JP2004007831A - レベルシフト回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 低電圧電源が高電圧電源に比べて従来より低い場合においても、安定して動作するレベルシフト回路を提供する。
【解決手段】 信号入力端子101に入力される低電圧信号レベルの信号がLレベルからHレベルに変化する際に、昇圧回路108は、ダイオード素子112を介して充電されたコンデンサ素子113の電圧と入力信号変化とに基いて、インバータ回路103の入力電圧レベルを上記低電圧信号レベル以上に引き上げる。従って、インバータ回路103は確実に反転動作し、信号出力端子102は高電圧のHレベル信号を出力する。また、信号入力端子101に入力される信号がHレベルからLレベルに変化する際に、インバータ回路103の入力は、グランド電源に接続されたNチャネルトランジスタ10により、直接Lレベルに引き下げられる。従って、この際も、インバータ回路103は確実に反転動作する。
【選択図】 図5

Description

 本発明は、異なる電源電圧で動作する2つの回路間で信号を伝達するために、低電圧の信号を高電圧の信号にレベル変換するレベルシフト回路の改良に関するものである。
 近年、電子機器の低消費電力化の要求に伴い、LSI内部回路の電源電圧が3Vや2.5V、又はそれ以下の低い電圧になってきている。それに伴い、内部回路の電源電圧が3V以下であるのに対して、外部のLSIが5V動作品であるために5V振幅を出力することを要求される場合等が生じ、3Vや2.5V又はそれ以下の振幅を5V振幅に変換するレベルシフト回路が必要となってきている。
 図10は、従来のレベルシフト回路の一例を示す(例えば、特許文献1参照)。同図において、301は信号入力端子であって、低電圧(例えば3V)で動作するインバータ(外部回路)20から低電圧(3V)の信号を受ける。302は出力信号端子であって、高電圧(例えば5V)で動作する動作回路(図示せず)へ高電圧(5V)の信号を出力する。
 401は低電圧電源(例えば3Vの電源)に接続される第1電源端子であり、402は高電圧電源(例えば5Vの電源)に接続される第2電源端子である。304はNチャネルMOSトランジスタ(以下、Nchトランジスタという)であり、一端が信号入力端子301に接続され、ゲートが第1電源端子401に接続されている。303はインバータ回路であって、Nchトランジスタ306及びPチャネルMOSトランジスタ307(以下、Pchトランジスタという)から構成され、動作電圧は第2電源端子402より供給されており、入力はNchトランジスタ304の他端に接続され、出力は出力信号端子302へ接続されている。305はPchトランジスタであって、ドレインはインバータ回路303の入力へ、ソースは第2電源端子402へ、ゲートはインバータ回路303の出力へ各々接続されている。また、403はNchトランジスタ304とインバータ回路303との間の中間ノードである。
 以上のように構成されたレベルシフト回路の動作を、以下、図11(a)に基づいて説明する。
 信号入力端子301にLレベル(0V)からHレベル(3V)に変化する信号が入力されると、オン状態にあるNchトランジスタ304を介して中間ノード403は、Nchトランジスタ304のしきい値電圧をVtnとすると、電圧(3−Vtn)まで引き上げられる。インバータ回路303のスイッチィング電圧Voを電圧(3−Vtn)より低く設定しておくことにより、信号反転動作により出力信号端子302は高電圧(5V)のHレベルからLレベル(0V)へ向かって低下していく。
 Pchトランジスタ305はゲート電位の低下によりオフ状態よりオン状態となり、中間ノード403は高電圧のHレベル(5V)まで引き上げられる。従って、出力信号端子302は一層低電位となり、最終的にLレベル(0V)に到達する。また、Nchトランジスタ304のゲート電位はソース及びドレインの電位と同等又はそれ以下となるため、オフ状態に移行する。従って、高電圧電源から低電圧電源への電流パスがなくなり、定常状態ではDC電流を遮断した状態で電圧レベル変換が可能となる。
 次に、信号入力端子301にHレベル(3V)からLレベル(0V)に変化する信号が入力されると、Nchトランジスタ304は、そのゲート電位が相対的に高くなるために、オン状態に移行する。中間ノード403は高電圧のHレベル(5V)からLレベル(0V)へ向かって低下していく。Pchトランジスタ305はオン状態にあり、中間ノード403の電位レベルは、Pchトランジスタ305のオン抵抗に対するNchトランジスタ304のオン抵抗と信号入力端子301を駆動する外部回路20のオン抵抗との和の大きさによって決まる。具体的には、Pchトランジスタ305のオン抵抗が相対的に大きい程、中間ノード403の電位レベルは低下する。従って、Pchトランジスタのオン抵抗をNchトランジスタ304のオン抵抗と信号入力端子301を駆動する外部回路20のオン抵抗との和よりも十分大きく設定しておくことにより、中間ノード403はインバータ回路303のスイッチィング電圧Vo以下となり、信号反転動作により出力信号端子302はLレベル(0V)からHレベル(5V)へ向かって上昇していく。
 この動作により、Pchトランジスタ305のゲート電位が上昇していき、オン抵抗は更に大きくなる。このため、中間ノード403は一層低電位となって出力信号端子の電圧は上昇し、最終的には、Pchトランジスタ305はオフ状態となり、中間ノード403はLレベル(0V)に、出力信号端子はHレベル(5V)に到達する。この場合も、高電圧電源から低電圧電源への電流パスがなくなり、定常状態ではDC電流を遮断した状態で電圧レベル変換が可能となる。
 以上のような動作により、出力信号端子302には信号入力端子301の反転信号が現れ、この反転信号の振幅は5Vとなる。
特開平8-181600号公報
 しかしながら、上記従来のレベルシフト回路では、LSIの低消費電力の要求から低電圧電源の電圧レベルが更に低下した場合には、動作スピードの劣化や誤動作を生じる可能性が大きくなるという問題がある。
 即ち、信号入力端子301の電圧がLレベルからHレベルに変化する場合に、低電圧電源の電圧レベルの低下は、信号入力端子301を駆動する外部回路20のドライブ能力の低下と、オン状態にあるNchトランジスタ304のゲート電位が低くなることから、ドレイン電流が減少して、中間ノード403の電位を引き上げるスピードの低下を招く。
 また、中間ノード403の到達電位もほぼ低電圧電源の電圧レベルの低下分下がってしまう。この到達電位が、図11(b)に示すように、インバータ回路303のスイッチィングVo電圧以上にならない場合は、信号反転動作が行われず、出力信号端子302はHレベルのままとなり、動作不良となる。こうした動作不良を防ぐためには、スイッチング電圧を下げるために、インバータ回路を構成するNchトランジスタ306のゲート幅をPchトランジスタ307に対して相対的に大きく設定すればよいが、Pchトランジスタ307もある程度のドライブ能力(ゲート幅)を維持する必要があり、スイッチィング電位の低減はLSIパターン面積の急激な増大に結び付くため、採用できない。
 更にNchトランジスタ306のゲート幅の増大はゲート容量負荷が増えることになり、やはり動作スピードの劣化の要因となってくる。
 一方、信号入力端子301の電圧がHレベルからLレベルに変化する場合の低電圧電源の電圧レベルの低下は、やはり信号入力端子301を駆動する外部回路20と、Nchトランジスタ304のドライブ能力の低下とにより、動作スピードを鈍らせる。
 また、Pchトランジスタ305のオン抵抗に対して、Nchトランジスタ304のオン抵抗と信号入力端子301を駆動する外部回路20のオン抵抗との和は大きくなるため、中間ノード403を低いレベルに下げ難くなる。従って、この場合には、インバータ回路303の信号反転動作を確実にするために、スイッチィング電圧レベルを高く設定することが要求される。これは、信号入力端子301がLレベルからHレベルになる場合とは相反する要求であり、このことは、低電圧電源の電圧レベルの低下が全体的な動作マージンの減少になることを示している。
 本発明は上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、低電圧の信号を高電圧レベルの信号にシフトするレベルシフト回路において、低電圧側電源の電圧レベルが高電圧側電源の電圧レベルに比べて従来よりも低い場合においても、動作スピードの大きな劣化を生じずに安定してシフト動作させることにある。
 上記問題点を解決するために、本発明のレベルシフト回路は、信号入力端子の電圧がLレベルからHレベルに変化した時に、電圧レベルを変換する出力段インバータ回路の入力の電圧レベルを低電圧電源の電圧レベル以上に引き上げるための昇圧回路を付加する。
 また、本発明のレベルシフト回路は、信号入力端子の電圧がHレベルからLレベルに変化した時に、出力段インバータ回路の入力の電圧レベルを十分に引き下げるためのNchトタンジスタ、又はこれを駆動する昇圧回路を付加する構成とする。
 具体的に、請求項1記載の発明のレベルシフト回路は、第1の電源の電圧レベルを持つ信号が入力される信号入力端子と、上記第1の電源の電圧レベルよりも高い電圧レベルを有する第2の電源で動作し且つ上記信号入力端子からの信号を反転するインバータ回路とを有し、上記信号入力端子に入力される信号の電圧レベルを上記第2の電源の電圧レベルにシフトするレベルシフト部と、上記信号入力端子に入力される信号と上記第1の電源とにより動作し、上記信号入力端子の信号がLレベルからHレベルに変化するタイミングで、上記第1の電源の電圧レベルよりも高い電圧レベルの信号を発生し、この信号を上記インバータ回路に出力する第1の昇圧回路とを備えたことを特徴とする。
 請求項2記載の発明は、上記請求項1記載のレベルシフト回路において、上記レベルシフト部は、一端が上記信号入力端子に接続され、ゲートが上記第1の電源に接続された第1のNchMOSトランジスタと、上記第2の電源で動作し、上記第1のNchMOSトランジスタの他端が入力に接続されたインバータ回路と、上記インバータ回路の入力と上記第2の電源との間に介設され、ゲートが上記インバータ回路の出力に接続された第1のPchMOSトランジスタとを備えることを特徴とする。
 請求項3記載の発明は、上記請求項2記載のレベルシフト回路において、上記第1の昇圧回路は、一端が上記第1の電源に接続された第1のダイオード機能素子と、一端に上記信号入力端子の信号と同相の信号が入力され、他端が上記第1のダイオード機能素子に接続された第1のコンデンサ機能素子と、上記第1のダイオード機能素子と上記第1のコンデンサ機能素子との接続部と上記レベルシフト部のインバータ回路の入力との間に介設され、ゲートに上記信号入力端子の逆相の信号が入力される第2のPchMOSトランジスタとを備えたことを特徴としている。
 請求項4記載の発明のレベルシフト回路は、第1の電源の電圧レベルを持つ信号が入力される信号入力端子と、上記第1の電源の電圧レベルよりも高い電圧レベルを有する第2の電源で動作し且つ上記信号入力端子からの信号と同相の信号及び逆相の信号を受けるクロスラッチ回路とを有し、上記信号入力端子に入力される信号の電圧レベルを上記第2の電源の電圧レベルにシフトするレベルシフト部と、上記信号入力端子に入力される信号と上記第1の電源とにより動作し、上記信号入力端子の信号がLレベルからHレベルに変化するタイミングで、上記第1の電源の電圧レベルよりも高い電圧レベルの信号を発生し、この信号を上記クロスラッチ回路に出力する第1の昇圧回路とを備えたことを特徴とする。
 請求項5記載の発明は、上記請求項4記載のレベルシフト回路において、上記第1の昇圧回路は、一端が上記第1の電源に接続された第1及び第2のダイオード機能素子と、一端に上記信号入力端子の信号と同相の信号が入力され、他端が上記第1のダイオード機能素子に接続された第1のコンデンサ機能素子と、一端に上記信号入力端子の信号と逆相の信号が入力され、他端が上記第2のダイオード機能素子に接続された第2のコンデンサ機能素子とを備え、上記第1のダイオード機能素子と上記第1のコンデンサ機能素子との接続部の電圧は、上記信号入力端子からの信号と同相の信号として、上記クロスラッチ回路に入力され、上記第2のダイオード機能素子と上記第2のコンデンサ機能素子との接続部の電圧は、上記信号入力端子からの信号と逆相の信号として、上記クロスラッチ回路に入力されることを特徴とする。
 請求項6記載の発明は、上記請求項2、3、4又は5記載のレベルシフト回路において、上記第1の昇圧回路は、更に、発生した信号の電圧レベルを更に昇圧するポンプ回路を有することを特徴とする。
 請求項7記載の発明は、上記請求項6記載のレベルシフト回路において、上記ポンプ回路は、上記第2のPchMOSトランジスタの出力とグランド電源との間に介設され、ゲートに上記信号入力端子の逆相の信号が入力される第2のNchMOSトランジスタと、一端が上記第1の電源に接続される第2のダイオード機能素子と、一端が上記第2のPchMOSトランジスタの出力に接続され、他端が上記第2のダイオード機能素子に接続される第2のコンデンサ機能素子と、上記第2のダイオード機能素子と上記第2のコンデンサ機能素子との接続部と上記レベルシフト部のインバータ回路の入力との間に介設され、ゲートに上記信号入力端子の逆相の信号が入力される第3のPchMOSトランジスタとを備えたことを特徴とする。
 請求項8記載の発明は、上記請求項6又は7記載のレベルシフト回路において、上記ポンプ回路は、複数個備えられ、これ等複数個のポンプ回路が直列に接続されて、発生した信号の電圧レベルを複数回昇圧することを特徴とする。
 請求項9記載の発明のレベルシフト回路は、第1の電源の電圧レベルを持つ信号が入力される信号入力端子と、上記第1の電源の電圧レベルよりも高い電圧レベルを有する第2の電源に接続され且つ上記信号入力端子からの信号を反転するインバータ回路とを有し、上記信号入力端子に入力される信号の電圧レベルを上記第2の電源の電圧レベルにシフトするレベルシフト部と、上記信号入力端子に入力される信号と上記第1の電源とにより動作し、上記信号入力端子の信号がLレベルからHレベルに変化するタイミングで、上記第1の電源の電圧レベルよりも高い電圧レベルの信号を発生し、この信号を上記インバータ回路に出力する第1の昇圧回路とを備え、上記レベルシフト部は、更に、一端がグランド電源に接続されると共に他端が上記インバータ回路の入力に接続され且つゲートに上記信号入力端子の信号と逆相の信号が入力される第1のNchMOSトランジスタを備えることを特徴とする。
 請求項10記載の発明は、上記請求項9記載のレベルシフト回路において、上記レベルシフト部は、上記インバータ回路及び第1のNchMOSトランジスタと、上記インバータ回路の入力と上記第2の電源との間に介設され、ゲートが上記インバータ回路の出力に接続された第1のPchMOSトランジスタとを備えることを特徴とする。
 請求項11記載の発明は、上記請求項10記載のレベルシフト回路において、上記第1の昇圧回路は、一端が上記第1の電源に接続された第1のダイオード機能素子と、一端に上記信号入力端子の信号と同相の信号が入力され、他端が上記第1のダイオード機能素子に接続された第1のコンデンサ機能素子と、上記第1のダイオード機能素子と上記第1のコンデンサ機能素子との接続部と上記レベルシフト部のインバータ回路の入力との間に介設され、ゲートに上記信号入力端子の逆相の信号が入力される第2のPchMOSトランジスタとを備えたことを特徴とする。
 請求項12記載の発明は、上記請求項10又は11記載のレベルシフト回路において、上記第1の昇圧回路は、更に、発生した信号の電圧レベルを更に昇圧するポンプ回路を有することを特徴とする。
 請求項13記載の発明は、上記請求項12記載のレベルシフト回路において、上記ポンプ回路は、上記第2のPchMOSトランジスタの出力とグランド電源との間に介設され、ゲートに上記信号入力端子の逆相の信号が入力される第2のNchMOSトランジスタと、一端が上記第1の電源に接続される第2のダイオード機能素子と、一端が上記第2のPchMOSトランジスタの出力に接続され、他端が上記第2のダイオード機能素子に接続される第2のコンデンサ機能素子と、上記第2のダイオード機能素子と上記第2のコンデンサ機能素子との接続部と上記レベルシフト部のインバータ回路の入力との間に介設され、ゲートに上記信号入力端子の逆相の信号が入力される第3のPchMOSトランジスタとを備えたことを特徴とする。
 請求項14記載の発明は、上記請求項12又は13記載のレベルシフト回路において、上記ポンプ回路は、複数個備えられ、これ等複数個のポンプ回路が直列に接続されて、発生した信号の電圧レベルを複数回昇圧することを特徴としている。
 以上の構成により、請求項1ないし請求項14記載の発明では、信号入力端子に入力される信号のHレベルが従来よりも低い電圧(例えば2V)であっても、このHレベルの信号が入力されると、この電圧レベルが第1の昇圧回路により昇圧されるので、この昇圧された電圧レベルは、レベルシフト部のインバータ回路又はクロスラッチ回路のスイッチングレベル以上に高くなる。従って、この昇圧された電圧レベルの信号がレベルシフト部のインバータ回路又はクロスラッチ回路に入力されると、インバータ回路又はクロスラッチ回路は確実にHレベルからLレベルへの反転動作を行って、所期の動作が確保される。
 特に、請求項6、7、12及び13記載の発明では、信号入力端子に入力される信号のHレベルへの変化時に、第1の昇圧回路により昇圧される電圧レベルは、ポンプ回路により一層昇圧されるので、上記信号入力端子に入力される信号のHレベルが一層低い電圧であっても、レベルシフト部のインバータ回路に入力する信号の電圧レベルを、インバータ回路のスイッチングレベル以上に高くすることが可能である。
 更に、請求項8及び14記載の発明では、複数個のポンプ回路により、レベルシフト部のインバータ回路に入力する信号の電圧レベルを確実にインバータ回路のスイッチングレベル以上に高くすることができるので、レベルシフト回路の動作マージンを大きくできる。
 また、請求項9記載の発明では、信号入力端子からLレベルの信号が入力されると、第1のNchトランジスタは、その逆相信号の入力によりオン状態となって、インバータ回路の入力をグランド電源に接続し、その電位をLレベルへ向かって引き下げる。ここで、インバータ回路の入力のLレベルへの引き下げは、外部回路を経ずに行われて、信号入力端子を駆動する外部回路のオン抵抗の影響を受けないので、インバータ回路の入力は、従来のレベルシフト回路の場合以上に引き下げられる。従って、第1の電源が従来よりも低い電圧レベルであっても、インバータ回路は、LレベルからHレベルへの信号反転動作を確実に行うことが可能となる。
 以上説明したように、請求項1ないし請求項14記載の発明のレベルシフト回路によれば、信号入力端子に入力される信号がLレベルからHレベルに変化する際、即ち、出力信号端子から出力する信号がHレベルからLレベルに変化する際に、その信号入力端子に入力される信号のレベルがより一層低い入力電圧レベルであっても、インバータ回路又はクロスラッチ回路の入力電圧を昇圧回路により昇圧して、そのスイッチングレベル以上に高めることができるので、インバータ回路又はクロスラッチ回路のHレベルからLレベルへの信号反転動作を所期通り確実に且つ安定して行うことが可能である効果を奏する。
 特に、請求項9ないし請求項14記載の発明のレベルシフト回路によれば、上記効果に加えて、信号入力端子に入力される信号がHレベルからLレベルに変化する際に、インバータ回路の入力電圧をより低抵抗でグランド電源に接続して、レベルシフト部のインバータ回路の入力をより一層低い電圧レベルに引き下げることができ、インバータ回路のLレベルからHレベルへの信号反転動作を所期通り確実に且つ安定して行うことが可能である。
 以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
 (第1の実施の形態)
 図1は、本発明の第1の実施の形態のレベルシフト回路を示す。同図において、101は信号入力端子であって、低電圧(例えば2V)で動作するインバータ回路(外部回路)20から低電圧(2V)の信号を受ける。102は出力信号端子であって、高電圧(例えば5V)で動作する動作回路(図示せず)へ高電圧(5V)の信号を出力する。
 201は低電圧(例えば2V)の電源(第1の電源)(図示せず)に接続される第1電源端子、202は高電圧(例えば5V)の電源(第2の電源)(図示せず)に接続される第2電源端子である。104はNchMOSトランジスタ(第1のNchMOSトランジスタ)であって、一端が信号入力端子101に接続され、ゲートが第1電源端子201に接続されている。103はインバータ回路であり、Nchトランジスタ106及びPchトランジスタ107から構成され、動作電圧は第2電源端子202から供給されており、入力側はNchトランジスタ104の他端に接続され、出力側は出力信号端子102に接続されている。105はPchMOSトランジスタ(第1のPchMOSトランジスタ)であって、そのドレインはインバータ回路103の入力に、ソースは第2電源端子202に、ゲートはインバータ回路103の出力に各々接続されている。また、203はNchトランジスタ104とインバータ回路103との間の中間ノードである。
 以上の構成により、上記信号入力端子101に入力される信号の電圧レベル(2V)を上記第2の電源の電圧レベル(5V)にシフトするレベルシフト部10を構成する。
 また、108は昇圧回路(第1の昇圧回路)であって、次の回路構成を持つ。即ち、昇圧回路108において、109はインバータ回路であり、Nchトランジスタ110及びPchトランジスタ111から構成され、動作電圧は第1電源端子201より供給されており、その入力は信号入力端子101に接続されている。112はダイオード機能素子(第1のダイオード機能素子)であって、その正電極ノードは第1電源端子201に接続されている。このダイオード機能素子112は、トランジスタにより構成可能であり、このことは以下の説明でも同様である。113はコンデンサ機能素子(第1のコンデンサ機能素子)であって、信号入力端子101とダイオード機能素子112の負電極ノードとの間に介設されている。204はダイオード機能素子112とコンデンサ機能素子113との間の中間ノードである。114はPchMOSトランジスタ(第2のPchMOSトランジスタ)であって、中間ノード204と中間ノード203との間に介設されており、そのゲートはインバータ回路109出力に接続されている。
 以上のように構成されたレベルシフト回路について、以下、その動作を図2に基づいて説明する。
 先ず、初期状態として、信号入力端子にLレベル(0V)が入力されている場合について説明する。このとき、中間ノード203の電圧はNchトランジスタ104を介してLレベルとなり、出力信号端子102からはインバータ回路103によって第2電源の電圧レベルであるHレベル(5V)が出力されている。Pchトランジスタ105はゲートがHレベルのため、オフ状態にある。
 また、コンデンサ機能素子113は、一端はLレベルにあって、ダイオード機能素子112を介して第1電源の電圧レベルからダイオード機能素子112のオン電圧分降下したレベルまで充電されている。第1電源の電圧をVL、ダイオード機能素子112のオン電圧をVonとすると、コンデンサ機能素子113に充電される電圧Vc1はVc1=VL−Vonとなる。Pchトランジスタ114は、そのゲートがインバータ回路109によって第1電源の電圧レベルであるHレベル(2V)になっているので、オフ状態にある。
 次に、信号入力端子101の電圧がHレベルに変化した場合、コンデンサ機能素子113の電位は電圧VL分だけ持ち上げられ、中間ノード204の電位も同じだけ持ち上げられて、ダイオード機能素子112はオフ状態となる。この時の中間ノード204の電位はコンデンサ機能素子113の充電電圧に電圧VLを加えた電圧(2VL−Von)となる。同時に、Pchトランジスタ114はインバータ回路109の出力がLレベルとなることでオン状態になり、中間ノード204の電位は中間ノード203に伝達される。コンデンサ機能素子113の容量値を中間ノード203の寄生容量より大きく設定することで、中間ノード203の電位レベルもほぼ電圧(2VL−Von)となる。
 中間ノード203が引き上げられて、インバータ回路103のスイッチィング電圧Vo以上になると、反転動作により出力信号端子102はLレベルへ移行し始める。この動作により、Pchトランジスタ105はオン状態となり、中間ノード203を第2電源の電圧レベルまで引き上げ、出力信号端子103の電圧はLレベルに到達する。同時にNchトランジスタ103は、そのゲート電位がソース及びドレインの電位と同等又はそれ以下となるため、オフ状態に移行する。従って、第2電源から第1電源への電流パスがなくなり、定常状態ではDC電流を遮断した状態で電圧レベル変換が可能となる。
 従来のレベルシフト回路では、Nchトランジスタ304によって中間ノードが電圧(VL−Vtn)に引き上げられるのに対して、本発明によれば、電圧(2VL−Von)まで引き上げられることになる。MOSトランジスタのしきい値は製造プロセスによって異なるが、仮にVtn=0.5Vとし、また基盤バイアスの効果で大きくなる分も無視して変動しないこととして、インバータ回路のスイッチィング電圧を2.3Vとすると、従来回路ではVL=2.8Vが動作限界の電圧となる。一方、本構成のレベルシフト回路では、ダイオードオン電圧Von=0.7V程度であり、VL=1.5Vまで動作が可能となる。
 信号入力端子101がHレベルからLレベルに変化した場合は、Nchトランジスタ104はオン状態に移行し、中間ノード203の電位は第2電源のHレベル(5V)からLレベル(0V)へ向かって低下していく。Pchトランジスタ114のゲート電位はインバータ回路109の出力によりHレベル(2V)となっており、中間ノード203が下がってくることによってオフ状態となり、昇圧回路108の内部は初期状態に戻る。中間ノード203の電位がインバータ回路103のスイッチィング電圧Vo以下になると、信号反転動作により出力信号端子102にHレベル(5V)が出力され、Pchトランジスタ105はオフ状態となる。
 以上のような動作により、出力信号端子102には信号入力端子101の反転信号が現れ、この反転信号の振幅は5Vとなる。
 (第2の実施の形態)
 次に、本発明の第2の実施の形態について、図3のレベルシフト回路を参照しながら説明する。
 本実施の形態のレベルシフト回路では、上記図1に示す第1の実施の形態の昇圧回路の構成とは異なり、Pchトランジスタ114は中間ノード203から切り離され、その後段に、更に昇圧レベルを引き上げるためのポンプ回路115を設けている。
 上記ポンプ回路115において、116はNchMOSトランジスタ(第2のNchMOSトランジスタ)であって、グランド電源とPchトランジスタ114との間に介設され、そのゲートはインバータ回路109の出力に接続されている。205はPchトランジスタ114とNchトランジスタ116との間の中間ノードである。118はダイオード機能素子(第2のダイオード機能素子)であって、その正電極ノードは第1電源端子201に接続されている。117はコンデンサ機能素子(第2のコンデンサ機能素子)であって、中間ノード205とダイオード機能素子118の負電極ノードとの間に介設されている。206はダイオード機能素子118とコンデンサ機能素子117との間の中間ノードである。119はPchMOSトランジスタ(第3のPchMOSトランジスタ)であって、中間ノード206と中間ノード203との間に介設されており、そのゲートはインバータ回路109出力に接続されている。
 その他の構成は、図1に示すレベルシフト回路の構成と同様であり、図1と同様の機能を有する部分に同一の符号を付けて、その詳細な説明を省略する。
 以上のように構成されたレベルシフト回路について、以下、図3を参照しながらその動作を説明する。
 先ず、初期状態として、信号入力端子にLレベル(0V)が入力されている場合について説明する。Nchトランジスタ116は、そのゲート電位がインバータ回路109によってHレベル(2V)になっているので、オン状態にある。このため、コンデンサ機能素子117の一端はLレベルとなり、その他端はダイオード機能素子118を介して第1電源の電圧レベルからダイオード機能素子118のオン電圧分降下したレベルまで充電されている。第1電源の電圧をVL、ダイオード機能素子118のオン電圧をVonとすると、コンデンサ機能素子117に充電される電圧Vc1はVc1=VL−Vonとなる。Pchトランジスタ119は、そのゲート電位がインバータ回路109によってHレベル(2V)になっているので、オフ状態にある。その他の回路部分の動作については図1に示した第1の実施の形態と同様である。
 次に、信号入力端子101がHレベルに変化した場合、インバータ回路109の出力がLレベルになり、Nchトランジスタ116がオフ状態、Pchトランジスタ114、119がオン状態となる。このため、図1の実施の形態と同様に、中間ノード205は電圧(2VL−Von)まで引き上げられる。コンデンサ機能素子118には電圧(VL−Von)の電圧が充電されており、中間ノード206は電圧(3VL−2Von)まで引き上げられ、これと導通した中間ノード203もほぼ同レベルまで引き上げられる。このように、本実施の形態によれば、図1の実施の形態以上に中間ノード203のレベルを引き上げることが可能となり、より低い第1電源の電圧レベルでレベルシフト動作が行える。
 信号入力端子101がHレベルからLレベルに変化する場合については、図1に示した第1の実施の形態と同様である。
 (第3の実施の形態)
 次に、第3の実施の形態について、図4のレベルシフト回路を参照しながら説明する。
 本実施の形態のレベルシフト回路では、上記図3に示す第2の実施の形態の昇圧回路の構成とは異なり、第1の実施の形態に対して、Pchトランジスタ114は中間ノード203から切り離され、その後段に、更に昇圧レベルを引き上げるためのポンプ回路115を複数段設けている。
 その他の構成は、図3に示すレベルシフト回路の構成と同様であり、図3と同様の機能を有する部分に同一の符号を付けて、その詳細な説明を省略する。
 信号入力端子101がLレベルからHレベルに変化した場合、複数段のポンプ回路115は、上記第2の実施の形態のポンプ回路115と同様の動作を行う。従って、信号入力端子101の電圧がLレベルからHレベルに変化した場合、中間ノード203は、ポンプ回路の個数をnとすると、電圧[(2+n)VL−(1+n)Von]まで引き上げられる。本実施の形態によれば、備えるポンプ回路115の個数を増やすことにより、中間ノード203の電圧レベルを上げていき、レベルシフト回路の動作マージンを大きくとることが可能となる。
 (第4の実施の形態)
 次に、第4の実施の形態について、図5のレベルシフト回路を参照しながら説明する。
 本実施の形態のレベルシフト回路では、上記図1に示す第1の実施の形態のレベルシフト回路の構成とは異なり、Nchトランジスタ104は信号入力端子101と接続されていた端子が切り離されてグランド電源に接続され、代わりにゲートが第1電源201から切り離されて、インバータ回路109の出力に接続されている。
 その他の構成は、図1に示すレベルシフト回路の構成と同様であり、図1と同様の機能を有する部分に同一の符号を付けて、その詳細な説明を省略する。
 以上のように構成されたレベルシフト回路において、信号入力端子101がLレベルからHレベルに変化する場合の動作は図1の第1の実施の形態と同様である。従って、ここでは、信号入力端子101の電圧がHレベルからLレベルに変化する場合について、以下、図6を参照しながら、その動作を説明する。
 信号入力端子101の電圧がLレベルになると、インバータ回路109の出力がHレベル(2V)になり、Nchトランジスタ104はオン状態に移行する。中間ノード203の電位は第2電源のHレベル(5V)からLレベル(0V)へ向かって低下していく。Pchトランジスタ105はオン状態にあり、中間ノード203の電位レベルは、Nchトランジスタ104が直接グランド電源に接続されるので、Pchトランジスタ105のオン抵抗に対するNchトランジスタ104のオン抵抗の大きさによって決まり、低電圧(2V)の外部回路20の抵抗値に影響されない。具体的には、Pchトランジスタ105のオン抵抗が相対的に大きい程、中間ノード203の電位レベルは低下する。従って、Pchトランジスタ105のオン抵抗をNchトランジスタ104のオン抵抗よりも十分大きく設定しておくことにより、中間ノード203の電位はインバータ回路103のスイッチィング電圧Vo以下となり、出力信号端子102は信号反転動作によりLレベル(0V)からHレベル(5V)へ向かって上昇していく。
 この動作により、Pchトランジスタ105のゲート電位が上昇していき、オン抵抗は更に大きくなる。このため、中間ノード203の電圧は一層低電位となって出力信号端子の電圧は上昇し、最終的にはPchトランジスタ105はオフ状態となり、中間ノード203の電位はLレベル(0V)に、出力信号端子の電位はHレベル(5V)に到達する。この場合も、高電圧電源から低電圧電源への電流パスがなくなり、定常状態ではDC電流を遮断した状態で電圧レベル変換が可能となる。
 以上の説明から判るように、従来回路では中間ノード403の引き下げられるレベルが、Pchトランジスタ305のオン抵抗に対するNchトランジスタ304のオン抵抗と信号入力端子301を駆動する外部回路20のオン抵抗との和の大きさによって決まっていたのに対して、本実施の形態では、Nchトランジスタ104のオン抵抗のみによって決まり、外部回路20のオン抵抗の影響を受けない。従って、中間ノード203をより低い電圧レベルに引き下げて、インバータ回路103の動作マージンを大きくとることができる。また、この動作マージンの分Nchトランジスタ104のゲート電位を下げることができ、より低い第1電源の電圧レベルで所期のレベルシフト動作が行えることになる。
 (第5の実施の形態)
 次に、第5の実施の形態について、図7のレベルシフト回路を参照しながら説明する。
 本実施の形態のレベルシフト回路では、上記図5に示す第4の実施の形態のレベルシフト回路の構成とは異なり、新たに回路が追加されている。
 即ち、120はNchMOSトランジスタ(第3のNchMOSトランジスタ)であって、上記Nchトランジスタ104のゲートとグランド電源との間に介設され、そのゲートは信号入力端子101に接続されている。尚、Nchトランジスタ104のゲートはインバータ回路109の出力からは切り離されている。207は2個のNchトランジスタ104、120間の中間ノードである。
 更に、121は昇圧回路(第2の昇圧回路)であって、内部構成は上記昇圧回路108と同じ構成であり、ダイオード機能素子(第3のダイオード機能素子)122、コンデンサ機能素子(第3のコンデンサ機能素子)123、及びPchMOSトランジスタ(第4のPchMOSトランジスタ)124から構成されている。但し、昇圧回路108に対してコンデンサ機能素子123の一端はインバータ回路109に接続され、Pchトランジスタ124のゲートは信号入力端子101に接続されている点が異なる。昇圧回路121の出力は、中間ノード207に接続されている。
 その他の構成は、図5に示すレベルシフト回路の構成と同様であり、図5と同様の機能を有する部分に同一の符号を付けて、その詳細な説明を省略する。
 以上のように構成されたレベルシフト回路について、以下図7を参照しながらその動作を説明する。
 先ず、信号入力端子の電圧がLレベル(0V)からHレベル(2V)に変化する場合は、図1の実施の形態と同様に中間ノード203の電位が昇圧回路108によって引き上げられ、インバータ回路103の反転動作により、信号出力端子102はLレベル(0V)を出力する。このとき、Pchトランジスタ124はオフ状態になり、Nchトランジスタ120がオン状態となって、Nchトランジスタ104は、そのゲートがLレベルになるため、オフ状態となっている。
 昇圧回路121の内部では、コンデンサ機能素子123の一端がインバータ回路109の出力のLレベルであるために、図1の実施の形態と同様にダイオード機能素子122を介して電圧(VL−Von)が充電されている。
 信号入力端子101の電圧がHレベル(2V)からLレベル(0V)に変化する場合は、Nchトランジスタ120がオフ状態となり、Pchトランジスタ124がオン状態となって、昇圧回路121がNchトランジスタ104のゲート電位を電圧(2VL−Von)まで引き上げる。これにより、Nchトランジスタ104のオン抵抗は、図5の実施の形態の場合よりも小さくなる。中間ノード203の電圧はより引き下げられ、インバータ回路103のHレベル(5V)出力の動作マージンを大きくとることができる。また、この動作マージンの分、より低い第1電源の電圧レベルで所期のレベルシフト動作が行えることになる。
 (第6の実施の形態)
 図8は本発明の第6の実施の形態を示す。同図は、上記図7の第5の実施の形態のレベルシフト回路において、昇圧回路121を、ポンプ回路125内蔵の昇圧回路121’としたものである。上記ポンプ回路125は、昇圧回路で昇圧した電圧レベルを更に引き上げる回路であり、その内部構成は、上記第2の実施の形態で説明した図3のポンプ回路115と同一構成であって、NchMOSトランジスタ(第4のNchMOSトランジスタ)126と、ダイオード機能素子(第4のダイオード機能素子)127と、コンデンサ機能素子(第4のコンデンサ機能素子)128と、PchMOSトランジスタ(第5のPchMOSトランジスタ)126とを備える。
 従って、本実施の形態では、中間ノード207の電圧レベルを上記第5の実施の形態よりも一層引き上げることが可能であり、第1の電源の電圧レベルがより一層に低い電圧であっても、所期通りのレベルシフト動作を確保できる効果を奏する。
 (第7の実施の形態)
 図9は本発明の第7の実施の形態を示す。同図は、上記図8の第6の実施の形態のポンプ回路125を昇圧回路121''内に複数個直列に設けて、昇圧した電圧レベルを繰り返し昇圧するようにしたものである。その他の構成は、上記第6の実施の形態の図8のレベルシフト回路と同様であるので、同一部分に同一符号を付して、その説明を省略する。
 従って、本実施の形態では、信号入力端子101に入力された信号がLレベルからHレベルに変化した場合に、中間ノード207の電圧レベルを上記第6の実施の形態よりも一層引き上げることが可能であるので、第1の電源の電圧レベルがより一層に低い電圧であっても、所期通りのレベルシフト動作を確保できる効果を奏する。
 (第8の実施の形態)
 図12は本発明の第8の実施の形態を示す。本実施の形態は、差動型レベルシフト回略に適用した例である。
 同図において、550はクロスラッチ回路、501は上記クロスラッチ回路550に信号を入力するための信号入力端子、502は上記クロスラッチ回路550の出力信号を出力するための信号出力端子、509、551及び552はインバータ回路である。上記インバータ回路551は、上記信号入力端子501に入力された入力信号を反転し、上記入力信号と逆相の信号を上記クロスラッチ回路550に入力する。上記インバータ回路509は、上記信号入力端子501に入力された入力信号を反転する。上記インバータ回路552は、上記インバータ回路509で反転された信号を更に反転し、信号入力端子501に入力された信号と同相の信号を上記クロスラッチ回路550に入力する。上記クロスラッチ回路550及び2個のインバータ回路551、552によりレベルシフト部を構成する。
 553は昇圧回路(第1の昇圧回路)であって、この昇圧回路553は、上記インバータ回路509と、2個のダイオード機能素子513、515と、2個のコンデンサ機能素子512、514とを有する。上記2個のダイオード機能素子513、515は、その一端が第1の電源端子503に接続される。上記コンデンサ機能素子(第1のコンデンサ機能素子)514は、一端に上記信号入力端子501の信号と同相の信号が入力され、他端が上記ダイオード機能素子(第1のダイオード機能素子)515に接続される。また、上記コンデンサ機能素子(第2のコンデンサ機能素子)512は、一端に上記信号入力端子501の信号をインバータ回路509で反転した逆相の信号が入力され、他端が上記ダイオード機能素子(第2のダイオード機能素子)513に接続される。上記ダイオード機能素子515と上記コンデンサ機能素子514との接続部の電圧は、インバータ回路552のPchMOSトランジスタ525を経てクロスラッチ回路550のNchMOSトランジスタ506のゲート端子に入力される。また、上記ダイオード機能素子513と上記コンデンサ機能素子512との接続部の電圧は、インバータ回路551のPchMOSトランジスタ523を経てクロスラッチ回路550のNchMOSトランジスタ505のゲート端子に入力される。
 次に、本実施の形態の動作を説明する。信号入力端子501にLレベルからHレベルへ変化する信号が入力された湯合について説明する。
 先ず、入力信号のレベルがLレベルの状態では、インバータ回路509により中間ノード518はHレベルであり、ダイオード513によってコンデンサ機能素子512に充電された電圧分、中間ノード521は高いレベルのH状態となっている。また、Pチャネルトランジスタ523はON状態であり、中間ノード519も同じレベルのH状態となる。一方、Nチャネルトランジスタ526はON状態であり、中間ノード520はLレベルとなっている、Pチャネルトランジスタ525はOFF状態であり、中間ノード522は、コンデンサ機能素子514の他端が信号入力端子501に接続されてLレベルにあるため、コンデンサ機能素子514はダイオード機能素子515を介して第1の電源端子503(この電源端子503は、例えぱ2Vの電圧VLを持つ)により充電され、電圧(VL−Von)(Vonはダイオード機能素子515のオン電圧である)のレベルまで充電されている。
 この時、中間ノード519はHレベルであるため、Nチャネルトランジスタ505はON状態であり、中間ノード516はLレベルになる。また、中間ノード520はLレベルであるため、Nチャネルトランジスタ506はOFF状態となり、中間ノード517はHレベルとなる。Pチャネルトランジスタ507は、中間ノード517がHレベルのため、OFF状態であり、Pチャネルトランジスタ508は中間ノード516がLレベルのためON状態である。従って、中間ノード517のHレベルは第2の電源504の電圧レベルVH(例えぱ5V)まで引き上げられ、この電圧が信号出力端子502に出力されている。
 この状態から、信号入力端子501がHレベル(2V)に移行すると、Nチャネルトランジスタ524はON状態、Pチャネルトランジスタ523はOFF状態に移行して、中間ノード519はLレベルとなる。中間ノード518はLレベルになり、コンデンサ機能素子512はダイオード機能素子513を介して第1の電源端子503により充電され、中間ノード521はVL−Vonの電圧レベルとなる。この電圧レベルは、信号入力端子501がLレベルの時の中間ノード522の電圧レベルと同一である。一方、Nチャネルトランジスタ526はOFF状態へ移行し、Pチャネルトランジスタ525はON状態となるが、この時、信号人力端子501がHレベルに移行することから、中間ノード522は、コンデンサ機能素子514によって中間ノード522は電圧VL分だけ持ち上げられて、2VL−Vonとなる。また、中間ノード520も同じ電位レベルとなる。中間ノード519がLレベルヘ移行し、中間ノード520がHレベルヘ移行することにより、Nチャネルトランジスタ505はOFF状態へ移行し、Nチャネルトランジスタ506はON状態へ移行する。中間ノード517はNチャネルトランジスタ506がONすることにより、HレベルからLレベルヘ移行する。このことにより、Pチャネルトランジスタ507はゲート電位が次第に下がって、ON状態へ移行し、中間ノード516の電位レベルを持ち上げる。一方、Pチャネルトランジスタ508はゲート電位が次第に上がって、OFF状態へ移行し、更に、このことが中間ノード517の電位レベルの低下を加速する。これ等の一連の動作は、Pチャネルトランジスタ507,508と中間ノード516,517の状態変化を加速して、中間ノード516は、遂には第2の電源端子504の電圧レベルVHヘ、中間ノード517はLレベルに到達し、信号出力端子502はLレベルとなる。このとき、第2の電源端子504からグランドへのパスは、Nチャネルトランジスタ505及びPチャネルトランジスタ508がOFF状態となるために、遮断された状態となり、定常状態では、DC電流を遮断した状態で電圧レベル変換が可能となる。
 以上、信号入力端子501がLレベルからHレベルに変化する揚合について説明したが、逆に、信号入力端子501がHレベルからLレベルに変化する揚合は、対称になっている回路の動作が、上記LレベルからHレベルへの変化の場合と入れ替わるだけであって、同様であるので、その説明を省略する。
 信号入力端子501がLレベルからHレベルに変化する場合で考えると、中間ノード520がHレベルに変化して、Nチャネルトランジスタ506がON状態に移行した際に、このNチャネルトランジスタ506と、ON状態であるPチャネルトランジスタ508との両者のON抵抗の比によって中間ノード517の引き下げレベルが決定される。中間ノード517のレベルが第2の電源端子504の電圧レベルVHからPチャネルトランジスタ507のしきい値電圧Vt以上に下がらないと、Pチャネルトランジスタ507はON状態にならず、出力の反転動作に非常に時間を要する結果となる。
 従来の回路では、Pチャネルトランジスタ508のソース-ゲート間電圧はVHであるのに対して、Nチャネルトランジスタ506のゲート-ソース間電圧はVLであるために、第1の電源の電圧VLが第2の電源の電圧VHよりも低くなれぱなるほと(電圧VLが小さくなればなるほど)、Nチャネルトランジスタ506のON抵抗は大きくなり、中間ノード517の電圧レベルは下がり難くなる。MOSトランジスタの飽和電流は(Vg-Vt)2 にほぼ比例するため(本回路ではVg=VLとなる)、電圧VLがNチャネルトランジスタ506のしきい値電圧Vtに近づくと、Nチャネルトランジスタ506の能力は急激に落ち、動作し難くなる。中間ノード517を引き下げるには、Nチャネルトランジスタ506のトランジスタサイズを大きく取ればよいが、電圧VLがしきい値電圧Vt近傍の値になってくると、非常に犬きなサイズにする必要が生じる。本実施の形態によれぱ、中間ノード520は昇圧回路553によって第1の電源電圧VL以上に持ち上げられるので、確実に動作する。
 尚、図示しないが、本実施の形態で説明した差動型レベルシフト回路は、図示しないが、上記第2及び第3の実施の形態と同様に、1個又は複数個のポンプ回路を付加しても良いのは勿論である。
 本発明に係るレベルシフト回路は、信号入力端子に入力される信号がLレベルからHレベルに変化する際、即ち、出力信号端子から出力する信号がHレベルからLレベルに変化する際に、その信号入力端子に入力される信号のレベルがより一層低い入力電圧レベルであっても、インバータ回路又はクロスラッチ回路の入力電圧を昇圧回路により昇圧して、そのスイッチングレベル以上に高めることができるので、インバータ回路又はクロスラッチ回路のHレベルからLレベルへの信号反転動作を所期通り確実に且つ安定して行うことが可能である効果を有し、異なる電源電圧で動作する2つの回路間で信号を伝達するためのレベル変換装置等として有用である。
本発明の第1の実施の形態のレベルシフト回路の構成を示す回路図である。 同実施の形態の動作を説明するタイミングチャート図である。 本発明の第2の実施の形態のレベルシフト回路の構成を示す回路図である。 本発明の第3の実施の形態のレベルシフト回路の構成を示す回路図である。 本発明の第4の実施の形態のレベルシフト回路の構成を示す回路図である。 同実施の形態の動作を説明するタイミングチャート図である。 本発明の第5の実施の形態のレベルシフト回路の構成を示す回路図である。 本発明の第6の実施の形態のレベルシフト回路の構成を示す回路図である。 本発明の第7の実施の形態のレベルシフト回路の構成を示す回路図である。 従来のレベルシフト回路の構成を示す回路図である。 従来のレベルシフト回路の動作を説明するタイミングチャート図である。 本発明の第8の実施の形態のレベルシフト回路の構成を示す回路図である。
符号の説明
 10            レベルシフト部
 20            外部回路
101、501        信号入力端子
102、502        出力信号端子
103            インバータ回路
104            第1のNchMOSトランジスタ
105            第1のPchMOSトランジスタ
108、108’、108''  第1の昇圧回路
109            インバータ回路
112            第1のダイオード機能素子
113            第1のコンデンサ機能素子
114            第2のPchMOSトランジスタ
115            ポンプ回路
116            第2のNchMOSトランジスタ
117            第2のコンデンサ機能素子
118            第2のダイオード機能素子
119            第3のPchMOSトランジスタ
120            第3のNchMOSトランジスタ
121、121’、121''  第2の昇圧回路
122            第3のダイオード機能素子
123            第3のコンデンサ機能素子
124            第4のNchMOSトランジスタ
125            ポンプ回路
126            第4のNchMOSトランジスタ
127            第4のダイオード機能素子
128            第4のコンデンサ機能素子
129            第5のPchMOSトランジスタ
201、503        第1電源端子
202、504        第2電源端子
550            クロスラッチ回路
512、514        コンデンサ機能素子
513、515        ダイオード機能素子
553            昇圧回路(第1の昇圧回路)

Claims (14)

  1. 第1の電源の電圧レベルを持つ信号が入力される信号入力端子と、上記第1の電源の電圧レベルよりも高い電圧レベルを有する第2の電源で動作し且つ上記信号入力端子からの信号を反転するインバータ回路とを有し、上記信号入力端子に入力される信号の電圧レベルを上記第2の電源の電圧レベルにシフトするレベルシフト部と、
     上記信号入力端子に入力される信号と上記第1の電源とにより動作し、上記信号入力端子の信号がLレベルからHレベルに変化するタイミングで、上記第1の電源の電圧レベルよりも高い電圧レベルの信号を発生し、この信号を上記インバータ回路に出力する第1の昇圧回路と
     を備えたことを特徴とするレベルシフト回路。
  2. 上記レベルシフト部は、
     一端が上記信号入力端子に接続され、ゲートが上記第1の電源に接続された第1のNチャネルMOSトランジスタと、
     上記第2の電源で動作し、上記第1のNチャネルMOSトランジスタの他端が入力に接続されたインバータ回路と、
     上記インバータ回路の入力と上記第2の電源との間に介設され、ゲートが上記インバータ回路の出力に接続された第1のPチャネルMOSトランジスタと
     を備えることを特徴とする請求項1記載のレベルシフト回路。
  3. 上記第1の昇圧回路は、
     一端が上記第1の電源に接続された第1のダイオード機能素子と、
     一端に上記信号入力端子の信号と同相の信号が入力され、他端が上記第1のダイオード機能素子に接続された第1のコンデンサ機能素子と、
     上記第1のダイオード機能素子と上記第1のコンデンサ機能素子との接続部と上記レベルシフト部のインバータ回路の入力との間に介設され、ゲートに上記信号入力端子の逆相の信号が入力される第2のPチャネルMOSトランジスタと
     を備えたことを特徴とする請求項2記載のレベルシフト回路。
  4. 第1の電源の電圧レベルを持つ信号が入力される信号入力端子と、上記第1の電源の電圧レベルよりも高い電圧レベルを有する第2の電源で動作し且つ上記信号入力端子からの信号と同相の信号及び逆相の信号を受けるクロスラッチ回路とを有し、上記信号入力端子に入力される信号の電圧レベルを上記第2の電源の電圧レベルにシフトするレベルシフト部と、
     上記信号入力端子に入力される信号と上記第1の電源とにより動作し、上記信号入力端子の信号がLレベルからHレベルに変化するタイミングで、上記第1の電源の電圧レベルよりも高い電圧レベルの信号を発生し、この信号を上記クロスラッチ回路に出力する第1の昇圧回路と
     を備えたことを特徴とするレベルシフト回路。
  5. 上記第1の昇圧回路は、
     一端が上記第1の電源に接続された第1及び第2のダイオード機能素子と、
     一端に上記信号入力端子の信号と同相の信号が入力され、他端が上記第1のダイオード機能素子に接続された第1のコンデンサ機能素子と、
     一端に上記信号入力端子の信号と逆相の信号が入力され、他端が上記第2のダイオード機能素子に接続された第2のコンデンサ機能素子とを備え、
     上記第1のダイオード機能素子と上記第1のコンデンサ機能素子との接続部の電圧は、上記信号入力端子からの信号と同相の信号として、上記クロスラッチ回路に入力され、
     上記第2のダイオード機能素子と上記第2のコンデンサ機能素子との接続部の電圧は、上記信号入力端子からの信号と逆相の信号として、上記クロスラッチ回路に入力される
     ことを特徴とする請求項4記載のレベルシフト回路。
  6. 上記第1の昇圧回路は、更に、
     発生した信号の電圧レベルを更に昇圧するポンプ回路を有する
     ことを特徴とする請求項2、3、4又は5記載のレベルシフト回路。
  7. 上記ポンプ回路は、
     上記第2のPチャネルMOSトランジスタの出力とグランド電源との間に介設され、ゲートに上記信号入力端子の逆相の信号が入力される第2のNチャネルMOSトランジスタと、
     一端が上記第1の電源に接続される第2のダイオード機能素子と、
     一端が上記第2のPチャネルMOSトランジスタの出力に接続され、他端が上記第2のダイオード機能素子に接続される第2のコンデンサ機能素子と、
     上記第2のダイオード機能素子と上記第2のコンデンサ機能素子との接続部と上記レベルシフト部のインバータ回路の入力との間に介設され、ゲートに上記信号入力端子の逆相の信号が入力される第3のPチャネルMOSトランジスタと
     を備えたことを特徴とする請求項6記載のレベルシフト回路。
  8. 上記ポンプ回路は、複数個備えられ、これ等複数個のポンプ回路が直列に接続されて、
     発生した信号の電圧レベルを複数回昇圧する
     ことを特徴とする請求項6又は7記載のレベルシフト回路。
  9. 第1の電源の電圧レベルを持つ信号が入力される信号入力端子と、上記第1の電源の電圧レベルよりも高い電圧レベルを有する第2の電源に接続され且つ上記信号入力端子からの信号を反転するインバータ回路とを有し、上記信号入力端子に入力される信号の電圧レベルを上記第2の電源の電圧レベルにシフトするレベルシフト部と、
     上記信号入力端子に入力される信号と上記第1の電源とにより動作し、上記信号入力端子の信号がLレベルからHレベルに変化するタイミングで、上記第1の電源の電圧レベルよりも高い電圧レベルの信号を発生し、この信号を上記インバータ回路に出力する第1の昇圧回路と
     を備え、
     上記レベルシフト部は、更に、一端がグランド電源に接続されると共に他端が上記インバータ回路の入力に接続され且つゲートに上記信号入力端子の信号と逆相の信号が入力される第1のNチャネルMOSトランジスタを備える
     ことを特徴とするレベルシフト回路。
  10. 上記レベルシフト部は、
     上記インバータ回路及び第1のNチャネルMOSトランジスタと、
     上記インバータ回路の入力と上記第2の電源との間に介設され、ゲートが上記インバータ回路の出力に接続された第1のPチャネルMOSトランジスタとを備える
     ことを特徴とする請求項9記載のレベルシフト回路。
  11. 上記第1の昇圧回路は、
     一端が上記第1の電源に接続された第1のダイオード機能素子と、
     一端に上記信号入力端子の信号と同相の信号が入力され、他端が上記第1のダイオード機能素子に接続された第1のコンデンサ機能素子と、
     上記第1のダイオード機能素子と上記第1のコンデンサ機能素子との接続部と上記レベルシフト部のインバータ回路の入力との間に介設され、ゲートに上記信号入力端子の逆相の信号が入力される第2のPチャネルMOSトランジスタと
     を備えたことを特徴とする請求項10記載のレベルシフト回路。
  12. 上記第1の昇圧回路は、更に、
     発生した信号の電圧レベルを更に昇圧するポンプ回路を有する
     ことを特徴とする請求項10又は11記載のレベルシフト回路。
  13. 上記ポンプ回路は、
     上記第2のPチャネルMOSトランジスタの出力とグランド電源との間に介設され、ゲートに上記信号入力端子の逆相の信号が入力される第2のNチャネルMOSトランジスタと、
     一端が上記第1の電源に接続される第2のダイオード機能素子と、
     一端が上記第2のPチャネルMOSトランジスタの出力に接続され、他端が上記第2のダイオード機能素子に接続される第2のコンデンサ機能素子と、
     上記第2のダイオード機能素子と上記第2のコンデンサ機能素子との接続部と上記レベルシフト部のインバータ回路の入力との間に介設され、ゲートに上記信号入力端子の逆相の信号が入力される第3のPチャネルMOSトランジスタと
     を備えたことを特徴とする請求項12記載のレベルシフト回路。
  14. 上記ポンプ回路は、複数個備えられ、これ等複数個のポンプ回路が直列に接続されて、
     発生した信号の電圧レベルを複数回昇圧する
     ことを特徴とする請求項12又は13記載のレベルシフト回路。
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