JP4810338B2 - レベル変換バススイッチ - Google Patents

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Description

本発明は、レベル変換バススイッチに関する。
CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)やベースバンドICに代表されるシステムLSIの電源電圧については、低消費電力化のために低電圧化が要求されている。一方、従来から使用されてきたシステムやアナログ信号を処理するシステムの電源電圧は、従来システムとの互換性を維持する必要があるなどにより低電圧化の進展が遅い。この結果、電源電圧が異なる回路相互間で信号の伝達を行う場合、信号のレベル変換を行うことが必要となる。異なる電源電圧としては、例えば、±5→±3.3V系がある。さらに、CPU駆動電圧の低下に伴い、±5→±2.5V系、±3.3→±2.5V系なども増加している。
レベル変換のための一方法として、NAND回路、NOR回路、インバータ、レベルシフタ回路などから構成されるバッファタイプのレベル変換回路があるが、信号方向を制御する方向信号(DIR)が必要となり、接続端子のピン数が増えて回路が複雑になる。このためチップサイズが大きくなり価格も高くなる。
一方、トランジスタのゲート電圧を制御することによるスイッチ作用を利用したレベル変換バススイッチは、回路構成をより簡素にできる。しかし、出力端子の電圧を高精度に制御するのが容易ではない。例えば、トランジスタのゲート閾値のばらつきにより出力端子の電圧も変動する。
スイッチとなるMOSトランジスタのゲート電圧を入力端子の電圧に対応して第1電源電圧と第2電源電圧に切り替えるレベルシフト半導体装置の技術開示例がある(特許文献1)。
米国特許第5、742、183号明細書
本発明は、出力電圧の制御精度が改善されたレベル変換バススイッチを提供する。
本発明の一態様によれば、基準電圧より高い第1の電源電圧を入出力する第1端子と、前記第1の電源電圧より高い第2の電源電圧を入出力する第2端子と、出力許可及び出力禁止のいずれかの状態に制御する制御信号を入力する出力制御端子と、前記第1端子と前記第2端子との間に配置され、ゲートを有するスイッチング素子と、前記出力制御端子及び前記第2端子からの信号が入力され、前記ゲートへゲート電圧を供給し、前記スイッチング素子を導通または非導通とするゲート制御回路と、を備え、前記出力禁止の状態に対応する前記制御信号が前記出力制御端子に入力されると、前記ゲート制御回路は前記基準電圧を前記ゲートに供給し、前記出力許可の状態に対応する前記制御信号が前記出力制御端子に入力されかつ前記第2端子の電圧が前記基準電圧であると、前記ゲート制御回路は前記基準電圧より高い第2のゲート電圧を前記ゲートに供給し、前記スイッチング素子を導通させ、前記出力許可の状態に対応する前記制御信号が前記出力制御端子に入力されかつ前記第2端子の電圧が前記第2の電源電圧であるときに、前記ゲート制御回路は前記第2のゲート電圧と前記第1の電源電圧とのうちの低い方を第1のゲート電圧として前記ゲートに供給し、前記スイッチング素子を非導通とすることを特徴とするレベル変換バススイッチが提供される。
本発明により、出力電圧の制御精度が改善されたレベル変換バススイッチが提供される。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態につき説明する。
図1は、本発明の具体例にかかるレベル変換バススイッチの作用を説明するための図であり、同図(a)はその構成を表し、同図(b)は各端子における動作電圧波形を表す。
本具体例のレベル変換バススイッチは、第1の電源電圧により制御される論理回路へ接続される第1端子と、第2の電源電圧により制御される論理回路へ接続される第2端子と、出力制御端子と、ゲートにより制御可能なトランジスタと、ゲート制御回路と、を備えている。出力制御端子及び第2端子の電圧状態がゲート制御回路に入力され、状態の組み合わせに応じた3値のゲート電圧が出力される。
ここで、電圧の間には下式(1)及び(2)の関係があるものとする。
基準電圧<第1の電源電圧(VccA)<第2の電源電圧(VccB) 式(1)
基準電圧<第1のゲート電圧≦第2のゲート電圧 式(2)
まず、出力禁止状態においては、ゲート電圧は基準電圧となっている。出力許可状態かつ第2端子電圧が基準電圧の場合、ゲートは第2のゲート電圧である。また、出力許可状態かつ第2端子が第2の電源電圧の場合、ゲート電圧は第1の電圧である。このように、トランジスタのゲート電圧を変化させ、導通(オン)−非導通(オフ)とスイッチングすることにより、第1端子と第2端子との間において、双方向へレベル変換された信号の伝達が可能となる。
以下、回路図を参照しつつより詳細に説明を行う。
図2は、本発明の第1具体例にかかるレベル変換バススイッチを説明する図であり、同図(a)は回路図、同図(b)はそれぞれの端子における動作電圧波形を表す。
レベル変換バススイッチは、第1端子10と、第2端子40と、出力制御端子18と、ゲートを有するトランジスタ16と、トランジスタ16のゲートを制御するゲート制御回路22と、を備えている。トランジスタ16は、ゲート電圧の制御により第1端子10と第2端子40との間をオン−オフするスイッチとして作用する。なお、基準電圧はゼロであり、接地(GND)とする。また、第1端子10には、第1の電源電圧(VccA)とGNDの間の信号レベルが入力され、第2端子40には第2の電源電圧(VccB)とGNDの間の信号レベルが入力されるものとし、VccA<VccBとする。なお、図2(a)において、トランジスタ16はNMOSトランジスタとしているが、本発明はこれに限定されずPMOSトランジスタであっても良い。
出力制御端子(OE*)18は、ゲート制御回路22へ信号を入力する。また、第2端子40とトランジスタ16の一端子とからは、VccB系で駆動するインバータ30へ信号が入力される。ゲート制御回路22からは、トランジスタ16のゲートへ制御信号が出力される。本図において、出力制御端子18とゲート制御回路22との間にはバッファとしてのインバータ20が2個挿入されており、例えば、これらにより立ち上がりがなまった信号を急峻化することが可能である。
VccB系と接続される出力制御端子18から入力されたOE*信号は、VccB系で駆動する直列接続された2個のインバータ20により正転されてゲート制御回路22へ入力される。第1端子10とトランジスタ16との間にはVccA系で駆動するインバータ13の出力がゲートに接続され、VccA系で動作するPMOSトランジスタ(Trg)が設けられている。
次に、図2(b)の動作電圧波形を参照しつつ本具体例の動作を説明する。
まず、期間1は出力禁止状態であり、OE*の信号の電圧はVccBとされる。ゲート電圧は基準電圧、すなわちGNDとされるので、トランジスタ16はオフしている。なお、*は信号が反転されることを表す。
期間2は、OE*信号がHレベル(VccB)からLレベル(=GND)に転じた状態を表す。このとき、第2端子40がLレベル(=GND)である場合、第2端子40と接続されVccB系で駆動するインバータ30の出力は反転されHレベル(=VccB)となるので、ノードnの電圧はVccBである。この結果、NMOSトランジスタ(Tra)及びPMOSトランジスタ(Trb)は共にオンとなるため、ゲート電圧はNMOSトランジスタ(Tra)のNチャネルのゲート閾値Vthだけ低下した(VccB−Vth)なる第2のゲート電圧となりトランジスタ16はオンに転じる。
期間3は、第1端子10がHレベル(VccA)に転じた状態を表す。期間2においてトランジスタ16がオンであるので第1端子10に入力された信号は第2端子40へと伝達され始め、その電圧がLレベル(=GND)から(VccB−2×Vth)に向かって増加する。この増加により第2端子40の電圧が、インバータ30の回路閾値まで上昇すると、インバータ30が反転しその出力がLレベル(=GND)となる。すなわち、ノードnはLレベル(=GND)に転じる。
この結果、NMOSトランジスタ(Tra)がオフとなりVccB系からの電圧が遮断される。代わって、トランジスタ(Trd)がオンに転じ、トランジスタ(Tre)はオンであるのでトランジスタ16のゲートには、VccAまたは(VccB−Vth)のうちの低い方の電圧が選択されて印加される。図2(b)は、VccAが選択された場合を表している。
このとき、第1端子10の電圧はGNDからVccAへ変化するので、ソース−ゲート間電圧Vgsが0Vまたはマイナスとなるためにトランジスタ16はオフに転じる。この結果、第2端子40の電圧は妨げられることなくトランジスタ(Trf)により充電されてVccBまで上昇し飽和するので、出力電圧を高精度に制御できる。
期間3の後、第1端子10の電圧がLレベル(=GND)に転じる場合、トランジスタ16のソース−ゲート電圧VgsはVccAであるために、オンに転じ第2端子の電圧もLレベル(=GND)とできる。
ここで、具体的な数値例をあげて説明する。
VccA=3.3V、VccB=5V、Vth=0.8Vとする。この場合、図2(b)のゲート電圧は、期間2において(VccB−Vth)=4.2Vとなり、期間3においてVccA=3.3Vとなる。また、第2端子40の電圧は、期間3ではGNDである0Vから(VccB−2×Vth)=3.4Vまで上昇可能であるが、VccAが3.3Vであるので、第2端子40は3.3Vまでチャージされる。インバータ30が反転し、ゲート電圧が3.3Vに低下するとトランジスタ16はオフとなるので、第2端子40の電圧はトランジスタ(Trf)により充電されて5Vまで上昇する。
次に、第2端子40から第1端子10への信号伝達について説明する。OE*がLレベル(=GND)であり、第2端子40がLレベル(=GND)であれば、トランジスタ16のゲート電圧は(VccB−Vth)であるのでオンである。第2端子40の電圧がLレベル(=GND)からHレベル(=VccB)へ変化すると、第1端子10には(VccB−2×Vth)の電圧が伝達される。第1端子10の電圧がインバータ13の回路閾値まで上昇すると、インバータ13が反転し、PMOSトランジスタ(Trg)がオンして第1端子10の充電が始まり、第1端子10の電圧をVccAまで上昇させていく。
また、第2端子40がVccBの電圧レベルとなっているためゲート電圧はVccA及び(VccB−Vth)のうちの低い方の電圧レベルに変化する。この結果、第1端子10がVccAとなるとゲート−ソース間電圧Vgsが0Vまたはマイナスとなるのでトランジスタ16がオフとなる。
期間3において、トランジスタ16がオフとなるまでの過渡状態で第1端子10に現れる(VccB−2×Vtn)なる電圧がVccAより大きい場合、第1端子10の外側に接続された回路を構成している半導体素子に貫通電流が流れる可能性がある。
しかし、入力端子が第1端子10へ接続されたインバータ13と、ゲートがインバータ13の出力に接続され、VccA系で駆動され、第1端子10に接続されたPMOSトランジスタ(Trg)とを設けると、このトランジスタの寄生ダイオードへ過渡電流を流すことができる。この結果、外部回路の貫通電流を抑制できる。なお、第1端子10及び第2端子40の外部において、抵抗などを介して電源電圧に接続する場合にはインバータ13、トランジスタ(Trg)、トランジスタ(Trf)を省略することもできる。
本具体例によれば、期間3の出力許可状態においてトランジスタ16をオフに転じトランジスタTrfまたはTrgにより充電することができるので、入出力端子における電圧を高精度でシステム要求を満たす電源電圧とできる。
一方、入出力端子のそれぞれにバスホールド回路を設け、ゲートを第2の電源電圧及びGNDとするレベル変換バススイッチの比較例がある。この比較例においては、(第2の電源電圧−第1の電源電圧)>トランジスタの閾値電圧の場合、両バスホールド回路がスイッチとなるトランジスタを介して接続されるので、第1の電源と第2の電源間に短絡を生じる。これに対して、本第1具体例においては期間3においてトランジスタ16をオフとするので電源間の短絡を防止できる
以上説明したように、本第1具体例においては出力電圧の制御性が改善された信号レベル変換が可能となる。また、方向信号端子(DIR)や閾値がゼロであるMOSトランジスタなどが不要であるので、簡素な回路構成からなるレベル変換バススイッチが実現できる。
図3は、第1具体例の第1変形例を表す回路図である。なお、図2と同様の構成要素には同一番号を付して詳細な説明を省略する。
第1具体例において、VccBとVccAとの電圧差が大きいと、第1端子10の電圧がLレベルからVccAの信号レベルに変化した場合、VccBで駆動するインバータ30の回路閾値が高すぎて反転しないことが有り得る。インバータ30をVccA系とすると、低い電圧が第1端子10から伝達されてきてもより確実にインバータ30を反転させることができる。この結果、トランジスタ16を確実にオフとできて、第2端子40の電圧を高精度でVccBまで上昇できる。
なお、この場合、VccBで駆動されるNMOSトランジスタ(Tra)と接続するためにインバータ30の出力端子とノードnとの間にレベルシフタ回路(L/S)24が挿入される。レベルシフタ回路24は、PMOSトランジスタとNMOSトランジスタとが直列接続されたペアとVccA系のインバータとで構成される。直列接続されたPMOSトランジスタとNMOSトランジスタとの一方の接続点は、それぞれ他方のPMOSトランジスタのゲートに互いに接続され、NMOSトランジスタのゲートはインバータにより接続されている。このレベルシフタ回路24により、VccA系インバータ30の出力は、VccB系に変換される。このような構成により、インバータ30を確実に反転させることができる。
図4は、第1具体例の第2変形例の回路図を表す。なお、図2及び図3と同様の構成要素には同一番号を付して詳細な説明を省略する。
本変形例においては、出力制御端子18へはVccA系のOE*信号が入力される。出力制御端子18と接続されたVccA系で動作するインバータと、ゲート制御回路22の一方の入力に接続されたVccB系で動作するインバータとの間にレベルシフタ回路24が挿入されている。
VccA系のOE*信号では、トランジスタ(Trb)が完全にはオフできない場合があるため、レベルシフタ回路24を本図のように挿入する。このようにして、より低いVccA系のOE*信号に対しても、確実にTrbをオフできる。システムを制御する信号はCPUから発生させるのが、一般には便利である。この場合、電源電圧の低いVccA系電源電圧からOE*信号を発生することが多くなるので本変形例はこのような場合に好ましい。
図5は、第1具体例の第3変形例の回路図を表す。同図についても、図2乃至図4と同様の構成要素には同一番号を付して詳細な説明を省略する。
本変型例は、図3に例示された第1変形例、図4に例示された第2変形例を含む構成である。すなわち、インバータ30とトランジスタ(Tra)との間、及び出力制御端子18とゲート制御回路22との間にレベルシフタ回路24がそれぞれ挿入されている。この結果、VccAとVccBとの電圧差が大きい場合であっても、OE*信号がVccA系であっても、インバータ30の反転、PMOSトランジスタ(Trb)のスイッチングを確実に行うことができる。
図6は、本発明の第2具体例にかかるレベル変換バススイッチを説明する図であり、同図(a)は回路図、同図(b)は動作電圧波形を表す。なお、図2と同様の構成要素には同一番号を付して詳細な説明を省略する。
本具体例においては、第2端子40に接続されたインバータ30の出力端子がNMOSトランジスタではなくVccB系NAND回路50の一方の入力端子へ接続されている。NAND回路50の他方の入力端子は出力制御端子18と接続されたVccB系インバータ52などと接続されている。また、期間1においてトランジスタ(Trj)は、OE*信号がHレベル(=VccB)の時オンとなり、ゲート電圧がGNDとなるのでトランジスタ16はオフとなる。
出力許可状態である期間2において、OE*信号がHレベル(=VccB)からLレベル(=GND)に変化した状態を表す。このとき、第2端子40がLレベル(=GND)である場合、第2端子40と接続されVccB系で駆動するインバータ30の出力は反転されHレベル(=VccB)となるので、ノードnの電圧はVccBとなる。NAND回路50の他方の入力はHレベル(=VccB)なので、NAND回路50の出力はLレベル(=GND)となり、トランジスタ(Trh)がオンし、トランジスタ16のゲート電圧はVccBとなるのでトランジスタ16はオンに転じる。
期間3は、第1端子10がHレベル(=VccA)に転じた状態を表す。期間2ではトランジスタ16がオンであるので第1端子10に入力された信号は第2端子40へと伝達され始め、その電圧がLレベル(=GND)から(VccB−Vth)に変化する。このため、第2端子40の電圧が、インバータ30の回路閾値まで上昇すると、インバータ30が反転しその出力がLレベル(=GND)となる。すなわち、ノードnはLレベル(=GND)に転じる。
この結果、NAND回路50の出力はHレベル(=VccB)となり、トランジスタ(Trh)はオフとなる。一方、NAND回路54へはインバータ53からのHレベル(=VccB)及びインバータ52からのHレベル(=VccB)が共に入力されるので出力はLレベル(=GND)となり、トランジスタ(Tri)がオンし、トランジスタ16のゲート電圧をVccAに変化させる。
期間3において、第1端子10の電圧はVccAであるので、ソース−ゲート間電圧Vgsが0Vとなるためにトランジスタ16はオフに転じる。この結果、第2端子40の電圧は妨げられることなくトランジスタ(Trk)により充電されてVccBまで上昇し飽和するので、出力電圧を高精度で制御できる。
本第2具体例においては、第1具体例におけるNMOSトランジスタ(Tra)を用いていない。このためにこのトランジスタ(Tra)における閾値電圧Vthの電圧低下を生じることなくトランジスタ16のゲートに信号を入力できる。この結果、第2端子40への電圧の伝達効率を改善できる。図6(b)の動作電圧波形において、ゲートへの第2電圧はVccBへ改善され、第1端子10がVccAへ変化した際に第2端子40には(VccB−Vth)が現れ、期間3におけるゲート電圧はVccAとなる。第2端子40へはより高い(VccB−Vth)が伝達されるために、インバータ30の反転後、トランジスタ(Trk)により第2端子40をVccBまで充電する時間が短縮できる。なお、本第2具体例においても第1具体例の効果を同様に有する。
次に、具体的な数値例により説明する。VccA=3.3V、VccB=5V、Vth=0.8Vとする。図6(b)のゲート電圧は、期間2において5V、期間3において3.3Vとなる。また、第2端子40の電圧は、期間3において、GNDである0Vから(VccB−Vth)=4.2Vまで上昇可能であるが、VccAが3.3Vであるので、第2端子40は3.3Vまでチャージされる。インバータ30が反転し、ゲート電圧が3.3Vとなるとトランジスタ16がオフし、第2端子40の電圧は5Vまで妨げられることなく上昇する。
図7は、第2具体例の第1変形例を表す模式図である。なお、図7以降においては、図6と同様の構成要素には同一番号を付して詳細な説明を省略する。
インバータ30は、VccA系で動作するものとし、その出力端子とNAND回路50の入力端子の間にレベルシフタ回路24が挿入される。これにより、低い電圧が第1端子10から伝達されて来てもより確実にインバータ30を反転させることができる。この結果、トランジスタ16を確実にオフできて、第2端子40の電圧を高精度でVccBまで上昇させることができる。
図8は、第2具体例の第2変形例を表す模式図である。
出力制御端子18はVccA系に接続され、VccA系で動作するインバータ52を介してレベルシフタ回路24へと接続される。この結果、例えば、電源電圧が低いCPUからの出力制御信号をレベル変換してゲート制御回路22へ入力できる。
図9は、第2具体例の第3変形例を表す模式図である。
出力制御端子18はVccA系に接続され、VccA系で動作するインバータ52を介してレベルシフタ回路24へと接続される。また、インバータ30はVccA系とし、その出力端子とNAND回路50の入力端子との間にレベルシフタ回路24が挿入される。この結果、電源電圧が低いCPUからの出力制御信号をレベル変化してゲート制御回路22に入力でき、かつ低い電圧が第1端子10から伝達されて来てもより確実にインバータ30を反転できるので、第2端子40を高精度でVccBまで上昇させることができる。
以上、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態につき説明した。しかし、本発明は、これら具体例およびこれらに付随する変形例に限定されない。例えば、レベル変換バススイッチを構成するトランジスタ、インバータ、NAND回路、ゲート制御回路、レベルシフタ回路などに関して、当業者が各種設計を行ったものであっても本発明の主旨を逸脱しない限り本発明の範囲に包含される。
本発明の具体例にかかるレベル変換バススイッチの作用を説明する図である。 本発明の第1具体例にかかるレベル変換バススイッチを説明する図であり、同図(a)はその回路図、同図(b)は動作電圧波形である。 第1具体例の第1変形例を表す模式図である。 第1具体例の第2変形例を表す模式図である。 第1具体例の第3変形例を表す模式図である。 本発明の第2具体例にかかるレベル変換バススイッチを説明する図であり、同図(a)はその回路図、同図(b)は動作電圧波形である。 第2具体例の第1変形例を表す模式図である。 第2具体例の第2変形例を表す模式図である。 第2具体例の第3変形例を表す模式図である。
符号の説明
10・・・第1端子、16・・・トランジスタ、18・・・出力制御端子、22・・・ゲート制御回路、24・・・レベルシフタ回路、40・・・第2端子

Claims (5)

  1. 基準電圧より高い第1の電源電圧を入出力する第1端子と、
    前記第1の電源電圧より高い第2の電源電圧を入出力する第2端子と、
    出力許可及び出力禁止のいずれかの状態に制御する制御信号を入力する出力制御端子と、
    前記第1端子と前記第2端子との間に配置され、ゲートを有するスイッチング素子と、
    前記出力制御端子及び前記第2端子からの信号が入力され、前記ゲートへゲート電圧を供給し、前記スイッチング素子を導通または非導通とするゲート制御回路と、
    を備え、
    前記出力禁止の状態に対応する前記制御信号が前記出力制御端子に入力されると、前記ゲート制御回路は前記基準電圧を前記ゲートに供給し、
    前記出力許可の状態に対応する前記制御信号が前記出力制御端子に入力されかつ前記第2端子の電圧が前記基準電圧であると、前記ゲート制御回路は前記基準電圧より高い第2のゲート電圧を前記ゲートに供給し、前記スイッチング素子を導通させ、
    前記出力許可の状態に対応する前記制御信号が前記出力制御端子に入力されかつ前記第2端子の電圧が前記第2の電源電圧であるときに、前記ゲート制御回路は前記第2のゲート電圧と前記第1の電源電圧とのうちの低い方を第1のゲート電圧として前記ゲートに供給し、前記スイッチング素子を非導通とすることを特徴とするレベル変換バススイッチ。
  2. 前記第1のゲート電圧は前記第1の電源電圧であり、前記第2のゲート電圧は前記第2の電源電圧であることを特徴とする請求項1記載のレベル変換バススイッチ。
  3. 前記第2の電源電圧と前記第2端子との間に接続され、制御端子が前記ゲート制御回路に接続され、前記スイッチング素子と相補的なスイッチング動作をする第2のスイッチング素子をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のレベル変換バススイッチ。
  4. 入力端子が前記第1端子に接続されたインバータと、
    前記第1の電源電圧と前記第1端子との間に接続され、制御端子が前記インバータの出力端子に接続され、前記スイッチング素子と相補的なスイッチング動作をする第3のスイッチング素子と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のレベル変換バススイッチ。
  5. 入力端子が前記第1の電源電圧で駆動されたインバータの出力端子に接続されたレベルシフタ回路を、前記出力制御端子と前記ゲート制御回路との間及び前記ゲート制御回路内の少なくともいずれかに配置したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のレベル変換バススイッチ。
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