JP2014506139A - 歯の人工器官を製造するための方法 - Google Patents

歯の人工器官を製造するための方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014506139A
JP2014506139A JP2013539388A JP2013539388A JP2014506139A JP 2014506139 A JP2014506139 A JP 2014506139A JP 2013539388 A JP2013539388 A JP 2013539388A JP 2013539388 A JP2013539388 A JP 2013539388A JP 2014506139 A JP2014506139 A JP 2014506139A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
pressure
paste
composite
bar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013539388A
Other languages
English (en)
Inventor
サドゥン,ミッシェル
Original Assignee
サドゥン ミッシェル
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by サドゥン ミッシェル filed Critical サドゥン ミッシェル
Publication of JP2014506139A publication Critical patent/JP2014506139A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C13/00Dental prostheses; Making same
    • A61C13/20Methods or devices for soldering, casting, moulding or melting
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C13/00Dental prostheses; Making same
    • A61C13/0003Making bridge-work, inlays, implants or the like
    • A61C13/0006Production methods
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C5/00Filling or capping teeth
    • A61C5/70Tooth crowns; Making thereof
    • A61C5/77Methods or devices for making crowns
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C13/00Dental prostheses; Making same
    • A61C13/0003Making bridge-work, inlays, implants or the like
    • A61C13/0022Blanks or green, unfinished dental restoration parts
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C13/00Dental prostheses; Making same
    • A61C13/08Artificial teeth; Making same
    • A61C13/087Artificial resin teeth

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Dental Preparations (AREA)
  • Dental Prosthetics (AREA)
  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)

Abstract

歯の人工器官を製造する方法において、a)粒状フィラーと、硬化させることによりバインダー相を形成するのに適切である樹脂とを混合することによりペーストを用意する段階;b)段階a)において用意された該ペーストを任意的に成形した後に、それを硬化させて固体の複合材料の塊を形成する段階;c)少なくとも1の複合材料ブロックを形成するように任意的に該固体の複合材料の塊を切断する段階;及びd)歯の人工器官を形成するように任意的に該複合材料ブロックを機械加工する段階を含み、段階b)において500barよりも高い圧力において硬化が行われ、かつ該樹脂の全てが硬化されたら該圧力が大気圧にもどされる、前記方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、歯の人工器官を製造するための複合材料ブロックを製造する方法及び歯の人工器官を製造する方法に関する。本発明は、複合材料ブロック及びそのような方法により得られる又は得られるのに適する歯の人工器官にもまた関する。
複合材料ブロックは、複合材料ペースト、即ち慣用的にはセラミック物質又は硝子の粒状フィラーと慣用的にはモノマーの混合物である樹脂とを含むペースト、を硬化させることによって製造される。
そのような複合材料ブロックを製造するために、該ペーストは成形されて、その後硬化される。固化させた後、樹脂は、バインダー相、即ち粒子を結合させる「マトリックス」、を形成する。得られる複合材料ブロックは次に人工器官のために所望される形状に、慣用的にはコンピュータ支援デザイン、コンピュータ支援機械加工(CAD−CAM)を使用して機械加工される。
供給元3Mからの3Mパラダイム M2100ブロックは、このようにして製造された複合材料ブロックの例である。
現存の方法を使用して製造された複合材料ブロックは、それでも低い機械的強度を示し、該強度は歯の人工器官としての寿命を制限する。
本発明の目的は、特にその機械的強度及び化学的安定性を増加させることにより歯の人工器官の性質が改善されることを可能にする新規な方法を提供することである。
本発明に従うと、この目的は、歯の人工器官を製造する方法において、
a)粒状フィラーと、硬化させることによりバインダー相を形成するのに適切である樹脂とを混合することによりペーストを用意する段階;
b)段階a)において用意された該ペーストを任意的に成形した後に、それを硬化させて固体の複合材料の塊を形成する段階;
c)少なくとも1の複合材料ブロックを形成するように任意的に該固体の複合材料の塊を切断する段階;及び
d)歯の人工器官を形成するように任意的に該複合材料ブロックを機械加工する段階
を含む、前記方法
により達成されることができる。
この方法は、段階b)において500barよりも高い圧力において少なくとも部分的に及び好ましくは完全に硬化が行われる点において顕著である。
以下の詳細な説明において詳細に説明されるように、本発明の方法は、単純な方法で、非常に高い機械的強度を示す複合材料ブロックを製造することを可能にする。
この特定の理論に結び付けられることなく、本発明者は、段階b)において施与される圧力は樹脂の硬化の間に起きる収縮を補うのに適切である応力を作り出すのに役立つという事実により、得られる性能を説明する。これは欠点の数の減少をもたらす。
本発明は、固体の複合材料の塊、複合材料ブロック、及び本発明の方法のそれぞれ段階b)、段階c)、又は段階d)から得られる又はそのような段階を実行することにより製造されるのに適切である歯の人工器官をもまた提供する。
定義
用語「歯の人工器官」は、患者の歯を完全に又は部分的に該患者の自然な形状に戻すために該患者の歯に混ざって設置するための任意のピースを一般的な態様において意味するために使用される。
すなわち、本発明により製造される歯の人工器官は、例えば、自然な歯の基部に設置される周辺のキャップ又はクラウン、あるいは物質を失った歯から生じた空洞を同じ形状を有し、かつ補綴専門医により製造された部品で充填することにより歯への部分的な損傷を再構築するのに役立つ「インレイ」又は「オンレイ」と一般的に呼ばれる種類の人工器官又は実際には、おそらく1以上の失われた歯を補う、少なくとも2の歯の残っている部分に同時にもたれる人工器官であるところのブリッジであり得る。
反対に特定されない限り、用語「圧力」は段階b)において施与される上記の高い圧力を意味するために使用される。従って、初期設定では、用語「圧力」は「大気圧」を意味しない。
用語「〜を含む」は、「少なくとも1の〜を含む」と理解されるべきである。
詳細な説明
本発明の歯の人工器官は、上記の段階a)〜d)を含む方法により製造され得る。
段階a)において、周知の方法を使用して、ペーストが、粒状フィラーと、硬化させることによりバインダー相を形成するのに適する樹脂とを混合することにより用意される。
粒状フィラーは、好ましくは該ペーストの重量の60重量%よりも多く、70重量%よりも多く、又は80重量%さえよりも多く、及び/又は90重量%よりも少ない。
好ましくは、樹脂及び粒状フィラーは、一緒になって該ペーストの90重量%超、95重量%超、98重量%超、99重量%超、又は実施には実質的に100重量%を占める。
粒状フィラー
歯の人工器官を製造するために現在使用されている粒状フィラー及び樹脂を特に射出により実行することが可能である。
好ましくは粒状フィラーは、ビトロセラミック又はガラスの形又は結晶性セラミックの形の金属酸化物、例えばシリカ、石英、アルミナ、又はムライトから選択される物質の粒子を含む又は実際には該物質の粒子により構成されている。
また好ましくは、該粒状フィラーは、バリウムアルミノシリケートガラス、フッ化イッテルビウムを含むガラス、曹長石、マイカテトラフルオロシリケート、リチウムジシリケート、アパタイト、石英、MgAlスピネル、ムライト、及びジルコンから選択された物質の粒子又はそのような粒子の混合物を含む又は実際にはそのような粒子により又はそのような粒子の混合物により構成されている。
粒状フィラーの粒子は、それらの表面が液状状態における樹脂により濡らされる能力を高めるために、特に該表面をより疎水性にする目的のために、シラン化処理に付され得る。このシラン化処理は、アルコキシシラン、ハロシラン、好ましくは3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、によるシラン化を好ましくは含む。シラン化剤を施与した後、該粒子は慣用的には数時間、好ましくは100度〜200℃の範囲の温度において乾燥される。
例えば、該シラン化処理は、米国特許第5869548号明細書に記載された方法に従って実行され得る。
樹脂
樹脂の性質は制限的ではない。
好ましくは、該樹脂は化学重合可能、熱重合可能、又は熱可塑性である。
特に、該樹脂は重合可能な樹脂、特に米国特許第5869548号明細書、米国特許第5843348号明細書、及び欧州特許出願公開第0701808号明細書に記載のものから選択され得る。
好ましくは、該樹脂は、以下のリストから選択される。
・ 化学重合可能又は熱重合可能なモノマー樹脂、好ましくは、ビニルエステル又はアクリル樹脂。該樹脂は特に
2−ヒドロキシエチルメタクリレート、CAS 868−77−9(HEMA);
テトラエチレングリコールジメタクリレート、CAS 109−17−1(TEGDMA);
2,2−ビス−(4−(2−ヒドロキシー3−メタクリロイルオキシ−プロポキシ)フェニル)プロパン、CAS 1565−94−2(BIS−GMA);ウレタンジメタクリレート1,6−ビス(メタクリロキシ−2エトキシカルボニルアミノ)−2,4,4−トリメチルヘキサン,CAS 72869−86−4(UDMA);
エチレン−グリコール−ジメタクリレート(EGDMA);
ジエチレン−グリコール−ジメタクリレート(DEGDMA);及び
ビスフェノールA−ジメタクリレート、CAS 109−17−1(BADMA);
によって形成される群から選択され得る。
・ 熱可塑性樹脂、特に
飽和ポリエステル、特にポリエチレンテレフタレート(PET)及びポリ(1,4−ブチレンテレフタレート)CAS 24968−12−5(PBT);ポリカーボネート;ポリ(ビスフェノールA カーボネート)、CAS 25037−45−0(PC);ビスフェノールA カーボネート;及びポリアミドから選択される。
特に、化学重合可能な樹脂を触媒するために、過酸化物、特にジベンゾイルパーオキサイド、CAS 94−36−0;メチルエチルケトンパーオキサイド、CAS 1338−23−4;ジ−tert−アミルパーオキサイド CAS 10508−09−5、ジ−tert−ブチル パーオキサイド、CAS 110−05−4;又はクメンヒドロパーオキサイド CAS 80−15−9を使用することが可能である。
ジベンゾイルパーオキサイドCAS 94−36−0の硬化を促進するために、ジメチル−アニリン(DMA),ジエチル−アニリン(DEA),又はジメチル−パラ−トルイジン(DMPT)を使用することが可能である。メチルエチルケトンパーオキサイド CAS 1338−23−4の硬化を促進させるために、特にコバルト(II)2−エチルヘキサノエートを使用することが可能である。
慣用の態様では、該ペーストは、その硬化を制御することをより容易にする添加剤、例えば触媒及び/又は促進剤をもまた含み得る。
好ましくは、添加剤の合計含有量は該ペーストの2重量%未満である。
任意的に、該ペーストは成形される、即ち「レンガ」、板、又は特に円盤の形に成形される。本発明の板の最大厚さは、好ましくは30mmよりも小さく、好ましくは20mmよりも小さく、好ましくは15mmよりも小さく及び/又は5mmよりも大きく、8mmよりも大きい。
段階b)において、段階a)において用意されたペーストは硬化されて、固体の複合材料の塊を形成する。
該ペーストの硬化を制御するために、慣用の態様において、以下のパラメータの1以上に作用することが可能である。
・ 該ペースト中の促進剤及び/又は触媒の濃度;
・ 温度及び時間の長さ該温度は維持される;及び
・ 該樹脂、特にモノマー、の化学的性質。
先行技術において、該樹脂は、慣用的には環境圧力において重合される。環境温度において重合させることから生じる収縮は、慣用的にはその初期体積の6%〜15%の範囲の、該樹脂により占有される体積の減少をもたらし得る。この収縮は35マイクロメートル(μm)〜100μmの範囲のサイズを一般的に示す欠点のある外観をもたらす。
本発明に従うと、少なくとも該ペーストの画分が、そして好ましくは全てが硬化するまで該ペーストは高圧、500barよりも高い圧力、に付される。該高圧は少なくとも部分的に収縮を補うのに役立つ。これは、非常に大きな均一性、密度の増加、及び欠点の数及びサイズの減少、欠点の消失までの減少さえをもたらす。そうすることにより機械的強度はかなり改善される。
段階b)において、圧力は好ましくは600barよりも高く、好ましくは800barよりも高く、1000barよりも高く、2000barよりも高く、又は3000barよりも高くさえあり、又は4000barよりも高くさえある。好ましくは該圧力はそれにもかかわらず5000barよりも低く、好ましくは4000barよりも低い。好ましい実施態様において、該圧力は2000bar〜3000barの範囲である。
該圧力は、樹脂の硬化から生じる収縮から大気圧において生じる減少以上である、該ペーストの体積の減少をもたらすような態様で好ましくは決定される。
目安として、該樹脂の場合、20℃において測定された収縮の関数として該圧力は以下のように設定され得る。
Figure 2014506139
慣用の射出法は、そのような高圧を施与することに適合されていない。さらに、高圧下の射出は、金型の充填を改善するためにだけしばしば実施される。
好ましくは、該圧力は平衡状態又は「単軸」の態様において加えられる。圧力を施与する任意の公知の方法が使用され得る。該圧力は該樹脂が、少なくとも部分的に、そして好ましくは完全にまだ液状状態にある間に、そして少なくとも部分的にそれが硬化するまで該ペーストに加えられなければならない。大気圧に戻す前に、好ましくは、該樹脂の全てが硬化され、好ましくは30重量%超まで、好ましくは50重量%超まで、好ましくは80重量%超まで、好ましくは99重量%超まで、そして好ましくは実質的に100重量%まで重合される。好ましくは該圧力は樹脂の全てが硬化するまで実質的に一定に維持される。
重合は化学的であり得る。重合は好ましくは熱的である。
段階b)において、60℃よりも高く、又は80℃さえよりも高く、又は100℃よりも高く、及び/又は220℃よりも低く、好ましくは200℃よりも低く、好ましくは160℃よりも低く、好ましくは150℃よりも低い温度を施与することが好ましい。
触媒が該ペーストに添加されるとき、重合は好ましくは60℃〜160℃、好ましくは60℃〜150℃の範囲の温度において好ましくは行われる。触媒が該ペーストに添加されないときは、重合は好ましくは150℃〜220℃の範囲、好ましくは150℃〜200℃の範囲、好ましくは160℃〜200℃の範囲の温度において行われる。
温度及び/又は圧力は0.25時間よりも長く、好ましくは0.5時間よりも長く及び/又は2時間よりも短く、好ましくは0.75時間よりも短い持続期間の間、維持される。
150℃よりも高く、好ましくは160℃よりも高く、及び好ましくは220℃よりも低く、好ましくは200℃よりも低い温度において高圧を施与することは、特に該樹脂がメタクリレート又は液状状態にあるポリアクリレートであるときには特に、即ち樹脂が沸騰又は蒸発することなしに樹脂のモノマーにおける炭素二重結合を有利に開かせることに役立つ。即ち、触媒を添加することなくそれを重合させることが可能である、このことは触媒はしばしば潜在的に毒性があるので、特に有利である。
熱間等方加圧法(HIP)を使用する熱重合化による硬化は最も好ましい技術である。
好ましくは、段階b)において、該圧力は実質的に一定に維持され、圧力の変動は、最大の施与圧力の好ましくは20%未満、好ましくは10%未満である。
好ましくは、該樹脂が30重量%まで、好ましくは50重量%まで、好ましくは80重量%まで、好ましくは99重量%まで、好ましくは実質的に100重量%まで重合するまで、該圧力は実質的に一定に維持される。
好ましくは、該樹脂は、環境圧力に戻ることなく圧力を施与する1だけの操作を行うことにより硬化される。
好ましくは、環境圧力に戻ることは、硬化された複合材料の塊が冷却するまで、好ましくは環境温度に下がるまで行われない。
適切な場合には、該固体の複合材料の塊は、例えば、150℃〜180℃の範囲の温度における、重合を終えるための熱処理に付され得る。
好ましくは、該固体の複合材料の塊は、圧力下において熱重合された該ペーストから生じる。本発明の段階b)の終わりに得られる該固体の複合材料の塊は、Vickersの尺度で好ましくは100よりも大きく、好ましくは120Vickersよりも大きく又は140Vickersさえよりも大きい硬度を示す。
好ましくは、段階b)の終わりにおいて得られる該固体の複合材料の塊は、ISO 10477標準の適用において測定されて5ギガパスカル(GPa)よりも大きいヤング率及び/又はISO 6872標準の適用において測定されて100メガパスカル(MPa)よりも大きく,好ましくは150MPaよりも大きく、又は200MPaよりも大きい3点曲げ弾性率を示す。
さらに、該固体の複合材料の塊の光学的性質は、該塊を、歯の人工器官を製造するのに完全に適切にする。
好ましくは、段階b)〜c)の間に、中間段階は行われない。
段階c)において、該固体の複合材料の塊は、以下の段階のために使用される機械に適合された1以上の複合材料ブロックを形成するように切断される。
該固体の複合材料の塊は、板、好ましくは実質的に一定の厚さの板、の形であり得る。好ましくは、該固体の複合材料の塊は、棒の形である。該棒の断面は正方形又は長方形又は円形であり得る。好ましくは、該固体の複合材料の塊は、平面である少なくとも1の面を呈する。好ましくは、該固体の複合材料の塊は、凸状である形状を示す。好ましくは該固体の複合材料の塊は、少なくとも2の平行な平面を呈する。
該固体の複合材料の塊の最小寸法は、好ましくは30mmよりも小さく、好ましくは20mmよりも小さく、好ましくは15mmよりも小さく及び/又は好ましくは5mmよりも大きい。
該固体の複合材料の塊の最大寸法、又は実際にその寸法のそれぞれは、好ましくは15mmよりも大きく、好ましくは50mmよりも大きく、好ましくは100mmよりも大きい。
該固体の複合材料の塊の体積は、好ましくは20,000mmよりも大きく、好ましくは50,000mmよりも大きく、好ましくは100,000mmよりも大きい。
好ましくは、該固体の複合材料の塊は、複数の複合材料ブロックに、好ましくは少なくとも1の複合材料ブロックに、少なくとも3の複合材料ブロックに、好ましくは少なくとも5の複合材料ブロックに、好ましくは少なくとも10の複合材料ブロックに、好ましくは少なくとも20の複合材料ブロックに切断され得る。好ましくは、共通の固体の複合材料の塊から由来する該複合材料ブロックの全てが実質的に同じである。
好ましくは、該固体の複合材料の塊は段階a)において用意された、圧力してにおいて熱重合された該ペーストの結果であり、該複合材料の塊は次に少なくとも3つの複合材料ブロックに切断される。
好ましくは、複合材料ブロックは、凸状の形状を呈する。好ましくは、複合材料ブロックは、平面である少なくとも1の表面を呈し、該表面は例えば縫うことによる切断の操作から生じる縞を呈し得る。好ましくは、複合材料ブロックは型で作ることにより得られる歯の形状を呈しない。複合材料ブロックは好ましくは長方形の形状、好ましくは立方体の形状である。円筒の形状又はプリズムの形状であってもよい。
好ましくは、複合材料ブロックの最小寸法又は実際にはその寸法のそれぞれは、5mmよりも大きく、好ましくは10mmよりも大きく、好ましくは20mmよりも大きく、及び/又は好ましくは40mmよりも小さく、好ましくは30mmよりも小さい。
複合材料ブロックの体積は好ましくは125mmよりも大きく、好ましくは1000mmよりも大きく、好ましくは5000mmよりも大きく、好ましくは10,000mmよりも大きく、及び/又は好ましくは100,000mmよりも小さく、好ましくは50,000mmよりも小さい。好ましくは、段階c)は、得られる複合材料ブロックがCAD−CAM、特に機械加工デバイス、例えば供給元Mikrona製のCelay(商標)システム又は供給元Sirona製のCerec3、により機械加工されるのに適切であるような態様で行われる。適切な場合には、そのようなデバイスにより該複合材料ブロックが支えられるのを容易にするように、1以上の部材が該複合材料ブロックに取り込まれる。
好ましくは、該カッターデバイスは、複数の複合材料ブロック、例えば全てが同一の形状、例えば全てが立方体の形状を有するもの、を形成するのに適切である。一つの実施態様において、該カッターデバイスは、種々の寸法の複数の複合材料の塊を切断することにより同一の形状の複合材料ブロックを、例えば複数の操作において形成することを可能にする。
好ましくは、複合材料ブロックの面の一つは、金属部品に接着的に結合されており、該金属部品はCAD−CAMデバイスのチャックにおいて固定されるための棒を含み、該棒は参照し、複合材料のブロックを調整するのに役立つ平面を呈する。
段階d)において、該複合材料のブロックは、歯の人工器官を形成するように機械加工される。歯の人工器官の機械加工は好ましくは、ケア及び/又は回復及び/又は再構築のために該人工器官が患者の1本の歯又は複数の歯に嵌合するように調整される。
歯の人工器官を形成するために、機械加工により該複合材料ブロックから除去される物質の量:機械加工前の該複合材料ブロックの物質の量の比は、好ましくは10%よりも大きく、好ましくは30%よりも大きく、好ましくは50%よりも大きく、好ましくは70%よりも大きく、及び/又は好ましくは90%よりも小さく、好ましくは80%よりも小さい。製造される歯の人工器官の性質に依存して、本発明の複合材料ブロックは他の部品、例えば金属をベースとする部品、に固定され得る。
一連の段階a)、b)、及びc)は、好ましくは段階c)の終わりに基準化された寸法の複合材料ブロックを得るような態様において全く同じに繰り返され得る。
例えば、段階a)、b)、及びc)は同じ場所、例えば工場の工房、において行われ得る。1以上の複合材料ブロックが包装されて、段階d)において記載されたような機械加工のための場所まで出荷され得る。例えば、この場所は、段階d)を行うための機械加工用デバイスを有する歯の人工器官の工房であり得る。
以下の実施例は説明及び非制限的な目的のために与えられる。
粒状フィラーは、80重量%については、0.1μm〜5μmの範囲の粒子サイズを有するバリウムアルミノシリケートシリケートガラスから構成されている物質であり、100%までの残部は20ナノメートル(nm)〜50nmの範囲の粒子サイズを有するコロイド状シリカ粉末であった。
該粒状フィラーは連続的に
・ 重量百分率で以下の組成を示す溶液を使用するシラン化処理:
メトキシプロパノール:93.8%
水:5%
酢酸:0.2%
シラン:1%
・ 150℃における4時間の乾燥
に付される。
樹脂は重量百分率で以下の組成を示した。
UDMA:80%
TEGDMA:19.2%
ベンゾイルパーオキサイド:0.8%
ペーストは、75重量%の該粒状フィラーと25重量%の樹脂とを混合することにより得られた。
そのような方法で得られたペーストは、次に100℃における1時間の熱重合により500barの圧力において硬化された。
粒状フィラーは、70重量%については0.1μm〜2μmの範囲の粒子サイズを有するSiO石英粉末から構成された混合物であり、100%までの残部は5nm〜75nmの範囲の粒子サイズを有するコロイド状シリカ粉末であった。
該粒状フィラーは実施例1のシラン化処理と同じ処理に付された。
樹脂は、重量百分率で以下の組成を示した。
BIS−GMA:40%
UDMA:28%
TEGDMA:30%
MEKP:2%
ペーストは、80重量%の該粒状フィラーを20重量%の該樹脂と混合することにより得られた。
そのような方法で得られたペーストは、次に80℃における2時間の熱重合により1000barの圧力において硬化された。
粒状フィラーは、50重量%については、約10μmの範囲の粒子サイズを有するNaAlS曹長石ビトロセラミック粉末から、そして20重量%については0.4μm〜1μmの範囲の粒子サイズのバリウムアルミノシリケートガラス粉末から構成された混合物であり、100%までの残部は50nm〜100nmの範囲の粒子サイズのコロイド状シリカ粉末であった。
この粒状フィラーは実施例1のシラン化処理と同じ処理に付された。
樹脂は、重量百分率で以下の組成を示した。
EBADMA:99.68%
ベンゾイルパーオキサイド:0.3%
DMPT:0.02%
ペーストは、70重量%の該粒状フィラーと30重量%の該樹脂とを混合することにより得られた。
そのような方法で得られた該ペーストは、次に130℃における0.5時間の熱重合により2000barの圧力において硬化された。
粒状フィラーは、70重量%については、約1μmの粒子サイズを有するバリウムアルミノシリケートガラス粉末から、そして10重量%については、約3μmの粒子サイズを有するYbFフッ化イッテルビウム粉末から構成されている物質であり、100%までの残部は20nm〜50nmの範囲の粒子サイズを有するコロイド状シリカ粉末である。
この粒状フィラーは実施例1のシラン化処理と同じ処理に付された。
樹脂は、重量百分率で以下の組成を示した。
BIS−GMA:50%
DEGDMA:50%
ペーストは、60重量%の該粒状フィラーと40重量%の該樹脂とを混合することにより得られた。
そのような方法で得られたペーストは、次に180℃における1.5時間の熱重合により3000barの圧力において硬化された。
粒状フィラーは、80重量%については、0.3μm〜5μmの範囲の粒子サイズを有するアルミナ粉末から構成された混合物であり、100%までの残部は50nm〜100nmの範囲の粒子サイズのコロイド状シリカ粉末であった。
この粒状フィラーは実施例1のシラン化処理と同じ処理に付された。
樹脂は、UDMA樹脂であった。
ペーストは、90重量%の該粒状フィラーと10重量%の該樹脂とを混合することにより得られた。
そのような方法で得られたペーストは、次に200℃における0.5時間の熱重合により4000barの圧力において硬化された。
粒状フィラーは、60重量%については、1μm〜10μmの範囲の粒子サイズを有するムライト粉末から、そして20重量%については、0.1μm〜1μmの範囲の粒子サイズのシリカ粉末から構成された混合物であり、100%までの残部は20nm〜50nmの範囲の粒子サイズのコロイド状シリカ粉末であった。
この粒状フィラーは実施例1のシラン化処理と同じ処理に付された。
該樹脂は、重量百分率で以下の組成を示した。
EBADMA:80%
EGDMA:19.16%
ベンゾイルパーオキサイド:0.8%
DMPT:0.04%
ペーストは、75重量%の該粒状フィラーと25重量%の該樹脂とを混合することにより得られた。
そのような方法で得られた該ペーストは、次に60℃における2時間の熱重合により3000barの圧力において硬化された。
粒状フィラーは、60重量%については1μm〜5μmの範囲の粒子サイズのフルオロテトラマイカシリケートのビトロセラミック粒子の粉末から、そして20重量%については、0.1μm〜0.5μmの範囲の粒子サイズのジルコニウムシリケート粉末から構成された混合物であり、100%までの残部はコロイド状シリカ粉末であった。
この粒状フィラーは実施例1のシラン化処理と同じ処理に付された。
樹脂は、重量百分率で以下の組成を示した。
UDMA:69%
EGDMA:30%
MEKP:1%
ペーストは、70重量%の該粒状フィラーと30重量%の該樹脂とを混合することにより得られた。
そのような方法で得られた該ペーストは、次に90℃における1時間の熱重合により2500barの圧力において硬化された。
以下の実施例において、市販入手可能であるペーストからではあるが、本発明に従う方法を使用し(段階b)において2500barの圧力)、また、慣用の方法を使用して(1barの圧力)生成物が製造された。得られた複合材料の塊の性質が比較された。
以下の表は、考慮下のペーストに関係なく、本発明の方法の顕著な効果を示す。
出発ペースト:”Grandio”、供給元VOCO GmbH(Cuxahaven,ドイツ)により販売されている光重合可能な歯の複合材料。
Figure 2014506139
出発ペースト:”Gradia”、供給元GC コーポレーション(東京、日本)により販売されている光重合可能な歯の複合材料。
Figure 2014506139
出発ペースト:”Z100”、供給元3M ESPE(セントポール、ミネソタ州、米国)により販売されている光重合可能な歯の複合材料。
Figure 2014506139
上から明らかに見られるように、本発明は、特に機械的に強い複合材料ブロック及び人工器官が製造されることを可能にする方法を提供する。これらの複合材料ブロックは、化学的にもまた安定であり、改善された光学的性質を呈し、先行技術の複合材料ブロックより機械加工しやすい。
当然、本発明は記載された実施態様に制限されない。
特に、本発明はペーストの化学的性質により又は固体の塊の形状により制限されない。

Claims (15)

  1. 歯の人工器官を製造する方法において、
    a)粒状フィラーと、硬化させることによりバインダー相を形成するのに適切である樹脂とを混合することによりペーストを用意する段階;
    b)段階a)において用意された該ペーストを任意的に成形した後に、それを硬化させて固体の複合材料の塊を形成する段階;
    c)少なくとも1の複合材料ブロックを形成するように任意的に該固体の複合材料の塊を切断する段階;及び
    d)歯の人工器官を形成するように任意的に該複合材料ブロックを機械加工する段階
    を含み、
    段階b)において500barよりも高い圧力において硬化が行われ、かつ該樹脂の全てが硬化されたら該圧力が大気圧にもどされる、前記方法。
  2. 該圧力が1000barよりも高い、請求項1に記載の方法。
  3. 該圧力が2000barよりも高い、請求項2に記載の方法。
  4. 該固体の複合材料の塊の最大寸法が15mm超であり、該固体の複合材料の塊の最小寸法が30mm未満である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 段階b)において60℃よりも高い温度が施与される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 段階b)において150℃よりも高い温度が施与される、請求項5に記載の方法。
  7. 段階b)において220℃よりも低い温度が施与される、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 段階a)において該ペーストに触媒が添加されず、かつ段階b)において150℃〜220℃の範囲の温度が施与される、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 段階a)において該ペーストに触媒が添加され、かつ段階b)において60℃〜150℃の範囲の温度が施与される、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  10. 段階b)において、樹脂の全てが硬化したときに該圧力が大気圧にもどされる、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 該粒状フィラーが段階a)の前にシラン化処理に付される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
  12. コンピュータ−支援デザイン−コンピュータ−支援機械加工デバイスによる機械加工の段階d)を含む、請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 該固体の複合材料の塊が、段階a)において用意された、圧力下において重合化されたペーストから得られ、該複合材料の塊は、次に段階c)において少なくとも3の複合材料ブロックに切断される、請求項1〜12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 段階a)において、該樹脂が化学重合可能、熱重合可能、又は熱可塑性である、請求項1〜13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 段階a)において
    ・ 該粒状フィラーが、シリカ、バリウムアルミノシリケートガラス、フッ化イッテルビウムを含むガラス、曹長石、マイカテトラフルオロシリケート、リチウムジシリケート、アパタイト、
    石英、MgAlスピネル、ムライト、及びジルコンから選択された物質の粒子を含み;及び/又は
    ・ 該樹脂はビニルエステル、アクリル、又はメタクリルのモノマー樹脂である、
    請求項1〜14のいずれか1項に記載の方法。
JP2013539388A 2010-11-19 2011-11-18 歯の人工器官を製造するための方法 Pending JP2014506139A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR1059519A FR2967568B1 (fr) 2010-11-19 2010-11-19 Procede de fabrication d'une prothese dentaire
FR1059519 2010-11-19
PCT/IB2011/055178 WO2012066507A1 (fr) 2010-11-19 2011-11-18 Procede de fabrication d'une prothese dentaire

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014506139A true JP2014506139A (ja) 2014-03-13

Family

ID=44202177

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013539388A Pending JP2014506139A (ja) 2010-11-19 2011-11-18 歯の人工器官を製造するための方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20130277873A1 (ja)
EP (1) EP2640308A1 (ja)
JP (1) JP2014506139A (ja)
CN (1) CN103313677B (ja)
FR (1) FR2967568B1 (ja)
WO (1) WO2012066507A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020535915A (ja) * 2017-10-04 2020-12-10 クルツァー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングKulzer GmbH 単色複合材ミリングブロックおよびその製造方法

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2692311B1 (en) * 2012-08-03 2016-06-22 3M Innovative Properties Company Dental blank comprising a pre-sintered porous zirconia material , process of its production and dental article formed from said dental blank
KR101445524B1 (ko) * 2014-03-20 2014-10-02 백현영 임시 레진계 치관
EP3078366A1 (en) * 2015-04-10 2016-10-12 Tillotts Pharma Ag Microgel particles
ES2723399T3 (es) * 2015-09-28 2019-08-27 Coltene/Whaledent Ag Procedimiento para producir bloques odontológicos de material compuesto
CN109589270B (zh) * 2017-09-30 2020-10-20 辽宁爱尔创生物材料有限公司 透光率和颜色渐变的牙科材料的制备方法及其制备的产品
CN116177884B (zh) * 2023-03-13 2024-06-25 爱迪特(秦皇岛)科技股份有限公司 一种玻璃陶瓷基体及其制备方法与应用

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0687719A (ja) * 1992-09-08 1994-03-29 Terumo Corp 歯科用コンポジットレジン
JPH0791170B2 (ja) * 1986-09-30 1995-10-04 株式会社クラレ 歯科用複合材料
JPH10218721A (ja) * 1996-12-06 1998-08-18 Shiyoufuu:Kk 歯科用硬化性材料およびそれを用いた人工歯材料
JPH10323353A (ja) * 1997-05-26 1998-12-08 G C:Kk 歯科用レジン材料及びその作製方法
WO2010029515A1 (fr) * 2008-09-12 2010-03-18 Michael Sadoun Bloc ceramique composite

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL6601867A (ja) * 1966-02-14 1967-08-15
JP2517753B2 (ja) * 1988-12-28 1996-07-24 株式会社ジーシーデンタルプロダクツ 人工歯とその製造方法
US5507981A (en) * 1994-05-31 1996-04-16 Tel Ventures, Inc. Method for molding dental restorations
EP0701808B1 (en) 1994-09-19 2002-12-04 Trustees Of Boston University Infused ceramic network for fabricating odontoforms and dental restorations
EP0803241B1 (en) 1996-04-27 2006-06-14 GC Dental Products Corporation Dental material
US6063830A (en) * 1996-12-06 2000-05-16 Kabushiki Kaisha Shofu Dental curable composition and artificial tooth
JP2000080013A (ja) * 1998-09-02 2000-03-21 Gc Corp 歯科用修復材組成物
CN1201714C (zh) * 2003-07-03 2005-05-18 四川大学 口腔铸钛专业包埋材料及其制备方法和应用
CN101516288A (zh) * 2006-09-13 2009-08-26 3M创新有限公司 预成形延展性实心牙冠
US9295533B2 (en) * 2006-10-26 2016-03-29 Itzhak Shoher Material forming a dental coping in the prepartion of a dental restoration
BRPI0914426B1 (pt) * 2008-10-15 2019-10-15 3M Innovative Properties Company Método de fabricação de uma carga para um material compósito, composição dentária endurecível e material de restauração dentária

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0791170B2 (ja) * 1986-09-30 1995-10-04 株式会社クラレ 歯科用複合材料
JPH0687719A (ja) * 1992-09-08 1994-03-29 Terumo Corp 歯科用コンポジットレジン
JPH10218721A (ja) * 1996-12-06 1998-08-18 Shiyoufuu:Kk 歯科用硬化性材料およびそれを用いた人工歯材料
JPH10323353A (ja) * 1997-05-26 1998-12-08 G C:Kk 歯科用レジン材料及びその作製方法
WO2010029515A1 (fr) * 2008-09-12 2010-03-18 Michael Sadoun Bloc ceramique composite

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020535915A (ja) * 2017-10-04 2020-12-10 クルツァー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングKulzer GmbH 単色複合材ミリングブロックおよびその製造方法
JP7431726B2 (ja) 2017-10-04 2024-02-15 クルツァー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 単色複合材ミリングブロックおよびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20130277873A1 (en) 2013-10-24
FR2967568A1 (fr) 2012-05-25
EP2640308A1 (fr) 2013-09-25
FR2967568B1 (fr) 2013-11-08
WO2012066507A1 (fr) 2012-05-24
CN103313677A (zh) 2013-09-18
CN103313677B (zh) 2016-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014506139A (ja) 歯の人工器官を製造するための方法
JP5276175B2 (ja) 複合セラミックブロック
KR102606720B1 (ko) 치과용 복합재 크라운을 제조하기 위한 경화성 조성물 및 제조 방법
CA2664786C (en) Methods for making provisional and long-term dental crowns and bridges
US6533969B1 (en) Method of making high-strength dental restorations
JP2013544823A (ja) 高強度歯科用材料
US11458076B2 (en) Dental composite material with adapted ratio of flexural strength to elastic modulus, and mill blanks made of said composite material
US11219505B2 (en) Dental composite material and mill blanks consisting of said composite material
JP7086656B2 (ja) 間接的歯科修復物を作製するためのミリングブランク、対応する使用および方法
JP2015511848A (ja) 歯科用補綴物を作製するためのブランク
CN105310889A (zh) 含有链转移剂的牙科用固化性组合物
KR101382382B1 (ko) 디스크 형태의 간접 수복용 컴포지트 레진 블록
US20040241609A1 (en) Method of manufacturing high strength dental restorations
US11744683B2 (en) Dental composite milling blanks with enhanced mechanical properties and methods of making the same
Helal et al. Comparative effect of different surface treatments on the shear bond strength of two types of artificial teeth bonded to two types of denture base resins
JP6585719B2 (ja) 歯科用重合性組成物
US11311357B2 (en) Dental composite material and mill blanks consisting of said composite material
CN108024913B (zh) 固化性组合物、齿科用固化性组合物以及齿科用有机无机复合粒子
US11234904B2 (en) Dental composite material and mill blanks consisting of said composite material
JP2004081857A (ja) 金属を含まない係留部材を有する歯科用補綴物
CN112673035B (zh) 包含陶瓷纤维和纳米团簇的复合材料、牙科产品、套件盒及其制备和使用方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141003

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150903

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150915

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20151215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160114

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20160115

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160621