JP2014509525A - タンパク質飲料およびその製造方法 - Google Patents

タンパク質飲料およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014509525A
JP2014509525A JP2014502882A JP2014502882A JP2014509525A JP 2014509525 A JP2014509525 A JP 2014509525A JP 2014502882 A JP2014502882 A JP 2014502882A JP 2014502882 A JP2014502882 A JP 2014502882A JP 2014509525 A JP2014509525 A JP 2014509525A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protein
acid
beverage
carbonated
protein beverage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014502882A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014509525A5 (ja
Inventor
シャーウッド,ショーン
アンソニー リットマニック,スティーヴン
エイ. ジェンキンス,デイヴィッド
Original Assignee
ネクスト・プロテインズ・インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ネクスト・プロテインズ・インコーポレイテッド filed Critical ネクスト・プロテインズ・インコーポレイテッド
Publication of JP2014509525A publication Critical patent/JP2014509525A/ja
Publication of JP2014509525A5 publication Critical patent/JP2014509525A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L2/00Non-alcoholic beverages; Dry compositions or concentrates therefor; Their preparation
    • A23L2/02Non-alcoholic beverages; Dry compositions or concentrates therefor; Their preparation containing fruit or vegetable juices
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L2/00Non-alcoholic beverages; Dry compositions or concentrates therefor; Their preparation
    • A23L2/42Preservation of non-alcoholic beverages
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23CDAIRY PRODUCTS, e.g. MILK, BUTTER OR CHEESE; MILK OR CHEESE SUBSTITUTES; MAKING THEREOF
    • A23C21/00Whey; Whey preparations
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23JPROTEIN COMPOSITIONS FOR FOODSTUFFS; WORKING-UP PROTEINS FOR FOODSTUFFS; PHOSPHATIDE COMPOSITIONS FOR FOODSTUFFS
    • A23J3/00Working-up of proteins for foodstuffs
    • A23J3/04Animal proteins
    • A23J3/08Dairy proteins
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23JPROTEIN COMPOSITIONS FOR FOODSTUFFS; WORKING-UP PROTEINS FOR FOODSTUFFS; PHOSPHATIDE COMPOSITIONS FOR FOODSTUFFS
    • A23J3/00Working-up of proteins for foodstuffs
    • A23J3/14Vegetable proteins
    • A23J3/16Vegetable proteins from soybean
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L2/00Non-alcoholic beverages; Dry compositions or concentrates therefor; Their preparation
    • A23L2/52Adding ingredients
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L2/00Non-alcoholic beverages; Dry compositions or concentrates therefor; Their preparation
    • A23L2/52Adding ingredients
    • A23L2/54Mixing with gases
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L2/00Non-alcoholic beverages; Dry compositions or concentrates therefor; Their preparation
    • A23L2/52Adding ingredients
    • A23L2/66Proteins
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23VINDEXING SCHEME RELATING TO FOODS, FOODSTUFFS OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES AND LACTIC OR PROPIONIC ACID BACTERIA USED IN FOODSTUFFS OR FOOD PREPARATION
    • A23V2002/00Food compositions, function of food ingredients or processes for food or foodstuffs

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Nutrition Science (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Non-Alcoholic Beverages (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Dairy Products (AREA)

Abstract

タンパク質飲料組成物およびその製造方法は、カゼイネートを本質的に含まない、かつ実質的な乾燥を行うことなくタンパク質の膜濾過分離から捕集された水性タンパク質分離物から誘導される、タンパク質を含む飲料に関する。このタンパク質飲料組成物は、約2.0〜約4.6の範囲内のpHを呈する。タンパク質の実質的溶解性は、飲料組成物中で維持され、かつタンパク質飲料は、タンパク質飲料のパッケージング時およびパッケージング後の少なくとも1年間の期間の両方で、ヒトの健康に有害であることが知られている活性微生物を本質的に含まない。

Description

関連出願
本出願は、米国特許出願第11/215,524号として2005年8月30日に出願されて2007年4月17日に発行された「炭酸入りタンパク質飲料および製造方法」という名称の米国特許第7,205,018号(これは、2004年10月7日に出願された「炭酸入りホエータンパク質飲料」という名称の米国仮特許出願第60/617,146号、2005年1月31日に出願された「炭酸入り水性ホエータンパク質飲料およびその製造方法」という名称の米国仮特許出願第60/648,914号、および2005年1月31日に出願された「炭酸入り乾燥ホエータンパク質飲料およびその製造方法」という名称の米国仮特許出願第60/648,974号に関連する)、米国特許出願第11/373,412号として2006年3月10日に出願されて2011年3月1日に発行された「炭酸入り高エネルギータンパク質飲料および製造方法」という名称の米国特許第7,897,192号(これは、米国特許第7,205,018号の一部継続特許出願である)、米国特許出願第11/683,338号として2007年3月7日に出願されて2010年9月14日に発行された「タンパク質飲料およびその製造方法」という名称の米国特許第7,794,770号(これは、米国特許第7,205,018号の一部継続特許出願である)、米国特許出願第11/683,375号として2007年3月7日に出願されて2011年3月15日に発行された「タンパク質飲料およびその製造方法」という名称の米国特許第7,906,160号(これは、米国特許第7,205,018号の一部継続特許出願である)、米国特許出願第11/683,380号として2007年3月7日に出願されて2010年9月21日に発行された「タンパク質飲料およびタンパク質飲料濃縮物ならびにそれらの製造方法」という名称の米国特許第7,799,363号(これは、米国特許第7,205,018号の一部継続特許出願である)、米国特許出願第11/685,641号として2007年3月13日に出願されて2010年11月30日に発行された「炭酸入りタンパク質飲料および製造方法」という名称の米国特許第7,842,326号(これは、2008年4月25日に出願された「タンパク質飲料およびその製造方法」という名称の米国特許出願第12/110,263号に関連する米国特許第7,205,018号の継続出願である)に関連する(それぞれその全体が参照により本明細書に組み込まれる)。
本出願は、2011年4月1日に出願された「タンパク質飲料およびその製造方法」という名称の米国特許出願第13/078,918号(これは、2007年8月17日に出願された「タンパク質飲料およびその製造方法」という名称の米国仮特許出願第60/956,663号および2007年9月26日に出願された「タンパク質飲料およびその製造方法」という名称の米国仮特許出願第60/975,500号に関連する、2008年4月25日に出願された「タンパク質飲料およびその製造方法」という名称の米国特許出願第12/110,263号に関連し、かつそれに基づく優先権を主張する)に基づく優先権を主張する。これらの特許出願はそれぞれ、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本発明は、タンパク質飲料、タンパク質飲料濃縮物、およびタンパク質飲料またはタンパク質飲料濃縮物で使用するためのタンパク質組成物、ならびにタンパク質飲料、タンパク質飲料濃縮物、およびタンパク質組成物の製造方法に関する。
この節では、本発明の開示された実施形態に関連する背景事項を説明する。明示または黙示のいずれでも、この節で考察された背景技術は、法的に先行技術を構成することを意図したものではない。さらに、この簡単な説明は、この技術事項を完全に説明することを意図したものではなく、読者は、開示内容の理解を深めるために背景をより徹底的に調査されたい。
乳は、2つの主要なタンパク質画分、すなわち、全タンパク質の約80重量%を提供しうるカゼインおよび全タンパク質の約20重量%を提供しうるホエータンパク質を含有する。ホエータンパク質画分は、カゼイン画分を凝固させてチーズカードとして分離する時(たとえば、酵素または酸のいずれかによる時など)、溶解状態を維持しうるタンパク質画分である。ホエータンパク質は、たとえば、β−ラクトグロブリン、α−ラクトグロブリン、ラクトアルブミン、免疫グロブリン(たとえば、IgG1、IgG2、IgA、IgMなど)、ラクトフェリン、グリコマクロペプチド、およびラクトペルオキシダーゼをはじめとするいくつかのタンパク質画分を含みうる。
カゼインおよびダイズタンパク質と比較して、ホエータンパク質は、きわめて可溶性でありうる。ホエータンパク質は、ホエータンパク質の等電点でありうる典型的には約pH4.5〜約pH5.5(正味電荷がゼロであるpH)で最も溶解性が低くなりうる。多くの炭酸飲料に見られるような約4.5未満のpHを有する高級酸系では、ホエータンパク質の酸可溶性は、とくに重要でありうるが、典型的には約6〜約7のpHを有するホエータンパク質のpHが等電点領域に移行した場合、混合時にタンパク質の沈殿を生じうる。タンパク質の溶解性は、熱により影響されうるので、殺菌時に受ける高温もまた、溶解性および流動性に悪影響を及ぼして、タンパク質の沈殿またはゲル化をもたらしうる。
ホエータンパク質は、カゼインよりも高い生物価および/またはタンパク質消化吸収率補正アミノ酸スコア(PDCAAS)を有しうる。消化管内におけるホエータンパク質の物理的性質は、カゼインの性質とはかなり異なりうる。カゼインは、胃内でカードを形成しうるし、しかもこのカードは、胃からの排出が緩徐でありうるので、このカードは、小腸への進入前、その加水分解を増大させうる。このほか、ホエータンパク質は、ほぼ即時に空腸に達しうるが、腸内におけるその加水分解は、カゼインよりも緩徐でありうるので、その消化および吸収は、腸のより長い範囲にわたり起こりうる。
タンパク質源のタンパク質効率(PER)は、所与の期間にわたり摂食されたタンパク質1グラムあたりの若齢動物の体重増加を表す尺度である。2.5のPERを有するタンパク質はいずれも、良品質であると考えられる。ホエータンパク質は、3.2のPERを有するので、栄養的に優れたタンパク質であると考えられる。カゼインは、2.5のPERを有するが、ダイズタンパク質(PER2.2)、トウモロコシタンパク質(PER2.2)、ラッカセイタンパク質(PER1.8)、コムギグルテン(PER0.8)などの多くの一般に使用されるタンパク質は、2.5未満のPERを有する。ホエータンパク質のPERがより高いのは、部分的には、ホエータンパク質中の硫黄含有アミノ酸のレベルが高いことに起因しうる。そのようなより高いレベルは、免疫機能および抗酸化状態を向上させるホエータンパク質の能力に寄与しうる。
ホエータンパク質は、いずれの自然食品源の中でも最も高い既知のレベルを含有する豊富な分岐鎖状アミノ酸(BCAA)源である。BCAAは、他の必須アミノ酸と異なり、代謝されて直接筋肉組織内に入り、運動および筋力トレーニングの期間中に使用される最初のアミノ酸であるので、アスリートに重要である。ロイシンは、筋肉タンパク質の合成ならびに引き締まった筋肉の支持および成長に重要な役割を果たすので、アスリートに重要でありうる。研究によれば、運動する者は、高ロイシン食の恩恵を受け、食事がより低レベルのロイシンを含有する者よりも引き締まった筋肉組織および少ない体脂肪を有しうることが示唆される。ホエータンパク質分離物は、ダイズタンパク質分離物よりも約45重量%多いロイシンを有しうる。
ホエータンパク質は、いくつかの形態で入手可能であり、調製物は、約1%〜約99%の範囲内のホエータンパク質でありうる。ホエータンパク質調製物は、カゼインの除去により形成された水性形態をとりうるが、たとえば、限定されるものではないが、ホエータンパク質抽出物、ホエータンパク質濃縮物、ホエータンパク質分離物、ホエータンパク質加水分解物などのいくつかの他の形態をとることが多い。
ホエータンパク質濃縮物は、約25重量%〜約89.9重量%の範囲内のタンパク質でありうる所与の濃度でホエータンパク質を含有する最終乾燥生成物が選択されうるように、膜濾過によりホエーから十分な非タンパク質成分を除去することにより調製されうる。チーズホエー中のタンパク質は、膜濾過、真空蒸発、およびスプレー乾燥により濃縮されて、ホエータンパク質濃縮粉末を形成する。タンパク質は、ホエータンパク質濃縮粉末ではホエーよりもかなり濃縮されるが、α−ラクトアルブミン、β−ラクトグロブリン、免疫グロブリン、ウシ血清アルブミン、グリコマクロペプチド、ラクトフェリン、およびラクトペルオキシダーゼの相対量は、有意差がない。
ホエータンパク質分離物は、最終乾燥生成物が、約90重量%以上のホエータンパク質、およびかりに存在したとしてもごくわずかな脂肪、コレステロール、または炭水化物(たとえば、ラクトース)を含有しうるように、膜濾過またはイオン交換吸収によりホエーから十分な非タンパク質成分を除去することにより取得されうる。濃縮およびスプレー乾燥の前、水性ホエータンパク質分離物(WPIaq)は、約1重量%〜約35重量%のホエータンパク質濃度を有しうるうえに、脂肪、コレステロール、および炭水化物を本質的に非含有でありうる。
ホエータンパク質加水分解物は、プロテアーゼ酵素による酵素消化もしくは限定酸加水分解またはより小さいペプチドおよびポリペプチドを形成するのに好適な機械的ペプチド結合切断に付されたものでありうるホエータンパク質調製物である。ホエータンパク質加水分解物のタンパク質濃度は、出発材料に依存しうる。たとえば、80重量%のホエータンパク質濃縮物から調製されたホエータンパク質加水分解物は、80重量%のタンパク質濃度を有しうるし、しかも90重量%のホエータンパク質分離物から調製されたホエータンパク質加水分解物は、90重量%のタンパク質濃度を有しうる。すべての加水分解ホエータンパク質が食品配合物中で同様の挙動をするとは限らないので、加水分解ホエータンパク質は、互いに互換性がないこともありうる。ホエータンパク質加水分解物の機能的および生物学的性質は、加水分解度やどのプロテアーゼ酵素が加水分解に使用されるかなどの因子に依存して異なりうる。
ホエータンパク質の加水分解は、溶解性の増大をもたらしうるが、それはまた、味に悪影響を及ぼしうる。ホエータンパク質は、典型的には、味に悪影響を及ぼすことなく他の食品に組み込まれうる新鮮な中性味を有する。しかしながら、ホエータンパク質の加水分解は、非常に苦い味をもたらしうるので、食品で使用可能なホエータンパク質加水分解物の量に実用上の限界が課されうる。したがって、ホエータンパク質加水分解物を用いて製造される高タンパク質飲料は、苦味を克服するために多量の甘味剤または苦味マスキング剤を必要としうる。しかしながら、そのような多量の甘味剤は、多くの消費者に望ましくないこともありうるし、しかも高タンパク質飲料の苦い後味は、いくつかの用途では満足な程度までマスキングすることが困難または不可能でありうる。
ホエータンパク質は、必須アミノ酸のすべてを含有するので、高品質な完全タンパク質源である。ここで、完全とは、ホエータンパク質が体組織の成長に不可欠なアミノ酸をすべて含有することを意味する。ホエータンパク質は、脂肪および炭水化物をほとんど含有しない形態で入手可能であるので、アスリートおよび特別な医療を必要とする者(たとえば、乳糖不耐症者)にとくに価値ある栄養源であり、食事プログラムの価値ある成分でありうる。さらに、ホエータンパク質は、免疫グロブリン、ラクトペルオキシダーゼ、ラクトフェリンなどの生物学的活性タンパク質を含有しうるので、ホエータンパク質は、ダイズタンパク質などの他のタンパク質源よりも優れた利点を提供しうる。
乳清タンパク質は、チーズ製造プロセス、酵素反応または化学反応に付すことなく乳から直接取り出されること以外は、チーズホエー中に見いだされるタンパク質と本質的に同一である。乳清タンパク質は、乳清中に存在するタンパク質、主に、α−ラクトグロブリン、α−ラクトアルブミン、ウシ血清アルブミン、ラクトフェリン、および免疫グロブリンである。
乳および乳製品は、広範にわたる微生物の成長および繁殖のための優れた環境を提供しうる。特定の時間にわたり熱を加えることによる殺菌は、微生物の成長を阻止または低減して乳および乳製品の貯蔵寿命を増大させるために、100年間を超えて使用されている伝統的方法になっている。殺菌は、乳および乳製品中のすべての微生物を死滅しうるわけではない。しかしながら、それは、それらの数を低減するので、それらは、それらの製品を摂取した人々に病気を引き起こすことはなさそうである。非無菌乳製品は、殺菌乳製品を含めて、典型的には、殺菌で生き残ったまたは処理後の微生物汚染で導入された微生物の成長による変敗に起因して、数週間などの短期間に限定された貯蔵寿命を有する。
伝統的殺菌法は、大きいバットまたはタンクの中で液体成分を少なくとも30分間加熱することを含むバット殺菌であった。伝統的殺菌法の変法、たとえば、高温短時間(HTST)殺菌、超殺菌(UP)処理、および超高温(UHT)殺菌が開発されてきた。伝統的殺菌法のこれらの変法は、より高い温度をより短い時間使用し、冷蔵せずに3ヶ月間を超えうる増大された貯蔵寿命をもたらしうる。しかしながら、使用される殺菌法のいかんにかかわらず、多くの場合、殺菌製品の安定性を向上させるために、安定化剤および保存剤を必要としうる。
いずれの殺菌法による熱処理も、乳および乳製品の官能性および栄養性に有害な影響を及ぼしうる。したがって、乳および乳製品の官能性および栄養性を有意に低減または変化させずに貯蔵寿命を延長させるより非熱的な方法の必要性が存在しうる。
殺菌の一代替法は、高い酸含有率の食品にとくに好適でありうる高圧処理(HPP)でありうる。HPPは、微生物を不活性化させるために熱の存在下または不在下で食品製品が高圧に暴露されうる食品処理方法である。HPPはまた、高静水圧処理(HPP)および超高圧処理(UHP)としても知られうる。
非熱HPPは、これらの製品の官能性および栄養性を有害に変化させることなく、乳および乳製品の貯蔵寿命を延長させるために使用されうる。非熱HPPは、熱分解を回避しうるし、しかも食品の「新鮮な」特性の保存を可能にしうる。殺菌製品に類似した貯蔵寿命をHPPにより達成しうる。
乳または乳製品のHPPは、水(または他の圧力伝達流体)充填圧力槽内の容器中に製品を配置することと、槽を密閉することと、外部増圧機を介してより多くの水を圧力槽内に送入することにより容器に加わる圧力を増大させることと、により達成されうる。高圧は、特定の時間にわたり保持されうるし、次いで、減圧されうる。典型的には、25℃で約600MPaの圧力レベルであれば、非胞子形成病原体、増殖期細菌、酵母、カビなどの栄養型微生物を不活性化するのに十分でありうる。
HPPは、「高圧処理を用いて微生物を不活性化する方法」という名称で2003年10月21日に発行されたMaerzの米国特許第6,635,223B2号明細書に、より詳細に説明されており、そこには、高圧処理を用いて製品中の微生物を不活性化する方法が開示されている。この方法は、可撓性容器中に製品を充填するステップと、製品を予備加圧温度に加熱するステップと、一定の時間にわたり加圧温度で製品に圧力を加えるステップと、その時間の後で圧力を低下させるステップと、を含む。この方法はまた、一定の時間にわたり製品を所定量の酸素に暴露する追加のステップを含みうる。これらの方法は、食品、化粧品、または医薬製品に適用可能である。
生乳の空気への暴露または殺菌に伴って減少する天然に存在する生乳成分の二酸化炭素(CO)は、抗微生物性を有することが知られている。COは、食品の害を最小限に抑える。したがって、それは、食品変敗微生物を阻害するのに好適な作用剤である。現在、COが微生物を阻害する少なくとも3つの公知の一般的機序が存在する。以下に簡潔に概説されたこれらの機序は、Comprehensive Reviews in Food Science and Food Safety 2006年、第5巻、第158−168頁の「品質向上のための二酸化炭素の添加:包括的レビュー」という標題のJ.H.Hotchkissらの論文に、より詳細に考察されている。
COが微生物の成長を阻害しうる一機序は、単にCOによるOの置換によるものでありうる。COが微生物の成長を阻害しうる他の機序は、次の平衡反応:HO+CO⇔HCO⇔H+HCO−⇔2H+CO 2−による食品の水性相中へのCOの溶解および炭酸の形成により、食品のpHを低下させることによるものでありうる。COが微生物の成長を阻害しうる第3の機序は、微生物の代謝に及ぼすCOの直接的効果によるものである。
最後に挙げた機序、すなわち、微生物の代謝に及ぼすCOの直接的抗微生物効果は、CO溶解に起因する膜流動性の変化、細胞内pHの低下、および代謝経路(脱カルボキシル化反応およびDNA複製を含む)の直接的阻害の結果でありうる。COは、かなり親油性であるので、細菌の脂質膜内に濃縮されうるか、または脂質膜を通って細菌細胞内に濃縮して細胞内pHを低下させうる。COはまた、遺伝子発現などの微生物内で必要とされる酵素過程を直接妨害しうる。
「増大された貯蔵寿命を有する乳製品の調製方法」という名称で1997年12月17日に公開されたHenzlerらの欧州特許出願公開第0812544A2号明細書には、乳製食品の流体乳画分をCOに接触させることと、流体乳画分およびCOを溶液中に混合導入することと、溶液を流体乳画分と溶存COとの間で定常状態に達するのに十分な条件に付すことと、を含む、そのような製品中にCOを導入することにより増大された貯蔵寿命を有する乳製品を調製する方法が記載されている。この特許の方法は、多種多様な消費者乳製品に適合して貯蔵寿命を約45〜約60日間に増大させると言われている。
HPPとCOとの間の相互作用ならびに食品変敗酵素および微生物に及ぼすそれらの効果は、「二酸化炭素とペクチンメチルエステラーゼ、ポリフェノールオキシダーゼ、ラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus plantarum)、およびエシェリキア・コリ(Escherichia coli)の高圧不活性化との組合せ」という標題でJournal of Food Science 2002年、第67巻、第697−701頁にCorwinおよびShellhammerにより記載された。研究された酵素は、ペクチンメチルエステラーゼ(PME)およびポリフェノールオキシダーゼ(PPO)であり、研究された微生物は、酸耐性乳酸産生非胞子形成グラム陽性細菌ラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus plantarum)ATCC8014(L.プランタラム(L.plantarum))および酸感受性非胞子形成グラム陰性細菌エシェリキア・コリ(Escherichia coli)K12(E.コリ(E.coli))であった。研究の目的は、酵素および微生物を不活性化する圧力処理の効力の増大に及ぼすCOの効果を決定することであった。PME、PPO、L.プランタラム(L.plantarum)、およびE.コリ(E.coli)をさらに不活性化するために、500〜800MPaで処理された溶液にCOが約0.2モル%で添加された。PMEおよびPPOに対してそれぞれ25℃および50℃で、COと圧力との間に有意な相互作用が見いだされた。PPOの活性は、すべての圧力処理でCOにより低減されると述べられていた。L.プランタラム(L.plantarum)の生存は、すべての圧力でCOの添加により低減されると述べられでおり、COと高圧との組合せは、有意な相互作用を有していた。COは、圧力下でE.コリ(E.coli)の生存に有意な効果を及ぼさなかったと述べられていた。
「殺菌助剤としての二酸化炭素」という名称で2006年5月9日に発行されたHotchkissらの米国特許第7,041,327B2号明細書には、COが熱不活性化プロセスを増強するようにCOを液体に添加して細菌および他の病原体を熱不活性化させることにより、液体中の細菌および他の病原体の成長を阻害するプロセスが記載されている。このプロセスは、多種多様な流体、液体、半固体、および固体に適用可能であると述べられていた。熱不活性化の前またはそれと同時に、好ましくは約400〜2000ppmのレベルが得られるようにスパージングまたはバブリングすることにより、製品にCOが添加される。このレベルのCOでは、通常の殺菌(HTST)プロセスで加熱時に生じる微生物死滅量は、熱不活性化ステップの前にCOを添加せずに行われた熱不活性化よりも10%〜90%増大されると述べられていた。熱不活性化プロセスの終了後、遊離のCOは除去されると述べられていた。
飲料がジュースなどの追加成分を含有する場合、製造時、輸送時、および貯蔵時にタンパク質飲料のタンパク質沈殿およびタンパク質分離が加わりうる。ジュース飲料からのタンパク質の沈殿を克服しようとする方法は、当技術分野で公知である。しかしながら、これらの方法のほとんどは、安定化剤の使用を含む。
繊維または他の炭水化物、たとえば、ペクチン、セルロースガム、キサンタンガム、アラビアガム、カラゲナン、グアーガム、デキストリン、デキストロース一水和物、ポリデキストロースなどは、タンパク質安定化剤として添加されうる。安定化剤は、タンパク質の沈殿防止に役立ちうるが、天然に存在するカルシウムカチオンとの架橋により飲料の粘度を上昇させるという欠点を有しうる。この粘度上昇は、少なくともいくつかの用途で不十分な官能性を有する飲料をもたらしうるので、望ましくないであろう。使用可能な安定化剤の量の範囲は、かなり狭くなりうる。たとえば、0.06重量%未満のペクチン濃度では、沈降が重大な問題になりうるし、しかもそれを超える濃度では、飲料の粘度が望ましくなく高くなりうる。安定化剤の理想量は、飲料処方ごとに実験的に決定しなければならないし、バッチごとに調整が必要になりうる。したがって、タンパク質安定化剤を含まないがタンパク質の溶解性が良好な飲料を生成する飲料処方は、多くの用途に望ましい。
「安定なタンパク質ベース酸性飲料の超高圧均質化製造プロセス」という名称で2006年9月5日に発行されたShenらの米国特許第7,101,585B2号明細書には、酸性飲料の安定な懸濁液の調製プロセスが記載されており、そこでは、水和タンパク質安定化剤(A)および風味料(B)がプレブレンド(I)として組み合わされ、そして均質化タンパク質材料のスラリー(C)または水和タンパク質安定化剤(A)とタンパク質材料のスラリー(C)との均質化プレブレンド(II)のいずれかと組み合わされてブレンドが形成され、そしてブレンドの殺菌および均質化が行われる。ブレンドの均質化は、8000〜30,000ポンド毎平方インチの高圧段階および300〜1,000ポンド毎平方インチの低圧段階を含む二段階で行われる。酸性飲料組成物は、3.0〜4.5のpHを有する。この飲料は、ジュースを含有するが、炭酸入りではない。安定化剤としてペクチンが添加される。
2003年5月29日に公開されたYangの米国特許出願公開第2003/0099753A1号明細書には、ホエータンパク質分離物およびホエータンパク質分離物とホエータンパク質加水分解物との組合せからなる群から選択されるタンパク質と、スクロース、フルクトース、高フルクトースコーンシロップ42(HFCS42)、HFCS55、スクロースとフルクトースとHFCS42とHFCS55との組合せ、ならびにマルトデキストリンとスクロース、フルクトース、HFCS42、およびHFCS55からなる群から選択される他の炭水化物との組合せからなる群から選択される炭水化物と、クエン酸、リン酸、クエン酸とリン酸との組合せ、およびリンゴ酸とクエン酸およびリン酸からなる群から選択される他の食用酸との組合せからなる群から選択される食用酸と、果汁または果汁の組合せと、種々のビタミンおよびミネラルと、オプションの繊維および風味剤と、を含有する果汁ベース飲料組成物、ならびにそのような組成物の製造プロセスが記載されている。以上の成分を含有する組成物は、清澄であり、約4.0以下のpHを有し、かつ約40センチポアズ未満の粘度を有すると主張されている。ペクチンをはじめとするタンパク質安定化剤が使用される。
「タンパク質含有果実飲料およびその製造プロセス」という名称で1984年10月23日に発行されたDahlenらの米国特許第4,478,858号明細書には、柑橘類ジュース部分を含有する10〜85%の果汁部分と、90〜15重量%の乳原材料部分(この乳原材料部分は、完成品の0.5〜10重量%の量でホエータンパク質を含む)と、甘味剤として、ホエーまたは乳もしくはホエーの限外濾過透過液から調製された実質的に純粋なラクトース(純粋なグルコースおよびガラクトースの誘導体を含有する)から作製された加水分解ラクトース(これは、柑橘類ジュース部分を含有する果実飲料中でさえもタンパク質の結合剤として作用すると主張されている)と、を含むタンパク質含有果汁飲料が開示されている。この果実飲料は、タンパク質濃縮物と、濃縮果汁および/または果実芳香と、濃縮加水分解ラクトースと、から濃縮形態で製造されうる。ポリサッカリド含有安定化剤は、濃縮物に添加されうる。
詳細な説明の序文として、本明細書および添付の特許請求の範囲で用いられる場合、単数形の「a」、「an」、および「the」は、文脈上明らかに異なる場合を除いて、複数形の参照語を包含することに留意されたい。
本明細書で用いられる「約」および「およそ」という用語は、提示された公称値の精度が±10%であることを意味する。
以下に記載の方法を用いて製造された本発明の開示された実施形態のタンパク質飲料組成物は、高いタンパク質含有率を提供する(これまでに記載の飲料と比較して)。それに加えて、このタンパク質飲料は、微生物を不活性化するように熱処理されうるが、最終生成物は、そのような製品で予想外に長い貯蔵安定性を呈する。
我々は、当業界ですでに知られている飲料のタンパク質濃度と比較して高いタンパク質濃度を含有する改善されたタンパク質飲料/ドリンクを開発した。タンパク質の典型的な濃度は、約0.01重量%〜約15重量%の範囲内であり、より典型的には、タンパク質濃度は、約2重量%〜約15重量%の範囲内であり、最も典型的な濃度は、約2重量%〜約5重量%の範囲内である。
タンパク質は、ホエータンパク質、乳清タンパク質、ラクトアルブミン、血清アルブミン、グリコマクロペプチド、卵白タンパク質、オボアルブミン、ゼラチン、加水分解ゼラチン、加水分解コラーゲン、ダイズタンパク質、キャノーラタンパク質、ナタネタンパク質、エンドウタンパク質、コメタンパク質、コムギタンパク質、アサタンパク質、ゼインタンパク質、ジャガイモタンパク質、またはそれらの任意の組合せでありうる。タンパク質は、タンパク質分離物、タンパク質濃縮物、タンパク質加水分解物、またはそれらの任意の組合せでありうる。タンパク質は、液体または粉末の形態をとりうる。粉末形態の場合、タンパク質は、液体形態のタンパク質を調製するために、水中または他の好適な液体中に再構成されうる。液体タンパク質のpHは、飲料への液体タンパク質の添加前にpH調整剤を用いて調整されうる。
特定の実施形態では、ヒトが摂取するのに好適なタンパク質飲料組成物は、カゼイネートを本質的に含まない、かつタンパク質の膜濾過分離から捕集された乾燥されていない水性タンパク質分離物から誘導される、タンパク質を含み、しかも前記タンパク質飲料組成物は、約2.0〜約4.6の範囲内のpHを呈し、その際、飲料組成物中でタンパク質の実質的溶解性が維持され、かつ前記タンパク質飲料は、タンパク質飲料のパッケージング時およびパッケージング後の少なくとも18ヶ月間の期間の両方で、ヒトの健康に有害であることが知られている活性微生物を本質的に含まない。典型的には、タンパク質飲料組成物は、約0.01重量%〜約15重量%のタンパク質および残部の水を含有しうる。より典型的には、タンパク質飲料組成物は、約0.01重量%〜約8重量%のタンパク質および残部の水を含有しうる。最も典型的には、タンパク質飲料組成物は、約2重量%〜約8重量%のタンパク質および残部の水を含有しうる。いくつかの実施形態では、タンパク質はまた、ラクトースおよび脂肪を含まないこともありうる。
そのほかの実施形態では、タンパク質飲料の調製方法は、タンパク質の膜濾過分離から捕集された乾燥されていない水性タンパク質分離物をpH調整剤と混合して約2〜約4.6のpHを提供することにより混合物を取得することを含む。典型的には、タンパク質飲料は、約0.01重量%〜約15重量%のタンパク質および残部の水を含有しうる。より典型的には、タンパク質飲料は、約0.01重量%〜約8重量%のタンパク質および残部の水を含有しうる。最も典型的には、タンパク質飲料組成物は、約2重量%〜約8重量%のタンパク質および残部の水を含有しうる。
一実施形態では、水性タンパク質分離物は、約0.01重量%〜約49重量%のタンパク質濃度を有する。水性タンパク質分離物は、ホエータンパク質、乳清タンパク質、ラクトアルブミン、血清アルブミン、グリコマクロペプチド、卵白タンパク質、オボアルブミン、ゼラチン、加水分解ゼラチン、加水分解コラーゲン、ダイズタンパク質、キャノーラタンパク質、ナタネタンパク質、エンドウタンパク質、コメタンパク質、コムギタンパク質、アサタンパク質、ゼインタンパク質、ジャガイモタンパク質、またはそれらの任意の組合せでありうる。タンパク質は、タンパク質分離物、タンパク質濃縮物、タンパク質加水分解物、またはそれらの任意の組合せでありうる。
一実施形態では、タンパク質は、カゼイネートを本質的に含まない。典型的には、カゼイネートを本質的に含まないタンパク質は、これまでに本明細書に記載した種類のホエータンパク質である。いくつかの実施形態では、カゼイネートを本質的に含まないタンパク質は、いくらかのカゼイネートを有しうるか、またはホエータンパク質分離物もしくはホエータンパク質濃縮物から誘導されうるホエータンパク質でありうるが、他のホエータンパク質調製物、たとえば、限定されるものではないが、ホエータンパク質抽出物またはホエータンパク質加水分解物などを使用してもよい。ホエータンパク質分離物は、典型的には、約1重量%〜約40重量%のホエータンパク質濃度を有する水性ホエータンパク質分離物でありうる。ホエータンパク質濃縮物は、典型的には、約1重量%〜約40重量%のホエータンパク質濃度を有する水性ホエータンパク質濃縮物でありうる。それに加えて、全タンパク質含有率は、ホエータンパク質などのタンパク質とダイズタンパク質などの他のタンパク質との混合物の添加により増大可能である。
特定の実施形態では、ヒトが摂取するのに好適なタンパク質飲料は、タンパク質の膜濾過分離から捕集された乾燥されていない水性タンパク質分離物から誘導される約2重量%〜約8重量%のタンパク質および残部の水を含み、前記タンパク質飲料は、約3.0〜約6.0の範囲内のpHを呈し、その際、飲料組成物中でタンパク質の実質的溶解性が維持され、かつ前記タンパク質飲料は、タンパク質飲料のパッケージング時およびパッケージング後の少なくとも18ヶ月間の期間の両方で、ヒトの健康に有害であることが知られている活性微生物を本質的に含まない。タンパク質飲料は、オプションとして、約0重量%〜約1.5重量%の風味剤、約0重量%〜約0.5重量%の甘味剤、約0重量%〜約0.5重量%の酸味剤、約0重量%〜約0.1重量%の着色剤、および約0重量%〜約1.5重量%の食物繊維をさらに含有しうる。一実施形態では、水性タンパク質分離物は、水性ホエータンパク質分離物でありうる。他の実施形態では、水性タンパク質分離物は、水性ダイズタンパク質分離物でありうる。さらなる実施形態では、水性タンパク質分離物は、1種以上の食用水性タンパク質、たとえば、限定されるものではないが、ホエータンパク質、乳清タンパク質、ラクトアルブミン、血清アルブミン、グリコマクロペプチド、卵白タンパク質、オボアルブミン、ゼラチン、加水分解ゼラチン、加水分解コラーゲン、ダイズタンパク質、キャノーラタンパク質、ナタネタンパク質、エンドウタンパク質、コメタンパク質、コムギタンパク質、アサタンパク質、ゼインタンパク質、ジャガイモタンパク質、それらの任意の組合せなどから誘導されうる。タンパク質は、タンパク質分離物、タンパク質濃縮物、タンパク質加水分解物、またはそれらの任意の組合せでありうる。
特定の実施形態では、ヒトが摂取するのに好適なタンパク質飲料は、タンパク質の膜濾過分離から捕集された乾燥されていない水性タンパク質分離物から誘導される約2重量%〜約8重量%のタンパク質および残部の水で構成されたタンパク質含有風味付き水飲料でありうる。また、前記タンパク質飲料は、約3.0〜約6.0の範囲内のpHを呈し、その際、飲料組成物中でタンパク質の実質的溶解性が維持され、かつ前記タンパク質飲料は、タンパク質飲料のパッケージング時およびパッケージング後の少なくとも18ヶ月間の期間の両方で、ヒトの健康に有害であることが知られている活性微生物を本質的に含まない。タンパク質飲料は、オプションとして、約0重量%〜約1.5重量%の風味剤、約0重量%〜約0.5重量%の甘味剤、約0重量%〜約0.5重量%の酸味剤、約0重量%〜約0.1重量%の着色剤、および約0重量%〜約1.5重量%の食物繊維をさらに含有しうる。一実施形態では、水性タンパク質分離物は、水性ホエータンパク質分離物でありうる。他の実施形態では、水性タンパク質分離物は、水性ダイズタンパク質分離物でありうる。さらなる実施形態では、水性タンパク質分離物は、1種以上の食用水性タンパク質、たとえば、限定されるものではないが、ホエータンパク質、乳清タンパク質、ラクトアルブミン、血清アルブミン、グリコマクロペプチド、卵白タンパク質、オボアルブミン、ゼラチン、加水分解ゼラチン、加水分解コラーゲン、ダイズタンパク質、キャノーラタンパク質、ナタネタンパク質、エンドウタンパク質、コメタンパク質、コムギタンパク質、アサタンパク質、ゼインタンパク質、ジャガイモタンパク質、それらの任意の組合せなどから誘導されうる。タンパク質は、タンパク質分離物、タンパク質濃縮物、タンパク質加水分解物、またはそれらの任意の組合せでありうる。
ホエータンパク質は、哺乳動物乳から取得されるタンパク質画分である。市販のホエータンパク質は、典型的には、雌ウシの乳から誘導されるが、ホエータンパク質は、たとえば、限定されるものではないが、ヤギ、ヒツジ、スイギュウ、ラクダ、クロクマ、ラマ、シカ、カンガルー、ブタ、イヌ、ウサギ、ゾウ、イルカ、ロバ、ウマ、アザラシ、またはヒトの乳などの任意の哺乳動物の乳から誘導されうる。他の選択肢として、ホエータンパク質は、当技術分野で一般に知られている分子生物学技術を用いて組換えDNA技術により調製されうる。
そのほかの実施形態では、タンパク質は、ホエータンパク質や乳清タンパク質以外の任意の食用タンパク質、たとえば、限定されるものではないが、ラクトアルブミン、血清アルブミン、グリコマクロペプチド、卵白タンパク質、オボアルブミン、ゼラチン、加水分解ゼラチン、加水分解コラーゲン、ダイズタンパク質、キャノーラタンパク質、ナタネタンパク質、エンドウタンパク質、コメタンパク質、コムギタンパク質、アサタンパク質、ゼインタンパク質、ジャガイモタンパク質、それらの任意の組合せなどでありうる。タンパク質は、タンパク質分離物、タンパク質濃縮物、タンパク質加水分解物、またはそれらの任意の組合せでありうる。
他の実施形態では、タンパク質は、これまでに本明細書に記載した種類のホエータンパク質および/または乳清タンパク質と、ホエータンパク質や乳清タンパク質以外の食用タンパク質、たとえば、限定されるものではないが、カゼイン、ラクトアルブミン、血清アルブミン、グリコマクロペプチド、卵白タンパク質、オボアルブミン、ゼラチン、加水分解ゼラチン、加水分解コラーゲン、ダイズタンパク質、キャノーラタンパク質、ナタネタンパク質、エンドウタンパク質、コメタンパク質、コムギタンパク質、アサタンパク質、ゼインタンパク質、ジャガイモタンパク質などと、の組合せでありうる。
一実施形態では、タンパク質は、約0.01重量%〜約49重量%、より典型的には約1重量%〜約20重量%のダイズタンパク質濃度を有する水性ダイズタンパク質分離物でありうる。しかしながら、他の水性タンパク質分離物も使用しうる。
ホエータンパク質分離物は、最終乾燥生成物が、約90重量%以上のホエータンパク質、およびかりに存在したとしてもごくわずかな脂肪、コレステロール、または炭水化物(たとえば、ラクトース)を含有しうるように、膜濾過またはイオン交換吸収によりホエーから十分な非タンパク質成分を除去することにより取得されうる。濃縮およびスプレー乾燥の前、ホエータンパク質分離物は、約0.01重量%〜約49重量%のホエータンパク質濃度を有しうるうえに脂肪、コレステロール、および炭水化物を本質的に非含有でありうる水性ホエータンパク質分離物(WPIaq)である。この水性ホエータンパク質分離物はまた、カゼイネートおよびラクトースを本質的に含まないものでありうる。
水性ホエータンパク質分離物(WPIaq)は、約20%〜約35%の実際のホエータンパク質の重量濃度で捕集されうる。
WPIaqは、シングルストレングス飲料タンパク質レベルから、酸性化、栄養素添加、飲料製造施設への輸送、ならびにそれに続く希釈、熱処理、およびコンテナー化に好適な濃縮物まで、の範囲に相当する約1%〜約24%のタンパク質濃度に、水で希釈しうる。
膜濾過からの水性タンパク質ストリームを利用する顕著な利点は、伝統的なスプレー乾燥タンパク質粉末成分に固有の強剪断力、熱、および脱水に起因する損傷がないことを含みうる。そのほかに、微生物集団、特定的には、乾燥時に成分中に導入されうる酵母、カビ、および関連胞子の集団は、実質的に低減されうる。また、タンパク質製造会社におけるタンパク質のスプレー乾燥および飲料製造プロセスの一部としてのタンパク質粉末の再水和の必要性を回避することにより、製造経済性も得られ、時間および労力の節約さらにはタンパク質泡干渉の低減が利点に含まれうる。
添加成分により曇りを生じることがなければ、完成飲料の風味、香り、および清澄度または透明度は、一般的には、粉末ホエータンパク質分離物を用いて生成された同一栄養組成の飲料よりも優れたものでありうる。
いかなる現在の作用理論によっても拘束されることを望むものではないが、現在のところ、飲料組成物への添加前に水性ホエータンパク質のpHを低下させると、等電点領域を通過する際のタンパク質の沈殿およびゲル化が防止されるかまたは大幅に低減されることにより、優れた官能性を有するタンパク質飲料が得られると考えられる。先行技術の飲料では、最終pHへの迅速な移行が試みられず、組成物を低温で等電点またはその近傍にあまりにも長時間置くことを許容したので、材料の大部分または全部が沈殿を起こしたと考えられる。この低溶解性過渡状態を沈殿が開始される前に通過可能であるという本発明者らの発見によれば、実施者は、試験を最小限に抑えてこれらの清澄飲料を容易に製造することが可能である。
ホエータンパク質は高い緩衝能を有するので、このpH調整ステップは、ホエータンパク質による飲料の酸の緩衝を防止する傾向がある。
水性タンパク質分離物および最終飲料のpH調整ステップは、当業者に公知および自明な任意の好適な酸を用いて実施しうる。これらの酸は、リン酸(飲料工業で一般に使用される)や塩酸などの鉱酸を含みうる。リン酸は、FDA(米国食品医薬品局(U.S. Food and Drug Administration))によりGRAS物質(一般に安全と認められる物質)として分類された食品グレードの酸であるが、食品および飲料で使用される場合、いくつかの溶液では、完全には「天然」でない化合物とみなされることもある。したがって、「すべて天然」またはより天然の飲料を調製する場合、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸、乳酸、アスコルビン酸、ケイ皮酸、グルタル酸、グルコン酸、コハク酸、マレイン酸、アジピン酸、それらの2種以上の組合せなどの有機酸をリン酸の代わりに使用すべきである。より典型的には、有機酸は、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、またはそれらの2種以上の組合せを含むであろう。
使用される特定の酸または酸の組合せ、さらには使用される各酸の量は、水性タンパク質分離物の所望のpH、最終飲料の目標pH、水性タンパク質分離物のタンパク質濃度、最終飲料のタンパク質濃度、最終飲料で使用される他の成分、水性タンパク質分離物の目標貯蔵寿命、最終飲料の所望の貯蔵寿命、最終飲料の所望の風味、および最終飲料を「すべて天然」の飲料またはより天然の飲料として市販するかなどの種々の因子に依存するであろう。
酸は、乾燥(顆粒状)酸の形態でまたは溶液形態で、水性タンパク質分離物または最終飲料に添加されうる。溶液は、濃縮形態または希釈形態をとりうる。タンパク質濃度を有意に低下させることなく水性タンパク質分離物または最終飲料のpHを調整することが望ましい場合、乾燥(顆粒状)酸またはその高濃度溶液を使用すべきである。水性タンパク質分離物または最終飲料のpHを調整することおよび有意にタンパク質濃度を低下させることの両方が望ましい場合、より希薄な酸溶液が使用されうる。
使用される酸の量は、どの酸が使用されるかに依存して異なるであろう。表1に示されるように、水性タンパク質分離物のpHを低下させるために、クエン酸またはリンゴ酸を用いた場合に必要とされるよりも少量の酒石酸が必要とされる。

Figure 2014509525
タンパク質の膜濾過のタンパク質ストリームから誘導される水性タンパク質分離物の使用には、いくつかの利点があるが、膜濾過場所から飲料製造場所に水性タンパク質分離物を輸送する必要がある場合、いくつかの欠点を生じうる。欠点の1つは、輸送時間が増加すると、膜濾過のタンパク質ストリームからの水性タンパク質分離物中の微生物の存在が原因で、水性タンパク質分離物の微生物汚染の増大を招くおそれがあることである。我々は、水性タンパク質分離物の酸性化、水性タンパク質分離物への二酸化炭素の添加、またはその両方により水性タンパク質分離物中の微生物の成長を阻害することにより、この欠点を有意に低減可能であることを見いだした。
酸はまた、細菌の破壊および細菌増殖の阻害により保存剤としても作用しうる。したがって、水性タンパク質分離物のpHの低下はまた、水性タンパク質分離物の貯蔵寿命を延長して、それをタンパク質飲料で使用する前の水性タンパク質分離物のより長い貯蔵時間および/または輸送時間を可能にしうる。水性タンパク質分離物へのpH調整剤の添加は、酸性化水性タンパク質分離物をタンパク質飲料に添加する前、室温(約21℃)では約10日間、冷蔵(約4℃)下では約30日間にわたる水性タンパク質分離物の貯蔵を可能にする。
微生物はまた、水性タンパク質分離物への二酸化炭素の添加により阻害されうる。COは、COによるOの置換により、COの溶解および炭酸の形成による水性タンパク質分離物のpH低下により、および微生物の代謝に及ぼすCOの直接的効果により、微生物の成長を阻害しうる。したがって、二酸化炭素の添加は、水性タンパク質分離物の輸送距離および輸送時間の延長を可能にするであろう。
タンパク質の膜濾過のタンパク質ストリームから誘導される水性タンパク質分離物の使用により生じるおそれのある他の欠点は、輸送時に徐々に水性タンパク質分離物のゲル化が起こりうることであり、このゲル化は、結果として、輸送貨物からの除去が困難な水性タンパク質分離物および清澄タンパク質飲料の形成が困難または不可能な水性タンパク質分離物をもたらすであろう。我々は、水性タンパク質分離物の酸性化により、この欠点を克服しうることを見いだした。これにより、水性タンパク質分離物のpHがタンパク質の等電点未満に調整される結果として、溶解状態で残存する水性ホエータンパク質分離物がもたらされるであろう。ゼリー化は、約25%未満のタンパク質濃度を有することにより回避されうる。
本発明の一実施形態では、タンパク質飲料の調製方法は、実質的な乾燥を行うことなくタンパク質の膜濾過分離から捕集された水性タンパク質分離物をpH調整剤と混合して約2〜約4.6のpHを提供することにより、酸性化タンパク質混合物を取得することと、酸性化タンパク質混合物がタンパク質飲料の調製に必要とされるまで、室温で最大約10日間にわたりまたは冷蔵で最大約1ヶ月間にわたり酸性化タンパク質混合物を貯蔵することと、酸性化タンパク質混合物を、水、ジュース、アルコール、炭酸化成分、濃縮植物抽出物、消泡剤、栄養素、カルシウムまたはカルシウム誘導体、エネルギー発生添加剤、ハーブサプリメント、風味剤、甘味剤、保存剤、および着色剤からなる群から選択される少なくとも1種の追加の成分と、混合することと、で構成される。
本発明の他の実施形態では、タンパク質飲料の調製方法は、実質的な乾燥を行うことなくタンパク質の膜濾過分離から捕集された水性タンパク質分離物をpH調整剤と混合して約2〜約4.6のpHを提供することにより、酸性化タンパク質混合物を取得することと、酸性化タンパク質混合物を、室温で最大約10日間にわたりまたは冷蔵で最大約1ヶ月間にわたり、酸性化タンパク質混合物がタンパク質飲料の調製に必要とされる他の地理的場所に輸送することと、酸性化タンパク質混合物を、水、ジュース、アルコール、炭酸化成分、濃縮植物抽出物、消泡剤、栄養素、カルシウムまたはカルシウム誘導体、エネルギー発生添加剤、ハーブサプリメント、風味剤、甘味剤、保存剤、および着色剤からなる群から選択される少なくとも1種の追加の成分と、混合することと、で構成される。
いくつかの実施形態では、タンパク質飲料は、ジュースを含有しうる。完成飲料中のジュースの典型的な濃度は、約0重量%〜約100重量%の範囲内であり、より典型的には、ジュースの濃度は、約0重量%〜約98重量%の範囲内であり、最も典型的な濃度は、約0重量%〜約25重量%の範囲内である。典型的には、ジュース源は、果汁、野菜ジュース、またはそれらの組合せでありうるし、しかも液体、液体濃縮物、ピューレとして全体でまたは1つ以上のジュース成分を含有する他の改変形態で添加されうる。より典型的には、ジュースは、酵素消化、クロマトグラフィー、沈殿によりまたは他のジュース脱ペクチン化法により脱ペクチン化されて、ペクチンのほとんどが除去されたものでありうる。ジュースを脱ペクチン化しうる一方法は、米国特許第6,620,452B1号明細書に詳述されるように、それをペクチナーゼ酵素で処理するものである。脱ペクチン化ジュースは、典型的には、約0.05重量%〜約0.25重量%のペクチン含有率を有するジュースでありうる。
単一の果汁、単一の野菜ジュース、果汁ブレンド、野菜ジュースブレンド、または果汁と野菜ジュースとのブレンドを使用しうる。使用しうる多くの特定のジュースのうちのいくつかの例として、アルファルファモヤシ、リンゴ、アンズ、アボカド、タケノコ、バナナ、マメ、マメモヤシ、ビート、すべてのタイプのベリー、キャベツ、ニンジン、セロリ、サクランボ、キュウリ、カラント、ナツメヤシ、イチジク、グレープフルーツ、ブドウ、グアバ、キウイ、キンカン、レモン、ライム、レイシフルーツ、マンダリン、マンゴー、すべてのタイプのメロン、ネクタリン、ノニ、オレンジ、パパイヤ、パッションフルーツ、モモ、セイヨウナシ、パイナップル、プラム、ザクロ、プルーン、ラディッシュ、ダイオウ、ルタバガ、海藻、カボチャ、タンジェロ、タンジェリン、トマト、および/またはカブから得られるジュースが挙げられうるが、任意のタイプのジュースが使用されうる。
いくつかの実施形態では、タンパク質飲料は、炭酸化されうる。炭酸飲料の安定性を維持しつつ達成された炭酸化量は、存在するタンパク質の量を考えると予想外に多く、炭酸化量は、約0.1炭酸化体積(飲料中に存在する液体1体積あたり)〜約6炭酸化体積の範囲内である。より典型的には、存在する炭酸化量は、約1.6体積〜約3.5体積の範囲内であり、最も典型的な濃度は、約1.7体積〜約3.0体積の範囲内である。
「高エネルギー」高タンパク質飲料を提供するために、添加剤をベース高タンパク質飲料配合物と組み合わせうる。たとえば、飲料の消費者の体内の脂肪酸循環レベルを増大させるために、カフェインを添加しうる。この循環増大は、これらの燃料の酸化を増大させて、一般的には脂肪酸化を増強することが示されている。カフェインは、脂肪酸代謝を増強する手段として周知である。
含まれうる他の添加剤は、マグネシウムである。マグネシウムは、エネルギーレベルに影響を及ぼしうるし、しかも体内で約300超の生化学反応に必要とされうる。マグネシウムは、血糖レベルの調整に役立ちうるし、正常血圧を向上させうるし、しかもエネルギー代謝およびタンパク質合成を支持しうる。
エネルギーレベルに影響を及ぼすために、第3の添加剤を添加しうる。第3の添加剤は、シトルリンマレートでありうる。シトルリンは、窒素平衡および代謝過程の一翼を担いうるアミノ酸である。追加のシトルリンマレートは、アミノ酸の塩形である。シトルリンマレートは、乳酸代謝への影響および疲労の軽減により、好気的な性能および能力を向上させうる。
代謝へのこれらの影響の1つ以上は、本質的に細胞内エネルギー移動の「分子通貨」である酸化アデノシン三リン酸(ATP)の割合の増大および筋肉の運動時のエネルギー生産の増大という証拠により支持されてきた。エネルギーの発生を支援するこれらの3種の添加剤およびそれらの組合せは、製品の生産性または貯蔵寿命にほとんどまたはまったく悪影響を及ぼすことなく、本明細書に記載の高タンパク質飲料に配合された。
シトルリンマレートエネルギー発生添加剤は、遊離形で非常に苦い味を有しうる。我々は、本明細書に記載した種類のタンパク質飲料で利用されるシトルリンマレートが、シトルリンマレートを含有しない処方に大幅な変更を加える必要なく快適な味の飲料を提供することを発見して驚いた。
高いタンパク質濃度に加えて、タンパク質飲料は、一般に食品工業により監視される種類の細菌や他の変敗病原体などの生物学的病原性微生物を本質的に含まない。生物学的病原性微生物の不活性化に用いられる方法によれば、タンパク質飲料は、個別の容器または一杯分にタンパク質飲料をパッケージングして非冷蔵飲料工業で標準的な貯蔵条件下で貯蔵した後、18ヶ月間超にわたりこれらの病原性微生物を本質的に含まない。生物学的病原性微生物の不在に加えて、タンパク質の沈殿はほとんどまたはまったくなく、増粘はほとんどまたはまったくなく、風味および色は維持され、かつ味および口当りは維持される。濁りを生じることなく透明になるように設計された配合物では、タンパク質飲料は、この貯蔵期間後、色が透明である。推奨貯蔵温度は、凝固点(32°F)超〜約75°Fである。味および清澄度を損なうことなく、数ヶ月間たとえば約5ヶ月間の期間にわたり100°Fを超える温度でタンパク質飲料を貯蔵することさえも、可能である。
一実施形態では、タンパク質飲料は、飲料用の味および口当りを提供すべく使用しうる炭酸化成分の存在下で微生物を不活性化するように、同時に、そのような味および口当りを提供するのに必要とされる最小限の炭酸化量を維持するように、処理されうる。
微生物を不活性化または除去する処理は、高温への暴露による熱処理、無菌パッケージング処理、炭酸化処理、オゾン化処理、放射線処理、紫外光処理、高圧処理、濾過処理、膜透過処理、パルス電界処理、超音波処理、およびそれらの組合せを含みうる。典型的には、微生物不活性化の処理は、炭酸入りタンパク質飲料の貯蔵および取扱いに使用される個別の供給パッケージで行われうる。試験の結果、個別の供給パッケージで行われた微生物不活性化では、35°F〜約75°Fの範囲内の温度で18ヶ月間超の貯蔵期間後、微生物のプレートカウントは、無視でき、典型的にはゼロであることが示された。
一実施形態では、熱処理は、微生物を不活性化するために使用されない。この実施形態では、微生物不活性化は、タンパク質飲料への二酸化炭素の添加に基づく。以上に記載したように、COは、COによるOの置換により、COの溶解および炭酸の形成による炭酸入りタンパク質飲料のpH低下により、および微生物の代謝に及ぼすCOの直接的効果により、微生物の成長を阻害しうる。
他の実施形態では、熱処理は、微生物を不活性化するために使用されない。この実施形態では、微生物不活性化は、タンパク質飲料の高圧処理(HPP)に基づく。HPPは、炭酸化前かつパッケージング前、炭酸化後かつパッケージング前、または炭酸化後かつパッケージング後、タンパク質飲料に適用されうる。HPPはまた、炭酸入りでないタンパク質飲料にも使用されうる。種々のタイプのHPP装置システム、たとえば、22408 66th Avenue South,Kent,WA 98032のAvure Technologies、60 Loudonville Rd.,Albany,NY 12204のElmhurst Research,Inc.、および28760 Tres Cantos,Madrid,SpainのNC Hyperbaricにより製造されたものなどが使用されうる。
HPPは、水(または他の圧力伝達流体)充填圧力槽内の容器中にタンパク質飲料を配置することと、槽を密閉することと、外部増圧機を介してより多くの水を圧力槽内に送入することにより容器に加わる圧力を増大させることと、により達成されうる。高圧は、特定の時間にわたり保持されうるし、次いで、減圧されうる。典型的には、25℃で約600MPaの圧力レベルであれば、非胞子形成病原体、増殖期細菌、酵母、カビなどの栄養型微生物を不活性化するのに十分でありうる。HPPは、「高圧処理を用いて微生物を不活性化する方法」という名称で2003年10月21日に発行されたMaerzの米国特許第6,635,223B2号明細書に記載の方法により行いうる。
他の実施形態では、熱処理は、微生物を不活性化するために使用されない。この実施形態では、微生物不活性化は、タンパク質飲料への二酸化炭素の添加と炭酸入りタンパク質飲料のHPPとの組合せ効果に基づく。HPPは、パッケージング前またはパッケージング後、炭酸入りタンパク質飲料に適用しうる。
そのほかの実施形態では、熱処理は、微生物を不活性化するために使用されない。これらの実施形態では、微生物不活性化は、炭酸化処理、無菌パッケージング処理、オゾン化処理、放射線処理、紫外光処理、HPP処理、膜透過処理、パルス電界処理、超音波処理、それらの組合せなどに基づきうる。
本発明のさらに他の実施形態では、熱処理は、微生物を不活性化するために使用される。バルク飲料は、「ホットフィル」として知られる飲料工業および果汁工業に共通した方式で殺菌される。この方式では、製品は、約160°F〜約200°Fの最高温度を用いて、その最高温度で約15秒間〜約3秒間の範囲内の保持時間を用いて、連続流で熱処理される。製品は、ホットフィル用に設計されたガラスまたはプラスチックの容器中に充填される前、約160°F〜約185°Fにわずかに冷却される。
連続プロセス法は、バット法をよりも優れたいくつかの利点を有するが、最も重要なのは、時間およびエネルギーの節約である。ほとんどの連続処理では、高温短時間(HTST)殺菌器が使用される。熱処理は、平板熱交換器を用いて達成される。この装置一式は、フレーム中に掴持一体化されたコルゲート状ステンレス鋼板のスタックで構成される。使用可能ないくつかのフローパターンがある。チャネルの境界を画定して漏出を防止するために、ガスケットが使用される。熱媒体は、真空蒸気または熱水でありうる。
本発明の一実施形態に係るタンパク質飲料は、栄養価を増強するために(エネルギー発生増強のためにとくに添加されるもの以外)、身体活動時に筋肉系および関節の保護に役立てるために、飲料の風味値を増大させるために、または飲料の所望の外観を提供するために、追加の添加剤をさらに含有しうるが、ただし、追加の作用剤は、飲料中で安定であるものとする。本発明の一実施形態では、タンパク質飲料は、食事代替品として摂取されうる。栄養価を増強する追加の作用剤の例としては、ビタミン、ミネラル(カルシウムまたはカルシウム誘導体を含む)、ハーブサプリメント、濃縮植物抽出物、グルコサミン、アミノ酸、脂肪酸、繊維などの栄養素が挙げられる。これら例としては、次のもの、すなわち、限定されるものではないが、たとえば、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンEなどのビタミン、限定されるものではないが、たとえば、亜鉛、クロム、鉄、カルシウム、マグネシウム(以上に述べた)、カリウムなどのミネラル、限定されるものではないが、たとえば、ヤクヨウニンジン、ギンコビロバ、ノコギリヤシ、グリーンティー、フーディアゴルドニイなどのハーブサプリメント、限定されるものではないが、たとえば、L−グルタミン、L−アルギニン、タウリン、クレアチン、N−アセチル−シスチン、N−アセチル−カルニチン、L−ロイシン、L−イソロイシン、L−バリンなどのアミノ酸、限定されるものではないが、たとえば、ドコサヘキサエン酸(docosahexaenonic acid)(DHA)、エイコサペンタエン酸(eicosapentaeonic acid)(EPA)、ω3、ω6などの脂肪酸、および限定されるものではないが、たとえば、オリゴフルクトポリサッカリド、トウモロコシ繊維、エンバク繊維、アマ繊維などの繊維が挙げられる。
カロリーは低いがビタミンおよび栄養素は多いものでありうる濃縮植物抽出物を添加しうる。この抽出物は、果実、ハーブ、野菜、および高含有率の栄養成分を有しうる他の植物から得られうる。抽出物の製造は、米国特許第6,620,452B1号明細書に詳述されるような従来法により行いうるが、この抽出物は、市販品として入手しうる。この抽出物の一例は、Taiyo International(Minneapolis,Minnesota 55416,USA)製のSunphenon 90Mと呼ばれるグリーンティーから得られる抽出物でありうる。
身体活動時に筋肉系および関節の保護に役立つ添加剤の例は、タンパク質飲料中にすでに存在する食用栄養タンパク質と組み合わされて機能する過免疫乳タンパク質濃縮物でありうる。過免疫乳タンパク質濃縮物は、米国特許第5,650,175号明細書に詳述されるように製造されうる。過免疫乳タンパク質の一例は、限定されるものではないが、たとえば、MicroLactin(商標)という商品名でStolle Milk Biologies(Chicago,Ill)から入手可能であり、Humanetics Corporation(Eden Prairie,MN)により販売されている。過免疫乳タンパク質濃縮物は、ホエーの画分などとしてホエーから得られうる。しかしながら、過免疫乳タンパク質濃縮物は、カゼインに類似した官能性を呈しうる。飲料配合物中で過免疫乳タンパク質濃縮物を使用すると、典型的には、濁りを呈する飲料が得られる。
1種または複数種の風味剤は、限定されるものではないが、たとえば、フルーツ風味、コーラ風味、バニラ風味、またはチョコレート風味を提供しうる。他の風味剤は、限定されるものではないが、たとえば、ステビア葉抽出物やラカンカなどである。天然または合成の甘味剤、限定されるものではないが、たとえば、スクロース、スクラロース、アスパルテーム、および/またはアセスルファムカリウム、ネオテーム、ポリデキストロース、グリセリン、ソルビトール、高フルクトースコーンシロップ、コーンシロップ、サッカリン、ハチミツ、糖蜜、メープルシロップ、キシリトールなどは、使用されうる。着色剤は、添加されうる。クエン酸、フマル酸、アジピン酸、酒石酸、およびいくつかの場合には乳酸などの作用剤は、酸味を調節するために添加されうる。
鎮痛剤の形態の追加の成分、たとえば、アスピリンなどは、特殊な製品用途で添加されうる。以上に挙げたカフェイン以外の温和な刺激剤、たとえば、グリーンティーなどは、添加されうる。弛緩剤、たとえば、メラトニンなどもまた、添加されうる。
安定性を提供するために、タンパク質飲料は、ジメチルポリシロキサンなどの消泡剤、およびリン酸、塩酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸、乳酸、アスコルビン酸、ケイ皮酸、グルタル酸、グルコン酸、コハク酸、マレイン酸、アジピン酸、それらの2種以上の組合せなどのpH調整剤を含みうる。典型的には、pH調整剤としてリン酸が使用されるであろう。しかしながら、「すべて天然」の飲料またはより天然の飲料が望まれる場合、天然酸が使用されるであろう。典型的には、使用される天然酸は、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、またはそれらの組合せを含みうる。タンパク質飲料の調整pHは、典型的には約2.0〜約5.5、より典型的には約2.0〜約3.4の範囲内である。安定性をさらに提供するために、タンパク質飲料は、カゼイネートを含む成分を本質的に排除するように配合されうる。カゼイネートは、タンパク質飲料のpHで安定でない可能性がある。
1種以上の保存剤、たとえば、1種以上の化学保存剤、1種以上の天然保存剤、それらの組合せなどは、タンパク質飲料に添加されうる。使用しうる化学保存剤の例としては、たとえば、ソルベートまたはベンゾエートが挙げられる。使用しうる天然保存剤の例としては、たとえば、Danisco A/S Langebrogade 1 DK−1001 Copenhagenなどの食品成分供給業者から市販品として入手しうるナイシンまたはナタマイシンが挙げられる。
タンパク質飲料は、水中で、消泡剤と、約2〜約5.5のpHを提供する量のpH調整剤と、約0.01重量%〜約8重量%のタンパク質の範囲内の飲料中最終タンパク質含有率を提供するのに十分な量のタンパク質と、を混合することにより調製されうる。
タンパク質飲料は、炭酸入りタンパク質飲料を得るのに十分な量で二酸化炭素を混合物に添加することにより、炭酸化されうる。この場合、飲料中に存在する炭酸化量は、液体混合物1体積あたり約0.1体積〜約6体積の範囲内である。この方法のいくつかの実施形態では、二酸化炭素は、無菌炭酸水の形態で添加されうる。そのほかの実施形態では、無菌二酸化炭素は、所望の量の二酸化炭素が存在するまで、液体混合物中にバブリングされる。いずれの実施形態でも、飲料の最終タンパク質含有率は、約0.01重量%〜約8重量%の範囲内であり、かつ炭酸化は、約0.1体積〜約6体積の範囲内である。そのほかの実施形態では、飲料の最終タンパク質含有率は、約2重量%〜約8重量%の範囲内であり、かつ炭酸化は、約0.1体積〜約6体積の範囲内である。
タンパク質飲料は、水中で、消泡剤と、約2〜約4.6のpHを提供する量のpH調整剤と、約0重量%〜約100重量%の範囲内の飲料中最終ジュース含有率を提供する量のジュースと、約0.01重量%〜約8重量%のタンパク質の範囲内の飲料中最終タンパク質含有率を提供するのに十分な量のタンパク質と、を混合することと、混合物中に存在しうる微生物を不活性化するのに十分な時間にわたり約140°F〜約188°Fの範囲内の温度に混合物を加熱することと、約40°F以下の温度に混合物を冷却することと、により、調製されうる。
タンパク質飲料は、炭酸入りタンパク質飲料を得るのに十分な量で二酸化炭素を混合物に添加することにより、炭酸化されうる。この場合、飲料中に存在する炭酸化量は、液体混合物1体積あたり約0.1体積〜約6体積の範囲内である。この方法のいくつかの実施形態では、二酸化炭素は、無菌炭酸水の形態で添加される。そのほかの実施形態では、無菌二酸化炭素は、所望の量の二酸化炭素が存在するまで、液体混合物中にバブリングされる。いずれの実施形態でも、飲料の最終ジュース含有率は、約0重量%〜約100重量%の範囲内であり、飲料の最終タンパク質含有率は、約0.01重量%〜約8重量%の範囲内であり、かつ炭酸化は、約0.1体積〜約6体積の範囲内である。そのほかの実施形態では、飲料の最終ジュース含有率は、約0重量%〜約98重量%の範囲内であり、飲料の最終タンパク質含有率は、約2重量%〜約8重量%の範囲内であり、かつ炭酸化は、約0.1体積〜約6体積の範囲内である。
タンパク質飲料はまた、タンパク質飲料中の微生物を不活性化するHPPの追加のステップを用いて、以上に記載のものと同様に調製されうる。HPPステップは、二酸化炭素の添加前または二酸化炭素の添加後に行われうる。炭酸入りタンパク質飲料は、容器中へのパッケージング前またはパッケージング後にHPPで処理されうる。
タンパク質飲料はまた、混合物の加熱が炭酸化成分の添加前でなく炭酸化成分の添加後に行われること以外は以上に記載のものと同様に、調製されうる。このためには、加熱および冷却のプロセス時に炭酸化を維持する措置を講ずる必要がある。我々は、炭酸入りタンパク質飲料を個別のサイズの容器中にパッケージングしてから微生物不活性化のために飲料の容器を処理しうるのであれば、炭酸化を維持することが可能であることを見いだした。
他の実施形態では、タンパク質飲料は、約0体積%のアルコール〜約15体積%のアルコールを含みうる。典型的には、アルコールの体積パーセントは、約4体積%〜約8体積%の範囲内である。使用されるアルコールは、麦芽ベースの発酵により穀物から得られうる。
一実施形態では、本発明は、タンパク質飲料またはタンパク質飲料濃縮物で使用するためのタンパク質組成物である。このタンパク質組成物は、カゼイネートを本質的に含まない、かつ実質的な乾燥を行わずに膜濾過分離から捕集された水性タンパク質分離物から誘導される、タンパク質と、水性タンパク質分離物のpHを約2.0〜約4.6のpHに調整する量のpH調整剤と、で構成される。タンパク質組成物は、微生物の成長を阻害するために二酸化炭素で処理されうる。タンパク質組成物は、タンパク質飲料またはタンパク質飲料濃縮物に使用される前、貯蔵または輸送されうる。タンパク質組成物は、タンパク質飲料またはタンパク質飲料濃縮物に使用される前、冷蔵せずに最大約10日間または冷蔵して最大約30日間の期間にわたり貯蔵または輸送されうる。タンパク質の実質的溶解性は、貯蔵および輸送の期間全体を通じて、タンパク質組成物中で維持され、かつタンパク質組成物は、貯蔵および輸送の期間全体を通じて、ヒトの健康に有害であることが知られている活性微生物を本質的に含まない。
他の実施形態では、本発明は、カゼイネートを本質的に含まない、かつ実質的な乾燥を行わずに膜濾過分離から捕集された水性タンパク質分離物から誘導される、約0.01重量%〜約15重量%のタンパク質で構成されたタンパク質飲料、およびこのタンパク質飲料の製造方法である。タンパク質飲料組成物は、約2.0〜約4.6の範囲内のpHを呈する。タンパク質の実質的溶解性は、飲料組成物中で維持され、かつタンパク質飲料は、タンパク質飲料のパッケージング時およびパッケージング後の少なくとも1年間の期間の両方で、ヒトの健康に有害であることが知られている活性微生物を本質的に含まない。飲料は、炭酸化されうる。飲料は、濃縮植物抽出物、消泡剤、栄養素、カルシウムまたはカルシウム誘導体、エネルギー発生添加剤、ハーブサプリメント、風味剤、甘味剤、保存剤、着色剤、ジュース、およびアルコールからなる群から選択される少なくとも1種の追加の成分を含有しうる。タンパク質飲料は、清澄または色が透明であり、濁りを本質的に示さない。
飲料が活性微生物を本質的に含まない状態は、殺菌処理、無菌パッケージング処理、炭酸化処理、オゾン化処理、放射線処理、紫外光処理、高圧処理、膜透過処理、パルス電界処理、超音波処理、またはそれらの組合せによる微生物の不活性化により形成されうる。
飲料で使用される水性タンパク質分離物は、膜濾過分離から新たに捕集されうるか、または飲料で使用される前に膜濾過分離から捕集された後で貯蔵または輸送されたものでありうる。水性タンパク質分離物は、タンパク質飲料に使用される前、冷蔵せずに最大約10日間または冷蔵して最大約30日間の期間にわたり貯蔵または輸送されうる。タンパク質の実質的溶解性は、貯蔵および輸送の期間全体を通じて、タンパク質組成物中で維持され、かつタンパク質組成物は、貯蔵および輸送の期間全体を通じて、ヒトの健康に有害であることが知られている活性微生物を本質的に含まない。水性タンパク質分離物のpHは、リン酸、塩酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸、乳酸、アスコルビン酸、ケイ皮酸、グルタル酸、グルコン酸、コハク酸、マレイン酸、アジピン酸、またはそれらの2種以上の組合せからなる群から選択される酸を用いて、約2.0〜約4.6の範囲内のpHに調整されうる。好ましくは、水性タンパク質のpHは、鉱酸であるリン酸を用いて、またはクエン酸、リンゴ酸、酒石酸、それらの2種以上の組合せなどの天然酸を用いて、調整される。水性タンパク質分離物は、貯蔵または輸送の前、この期間の微生物の成長を阻害するために二酸化炭素で処理されうる。
水性タンパク質分離物は、ホエータンパク質、乳清タンパク質、ラクトアルブミン、血清アルブミン、グリコマクロペプチド、卵白タンパク質、オボアルブミン、ゼラチン、加水分解ゼラチン、加水分解コラーゲン、ダイズタンパク質、キャノーラタンパク質、ナタネタンパク質、エンドウタンパク質、コメタンパク質、コムギタンパク質、アサタンパク質、ゼインタンパク質、ジャガイモタンパク質、またはそれらの任意の組合せからなる群から選択されうる。
本発明の他の実施形態では、タンパク質飲料は、実質的な乾燥を行わずに膜濾過分離から捕集された水性タンパク質分離物から誘導される約0.01重量%〜約15重量%のタンパク質および残部の水で構成される。タンパク質飲料のパッケージング時およびパッケージング後の少なくとも18ヶ月間の期間にわたる冷蔵なしの任意の後続貯蔵時の両方で、タンパク質の実質的溶解性は、タンパク質飲料中で維持され、かつタンパク質飲料は、病原性微生物を実質的に含まない。
飲料が活性微生物を本質的に含まない状態は、殺菌処理、無菌パッケージング処理、炭酸化処理、オゾン化処理、放射線処理、紫外光処理、高圧処理、膜透過処理、パルス電界処理、超音波処理、またはそれらの組合せによる微生物の不活性化により形成されうる。
飲料で使用される水性タンパク質分離物は、膜濾過分離から新たに捕集されうるか、または飲料で使用される前に膜濾過分離から捕集された後で貯蔵または輸送されたものでありうる。水性タンパク質分離物は、タンパク質飲料に使用される前、冷蔵せずに最大約10日間または冷蔵して最大約30日間の期間にわたり貯蔵または輸送されうる。タンパク質の実質的溶解性は、貯蔵および輸送の期間全体を通じて、タンパク質組成物中で維持され、かつタンパク質組成物は、貯蔵および輸送の期間全体を通じて、ヒトの健康に有害であることが知られている活性微生物を本質的に含まない。水性タンパク質分離物のpHは、リン酸、塩酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸、乳酸、アスコルビン酸、ケイ皮酸、グルタル酸、グルコン酸、コハク酸、マレイン酸、アジピン酸、またはそれらの2種以上の組合せからなる群から選択される酸を用いて、約2.0〜約4.6の範囲内のpHに調整されうる。好ましくは、水性タンパク質のpHは、鉱酸であるリン酸を用いて、またはクエン酸、リンゴ酸、酒石酸、それらの2種以上の組合せなどの天然酸を用いて、調整される。水性タンパク質分離物は、貯蔵または輸送の前、この期間の微生物の成長を阻害するために二酸化炭素で処理されうる。
水性タンパク質分離物は、ホエータンパク質、乳清タンパク質、ラクトアルブミン、血清アルブミン、グリコマクロペプチド、卵白タンパク質、オボアルブミン、ゼラチン、加水分解ゼラチン、加水分解コラーゲン、ダイズタンパク質、キャノーラタンパク質、ナタネタンパク質、エンドウタンパク質、コメタンパク質、コムギタンパク質、アサタンパク質、ゼインタンパク質、ジャガイモタンパク質、またはそれらの任意の組合せからなる群から選択されうる。
本発明の他の実施形態では、タンパク質飲料は、カゼイネートを本質的に含まない約0.01重量%〜約15重量%のタンパク質で構成された約2.5〜約4.5の範囲内のpHを有する炭酸入りフルーツ風味タンパク質飲料である。タンパク質飲料のパッケージング時およびパッケージング後の少なくとも18ヶ月間の期間にわたる冷蔵なしの任意の後続貯蔵時の両方で、タンパク質の実質的溶解性は、タンパク質飲料中で維持され、かつタンパク質飲料は、病原性微生物を実質的に含まない。タンパク質飲料は、清澄または色が透明であり、濁りを本質的に示さない。
飲料は、濃縮植物抽出物、消泡剤、栄養素、カルシウムまたはカルシウム誘導体、エネルギー発生添加剤、ハーブサプリメント、風味剤、甘味剤、保存剤、着色剤、ジュース、およびアルコールからなる群から選択される少なくとも1種の追加の成分を含有しうる。飲料のフルーツ風味は、風味剤からまたは果汁から誘導されうる。
飲料が活性微生物を本質的に含まない状態は、殺菌処理、無菌パッケージング処理、炭酸化処理、オゾン化処理、放射線処理、紫外光処理、高圧処理、膜透過処理、パルス電界処理、超音波処理、またはそれらの組合せによる微生物の不活性化により形成されうる。
タンパク質は、ホエータンパク質、乳清タンパク質、ラクトアルブミン、血清アルブミン、グリコマクロペプチド、卵白タンパク質、オボアルブミン、ゼラチン、加水分解ゼラチン、加水分解コラーゲン、ダイズタンパク質、キャノーラタンパク質、ナタネタンパク質、エンドウタンパク質、コメタンパク質、コムギタンパク質、アサタンパク質、ゼインタンパク質、ジャガイモタンパク質、またはそれらの任意の組合せからなる群から選択されうる。
タンパク質は、粉末タンパク質濃縮物もしくは粉末タンパク質分離物でありうるか、または実質的な乾燥を行わずに膜濾過分離から捕集された水性タンパク質分離物および残部の水から誘導されうる。タンパク質は、インタクトなものまたは加水分解されたものでありうる。
タンパク質は、タンパク質濃縮物またはタンパク質分離物でありうる。粉末形態の場合、タンパク質は、液体形態のタンパク質を調製するために、水中または他の好適な液体中に再構成されうる。液体タンパク質のpHは、飲料への液体タンパク質の添加前にpH調整剤を用いて調整されうる。
タンパク質が水性タンパク質分離物である場合、それは、膜濾過分離から新たに捕集されうるか、または飲料で使用される前に膜濾過分離から捕集された後で貯蔵または輸送されたものでありうる。水性タンパク質分離物は、タンパク質飲料に使用される前、冷蔵せずに最大約10日間または冷蔵して最大約30日間の期間にわたり貯蔵または輸送されうる。タンパク質の実質的溶解性は、貯蔵および輸送の期間全体を通じて、タンパク質組成物中で維持され、かつタンパク質組成物は、貯蔵および輸送の期間全体を通じて、ヒトの健康に有害であることが知られている活性微生物を本質的に含まない。水性タンパク質分離物のpHは、リン酸、塩酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸、乳酸、アスコルビン酸、ケイ皮酸、グルタル酸、グルコン酸、コハク酸、マレイン酸、アジピン酸、またはそれらの2種以上の組合せからなる群から選択される酸を用いて、約2.0〜約4.6の範囲内のpHに調整されうる。好ましくは、水性タンパク質のpHは、鉱酸であるリン酸を用いて、またはクエン酸、リンゴ酸、酒石酸、それらの2種以上の組合せなどの天然酸を用いて、調整される。水性タンパク質分離物は、貯蔵または輸送の前、この期間の微生物の成長を阻害するために二酸化炭素で処理されうる。
本発明の他の実施形態では、タンパク質飲料は、伝統的な米国のエッグクリーム飲料に類似した炭酸入りのチョコレート風味またはバニラ風味のタンパク質飲料である。エッグクリーム飲料は、19世紀末にニューヨークのソーダファウンテンで販売されたチョコレート風味およびバニラ風味の炭酸乳飲料であり、チョコレートシロップまたはバニラシロップとセルツァー炭酸水と全乳とを含有していた。しかしながら、我々は、乳を含有しない貯蔵安定性のある高タンパク質のチョコレート風味またはバニラ風味の炭酸飲料を作製することにより、この米国の伝統品に改良を加えた。
炭酸入りのチョコレート風味またはバニラ風味のタンパク質飲料は、カゼイネートを本質的に含まない約0.01重量%〜約15重量%のタンパク質で構成され、約4.5〜約7.0の範囲内のpHを有する。タンパク質飲料のパッケージング時およびパッケージング後の少なくとも18ヶ月間の期間にわたる冷蔵なしの任意の後続貯蔵時の両方で、タンパク質の実質的溶解性は、タンパク質飲料中で維持され、かつタンパク質飲料は、病原性微生物を実質的に含まない。このタンパク質飲料は、乳ベース飲料の外観に類似して濁りを有しうる。
炭酸入りのチョコレート風味またはバニラ風味のタンパク質飲料は、濃縮植物抽出物、消泡剤、栄養素、カルシウムまたはカルシウム誘導体、エネルギー発生添加剤、ハーブサプリメント、風味剤、甘味剤、保存剤、着色剤、およびアルコールからなる群から選択される少なくとも1種の追加の成分を含有しうる。
炭酸入りのチョコレート風味またはバニラ風味のタンパク質飲料が活性微生物を本質的に含まない状態は、殺菌処理、無菌パッケージング処理、炭酸化処理、オゾン化処理、放射線処理、紫外光処理、高圧処理、膜透過処理、パルス電界処理、超音波処理、またはそれらの組合せによる微生物の不活性化により形成されうる。
炭酸入りのチョコレート風味またはバニラ風味のタンパク質飲料で使用されるタンパク質は、ホエータンパク質、乳清タンパク質、ラクトアルブミン、血清アルブミン、グリコマクロペプチド、卵白タンパク質、オボアルブミン、ゼラチン、加水分解ゼラチン、加水分解コラーゲン、ダイズタンパク質、キャノーラタンパク質、ナタネタンパク質、エンドウタンパク質、コメタンパク質、コムギタンパク質、アサタンパク質、ゼインタンパク質、ジャガイモタンパク質、またはそれらの任意の組合せからなる群から選択されうる。
炭酸入りのチョコレート風味またはバニラ風味のタンパク質飲料で使用されるタンパク質は、粉末タンパク質濃縮物もしくは粉末タンパク質分離物でありうるか、または実質的な乾燥を行わずに膜濾過分離から捕集された水性タンパク質分離物および残部の水から誘導されうる。タンパク質は、インタクトなものまたは加水分解されたものでありうる。
タンパク質は、タンパク質濃縮物またはタンパク質分離物でありうる。粉末形態の場合、タンパク質は、液体形態のタンパク質を調製するために、水中または他の好適な液体中に再構成されうる。液体タンパク質のpHは、飲料への液体タンパク質の添加前にpH調整剤を用いて調整されうる。
タンパク質が水性タンパク質分離物である場合、それは、膜濾過分離から新たに捕集されうるか、または飲料で使用される前に膜濾過分離から捕集された後で貯蔵または輸送されたものでありうる。水性タンパク質分離物は、タンパク質飲料に使用される前、冷蔵せずに最大約10日間または冷蔵して最大約30日間の期間にわたり貯蔵または輸送されうる。タンパク質の実質的溶解性は、貯蔵および輸送の期間全体を通じて、タンパク質組成物中で維持され、かつタンパク質組成物は、貯蔵および輸送の期間全体を通じて、ヒトの健康に有害であることが知られている活性微生物を本質的に含まない。水性タンパク質分離物のpHは、リン酸、塩酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸、乳酸、アスコルビン酸、ケイ皮酸、グルタル酸、グルコン酸、コハク酸、マレイン酸、アジピン酸、またはそれらの2種以上の組合せからなる群から選択される酸を用いて、約2.5〜約7.0の範囲内のpHに調整されうる。好ましくは、水性タンパク質のpHは、鉱酸であるリン酸を用いて、またはクエン酸、リンゴ酸、酒石酸、それらの2種以上の組合せなどの天然酸を用いて、調整される。水性タンパク質分離物は、貯蔵または輸送の前、この期間の微生物の成長を阻害するために二酸化炭素で処理されうる。
そのほかの実施形態では、タンパク質飲料は、濃縮形態で調製されうる。これは、限定されるものではないが、たとえば、水、果汁、野菜ジュース、茶、アルコール、コーヒー、乳、大豆乳、米乳、アーモンド乳、それらの組合せなどの液体を用いて、摂取前に希釈されうる。特定の実施形態は、炭酸液または非炭酸液でありうる希釈用の液体を包含する。非炭酸液が使用される場合、飲料は、希釈後、二酸化炭素ガスで炭酸化されうる。
タンパク質飲料濃縮物の一実施形態は、約0重量%〜約60重量%のジュース濃縮物を含みうる濃縮シロップでありうる。ただし、前記ジュース濃縮物は、約20°Brix〜約75°BrixのBrix値および約0.02重量%〜約75重量%のタンパク質を有する。タンパク質飲料濃縮シロップの他の実施形態は、約0重量%〜約60重量%のジュース濃縮物を含みうる。ただし、前記ジュース濃縮物は、約20°Brix〜約75°BrixのBrix値および約4重量%〜約75重量%のタンパク質を有する。そのようなタンパク質飲料濃縮シロップは、パッケージング時および冷蔵なしの後続貯蔵時、タンパク質の実質的溶解性を維持する。タンパク質飲料濃縮シロップのそのような実施形態はまた、パッケージング時および後続貯蔵時、ヒトの健康に有害であることが知られている病原性微生物を本質的に含まない。
タンパク質飲料濃縮シロップは、約0重量%のジュース濃縮物および約0.01重量%〜約49重量%のタンパク質を含みうる。
タンパク質飲料濃縮シロップに使用されるジュース濃縮物は、使用しうる単一の果汁、単一の野菜ジュース、果汁ブレンド、野菜ジュースブレンド、または果汁と野菜ジュースとのブレンドから誘導されうる。使用しうる多くの特定のジュースのうちのいくつかの例として、アルファルファモヤシ、リンゴ、アンズ、アボカド、タケノコ、バナナ、マメ、マメモヤシ、ビート、すべてのタイプのベリー、キャベツ、ニンジン、セロリ、サクランボ、キュウリ、カラント、ナツメヤシ、イチジク、グレープフルーツ、ブドウ、グアバ、キウイ、キンカン、レモン、ライム、レイシフルーツ、マンダリン、マンゴー、すべてのタイプのメロン、ネクタリン、ノニ、オレンジ、パパイヤ、パッションフルーツ、モモ、セイヨウナシ、パイナップル、プラム、ザクロ、プルーン、ラディッシュ、ダイオウ、ルタバガ、海藻、カボチャ、タンジェロ、タンジェリン、トマト、および/またはカブ、さらにはそれらの組合せから得られるジュースが挙げられうるが、任意のタイプのジュースが使用されうる。
タンパク質飲料濃縮シロップの実施形態に使用されるタンパク質は、カゼイネートを本質的に含まないものでありうる。いくつかの実施形態では、カゼイネートを本質的に含まないタンパク質は、いくらかのカゼイネートを有しうるか、またはこれまでに本明細書に記載した種類のホエータンパク質でありうる。カゼイネートを本質的に含まないタンパク質は、ホエータンパク質分離物またはホエータンパク質濃縮物から誘導されうるホエータンパク質でありうるが、他のホエータンパク質調製物、たとえば、限定されるものではないが、ホエータンパク質抽出物やホエータンパク質加水分解物などを使用してもよい。ホエータンパク質分離物は、約0.01重量%〜約49重量%のホエータンパク質濃度を有する水性ホエータンパク質分離物でありうる。ホエータンパク質濃縮物は、水性ホエータンパク質濃縮物でありうる。カゼイネートを本質的に含まないことに加えて、タンパク質は、脂肪およびラクトースを本質的に含まないものでありうる。
ホエータンパク質分離物は、最終乾燥生成物が、約90重量%以上のホエータンパク質、およびかりに存在したとしてもごくわずかな脂肪、コレステロール、または炭水化物(たとえば、ラクトース)を含有しうるように、膜濾過またはイオン交換吸収によりホエーから十分な非タンパク質成分を除去することにより取得されうる。濃縮およびスプレー乾燥の前、水性ホエータンパク質分離物(WPIaq)は、約0.01重量%〜約49重量%のホエータンパク質濃度を有しうるうえに、脂肪、コレステロール、および炭水化物を本質的に非含有でありうる。
水性ホエータンパク質分離物(WPIaq)は、約20%〜約35%の実際のホエータンパク質の重量濃度で捕集される。
WPIaqは、シングルストレングス飲料タンパク質レベルから、酸性化、栄養素添加、飲料製造施設への輸送、ならびにそれに続く希釈、熱処理、およびコンテナー化に好適な濃縮物まで、の範囲に相当する約1%〜約24%のタンパク質濃度に、水で希釈される。
タンパク質飲料濃縮シロップに使用されるタンパク質はまた、ホエータンパク質以外の任意の食用タンパク質、たとえば、限定されるものではないが、乳清タンパク質、ラクトアルブミン、血清アルブミン、グリコマクロペプチド、卵白タンパク質、オボアルブミン、ゼラチン、加水分解ゼラチン、加水分解コラーゲン、ダイズタンパク質、キャノーラタンパク質、ナタネタンパク質、エンドウタンパク質、コメタンパク質、コムギタンパク質、アサタンパク質、ゼインタンパク質、ジャガイモタンパク質、それらの任意の組合せなどを含みうる。
タンパク質飲料濃縮シロップに使用されるタンパク質はまた、これまでに本明細書に記載した種類のホエータンパク質と、ホエータンパク質以外の食用タンパク質、たとえば、限定されるものではないが、乳清タンパク質、ラクトアルブミン、血清アルブミン、グリコマクロペプチド、卵白タンパク質、オボアルブミン、ゼラチン、加水分解ゼラチン、加水分解コラーゲン、ダイズタンパク質、キャノーラタンパク質、ナタネタンパク質、エンドウタンパク質、コメタンパク質、コムギタンパク質、アサタンパク質、ゼインタンパク質、ジャガイモタンパク質、それらの任意の組合せなどと、の組合せを含みうる。
典型的には、水性タンパク質(分離物または濃縮物)のpHは、タンパク質を飲料組成物と混合する前、タンパク質飲料濃縮シロップのpHに一致させるように適切なpH調整剤を用いて調整されうる。
水性タンパク質分離物およびタンパク質飲料濃縮シロップのpH調整ステップは、当業者に公知および自明な任意の好適な酸を用いて実施しうる。これらの酸は、リン酸(飲料工業で一般に使用される)や塩酸などの鉱酸を含みうる。リン酸は、FDA(米国食品医薬品局(U.S. Food and Drug Administration))によりGRAS物質(一般に安全と認められる物質)として分類された食品グレードの酸であるが、食品および飲料で使用される場合、人工化合物とみなされることも多い。したがって、「すべて天然」またはより天然のタンパク質飲料またはタンパク質飲料濃縮シロップを調製する場合、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸、乳酸、アスコルビン酸、ケイ皮酸、グルタル酸、グルコン酸、コハク酸、マレイン酸、アジピン酸、それらの2種以上の組合せなどの天然酸をリン酸の代わりに使用すべきである。より典型的には、天然酸は、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、またはそれらの2種以上の組合せを含むであろう。
使用される特定の酸または酸の組合せ、さらには使用される各酸の量は、水性タンパク質分離物の所望のpH、タンパク質飲料濃縮シロップの所望のpH、水性タンパク質分離物のタンパク質濃度、タンパク質飲料濃縮シロップのタンパク質濃度、タンパク質飲料濃縮シロップで使用される他の成分、水性タンパク質分離物の所望の貯蔵寿命、タンパク質飲料濃縮シロップの所望の貯蔵寿命、タンパク質飲料濃縮シロップから作製される最終飲料の所望の風味、およびタンパク質飲料濃縮シロップまたはタンパク質飲料濃縮シロップから作製される最終飲料を「すべて天然」の飲料またはより天然のシロップもしくは飲料として市販するかなどの種々の因子に依存するであろう。
酸は、乾燥(顆粒状)酸の形態でまたは溶液形態で、水性タンパク質分離物またはタンパク質飲料濃縮シロップに添加されうる。溶液は、濃縮形態または希釈形態をとりうる。タンパク質濃度を有意に低下させることなく水性タンパク質分離物またはタンパク質飲料濃縮シロップのpHを調整することが望ましい場合、乾燥(顆粒状)酸または濃酸溶液を使用すべきである。水性タンパク質分離物またはタンパク質飲料濃縮シロップのpHを調整することおよび有意にタンパク質濃度を低下させることの両方が望ましい場合、より希薄な酸溶液が使用されうる。
タンパク質飲料濃縮シロップは、約0重量%〜約100重量%の充填剤(この充填剤は水でありうる)、甘味剤、風味剤、着色剤、消泡剤、栄養素、カルシウムまたはカルシウム誘導体、エネルギー発生添加剤、ハーブサプリメント、濃縮植物抽出物、保存剤、それらの組合せなどをさらに含みうる。
タンパク質飲料濃縮シロップは、微生物を不活性化するために、殺菌処理、無菌パッケージング処理、炭酸化処理、オゾン化処理、放射線処理、紫外光処理、高圧処理、膜透過処理、パルス電界処理、超音波処理、それらの組合せ、または他の微生物不活性化処理により処理されうる。
タンパク質飲料濃縮シロップは、約2倍シロップ〜約25倍シロップの範囲内でありうる。タンパク質飲料濃縮シロップのさらなる実施形態は、約5倍シロップとして調製されうる。この場合、タンパク質飲料を調製するために、1部のタンパク質飲料濃縮シロップが4部の液体で希釈されうる。液体は、ヒトが摂取するのに好適な任意の液体、たとえば、限定されるものではないが、水、果汁、野菜ジュース、茶、アルコール、コーヒー、乳、大豆乳、米乳、アーモンド乳、それらの組合せなどでありうる。
いくつかの実施形態では、タンパク質飲料は、タンパク質飲料濃縮シロップから作製された炭酸飲料でありうる。タンパク質飲料の炭酸化は、飲料1体積あたり約1.0体積〜約3.5体積、好ましくは飲料1体積あたり約1.6〜約3.5体積、より好ましくは飲料1体積あたり約1.6〜約3.0体積の範囲内でありうる。
炭酸化成分は、炭酸液、たとえば、限定されるものではないが、炭酸水などの形態で添加されうる。炭酸化成分は、所望の量の二酸化炭素が存在するまで、無菌二酸化炭素をタンパク質飲料中にバブリングすることにより添加されうる。炭酸化成分はまた、任意の食用炭酸化源、たとえば、限定されるものではないが、水との接触時に酸または酸の混合物と反応して二酸化炭素の放出を行いうる炭酸材料などの添加により添加されうる。米国特許出願公開第20020136816号明細書(その開示内容は参照により本明細書に組み込まれる)を参照されたい。
いくつかの実施形態では、タンパク質飲料濃縮シロップは、個人で使用されうるし、しかも一回分でまたは小瓶で、たとえば、限定されるものではないが、家庭で使用するのに好適な50ml〜1500ml瓶などで、パッケージングされうる。そのほかの実施形態では、タンパク質飲料濃縮シロップは、フードサービスの飲料ディスペンサーでまたはレストランもしくはバーの飲料ディスペンサーで使用するのに好適なより大きい容器でパッケージングされうる。さらに他の実施形態では、タンパク質飲料濃縮シロップは、瓶詰めプラントまたは他の商業飲料調製施設でタンパク質飲料の調製に使用するために、大バッチで作製されうる。
タンパク質飲料濃縮シロップは、ジュース濃縮物の重量パーセントが約0重量%〜約60重量%になるように約20°Brix〜約75°BrixのBrix値を有するジュース濃縮物と、混合物中のタンパク質の重量パーセントが約0.05重量%〜約60重量%になるようにタンパク質と、を混合して混合物を得ることにより、調製されうる。タンパク質飲料濃縮シロップは、室温で貯蔵されうる容器中にパッケージングされうる。
一実施形態では、タンパク質飲料濃縮物は、乾燥調製物として調製されうる濃縮粉末、たとえば、限定されるものではないが、粉末状、顆粒状、結晶状、または他のタイプの乾燥粒子調製物などでありうる。乾燥調製物は、以上に記載の種々の成分を混合して濃縮シロップを形成することと、次いで、従来の乾燥法、たとえば、限定されるものではないが、凍結乾燥(フリーズドライ)、スプレー乾燥、流動床乾燥、ドラム乾燥、それらの組合せなどによりシロップを乾燥粉末形態に乾燥させることと、により調製されうる。
以下に記載の実施例の多くは、使用されるタンパク質がホエータンパク質である。なぜなら、このタンパク質は、味を呈し、これまでに考察した種類の他の栄養上の利点を提供するからである。しかしながら、pHを調節してより高いまたはより低いpH範囲に拡張することにより、かつ/または約0.01%〜約15%の範囲内の他の位置にタンパク質含有率を有する炭酸入りタンパク質飲料を作製することにより、他のタンパク質、たとえば、限定されるものではないが、乳タンパク質、ダイズタンパク質、ラクトアルブミン、血清アルブミン、グリコマクロペプチド、コメタンパク質、エンドウタンパク質、キャノーラタンパク質、コムギタンパク質、アサタンパク質、ゼイン、アマタンパク質、卵白タンパク質、オボアルブミン、ゼラチン、それらの組合せなどを単独でまたは組合せで使用しても、本タンパク質飲料を形成しうることは、当業者であればわかるであろう。これらの通常のタンパク質源の加水分解物および誘導体もまた、本開示により考えられる実施形態で使用されうる。
以下に記載の実施例のほとんどは、微生物の不活性化に使用される方法が殺菌処理であるが、無菌パッケージング処理、炭酸化処理、オゾン化処理、放射線処理、紫外光処理、高圧処理、膜透過処理、パルス電界処理、超音波処理、それらの組合せなどの他の方法を使用してもよい。
実施例1
以下の実施例には、ウシ科動物乳中の全タンパク質濃度にほぼ等しい3.33%のホエータンパク質濃度を有する約10,000リットルのフルーツ風味タンパク質飲料を作製するための水性タンパク質成分の使用を記載する。バッチの重量は、約10,350kgである。
酸性化プロセス時、温度は、華氏40〜50度の範囲内に維持すべきである。
等重量の精製水の添加および低速混合により全タンパク質33.3%(w/w)の水性ホエータンパク質1035kgを希釈して、2070kgの16.65%水性ホエータンパク質を生成する。
終点が3.2±0.2の目標pHになるように、絶えず混合しながら約5kg/分の速度で約50kgの85%リン酸を添加した。
酸性化水性タンパク質をパレタイズ食品グレード液体輸送用に設計された2つのバルク貨物に移す。貨物は、典型的には、250〜300ガロンの容量を有するが、この場合、貨物は、合計約450ガロンである。
バルク輸送は、温度を40〜60度に維持可能なように行うべきである。
飲料製造施設に到着した後、タンパク質を適切な体積(この実施例では、3,000〜5,000ガロンの容量)のバッチ混合タンクに移す。
最終体積の約99%に達するように追加の水を添加し、その後、風味剤、着色剤、甘味剤、および他の所望の成分を添加する。クエン酸、リンゴ酸、酒石酸などの単一の有機酸、それらの組合せ、他の有機酸の添加により、3.2±0.2の最終pHを達成する。
「ホットフィル」として知られる飲料工業および果汁工業に共通した方式でバルク飲料を殺菌する。この方式では、160〜200°Fの最高温度を用いて、その最高温度で15秒間〜約3秒間の範囲内の保持時間を用いて、製品を連続流で熱処理する。ホットフィル用に設計されたガラスまたはプラスチックの容器中に充填する前、製品を160°〜185°Fにわずかに冷却する。
実施例2
タンパク質製造場所で全量希釈および成分添加を行ってから完成飲料を飲料加工業者/瓶詰め業者にバルク輸送することにより、そのような飲料を作製する代替法を行うことが可能である。この方法は、追加の水を輸送するため、より高コストであると考えられ、飲料加工業者がバッチ調製を完了できない場合を除き、一般的には回避されるであろう。
実施例3
そのような飲料を作製する他の代替法は、非希釈非酸性化状態で高濃度水性タンパク質を輸送した後、これらのステップを飲料加工・容器充填場所で行うことで構成される。
実施例4
第4の実施例は、ダイズタンパク質の膜濾過分離の水性タンパク質ストリームの使用を含む。この実施例では、水性ダイズタンパク質は、酸性溶液に不溶であるため、濃縮物としてまたは完成飲料として酸性化されないであろうから、プロセスの開始時に抗微生物剤を添加することが推奨される。温度は、滅菌および容器充填のための無菌技術を用いて、最後の飲料加工まで30〜42°Fに維持すべきである。
実施例5
以下の実施例には、ウシ科動物乳中の全タンパク質濃度にほぼ等しい3.35%のホエータンパク質濃度を有する約385リットルの水ベースフルーツ風味タンパク質飲料を作製するための水性タンパク質成分の使用を記載する。バッチの重量は、約387kgである。
酸性化プロセス時、温度は、華氏40〜50度の範囲内に維持すべきである。
約3.6kgの食物繊維(たとえば、Bio Neutra(所在地Edmonton,Canada)製のVitaSugar(商標)ブランド繊維)を約316.3kgの精製水中への添加および低速混合により希釈する。他の選択肢として、約1kg以下などの少量の食物繊維を準備して、1kg未満の少量で添加される他の乾燥成分との「プレミックス」を作製しうる。
全タンパク質約20.0%(w/w)の水性ホエータンパク質分離物(たとえば、Trega(所在地Wisconsin)から入手可能な水性ホエータンパク質分離物)約64.8kgを、水および繊維混合物への添加および低速混合により希釈する。混合物を十分に混合するが、混合物中への空気の導入(これは望ましくない起泡作用を引き起こす)を防止するように注意を払う。水性ホエータンパク質調製物中のホエータンパク質濃度は、バッチ間および/または製造業者間で異なりうるので、水性ホエータンパク質分離物および添加された水の量は、完成飲料の所望の最終タンパク質濃度を達成するように調整すべきであることに留意されたい。
混合物のpHをチェックし、3.22よりも高ければ、終点が約3.2の目標pHになるように、絶えず混合しながら約5kg/分の速度でリン酸を添加する。
約0.39kgのリンゴ酸および約0.39kgのクエン酸を混合物に添加して、十分に混合した後、pHを記録する。
約81.24グラムのスクラロースおよび約154.75グラムの着色剤たとえば赤色2479を混合物に添加する。他の選択肢として、スクラロースおよび着色剤を約1kg以下の食物繊維(以上に述べた)と予備混合して、スクラロースおよび着色剤の分散および湿潤を支援しうる。
約386.87グラムの天然ザクロ風味剤(たとえば、Virginia Dare(Brooklyn,New York)から入手可能な天然ザクロ風味剤)および約773.74グラムの天然フルーツポンチ風味剤(たとえば、Virginia Dare(Brooklyn,New York)から入手可能な天然フルーツポンチ風味剤)を混合物に添加する。十分に混合した後、pHを再度記録する。
「ホットフィル」として知られる飲料工業および果汁工業に共通した方式でバルク飲料を殺菌する。この方式では、160〜200°Fの最高温度を用いて、その最高温度で15秒間〜約3秒間の範囲内の保持時間を用いて、製品を連続流で熱処理する。ホットフィル用に設計されたガラスまたはプラスチックの容器中に充填する前、製品を160°〜185°Fにわずかに冷却する。
実施例6
以下の実施例には、ウシ科動物乳中の全タンパク質濃度にほぼ等しい3.35%のホエータンパク質濃度を有する約385リットルの水ベースフルーツ風味タンパク質飲料を作製するための水性タンパク質成分の使用を記載する。バッチの重量は、約387kgである。
酸性化プロセス時、温度は、華氏40〜50度の範囲内に維持すべきである。
約3.6kgの食物繊維(たとえば、Bio Neutra(所在地Edmonton,Canada)製のVitaSugar(商標)ブランド繊維)を約315.6kgの精製水中への添加および低速混合により希釈する。他の選択肢として、約1kg以下などの少量の食物繊維を準備して、1kg未満の少量で添加される他の乾燥成分との「プレミックス」を作製しうる。
全タンパク質約20.0%(w/w)の水性ホエータンパク質分離物(たとえば、Trega(所在地Wisconsin)から入手可能な水性ホエータンパク質分離物)約64.8kgを、水および繊維混合物への添加および低速混合により希釈する。混合物を十分に混合するが、混合物中への空気の導入(これは望ましくない起泡作用を引き起こす)を防止するように注意を払う。水性ホエータンパク質調製物中のホエータンパク質濃度は、バッチ間および/または製造業者間で異なりうるので、水性ホエータンパク質分離物および添加された水の量は、完成飲料の所望の最終タンパク質濃度を達成するように調整すべきであることに留意されたい。
混合物のpHをチェックし、3.22よりも高ければ、終点が約3.2の目標pHになるように、絶えず混合しながら約5kg/分の速度でリン酸を添加する。
約0.39kgのリンゴ酸および約0.39kgのクエン酸を混合物に添加して、十分に混合した後、pHを記録する。
約81.24グラムのスクラロースおよび約96.72グラムの着色剤たとえば紫色2748を混合物に添加する。他の選択肢として、スクラロースおよび着色剤を約1kg以下の食物繊維(以上に述べた)と予備混合して、スクラロースおよび着色剤の分散および湿潤を支援しうる。
約1160.6グラムの天然ブルーベリー風味剤(たとえば、Virginia Dare(Brooklyn,New York)から入手可能な天然ブルーベリー風味剤)および約773.74グラムの天然ラズベリー風味剤(たとえば、Virginia Dare(Brooklyn,New York)から入手可能な天然ラズベリー風味剤)を混合物に添加する。十分に混合した後、pHを再度記録する。
「ホットフィル」として知られる飲料工業および果汁工業に共通した方式でバルク飲料を殺菌する。この方式では、160〜200°Fの最高温度を用いて、その最高温度で15秒間〜約3秒間の範囲内の保持時間を用いて、製品を連続流で熱処理する。ホットフィル用に設計されたガラスまたはプラスチックの容器中に充填する前、製品を160°〜185°Fにわずかに冷却する。
実施例7
以下の実施例には、3.35のダイズタンパク質濃度を有する約385リットルの水ベースグリーンティー風味タンパク質飲料を作製するための水性タンパク質成分の使用を記載する。バッチの重量は、約387kgである。
酸性化プロセス時、温度は、華氏40〜50度の範囲内に維持すべきである。
約3.6kgの食物繊維(たとえば、Bio Neutra(所在地Edmonton,Canada)製のVitaSugar(商標)ブランド繊維)を約301.7kgの精製水中への添加および低速混合により希釈する。他の選択肢として、約1kg以下などの少量の食物繊維を準備して、1kg未満の少量で添加される他の乾燥成分との「プレミックス」を作製しうる。
全タンパク質約16.7%(w/w)の水性ダイズタンパク質分離物約77.6kgを、水および繊維混合物への添加および低速混合により希釈する。混合物を十分に混合するが、混合物中への空気の導入(これは望ましくない起泡作用を引き起こす)を防止するように注意を払う。水性ダイズタンパク質調製物中のダイズタンパク質濃度は、バッチ間および/または製造業者間で異なりうるので、水性ダイズタンパク質分離物および添加された水の量は、完成飲料の所望の最終タンパク質濃度を達成するように調整すべきであることに留意されたい。
混合物のpHをチェックし、6.0よりも高ければ、終点が約5.75の目標pHになるように、絶えず混合しながら約5kg/分の速度でリン酸を添加する。
約0.39kgのクエン酸を混合物に添加して、十分に混合した後、pHを記録する。
約127.7グラムのラカンカ甘味剤を混合物に添加する。他の選択肢として、ラカンカ甘味剤を約1kg以下の食物繊維(以上に述べた)と予備混合して、ラカンカの分散および湿潤を支援しうる。
約2.32kgの天然グリーンティー風味剤(たとえば、Virginia Dare(Brooklyn,New York)から入手可能な天然グリーンティー風味剤)、約773.74グラムの天然ブラックティー風味剤(たとえば、Virginia Dare(Brooklyn,New York)から入手可能な天然ブラックティー風味剤)、および約386.87グラムの天然レモングラス風味剤(たとえば、Virginia Dare(Brooklyn,New York)から入手可能な天然レモングラス風味剤)を混合物に添加する。十分に混合した後、pHを再度記録する。
「ホットフィル」として知られる飲料工業および果汁工業に共通した方式でバルク飲料を殺菌する。この方式では、160〜200°Fの最高温度を用いて、その最高温度で15秒間〜約3秒間の範囲内の保持時間を用いて、製品を連続流で熱処理する。ホットフィル用に設計されたガラスまたはプラスチックの容器中に充填する前、製品を160°〜185°Fにわずかに冷却する。
実施例8
以下の実施例には、約5%のホエータンパク質濃度を有する約19400キログラムのオレンジ風味およびマンゴー風味の水ベースタンパク質飲料を作製するための水性タンパク質成分の使用を記載する。
酸性化プロセス時、温度は、摂氏20〜25度の範囲内に維持すべきである。
全タンパク質20%(w/w)のTrega予備酸性化水性ホエータンパク質分離物4811.24kgを、14492.42kgの水の添加および低速混合により希釈した。
絶えず混合しながら約4.85kgのリンゴ酸を添加した。
風味剤、着色剤、保存剤、および甘味剤を次のように添加した。4074.04gのスクラロース甘味剤、291gのSensient #8006 Dry Yellow #6(橙色)、11.64kgのカリウムベンゾエート、15520.14gのVDare Orange PB26天然風味剤、および31040.28gのVDare Mango SW45天然風味剤。
約29.10kgのクエン酸の添加により、2.95〜3.10の最終pHを達成した。
「ホットフィル」として知られる飲料工業および果汁工業に共通した方式でバルク飲料を殺菌した。この方式では、華氏160〜200度の最高温度を用いて、その最高温度で約15秒間〜約3秒間の範囲内の保持時間を用いて、製品を連続流で熱処理する。ホットフィル用に設計されたガラスまたはプラスチックの容器中に充填する前、製品を華氏160〜185度にわずかに冷却する。
実施例9
以下の実施例には、約5%のホエータンパク質濃度を有する約19400キログラムのブドウ風味水ベースタンパク質飲料を作製するための水性タンパク質成分の使用を記載する。
酸性化プロセス時、温度は、摂氏20〜25度の範囲内に維持すべきである。
全タンパク質20%(w/w)のTrega予備酸性化水性ホエータンパク質分離物4811.24kgを、14522.49kgの水の添加および低速混合により希釈した。
絶えず混合しながら約19.4kgの酒石酸を添加した。
風味剤、着色剤、保存剤、および甘味剤を次のように添加した。4074.04gのスクラロース甘味剤、232.80gのSensient #7700 Dry Red #40(赤色)、11.64kgのカリウムベンゾエート、21340.19gのVDare Grape CS10風味剤、および58.20gのSensient #5601 Dry Blue #1(青色)。
約9.70kgのクエン酸の添加により、3.0〜3.10の最終pHを達成した。
「ホットフィル」として知られる飲料工業および果汁工業に共通した方式でバルク飲料を殺菌した。この方式では、華氏160〜200度の最高温度を用いて、その最高温度で約15秒間〜約3秒間の範囲内の保持時間を用いて、製品を連続流で熱処理する。ホットフィル用に設計されたガラスまたはプラスチックの容器中に充填する前、製品を華氏160〜185度にわずかに冷却する。
実施例10
以下の実施例には、約5%のホエータンパク質濃度を有する約19400キログラムのトロピカルフルーツ風味水ベースタンパク質飲料を作製するための水性タンパク質成分の使用を記載する。
全タンパク質20%(w/w)のTrega予備酸性化水性ホエータンパク質分離物4811.24kgを、14519.67kgの水の添加および低速混合により希釈した。
風味剤、着色剤、保存剤、および甘味剤を次のように添加した。4074.04gのスクラロース甘味剤、194gのSensient #7700 Dry Red #40(赤色)、11.64kgのカリウムベンゾエート、14550.13gのVDare Punch AN28液体天然風味剤、および9700.09gのVDare Punch AN27乾燥風味剤。
約29.10kgのクエン酸の添加により、2.95〜3.10の最終pHを達成した。
「ホットフィル」として知られる飲料工業および果汁工業に共通した方式でバルク飲料を殺菌した。この方式では、華氏160〜200度の最高温度を用いて、その最高温度で約15秒間〜約3秒間の範囲内の保持時間を用いて、製品を連続流で熱処理する。ホットフィル用に設計されたガラスまたはプラスチックの容器中に充填する前、製品を華氏160〜185度にわずかに冷却する。
実施例11
以下の実施例には、約3.3%のホエータンパク質濃度を有する約3880キログラムのオレンジ風味およびマンゴー風味の水ベースタンパク質飲料を作製するための水性タンパク質成分の使用を記載する。
酸性化プロセス時、温度は、摂氏20〜25度の範囲内に維持すべきである。
全タンパク質21.50%(w/w)のTrega水性ホエータンパク質分離物604.56kgを、3218.57kgの水の添加および低速混合により希釈した。
絶えず混合しながら約1.164kgのリンゴ酸を添加した。
風味剤、着色剤、保存剤、繊維、および甘味剤を次のように添加した。795.41gのスクラロース甘味剤、232.80gのColormaker Orange 2733アンナット粉末、2716.02gのカリウムベンゾエート、36.86kgのVitaSugar繊維、3104.03gのVDare Orange PB26天然風味剤、および6208.06gのVDare Mango SW45天然風味剤。
約5.82kgのクエン酸の添加により、2.95〜3.05の最終pHを達成した。
「ホットフィル」として知られる飲料工業および果汁工業に共通した方式でバルク飲料を殺菌した。この方式では、華氏160〜200度の最高温度を用いて、その最高温度で約15秒間〜約3秒間の範囲内の保持時間を用いて、製品を連続流で熱処理する。ホットフィル用に設計されたガラスまたはプラスチックの容器中に充填する前、製品を華氏160〜185度にわずかに冷却する。
実施例12
以下の実施例には、約3.3%のホエータンパク質濃度を有する約3880キログラムのザクロ風味水ベースタンパク質飲料を作製するための水性タンパク質成分の使用を記載する。
酸性化プロセス時、温度は、摂氏20〜25度の範囲内に維持すべきである。
全タンパク質21.50%(w/w)のTrega水性ホエータンパク質分離物604.56kgを、3216.11kgの水の添加および低速混合により希釈した。
絶えず混合しながら約2.716kgのリンゴ酸を添加した。
風味剤、着色剤、保存剤、繊維、および甘味剤を次のように添加した。776.01gのスクラロース甘味剤、388.0gのColormaker Purple Carrot 2748粉末、1552gのColormaker Red Cabbage 2714粉末、2716.02gのカリウムベンゾエート、36.86kgのVitaSugar繊維、3880.04gのVDare Pomegranate天然風味剤、および7760.07gのVDare Fruit Punch天然風味剤。
約2.716kgのクエン酸の添加により、2.95〜3.05の最終pHを達成した。
「ホットフィル」として知られる飲料工業および果汁工業に共通した方式でバルク飲料を殺菌した。この方式では、華氏160〜200度の最高温度を用いて、その最高温度で約15秒間〜約3秒間の範囲内の保持時間を用いて、製品を連続流で熱処理する。ホットフィル用に設計されたガラスまたはプラスチックの容器中に充填する前、製品を華氏160〜185度にわずかに冷却する。
実施例13
以下の実施例には、約3.3%のホエータンパク質濃度を有する約3880キログラムのブルーベリー風味およびラズベリー風味の水ベースタンパク質飲料を作製するための水性タンパク質成分の使用を記載する。
酸性化プロセス時、温度は、摂氏20〜25度の範囲内に維持すべきである。
全タンパク質21.50%(w/w)のTrega水性ホエータンパク質分離物604.56kgを、3210.67kgの水の添加および低速混合により希釈した。
絶えず混合しながら約1.552kgのリンゴ酸を添加した。
風味剤、着色剤、保存剤、繊維、および甘味剤を次のように添加した。776.01gのスクラロース甘味剤、1940.02gのColormaker Red Cabbage 2714粉末、2716.02gのカリウムベンゾエート、36.86kgのVitaSugar繊維、11640.11gのVDare Blueberry天然風味剤、および7760.07gのVDare Raspberry天然風味剤。
約1.552kgのクエン酸の添加により、3.05〜3.15の最終pHを達成した。
「ホットフィル」として知られる飲料工業および果汁工業に共通した方式でバルク飲料を殺菌した。この方式では、華氏160〜200度の最高温度を用いて、その最高温度で約15秒間〜約3秒間の範囲内の保持時間を用いて、製品を連続流で熱処理する。ホットフィル用に設計されたガラスまたはプラスチックの容器中に充填する前、製品を華氏160〜185度にわずかに冷却する。
実施例14
以下の実施例には、約1.04%のホエータンパク質濃度を有する約3860キログラムのクランベリー風味およびリンゴ風味の水ベースタンパク質飲料を作製するための水性タンパク質成分の使用を記載する。
酸性化プロセス時、温度は、摂氏20〜25度の範囲内に維持すべきである。
全タンパク質20.0%(w/w)のTrega水性ホエータンパク質分離物200.778kgを、3589.67kgの水の添加および低速混合により希釈した。
絶えず混合しながら約2.317kgのリンゴ酸を添加した。
風味剤、着色剤、繊維、および甘味剤を次のように添加した。772.22gのスクラロース甘味剤、3861.11gのMastertastフリーズドライCranberry Fruit粉末、772.22gのColormaker Purple Carrot 2748粉末、772.22gのColormaker Red Cabbage 2714粉末、44.40kgのVitaSugar繊維、11583.32gのVDare Cranberry BX09天然風味剤、および5019.44gのVDare Apple AU02天然風味剤。
約1158.33gのアスコルビン酸の添加により、3.05〜3.15の最終pHを達成した。
「ホットフィル」として知られる飲料工業および果汁工業に共通した方式でバルク飲料を殺菌した。この方式では、華氏160〜200度の最高温度を用いて、その最高温度で約15秒間〜約3秒間の範囲内の保持時間を用いて、製品を連続流で熱処理する。ホットフィル用に設計されたガラスまたはプラスチックの容器中に充填する前、製品を華氏160〜185度にわずかに冷却する。
実施例14
以下の実施例には、約3.3%のホエータンパク質濃度を有する約3880キログラムのオレンジ風味およびマンゴー風味の水ベースタンパク質飲料を作製するための水性タンパク質成分の使用を記載する。
酸性化プロセス時、温度は、摂氏20〜25度の範囲内に維持すべきである。
全タンパク質21.50%(w/w)のTrega水性ホエータンパク質分離物604.56kgを、3218.57kgの水の添加および低速混合により希釈した。
絶えず混合しながら約1.164kgのリンゴ酸を添加した。
風味剤、着色剤、保存剤、繊維、および甘味剤を次のように添加した。795.41gのスクラロース甘味剤、232.80gのColormaker Orange 2733アンナット粉末、2716.02gのカリウムベンゾエート、36.86kgのVitaSugar繊維、3104.03gのVDare Orange PB26天然風味剤、および6208.06gのVDare Mango SW45天然風味剤。
約5.82kgのクエン酸の添加により、2.95〜3.05の最終pHを達成した。
「ホットフィル」として知られる飲料工業および果汁工業に共通した方式でバルク飲料を殺菌した。この方式では、華氏160〜200度の最高温度を用いて、その最高温度で約15秒間〜約3秒間の範囲内の保持時間を用いて、製品を連続流で熱処理する。ホットフィル用に設計されたガラスまたはプラスチックの容器中に充填する前、製品を華氏160〜185度にわずかに冷却する。
実施例15
以下の実施例には、約1.04%のホエータンパク質濃度を有する約3860キログラムのブルーベリー風味およびラズベリー風味の水ベースタンパク質飲料を作製するための水性タンパク質成分の使用を記載する。
酸性化プロセス時、温度は、摂氏20〜25度の範囲内に維持すべきである。
全タンパク質21.50%(w/w)のTrega水性ホエータンパク質分離物186.77kgを、3600.98kgの水の添加および低速混合により希釈した。
絶えず混合しながら約1.544kgのリンゴ酸を添加した。
風味剤、着色剤、繊維、および甘味剤を次のように添加した。772.22gのスクラロース甘味剤、3861.11gのMastertasteフリーズドライRaspberry Fruit 705353粉末、1930.55gのColormaker Red Cabbage 2714粉末、44.403kgのVitaSugar繊維、11583.32gのVDare Blueberry天然風味剤、および7722.22gのVDare Raspberry天然風味剤。
約1.544kgのクエン酸の添加により、3.05〜3.15の最終pHを達成した。
「ホットフィル」として知られる飲料工業および果汁工業に共通した方式でバルク飲料を殺菌した。この方式では、華氏160〜200度の最高温度を用いて、その最高温度で約15秒間〜約3秒間の範囲内の保持時間を用いて、製品を連続流で熱処理する。ホットフィル用に設計されたガラスまたはプラスチックの容器中に充填する前、製品を華氏160〜185度にわずかに冷却する。
本発明の特定の実施形態を開示してきたが、多種多様な変更が可能でありかつ添付の請求項の真の趣旨および範囲に包含されるとみなされるものとする。したがって、本明細書に提示された要約、実施例、または開示そのものに限定することを意図するものではない。

Claims (139)

  1. タンパク質飲料の調製方法において、
    実質的な乾燥を行うことなくタンパク質の膜濾過分離から捕集された水性タンパク質分離物をpH調整剤と混合して約2〜約4.6のpHを提供することにより、酸性化タンパク質混合物を取得するステップと、
    前記酸性化タンパク質混合物が前記タンパク質飲料の調製に必要とされるまで、室温で最大約10日間にわたりまたは冷蔵で最大約30日間にわたり前記酸性化タンパク質混合物を貯蔵するステップと、
    前記酸性化タンパク質混合物を、水、ジュース、アルコール、炭酸化成分、濃縮植物抽出物、消泡剤、栄養素、カルシウムまたはカルシウム誘導体、エネルギー発生添加剤、ハーブサプリメント、風味剤、甘味剤、保存剤、および着色剤からなる群から選択される少なくとも1種の追加の成分と、混合するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. タンパク質飲料の調製方法において、
    実質的な乾燥を行うことなくタンパク質の膜濾過分離から捕集された水性タンパク質分離物をpH調整剤と混合して約2〜約4.6のpHを提供することにより、酸性化タンパク質混合物を取得するステップと、
    前記酸性化タンパク質混合物を、室温で最大約10日間にわたりまたは冷蔵で最大約30日間にわたり、前記酸性化タンパク質混合物が前記タンパク質飲料の調製に必要とされる他の地理的場所に輸送するステップと、
    前記酸性化タンパク質混合物を、水、ジュース、アルコール、炭酸化成分、濃縮植物抽出物、消泡剤、栄養素、カルシウムまたはカルシウム誘導体、エネルギー発生添加剤、ハーブサプリメント、風味剤、甘味剤、保存剤、および着色剤からなる群から選択される少なくとも1種の追加の成分と、混合するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  3. タンパク質飲料またはタンパク質飲料濃縮物に使用するためのタンパク質組成物において、
    カゼイネートを本質的に含まない、かつ実質的な乾燥を行うことなくタンパク質の膜濾過分離から捕集された水性タンパク質分離物から誘導される、タンパク質と、
    前記水性タンパク質分離物のpHを約2.0〜約4.6のpHに調整する量のpH調整剤と、
    を含むことを特徴とするタンパク質組成物。
  4. 請求項3に記載のタンパク質組成物において、微生物の成長を阻害するめに前記タンパク質組成物が二酸化炭素で処理されることを特徴とするタンパク質組成物。
  5. 請求項3または請求項4に記載のタンパク質組成物において、前記タンパク質組成物が、タンパク質飲料またはタンパク質飲料濃縮物に使用される前、貯蔵または輸送されうることを特徴とするタンパク質組成物。
  6. 請求項5に記載のタンパク質組成物において、前記タンパク質組成物が、タンパク質飲料またはタンパク質飲料濃縮物に使用される前、冷蔵せずに最大約10日間または冷蔵して最大約30日間の期間にわたり貯蔵または輸送され、前記タンパク質の実質的溶解性が、前記貯蔵および前記輸送の期間全体を通じて、前記タンパク質組成物中で維持され、かつ前記タンパク質組成物が、前記貯蔵および前記輸送の期間全体を通じて、ヒトの健康に有害であることが知られている活性微生物を本質的に含まないことを特徴とするタンパク質組成物。
  7. ヒトが摂取するのに好適なタンパク質飲料組成物において、カゼイネートを本質的に含まない、かつ実質的な乾燥を行うことなくタンパク質の膜濾過分離から捕集された水性タンパク質分離物から誘導される、タンパク質が含まれ、前記タンパク質飲料組成物が、約2.0〜約4.6の範囲内のpHを呈し、その際、前記飲料組成物中でタンパク質の実質的溶解性が維持され、かつ前記タンパク質飲料が、前記タンパク質飲料のパッケージング時およびパッケージング後の少なくとも1年間の期間の両方で、ヒトの健康に有害であることが知られている活性微生物を本質的に含まないことを特徴とするタンパク質飲料組成物。
  8. 請求項7に記載のタンパク質飲料組成物において、前記水性タンパク質分離物が、膜濾過分離から新たに捕集されたものであるか、または膜濾過分離から捕集された後に貯蔵もしくは輸送されたものであることを特徴とするタンパク質飲料組成物。
  9. 請求項8に記載のタンパク質飲料組成物において、前記水性タンパク質分離物が、タンパク質飲料に使用される前、冷蔵せずに最大約10日間または冷蔵して最大約30日間の期間にわたり貯蔵または輸送され、前記タンパク質の実質的溶解性が、前記貯蔵および前記輸送の期間全体を通じて、前記タンパク質組成物中で維持され、かつ前記タンパク質組成物が、前記貯蔵および前記輸送の期間全体を通じて、ヒトの健康に有害であることが知られている活性微生物を本質的に含まないことを特徴とするタンパク質飲料組成物。
  10. 請求項8に記載のタンパク質飲料組成物において、前記水性タンパク質分離物のpHが、約2.0〜約4.6の範囲内のpHに調整されることを特徴とするタンパク質飲料組成物。
  11. 請求項10に記載のタンパク質飲料組成物において、前記水性タンパク質分離物の前記pHが、リン酸、塩酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸、乳酸、アスコルビン酸、ケイ皮酸、グルタル酸、グルコン酸、コハク酸、マレイン酸、アジピン酸、またはそれらの2種以上の組合せからなる群から選択される酸を用いて調整されることを特徴とするタンパク質飲料組成物。
  12. 請求項11に記載のタンパク質飲料組成物において、前記酸が、リン酸、塩酸、またはそれらの組合せから選択される鉱酸であることを特徴とするタンパク質飲料組成物。
  13. 請求項11に記載のタンパク質飲料組成物において、前記酸が、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸、乳酸、アスコルビン酸、ケイ皮酸、グルタル酸、グルコン酸、コハク酸、マレイン酸、アジピン酸、またはそれらの2種以上の組合せからなる群から選択される天然酸であることを特徴とするタンパク質飲料組成物。
  14. 請求項13に記載のタンパク質飲料組成物において、前記酸が、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、またはそれらの2種以上の組合せからなる群から選択される天然酸であることを特徴とするタンパク質飲料組成物。
  15. 請求項8または請求項10に記載のタンパク質飲料組成物において、微生物の成長を阻害するために前記水性タンパク質分離物が二酸化炭素で処理されることを特徴とするタンパク質飲料組成物。
  16. 請求項7に記載のタンパク質飲料組成物において、前記タンパク質飲料組成物が炭酸化されることを特徴とするタンパク質飲料組成物。
  17. 請求項7または請求項8に記載のタンパク質飲料組成物において、前記飲料が、濃縮植物抽出物、消泡剤、栄養素、カルシウムまたはカルシウム誘導体、エネルギー発生添加剤、ハーブサプリメント、風味剤、甘味剤、保存剤、着色剤、ジュース、およびアルコールからなる群から選択される少なくとも1種の追加の成分を含むことを特徴とするタンパク質飲料組成物。
  18. 請求項17に記載のタンパク質飲料組成物において、前記タンパク質飲料組成物が約0%〜約98%のジュースを含有することを特徴とするタンパク質飲料組成物。
  19. 請求項17に記載のタンパク質飲料組成物において、前記タンパク質飲料組成物が約0体積%のアルコール〜約15体積%のアルコールを含有することを特徴とするタンパク質飲料組成物。
  20. 請求項17に記載のタンパク質飲料組成物において、前記エネルギー発生添加剤が、カフェイン、シトルリンマレート、マグネシウム含有化合物、およびそれらの組合せからなる群から選択されることを特徴とするタンパク質飲料組成物。
  21. 請求項20に記載のタンパク質飲料組成物において、前記マグネシウム含有化合物が、アスパラギン酸マグネシウム、酸化マグネシウム、乳酸マグネシウム、クエン酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、グルコン酸マグネシウム、オロチン酸マグネシウム、塩化マグネシウム、水酸化マグネシウム、リン酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、およびそれらの組合せからなる群から選択されることを特徴とするタンパク質飲料組成物。
  22. 請求項7または請求項8に記載のタンパク質飲料組成物において、前記水性タンパク質分離物が、ホエータンパク質、乳清タンパク質、ラクトアルブミン、血清アルブミン、グリコマクロペプチド、卵白タンパク質、オボアルブミン、ゼラチン、加水分解ゼラチン、加水分解コラーゲン、ダイズタンパク質、キャノーラタンパク質、ナタネタンパク質、エンドウタンパク質、コメタンパク質、コムギタンパク質、アサタンパク質、ゼインタンパク質、ジャガイモタンパク質、およびそれらの組合せからなる群から選択されることを特徴とするタンパク質飲料組成物。
  23. 請求項22に記載のタンパク質飲料組成物において、前記水性タンパク質分離物がホエータンパク質であることを特徴とするタンパク質飲料組成物。
  24. 請求項7または請求項8に記載のタンパク質飲料組成物において、前記タンパク質飲料が清澄または色が透明で本質的に濁りを示さないことを特徴とするタンパク質飲料組成物。
  25. 請求項7または請求項8に記載のタンパク質飲料組成物において、前記タンパク質飲料が、約0.01重量%〜約15重量%のタンパク質および残部の水を含有することを特徴とするタンパク質飲料組成物。
  26. 請求項7に記載のタンパク質飲料組成物において、前記活性微生物を本質的に含まない状態が、殺菌処理、無菌パッケージング処理、炭酸化処理、オゾン化処理、放射線処理、紫外光処理、高圧処理、膜透過処理、パルス電界処理、超音波処理、またはそれらの組合せによる微生物の不活性化により形成されることを特徴とするタンパク質飲料組成物。
  27. タンパク質飲料の調製方法において、実質的な乾燥を行うことなくタンパク質の膜濾過分離から捕集された水性タンパク質分離物をpH調整剤と混合して約2〜約4.6のpHを提供することにより、酸性化タンパク質混合物を取得するステップを含むことを特徴とする方法。
  28. 請求項27に記載の方法において、前記水性タンパク質分離物が、膜濾過分離から新たに捕集されたものであるか、または膜濾過分離から捕集された後に貯蔵もしくは輸送されたものであることを特徴とする方法。
  29. 請求項28に記載の方法において、前記水性タンパク質分離物が、タンパク質飲料に使用される前、冷蔵せずに最大約10日間または冷蔵して最大約30日間の期間にわたり貯蔵または輸送され、前記タンパク質の実質的溶解性が、前記貯蔵および前記輸送の期間全体を通じて、前記タンパク質組成物中で維持され、かつ前記タンパク質組成物が、前記貯蔵および前記輸送の期間全体を通じて、ヒトの健康に有害であることが知られている活性微生物を本質的に含まないことを特徴とする方法。
  30. 請求項28に記載の方法において、前記水性タンパク質分離物のpHが、約2.0〜約4.6の範囲内のpHに調整されることを特徴とする方法。
  31. 請求項30に記載の方法において、前記水性タンパク質分離物の前記pHが、リン酸、塩酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸、乳酸、アスコルビン酸、ケイ皮酸、グルタル酸、グルコン酸、コハク酸、マレイン酸、アジピン酸、またはそれらの2種以上の組合せからなる群から選択される酸を用いて調整されることを特徴とする方法。
  32. 請求項31に記載の方法において、前記酸が、リン酸、塩酸、またはそれらの組合せから選択される鉱酸であることを特徴とする方法。
  33. 請求項31に記載の方法において、前記酸が、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸、乳酸、アスコルビン酸、ケイ皮酸、グルタル酸、グルコン酸、コハク酸、マレイン酸、アジピン酸、またはそれらの2種以上の組合せからなる群から選択される天然酸であることを特徴とする方法。
  34. 請求項33に記載の方法において、前記酸が、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、またはそれらの2種以上の組合せからなる群から選択される天然酸であることを特徴とする方法。
  35. 請求項28または請求項30に記載の方法において、微生物の成長を阻害するために前記水性タンパク質分離物が二酸化炭素で処理されることを特徴とする方法。
  36. 請求項27に記載の方法において、前記タンパク質飲料組成物が炭酸化されることを特徴とする方法。
  37. 請求項27または請求項28に記載の方法において、前記飲料が、濃縮植物抽出物、消泡剤、栄養素、カルシウムまたはカルシウム誘導体、エネルギー発生添加剤、ハーブサプリメント、風味剤、甘味剤、保存剤、着色剤、ジュース、およびアルコールからなる群から選択される少なくとも1種の追加の成分を含むことを特徴とする方法。
  38. 請求項37に記載の方法において、前記タンパク質飲料組成物が約0%〜約98%のジュースであることを特徴とする方法。
  39. 請求項37に記載の方法において、前記タンパク質飲料組成物が約0体積%のアルコール〜約15体積%のアルコールであることを特徴とする方法。
  40. 請求項37に記載の方法において、前記エネルギー発生添加剤が、カフェイン、シトルリンマレート、マグネシウム含有化合物、およびそれらの組合せからなる群から選択されることを特徴とする方法。
  41. 請求項40に記載の方法において、前記マグネシウム含有化合物が、アスパラギン酸マグネシウム、酸化マグネシウム、乳酸マグネシウム、クエン酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、グルコン酸マグネシウム、オロチン酸マグネシウム、塩化マグネシウム、水酸化マグネシウム、リン酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、およびそれらの組合せからなる群から選択されることを特徴とする方法。
  42. 請求項27または請求項28に記載の方法において、前記水性タンパク質分離物が、ホエータンパク質、乳清タンパク質、ラクトアルブミン、血清アルブミン、グリコマクロペプチド、卵白タンパク質、オボアルブミン、ゼラチン、加水分解ゼラチン、加水分解コラーゲン、ダイズタンパク質、キャノーラタンパク質、ナタネタンパク質、エンドウタンパク質、コメタンパク質、コムギタンパク質、アサタンパク質、ゼインタンパク質、ジャガイモタンパク質、およびそれらの組合せからなる群から選択されることを特徴とする方法。
  43. 請求項42に記載の方法において、前記水性タンパク質分離物がホエータンパク質であることを特徴とする方法。
  44. 請求項27または請求項28に記載の方法において、前記炭酸入りタンパク質飲料が清澄または色が透明で本質的に濁りを示さないことを特徴とする方法。
  45. 請求項27または請求項28に記載の方法において、前記タンパク質飲料が、約0.01重量%〜約15重量%のタンパク質および残部の水を含有することを特徴とする方法。
  46. 請求項27に記載の方法において、前記活性微生物を本質的に含まない状態が、殺菌処理、無菌パッケージング処理、炭酸化処理、オゾン化処理、放射線処理、紫外光処理、高圧処理、膜透過処理、パルス電界処理、超音波処理、またはそれらの組合せによる微生物の不活性化によりタンパク質飲料中に形成されることを特徴とする方法。
  47. ヒトが摂取するのに好適な飲料が得られるように希釈するのに好適なタンパク質飲料濃縮組成物において、
    約0重量%〜約60重量%のジュース濃縮物であって、約20°Brix〜約75°BrixのBrix値を有する、ジュース濃縮物と、
    実質的な乾燥を行うことなくタンパク質の膜濾過分離から捕集された水性タンパク質分離物から誘導される約0.02重量%〜約75重量%のタンパク質と、
    が含まれ、前記タンパク質飲料濃縮物のパッケージング時および冷蔵なしの後続貯蔵時の両方で、タンパク質の実質的溶解性が、前記タンパク質飲料濃縮物中で維持され、かつ前記タンパク質飲料濃縮物のパッケージング時および後続貯蔵時の両方で、前記タンパク質飲料濃縮物が、ヒトの健康に有害であることが知られている病原性微生物を本質的に含まないことを特徴とするタンパク質飲料濃縮組成物。
  48. 請求項47に記載のタンパク質飲料濃縮組成物において、前記水性タンパク質分離物が、膜濾過分離から新たに捕集されたであるか、または膜濾過分離から捕集された後に貯蔵もしくは輸送されたものであることを特徴とするタンパク質飲料濃縮組成物。
  49. 請求項48に記載のタンパク質飲料濃縮組成物において、前記水性タンパク質分離物が、タンパク質飲料濃縮物に使用される前、冷蔵せずに最大約10日間または冷蔵して最大約30日間の期間にわたり貯蔵または輸送され、前記タンパク質の実質的溶解性が、前記貯蔵および前記輸送の期間全体を通じて、前記タンパク質組成物中で維持され、かつ前記タンパク質組成物が、前記貯蔵および前記輸送の期間全体を通じて、ヒトの健康に有害であることが知られている活性微生物を本質的に含まないことを特徴とするタンパク質飲料濃縮組成物。
  50. 請求項48に記載のタンパク質飲料濃縮組成物において、前記水性タンパク質分離物の前記pHが、約2.0〜約4.6の範囲内のpHに調整されることを特徴とするタンパク質飲料濃縮組成物。
  51. 請求項50に記載のタンパク質飲料濃縮組成物において、前記水性タンパク質分離物の前記pHが、リン酸、塩酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸、乳酸、アスコルビン酸、ケイ皮酸、グルタル酸、グルコン酸、コハク酸、マレイン酸、アジピン酸、またはそれらの2種以上の組合せからなる群から選択される酸を用いて調整されることを特徴とするタンパク質飲料濃縮組成物。
  52. 請求項51に記載のタンパク質飲料濃縮組成物において、前記酸が、リン酸、塩酸、またはそれらの組合せから選択される鉱酸であることを特徴とするタンパク質飲料濃縮組成物。
  53. 請求項51に記載のタンパク質飲料濃縮組成物において、前記酸が、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸、乳酸、アスコルビン酸、ケイ皮酸、グルタル酸、グルコン酸、コハク酸、マレイン酸、アジピン酸、またはそれらの2種以上の組合せからなる群から選択される天然酸であることを特徴とするタンパク質飲料濃縮組成物。
  54. 請求項53に記載のタンパク質飲料濃縮組成物において、前記酸が、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、またはそれらの2種以上の組合せからなる群から選択される天然酸であることを特徴とするタンパク質飲料濃縮組成物。
  55. 請求項48または請求項50に記載のタンパク質飲料濃縮組成物であって、微生物の成長を阻害するために前記水性タンパク質分離物が二酸化炭素で処理されることを特徴とするタンパク質飲料濃縮組成物。
  56. 請求項47または請求項48に記載のタンパク質飲料濃縮物であって、前記タンパク質飲料濃縮物が約2倍濃縮物〜約25倍濃縮物の範囲内であることを特徴とするタンパク質飲料濃縮物。
  57. 請求項56に記載のタンパク質飲料濃縮物において、前記タンパク質飲料濃縮物が約5倍濃縮物であることを特徴とするタンパク質飲料濃縮物。
  58. 請求項56に記載のタンパク質飲料濃縮物において、ヒトが摂取するのに好適なタンパク質飲料を調製するために1部の前記タンパク質飲料濃縮物が4部の液体で希釈されることを特徴とするタンパク質飲料濃縮物。
  59. 請求項58に記載のタンパク質飲料濃縮物において、前記液体が、水、果汁、野菜ジュース、茶、アルコール、コーヒー、乳、大豆乳、米乳、アーモンド乳、またはそれらの組合せであることを特徴とするタンパク質飲料濃縮物。
  60. 請求項58に記載のタンパク質飲料濃縮物において、前記液体が炭酸化成分を含有することを特徴とするタンパク質飲料濃縮物。
  61. 請求項58に記載のタンパク質飲料濃縮物において、前記タンパク質飲料が炭酸化成分を含有することを特徴とするタンパク質飲料濃縮物。
  62. 請求項47または請求項48に記載のタンパク質飲料濃縮物において、前記水性タンパク質分離物が、ホエータンパク質、乳清タンパク質、ラクトアルブミン、血清アルブミン、グリコマクロペプチド、卵白タンパク質、オボアルブミン、ゼラチン、加水分解ゼラチン、加水分解コラーゲン、ダイズタンパク質、キャノーラタンパク質、ナタネタンパク質、エンドウタンパク質、コメタンパク質、コムギタンパク質、アサタンパク質、ゼインタンパク質、ジャガイモタンパク質、およびそれらの組合せから誘導されることを特徴とするタンパク質飲料濃縮物。
  63. 請求項47に記載のタンパク質飲料濃縮物において、前記活性微生物を本質的に含まない状態が、殺菌処理、無菌パッケージング処理、炭酸化処理、オゾン化処理、放射線処理、紫外光処理、高圧処理、膜透過処理、パルス電界処理、超音波処理、またはそれらの組合せによる微生物の不活性化により形成されることを特徴とするタンパク質飲料濃縮物。
  64. 請求項47に記載のタンパク質飲料濃縮物において、約0重量%〜約100重量%の充填剤をさらに含むことを特徴とするタンパク質飲料濃縮物。
  65. 請求項64に記載のタンパク質飲料濃縮物において、前記充填剤が、水、甘味剤、風味剤、着色剤、消泡剤、栄養素、カルシウムまたはカルシウム誘導体、エネルギー発生添加剤、ハーブサプリメント、濃縮植物抽出物、保存剤、およびアルコールを含む群から選択される少なくとも1種の追加の成分を含むことを特徴とするタンパク質飲料濃縮物。
  66. 請求項65に記載のタンパク質飲料濃縮物において、前記エネルギー発生添加剤が、カフェイン、シトルリンマレート、マグネシウム含有化合物、またはそれらの組合せであることを特徴とするタンパク質飲料濃縮物。
  67. 請求項47に記載のタンパク質飲料濃縮物において、前記タンパク質飲料濃縮物が、個人により、フードサービス飲料ディスペンサーで、または瓶詰めプラントで使用されうることを特徴とするタンパク質飲料濃縮物。
  68. 請求項47に記載のタンパク質飲料濃縮物において、前記タンパク質飲料濃縮物がタンパク質飲料濃縮シロップであることを特徴とするタンパク質飲料濃縮物。
  69. 請求項47に記載のタンパク質飲料濃縮物において、前記タンパク質飲料濃縮物が、凍結乾燥(フリーズドライ)、スプレー乾燥、流動床乾燥、ドラム乾燥、またはそれらの組合せにより乾燥されて、タンパク質ジュース飲料濃縮粉末を形成することを特徴とするタンパク質飲料濃縮物。
  70. ヒトが摂取するのに好適な飲料が得られるように希釈するのに好適なタンパク質飲料濃縮組成物の製造方法において、
    ジュース濃縮物の重量パーセントが約0重量%〜約60重量%のジュースになるように、約20°Brix〜約75°BrixのBrix値を有するジュース濃縮物と、混合物中のタンパク質の重量パーセントが約0.02重量%〜約75重量%になるように、実質的な乾燥を行うことなくタンパク質の膜濾過分離から捕集された水性タンパク質分離物から誘導されるタンパク質と、を混合することにより、混合物を得るステップと、
    室温で貯蔵されうる容器中に前記タンパク質飲料濃縮物をパッケージングするステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  71. 請求項70に記載の方法において、前記水性タンパク質分離物が、膜濾過分離から新たに捕集されたものであるか、または膜濾過分離から捕集された後に貯蔵もしくは輸送されたものであることを特徴とする方法。
  72. 請求項71に記載の方法において、前記水性タンパク質分離物が、タンパク質飲料濃縮物に使用される前、冷蔵せずに最大約10日間または冷蔵して最大約30日間の期間にわたり貯蔵または輸送され、前記タンパク質の実質的溶解性が、前記貯蔵および前記輸送の期間全体を通じて、前記タンパク質組成物中で維持され、かつ前記タンパク質組成物が、前記貯蔵および前記輸送の期間全体を通じて、ヒトの健康に有害であることが知られている活性微生物を本質的に含まないことを特徴とする方法。
  73. 請求項71に記載の方法において、前記水性タンパク質分離物のpHが、約2.0〜約4.6の範囲内のpHに調整されることを特徴とする方法。
  74. 請求項73に記載の方法において、前記水性タンパク質分離物の前記pHが、リン酸、塩酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸、乳酸、アスコルビン酸、ケイ皮酸、グルタル酸、グルコン酸、コハク酸、マレイン酸、アジピン酸、またはそれらの2種以上の組合せからなる群から選択される酸を用いて調整されることを特徴とする方法。
  75. 請求項74に記載の方法において、前記酸が、リン酸、塩酸、またはそれらの組合せから選択される鉱酸であることを特徴とする方法。
  76. 請求項74に記載の方法において、前記酸が、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸、乳酸、アスコルビン酸、ケイ皮酸、グルタル酸、グルコン酸、コハク酸、マレイン酸、アジピン酸、またはそれらの2種以上の組合せからなる群から選択される天然酸であることを特徴とする方法。
  77. 請求項75に記載の方法において、前記酸が、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、またはそれらの2種以上の組合せからなる群から選択される天然酸であることを特徴とする方法。
  78. 請求項70または請求項71に記載の方法において、微生物の成長を阻害するために前記水性タンパク質分離物が二酸化炭素で処理されることを特徴とする方法。
  79. 請求項70に記載の方法において、前記タンパク質飲料濃縮物が約2倍濃縮物〜約25倍濃縮物の範囲内であることを特徴とする方法。
  80. 請求項79に記載の方法において、前記タンパク質飲料濃縮物が5倍濃縮物であることを特徴とする方法。
  81. 請求項70に記載の方法において、ヒトが摂取するのに好適なタンパク質飲料を調製するために1部の前記タンパク質飲料濃縮物が4部の液体で希釈されることを特徴とする方法。
  82. 請求項81に記載の方法において、前記液体が、水、果汁、野菜ジュース、茶、アルコール、コーヒー、乳、大豆乳、米乳、アーモンド乳、またはそれらの組合せであることを特徴とする方法。
  83. 請求項81に記載の方法において、前記液体が炭酸化成分を含有することを特徴とする方法。
  84. 請求項81に記載の方法において、前記タンパク質飲料が炭酸化成分を含有することを特徴とする方法。
  85. 請求項70に記載の方法において、前記水性タンパク質分離物が、ホエータンパク質、乳清タンパク質、ラクトアルブミン、血清アルブミン、グリコマクロペプチド、卵白タンパク質、オボアルブミン、ゼラチン、加水分解ゼラチン、加水分解コラーゲン、ダイズタンパク質、キャノーラタンパク質、ナタネタンパク質、エンドウタンパク質、コメタンパク質、コムギタンパク質、アサタンパク質、ゼインタンパク質、ジャガイモタンパク質、およびそれらの組合せから誘導されることを特徴とする方法。
  86. 請求項70に記載の方法において、混合物中の充填剤の重量パーセントが約0重量%〜約100重量%になるように充填剤を混合することをさらに含むことを特徴とする方法。
  87. 請求項86に記載の方法において、前記充填剤が、水、甘味剤、風味剤、着色剤、消泡剤、栄養素、カルシウムまたはカルシウム誘導体、エネルギー発生添加剤、ハーブサプリメント、濃縮植物抽出物、保存剤、およびアルコールを含む群から選択される少なくとも1種の追加の成分を含むことを特徴とする方法。
  88. 請求項87に記載の方法において、前記エネルギー発生添加剤が、カフェイン、シトルリンマレート、マグネシウム含有化合物、またはそれらの組合せであることを特徴とする方法。
  89. 請求項70に記載の方法において、前記タンパク質飲料濃縮物が、個人により、フードサービス飲料ディスペンサーで、または瓶詰めプラントで使用されうることを特徴とする方法。
  90. 請求項70に記載の方法において、前記タンパク質飲料濃縮物がタンパク質飲料濃縮シロップであることを特徴とする方法。
  91. 請求項70に記載の方法において、前記タンパク質飲料濃縮物が、凍結乾燥(フリーズドライ)、スプレー乾燥、流動床乾燥、ドラム乾燥、またはそれらの組合せにより乾燥されて、タンパク質ジュース飲料濃縮粉末を形成することを特徴とする方法。
  92. 請求項70に記載の方法において、前記タンパク質飲料濃縮物が、ヒトが摂取するのに好適なタンパク質飲料を調製するために液体で希釈されることを特徴とする方法。
  93. 請求項92に記載の方法において、前記液体が、水、果汁、野菜ジュース、茶、アルコール、コーヒー、乳、大豆乳、米乳、アーモンド乳、またはそれらの組合せであることを特徴とする方法。
  94. 請求項92に記載の方法において、前記液体が炭酸化成分を含有することを特徴とする方法。
  95. 請求項92に記載の方法において、前記タンパク質飲料が炭酸化成分を含有することを特徴とする方法。
  96. 実質的な乾燥を行うことなくタンパク質の膜濾過分離から捕集された水性タンパク質分離物から誘導される約0.01重量%〜約15重量%のタンパク質と残部の水とを含むタンパク質飲料において、前記タンパク質飲料のパッケージング時およびパッケージング後の少なくとも18ヶ月間の期間にわたる冷蔵なしの任意の後続貯蔵時の両方で、前記タンパク質の実質的溶解性が、前記タンパク質飲料中で維持され、かつ前記タンパク質飲料が、病原性微生物を実質的に含まないことを特徴とする方法。
  97. 請求項96に記載のタンパク質飲料組成物において、前記水性タンパク質分離物が、膜濾過分離から新たに捕集されたものであるか、または膜濾過分離から捕集された後に貯蔵もしくは輸送されたものであることを特徴とするタンパク質飲料組成物。
  98. 請求項97に記載のタンパク質飲料組成物において、前記水性タンパク質分離物が、タンパク質飲料に使用される前、冷蔵せずに最大約10日間または冷蔵して最大約30日間の期間にわたり貯蔵または輸送され、前記タンパク質の実質的溶解性が、前記貯蔵および前記輸送の期間全体を通じて、前記タンパク質組成物中で維持され、かつ前記タンパク質組成物が、前記貯蔵および前記輸送の期間全体を通じて、ヒトの健康に有害であることが知られている活性微生物を本質的に含まないことを特徴とするタンパク質飲料組成物。
  99. 請求項97に記載のタンパク質飲料組成物において、前記水性タンパク質分離物のpHが、約2.0〜約4.6の範囲内のpHに調整されることを特徴とするタンパク質飲料組成物。
  100. 請求項99に記載のタンパク質飲料組成物において、前記水性タンパク質分離物の前記pHが、リン酸、塩酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸、乳酸、アスコルビン酸、ケイ皮酸、グルタル酸、グルコン酸、コハク酸、マレイン酸、アジピン酸、またはそれらの2種以上の組合せからなる群から選択される酸を用いて調整されることを特徴とするタンパク質飲料組成物。
  101. 請求項100に記載のタンパク質飲料組成物において、前記酸が、リン酸、塩酸、またはそれらの組合せから選択される鉱酸であることを特徴とするタンパク質飲料組成物。
  102. 請求項100に記載のタンパク質飲料組成物において、前記酸が、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸、乳酸、アスコルビン酸、ケイ皮酸、グルタル酸、グルコン酸、コハク酸、マレイン酸、アジピン酸、またはそれらの2種以上の組合せからなる群から選択される天然酸であることを特徴とするタンパク質飲料組成物。
  103. 請求項100に記載のタンパク質飲料組成物において、前記酸が、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、またはそれらの2種以上の組合せからなる群から選択される天然酸であることを特徴とするタンパク質飲料組成物。
  104. 請求項96または請求項97に記載のタンパク質飲料組成物において、微生物の成長を阻害するために前記水性タンパク質分離物が二酸化炭素で処理されることを特徴とするタンパク質飲料組成物。
  105. 請求項96または請求項97に記載のタンパク質飲料組成物において、前記水性タンパク質分離物が、ホエータンパク質、乳清タンパク質、ラクトアルブミン、血清アルブミン、グリコマクロペプチド、卵白タンパク質、オボアルブミン、ゼラチン、加水分解ゼラチン、加水分解コラーゲン、ダイズタンパク質、キャノーラタンパク質、ナタネタンパク質、エンドウタンパク質、コメタンパク質、コムギタンパク質、アサタンパク質、ゼインタンパク質、ジャガイモタンパク質、およびそれらの組合せからなる群から選択されることを特徴とするタンパク質飲料組成物。
  106. 請求項105に記載のタンパク質飲料組成物において、前記水性タンパク質分離物がホエータンパク質であることを特徴とするタンパク質飲料組成物。
  107. ヒトが摂取するための炭酸入りフルーツ風味タンパク質飲料において、カゼイネートを本質的に含まない約0.01重量%〜約15重量%のタンパク質が含まれ、前記炭酸入りフルーツ風味タンパク質飲料が、約2.5〜約4.5の範囲内のpHを呈し、その際、前記飲料組成物中でタンパク質の実質的溶解性が維持され、かつ前記タンパク質飲料が、前記タンパク質飲料のパッケージング時およびパッケージング後の少なくとも1年間の期間の両方で、ヒトの健康に有害であることが知られている活性微生物を本質的に含まないことを特徴とする方法。
  108. 請求項107に記載の炭酸入りフルーツ風味タンパク質飲料において、前記タンパク質飲料が清澄または色が透明で本質的に濁りを示さないことを特徴とする炭酸入りフルーツ風味タンパク質飲料。
  109. 請求項107に記載の炭酸入りフルーツ風味タンパク質飲料において、前記タンパク質飲料が、濃縮植物抽出物、消泡剤、栄養素、カルシウムまたはカルシウム誘導体、エネルギー発生添加剤、ハーブサプリメント、風味剤、甘味剤、保存剤、着色剤、ジュース、およびアルコールからなる群から選択される少なくとも1種の追加の成分を含有することを特徴とする炭酸入りフルーツ風味タンパク質飲料。
  110. 請求項107に記載の炭酸入りフルーツ風味タンパク質飲料において、前記活性微生物を本質的に含まない飲料の状態が、殺菌処理、無菌パッケージング処理、炭酸化処理、オゾン化処理、放射線処理、紫外光処理、高圧処理、膜透過処理、パルス電界処理、超音波処理、またはそれらの組合せによる微生物の不活性化により形成されることを特徴とする炭酸入りフルーツ風味タンパク質飲料。
  111. 請求項107に記載の炭酸入りフルーツ風味タンパク質飲料において、前記タンパク質が、粉末タンパク質濃縮物、粉末タンパク質分離物であることを特徴とする炭酸入りフルーツ風味タンパク質飲料。
  112. 請求項111に記載の炭酸入りフルーツ風味タンパク質飲料において、液体形態のタンパク質を調製するために前記粉末タンパク質が再構成されることを特徴とする炭酸入りフルーツ風味タンパク質飲料。
  113. 請求項107に記載の炭酸入りフルーツ風味タンパク質飲料において、前記タンパク質が、実質的な乾燥を行うことなくタンパク質の膜濾過分離から捕集された水性タンパク質分離物であることを特徴とする炭酸入りフルーツ風味タンパク質飲料。
  114. 請求項112または請求項113に記載の炭酸入りフルーツ風味タンパク質飲料において、前記タンパク質のpHが、前記炭酸入りフルーツ風味タンパク質飲料への添加前、pH調整剤を用いて約2.5〜約4.5の範囲内のpHに調整されることを特徴とする炭酸入りフルーツ風味タンパク質飲料。
  115. 請求項114に記載の炭酸入りフルーツ風味タンパク質飲料において、前記pH調整剤が、リン酸、塩酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸、乳酸、アスコルビン酸、ケイ皮酸、グルタル酸、グルコン酸、コハク酸、マレイン酸、アジピン酸、またはそれらの2種以上の組合せからなる群から選択されることを特徴とする炭酸入りフルーツ風味タンパク質飲料。
  116. 請求項107に記載の炭酸入りフルーツ風味タンパク質飲料において、前記タンパク質が加水分解されることを特徴とする炭酸入りフルーツ風味タンパク質飲料。
  117. 請求項107に記載の炭酸入りフルーツ風味タンパク質飲料において、前記タンパク質が、ホエータンパク質、乳清タンパク質、ラクトアルブミン、血清アルブミン、グリコマクロペプチド、卵白タンパク質、オボアルブミン、ゼラチン、加水分解ゼラチン、加水分解コラーゲン、ダイズタンパク質、キャノーラタンパク質、ナタネタンパク質、エンドウタンパク質、コメタンパク質、コムギタンパク質、アサタンパク質、ゼインタンパク質、ジャガイモタンパク質、またはそれらの任意の組合せからなる群から選択されることを特徴とする炭酸入りフルーツ風味タンパク質飲料。
  118. ヒトが摂取するための炭酸入りチョコレート風味タンパク質飲料において、カゼイネートを本質的に含まない約0.01重量%〜約15重量%のタンパク質が含まれ、前記炭酸入りチョコレート風味飲料が、約4.5〜約7.0の範囲内のpHを有し、その際、前記タンパク質の実質的溶解性が前記飲料組成物中で維持され、かつ前記タンパク質飲料が、前記タンパク質飲料のパッケージング時およびパッケージング後の少なくとも1年間の期間の両方で、ヒトの健康に有害であることが知られている活性微生物を本質的に含まないことを特徴とする炭酸入りチョコレート風味タンパク質飲料。
  119. 請求項118に記載の炭酸入りチョコレート風味タンパク質飲料において、前記炭酸入りチョコレート風味タンパク質飲料が濁りを有することを特徴とする炭酸入りチョコレート風味タンパク質飲料。
  120. 請求項118に記載の炭酸入りチョコレート風味タンパク質飲料において、前記炭酸入りチョコレート風味タンパク質飲料が、濃縮植物抽出物、消泡剤、栄養素、カルシウムまたはカルシウム誘導体、エネルギー発生添加剤、ハーブサプリメント、風味剤、甘味剤、保存剤、着色剤、およびアルコールからなる群から選択される少なくとも1種の追加の成分を含有することを特徴とする炭酸入りチョコレート風味タンパク質飲料。
  121. 請求項118に記載の炭酸入りチョコレート風味タンパク質飲料において、前記活性微生物を本質的に含まない飲料の状態が、殺菌処理、無菌パッケージング処理、炭酸化処理、オゾン化処理、放射線処理、紫外光処理、高圧処理、膜透過処理、パルス電界処理、超音波処理、またはそれらの組合せによる微生物の不活性化により形成されることを特徴とする炭酸入りチョコレート風味タンパク質飲料。
  122. 請求項118に記載の炭酸入りチョコレート風味タンパク質飲料において、前記タンパク質が、粉末タンパク質濃縮物、粉末タンパク質分離物であることを特徴とする炭酸入りチョコレート風味タンパク質飲料。
  123. 請求項122に記載の炭酸入りチョコレート風味タンパク質飲料において、液体形態のタンパク質を調製するために前記粉末タンパク質が再構成されることを特徴とする炭酸入りチョコレート風味タンパク質飲料。
  124. 請求項118に記載の炭酸入りチョコレート風味タンパク質飲料において、前記タンパク質が、実質的な乾燥を行うことなくタンパク質の膜濾過分離から捕集された水性タンパク質分離物であることを特徴とする炭酸入りチョコレート風味タンパク質飲料。
  125. 請求項123または請求項124に記載の炭酸入りチョコレート風味タンパク質飲料において、前記タンパク質のpHが、前記炭酸入りチョコレート風味タンパク質飲料への添加前、pH調整剤を用いて約2.5〜約7.0の範囲内のpHに調整されることを特徴とする炭酸入りチョコレート風味タンパク質飲料。
  126. 請求項125に記載の炭酸入りチョコレート風味タンパク質飲料において、前記pH調整剤が、リン酸、塩酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸、乳酸、アスコルビン酸、ケイ皮酸、グルタル酸、グルコン酸、コハク酸、マレイン酸、アジピン酸、またはそれらの2種以上の組合せからなる群から選択されることを特徴とする炭酸入りチョコレート風味タンパク質飲料。
  127. 請求項118に記載の炭酸入りチョコレート風味タンパク質飲料において、前記タンパク質が加水分解されることを特徴とする炭酸入りチョコレート風味タンパク質飲料。
  128. 請求項118に記載の炭酸入りチョコレート風味タンパク質飲料において、前記タンパク質が、ホエータンパク質、乳清タンパク質、ラクトアルブミン、血清アルブミン、グリコマクロペプチド、卵白タンパク質、オボアルブミン、ゼラチン、加水分解ゼラチン、加水分解コラーゲン、ダイズタンパク質、キャノーラタンパク質、ナタネタンパク質、エンドウタンパク質、コメタンパク質、コムギタンパク質、アサタンパク質、ゼインタンパク質、ジャガイモタンパク質、またはそれらの任意の組合せからなる群から選択されることを特徴とする炭酸入りチョコレート風味タンパク質飲料。
  129. ヒトが摂取するための炭酸入りバニラ風味タンパク質飲料において、カゼイネートを本質的に含まない約0.01重量%〜約15重量%のタンパク質が含まれ、前記炭酸入りバニラ風味飲料が、約4.5〜約7.0の範囲内のpHを有し、その際、前記タンパク質の実質的溶解性が前記飲料組成物中で維持され、かつ前記タンパク質飲料が、前記タンパク質飲料のパッケージング時およびパッケージング後の少なくとも1年間の期間の両方で、ヒトの健康に有害であることが知られている活性微生物を本質的に含まないことを特徴とする炭酸入りバニラ風味タンパク質飲料。
  130. 請求項129に記載の炭酸入りバニラ風味タンパク質飲料において、前記炭酸入りバニラ風味タンパク質飲料が濁りを有することを特徴とする炭酸入りバニラ風味タンパク質飲料。
  131. 請求項129に記載の炭酸入りバニラ風味タンパク質飲料において、前記炭酸入りバニラ風味タンパク質飲料が、濃縮植物抽出物、消泡剤、栄養素、カルシウムまたはカルシウム誘導体、エネルギー発生添加剤、ハーブサプリメント、風味剤、甘味剤、保存剤、着色剤、およびアルコールからなる群から選択される少なくとも1種の追加の成分を含有することを特徴とする炭酸入りバニラ風味タンパク質飲料。
  132. 請求項129に記載の炭酸入りバニラ風味タンパク質飲料において、前記活性微生物を本質的に含まない飲料の状態が、殺菌処理、無菌パッケージング処理、炭酸化処理、オゾン化処理、放射線処理、紫外光処理、高圧処理、膜透過処理、パルス電界処理、超音波処理、またはそれらの組合せによる微生物の不活性化により形成されることを特徴とする炭酸入りバニラ風味タンパク質飲料。
  133. 請求項129に記載の炭酸入りバニラ風味タンパク質飲料において、前記タンパク質が、粉末タンパク質濃縮物、粉末タンパク質分離物であることを特徴とする炭酸入りバニラ風味タンパク質飲料。
  134. 請求項133に記載の炭酸入りバニラ風味タンパク質飲料において、液体形態のタンパク質を調製するために前記粉末タンパク質が再構成されることを特徴とする炭酸入りバニラ風味タンパク質飲料。
  135. 請求項129に記載の炭酸入りバニラ風味タンパク質飲料において、前記タンパク質が、実質的な乾燥を行うことなくタンパク質の膜濾過分離から捕集された水性タンパク質分離物であることを特徴とする炭酸入りバニラ風味タンパク質飲料。
  136. 請求項134または請求項135に記載の炭酸入りバニラ風味タンパク質飲料において、前記タンパク質のpHが、前記炭酸入りバニラ風味タンパク質飲料への添加前、pH調整剤を用いて約2.5〜約7.0の範囲内のpHに調整されることを特徴とする炭酸入りバニラ風味タンパク質飲料。
  137. 請求項136に記載の炭酸入りバニラ風味タンパク質飲料において、前記pH調整剤が、リン酸、塩酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸、乳酸、アスコルビン酸、ケイ皮酸、グルタル酸、グルコン酸、コハク酸、マレイン酸、アジピン酸、またはそれらの2種以上の組合せからなる群から選択されることを特徴とする炭酸入りバニラ風味タンパク質飲料。
  138. 請求項129に記載の炭酸入りバニラ風味タンパク質飲料において、前記タンパク質が加水分解されることを特徴とする炭酸入りバニラ風味タンパク質飲料。
  139. 請求項129に記載の炭酸入りバニラ風味タンパク質飲料において、前記タンパク質が、ホエータンパク質、乳清タンパク質、ラクトアルブミン、血清アルブミン、グリコマクロペプチド、卵白タンパク質、オボアルブミン、ゼラチン、加水分解ゼラチン、加水分解コラーゲン、ダイズタンパク質、キャノーラタンパク質、ナタネタンパク質、エンドウタンパク質、コメタンパク質、コムギタンパク質、アサタンパク質、ゼインタンパク質、ジャガイモタンパク質、またはそれらの任意の組合せからなる群から選択されることを特徴とする炭酸入りバニラ風味タンパク質飲料。
JP2014502882A 2011-04-01 2012-03-30 タンパク質飲料およびその製造方法 Pending JP2014509525A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13/078,918 2011-04-01
US13/078,918 US20110183052A1 (en) 2004-10-07 2011-04-01 Protein beverage and method of making the same
PCT/US2012/031707 WO2012135774A2 (en) 2011-04-01 2012-03-30 Protein beverage and method of making the same

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014509525A true JP2014509525A (ja) 2014-04-21
JP2014509525A5 JP2014509525A5 (ja) 2015-05-21

Family

ID=46932424

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014502882A Pending JP2014509525A (ja) 2011-04-01 2012-03-30 タンパク質飲料およびその製造方法

Country Status (9)

Country Link
US (2) US20110183052A1 (ja)
EP (1) EP2693899A4 (ja)
JP (1) JP2014509525A (ja)
CN (1) CN103747694A (ja)
BR (1) BR112013025171A2 (ja)
HK (1) HK1197160A1 (ja)
MX (1) MX2013011430A (ja)
RU (1) RU2013146399A (ja)
WO (1) WO2012135774A2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017518078A (ja) * 2014-06-03 2017-07-06 アボット・ラボラトリーズAbbott Laboratories ジャガイモを基にしたタンパク質混合物およびジャガイモタンパク質を含む栄養組成物
JP2018038346A (ja) * 2016-09-09 2018-03-15 アサヒ飲料株式会社 タンパク質含有容器詰飲料およびその製造方法
JP2020054298A (ja) * 2018-10-03 2020-04-09 サントリーホールディングス株式会社 リンゴ酸を含有するノンアルコール飲料
JP2020062059A (ja) * 2020-01-31 2020-04-23 サントリーホールディングス株式会社 リンゴ酸を含有するノンアルコール飲料
JP2020074766A (ja) * 2018-11-07 2020-05-21 三栄源エフ・エフ・アイ株式会社 濁りが抑制された発泡性飲料とその製造方法、発泡性飲料の濁り抑制方法、及び酸性飲料の濁り抑制剤
WO2021193699A1 (ja) * 2020-03-26 2021-09-30 不二製油グループ本社株式会社 動物性たんぱく質の製造方法及び風味改善方法
WO2021193698A1 (ja) * 2020-03-26 2021-09-30 不二製油グループ本社株式会社 植物性たんぱく質の製造方法及び風味改善方法

Families Citing this family (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013049540A2 (en) * 2011-09-30 2013-04-04 Pepsico, Inc. Nutrition beverages
CA3085086C (en) 2011-12-06 2023-08-08 Delta Faucet Company Ozone distribution in a faucet
SG10201604464SA (en) 2012-03-26 2016-07-28 Axcella Health Inc Charged nutritive proteins and methods
CA2868469A1 (en) 2012-03-26 2013-10-03 Pronutria, Inc. Nutritive fragments, proteins and methods
EP3715365A1 (en) 2012-03-26 2020-09-30 Axcella Health Inc. Nutritive fragments, proteins and methods
US9605040B2 (en) 2012-03-26 2017-03-28 Axcella Health Inc. Nutritive proteins and methods
WO2013148331A1 (en) * 2012-03-26 2013-10-03 Pronutria, Inc. Charged nutritive fragments, proteins and methods
CN102986885A (zh) * 2012-12-25 2013-03-27 何钰婷 一种杏仁奶茶及其制造方法
US20140255583A1 (en) * 2013-03-06 2014-09-11 Sunny Delight Beverages Company Protein suspension as a beverage opacifier system
US20140322397A1 (en) * 2013-04-27 2014-10-30 David F. Mamo Aseptic hot-brewed packaged coffee or espresso beverage
JP6121057B2 (ja) 2013-06-27 2017-04-26 スターバックス・コーポレイション 飲料および他の食品のための生物的保存法
KR20160058940A (ko) 2013-09-25 2016-05-25 프로뉴트리아 바이오사이언시스, 인코퍼레이티드 근육량, 강도 및 성능을 유지하기 위한 조성물 및 제형, 그리고 이의 생산방법 및 용도
EP3131419A4 (en) * 2014-04-17 2017-12-13 Miami Bay Beverage Company, LLC Protein-containing beverage
CN104351349B (zh) * 2014-11-10 2017-01-18 江西师范大学 一种低致敏性婴幼儿配方奶粉制备方法
BR112017015241A2 (pt) * 2015-01-16 2018-01-09 Welldrinks Ltd bebida com colágeno e aditivos adicionais
TW201707573A (zh) * 2015-05-11 2017-03-01 耐克斯特蛋白質有限公司 用於製造碳酸蛋白質飲料組合物之方法及系統
CN104921246B (zh) * 2015-07-24 2016-11-02 江苏华桑食品科技有限公司 一种植物发酵饮料的制备方法
CA3007437C (en) 2015-12-21 2021-09-28 Delta Faucet Company Fluid delivery system including a disinfectant device
AU2017214365B2 (en) * 2016-02-03 2023-08-03 Fresenius Kabi Deutschland Gmbh High caloric, high protein nutritional formula comprising collagen
KR20180002317A (ko) * 2016-06-29 2018-01-08 주식회사 엘지생활건강 액상 조제유 조성물 및 제조방법
CN107712065A (zh) * 2016-08-11 2018-02-23 宏乐集团有限公司 一种中老年配方肽奶粉及其制备方法
CN106509535A (zh) * 2016-11-09 2017-03-22 四川大学 一种适用于健身人群的营养强化型蛋制品
CN106974151A (zh) * 2017-03-28 2017-07-25 阜南椰枫食品有限公司 一种果味型低糖碳酸饮料
FR3065623B1 (fr) 2017-04-28 2021-07-09 Roquette Freres Albumines de pois ameliorees, procede d'obtention et leurs applications
CN108094772A (zh) * 2017-12-08 2018-06-01 桂林莱茵生物科技股份有限公司 一种罗汉果果汁及其制备方法
US10806165B2 (en) * 2018-04-24 2020-10-20 Stokely-Van Camp, Inc. Ready-to-drink plant protein beverage product and methods for making same
CN113993389A (zh) * 2019-06-21 2022-01-28 帝斯曼知识产权资产管理有限公司 热稳定的油菜籽蛋白组合物
US20210120836A1 (en) * 2019-10-23 2021-04-29 The Spare Food Co. Fermented whey beverage and method of making the same
IT202000002614A1 (it) * 2020-02-10 2021-08-10 Gianluca Mech Alimento o integratore alimentare a base di estratti vegetali
US20210307373A1 (en) * 2020-04-07 2021-10-07 Jeffery John Cook High Protein Beverages and Methods of Manufacture
CN115462523B (zh) * 2022-08-24 2024-05-14 仁和全域(上海)大健康研究院有限公司 一种提高运动能力的组合物及其制备方法与应用

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02124062A (ja) * 1988-11-02 1990-05-11 San Ei Chem Ind Ltd 酸性蛋白質水性物の製造法
US20080063765A1 (en) * 2004-11-24 2008-03-13 Cornell Research Foundation, Inc. Protein and calcium fortification system for clear and opaque beverages
JP2008515440A (ja) * 2004-10-07 2008-05-15 ネクスト・プロテインズ・インコーポレイテッド 炭酸プロテイン飲料および製造方法
US20080206415A1 (en) * 2004-10-07 2008-08-28 Next Proteins, Inc. Protein beverage and method of making the same
JP2009529332A (ja) * 2006-03-10 2009-08-20 ネクスト・プロテインズ・インコーポレイテッド たんぱく質飲料およびその製造方法
WO2009112036A2 (en) * 2008-03-12 2009-09-17 Arla Foods Amba Whey protein beverages having reduced astringency

Family Cites Families (58)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2335134A (en) * 1940-07-15 1943-11-23 Sands Clive Chisholm Reaction propulsion engine
JPS494960B1 (ja) * 1970-12-18 1974-02-04
US3846560A (en) * 1971-07-22 1974-11-05 Quaker Oats Co Process of making a base for protein beverages
US3876806A (en) * 1971-10-14 1975-04-08 Quaker Oats Co Process for the preparation of acid soluble polypeptides and carbonated beverages containing same
US3949098A (en) * 1974-06-05 1976-04-06 Nabisco, Inc. Nutritious orange drink concentrate, process and drink resultant therefrom
US4112123A (en) * 1976-07-21 1978-09-05 Beatrice Foods Co. Nutritionally balanced single food composition and method of production
US4443540A (en) * 1980-05-09 1984-04-17 University Of Illinois Foundation Protein hydrolysis
US4309417A (en) * 1980-07-10 1982-01-05 Stauffer Chemical Company Protein fortified isotonic beverages
DE3137440A1 (de) * 1981-09-21 1983-03-31 Eckes, Peter, 6501 Nieder-Olm Proteinhaltiges konditionsgetraenk
US4478855A (en) * 1981-12-28 1984-10-23 Arla, Ekonomisk Forening Protein containing fruit drink and process for the manufacture thereof
US4478858A (en) * 1982-02-08 1984-10-23 The Procter & Gamble Company Instant coffee containing packet and method of forming
US5650175A (en) * 1982-06-03 1997-07-22 Stolle Research & Development Corporation Anti-inflammatory factor, method of isolation, and use
US4790998A (en) * 1986-12-22 1988-12-13 New Zealand Milk Products, Inc. Beverage cloud based on a whey protein-stabilized lipid
US4830862A (en) * 1987-07-31 1989-05-16 The Procter & Gamble Company Calcium-supplemented beverages and beverage concentrates containing low levels of sulfate
US4804552A (en) * 1987-09-08 1989-02-14 Dairy Research, Inc. Carbonated liquid dairy product and method of production thereof
DE69103732T2 (de) * 1990-11-01 1995-04-06 Sandoz Nutrition Ltd Hochsaures System enthaltende Nahrungsformulierungen.
US5153019A (en) * 1991-05-30 1992-10-06 University Research & Marketing, Inc. Rice bran-honey based beverage product and process for making same
US5286511A (en) * 1992-10-23 1994-02-15 The United States Of America As Represented By The Secretary Of Agriculture Clouding agent for beverages and method of making
US5478587A (en) * 1993-08-20 1995-12-26 Henry G. Kohlmann Dessert composition
US5641531A (en) * 1995-09-28 1997-06-24 Abbott Laboratories Nutritional liquid supplement beverage and method of making same
US6060103A (en) * 1996-06-24 2000-05-09 Plastic Technologies, Inc. Method for extending the shelf life of a carbonated beverage within a plastic bottle by maintaining a low fill temperature
US6028107A (en) * 1997-02-27 2000-02-22 Waugh; William Howard Orthomolecular medical use of L-citrulline for vasoprotection, relaxative smooth muscle tone and cell protection
US6391864B1 (en) * 1998-08-19 2002-05-21 Joint Juice, Inc. Food supplement containing a cartilage supplement
US6106874A (en) * 1998-11-18 2000-08-22 Abbott Laboratories Calcium fortified juice-based nutritional supplement and process of making
US6403129B1 (en) * 1999-12-27 2002-06-11 Mac Farms, Inc. Carbonated fortified milk-based beverage and method of making carbonated fortified milk-based beverage for the supplementation of essential nutrients in the human diet
US6866877B2 (en) * 1998-12-29 2005-03-15 Mac Farms, Inc. Carbonated fortified milk-based beverage and method for suppressing bacterial growth in the beverage
US6261589B1 (en) * 1999-03-02 2001-07-17 Durk Pearson Dietary supplement nutrient soft drink composition with psychoactive effect
US6485762B1 (en) * 1999-07-26 2002-11-26 Cornell Research Foundation, Inc. Microfiltration of skim milk for cheese making and whey proteins
US6623781B2 (en) * 1999-07-26 2003-09-23 Cornell Research Foundation, Inc. Microfiltration of skim milk for cheese making and whey proteins
US6620452B1 (en) * 2000-05-05 2003-09-16 American Fruit And Flavors Food additives having enlarged concentration of phenolics extracted from fruits and vegetables and process of obtaining the same
US7041327B2 (en) * 2000-07-24 2006-05-09 Cornell Research Foundation, Inc. Carbon dioxide as an aid in pasteurization
US6635223B2 (en) * 2000-10-25 2003-10-21 Andreas Maerz Method for inactivating micro-organisms using high pressure processing
US6740344B2 (en) * 2000-12-01 2004-05-25 General Mill, Inc. Calcium fortified products and methods of preparation
US20050002992A1 (en) * 2003-06-17 2005-01-06 Mccleary Edward Larry Foods, beverages, condiments, spices and salad dressings with specialized supplements
US20020182296A1 (en) * 2001-01-11 2002-12-05 Jeffrey Kaplan Shelf stable carbonated milk beverage
US20020136816A1 (en) * 2001-03-22 2002-09-26 Kim Chang S. Tablet or powder for producing a carbonated beer beverage
US6811804B2 (en) * 2001-06-07 2004-11-02 Abbott Laboratories Juice and soy protein beverage and uses thereof
US20030099753A1 (en) * 2001-11-20 2003-05-29 Yang Baokang Juice based beverage compositions
US7790670B2 (en) * 2002-03-01 2010-09-07 Glanbia Nutritionals (Ireland) Ltd. Compositions and methods for treatment of body weight conditions
US7285301B2 (en) * 2002-07-12 2007-10-23 Entra-Safe, Inc. Method for producing nutritionally balanced food compositions
US7399496B2 (en) * 2003-02-07 2008-07-15 Glanbia Nutritionals (Ireland) Limited Hydrolyzed whey protein compositions
AU2003272386A1 (en) * 2003-02-14 2004-09-09 Preservation Sciences, Inc. Food and beverage preservative
BRPI0409584A (pt) * 2003-04-17 2006-04-18 New Zealand Dairy Board melhoramento das propriedades de limpidez e/ou estabilidade dos lìquidos e géis contendo proteìna
KR101191542B1 (ko) * 2003-08-25 2012-10-15 카아길, 인코포레이팃드 모나틴을 포함하는 음료 조성물 및 이의 제조 방법
WO2005096832A2 (en) * 2004-04-05 2005-10-20 Fmc Corporation Mcc/hydrocolloid stabilizers and edible compositions comprising the same
US20080317928A1 (en) * 2004-04-14 2008-12-25 Charles Towler Dairy Product and Process
US7101585B2 (en) * 2004-04-15 2006-09-05 Solae, Llc Ultra high pressure homogenization process for making a stable protein based acid beverage
WO2006034586A1 (en) * 2004-09-29 2006-04-06 Aplodan Formulations Ltd. Nutritional composition for promoting muscle performance and acting as hydrogen (h+) blocker
US7799363B2 (en) * 2004-10-07 2010-09-21 Next Proteins, Inc. Protein beverage and protein beverage concentrate and methods of making the same
US7897192B2 (en) * 2004-10-07 2011-03-01 Next Proteins, Inc. High energy carbonated protein drink and method of making
US7906160B2 (en) * 2004-10-07 2011-03-15 Next Proteins, Inc. Protein beverage and method of making the same
US7118776B2 (en) * 2005-03-10 2006-10-10 Solae, Llc Phytase-treated acid stable soy protein products
US20090087495A1 (en) * 2005-05-19 2009-04-02 Nippon Meat Packers, Inc. Food for Improving Motor Function
CN101442915A (zh) * 2006-03-10 2009-05-27 内克斯特蛋白质公司 蛋白饮料及其制备方法
US20080008814A1 (en) * 2006-06-22 2008-01-10 Philip Henry Jackson Acidified Protein Beverages Containing Suspended Particulates and Methods of Making Same
SE530577C2 (sv) * 2006-11-22 2008-07-08 Tetra Laval Holdings & Finance Metod för att behandla ett vassleproteinkoncentrat genom mikropartikulering
CN101347155B (zh) * 2007-07-20 2012-05-30 内蒙古伊利实业集团股份有限公司 乳清蛋白饮料及其生产方法
TWI577293B (zh) * 2008-04-25 2017-04-11 耐克斯特蛋白質有限公司 蛋白質飲料及其製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02124062A (ja) * 1988-11-02 1990-05-11 San Ei Chem Ind Ltd 酸性蛋白質水性物の製造法
JP2008515440A (ja) * 2004-10-07 2008-05-15 ネクスト・プロテインズ・インコーポレイテッド 炭酸プロテイン飲料および製造方法
US20080206415A1 (en) * 2004-10-07 2008-08-28 Next Proteins, Inc. Protein beverage and method of making the same
US20080063765A1 (en) * 2004-11-24 2008-03-13 Cornell Research Foundation, Inc. Protein and calcium fortification system for clear and opaque beverages
JP2009529332A (ja) * 2006-03-10 2009-08-20 ネクスト・プロテインズ・インコーポレイテッド たんぱく質飲料およびその製造方法
WO2009112036A2 (en) * 2008-03-12 2009-09-17 Arla Foods Amba Whey protein beverages having reduced astringency

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017518078A (ja) * 2014-06-03 2017-07-06 アボット・ラボラトリーズAbbott Laboratories ジャガイモを基にしたタンパク質混合物およびジャガイモタンパク質を含む栄養組成物
JP2018038346A (ja) * 2016-09-09 2018-03-15 アサヒ飲料株式会社 タンパク質含有容器詰飲料およびその製造方法
JP2020054298A (ja) * 2018-10-03 2020-04-09 サントリーホールディングス株式会社 リンゴ酸を含有するノンアルコール飲料
WO2020071346A1 (ja) * 2018-10-03 2020-04-09 サントリーホールディングス株式会社 リンゴ酸を含有するノンアルコール飲料
JP7154926B2 (ja) 2018-10-03 2022-10-18 サントリーホールディングス株式会社 リンゴ酸を含有するノンアルコール飲料
JP2022177310A (ja) * 2018-10-03 2022-11-30 サントリーホールディングス株式会社 リンゴ酸を含有するノンアルコール飲料
JP7478207B2 (ja) 2018-10-03 2024-05-02 サントリーホールディングス株式会社 リンゴ酸を含有するノンアルコール飲料
JP2020074766A (ja) * 2018-11-07 2020-05-21 三栄源エフ・エフ・アイ株式会社 濁りが抑制された発泡性飲料とその製造方法、発泡性飲料の濁り抑制方法、及び酸性飲料の濁り抑制剤
JP2020062059A (ja) * 2020-01-31 2020-04-23 サントリーホールディングス株式会社 リンゴ酸を含有するノンアルコール飲料
WO2021193699A1 (ja) * 2020-03-26 2021-09-30 不二製油グループ本社株式会社 動物性たんぱく質の製造方法及び風味改善方法
WO2021193698A1 (ja) * 2020-03-26 2021-09-30 不二製油グループ本社株式会社 植物性たんぱく質の製造方法及び風味改善方法
CN115334895A (zh) * 2020-03-26 2022-11-11 不二制油集团控股株式会社 植物性蛋白质的制造方法和风味改善方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2012135774A3 (en) 2012-12-27
US20130344201A1 (en) 2013-12-26
US20110183052A1 (en) 2011-07-28
EP2693899A4 (en) 2014-11-26
BR112013025171A2 (pt) 2019-09-24
CN103747694A (zh) 2014-04-23
RU2013146399A (ru) 2015-05-10
HK1197160A1 (en) 2015-01-09
EP2693899A2 (en) 2014-02-12
MX2013011430A (es) 2014-06-11
WO2012135774A2 (en) 2012-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014509525A (ja) タンパク質飲料およびその製造方法
CA2645490C (en) Protein drink and method of making same
US9220292B2 (en) Protein beverage and method of making same
US20080206415A1 (en) Protein beverage and method of making the same
US7794770B2 (en) Protein beverage and method of making the same
US7799363B2 (en) Protein beverage and protein beverage concentrate and methods of making the same
US7906160B2 (en) Protein beverage and method of making the same
US20080050498A1 (en) Powdered protein beverage mix and methods of making the same
KR102616478B1 (ko) 콜라겐 및 추가 첨가제를 포함하는 음료
US20060083844A1 (en) Carbonated protein drink and method of making
CN101442915A (zh) 蛋白饮料及其制备方法
TWI577293B (zh) 蛋白質飲料及其製造方法
BRPI0708706A2 (pt) composição de bebida de proteìna, método para prepar a mesma, composição de xarope concentrado de bebida de proteìna, composição de pó concentrado de bebida de proteìna, métodos para preparar uma composição de xarope concentrado de bebida de proteìna e para preparar uma composição de pó concentrado de bebida de proteìna, bebida de proteìna, método para preparar a mesma

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131115

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20140205

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20140210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150330

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150330

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150908

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20151207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160823

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20161118

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20170119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170223

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170808