JP2014239300A - バススイッチ回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力信号を所定のレベルに近づけつつ、より高速に信号を伝送することが可能なバススイッチ回路を提供する。【解決手段】バススイッチ回路は、第1の入出力端子と第2の入出力端子との間に接続されたバススイッチ素子を備える。バススイッチ回路は、第2の入出力端子と第1の電圧線との間に接続された第1のスイッチ素子を備える。バススイッチ回路は、第2の入出力端子と第1の電圧線との間に接続され、第1のスイッチ素子よりも電流を流す駆動能力が小さい第2のスイッチ素子を備える。バススイッチ回路は、第1の入出力端子に印加される第1の電圧と第1の閾値とを比較した結果に基づいて、第1の制御信号および第2の制御信号を出力して、第1のスイッチ素子および第2のスイッチ素子を制御する信号生成回路を備える。【選択図】図1

Description

実施形態は、バススイッチ回路に関する。
CPU(Central Processing Unit)やベースバンドIC(Integrated Circuit)に代表されるシステムLSI(Large Scale Integration)の電源電圧は、使用プロセスや低消費電力化のため、低電圧化が進んでいる。
一方、従来から使用されてきているシステムやアナログ信号を処理するシステムの電源電圧は、従来システムとの互換性を維持する必要があること等により、低電圧化の進展が遅い。
この結果、電源電圧が異なる回路相互間で信号の伝達を行う場合、信号のレベル変換を行うバススイッチ回路が必要となる。
この従来のバススイッチ回路は、バススイッチ素子の出力側と電源配線との間に接続されたMOSトランジスタを備える。このMOSトランジスタを1ショットのパルス信号でオンすることにより、出力側の信号レベルを電源電圧に持ち上げる。ここで、高速に信号を伝達するためには、パルス信号のパルス幅を短くする必要がある。しかし、パルス信号のパルス幅を短くすると、負荷容量や配線インダクタンスの影響によるリンギングにより、 出力信号のレベルが所定のレベルよりも低下してしまう。
特開2011−119979 特開2013−12835
出力信号を所定のレベルに近づけつつ、より高速に信号を伝送することができるバススイッチ回路を提供する。
実施例に従ったバススイッチ回路は、第1の入出力端子と第2の入出力端子との間に接続されたバススイッチ素子を備える。バススイッチ回路は、前記第2の入出力端子と第1の電圧線との間に接続され、第1の制御信号により制御される第1のスイッチ素子を備える。バススイッチ回路は、前記第2の入出力端子と前記第1の電圧線との間に接続され、第2の制御信号により制御され、前記第1のスイッチ素子よりも電流を流す駆動能力が小さい第2のスイッチ素子を備える。バススイッチ回路は、前記第1の入出力端子に印加される第1の電圧と第1の閾値とを比較した結果に基づいて、前記第1の制御信号および前記第2の制御信号を出力して、前記第1のスイッチ素子および前記第2のスイッチ素子を制御する信号生成回路を備える。バススイッチ回路は、前記バススイッチ素子をオンする制御回路を備える。
図1は、第1の実施形態に係るバススイッチ回路100の回路構成の一例を示す回路図である。 図2は、図1に示すバススイッチ回路100の各信号の波形の一例を示す波形図である。 図3は、図1に示すバススイッチ回路100の各信号の波形の他の例を示す波形図である。 図4は、図1に示すバススイッチ回路100の各信号の波形のさらに他の例を示す波形図である。 図5は、図1に示すバススイッチ回路100の各信号の波形のさらに他の例を示す波形図である。 図6は、図1に示すバススイッチ回路100に信号を送受信するシステム101、102を含む構成の一例を示すブロック図である。 図7は、第2の実施形態に係るバススイッチ回路200の構成の一例を示す回路図である。 図8は、図7に示すバススイッチ回路200の各信号の波形の一例を示す波形図である。
以下、各実施例について図面に基づいて説明する。
第1の実施形態
図1は、第1の実施形態に係るバススイッチ回路100の回路構成の一例を示す回路図である。
図1に示すように、バススイッチ回路100は、制御端子TOEと、第1の入出力端子T1と、第2の入出力端子T2と、バススイッチ素子BSと、第1のスイッチ素子SW1と、第2のスイッチ素子SW2と、第3のスイッチ素子SW3と、第4のスイッチ素子SW4と、パルス信号生成回路(信号生成回路)PGと、制御回路CONと、を備える。
第1の入出力端子T1は、例えば、第1の論理回路(図示せず)が接続される。この第1の論理回路から第1の入出力端子T1に信号S1が入力され、または、この第1の入出力端子T1から該第1の論理回路に信号S1が出力される。なお、図1の例では、第1の入出力端子T1に外部から信号S1が入力される場合を示している。
第2の入出力端子T2は、例えば、第2の論理回路(図示せず)が接続される。この第2の論理回路から第2の入出力端子T2に信号S2が入力され、または、この第2の入出力端子T2から該第2の論理回路に信号S2が出力される。なお、図1の例では、第2の入出力端子T2から信号S2が外部に出力される場合を示している。
制御端子TOEは、バススイッチ素子BSの一端を制御するための制御信号SCが入力される。
バススイッチ素子BSは、第1の入出力端子T1と第2の入出力端子T2との間に接続されている。
このバススイッチ素子BSは、例えば、図1に示すように、ドレインが第1の入出力端子T1に接続され、ソースが第2の入出力端子T2に接続され、ゲート電圧が制御回路CONにより制御されるnMOSトランジスタである。
第1のスイッチ素子SW1は、第2の入出力端子T2と第1の電源電圧Vcc1が印加される第1の電圧線L1との間に接続されている。この第1のスイッチ素子SW1は、第1の制御パルス信号(第1の制御信号)αにより、オンまたはオフに制御される。
なお、第1の電源電圧Vcc1は、本実施形態では、接地電圧よりも高くなるように設定されている。
この第1のスイッチ素子SW1は、本実施形態では、例えば、図1に示すように、pMOSトランジスタである。
第2のスイッチ素子SW2は、第2の入出力端子T2と第1の電圧線L1との間に接続されている。この第2のスイッチ素子SW2は、第2の制御パルス信号(第2の制御信号)βによりオンまたはオフに制御される。
また、この第2のスイッチ素子SW2は、第1のスイッチ素子SW1よりも電流を流す駆動能力が小さくなるように設定されている。
この第2のスイッチ素子SW2は、本実施形態では、例えば、図1に示すように、pMOSトランジスタである。この場合、例えば、第2のスイッチ素子(pMOSトランジスタ)SW2のサイズは、第1のスイッチ素子(pMOSトランジスタ)SW1のサイズよりも、小さく設定される。
また、第3のスイッチ素子SW3は、第1の入出力端子T1と第2の電源電圧Vcc2が印加される第2の電圧線L2との間に接続されている。この第3のスイッチ素子SW3は、第3の制御パルス信号(第3の制御信号)Xにより、オンまたはオフに制御される。
この第3のスイッチ素子SW3は、本実施形態では、例えば、図1に示すように、pMOSトランジスタである。
なお、第1の電源電圧Vcc1は、例えば、第2の電源電圧Vcc2よりも高くなるように設定されている。しかし、第1の電源電圧Vcc1は、第2の電源電圧Vcc2と等しくなるように設定されていてもよい。
第4のスイッチ素子SW4は、第1の入出力端子T1と第2の電圧線L2との間に接続されている。この第4のスイッチ素子SW4は、第4の制御パルス信号(第4の制御信号)Yにより、オンまたはオフに制御される。
また、この第4のスイッチ素子SW4は、第3のスイッチ素子SW3よりも電流を流す駆動能力が小さくなるように設定されている。
この第4のスイッチ素子SW4は、本実施形態では、例えば、図1に示すように、pMOSトランジスタである。この場合、例えば、第4のスイッチ素子(pMOSトランジスタ)SW4のサイズは、第3のスイッチ素子(pMOSトランジスタ)SW3のサイズよりも、小さく設定される。
パルス信号生成回路PGは、第1の制御パルス信号αを生成して第1のスイッチ素子SW1に出力し、第2の制御パルス信号βを生成して第2のスイッチ素子SW2に出力し、第3の制御パルス信号Xを生成して第3のスイッチ素子SW3に出力し、第4の制御パルス信号Yを生成して第4のスイッチ素子SW4に出力する。
例えば、パルス信号生成回路PGは、第1の入出力端子T1から第2の入出力端子T2に信号を伝達させる場合、第1の入出力端子T1に印加される第1の電圧(信号S1の電圧)と第1の閾値とを比較した結果に基づいて、第1の制御パルス信号αおよび第2の制御パルス信号βを生成する。そして、パルス信号生成回路PGは、この生成した第1の制御パルス信号αおよび第2の制御パルス信号βを出力して、第1の制御パルス信号αにより第1のスイッチ素子SW1を制御するとともに第2の制御パルス信号βにより第2のスイッチ素子SW2を制御する。
一方、パルス信号生成回路PGは、第2の入出力端子T2から第1の入出力端子T1に信号を伝達させる場合、第2の入出力端子T2に印加される第2の電圧(信号S2の電圧)と第2の閾値とを比較した結果に基づいて、第3の制御パルス信号Xおよび前記第4の制御パルス信号Yを生成する。そして、パルス信号生成回路PGは、この生成した第3の制御パルス信号Xおよび第4の制御パルス信号Yを出力して、第3の制御パルス信号Xにより第3のスイッチ素子SW3を制御するとともに第4の制御パルス信号Yにより第4のスイッチ素子SW4を制御する。
なお、パルス信号生成回路PGは、例えば、第1の制御パルス信号αと第3の制御パルス信号Xとを等価な信号にし、且つ、第2の制御パルス信号βと第4の制御パルス信号Yとを等価な信号にする。すなわち、第1のスイッチ素子SW1と第3のスイッチ素子SW3とが同様の動作をするように制御されるとともに、第2のスイッチ素子SW2と第4のスイッチ素子SW4とが同様の動作をするように制御される。
なお、既述の第1の閾値は、例えば、第1の電源電圧Vcc1の2分の1に設定される。また、既述の第2の閾値は、例えば、第2の電源電圧Vcc2の2分の1に設定される。
また、制御回路CONは、制御端子TOEを介して入力された制御信号SCに応じて、バススイッチ素子BSを制御する。制御信号SCは、第1の入出力端子T1と第2の入出力端子T2との間に信号S1(又は信号S2)を伝達させるか否かを規定する。
例えば、制御回路CONは、制御信号SCに応じて、第1の入出力端子T1と第2の入出力端子T2との間に信号S1(又は信号S2)を伝達させる場合には、バススイッチ素子BSをオンする。
一方、制御回路CONは、制御信号SCに応じて、第1の入出力端子T1と第2の入出力端子T2との間で信号S1(又は信号S2)を伝達させない場合には、バススイッチ素子BSをオフする。
ここで、以上のような構成を有するバススイッチ回路100の動作の例について説明する。
図2は、図1に示すバススイッチ回路100の各信号の波形の一例を示す波形図である。なお、この図2では、第1の入出力端子T1から第2の入出力端子T2に信号を伝送する場合について示している。
図2に示すように、時刻t1以前において、第1の信号(第1の電圧)S1および第2の信号(第2の電圧)S2は、“Low”レベル(接地電圧GND))である。
また、第1の制御パルス信号αおよび第2の制御パルス信号βは、“High”レベル(第1の電源電圧Vcc1)である。これにより、第1のスイッチ素子SW1および第2のスイッチ素子SW2をオフしている。
なお、制御回路CONは、制御信号SCに応じて、バススイッチ素子BSをオンさせている。
すなわち、バススイッチ回路100は、時刻t1以前において、バススイッチ素子BSをオンさせ、且つ第1のスイッチ素子SW1および第2のスイッチ素子SW2をオフさせた状態である。
そして、上記状態で、時刻t1において、第1の入出力端子T1に入力される第1の信号(第1の電圧)S1が“Low”レベル(接地電圧GND)から“High”レベル(第2の電源電圧Vcc2)への遷移を開始する。
このとき、バススイッチ素子BSはオンしているので、第1の信号(第1の電圧)S1の変化により、第2の入出力端子T2の第2の信号S2が“Low”レベルから“High”レベル(第1の電源電圧Vcc1)に遷移し始める。
すなわち、この時刻t1から時刻t2までの間は、第1の入出力端子T1から入力信号がそのまま伝達される。
その後、パルス信号生成回路PGは、第1の信号(第1の電圧)S1が第1の閾値を超えると、第1の制御パルス信号αおよび第2の制御パルス信号βを“Low”レベル(接地電圧)にすることにより、第1のスイッチ素子SW1および第2のスイッチ素子SW2を同時にオンする(時刻t2)。
これにより、第2の入出力端子T2の第2の信号(第2の電圧)S2が第1の電源電圧Vcc1まで持ち上げられ、第2の入出力端子T2から“High”レベルの出力信号が出力されることになる。すなわち、信号の伝送が高速化されることになる。
その後、パルス信号生成回路PGは、第1の制御パルス信号αを“High”レベル(第1の電源電圧Vcc1)にすることにより、第1のスイッチ素子SW1をオフする(時刻t3)。
なお、図2の例では、パルス信号生成回路PGは、第1の信号S1が“High”レベル(第2の電源電圧Vcc2)への遷移が完了した後に、第1の制御パルス信号αを“High”レベル(第1の電源電圧Vcc1)にしている。
このように、第1の信号S1が所望のレベルに遷移した後、駆動能力が大きい第1のスイッチ素子SW1がオフする。このため、第1の信号S1を出力するドライバ回路の駆動能力が第2のスイッチ素子SW2の駆動能力より大きく設定されていれば、第1の入出力端子T1に対する次の信号の入力が可能な状態になる。すなわち、バススイッチ回路100における信号の高速伝送が可能となる。
さらに、駆動能力が低い第2のスイッチ素子SW2はオンしたままである。このため、第2の入出力端子T2に接続された負荷容量(図示せず)や配線インダクタンスの影響によるリンギングにより、第2の入出力端子T2の第2の信号(第2の電圧)S2のレベルが低下するのを抑制することができる。
その後、パルス信号生成回路PGは、第2の制御パルス信号βを“High”レベル(第1の電源電圧Vcc1)にすることにより、第2のスイッチ素子SW2をオフする(時刻t4)。
なお、図2の例では、パルス信号生成回路PGは、第2の信号S2が“High”レベル(第2の電源電圧Vcc2)への遷移が完了した後に、第2の制御パルス信号βを“High”レベル(第1の電源電圧Vcc1)にしている。
このように、バススイッチ素子BSをオンさせ、且つ第1のスイッチ素子SW1および第2のスイッチ素子SW2をオフさせた状態において、パルス信号生成回路PGは、第1の信号S1(第1の電圧)が第1の閾値を超えた場合に、第1のスイッチ素子SW1を第1の期間(時刻t2〜t3)だけオンするとともに、第1の期間の開始以後(図2の例では、時刻t2)に第2のスイッチ素子SW2をオンし、第1の期間の終了後(図2の例では、時刻t4)に第2のスイッチ素子SW2をオフする。
このようなバススイッチ回路100の動作により、出力信号を所定のレベルに近づけつつ、より高速に信号を伝送することができる。
次に、図3は、図1に示すバススイッチ回路100の各信号の波形の他の例を示す波形図である。なお、この図3では、第1の入出力端子T1から第2の入出力端子T2に信号を伝送する場合について示している。
図3に示すように、時刻t1以前の状態は、既述の図2と同様である。すなわち、バススイッチ回路100は、時刻t1以前において、バススイッチ素子BSをオンさせ、且つ第1のスイッチ素子SW1および第2のスイッチ素子SW2をオフさせた状態である。
そして、上記状態で、時刻t1において、第1の入出力端子T1に入力される第1の信号(第1の電圧)S1が“Low”レベル(接地電圧GND)から“High”レベル(第2の電源電圧Vcc2)への遷移を開始する。
このとき、バススイッチ素子BSはオンしているので、第1の信号(第1の電圧)S1の変化により、第2の入出力端子T2の第2の信号S2が“Low”レベルから“High”レベル(第1の電源電圧Vcc1)に遷移し始める。
すなわち、この時刻t1から時刻t2までの間は、第1の入出力端子T1から入力信号がそのまま伝達される。
その後、パルス信号生成回路PGは、第1の信号(第1の電圧)S1が第1の閾値を超えると、第1の制御パルス信号αを“Low”レベル(接地電圧)にすることにより、駆動能力が大きい第1のスイッチ素子SW1をオンする(時刻t2)。
これにより、第2の入出力端子T2の第2の信号(第2の電圧)S2が第1の電源電圧Vcc1まで持ち上げられ、第2の入出力端子T2から“High”レベルの出力信号が出力されることになる。すなわち、信号の伝送が高速化されることになる。
その後、パルス信号生成回路PGは、第1の制御パルス信号αを“High”レベル(第1の電源電圧Vcc1)にし且つ第2の制御パルス信号βを“Low”レベル(接地電圧GND)にすることにより、第1のスイッチ素子SW1をオフすると同時に第2のスイッチ素子SW2をオンする(時刻t3)。
なお、図3の例では、パルス信号生成回路PGは、第1の信号S1が“High”レベル(第2の電源電圧Vcc2)への遷移が完了した後に、第1の制御パルス信号αを“High”レベル(第1の電源電圧Vcc1)にしている。
さらに、駆動能力が低い第2のスイッチ素子SW2がオンする。このため、第2の入出力端子T2に接続された負荷容量(図示せず)や配線インダクタンスの影響によるリンギングにより、第2の入出力端子T2の第2の信号(第2の電圧)S2のレベルが低下するのを抑制することができる。
このように、第1の信号S1が所望のレベルに遷移した後、駆動能力が大きい第1のスイッチ素子SW1がオフする。このため、第1の信号S1を出力するドライバ回路の駆動能力が第2のスイッチ素子SW2の駆動能力より大きく設定されていれば、第1の入出力端子T1に対する次の信号の入力が可能な状態になる。すなわち、バススイッチ回路100における信号の高速伝送が可能となる。
その後、パルス信号生成回路PGは、第2の制御パルス信号βを“High”レベル(第1の電源電圧Vcc1)にすることにより、第2のスイッチ素子SW2をオフする(時刻t4)。
なお、図3の例では、パルス信号生成回路PGは、第2の信号S2が“High”レベル(第2の電源電圧Vcc2)への遷移が完了した後に、第2の制御パルス信号βを“High”レベル(第1の電源電圧Vcc1)にしている。
このように、バススイッチ素子BSをオンさせ、且つ第1のスイッチ素子SW1および第2のスイッチ素子SW2をオフさせた状態において、パルス信号生成回路PGは、第1の信号S1(第1の電圧)が第1の閾値を超えた場合に、第1のスイッチ素子SW1を第1の期間(時刻t2〜t3)だけオンするとともに、第1の期間の開始以後(図3の例では、時刻t3)に第2のスイッチ素子SW2をオンし、第1の期間の終了後(図3の例では、時刻t4)に第2のスイッチ素子SW2をオフする。
このようなバススイッチ回路100の動作により、出力信号を所定のレベルに近づけつつ、より高速に信号を伝送することができる。
また、図4は、図1に示すバススイッチ回路100の各信号の波形のさらに他の例を示す波形図である。なお、この図4では、第1の入出力端子T1から第2の入出力端子T2に信号を伝送する場合について示している。
図4に示すように、時刻t1以前の状態は、既述の図2と同様である。すなわち、バススイッチ回路100は、時刻t1以前において、バススイッチ素子BSをオンさせ、且つ第1のスイッチ素子SW1および第2のスイッチ素子SW2をオフさせた状態である。
そして、上記状態で、時刻t1において、第1の入出力端子T1に入力される第1の信号(第1の電圧)S1が“Low”レベル(接地電圧GND)から“High”レベル(第2の電源電圧Vcc2)への遷移を開始する。
このとき、バススイッチ素子BSはオンしているので、第1の信号(第1の電圧)S1の変化により、第2の入出力端子T2の第2の信号S2が“Low”レベルから“High”レベル(第1の電源電圧Vcc1)に遷移し始める。
すなわち、この時刻t1から時刻t2までの間は、第1の入出力端子T1から入力信号がそのまま伝達される。
その後、パルス信号生成回路PGは、第1の信号(第1の電圧)S1が第1の閾値を超えると、第1の制御パルス信号αを“Low”レベル(接地電圧)にすることにより、駆動能力が大きい第1のスイッチ素子SW1をオンする(時刻t2)。
これにより、第2の入出力端子T2の第2の信号(第2の電圧)S2が第1の電源電圧Vcc1まで持ち上げられ、第2の入出力端子T2から“High”レベルの出力信号が出力されることになる。すなわち、信号の伝送が高速化されることになる。
その後、パルス信号生成回路PGは、第2の制御パルス信号βを“Low”レベル(接地電圧GND)にすることにより、第2のスイッチ素子SW2をオンする(時刻t2a)。
その後、パルス信号生成回路PGは、第1の制御パルス信号αを“High”レベル(第1の電源電圧Vcc1)にすることにより、第1のスイッチ素子SW1をオフする(時刻t3)。
なお、図4の例では、パルス信号生成回路PGは、第1の信号S1が“High”レベル(第2の電源電圧Vcc2)への遷移が完了した後に、第1の制御パルス信号αを“High”レベル(第1の電源電圧Vcc1)にしている。
さらに、駆動能力が低い第2のスイッチ素子SW2がオンしている。このため、第2の入出力端子T2に接続された負荷容量(図示せず)や配線インダクタンスの影響によるリンギングにより、第2の入出力端子T2の第2の信号(第2の電圧)S2のレベルが低下するのを抑制することができる。
このように、第1の信号S1が所望のレベルに遷移した後、駆動能力が大きい第1のスイッチ素子SW1がオフする。このため、第1の信号S1を出力するドライバ回路の駆動能力が第2のスイッチ素子SW2の駆動能力より大きく設定されていれば、第1の入出力端子T1に対する次の信号の入力が可能な状態になる。すなわち、バススイッチ回路100における信号の高速伝送が可能となる。
その後、パルス信号生成回路PGは、第2の制御パルス信号βを“High”レベル(第1の電源電圧Vcc1)にすることにより、第2のスイッチ素子SW2をオフする(時刻t4)。
なお、図4の例では、パルス信号生成回路PGは、第2の信号S2が“High”レベル(第2の電源電圧Vcc2)への遷移が完了した後に、第2の制御パルス信号βを“High”レベル(第1の電源電圧Vcc1)にしている。
このように、バススイッチ素子BSをオンさせ、且つ第1のスイッチ素子SW1および第2のスイッチ素子SW2をオフさせた状態において、パルス信号生成回路PGは、第1の信号S1(第1の電圧)が第1の閾値を超えた場合に、第1のスイッチ素子SW1を第1の期間(時刻t2〜t3)だけオンするとともに、第1の期間の開始以後(図4の例では、時刻t2a)に第2のスイッチ素子SW2をオンし、第1の期間の終了後(図4の例では、時刻t4)に第2のスイッチ素子SW2をオフする。
このようなバススイッチ回路100の動作により、出力信号を所定のレベルに近づけを低減しつつ、より高速に信号を伝送することができる。
また、図5は、図1に示すバススイッチ回路100の各信号の波形のさらに他の例を示す波形図である。なお、この図5では、第1の入出力端子T1から第2の入出力端子T2に信号を伝送する場合について示している。
図5に示すように、時刻t1以前の状態は、既述の図2と同様である。すなわち、バススイッチ回路100は、時刻t1以前において、バススイッチ素子BSをオンさせ、且つ第1のスイッチ素子SW1および第2のスイッチ素子SW2をオフさせた状態である。
そして、上記状態で、時刻t1において、第1の入出力端子T1に入力される第1の信号(第1の電圧)S1が“Low”レベル(接地電圧GND)から“High”レベル(第2の電源電圧Vcc2)への遷移を開始する。
このとき、バススイッチ素子BSはオンしているので、第1の信号(第1の電圧)S1の変化により、第2の入出力端子T2の第2の信号S2が“Low”レベルから“High”レベル(第1の電源電圧Vcc1)に遷移し始める。
すなわち、この時刻t1から時刻t2までの間は、第1の入出力端子T1から入力信号がそのまま伝達される。
その後、パルス信号生成回路PGは、第1の信号(第1の電圧)S1が第1の閾値を超えると、第1の制御パルス信号αを“Low”レベル(接地電圧)にすることにより、駆動能力が大きい第1のスイッチ素子SW1をオンする(時刻t2)。
これにより、第2の入出力端子T2の第2の信号(第2の電圧)S2が第1の電源電圧Vcc1まで持ち上げられ、第2の入出力端子T2から“High”レベルの出力信号が出力されることになる。すなわち、信号の伝送が高速化されることになる。
その後、パルス信号生成回路PGは、第1の制御パルス信号αを“High”レベル(第1の電源電圧Vcc1)にすることにより、第1のスイッチ素子SW1をオフする(時刻t3)。
なお、図5の例では、パルス信号生成回路PGは、第1の信号S1が“High”レベル(第2の電源電圧Vcc2)への遷移が完了した後に、第1の制御パルス信号αを“High”レベル(第1の電源電圧Vcc1)にしている。
その後、パルス信号生成回路PGは、第2の制御パルス信号βを“Low”レベル(接地電圧GND)にすることにより、第2のスイッチ素子SW2をオンする(時刻t3a)。
このように、駆動能力が大きい第1のスイッチ素子SW1をオフした後、駆動能力が低い第2のスイッチ素子SW2をオンする。このため、第2の入出力端子T2に接続された負荷容量(図示せず)や配線インダクタンスの影響によるリンギングにより、第2の入出力端子T2の第2の信号(第2の電圧)S2のレベルが低下するのを抑制することができる。
その後、パルス信号生成回路PGは、第2の制御パルス信号βを“High”レベル(第1の電源電圧Vcc1)にすることにより、第2のスイッチ素子SW2をオフする(時刻t4)。
なお、図5の例では、パルス信号生成回路PGは、第2の信号S2が“High”レベル(第2の電源電圧Vcc2)への遷移が完了した後に、第2の制御パルス信号βを“High”レベル(第1の電源電圧Vcc1)にしている。
このように、バススイッチ素子BSをオンさせ、且つ第1のスイッチ素子SW1および第2のスイッチ素子SW2をオフさせた状態において、パルス信号生成回路PGは、第1の信号S1(第1の電圧)が第1の閾値を超えた場合に、第1のスイッチ素子SW1を第1の期間(時刻t2〜t3)だけオンするとともに、第1の期間の開始以後(図5の例では、時刻t3a)に第2のスイッチ素子SW2をオンし、第1の期間の終了後(図5の例では、時刻t4)に第2のスイッチ素子SW2をオフする。
特に、第1の信号S1が所望のレベルに遷移した後、駆動能力が大きい第1のスイッチ素子SW1がオフする。このため、第1の信号S1を出力するドライバ回路の駆動能力が第2のスイッチ素子SW2の駆動能力より大きく設定されていれば、第1の入出力端子T1に対する次の信号の入力が可能な状態になる。すなわち、バススイッチ回路100における信号の高速伝送が可能となる。
このようなバススイッチ回路100の動作により、出力信号を所定のレベルに近づけつつ、より高速に信号を伝送することができる。
なお、既述のように、図2から図5の例では、第1の入出力端子T1から第2の入出力端子T2に信号を伝送する場合における、第1、第2のスイッチ素子SW1、SW2の制御に注目して説明した。そして、第2の入出力端子T2から第1の入出力端子T1に信号を伝送する場合は、第3のスイッチ素子SW3が第1のスイッチ素子SW1と同様に制御され、第4のスイッチ素子SW4が第2のスイッチ素子SW2と同様に制御される。
ここで、図6は、図1に示すバススイッチ回路100に信号を送受信するシステム101、102を含む構成の一例を示すブロック図である。
図6に示すように、システム101は、バススイッチ回路100との間で第1の信号S1を送受信する。
このシステム101は、信号をバススイッチ回路100の第1の入出力端子T1に出力するドライバ回路DAと、バススイッチ回路100の第1の入出力端子T1から出力された信号を受信するレシーバ回路RAと、を備える。これらのドライバ回路DA及びレシーバ回路RAは、第1の入出力端子T1に接続される既述の論理回路に含まれる。
そして、バススイッチ回路100の第2のスイッチ素子SW2の駆動能力は、ドライバ回路DAの駆動能力より大きくなるように設定される。
例えば、図2に示すように、第1の信号S1が所望のレベルに遷移した後、ドライバ回路DAよりも駆動能力が大きい第1のスイッチ素子SW1がオフする。そして、上述のように、第1の信号S1を出力するドライバ回路DAの駆動能力が第2のスイッチ素子SW2の駆動能力より大きく設定されているので、ドライバ回路DAが第1の信号S1を反転させることができる状態になる。すなわち、ドライバ回路DAから第1の入出力端子T1に対する次の信号の入力が可能な状態になる。
従って、既述のように、第1の入出力端子T1から第2の入出力端子T2への信号の高速伝送が可能となる。
また、図6に示すように、システム102は、バススイッチ回路100との間で信号を送受信する。
このシステム102は、信号をバススイッチ回路100の第2の入出力端子T2に出力するドライバ回路DBと、バススイッチ回路100の第2の入出力端子T2から出力された信号を受信するレシーバ回路RBと、を備える。これらのドライバ回路DB及びレシーバ回路RBは、第2の入出力端子T2に接続される既述の論理回路に含まれる。
そして、バススイッチ回路100の第4のスイッチ素子SW4の駆動能力は、ドライバ回路DBの駆動能力より大きくなるように設定される。
このように設定することにより、第2の入出力端子T2から第1の入出力端子T1への信号の高速伝送も可能となる。
以上のように、第1の実施形態に係るバススイッチ回路によれば、出力信号を所定のレベルに近づけつつ、より高速に信号を伝送することができる。
第2の実施形態
既述の第1の実施形態では、第1ないし第4のスイッチ素子がpMOSトランジスタである場合のバススイッチ回路の構成例について説明した。この構成では、信号の立ち上がりが高速化される。
一方、この第2の実施形態では、第1ないし第4のスイッチ素子がnMOSトランジスタである場合のバススイッチ回路の構成例について説明する。この構成では、信号の立ち下がりが高速化される。
図7は、第2の実施形態に係るバススイッチ回路200の構成の一例を示す回路図である。なお、図7において、図1の符号と同じ符号は、第1の実施形態と同様の構成を示す。
図7に示すように、バススイッチ回路200は、制御端子TOEと、第1の入出力端子T1と、第2の入出力端子T2と、バススイッチ素子BSと、第1のスイッチ素子SW1bと、第2のスイッチ素子SW2bと、第3のスイッチ素子SW3bと、第4のスイッチ素子SW4bと、パルス信号生成回路PGと、制御回路CONと、を備える。
第1のスイッチ素子SW1bは、第2の入出力端子T2と第1の電源電圧(ここでは接地電圧)が印加される第1の電圧線L1bとの間に接続されている。この第1のスイッチ素子SW1は、第1の制御パルス信号αにより、オンまたはオフに制御される。
この第1のスイッチ素子SW1bは、本実施形態では、例えば、図7に示すように、nMOSトランジスタである。
第2のスイッチ素子SW2bは、第2の入出力端子T2と第1の電圧線L1bとの間に接続されている。この第2のスイッチ素子SW2bは、第2の制御パルス信号βbによりオンまたはオフに制御される。
また、この第2のスイッチ素子SW2bは、第1のスイッチ素子SW1bよりも電流を流す駆動能力が小さくなるように設定されている。
この第2のスイッチ素子SW2bは、本実施形態では、例えば、図7に示すように、nMOSトランジスタである。この場合、例えば、第2のスイッチ素子(nMOSトランジスタ)SW2bのサイズは、第1のスイッチ素子(nMOSトランジスタ)SW1bのサイズよりも、小さく設定される。
また、第3のスイッチ素子SW3bは、第1の入出力端子T1と第2の電源電圧(ここでは接地電圧)が印加される第2の電圧線L2bとの間に接続されている。この第3のスイッチ素子SW3bは、第3の制御パルス信号Xbにより、オンまたはオフに制御される。
この第3のスイッチ素子SW3bは、本実施形態では、例えば、図7に示すように、nMOSトランジスタである。
なお、上述のように、本実施形態では、第1の電源電圧は、第2の電源電圧と等しくなるように設定されている。
第4のスイッチ素子SW4bは、第1の入出力端子T1と第2の電圧線L2bとの間に接続されている。この第4のスイッチ素子SW4bは、第4の制御パルス信号Ybにより、オンまたはオフに制御される。
また、この第4のスイッチ素子SW4bは、第3のスイッチ素子SW3bよりも電流を流す駆動能力が小さくなるように設定されている。
この第4のスイッチ素子SW4bは、本実施形態では、例えば、図7に示すように、nMOSトランジスタである。この場合、例えば、第4のスイッチ素子(nMOSトランジスタ)SW4bのサイズは、第3のスイッチ素子(nMOSトランジスタ)SW3bのサイズよりも、小さく設定される。
また、パルス信号生成回路PGは、第1の制御パルス信号αbを生成して第1のスイッチ素子SW1bに出力し、第2の制御パルス信号βbを生成して第2のスイッチ素子SW2bに出力し、第3の制御パルス信号Xbを生成して第3のスイッチ素子SW3bに出力し、第4の制御パルス信号Ybを生成して第4のスイッチ素子SW4bに出力する。
例えば、パルス信号生成回路PGは、第1の入出力端子T1から第2の入出力端子T2に信号を伝達させる場合、第1の入出力端子T1に印加される第1の電圧(信号S1の電圧)と第1の閾値とを比較した結果に基づいて、第1の制御パルス信号αbおよび第2の制御パルス信号βbを生成する。そして、パルス信号生成回路PGは、この生成した第1の制御パルス信号αbおよび第2の制御パルス信号βbを出力して、第1の制御パルス信号αbにより第1のスイッチ素子SW1bを制御するとともに第2の制御パルス信号βbにより第2のスイッチ素子SW2bを制御する。
一方、パルス信号生成回路PGは、第2の入出力端子T2から第1の入出力端子T1に信号を伝達させる場合、第2の入出力端子T2に印加される第2の電圧(信号S2の電圧)と第2の閾値とを比較した結果に基づいて、第3の制御パルス信号Xbおよび前記第4の制御パルス信号Ybを生成する。そして、パルス信号生成回路PGは、この生成した第3の制御パルス信号Xbおよび第4の制御パルス信号Ybを出力して、第3の制御パルス信号Xbにより第3のスイッチ素子SW3bを制御するとともに第4の制御パルス信号Ybにより第4のスイッチ素子SW4bを制御する。
この第2の実施形態に係るバススイッチ回路200のその他の構成は、第1の実施形態と同様である。
ここで、以上のような構成を有するバススイッチ回路200の動作の一例について説明する。
図8は、図7に示すバススイッチ回路200の各信号の波形の一例を示す波形図である。なお、この図8では、第1の入出力端子T1から第2の入出力端子T2に信号を伝送する場合について示している。
図8に示すように、時刻t1以前において、第1の信号(第1の電圧)S1および第2の信号(第2の電圧)S2は、“Low”レベル(接地電圧GND))である。
また、第1の制御パルス信号αbおよび第2の制御パルス信号βbは、“Low”レベル(接地電圧GND)である。これにより、第1のスイッチ素子SW1bおよび第2のスイッチ素子SW2bをオフしている。
なお、制御回路CONは、制御信号SCに応じて、バススイッチ素子BSをオンさせている。
すなわち、バススイッチ回路100は、時刻t1以前において、バススイッチ素子BSをオンさせ、且つ第1のスイッチ素子SW1bおよび第2のスイッチ素子SW2bをオフさせた状態である。
そして、上記状態で、時刻t1において、第1の入出力端子T1に入力される第1の信号(第1の電圧)S1が“High”レベル(第2の電源電圧Vcc2)から“Low”レベル(接地電圧GND)への遷移を開始する。
このとき、バススイッチ素子BSはオンしているので、第1の信号(第1の電圧)S1の変化により、第2の入出力端子T2の第2の信号S2が“High”レベル(第1の電源電圧Vcc1)から“Low”レベル(接地電圧GND)に遷移し始める。
すなわち、この時刻t1から時刻t2までの間は、第1の入出力端子T1から入力信号がそのまま伝達される。
その後、パルス信号生成回路PGは、第1の信号(第1の電圧)S1が第1の閾値を下回ると、第1の制御パルス信号αbおよび第2の制御パルス信号βbを“High”レベル(第1の電源電圧Vcc1)にすることにより、第1のスイッチ素子SW1および第2のスイッチ素子SW2を同時にオンする(時刻t2)。
これにより、第2の入出力端子T2の第2の信号(第2の電圧)S2が接地電圧GNDまで押し下げられ、第2の入出力端子T2から“Low”レベルの出力信号が出力されることになる。すなわち、信号の伝送が高速化されることになる。
その後、パルス信号生成回路PGは、第1の制御パルス信号αbを“Low”レベル(接地電圧GND)にすることにより、第1のスイッチ素子SW1をオフする(時刻t3)。
なお、図8の例では、パルス信号生成回路PGは、第1の信号S1が“Low”レベル(接地電圧GND)への遷移が完了した後に、第1の制御パルス信号αbを“Low”レベル(接地電圧GND)にしている。
さらに、駆動能力が低い第2のスイッチ素子SW1はオンしたままである。このため、第2の入出力端子T2に接続された負荷容量(図示せず)や配線インダクタンスの影響によるリンギングにより、第2の入出力端子T2の第2の信号(第2の電圧)S2のレベルが変化するのを抑制することができる。
このように、第1の信号S1が所望のレベルに遷移した後、駆動能力が大きい第1のスイッチ素子SW1がオフする。このため、第1の信号S1を出力するドライバ回路の駆動能力が第2のスイッチ素子SW2の駆動能力より大きく設定されていれば、第1の入出力端子T1に対する次の信号の入力が可能な状態になる。すなわち、バススイッチ回路200における信号の高速伝送が可能となる。
その後、パルス信号生成回路PGは、第2の制御パルス信号βbを“Low”レベル(接地電圧GND)にすることにより、第2のスイッチ素子SW2をオフする(時刻t4)。
なお、図8の例では、パルス信号生成回路PGは、第2の信号S2が““Low”レベル(接地電圧GND)への遷移が完了した後に、第2の制御パルス信号βbを“Low”レベル(接地電圧GND)にしている。
このように、バススイッチ素子BSをオンさせ、且つ第1のスイッチ素子SW1および第2のスイッチ素子SW2をオフさせた状態において、パルス信号生成回路PGは、第1の信号S1(第1の電圧)が第1の閾値を下回った場合に、第1のスイッチ素子SW1を第1の期間(時刻t2〜t3)だけオンするとともに、第1の期間の開始以後(図8の例では、時刻t2)に第2のスイッチ素子SW2をオンし、第1の期間の終了後(図8の例では、時刻t4)に第2のスイッチ素子SW2をオフする。
このようなバススイッチ回路200の動作により、出力信号を所定のレベルに近づけつつ、より高速に信号を伝送することができる。
以上のように、この第2の実施形態に係るバススイッチ回路によれば、第1の実施形態と同様に、出力信号を所定のレベルに近づけつつ、より高速に信号を伝送することができる。
なお、第1の実施形態に係るバススイッチ回路の構成と第2の実施形態に係るバススイッチ回路の構成とを組み合わせてもよい。この構成により、信号の立ち上がりと立ち下がりとが高速化される。
なお、実施形態は例示であり、発明の範囲はそれらに限定されない。
100、200 バススイッチ回路
TOE 制御端子
T1 第1の入出力端子
T2 第2の入出力端子
BS バススイッチ素子
SW1 第1のスイッチ素子
SW2 第2のスイッチ素子
SW3 第3のスイッチ素子
SW4 第4のスイッチ素子
PG パルス信号生成回路
CON 制御回路

Claims (7)

  1. 第1の入出力端子と第2の入出力端子との間に接続されたバススイッチ素子と、
    前記第2の入出力端子と第1の電圧線との間に接続され、第1の制御信号により制御される第1のスイッチ素子と、
    前記第2の入出力端子と前記第1の電圧線との間に接続され、第2の制御信号により制御され、前記第1のスイッチ素子よりも電流を流す駆動能力が小さい第2のスイッチ素子と、
    前記第1の入出力端子に印加される第1の電圧と第1の閾値とを比較した結果に基づいて、前記第1の制御信号および前記第2の制御信号を出力して、前記第1のスイッチ素子および前記第2のスイッチ素子を制御する信号生成回路と、
    前記バススイッチ素子をオンする制御回路と、を備えることを特徴とするバススイッチ回路。
  2. 前記バススイッチ素子をオンさせ、且つ前記第1のスイッチ素子および前記第2のスイッチ素子をオフさせた状態において、
    前記信号生成回路は、
    前記第1の電圧が前記第1の閾値を超えた若しくは下回った場合に、前記第1のスイッチ素子を第1の期間だけオンするとともに、前記第1の期間の開始以後に前記第2のスイッチ素子をオンし、前記第1の期間の終了後に前記第2のスイッチ素子をオフすることを特徴とする請求項1に記載のバススイッチ回路。
  3. 前記バススイッチ素子をオンさせ、且つ前記第1のスイッチ素子および前記第2のスイッチ素子をオフさせた状態において、
    前記信号生成回路は、
    前記第1の電圧が前記第1の閾値を超えると、前記第1のスイッチ素子および前記第2のスイッチ素子を同時にオンし、その後、前記第1のスイッチ素子をオフし、その後、前記第2のスイッチ素子をオフすることを特徴とする請求項1に記載のバススイッチ回路。
  4. 前記バススイッチ素子をオンさせ、且つ前記第1のスイッチ素子および前記第2のスイッチ素子をオフさせた状態において、
    前記信号生成回路は、
    前記第1の電圧が前記第1の閾値を超えると、前記第1のスイッチ素子をオンし、その後、前記第1のスイッチ素子をオフすると同時に前記第2のスイッチ素子をオンし、その後、前記第2のスイッチ素子をオフすることを特徴とする請求項1に記載のバススイッチ回路。
  5. 前記バススイッチ素子をオンさせ、且つ前記第1のスイッチ素子および前記第2のスイッチ素子をオフさせた状態において、
    前記信号生成回路は、
    前記第1の電圧が前記第1の閾値を超えると、前記第1のスイッチ素子をオンし、その後、前記第2のスイッチ素子をオンし、その後、前記第1のスイッチ素子をオフし、その後、前記第2のスイッチ素子をオフすることを特徴とする請求項1に記載のバススイッチ回路。
  6. 前記バススイッチ素子をオンさせ、且つ前記第1のスイッチ素子および前記第2のスイッチ素子をオフさせた状態において、
    前記信号生成回路は、
    前記第1の電圧が前記第1の閾値を超えると、前記第1のスイッチ素子をオンし、その後、前記第1のスイッチ素子をオフし、その後、前記第2のスイッチ素子をオンし、その後、前記第2のスイッチ素子をオフすることを特徴とする請求項1に記載のバススイッチ回路。
  7. 前記第2のスイッチ素子の前記駆動能力は、前記ドライバ回路の前記駆動能力より大きいことを特徴とする請求項1に記載のバススイッチ回路。
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