JP2014500702A - 磁石のための固定装置を備えた電気機械 - Google Patents

磁石のための固定装置を備えた電気機械 Download PDF

Info

Publication number
JP2014500702A
JP2014500702A JP2013545165A JP2013545165A JP2014500702A JP 2014500702 A JP2014500702 A JP 2014500702A JP 2013545165 A JP2013545165 A JP 2013545165A JP 2013545165 A JP2013545165 A JP 2013545165A JP 2014500702 A JP2014500702 A JP 2014500702A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric machine
positioning device
magnet
housing
annular positioning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2013545165A
Other languages
English (en)
Inventor
アンドレ・コルヴィーニ
マナン ジュリアス・ジョージ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Robert Bosch GmbH filed Critical Robert Bosch GmbH
Publication of JP2014500702A publication Critical patent/JP2014500702A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/12Stationary parts of the magnetic circuit
    • H02K1/18Means for mounting or fastening magnetic stationary parts on to, or to, the stator structures
    • H02K1/185Means for mounting or fastening magnetic stationary parts on to, or to, the stator structures to outer stators
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K23/00DC commutator motors or generators having mechanical commutator; Universal AC/DC commutator motors
    • H02K23/02DC commutator motors or generators having mechanical commutator; Universal AC/DC commutator motors characterised by arrangement for exciting
    • H02K23/04DC commutator motors or generators having mechanical commutator; Universal AC/DC commutator motors characterised by arrangement for exciting having permanent magnet excitation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
  • Dc Machiner (AREA)

Abstract

本発明は、内燃機関のための電気機械(10)、特にスタータ装置であって、ハウジング(28)を有しており、該ハウジング(28)内に少なくとも1つの磁石(31)および少なくとも1つの軟鋼(200)が収容されている形式のものに関する。少なくとも1つの前記磁石(31)と少なくとも1つの前記軟鋼(200)とは、環状の位置決め装置(208)によって、前記ハウジング(28)内に少なくとも半径方向で保持され、かつ周方向で保持されている。
【選択図】 図2

Description

特許文献1は、直流発電機、および磁石を直流発電機の磁極ハウジングに固定するための方法に関するものである。磁極ハウジングに磁石保持装置が固定されており、この磁石保持装置に複数の磁石(特に永久磁石)が保持されている。磁石保持装置は、磁極ハウジングの内周壁に固定されていて、環状の保持ケージによって形成されている。保持ケージは、軸方向に延在する連続的なスリットを備えていて、ばね弾性的であって好適には一体的に構成されている。保持ケージは、シート材より製作され、好適には打ち抜き成形され、次いでロール成形によってその環状の形に成形される。特許文献1に記載された保持ケージは、摩擦締結(kraftschluessig)により直流発電機の磁極ハウジング内に保持される。摩擦締結は、環状の形にロール成形された保持ケージの、材料に起因するリセット力に基づいて生ぜしめられ、このようなリセット力は場合によっては、ロール成形された保持ケージの圧縮によってさらに大きくなる。保持ケージは、それぞれ1つの磁石を収容するためのポケットを有している。
従来技術により公知の電気機械においては、高い公差の連鎖(Toleranzkette)、およびそれに付随して現れ、かつ加算される公差の問題がある。例えば磁石、特に永久磁石が、別個のホルダ若しくは保持ばねによって磁極ハウジングの内周面に固定され、特殊な軟鋼が、係止フックを介して、若しくは磁極ハウジングの内周面に設けられた複数の突起に係合する、個別の磁石を収容するための磁石ホルダの開口を介して、複数の部分より構成されていれば、加算される公差の問題が生じる。例えば、しばしば円周角誤差を考慮して互いに組み立てられているブラシと磁石との間に加算される公差は、整流角度が不十分な精度でのみ維持されるか、若しくは非常に大きい公差で維持されるように作用する。しかしながら、電気機械の整流角度を維持する位置に関連した不精確さは、電気機械の電力を必然的に低下させる。従来、複数の部分より構成されていた磁石ホルダが、磁極ハウジング内に加えられる型打ち成形または圧刻成形を介して固定されると、磁石およびブラシの位置精度は、この圧刻成形または型打ち成形の精度によって限定されることになる。磁極ハウジングの材料に型打ち成形を施す際に不精確さが生じるので、この公差は、いずれにしろ非常に長い公差の連鎖に加算されることになる。
ドイツ連邦共和国特許公開第10148652号明細書
本発明の目的は、公知の電気機械における磁石のための固定装置を改良することである。
本発明によれば、電気機械に、環状に成形された位置決め装置が装着され、この位置決め装置は、磁石特に装着された永久磁石および軟鋼を、接線方向でも半径方向でも支持し、磁石若しくは軟鋼を位置決めするために従来装着されていたばねとは異なり、改善された位置決めを可能にする。環状に構成された位置決め装置は、特に磁石および軟鋼の初期の組立位置を維持する位置決めを提供し、環状に構成された位置決め装置と電気機械の磁極ハウジングとの間に、可動子状の固定部が形成されていることによって、改善された形状安定性が得られる。このような、好適には環状の位置決め装置と磁極ハウジングとの間の形状結合(形状による束縛)部として構成された固定部は、一方では振動に強く、他方では温度変化にも強い。このことは、連続運転時または短時間運転時においても発生する、電気機械の負荷ピーク時においても、例えばプラスチック材料より製造された環状の位置決め装置、および一般的に金属製のパイプより製造された磁極ハウジングの異なる熱膨張率が、固定の品質に影響を及ぼすことはない、ということである。このような熱膨張率は、環状に構成された位置決め装置によって、磁石も軟鋼も、接線方向および半径方向でその初期の組立位置を維持するように設計されているので、電気機械、特に自動車の内燃機関のためのスタータ装置において電力損失が生じることはない。
実質的に、例えばプラスチックリングとして構成された環状の位置決め装置は、射出成形部としてプラスチック材料より製造され、軸方向にも半径方向にも、また接線方向にも延在する複数の支持面を有するように、構成されている。これらの支持面は、磁石並びに軟鋼を、磁極ハウジング内の初期の組立位置に保持する。
好適には、例えばプラスチックリングより製造され、かつ環状に構成された位置決め装置がスナップ式ロックによって磁極ハウジング内に固定されるようになっているので、一方では位置決め装置を磁極ハウジングに直接組み付けることによって、環状に構成された位置決め装置の規定された組み込み位置が得られ、軟鋼と磁石特に永久磁石との、このような直接的な接触によって、電気機械の磁極ハウジングの内周面における、軟鋼および磁石の初期の組立位置が規定され、かつ持続的に維持される。環状に構成された固定装置をプラスチック構成部分として構成する以外に、この構成部分はハイブリッド装置として製造されてもよい。つまりこの場合、複数部分より構成された環状の固定装置の1つの構成部分はプラスチック構成部分として製造され、別の構成部分は例えば金属材料より製造されてよい。従って例えば、射出成形法によって金属製のリングの周囲にプラスチック材料が射出成形され、この際に、金属製のリングが、ハイブリッド構成部分として構成された環状の位置決め装置に、必要な機械的形状安定性を与える。一方では、プラスチック材料に、好適な形式でハイブリッド部分として構成された環状の位置決め装置の係止部、並びに磁石若しくは軟鋼のための、軸方向、半径方向および接線方向の複数の支持面を形成することができ、これに対して、他方では、本発明によって提案された、環状に構成された位置決め装置を、射出成形法により金属製のリングの周囲をプラスチック材料で包囲するのではなく、2つの別個の構成部分、つまりプラスチックリングと金属製のリングとを提供して、このプラスチックリングと金属製のリングとを組立時に別個の組立ステップで組み立てる可能性も存在する。本発明により提案された環状の固定装置の、以上のような選択的な変化実施例において、2つの部分より構成された環状の位置決め装置の、磁極ハウジングと金属製のリングとの間に、例えばばね弾性的に構成された係止部が得られる。このような係止部は、例えばプラスチック射出成形法により金属製のリングの周囲を取り囲んで形成される係止部と比較して、特に振動発生時に弾性的なばね特性を有している。
以下に図面を用いて本発明を詳しく説明する。
スタータ装置として構成された電気機械の縦断面図である。 軟鋼(溶製鋼)と磁石とを保持ばねによって固定するための、従来技術により公知の変化実施例である。 磁極ハウジングの内部に挿入された2つの保持リングによって、軟鋼と磁石とを固定するための、やはり従来技術により公知の変化実施例である。 本発明によって提案された環状の位置決め装置の斜視図である。 図2に示した、環状に構成された位置決め装置の横から見た斜視図である。 金属製のリングと射出成形されたプラスチック材料とから成るハイブリッド部分の横から見た図である。 金属製のリングとプラスチックリングとから成る環状に構成された位置決め装置の選択的な変化実施例である。 別個の組立構成部分として図5に斜視図で示された、金属リングとプラスチックとから成る構成部分の接合された状態を示す図である。 金属リングとプラスチックリングとから成る、図6に示した環状の位置決め装置の横から見た図である。
図1には、特にスタータ装置として構成された電気機械の縦断面図が示されている。
図1に示したスタータ装置10は、例えばスタータモータ13とトーインアクチュエータ16とを有しており、該トーインアクチュエータ16は、例えばスタータリレーあるいはリレーとして構成されていてよい。スタータモータ13と電気式のトーインアクチュエータ16とは、共通の駆動軸受終端シールド19に固定されている。スタータモータ13は、始動ピニオン22が図示していない内燃機関のリングギヤ25内に押し込まれると、始動ピニオン22を機能的に駆動するために用いられる。
スタータモータ13は、ハウジングとしての磁極管28を有しており、この磁極管28はその内周面に磁極片31を有していて、この磁極片に、それぞれ励磁コイル34が巻きつけられている。磁極片31は可動子37を包囲しており、可動子37は、複数の薄片40より構成された可動子積層鉄心43と、溝46内に配置された可動子巻線49とを有している。可動子積層鉄心43は駆動軸44に圧着されている。駆動軸13の、始動ピニオン22とは反対側の端部に、さらに整流子52が取り付けられており、この整流子52は特に個別の整流子片55より構成されている。整流子片55は、公知の形式で、カーボンブラシ58によって整流子片55に給電されると、磁極管28内で可動子37の回転運動が行われるように、可動子巻線49に電気的に接続されている。電気的な駆動部とスタータモータ13との間に配置された電流供給部61は、スイッチオン状態においてカーボンブラシ58にも励磁コイル34にも電流を供給する。駆動軸13は、整流子側においてジャーナル64で以って滑り軸受67内に支えられており、この滑り軸受67はやはり整流子軸受カバー70内に定置に保持されている。また整流子軸受カバー70は、磁極管28の周囲に分配配置されてよい抗張ロッド73、例えばねじ、例えば2つ、3つまたは4つの部材によって、駆動軸受終端シールド19内に固定される。この場合、磁極管28は駆動軸受終端シールド19に支えられていて、整流子軸受カバー70自体は磁極管28に支えられている。
駆動方向で見て、可動子37に続いて太陽歯車80が配置されており、この太陽歯車80は例えばプラネタリギヤとして構成された遊星歯車装置83の一部であってよい。太陽歯車80は、複数の遊星歯車86、通常は3つの遊星歯車86によって取り囲まれており、これらの遊星歯車86はそれ自体が転がり軸受89によってジャーナル92上で支えられている。遊星歯車86はリングギヤ95内で転動する。リングギヤ95はその外側が磁極管28内で支承されている。被駆動側に向かって、遊星歯車86に遊星歯車支持体98が続いており、この遊星歯車支持体98内にジャーナル92が収容されている。遊星歯車支持体98は中間軸受101内およびこの中間軸受101内に配置された滑り軸受104内に支承されている。中間軸受101は、この中間軸受101内に遊星歯車支持体98も遊星歯車86も収容されるように、鉢形に構成されている。さらに、鉢形の中間軸受101内にリングギヤ195が配置されており、このリングギヤ195は最終的に、カバー107によって可動子37に対して閉鎖されている。中間軸受101はその外周面が磁極管28の内側に支えられている。可動子37は、駆動軸13の、整流子52とは反対側の端部に、別のジャーナル110を有しており、このジャーナル110は同様に滑り軸受113内に収容されている。滑り軸受113は同様に遊星歯車支持体98の中央孔内に収容されている。遊星歯車支持体98は、被駆動軸116に一体的に結合されている。被駆動軸116は、中間軸受101とは反対側の端部119で以って、駆動軸受終端シールド119内に固定された別の軸受122内で支えられている。
被駆動軸116は、種々異なる区分に分割されている。中間軸受101の滑り軸受104内に配置された区分に続いて、軸ボス締結部128の一部である直歯125(内歯列)を備えた区分が配置されている。この実施例では、軸ボス締結部128は、連動部材131の軸方向で直線的な滑動運動を可能にする。連動部材131は、フリーホイール137の鉢形のアウタレース132に一体的に結合されたスリーブ状の突起部である。フリーホイール137は、例えば方向固定装置(Richtgesperre)であってよく、さらにアウタレース132の半径方向内方に配置されたインナレース140より成っている。インナレース140とアウタレース132との間に緊締体138が配置されている。緊締体138は、インナレース140およびアウタレース132と協働して、第2の方向でのアウタレース132とインナレース140との間の相対回動を阻止する。言い換えれば、フリーホイール137は、インナレース140とアウタレース132との間の回転する相対運動を一方方向でのみ許容する。この実施例では、インナレース140は始動ピニオン22およびそのはす歯143(外歯列)と一体的に構成されている。始動ピニオン22は、選択的に直歯を備えたピニオンとして構成されていてもよい。励磁コイル34を備えた電磁的に励磁される磁極片31の代わりに、永久磁石式に励磁される極、例えば永久磁石31を使用してもよい。
さらに、電気式のトーインアクチュエータ16若しくはこのトーインアクチュエータ16内で直線的に可動な可動子168は、引張部材187と共に、駆動軸受終端シールド19内で回転運動可能に配置されたレバー190を移動させる課題も有している。一般的な形式でフォークレバーとして構成されたレバー190は、図示していない2つの先端で以って2つのディスク193若しくは194の外周部を把持し、それによってこれら2つのディスク193若しくは194間に緊締された連動リング197をフリーホイール137に向かってばね200の抵抗に抗して移動させ、またそれによって始動ピニオン22を、図1には図示されていない内燃機関のリングギヤ25内に押し込むようになっている。
以下に押し込み機構の詳細について説明する。電気式のトーインアクチュエータ16はピン150を有しており、このピン150は電気的な接点を形成していて、車両に組み込まれている場合に、図1に図示されていない電気式のスタータ用バッテリのプラスターミナルに接続されている。ピン150は、カバー153を貫通している。第2のピン152は、電気式のスタータモータ13のための接続部を形成しており、この接続部に電源供給部61(太いリッツ線)を介して給電される。カバー153は、鋼より成るハウジング156を閉鎖しており、このハウジング156は、例えばねじとして構成されていてよい複数の固定部材159によって、駆動軸受終端シールド19に固定されている。電気的なトーインアクチュエータ16内に、フォークレバー190に引張力を加えるためのスラスト装置160並びにスイッチ装置161が配置されている。スラスト装置160は巻線162を有していて、スイッチ装置161は巻線165を有している。スラスト装置160の巻線162およびスイッチ装置161の巻線165は、スイッチオンされた状態でそれぞれ、様々な構成部分を貫流する磁界を生ぜしめる。軸ボス締結部128は、直歯125の代わりに並目ねじ形噛み合い(Steilgewindeverzahnung)を備えていてもよい。この場合、次の組み合わせが可能である。つまりa)始動ピニオン22がはす歯を備えていて、軸ボス締結部128が直歯125を備えているか、またはb)始動ピニオン22がはす歯を備えていて、軸ボス締結部128が並目ねじ形噛み合いを有しているか、またはc)始動ピニオン22が直歯を備えていて、軸ボス締結部128が並目ねじ形噛み合いを有している。
図1aは、磁極ハウジング内における磁石と軟鋼のための、従来技術により公知の固定可能性を示す。
図1aに示したハウジング28は、電気機械10の磁極管を示す。ハウジング28の内側に、例えば永久磁石31または磁極片31が収容されており、これらの永久磁石または磁極片31は励磁コイル34を有している。図1aに示した分解図によれば、各磁石間に、軟鋼200が配置されていて、実質的に軸方向に延在する保持ばね202が電気機械のハウジングの内周面に配置されている。このハウジングは、特に内燃機関のためのスタータ装置として構成された電気機械の磁極管28である。
図1bは、電気機械のハウジングに磁石若しくは軟鋼を固定するための別の実施例を示す。
図1bに示した分解図によれば、電気機械のハウジング28つまり磁極管内に、磁石31つまり電気機械の固定子が示されており、これらの磁石31は、例えば第1の保持リング104および第2の保持リング206によって固定されている。周方向で互いに間隔を保って配置された、励磁コイルを有する永久磁石若しくは磁極片(符号31参照)間に、ロッド状に構成された軟鋼200が設けられている。励磁コイルを有する永久磁石若しくは磁極片も、軟鋼200も、第1の保持リング204および第2の保持リング206によって、電気機械のハウジングの内周面に固定される。
図2には、本発明に従って提案された環状の位置決め装置の斜視図が示されている。
図2に斜視図で示された環状の位置決め装置208は、一方では、プラスチック射出成形部226によって包囲された金属製のインサート224を有するハイブリッド構成部分として提供され得る(図2、図3および図4参照)。
図5、図6および図7には、環状の位置決め装置208の変化実施例が示されており、この位置決め装置208は、2つの別個の構成部分つまり金属リング228とプラスチックリング230とから製造されており、この金属リング228とプラスチックリング230とは、組み立てられた状態で1つの接合された構成部分、つまり環状の位置決め装置208を形成する。
図2に示した斜視図によれば、ここではハイブリッド構成部分222として製造された環状の位置決め装置208が軸方向の支持面210を有している。軸方向の支持面210は、環状のリングを形成しており、このリングの内側に電気機械10の固定子の磁石31が当接する。これによって電気機械が軸方向で固定されている。軸方向の支持面210の各セグメントは、周方向で例えば60°に分割して配置されおり(符号216参照)、これらのセグメントは、磁石31の周方向の寸法に相当する。さらに、図2の斜視図によれば環状の位置決め装置208は、軸方向に延在する軸方向突起218を有している。これらの軸方向突起の内側つまり磁石31に面した側に、接線方向の支持面214が形成されている。さらに、環状の位置決め装置208は図2に示した斜視図によれば、環状に延在する半径方向の支持面212を有しており、この支持面212は、磁石31をハウジング28内に組み込んだ状態で磁石31をハウジング28の内周面に固定する。本発明に従って提案された環状の位置決め装置208(ここではハイブリッド構成部分222として構成されている)は、磁石31が軸方向に半径方向でも接線方向でも電気機械10の磁極管28の内周面に固定されることを保証する。また、軸方向突起218は凹部220を備えている。凹部220は、略溝状に構成されていて、各磁石31間で磁極管28の内周面に固定されている軟鋼200の幾何学形状に相当する。
図3には同様に、この変化実施例においてハイブリッド構成部分として製造され環状に構成された位置決め装置の斜視図が示されている。図3に示した斜視図によれば、60°に分割して配置された個別の軸方向突起218が、軟鋼200を位置決めするための凹部220をそれぞれ1つ有している。符号210によって軸方向の支持面が示され、符号212によって、環状の位置決め装置208の内側に連続的に形成された半径方向の支持面212が示されている。
図4は、環状の位置決め装置の断面図を示す。
図4に断面図で示された環状の位置決め装置208は、ハイブリッド構成部分222として構成されており、このハイブリッド構成部分222においては、環状の位置決め装置208に必要な機械的形状安定性を与えるための金属製のインサート224が、プラスチック射出成形部226に埋め込まれている。プラスチック射出成形部226には、軸方向突起218が60°に分割して配置されており、この分割に応じて、軟鋼200も磁石31もハウジング28の内周面に固定される。
図5、図6および図7には、本発明に従って提案された環状の位置決め装置の変化実施例が示されている。
図5に示されているように、この実施例では、環状の位置決め装置208が2つの構成部分より製造されている。一方は金属リング228であり、この金属リング228はプラスチックリング230に接合される。図5の分解図には金属リング228が示されており、この金属リング228は、軸方向突起218(60°に分割されている)を有しており、さらに内側に形成された環状に延在する半径方向の支持面212と、電気機械の固定子の励磁コイル34を備えた永久磁石若しくは磁極片31のための軸方向の支持面210とを有している。
図5に示した金属リング228にプラスチックリング230が接合され、このプラスチックリング230は、金属リング228の軸方向突起218の領域に、電気機械10のハウジング28の内周面に対する永久磁石の相対運動を阻止するための接線方向の支持面214を有している。
図6は、図5においてまだ分離されている2つの別個の構成部分、つまり金属リング228とプラスチックリング230とが接合された状態を示す。
図7は、図6に示した、組み立てられた環状の位置決め装置208の断面図を示す。図7の断面図から、金属リング228とプラスチックリング230とが当接面234に沿って互いに当接していることが分かる。
本発明に従って提案された環状の位置決め装置208の2つの変化実施例によれば、特に磁極管28として構成された電気機械10のハウジングの内周面に、一方では永久磁石および軟鋼200または他方では励磁コイル34の磁極片31が電気機械の運転中に初期の組み込み位置から外れることなしに固定されるようになっているので、電気機械のスタータの始動時出力を、軟鋼200若しくは永久磁石31の相対運動に基づいて低下させることができる。
10 スタータ装置、電気機械
13 スタータモータ
16 トーインアクチュエータ
19 駆動軸受終端シールド
22 始動ピニオン
25 リングギヤ
28 磁極管、ハウジング
31 磁極片、永久磁石、磁石
34 励磁コイル
37 可動子
40 薄片
43 可動子積層鉄心
44 駆動軸
49 可動子巻線
52 整流子
55 整流子片
58 カーボンブラシ
61 電源供給部
64 ジャーナル
67 滑り軸受
70 整流子軸受カバー
73 抗張ロッド
80 太陽歯車
83 遊星歯車装置
86 遊星歯車
89 転がり軸受
95 リングギヤ
98 遊星歯車支持体
101 中間軸受
104 滑り軸受
107 カバー
110 別のジャーナル
113 滑り軸受
116 被駆動軸
119 端部
125 直歯
128 軸ボス締結部
131 連動部材
132 アウタレース
138 緊締体
140 インナレース
150 ピン
152 第2のピン
153 カバー
156 ハウジング
159 固定部材
160 スラスト装置
161 スイッチ装置
168 可動子
187 引張部材
190 レバー、フォークレバー
197 連動リング
200 軟鋼
202 保持ばね
204 第1の保持リング
206 第2の保持リング
208 位置決め装置
210 支持面
212 支持面
214 支持面
218 軸方向突起
220 凹部
222 ハイブリッド構成部分
224 インサート
226 プラスチック射出成形部
228 金属リング
230 プラスチックリング
234 当接面

Claims (10)

  1. 内燃機関のための電気機械(10)、特にスタータ装置であって、ハウジング(28)を有しており、該ハウジング(28)内に少なくとも1つの磁石(31)および少なくとも1つの軟鋼(200)が収容されている形式のものにおいて、
    少なくとも1つの前記磁石(31)と少なくとも1つの前記軟鋼(200)とが、環状の位置決め装置(208)によって、前記ハウジング(28)内に少なくとも半径方向で内方から保持され、かつ周方向で保持されていることを特徴とする、内燃機関のための電気機械(10)。
  2. 前記環状の位置決め装置(208)がハイブリッド構成部分(222)として、または2つの別個の構成部分(228,230)から成る、接合された構成部分として構成されていることを特徴とする、請求項1記載の電気機械。
  3. 前記ハイブリッド構成部分(222)が金属製のインサート(224)を有しており、該インサート(224)がプラスチック射出成形部(226)によって包囲されていることを特徴とする、請求項1または2記載の電気機械。
  4. 前記環状の位置決め装置(208)が、軸方向の複数の支持面(210)と半径方向の複数の支持面(212)と、少なくとも1つの磁石(31)を位置決めするための接線方向の複数の支持面(214)とを有していることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項記載の電気機械。
  5. 前記環状の位置決め装置(208)が、複数の軸方向突起(218)の領域内に少なくとも1つの軟鋼(200)を位置決めするための凹部(220)を有していることを特徴とする、前記両請求項に記載の電気機械。
  6. 前記環状の位置決め装置(208)が、接合された構成部分として構成されており、該構成部分が前記金属リング(228)を有していて、該金属リング(228)に前記複数の軸方向突起(218)が形成されていることを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項記載の電気機械。
  7. 前記金属リング(228)に、軸方向の複数の支持面(210)と、半径方向の複数の支持面(212)と、少なくとも1つの磁石(31)のための接線方向の複数の支持面(214)とが設けられていることを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項記載の電気機械。
  8. 前記金属リング(228)の前記複数の軸方向突起(218)が、前記少なくとも1つの軟鋼(200)を位置決めするための複数の凹部(220)を有していることを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項記載の電気機械。
  9. 前記環状の位置決め装置(208)が、前記ハウジング(28)内、特に磁極管内に、形状結合または摩擦締結により固定されていることを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1項記載の電気機械。
  10. 前記環状の位置決め装置(208)が、前記少なくとも1つの磁石(31)を軸方向、半径方向および接線方向で位置決めするための複数の当接面(210,212,214)を有していることを特徴とする、請求項1から9までのいずれか1項記載の電気機械。
JP2013545165A 2010-12-20 2011-12-07 磁石のための固定装置を備えた電気機械 Ceased JP2014500702A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102010063514.6 2010-12-20
DE102010063514A DE102010063514A1 (de) 2010-12-20 2010-12-20 Elektrische Maschine mit Befestigungsvorrichtung für Magneten
PCT/EP2011/071991 WO2012084511A2 (de) 2010-12-20 2011-12-07 Elektrische maschine mit befestigungsvorrichtung für magneten

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014500702A true JP2014500702A (ja) 2014-01-09

Family

ID=45217558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013545165A Ceased JP2014500702A (ja) 2010-12-20 2011-12-07 磁石のための固定装置を備えた電気機械

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP2656483A2 (ja)
JP (1) JP2014500702A (ja)
CN (1) CN103392287B (ja)
DE (1) DE102010063514A1 (ja)
WO (1) WO2012084511A2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6075539B2 (ja) * 2013-01-15 2017-02-08 日本電産株式会社 モータ
DE102013222838A1 (de) * 2013-11-11 2015-05-13 Robert Bosch Gmbh Verfahren zur Herstellung eines Stators für eine permanenterregte elektrische Maschine
CN103560603A (zh) * 2013-11-18 2014-02-05 戎国平 电机及其磁瓦的固定装置
CN103560602A (zh) * 2013-11-18 2014-02-05 戎国平 一种电机
CN103790800B (zh) * 2014-01-22 2016-03-09 李健宝 车用轮胎双缸充气泵
CN104218709B (zh) * 2014-09-17 2017-01-11 湖州德盛汽车部件有限公司 一种安装方便的电机磁瓦固定结构
CN108173364A (zh) * 2018-01-29 2018-06-15 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 转子结构及具有其的永磁电机
JP2020108299A (ja) * 2018-12-28 2020-07-09 日本電産株式会社 ロータ、およびモータ
DE102019116094A1 (de) * 2019-06-13 2020-12-17 Seg Automotive Germany Gmbh Startermotor für eine Startvorrichtung zum Starten einer Brennkraftmaschine

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63502792A (ja) * 1985-11-09 1988-10-13 ロ−ベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 電気機械
JPH0538117A (ja) * 1991-08-01 1993-02-12 Hitachi Ltd マグネツトモータの界磁装置
JPH09322443A (ja) * 1996-05-28 1997-12-12 Mitsubishi Electric Corp 回転電機の界磁装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3426996A1 (de) * 1984-07-21 1986-02-06 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Elektromotor, insbesondere zum antreiben einer kraftstoffoerderpumpe
GB8606494D0 (en) * 1986-03-17 1986-04-23 Johnson Electric Ind Mfg Electric motor
JPS6392247A (ja) * 1986-10-02 1988-04-22 Mitsubishi Electric Corp 磁石式モ−タ
DE10148652A1 (de) 2001-10-02 2003-04-17 Bosch Gmbh Robert Gleichstrommaschine und Verfahren zum Befestigen von Magneten an einem Polgehäuse einer Gleichstrommaschine
CN2746634Y (zh) * 2004-10-23 2005-12-14 沈新权 用于小型汽油机启动电机的磁瓦固定架
FR2920259B1 (fr) * 2007-08-22 2015-03-27 Valeo Equip Electr Moteur Machine electrique tournante, en particulier pour un demarreur automobile
DE102007017215B4 (de) * 2007-04-12 2017-01-12 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Rotatorischer Direktantrieb
CN201341043Y (zh) * 2008-12-04 2009-11-04 凯纬医疗科技(中山)有限公司 一种马达磁铁的固定装置
DE102009001837A1 (de) * 2009-03-25 2010-09-30 Robert Bosch Gmbh Elektrische Maschine

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63502792A (ja) * 1985-11-09 1988-10-13 ロ−ベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 電気機械
JPH0538117A (ja) * 1991-08-01 1993-02-12 Hitachi Ltd マグネツトモータの界磁装置
JPH09322443A (ja) * 1996-05-28 1997-12-12 Mitsubishi Electric Corp 回転電機の界磁装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2012084511A3 (de) 2012-11-22
WO2012084511A2 (de) 2012-06-28
CN103392287A (zh) 2013-11-13
DE102010063514A1 (de) 2012-06-21
EP2656483A2 (de) 2013-10-30
CN103392287B (zh) 2017-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014500702A (ja) 磁石のための固定装置を備えた電気機械
US8803390B2 (en) Dynamo-electric machine
JP5253789B2 (ja) ブラシレスモータ
JP5279691B2 (ja) 回転電機
JP2011516774A (ja) 始動装置
JP5349489B2 (ja) ステータとロータとを備えた電気的な駆動機械
JP2013514754A (ja) 電気モータ
US8198777B2 (en) Automotive alternator with magnet holder
JP5328826B2 (ja) 回転電機
US7781928B2 (en) Brushless motor
JP5721715B2 (ja) 永久磁石励磁型電気モータ
US4631434A (en) Internal combustion engine starter having laminated plates simultaneously forming the switch yoke and the motor yoke
JP2012087765A (ja) スタータ
JP2012044842A (ja) スタータ
CN105703497B (zh) 电机、特别是用于起动装置的起动马达
JP6543810B2 (ja) ブラシホルダ組立体、およびそのブラシホルダ組立体を備えた整流子モータ
JP6502747B2 (ja) 電動可変動弁装置
US20200340440A1 (en) Dc motor
JPWO2008096495A1 (ja) 直流モータ
CN103887906A (zh) 用于将磁体固定在电机中的设备
JP2010246270A (ja) 回転電機
JP5664476B2 (ja) ブラシホルダおよびブラシホルダの製造方法
JP2013236521A (ja) 直流電動機
CN115208150A (zh) 永磁铁磁场式的有刷直流马达及其制法
JP2012039681A (ja) 車両用回転電機の電機子コア

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130808

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130808

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131011

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140805

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20141030

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150727

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20151016

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20151123

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160120

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160609

A045 Written measure of dismissal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20161020