JP2014503018A - ポリマー組成物および方法 - Google Patents

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Abstract

本開示は、エポキシ官能基を含有する脂肪族ポリカーボネート鎖を含む、ポリマー組成物について説明する。特定の実施形態において、本脂肪族ポリカーボネート鎖は、エポキシド開環反応に関与することができる、エポキシ官能基を含む。特定の実施形態において、本発明は、求核試薬とエポキシド官能基との反応により形成された複合物を包含し、このエポキシド官能基は、脂肪族ポリカーボネート鎖上に位置する。本発明は、エポキシド官能基を有する脂肪族ポリカーボネート鎖を含有する組成物のエポキシド開環反応から誘導された複合物を含む。そのような組成物は、エポキシコーティングである。そのようなエポキシコーティングは、カンライニングとして使用するのに好適である。本発明は、そのようなエポキシコーティングにより物品をコーティングする方法、およびエポキシコーティングで被覆された物品を包含する。
【選択図】なし

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2011年1月6日に出願された米国特許仮出願第61/430,312号に基づく優先権を主張するものであり、その出願の内容全体が、参照により本明細書に援用される。
(技術分野)
本発明は、ポリマーの分野に関する。より具体的には、本発明は、エポキシド官能性を有する脂肪族ポリカーボネート組成物に関する。
一態様において、本発明は、エポキシ官能基を含有する脂肪族ポリカーボネート鎖を含むポリマー組成物を包含する。特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖が、各鎖の末端にエポキシ官能性を含む。
特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖が、構造:
を有する一次繰り返し単位を含有し、式中、R、R、R、およびRが独立して、前記ポリマー鎖内での各発生時に、−H、フッ素、随意に置換されたC1−40脂肪族基、随意に置換されたC1−20ヘテロ脂肪族、および随意に置換されたアリール基からなる群から選択され、R、R、R、およびRのうちのいずれか2つ以上が随意に、介在する原子と一緒になって、1つ以上のヘテロ原子を随意に含有する1つ以上の随意に置換された環を形成し得る。
特定の実施形態において、そのような脂肪族ポリカーボネート鎖は、1つ以上のエポキシド基質との二酸化炭素の共重合から誘導される。そのような共重合は、公開されたPCT出願第WO2010/028362号において例示され、その全体が参照により本明細書に援用される。一部の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、または随意に置換されたC4−30脂肪族エポキシド、またはこれらのうちの2つ以上の混合物から誘導される。一部の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、約20,000g/mol未満の数平均分子量(Mn)を有する。
特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖中のエポキシ官能基は、鎖末端に存在する。そのような基は、ヒドロキシル基および1つ以上のエポキシ官能基と反応する1つ以上の官能基を含有する分子を有する脂肪族ポリカーボネート鎖のヒドロキシル末端基を、例えば、アルキル化、エステル化、またはカルバモイル化することにより、後重合ステップにおいて導入されてよい。特定の実施形態において、ヒドロキシル末端基に対して反応性の官能基は、エステル、酸、酸無水物、または酸ハロゲン化物である。一部の実施形態において、ヒドロキシル末端基に対して反応性の官能基は、アルキルハロゲン化物またはスルホン酸エステルである。特定の実施形態において、ヒドロキシル基および1つ以上のエポキシ官能基に対して反応性の1つ以上の官能基を含有する分子は、エピクロロヒドリンであり、その場合、エポキシドは、反応基であってよく、次に得られるクロロヒドリンは、自然発生的に、または後次ステップのいずれかでエポキシドを形成し得る。
一部の実施形態において、エポキシ基は、一連の2つ以上の反応を行うことにより導入されてよい。一部の実施形態において、1つ以上のオレフィン基を含有する脂肪族ポリカーボネートは、オレフィン基(複数可)をエポキシ基に変換する条件下で、提供および処理される。特定の実施形態において、オレフィン部分は、連鎖移動剤および/または重合開始剤の存在下で、1つ以上のエポキシドとの二酸化炭素の共重合を行うことにより導入され、開始剤および/または連鎖移動剤は、オレフィン不飽和の部位とともに、エポキシドおよび二酸化炭素の共重合に続いて、そのようなオレフィン不飽和部位をエポキシ官能基に変換するステップを開始することができる。
特定の実施形態において、ポリカーボネート鎖中のオレフィン不飽和の部位は、脂肪族ポリカーボネート鎖に埋め込まれた多機能性開始剤中に存在する。そのような基は、エポキシドおよび二酸化炭素の共重合を開始することができる2つ以上の部位を含有し、またオレフィン不飽和の1つ以上の部位も含む、連鎖移動剤および/または重合開始剤を使用することにより導入されてよい。好ましくは、そのようなオレフィン基は、容易にエポキシ化され得るオレフィンを含む。
特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖中のオレフィン不飽和は、ポリマー鎖の1つ以上の繰り返し単位の側鎖上に存在する。一部の実施形態において、そのような基は、二酸化炭素およびエポキシドモノマーの混合物の共重合を行うことにより導入されてよく、エポキシドモノマーの一部は、オレフィン不飽和を含有する側鎖を有する。特定の実施形態において、オレフィン不飽和を含有する側鎖を担持するエポキシドは、グリシジルエステルまたはグリシジルエーテルである。一部の実施形態において、これらのグリシジルエステルまたはエーテル上のオレフィン基は、容易にエポキシ化され得るオレフィンである。
別の態様において、本発明は、エポキシ基を含有する脂肪族ポリカーボネートを生成する方法を包含する。特定の実施形態において、これらの方法は、脂肪族ポリカーボネート鎖の末端において、ヒドロキシル基を修飾するステップを含む。一部の実施形態において、これらの方法は、二酸化炭素、1つ以上のC2−40エポキシド、およびグリシジルエーテルまたはグリシジルエステルを共重合するステップを含み、グリシジル化合物は、オレフィン不飽和の1つ以上の部位を含有する。特定の実施形態において、本方法は、開始剤および/または連鎖移動剤の存在下で、二酸化炭素、1つ以上のC2−30エポキシド、およびグリシジルエーテルまたはグリシジルエステルを共重合することを含み、開始剤または連鎖移動剤は、オレフィン不飽和の1つ以上の部位を含有する。一部の実施形態において、これらの方法は、ポリカーボネート鎖上に存在する1つ以上のオレフィン基をエポキシ化するステップを含む。一部の実施形態において、これらの方法は、クロロヒドリン部分をエポキシド官能基に変換するステップを含む。一部の実施形態において、本方法は、これらのステップの2つ以上の組み合わせを含む。
別の態様において、本発明は、エポキシド開環に適した条件下で、求核官能基を含有する化合物に鎖を接触させることにより、エポキシ官能基を含有する脂肪族ポリカーボネート鎖を架橋または鎖延長することによって形成された組成物を含む。一部の実施形態において、そのような求核基は、アクリレート、カルボン酸、アミン、スルフィド、アルコール、またはこれらのうちの2つ以上の組み合わせから選択される。特定の実施形態において、本発明は、そのような重合および架橋反応を行うための方法も包含する。
別の態様において、本発明は、エポキシド官能基を有する脂肪族ポリカーボネート鎖を含有する組成物のエポキシド開環反応から誘導された複合物を含む。特定の実施形態において、そのような組成物は、エポキシコーティングである。特定の実施形態において、そのようなエポキシコーティングは、カンライニングとして使用するのに好適である。特定の実施形態において、本発明は、そのようなエポキシコーティングにより物品をコーティングする方法、およびエポキシコーティングで被覆された物品を包含する。
定義
特定の官能基および化学用語の定義を下記により詳細に説明する。本発明の目的で、化学元素は、Periodic Table of the Elements,CAS version,Handbook of Chemistry and Physics,75th Ed.(表紙裏)に従って特定され、特定の官能基は、本明細書に記載のように一般的に定義される。さらに、有機化学の一般的原理、ならびに特定の官能性部分および反応性は、Organic Chemistry,Thomas Sorrell,University Science Books, Sausalito,1999、Smith and March March’s Advanced Organic Chemistry,5th Edition,John Wiley & Sons,Inc.,New York,2001、Larock,Comprehensive Organic Transformations,VCH Publishers,Inc.,New York,1989、Carruthers,Some Modern Methods of Organic Synthesis,3rd Edition,Cambridge University Press,Cambridge,1987に記載されており、これらそれぞれの内容全体は参照により本明細書に援用される。
本発明の一部の化合物は1つ以上の不斉中心を含んでもよく、したがって種々の立体異性体、例えば鏡像異性体および/またはジアステレオマーとして存在してもよい。したがって、本発明の化合物およびその組成物は、単独の鏡像異性体、ジアステレオマー、または幾何異性体の形態であってもよく、あるいは立体異性体の混合物の形態であってもよい。特定の実施形態において、本発明の化合物は、エナンチオピュアな化合物である。他の特定の実施形態において、鏡像異性体またはジアステレオマーの混合物が提供される。
さらに、一部の化合物は、本明細書に記載されるように、別段の指示がない限り、ZまたはE異性体のいずれかとして存在することのできる1つ以上の二重結合を有してもよい。本発明は、他の異性体を実質的に含まない単独の異性体としての化合物、またあるいは様々な異性体の混合物、例えば鏡像異性体のラセミ混合物としての化合物をさらに包含する。上述の化合物自体の他に、本発明は、1つ以上の化合物を含む組成物も包含する。
本明細書で使用する際、用語「異性体」は、あらゆる幾何異性体および立体異性体を含む。例えば、「異性体」には、本発明の範囲に含まれるものとして、シス異性体およびトランス異性体、E異性体およびZ異性体、R鏡像異性体およびS鏡像異性体、ジアステレオマー、(D)異性体、(L)異性体、これらのラセミ混合物、ならびにこれらの他の混合物がある。例えば、立体異性体は、一部の実施形態において、1つ以上の対応する立体異性体を実質的に含まずに提供してもよく、これを「立体化学的に濃縮されている」と言うこともできる。
特定の鏡像異性体が好ましい場合、一部の実施形態では、これは反対の鏡像異性体を実質的に含まずに提供してもよく、これを「光学的に濃縮されている」と言うこともできる。「光学的に濃縮されている」とは、本明細書で使用する際、化合物が著しく高い割合の1つの鏡像異性体から構成されていることを意味する。特定の実施形態では、化合物は、少なくとも約90重量%の好ましい鏡像異性体から構成される。他の実施形態において、化合物は、少なくとも約95重量%、98重量%、または99重量%の好ましい鏡像異性体から構成される。好ましい鏡像異性体は、キラル高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)、ならびにキラル塩の形成および結晶化を含む当業者に既知の任意の方法でラセミ混合物から単離してもよく、または不斉合成により調製してもよい。例えば、Jacques,et al.,Enantiomers,Racemates and Resolutions(Wiley Interscience,New York,1981)、Wilen,S.H.,et al.,Tetrahedron 33:2725(1977)、Eliel,E.L.Stereochemistry of Carbon Compounds(McGraw−Hill,NY,1962)、Wilen,S.H.Tables of Resolving Agents and Optical Resolutions p.268(E.L.Eliel,Ed.,Univ.of Notre Dame Press,Notre Dame,IN 1972)を参照されたい。
本明細書で使用する「ハロ」および「ハロゲン」という用語は、フッ素(フルオロ、−F)、塩素(クロロ、−Cl)、臭素(ブロモ、−Br)、およびヨウ素(ヨード、−I)から選択される原子を指す。
「脂肪族」または「脂肪族基」という用語は、本明細書で使用する際、直鎖(すなわち、非分岐)、分岐、または環状(縮合、架橋、およびスピロ縮合した多環式を含む)であってもよく、また完全に飽和していてもよく、または1つ以上の不飽和の単位を含んでもよいが、芳香族ではない炭化水素部分を表す。別段の定めがない限り、脂肪族基は1〜40個の炭素原子を含む。特定の実施形態において、脂肪族基は1〜12個の炭素原子を含む。特定の実施形態において、脂肪族基は1〜8個の炭素原子を含む。特定の実施形態において、脂肪族基は1〜6個の炭素原子を含む。一部の実施形態において、脂肪族基は1〜5個の炭素原子を含み、一部の実施形態において、脂肪族基は1〜4個の炭素原子を含み、また他の実施形態において、脂肪族基は1〜3個の炭素原子を含み、また他の実施形態において、脂肪族基は1個または2個の炭素原子を含む。好適な脂肪族基には、線状もしくは分岐アルキル基、アルケニル基、およびアルキニル基、ならびに(シクロアルキル)アルキル、(シクロアルケニル)アルキル、または(シクロアルキル)アルケニルなど、それらの混成物があるが、これらに限定されない。
「不飽和の」という用語は、本明細書において使用する際、ある部分が1つ以上の二重結合または三重結合を有するということを意味する。
単独で、またはより大きな部分の一部として使用される、「脂環式」、「炭素環」、または「炭素環式」という用語は、3〜12員を有する、本明細書に記載されるような、飽和もしくは部分的に不飽和の環状脂肪族単環式もしくは多環式環系を指し、脂肪族環系は、上記で定義され、本明細書において説明されるように、場合により置換される。脂環式の基には、限定するものではないが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンテニル、シクロヘキシル、シクロヘキセニル、シクロヘプチル、シクロヘプテニル、シクロオクチル、シクロオクテニル、ノルボルニル、アダマンチル、およびシクロオクタジエニルがある。一部の実施形態において、シクロアルキルは3〜6個の炭素を有する。「脂環式」、「炭素環」、または「炭素環式」という用語はまた、デカヒドロナフチルまたはテトラヒドロナフチルなど、1つ以上の芳香族環または非芳香族環に縮合した脂肪族環を含み、このときラジカルまたは結合点が脂肪族環上にある。
「アルキル」という用語は、本明細書において使用する際、1〜6個の炭素原子を含む脂肪族部分から単一の水素原子の除去によって誘導された、飽和、直鎖もしくは分岐鎖の炭化水素ラジカルを指す。別段の定めがない限り、アルキル基は1〜12個の炭素原子を含む。特定の実施形態において、アルキル基は1〜8個の炭素原子を含む。特定の実施形態において、アルキル基は1〜6個の炭素原子を含む。一部の実施形態において、アルキル基は1〜5個の炭素原子を含み、一部の実施形態において、アルキル基は1〜4個の炭素原子を含み、また他の実施形態において、アルキル基は1〜3個の炭素原子を含み、また他の実施形態において、アルキル基は1〜2個の炭素原子を含む。アルキルラジカルの例には、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、sec−ペンチル、イソ−ペンチル、tert−ブチル、n−ペンチル、ネオペンチル、n−ヘキシル、sec−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−デシル、n−ウンデシル、ドデシルなどが含まれるが、これらに限定されない。
「アルケニル」という用語は、本明細書において使用する際、少なくとも1つの炭素−炭素二重結合を有する直鎖または分岐鎖の脂肪族部分から単一の水素原子の除去によって誘導された、一価の基を表す。別段の定めがない限り、アルケニル基は2〜12個の炭素原子を含む。特定の実施形態において、アルケニル基は2〜8個の炭素原子を含む。特定の実施形態において、アルケニル基は2〜6個の炭素原子を含む。一部の実施形態において、アルケニル基は2〜5個の炭素原子を含み、一部の実施形態において、アルケニル基は2〜4個の炭素原子を含み、また他の実施形態において、アルケニル基は2〜3個の炭素原子を含み、また他の実施形態において、アルケニル基は2個の炭素原子を含む。アルケニル基には、例えば、エテニル、プロペニル、ブテニル、1−メチル−2−ブテン−1−イルなどがある。
「アルキニル」という用語は、本明細書において使用する際、少なくとも1つの炭素−炭素三重結合を有する直鎖または分岐鎖の脂肪族部分から、単一の水素原子の除去によって誘導された、一価の基を指す。別段の定めがない限り、アルキニル基は2〜12個の炭素原子を含む。特定の実施形態において、アルキニル基は2〜8個の炭素原子を含む。特定の実施形態において、アルキニル基は2〜6個の炭素原子を含む。一部の実施形態において、アルキニル基は2〜5個の炭素原子を含み、一部の実施形態において、アルキニル基は2〜4個の炭素原子を含み、また他の実施形態において、アルキニル基は2〜3個の炭素原子を含み、また他の実施形態において、アルキニル基は2個の炭素原子を含む。代表的なアルキニル基には、エチニル、2−プロピニル(プロパルギル)、1−プロピニルなどが含まれるが、これらに限定されない。
単独で、または「アラルキル」、「アラリファティック」、「アラルコキシ」、または「アリールオキシアルキル」などのより大きい部分の一部として使用される「アリール」という用語は、合計5〜20環員を有する単環式および多環式の環系を指し、この系中の少なくとも1つの環は芳香族であり、またこの系中の各環は、3〜12環員を含む。「アリール」という用語は、「アリール環」という用語と互換的に使用してもよい。本発明の特定の実施形態において、「アリール」は、1つ以上の置換基を担持してもよい、フェニル、ビフェニル、ナフチル、アントラシルなどを含むが、これらに限定されない芳香族環系を指す。また、「アリール」という用語の範囲には、本明細書において使用される際、芳香族環が1つ以上の追加の環に縮合している基、例えばベンゾフラニル、インダニル、フタルイミジル、ナフチミジル(naphthimidyl)、フェナントリイジニル(phenantriidinyl)、またはテトラヒドロナフチルなどが含まれる。
単独で、または例えば「ヘテロアラルキル」もしくは「ヘテロアルアルコキシ」など、より大きな部分の一部として使用される、「ヘテロアリール」および「heteroar−」という用語は、5〜14個の環原子、好ましくは5個、6個、または9個の環原子を有し、環状アレイで共有される6、10、または14πの電子を有し、炭素原子に加えて、1〜5個のヘテロ原子を有する基を指す。「ヘテロ原子」という用語は、窒素、酸素、または硫黄を指し、窒素または硫黄の任意の酸化形態、および塩基性窒素の任意の四級化形態を含む。ヘテロアリール基には、限定するものではないが、チエニル、フラニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、オキサジアゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、インドリジニル、プリニル、ナフチリジニル、ベンゾフラニル、およびプテリジニルが含まれる。「ヘテロアリール」および「heteroar−」という用語はまた、本明細書において使用する際、芳香族複素環が、1つ以上のアリール環、脂環式環、またはヘテロシクリル環に縮合している基も含み、このときラジカルまたは結合点は、芳香族複素環上にある。非限定的な例には、インドリル、イソインドリル、ベンゾチエニル、ベンゾフラニル、ジベンゾフラニル、インダゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンズチアゾリル、キノリル、イソキノリル、シノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサリニル、4H−キノリジニル、カルバゾリル、アクリジニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサジニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、およびピリド[2,3−b]−1,4−オキサジン−3(4H)−オンがある。ヘテロアリール基は、単環式または二環式であってもよい。「ヘテロアリール」という用語は、「ヘテロアリール環」、「ヘテロアリール基」、または「ヘテロ芳香族」という用語と互換的に使用することができ、これらの用語のいずれも、場合により置換される環を含む。「ヘテロアラルキル」という用語は、ヘテロアリールで置換されたアルキル基を指し、このときアルキル部分およびヘテロアリール部分は独立して、場合により置換される。
本明細書において使用する際、「複素環」、「ヘテロシクリル」、「複素環式ラジカル」、および「複素環式環」という用語は、互換的に使用され、飽和もしくは部分的に不飽和のいずれかであり、炭素原子に加えて、1つ以上の、好ましくは、上で定義されるように1〜4個のヘテロ原子を有する、安定した5〜7員の単環式または7〜14員の多環式複素環式部分を指す。複素環の環原子に関して使用される場合、「窒素」という用語は、置換された窒素を含む。一例として、酸素、硫黄、もしくは窒素から選択される0〜3個のヘテロ原子を有する、飽和または部分的に不飽和の環において、窒素は、N(3,4−ジヒドロ−2H−ピロリルの場合のように)、NH(ピロリジニルの場合のように)、またはNR(N置換されたピロリジニルの場合のように)であってもよい。
複素環式環は、任意のヘテロ原子または炭素原子でそのペンダント基に結合して安定した構造をもたらすことができ、いずれの環原子も場合により置換されてよい。かかる飽和または部分的に不飽和の複素環式ラジカルの例としては、限定するものではないが、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、ピロリジニル、ピロリドニル、ピペリジニル、ピロリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、デカヒドロキノリニル、オキサゾリジニル、ピペラジニル、ジオキサニル、ジオキソラニル、ジアゼピニル、オキサゼピニル、チアゼピニル、モルホリニル、およびキヌクリジニルがある。「複素環」、「ヘテロシクリル」、「ヘテロシクリル環」、「複素環式基」、「複素環式部分」、および「複素環式ラジカル」という用語は、本明細書において互換的に使用され、インドリニル、3H−インドリル、クロマニル、フェナントリジニル、もしくはテトラヒドロキノリニルなど、ヘテロシクリル環が1つ以上のアリール環、ヘテロアリール環、または脂環式環に縮合している基を含み、このときラジカルまたは結合点は、ヘテロシクリル環上にある。ヘテロシクリル基は、単環式または二環式であってもよい。「ヘテロシクリルアルキル」という用語は、ヘテロシクリルで置換されたアルキル基を指し、このときアルキル部分およびヘテロシクリル部分は独立して、場合により置換される。
本明細書において使用する際、「部分的に不飽和」という用語は、少なくとも1つの二重または三重結合を含む環部分を指す。「部分的に不飽和」という用語は、複数の不飽和の部位を有する環を包含することが意図されるが、本明細書において定義される、アリール部分またはヘテロアリール部分を含むことは意図されない。
本明細書に記載のように、本発明の化合物は、「場合により置換された」部分を含有してもよい。一般的に、「置換された」という用語は、「場合により」という用語が先行するかどうかにかかわらず、指定された部分の1つ以上の水素が、好適な置換基で置換されていることを意味する。別段の指示がない限り、「場合により置換された」基は、その基の置換可能な位置それぞれに好適な置換基を有してもよく、任意の所与の構造における複数の位置を指定された群から選択される複数の置換基で置換してもよい場合、置換基は、位置ごとに同じであっても、または異なってもよい。本発明によって想定される置換基の組み合わせは、安定した、または化学的に実現可能な化合物の形成をもたらすものが好ましい。「安定した」という用語は、本明細書において使用する際、それらの生成、検出、また一部の実施形態においては、それらの回収、精製、および本明細書において開示される目的の1つ以上での使用を可能にする条件に供したときに、実質的に変化しない化合物を指す。
「場合により置換された」基の置換可能な炭素原子上の好適な一価の置換基は、独立して、ハロゲン;−(CH0−4;−(CH0−4OR;−O−(CH0−4C(O)OR;−(CH0−4CH(OR;−(CH0−4SR;Rで置換されていてもよい−(CH0−4Ph;Rで置換されていてもよい−(CH0−4O(CH0−1Ph;Rで置換されていてもよい−CH=CHPh;−NO;−CN;−N;−(CH0−4N(R;−(CH0−4N(R)C(O)R;−N(R)C(S)R;−(CH0−4N(R)C(O)NR ;−N(R)C(S)NR ;−(CH0−4N(R)C(O)OR;−N(R)N(R)C(O)R;−N(R)N(R)C(O)NR ;−N(R)N(R)C(O)OR;−(CH0−4C(O)R;−C(S)R;−(CH0−4C(O)OR;−(CH0−4C(O)N(R;−(CH0−4C(O)SR;−(CH0−4C(O)OSiR ;−(CH0−4OC(O)R;−OC(O)(CH0−4SR−、SC(S)SR;−(CH0−4SC(O)R;−(CH0−4C(O)NR ;−C(S)NR ;−C(S)SR;−SC(S)SR、−(CH0−4OC(O)NR ;−C(O)N(OR)R;−C(O)C(O)R;−C(O)CHC(O)R;−C(NOR)R;−(CH0−4SSR;−(CH0−4S(O);−(CH0−4S(O)OR;−(CH0−4OS(O);−S(O)NR ;−(CH0−4S(O)R;−N(R)S(O)NR ;−N(R)S(O);−N(OR)R;−C(NH)NR ;−P(O);−P(O)R ;−OP(O)R ;−OP(O)(OR;SiR ;−(C1−4直鎖状もしくは分岐状アルキレン)O−N(R;または−(C1−4直鎖状もしくは分岐状アルキレン)C(O)O−N(Rであり、各Rは、以下で定義されるように置換されてもよく、独立して、水素、C1−8脂肪族、−CHPh、−O(CH0−1Ph、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される0〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員の飽和環、部分不飽和環、もしくはアリール環であるか、あるいは上記の定義にかかわらず、Rの2つの独立した出現は、それらの介在する原子(複数を含む)と一緒になって、以下で定義されるように置換されてもよい、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される0〜4個のヘテロ原子を有する、3〜12員の飽和、部分的に不飽和、またはアリールの単環式もしくは多環式環を形成する。
(またはRの2つの独立した出現とそれらの介在する原子が一緒になって形成される環)上の好適な一価の置換基は、独立して、ハロゲン、−(CH0−2、−(haloR)、−(CH0−2OH、−(CH0−2OR、−(CH0−2CH(OR;−O(haloR)、−CN、−N、−(CH0−2C(O)R、−(CH0−2C(O)OH、−(CH0−2C(O)OR、−(CH0−4C(O)N(R;−(CH0−2SR、−(CH0−2SH、−(CH0−2NH、−(CH0−2NHR、−(CH0−2NR 、−NO、−SiR 、−OSiR 、−C(O)SR −(C1−4直鎖状もしくは分岐状アルキレン)C(O)OR、または−SSRであり、各Rは、非置換であるか、または「ハロ」が先行する場合には1つ以上のハロゲンでのみ置換され、独立して、C1−4脂肪族、−CHPh、−O(CH0−1Ph、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される0〜4個のヘテロ原子を有する、5〜6員の飽和環、部分不飽和環、もしくはアリール環から選択される。Rの飽和炭素原子上の好適な二価の置換基には、=Oおよび=Sが含まれる。
「場合により置換された」基の飽和炭素原子上の好適な二価の置換基としては、=O、=S、=NNR 、=NNHC(O)R、=NNHC(O)OR、=NNHS(O)、=NR、=NOR、−O(C(R ))2−3O−、または−S(C(R ))2−3S−が挙げられ、Rの各独立した出現は、水素、以下で定義されるように置換されてもよいC1−6脂肪族、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される0〜4個のヘテロ原子を有する、非置換の5〜6員の飽和環、部分不飽和環、もしくはアリール環から選択される。「場合により置換された」基の隣接する置換可能な炭素に結合する好適な二価の置換基としては、−O(CR 2−3O−が挙げられ、Rの各独立した出現は、水素、以下で定義されるように置換されてもよいC1−6脂肪族、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される0〜4個のヘテロ原子を有する、非置換の5〜6員の飽和環、部分不飽和環、もしくはアリール環から選択される。
の脂肪族基上の好適な置換基としては、ハロゲン、−R、−(ハロR)、−OH、−OR、−O(ハロR)、−CN、−C(O)OH、−C(O)OR、−NH、−NHR、−NR 、または−NOが挙げられ、各Rは非置換であるか、または「ハロ」が先行する場合には1つ以上のハロゲンでのみ置換され、独立して、C1−4脂肪族、−CHPh、−O(CH0−1Ph、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される0〜4個のヘテロ原子を有する、5〜6員の飽和環、部分不飽和環、もしくはアリール環である。
「場合により置換された」基の置換可能な窒素上の好適な置換基としては、−R、−NR 、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)C(O)R、−C(O)CHC(O)R、−S(O)、−S(O)NR 、−C(S)NR 、−C(NH)NR 、または−N(R)S(O)が挙げられ、各Rは、独立して、水素、以下で定義されるように置換されてもよいC1−6脂肪族、非置換の−OPh、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される0〜4個のヘテロ原子を有する、非置換の5〜6員の飽和環、部分不飽和環、もしくはアリール環であるか、あるいは上記の定義にかかわらず、Rの2つの独立した出現は、それらの介在する原子(複数を含む)と一緒になって、窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される0〜4個のヘテロ原子を有する、非置換の3〜12員の飽和、部分的に不飽和、もしくはアリールの単環式または二環式環を形成する。
の脂肪族基上の好適な置換基は、独立して、ハロゲン、−R、−(ハロR)、−OH、−OR、−O(ハロR)、−CN、−C(O)OH、−C(O)OR、−NH、−NHR、−NR 、または−NOであり、各Rは非置換であるか、または「ハロ」が先行する場合には1つ以上のハロゲンでのみ置換され、独立して、C1−4脂肪族、−CHPh、−O(CH0−1Ph、または窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される0〜4個のヘテロ原子を有する、5〜6員の飽和環、部分不飽和環、もしくはアリール環である。
本明細書において使用する際、「互変異性体」という用語は、水素原子の少なくとも1つのホルマール移動、および原子価の少なくとも1つの変更(例えば、単一結合から二重結合、三重結合から単一結合、または逆も同様)から得られる、2つ以上の相互転換可能な化合物を含む。互変異性体の正確な比率は、温度、溶媒、およびpHを含む、いくつかの要因に依存する。互変異性化(すなわち、互変異性対を提供する反応)は、酸または塩基により触媒されてよい。例示的な互変異性としては、ケト対エノール、アミド対イミド、ラクタム対ラクチム、エナミン対イミン、およびエナミン対(異なる)エナミン互変異性化が挙げられる。
本明細書において使用する際、「頭尾」または「HT」という用語は、ポリマー鎖中の隣接する繰り返し単位の位置化学を意味する。例えば、ポリ(プロピレンカーボネート)(PPC)の文脈において、頭尾という用語は、以下に表される3つの位置化学的可能性に基づく。
頭尾比率(H:T)という用語は、すべての他の位置化学的可能性の合計に対する頭尾結合の割合を意味する。ポリマー構造の図に関して、モノマー単位の特定の位置化学的配向は、本明細書においてポリマー構造の表現に示され得るが、これは、ポリマー構造を図示される位置化学的配置に限定することを意図せず、図示されるもの、反対の位置化学、ランダム混合物、イソタクチック材料、シンジオタクチック材料、ラセミ材料、および/または鏡像異性体に富む材料、ならびに別段の定めがない限り、これらのいずれかの組み合わせを含む、すべての位置化学的配置を包含すると解釈される。
本明細書において使用する際、「アルコキシル化」という用語は、分子上の1つ以上の官能基が(通常、官能基はアルコール、アミン、またはカルボン酸であるが、厳密にこれらに限定されるものではない)、ヒドロキシ末端アルキル鎖にそれを追加したことを意味する。アルコキシル化された化合物は、単一のアルキル基を含み得るか、またはヒドロキシル末端ポリエーテルなどのオリゴマー部分であってよい。アルコキシル化材料は、官能基をエポキシドで処理することにより、親化合物から誘導され得る。
本発明は、エポキシ官能基を含有する脂肪族ポリカーボネート鎖を含むポリマー組成物を包含する。特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、求核剤によるエポキシド開環反応に関与することができる、エポキシ官能基を含む。
I)エポキシ末端基を有する脂肪族ポリカーボネート鎖
特定の実施形態において、本発明は、1つ以上の鎖末端においてエポキシ基を含む脂肪族ポリカーボネートポリマーを含有するポリマー組成物を包含する。特定の実施形態において、これらのエポキシ基は、脂肪族ポリカーボネート鎖上のヒドロキシル末端基を修飾することにより、後重合ステップにおいて導入される。
特定の実施形態において、少なくとも1つのヒドロキシル末端基を含有する脂肪族ポリカーボネート鎖が、エポキシド官能基:
を誘導する後重合反応において化学的に修飾される。
これは、スキーム1により表され、構造Iは、脂肪族ポリカーボネート鎖(各鎖は、複数のそのような末端を有し得る)の一部を表し、構造IIは、エポキシド含有部分Yを有するIの修飾された類似体を表し、式中、R、R、R、およびRは独立して、ポリマー鎖内での各発生時に、−H、フッ素、随意に置換されたC1−40脂肪族基、および随意に置換されたC1−20ヘテロ脂肪族基、および随意に置換されたアリール基からなる群から選択され、R、R、R、およびRのうちのいずれか2つ以上は随意に、介在する原子と一緒になって、1つ以上のヘテロ原子を随意に含有する1つ以上の随意に置換された環を形成してよい。
特定の実施形態において、構造IIにおけるYは、エポキシ置換されたアルキル基を表す。特定の実施形態において、そのような化合物は、式IIa:
を有し、式中、R、R、R、およびRは、上記に定義するとおりであり、
およびRは独立して、各発生時に、−H、ハロゲン、随意に置換されたC1−20脂肪族基、随意に置換されたC1−20ヘテロ脂肪族基、随意に置換されたアシルオキシ基、随意に置換されたアシル基、随意に置換されたアルコキシ基、随意に置換された炭素環式基、および随意に置換された複素環式基からなる群から選択され、いずれか2つ以上のRおよびR基は随意に、介在する原子と一緒になって、1つ以上のヘテロ原子を随意に含有する1つ以上の随意に置換された環を形成してよく、
は独立して、各発生時に、−H、随意に置換されたC1−20脂肪族基、随意に置換されたC1−20ヘテロ脂肪族基、随意に置換された炭素環式基、および随意に置換された複素環式基からなる群から選択され、いずれか2つ以上のR基は随意に、介在する原子と一緒になって、1つ以上のヘテロ原子を随意に含有する1つ以上の随意に置換された環を形成してよく、
qは、1以上10以下である。
特定の実施形態において、式IIaの化合物は、
からなる群から選択され、式中、R、R、R、およびRは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
特定の実施形態において、本発明のポリマー組成物は、1つ以上の部分IIa−1:
を含有する脂肪族ポリカーボネート鎖を含み、式中、R、R、R、およびRは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
特定の実施形態において、本発明のポリマー組成物は、1つ以上の部分IIa−2:
を含有する脂肪族ポリカーボネート鎖を含み、式中、Rは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
特定の実施形態において、本発明のポリマー組成物は、1つ以上の部分IIa−3:
を含有する脂肪族ポリカーボネート鎖を含み、式中、R、R、R、およびRは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
特定の実施形態において、本発明のポリマー組成物は、1つ以上の部分IIa−4:
を含有する脂肪族ポリカーボネート鎖を含み、式中、Rは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
他の実施形態において、構造II中のYは、カルバメート基を含む。特定の実施形態において、そのようなカルバメートは、式IIb:
を有し、式中、R、R、R、RおよびRは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりであり、
pは、1以上12以下であり、
a′は独立して、1つ以上の随意に存在する置換基を表し、存在する場合には、ハロゲン、随意に置換されたC1−20脂肪族基、随意に置換されたC1−20ヘテロ脂肪族基、随意に置換された炭素環式基、および随意に置換された複素環式基からなる群からそれぞれ選択され、複数のRa′が存在する場合には、それらの2つ以上が随意に、介在する原子と一緒になって、1つ以上のヘテロ原子を随意に含有する1つ以上の随意に置換された環を形成し得る。
特定の実施形態において、式IIbのカルバメート誘導体は、
からなる群から選択され、式中、R、R、R、RおよびRは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
脂肪族ポリカーボネート鎖が構造IIの1つ以上の断片を含有する、特定の実施形態において、各ポリマー鎖は、平均で少なくとも2つのそのような断片を含有する。特定の実施形態において、そのようなポリマーは、構造P1:
を有し、式中、R、R、R、RおよびYは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりであり、
は、多価部分であり、
nは独立して、各発生時に、2〜1000であり、
xおよびyは、それぞれ独立して0〜6であり、xおよびyの合計は、2以上6以下である。
特定の実施形態において、そのようなポリカーボネート鎖は、本明細書において上記に定義するとおり、それぞれ−Y基で終結する2つの末端を有する。特定の実施形態において、これらの−Y基は、各発生時に同じであり、ポリカーボネート鎖のヒドロキシ末端基上
特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖に埋め込まれた多価部分
は、エポキシド/CO共重合が起こり得る2つ以上の部位を有する多官能性連鎖移動剤から誘導される。特定の実施形態において、多価部分
は、炭素、窒素、リン、硫黄、およびホウ素からなる群から選択される1つ以上の原子を含む。特定の実施形態において、
は、1つ以上の炭素原子を含む。特定の実施形態において、
は、リン原子を含む。特定の実施形態において、
は、ポリマー鎖を含む。
特定の実施形態において、
は、その全体が、参照により本明細書に援用される、公開されたPCT出願第WO2010/028362号において例示されるとおり、多官能性連鎖移動剤のいずれかから誘導される。
特定の実施形態において、多官能性連鎖移動剤は、式:
を有し、式中、
、x、およびyは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
特定の実施形態において、本発明のポリマー組成物中の脂肪族ポリカーボネート鎖は、スキーム2に示されるとおり、そのような多官能性連鎖移動剤の存在下で、二酸化炭素との1つ以上のエポキシドの共重合から誘導される。
特定の実施形態において、本発明のポリマー組成物中の脂肪族ポリカーボネート鎖は、構造P2:
を有する鎖を含み、式中、R、R、R、R、Y、
、およびnは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
脂肪族ポリカーボネート鎖が構造P2を有する、特定の実施形態において、部分
は、二価アルコールから誘導される。そのような場合、部分
は、二価アルコールの炭素含有骨格を表すが、
に隣接する2つの酸素原子は、ジオールの−OH基から誘導される。例えば、二価アルコールがエチレングリコールから誘導された場合、次に
は−CHCH−であり、P2は、以下の構造:
を有する。
が二価アルコールから誘導される、特定の実施形態において、二価アルコールは、C2−40ジオールを含む。特定の実施形態において、二価アルコールは、1,2−エタンジオール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、2,2−ジメチルプロパン−1,3−ジオール、2−ブチル−2−エチルプロパン−1,3−ジオール、1,5−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、1,10−デカンジオール、1,12−ドデカンジオール、2,2,4,4−テトラメチルシクロブタン−1,3−ジオール、1,3−シクロペンタンジオール、1,2−シクロヘキサンジオール、1,3−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,2−シクロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジエタノール、イソソルビド、グリセロールモノエステル、グリセロールモノエーテル、トリメチロールプロパンモノエステル、トリメチロールプロパンモノエーテル、ペンタエリスリトールジエステル、ペンタエリスリトールジエーテル、およびこれらのいずれかのアルコキシ化誘導体からなる群から選択される。
が二価アルコールから誘導される、特定の実施形態において、二価アルコールは、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、高級ポリ(エチレングリコール)、例えば、220〜約2000g/molの数平均分子量を有するもの、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、および高級ポリ(プロピレングリコール)、例えば、234〜約2000g/molの数平均分子量を有するものからなる群から選択される。
が二価アルコールから誘導される、特定の実施形態において、二価アルコールは、二酸、ジオール、またはヒドロキシ酸からなる群から選択される化合物のアルコキシ化誘導体を含む。特定の実施形態において、アルコキシ化誘導体は、エトキシ化またはプロポキシ化された化合物を含む。
が二価アルコールから誘導される、特定の実施形態において、二価アルコールは、ポリマージオールを含む。特定の実施形態において、ポリマージオールは、ポリエーテル、ポリエステル、ヒドロキシ末端ポリオレフィン、ポリエーテル−コポリエステル、ポリエーテルポリカーボネート、ポリカーボネート−コポリエステル、およびそれらのいずれかのアルコキシ化類似体からなる群から選択される。特定の実施形態において、ポリマージオールは、約2000g/mol未満の平均分子量を有する。
特定の実施形態において、
は、2個を超えるヒドロキシ基を有する多価アルコールから誘導される。特定の実施形態において、本発明のポリマー組成物中の脂肪族ポリカーボネート鎖は、部分
がトリオールから誘導される、脂肪族ポリカーボネート鎖を含む。特定の実施形態において、そのような脂肪族ポリカーボネート鎖は、構造P3:
を有し、式中、R、R、R、R、Y、
、およびnは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
がトリオールから誘導される、特定の実施形態において、トリオールは、グリセロール、1,2,4−ブタントリオール、2−(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオール;ヘキサントリオール、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、トリメチロールヘキサン、1,4−シクロヘキサントリメタノール、ペンタエリスリトールモノエステル、ペンタエリスリトールモノエーテル、およびこれらのいずれかのアルコキシ化類似体からなる群から選択される。特定の実施形態において、アルコキシ化誘導体は、エトキシ化またはプロポキシ化された化合物を含む。
特定の実施形態において、
は、三官能性カルボン酸または三官能性ヒドロキシ酸のアルコキシ化誘導体から誘導される。特定の実施形態において、アルコキシ化ポリマー誘導体は、エトキシ化またはプロポキシ化された化合物を含む。
がポリマートリオールから誘導される、特定の実施形態において、ポリマートリオールは、ポリエーテル、ポリエステル、ヒドロキシ末端ポリオレフィン、ポリエーテル−コポリエステル、ポリエーテルポリカーボネート、ポリカーボネート−コポリエステル、およびそれらのうちのいずれかのアルコキシ化類似体からなる群から選択される。特定の実施形態において、アルコキシ化ポリマートリオールは、エトキシ化またはプロポキシ化された化合物を含む。
特定の実施形態において、
は、4つのヒドロキシ基を有する多価アルコールから誘導される。特定の実施形態において、本発明のポリマー組成物中の脂肪族ポリカーボネート鎖は、部分
がテトラオールから誘導される、脂肪族ポリカーボネート鎖を含む。特定の実施形態において、本発明のポリマー組成物中の脂肪族ポリカーボネート鎖は、構造P4:
を有する鎖を含み、式中、R、R、R、R、Y、
、およびnは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
特定の実施形態において、
は、4個を超えるヒドロキシ基を有する多価アルコールから誘導される。特定の実施形態において、
は、6個のヒドロキシ基を有する多価アルコールから誘導される。特定の実施形態において、多価アルコールは、ジペンタエリスリトールまたはそのアルコキシ化類似体である。特定の実施形態において、本発明のポリマー組成物中の脂肪族ポリカーボネート鎖は、構造P5:
を有する鎖を含み、式中、R、R、R、R、Y、
、およびnは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
特定の実施形態において、本発明の脂肪族ポリカーボネートは、高級機能性鎖(例えば、式P3〜P5の1つ以上のポリカーボネート)とともに、二官能性鎖(例えば、式P2のポリカーボネート)の組み合わせを含む。
特定の実施形態において、
は、ヒドロキシ酸から誘導される。特定の実施形態において、本発明のポリマー組成物中の脂肪族ポリカーボネート鎖は、構造P6:
を有する鎖を含み、式中、R、R、R、R、Y、
、およびnは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
そのような場合、
は、ヒドロキシ酸の炭素含有骨格を表すが、
に隣接するエステルおよびカーボネート結合は、−COH基およびヒドロキシ酸のヒドロキシ基から誘導される。例えば、
が3−ヒドロキシプロパノン酸から誘導された場合、次に
は、−CHCH−であり、P6は、以下の構造:
を有し、式中、R、R、R、R、Y、およびnは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
特定の実施形態において、
は、随意に置換されたC2−40ヒドロキシ酸から誘導される。特定の実施形態において、
は、ポリエステルから誘導される。特定の実施形態において、そのようなポリエステルは、約2000g/mol未満の分子量を有する。
特定の実施形態において、ヒドロキシ酸は、α−ヒドロキシ酸である。特定の実施形態において、ヒドロキシ酸は、グリコール酸、DL−乳酸、D−乳酸、L−乳酸、クエン酸、およびマンデル酸からなる群から選択される。
特定の実施形態において、ヒドロキシ酸は、β−ヒドロキシ酸である。特定の実施形態において、ヒドロキシ酸は、3−ヒドロキシプロピオン酸、DL3−ヒドロキシブチル酸、D−3ヒドロキシブチル酸、L3−ヒドロキシブチル酸、DL−3−ヒドロキシ吉草酸、D−3−ヒドロキシ吉草酸、L−3−ヒドロキシ吉草酸、サリチル酸、およびサリチル酸の誘導体からなる群から選択される。
特定の実施形態において、ヒドロキシ酸は、α−ωヒドロキシ酸である。特定の実施形態において、ヒドロキシ酸は、随意に置換されたC3−20脂肪族α−ωヒドロキシ酸およびオリゴマーエステルからなる群から選択される。
特定の実施形態において、
は、
からなる群から選択されるヒドロキシ酸から誘導される。
特定の実施形態において、
は、ポリカルボン酸から誘導される。特定の実施形態において、本発明のポリマー組成物中の脂肪族ポリカーボネート鎖は、構造P7:
を有する鎖を含み、式中、R、R、R、R、Y、
、およびnは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりであり、y′は1以上5以下である。
脂肪族ポリカーボネート鎖が構造P7を有する実施形態において、
は、ポリカルボン酸の炭素含有骨格(またはオキサル酸の場合は結合)を表すが、
に隣接するエステル基は、ポリカルボン酸の−COH基から誘導される。例えば、
がコハク酸(HOCCHCHCOH)から誘導された場合、次に
は、−CHCH−であり、P7は、以下の構造:
を有し、式中、R、R、R、R、Y、およびnは、上記に定義するとおりである。
特定の実施形態において、
は、ジカルボン酸から誘導される。特定の実施形態において、本発明のポリマー組成物中の脂肪族ポリカーボネート鎖は、構造P8:
を有する鎖を含み、式中、R、R、R、R、Y、
、およびnは、上記に定義するとおりである。
特定の実施形態において、
は、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、マレイン酸、コハク酸、マロン酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、およびアゼライン酸からなる群から選択されるジカルボン酸から誘導される。
特定の実施形態において、
は、
からなる群から選択されるジカルボン酸から誘導される。
特定の実施形態において、
は、リン含有分子から誘導される。特定の実施形態において、
は、式−P(O)(OR)k−を有し、各Rは独立して、随意に置換されたC1−20脂肪族基または随意に置換されたアリール基であり、kは、0、1、または2である。特定の実施形態において、
は、
からなる群から選択されるリン含有分子から誘導される。
特定の実施形態において、
は、式−P(O)(R)−を有し、Rは、随意に置換されたC1−20脂肪族基または随意に置換されたアリール基であり、kは、0、1、または2である。特定の実施形態において、
は、
からなる群から選択されるリン含有分子から誘導され、Rは、上記に定義するとおりである。
特定の実施形態において、式P1〜P8のいずれかの脂肪族ポリカーボネート鎖において、ポリマー鎖末端の大部分は、−Y基を含む。特定の実施形態において、構造P1〜P8のいずれかの脂肪族ポリカーボネート鎖において、ポリマー鎖末端の大部分は、エポキシド開環反応に関与することができる−Y基を含む。特定の実施形態において、ポリマー鎖末端の少なくとも75%は、エポキシド開環反応に関与することができる−Y基を含む。特定の実施形態において、ポリマー鎖末端の少なくとも80%は、エポキシド開環反応に関与することができる−Y基を含む。特定の実施形態において、ポリマー鎖末端の少なくとも85%は、エポキシド開環反応に関与することができる−Y基を含む。特定の実施形態において、ポリマー鎖末端の少なくとも90%は、エポキシド開環反応に関与することができる−Y基を含む。特定の実施形態において、ポリマー鎖末端の少なくとも95%は、エポキシド開環反応に関与することができる−Y基を含む。
特定の実施形態において、上記構造中の部分
は独立して、脂肪族ポリカーボネート鎖内での各発生時に、
からなる群から選択され、式中、各Rは独立して、随意に置換された脂肪族、随意に置換されたヘテロ脂肪族、随意に置換されたアリール、および随意に置換されたヘテロアリールからなる群から選択される。
特定の実施形態において、上記構造中の部分
は独立して、脂肪族ポリカーボネート鎖内での各発生時に、
からなる群から選択され、式中、Rは、上記に定義するとおりである。
特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、二酸化炭素および1つのエポキシドのコポリマーを含む。特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、二酸化炭素およびプロピレンオキシドのコポリマーを含む。
特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、二酸化炭素およびエチレンオキシドのコポリマーを含む。
特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、二酸化炭素およびシクロヘキセンオキシドのコポリマーを含む。
特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、二酸化炭素およびシクロペンテンオキシドのコポリマーを含む。特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、二酸化炭素および3−ビニルシクロヘキセンオキシドのコポリマーを含む。
他の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、二酸化炭素および2つの異なるエポキシドのターポリマーを含む。特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、エチレンオキシド、1,2−ブテンオキシド、2,3−ブテンオキシド、シクロヘキセンオキシド、3−ビニルシクロヘキセンオキシド、エピクロロヒドリン、グリシジルエステル、グリシジルエーテル、および高級αオレフィンのエポキシドからなる群から選択される、1つ以上の付加的なエポキシドとともに、二酸化炭素およびプロピレンオキシドのコポリマーを含む。特定の実施形態において、これらのターポリマーは、1つ以上の付加的なエポキシドから誘導されたより少量の繰り返し単位を有する、プロピレンオキシドから誘導された繰り返し単位の大部分を含有する。特定の実施形態において、ターポリマーは、約50%〜約99.5%のプロピレンオキシドに誘導された繰り返し単位を含有する。特定の実施形態において、ターポリマーは、60%を超えるプロピレンオキシドに誘導された繰り返し単位を含有する。特定の実施形態において、ターポリマーは、75%を超えるプロピレンオキシドに誘導された繰り返し単位を含有する。特定の実施形態において、ターポリマーは、80%を超えるプロピレンオキシドに誘導された繰り返し単位を含有する。特定の実施形態において、ターポリマーは、85%を超えるプロピレンオキシドに誘導された繰り返し単位を含有する。特定の実施形態において、ターポリマーは、90%を超えるプロピレンオキシドに誘導された繰り返し単位を含有する。特定の実施形態において、ターポリマーは、95%を超えるプロピレンオキシドに誘導された繰り返し単位を含有する。
特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、プロピレンオキシド、1,2−ブテンオキシド、2,3−ブテンオキシド、シクロヘキセンオキシド、3−ビニルシクロヘキセンオキシド、エピクロロヒドリン、グリシジルエステル、グリシジルエーテル、および高級αオレフィンのエポキシドからなる群から選択される、1つ以上の付加的なエポキシドとともに、二酸化炭素およびエチレンオキシドのコポリマーを含む。特定の実施形態において、これらのターポリマーは、1つ以上の付加的なエポキシドから誘導されたより少量の繰り返し単位を有する、エチレンオキシドから誘導された繰り返し単位の大部分を含有する。特定の実施形態において、ターポリマーは、約50%〜約99.5%のエチレンオキシドに誘導された繰り返し単位を含有する。特定の実施形態において、ターポリマーは、約60%のエチレンオキシドに誘導された繰り返し単位を含有する。特定の実施形態において、ターポリマーは、約75%のエチレンオキシドに誘導された繰り返し単位を含有する。特定の実施形態において、ターポリマーは、約80%のエチレンオキシドに誘導された繰り返し単位を含有する。特定の実施形態において、ターポリマーは、約85%のエチレンオキシドに誘導された繰り返し単位を含有する。特定の実施形態において、ターポリマーは、約90%のエチレンオキシドに誘導された繰り返し単位を含有する。特定の実施形態において、ターポリマーは、約95%のプロピレンオキシドに誘導された繰り返し単位を含有する。
特定の実施形態において、上記のポリマー組成物中の脂肪族ポリカーボネート鎖は、500g/mol〜約250,000g/molの範囲の数平均分子量(M)を有する。
特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、約100,000g/mol未満のMを有する。特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、約70,000g/mol未満のMを有する。特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、約50,000g/mol未満のMを有する。特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、約500g/mol〜約40,000g/molのMを有する。特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、約25,000g/mol未満のMを有する。特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、約500g/mol〜約20,000g/molのMを有する。特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、約1000g/mol〜約10,000g/molのMを有する。特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、約1,000g/mol〜約5,000g/molのMを有する。特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、約5,000g/molのMを有する。特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、約4,000g/molのMを有する。特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、約3,000g/molのMを有する。特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、約2,500g/molのMを有する。特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、約2,000g/molのMを有する。
特定の実施形態において、上記のポリマー組成物中の脂肪族ポリカーボネート鎖は、それらが狭い分子量分布を有することを特徴とする。これは、脂肪族ポリカーボネートポリマーの多分散性指数(PDI)により示され得る。特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート組成物は、2未満のPDIを有する。特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート組成物は、1.8未満のPDIを有する。特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート組成物は、1.5未満のPDIを有する。特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート組成物は、1.4未満のPDIを有する。特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート組成物は、約1.0〜1.2のPDIを有する。特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート組成物は、約1.0〜1.1のPDIを有する。
脂肪族ポリカーボネートが一置換のエポキシド(例えば、プロピレンオキシド、1,2−ブチレンオキシド、エピクロロヒドリン、またはグリシドール誘導体)から誘導される、実施形態において、脂肪族ポリカーボネートは、それらが立体規則性であることを特徴とする。立体規則性は、ポリマー鎖内で頭尾配置に配向される、隣接するモノマー単位の割合として表されてよい。特定の実施形態において、本発明のポリマー組成物中の脂肪族ポリカーボネート鎖は、約80%より高い頭尾含有率を有する。特定の実施形態において、頭尾含有率は、約85%より高い。特定の実施形態において、頭尾含有率は、約90%より高い。特定の実施形態において、頭尾含有率は、約91%を超える、約92%を超える、約93%を超える、約94%を超える、約95%を超える、約97%を超える、または約99%を超える。
特定の実施形態において、上記の1つ以上のエポキシドとの二酸化炭素の重合から誘導される脂肪族ポリカーボネート鎖の構造は、以下の非限定例により表される。
構造P2a〜P2sは、ジオール連鎖移動剤から誘導された脂肪族ポリカーボネート、および例えば、プロピレンオキシド、エチレンオキシド、ブチレンオキシド、シクロヘキセンオキシド、3−ビニルシクロヘキセンオキシド、3−エチルシクロヘキセンオキシド、およびグリシドールのエステルまたはエーテルなどの1つ以上の脂肪族エポキシドを代表するものである。当然のことながら、付加的または異なるエポキシドの使用、異なる連鎖移動剤(例えば、高級多価アルコール、ヒドロキシ酸、および多酸)の使用、および異なるY基の導入を含む、これらの化合物に関する多くの変型例が可能である。そのような変型例は、本出願の開示および教示に基づいて、当業者に明らかとなり、本発明の範囲内に特異的に包含される。
特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、
を含み、式中、
、−Y、およびnは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、
を含み、式中、−Yおよびnは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、
を含み、式中、−Y、R、R、R、R、およびnは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、
を含み、式中、−Yおよびnは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、
を含み、式中、
、−Y、およびnは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、
を含み、−Yおよびnは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、
を含み、
、−Y、およびnは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、
を含み、−Yおよびnは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、
を含み、
、−Y、およびnは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、
を含み、−Yおよびnは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、
を含み、
、−Y、およびnは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、
を含み、−Yおよびnは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、
を含み、
、−Y、R、およびnは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、
を含み、−Y、R、およびnは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、
を含み、
、−Y、およびnは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、
を含み、
、−Y、およびnは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりであり、
は、単一結合または二重結合である。
特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、
を含み、−Yおよびnは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、
を含み、−Y、
、およびnは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、
を含み、
、−Y、およびnは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、
を含み、−Y、R、およびnは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、
を含み、
、−Y、およびnは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、
を含み、−Y、
、およびnは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、
を含み、−Yおよびnは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、
を含み、−Y、
、およびnは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、
を含み、
、−Y、およびnは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
特定の実施形態において、
基を有する構造P2a〜P2rのポリカーボネート中の
は、エチレングリコール;ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,3プロパンジオール;1,4ブタンジオール、ヘキシレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、およびこれらのいずれかのアルコキシ化誘導体からなる群から選択される。
特定の実施形態において、脂肪族ポリカーボネート鎖は、
を含み、−Yおよびnは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
特定の実施形態において、構造P2a〜P2sのポリカーボネート中の−Yは、
からなる群から選択され、式中、R、R、R、およびqは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
特定の実施形態において、構造P2a〜P2sのポリカーボネート中の−Yは、
からなる群から選択される。
特定の実施形態において、構造P2a〜P2sのポリカーボネート中の−Yは、
からなる群から選択され、式中、R、R、R、およびpは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
2つ以上のエポキシドから誘導された繰り返し単位を含むポリカーボネートの場合、当然のことながら、図示される構造は、明示的に描かれていない位置異性体(positional isomerまたはregioisomer)の混合体を表してもよい。例えば、ポリカーボネート鎖のいずれかの末端基に隣接するポリマー繰り返し単位は、コポリマーを含む2つのエポキシドのいずれか1つから誘導され得る。したがって、ポリマーは、末端基に付着した特定の繰り返し単位とともに図示され得るが、末端繰り返し単位は、2つのエポキシドのいずれかから誘導されてよく、所与のポリマー組成物は、可能性のあるものすべての混合物を様々な比率で含んでもよい。これらの末端基の比率は、重合において使用される異なるエポキシドの比率、使用される触媒の構造、使用される反応条件(すなわち、温度圧など)を含むいくつかの要因、ならびに反応成分を添加するタイミングにより影響され得る。さらに、本明細書に表される化学構造は、本発明のポリマー組成物を含む、ポリマー鎖を代表する。したがって、上記図面は、置換されたエポキシドから誘導された繰り返し単位について定義された位置化学を示し得るが、ポリマー組成物は、場合によっては、位置化学の混合物を含有する。所与の重合の位置選択性は、使用される触媒の構造および用いられる反応条件を含む、多数の要因により影響され得る。明確にするために、これは、上記の構造P2rにより表される組成物が、以下の図面に示されるとおり、いくつかの化合物の混合物を含有してもよいことを意味する。この図面は、ポリマーP2rの異性体を図で示し、鎖の描写下の構造は、連鎖移動剤に隣接するモノマー単位に可能な各位置異性体(regioおよびpositional)および主要ポリマー鎖の各側の末端基を示す。ポリマー上の各末端は独立して、左または右に示される基から選択され得るが、連鎖移動剤を含むポリマーの中心部およびその2つの隣接するモノマー単位は独立して、示される基から選択されてよい。特定の実施形態において、ポリマー組成物は、これらのすべての可能な組み合わせの混合物を含む。他の実施形態において、ポリマー組成物は、これらのうちの1つ以上が豊富になる。
同様に、本明細書に表されるある小分子は、位置異性体および/または立体異性体の混合物を含んでよいが、たった1つの形態で表され得る。例えば、商業的に提供されるジプロピレングリコール(DPG)は、位置異性化合物および立体異性化合物の混合物を含む。したがって、そのような分子は、便宜上1つの位置異性体として描かれ得るが、当業者には、化合物が実際に、異性ジプロピレングリコール部分の混合物を含有してもよいことが理解されるであろう。
別の態様において、本発明は、上記の脂肪族ポリカーボネート組成物を組み込むエポキシド開環反応から得られるポリマー組成物を包含する。特定の実施形態において、そのような材料は、随意に開始剤または触媒の存在下で、−Y部分中のエポキシ基を求核モノマーまたはプレポリマーに暴露することにより、脂肪族ポリカーボネート鎖を鎖延長または架橋することにより誘導される。
別の態様において、本発明は、エポキシド官能基を含有する、末端基を有する脂肪族ポリカーボネート鎖を生成する方法を包含する。
特定の実施形態において、本発明は、式
の脂肪族ポリカーボネートポリマーを、アルキル化剤、アシル化剤、またはイソシアネートで処理して、式P1:
の化合物を提供する方法を包含し、式中、R、R、R、R、n、x、y、Y、および
は、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
特定の実施形態において、本発明の方法は、式M1のポリマーを、アルキル化剤、アシル化剤、または1つ以上のエポキシド官能基を含有するイソシアネートで処理するステップを含む。特定の実施形態において、本発明の方法は、上に定義される式P1〜P8のいずれかの化合物に変換する条件下で、式M1のポリマーを処理するステップを含む。
特定の実施形態において、式M1の化合物を処理するステップは、塩基と併せて、アルキルハロゲン化物またはアルキルスルホネートアルキル化剤を提供することを含む。特定の実施形態において、アルキル化剤は、エピクロロヒドリンを含む。
特定の実施形態において、式M1のポリマーをアルキル化剤、アシル化剤、またはイソシアネートで処理する方法は、溶媒の添加を含む。特定の実施形態において、添加された溶媒は、非プロトン有機溶媒を含む。特定の実施形態において、添加された溶媒は、エーテル、エステル、アミド、ニトリル、脂肪族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、芳香族炭化水素、およびこれらのうちのいずれか2つの組み合わせからなる群から選択される。
特定の実施形態において、式M1のポリマーをアルキル化剤、アシル化剤、またはイソシアネートで処理する方法は、触媒または促進剤の添加を含む。特定の実施形態において、添加される触媒または促進剤は、塩基を含む。特定の実施形態において、塩基は、芳香族アミン、脂肪族アミン、窒素含有複素環、およびこれらのうちの2つ以上の組み合わせからなる群から選択される。特定の実施形態において、添加される触媒または促進剤は、金属塩を含む。特定の実施形態において、添加される金属塩は、金属スルホネートを含む。特定の実施形態において、添加される金属塩は、金属トリフラートを含む。特定の実施形態において、添加される金属塩は、錫化合物を含む。特定の実施形態において、添加される金属塩は、遷移金属の化合物または錯体を含む。特定の実施形態において、添加される金属塩は、モリブデン錯体を含む。特定の実施形態において、添加される触媒または促進剤は、酸を含む。特定の実施形態において、添加される酸は、アルキルまたはアリールスルホン酸からなる群から選択される。特定の実施形態において、添加される酸は、トリフルオロメタンスルホン酸を含む。
特定の実施形態において、本発明は、式M2aのポリマーをエピクロロヒドリンで処理して、式P2a′:
の化合物を提供するステップを含む。
別の態様において、本発明は、式IIa:
の下部構造を含む脂肪族ポリカーボネート組成物への求核剤の添加から得られる化合物を包含し、式中、R、R、R、R、R、R、R、およびqは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。
一部の実施形態において、そのような添加の生成物は、式:
を有する下部構造を含み、式中、Nucは、任意の適切な求核剤の結合された形態を表し、R、R、R、R、R、R、R、およびqは、上記に定義し、また本明細書においてクラスおよびサブクラスとして記載するとおりである。一部の実施形態において、適切な求核剤は、求核試薬について下に定義するとおりである。特定の実施形態において、求核剤は、ポリアミン化合物を含む。
特定の実施形態において、本発明は、上に定義されるとおり、エポキシド官能基を含有する1つ以上の脂肪族ポリカーボネートを、脂肪族ポリカーボネート上のエポキシド基の少なくとも一部を求核試薬に結合させる条件下で、求核試薬と接触させるステップを含む、ポリマー材料を形成する方法を包含する。
特定の実施形態において、求核試薬は、2つ以上の求核官能基を含有する。特定の実施形態において、求核試薬は、ポリアミン化合物である。
特定の実施形態において、求核試薬は、脂肪族、シクロ脂肪族、またはアラリファティックアミンを、例えば、1,2−ジアミノエタン(エチレンジアミン(EDA));1,2−プロパンジアミン;1,3−プロパンジアミン;1,4−ジアミノブタン;2,2−ジメチル−1,3−プロパンジアミン(ネオペンタンジアミン);ジエチルアミノプロピルアミン(DEAPA);2−メチル−1,5−ジアミノペンタン;1,3−ジアミノペンタン;2,2,4−トリメチル−1,6−ジアミノヘキサンまたは2,4,4−トリメチル−1,6−ジアミノヘキサンおよびそれらの混合物(TMD);1−アミノ−3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキサン;1,3−ビス(アミノメチル)−シクロヘキサン;1,2−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン;ヘキサメチレンジアミン(HMD);1,2−および1,4−ジアミノシクロヘキサン(1,2−DACHおよび1,4−DACH);ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン;ビス(4−アミノ−3−メチルシクロヘキシル)メタン;ジエチレントリアミン(DETA);4−アザヘプタン−1,7−ジアミン;1,11−ジアミノ−3,6,9−トリオキシウンデカン;1,8−ジアミノ−3,6−ジオキサオクタン;1,5−ジアミノ−メチル−3−アザペンタン;1,10−ジアミノ−4,7−ジオキサデカン;ビス(3−アミノプロピル)アミン;1,13−ジアミノ−4,7−10トリオキサトリデカン;4−アミノメチル−1,8−ジアミノオクタン;2−ブチル−2−エチル−1,5−ジアミノペンタン;N,N−ビス−(3−アミノプロピル)メチルアミン;トリエチレンテトラミン(TETA);テトラエチレンペンタミン(TEPA);ペンタエチレンヘキサミン(PEHA);ビス(4−アミノ−3−メチルシクロヘキシル)メタン;m−キシリレンジアミン(MXDA);5−(アミノメチル)ビシクロ[[2.2.1]ヘプト−2−イル]メチルアミン(NBDAノルボルナンジアミン);ジメチルジプロピレントリアミン;ジメチルアミノプロピル−アミノプロピルアミン(DMAPAPA);3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシアミン(またはイソホロンジアミン(IPD));ジアミノジシクロヘキシメタン(PACM);ジメチルジアミノジシクロヘキシルメタン(ラロミンC260);2,2−ビス(4−アミノシクロヘキシル)プロパン;ビスアミノメチル−ジシクロペンタジエン(トリシクロデシルジアミン(TCD));脂肪族ポリエチレンポリアミンから誘導されたイミダゾリン基含有ポリアミノアミド、および二量化もしくは三量化された脂肪酸、ならびにグリシジル化合物から製造されたその付加物として含む。一部の実施形態において、D−230、D−400、D−2000、T−403、T−3000、T−5000、ED−600、ED−900、EDR148、XTJ590などのHuntsmanからJeffamine(商標)として知られるポリオキシアルキレンポリアミン、およびPolymin(商標)として知られるポリイミノアルキレンポリアミンは、同様に使用され得る。
さらに適切なポリアミンとしては、1,14−ジアミノ−4,11−ジオキサテトラデカン;ジプロピレントリアミン;2−メチル−1,5−ペンタンジアミン;N,N′−ジシクロヘキシル−1,6−ヘキサンジアミン;N,N′−ジメチル−1,3−ジアミノプロパン;N,N′−ジエチル−1,3−ジアミノプロパン;N,N−ジメチル−1,3−ジアミノプロパン;二級ポリオキシプロピレンジアミンおよびトリアミン;2,5−ジアミノ−2,5−ジメチルヘキサン;ビス−(アミノ−メチル)トリシクロペンタジエン;1,8−ジアミノ−p−メタン;ビス−(4−アミノ−3,5−ジメチルシクロヘキシル)メタン;1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン(1,3−BAC);ジペンチルアミン;N−2−(アミノエチル)ピペラジン(N−AEP);N−3−(アミノプロピル)ピペラジン;ピペラジンが挙げられる。
特定の実施形態において、求核試薬は、2つ以上の化合物の混合物を含んでよい。特定の実施形態において、求核試薬は、上記ポリアミン試薬のうちの2つ以上の混合物を含む。

複合物
特定の実施形態において、本発明は、上記のポリマー組成物を組み込む複合物を包含する。特定の実施形態において、そのような複合物は、繊維または固体をさらに含む。特定の実施形態において、そのような繊維または固体は、上記のポリマー組成物でコーティングされるか、またはそこに埋め込まれる。特定の実施形態において、この複合物は、ガラス繊維、炭素繊維、セラミック繊維、鉱物繊維などを含む。特定の実施形態において、複合物は、粘土、セラミック、アルミナ、ケイ素鉱物などの無機材料を含む。特定の実施形態において、複合物は、木繊維、紙、セルロース、植物由来繊維などの有機固体を含む。特定の実施形態において、複合物は、ナノ粒子または関連した粒子材料を含む。特定の実施形態において、複合物は、炭素ナノチューブまたは他の炭素繊維を含む。特定の実施形態において、複合物は、シート、繊維、スクリムなどの形態の他のポリマーを含む。提供されるポリマー組成物の樹脂製剤が、様々な複合物またはコーティング応用において有用であることは理解されるであろう。
ある成分を複合物に添加して、様々な特性を改善することは、当該技術分野において周知である。特定の実施形態において、難燃剤および煙遅延剤は、複合製剤に添加して、耐熱および耐火特性を改善し、燃焼時に生成された煙の量を低減する。一般的な難燃および煙遅延添加剤は、三水和アルミナ、メチルホスホン酸ジメチル、無水クロレンド酸、テトラブロモフタル酸無水物、ジブロモネオペンチルグリコール、およびテトラブロモビスフェノールを含む。付加的な例としては、AlbermarleのANTIBLAZE(商標)およびSAYTEX(商標)添加剤が挙げられる。
特定の実施形態において、低プロファイルまたは低収縮添加剤は、提供される複合物と併用されて、平滑な表面を促進し、完成した複合材料の収縮を低減する。多数の添加剤は、ReichholdのPOLYLITE 31702−40およびPOLYLITE 31701−35添加剤を含む、この目的の複合製剤に組み込まれ得る。
特定の実施形態において、レオロジー修飾剤およびチキソトロピー剤を使用して、樹脂の粘度を制御する。このカテゴリーにおける一般的な添加剤は、シリカおよび有機粘度を含む。付加的な例としては、BYKのBYK−R 605(商標)およびBYK−R 606(商標)レオロジー添加剤が挙げられる。
一部の実施形態において、表面調整および障壁形成剤は、空気阻害を最小化し、表面タックを減少させるように複合製剤に含まれる。一般的な表面調整および障壁形成添加剤は、パラフィン、ポリエーテル、およびポリシロキサンを含む。一部の実施形態において、この種類の添加剤としては、Reichholdのパラフィンワックス溶液およびBYKのBYK−W 909(商標)添加剤が挙げられる。
一部の実施形態において、充填剤および強化材料を添加して、複合物の強度を増加させる。一部の実施形態において、添加剤は、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、三水和アルミナ、シリカ、アルミナ、シリカ−アルミナ、シリカ−マグネシア、ケイ酸カルシウム、ガラスビーズ、ガラス薄片、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維、またはアスベストである。これらの材料の特定例としては、3MのGlass Bubbles、PPGのChoppVantageシリーズの繊維、およびAGYのS−2ガラス製品群が挙げられる。
一部の実施形態において、可塑剤は、樹脂内の可塑性および流動性を増加させるように、複合製剤内での分散剤として作用する。この種類の適切な添加剤は、BASFのPalatinol 11P−EおよびDow Chemicalのジエチレングリコール樹脂である。
多数の他の添加剤は、光に起因して長期分解から複合物を保護するように機能する、UV安定剤および吸収剤(例えば、ChemturaのLowilite添加剤)、樹脂硬化を促進する加速剤および硬化剤、ならびに複合物の着色を生じる色素および染料(例えば、Interplastic Co.のCoREZYN(商標)着色剤)を含む樹脂系に添加されてよいことは理解されるであろう。
上記添加剤のそれぞれおよびその組み合わせは、最大約80重量%の量、例えば、最大約50重量%の量で、ポリマー複合物に組み込まれてよい。一部の実施形態において、添加剤は、約20重量%未満、例えば、約10重量%未満の量でポリマー複合物に組み込まれる。一部の実施形態において、添加剤は、約5重量%未満、例えば、約3重量%未満の量で、複合物に組み込まれる。一部の実施形態において、添加剤は、約2重量%未満の量、例えば、約0.25重量%〜約1重量%の量でポリマーに組み込まれる。

製造物品
本発明は、上記のポリカーボネート組成物および複合物から製造された製造物品をさらに提供する。ポリマー複合物が、それらの密度に対して、それらの成分を越える所望の特性、例えば、高い剛性または強度を有し得ることは周知である。一部の実施形態において、複合材料は、耐食性、電気絶縁、良好な疲労特性、生物学的不活性、および減少した組立費という利益を提供する。これは、電気、電化、ハードウェア、歯科、整形外科、医療装置、および他の生物医学的応用において、そのような材料を特に有用にする。KEVLAR(登録商標)(p−フェニレンテレフタルアミド、PPTA、パラ−ポリアラミド)およびポリカーボネートの複合物は、非再吸収性であり、関節置換術、骨セメント、脊椎ロッド、および歯科ポストなどの長期移植に有用であり、短期用途としては、骨プレート、ロッド、ネジ、靭帯、およびカテーテルが挙げられる(Ramakrishna et al.,Composites Science and Technology,61,pp.1189−1224,2001)に有用である。そのような複合物の付加的な一般応用としては、風車の羽根、繊維ガラスボート、自動車部品、スポーツ用品などが挙げられる。
ガラス強化ポリカーボネートは、金属(例えば、ダイカストアルミニウムおよび亜鉛)が一般に使用される設計において有用であることが知られている。例えば、様々な量のガラス繊維をポリカーボネートに添加することは、引張強度、剛性、圧縮強度を増加させ、熱膨張計数を低下させる。そのようなガラス強化されたポリカーボネートは概して、大部分の他のプラスチックおよびダイカストアルミニウムよりも耐衝撃性が高い。本発明は、提供されるポリカーボネート組成物のガラス強化複合物を含有する製造物品を包含する。

実施例
この例において、式P2bのエポキシド官能化されたポリオールが生成され、Yは、−CHCHOCHであり、各nは、約15である。
プロピレンオキシド、ジプロピレングリコール(DPG)、コバルト触媒および共触媒を2ガロンのステンレス鋼オートクレーブに添加し、国際公開第WO2010028362号において開示される条件に従って、重合が行われる。分配された反応時間後に、反応を急冷し、それぞれ国際公開第WO2010033705号および同第WO2010033703号において開示される条件に従って、ポリオールを精製して、約3000g/molの数平均分子量を有するPPCポリオールを提供する。
次に単離されたPPCポリオールをジメトキシエタン中に溶解し、エピクロロヒドリンで処理して、末端ヒドロキシ基をグリシジルエーテル基に変換する。
他の実施形態
上記は本発明の特定の非限定的な実施形態の説明である。したがって、本明細書に記載の本発明の実施形態は、本発明の原理の応用の例に過ぎないことを理解すべきである。本明細書において例示する実施形態の詳細に言及するが、これは特許請求の範囲を限定することを意図せず、特許請求の範囲自体が本発明にとって不可欠とみなされる特徴を列挙するものである。

Claims (64)

  1. エポキシ官能基を有する脂肪族ポリカーボネート鎖を含む、ポリマー組成物であって、
    a)前記脂肪族ポリカーボネートが、構造:
    を有する繰り返し単位を含み、
    式中、R、R、R、およびRが独立して、前記ポリマー鎖内での各発生時に、−H、フッ素、および随意に置換されたC1−20脂肪族基からなる群から選択され、R、R、R、およびRのうちのいずれか2つ以上が随意に、介在する原子と一緒になって、1つ以上のヘテロ原子を随意に含有する1つ以上の随意に置換された環を形成してよく、
    c)前記脂肪族ポリカーボネート鎖の分子量が、平均で約500g/mol〜約500,000g/molの範囲である、
    ポリマー組成物。
  2. 前記エポキシ官能基が、前記脂肪族カーボネート鎖の1つ以上の末端に配置される、請求項1に記載のポリマー組成物。
  3. 前記脂肪族カーボネート鎖の前記末端に配置された前記エポキシ官能基が独立して、
    からなる群から選択される、請求項2に記載のポリマー組成物。
  4. 式:
    を有する脂肪族ポリカーボネート鎖を含み、式中、
    Yが、各発生時に、エポキシド含有部分であり、各Yが、同じであっても、または異なってもよく、
    が、多価部分であり、
    xおよびyがそれぞれ独立して、0〜6であり、xおよびyの合計が、2以上6以下であり、
    nが独立して、各発生時に、2〜1000である、
    請求項2に記載のポリマー組成物。
  5. Yが独立して、各発生時に、
    からなる群から選択され、
    式中、RおよびRが独立して、各発生時に、−H、ハロゲン、随意に置換されたC1−20脂肪族基、随意に置換されたC1−20ヘテロ脂肪族基、随意に置換されたアシルオキシ基、随意に置換されたアシル基、随意に置換されたアルコキシ基、随意に置換された炭素環式基、および随意に置換された複素環式基からなる群から選択され、任意の2つ以上のRおよびR基が随意に、介在する原子と一緒になって、1つ以上のヘテロ原子を随意に含有する1つ以上の随意に置換された環を形成してよく、
    が独立して、各発生時に、−H、随意に置換されたC1−20脂肪族基、随意に置換されたC1−20ヘテロ脂肪族基、随意に置換された炭素環式基、および随意に置換された複素環式基からなる群から選択され、任意の2つ以上のR基が随意に、介在する原子および任意のRまたはR基と一緒になって、1つ以上のヘテロ原子を随意に含有する1つ以上の随意に置換された環を形成してよく、
    が独立して、各発生時に、ハロゲン、−NO、−CN、−SR、−S(O)R、−S(O)、−NRC(O)R、−OC(O)R、−CO、−NCO、−N、−OR、−OC(O)N(R、−N(R、−NRC(O)R、−NRC(O)OR;またはC1−20脂肪族からなる群から選択される、随意に置換されたラジカル;C1−20ヘテロ脂肪族;フェニル;3〜8員の飽和もしくは部分的に不飽和の単環式炭素環、7〜14炭素の飽和、部分的に不飽和、もしくは芳香族の多環式炭素環;窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を有する5〜6員の単環式ヘテロアリール環;窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜3個のヘテロ原子を有する3〜8員の飽和もしくは部分的に不飽和の複素環式環;窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する6〜12員の多環式飽和もしくは部分的に不飽和の複素環;あるいは窒素、酸素、もしくは硫黄から独立して選択される1〜5個のヘテロ原子を有する8〜10員の二環式ヘテロアリール環からなる群から選択され、
    の各発生が独立して、−H、またはC1−6脂肪族、3〜7員の複素環式、フェニル、および8〜10員のアリールからなる群から選択される、随意に置換されたラジカルであり、2つ以上の隣接したR基が一緒になって、0〜4個のヘテロ原子を含有する、随意に置換された飽和、部分的に不飽和、もしくは芳香族の5〜12員の環を形成することができ、
    pが、1以上6以下であり、
    qが、1以上10以下である、
    請求項4に記載のポリマー組成物。
  6. Yが独立して、
    からなる群から選択される、請求項4に記載のポリマー組成物。
  7. Yが、式:
    を有する、請求項6に記載のポリマー組成物。
  8. 式:
    を有する脂肪族ポリカーボネート鎖を含み、
    Yが、各発生時に、エポキシド含有部分であり、各Yが、同じであっても、または異なってもよく、
    が、多価部分であり、
    nが独立して、各発生時に、2〜1000であり、
    x′が、1以上5以下である、
    請求項1に記載のポリマー組成物。
  9. が、二価アルコールから誘導される、請求項8に記載のポリマー組成物。
  10. 前記二価アルコールが、C2−40ジオールを含む、請求項9に記載のポリマー組成物。
  11. 前記二価アルコールが、1,2−エタンジオール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、2,2−ジメチルプロパン−1,3−ジオール、2−ブチル−2−エチルプロパン−1,3−ジオール、1,5−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、1,10−デカンジオール、1,12−ドデカンジオール、2,2,4,4−テトラメチルシクロブタン−1,3−ジオール、1,3−シクロペンタンジオール、1,2−シクロヘキサンジオール、1,3−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,2−シクロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジエタノール、イソソルビド、グリセロールモノエステル、グリセロールモノエーテル、トリメチロールプロパンモノエステル、トリメチロールプロパンモノエーテル、ペンタエリスリトールジエステル、ペンタエリスリトールジエーテル、およびこれらのいずれかのアルコキシ化誘導体からなる群から選択される、請求項10に記載のポリマー組成物。
  12. 前記二価アルコールが、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ヘキシレングリコール、高級ポリ(エチレングリコール)、例えば、220〜約2000g/molの数平均分子量を有するもの、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、および高級ポリ(プロピレングリコール)、例えば、234〜約2000g/molの数平均分子量を有するものからなる群から選択される、請求項10に記載のポリマー組成物。
  13. 前記二価アルコールが、二酸、ジオール、またはヒドロキシ酸からなる群から選択される化合物のアルコキシ化誘導体を含む、請求項10に記載のポリマー組成物。
  14. 前記アルコキシ化誘導体が、エトキシ化またはプロポキシ化された化合物を含む、請求項13に記載のポリマー組成物。
  15. 前記二価アルコールが、ポリマージオールを含む、請求項9に記載のポリマー組成物。
  16. 前記ポリマージオールが、ポリエーテル、ポリエステル、ヒドロキシ末端ポリオレフィン、およびポリエーテル−コポリエステル、ポリエーテルポリカーボネート、ポリカーボネート−コポリエステル、ならびにそれらのいずれかのアルコキシ化類似体からなる群から選択される、請求項15に記載のポリマー組成物。
  17. 前記ポリマージオールが、約2000g/mol未満の平均分子量を有する、請求項15に記載のポリマー組成物。
  18. が、多価アルコールから誘導される、請求項8に記載のポリマー組成物。
  19. 前記多価アルコールが、C2−40トリオールを含む、請求項18に記載のポリマー組成物。
  20. 式:
    を有する脂肪族ポリカーボネート鎖を含む、請求項19に記載のポリマー組成物。
  21. 前記多価アルコールが、グリセロール、1,2,4−ブタントリオール、2−(ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオール;ヘキサントリオール、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、トリメチロールヘキサン、1,4−シクロヘキサントリメタノール、ペンタエリスリトールモノエステル、ペンタエリスリトールモノエーテル、およびこれらのいずれかのアルコキシ化類似体からなる群から選択される、請求項20に記載のポリマー組成物。
  22. 前記多価アルコールが、3個を超えるヒドロキシル基を有するC2−40ポリオールを含む、請求項18に記載のポリマー組成物。
  23. が、ポリカルボン酸から誘導される、請求項8に記載のポリマー組成物。
  24. 式:
    を有する脂肪族ポリカーボネート鎖を含み、式中、y′が1以上5以下である、請求項8に記載のポリマー組成物。
  25. が、ジカルボン酸から誘導される、請求項23に記載のポリマー組成物。
  26. 式:
    を有する脂肪族ポリカーボネート鎖を含む、請求項25に記載のポリマー組成物。
  27. 前記ジカルボン酸が、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、マレイン酸、コハク酸、マロン酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、およびアゼライン酸からなる群から選択される、請求項25に記載のポリマー組成物。
  28. 前記ポリカルボン酸が、
    からなる群から選択される、請求項23に記載のポリマー組成物。
  29. が、ヒドロキシ酸から誘導される、請求項8に記載のポリマー組成物。
  30. 式:
    を有する脂肪族ポリカーボネート鎖を含む、請求項8に記載のポリマー組成物。
  31. 前記ヒドロキシ酸が、α−ヒドロキシ酸である、請求項30に記載のポリマー組成物。
  32. 前記ヒドロキシ酸が、グリコール酸、DL−乳酸、D−乳酸、L−乳酸、クエン酸、およびマンデル酸からなる群から選択される、請求項30に記載のポリマー組成物。
  33. 前記ヒドロキシ酸が、β−ヒドロキシ酸である、請求項30に記載のポリマー組成物。
  34. 前記ヒドロキシ酸が、3−ヒドロキシプロピオン酸、DL3−ヒドロキシブチル酸、D−3ヒドロキシブチル酸、L3−ヒドロキシブチル酸、DL−3−ヒドロキシ吉草酸、D−3−ヒドロキシ吉草酸、L−3−ヒドロキシ吉草酸、サリチル酸、およびサリチル酸の誘導体からなる群から選択される、請求項30に記載のポリマー組成物。
  35. 前記ヒドロキシ酸が、α−ωヒドロキシ酸である、請求項30に記載のポリマー組成物。
  36. 前記ヒドロキシ酸が、随意に置換されたC3−20脂肪族α−ωヒドロキシ酸およびオリゴマーエステルからなる群から選択される、請求項30に記載のポリマー組成物。
  37. 前記ヒドロキシ酸が、
    からなる群から選択される、請求項30に記載のポリマー組成物。
  38. 前記脂肪族ポリカーボネート鎖中の前記部分
    が独立して、各発生時に、
    からなる群から選択され、式中、各Rが独立して、随意に置換された脂肪族、随意に置換されたヘテロ脂肪族、随意に置換されたアリール、および随意に置換されたヘテロアリールからなる群から選択される、請求項1〜37のいずれか1項に記載のポリマー組成物。
  39. 前記脂肪族ポリカーボネート鎖中の前記部分
    が独立して、各発生時に、
    からなる群から選択される、請求項38に記載のポリマー組成物。
  40. 前記脂肪族ポリカーボネート鎖中の前記
    部分の大部分が、
    である、請求項38に記載のポリマー組成物。
  41. 前記脂肪族ポリカーボネート鎖中の前記
    部分の大部分が、
    である、請求項38に記載のポリマー組成物。
  42. 前記脂肪族ポリカーボネート鎖が、
    約500g/mol〜約20,000g/molのMnと、
    平均で90%を超えるカーボネート結合と、を有し、
    前記末端基の少なくとも90%が、エポキシド含有部分を含む、
    請求項38に記載のポリマー組成物。
  43. 92%を超えるカーボネート結合を含む、請求項42に記載のポリマー組成物。
  44. 95%を超えるカーボネート結合を含む、請求項42に記載のポリマー組成物。
  45. 97%を超えるカーボネート結合を含む、請求項42に記載のポリマー組成物。
  46. 99%を超えるカーボネート結合を含む、請求項42に記載のポリマー組成物。
  47. 約500〜約100,000g/molのMnを有する、請求項42に記載のポリマー組成物。
  48. 約800〜約5,000g/molのMnを有する、請求項42に記載のポリマー組成物。
  49. 約1,000〜約4,000g/molのMnを有する、請求項42に記載のポリマー組成物。
  50. 約1,000g/molのMnを有する、請求項42に記載のポリマー組成物。
  51. 約2,000g/molのMnを有する、請求項42に記載のポリマー組成物。
  52. 約3,000g/molのMnを有する、請求項42に記載のポリマー組成物。
  53. 約4,000g/molのMnを有する、請求項42に記載のポリマー組成物。
  54. 約5,000g/molのMnを有する、請求項42に記載のポリマー組成物。
  55. 約8,000g/molのMnを有する、請求項42に記載のポリマー組成物。
  56. 前記脂肪族ポリカーボネートが、1.5未満の多分散性指数を有する、請求項38に記載のポリマー組成物。
  57. 前記脂肪族ポリカーボネートが、1.4未満の多分散性指数を有する、請求項56に記載のポリマー組成物。
  58. 前記脂肪族ポリカーボネートが、1.3未満の多分散性指数を有する、請求項56に記載のポリマー組成物。
  59. 前記脂肪族ポリカーボネートが、1.2未満の多分散性指数を有する、請求項56に記載のポリマー組成物。
  60. 前記脂肪族ポリカーボネートが、1.1未満の多分散性指数を有する、請求項56に記載のポリマー組成物。
  61. 式:
    を有するポリ(プロピレンカーボネート)鎖を含み、
    が、随意に置換されたC1−40脂肪族基、随意に置換されたC1−40ヘテロ脂肪族基、随意に置換された芳香族化合物、随意に置換されたヘテロ芳香族化合物、ポリエーテル、ポリエステル、ポリオレフィン、および単一結合からなる群から選択され、

    Yが独立して、各発生時に、
    からなる群から選択され、
    前記ポリマー中のnが、平均で約5〜約400の整数である、請求項1に記載のポリマー組成物。
  62. が、エチレングリコール;ジエチレングリコール、トリメチレングリコール、1,3プロパンジオール;1,4ブタンジオール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、およびこれらのいずれかのアルコキシ化誘導体からなる群から選択される、請求項61に記載のポリマー組成物。
  63. 前記ポリ(プロピレンカーボネート)鎖中の隣接するモノマー基の85%超が、頭尾配向される、請求項61に記載のポリマー組成物。
  64. 前記ポリ(プロピレンカーボネート)鎖中の隣接するモノマー基の90%超が、頭尾配向される、請求項61に記載のポリマー組成物。
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