JP2015001145A - 洗面化粧台 - Google Patents

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【課題】ヘアキャッチャーが回転することを抑制することができる洗面化粧台を提供することを目的とする。【解決手段】スパウトから吐出された水が洗面ボウルの表面を流れ旋回しつつ排水口へ流れ込む洗面化粧台であって、奥部の片側の隅に設けられた排水口を有する洗面ボウルと、下方に延在する栓軸を有し排水口を開閉する排水栓蓋と、排水口よりも下方に設けられたヘアキャッチャーであって、栓軸を摺動可能に内包する軸筒部と、軸筒部から放射状に延在し鉛直方向の厚さが水平方向の厚さよりも厚い複数の放射リブと複数の放射リブ同士を繋ぐ横リブとを有し毛髪を捕捉するネット部と、を有するヘアキャッチャーと、排水口から間口方向へ離隔した位置に設けられ洗面ボウルへ向けて水を吐出するスパウトと、ヘアキャッチャーが栓軸を中心として回転することを規制する回転規制部と、を備えたことを特徴とする洗面化粧台が提供される。【選択図】図3

Description

本発明の態様は、一般的に、洗面化粧台に関する。
例えば、ネット部が放射状に伸びる断面山形状の複数のリブを有し、リブ間に複数の穴が形成されたヘアキャッチャーがある(特許文献1)。また、ネット部が直径の異なる複数の輪状筋と、放射状に伸びる複数の放射状筋とで蜘蛛の巣状に構成し、蜘蛛の巣状には、放射状に伸びる断面山形状のリブが形成されたヘアキャッチャーがある(特許文献1)。特許文献1に記載されたヘアキャッチャーは、ネット部の中心に形成された軸筒部で、排水栓蓋の栓軸を摺動可能に内包している。
ここで、ボウルの奥側のコーナ部に設けられた排水口へ向かってボウルの底面が傾斜した洗面化粧台がある(特許文献2)。このようなボウルにおいては、ボウルの形状に起因して、水が渦を巻くように排水口へ流れる。そのため、特許文献1に記載されたヘアキャッチャーが、このボウルの排水口部に取り付けられると、渦を巻くように流れ込む水の流れをネット部および排水栓蓋の裏面が受けて、そのヘアキャッチャーは、排水栓の栓軸を中心として回転するおそれがある。ヘアキャッチャーが回転すると、毛髪やごみなどがヘアキャッチャーのネット部に絡みつき、清掃性の良さを阻害するおそれがある。この点においては、改善の余地がある。
特開2010−37923号公報 特開2012−187360号公報
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、ヘアキャッチャーが回転することを抑制することができる洗面化粧台を提供することを目的とする。
第1の発明は、スパウトから吐出された水が洗面ボウルの表面を流れ旋回しつつ排水口へ流れ込む洗面化粧台であって、奥部の片側の隅に設けられた前記排水口を有する前記洗面ボウルと、下方に延在する栓軸を有し前記排水口を開閉する排水栓蓋と、前記排水口よりも下方に設けられたヘアキャッチャーであって、前記栓軸を摺動可能に内包する軸筒部と、前記軸筒部から放射状に延在し鉛直方向の厚さが水平方向の厚さよりも厚い複数の放射リブと前記複数の放射リブ同士を繋ぐ横リブとを有し毛髪を捕捉するネット部と、を有するヘアキャッチャーと、前記排水口から間口方向へ離隔した位置に設けられ前記洗面ボウルへ向けて水を吐出する前記スパウトと、前記ヘアキャッチャーが前記栓軸を中心として回転することを規制する回転規制部と、を備えたことを特徴とする洗面化粧台である。
スパウトから吐出された水が旋回しつつ排水口へ流れ込むと、排水口の下方に設けられたヘアキャッチャーの放射リブが旋回流から力を受け、ヘアキャッチャーが栓軸を中心として回転するおそれがある。ヘアキャッチャーが栓軸を中心として回転すると、水とともに排水口に流れ込む毛髪がヘアキャッチャーに絡みつくことがある。すると、ヘアキャッチャーの清掃性を阻害するおそれがある。
これに対して、この洗面化粧台によれば、ヘアキャッチャーが回転しようとしても、ヘアキャッチャーの回転は、回転規制部により規制される。回転を規制されたヘアキャッチャーが毛髪を捕集するため、毛髪がヘアキャッチャーに絡みにくく、ヘアキャッチャーをお手入れしやすくなる。
第2の発明は、第1の発明において、前記回転規制部は、前記排水口よりも下方に設けられた第1の突起と、前記ヘアキャッチャーに設けられ前記第1の突起と係止可能な第2の突起と、を有することを特徴とする洗面化粧台である。
この洗面化粧台によれば、既存の部品の形状を変更したより簡単な構造で、回転規制部を形成することができる。そのため、ヘアキャッチャーの回転抑制をより低いコストで実現することができる。
第3の発明は、第2の発明において、前記第1の突起は、複数設けられ、前記第2の突起は、複数設けられ、前記複数の第1の突起同士の間の距離は、溝を形成しない距離に設定され、前記複数の第2の突起同士の間の距離は、溝を形成しない距離に設定されたことを特徴とする洗面化粧台である。
この洗面化粧台によれば、回転規制部の突起が溝を形成しないため、回転規制部の突起に付着した汚れを比較的容易に取ることができる。そのため、清掃性が損なわれることを抑制することができる。
第4の発明は、第2の発明において、前記第1の突起は、1つ設けられ、前記第2の突起は、1つ設けられたことを特徴とする洗面化粧台である。
この洗面化粧台によれば、第1の突起および第2の突起は、それぞれ1つずつ設けられている。そのため、第1の突起および第2の突起は、溝を形成しない。これにより、回転規制部の突起に付着した汚れを比較的容易に取ることができる。そのため、清掃性が損なわれることを抑制することができる。
第5の発明は、第2の発明において、前記第1の突起および前記第2の突起のいずれか一方は、1つ設けられ、前記第1の突起および前記第2の突起のいずれか他方は、複数設けられ、前記複数の他方の突起同士の間の距離は、溝を形成しない距離に設定されたことを特徴とする洗面化粧台である。
この洗面化粧台によれば、回転規制部の突起が溝を形成しないため、回転規制部の突起に付着した汚れを比較的容易に取ることができる。そのため、清掃性が損なわれることを抑制することができる。
第6の発明は、第1〜5のいずれか1つの発明において、前記栓軸の回転を規制する第2の回転規制部であって、前記栓軸の外周に設けられた第3の突起と、前記軸筒部の内周に設けられ前記第3の突起と係止可能な第4の突起と、を有する第2の回転規制部をさらに備えたことを特徴とする洗面化粧台である。
スパウトから吐出された水が旋回しつつ排水口へ流れ込むと、排水栓蓋は、旋回流から力を受け回転するおそれがある。
これに対して、この洗面化粧台によれば、排水口に対して回転を規制されたヘアキャッチャーの軸筒部に対して、排水栓蓋の栓軸が係止し回転を規制される。これにより、排水栓蓋の回転が規制される。
本発明の態様によれば、ヘアキャッチャーが回転することを抑制することができる洗面化粧台が提供される。
本発明の実施の形態にかかる洗面化粧台を表す模式図である。 ヘアキャッチャーの概略を表す模式的斜視図である。 本実施形態の排水口装置を表す模式的斜視図である。 本実施形態の排水口装置を表す模式的断面図である。 図4(a)に表した切断面B−Bにおける模式的断面図である。 本実施形態のヘアキャッチャーを表す模式図である。 本実施形態の排水栓蓋を表す模式図である。 本実施形態の支持部材を表す模式図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる洗面化粧台を表す模式図である。
図2は、ヘアキャッチャーの概略を表す模式的斜視図である。
図1(a)は、本実施形態にかかる洗面化粧台を表す模式的斜視図である。図1(b)は、本実施形態にかかる洗面化粧台を上方から眺めたときの模式的平面図である。
図2(a)は、本実施形態のヘアキャッチャーを表す模式的斜視図である。図2(b)は、比較例のヘアキャッチャーを表す模式的斜視図である。
本実施形態にかかる洗面化粧台100は、洗面ボウル110と、スパウト120と、排水口装置200と、を備える。
洗面ボウル110は、例えば床面などに設置された洗面台180の上部に設けられている。洗面ボウル110は、底面111と、右側の第1の側面113と、奥側の第2の側面114と、左側の第3の側面115と、手前側の第4の側面116と、を有する。また、洗面ボウル110は、排水口117を有する。排水口117は、洗面ボウル110の片隅の奥部に設けられている。図1に表した洗面化粧台100では、排水口117は、洗面ボウル110の奥部の位置であって、第1の側面113と第2の側面114との間のコーナ部の位置に設けられている。
ここで、本願明細書においては、洗面ボウル110を向いて洗面化粧台100の前に立つ使用者からみて上方を「上方」とし、下方を「下方」とし、右側を「右側方」とし、左側を「左側方」とし、手前側を「前方」とし、奥側を「後方」とする。左右方向は、いわゆる間口方向である。
また、本願明細書において「水」という場合には、冷水のみならず、加熱されたお湯も含むものとする。
図1(a)に表したように、底面111は、略平坦な形状を呈し、排水口117へ向かって傾斜している。図1(b)に表したように、上方からみたときに、底面111は、略矩形の形状を呈する。第1の側面113および第2の側面114のそれぞれは、底面111からみて比較的急な傾斜を有する。
排水口117の部分には、排水口装置200が設けられている。排水口装置200は、排水栓蓋220と、ヘアキャッチャー230(図2参照)と、を有する。排水栓蓋220は、排水口117を開閉する。ヘアキャッチャー230は、排水口117よりも下方に設けられ、毛髪やごみなどを捕捉することができる。排水口装置200については、後に詳述する。
スパウト120は、排水口117から間口方向に離隔した位置に設けられている。図1(a)および図1(b)に表した洗面化粧台100では、排水口117から左側方へ離隔した位置に設けられている。スパウト120は、洗面ボウル110へ向けて水を吐出する。
例えば図1(b)に表した矢印A1のように、スパウト120から吐出された水は、前方へ向かって洗面ボウル110の底面111を流れる。続いて、例えば図1(b)に表した矢印A2〜A7のように、スパウト120から吐出された水は、底面111の傾斜に略沿って流れ、排水口117へ向かって流れる。すると、例えば図1(b)に表した矢印A8、図2(a)に表した矢印A11あるいは図2(b)に表した矢印A12のように、排水口117が洗面ボウル110の間口方向における略中心の位置(例えばスパウト120の下方の位置)に設けられた場合と比較して、水は、強い旋回力あるいは速い旋回速度で旋回しつつ排水口117へ流れ込む。
ヘアキャッチャー230が回転することを規制する回転規制部が設けられていない場合には、図2(b)に表した矢印A13のように、ヘアキャッチャー230は、排水口117へ流れ込む水の旋回力を受けて回転することがある。本発明者が得た知見によれば、図2(b)に表したように、ヘアキャッチャー230が回転すると、毛髪やごみなどがヘアキャッチャー230に絡みつくことがある。すると、ヘアキャッチャー230の清掃性を阻害するおそれがある。
これに対して、本実施形態にかかる洗面化粧台100では、ヘアキャッチャー230が回転することを規制する回転規制部が設けられている。
これによれば、ヘアキャッチャー230の回転が規制される。図2(a)に表したように、回転が規制されたヘアキャッチャー230は、毛髪やごみなどと共には回転せず、毛髪やごみなどを捕集する。言い換えれば、毛髪やごみなどは、ヘアキャッチャー230のネット部235の上を周回し、ヘアキャッチャー230に捕集される。これにより、毛髪やごみなどがヘアキャッチャー230に絡みにくく、ヘアキャッチャー230をお手入れしやすくなる。
図3は、本実施形態の排水口装置を表す模式的斜視図である。
図4は、本実施形態の排水口装置を表す模式的断面図である。
図5は、図4(a)に表した切断面B−Bにおける模式的断面図である。
図6は、本実施形態のヘアキャッチャーを表す模式図である。
図7は、本実施形態の排水栓蓋を表す模式図である。
図8は、本実施形態の支持部材を表す模式図である。
図3(a)は、本実施形態の排水口装置を表す模式的斜視図である。図3(b)は、図3(a)に表した領域A31を拡大した模式的拡大図である。但し、説明の便宜上、図3(a)は、図1(b)に表した切断面A−Aにおける断面図を表している。
図4(a)は、図1(b)に表した切断面A−Aにおける模式的断面図である。図4(b)は、本実施形態の排水口装置を上下方向へ分解した模式的分解図である。
図6(a)は、本実施形態のヘアキャッチャーを表す模式的平面図である。図6(b)は、本実施形態のヘアキャッチャーを図6(a)に表した矢視B1の方向に眺めたときの模式的平面図である。図6(c)は、本実施形態のヘアキャッチャーを図6(a)に表した矢視B2の方向に眺めたときの模式的平面図である。図6(d)は、図6(b)に表した切断面C−Cにおける模式的断面図である。
図7(a)は、本実施形態の排水栓蓋を表す模式的平面図である。図7(b)は、図7(a)に表した切断面D−Dにおける模式的断面図である。
図8(a)は、本実施形態の支持部材を表す模式的平面図である。図8(b)は、図8(a)に表した切断面E−Eにおける模式的断面図である。図8(c)は、図8(b)に表した領域A32における模式的拡大図である。
本実施形態の排水口装置200は、排水筒部210と、排水栓蓋220と、ヘアキャッチャー230と、を備える。
排水筒部210は、ナット215により排水口117の周囲の部分に固定されている。排水筒部210は、支持部材211を有する。図3(a)および図4(a)に表したように、支持部材211は、排水筒部210の内部に設けられている。図3(b)、図4(b)および図8(c)に表したように、支持部材211は、第1の突起(回転規制部)213を有する。図8(a)〜図8(c)に表した支持部材211では、1つの第1の突起213が設けられているが、第1の突起213の設置数は、これだけに限定されない。
図7(a)に表したように、排水栓蓋220は、栓軸221を有する。図7(b)に表したように、栓軸221は、下方へ延在する。排水栓蓋220は、上下方向へ移動することにより排水口117を開閉する。
図3(a)および図4(a)に表したように、ヘアキャッチャー230は、排水筒部210の内部において排水栓蓋220の下方に設けられている。図6(a)〜図6(d)に表したように、ヘアキャッチャー230は、軸筒部231と、ネット部235と、を有する。軸筒部231は、筒状あるいは中空形状を呈し、排水栓蓋220の栓軸221を摺動可能に内包する。ネット部235は、放射リブ235aと、横リブ235bと、を有する。放射リブ235aは、軸筒部231から放射状に延在する。放射リブ235aの略鉛直方向の厚さは、放射リブ235aの略水平方向の厚さよりも厚い。言い換えれば、放射リブ235aは、縦長の形状を呈する。横リブ235bは、軸筒部231よりも外側において軸筒部231と略同心円状に設けられ、複数の放射リブ235a同士を繋ぐ。ヘアキャッチャー230は、ネット部235において毛髪やごみなどを捕捉することができる。その際、旋回しつつ排水口117に流れ込む水が、水とともに排水口117に流れ込む毛髪やごみを環状にまとめる。そのため、毛髪やごみは、ネット部235の放射リブ235aの上面で捕捉される。これにより、ネット部235には毛髪やごみが絡みにくい。
図3(b)、図4(b)および図6(d)に表したように、ヘアキャッチャー230は、第2の突起(回転規制部)233を有する。第2の突起233は、軸筒部231の内周における下端部に設けられている。具体的には、軸筒部231は、基部231aと、拡張部231bと、を有する。拡張部231bは、基部231aの下端部に設けられている。拡張部231bの内径は、基部231aの内径よりも大きい。拡張部231bの内径は、下方へ向かうにつれて大きくなる。言い換えれば、拡張部231bは、基部231aの下端部が傘状に広がった形状を有する。第2の突起233は、拡張部231bの内周に設けられている。
第2の突起233は、拡張部231bの内周側に設けられている。ヘアキャッチャー230が設置された状態において、第1の突起213は、拡張部231bの内周側に配置される。そのため、排水口117から手を差し込むことができる範囲の排水筒部210の内面には突起がない。これにより、排水筒部210の内面の清掃性が損なわれることを抑制することができる。
第2の突起233は、支持部材211の第1の突起213と係止可能とされてなる。図6(a)〜図6(d)に表したヘアキャッチャー230では、2つの第2の突起233が設けられているが、第2の突起233の設置数は、これだけに限定されない。例えば図3(a)および図3(b)に表したヘアキャッチャー230では、1つの第2の突起233が設けられている。
ヘアキャッチャー230が回転することを規制する回転規制部が設けられていない場合には、ヘアキャッチャー230は、排水口117へ流れ込む水の旋回力を受けて回転することがある。
これに対して、本実施形態の排水口装置200では、第1の突起213を有する支持部材211と、第2の突起233を有するヘアキャッチャー230と、を有する。
図3(b)に表したように、ヘアキャッチャー230が回転しようとすると、第2の突起233は、第1の突起213と当接し係止される。これにより、ヘアキャッチャー230の回転が規制される。図1および図2に関して前述したように、毛髪やごみなどがヘアキャッチャー230に絡みにくく、ヘアキャッチャー230をお手入れしやすくなる。また、既存の部品の形状を変更したより簡単な構造で、回転規制部(第1の突起213、第2の突起233)を形成することができる。そのため、ヘアキャッチャー230の回転抑制をより低いコストで実現することができる。
図6(b)および図6(d)に表したように、2つの第2の突起233は、互いに対向する位置に設けられている。言い換えれば、2つの第2の突起233は、互いに180度の角度を隔てて設けられている。そのため、2つの第2の突起233同士の間においては、ヘアキャッチャー230を清掃する上では十分な距離が確保され、溝は形成されていない。
例えば図8(a)において、二点鎖線で表した第1の突起213および実線で表した第1の突起213のように、支持部材211は、3つの第1の突起213を有していてもよい。図8(a)の表した例では、3つの第1の突起213は、互いに120度の角度を隔てて設けられている。そのため、3つの第1の突起213同士の間においては、支持部材211を清掃する上では十分な距離が確保され、溝は形成されていない。
本願明細書において、「溝」とは、隣り合う突起同士の間の距離あるいは対向する壁面同士の間の距離が5ミリメートル以下のくぼみをいうものとする。
これによれば、回転規制部の突起(本実施形態では、第1の突起213および第2の突起233)が溝を形成しないため、回転規制部の突起に付着した汚れを比較的容易に取ることができる。そのため、清掃性が損なわれることを抑制することができる。
排水口装置200は、遠隔操作により排水栓蓋220を昇降させ、排水口117を開閉することができる。すなわち、図3(a)および図3(b)に表したように、排水口装置200は、操作部241と、オーバーフロー排水配管242と、ワイヤ243と、作動部245と、支軸247と、を備える。
作動部245は、支持部材211に支持されている。ワイヤ243の一端は、支軸247と接続されている。すなわち、ワイヤ243の端部は、支持部材211に支持されている。ワイヤ243の他端は、操作部241と接続されている。例えば使用者等は、操作部241を操作することでワイヤ243を進退させることができる。ワイヤ243が排水筒部210の内部へ向かって進出すると、支軸247は、図3(b)に表した矢印A14のように上昇する。支軸247は、上昇すると栓軸221の下端部225と当接し、下端部225を上方へ押す。これにより、排水栓蓋220が上昇する。一方で、ワイヤ243が排水筒部210の外部へ向かって後退すると、支軸247は、図3(b)に表した矢印A15のように下降する。これにより、排水栓蓋220は、自重により下降する。このようにして、排水口装置200は、遠隔操作により排水栓蓋220を昇降させ、排水口117を開閉させることができる。
ここで、前述したように、排水栓蓋220の栓軸221は、昇降する支軸247から支持されている。つまり、排水栓蓋220の栓軸221は、支軸247に固定されたり、支軸247と結合されているわけではない。そのため、排水栓蓋220が回転することを規制する回転規制部(本実施形態では、第2の回転規制部)が設けられていない場合には、排水栓蓋220は、排水口117へ流れ込む水の旋回力を受けて回転することがある。
これに対して、本実施形態の排水口装置200では、図7(b)に表したように、栓軸221は、第3の突起(第2の回転規制部)223を有する。第3の突起223は、栓軸221の外周に設けられている。第3の突起223は、栓軸221の外周から外側へ向かって突出している。
また、図5、図6(a)および図6(b)に表したように、ヘアキャッチャー230は、第4の突起(第2の回転規制部)237を有する。図6(d)に表したように、第4の突起237は、軸筒部231の内周において、上端部から中央部にかけて設けられている。第4の突起237は、軸筒部231の内周から内側へ向かって突出している。第4の突起237は、排水栓蓋220の栓軸221の外周に設けられた第3の突起223と係止可能とされてなる。
図5に表したように、排水栓蓋220が回転しようとすると、第3の突起223は、第4の突起237と当接する。一方で、前述したように、ヘアキャッチャー230の回転は、第1の突起213および第2の突起233により規制されている。そのため、第3の突起223は、第4の突起237と当接することで係止される。これにより、排水栓蓋220の回転が規制される。
これによれば、排水栓蓋220は、排水口117へ流れ込む水の旋回力を受けて回転しようとしても、第3の突起223および第4の突起237により回転を規制される。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、洗面化粧台100および排水口装置200などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや排水栓蓋220、ヘアキャッチャー230および排水口117の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
100 洗面化粧台、 110 洗面ボウル、 111 底面、 113 第1の側面、 114 第2の側面、 115 第3の側面、 116 第4の側面、 117 排水口、 120 スパウト、 180 洗面台、 200 排水口装置、 210 排水筒部、 211 支持部材、 213 第1の突起、 215 ナット、 220 排水栓蓋、 221 栓軸、 223 第3の突起、 225 下端部、 230 ヘアキャッチャー、 231 軸筒部、 231a 基部、 231b 拡張部、 233 第2の突起、 235 ネット部、 235a 放射リブ、 235b 横リブ、 237 第4の突起、 241 操作部、 242 オーバーフロー排水配管、 243 ワイヤ、 245 作動部、 247 支軸

Claims (6)

  1. スパウトから吐出された水が洗面ボウルの表面を流れ旋回しつつ排水口へ流れ込む洗面化粧台であって、
    奥部の片側の隅に設けられた前記排水口を有する前記洗面ボウルと、
    下方に延在する栓軸を有し前記排水口を開閉する排水栓蓋と、
    前記排水口よりも下方に設けられたヘアキャッチャーであって、
    前記栓軸を摺動可能に内包する軸筒部と、
    前記軸筒部から放射状に延在し鉛直方向の厚さが水平方向の厚さよりも厚い複数の放射リブと前記複数の放射リブ同士を繋ぐ横リブとを有し毛髪を捕捉するネット部と、
    を有するヘアキャッチャーと、
    前記排水口から間口方向へ離隔した位置に設けられ前記洗面ボウルへ向けて水を吐出する前記スパウトと、
    前記ヘアキャッチャーが前記栓軸を中心として回転することを規制する回転規制部と、
    を備えたことを特徴とする洗面化粧台。
  2. 前記回転規制部は、
    前記排水口よりも下方に設けられた第1の突起と、
    前記ヘアキャッチャーに設けられ前記第1の突起と係止可能な第2の突起と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の洗面化粧台。
  3. 前記第1の突起は、複数設けられ、
    前記第2の突起は、複数設けられ、
    前記複数の第1の突起同士の間の距離は、溝を形成しない距離に設定され、
    前記複数の第2の突起同士の間の距離は、溝を形成しない距離に設定されたことを特徴とする請求項2記載の洗面化粧台。
  4. 前記第1の突起は、1つ設けられ、
    前記第2の突起は、1つ設けられたことを特徴とする請求項2記載の洗面化粧台。
  5. 前記第1の突起および前記第2の突起のいずれか一方は、1つ設けられ、
    前記第1の突起および前記第2の突起のいずれか他方は、複数設けられ、
    前記複数の他方の突起同士の間の距離は、溝を形成しない距離に設定されたことを特徴とする請求項2記載の洗面化粧台。
  6. 前記栓軸の回転を規制する第2の回転規制部であって、
    前記栓軸の外周に設けられた第3の突起と、
    前記軸筒部の内周に設けられ前記第3の突起と係止可能な第4の突起と、
    を有する第2の回転規制部をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の洗面化粧台。
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