cl原子含有ガス(HClガス)、C原子含有ガス(C38 ガス)等のプロセスガスおよび還元ガス(H2 ガス)を供給することで、ウェハ上に、SiCエピタキシャル膜を成膜する。その後、処理室内の温度を下降させ、処理室に不活性ガスを供給して処理室内の圧力を大気圧にし、ボートを処理室から搬出する。そして、搬出されたボートからウェハを取り出すことにより、SiCエピタキシャル膜が形成されたSiC基板からなるウェハ12を準備する。なお、Si原子含有ガスとCl原子含有ガスとして、SiH4 ガスとHClガスの代わりに、Si原子とCl原子を含有するガスとしてSiCl4 ガスを供給してもよい。
次に、準備されたウェハ12を、アニール処理用の基板処理装置10に搬送する。そして、搬送されたウェハ12をボート20に移載して保持する(保持工程、図5のステップS12)。
次に、ウェハ12を保持しているボート20を処理室34に搬入(ロード)する(搬入工程、図5および図6のステップS13)。
このステップS13(搬入工程)では、ウェハ12を保持しているボート20は、昇降モータ63による昇降台(図示せず)および昇降シャフト(図示せず)の昇降動作により処理室34に搬入(ボートローディング)される。この時、シールキャップ23は、Oリング(図示せず)を介してマニホールド33の下端をシールしている。また、処理室34に搬入されたボート20は、回転機構61により、回転軸62を介して所定の回転速度で回転される。
図6に示すように、ステップS13(搬入工程)における処理室34内の温度、すなわち、ボート20を処理室34に搬入する時の処理室34内の温度は、例えば500〜800℃程度の温度(搬入温度)T1(図6参照)になるように制御される。この搬入温度T1は、後述するステップS16(後述する熱処理工程)における処理室34内の温度、すなわち、ウェハ12をアニール処理(熱処理)する時の処理室34内の温度(後述する処理温度T2)よりも低い。また、処理室34内の温度は、温度センサ39により測定され、測定された温度の測定値に基づいて、温度制御部82により、高周波電源38が誘導コイル37に供給する高周波電力が制御される。高周波電源38が誘導コイル37に高周波電力を供給することにより処理室34内を加熱する動作の詳細については、後述するステップS15(昇温工程)において説明する。
また、図6に示すように、ステップS13(搬入工程)における処理室34内の圧力は、大気圧Patmである。
次に、処理室34にリークが発生していないことを確認(リーク確認)し、処理室34内の酸素(O2 )ガスの濃度を確認(酸素濃度確認)する(リーク確認工程となる酸素濃度確認工程、図5および図6のステップS14)。
このステップS14(リーク確認工程となる酸素濃度確認工程)では、まず、例えばバルブ50a〜50eを閉じ、APCバルブ54を開いた状態で、処理室34内の圧力が、大気圧Patmから、例えば0〜1000Pa程度であって大気圧Patmよりも低い圧力Pvacまで減少(減圧)するように、真空排気装置55により処理室34を真空排気する。この時、処理室34内の圧力は、圧力センサ56によって測定され、そして、測定された圧力の測定値に基づいて、圧力制御部84により、APCバルブ54の開度が制御される。
処理室34内が大気圧Patmから所定の圧力Pvacまで減少(減圧)した後、MFC49aおよびバルブ50aを制御することにより、ガス源51aから処理室34に第1のガス(Arガス)を供給する。具体的には、MFC49aおよびバルブ50aを制御し、かつAPCバルブ54を制御することにより、第1のガス(Arガス)は、第1ガスライン47を介して第1ガス供給ノズル45に流通し、第1ガス供給口45aより処理室34に供給される。処理室34に供給された第1のガス(Arガス)は、加熱体35の内側を通り、ガス排気口52からガス排気管53を通って排気される。また、第1のガスは、成膜に係わるプロセスガスとは異なるガスである。
このようにして、処理室34内の圧力を、圧力Pvacから大気圧Patmと略等しい圧力まで増加(増圧、復圧)させる。そして、処理室34内の圧力が大気圧Patmと略等しい圧力まで増加(増圧、復圧)した状態で、処理室34にリークが発生していないことを確認(リーク確認)し、処理室34内の酸素ガスの濃度を確認(酸素濃度確認)する。
リーク確認は、例えば、以下のように行うことができる。例えば、バルブ50a〜50eおよびAPCバルブ54を閉じ、処理室34の内部を封じた状態で、圧力センサ56により処理室34内の圧力を測定し、測定された圧力の測定値の時間経過に伴う変化量が、例えば予め決定された上限値よりも小さいか否かを判定する。そして、圧力の測定値の時間経過に伴う変化量が、予め決定された上限値よりも小さいと判定されたときに、処理室34においてリークが発生していないことを確認したものとする。
酸素濃度確認は、例えば、以下のように行うことができる。例えば、バルブ50a〜50eおよびAPCバルブ54を閉じ、処理室34の内部を封じた状態で、酸素濃度センサ57により酸素濃度を測定し、測定された酸素濃度の測定値が、予め決定された上限値よりも小さいか否かを判定する。そして、酸素濃度の測定値が、予め決定された上限値よりも小さいと判定されたときに、酸素濃度を確認したものとする。
また、時間を短縮したい場合には、酸素濃度確認をもって、リーク確認とすることができる。すなわち、酸素濃度確認を行うことで、処理室34においてリークが発生していないことを確認することができる。
なお、前述したように、第1のガスとしては、Arガスに限定されず、例えばKrガス、Xeガスなど各種の希ガスを不活性ガスとして用いることができる。また、アニール処理の目的によっては、不活性ガスに、O2 ガス、H2 ガスなど他の各種のガスを混合したものを用いることもできる。(以下の工程においても同様)。
また、アニール処理の目的によっては、リーク確認および酸素濃度確認のいずれか一方のみを行い、他方を行わないようにすることもできる。
さらに、リーク確認および酸素濃度確認を行う際の処理室34内の圧力は、圧力Pvacよりも高い圧力であればよく、大気圧Patmと略等しい圧力に限定されない。
次に、処理室34内の温度を、ボート20を処理室34に搬入する時の温度(搬入温度)T1から、ウェハ12をアニール処理(熱処理)する時の温度まで上昇(昇温)させる(昇温工程、図5および図6のステップS15)。
このステップS15(昇温工程)では、まず、MFC49aおよびバルブ50aを制御することにより、ガス源51aから第1のガス(Arガス)を供給する。具体的には、MFC49aおよびバルブ50aを制御し、かつAPCバルブ54を制御することにより、第1のガス(Arガス)は、第1ガスライン47を介して第1ガス供給ノズル45に流通し、第1ガス供給口45aより処理室34に供給される。
処理室34に供給された第1のガス(Arガス)は、加熱体35の内側を通り、ガス排気口52からガス排気管53を通って排気される。このようにして、処理室34内の圧力を、大気圧Patmよりも低い圧力、例えば100〜100000Pa程度の圧力(第1圧力)P1に制御する。また、処理室34内の圧力は、圧力センサ56によって測定され、測定された圧力の測定値に基づいて、APCバルブ54の開度が制御される。
なお、ステップS15(昇温工程)を開始する前に、処理室34内の圧力を第1圧力P1に制御し始めてもよい。例えば、ステップS14(リーク確認工程となる酸素濃度確認工程)において、リーク確認および酸素濃度確認が終了した後、処理室34内の圧力を減少させ始めてもよい。図6では、ステップS14(リーク確認工程となる酸素濃度確認工程)において、処理室34内の圧力を第1圧力P1に制御し始める例を示している。
次に、処理室34内の圧力が第1圧力P1に制御されている状態で、処理室34内の温度を、前述した搬入温度T1から、後述するステップS16(熱処理工程)においてウェハ12をアニール処理(熱処理)する時の温度(処理温度)T2(図6参照)まで、上昇(昇温)させる。処理温度T2は、例えば1500〜2000℃程度である。
そして、冷却水配管(図示せず)に冷却水を流通させるなど冷却機構(図示せず)を動作させた状態で、処理炉30内の少なくとも加熱体35を誘導加熱し、加熱体35からの輻射熱によって、処理室34内のボート20に保持されている各ウェハ12を加熱する。具体的には、高周波電源38が誘導コイル37に高周波電力を供給することで、誘導コイル37に高周波電流が流れ、流れる高周波電流により処理炉30内に高周波電磁界が発生し、発生した高周波電磁界により被誘導体である加熱体35に渦電流が発生する。加熱体35に渦電流が流れることでジュール熱が発生し、発生したジュール熱により、加熱体35が加熱(誘導加熱)されて昇温される。
その結果、昇温された加熱体35からの輻射熱により、処理室34の内部が加熱され、処理室34に搬入されているボート20に保持されているウェハ12が加熱される。すなわち、高周波電源38が誘導コイル37に高周波電力を供給することで、ボート20に保持されているウェハ12が加熱される。
なお、ステップS15(昇温工程)においても、処理室34内の温度は、温度センサ39により測定され、測定された温度の測定値に基づいて、温度制御部82が、高周波電源38により誘導コイル37へ供給される高周波電力を制御することで、処理室34内の温度が制御される。
次に、ウェハ12をアニール処理(熱処理)する(熱処理工程、図5および図6のステップS16)。
このステップS16(熱処理工程)では、処理室34内の温度が処理温度T2まで上昇した後、ステップS15(昇温工程)に引き続き、処理室34内の圧力が第1圧力P1に制御され、処理室34内の温度が処理温度T2に制御されている状態で、ウェハ12をアニール処理(熱処理)する。
次に、処理室34内の温度を、ウェハ12をアニール処理(熱処理)した時の温度(処理温度)T2から、ボート20を処理室34から搬出する時の温度まで、下降(降温)させる(降温工程、図5および図6のステップS17)。すなわち、ボート20およびボート20に保持されているウェハ12を処理室34から搬出できるように、ボート20およびボート20に保持されているウェハ12を冷却する。
このステップS17(降温工程)では、例えば誘導コイル37への高周波電力の供給を停止するか、または、減少させることで、処理室34内の温度を、前述した処理温度T2から、後述するステップS18(搬出工程)における、ボート20を処理室34から搬出する時の温度(搬出温度)まで、下降(降温)させる。本実施の形態1では、ボート20を処理室34から搬出する時の処理室34内の温度(搬出温度)は、ボート20を処理室34に搬入する時の処理室34内の温度(搬入温度)T1に等しいものとする。
その際、本実施の形態の降温工程は、不活性ガスである第1のガスを処理室34に供給して処理室34内を第1の温度まで下げる第1の降温工程と、前記第1の降温工程の後、N原子含有ガスである第2のガスを供給して処理室34内を第2の温度まで下げる第2の降温工程とを有している。
これは、反応管32の内部が断熱材42で覆われていて、かつボート20の下部にもボート断熱部22が設けられている構造の基板処理装置10の場合、処理室34の内部の熱が外部に逃げ難いため、処理室34内の温度を下げるのに時間がかかることへの対策である。すなわち、降温工程の途中で(上記第1の温度より低い温度の範囲で)、供給するガスを第1のガスから第2のガスに切り替える。
その際、第2のガスとして、第1のガスより熱伝導率が高く、かつ低コストであり、さらに、上記第1の温度より低い温度の範囲でウェハ12上の処理膜への影響が少ないガスを用いることが好ましく、これにより、ウェハ12上の処理膜への影響を抑えつつ、降温時間を短くすることができ、さらに降温工程の低コスト化を実現することができる。なお、第2のガスは、第1のガスと同様に、成膜に係わるプロセスガスとは異なるガスである。
詳細に説明する。図7は本発明の実施の形態の降温時におけるガス別のウェハ温度の時間変化を模式的に示すグラフ、図8は本発明の実施の形態の降温工程における処理室内の温度の時間変化を模式的に示すグラフである。
例えば、SiCアニール装置の基板処理温度は、1600〜2000℃と超高温であるため、アニール処理(熱処理)後の降温処理にも時間がかかる。そこで、熱処理後の処理室34内の降温時間を短くする方法としては、降温時に、炉内に設置されたノズルから大量のガスを炉内に流し、炉の熱を奪う方法が挙げられる。なお、降温のために使用する冷却ガスは、ドーパントとならない不活性ガスを用いる必要があるが、Arガスやヘリウム(He)ガスは、コストが高く、大流量を流すことが困難である。
SiCアニール装置においては、一般的に不活性ガスであるArガスにて冷却することが多い。それは高温域で炭素と窒素が反応したり、またドーパントである窒素がウェハ中に拡散するのを防ぐためである。しかしながら、上述のようにArガスはコストが高く、大流量を流すことができない。
図7は降温時の炉内でのウェハ温度の推移の一例であり、実線がアルゴン(Arガス)、破線は窒素(N2 ガス)での温度挙動を示している。N2 ガスの方がArガスより熱伝導率が高いため、N2 ガスの方が所望の温度に到達する時間が速い。加えて、N2 ガスは、ArガスやHeガスに比べてコストが低い。
したがって、本実施の形態の基板処理装置10では、冷却ガスとして、所定の温度(上記第1の温度)まではArガス(第1のガス)を用いることで、ドーピングされない温度まで降温し、その後、N2 ガス(N原子含有ガス)に切り替えて冷却を行う。
つまり、ドーパントである窒素(N2 )がウェハ中に拡散することが起こらない温度以下では、N2 ガスを使用し、これにより、冷却時間を短くすることができ、さらにコストも低減することができる。なお、図8は、ある温度(T3)以上ではArガス、T3より低い温度領域では窒素(N2 )ガスを用いて冷却した場合のウェハの温度推移を示しており、図7のArガスのみを使用した場合と比較しても、図8に示す条件の方が所定の温度への到達時間が速い(短い)ことが分かる。
以上のように、降温途中でより降温しやすいガスに変更することにより、降温時間を短くすることが可能になり、かつプロセスコストも安くすることができる。
なお、一例として、SiCエピタキシャル成長処理において、第1のガスとしてArガスを用い、降温途中で切り替える第2のガスとしてN2 ガスを用いる場合、ArガスからN2 ガスに切り替える温度(第1の温度、図6や図8に示すT3)は、例えば、1500℃である。すなわち、処理室34内の温度が1500℃もしくはそれ以下になったことを検知した際に、第1ガス供給ノズル45および第2ガス供給ノズル40から供給するガスを第1のガスから第2のガスに切り替える。この切り替え制御は、主制御部81によって行う。
図1に示す基板処理装置10を用いた降温工程では、まず、ステップS17(降温工程)において、MFC49aおよびバルブ50aを制御することにより、第1ガス供給ノズル45から第1のガスであるArガスを供給する。具体的には、MFC49aおよびバルブ50aを制御し、かつAPCバルブ54を制御することにより、第1のガス(Arガス)が、第1ガスライン47を介して第1ガス供給ノズル45に流通し、第1ガス供給口45aから、加熱体35と各ウェハ12との間に供給される。
また、MFC49cおよびバルブ50cを制御することにより、第2ガス供給ノズル40から同じく第1のガスであるArガスを供給する。具体的には、MFC49cおよびバルブ50cを制御することにより、第1のガス(Arガス)が、第2ガスライン41を介して第2ガス供給ノズル40に流通し、第2ガス供給口40aからボート断熱部22に向けて供給される。
さらに、MFC49eおよびバルブ50eを制御することにより、第3ガス供給ノズル46からN2 ガスを供給する。具体的には、MFC49eおよびバルブ50eを制御することにより、N2 ガスが、第3ガスライン48を介して第3ガス供給ノズル46に流通し、第3ガス供給口46aから加熱体35と断熱材42との間に供給される。
なお、第3ガス供給口46aは、断熱材42側に向いており、ウェハ12に向けた噴流を行わないため、N2 ガスのウェハ12へのドーピングは起こらない。
これにより、冷却されにくい断熱材42を直接冷却することができるため、ウェハ12を冷却するための冷却時間を、さらに短縮することができる。
また、本実施の形態の基板処理装置10では、第1ガス供給ノズル45と第2ガス供給ノズル40の高さが異なっており、第1ガス供給ノズル45の複数の第1ガス供給口45aは、ボート20における基板保持領域20aに対応した位置に形成されており、一方、第2ガス供給ノズル40の複数の第2ガス供給口40aは、ボート20の下部のボート断熱部22における断熱領域22aに対応した位置に形成されている。
その際、複数の第2ガス供給口40aが、ボート断熱部22に向けて形成されているため、図3に示すように、Arガス(ガスG2)を直接ボート断熱部22に吹き付けることができる。これにより、ボート断熱部22の冷却を促進することができ、処理室34内の降温の速度を速めることができる。
また、図2に示すように、第1ガス供給ノズル45の第1ガス供給口45aは、ボート20に保持されたウェハ12の中心C1と第1ガス供給ノズル45の中心C2とを結ぶ線L1を軸として線対称となるように、かつ互いに相反する方向にガスG1を噴流するように同じ高さに第1ガス供給口45aが設けられている。
このように第1ガス供給ノズル45が設けられていることにより、ウェハ12に対して直接ガス流が吹き付けられることを避けることができる。
したがって、第1ガス供給ノズル45の第1ガス供給口45aから大流量のArガスを噴流させることができ、確実に処理室34内の降温の速度を速くすることができる(処理室34内の冷却速度を高めることができる)。
さらに、第1ガス供給口45aから大流量のArガスを噴流させても、直接ウェハ12にはArガスが当たらないため、ガスの噴流によってウェハ12の位置がずれるという課題の発生も防ぐことができる。
なお、第1ガス供給口45aから供給された第1のガス(Arガス)は、加熱体35の内側を通り、ガス排気口52からガス排気管53を通って排気される。
同様に、第2ガス供給口40aから供給された第1のガス(Arガス)も、ボート断熱部22の周囲を通り、ガス排気口52からガス排気管53を通って排気される。さらに、第3ガス供給口46aから供給された第3のガス(N2 ガス)は、加熱体35と断熱材42との間を通り、ガス排気口52からガス排気管53を通って排気される。
したがって、MFC49a、49c、49e、バルブ50a、50c、50eおよびAPCバルブ54を制御することにより、処理室34内の圧力を、大気圧Patmと略等しい圧力に制御することができる。前述したように、処理室34内の圧力は、圧力センサ56によって測定され、測定された圧力の測定値に基づいて、APCバルブ54の開度が制御される。
このようにして、処理室34内の圧力が大気圧Patmと略等しい圧力に制御されている状態で、処理室34内の温度を下降(降温)させる。
なお、ステップS17(降温工程)でも、処理室34内の温度は、温度センサ39により測定され、測定された温度の測定値に基づいて、温度制御部82により、高周波電源38が誘導コイル37へ供給する高周波電力が制御される。
そして、図6に示すように、温度がT3(第1の温度、例えば1500℃)に到達した時点で、第1の降温工程を終了し、その後、供給するガスを、第1のガス(Arガス)からN原子含有ガスである第2のガス(N2 ガス)に切り替えて第2の降温工程を実施する。
すなわち、本実施の形態では、ステップS17(降温工程)の途中で、処理室34内の温度がT3(第1の温度、例えば1500℃)に到達した時点で、供給するガスを、第1のガス(Arガス)からN原子含有ガスである第2のガス(N2 ガス)に切り替えて降温を行う。
具体的には、MFC49a、49b、49c、49d、バルブ50a、50b、50c、50dおよびAPCバルブ54を制御することにより、第1ガス供給ノズル45と第2ガス供給ノズル40からの第1のガス(Arガス)の供給を停止し、N原子含有ガスである第2のガス(N2 ガス)の供給を開始する。すなわち、ステップS17(降温工程)の途中で、第1ガス供給ノズル45および第2ガス供給ノズル40から供給されるガスをArガスからN2 ガスに切り替える。
これにより、処理室34内の降温の速度を速めることができ、その結果、ウェハ12を冷却するための冷却時間を短縮することができる。
なお、第1ガス供給ノズル45および第2ガス供給ノズル40から第2のガス(N2 ガス)を供給する時は、MFC49b、49d、バルブ50b、50dおよびAPCバルブ54を制御することにより、処理室34内の圧力を、大気圧Patmと略等しい圧力に制御する。
そして、第2のガス(N2 ガス)の供給により、処理室34内の温度を第2の温度(図6に示すT1、例えば500〜800℃)まで下げ、これにより、ステップS17の降温工程を完了する。
次に、ウェハ12を保持しているボート20を処理室34から搬出(アンロード)する(搬出工程、図5および図6のステップS18)。
このステップS18(搬出工程)では、昇降モータ63(図4参照)によりシールキャップ23を下降させる。このとき、マニホールド33の下端が開き、かつ処理済みのウェハ12がボート20に保持されている状態で、ボート20がマニホールド33の下端から処理室34の外部に搬出(ボートアンローディング)される。
このようにして、基板処理装置10の一連の作動が完了する。
<本実施の形態の効果>
本実施の形態では、ボート20の基板保持領域20aに対応して第1ガス供給口45aが形成された第1ガス供給ノズル45とは別に、ボート断熱部22の断熱領域22aに対応して第2ガス供給口40aが形成された第2ガス供給ノズル40が設けられているため、この第2ガス供給口40aからボート断熱部22に直接ガスを吹き付けることができる。その結果、処理室34内を降温する際には、ボート断熱部22の冷却を促進することができる。
これにより、処理室34内の降温も促進されるため、処理室34内の降温時間(ウェハ12の冷却時間)を短くすることができる。したがって、単位時間当たりに処理可能なウェハ12の枚数(スループット)を増やすことができる。
また、降温工程の途中で、処理室34に供給するガスを、Arガス等の第1のガス(不活性ガス)からN2 ガス等の第2のガス(N原子含有ガス)に切り替えることにより、N2 ガス等のN原子含有ガスは、Arガス等の不活性ガスに比べて安価であるため、降温工程のプロセスコストを安くすることができる。
さらに、処理室34内の降温時間を短くすることができ、プロセスコストを安くすることができるため、より安価に、かつ歩留りを高めて炭化珪素(SiC、シリコンカーバイト)膜形成やアニール処理を行うことができる。
なお、N2 ガス等のN原子含有ガスは、安価であるため、処理室34内への流量を大流量にすることができ、処理室34内の降温時間をさらに短くすることができる。
また、第2のガスとしてN2 ガスを採用した場合、N2 ガスは、他のガスに比べてガス供給による処理室34内やウェハ12上の処理膜(本実施の形態ではSiCエピ膜)への影響を小さくすることができる。
すなわち、高温域では、ドーパントである窒素(N2 )と炭素(C)とが反応したりするため、窒素(N2 )がウェハ中に拡散することが起こらない温度以下(例えば、1500℃以下)でN2 ガスを使用することで、処理室34内およびウェハ12の冷却時間を短くすることができる。
また、図1に示すように、ボート20の基板保持領域20aに対応して設けられた第1ガス供給ノズル45の複数の第1ガス供給口45aは、図2に示すように、第1ガス供給ノズル45の中心C2とウェハ12の中心C1とを結ぶ線L1を軸に、左右対称に、かつ同じ高さに設けられている。
すなわち、第1ガス供給ノズル45の第1ガス供給口45aは、この第1ガス供給口45aから噴流されるガスG1が、ウェハ12に直接当たらないようにウェハ12の外周部より外側の反応管32の内壁に向かって開口している。
これにより、第1ガス供給口45aから噴流するガス(冷却ガス)G1の流量を大流量にすることができ、また大流量にしてもウェハ12に直接当たらないため、ウェハ12の位置ずれが起こることを抑制できる。
さらに、第1ガス供給口45aは、反応管32の内壁に向かって開口しているため、反応管32の側壁に向けて冷却ガス(G1、第1のガス)を供給することにより、反応管32内の冷却効果を向上させることができ、処理室34の内部の降温時間を短くすることができる。
なお、基板保持領域20aに対応した第1ガス供給ノズル45の第1ガス供給口45aは、ウェハ12に向かっていないため、図8では、ガスのトータル供給量がN2 、Arガスともに100L/minとなっているが、基板保持領域20aに対応した第1ガス供給ノズル45の第1ガス供給口45aから供給するガスの供給量を増やして、トータル供給量が200〜300L/minとなるようにしてもよい。
また、コスト面を鑑みた場合、Arガス(第1のガス)は100L/minとして供給し、N2 ガス(第2のガス)を200〜300L/minと増加させてもコスト低減を保持し、かつ降温効率を向上させることができる。
また、図1および図3に示すように、ボート断熱部22の断熱領域22aに対応して設けられた第2ガス供給ノズル40の第2ガス供給口40aは、ボート20の下部のボート断熱部22に向けて直接冷却ガスG2が当たるように、断熱材の方向を向いて開口している。
これにより、第2ガス供給口40aから噴流する冷却ガスG2は、ボート断熱部22に直接当たるため、断熱材の冷却を促進することができ、処理室34内の降温時間(ウェハ12の冷却時間)を短くすることができる。
また、SiCアニール装置は、処理温度が1600〜2000℃と高温であることから、SiCエピタキシャル膜からSi原子の脱離を防止するため大気圧にて熱処理を行う必要があるが、熱処理後、降温工程に入ると同時に排気を行い、減圧下で降温処理することにより、冷却ガスが反応管32内に拡散可能な状態となり、降温効率を向上させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明をその実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
前記実施の形態では、高周波誘導加熱方式によって加熱体を加熱する基板処理装置を例に挙げて説明したが、本発明の技術的思想は、これに限らず、例えば、抵抗加熱方式の基板処理装置や、ランプ加熱方式の基板処理装置などの他の加熱方式の基板処理装置にも幅広く適用することができる。
また、前記実施の形態では、SiCエピタキシャル膜が形成されたウェハをアニール処理する基板処理装置を例に挙げて説明したが、本発明の技術的思想は、これに限らず、ウェハにSiCエピタキシャル膜その他各種の膜を高温で成膜する基板処理装置にも幅広く適用することができる。さらに、本発明の技術的思想は、SiCエピタキシャル膜が形成されたウェハ以外の各種のウェハを高温で処理する基板処理装置にも幅広く適用することができる。
また、図1に示す実施の形態の基板処理装置10では、第1ガス供給ノズル45に繋がる第1ガスライン47(第1供給系)と、第2ガス供給ノズル40に繋がる第2ガスライン41(第2供給系)とが、別々に設けられている構造を説明したが、第1ガスライン47(第1供給系)と第2ガスライン41(第2供給系)とを1つに纏めてもよい。
すなわち、上流側のガス源をArガスとN2 ガスとでそれぞれ1つに纏めて、下流側でガス供給系を第1供給系(第1ガス供給ノズル45)と第2供給系(第2ガス供給ノズル40)とに分ける構造としてもよい。
以下に本発明の好ましい主な態様を付記する。
〔付記1〕
基板を処理するための処理室と、
前記基板を保持し、前記処理室に対して搬入または搬出される基板保持具と、
前記処理室内に設けられ、前記基板保持具の基板保持領域にガス供給口を有する第1ガス供給ノズルと、
前記処理室内に設けられ、前記基板保持具の下部に設けられた断熱材の断熱領域にガス供給口を設けた第2ガス供給ノズルと、
前記第1および第2ガス供給ノズルに接続され、前記第1および第2ガス供給ノズルから供給されるガスの流量を調節するバルブと、
前記第1および第2ガス供給ノズルから前記処理室に供給するガスとして、前記処理室の温度が第1の温度になるまでは不活性ガスである第1のガスを供給し、前記第1の温度より低い温度ではN原子含有ガスである第2のガスを供給するように前記バルブを制御する制御部と、を有し、
前記第1ガス供給ノズルは、前記基板保持具に保持された基板の中心と前記第1ガス供給ノズルの中心とを結ぶ線に対して線対称にそれぞれ90°を成す角度の位置にガス供給口を設けた、基板処理装置。
〔付記2〕
基板を処理するための処理室と、
前記基板を保持し、前記処理室に対して搬入または搬出される基板保持具と、
前記処理室内に設けられ、前記基板保持具の基板保持領域にガス供給口を有する第1ガス供給ノズルと、
前記処理室内に設けられ、前記基板保持具の下部に設けられた断熱材の断熱領域にガス供給口を設けた第2ガス供給ノズルと、
前記第1および第2ガス供給ノズルに接続され、前記第1および第2ガス供給ノズルから供給されるガスの流量を調節するバルブと、
前記第1および第2ガス供給ノズルから前記処理室に供給するガスとして、前記処理室の温度が第1の温度になるまでは不活性ガスである第1のガスを供給し、前記第1の温度より低い温度ではN原子含有ガスである第2のガスを供給するように前記バルブを制御する制御部と、を有し、
前記第1ガス供給ノズルは、前記基板保持具に保持された基板の中心と前記第1ガス供給ノズルの中心とを結ぶ線を軸として線対称となるように、互いに相反する方向に前記第1および第2のガスを噴流するようにガス供給口を設けた、基板処理装置。
〔付記3〕
基板を処理するための処理室と、
前記基板を保持し、前記処理室に対して搬入または搬出される基板保持具と、
前記処理室内に設けられ、前記基板保持具の基板保持領域にガス供給口を有する第1ガス供給ノズルと、
前記処理室内に設けられ、前記基板保持具の下部に設けられた断熱材の断熱領域にガス供給口を設けた第2ガス供給ノズルと、
前記第1および第2ガス供給ノズルに接続され、前記第1および第2ガス供給ノズルから供給されるガスの流量を調節するバルブと、
前記第1および第2ガス供給ノズルから前記処理室に供給するガスとして、前記処理室の温度が第1の温度になるまでは不活性ガスである第1のガスを供給し、前記第1の温度より低い温度ではN原子含有ガスである第2のガスを供給するように前記バルブを制御する制御部と、を有し、
前記第1ガス供給ノズルは、前記基板保持具に保持された基板の中心と前記第1ガス供給ノズルの中心とを結ぶ線を軸として、前記線と交差し、かつ互いに相反する方向に前記第1および第2のガスを噴流するようにガス供給口を設けた、基板処理装置。
〔付記4〕
基板を処理するための処理室と、
前記基板を保持し、前記処理室に対して搬入または搬出される基板保持具と、
前記処理室内に設けられ、前記基板保持具の基板保持領域にガス供給口を有する第1ガス供給ノズルと、
前記処理室内に設けられ、前記基板保持具の下部に設けられた断熱材の断熱領域にガス供給口を設けた第2ガス供給ノズルと、
前記第1および第2ガス供給ノズルに接続され、前記第1および第2ガス供給ノズルから供給されるガスの流量を調節するバルブと、
前記第1および第2ガス供給ノズルから前記処理室に供給するガスとして、前記処理室の温度が第1の温度になるまでは不活性ガスである第1のガスを供給し、前記第1の温度より低い温度ではN原子含有ガスである第2のガスを供給するように前記バルブを制御する制御部と、を有し、
前記第1ガス供給ノズルは、前記基板保持具に保持された基板の中心と前記第1ガス供給ノズルの中心とを結ぶ線を軸として、前記線と交差し、かつ互いに相反する方向に前記第1および第2のガスを噴流するように、同じ高さにガス供給口を設けた、基板処理装置。
〔付記5〕
基板を処理するための処理室と、
前記基板を保持し、前記処理室に対して搬入または搬出される基板保持具と、
前記処理室内に設けられ、前記基板保持具の基板保持領域にガス供給口を有する第1ガス供給ノズルと、
前記処理室内に設けられ、前記基板保持具の下部に設けられた断熱材の断熱領域にガス供給口を設けた第2ガス供給ノズルと、
前記第1および第2ガス供給ノズルに接続され、前記第1および第2ガス供給ノズルから供給されるガスの流量を調節するバルブと、
前記第1および第2ガス供給ノズルから前記処理室に供給するガスとして、前記処理室の温度が第1の温度になるまでは不活性ガスである第1のガスを供給し、前記第1の温度より低い温度ではN原子含有ガスである第2のガスを供給するように前記バルブを制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記処理室内の温度が1500℃以下になったことを検知すると、前記第1および第2ガス供給ノズルから供給するガスを前記第1のガスから前記第2のガスへと切り替えるように制御を行う、基板処理装置。
〔付記6〕
基板を保持した基板保持具を処理室に搬入する工程と、
前記処理室内を加熱し、前記基板を処理する基板処理工程と、
前記基板処理工程の後、不活性ガスである第1のガスを前記処理室に供給して前記処理室内を第1の温度まで下げる第1の降温工程と、
前記第1の降温工程の後、N原子含有ガスである第2のガスを前記処理室に供給して前記処理室内を第2の温度まで下げる第2の降温工程と、
前記第2の降温工程の後、前記基板保持具を前記処理室より搬出する工程と、
を有する、基板処理方法。
〔付記7〕
基板を保持した基板保持具を処理室に搬入する工程と、
前記処理室内を加熱し、前記基板を処理する基板処理工程と、
前記基板処理工程の後、不活性ガスである第1のガスを前記処理室に供給して前記処理室内を第1の温度まで下げる第1の降温工程と、
前記第1の降温工程の後、N原子含有ガスである第2のガスを前記処理室に供給して前記処理室内を第2の温度まで下げる第2の降温工程と、
前記第2の降温工程の後、前記基板保持具を前記処理室より搬出する工程と、を有し、
前記第1および第2のガスは、前記基板処理工程において前記処理室内に供給するプロセスガスとは異なる、基板処理方法。
本発明は、半導体装置を製造する製造業に幅広く利用することができる。
10…基板処理装置、12…ウェハ、20…ボート(基板保持具)、20a…基板保持領域、22…ボート断熱部、22a…断熱領域、23…シールキャップ、30…処理炉(反応炉)、31…筐体、32…反応管、33…マニホールド、34…処理室(反応室)、35…加熱体(被誘導体)、36…支持部材、37…誘導コイル、38…高周波電源、39…温度センサ、40…第2ガス供給ノズル、40a…第2ガス供給口、40b…基端部、41…第2ガスライン、42…断熱材、42a…断熱材ケーシング、43…外側断熱壁、44…磁気シール、45…第1ガス供給ノズル、45a…第1ガス供給口、45b…基端部、46…第3ガス供給ノズル、46a…第3ガス供給口、46b…基端部、47…第1ガスライン、48…第3ガスライン、49a〜49e…MFC、50a〜50e…バルブ、51a〜51e…ガス源、52…ガス排気口、53…ガス排気管、54…APCバルブ、55…真空排気装置、56…圧力センサ、57…酸素濃度センサ、61…回転機構、62…回転軸、63…昇降モータ、80…コントローラ、81…主制御部(制御部)、82…温度制御部、83…ガス流量制御部、84…圧力制御部、85…測定部、86…駆動制御部

Claims (3)

  1. 基板を処理するための処理室と、
    前記基板を保持し、前記処理室に対して搬入または搬出される基板保持具と、
    前記処理室内に設けられ、前記基板保持具の基板保持領域にガス供給口を有する第1ガス供給ノズルと、
    前記処理室内に設けられ、前記基板保持具の下部に設けられた断熱材の断熱領域にガス供給口を設けた第2ガス供給ノズルと、
    前記第1および第2ガス供給ノズルに接続され、前記第1および第2ガス供給ノズルから供給されるガスの流量を調節するバルブと、
    前記第1および第2ガス供給ノズルから前記処理室に供給するガスとして、前記処理室の温度が第1の温度になるまでは不活性ガスである第1のガスを供給し、前記第1の温度より低い温度ではN原子含有ガスである第2のガスを供給するように前記バルブを制御する制御部と、
    を有する、基板処理装置。
  2. 半導体基板を保持した基板保持具を処理室に搬入する工程と、
    前記処理室内を加熱し、前記半導体基板を処理する基板処理工程と、
    前記基板処理工程の後、不活性ガスである第1のガスを前記処理室に供給して前記処理室内を第1の温度まで下げる第1の降温工程と、
    前記第1の降温工程の後、N原子含有ガスである第2のガスを供給して前記処理室内を第2の温度まで下げる第2の降温工程と、
    前記第2の降温工程の後、前記基板保持具を前記処理室より搬出する工程と、
    を有する、半導体装置の製造方法。
  3. 基板を保持した基板保持具を処理室に搬入する工程と、
    前記処理室内を加熱し、前記基板を処理する基板処理工程と、
    前記基板処理工程の後、不活性ガスである第1のガスを前記処理室に供給して前記処理室内を第1の温度まで下げる第1の降温工程と、
    前記第1の降温工程の後、N原子含有ガスである第2のガスを前記処理室に供給して前記処理室内を第2の温度まで下げる第2の降温工程と、
    前記第2の降温工程の後、前記基板保持具を前記処理室より搬出する工程と、
    を有する、基板の製造方法。
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