JP2019178504A - 水槽 - Google Patents
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Abstract
Description
立壁を有するボウルと、
前記ボウルの底面に開口する排水口とを備え、
平面視において、前記立壁が、前記排水口に最も近い最近接部を境として第1反射領域と第2反射領域とに区画され、
前記底面には、前記底面上の水流のうち前記第1反射領域で反射した第1水流を前記排水口へ誘導し、且つ前記第2反射領域で反射して前記排水口に向かう第2水流に抵抗を生じさせる調流部が設けられていることを特徴とする。
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図3を参照して説明する。尚、以下の説明において、前後の方向については、図2,3における下方を前方と定義する。左右の方向については、図2,3にあらわれる向きを、そのまま左方、右方と定義する。
次に、本発明を具体化した実施例2を図4を参照して説明する。本実施例2の水槽Bは、ボウル10の底面11に、第2水流Wsに流動抵抗を付与するための抵抗発生部23を形成したものである。抵抗発生部23は、底面11における第2水流Wsの流動経路に配され、複数の突起24を散在させた形態である。1つの突起24は、例えば、半円球状や円柱状をなす。抵抗発生部23は、第2水流Wsの流動経路のうち調流部19の抵抗部22よりも上流側のみに配されている。換言すると、抵抗発生部23は、底面11のうち調流部19と後面壁13の第2反射領域18Rとの間のみに配されている。
次に、本発明を具体化した実施例3を図5を参照して説明する。本実施例3の水槽Cは、実施例2の水槽Bと同様、底面11に、第2水流Wsに流動抵抗を付与するための抵抗発生部25を形成したものである。抵抗発生部25は、複数の突起26を散在させた形態である。1つの突起26は、例えば、半円球状や円柱状をなす。実施例3の突起26の平面視の面積(大きさ)は実施例2の突起24よりも小さいが、実施例3において1つの抵抗発生部25を構成する突起26の数は、実施例2の抵抗発生部23を構成する突起24の数よりも多い。
次に、本発明を具体化した実施例4を図6を参照して説明する。本実施例4の水槽Dは、調流部27を上記実施例1〜3とは異なる構成としたものである。本実施例4の調流部27は、ボウル10の底面11に一体に形成され、第1反射領域18Lで反射した第1水流Wfを排水口15へ誘導するための誘導部28と、誘導部28とは別の部位に配され、第2反射領域18Rで反射して排水口15に向かう第2水流Wsに抵抗を生じさせるための抵抗部29とから構成されている。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例1〜4では、水槽が洗面化粧台の洗面ボウルである場合について説明したが、本発明は、台所のシンクや浴槽等にも適用できる。
(2)上記実施例1〜4では、排水口の周囲に平面視において時計回り方向の旋回流が生成されるようにしたが、平面視において時計回り方向の旋回流が生成されるようにしてもよい。
(3)上記実施例1〜4では、調流部をボウルの底面に一体に形成したが、調流部は、ボウルとは別体の部材を底面に固着したものであってもよい。
(4)上記実施例1〜3では、調流部を、排水口の外周縁のうち最近接部に最も近い最近接周縁部から延出する形態としたが、調流部は、排水口の外周縁のうち最近接周縁部の近傍位置から延出する形態としてもよい。
(5)上記実施例2,3では、第2水流を減速させるための抵抗発生部を、底面上に形成したが、抵抗発生部を調流部に形成してもよい。
(6)上記実施例2,3では、第2水流を減速させるための抵抗発生部を、第2水流の流動経路のうち抵抗部よりも上流側のみに配したが、抵抗発生部は、第2水流の流動経路のうち抵抗部よりも下流側のみに配してもよく、抵抗部より上流側と抵抗部より下流側の両方に配してもよい。
(7)上記実施例4に、第2水流を減速させるための抵抗発生部を設けてもよい。この場合、抵抗発生部は、第2水流の流動経路のうち抵抗部よりも上流側のみに配してもよく、第2水流の流動経路のうち抵抗部よりも下流側のみに配してもよく、抵抗部より上流側と抵抗部より下流側の両方に配してもよい。
(8)上記実施例1〜4では、ボウルの後面壁(立壁)が底面から鉛直方向に立ち上がる形態であるが、ボウルの後面壁(立壁)は、底面から鉛直方向に対して斜め方向に立ち上がる形態であってもよい。
Wf…第1水流
Ws…第2水流
10…ボウル
11…底面
13…後面壁(立壁)
15…排水口
17…最近接部
18L…第1反射領域
18R…第2反射領域
19,27…調流部
20…最近接周縁部
21,28…誘導部
22,29…抵抗部
23,25…抵抗発生部
Claims (4)
- 立壁を有するボウルと、
前記ボウルの底面に開口する排水口とを備え、
平面視において、前記立壁が、前記排水口に最も近い最近接部を境として第1反射領域と第2反射領域とに区画され、
前記底面には、前記底面上の水流のうち前記第1反射領域で反射した第1水流を前記排水口へ誘導し、且つ前記第2反射領域で反射して前記排水口に向かう第2水流に抵抗を生じさせる調流部が設けられていることを特徴とする水槽。 - 前記調流部が、前記排水口の外周縁のうち前記最近接部に最も近い最近接周縁部又はその近傍部から、前記第1反射領域と略平行に且つ前記第1反射領域側のみに延出した形態であることを特徴とする請求項1記載の水槽。
- 前記調流部が、
前記第1反射領域で反射した前記第1水流を前記排水口へ誘導する誘導部と、
前記誘導部とは別の部位に配され、前記第2反射領域で反射して前記排水口に向かう前記第2水流に抵抗を生じさせる抵抗部とから構成されていることを特徴とする請求項1記載の水槽。 - 前記底面における前記第2水流の流動経路に、複数の突部又は複数の凹部を散在させた形態の抵抗発生部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の水槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018067158A JP2019178504A (ja) | 2018-03-30 | 2018-03-30 | 水槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018067158A JP2019178504A (ja) | 2018-03-30 | 2018-03-30 | 水槽 |
Publications (1)
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JP2019178504A true JP2019178504A (ja) | 2019-10-17 |
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ID=68278060
Family Applications (1)
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JP2018067158A Pending JP2019178504A (ja) | 2018-03-30 | 2018-03-30 | 水槽 |
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1150502A (ja) * | 1997-08-05 | 1999-02-23 | Inax Corp | シンク構造 |
JP2015001145A (ja) * | 2013-06-18 | 2015-01-05 | Toto株式会社 | 洗面化粧台 |
JP2017113399A (ja) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | クリナップ株式会社 | 洗面化粧台 |
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2018
- 2018-03-30 JP JP2018067158A patent/JP2019178504A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015001145A (ja) * | 2013-06-18 | 2015-01-05 | Toto株式会社 | 洗面化粧台 |
JP2017113399A (ja) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | クリナップ株式会社 | 洗面化粧台 |
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