JP6091518B2 - 自己架橋型シリコーン感圧接着剤組成物、ならびにその製造方法およびその製造された物品 - Google Patents

自己架橋型シリコーン感圧接着剤組成物、ならびにその製造方法およびその製造された物品 Download PDF

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Description

本発明は、自己架橋型シリコーン感圧接着剤コート組成物に関する。より詳細には、制御可能な架橋性を有し、それによって安定な硬化後の性質を持つ付加硬化型のシリコーン組成物に関する。本発明はまた、当該組成物の製造方法、および、当該組成物を接着された基体を含む物品に関する。
感圧接着剤(PSA)は、感圧テープ協議会によって定義されるものであって、積極的で恒久的な粘着性を持ち、最小限の接触圧で付着し、エネルギー源による活性化を必要とせず、負荷条件下における十分な剪断抵抗を有し、かつきれいに付着物から除去されるのに十分な凝集力を有するものである。さまざまな種類の感圧接着剤が存在し、シリコーンはそれらの一つである。
典型的なシリコーンのPSAは過酸化物ラジカルよってか、またはビニル含有シロキサンオリゴマー/ポリマーとヒドリド含有シロキサンオリゴマーとの間の付加反応によって硬化する。過酸化物硬化は、接着剤の光学的透明度に影響をおよぼす可能性のある副産物を産生する傾向がある。従って、過酸化物硬化型PSAは、携帯電話、GPSナビゲーション、およびテレビディスプレイのような、光学的透明度が重要である電子ディスプレイの構築での使用にふさわしくない。過酸化物硬化型PSAと比べ、付加硬化型シリコーンPSAは、接着剤の光学透明度に影響をおよぼす可能性のある副産物を通常含まず、それゆえ、多層積層電子ディスプレイの構築における使用に好適である。
付加硬化型シリコーンPSAは、当分野において公知であり、例えば、米国特許第,983,298号、米国特許第4,774,297号、米国特許第4,988,779号、米国特許第5,169,727号、米国特許第5,248,739号、米国特許第6,466,532号、米国特許第5,576,110号、日本特許第8209104号に記載される。しかしながら、これらの従来技術の付加硬化型PSAは、粘着性、引きはがし粘着力および凝集力における所望の接着性能を達成するために多成分混合物によっている。このように、必要な架橋は予測不能であり、硬化した際のPSAの接着性能が不安定である。
従来技術の付加硬化型シリコーンPSAに関連する問題を解決するための試みがなされてきた。例えば、Griswoldらの米国特許公開20050113513は、自己架橋性成分とヒドロシリル化触媒とを含む付加硬化型シリコーンPSA組成物を開示する。Griswoldの出願によると、自己架橋性成分は(1)芳香族可溶性シリコーン樹脂もしくは樹脂状コポリマーとアルケニル含有ポリジオルガノシロキサンと縮合し、そして(2)縮合反応産物とシリル化剤とを反応させて縮合反応から残るシラノール基をキャップしてケイ素結合水素基を形成することによって作製でき、例として1,1,3,3−テトラメチルジシラザンを用いる。
しかしながら、このプロセスの欠点は、縮合反応の後において、立体障害のために、残存するシラノール基のすべてがシリル化されるのではないということである。さらに、米国特許公開20050113513の例4および例5に示されるように、付加反応の後において、ヒドリド基が、ポリマー/オリゴマー上のビニル基とのヒドロシリル化反応に対して立体障害を受けるために、ケイ素−ヒドリド濃度が高くなる。これらの制限は、架橋密度を制御し、そしてそれゆえに感圧接着剤の凝集力を制御するための効果的な手段を妨げる。さらに、残留ケイ素−ヒドリド基は、保存における引きはがし粘着力および粘着性のような感圧接着剤の性能の安定性に影響を及ぼす。さらに、ヒドロシリル化後の残留ヒドリドの硬化は、泡として観察される、積層中の脱ガスを生じ得る。
従来技術における欠点を克服しようとする他のいくつかの試みもまた不成功であった。従って、制御し得る架橋と安定な硬化後の接着性能とを有する付加硬化型シリコーン感圧接着剤組成物に対する産業界の継続的な必要性が存在する。
本発明の一つの態様は、シリコーン感圧接着剤組成物に関し、硬化の際に安定な接着性能を持つ。該組成物は、
(A)
(i)
SiO1/2(”M”)単位とSiO4/2(”Q”)単位とを含む樹脂であって、ここで
それぞれのRが独立して1から6個の炭素原子を持つ一価の炭化水素ラジカルであり、
ここで、コポリマーが約70モル%から約99モル%のヒドロキシルラジカルと約1モル%から約30モル%のヒドリドラジカルとを含み、ここでモル%は樹脂のヒドロキシルラジカルとヒドリドラジカルの全モルに基づくものであり、
ここでヒドロキシルラジカルがQ単位のケイ素原子へと直接的に結合し、そしてヒドリドラジカルが−OSiHR ラジカルを介してQ単位のケイ素原子へと結合し、Rが1から6個の炭素原子の一価の炭化水素ラジカルである、
樹脂と
(ii)
一つもしくはそれ以上のビニル官能性ポリオルガノシロキサンと
を含む混合物の反応産物、ならびに
(B)ヒドロシリル化触媒
を含む。
他の態様において、本発明は、本発明のシリコーン感圧接着剤組成物を調製する方法に関する。該方法は、
(i)MQ樹脂を、R SiX4−a/2であるキャッピング剤と反応させて部分的に末端キャップされたMQ樹脂を提供するステップであって、
ここでMQ樹脂が、主にR SiO1/2(”M”)単位とSiO4/2(”Q”)単位からなり、それぞれのRが独立して1から6個の炭素原子の一価の炭化水素ラジカルであり、
MQ樹脂が、MQ樹脂の全重量に基づいて約1重量%から約4重量%の、Q単位のケイ素原子に結合するヒドロキシルラジカルからなり、そしてMQ樹脂がヒドリドラジカルを含まず、
ここでそれぞれのRが独立して水素もしくは1から6個の炭素原子を持つ一価の炭化水素ラジカルであって、少なくとも一つのRが水素であるという条件に従い、そしてXがN、ClもしくはOであり、aが約0.5から約2.0であり、
ここで部分的に末端キャップされたMQ樹脂が、部分的に末端キャップされたMQ樹脂のヒドロキシルラジカルとヒドリドラジカルの全モルに基づいて、約70モル%から約99モル%のヒドロキシルラジカルと約1モル%から約30モル%のヒドリドラジカルとを含み、
ここでヒドロキシルラジカルがQ単位のケイ素原子へと直接的に結合し、ヒドリドラジカルが−OSiHR ラジカルを介してQ単位のケイ素原子へと結合し、Rが1から6個の炭素原子の一価の炭化水素ラジカルである、ステップ、
(ii)ステップ(i)からの部分的に末端キャップされたMQ樹脂と一つもしくはそれ以上のビニル官能性ポリオルガノジシロキサンとを有機アミン触媒の存在下で反応させて中間体産物を提供するステップ、ならびに
(iii)ステップ(ii)からの中間体産物とヒドロシリル化触媒とを接触させ、本発明によるシリコーン感圧接着剤組成物を調製するステップ、
を含む。
代替的に、本発明のシリコーン感圧接着剤組成物は、
(a)
(i)
SiO1/2(”M”)単位とSiO4/2(”Q”)単位とから主になるMQ樹脂であって、ここで
それぞれのRが独立して1から6個の炭素原子を持つ一価の炭化水素ラジカルであり、
ここで、MQ樹脂が、MQ樹脂の全重量に基づいて約1重量%から約4重量%の、Q単位のケイ素原子に結合するヒドロキシルラジカルからなり、そしてMQ樹脂がヒドリドラジカルを含まない、
MQ樹脂と
(ii)
SiX4−a/2であるキャッピング剤であって、
ここでそれぞれのRが独立して水素もしくは1から6個の炭素原子を持つ一価の炭化水素ラジカルであって、少なくとも一つのRが水素であるという条件に従い、そしてXがN、ClもしくはOであり、aが約0.5から約2.0である、キャッピング剤と
(iii)
一つもしくはそれ以上のビニル官能性ポリオルガノシロキサンと
を含む混合物を反応させて中間体産物を提供するステップ、ならびに
(b)
ステップ(a)からの中間体産物とヒドロシリル化触媒とを接触させ、本発明によるシリコーン感圧接着剤組成物を調製するステップ、
を含む方法によって調製され得る。
本発明はまた、本発明のシリコーン感圧接着剤組成物をその上に接着させて持つ基体を含む物品にも関する。
これらおよび他の態様は、以下の本発明の詳細な説明を読むことによってより明確になるであろう。
本発明の組成物における成分(A)は、(i)ケイ素結合水素とシラノール基の両方を持つ樹脂、および(ii)一つもしくはそれ以上のビニル官能性ポリオルガノシロキサンとを含む混合物の反応産物である。好適な樹脂は、R SiO1/2(”M”)単位とSiO4/2(”Q”)単位とを含み、ここでRは独立して1から6個の炭素原子を持つ一価の炭化水素ラジカルである。Rで表されるラジカルの例は、メチル、エチルおよびイソプロピルのようなアルキルラジカル;シクロペンチルおよびシクロヘキサニルのような脂環式ラジカル;ビニルおよびアリルのようなオレフィン系ラジカル;ならびにフェニルラジカルを含む。有利にも、すべてのR基の少なくとも95重量%はアルキル基である。一実施態様において、Rはメチルである。樹脂(A)(i)において、M単位対Q単位のモル比は約0.6から約1.2を含む。
樹脂(A)(i)はまた、樹脂のヒドロキシルラジカルとヒドリドラジカルの全モルに基づいて、約70モル%から約99モル%の、有利には約75モル%から約99モル%のヒドロキシルラジカルと、約1モル%から約30モル%の、有利には約5モル%から約25モル%のヒドリドラジカルを含む。ヒドロキシルラジカルはQ単位のケイ素原子へと直接的に結合する。ヒドリドラジカルは−OSiHR ラジカルを介してQ単位のケイ素原子へと結合し、それぞれのR独立して1から6個の炭素原子の一価の炭化水素ラジカルである。
樹脂(A)(i)は、MQ樹脂とシラノールキャッピング剤とを反応させて調製し得る。好適なMQ樹脂は、R SiO1/2(”M”)単位とSiO4/2(”Q”)単位とから主になり、ここでRは独立して1から6個の炭素原子を持つ一価の炭化水素ラジカルである。さらに、好適なMQ樹脂は、MQ樹脂の全重量に基づいて約1重量%から約4重量%の、Q単位のケイ素原子に結合するヒドロキシルラジカルからなる。該MQ樹脂はヒドリドラジカルを含まない。
好適なキャッピング剤はR SiX4−a/2で表され、ここでそれぞれのRが独立して水素もしくは1から6個の炭素原子を持つ一価の炭化水素ラジカルであって、少なくとも一つのRが水素であるという条件に従い、そしてXがN、ClもしくはOであり、aが約0.5から約2.0である。キャッピング剤は、Q単位のヒドロキシル基と反応して樹脂(A)(i)のケイ素−ヒドリド官能性を提供する。
例示的なキャッピング剤はシラザン、ジシラザン、およびポリシラザン、オルガノハイドロジェンクロロシラン、水素官能性シロキサン、ならびにそれらの組み合わせを含むがそれらに限定されない。シラザン、ジシラザンおよびポリシラザンの例は、1,2,3,4,5,6−ヘキサメチルシクロトリシラザン、1,1,3,3−テトラメチルジシラザン、KiON(登録商標)コーポレーションS、KiON(登録商標)コーポレーションVL20、KiON(登録商標)コーポレーションML33/C33、KiON(登録商標)コーポレーションCERASET、(N,N)−(ジメチルアミノ)ジメチルシラン、エチルジクロロシラン、ジメチルエトキシシラン、ジメチルアミノメチルエトキシシラン、ジメチルクロロシラン、ジフェニルクロロシラン、エチルビス(トリメチルシロキシ)シラン、ヘキシルジクロロシラン、メチルジクロロシラン、フェニルジクロロシラン、フェニルジエトキシシラン、フェニルメチルクロロシラン、1,3,5,7−テトラエチル−2,4,6,8−テトラメチルシクロテトラシラザン、1,1,3,3−テトラメチルジシロキサンおよび1,2,3−トリエチル−2,4,6−トリメチルシクロトリシラザンを含む。
成分(A)(ii)はアルケニル含有ポリジオルガノシロキサンであるか、またはアルケニル含有ポリジオルガノシロキサンの混合物である。好適なアルケニル含有ポリジオルガノシロキサンは、有利にも、以下の一般式
SiO(R SiO)(R SiO)SiR (I)
のポリジオルガノシロキサンであり、ここでそれぞれのRは独立して、メチル、エチル、およびプロピルのような1から約10個の炭素原子を持つアルキル基;シクロヘキサニルのような脂環式基、またはフェニルのようなアリール基であり、Rは、ヒドロキシル、またはビニル、アリル、プロペニル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニルなどのようなα−アルケニルを含む1から10個の炭素原子を持つアルケニル基もしくはアルキロキシアルケニル基でり、RはR、または、ビニル、アリル、プロペニル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニルなどのようなα−アルケニルを含む1から10個の炭素原子を持つアルケニル基のいずれかである。痕跡の単位のR SiO1/2単位、RSiO3/2単位およびSiO4/2単位も許容し得る。xとyの合計は少なくとも約520であり、25℃で約3000センチポアの粘度をもたらし、そして有利にも25℃で少なくとも10,000センチポアの粘度をもたらす。有利にも、ポリジオルガノシロキサン(A)(ii)は、150℃の大気圧において非揮発性である痕跡量の大環状ポリジオルガノシロキサンの例外を除いて、環状物質を実質的に含まない。さらに、ポリジオルガノシロキサン(A)(ii)は、式(I)のホモポリマーもしくはコポリマーまたはそれらの混合物であり得る。例示的なアルケニル−含有ポリジオルガノシロキサン(A)(ii)は、アルケニル含有ポリジメチルシロキサン、アルケニル含有ポリ(ジメチル−コ−ジメチルフェニル)シロキサン、およびアルケニル含有ポリ(ジメチル−コ−ジフェニル)シロキサンを含むがそれらに限定されない。有利には、アルケニル基はビニルである。
樹脂(A)(i)は、有機アミン触媒の存在下でビニル官能性ポリオルガノシロキサン(A)(ii)と反応して成分(A)を産生する。樹脂(A)(i)とビニル含有ポリオルガノシロキサン(A)(ii)との間の反応を促進する有機アミン触媒は、特には限定されない。それは、キャッピング剤もしくはしランカップリング剤の副産物であり得る。例えば、ジメチルジイソプロピルアミノシランは副産物としてイソプロピルアミンをもたらし、それはアミン触媒として使用できる。
本発明の組成物の成分(A)は、1分子中にヒドリド基とビニル基とを含む。硬化条件において、かつヒドロシリル化触媒の存在下で、それは硬化して安定な接着性能を持つPSA組成物を産生し得る。
本発明の組成物の成分(B)は、ヒドロシリル化反応を促進する触媒である。ヒドロシリル硬化反応を促進するのに有用な触媒はルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウムおよび白金、ならびにそれらの錯体を用いるものような貴金属触媒を含む。本発明においての使用に好適なヒドロシリル化触媒の例は、例えば、米国特許第3,159,601号、米国特許第3,159,662号(Ashby)、米国特許第3,220,970号(Lamoreax)、米国特許第3,814,730号(Karstedt)、米国特許第3,516,946号(Modic)、米国特許第4,510,094号、および米国特許第4,029,629号(Jeram)に開示され、上述の特許のすべては、ここで参照によりその全ての内容を組み入れられる。
有利にも、本発明で用いられるヒドロシリル化触媒は白金含有触媒である。好適な白金含有触媒は、微粉化した金属白金、アルミナのような微粉化した担体上の白金、塩化白金酸のような白金化合物および白金化合物の錯体のような、ケイ素結合水素分子とケイ素結合ビニル基との反応の触媒に効果的な白金の公知の形状の任意のものを含む。
本発明の組成物において使用される触媒成分の量は、成分(A)のケイ素結合水素原子と成分(A)のケイ素結合オレフィン系炭化水素ラジカルとの間の室温での反応を促進するのに十分な量で存在する限り、狭い範囲に限定されない。前記触媒成分の正確な必要量は、特定の触媒、組成物および成分(A)の量に依存して決まるであろう。当該量は、成分(A)の100万重量部当たり白金の1重量部まで低くあり得るであろう。一実施態様において、使用すべき白金含有触媒成分の十分量は、成分(A)の100万重量部当たり5から500重量部の白金である。
任意選択で、接着剤組成物の延長された浴寿命の接着剤コート粘度を拡張するためにヒドロシリル化阻害剤を添加し得る。白金金属基触媒の阻害剤は、有機シリコーンの分野において公知である。例はさまざまな種類のそのような金属触媒阻害剤を含み、それは、米国特許第4,337,332号のエチレンのもしくは芳香族の不飽和アミド、米国特許第3,445,420号、米国特許第4,347,346号および米国特許第5,506,289号のアセチレン化合物、米国特許第3,882,083号のエチレン性不飽和イソシアナート、米国特許第3,989,667号のオレフィン性シロキサン、米国特許第4,256,870号、米国特許4,476,166号および米国特許第4,562,096号の不飽和炭化水素ジエステル、米国特許第4,465,818号および米国特許第4,472,563号の共役エン−イン、米国特許第4,061,609号のヒドロペルオキシドのような他の有機化合物、米国特許第3,418,731号のケトン、米国特許第3,344,111号のスルホキシド、アミン、ホスフィン、ホスファイト、ニトリル、米国特許第4,042,977号のジアジリジン、米国特許第4,533,575号のハーフエステルおよびハーフアミド、ならびに米国特許第3,461,185号のさまざまな塩のような不飽和の有機化合物を含む。本発明の組成物は、これらの種類の阻害剤の任意のものからの阻害剤を含み得ると考えられる。
例えば、阻害剤は、エチレン性不飽和アミド、芳香族不飽和アミド、アセチレン化合物、エチレン性不飽和イソシアナート、オレフィン系シロキサン、不飽和炭化水素ジエステル、不飽和酸の不飽和炭化水素モノエステル、共役エン−イン、ヒドロペルオキシド、ケトン、スルホキシド、アミン、ホスフィン、ホスファイト、ニトリルおよびジアジリジンからなる群より選択され得る。本発明の組成物に好ましい阻害剤は、マレアートおよびアルキニルアルコールである。
任意選択で、本発明の接着剤組成物は、接着剤の性能を調整するために追加の成分を含み得る。一実施態様において、組成物は、アルファ−オレフィン、ビニルエーテル、ビニルカルボキシラート、モノビニルポリシロキサン、ビニル脂環系化合物、ビニル環状オレフィン系化合物、ビニル官能性MQ樹脂およびそれらの組み合わせからなる群より選択される。好適な反応性希釈剤の例は、オクタデセン、デセン、ドデセン、テトラデセン、ビニルシクロヘキサン、ビニルシクロヘキセン、ブチルビニルエーテル、ドデシルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、1,4−ブタンジオールビニルエーテルのようなビニルエーテル、ビニルプロピオナートのようなビニルカルボキシラート、ポリ(ジメチルシロキサン)のようなモノビニルポリシロキサン、ビニル、n−ブチル末端化物を含むがそれらに限定されない。
他の実施態様において、本発明の接着剤組成物は、オルガノハイドロジェンポリシロキサン、MQ樹脂、ビニル官能性ポリオルガノシロキサンおよびそれらの組み合わせからなる群より選択される追加の成分をさらに含む。
好適なMQ樹脂は、R SiO1/2(”M”)単位とSiO4/2(”Q”)単位とから主になるものであって、ここでそれぞれのRが独立して1から6個の炭素原子を持つ一価の炭化水素ラジカルである、MQ樹脂を含む。一実施態様において、MQ樹脂は、MQ樹脂の全重量に基づいて、約1重量%から約4重量%のQ単位のケイ素原子に結合するヒドロキシラジカルを含む。好適なMQ樹脂はまた、MviMQもしくはMDviQ樹脂のようなビニル官能性であって、ここでMがR SiO1/2、MviがR SiO1/2、DviがR SiO2/2、かつQがSiO4/2であり、ここでそれぞれのRが独立して1から6個の炭素原子を持つ一価の炭化水素ラジカルであり、それぞれのRが独立してR、2から6個の炭素原子を持つアルケニルラジカル、または2から6個の炭素原子を持つアルケニルヒドロカルボノキシラジカルであって、少なくとも一つのRが2から6個の炭素原子を持つアルケニルラジカルもしくは2から6個の炭素原子を持つアルケニルヒドロカルボノキシラジカルであるという条件である、MQ樹脂である。
好適なビニル官能性ポリオルガノシロキサンは、上述の(A)(ii)と同一である。
好適なオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、
MD M、
MD M、
MD
M、
および

からなる群より選択でき、
ここで、
M=RSiO1/2
=H3−gSiO1/2
D=RRSiO2/2
=RHSiO2/2および
Q=SiO4/2であって、
ここで、M、M、DおよびD中のそれぞれのRは独立して、1から40個の炭素原子を持つ一価の炭化水素であり、そして、ここで下付文字gは1であり、かつ下付文字eおよびfは0もしくは正であり、そしてeとfの合計は約10から約100の範囲であり、fおよびgの合計が2もしくはそれ以上であるという条件に従う。有利にはRはメチルもしくはフェニルである。
本発明のシリコーン感圧接着剤組成物は、(i)MQ樹脂とキャッピング剤とを反応させて部分的に末端キャップされたヒドリドラジカルを含むMQ樹脂を提供するステップ、(ii)ステップ(i)からの部分的に末端キャップされたMQ樹脂を一つもしくはそれ以上のビニル官能性ポリオルガノシロキサンと有機アミン触媒の存在下で反応させて中間体産物を提供するステップ、および(iii)ステップ(ii)からの中間体産物をヒドロシリル化触媒と接触させてシリコーン感圧接着剤組成物を作製するステップを含む方法によって作製できる。
代替的に、本発明のシリコーン感圧接着剤組成物は、(a)(i)MQ樹脂(ii)キャッピング剤および(iii)一つもしくはそれ以上のビニル官能性ポリオルガノシロキサンを含む混合物を反応させて中間体産物を提供するステップ、ならびに(b)ステップ(a)の中間体産物をヒドロシリル化触媒と接触させるステップを含む方法によって調製し得る。
上述の方法と関連して、MQ樹脂は、R SiO1/2(”M”)単位とSiO4/2(”Q”)単位とから主になり、それぞれのRは独立して1から6個の炭素原子を持つ一価の炭化水素ラジカルである。さらに、MQ樹脂は、MQ樹脂の全重量に基づいて約1重量%から約4重量%の、Q単位のケイ素原子に結合するヒドロキシルラジカルからなる。該MQ樹脂はヒドリドラジカルを含まない。
キャッピング剤は上述される。それは、R SiX4−a/2であり、ここでそれぞれのRが独立して水素もしくは1から6個の炭素原子を持つ一価の炭化水素ラジカルであって、少なくとも一つのRが水素であるという条件に従い、そしてXがN、ClもしくはOであり、aが約0.5から約2.0である。部分的に末端キャップされたMQ樹脂およびビニル官能性ポリオルガノシロキサンは上述の成分(A)(i)および(A)(ii)と同一である。
任意選択で、ステップ(i)もしくはステップ(a)の反応混合物はカップリング剤を含む。カップリング剤は接着剤の凝集力を変化させるために含み得る。好適なカップリング剤は、構造R SiX4/2の組成物であって、ここでRが1から6個の炭素原子を持つ一価の炭化水素ラジカルであり、XがN、ClもしくはOである組成物を含むがそれらには限定されない。例示的なカップリング剤はビス(ジエチルアミノ)ジメチルシラン、ビス(ジメチルアミノ)ジメチルシラン、ビス(ジメチルアミノ)ジエチルシラン、ビス(ジイソプロピルアミノ)ジメチルシラン、ジメチルジクロロシラン、ジエチルジクロロシラン、ジメトキシジメチルシランおよびジエトキシジメチルシランを含む。
一実施態様において、ステップ(a)の反応混合物中におけるMQ樹脂は、MQ樹脂、シラノールキャッピング剤、カップリング剤およびビニル官能性ポリオルガノシロキサンの全重量に基づいて約48.0重量%から約75.8重量%の量で存在し、キャッピング剤は約0.56重量%から約1.81重量%の量で存在し、カップリング剤は約0.0重量%から約0.08重量%の量で存在し、そしてビニル官能性ポリオルガノシロキサンは約22.3重量%から約51.1重量%の量で存在する。
有利には、ステップ(a)の反応混合物中におけるMQ樹脂は、MQ樹脂、シラノールキャッピング剤、カップリング剤およびビニル官能性ポリオルガノシロキサンの全重量に基づいて約48.0重量%から約65.0重量%の量で存在し、キャッピング剤は約0.65重量%から約1.50重量%の量で存在し、カップリング剤は約0.02重量%から約0.05重量%の量で存在し、そしてビニル官能性ポリオルガノシロキサンは約25.0重量%から約45.0重量%の量で存在する。
シリコーン感圧接着剤組成物は、約80℃から約150℃において、好ましくは約80℃から約130℃において硬化され得る。本発明のシリコーン感圧接着剤組成物は、制御し得る架橋密度と安定な硬化後の性能を持つ。これらは感圧接着剤として有用であり、可撓性であっても剛性であっても固体の基体に対して容易に付着する。組成物は基体表面に対し、ローリング、スプレッディング、スプレーなどの任意の好適なコート手段によって塗布し得、そして硬化される。
基体は、ガラス、金属、多孔質の物質、革、布、有機ポリマー材料、フルオロカーボンポリマー、シリコーンエラストマー、シリコーン樹脂、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリエステルおよびアクリルポリマー、塗装面、ケイ酸質物質などの任意の公知の材質であってよい。
一実施態様において、本発明は本発明の感圧接着剤組成物をその上に接着させて持つ基体を含む物品を提供する。例示的な物品は、感圧テープ、ラベル、転写フィルム、携帯電話、GPSナビゲーションおよびテレビディスプレイもしくは電子部品のような電子デバイスを含むがそれらに限定されない。
以下の実施例は例示を意図しており、本発明の範囲を限定するものでは決してない。特に明示的に述べられない限り、すべての部およびパーセントは、それぞれ重量部および重量パーセントであり、すべての温度は摂氏である。
概説
M=トリメチルシロキシ MeSiO1/2
Vi=ジメチルビニルシロキシ MeViSiO1/2
D=ジメチルシロキシ MeSiO2/2
Vi=メチルビニルシロキシ MeViSiO2/2
フェニル=ジフェニルシロキシ フェニルSiO2/2
T=メチルシロキシ MeSiO3/2
Q=シロキシ SiO4/2
計算
100%固形分における樹脂OHの開始モル=[(100%固形分における樹脂のグラム)×{(OHの%)÷(100×1モルOH)}]÷17グラムOH
ヒドリドのHのモル={(100%固形分における組成物のグラム)×(組成物中の樹脂のグラム)×(100%固形分におけるHのppm)×(1モルH)}÷{(樹脂のグラム+組成物のグラムポリマー)1000000rpm×グラム}
樹脂の残留OHのモル=(樹脂のOHの開始モル)−(ヒドリドのHのモル)
OHとヒドリドのモル%はOHとヒドリドの全モルに基づいて計算される。
SiH/Vの比は、接着剤組成物中のSiH官能基の全モルを接着剤組成物のVi官能基の全モルによって割ることによって計算されるモル比である。
他に特記しない限り、すべての粘度は25℃で測定された。すべてのPSA組成物は、他に特記しない限り25マイクロメートルのポリイミドフィルム上にバーコートされ、10分間風乾され、そして5分間150℃で硬化された。引きはがし接着は、PSTC101、180°、300ミリメートル/分であった。触媒は、実施例において特記しない限りは、MVi115ViのKarstedtであった。
実施例1
この例は付加硬化型PSAの調製のための二段階方法を例示する。この方法において、シラノールMQ樹脂は、最初に官能化されてシラノール−ケイ素ヒドリド官能性MQ樹脂とされ、そして官能化MQ樹脂は、ビニル官能性ポリオルガノシロキサンと反応させられてPSAを製造した。
A. シラノール−ケイ素ヒドリド官能性MQ樹脂の調製
353.4グラムの、トルエン中60.6重量%としての、M/Q=0.7かつ2.70重量%OH(OH0.3401モル)のMQ樹脂が、窒素雰囲気下において反応容器へと添加された。24.1グラムのトルエン溶液中の20重量%1,1,3,3−テトラメチルジシラザンが攪拌しながらゆっくりと添加された。1時間の攪拌の後、サンプルのSi29NMR分析は、100%固形分の樹脂におけるシラノール−ケイ素ヒドリド樹脂に対し0.82/0.03/1.00(M/M/QOH)を示した。100%固形分中のヒドリドは、気体定量法によると307ppmであった。上述の計算法を用いると、シラノール−ケイ素ヒドリド樹脂は0.2744モルのOH(80.7モル%)と0.0658モルのH(19.3モル%H)とを持つ。
B. 感圧接着剤の調製
220.0グラムの、上述の(A)のシラノールケイ素ヒドリド官能性MQ樹脂が、100.0グラムのMD6750Vi 13M(100重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)および100.0グラムのトルエンと共に1リットルの反応器へと添加された。樹脂対ポリマーの比は1.27である。混合物は1時間還流乾燥され、その後還流温度未満に冷却され、そのときに0.18グラムのビス(ジイソプロピルアミノ)ジメチルシランが添加され、再び1時間還流された。酸として0〜10ppmのリン酸によって過剰の塩基が中和され、そして過剰のトルエンが除去され、生じた組成物が室温へと冷却された。25℃で接着剤組成物の粘度は73,400cpsであり、57.1%固形分であり、100%固形分を基にして63ppmヒドリドであった。SiH/Vi比は2.4であった。25.0グラムのサンプルが取り出され、固形分を基にして25ppmの白金が添加され、そして25マイクロメートルポリイミドフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として45マイクロメートルでバーコートされた。硬化は105℃で5分間であった。感圧接着剤の性能は583g/インチ引きはがし接着であった。
C. シラノール−ケイ素ヒドリド官能性MQ樹脂の調製
500.0グラムの、トルエン中60.6%固形分としての、M/Q=0.7かつ200重量%OH(OH0.3565モル)のMQ樹脂が、窒素雰囲気下において反応容器へと添加された。7.3グラムのジメチルハイドロジェンクロロシランが攪拌しながらゆっくりと添加された。1時間の攪拌後、溶液は1時間還流され、残留酸(HCl)が17ppmであると測定された。サンプルのNMR分析によって、MQ樹脂のシラノール基が部分的にキャップされシラノール−ケイ素ヒドリド樹脂を生じたことが確認された。100%固形分でのヒドリドは気体定量法によると290ppmであった。上述の計算方法を用いると、シラノール−ケイ素ヒドリド樹脂は0.286モルのOH(75.4モル%)と0.0879モルのH(24.6モル%H)を持つ。
D. 感圧接着剤の調製
458.0グラムの上述の(B)のシラノール−ケイ素ヒドリド官能性MQ樹脂が、32.1グラムのMViVi 3200Vi(28重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、59.5グラムのMVi800Vi(52.0重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、22.9グラムのMVi 952.5(20.0重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、0.1グラムイソプロピルアミン、および0.11グラムのビス(ジイソプロピルアミノ)ジメチルシランと共に1リットルの反応器へと添加された。樹脂対ポリマーの比は2.6であった。混合物は1時間還流乾燥され、そして冷却された。酸として0〜10ppmのリン酸によって過剰の塩基が中和された。接着剤組成物の粘度は640センチポアであった。それは25℃で74.9%固形分を含み、100%固形分を基にして136ppmのヒドリドを含んだ。SiH/Viの比は4.8であった。25.0グラムのサンプルが取り出され、トルエン溶液中の白金Ashby触媒として100ppmを用いて固形分を基にして25ppmの白金が添加され、そして50マイクロメートルのポリエステルフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として125マイクロメートルでバーコートされた。硬化は135℃で5分間であった。感圧接着剤の性能は4000g/インチ引きはがし接着(測定装置の限界値)より大きく、100g/cm1秒dwellのPolyken Probe Tack(粘着性)が50g/cm未満であった。
E. シラノール−ケイ素ヒドリド官能性MQ樹脂の調製
500.0グラムの、トルエン中60.6重量%固形分の、M/Q=0.7かつ2.00重量%OH(0.3565モルOH)のMQ樹脂が窒素雰囲気下で反応容器に添加された。4.5グラムの1,1,3,3−テトラメチルジシロキサンと0.5グラムの濃塩酸が攪拌しながら添加された。1時間の攪拌後、溶液は1時間還流され、残留の酸(HCl)が5ppmであると測定された。サンプルのNMR分析によって、MQ樹脂シラノール基が部分的にキャップされ、シラノール−ケイ素ヒドリド樹脂を生じたことが確認された。気体定量法によると100%固形分中のヒドリドは62ppmであった。上述の計算法を用いると、シラノール−ケイ素ヒドリド樹脂は0.3377モルのOH(94.7モル%)と0.0188モルのH(5.3モル%H)とを持つ。
F. 感圧接着剤の調製
458.0グラムの、上述の(E)のシラノール−ケイ素ヒドリド官能性MQ樹脂が、32.1グラムのMViVi 3200Vi(28重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、59.5グラムのMVi800Vi(52.0重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、22.9グラムのMVi 952.5(20重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、0.1グラムのイソプロピルアミン、および0.11グラムのビス(ジイソプロピルアミノ)ジメチルシランと共に1リットルの反応器へと添加された。樹脂対ポリマーの比は2.6であった。混合物は1時間還流乾燥され、そして冷却された。酸として0〜10ppmのリン酸によって過剰の塩基が中和された。接着剤組成物の粘度は640センチポアであった。それは、25度において74.9%の固形分と100%固形分を基にして136ppmのヒドリドを含んでいた。SiH/Viの比は1.0であった。25.0グラムのサンプルが取り出され、固形分を基にして25ppmの白金が添加され、45マイクロメートルのポリエステルフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として125マイクロメートルでバーコートされた。硬化は135℃5分間であった。感圧接着剤の性能は4000g/インチ引きはがし接着(測定装置の限界値)より大きく、100g/cm1秒dwellのPolyken Probe Tackが50g/cm未満であった。
実施例2
実施例2は、in−situ官能化MQ樹脂からの付加硬化型PSAの調製方法を例示する。
1リットルの反応器に対し、150.0グラムのMViVi 6600Vi(100重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、325グラムの10.4cstkの60%トルエン溶液のMQ樹脂(M/Q=0.7、2.70重量%OH(0.3097モルのOH))、および150.0グラムのトルエンが充填された。樹脂対ポリマーの比は1.30であった。混合物は還流乾燥され、10.0グラムの20重量%のトルエン溶液の1,1,3,3−テトラメチルジシラザンがゆっくりと添加され、室温にて2時間攪拌された。室温でのさらなる1時間の攪拌ののち、混合物は1時間還流され、酸として0〜10ppmのリン酸によって過剰の塩基が中和され、そして過剰のトルエンが除去され、生じた組成物が室温へと冷却された。25℃で接着剤組成物の粘度は408,000cpsであり、70.8%固形分であり、気体定量法によると100%固形分を基にして63ppmヒドリドであった。上述の計算法を用いると、シラノール−ケイ素ヒドリド樹脂は、還流前に0.305モルのOH(98.6モル%)と0.0045モルのH(1.4モル%H)とを持つ。SiH/Vi比は4.9であった。
25.0グラムのサンプルが取り出され、トルエン溶液中の白金Ashby触媒として1000ppmを用いて固形分を基にして55ppmの白金が添加され、そして25マイクロメートルのポリイミドフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として42マイクロメートルでバーコートされた。感圧接着剤の性能は824g/インチ引きはがし接着であり、そしてShear Adhesion Failure Temperature(SAFT)は、1インチ×1インチのオーバーラップで1Kg重量で345℃であった。このコートされたフィルムは1ヶ月後に再試験され、引きはがし接着は908g/インチであった。
比較例1
実施例2における、1,1,3,3−テトラメチルジシラザンの代わりに1グラムの水酸化アンモニウムを用いたことを除いて、実施例2が繰り返された。調製された組成物は硬化せず、試験されると凝集破壊した。2重量%の過酸化ベンゾイルが固形分原料に添加されると、組成物は硬化して、302℃のSAFTをもたらした。
実施例3から11は、in−situ官能化MQ樹脂とさまざまなビニル官能性ポリジオルガノシロキサンとから調製された付加硬化型PSAを例示する。
実施例3
1リットルの反応器に、100.0グラムのMViVi 4100Vi(100重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、220.0グラムの10.4cstks60%トルエン溶液のMQ樹脂(M/Q=0.7、2.00重量%OH(0.1553モルのOH))、および100.0グラムのトルエンが充填された。樹脂対ポリマーの比は1.32であった。混合物は還流乾燥され、13.0グラムの20重量%トルエン溶液の1,1,3,3−テトラメチルジシラザンがゆっくりと添加され、室温で2時間攪拌された。室温での1時間の攪拌ののち、混合物は1時間還流された。酸として0〜10ppmのリン酸によって過剰の塩基が中和され、そして過剰のトルエンが除去され、生じた組成物が室温へと冷却された。25℃で接着剤組成物の粘度は80,400cpsであり、72.2%固形分であり、100%固形分を基にして39ppmヒドリドであった。上述の計算法を用いると、シラノール−ケイ素ヒドリド樹脂は、還流前に0.1501モルのOH(96.7モル%)と0.0051モルのH(3.3モル%H)とを持つ。SiH/Vi比は4.9であった。
25.0グラムのサンプルが取り出され、固形分を基にして25ppmの白金が添加され、そして25マイクロメートルポリイミドフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として42マイクロメートルでバーコートされた。感圧接着剤の性能は570g/インチ引きはがし接着であった。
実施例4
1リットルの反応器に、100.0グラムのMViVi 3200Vi(100重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、220.0グラムの10.4cstks60%トルエン溶液のMQ樹脂(M/Q=0.7、2.00重量%OH(0.1553モルのOH))、および100.0グラムのトルエンが充填された。樹脂対ポリマーの比は1.32であった。混合物は還流乾燥され、13.0グラムの20重量%トルエン溶液の1,1,3,3−テトラメチルジシラザンがゆっくりと添加され、室温で2時間攪拌された。室温での1時間の攪拌ののち、混合物は1時間還流された。酸として0〜10ppmのリン酸によって過剰の塩基が中和され、そして過剰のトルエンが除去され、生じた組成物が室温へと冷却された。25℃で接着剤組成物の粘度は83,600cpsであり、72.5%固形分であり、100%固形分を基にして37ppmヒドリドであった。上述の計算法を用いると、シラノール−ケイ素ヒドリド樹脂は、還流前に0.1504モルのOH(96.9モル%)と0.0049モルのH(3.1モル%H)とを持つ。SiH/Vi比は5.1であった。
25.0グラムのサンプルが取り出され、固形分を基にして25ppmの白金が添加され、そして25マイクロメートルポリイミドフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として42マイクロメートルでバーコートされた。感圧接着剤の性能は758g/インチ引きはがし接着であった。このコートされたフィルムは1ヶ月後に再試験され、引きはがし接着は826g/インチであった。
実施例5
1リットルの反応器に、100.0グラムのMViVi 136750Vi(100重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、220.0グラムの10.0cstks60%トルエン溶液のMQ樹脂(M/Q=0.7、2.70重量%OH(0.2096モルのOH))が充填された。樹脂対ポリマーの比は1.32であった。混合物は還流乾燥され、3.0グラムの1,1,3,3−テトラメチルジシラザンが0.18グラムのビス−(ジイソプロピルアミノ)ジメチルシランと共にゆっくりと添加された。混合物は室温で2時間攪拌され、1時間還流された。酸として0〜10ppmのリン酸によって過剰の塩基が中和され、そして過剰のトルエンが除去され、生じた組成物が室温へと冷却された。25℃で接着剤組成物の粘度は73,500cpsであり、57.2%固形分であり、100%固形分を基にして63ppmヒドリドであった。上述の計算法を用いると、シラノール−ケイ素ヒドリド樹脂は、還流前に0.2013モルのOH(96.0モル%)と0.0083モルのH(4.0モル%H)とを持つ。SiH/Vi比は3.6であった。
25.0グラムのサンプルが取り出され、固形分を基にして25ppmの白金が添加され、そして45マイクロメートルポリエステルフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として162マイクロメートルでバーコートされ、135℃で5分間硬化された。引きはがし接着は583g/インチであった。
実施例6
1リットルの反応器に、100.0グラムのMViVi 4200 フェニル 250 Vi(100重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、220.0グラムの10.4cstks60%トルエン溶液のMQ樹脂(M/Q=0.7、2.70重量%OH(0.2096モルのOH))、および100.0グラムのトルエンが充填された。樹脂対ポリマーの比は1.32であった。混合物は還流乾燥され、13.0グラムの20重量%トルエン溶液の1,1,3,3−テトラメチルジシラザンが0.18グラムのビス−(ジイソプロピルアミノ)ジメチルシランと共にゆっくりと添加された。混合物は室温で2時間攪拌され、1時間還流された。酸として0〜10ppmのリン酸によって過剰の塩基が中和され、そして過剰のトルエンが除去され、生じた組成物が室温へと冷却された。25℃で接着剤組成物の粘度は31,700cpsであり、59.8%固形分であり、100%固形分を基にして73ppmヒドリドであった。上述の計算法を用いると、シラノール−ケイ素ヒドリド樹脂は、還流前に0.2000モルのOH(95.4モル%)と0.0091モルのH(4.6モル%H)とを持つ。SiH/Vi比は18.6であった。
25.0グラムのサンプルが取り出され、固形分を基にして15ppmの白金が添加され、そして25マイクロメートルポリイミドフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として45マイクロメートルでバーコートされた。感圧接着剤の性能は936g/インチ引きはがし接着であった。
実施例7
1リットルの反応器に、100.0グラムのMViVi 6500フェニル 380Vi(100重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、220.0グラムの10.4cstks60%トルエン溶液のMQ樹脂(M/Q=0.7、2.70重量%OH(0.2096モルのOH))、および100.0グラムのトルエンが充填された。樹脂対ポリマーの比は1.32であった。混合物は還流乾燥され、13.0グラムの20重量%トルエン溶液の1,1,3,3−テトラメチルジシラザンが0.18グラムのビス−(ジイソプロピルアミノ)ジメチルシランと共にゆっくりと添加された。混合物は室温で2時間攪拌され、1時間還流された。酸として0〜10ppmのリン酸によって過剰の塩基が中和され、そして過剰のトルエンが除去され、生じた組成物が室温へと冷却された。25℃で接着剤組成物の粘度は84,800cpsであり、71.1%固形分であり、100%固形分を基にして91ppmヒドリドであった。上述の計算法を用いると、シラノール−ケイ素ヒドリド樹脂は、還流前に0.1976モルのOH(94.3モル%)と0.0091モルのH(5.7モル%H)とを持つ。SiH/Vi比は23.0であった。
25.0グラムのサンプルが取り出され、固形分を基にして80ppmの白金が添加され、そして25マイクロメートルポリイミドフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として45マイクロメートルでバーコートされた。感圧接着剤の性能は923g/インチ引きはがし接着であった。
実施例8
1リットルの反応器に、100.0グラムのMVi800Vi(100重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、286.0グラムの10.4cstks60%トルエン溶液のMQ樹脂(M/Q=0.7、2.70重量%OH(0.2725モルのOH))が充填された。樹脂対ポリマーの比は1.72であった。混合物は還流乾燥され、16.9グラムの20重量%トルエン溶液の1,1,3,3−テトラメチルジシラザンがゆっくりと添加され、室温で2時間攪拌された。混合物は1時間還流された。酸として0〜10ppmのリン酸によって過剰の塩基が中和され、そして過剰のトルエンが除去され、生じた組成物が室温へと冷却された。25℃で接着剤組成物の粘度は3,120cpsであり、82.4%固形分であり、100%固形分を基にして149ppmヒドリドであった。上述の計算法を用いると、シラノール−ケイ素ヒドリド樹脂は、還流前に0.2470モルのOH(90.6モル%)と0.0256モルのH(9.4モル%H)とを持つ。SiH/Vi比は18.0であった。
25.0グラムのサンプルが取り出され、固形分を基にして80ppmの白金が添加され、そして25マイクロメートルポリイミドフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として45マイクロメートルでバーコートされた。感圧接着剤の性能は、引きはがし接着については凝集破壊であり、そしてShear Adhesion Failure Temperature(SAFT)について、1インチ×1インチのオーバーラップで1Kg重量で25℃で凝集破壊した。
実施例9
1リットルの反応器に、100.0グラムのMViVi 3200Vi(100重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、220.0グラムの10.4cstks60%トルエン溶液のMQ樹脂(M/Q=0.7、2.70重量%OH(0.2096モルのOH))、および100.0グラムのトルエンが充填された。樹脂対ポリマーの比は1.32であった。混合物は還流乾燥され、6.5グラムの20重量%トルエン溶液の1,1,3,3−テトラメチルジシラザンがゆっくりと添加され、室温で2時間攪拌された。混合物は1時間還流された。酸として0〜10ppmのリン酸によって過剰の塩基が中和され、そして過剰のトルエンが除去され、生じた組成物が室温へと冷却された。25℃で接着剤組成物の粘度は62,000cpsであり、77.9%固形分であり、100%固形分を基にして46ppmヒドリドであった。上述の計算法を用いると、シラノール−ケイ素ヒドリド樹脂は、還流前に0.1990モルのOH(94.9モル%)と0.0107モルのH(5.1モル%H)とを持つ。SiH/Vi比は3.2であった。
25.0グラムのサンプルが取り出され、固形分を基にして81ppmの白金が添加され、そして25マイクロメートルポリイミドフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として45マイクロメートルでバーコートされた。感圧接着剤の性能は、596g/インチ引きはがし接着であり、そしてShear Adhesion Failure Temperature(SAFT)は、1インチ×1インチのオーバーラップで1Kg重量で343℃であった。
実施例10
18.0グラムの20重量%トルエン溶液の1,1,3,3−テトラメチルジシラザンが添加されたことを除いて、実施例3が繰り返された。25℃で接着剤組成物の粘度は58,000cpsであり、77.2%固形分であり、100%固形分を基にして101ppmヒドリドであった。上述の計算法を用いると、シラノール−ケイ素ヒドリド樹脂は、還流前に0.1420モルのOH(91.4モル%)と0.0133モルのH(8.6モル%H)とを持つ。SiH/Vi比は7.0であった。
25.0グラムのサンプルが取り出され、固形分を基にして83ppmの白金が添加され、そして25マイクロメートルポリイミドフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として45マイクロメートルでバーコートされた。感圧接着剤の性能は、539g/インチ引きはがし接着であり、そしてShear Adhesion Failure Temperature(SAFT)は、1インチ×1インチのオーバーラップで1Kg重量で343℃であった。
実施例11
26.0グラムの20重量%トルエン溶液の1,1,3,3−テトラメチルジシラザンが添加されたことを除いて、実施例3が繰り返された。25℃で接着剤組成物の粘度は45,600cpsであり、77.0%固形分であり、100%固形分を基にして259ppmヒドリドであった。上述の計算法を用いると、シラノール−ケイ素ヒドリド樹脂は、還流前に0.1211モルのOH(78.0モル%)と0.0342モルのH(22.0モル%H)とを持つ。SiH/Vi比は18.0であった。
25.0グラムのサンプルが取り出され、固形分を基にして80ppmの白金が添加され、そして25マイクロメートルポリイミドフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として45マイクロメートルでバーコートされた。感圧接着剤の性能は、515g/インチ引きはがし接着であり、そしてShear Adhesion Failure Temperature(SAFT)は、1インチ×1インチのオーバーラップで1Kg重量で343℃であった。
実施例12から22は、in−situ官能化MQ樹脂とビニル官能性ポリオルガノシロキサンの混合物とから調製された付加硬化型PSAを例示する。
実施例12
1リットルの反応器に、130.0グラムのビニル官能性ポリジオルガノシロキサンの混合物(下の表1に示される)、286.0グラムの10.4cstks60%トルエン溶液のMQ樹脂(M/Q=0.7、2.70重量%OH(0.2725モルのOH))が充填された。樹脂対ポリマーの比は1.32であった。混合物は還流乾燥され、16.0グラムの20重量%トルエン溶液の1,1,3,3−テトラメチルジシラザンが0.15グラムのビス(ジイソプロピルアミノ)ジメチルシランと共にゆっくりと添加された。混合物は室温で1時間攪拌され、1時間還流された。酸として0〜10ppmのリン酸によって過剰の塩基が中和され、そして過剰のトルエンが除去され、生じた組成物が室温へと冷却された。25℃での接着剤組成物の粘度は、固形分、100%固形分を基にしたヒドリドのppm、SiH/Vi比は表1に詳細が記される。上述の計算法を用いると、還流前のシラノール−ケイ素ヒドリド樹脂のそれぞれの量は、0.2641モルのOH(96.9モル%)と0.0084モルのH(3.1モル%H);0.2598モルのOH(95.3モル%)と0.0127モルのH(4.7モル%H);0.2532モルのOH(92.9モル%)と0.0194モルのH(7.1モル%H)を持つ。
25.0グラムのサンプルが取り出され、固形分を基にして80ppmの白金が添加され、そして25マイクロメートルポリイミドフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として45マイクロメートルでバーコートされた。引きはがし接着の結果は表1に示される。硬化した接着剤は回収され、残留ケイ素ヒドリドが測定されたが、これらのPSAにおいては検出されなかった。
Figure 0006091518
この実施例は、残留シラノール基が医薬品/ビタミンのような添加物と負の相互作用をするような用途に好適な組成物を作製する、感圧接着剤の調のあとの残留シラノール基末端キャップについて例示する。
実施例13
1リットルの反応器に、65.0グラムのMViVi 3200Vi(50重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、65.0グラムのMVi800Vi(50重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、286.0グラムの10.4cstks60%トルエン溶液のMQ樹脂(M/Q=0.7、2.70重量%OH(0.2725モルのOH))、および100.0グラムのトルエンが充填された。樹脂対ポリマーの比は1.32であった。混合物は還流乾燥され、3.2グラムの1,1,3,3−テトラメチルジシラザンが0.15グラムのビス(ジイソプロピルアミノ)ジメチルシランと共にゆっくりと添加され、室温で2時間攪拌された。上述の計算法を用いると、次の添加と還流の前のシラノール−ケイ素ヒドリド樹脂の量は、0.2559モルのOH(93.9モル%)と0.0166モルのH(6.1モル%H)を持つ。混合物は1時間還流され、90℃未満に冷やされた。7.0グラムのヘキサメチルジシラザンが添加され、混合物は再び1時間還元された。酸として0〜10ppmのリン酸によって過剰の塩基が中和され、そして過剰のトルエンが除去され、生じた組成物が室温へと冷却された。25℃で接着剤組成物の粘度は30,300cpsであり、84.3%固形分であり、100%固形分を基にして97ppmヒドリドであった。SiH/Vi比は6.4であった。
25.0グラムのサンプルが取り出され、固形分を基にして25ppmの白金が添加され、そして25マイクロメートルポリイミドフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として97マイクロメートルでバーコートされ、135℃で5分間硬化された。引きはがし接着は1767g/インチであった。
実施例14
3リットルの反応器に、165.0グラムのMViVi 3200Vi(40重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、165.0グラムのMVi800Vi(40重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、83.0グラムのMVi 952.5(20重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、827.0グラムの10.4cstks60%トルエン溶液のMQ樹脂(M/Q=0.7、2.70重量%OH(0.7876モルのOH))、および250.0グラムのトルエンが充填された。樹脂対ポリマーの比は1.20であった。混合物は還流乾燥され、50.8グラムの20重量%トルエン溶液の1,1,3,3−テトラメチルジシラザンが0.65グラムのビス(ジイソプロピルアミノ)ジメチルシランと共にゆっくりと添加された。混合物は室温で2時間攪拌され、1時間還流された。酸として0〜10ppmのリン酸によって過剰の塩基が中和され、そして過剰のトルエンが除去され、生じた組成物が室温へと冷却された。25℃で接着剤組成物の粘度は17,800cpsであり、85.0%固形分であり、100%固形分を基にして63ppmヒドリドであった。上述の計算法を用いると、シラノール−ケイ素ヒドリド樹脂は、還流前に0.7564モルのOH(96.0モル%)と0.0312モルのH(4.0モル%H)とを持つ。SiH/Vi比は1.4であった。
25.0グラムのサンプルが取り出され、固形分を基にして25ppmの白金が添加され、そして25マイクロメートルポリイミドフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として45マイクロメートルでバーコートされ、105℃で5分間硬化された。引きはがし接着は837g/インチであった。
実施例15
1リットルの反応器に、33.5グラムのMViVi 3200Vi(20重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、100.3グラムのMVi800Vi(60重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、33.5グラムのMVi 952.5(20重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、476.8グラムの6.6cstks60%トルエン溶液のMQ樹脂(M/Q=1.1、2.50重量%OH(0.4207モルのOH))が充填された。樹脂対ポリマーの比は1.71であった。混合物は還流乾燥され、5.7グラムの1,1,3,3−テトラメチルジシラザンが0.25グラムのビス(ジイソプロピルアミノ)ジメチルシランと共にゆっくりと添加された。混合物は室温で2時間攪拌され、1時間還流された。酸として0〜10ppmのリン酸によって過剰の塩基が中和され、そして過剰のトルエンが除去され、生じた組成物が室温へと冷却された。25℃で接着剤組成物の粘度は25,000cpsであり、90.5%固形分であり、100%固形分を基にして112ppmヒドリドであった。上述の計算法を用いると、シラノール−ケイ素ヒドリド樹脂は、還流前に0.3887モルのOH(92.4モル%)と0.0320モルのH(7.6モル%H)とを持つ。SiH/Vi比は3.0であった。
25.0グラムのサンプルが取り出され、固形分を基にして25ppmの白金が添加され、そして25マイクロメートルポリイミドフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として95マイクロメートルでバーコートされ、135℃で5分間硬化された。引きはがし接着は3831g/インチであり、100g/cm1秒dwellのPolyken Probe Tackが1539g/cmであった。
実施例16
1リットルの反応器に、13.0グラムのMViVi 3200Vi(10重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、117.0グラムのMVi800Vi(90重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、238.0グラムの10.4cstks60%トルエン溶液のMQ樹脂(M/Q=0.7、2.70重量%OH(0.2270モルのOH))、および100.0グラムのトルエンが充填された。樹脂対ポリマーの比は1.10であった。混合物は還流乾燥され、3.2グラムの1,1,3,3−テトラメチルジシラザンが0.15グラムのビス(ジイソプロピルアミノ)ジメチルシランと共にゆっくりと添加された。混合物は室温で2時間攪拌され、1時間還流された。酸として0〜10ppmのリン酸によって過剰の塩基が中和され、そして過剰のトルエンが除去され、生じた組成物が室温へと冷却された。25℃で接着剤組成物の粘度は16,700cpsであり、91.0%固形分であり、100%固形分を基にして75ppmヒドリドであった。上述の計算法を用いると、シラノール−ケイ素ヒドリド樹脂は、還流前に0.2162モルのOH(95.3モル%)と0.0107モルのH(4.7モル%H)とを持つ。SiH/Vi比は4.6であった。
25.0グラムのサンプルが取り出され、固形分を基にして25ppmの白金が添加され、そして25マイクロメートルポリイミドフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として92マイクロメートルでバーコートされ、135℃で5分間硬化された。引きはがし接着は1243g/インチであった。
実施例17
1リットルの反応器に、13.0グラムのMViVi 3200Vi(8.3重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、117.0グラムのMVi800Vi(74.5重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、27.0グラムのMVi 952.5(17.2重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、288.0グラムの10.4cstks60%トルエン溶液のMQ樹脂(M/Q=0.7、2.70重量%OH(0.2744モルのOH))、および100.0グラムのトルエンが充填された。樹脂対ポリマーの比は1.10であった。混合物は還流乾燥され、4.8グラムの1,1,3,3−テトラメチルジシラザンが0.15グラムのビス(ジイソプロピルアミノ)ジメチルシランと共にゆっくりと添加された。混合物は室温で2時間攪拌され、1時間還流された。酸として0〜10ppmのリン酸によって過剰の塩基が中和され、そして過剰のトルエンが除去され、生じた組成物が室温へと冷却された。25℃で接着剤組成物の粘度は29,000cpsであり、95.1%固形分であり、100%固形分を基にして77ppmヒドリドであった。上述の計算法を用いると、シラノール−ケイ素ヒドリド樹脂は、還流前に0.2611モルのOH(95.2モル%)と0.0133モルのH(4.8モル%H)とを持つ。SiH/Vi比は1.8であった。
25.0グラムのサンプルが取り出され、固形分を基にして25ppmの白金が添加され、そして25マイクロメートルポリイミドフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として97マイクロメートルでバーコートされ、135℃で5分間硬化された。引きはがし接着は642g/インチであった。
実施例18
1リットルの反応器に、13.0グラムのMViVi 3200Vi(7.1重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、117.0グラムのMVi800Vi(63.6重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、54.0グラムのMVi 952.5(29.3重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、288.0グラムの10.4cstks60%トルエン溶液のMQ樹脂(M/Q=0.7、2.70重量%OH(0.2744モルのOH))、および100.0グラムのトルエンが充填された。樹脂対ポリマーの比は0.94であった。混合物は還流乾燥され、3.2グラムの1,1,3,3−テトラメチルジシラザンが0.15グラムのビス(ジイソプロピルアミノ)ジメチルシランと共にゆっくりと添加された。混合物は室温で2時間攪拌され、1時間還流された。酸として0〜10ppmのリン酸によって過剰の塩基が中和され、そして過剰のトルエンが除去され、生じた組成物が室温へと冷却された。25℃で接着剤組成物の粘度は8,400cpsであり、91.6%固形分であり、100%固形分を基にして70ppmヒドリドであった。上述の計算法を用いると、シラノール−ケイ素ヒドリド樹脂は、還流前に0.2623モルのOH(95.6モル%)と0.0121モルのH(4.4モル%H)とを持つ。SiH/Vi比は1.1であった。
25.0グラムのサンプルが取り出され、固形分を基にして25ppmの白金が添加され、そして25マイクロメートルポリイミドフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として95マイクロメートルでバーコートされ、135℃で5分間硬化された。引きはがし接着は524g/インチであった。
実施例19
1リットルの反応器に、12.0グラムのMViVi 3200Vi(8.4重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、107.0グラムのMVi800Vi(74.6重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、24.3グラムのMVi 952.5(17.0重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、432.0グラムの10.4cstks60%トルエン溶液のMQ樹脂(M/Q=0.7、2.70重量%OH(0.4118モルのOH))が充填された。樹脂対ポリマーの比は1.81であった。混合物は還流乾燥され、4.8グラムの1,1,3,3−テトラメチルジシラザンが0.15グラムのビス(ジイソプロピルアミノ)ジメチルシランと共にゆっくりと添加された。混合物は室温で2時間攪拌され、1時間還流された。酸として0〜10ppmのリン酸によって過剰の塩基が中和され、そして過剰のトルエンが除去され、生じた組成物が室温へと冷却された。25℃で接着剤組成物の粘度は6,920cpsであり、87.9%固形分であり、100%固形分を基にして134ppmヒドリドであった。上述の計算法を用いると、シラノール−ケイ素ヒドリド樹脂は、還流前に0.3770モルのOH(91.6モル%)と0.0347モルのH(8.4モル%H)とを持つ。SiH/Vi比は4.1であった。
25.0グラムのサンプルが取り出され、固形分を基にして25ppmの白金が添加され、そして50マイクロメートルポリエステルフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として95マイクロメートルでバーコートされ、135℃で5分間硬化された。引きはがし接着は3042g/インチであった。
比較例2
高分子量のMViVi 3200Viを除いて実施例19が繰り返された。25℃で接着剤組成物の粘度は2,560cpsであり、84.2%固形分であり、100%固形分を基にして122ppmヒドリドであった。上述の計算法を用いると、シラノール−ケイ素ヒドリド樹脂は、還流前に0.4118モルのOH(92.3モル%)と0.0316モルのH(7.7モル%H)とを持つ。SiH/Vi比は3.8であった。
25.0グラムのサンプルが取り出され、固形分を基にして25ppmの白金が添加され、そして50マイクロメートルポリエステルフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として89マイクロメートルでバーコートされ、135℃で5分間硬化された。引きはがし接着は3061g/インチであり、凝集破壊を伴った。
実施例20
3リットルの反応器に、115.0グラムのMViVi 3200Vi(28.0重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、213.0グラムのMVi800Vi(52.0重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、82.0グラムのMVi 952.5(20.0重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、1117.0グラムの10.4cstks60%トルエン溶液のMQ樹脂(M/Q=0.7、2.70重量%OH(1.0644モルのOH))、250.0グラムの6.6cstks60%トルエン溶液のMQ樹脂(M/Q=1.1、2.50重量%OH(0.2206モルのOH))が充填された。樹脂混合物のOHのモルは1.2850であった。樹脂対ポリマーの比は2.0であった。混合物は還流乾燥され、14.0グラムの1,1,3,3−テトラメチルジシラザンが0.40グラムのビス(ジイソプロピルアミノ)ジメチルシランと共にゆっくりと添加された。混合物は室温で2時間攪拌され、1時間還流された。酸として0〜10ppmのリン酸によって過剰の塩基が中和され、そして過剰のトルエンが除去され、生じた組成物が室温へと冷却された。25℃で接着剤組成物の粘度は6,400cpsであり、87.4%固形分であり、100%固形分を基にして137ppmヒドリドであった。上述の計算法を用いると、シラノール−ケイ素ヒドリド樹脂は、還流前に1.1902モルのOH(91.4モル%)と0.1124モルのH(8.6モル%H)とを持つ。SiH/Vi比は4.1であった。
25.0グラムのサンプルが取り出され、固形分を基にして25ppmの白金が添加され、そして50マイクロメートルポリエステルフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として101マイクロメートルでバーコートされ、135℃で5分間硬化された。引きはがし接着は7600g/インチであり、100g/cm1秒dwellのPolyken Probe Tackが90g/cmであった。
実施例21
3リットルの反応器に、129.0グラムのMViVi 3200Vi(28.8重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、240.0グラムのMVi800Vi(52.0重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、92.0グラムのMVi 952.5(20.0重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、1117.0グラムの10.4cstks60%トルエン溶液のMQ樹脂(M/Q=0.7、2.70重量%OH(1.0644モルのOH))、250.0グラムの6.6cstks60%トルエン溶液のMQ樹脂(M/Q=1.1、2.50重量%OH(0.2206モルのOH))が充填された。樹脂混合物のOHのモルは1.2850であった。樹脂対ポリマーの比は1.78であった。混合物は還流乾燥され、14.0グラムの1,1,3,3−テトラメチルジシラザンが0.40グラムのビス(ジイソプロピルアミノ)ジメチルシランと共にゆっくりと添加された。混合物は室温で2時間攪拌され、1時間還流された。酸として0〜10ppmのリン酸によって過剰の塩基が中和され、そして過剰のトルエンが除去され、生じた組成物が室温へと冷却された。25℃で接着剤組成物の粘度は6,400cpsであり、87.4%固形分であり、100%固形分を基にして137ppmヒドリドであった。上述の計算法を用いると、シラノール−ケイ素ヒドリド樹脂は、還流前に1.1720モルのOH(91.3モル%)と0.1124モルのH(8.7モル%H)とを持つ。SiH/Vi比は4.1であった。
25.0グラムのサンプルが取り出され、固形分を基にして25ppmの白金が添加され、そして50マイクロメートルポリエステルフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として101マイクロメートルでバーコートされ、135℃で5分間硬化された。引きはがし接着は1930g/インチであり、100g/cm1秒dwellのPolyken Probe Tackが593g/cmであった。
実施例22
1リットルの反応器に、75.0グラムのMViVi 3200Vi(70.0重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、32.0グラムのMVi 952.5(30.0重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、257.0グラムの10.4cstks60%トルエン溶液のMQ樹脂(M/Q=0.7、2.70重量%OH(1.0644モルのOH))、135.5グラムの6.6cstks60%トルエン溶液のMQ樹脂(M/Q=1.1、2.50重量%OH(0.1196モルのOH))が充填された。樹脂混合物のOHのモルは0.3645であった。樹脂対ポリマーの比は2.0であった。混合物は還流乾燥され、4.7グラムの1,1,3,3−テトラメチルジシラザンが0.14グラムのビス(ジイソプロピルアミノ)ジメチルシランと共にゆっくりと添加された。混合物は室温で2時間攪拌され、1時間還流された。酸として0〜10ppmのリン酸によって過剰の塩基が中和され、そして過剰のトルエンが除去され、生じた組成物が室温へと冷却された。25℃で接着剤組成物の粘度は275,000cpsであり、95.7%固形分であり、100%固形分を基にして88ppmヒドリドであった。上述の計算法を用いると、シラノール−ケイ素ヒドリド樹脂は、還流前に0.3438モルのOH(94.3モル%)と0.0207モルのH(5.7モル%H)とを持つ。SiH/Vi比は2.2であった。
25.0グラムのサンプルが取り出され、固形分を基にして25ppmの白金が添加され、そして50マイクロメートルポリエステルフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として75マイクロメートルでバーコートされ、135℃で5分間硬化された。引きはがし接着は4000g/インチであり、100g/cm1秒dwellのPolyken Probe Tackが50g/cmであった。
実施例23
この実施例は、PSA組成物に対して後からビニル官能性ポリジオルガノシロキサンを添加することを例示する。
パートA:3リットルの反応器に、220.0グラムのMViVi 3200Vi(50重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、220.0グラムのMVi800Vi(50重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、815.0グラムの10.4cstks60%トルエン溶液のMQ樹脂(M/Q=0.7、2.70重量%OH(0.7762モルのOH))、および250.0グラムのトルエンが充填された。樹脂対ポリマーの比は1.11であった。混合物は還流乾燥され、11.0グラムの1,1,3,3−テトラメチルジシラザンが0.65グラムのビス(ジイソプロピルアミノ)ジメチルシランと共にゆっくりと添加された。混合物は室温で2時間攪拌され、1時間還流された。酸として0〜10ppmのリン酸によって過剰の塩基が中和され、そして過剰のトルエンが除去され、生じた組成物が室温へと冷却された。25℃で接着剤組成物の粘度は24,100cpsであり、90.0%固形分であり、100%固形分を基にして117ppmヒドリドであった。上述の計算法を用いると、シラノール−ケイ素ヒドリド樹脂は、還流前に0.7190モルのOH(92.6モル%)と0.0572モルのH(7.4モル%H)とを持つ。SiH/Vi比は6.9であった。
パートB:上述のパートAのPSAに対して、下の表2に記されるような重量パーセントのMVi 952.5が添加されてサンプルが調製された。これらに対し、固形分を基にして25ppmの白金が添加され、そして50マイクロメートルポリエステルフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として200マイクロメートルでバーコートされ、135℃で5分間硬化された。
Figure 0006091518
実施例24から31は、本発明の組成物が不飽和のオレフィンおよび/もしくはケイ素ヒドリドおよび/もしくは追加のMQ樹脂と共に配合し得ることを例示する。
実施例24
パートA:3リットルの反応器に、170.0グラムのMViVi 3200Vi(40重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、170.0グラムのMVi800Vi(40重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、85.0グラムのMVi 952.5(20重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、810.0グラムの10.4cstks60%トルエン溶液のMQ樹脂(M/Q=0.7、2.70重量%OH(0.7719モルのOH))、および540.0グラムの6.6cstks60%トルエン溶液のMQ樹脂(M/Q=1.1、2.50重量%OH(0.4765モルのOH))が充填された。樹脂混合物のOHのモルは1.2484であった。樹脂対ポリマーの比は1.90であった。混合物は還流乾燥され、17.0グラムの1,1,3,3−テトラメチルジシラザンが0.40グラムのビス(ジイソプロピルアミノ)ジメチルシランと共にゆっくりと添加された。混合物は室温で攪拌され、1時間還流された。酸として0〜10ppmのリン酸によって過剰の塩基が中和され、そして過剰のトルエンが除去され、生じた組成物が室温へと冷却された。25℃で接着剤組成物の粘度は1,158cpsであり、73.9%固形分であり、100%固形分を基にして149ppmヒドリドであった。上述の計算法を用いると、シラノール−ケイ素ヒドリド樹脂は、還流前に1.1278モルのOH(90.3モル%)と0.01206モルのH(9.7モル%H)とを持つ。SiH/Vi比は4.2であった。
25.0グラムのサンプルが取り出され、トルエン溶液中の1800ppm白金Ashbyから固形分を基にして45ppmの白金が添加され、そして25マイクロメートルのポリイミドフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として45マイクロメートルでバーコートされ、105℃で5分間硬化された。感圧接着剤の性能は2327g/インチ引きはがし接着であり、100g/cm1秒dwellのPolyken Probe Tackが87g/cmであった。
パートB:実施例24のパートAからの接着剤組成物は、下の表3のように配合された。これは、接着性能を変更するためにポリジメチルメチルハイドロジェンシロキサンおよびシロキサン樹脂を含むアルファオレフィンのような反応性希釈剤を添加することによる、本発明の接着剤組成物の変化を例示する。
Figure 0006091518
実施例25
この実施例は下の表4に示すような追加の反応性希釈剤が本発明の付加硬化型PSAとともに配合し得ることを示す。
パートA:3リットルの反応器に、340.0グラムのMViVi 3200Vi(80重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、42.5グラムのMVi800Vi(10重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、42.5グラムのMVi 952.5(10重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、1350.0グラムの10.4cstks60%トルエン溶液のMQ樹脂(M/Q=0.7、2.70重量%OH(1.2865モルのOH))が充填された。樹脂対ポリマーの比は1.91であった。混合物は還流乾燥され、15.0グラムの1,1,3,3−テトラメチルジシラザンが0.40グラムのビス(ジイソプロピルアミノ)ジメチルシランと共にゆっくりと添加された。混合物は室温で攪拌され、1時間還流された。酸として0〜10ppmのリン酸によって過剰の塩基が中和され、そして過剰のトルエンが除去され、生じた組成物が室温へと冷却された。25℃で接着剤組成物の粘度は2,600cpsであり、72.9%固形分であり、100%固形分を基にして140ppmヒドリドであった。上述の計算法を用いると、シラノール−ケイ素ヒドリド樹脂は、還流前に1.1731モルのOH(91.2モル%)と0.1134モルのH(8.8モル%H)とを持つ。SiH/Vi比は6.2であった。
パートB:一連の、不飽和の反応性希釈剤を含有する組成物が配合された。30.0グラムの実施例25のパートAからの接着剤が、0.02グラムの3,5−ジメチルヘキシ−1−イン−3−オール、0.4グラムのMD15 35M、1.2グラムの表4に示される不飽和の希釈剤、およびトルエン溶液中の1800ppmAshby溶液から固形分を基にして10ppmの白金が添加され、そして75マイクロメートルのポリイミドフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として250マイクロメートルでバーコートされ、150℃で10分間硬化された。これらの液化した接着剤配合物は、Brookfiled model DV−II粘度計を用いて100,000cpsであることが見出された。
Figure 0006091518
反応性希釈剤を、残留する非反応性溶媒と交換するのに用い得る。反応性希釈剤の添加は、SiH/Vi比を変化させるので、ポリメチルハイドロジェンシロキサンもしくはポリメチルハイドロジェンシロキサンの混合物はSiH/Vi比を保つために添加された。
90.0グラムの、実施例21からの接着剤に、4.8グラムのCH=CH(CH13CHが添加され、溶媒の除去を促進するための150℃における窒素掃きだしを用いる常圧蒸留による8.5グラムのトルエン除去が続いた。20グラムの混合物に対して、表5のポリメチルハイドロジェンシロキサンが添加され、混合され、25ppmの白金触媒が添加された。それぞれが50マイクロメートルのPETに対しコートされ、135℃で5分間硬化された。
Figure 0006091518
実施例27
3リットルの反応器に、117.5グラムのMViVi 3200Vi(28重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、217.8グラムのMVi800Vi(52.0重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、83.9グラムのMVi 952.5(20.0重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、1467.0グラムの6.6cstks60%トルエン溶液のMQ樹脂(M/Q=1.1、2.50重量%OH(1.2944モルのOH))が充填された。樹脂対ポリマーの比は2.10であった。混合物は還流乾燥され、17.0グラムの1,1,3,3−テトラメチルジシラザンが0.40グラムのビス(ジイソプロピルアミノ)ジメチルシランと共にゆっくりと添加された。混合物は室温で2時間攪拌され、1時間還流された。酸として0〜10ppmのリン酸によって過剰の塩基が中和され、そして過剰のトルエンが除去され、生じた組成物が室温へと冷却された。25℃で接着剤組成物の粘度は480cpsであり、71.0%固形分であり、100%固形分を基にして126ppmヒドリドであった。上述の計算法を用いると、シラノール−ケイ素ヒドリド樹脂は、還流前に1.1835モルのOH(91.4モル%)と0.1109モルのH(8.6モル%H)とを持つ。SiH/Vi比は3.8であった。
25.0グラムのサンプルが取り出され、固形分を基にして25ppmの白金が添加され、そして50マイクロメートルポリエステルフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として101マイクロメートルでバーコートされ、135℃で5分間硬化された。表6は、この組成物、ならびにさまざまなポリジメチルメチルハイドロジェンシロキサンを加えたものの引きはがし接着と1秒接触時間100g/cmのPolyken Probe Tackを示す。表に見られるように、引きはがし接着と粘着度は外部のポリジメチルメチルハイドロジェン−シロキサンの配合によって変化させ得る。
Figure 0006091518
実施例28
3リットルの反応器に、117.5グラムのMViVi 3200Vi(28重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、217.8グラムのMVi800Vi(52.0重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、83.9グラムのMVi 952.5(20.0重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、838.0グラムの10.4cstks60%トルエン溶液のMQ樹脂(M/Q=0.7、2.70重量%OH(0.7986モルのOH))、および559.0グラムの6.6cstks60%トルエン溶液のMQ樹脂(M/Q=1.1、2.50重量%OH(0.4932モルのOH))が充填された。樹脂混合物のOHのモルは1.2918であった。樹脂対ポリマーの比は2.0であった。混合物は還流乾燥され、16.6グラムの1,1,3,3−テトラメチルジシラザンが0.40グラムのビス(ジイソプロピルアミノ)ジメチルシランと共にゆっくりと添加され、室温で2時間攪拌された。混合物は1時間還流された。酸として0〜10ppmのリン酸によって過剰の塩基が中和され、そして過剰のトルエンが除去され、生じた組成物が室温へと冷却された。25℃で接着剤組成物の粘度は2120cpsであり、81.2%固形分であり、100%固形分を基にして183ppmヒドリドであった。上述の計算法を用いると、シラノール−ケイ素ヒドリド樹脂は、還流前に1.1384モルのOH(88.1モル%)と0.1534モルのH(11.9モル%H)とを持つ。SiH/Vi比は5.4であった。
接着剤組成物はろ過され、1560.0グラムのろ過された70.9%固形分の接着剤は55.4グラムのCH=CH(CH13、8.1グラムのMD15 35M、48.0グラムのMD17 Mおよび246.2グラムの10.4cstks60%トルエン溶液のMQ樹脂(M/Q=0.7、2.7重量%シラノール濃度)と混合された。混合物は揮発性物質を除去するために窒素置換しながら160℃まで熱された。室温まで冷却された後、溶媒を含まない組成物の粘度は80,000cpsと測定された。ヒドリド含量は255ppmであった。
2つの25.0グラムのサンプルが取り出され、上述の白金触媒とトルエン中10重量%溶液のAshby触媒とを用いて固形分を基にして25ppmの白金が添加され、そして50マイクロメートルのポリエステルフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として150マイクロメートルでバーコートされ、135℃で5分間硬化された。表7は、この異なる触媒を用いた、溶媒を含まない組成物の引きはがし接着と1秒接触時間100g/cmのPolyken Probe Tackを示す。表に見られるように、Karstedt触媒はビニル官能性シロキサンキャリアのために硬化接着性能を変化させる。
Figure 0006091518
実施例29
3リットルの反応器に、117.5グラムのMViVi 3200Vi(28重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、217.8グラムのMVi800Vi(52.0重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、83.9グラムのMVi 952.5(20.0重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、838.0グラムの10.4cstks60%トルエン溶液のMQ樹脂(M/Q=0.7、2.70重量%OH(0.7986モルのOH))、および559.0グラムの6.6cstks60%トルエン溶液のMQ樹脂(M/Q=1.1、2.50重量%OH(0.4932モルのOH))が充填された。樹脂混合物のOHのモルは1.2918であった。樹脂対ポリマーの比は2.0であった。混合物は還流乾燥され、16.6グラムの1,1,3,3−テトラメチルジシラザンが0.40グラムのビス(ジイソプロピルアミノ)ジメチルシランと共にゆっくりと添加され、室温で2時間攪拌された。混合物は1時間還流された。酸として0〜10ppmのリン酸によって過剰の塩基が中和され、そして過剰のトルエンが除去され、生じた組成物が室温へと冷却された。25℃で接着剤組成物の粘度は3090cpsであり、76.9%固形分であり、100%固形分を基にして145ppmヒドリドであった。Si 29 分析は、シラノール官能性を持つシルセスキオキサン樹脂(MQ樹脂)の1,1,3,3−テトラメチルジシラザンを用いるin−situ部分的キャップ化が起きたことを確証した。上述の計算法を用いると、シラノール−ケイ素ヒドリド樹脂は、還流前に1.1703モルのOH(90.6モル%)と0.1215モルのH(9.4モル%H)とを持つ。SiH/Vi比は4.1であった。
接着剤組成物はろ過され、1100.0グラムのろ過された70.9%固形分の接着剤は22.0グラムのCH=CH(CH13、7.3グラムのMD15 35M、36.7グラムのMD17 Mおよび100.0グラムの10.4cstks60%トルエン溶液のMQ樹脂(M/Q=0.7、0.0953モルのOH)と混合された。混合物は揮発性物質を除去するために窒素置換しながら160℃まで熱された。樹脂対ポリマーの比は2.2であった。室温まで冷却された後、溶媒を含まない組成物の粘度は114,000cpsと測定された。ヒドリド含量は209ppmであった。
2つの25.0グラムのサンプルが取り出され、上述の白金触媒とトルエン中10重量%溶液のAshby触媒とを用いて固形分を基にして25ppmの白金が添加され、そして50マイクロメートルのポリエステルフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として150マイクロメートルでバーコートされ、135℃で5分間硬化された。表8は、この異なる触媒を用いた、溶媒を含まない組成物の引きはがし接着と1秒接触時間100g/cmのPolyken Probe Tackを示す。表に見られるように、Karstedt触媒はビニル官能性シロキサンキャリアのために硬化接着性能を変化させる。
Figure 0006091518
実施例30
3リットルの反応器に、115.0グラムのMViVi 3200Vi(28重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、213.0グラムのMVi800Vi(52.0重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、82.0グラムのMVi 952.5(20.0重量%のポリオルガノシロキサンポリマー)、1117.0グラムの10.4cstks60%トルエン溶液のMQ樹脂(M/Q=0.7、2.70重量%OH(1.0644モルのOH))、および250.0グラムの6.6cstks60%トルエン溶液のMQ樹脂(M/Q=1.1、2.50重量%OH(0.2206モルのOH))、50.0グラムのCH=CH(CH13CHが充填された。樹脂混合物のOHのモルは1.2850であった。樹脂対ポリマーの比は2.0であった。混合物は還流乾燥され、13.0グラムの1,1,3,3−テトラメチルジシラザンが0.50グラムのビス(ジイソプロピルアミノ)ジメチルシランと共に50℃未満で攪拌しながらゆっくりと添加された。混合物は1時間還流された。酸として0〜10ppmのリン酸によって過剰の塩基が中和され、そして生じた組成物が室温へと冷却された。25℃で接着剤組成物の粘度は688cpsであり、71.0%固形分であり、100%固形分を基にして132ppmヒドリドであった。上述の計算法を用いると、シラノール−ケイ素ヒドリド樹脂は、還流前に1.1568モルのOH(91.4モル%)と0.1083モルのH(8.6モル%H)とを持つ。SiH/Vi比は0.5であった。
25.0グラムのサンプルが取り出され、固形分を基にして25ppmの白金が添加され、そして50マイクロメートルポリエステルフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として101マイクロメートルでバーコートされ、135℃で5分間硬化された。組成物は凝集破壊した。
他の25.0グラムのサンプルに、0.9グラムのMD17 Mが添加され、SiH/Vi=1.0に上昇した。そして、固形分を基にして25ppmの白金が添加され、そして50マイクロメートルポリエステルフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として150マイクロメートルでバーコートされ、135℃で5分間硬化された。引きはがし接着は1414g/インチであり、そして100g/cm1秒接触時間のPolyken Probe Tackが954g/cmであった。
接着剤組成物はろ過され、500.0グラムのこの組成物は8.6グラムのMD17 M、1.3グラムのM25および65.0グラムの10.4cstks60%トルエン溶液のMQ樹脂(M/Q=0.7、2.70重量%シラノール濃度)と混合された。混合物は揮発性物質を除去するために窒素置換しながら160℃まで熱された。最終的な樹脂対ポリマーの比は2.3であった。室温まで冷却された後、溶媒を含まない組成物の粘度は24,800cpsと測定された。ヒドリド含量は378ppmであった。
25.0グラムのサンプルが取り出され、固形分を基にして25ppmの白金が添加され、そして50マイクロメートルポリエステルフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として150マイクロメートルでバーコートされ、135℃で5分間硬化された。引きはがし接着は2683g/インチであり、そして100g/cm1秒接触時間のPolyken Probe Tackが1399g/cmであった。硬化した接着剤の非反応のヒドリドが分析され、それは38ppmであった。
比較のサンプルである、554ppmヒドリドを持つDow Corning(登録商標)接着剤2013は上述のように硬化されると、228ppmの非反応のヒドリドを持っていた。
実施例31
1リットルフラスコに対し、400.0グラムの実施例28の組成物、12.4グラムのCHCHOOCC(CH)R’R’’〔式中R’およびR’’は7個の炭素原子の分岐アルキル基であり、VeVa10(Momentive Specialty Chemicals)として市販されるバーサチック酸ビニルエステルである〕、14.8グラムのMD17 Mが添加された。混合物は揮発性物質を除去するために窒素置換しながら160℃まで熱された。最終的な樹脂対ポリマーの比は1.93であった。室温まで冷却された後、溶媒を含まない組成物の粘度は151,000cpsと測定された。
25.0グラムのサンプルが取り出され、固形分を基にして25ppmの白金が添加され、そして50マイクロメートルポリエステルフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として150マイクロメートルでバーコートされ、135℃で5分間硬化された。引きはがし接着は2748g/インチであり、そして100g/cm1秒接触時間のPolyken Probe Tackが1226g/cmであった。
実施例32
実施例13は、0.15グラムのビス(ジイソプロピルアミノ)ジメチルシランを除いて繰り返された。シラノール−ケイ素ヒドリド樹脂は、還流前に0.2708モルのOHと0.0018モルのHを持ち、99.35モル%OHと0.65モル%H含量に相当する。25℃で接着剤組成物の粘度は4,800cpsであり、72.4%固形分であり、100%固形分を基にして65ppmヒドリドであった。SiH/Vi比は5.2であった。
25.0グラムのサンプルが取り出され、固形分を基にして5ppmの白金が添加され、そして25マイクロメートルポリイミドフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として97マイクロメートルでバーコートされ、150℃で3分間硬化された。引きはがし接着は1093g/インチであった。
実施例33
この実施例は、ビニル官能性MQ樹脂およびシリコーンヒドリドとの混合によって接着性能を変化させ得ることを例示する。
実施例12、16、および31からの接着剤は、接着剤の固形分に基づいて5重量%のMMViQ樹脂固形分、(樹脂はキシレン中60%溶液であり、ビニル含量は1.4重量%)ならびに接着剤の固形分に基づいて1重量%のMD17 Mと混合された。これらは75%固形分の混合物へと調整され、固形分を基にして5ppmの白金が添加され、そして50マイクロメートルポリエステルフィルム上に、乾燥フィルム厚さ(dft)として150マイクロメートルでバーコートされ、150℃で3分間硬化された。ガラスからの引きはがし接着と1秒接触時間100g/cmのPolyken Probe Tackは表9に示される。
Figure 0006091518
本発明はその具体的な実施態様に言及して上述されたが、ここに開示される発明の概念から離れることなしに多くの変更、修正、変形をなし得ることは明らかである。従って、本発明は、添付する請求項の精神および広い範囲に含まれるすべての変更、修正および変形を包含することが意図されている。

Claims (26)

  1. シリコーン感圧接着剤組成物であって、
    (A)
    (i)
    SiO1/2(”M”)単位とSiO4/2(”Q”)単位とを含む樹脂であって、ここで
    それぞれのRが独立して1から6個の炭素原子を持つ一価の炭化水素ラジカルであり、
    ここで、樹脂が約70モル%から約99モル%のヒドロキシルラジカルと約1モル%から約30モル%のヒドリドラジカルとを含み、ここでモル%は樹脂のヒドロキシルラジカルとヒドリドラジカルの全モルに基づくものであり、
    ここでヒドロキシルラジカルがQ単位のケイ素原子へと直接的に結合し、そしてヒドリドラジカルが−OSiHR ラジカルを介してQ単位のケイ素原子へと結合し、Rが1から6個の炭素原子の一価の炭化水素ラジカルである、
    樹脂と
    (ii)
    一つもしくはそれ以上のビニル官能性ポリオルガノシロキサンと
    を含む混合物の反応産物、ならびに
    (B)ヒドロシリル化触媒
    を含む、シリコーン感圧接着剤組成物。
  2. 樹脂(A)(i)が、樹脂のヒドロキシルラジカルとヒドリドラジカルの全モルに基づいて約75モル%から約99モル%のヒドロキシルラジカルを含む、請求項1に記載の組成物。
  3. 樹脂(A)(i)が、樹脂のヒドロキシルラジカルとヒドリドラジカルの全モルに基づいて約5モル%から約25モル%のヒドリドラジカルを含む、請求項1に記載の組成物。
  4. 樹脂(A)(i)中のM単位対Q単位のモル比が約0.6から約1.2である請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. がメチルである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 樹脂(A)(i)が、R SiO1/2(”M”)単位およびSiO4/2(”Q”)単位から主になるMQ樹脂と、R SiX4−a/2であるキャッピング剤とを反応させることにより調製され、
    ここで、
    それぞれのRが独立して1から6個の炭素原子の一価の炭化水素ラジカルであり、
    MQ樹脂が、MQ樹脂の全重量に基づいて約1重量%から約4重量%の、Q単位のケイ素原子に結合するヒドロキシルラジカルを含み、そしてMQ樹脂がヒドリドラジカルを含まず、
    それぞれのRが独立して水素もしくは1から6個の炭素原子を持つ一価の炭化水素ラジカルであって、少なくとも一つのRが水素であるという条件に従い、そしてXがN、ClもしくはOであり、aが約0.5から約2.0である、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. キャッピング剤が、シラザン、ジシラザン、ポリシラザン、オルガノハイドロジェンクロロシラン、水素官能性シロキサン、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項6に記載の組成物。
  8. ビニル官能性ポリオルガノシロキサンが、一般式:
    SiO(R SiO)(R SiO)SiR (I)
    によって表され、
    ここでそれぞれのRは独立して、1から10個の炭素原子を持つアルキル基、脂環式基、もしくはアリール基であり、それぞれのRは独立して、2から10個の炭素原子を持つアルケニル基であり、それぞれのRはRもしくはRのいずれかであり、そしてxとyの合計は少なくとも約520である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 組成物がビニルエーテル、ビニルカルボキシラート、モノビニルポリシロキサン、ビニル脂環系化合物、ビニル環状オレフィン系化合物、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される反応性希釈剤をさらに含むものである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. オルガノハイドロジェンポリシロキサン、MQ樹脂、ビニル官能性ポリオルガノシロキサンおよびそれらの組み合わせからなる群より選択される追加の成分をさらに含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の組成物。
  11. オルガノハイドロジェンポリシロキサンが、
    MD M、
    MD M、
    MD
    M、
    および

    からなる群より選択され、
    ここで、
    M=RSiO1/2
    =H3−gSiO1/2
    D=RRSiO2/2
    =RHSiO2/2および
    Q=SiO4/2であって、
    ここで、M、M、DおよびD中のそれぞれのRは独立して、1から40個の炭素原子を持つ一価の炭化水素であり、そして、ここで下付文字gは1であり、かつ下付文字eおよびfは0もしくは正であり、そしてeとfの合計は約10から約100の範囲であり、fおよびgの合計が2もしくはそれ以上であるという条件に従う、
    請求項10に記載の組成物。
  12. Rがメチルもしくはフェニルである、請求項11に記載の組成物。
  13. MQ樹脂がR SiO1/2(”M”)単位およびSiO4/2(”Q”)単位から主になり、
    ここで、
    それぞれのRが独立して1から6個の炭素原子の一価の炭化水素ラジカルである、請求項10〜12のいずれか一項に記載の組成物。
  14. MQ樹脂がMViMQ樹脂もしくはMDViQ樹脂であり、ここでMがR SiO1/2であり、MviがR SiO1/2、DviがR SiO2/2、かつQがSiO4/2であり、ここでそれぞれのRが独立して1から6個の炭素原子を持つ一価の炭化水素ラジカルであり、それぞれのRが独立してR、2から6個の炭素原子を持つアルケニルラジカル、または2から6個の炭素原子を持つアルケニルヒドロカルボノキシラジカルであって、少なくとも一つのRが2から6個の炭素原子を持つアルケニルラジカルもしくは2から6個の炭素原子を持つアルケニルヒドロカルボノキシラジカルであるという条件である、請求項10〜12のいずれか一項に記載の組成物。
  15. ビニル官能性ポリオルガノシロキサンが、一般式:
    SiO(R SiO)(R SiO)SiR (I)
    によって表され、
    ここでそれぞれのRは独立して、1から10個の炭素原子を持つアルキル基、脂環式基、もしくはアリール基であり、それぞれのRは独立して、2から10個の炭素原子を持つアルケニル基であり、それぞれのRはRもしくはRのいずれかであり、そしてxとyの合計は少なくとも約520である、請求項10〜14のいずれか一項に記載の組成物。
  16. 請求項1〜15のいずれか一項に記載のシリコーン感圧接着剤組成物を調製する方法であって、
    (i)MQ樹脂を、R SiX4−a/2であるキャッピング剤と反応させて部分的に末端キャップされたMQ樹脂を提供するステップであって、
    ここでMQ樹脂が、主にR SiO1/2(”M”)単位とSiO4/2(”Q”)単位とからなり、それぞれのRが独立して1から6個の炭素原子の一価の炭化水素ラジカルであり、
    MQ樹脂が、MQ樹脂の全重量に基づいて約1重量%から約4重量%の、Q単位のケイ素原子に結合するヒドロキシルラジカルを含み、そしてMQ樹脂がヒドリドラジカルを含まず、
    ここでそれぞれのRが独立して水素もしくは1から6個の炭素原子を持つ一価の炭化水素ラジカルであって、少なくとも一つのRが水素であるという条件に従い、そしてXがN、ClもしくはOであり、aが約0.5から約2.0であり、
    ここで部分的に末端キャップされたMQ樹脂が、部分的に末端キャップされたMQ樹脂のヒドロキシルラジカルとヒドリドラジカルの全モルに基づいて、約70モル%から約99モル%のヒドロキシルラジカルと約1モル%から約30モル%のヒドリドラジカルとを含む、ステップ、
    (ii)ステップ(i)からの部分的に末端キャップされたMQ樹脂と一つもしくはそれ以上のビニル官能性ポリオルガノシロキサンとを有機アミン触媒の存在下で反応させて中間体産物を提供するステップ、ならびに
    (iii)ステップ(ii)からの中間体産物とヒドロシリル化触媒とを接触させ、請求項1〜15のいずれか一項にシリコーン感圧接着剤組成物を調製するステップ、
    を含む、方法。
  17. シラノールキャッピング剤が、シラザン、ジシラザン、ポリシラザン、オルガノハイドロジェンクロロシラン、水素官能性シロキサン、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項16に記載の方法。
  18. 請求項1〜15のいずれか一項に記載のシリコーン感圧接着剤組成物を調製する方法であって、
    (a)(i) R SiO1/2(”M”)単位とSiO4/2(”Q”)単位とから主になるMQ樹脂であって、ここで
    それぞれのRが独立して1から6個の炭素原子を持つ一価の炭化水素ラジカルであり、
    ここで、MQ樹脂が、MQ樹脂の全重量に基づいて約1重量%から約4重量%の、Q単位のケイ素原子に結合するヒドロキシルラジカルを含み、そしてMQ樹脂がヒドリドラジカルを含まない、
    MQ樹脂と
    (ii) R SiX4−a/2であるキャッピング剤であって、
    ここでそれぞれのRが独立して水素もしくは1から6個の炭素原子を持つ一価の炭化水素ラジカルであって、少なくとも一つのRが水素であるという条件に従い、そしてXがN、ClもしくはOであり、aが約0.5から約2.0である、キャッピング剤と
    (iii) 一つもしくはそれ以上のビニル官能性ポリオルガノシロキサンと
    を含む混合物を反応させて中間体産物を提供するステップ、ならびに
    (b) ステップ(a)からの中間体産物とヒドロシリル化触媒とを接触させ、請求項1〜15のいずれか一項に記載のシリコーン感圧接着剤組成物を調製するステップ、
    を含む方法。
  19. ステップ(a)の反応混合物が、任意選択でカップリング剤を含み、
    MQ樹脂が約48.0重量%から約75.8重量%の量で存在し、
    シラノールキャッピング剤が約0.56重量%から約1.81重量%の量で存在し、
    カップリング剤が約0.0重量%から約0.08重量%の量で存在し、
    ビニル官能性ポリオルガノシロキサンが約22.3重量%から約51.1重量%の量で存在し、
    ここでこれらの重量パーセントはMQ樹脂、シラノールキャッピング剤、カップリング剤およびビニル官能性ポリオルガノシロキサンの全重量に基づくものである、請求項18に記載の方法。
  20. 請求項1〜15のいずれか一項に記載の組成物の硬化物。
  21. 請求項1〜15のいずれか一項に記載の組成物を接着させた基体を含む物品。
  22. 前記組成物が硬化している、請求項21に記載の物品。
  23. 前記基体がガラス、金属、多孔質、革、布、有機ポリマー材料、シリコーンエラストマー、シリコーン樹脂、塗装面およびケイ酸質物質からなる群より選択される、請求項21または22に記載の物品。
  24. 有機ポリマー材料がフルオロカーボンポリマー、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリエステルおよびアクリルポリマーからなる群より選択される、請求項23に記載の物品。
  25. 物品が、感圧テープ、ラベル、転写フィルムおよび電子デバイスからなる群より選択される、請求項21〜24のいずれか一項に記載の物品。
  26. 物品が、携帯電話、GPSナビゲーションディスプレイ、テレビディスプレイおよび電子部品からなる群より選択される電子デバイスである、請求項21〜24のいずれか一項に記載の物品。
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