JP2014523806A - 酸素の電気化学的還元に適した、貴金属を含まない触媒 - Google Patents

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Abstract

本発明は、PEM燃料電池に適した酸素の還元のための新規な触媒、それらの触媒を調製するための方法、およびその他の電解プロセスにおけるそれらの使用に関する。
【選択図】図2

Description

[0001]本発明の対象はPEM(プロトン交換膜)およびその他の電解プロセスにおける酸素の還元のための触媒、ならびにそれを調製するための方法である。
[0002]酸素の還元は、プロトン交換膜燃料電池(PEMFC)を含めた酸型の燃料電池のような重要な電気化学的装置について商業的な成功を収めるための重要な要素である。
[0003]水素と酸素(空気)を燃料とするPEMFC(ポリマー電解質燃料電池)は、自動車の内燃機関の代替となる可能性があると考えられている。内燃機関と比較して、それらは燃料の改善されたエネルギー転換率および温室効果ガス(CO、NO)の排出の回避という利点を有する。しかし、それらの広範囲の商業的な普及は、それらを実現するのに必要な高分子膜のコストおよび用いられる触媒物質のコストと入手可能性によって妨げられている。
[0004]燃料電池の触媒は、水素の酸化(アノード)と酸素の還元(カソード)の両方の反応速度を高めるとともに、それに応じた高電流の供給を速めるために重要である。担持された白金触媒は現在、開発と試験が行われている全てのPEMFCにおいて用いられている。2008年において、アメリカ合衆国エネルギー省(DOE)の見積りによれば、標準的な出力(86.9kW)を有するPEMFCのスタック(積重ね)において必要な白金の量は30.3g(1.07トロイオンス)であり、白金についての参照コストとして、5年間の見積りでのその平均値としての総費用は1100ドル/スタック(1100ドル/オンス)である。これは各々のスタックの見積り費用の約54%を意味する。規模の要因によってもたらされる単価の低減についての算定によれば、500000スタック/年を製造するのに必要な白金の総量は535000オンス/年(16.6トン/年)である。そのような見積りをしたとしても、世界的に必要な白金の量は、他の現行のタイプの消費についてのこの金属の他の利用法を考慮せずしては、極めて多いであろう。天然の白金の入手可能性の低さのために、その世界市場の広範囲に及ぶ不安定さが生じるだろう。
[0005]二つのPEMFC電極(a=アノード、c=カソード)において用いられる全てのPtについてのデータとして、事実上、水素の酸化反応よりもずっと遅い酸素の還元反応の異なった動力学的挙動のために、電極間での相対的な配分はおよそ1:10(a:c)である。従って、現在は、カソードの機能についての改良が行われている。用いられる白金の量をさらに低減するために幾つかの解決策が試みられていて、例えば、反応速度の変動も考慮しての金属のナノ粒子のサイズの最適化(Pt粒子について最大で約2〜3nm)、原子レベルの厚さを有する炭素担体としての単層の使用、二元合金(Pt-Co、Pt-Fe)と三元合金(Pt-Co-Mn)および金属間化合物(Pt-Pb)の開発である。
[0006]研究の最も有望な道筋のうちの一つにおいては、貴金属を含まない触媒の開発を扱っている。この研究の大半は、窒素を含む物質の使用、特にCo、FeまたはNiの金属中心を有するフタロシアニン、ポルフィリン、アズレンのような大員環の使用に向けられている。熱処理を行う間の大員環の破壊を防ぐために、これらはまた、炭素中に化学的に固定またはインターカレーション(挿入)された(「ボールミル粉砕」)。多くの最近の研究において、ポルフィリンを用いて得られる物質の幾つかのものは良好な酸素還元特性を有することが証明されたが、しかしそれは「目標」とする(Ptを含まない)触媒について計算されたものよりも低く、白金を主成分とする市販の触媒のデータを用いては、未だ入手されておらず、モデル化されていない。
[0007]上記の物質のコストについては、ポルフィリンの現在のコストおよび多段階の調製を含むことの複雑さに鑑みれば、これらの物質を用いての白金の大規模な置き換えはありそうにないと考えられる。実際に、熱処理による重量の損失を考慮しない場合であっても、ポルフィリン反応物質の単位質量当りの概算費用は白金の費用の約5〜6倍である。
[0008]酸素還元反応に対する触媒の別の興味深い適用は塩素アルカリ電気分解のプロセスにおけるものであり、このプロセスは主要な石油化学物質の製造ラインの重要な要素である。塩素は塩化ビニルの製造における先駆物質であり、塩化ビニルはポリ塩化ビニルを得るために用いられる。塩素はイソシアネートを製造するためにも用いられ、それからは様々なタイプの建築材料が得られる。工業において、現在用いられる電解プロセスによって塩素、水素および苛性ソーダが製造されるが、しかしエネルギー消費量が多い。従って、このプロセスのエネルギー要求量を低減することの可能性は極めて興味深いことであり、それは、水素を発生させるための現行のカソードを酸素還元のためのカソードで置き換えることによって達成することができる。減極塩素アルカリ電気分解として知られるこのプロセスにより、エネルギー消費量は、塩素についての現在の2400kWh/トンから1600kWh/トンまで減少する。
[0009]本発明は、効率の点で白金を主成分とする触媒の特性に匹敵する特性を有する触媒であって、高いレベルの酸素還元が可能であることによって特徴づけられ、PEMFCの典型的に高い酸性条件において、また減極塩素アルカリ電気分解の特徴である苛性ソーダ溶液の典型的に高いアルカリ性度において、高い電流密度を得ることを可能にする触媒を提供するものである。
[0010]第一の目的によれば、本発明は酸素の還元のための貴金属(すなわち、金、白金)を含まない触媒を調製するための方法、ならびにそれによって得られる触媒について記述する。さらなる目的によれば、本発明は電流を生み出すためのPEM燃料電池においてこのような触媒を適用することに関する。また、ソーダを製造するための減極塩素アルカリ電気分解のための電解槽において本発明の触媒を使用することも、本明細書で開示される。本発明の触媒を含む電池を用いる電気化学プロセスおよびその電池自体についても考察される。
[0011]図1は酸性の環境中で当分野で公知の材料を用いて得られた酸素還元試験の結果を示す。 図2は酸性の環境中で本発明の材料を用いて得られた酸素還元試験の結果を示す。 図3はアルカリ性の環境中で本発明の材料を用いて得られた酸素還元試験の結果を示す。 図4は熱分解の段階の熱プロファイルを示す。
[0012]第一の目的によれば、本発明は貴金属を含まない触媒を調製するための方法を記述する。この方法は特に、下記の工程:
a)糖、窒素塩基および塩または塩の混合物を含む組成物を調製すること;
b)それによって得られた組成物の炭化を行うこと;
c)工程b)から得られた物質を熱分解すること;
を含み、前記窒素塩基は下記のグアニジン官能基を含む先駆物質から選択されることによって特徴づけられる、
ここで、R、R、R、Rは置換基である。本発明によれば、段階a)において、前記の糖は特に、好ましくはグルコース、キシロースおよびフルクトースまたはこれらの混合物の中から選択される単糖類によって代表される。特に、工程a)は、糖を窒素塩基と混合する工程a1)を含む。好ましい態様において、糖は溶液の形になっていて、より好ましくは濃縮溶液になっている(すなわち、一般に1.5Mを超える濃度)。例えば、グルコースの場合、好ましくは飽和溶液(約1.68M)が用いられる。
[0013]上で述べたように、本発明の目的の範囲内で、窒素塩基は下記のグアニジン官能基を含む先駆物質である、
ここで、R、R、R、Rは置換基である。特に、好ましい窒素塩基はグアニジン、グアニル尿素、2-グアニドベンゾイミダゾールおよびジシアンジアミドである。「窒素塩基」は、窒素塩基それ自体ならびに窒素塩基の塩を指すことが意図されていて、例えば、上述の窒素塩基は酢酸塩の形になっていてもよい。好ましい態様によれば、工程a1)において、糖と窒素塩基は0.5:1と5:1の間の割合、好ましくは1:1と1:1.5(モル/モル)の間の割合で混合される。
[0014]工程a)は工程a1)の後に工程a2)を含み、ここで金属塩を添加する。特に、その金属塩は非貴金属の塩であり、それは好ましくは鉄塩によって代表される。好ましくは、鉄塩は鉄(II)の塩であるが、しかし鉄(III)の塩を用いることもできる。塩の混合物の場合、上記の鉄塩をコバルト(II)の塩と混合してもよい。特に好ましい態様において、鉄塩または鉄とコバルトの塩は酢酸塩である。
[0015]本発明のプロセスにおいて、工程a)はさらに工程a3)を含み、ここで塩基、窒素塩基および塩を含む混合物にシリカを添加する。
[0016]特に、好ましい態様によれば、糖が溶液の形になっている場合、工程a3)は、糖の塩基、窒素塩基および金属塩を含む溶液の中にシリカのマトリックスを浸漬することによって行われる。
[0017]それに加えて、工程a1)によって調製された溶液を、酸を添加することによって酸性にするのが好ましい。その目的のために、好ましくは、シュウ酸または酢酸のようなカルボン酸が用いられる。好ましい態様において、氷酢酸が用いられる。特に、酸は、窒素塩基の塩化できる群に等モル量で添加される。溶液の形成を促進するために、段階a1)において、混合物は冷却された超音波装置の中でボルテックススターラー(渦流攪拌器)を用いて処理される。
[0018]段階a2)において、0.1〜3.5%の量、そして好ましくは0.3〜3%の量(カチオンの重量/酸とシリカを除いた反応物質の重量)の鉄(II)の塩、好ましくは酢酸鉄(II)が、段階a)またはa1)から得られた溶液に添加される。単独の酢酸鉄(II)の代わりに、酢酸鉄(II)と酢酸コバルト(II)の混合物を約1:1と約2:1の間の比率で用いてもよい。例えば、1%の酢酸鉄(II)と1%の酢酸コバルト(II)の混合物または2%の酢酸鉄(II)と1%の酢酸コバルト(II)の混合物を用いることができる。糖と窒素塩基が完全に溶けた後にのみ、そのような塩を添加するのが好ましい。
[0019]上述の好ましい態様によれば、段階a3)において、ある量の高い比表面積のシリカ(例えば約350m/gの比表面積を有するもの)に、得られた溶液をしみ込ませる。好ましくは、溶液の容量に対して約0.4〜0.5(g/cm)の比率のある量のシリカが用いられる。
[0020]本発明の目的のために、炭化の工程b)は、工程a)で得られた物質を約600℃に予熱されたオーブンの中に置いて行われる。加熱は約550〜650℃において50〜120分の時間にわたって、そして好ましくは600℃において1時間にわたって続けられる。特に、加熱の段階は約100cm/分の流量の不活性ガス雰囲気(N)の中で行われる。
[0021]段階b)の後、空気中で冷却した後に、任意の段階b1)において、残留するシリカを除去するために水酸化ナトリウムで処理することによって、生成物を浸出させてもよい。好ましくは、NaOHの溶液は約1〜3Mの溶液であり、還流下での沸騰が約1〜2時間、好ましくは1.5時間にわたって行われる。段階b1)の後および段階c)の前に、段階b2)を挿入してもよく、これにおいて残留する塩を除去するために生成物を超純水で洗浄する。次いで、生成物は、例えば窒素雰囲気中で100℃の温度において一日にわたって乾燥される。
[0022]熱分解の段階(段階c)において、生成物は、石英反応器を用いて炭化の段階におけるよりも高い温度まで加熱される。生成物はオーブンの中に、およそ650℃と1000℃の間の温度において、好ましくは700℃と975℃の間の温度において、窒素の流れ(約100cm/分)の中でおよそ2.5〜3.5時間、好ましくは3時間置かれる。そのような目的のために、オーブンは好ましくは約6℃/分の速度で加熱される。加熱の勾配の例を図4に示す。
[0023]次いで、このようにして得られたマトリックスは室温まで迅速に冷却される。
[0024]従って、このように調製された触媒は、電解セルのための電極の構造の中で用いられる用意が整う。
[0025]前述したように、このような物質は、水素/酸素(空気)ポリマー電解質膜燃料電池(PEMFC)におけるカソードでの酸素還元について、高い反応速度とそれに応じた高電流の供給を可能にする。
[0026]同様に、この触媒物質は、酸素減極カソード(ODC)を用いる電気分解のための電解槽の製造において用いることができる。
[0027]このような電解槽は、ソーダ(NaOH)の工業的な製造のための減極塩素アルカリ電気分解のプロセスにおいて有利に用いることができる。
実施例1
シリカにしみ込ませるための溶液の調製
下記の溶液を上で説明したプロセスに従って調製した。
溶液a):
グルコース 3.017g (1.68M)
酢酸 3.006g (5M)
グアニジン酢酸塩 2.007g (1.68M)
酢酸鉄 0.051g (0.3%
酢酸コバルト 0.054g (0.3%
溶液b):
グルコース 3.021g (1.68M)
酢酸 − −
グアニジン酢酸塩 2.797g (2.35M)
酢酸鉄 0.118g (0.6%
カチオンの重量/酸とシリカを除いた反応物質の重量。
実施例2
シリカゲルと触媒の調製
実施例1の溶液a)またはb)のうちの一つを、製造業者の取り扱い説明書に従ってシリカに添加した(薄膜クロマトグラフィーのためのシリカゲル60HRエキストラピュア(Merck art.7744))。
特に、10mlの溶液を約4.3gのシリカに添加した。次いで、懸濁液を5分間で均質化した。それを数分間にわたって静置した後、それを再びさらに5分間攪拌した。次いで、ゲルを円筒形の石英反応器に定量的に移した。窒素の流れ(100cm/分)の中で約10分間にわたってガス抜きした後、反応器を600℃に予熱した垂直管状オーブンの中に1時間装入し、窒素の流れを維持した。次いで、なおも窒素の流れを維持しながら反応器を空気中で冷却した。
シリカを除去するために、得られた黒いカーボン粉末をNaOHを用いて還流条件の下で浸出させた。粉末を250mlのNaOH(3M)の中に懸濁させ、そして還流条件の下で約1.5時間にわたって沸騰させた。冷却した後、カーボンをろ過した(Durapore 0.45μmフィルター、Millipore)。固形分を(約250mlの)水中に懸濁させ、ろ過し、ろ過された溶液の導電率が4μS未満の値に達するまで水中に再び懸濁させた。
次いで、カーボンを窒素の流れの下で100℃で(約24時間にわたって)乾燥させ、そして攪拌容器と粉砕ボールを用いてボールミルの中で粉砕した(10Hz、5分)。
第一段階の既知の量のカーボンをNの流れの下で石英反応器を用いて常に600℃以上の温度において熱分解した。下記のプロファイルに従って温度を変更した:
− 最初のガス抜き(N、100cm/分、25℃で25分)、
− 6℃/分の速度で所望の温度まで上昇させる(N、100cm/分)、
− 所望の温度において3時間(N、100cm/分)、
− 空気冷却(N、100cm/分)、
最後に、サンプルをボールミルの中で再び粉砕した(10Hz、5分)。
実施例3
酸性の環境中での本発明の触媒の特性の評価
[0028]本発明の材料の特性を評価するために、循環ボルタンメトリーと回転円盤電極を用いてI/E(電流/電位)曲線を作成した。
[0029]特に、回転円盤電極は、触媒の効率を評価するために実施例1および2に従って製造した触媒を用いて製造した。
[0030]図1は酸性の条件において当分野で公知の触媒を用いて得られた曲線を示す。
特に:
− 曲線1:これは白金を含まない材料についての「目標」を示し(すなわち、これはPt/Cを白金を含まない触媒で置き換えることについての最小限の目標を示す)、46%の白金含有量でカーボンに担持された市販の触媒(Pt/C)の触媒活性の1/10に等しい触媒活性を考慮して計算された。最初の酸素還元電位Eは約0.92V/NHEであり、電位に全く依存しない場合の極限の電流は約6mA/cmである。
− 曲線2:UK63。主要な反応物質:塩化鉄(III)5,10,15,20-テトラキス(4-メトキシフェニル)ポルフィリン(FeClTMPP);4回の熱処理(T=450℃(N)、800℃(N)、800℃(N-H)、800℃(N-CO);2〜4回めの熱処理の後に洗浄した;
− 曲線3:FC280。主要な反応物質:カーボンブラック上の酢酸鉄(II);NH中でT=950℃において熱分解;
− 曲線4:M786。主要な反応物質:ペリレンテトラカルボン酸二無水物、カーボンブラック上の酢酸鉄(II);NH中でT=1050℃において熱分解;
− 曲線5:DAL900C。主要な反応物質:ピロール、Fe(Cl)、シリカに含浸、重合、多段階の熱分解、NH中でT=900℃において最終段階;
− 曲線6:GAdFeCu。主要な反応物質:グルコース、アデニン、鉄(II)および銅(II)のグルコン酸塩;150℃において脱水、T=1000℃において熱分解(Ar)。
[0031]図2において、公知の材料を用いて得られた曲線とともに、本発明に従って調製された触媒について得られた曲線が示されている:
− 曲線7:グルコース−グアニジンの酢酸塩(1:1のモル比)−鉄(II)0.5重量%、
− 曲線8:グルコース−グアニジンの酢酸塩(1:1のモル比)−鉄(II)0.3重量%、
− 曲線9:グルコース−グアニジンの酢酸塩(1:1.4のモル比)−鉄(II)0.3重量%、
− 曲線10:キシロース−ジシアンジアミド(1:2のモル比)−鉄(II)0.3重量%、
− 曲線11:グルコース−グアニジンの酢酸塩(1:1のモル比)−鉄(II)1重量%、(乾式の手順、実施例6を参照)。
[0032]また、これらの材料の調製について(曲線7〜10)、鉄(II)は酢酸塩として添加され、そして反応物質の初期の重量に関して鉄(II)のカチオンの重量について言及した重量でのパーセントは酸とシリカを除いたものである。
[0033]調製の条件に関して、曲線2〜5を得るために用いられた材料は、一般に高価な材料であるか、あるいは多段階の合成によって調製することのできるものであるか、あるいは困難な条件の下で調製できるものであり(アンモニア雰囲気、900℃までの温度)、そのためそれらの工業レベルでの適用は極めて高い費用がかかる。
[0034]例えば、塩化鉄(III)5,10,15,20-テトラキス(4-メトキシフェニル)ポルフィリン(FeClTMPP)の物質の調製(曲線2)は、窒素中での450℃および800℃、窒素中での800℃、およびCO中での800℃における4回の熱処理を必要とし、また主要な反応物質(FeClTMPP)の値段は1グラム当り数百ユーロであり、実施する価値がない。
実施例4
アルカリ性の環境中での本発明の触媒の特性の評価
[0035]図3はアルカリ性の環境(0.1M KOH、25℃)の中で当分野で公知の触媒および本発明に係る触媒を適用することによって得られる曲線を示す。
[0036]特に:
− 曲線1と2は白金の性質を示す(EC20、Pt 20%、独立した試験:曲線1のデータは文献から採用したもの、曲線2のデータは本発明者による他の試験において得られ、また参考文献の結果を考慮したもの)、
− 曲線3は銀の性質を示す(Aldrich、粒子の寸法は100nm未満)、
− 曲線4および5は本発明に従って得られた触媒の性質を示す、すなわち、
曲線4 グルコース−グアニジンの酢酸塩(1:1)、鉄(II)1%
曲線5 グルコース−グアニジンの酢酸塩(1:1)、鉄(II)0.6%
− 曲線6 グルコース−グアニジンの酢酸塩(1:1)、鉄(II)1%(乾式の手順、実施例6を参照)、
(カチオンの重量/酸とシリカを除いた反応物質の重量)。
図3に報告する結果は、本発明の触媒の性能は銀を含む触媒の性能よりもずっと高く、また白金を含む材料の性能と同等であることを示す。
実施例5
本発明の触媒の特性
a)実施例2に従って製造された触媒のサンプルを分析し、その結果、比表面積は平均値で565±34m/gとなった(この結果は9の異なる測定について再現された)。
実施例2に従って製造されたが、しかし触媒中にシリカが含まれないサンプルの比表面積は約200m/gであった。このサンプルは、触媒としての観点から役に立たないことが証明された。
b)本発明の触媒の細孔寸法は、BJH法で測定して約3〜4nmである(いわゆる「メソ多孔性」の範囲内)。全体の領域の約10%はもっと小さな細孔径によって特徴づけられることが見いだされた。
実施例6
乾式手順
[0037]上の実施例1に開示されたプロセスを繰り返したが、しかし、下の表に従って酢酸は用いなかった。
本実施例において、全ての物質を一緒にドライミックス(dry mix)した。混合物を攪拌ボールミルの中で10Hzで15分にわたって粉砕した。混合物を、実施例1におけるのと同じ条件を用いて、窒素(流量:100cm/分)の下で600℃に予熱した垂直形オーブンの中に1時間装入した。得られたカーボンをNaOH(3M)を用いて還流浸出させ、乾燥し、そして実施例1におけるサンプルと同様に900℃において熱分解した。実施例6に従って(いわゆる「乾式手順」を用いて)得られた触媒は、実施例1に従って得られた触媒と同様の電気化学的性質を示した。
[0038]本発明の触媒についての以上の説明から、PEM燃料電池においてそれらを用いることによってもたらされる多くの利益は当分野の熟練者にとって直ちに明らかになるであろう。実際に、開発された材料の電気化学的性質は、ポルフィリンまたはフタロシアニンを主成分としない白金を含まない触媒の性質と同等である。加えて、当該材料は高い比表面積(およそ500〜1800m/g)と低いメソ多孔性の領域(2〜50nm)を中心とする寸法の分布を有する開気孔を有する。
[0039]一方、経済的な観点からも、それらは、用いられる反応物質(グルコースやキシロースのような糖類)が低コストで広範囲に入手できることから、製造コストのかなりの低減による明白な利益を提供する。
[0040]アルカリ性の環境での本発明の材料の適用に関しては、例えば、いわゆる酸素減極カソード電解槽(ODC)における電気分解によるソーダの製造について、それらは、白金と同程度の性能レベルおよび現在用いられている銀を含む電極の性能よりも高い性能レベルを得ることを可能にするだろう。
[0041]従って、工業的な規模でのこれらの材料の重要性が広く正当化される。
[0042]本発明に係る触媒の反応物質および調製手順についての以上の説明から、当業者であれば、特定の不測の要求に応じるために、添付する特許請求の範囲から逸脱することなく、幾つかの変更、追加または機能的に同等のタイプの他のものとの構成要素の置き換えを行うことができて、それらは全て本発明の範囲内のものである。実施態様についての可能な形態に属するものとして記述された各々の特性は、記述された他の形態の実施態様から独立して得ることができる。

Claims (38)

  1. 酸素の電気化学的還元のための触媒を調製するための方法であって、下記の工程:
    a)糖、窒素塩基および塩または塩の混合物を含む組成物を調製すること;
    b)それによって得られた組成物の炭化を行うこと;
    c)工程b)から得られた物質を熱分解すること;
    を含み、前記窒素塩基は下記のグアニジン官能基(R、R、R、Rは置換基である)
    を含む先駆物質から選択されることを特徴とする、前記方法。
  2. 前記工程a)は糖と窒素塩基の混合物を調製するための工程a1)を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 工程a)はさらに、塩または塩の混合物が糖と窒素塩基の混合物に添加される工程a2)を含む、請求項1または2のいずれかに記載の方法。
  4. 工程a)はさらに、工程a2)から得られた混合物にシリカが添加される工程a3)を含む、請求項1から3のいずれかに記載の方法。
  5. 工程a1)において糖は溶液の形になっている、請求項1から4のいずれかに記載の方法。
  6. 工程a3)は、糖、窒素塩基および金属塩または塩の混合物を含む溶液の中にシリカのマトリックスを浸漬することによって行われる、請求項5に記載の方法。
  7. 工程a)における前記糖はグルコース、キシロースおよびフルクトースまたはこれらの混合物の中から選択される、請求項1から6のいずれかに記載の方法。
  8. 工程a)における前記窒素塩基はグアニジン、グアニル尿素、2-グアニドベンゾイミダゾールおよびジシアンジアミドの中から選択される、請求項1から7のいずれかに記載の方法。
  9. 前記糖と前記窒素塩基は0.5:1から5:1(モル/モル)までの範囲の比率で混合され、そして好ましくは1:1から1:1.5(モル/モル)までの範囲の比率で含まれる、請求項1から8のいずれかに記載の方法。
  10. 前記溶液は高度に濃縮された溶液であり、好ましくは1.5Mを超える濃度を有する、請求項5に記載の方法。
  11. 糖と塩基の前記溶液は酸性にされる、請求項2に記載の方法。
  12. 前記の酸性化は酢酸を添加することによって行われる、請求項11に記載の方法。
  13. 前記の酸性化は窒素塩基を完全に塩化するのに必要な量の酸を添加することによって行われる、請求項12に記載の方法。
  14. 前記の塩は鉄塩である、請求項1から13のいずれかに記載の方法。
  15. 前記の鉄塩は鉄(II)の塩である、請求項14に記載の方法。
  16. 前記塩の混合物は鉄塩とコバルト塩を含む、請求項1から15のいずれかに記載の方法。
  17. 前記コバルト塩はコバルト(II)の塩である、請求項16に記載の方法。
  18. 前記鉄と前記コバルトの塩は酢酸塩である、請求項1から17のいずれかに記載の方法。
  19. 前記の鉄塩は鉄(III)の塩である、請求項1から14および16、17のいずれかに記載の方法。
  20. 工程a2)において、0.1〜3.5%の量、好ましくは0.3〜3%の量(カチオンの重量/酸とシリカを除いた反応物質の重量)の酢酸鉄(II)または酢酸鉄(II)と酢酸コバルト(II)の混合物が添加される、請求項1から19のいずれかに記載の方法。
  21. 前記混合物において、酢酸鉄(II)と酢酸コバルト(II)は約1:1から約2:1までの比率で含まれる、請求項1から20のいずれかに記載の方法。
  22. 炭化の工程b)において、材料は約550〜650℃の温度において約50〜120分にわたって加熱される、請求項1から21のいずれかに記載の方法。
  23. 材料は600℃の温度において約60分にわたって加熱される、請求項22に記載の方法。
  24. 熱分解の工程c)は約650〜1000℃の温度において約2.5〜3.5時間にわたって行われる、請求項1から23のいずれかに記載の方法。
  25. 熱分解は約700〜975℃の温度において行われる、請求項24に記載の方法。
  26. 熱分解は約6℃/分の速度で加熱される炉の中で行われる、請求項19または20のいずれかに記載の方法。
  27. 工程b)の後および工程c)の前に、工程b)から得られた生成物が沸騰するNaOHで処理される工程b1)が含まれる、請求項1から26のいずれかに記載の方法。
  28. 前記工程b1)において、NaOHの濃度は約1〜3Mの範囲である、請求項27に記載の方法。
  29. 前記工程b1)の後および工程c)の前に工程b2)を含めることができ、これにおいて生成物は水で洗浄され、次いで乾燥される、請求項22または23のいずれかに記載の方法。
  30. 下記の工程:
    − 糖、窒素塩基または窒素塩基の塩、鉄塩およびシリカを混合し、それにより組成物を得ること;
    − それによって得られた組成物を600℃において炭化し、物質を得ること;
    − 前記物質をNaOHで処理すること;
    − それによって得られた物質を900℃において熱分解すること;
    を含む、請求項1に記載の方法。
  31. 請求項1から30のいずれかに記載の方法に従って得ることのできる触媒。
  32. 約500〜1800m/gの比表面積によって特徴づけられる、請求項30または31に記載の触媒。
  33. 約3〜4nmの細孔寸法を有することによって特徴づけられる、請求項30から32に記載の生成物。
  34. 全体の領域の少なくとも10%が3〜4nmの範囲より小さい直径を有する細孔を有することによってさらに特徴づけられる、請求項33に記載の生成物。
  35. 請求項1から30のいずれかに記載の方法に従って得ることのできる触媒を含む電解槽。
  36. 請求項31の触媒を含むプロトン膜燃料電池を使用することを含む、電流を生成するための方法。
  37. 請求項31の触媒を含む電解槽を使用することを含む、ソーダを製造するための方法。
  38. 請求項31の触媒を含む電解槽を使用することを含む、電気化学的方法。
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