JP6611162B2 - 水洗式便器 - Google Patents

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Description

本発明は、水洗式便器、特に、便鉢内に旋回水流を形成する水洗式便器に関する。
水洗式便器においては、1以上の吐水口から便鉢部に洗浄水を吐出し、その洗浄水の勢いによって汚物を排水路に押し出す洗浄方式が知られている。以下、便器内部から汚物を排水路に押し出す力のことを「排出力」と表記することにする。また、便鉢部の内壁面に汚物の付着が残らないようにするため、便鉢部の内壁面を広域洗浄する水流も必要である。以下、便鉢内壁を洗う力のことを「洗浄力」と表記することにする。
洗浄力や排出力を強化するために、吐出口の数や位置、吐水方向、吐水タイミング、リム通水路を構成する部材等についてさまざまな研究がなされている。たとえば、特許文献1では、便鉢部の左側上部に設けられる吐水口から便鉢部の内壁面に沿って旋回水流を形成している。そして、この旋回水流のリム通水路を構成する棚部の幅を変化させることで、旋回水流をコントロールしている。
特開2014−037723号公報
ところで、このような水洗便器は洗浄力や排出力を強化するために、吐水の水量や水勢を大きくすることが考えられる。しかし、吐水の水量や水勢を大きくすると旋回流がリム通水路の便器前方で巻き上がり飛沫が飛散する可能性が大きくなる。飛散した飛沫は、利用者の体の一部に触れると不快感を生じることがある。
この様な背景から、本発明者は、水洗便器において洗浄水の旋回流がカーブで巻き上がることで生じる飛沫の飛散を抑制することが課題であると認識した。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、その目的の一つは、旋回する洗浄水の洗浄力と飛散のバランスをコントロールを可能とする水洗式便器を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の水洗式便器は、便鉢部と、便鉢部の内壁面に設けられるリム通水路と、内壁面の左右の一方に設けられ、リム通水路に周方向に旋回する洗浄水を吐水するための吐水口と、リム通水路において、吐水口の下流であってリム通水路の前端部分の上流側又は下流側に設けられ、周方向の曲率が部分的に変化する曲率変化部と、を備える。曲率変化部は、リム通水路の側壁面と側壁面の下側に棚状にせり出す棚部との境界部において、曲率変化部の上流の部分より曲率が大きくされる上流接続部と、上流接続部より曲率が小さくされる中間部と、中間部より曲率が大きくされる下流接続部と、がこの順で形成される。
この態様によると、リム通水路に曲率変化部を設けたから、その中間部分で曲率を小さくして遠心力を抑制することができる。
本発明によれば、旋回する洗浄水の洗浄力と飛散のバランスをコントロールを可能とする水洗式便器を提供することができる。
水洗式便器の側断面図である。 本実施形態における水洗式便器の上面図である。 図2の水洗式便器の曲率変化部の周辺の斜視図である。 リム通水路の側壁面と棚部の側断面の模式図である リム通水路の曲率変化部の周辺の断面の輪郭を示す模式図である。 図6(a)は曲率変化部の周辺の断面の輪郭を説明する模式図である。図6(b)はリム通水路の曲率の変化を説明する模式図である。 リム通水路の境界部の各部分の鉛直断面を示す断面図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図1〜7を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
図1は本実施形態にかかる水洗式便器100の側断面図であり、図2は水洗式便器100の上面から見た断面図である。図2は、図1のA−A線に沿った水平面(以下、平面AAという。)で切断したときの水洗式便器100の上面図である。ここで、A−A線は後述する側壁面126aと棚部126bの境界部126eを通る水平線である。
以下、図1等に示す様に、水洗式便器100の前側から後部に向かう方向をX軸、高さ方向をZ軸、左右方向をY軸と定める。Y軸正方向を「左方向」、Y軸負方向を「右方向」とする。
水洗式便器100は、便器本体102、便座(不図示)、給水タンク(不図示)を有する。便座は、平面視(z軸負方向)において環状の部材であり、ヒンジ(不図示)を介して便器本体102に開閉可能に取り付けられる。給水タンクは便器本体102などへ洗浄水を供給する。
便器本体102は、便鉢部110、排水路管部112、周壁部114を有する。便鉢部110は、内壁面126に、汚物を受け止めるための鉢状の汚物受け面130と、便鉢部110の周縁に設けられるリム部110aと、リム部110aに沿って形成されるリム通水路120と、を有する。排水路管部112は、便鉢部110の下部に形成される。周壁部114は、便鉢部110や排水路管部112などの内部構造を遮蔽する。汚物受け面130はリム部110aに連なる。
排水路管部112は、便鉢部110との接続部分においてS字状の封水部116を形成する。封水部116には、常時、滞留水が溜められており、これにより排水路管部112の臭いを遮断する。封水部116に落ちた汚物は、滞留水とともに洗浄水によって外部に押し出される。
便鉢部110の上端には、内側にせり出すオーバーハング部118が形成される。オーバーハング部118の上面は、便座の支持面となるように平坦化されている。オーバーハング部118の下面と便鉢部110の汚物受け面130に連なる内壁のリム部110aには、旋回水流の通り道となるリム通水路120が形成される。リム通水路120の外側面には側壁面126aが設けられ、リム通水路120の下面には側壁面126aの下側に棚状にせり出す棚部126bが設けられる。
図2は、便鉢部110にオーバーハング部118を重ね合わせて示しており、便器本体102の内壁面126とオーバーハング部118の関係を示す。また、便鉢部110の前後方向に延伸して、便鉢部110の内壁面126の左右方向範囲を左右に二等分する直線を中心軸M1と表記する。
リム通水路120の上部は、オーバーハング部118によって覆われる(図1も参照)。つまり、リム通水路120は、オーバーハング部118の下面と、側壁面126a、棚部126bに囲まれた領域である。リム通水路120は、便鉢部110の内壁面126の中心軸M1の左側に設けられる第1リム通水路120aと、右側に設けられる第2リム通水路120bと、を含む。
第1吐水口122は、水洗式便器100のリム部110aを前端側から見て左側のリム導水路120cに形成され、リム通水路120に連続するように前方に向けて開口している。第1吐水口は内壁面の右側面上部の側壁面に形成されてもよい。第1吐水口122から吐出される洗浄水は第1水流J1を形成する。第1水流J1は、便鉢部110のリム通水路120を反時計回りに旋回する。第1水流J1の全部または一部は、更に、内壁面126を旋回し続ける。旋回する水流は、内壁面126を旋回したあとに最終的に封水部116に落下して排水路管部112から排出される。第1水流J1は、便鉢部110の内壁面126を広く洗浄することで洗浄力を提供するとともに、その落水時の水勢により排出力も提供する。
内壁面126の後方には、第2吐水口124が形成される。第2吐水口124から吐出される洗浄水は第2水流J2を形成する。第2水流J2は、第1水流J1と合流して排出力および/または洗浄力を強化する。
リム通水路120には、第1吐水口122の下流であってリム通水路120の前端部分20の上流側又は下流側に曲率変化部10が設けられる。水洗式便器100では、曲率変化部10は前端部分20の上流側に設けられている。
図3は水洗式便器100の曲率変化部10の周辺を斜め後方から見た斜視図である。
リム通水路120の中心軸M1の左側(図3においては右側)において第1吐水口122(図2も参照)の下流に周方向の水平断面での曲率が部分的に変化する曲率変化部10が設けられる。曲率変化部10は、第1リム通水路120aの側壁面126aと、側壁面126aの下側に棚状にせり出す棚部126bと、の境界部126eに設けられる。特に、曲率変化部10は、第1リム通水路120aの前端側寄りの側壁面126aと棚部126bとに亘って形成され、周方向に延伸する略楕円形状を有する。曲率変化部10の表面は、中央部が境界部126eに沿って窪む凹面または平面にすることができる。曲率変化部10は、上流側から上流接続部10bと、中間部10aと、下流接続部10cと、を含む。
曲率変化部10について説明する。まず図2における各点や各線の表記について、図4も参照して説明する。図4は、図2のN1に沿って切断した側壁面126aと棚部126bの側断面を示す。N1については後述する。図4は、理解を容易にするため側壁面126aと棚部126bの境界部126eを実際より大きく示している。なお、図4は、第1吐水口122における境界部126eが平面AA上に位置する例を示している。
図2において、平面AAで切断したリム通水路120の断面の輪郭を示す線を輪郭線Kと表記する。平面AAにおいて、第1吐水口122の内縁の突端122aを通り中心軸M1に直交する直線を直線N1と、突端122aを通り中心軸M1に平行な直線を直線M2と、表記する。また、輪郭線Kにおいて、直線N1との交点を点Qと、直線M2との交点を点Rと、中心軸M1との交点を点Uと、それぞれ表記する。また、中心軸M1と直線N1の交点を点Pと表記する。また、点Pと点Uの中点を通り直線N1に平行な直線をN2と表記する。ここで点Uは、リム通水路120の前端部において曲率が上流側及び下流側より小さい前端部分20の左右方向の略中央に位置する。つまり前端部分20は中心軸M1を挟んでその左右方向に延設される領域である。
輪郭線Kは曲率変化部10を通る。輪郭線Kにおいて曲率変化部10は点Rと点Uとの間に、特に、点Uに寄って位置する。曲率変化部10は、前後方向で直線N2から前側に位置する(図2参照)。
図5は、輪郭線Kについて曲率変化部10の周辺を拡大して示す模式図である。曲率変化部10は、上流側の点Rから点Sに亘る上流部RSと、点Tから点Uに亘る下流部TUと、の間に位置する。また、曲率変化部10は、輪郭線Kにおいて第1吐水口122より中心軸M1側に寄って位置する。曲率変化部10は、境界部126eに沿って、上流部RSより曲率が大きくされる上流接続部10bと、上流接続部10bより曲率が小さくされる中間部10aと、中間部10aより曲率が大きくされる下流接続部10cと、がこの順で連続して形成される。特に、中間部10aは上流接続部10bと下流接続部10cとの間に設けられる。
図6(a)は輪郭線Kを説明する模式図であり、比較のために、曲率変化部10を備えない比較例の輪郭線Kに対応する曲線Kxを破線で示す。曲線Kxは点Sから点Tの部分で輪郭線Kと異なり、他の部分は輪郭線Kと重なる。図6(b)は曲率の変化を説明する模式図であり、比較例の曲率Cxを破線で示す。曲率Cxは、点Sから点Tの部分で曲率Cvと異なり、他の部分は曲率Cvと重なる。図6(b)のグラフは、横軸に輪郭線Kにおける位置を示し、縦軸に輪郭線Kの曲率Cvと比較例の曲率Cxとを相対的に示している。図6(a)の比較例の曲線Kxは点Sから点Tにかけて連続的にスムーズにカーブしている。点Tから点Uを含む前端部分20は曲率がその両側より小さい領域である。ここで、前端部分20の領域の右側の端を右端T2と表記する。前端部分20の右端T2から右側は点Sと点Tの間と同様のカーブ領域になる。
前述の曲率変化部10を備えない比較例における吐水の第1水流J1の飛沫の飛散は、第1水流J1が遠心力による外向きの力を受けることにより、第1水流J1の一部が側壁面126a及びオーバーハング部118を乗り越えて飛沫が飛散することがあると考えられる。
図6(b)を参照し、比較例の曲線Kxにおける曲率Cxについて説明する。点Sから点Tの範囲では点Sの上流側より曲率Cxが大きく略一定である。点T及び右端T2ではそれぞれ曲率Cxが極大になる。点Uを含む前端部分20では曲率Cxが点T及び右端T2より小さくなる。右端T2から右側のカーブ領域では曲率Cxは略一定になる。つまり、リム通水路120の前端部において、前端部分20は、曲率Cxがそれぞれ極大になる点Tと右端T2との間で曲率が上流側及び下流側より小さい部分である。
ここで、旋回する洗浄水には曲率Cxに応じて遠心力Fが働く。遠心力Fは旋回速度の二乗と曲率Cx(曲率半径の逆数)の積に比例するから、旋回速度を一定と仮定すると、遠心力Fは曲率Cxの大きい点Sから前端部分20の付近で大きくになると考えられる。このため、遠心力Fが大きい点Sから前端部分20の付近の領域で、水流の一部が側壁面126a及びオーバーハング部118を乗り越えて飛沫が飛散すると考えられる。
次に、本実施形態の水洗式便器100の曲率変化部10の作用について説明する。
特に図6(a)及び図6(b)を参照して、輪郭線Kにおける点Sの周辺から右端T2の周辺までの曲率Cvの変化を説明する。上流部RSの曲率をCv1と、上流接続部10bの曲率をCv2とすると、Cv2はCv1より大きい。中間部10aの曲率をCv3とすると、Cv3はCv2より小さい。下流接続部10cの曲率をCv4とすると、Cv4はCv3より大きい。また、Cv3はCv1より小さい。前端部分20の曲率が小さく直線的な領域の曲率をCv5とすると、Cv5はCv4より小さい。右端T2の曲率をCv6とすると、Cv6はCv5より大きい。右端T2の右側の領域の曲率をCv7とすると、Cv7はCv6より小さい。
なお、一例として、Cv1は1/300(rad/mm)前後、Cv2は1/3(rad/mm)から1/10(rad/mm)の範囲、Cv3は1/670(rad/mm)前後、Cv4は1/3(rad/mm)から1/10(rad/mm)の範囲に定めてもよい。
なお、飛沫の飛散を抑制する効果は、上流接続部10bと下流接続部10cにおける曲率が緩やかに変化する構成より、その曲率が急に変化する構成の方がより有利であった。これは、曲率が小さい中間部10aの範囲が長くなるためと考えられる。
水洗式便器100は、曲率変化部10の中間部10aの範囲で曲率が小さいから、この範囲で遠心力Fを抑制することができる。曲率変化部10は、前端部分20より上流側であって、輪郭線Kにおいて第1吐水口122より前端部分20側に寄って設けられる。この構成によって、飛沫の飛散が発生しやすい部分で遠心力Fを低減して、効率的に飛沫の飛散を抑制することができる。
特に図5を参照する。曲率変化部10の上流接続部10bは、一例として、直線N1に対する点Pから見た角度θ1が50度から60度の範囲に形成してもよい。曲率変化部10の下流接続部10cは、一例として、直線N1に対する点Pから見た角度θ2が85度から89度の範囲に形成してもよい。曲率変化部10の点Pから見た角度範囲θ3は、例えば20度から40度の範囲に形成してもよい。この範囲内では飛沫の飛散が実用範囲内に抑制できる。
図3も参照する。曲率変化部10は第1リム通水路120aの前端部分20より上流側において周方向に延伸する略楕円形状に形成される。曲率変化部10の中間部10aの幅寸法Wは25mmから45mmの範囲に形成してもよい。曲率変化部10の周方向の長さ(点Sと点Tの直線長さ)Lは90mmから120mmの範囲に形成してもよい。この範囲内では飛沫の飛散が実用範囲内に抑制できる。
次に、便鉢部110の右側の第2リム通水路120bについて説明する。第2リム通水路120b、水流の速度が相対的に小さく飛沫が飛散する可能性が小さいから、曲率変化部を設けない構成も可能である。曲率変化部を設けない場合は水流の速度低下による洗浄力や排出力の低下を抑制できる。この構成により、第1リム通水路120aで飛沫の飛散を抑制しながら第2リム通水路120bで水流の速度を維持できる。つまり、洗浄力と飛散のバランスをコントロールすることができる。この結果、第1リム通水路120aと第2リム通水路120bは中心軸M1に対して左右非対称にされる。
本実施形態の水洗式便器100では、内壁面126を覆うオーバーハング部118のオーバーハング内周面128は、中心軸M1に対して左右対称形とされる。特に、曲率変化部10はオーバーハング部118に覆われる。この結果、利用者の視界から、便鉢部110の第1リム通水路120aと第2リム通水路120bの左右非対称性を左右対称形のオーバーハング部118によって遮蔽できる。利用者に見た目上の違和感を持たせない構成となっている。
次に、境界部126eの断面形状について説明する。
図7は境界部126eを周方向に垂直な鉛直面で切断した各部分の鉛直断面を示す図でである。図7(a)は上流部RSの、図7(b)は曲率変化部10の上流接続部10b近傍の、図7(c)は曲率変化部10の中間部10aの、図7(d)は曲率変化部10の下流接続部10c近傍の、図7(e)は下流部TUの、それぞれの断面を示している。境界部126eの角アール(コーナーアール)は中間部10aで上流部RSより大きく、且つ、中間部10aで下流部TUより大きい。
一例として、境界部126eの角アール(コーナーアール)は、RS部分のCRaでR3mmからR20mmの範囲、ST部分のCRcでR50mmからR200mmの範囲、TU部分CReでR3mmからR20mmの範囲にすることができる。上流接続部10b近傍の角アールCRb及び下流接続部10c近傍の角アールCRdは、CRaより大きく、CRcより小さくされる。なお、図7(b)、図7(c)、図7(d)が示すように、曲率変化部10はリム通水路120の下側に設けられ、リム通水路120の上側には設けられていない。
水洗式便器100は、曲率変化部10を設けることで飛沫の飛散を抑制したから、吐水の水量、水勢を大きくして洗浄力を強化することも可能である。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。これらの実施の形態は例示であり、いろいろな変形および変更が本発明の特許請求範囲内で可能なこと、またそうした変形例および変更も本発明の特許請求の範囲にあることは当業者に理解されるところである。従って、本明細書での記述および図面は限定的ではなく例証的に扱われるべきものである。例えば、曲率変化部に周方向に延在するガイド溝(不図示)またはガイド翼(不図示)を形成して、洗浄水の外向き移動の抵抗を増大して飛沫の飛散を抑制することも可能である。
J1 第1水流、 J2 第2水流、 K 輪郭線、
10 曲率変化部、 10a 中間部、 10b 上流接続部、
10c 下流接続部、 20前端部分 、 100 水洗式便器、
102 便器本体、 110 便鉢部、 110a リム部、
112 排水路管部、 114 周壁部、 116 封水部、
118 オーバーハング部、 120 リム通水路、
120a 第1リム通水路、 120b 第2リム通水路、
120c リム導水路、 122 第1吐水口、 124 第2吐水口、
126 内壁面、 126a 側壁面、 126b 棚部、
128 オーバーハング内周面、 130 汚物受け面。

Claims (6)

  1. 便鉢部と、
    前記便鉢部の内壁面に設けられるリム通水路と、
    前記内壁面の左右の一方に設けられ、前記リム通水路に周方向に旋回する洗浄水を吐水するための吐水口と、
    前記リム通水路において、前記吐水口の下流であって前記リム通水路の前端部分の上流側又は下流側に設けられ、周方向の曲率が部分的に変化する曲率変化部と、
    を備え、
    前記曲率変化部は、前記リム通水路の側壁面と前記側壁面の下側に棚状にせり出す棚部との境界部において、前記曲率変化部の上流の部分より曲率が大きくされる上流接続部と、前記上流接続部より曲率が小さくされる中間部と、前記中間部より曲率が大きくされる下流接続部と、がこの順で形成されることを特徴とする水洗式便器。
  2. 前記曲率変化部は前記前端部分の上流側に設けられることを特徴とする請求項1に記載の水洗式便器。
  3. 前記曲率変化部の前記中間部の前記境界部における周方向の曲率は、前記吐水口の下流側であって前記曲率変化部より上流側の前記境界部における周方向の曲率より小さいことを特徴とする請求項1または2に記載の水洗式便器。
  4. 前記曲率変化部は、前記吐水口より前記前端部分の側に寄って設けられることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の水洗式便器。
  5. 前記便鉢部の上端には、内側にせり出すことにより、前記リム通水路を覆うオーバーハング部が形成され、
    前記曲率変化部は前記オーバーハング部に覆われることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の水洗式便器。
  6. 前記境界部の鉛直断面において、前記曲率変化部の前記中間部の角アールはR50mmからR200mmの範囲であって、前記上流側の部分の角アールより大きいことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の水洗式便器。
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