JP2014522436A - 厚膜感圧接着剤及びそれから作製した積層構造体 - Google Patents

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Abstract

性能を犠牲にすることなく厚膜に成形及び硬化できる感圧接着剤(PSA)製剤が提供される。このPSA製剤は、未硬化状態及び硬化状態のいずれでも少なくとも80%の光透過率を示す。PSA製剤が裏張りシート又はライナーに塗布されたフルオロシリコーン剥離コーティングからの非常に安定で低い剥離力を提供するSi−H:ビニル比及びコーティング厚さを有する、PSA積層構造体。

Description

本開示は、全般的に、性能を犠牲にすることなく厚膜に成形及び硬化できる感圧接着剤(PSA)製剤に関する。本開示は更に、PSAが、ライナーシート上に存在するフルオロシリコーン剥離コーティングからの剥離力が非常に安定で低くなるSi−H:ビニル比及びコーティング厚さを有するPSA積層構造体に関する。
感圧接着剤の形成に適したシリコーン組成物は、当該技術分野において既知である。こうした組成物の多くは溶剤を含有しており、そのため使用、取扱い及び可燃性又は揮発性有機化合物の発生に伴う欠点を有する。低溶剤及び無溶剤型組成物も知られているが、その性能、とりわけ接着強度、光透過率、及び剥離力の一貫性は、一部の用途にとって不十分である。
米国特許第5,082,706号は、付加硬化したフルオロシリコーン剥離コーティングの表面に塗布して剥離可能な積層体を提供できる付加硬化型シリコーン感圧接着剤を記載している。この積層体の剥離力は低〜中程度の値であるが、接着剤に伴う接着及び粘着力は高く、この3つの値は全て経時的に安定である。積層体は、剥離コーティングを硬化した接着剤に接触させることによって、又は接着剤を剥離コーティングに接着させながら硬化することによって、調製される。
特開第2001−200221号は、次の順序で積層することを特徴とするシリコーンゲル粘着シートを記載している:セパレータ、粘着剤層、基材シート、シリコーンゲル層、及び第2のセパレータ。このシリコーンゲル粘着シートは、液晶ディスプレイに使用される。
特開第2006−290960号及び第2004−225005号も、液晶表示パネルと透明保護板との間に設置された光透過性感圧粘着シートを提供している。この粘着シートは、ディスプレイに高い視認性、衝撃吸収性及び生産性を与える。この光透過性感圧粘着シートは、ボールタック試験におけるボールナンバーが5〜30(傾斜角:30度)である透明シリカゲルを含む。
米国特許第6,798,467号は、ゴム弾性を有する非粘着性シリコーンシートが表示パネルと外部透明保護板との間に提供された液晶表示デバイスを開示している。
米国特許第6,703,120号は、分析容器用カバーテープのような物品の製造に使用される感圧接着剤(PSA)製剤を記載している。このPSA製剤は、少なくとも2つのアルケニル基を有する2種類のポリジオルガノシロキサン、オルガノポリシロキサンMQ樹脂、オルガノハイドロジェンポリシロキサン、及びVIIB族含有触媒を含む。このPSA製剤は、エチレン/プロピレン支持体に、0.8g/154.8cmの塗工量で塗布され、ポリプロピレンプレートに被着される。
米国特許第7,592,070号は、ヒドロシリル化硬化型シリコーンエラストマー組成物を硬化することによって調製される、以下を含む接着性シリコーンエラストマーシートを開示している:少なくとも1つのジオルガノシロキサン単位及び少なくとも2つのケイ素結合アルケニル基を含有するオルガノポリシロキサン;オルガノポリシロキサンMQ樹脂;少なくとも2つのケイ素結合水素原子を含有するオルガノポリシロキサン、及び(D)ヒドロシリル化触媒。
米国特許第7,659,003号は、基材フィルムとこの基材フィルムの表面上に形成された感圧接着剤層とを含む感圧接着フィルムを提供する。感圧接着剤層は、1分子当たり少なくとも2つのアルケニル基を有するジオルガノポリシロキサンとSi−H結合を有するポリオルガノシロキサンとを含むシリコーン組成物から調製される。このアルケニル基は、ジオルガノポリシロキサン100g当たり0.0007〜0.05モルの範囲の量で存在する。ポリオルガノシロキサン中のSi−H結合とジオルガノポリシロキサン中のアルケニル基とのモル比は0.5〜20の範囲である。
米国特許第7,728,080号は、重合度300〜2,000で少なくとも2つのアルケニル基含有有機基を有するポリオルガノシロキサンと、少なくとも3つのケイ素結合水素原子を有するポリオルガノヒドロシロキサンと、両方の末端にアルケニル基を有するポリジオルガノシロキサンと、両方の末端にSi−H基を有するポリジオルガノシロキサンと、MQポリオルガノシロキサン樹脂と、白金系触媒とを含む無溶剤型シリコーン感圧接着剤組成物を開示している。この組成物は、紫外線の吸収のような、残留又は揮発有機物質によって引き起こされる問題を防止できる。
米国特許第7,687,591号は、良好な粘着及び接着特性を維持しながら改善された高温凝集力を示す無溶剤型感圧接着剤(PSA)組成物を開示している。このPSA組成物は、1分子当たり平均で少なくとも2つの脂肪族不飽和を有する少なくとも1つのオルガノシロキサンポリマーと;少なくとも1つのMQ樹脂と;少なくとも1つの炭化水素化合物と少なくとも1つの脂肪族不飽和とを包含する少なくとも1つの反応性希釈剤と;平均で1分子当たり少なくとも2つのケイ素結合水素原子を有する少なくとも1つのSi−H含有架橋剤と;少なくとも1つのヒドロシリル化触媒と;任意選択的に少なくとも1つの阻害剤とを含む。
関連技術の列挙された欠点及びその他の制限の克服において、本開示は、全体的な性能を犠牲にすることなく厚膜に形成及び硬化できる感圧接着剤(PSA)製剤を提供する。このPSA製剤は、一般的に少なくとも1つのMQ樹脂と;少なくとも1つのビニル官能性オルガノシロキサンポリマーと;少なくとも1つの有機水素ケイ素化合物と;ヒドロシリル化触媒と;少なくとも1つの阻害剤とを含む。PSA製剤は未硬化状態及び硬化状態を有し、硬化状態で約100マイクロメートル以上の厚さを有する未硬化状態のフィルムを形成することができる。PSA製剤の光透過率は、未硬化状態及び硬化状態のいずれでも少なくとも80%である。
本開示の別の態様によると、PSA製剤は、ジメチルビニル末端ブロック部分を有する高分子量ジメチルメチルビニルシロキサンコポリマー;溶剤;オレフィン希釈剤;エポキシ官能性トリメトキシシランのうちの少なくとも1つを更に含んでもよい。あるいは、PSA製剤は、少なくとも2つのMQ樹脂を含んでもよく;第2のMQ樹脂は所定量のビニル官能基及びアルキル基を含有する。PSA製剤は、有機水素ケイ素化合物中のSi−H結合と、ビニル官能性オルガノシロキサンポリマー中のSi−ビニル結合との比が1:1〜40:1、あるいは、望ましいときには1:1〜10:1の範囲である。
PSA製剤中のMQ樹脂(RSiO1/2(M単位)とSiO4/2(Q単位)との組み合わせであり、R基はアルキル基である)は、MのQに対する比が0.6〜1.2であり、また、最大で5重量%のシラノール官能基を有する。PSA製剤のビニル官能性オルガノシロキサンポリマーは、約400,000amuを超える重量平均分子量又は400,000amu未満で下限が約12,000amuである重量平均分子量のいずれかを示し;ビニル官能基の量が約0.01重量%〜0.4重量%の範囲である。
本開示の別の態様によると、高い光透過率を示す厚膜感圧接着剤(PSA)積層体が提供される。この積層体は一般に、裏張りシートと;裏張りシートに接触するフルオロシリコーン剥離コーティングと;剥離コーティングに接触するPSAフィルムとを含み、このPSAフィルムは上記及び下記のPSA製剤を含む。PSA積層体は、未硬化状態で裏張りシート又はライナーに塗布され、次いで硬化されたときに、湿潤側と乾燥側とを有する。塗布されたPSAフィルムは、硬化状態で、3m/分の速度で引っ張ったときに湿潤側及び乾燥側でそれぞれ約6〜45g/2.5cm及び約5〜37g/2.5cmの範囲の剥離力を示す。あるいは、PSAフィルムは、3m/分の速度で引っ張ったときに、湿潤側で約25〜45g/2.5cmの範囲の剥離力、乾燥側で約5〜12g/2.5cmの範囲の剥離力を示す。
PSA積層体の剥離コーティングは、一般的に、約13〜17重量%の付加硬化型フルオロ官能性シリコーンポリマーと;約80重量%のアルカン溶剤と;約0.5重量%のSi−H官能性架橋剤とを含む。
本発明を適用する別の分野は、本明細書において提供される詳細な説明から明かになるであろう。詳細な説明及び特定例は、単なる例示を目的とするものであり、本開示の範囲を限定することを意図するものではないことを理解するべきである。
本明細書に記載の図面は、説明目的のみであり、本開示の範囲をいかようにも限定することを意図するものではない。
本開示の教示に従って調製したPSA積層体の断面図である。 本開示の別の態様に従って調製したPSA積層体の断面図である。
以下の記載は、本質的に単なる例示であり、決して本開示、その用途、又は使用を限定することを意図したものではない。説明及び図面を通して、対応する参照番号は、同様の又は対応する部分及び特徴を示すことを理解されたい。
本開示は、一般的に、少なくとも1つのMQ樹脂[成分A]と;少なくとも1つの、ビニル官能基を有するオルガノシロキサンポリマー[成分B〜C]と;少なくとも1つの有機水素ケイ素化合物[成分D]と;ヒドロシリル化触媒[成分E]と;少なくとも1つの阻害剤[成分F]とを含む、付加硬化型シリコーン感圧接着剤(PSA)製剤を提供する。本開示は、Si−H:ビニル比に関して最適化されていて、かつライナーからのPSAフィルム(すなわち硬化PSA製剤)剥離に伴う剥離力が非常に安定で低くなる接着剤塗工量で裏張りシート又は剥離ライナーに塗布できる、フルオロシリコーン剥離コーティングも提供する。PSA製剤及びフルオロシリコーン剥離コーティングは、例えば、タッチスクリーン又はフラットパネルディスプレイの構築及び利用に使用されてもよい。
任意選択的に、シリコーンPSA製剤は更に、ジメチルビニル末端ブロック部分を有する高分子量ジメチルメチルビニルシロキサンコポリマー[成分G]と;溶剤[成分H]と、所定量のビニル官能基をアルキルR基と共に含む第2のMQ樹脂[成分I]と;オレフィン希釈剤[成分J]と;及び/又はエポキシ官能性トリメトキシシラン[成分K]とを含む。
成分Aは、RSiO1/2(M単位)及びSiO4/2(Q単位)(Rはそれぞれ所定のアルキル基、例えばメチル基である)を有する樹脂を含む。当業者は、炭素原子が約20個までのその他の脂肪族基を、本開示の範囲を超えることなく、メチル基の代わりに使用できることを理解するであろう。M単位:Q単位のモル比は、約0.6:1〜4:1(成分A1)の範囲であってもよい。本開示の別の態様によると、M単位:Q単位の比は約0.92:1であってもよい。あるいは、M:Q比は約0.98であることができ(成分A2)、又は所望のときにはM:Q比は1.0以上であってもよい(成分A3)。成分Aは、最大で5重量%のシラノール官能基も含んでもよく、あるいは約1重量%未満が使用される。成分Aは、PSA組成物に約55重量%を超える量で存在する。あるいは、成分Aは、全樹脂固体を基準にして60〜75重量%、又は所望のときには62〜70重量%の範囲であってもよい。成分Aは、当業者に既知の方法によって調製されてもよく、市販であることが既知のいかなる樹脂も包含してもよい。成分Aの例としては、これらに限定するものではないが、DC 2−7066 MQ樹脂、DC 2−7366樹脂、DC 2−7466樹脂、及びこれらの混合物(Dow Corning Corporation,Midland,Michigan)が挙げられる。
成分B及びCは、ビニル官能基で末端ブロックされたオルガノシロキサンポリマーである。本開示の別の態様によると、これらの成分は追加のビニル官能基を包含してもよい。これらの2つの成分は、オルガノシロキサンポリマーの1つは高分子量であるが、他方のポリマーは中〜低分子量であるという点で互いに異なる。成分Bは約400,000を超える重量平均分子量を示してもよいが、成分Cは400,000amu未満で下限が約12,000amuである重量平均分子量を示す。成分B及び成分Cのビニル官能基の量は、約0.01%〜0.4%の範囲であってもよい。PSA製剤中の成分B及びCの総量は、24重量%を超えてもよい。あるいは、PSA製剤中の成分B及びCの量は、24重量%〜約32重量%の範囲であってもよい。
成分Bの多数の例のうち、1つの具体例は、DC 4−7009ポリマー(MF Viガム、Dow Corning Corp.,Midland,Michigan)であり、これは約0.0014%のビニル官能基及び390,000amuのオーダーの数平均分子量を有するビニル末端ブロックポリジメチルシロキサン(Vi−eb−PDMS)ポリマーである。成分Cの複数の具体例としては、Dow Corning Corp.(Midland,Michigan)より入手可能なSFD 128(成分C1)及びSFD 119(成分C2)が挙げられる。成分C1はビニル末端ブロックポリジメチルシロキサン(Vi−eb−PDMS)ポリマーであり、66,700amuの重量平均分子量、39,400mPa−secの粘度、0.081%のビニル濃度、及び0.47%の揮発分を示す。成分C2もビニル末端ブロックポリジメチルシロキサン(Vi−eb−PDMS)ポリマーであり、11,700amuの重量平均分子量、357mPa−secの粘度、0.47%のビニル濃度、及び0.43%の揮発分を有する。当業者は、他のビニル末端ブロックポリジメチルシロキサン(Vi−eb−PDMS)ポリマー、例えば62,200amuの重量平均分子量、43,300mPa−secの粘度、0.087%のビニル濃度、0.05%の揮発分を示すポリマー(成分C3)を使用してもよいことを理解するであろう。
成分Dは、平均で1分子当たり少なくとも2つのSi−H結合を有する架橋オルガノハイドロジェンシロキサン化合物を少なくとも1つ含む。成分Dとしての使用に適したオルガノハイドロジェンシロキサン化合物は、直鎖、分枝状、又は環状の分子、及びこれらの任意の混合物又は組み合わせであることができる。本開示のPSA製剤に添加される成分Dの量は、この成分に存在するSi−H基の量及び成分B及び/又はCから生じるPSA製剤に存在するアルケニル基の総量、並びに反応性ビニル官能基を含有する任意成分に依存する。一般的に、Si−H:Si−ビニルの比は1:1〜40:1であり、あるいは所望のときには1:1〜10:1である。
成分Dとしては、これらに限定するものではないが、トリメチルシロキシ末端ポリジメチル−シロキサンポリメチルハイドロジェンシロキサンコポリマーとして記載される1つ以上のオルガノハイドロジェンシロキサン(成分D1)、ジメチルハイドロジェンシロキシ末端ポリジメチルシロキサンホモポリマーとトリメチルシロキシ末端ポリメチルハイドロジェンシロキサンホモポリマーとの混合物(成分D2)、又はトリメチルシロキシ末端ポリメチルハイドロジェンシロキサンホモポリマー(成分D3)、とりわけ約0.5%未満のSiHを有するSL−2型架橋ポリマーが挙げられる。オルガノハイドロジェンシロキサンはそれぞれ、約0.5%〜2.0%のSi−H官能基及び25℃で5〜200mPa−secの粘度を有する。PSA製剤に存在する成分Dの総量は、0.3重量%を超えてもよい。あるいは、成分DはPSA製剤中に0.5重量%〜5.5重量%の範囲で存在する。
成分D1の1つの具体例は、DC 6−3570(Dow Corning Corp.,Midland Michigan)として提供される。この具体例(DC 6−3570)は、5mPa−secの粘度及び0.76%のSi−H濃度を有するトリメチルシロキシ末端ポリジメチルシロキサンポリメチルハイドロジェンシロキサンコポリマーである。同様に、成分D2の例はDC 7049(Dow Corning Corp.);75部のジメチルハイドロジェンシロキシ末端ポリジメチルシロキサンと25部のトリメチルシロキシ末端ポリメチルハイドロジェンシロキサンとを含有するホモポリマーの混合物である。この例では、ジメチルハイドロジェンシロキシ末端ポリジメチルシロキサンホモポリマーは10mPa−secの粘度及び約0.16%のSi−H濃度を示すが、トリメチルシロキシ末端ポリメチルハイドロジェンシロキサンホモポリマーは200mPa−secの粘度及び約1.61%のSi−H濃度を示す。成分D3の例は、DC 7048架橋剤(Dow Corning Corp.);20mPa−secの粘度及び約1.57%のSi−H濃度を有するトリメチルシロキシ末端ポリメチルハイドロジェンシロキサンホモポリマーである。
成分Eは、ヒドロシリル化反応の触媒に有用な、当業者に周知の任意の触媒を含んでもよい。成分Eは、白金族金属含有触媒であってもよい。定義により、白金族金属は、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウム及び白金族金属、並びにそれらの任意の混合物又は錯体を指す。白金族金属は、中実若しくは中空粒子、シリカゲル若しくは粉末炭のようなキャリア上に堆積された層、又は有機金属化合物若しくは錯体を含んでもよい。白金含有触媒のいくつかの例としては、六水和物の形又は無水物の形のいずれかでの塩化白金酸、及び塩化白金酸又は白金二塩化物を脂肪族不飽和有機ケイ素化合物と反応することによって得られる白金含有触媒が挙げられる。成分Eの多数の例のうち、1つの具体例は、Pt 4000触媒(Dow Corning Corp.,Midland,Michigan)であり、これは白金濃度が約5,200ppmの1,3ジエテニル−1,1,2,2−テトラメチルジシロキサンのビニル末端ブロックポリマー希釈白金錯体として記載される。
PSA製剤に使用される触媒の適切な量は、使用される特定の触媒によって予め決定される。白金触媒は、PSA製剤中に少なくとも2パーツパーミリオン(ppm)の白金を提供するのに十分な量で存在する。代表的には、成分Eは約0.7重量%を超える量でPSA製剤中に存在する。あるいは、PSA製剤中に存在する成分Eの量は、0.7重量%〜1.5重量%の範囲であってもよい。触媒を、単一種類として、又は2種以上の異なる種類の混合物として添加してよい。
成分Fは、阻害剤を含み、これは常温で白金族金属触媒の触媒活性を阻害するために使用できる当業者に既知のいかなる物質でもよい。換言すれば、成分Fは、室温で触媒(成分E)の活性を抑制するが、高温では触媒の特性を妨げない物質である。成分Fとしては、エチレン性又は芳香族の不飽和アミド、アセチレン系化合物、シリルアセチレン系化合物、エチレン性不飽和イソシアネート、オレフィンシロキサン、不飽和炭化水素モノエステル及びジエステル、ヒドロペルオキシド、ニトリル、並びにジアジリジンが挙げられるが、これらに限定されない。一般的に、成分Fは0.05〜1重量%の範囲の量でPSA製剤に添加される。成分Fの多数の例のうち、いくつかの具体例としては、マレイン酸ジアリル(成分F1)、エチニルシクロヘキサノール(成分F2)、及びビス−2−メトキシ−1−メチルエチルマレエート(成分F3)が挙げられる。
本開示の別の態様によると、PSA製剤は、成分G〜Kの1つ以上を任意選択的に含んでもよい。成分Gは、ジメチルビニル末端ブロック部分を有する高分子量ジメチルメチルビニルシロキサンコポリマーである。成分Gの重量平均分子量は400,000amu超であり、ビニル濃度は0.4%超である。成分Gは、約254,000amuの数平均分子量及び約0.7%のビニル濃度を有するジメチルビニル末端ブロックジメチルメチルビニルシロキサンコポリマーである。成分Hは、特にキシレンのような、任意選択の溶剤である。成分Iは、所定量のビニル官能基を、メチル基のようなアルキルR基と共に含有する第2のMQ樹脂である。成分Iの具体例は、ビニルMQ樹脂のDC 2−7286樹脂(Dow Corning Corp.)である。成分J及びKはそれぞれ、オレフィン希釈剤及びエポキシ官能性トリメトキシシランを表す。成分Kのいくつかの具体例としては、Z−6040エポキシシラン(Dow Corning Corp.)、グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(Syl−Off(登録商標)SL−9250、Dow Corning Corp.)、又はエポキシドを有するジメチル,メチルビニルシロキサン(Syl−Off(登録商標)SL−9176、Dow Corning Corp.)が挙げられる。成分G、H、I、及びKは、それぞれ約1.5重量%〜2.5重量%;10重量%未満;5重量%;及び1重量%の量でPSA製剤に添加されてもよい。あるいは、成分Hは約1重量%〜5重量%の範囲の量でPSA製剤中に存在してもよい。
成分Jは、ある程度の脂肪族不飽和を有する約8〜18個の炭素原子を有する少なくとも1つの炭化水素化合物を含む反応性希釈剤である。成分Jは、脂肪族不飽和が側枝又は末端のいずれかである直鎖又は分枝鎖である。有用な反応性希釈剤のいくつかの例としては、特にドデセン、テトラデセン、ヘキサデセン、及びオクタデセンが挙げられる。成分Jは、約1〜7重量%の範囲の量でPSA製剤に添加されてもよい。
異なる成分A〜Kの混合は、当業者に既知のいかなる装置を用いても実施できる。このような混合を実施する温度も、溶剤除去手順が実施され、成分の一体性が損なわれない限り、重要ではない。例えば、所望のときには、温度を150℃まで上げながら減圧下で溶剤を除去してもよい。異なる成分の混合は、好ましくは、PSA製剤中に存在する成分の引火点よりも低い温度で実施される。例えば、テトラデセンを成分Jとして使用するとき、90〜100℃の温度が望ましい。
本開示のシリコーンPSA製剤は、卓越した接着及び凝集力、高い透明性、高い粘着性、非常に低いアルファ粒子放出性、高い耐湿性、高温又は低温環境への耐性、優れた電気特性、高いイオン純度、及びポリエチレンテレフタレート(PET)のような低エネルギー基材に対する優れた接着性が挙げられるがこれらに限定されない特異な特性のおかげで、種々の用途に使用できる。例えば、これらのシリコーンPSA製剤は、粘着テープ、絆創膏、低温支持体、転写フィルム、ラベル、エンブレム及び装飾又は説明用の標示に使用してもよい。更に、これらのシリコーンPSA製剤は、自動車部品、玩具、電子回路、又はキーボードの組み立てに使用してもよい。あるいは、シリコーンPSA製剤を、積層タッチスクリーン又はフラットパネルディスプレイの構築及び利用に使用してもよい。
本開示のシリコーンPSA製剤が示す特性は、製剤の加工性並びにPSA製剤を用いて作製される積層体のその後のコンバータビリティ(convertability)プロセス及び操作の実施能力を強化する。コンバータビリティは、接着積層体の使用に伴う多数のコーティング後プロセスを全般的に指す用語である。これらのプロセスとしては、これらに限定するものではないが、打抜き、ストリッピング、スリッティング又は穿孔、製織又は縫製、シーティング、裁断、及び印刷が挙げられる。打抜きは、積層体を剥離ライナーの表面まで切断することを指すが、裁断、スリッティング、及び穿孔は積層体をきれいに貫通することを指す。接着積層体を最終製品に変換する費用は、種々のコンバータビリティ操作を実施する速度及び効率と関係し、本開示のPSA製剤に付随する特性は、製造業者に製造費用の低下及び生産性の増大という利益を提供する。
本開示のPSA製剤が示す種々の特性は、当業者に既知の複数の手法及び方法を用いて測定されてもよい。例えば、Polyken Probe Tackの装置を使用して、0.051mm(2mil)のポリエステルフィルム上に塗工されたサンプルから粘着力の測定値を得てもよい。この試験では、1.0秒のドエルタイム及び0.5cm/秒のプローブ速度が一般的に使用される。接着試験は、従来のインストロン試験機等を用いて実施してもよい。このような試験機は一般的に、0.051mm(2mil)のポリエステルフィルム上に塗工され硬化されたPSA製剤の幅2.5cm(1インチ)のストリップを清浄なステンレス鋼パネルから7.5m/分の速度で引っ張る。湿潤側(wet cast)と乾燥側の両方からのPSA製剤の剥離特性を、3M90又はZPE−1000剥離試験機(Instrumentors,Inc.,Ohio)のような剥離試験機で測定してもよい。この試験では、所定量のPSA製剤をPET支持体(例えば、厚さ50マイクロメートル)の上に先細の棒(shimmed bar)を用いて塗工し、硬化後に厚さが175マイクロメートルになるPSA層又はフィルムを得る。PSA製剤の硬化は、製剤を熱風乾燥器内で例えば120℃の高温まで数分間加熱することによって達成される。常温又は高温でPSA製剤が示す粘度は、パラレルプレートセルが装備された従来の応力制御又は剪断制御レオメータ等を使用して測定してもよい。最後に、PSA製剤に関連する光学的特性、例えば透過率は、1cmキュベットを用いてUV−Vi分光光度計で所定の波長(すなわち、550nm)で測定してもよい。
いくつかのPSA化合物1〜7を、本開示の教示に従って、表1に示すように、種々の量の成分A〜D及びF〜Kを対応する量の成分E(白金ヒドロシリル化触媒)と混合することによって調製した。表1の値は、化合物1〜7に使用される成分A〜Kそれぞれの重量パーセントで与えられている。成分A〜D及びF〜Kに関して記載された重量パーセントは、化合物1〜7の調製に使用されたこれらの基本成分のそれぞれの量を表す。したがって、表1に化合物1〜7に関して記載された成分A〜D及びF〜Kの重量パーセントは、基本のPSA製剤(マイナス成分E)の100重量%に等しい。成分Eの重量パーセントは、成分A〜D及びF〜Kに関して記載された重量パーセントに追加されるとみなされる。成分Eの重量パーセントは、種々の基本成分A〜D及びF〜K、並びに成分Eを包含するPSA製剤に含有される全ての成分の総和から誘導される。触媒された化合物1〜7はそれぞれ、その後、フルオロシリコーンコーティングされたPET裏張りシート(厚さ50マイクロメートル)上に先細の棒(shimmed bar)を用いて塗工される。
Figure 2014522436
PET裏張りシートに塗布された後のPSA化合物1〜7のそれぞれは、硬化後に175マイクロメートルのオーダーの一貫した厚さを示した。硬化は、PET裏張りシート上に塗工されたPSA製剤を、熱風乾燥器内で120℃で2分間加熱することによって達成された。
本開示のPSA製剤は、性能を犠牲にすることなく、厚い膜又は層として塗布及び硬化できる。より具体的には、PSA製剤は、厚さが少なくとも100マイクロメートルの層状に塗布される。あるいは、PSA製剤は、厚さが少なくとも150マイクロメートルの層又は所望のときには厚さ175マイクロメートル以上の層状に塗布されてもよい。化合物1〜7で測定した接着、引き剥がし(剥離)、粘着、粘度、及び透過率等の特性を表2にまとめる。本開示の教示に従って調製された化合物1〜6の全固形分は70〜100%の範囲であり、樹脂/ポリマー比は1.3を超える。従来のPSA製剤は通常、65%未満の固形分及び1.3未満の樹脂/ポリマー比を示す。化合物1〜7が示す粘度は、2,000〜30,000mPa−secの範囲である。あるいは、本開示に従って調製されたPSAの粘度は、化合物2〜6で示すように、2,000〜3,000mPa−secの範囲であってもよい。
更に表2を参照すると、本開示に従って厚さ175マイクロメートルのフィルムとして調製、塗布及び硬化されたPSA製剤は、接着及びプローブタックに関して非常に一貫した測定値を示す。より具体的には、化合物1〜7は、鋼に対する接着の値が1500〜2500g/2.5cmであり、プローブタック値が150g〜1050gである。更に、化合物1〜7は非常に安定で低い剥離力を示す。塗布及び硬化されたPSA製剤の湿潤側では、化合物1〜7の示す剥離力は、3m/分の速度で引っ張ったとき6〜45g/2.5cmの範囲である。塗布及び硬化されたPSA製剤の乾燥側では、化合物1〜7の示す剥離力は、3m/分の速度で引っ張ったとき5〜37g/2.5cmの範囲である。あるいは、湿潤及び乾燥側の剥離力の値は、3m/分でそれぞれ7〜35g/2.5cm及び5〜12g/2.5cmである。
PSA製剤の透明性は、液体状態と塗布及び硬化後とで実質的に不変である。表2に示すように、550nmで測定した液体状態の化合物1〜7の透過率は30%〜約96%の範囲である。化合物1〜7を厚膜形態に塗布及び硬化した後、これらのフィルムが示す550nmにおける透過率はほとんど変化せず、一部のフィルムはより大きな透過性を示す。化合物1〜7の塗布及び硬化後に得られた厚膜が示す透過率は83%〜96%の範囲である。
本開示の別の態様によると、上記のPSA製剤と共に用いて積層構造体を形成したときに非常に安定で低い剥離力を提供するように最適化されたSi−H:ビニル比及びコーティング厚さを有するフルオロシリコーン剥離コーティングが提供される。より具体的には、PSA製剤は、フルオロシリコーン剥離ライナーと共に使用され、ライナー上の剥離コーティングの表面に対して非常に安定な剥離力及び高レベルの初期接着を示す。ここで図1Aを参照すると、剥離コーティング5が裏張りシート又は剥離ライナー10の表面に塗布されている積層構造体1が示されている。続いて、PSA製剤が塗布及び硬化されて、剥離コーティング5の表面上にコーティング又はフィルム15を形成する。積層構造体1は、図1Aに示すように、1つの裏張りシート又は剥離ライナー10を含んでもよい。あるいは、積層構造体1は、図1Bに示すように、その表面に剥離コーティング5が塗布された第2の裏張りシート又はライナー10も利用してもよい。このシナリオ(図1B)において、PSAフィルム15は、裏張りシート又は剥離ライナー10の間に挟まれている。裏張りシート又はライナー10は、用途及び所望の特性に応じて同一でも異なっていてもよい。
Figure 2014522436
フルオロシリコーン剥離コーティング5は、付加硬化型のフルオロ官能性シリコーンポリマー(成分L)と;少量のビニル官能性シロキサンポリマー(成分M)と;ヘプタンのようなアルカン溶剤(成分N)と;架橋剤(成分O)とを含む。剥離コーティング5は、コーティングの硬化に使用される少量の白金触媒も含有してもよい。ビニル官能性シロキサンは、テトラメチルジビニルジシロキサン、メチルビニルシクロシロキサン、及びこれらの混合物であってもよい。架橋剤(成分O)は、メチルパーフルオロブチルエチルメチルハイドロジェンシロキサンが挙げられるがこれに限定されないSi−H官能性シロキサンであってもよい。剥離コーティング5中に存在するポリマーの量は、20重量%のオーダーである。これらのポリマーは、約13〜17重量%の成分L及び約3〜約7%の成分Mを含む。液体剥離コーティング5中に存在するアルカン溶剤(成分N)の量は80重量%である。剥離コーティング5中の成分Oは、少量のみ、すなわち0.5%が望ましい。フルオロシリコーン剥離コーティング5の例としては、Syl−Off(登録商標)Q2−7785とQ2−7560(Dow Corning Corp.,Midland,Michigan)の混合物が挙げられるがこれに限定されない。
以下の具体例は本発明を例証するために提示するものであり、本発明の範囲を制限するものと解釈されるべきでない。上に記載され、以下の例で化合物1〜7の調製に使用された成分A〜Kを表3にまとめる。
Figure 2014522436
実施例1−化合物1の調製
化合物1は、2種類の方法で調製できる無溶剤型シリコーンPSA製剤である。第1の方法は、24.3部の成分C3と66.8部の成分A2とを一緒に混合した後、シグマブレードミキサー内で真空下、130℃にて混合物を脱揮発する。揮発物を混合物から除去した後、混合物を80℃に冷却し、0.24部の成分F1、3.4部の成分J及び5.48部の成分D1を混合物にブレンドして、成分Eのみが欠けたPSAベースを形成する。別の方法として、化合物1は、2軸押出機の本体内で成分C3及びA2を上記の比で混合することによって製剤できる。これらの成分は押出機の最初の3/4で同時に混合され、200℃に加熱され、真空脱揮発される。続いて、上記の比の成分F1、J及びD1が、3/4の地点で押出機の本体にポンプ輸送され、長さの最後の1/4で脱揮発した樹脂/ポリマー混合物に混合される。この連続プロセスのPSAベースのアウトプットは、上記の第1プロセスで調製されたPSAに実質的に類似している。成分1の調製に使用された各成分の重量パーセントを表1に示す。
実施例2−化合物2〜7の調製
化合物2〜7は全て、溶剤型PSAである。これらの化合物の調製には、比較的高粘度の液体を不活性雰囲気(例えば、Nブランケット)下で混合できる反応器構成が必要である。このような反応器構成には、メカニカルパドル撹拌棒、窒素ガス入口及び蒸気凝縮器を取り付けた3つ口丸底フラスコが挙げられる。各化合物の調製において、化合物中に存在する各成分の重量%を表1に記載の通りにフラスコに添加した。続いて、成分の混合物を、混合物が均質になるまでブレンドした。得られたPSA化合物2〜7を0.5マイクロメートルのフィルタで濾過し、無色透明の液体を得た。
実施例3−成分E(剥離コーティング)の調製
合計100部の成分L及びMを400部の成分N及び2.6部の成分Oと混合した。この剥離コーティング混合物を、巻線ロッドを用いて厚さ50〜250マイクロメートルのポリエチレンテレフタレート(PET)シートに塗布し、150℃で30秒間硬化した。XRF分析によって測定した最終塗工量は、約1.2g/mであった。このPETシートの塗工された側を、その上にPSA製剤(化合物1〜7)を塗布する表面として使用できる。
当業者は、上述の測定値が、様々な異なる試験方法によって得ることができる標準的測定値であることを認識するであろう。これら実施例に記載されている試験方法は、必要な測定値のそれぞれを得るために利用可能な方法を1つだけ示している。
本開示の種々の実施形態に関する上述の説明は、説明及び解説を目的として提示されている。これは、網羅的なものであること、又は本開示を開示された厳密な形態に限定することを意図していない。上記の教示を踏まえて、多くの改変又は変更が可能である。本明細書に記載の実施形態は、本開示の原理及びその実際的な用途の最良の説明を提供し、それによって当業者が本開示の教示を様々な実施形態で、また企図される特定の用途に適するように様々な修正を行って利用できるように、選択され説明された。このような変更及び変形は全て、公正に、法的に、かつ公平に与えられた範囲に従って解釈されたときの、添付の特許請求の範囲によって決定される本開示の範囲内にある。

Claims (16)

  1. 全体的な性能を犠牲にすることなく厚膜に形成及び硬化できる感圧接着剤(PSA)製剤であって:
    少なくとも1つのMQ樹脂[成分A]と;
    少なくとも1つのビニル官能性オルガノシロキサンポリマー[成分B、C]と;
    少なくとも1つの有機水素ケイ素化合物[成分D]と;
    ヒドロシリル化触媒[成分E]と;
    少なくとも1つの阻害剤[成分F]と;
    を含み、前記PSA製剤は、未硬化状態及び硬化状態を有し;前記PSA製剤は、硬化状態で100マイクロメートル以上の厚さを有する未硬化状態のフィルムを形成することができ;前記PSA製剤は、硬化状態で少なくとも80%の光透過率を示すことを特徴とする、PSA製剤。
  2. 前記PSA製剤が、
    ジメチルビニル末端ブロック部分を有する高分子量ジメチルメチルビニルシロキサンコポリマー[成分G];
    溶剤[成分H]、
    オレフィン希釈剤[成分J];及び
    エポキシ官能性トリメトキシシラン[成分K]
    の群から選択される少なくとも1つを更に含む、請求項1に記載のPSA製剤。
  3. 前記PSA製剤が、少なくとも2つのMQ樹脂を含み;第2のMQ樹脂が所定量のビニル官能基及びアルキル基を含有する[成分I]、請求項1に記載のPSA製剤。
  4. 前記MQ樹脂が、RSiO1/2(M単位)とSiO4/2(Q単位)との混合物(R基はアルキル基である)を含み;
    前記MQ樹脂は、MのQに対する比が0.6〜1.2の範囲であり、また、最大で5重量%のシラノール官能基を有する、請求項1に記載のPSA製剤。
  5. 前記ビニル官能性オルガノシロキサンポリマーが、
    400,000amuを超える重量平均分子量(成分B)又は400,000amu未満で下限が12,000amuである重量平均分子量(成分C)のいずれかを示すポリマーと;0.01重量%〜0.4重量%の範囲の量のビニル官能基とを含む、請求項1に記載のPSA製剤。
  6. 前記PSA製剤の有機水素ケイ素化合物中のSi−H結合と、ビニル官能性オルガノシロキサンポリマー中のSi−ビニル結合との比が1:1〜10:1の範囲である、請求項1に記載のPSA製剤。
  7. 前記PSA製剤が、未硬化状態で剥離ライナーに塗布され、次いで硬化されたときに湿潤側と乾燥側とを有し;
    塗布されたPSA製剤が、硬化状態において、3m/分の速度で引っ張ったときに湿潤側及び乾燥側でそれぞれ約6〜44g/2.5cm及び約5〜33g/2.5cmの範囲の剥離力を示す、請求項1に記載のPSA製剤。
  8. 高い光透過率を示す厚膜感圧接着剤(PSA)積層体であって:
    少なくとも1つの裏張りシートと;
    前記裏張りシートに接触するフルオロシリコーン剥離コーティングと;
    前記剥離コーティングに接触するPSAフィルムとを含み、前記PSAフィルムは、未硬化状態及び硬化状態を有し、前記PSAフィルムが:
    少なくとも1つのMQ樹脂[成分A]と;
    少なくとも1つのビニル官能性オルガノシロキサンポリマー[成分B、C]と;
    少なくとも1つの有機水素ケイ素化合物[成分D]と;
    ヒドロシリル化触媒[成分E]と;
    少なくとも1つの阻害剤[成分F]と;
    を含み、前記PSAフィルムは、未硬化状態でライナーに塗布され、硬化状態で100マイクロメートル以上の厚さを有し;前記PSAフィルムは、硬化状態で少なくとも80%の光透過率を示す、積層体。
  9. 前記PSAフィルムが、未硬化状態で剥離ライナーに塗布され、次いで硬化されたときに湿潤側と乾燥側とを有し;
    塗布されたPSAフィルムが、硬化状態において、3m/分の速度で引っ張ったときに湿潤側及び乾燥側でそれぞれ約6〜45g/2.5cm及び約5〜37g/2.5cmの範囲の剥離力を示す、請求項8に記載のPSA積層体。
  10. 3m/分の速度で引っ張ったときに、湿潤側剥離力が7〜35g/2.5cmの範囲であり、乾燥側剥離力が5〜12g/2.5cmの範囲である、請求項9に記載のPSA積層体。
  11. 前記PSAフィルムが、
    ジメチルビニル末端ブロック部分を有する高分子量ジメチルメチルビニルシロキサンコポリマー[成分G];
    溶剤[成分H]、
    オレフィン希釈剤[成分J];及び
    エポキシ官能性トリメトキシシラン[成分K]
    の群から選択される少なくとも1つを更に含む、請求項8に記載のPSA積層体。
  12. 前記MQ樹脂が、RSiO1/2(M単位)とSiO4/2(Q単位)との混合物(R基はアルキル基である)を含み、
    前記MQ樹脂は、MのQに対する比が0.6〜1.2の範囲であり、また、最大で5重量%のシラノール官能基を有する、請求項8〜11のいずれか一項に記載のPSA積層体。
  13. 前記PSAフィルム中のビニル官能性オルガノシロキサンポリマーが、
    400,000amuを超える重量平均分子量(成分B)又は400,000amu未満で下限が12,000amuである重量平均分子量(成分C)のいずれかを示すポリマーと;約0.01重量%〜約0.4重量%の範囲の量のビニル官能基とを含む、請求項8に記載のPSA積層体。
  14. 前記PSAフィルムの有機水素ケイ素化合物中のSi−H結合と、ビニル官能性オルガノシロキサンポリマー中のSi−ビニル結合との比が1:1〜10:1の範囲である、請求項8に記載のPSA積層体。
  15. 前記剥離コーティングが、
    13〜17重量%の付加硬化型フルオロ官能性シリコーンポリマー(成分L)と;
    3〜7重量%のビニル官能性シロキサンポリマー(成分M)と;
    80重量%のアルカン溶剤(成分N)と;
    0.5重量%のSi−H官能性架橋剤(成分O)と
    を含む、請求項8に記載のPSA積層体。
  16. コンバータビリティ操作の実施に適した特性を示す厚膜感圧接着剤(PSA)積層体であって、
    少なくとも1つの裏張りシートと;
    前記裏張りシートに接触するフルオロシリコーン剥離コーティングと;
    前記剥離コーティングに接触するPSAフィルムとを含み、前記PSAフィルムは、未硬化状態及び硬化状態を有し、前記PSAフィルムは、硬化状態で湿潤側と乾燥側とを有し、前記PSAフィルムは、
    少なくとも1つのMQ樹脂[成分A]と;
    少なくとも1つのビニル官能性オルガノシロキサンポリマー[成分B、C]と;
    少なくとも1つの有機水素ケイ素化合物[成分D]と;
    ヒドロシリル化触媒[成分E]と;
    少なくとも1つの阻害剤[成分F]と;
    を含み、前記PSAフィルムは、未硬化状態で2,000〜30,000mPa−secの粘度でライナーに塗布され、硬化状態で100マイクロメートル以上の厚さを有し;
    前記PSAフィルムは、1500〜2500g/2.5cmの鋼に対する湿潤側接着力の値と、150g〜1050gのプローブタック値と;3m/分で引っ張ったときに6〜45g/2.5cmの剥離力とを示し;
    前記PSAフィルムは、3m/分で引っ張ったときに5〜37g/2.5cmの乾燥側剥離力を示す、積層体。
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