JP2014534446A5

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Publication number: JP2014534446A5
Application number: JP2014540113A
Authority: JP
Filing date: 2012-11-02
Publication date: 2015-12-24
Anticipated expiration: 2032-11-02

Claims

ａ）界面活性剤を含む第１の溶液と、
ｂ）カオトロピック剤を含む第２の溶液と
を含むキット。
ａ）前記界面活性剤が、アニオン性界面活性剤であり、
ｂ）前記第１の溶液が、水溶液であり、
ｃ）前記カオトロピック剤が、カオトロピック塩であり、前記カオトロピック塩が好ましくはチオシアン酸塩または過塩素酸塩であり、
ｄ）前記第２の溶液が、弱い界面活性剤をさらに含み、前記弱い界面活性剤が好ましくは非イオン性界面活性剤であり、
ｅ）前記第１の溶液が、水溶液であり、
ｆ）前記キットが、抗原に特異的に結合する抗体をさらに含み、前記抗原が好ましくは核抗原であり、
ｇ）前記キットが、ペルオキシダーゼブロッキング剤；タンパク質ブロッキング剤；抗体の前記抗原に対する結合を検出するための化学物質、好ましくはヘマトキシリンを含む対比染色剤；好ましくはトリス緩衝生理食塩水（ｐＨ７．４）、Ｔｗｅｅｎ−２０およびアジ化ナトリウムを含む溶液を含むブルーイング剤；および／または使用説明書をさらに含み、
ｈ）前記キットが、陽性対照試料をさらに含み、および／または、
ｉ）前記キットが、好ましくはＥＡ５０およびオレンジＧを含むパパニコロウ（Ｐａｐ）染色のための試薬をさらに含む、
請求項１に記載のキット。
前記アニオン性界面活性剤が、ドデシル硫酸ナトリウム（ＳＤＳ）であり、前記第１の溶液が、好ましくは約０．１％のＳＤＳを含む、請求項２に記載のキット。
前記チオシアン酸塩が、チオシアン酸グアニジンであり、または、前記過塩素酸塩が、過塩素酸リチウムであり、前記第２の溶液が、好ましくは約３Ｍのチオシアン酸グアニジンまたは過塩素酸リチウムを含む、請求項２に記載のキット。
前記非イオン性界面活性剤が、ノニルフェノキシポリエトキシエタノール（ＮＰ−４０）であり、好ましくは約０．１％のＮＰ−４０である、請求項２に記載のキット。
前記抗原が、ＭＣＭ２、ＭＣＭ７、ｐ１６、およびＫｉ６７からなる群から選択される、請求項２に記載のキット。
抗体結合を検出するための前記化学物質が、色原体と、標識されたポリマーにコンジュゲートされた二次抗体とを含み、色原体は３’，３’−ジアミノベンジジンを含み、標識されたポリマーはデキストランポリマーにコンジュゲートされた西洋ワサビペルオキシダーゼを含む、請求項２に記載のキット。
免疫学的染色のための試料を調製する方法であって、
ａ）試料を界面活性剤を含む第１の溶液に接触させるステップと、
ｂ）試料をカオトロピック剤を含む第２の溶液に接触させるステップと
を含む方法。
ａ）前記界面活性剤が、アニオン性界面活性剤であり、
ｂ）前記第１の溶液が、水溶液であり、
ｃ）前記カオトロピック剤が、カオトロピック塩であり、前記カオトロピック塩が好ましくはチオシアン酸塩または過塩素酸塩であり、
ｄ）前記第２の溶液が、弱い界面活性剤をさらに含み、前記弱い界面活性剤が好ましくは非イオン性界面活性剤であり、
ｅ）前記第１の溶液が、水溶液であり、
ｆ）前記試料を、前記第１の溶液と共に少なくとも１分間、好ましくは約１９分間インキュベートし、
ｇ）前記試料を、前記第１の溶液中において室温でインキュベートするか、または、前記第１の溶液と共に加熱し、好ましくは、前記試料を、前記第１の溶液と共に約５０℃でインキュベートし、
ｈ）前記試料を、前記第２の溶液と共に少なくとも１分間、好ましくは約１９分間インキュベートし、
ｉ）前記試料を、前記第２の溶液中において室温でインキュベートするか、または、前記第２の溶液と共に加熱し、好ましくは、前記試料を、前記第２の溶液と共に約５０℃でインキュベートし、
ｊ）前記試料を、第１の溶液と接触させた後、第２の溶液と接触させる前に、好ましくは緩衝生理食塩水で洗浄し、
ｋ）抗体を使用して前記試料中の抗原を検出するステップをさらに含み、前記抗原が好ましくは核抗原であり、
ｌ）前記試料が、子宮頸部の試料であり、
ｍ）前記試料が、細胞または組織を含み、
ｎ）前記方法が、前記試料の形態学的分析を実行するステップをさらに含み、および／または、
ｏ）前記方法が、試料をパパニコロウ（Ｐａｐ）染色するステップをさらに含む、
請求項８に記載の方法。
前記アニオン性界面活性剤が、ドデシル硫酸ナトリウム（ＳＤＳ）であり、前記第１の溶液が、好ましくは約０．１％のＳＤＳを含む、請求項９に記載の方法。
前記チオシアン酸塩が、チオシアン酸グアニジンであり、または、前記過塩素酸塩が、過塩素酸リチウムであり、前記第２の溶液が、好ましくは約３Ｍのチオシアン酸グアニジンまたは過塩素酸リチウムを含む、請求項９に記載の方法。
前記非イオン性界面活性剤が、ノニルフェノキシポリエトキシエタノール（ＮＰ−４０）であり、好ましくは約０．１％のＮＰ−４０である、請求項９に記載の方法。
前記緩衝生理食塩水が、トリス緩衝生理食塩水である、請求項９に記載の方法。
前記抗原が、ＭＣＭ２、ＭＣＭ７、ｐ１６、およびＫｉ６７からなる群から選択される、請求項９に記載の方法。