JP2017150295A - 水洗大便器 - Google Patents
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Abstract
Description
図13に示すように、特許文献1の従来のオープンリム構造を備えた水洗大便器401においては、供給された洗浄水が、リム通水路406内を時計回り方向及び反時計回り方向に分割して流れてボウル部408を洗浄することができるように、導水路410が便器本体402の中央近傍において、リム通水路406に接続されている。
それに加え、スリット開口412の幅を小さくすることは製造上難しいといった問題もあり、スリット開口412の幅を小さくするとは出来なかった。
このように構成された本発明においては、洗浄水が、便器本体の左右方向のうち一方側へと延びる上流側導水路から、方向を変えて下流側導水路に流入され、下流側導水路に沿って、左右方向のうち他方側に導かれる。この左右方向のうち他方側に導かれる洗浄水のうち、下流側導水路の左右方向のうち一方側の内壁面に沿って流れる洗浄水が、便器本体の中心線よりも他方側に位置する下流端部までこの内壁面に沿って流れることができる。従って、この内壁面の下流端部近傍から流出する洗浄水は、中心線近傍の領域に流下されることが抑制され、且つ下流側導水路からリム通水路に向かう洗浄水の主流を形成することできる。よって、リム部の全周に形成された開口部を有するいわゆるオープンリムタイプの水洗大便器において、リム通水路を旋回しようとする洗浄水の良好な旋回流を形成することができ、便器洗浄に使用する洗浄水量を少なく設定した場合においても、ボウル部を旋回流により十分に洗浄することができる。
このように構成された本発明においては、上流側導水路から下流側導水路に流入した洗浄水の流速が下流側導水路において増大され、この内壁面の下流端部近傍から流出する洗浄水は、中心線近傍の領域に広がるように流れることがより抑制され、且つ下流側導水路からリム通水路に向かう洗浄水の主流を形成することでき、より良好にリム通水路を旋回しようとする洗浄水の旋回流を形成することができる。
このように構成された本発明においては、下流側導水路に流入した洗浄水の流速が下流側導水路の入口部から出口部に向けて増大される。よって、この内壁面の下流端部近傍から流出する洗浄水は、中心線近傍の領域に広がるように流れることがより抑制され、且つ下流側導水路からリム通水路に向かう洗浄水の主流を形成することでき、より良好にリム通水路を旋回しようとする洗浄水の旋回流を形成することができる。
このように構成された本発明においては、下流側導水路の幅が、入口部から出口部に向けて大きくなるように形成されているので、便器洗浄動作の後半において給水装置から便器本体の供給口へ供給される洗浄水の水勢が弱まってくる場合において、下流側導水路出口部から流出する洗浄水は、下流側導水路の幅の広がりに合わせて扇形に広がるような流れを形成でき、ボウル部の広範囲をより均一に洗浄することができる。
このように構成された本発明においては、供給口から便器本体の左右方向のうち一方側へと延びる上流側導水路の中心線が、供給口の中心より左右方向のうち上流側導水路の延びる方向側に偏心して延びているので、供給口から流出する洗浄水が、供給口の中心より左右方向のうち上流側導水路の延びる方向側から、偏心した上流側導水路に比較的スムーズに流出することができる。よって、上流側導水路の中心軸が、供給口の中心から偏心していない場合と比べて、洗浄水が供給口の偏心している上流側導水路の側から比較的スムーズに上流側導水路に流れ込むことができる。
このように構成された本発明においては、屈曲部の流路の外周壁の曲率半径が、その流路の内周壁の曲率の半径より小さいので、屈曲部の流路の外周壁に沿う流れを、屈曲部の流路の内周壁側に沿う流れに向かって誘導することができ、その内周壁側から下流側導水路に延びる壁面に沿うようにリム通水路に向かって流入する洗浄水の勢いが強められ、リム通水路を旋回しようとする流れが形成されやすくなる。
このように構成された本発明においては、貯水タンクの排水口が、便器本体の供給口へ供給される洗浄水を上流側導水路が延びる方向に導くガイド手段を有するので、ガイド手段に沿って洗浄水が流れるので、排水口から供給口へ流れ込む洗浄水の流れを上流側導水路方向へ誘導することができる。そのため、供給口へ供給された洗浄水を、上流側導水路が延びる方向へ向かいやすくすることができ、より良好にリム通水路を旋回しようとする洗浄水の旋回流を形成することができる。
このように構成された本発明においては、ガイド手段は、排水口と上記供給口とを接続してする筒状のガイド部材であり、このガイド部材には、供給口へ供給された洗浄水が上流側導水路の延びる方向に流れるように、ガイド部材の内壁の一部又は全周から内側に突出した絞り部が形成されているので、排水口からガイド部材に浸入した洗浄水が便器本体の供給口へと流れると、ガイド部材により、洗浄水が誘導され上流側リム通水路の延びる方向へ多く向かう。そのため、上流側導水路が延びる方向へ向かう洗浄水の流れを作り出すことができ、より良好にリム通水路を旋回しようとする洗浄水の旋回流を形成することができる。
このように構成された本発明においては、洗浄水が、便器本体の左右方向のうち一方側へと延びる上流側導水路から、方向を変えて下流側導水路に流入され、下流側導水路に沿って、左右方向のうち他方側に導かれる。この左右方向のうち他方側に導かれる洗浄水のうち、下流側導水路の左右方向のうち一方側の内壁面に沿って流れる洗浄水が、便器本体の中心線よりも他方側に位置する下流端部までこの内壁面に沿って流れることができる。従って、この内壁面の下流端部近傍から流出する洗浄水は、下流側導水路から吐水部に向かう洗浄水の主流を形成することできる。よって、いわゆるフチなしタイプの水洗大便器において、吐水部から吐水された洗浄水は汚物受け面を旋回しようとする洗浄水の良好な旋回流を形成することができ、便器洗浄に使用する洗浄水量を少なく設定した場合においても、ボウル部を旋回流により十分に洗浄することができる。
最初に、図1乃至図3により、本発明の第1実施形態による水洗大便器を説明する。
図1乃至図3に示すように、本発明の第1実施形態による水洗大便器1は、陶器からなる便器本体2を有する。また、便器本体2の後方側の上方には、給水装置である貯水タンク4が設置されている。
なお、給水装置は、貯水タンクの他、規定の洗浄水量を供給できるフラッシュバルブ等であってもよい。
さらに、ボウル部8の下方には、溜水部12が形成され、初期水位の溜水面がW0で示されている溜水が貯留されている。また、この溜水部12の下端には、排水トラップ管路14(排水路)の入口14aが接続されており、排水トラップ管路14は、その入口14aから後方へと延び、その後端14bが床面に設置された排出管(図示せず)に接続されている。
また、リム部18には、リム部18の周方向に沿って形成されたリム通水路20の内側且つ下方が全周にわたって開口されてスリット開口部26が形成され、いわゆる、オープンリム部となっている。このスリット開口部26が、洗浄水を汚物受け面16に吐水する吐水部を形成している。
このリム通水路底面24により、導水路10から供給された洗浄水が、リム通水路20のリム通水路底面24上を流れながらボウル部8の上部を反時計回りの方向に一周する流れを形成することができる。
上流側導水路28は、その中心線A1が入口部28bから出口部28aまで中心線Cに対して右側に偏心して延びている。中心線A1を後方に延長すると、中心線Cと、供給口6の中心点c1よりも後方の位置a2において交わるようになっている。
ここで、屈曲部32の外周壁32aの曲率半径r1は、内周壁32bの曲率半径r2より小さくなるように形成されている。
下流側導水路30は、入口部30aから出口部30bまで、便器本体2の中心線Cを右側から左側に向かって斜めに横切るような直線的な流路を形成している。
内壁面38は、下流側導水路30の入口部30aを形成し且つ外周壁32aの下流側端部32cと接続される上流端部38aと、下流側導水路30の出口部30bを形成し且つ中心線Cよりも左側に位置する下流端部38bと、を形成している。従って、内壁面38は、中心線Cの右側から左側まで中心線Cを超えて延びている。
下流端部38bは、中心線Cよりも左側に突出する凸部を形成しているので、下流端部38bは、中心線C上において、下流側導水路30の流路と、リム通水路20の中央後方領域20bとを区切っている。
仮想中心線Eは、図3に示されたように、仮想下流側導水路40の流路の中心線であり、仮想下流側導水路40の延びる向きに平行に延び、仮想内壁面42と、外側壁面30cとの間の仮想的な中心線である。
下流側導水路30に対し、上流側導水路28とほぼ同じ幅を有している仮想下流側導水路40を想定する。仮想下流側導水路40は、仮想下流側導水路40の左右方向の右側の仮想内壁面42を備えている。
このような仮想下流側導水路40は、上流側導水路28及び屈曲部32の下流側に接続され、且つ、仮想下流側導水路40の仮想中心線Eが、中心線Cと、左右両側の取付部36とを結ぶ取付位置線Dとの交点C2を通るように配置される。このような仮想下流側導水路40においては、仮想中心線Eが、仮想内壁面42及び外側壁面30cの中心に配置され、仮想内壁面42と、外側壁面30cとは、仮想中心線Eに対して対称に配置されるように設定されている。
また、下流側導水路30は、内壁面38と外側壁面30cとの間の幅W1がほぼ一定に形成されている。よって、下流側導水路30の幅は、下流側導水路30の入口部30aから、中間部30d、出口部30bまでほぼ一定となるように形成されている。
下流側導水路30の内壁面38が外側壁面30cに向かって寄せられていることにより、内壁面38の下流端部38bが中心線Cよりも左側の領域に位置している。
下流側導水路30の内壁面38は、この内壁面38に沿って延ばされる直線がリム通水路20上に延びるような傾きをもって形成されている。
よって、下流側導水路30の出口部30b近傍においては、下流側導水路30の実際中心線Fの向きと、合流部20aにおけるリム通水路20上を周回しようとする洗浄水の流線A3の向きとがほぼ一致するようになっているので、下流側導水路30の出口部30bから流出する洗浄水が、リム通水路20上をほぼ同じ旋回方向(反時計回り)に流れ、水の勢いを保った状態(流量及び流速をほぼ維持した状態)でリム通水路20上を周回しようとする主流を形成することができる。従って、下流側導水路30からリム通水路20の合流部20aに合流する洗浄水が、リム通水路20上の主流の方向と逆の旋回方向に向かってリム通水路20上を通り流れることを抑制し、さらに、中央後方領域20b側に向かって広がるように流れてスリット開口部26から汚物受け面16に流下してしまうことを抑制できる。
最初に、貯水タンク4の操作レバー(図示せず)を操作すると、貯水タンク4の排水弁(図示せず)が開き、貯水タンク4から洗浄水(例えば、6.0リットル)が便器本体2の供給口6から導水路10に供給される。
このような旋回流れを形成しながら、洗浄水が、リム通水路底面24の内側に形成されたスリット開口部26から、徐々に流下し、矢印F12に示すように、ボウル部8の汚物受け面16の全体を均一に洗浄することとなる。ボウル部8を流下した洗浄水は、汚物とともに排水トラップ管路14から排出されて、便器本体2の一連の洗浄動作が終了する。
便器本体102の後方上部には、供給口6とリム通水路20との間に形成され、貯水タンク(図示せず)から供給された洗浄水を供給口6からボウル部8に導水する導水路110が形成されている。
この第2実施形態においては、導水路110の下流側導水路130の幅が、下流側導水路130の入口部から出口部に向けて小さくなるように形成されている構成のみが、第1実施形態の水洗大便器1における導水路10の下流側導水路30の形状と異なっている。
図4に示すように、下流側導水路130は、屈曲部32に接続される下流側導水路入口部130aから左側へと延び、リム通水路20の合流部20aに接続される下流側導水路出口部130bに至る流路を形成している。
内壁面138は、入口部130aを形成し且つ外周壁32aの下流側端部32cと接続される上流端部138aと、出口部130bを形成し且つ中心線Cよりも左側に位置する下流端部138bと、を形成している。従って、内壁面138は、中心線Cの右側から左側まで中心線Cを超えて延びている。
下流端部138bは、中心線Cよりも左側の領域に突出する凸部を形成しているので、下流端部138bは、中心線C上において、下流側導水路130の流路と、リム通水路20の中央後方領域20bとを区切っている。
便器本体202には、貯水タンク(図示せず)から供給された洗浄水を供給口6からボウル部8に導水する導水路210が、供給口6とリム通水路20との間に形成されている。
この第3実施形態においては、導水路210の下流側導水路230の形状が、下流側導水路230の幅が下流側導水路230の入口部から出口部に向けて大きくなるように形成されている構造のみが、第1実施形態における導水路10の下流側導水路30の形状と異なっている。
内壁面238は、下流側導水路230の入口部230aを形成し且つ外周壁32aの下流側端部32cと接続される上流端部238aと、下流側導水路出口部230bを形成し且つ中心線Cよりも左側に位置する下流端部238bと、を形成している。従って、内壁面238は、中心線Cの右側から左側まで中心線Cを超えて延びている。
下流端部238bは、中心線Cよりも左側に突出する凸部を形成しているので、下流端部238bは、中心線C上において、下流側導水路230の流路と、リム通水路20の中央後方領域20bとを区切っている。
一方、便器洗浄動作の前半及び中盤における貯水タンク4から便器本体202の供給口6へ供給される洗浄水の水勢が比較的強い場合においては、矢印F14に示すように、下流側導水路230内を流れる洗浄水は、所定の長さ直線的に延びる下流側導水路230の流路及び外側壁面30c等に沿って、上述のように下流側導水路230からリム通水路20に直線的に向かう向きの指向性を有した流れを形成することとなる。
便器本体302のボウル部308の上縁部には、内側にオーバーハングしたリム部318と、リム通水路320上に形成された第1吐水口339及び第2吐水口341を備え、これらの第1吐水口339及び第2吐水口341から、便器本体302の後方側の内部に形成される導水路310から供給される洗浄水が吐水されるようになっている。
この第4実施形態においては、リム部が、第1乃至第3実施形態によるオープンリムタイプの形態とは異なり、いわゆるフチなしタイプのリム部318となっている。フチなしタイプのリム部318を有する水洗大便器301は、洗浄水を第1吐水口339及び第2吐水口341からリム部318上に吐水し、汚物受け面16を旋回する旋回流を形成するようになっている。なお、第4実施形態による水洗大便器301は、第1吐水口339のみを有していてもよく、導水路310の流路の延長上に配置される第1吐水口339をリム部全周のうちのいずれの場所に配置していてもよい。
なお、本実施形態においては、リム部318は内側にオーバーハングしているが、ほぼ垂直に延びる縦壁状の形態を有していてもよい。
本発明の第4実施形態における下流側導水路330は、本発明の第1実施形態における下流側導水路30と同様の構造及び機能を有している。ただし、下流側導水路330の出口部330bが第1吐水口339に連通され、また出口部330bから分岐した下流分岐導水路342が第2吐水口341まで延ばされている点で、本発明の第1実施形態における下流側導水路30と異なっている。
内壁面338は、下流側導水路330の入口部330aを形成し且つ外周壁32aと接続される上流端部338aと、出口部330bを形成し且つ中心線Cよりも左側に位置する下流端部338bと、を形成している。従って、内壁面338は、中心線Cの右側から左側まで中心線Cを超えて延びている。
本発明の第4実施形態において、導水路310に流入した洗浄水は、上流側導水路28内を便器本体302の右側へと向かって流れる。すなわち、洗浄水は、中心線Cから遠ざかるように右側に向かって流れる。洗浄水が上流側導水路28の出口部28aに到達すると、洗浄水が屈曲部32において向きを変える。
第4実施形態の下流側導水路330の構造は、第1実施形態の下流側導水路30の構造とほぼ同様であるため、第4実施形態の下流側導水路330における洗浄水の流れは、第1実施形態の下流側導水路30における洗浄水の流れとほぼ同様となる。
一方、一部の洗浄水は、下流側導水路330から下流分岐導水路342に分岐して流れ、下流分岐導水路342に沿って直線的に流れた後、第2吐水口341からリム通水路底面324上に吐水されるようになっている。
また、第2吐水口341から流出する洗浄水は、リム通水路320上を周回しようとする洗浄水の流線A6に沿って、リム通水路320を流れる。この洗浄水の旋回方向に向かう単位時間当たりの流量が増大されている。第2吐水口341からリム通水路320に向かって流入する際の洗浄水の流速及び水勢が強められ、且つオープンリム部以外のリム部(例えばフチなしタイプのリム部)を採用する場合であってもリム通水路320を旋回しようとする流れが形成されやすくなる。
次に、図7及び図8により、本発明の第5実施形態を説明する。この第5実施形態による水洗大便器において、上述した第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
洗浄水ガイド部材552は、その内壁の一部から流路554に突出した絞り部556を備えている。
この洗浄水ガイド部材552の絞り部556により、供給口6に供給された洗浄水が、上流側導水路28に向かって流れ易くなっている。
本発明の第5実施形態において、貯水タンク504に設けられた操作レバー(図示せず)の操作により、貯水タンク504の排水弁体550が動作され、排水口546が開き、洗浄水が洗浄水ガイド部材552に流入する。流入した洗浄水は、洗浄水ガイド部材552のガイド流路554に沿って流れ、便器本体2の供給口6に流出する。
このとき、洗浄水ガイド部材552のガイド流路554は、絞り部556,558によって洗浄水が上流側通水路28の延びる方向に流れるように絞られているので、洗浄水が絞り部556,558に沿って流路554を流れると、この流路554を流れる洗浄水が上流側導水路28の延びる方向に誘導され、上流側リム通水路28の延びる方向へ流れ易くなっている。
そのため、上流側導水路28が延びる方向へ向かう洗浄水の流れを作り出すことができ、より良好にリム通水路20を旋回しようとする洗浄水の旋回流を形成することができる。
2 便器本体
4 貯水タンク(給水装置)
6 供給口
8 ボウル部
10 導水路
12 溜水部
14 排水トラップ管路(排水路)
14a 入口
14b 後端
16 汚物受け面
18 リム部
20 リム通水路
20a 合流部
20b 中央後方領域
22 リム垂下壁部
24 リム通水路底面
26 スリット開口部
28 上流側導水路
28a 上流側導水路出口部
28b 上流側導水路入口部
29 壁面
30 下流側導水路
30a 下流側導水路入口部
30b 下流側導水路出口部
30c 外側壁面
30d 下流側導水路中間部
32 屈曲部
32a 外周壁
32b 内周壁
32c 下流側端部
34 リム通水路外側壁面
36 取付部
38 内壁面
38a 上流端部
38b 下流端部
40 仮想下流側導水路
42 仮想内壁面
101 水洗大便器
102 便器本体
110 導水路
130 下流側導水路
130a 下流側導水路入口部
130b 下流側導水路出口部
130d 下流側導水路中間部
138 内壁面
138a 上流端部
138b 下流端部
201 水洗大便器
202 便器本体
210 導水路
230 下流側導水路
230a 下流側導水路入口部
230b 下流側導水路出口部
230d 下流側導水路中間部
238 内壁面
238a 上流端部
238b 下流端部
301 水洗大便器
302 便器本体
306 リム通水路
308 ボウル部
310 導水路
318 リム部
320 リム通水路
324 リム通水路底面
330 下流側導水路
330a 下流側導水路入口部
330b 下流側導水路出口部
330d 下流側導水路中間部
334 リム通水路外側壁面
338 内壁面
338a 上流端部
338b 下流端部
339 第1吐水口
341 第2吐水口
342 下流分岐導水路
501 水洗大便器
504 貯水タンク
544 タンク本体
544a 底部
546 排水口
552 洗浄水ガイド部材
554 ガイド流路
556 絞り部
558 絞り部
a1 位置
a2 位置
A1 中心線
A3 流線
C 中心線
c1 中心点
C2 交点
D 取付位置線
E 仮想中心線
F 実際中心線
R1 曲率半径
R2 曲率半径
r1 半径
r2 半径
Claims (9)
- 洗浄水によりボウル部を洗浄する水洗大便器において、
便器本体の供給口へ洗浄水を供給する給水装置と、
ボウル形状の汚物受け面と、上記汚物受け面の上側に設けられたリム部と、上記リム部の全周に形成されて洗浄水を導くリム通水路と、上記リム部の全周に形成され且つ上記リム通水路から上記汚物受け面に洗浄水を供給する開口部と、を備えた上記ボウル部と、
上記ボウル部の下方に入口が接続され汚物を排出する排水路と、
上記供給口と上記リム通水路との間に形成され上記リム通水路に洗浄水を導く導水路と、を有し、
この導水路は、上記供給口から上記便器本体の左右方向のうち一方側へと延びる上流側導水路と、この上流側導水路から上記左右方向のうち他方側へと延びる下流側導水路と、を備え、
上記下流側導水路は、その左右方向のうち一方側の内壁面の下流端が、上記便器本体を左右方向の中心線よりも他方側に位置するように形成されている水洗大便器。 - 上記下流側導水路は、その幅が上記上流側導水路の幅よりも小さくなるように形成されている請求項1記載の水洗大便器。
- 上記下流側導水路は、その幅が上記下流側導水路の入口部から出口部に向けて小さくなるように形成されている請求項1又は請求項2に記載の水洗大便器。
- 上記下流側導水路は、その幅が上記下流側導水路の入口部から出口部に向けて大きくなるように形成されている請求項1又は請求項2に記載の水洗大便器。
- 上記上流側導水路は、その中心線が、上記供給口の中心より上記左右方向のうちの一方側に偏心して延びるように形成されている請求項1乃至4の何れか1項に記載の水洗大便器。
- 上記導水路は、更に、上記上流側導水路の出口部と上記下流側導水路の入口部との間に形成される屈曲部を備え、この屈曲部は、その流路の外周壁の曲率半径が、その流路の内周壁の曲率半径より小さくなるように形成されている請求項1乃至5の何れか1項に記載の水洗大便器。
- (今回追加)
上記給水装置は、洗浄水を貯水する貯水タンクであり、この貯水タンクの底部には、上記便器本体の供給口に洗浄水を供給する排水口が形成され、この貯水タンクの排水口には、上記便器本体の供給口へ供給される洗浄水を上記上流側導水路が延びる方向に導くガイド手段が設けられている請求項1乃至6の何れか1項に記載の水洗大便器。 - (今回追加)
上記ガイド手段は、上記排水口と上記供給口とを接続する筒状のガイド部材であり、このガイド部材には、上記供給口へ供給された洗浄水が上流側導水路の延びる方向に流れるように、ガイド部材の内壁の一部又は全周から内側に突出した絞り部が形成されている請求項7に記載の水洗大便器。 - 洗浄水によりボウル部を洗浄する水洗大便器において、
便器本体の供給口へ洗浄水を供給する給水装置と、
ボウル形状の汚物受け面と、上記ボウル部の上縁部に設けられたリム部と、上記リム部の内周に形成されて洗浄水を導くリム通水路と、上記リム通水路上に開口され上記リム通水路に洗浄水を吐水する吐水部と、を備えた上記ボウル部と、
上記ボウル部の下方に接続され汚物を排出する排水路と、
上記供給口と上記吐水部との間に形成され上記吐水部に洗浄水を導く導水路と、を有し、
上記導水路は、上記供給口から上記便器本体の左右方向のうち一方側へと延びる上流側導水路と、この上流側導水路から上記左右方向のうち他方側へと延びる下流側導水路と、を備え、
上記下流側導水路は、その左右方向のうち一方側の内壁面の下流端が、上記便器本体を左右方向の中心線よりも他方側に位置するように形成されている水洗大便器。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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