JP2008211317A - レベルシフト回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】微細化がすすんだ低電圧電源回路の信号レベルでも,高電圧電源回路の信号レベルに適切にレベルシフトして信号を伝搬することができるレベルシフト回路を提供する。
【解決手段】第2の電源電圧側に接続された負荷回路と,負荷回路側にドレインが接続され,ゲートに所定の定電圧が印加される第1の高耐圧トランジスタと,基準電源と第1の高耐圧トランジスタのソースとの間に接続され,第1の信号レベルを有する入力信号に応じて第1の高耐圧トランジスタのソースの電圧レベルを制御し,第2の低耐圧トランジスタを有するソース電圧制御回路と,第1の高耐圧トランジスタのドレインと負荷回路との間に接続され,第2の信号レベルの出力信号を出力する出力端子とを有する。そして,低耐圧トランジスタのゲート絶縁膜は,前記高耐圧トランジスタのゲート絶縁膜より耐圧が低い。
【選択図】図4

Description

本発明は,低電圧電源回路の信号レベルを高電圧電源回路の信号レベルに変換するレベルシフト回路に関し,特に,適正に信号を伝搬することができるレベルシフト回路に関する。
近年における集積回路装置(以下LSI)は,MOSトランジスタの微細化に伴い動作電圧が低下する傾向になる。MOSトランジスタの微細化レベルは一般にゲート長で定義され,微細化が進むとゲート長が短くなり,ゲート酸化膜が薄くなり,その結果,トランジスタのゲート耐圧,閾値電圧が低下する。よって,トランジスタの微細化が進むとそのトランジスタで構成される回路の電源電圧を低下させることが必要になる。つまり,トランジスタの微細化に伴って,電源電圧が低くなり,内部信号の電位レベルも低くなり,信号振幅も小さくなる。
また,微細化に伴うゲート酸化膜の薄膜化を避けるために,ゲート酸化膜の材料を改良して誘電率を高くすることが提案されている。ゲート酸化膜を従来と同等の膜厚にしても誘電率を高くすることで,閾値電圧は低下し,ゲート耐圧は低下する。ただし,ゲート酸化膜の薄膜化によるゲートトンネル電流を抑制することができる。このようなトランジスタによる回路も,電源電圧が低くなり,内部信号の電位レベルも低くなり,信号振幅も小さくなる。
一方,微細化が進んだLSIであっても,接続される外部回路装置が従来品の場合は,入出力信号の電圧レベルは外部装置の信号レベルに整合させることが要求される。つまり,内部回路は低電圧電源で動作し,入出力回路は低電圧電源と高電圧電源との間で信号レベルをシフトする。
一例として,USBやHDMIは3.3Vの信号電圧レベルに対応しているが,微細化されたCMOSプロセスによるLSIでは,例えば1.0Vの信号電圧レベルになっている。
したがって,微細化が進んだLSIは,低電圧電源で動作する内部回路領域に加えて,外部回路装置の高電圧電源で動作する入出力回路領域を有する。そして,この入出力回路は,低電圧電源回路での信号の電圧レベルを高電圧電源回路での信号の電圧レベルに変換するレベルシフト回路を有する。
特許文献1には,低電圧電源回路の信号レベルを高電圧電源回路の信号レベルにレベルシフトする回路が記載されている。特に,低い電源電圧と高い電源電圧との差が大きい場合に,中間の電源電圧の回路を介して信号レベルをレベルシフトする回路が記載されている。
特許文献1に開示されているレベルシフト回路は,低電圧電源での正相と逆相の相補信号を,高電圧電源回路のグランド電源側の1対のNチャネルトランジスタのゲートに入力し,Nチャネルトランジスタ対のドレインと高電圧電源側のPチャネルトランジスタ対との接続点から,レベルシフトされた信号を出力する。
特開平9−148913号公報
しかしながら,特許文献1に開示されているレベルシフト回路では,高電圧電源回路は閾値電圧が高く高耐圧のトランジスタで構成されている。よって,低電圧電源回路の信号レベルが低くなりすぎると,その低い信号レベルがその高耐圧トランジスタの高い閾値に整合せず,低い信号レベルでは高電圧電源回路のトランジスタを適切に駆動することができなくなる。そのため,高電圧電源回路の動作が遅くなったり,最悪,信号を伝搬することができなくなる。
そこで,本発明の目的は,微細化がすすんだ低電圧電源回路の信号レベルでも,高電圧電源回路の信号レベルに適切にレベルシフトして信号を伝搬することができるレベルシフト回路を提供することにある。
上記の目的を達成するために,本発明の第1の側面によれば,第1の電源電圧が供給される低電圧電源回路の第1の信号レベルを,前記第1の電源電圧より絶対値が大きい第2の電源電圧が供給される高電圧電源回路の第2の信号レベルに変換するレベルシフト回路において,
前記第2の電源電圧側に接続された負荷回路と,
前記負荷回路側にドレインが接続され,ゲートに所定の定電圧が印加される第1の高耐圧トランジスタと,
基準電源と前記第1の高耐圧トランジスタのソースとの間に接続され,前記第1の信号レベルを有する入力信号に応じて前記第1の高耐圧トランジスタのソースの電圧レベルを制御し,第2の低耐圧トランジスタを有するソース電圧制御回路と,
前記第1の高耐圧トランジスタのドレインと前記負荷回路との間に接続され,前記第2の信号レベルの出力信号を出力する出力端子とを有し,
前記低耐圧トランジスタのゲート絶縁膜は,前記高耐圧トランジスタのゲート絶縁膜より耐圧が低いことを特徴とする。
また,上記の目的を達成するために,本発明の第2の側面によれば,第1の電源電圧が供給される低電圧電源回路の第1の信号レベルを,前記第1の電源電圧より絶対値が大きい第2の電源電圧が供給される高電圧電源回路の第2の信号レベルに変換するレベルシフト回路において,
前記第2の電源電圧側に接続された負荷回路対と,
前記負荷回路対に接続され,それぞれのゲートに所定の定電圧が印加される第1導電型の第1及び第2の高耐圧トランジスタと,
ソースが基準電源側に接続され,ドレインが前記第1及び第2の高耐圧トランジスタのソースにそれぞれ接続され,前記第1の信号レベルを有する互いに逆相の入力信号対がそれぞれのゲートに供給される第1導電型の第3及び第4の低耐圧トランジスタと,
前記負荷回路対と前記第1または第2の高耐圧トランジスタとの間に接続され,前記第2の信号レベルの出力信号を出力する出力端子とを有し,
前記低耐圧トランジスタのゲート絶縁膜は,前記高耐圧トランジスタのゲート絶縁膜より耐圧が低いことを特徴とする。
本発明によれば,低電圧電源回路の信号レベルで,定電圧ゲートの高耐圧トランジスタのソースレベルを制御するので,低い信号レベルでも,高耐圧トランジスタを確実に駆動することができ,適切にレベルシフト動作を行うことができる。
以下,図面にしたがって本発明の実施の形態について説明する。但し,本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されず,特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。
図1は,本実施の形態における高耐圧トランジスタと低耐圧トランジスタの構造を示す図である。図1(A)に示した高耐圧トランジスタNh,Phは,半導体基板SUBの表面に形成されたソース領域S,ドレイン領域D,それらの間に形成されたゲート絶縁膜Gox,ゲート電極Gateとを有し,ゲート幅Wg1とゲート絶縁膜厚Dg1とを有する。なお,NhはNチャネルMOSトランジスタ,PhはPチャネルMOSトランジスタである。
それに対して,図1(B)に示した低耐圧トランジスタNl,Plも,半導体基板SUBの表面に形成されたソース領域S,ドレイン領域D,それらの間に形成されたゲート絶縁膜Gox,ゲート電極Gateとを有する。ただし,低耐圧トランジスタNl,Plは,高耐圧トランジスタNh,Phよりもサイズが小さく,そのゲート幅Wg2はゲート幅Wg1より狭く,ゲート絶縁膜厚Dg2はゲート絶縁膜厚Dg1より薄い。
したがって,低耐圧トランジスタのゲート絶縁膜は高耐圧トランジスタのゲート絶縁膜より耐圧が低くなる。
また,低耐圧トランジスタの別の例として,ゲート絶縁膜の材料を改良して誘電率を高くする場合がある。誘電率を高くすることでゲート絶縁膜の薄膜化を回避し,ゲートトンネル電流を抑制することができる。ただし,ゲート絶縁膜が薄くなくても誘電率を高くすることで,ゲート絶縁膜にかかる電界密度は高くなり高い応力により耐圧は低くなる。よって,高い誘電率のゲート絶縁膜を有する低耐圧トランジスタは,誘電率が高くないゲート絶縁膜を有する高耐圧トランジスタよりも耐圧は低くなるし,閾値電圧は低くなる。
このように,MOSプロセスの微細化が進むに従って,微細化がそれほど進んでないMOSプロセスでは,高耐圧トランジスタNh,Phによる集積回路が形成され,それより微細化が進んでいるMOSプロセスでは,低耐圧トランジスタNl,Plによる集積回路が形成される。
高耐圧トランジスタNh,Phの閾値電圧は,その構成上の理由から,低耐圧トランジスタNl,Plの閾値電圧よりも高い。また,高耐圧トランジスタNh,Phからなる集積回路の電源電圧は,高い閾値電圧に対応するため高い電位である。一方,低耐圧トランジスタNl,Plからなる集積回路の電源電圧は,低い閾値電圧と微細化されたトランジスタサイズに対応して,高耐圧トランジスタの集積回路の電源電圧よりも低くなる。
図2は,本実施の形態のレベルシフト回路を内蔵するLSIの構成を示す図である。微細化が進んでいる集積回路LSIは,図1の低耐圧トランジスタNl,Plからなる低電圧電源回路の領域12と,高耐圧トランジスタNh,Phからなる高電圧電源回路の領域10とを有する。低電圧電源回路領域12には,外部から低電圧電源LVddとグランド電源GNDとが供給される。また,高電圧電源回路領域10には,外部から高電圧電源HVddとグランド電源GNDとが供給される。
低電圧電源回路領域10は,微細化された低耐圧トランジスタNl,Plからなる集積回路を有し,その集積回路は低電圧電源LVddとグランド電源GNDに接続され,信号レベルは低くなっている。一方,高電圧電源回路領域12は,低耐圧トランジスタほどは微細化されていない高耐圧トランジスタNh,Phからなる集積回路を有し,高電圧電源HVddとグランド電源GNDに接続される。高電圧電源回路領域12には,低電圧電源回路領域10の低電圧電源LVddに対応する低い信号レベルを,高電圧電源HVddに対応する高い信号レベルに変換するレベル変換回路が設けられる。また,その逆の信号レベル変換を行うレベル変換回路も設けられる。
低電圧電源回路の出力信号は,高電圧電源回路内のレベル変換回路によってより高い信号レベルに変換され,信号配線16を介して外部回路装置14に供給される。また,外部回路装置14からの出力信号も,信号配線16を介して集積回路装置LSIに供給される。外部回路装置14は,例えば高電圧電源HVddとグランド電源GNDを外部から供給され,高耐圧トランジスタからなる高電圧電源回路を構成している。したがって,信号配線16では,信号レベルは高電圧電源HVddに対応した高い信号レベルになっている。
図3は,特許文献1のレベルシフト回路の構成と動作を示す図である。図3(A)の回路図には,低電圧電源回路18と,低電圧電源回路18の低レベル信号IN1,IN2を高レベル信号OUTに変換するレベル変換回路20とが示されている。
図中,高耐圧トランジスタはPh,Nhを参照番号に,低耐圧トランジスタはPl,Nlを参照番号にしている。また,PチャネルトランジスタはPを,NチャネルトランジスタはNを参照番号にしている。そして,グランド電位GNDを基準電源にして,正の低電圧電源LVddが低電圧電源回路18の電源電圧として使用され,正の高電圧電源HVddがレベルシフト回路20の電源電圧として使用されている。
低電圧電源回路18では,低電圧電源LVddとグランドGNDに接続されたインバータINVが内部信号S1を反転して第1の入力信号IN1を出力する。また,低電圧電源LVddとグランドGNDに接続された低耐圧トランジスタPl10,Nl11からなるインバータが,第1の入力信号IN1を反転して第2の入力信号IN2を出力する。第1,第2の入力信号IN1,IN2は,低電圧電源LVddのHレベルとグランドGNDのLレベルとを有する低レベル信号である。
レベル変換回路20は,高電圧電源HVddとグランドGNDとの間に高耐圧のPチャネルトランジスタPh1,Ph2と,NチャネルトランジスタNh3,Nh4とが,それぞれ縦列に接続されている。そして,トランジスタPh1,Ph2のゲートとドレインn1,n2とが交差接続されている。また,ノードn2が出力端子OUTに接続されている。この出力端子OTから,高電圧電源HVddのHレベルとグランドGNDのLレベルとを有する高レベル信号が出力される。ノードn1にもう一つの出力端子を接続してもよい。その場合は,高レベルで且つ逆相の相補信号が出力される。
内部信号S1がLレベルの場合は,第1の入力信号IN1がHレベル(LVdd),第2の入力信号IN2がLレベル(GND)になり,トランジスタNh3がオフ,トランジスタNh4がオンとなり,ノードn1がHレベル(HVdd),ノードn2がLレベル(GND)になり,出力OUTはLレベルになる。一方,内部信号S1がHレベルの場合は,第1の入力信号IN1がLレベル(GND),第2の入力信号IN2がHレベル(LVdd)になり,トランジスタNh3がオン,トランジスタNh4がオフとなり,ノードn1がLレベル(GND),ノードn2がHレベル(HVdd)になり,出力OUTはHレベルになる。以上のように,低レベル信号の入力信号IN1,IN2が,高レベル信号の出力信号OUTにレベル変換される。
図3(B)に高耐圧NチャネルトランジスタNh3,Nh4のゲート電圧・ドレイン電流(Vg−Id)特性22と,入力信号IN1,IN2とが示されている。入力信号IN1,IN2は,ソースがグランド電源GNDに接続されたNチャネルトランジスタNh3,Nh4のゲートに入力されるので,入力信号IN1,IN2の信号波形は,トランジスタNh3,Nh4のゲート電位の波形を示している。
図中,破線の入力信号24の場合は,そのHレベルが高耐圧トランジスタNh3,Nh4の閾値電圧Vdを充分に越える高いレベルであるので,Hレベルの入力信号IN1,IN2に応答して,トランジスタNh3,Nh4は充分に駆動することができ,上記のレベルインバータ回路の動作が実現できる。
しかしながら,トランジスタの微細化に伴って低電圧電源回路18のトランジスタの耐圧が低下し低電圧電源LVddのレベルが更に低くなると,入力信号24のHレベルが高耐圧トランジスタNh3,Nh4の閾値電圧Vthに近づいてきて,入力信号24のHレベルでトランジスタNh3,Nh4を充分に駆動することができず,ノードn1,n2をLレベルに駆動することができなくなる。さらに,実線の入力信号26のように,そのHレベルがトランジスタNh3,Nh4の閾値電圧Vthより低くなると,トランジスタNh3,Nh4を導通させることすらできず,レベルシフト回路20は正常に動作しなくなる。
[実施の形態]
図4は,本実施の形態におけるレベルシフト回路を示す図である。図中,低電圧電源回路10は,図3と同じであり,高電圧電源回路側であるレベルシフト回路20は,低耐圧トランジスタPl10,Nl11からなるインバータが出力する入力信号IN2を,高電圧電源HVddのHレベルとグランド電源GNDのLレベルを有する高レベル信号OUTに変換する。
レベルシフト回路20は,高電圧電源HVddに接続された負荷回路30と,ゲートが定電圧Vbに接続され,ドレインn11が負荷回路に接続されたNチャネルの高耐圧トランジスタNhxと,入力信号IN2に応じて高耐圧トランジスタNhxのソースn10の電圧を制御するソース電圧制御回路32とを有する。このソース電圧制御回路32は,低レベルの入力信号IN2で充分に駆動可能な低耐圧トランジスタで構成される。そして,高耐圧トランジスタNhxのドレインn11が出力端子OUTに接続される。
動作を概略的に説明すると,入力信号IN2がHレベルの時に,ソース電圧制御回路32は高耐圧トランジスタNhxのソースn10の電位を低下させ,高耐圧トランジスタNhxのゲート・ソース間をその閾値電圧より充分に高いレベルにする。それにより,高耐圧トランジスタNhxが導通し,Lレベルの出力信号を出力端子OUTに出力する。一方,入力信号IN2がLレベルの時には,ソース電圧制御回路32は高耐圧トランジスタNhxのソースn10の電位を低下させることができず,高耐圧トランジスタNhxのソースn10がゲート電圧Vbから閾値電圧低いレベル(Vb−Vth)に上昇し,高耐圧トランジスタNhxは非導通となり,Hレベルの出力信号を出力端子OUTに出力する。若しくは,ソース電圧制御回路32はソースn10を積極的にHレベルに駆動し,それにより高耐圧トランジスタNhxは非導通になる。
上記のように,図4のレベルシフト回路20では,高耐圧トランジスタNhxのゲートに低レベル信号の入力信号IN2を入力せず,入力信号IN2で駆動可能な低耐圧トランジスタで構成されるソース電圧制御回路32により高耐圧トランジスタNhxのソースn10のレベルを制御する。よって,微細化により低電圧電源回路の信号N2のHレベルが低くなっても,高耐圧トランジスタNhxを確実に導通状態に駆動でき,適切なレベルシフト動作が可能になる。
図5は,本実施の形態における具体的なレベルシフト回路を示す図である。低電圧電源回路10は,図3,4と同じである。このレベルシフト回路20は,図3と同様に相補入力信号IN1,IN2に応答して逆相に動作する1対の回路からなる。すなわち,レベルシフト回路20は,高電圧電源HVddに接続された負荷回路のPチャネル高耐圧トランジスタPh1と,ゲートが定電圧Vbに接続されたNチャネル高耐圧トランジスタNh5と,ゲートに第2の入力信号IN2が入力されたNチャネル低耐圧トランジスタNl3とからなる第1のレベルシフト回路と,高電圧電源HVddに接続された負荷回路のPチャネル高耐圧トランジスタPh2と,ゲートが定電圧Vbに接続されたNチャネル高耐圧トランジスタNh6と,ゲートに第1の入力信号IN1が入力されたNチャネル低耐圧トランジスタNl4とからなる第2のレベルシフト回路とを有する。低耐圧トランジスタNl3,Nl4が,それぞれソース電圧制御回路32を構成する。
Nチャネルの低耐圧トランジスタNl3,Nl4は,ソースがグランドGNDに接続され,ゲートに低レベル信号である入力信号IN2,IN1が供給され,ドレインが高耐圧トランジスタNh5,Nh6のソースn10,n12に接続されている。そして,入力信号IN1,IN2のHレベル,Lレベルに応じて,低耐圧トランジスタNl4,Nl3が導通,非導通になる。また,負荷回路を構成する1対のPチャネル高耐圧トランジスタPh1,Ph2は,ゲートとドレインとが交差接続されている。
また,定電圧Vbは,高電圧電源HVddと低電圧電源LVddとの間に設けられた抵抗R1,R2からなる定電圧発生回路により生成される。入力信号IN1,IN2がHレベル(LVdd)の時に低耐圧トランジスタNl4,Nl3が導通し,高耐圧トランジスタNh6,Nh5のソースn12,n10がグランドGNDに引き下げられた時,定電圧Vbが定電圧電源LVddよりも高いので,高耐圧トランジスタNh6,Nh5のゲート・ソース間には,電圧LVddよりも高い電圧が印加される。よって,図3のレベルシフト回路よりも,高耐圧トランジスタNh6,Nh5は充分に導通し,ノードn13,n11を引き下げることができる。このノードn13,n11の充分な引き下げにより,負荷回路を構成する高耐圧トランジスタPh1,Ph2のいずれか一方を充分に導通させ,対応するノードn11,n13のレベルを高電圧電源HVddのレベルまで引き上げることができる。
図5のレベルシフト回路の動作は以下の通りである。まず,内部信号S1がLレベルの場合は,第1の入力信号IN1はHレベル(LVdd),第2の入力信号はLレベル(GND)になり,それに応答して,低耐圧トランジスタNl4は導通,Nl3は非導通になり,ノードn12はグランドGNDに低下,ノードn10は上昇する。ノードn12がグランドに低下したことで,高耐圧トランジスタNh6のゲート・ソース間にその閾値電圧以上の電圧が印加され,トランジスタNh6も導通し,ノードn13も低下する。一方,ノードn10は,高耐圧トランジスタPh1,Nh5の導通状態により高電圧電源HVdd側に上昇し,定電圧VbからトランジスタNh5の閾値電圧だけ低いレベル(Vb−Vth)まで上昇し,高耐圧トランジスタNh5は非導通状態になる。それに伴って,ノードn11が高電圧電源HVdd側に上昇し,高耐圧トランジスタPh2を非導通にする。その結果,ノードn13及び出力信号OUTは充分にグランドレベルまで低下する。
逆に,内部信号S1がHレベルの場合は,上記と逆の動作になり,第1の入力信号IN1がLレベルになり,低耐圧トランジスタNl4をオフ状態にする。また,第2の入力信号IN2がHレベル(LVdd)になると,低耐圧トランジスタNl3がオン状態になり,ノードn10をグランドレベルに低下させ,高耐圧トランジスタNh5のゲート・ソース間電圧が閾値電圧を充分に超えて,高耐圧トランジスタNh5は導通し,ノードn11をグランド側に低下させる。これにより高耐圧トランジスタPh2が導通し,ノードn13,出力信号OUTはHレベル(HVdd)になる。
上記のとおり,ソース電圧制御回路32として低耐圧トランジスタNl3,Nl4を設けているので,低電圧電源回路10における低レベル信号の入力信号IN2,IN1のHレベルで,低耐圧トランジスタNl3,Nl4を充分導通させ,高耐圧トランジスタNh5,Nh6のソース電位をグランド側に低下することができる。そして,高耐圧トランジスタNh5,Nh6のゲートには低電圧電源LVddよりも高い固定電位Vbが与えられているので,Vb>>Vthにより高耐圧トランジスタNh5,Nh6を充分導通状態にさせることができる。そのため,ノードn11またはn13がHレベルであり,対応する負荷回路のPチャネル高耐圧トランジスタPh1,Ph2が導通状態であっても,高耐圧トランジスタNh5,Nh6の充分な駆動により,ノードn11,n13を低下させて,反対側のPチャネルトランジスタPh1,Ph2を導通させて,対応する負荷回路のPチャネル高耐圧トランジスタPh1,Ph2を非導通にすることができる。
これにより,低電圧電源回路10の低レベル信号IN1,IN2を,高電圧電源回路20の高レベル信号としてノードn13及び出力端子OUTに確実に伝搬することができる。
なお,図5において,低耐圧トランジスタNl3,Nl4のドレイン・ゲート間にトランジスタの耐圧電圧以上の電圧が印加されないように,そのドレインn10,n12とグランドGNDとの間に,保護回路として,接合ダイオードからなるダイオードD3,D4が設けられている。このダイオードD3,D4により,ノードn10,n12が接合電圧(約0.6V)程度にクランプされるので,低耐圧トランジスタNl3,Nl4に耐圧電圧以上の電圧が印加されるのが防止される。
図6は,定電圧発生回路の別の例を示す図である。図6(A)の定電圧発生回路は,高電圧電源HVddと低電圧電源LVddとの間に,それぞれダイオード接続したPチャネルの高耐圧トランジスタPh20とNチャネルの高耐圧トランジスタNh21とを直列接続した構成であり,定電圧Vbは高電圧電源HVddと低電圧電源LVddとの間を両トランジスタPh20,Nh21の導通状態のインピーダンス比で分割したレベルになる。
図6(B)は,高電圧電源HVddと低電圧電源LVddとの間に,定電流源Ioと,Nチャネルの高耐圧トランジスタNh22を接続し,それらの接続点から定電圧Vbが出力される。この回路では,定電圧Vbは低電圧電源LVddからNチャネルトランジスタNh21の閾値電圧高いレベルに制御される。よって,プロセスばらつきによりNチャネルトランジスタの閾値電圧が上昇すると,定電圧Vbも上昇し,レベルシフト回路内のNチャネルの高耐圧トランジスタNh5,Nh6の閾値電圧も上昇したとしても,それらのトランジスタNh5,Nh6を充分に導通状態に駆動するこができる。よって,プロセスばらつきによる閾値電圧変動にも対応した定電圧Vbを生成することができる。
図6(C)は,低電圧電源LVddとグランドGNDとの間に設けられたスイッチドキャパシタによるチャージポンプ回路で低電圧LVddを昇圧して,定電圧Vbを生成する。すなわち,2つのスイッチSW1,SW2を図示された状態にして低電圧電源LVddからキャパシタC2に電荷をチャージし,その後,スイッチSW1,SW2を図示とは逆側に切り替えて,キャパシタC1,C2をグランドGNDと低電圧電源LVddとの間に直列接続して,キャパシタC2内の電荷をキャパシタC1側に流し込み,定電圧Vbを昇圧する。
この定電圧発生回路は,低電圧電源LVddを昇圧して定電圧Vbを生成するので,低電圧電源LVddが低下した場合に定電圧Vbも低下し,逆に低電圧電源LVddが上昇した場合に定電圧Vbも上昇する。よって,低電圧電源LVddの変化に追従する定電圧Vbを生成することができる。
図7は,負荷回路及び保護回路の別の例を示す図である。まず,図7(A)には,レベルシフト回路20の負荷回路として,ゲートが互いに接続されたPチャネルの高耐圧トランジスタPh21,Ph22が設けられている。トランジスタPh21のゲートはドレイン(n11)に接続され,両トランジスタでカレントミラー回路を構成している。よって,両トランジスタには,トランジスタサイズに応じた電流比で定電流を流す。
上記の負荷回路は,図5に示したゲートとドレインをそれぞれ交差接続したトランジスタPh1,Ph2の負荷回路に比べて,反転動作するときのラッチ動作がなく,出力信号OUTは高耐圧トランジスタNh6の導通,非導通動作による電流変化に応答して大きく変化し,出力信号OUTにゲインを出すことができる。
次に,図7(A)には,2つのダイオードD3,D5を直列接続した低耐圧トランジスタNl3の保護回路と,ダイオードD4,D6を直列接続した低耐圧トランジスタNl4の保護回路とが示されている。高耐圧トランジスタNh5,Nh6のソースn10,n12は,それに接続された低耐圧トランジスタNl3,Nl4のオフの時に,Vb−Vth(Vthは閾値)まで上昇する。このVb−Vthを低耐圧トランジスタNl3,Nl4の耐圧未満にしておけば,トランジスタNl3,Nl4を破壊から保護できる。ただし,万一ノードn10,n12に高い電圧が印加されないように,保護回路D3,D5またはD4,D6が設けられる。よって,2つのダイオードの順方向電圧はVb−Vthより高くなるようにすることが望ましい。例えば,低耐圧トランジスタNl3,Nl4の耐圧が0.8V程度の場合は,保護回路としては図5に示した1段のダイオードが好ましく,耐圧が1.5V程度の場合は,保護回路として図7(A)の2段のダイオードが好ましい。
図7(B)は,他の保護回路の例を示している。この例は,低耐圧トランジスタNl4のドレインであるノードn12とグランドGNDとの間に抵抗R10が設けられた例である。
また,図7(C)は,更に他の保護回路の例を示しており,ノードn12とグランドGNDとの間にNチャネルの高耐圧トランジスタNh30を設けた例である。この場合は,トランジスタNh20の閾値電圧が,上記のVb−Vthより高くなることが望ましい。
図8は,他の保護回路を有するレベルシフト回路を示す図である。図5と同様に,負荷回路は,ゲートとドレインを交差接続した一対のPチャネル高耐圧トランジスタPh1,Ph2で構成されている。そして,低耐圧トランジスタNl3,Nl4には,ゲートが入力信号IN2,IN1に接続され,ソースが低電圧電源LVddに接続されたPチャネルの低耐圧トランジスタPl23,Pl24がそれぞれ接続されている。この低耐圧トランジスタPl23,Pl24は,入力信号IN2,IN1がLレベルになったときに導通し,ノードn10,n12を低電圧電源LVddに引き上げる。つまり,ノードn10,n12を低電圧電源LVddにクランプする。よって,高耐圧トランジスタNh5,Nh6が非導通になるノードn10,n12のレベルVb−Vthより低電圧電源LVddが高ければ(Vb−Vth<LVdd),高耐圧トランジスタNh5,Nh6のオフ動作を確実にすると共に,低耐圧トランジスタNl3,Nl4を破壊から保護することができる。
図8に示した保護回路は,見方を変えると,入力信号IN1を入力するトランジスタNl4,Pl24からなるインバータの出力にノードn12が接続され,入力信号IN2を入力するトランジスタNl3,Pl23からなるインバータの出力にノードn10が接続された構成である。つまり,トランジスタNl4,Pl24からなるインバータは,入力信号IN1に応じてソースn12のレベルを制御するソース電圧制御回路32として動作する。同様に,トランジスタNl3,Pl23からなるインバータは,入力信号IN2に応じてソースn10のレベルを制御するソース電圧制御回路32として動作する。よって,これらのインバータにより,ソースn10,n12は,入力信号IN2,IN1に応じてグランドGNDレベルと低電圧電源LVddレベルに動的に制御されるので,図5のように高耐圧トランジスタNh5,Nh6が静的にオフ状態になるよりも,高速にオフ状態にすることができる。しかも,低耐圧トランジスタNl3,Nl4には,高々低電圧電源LVddまでしか印加されないので,それらトランジスタNl3,Nl4を保護することができる。
図5,7,8に示したレベルシフト回路は,グランドGNDに対して絶対値が小さい第1の負電圧電源回路の低レベル信号を,絶対値がより高い第2の負電圧電源回路の高信号レベルに変換する回路として構成可能である。その場合は,PチャネルとNチャネルとを逆にした回路になる。
図9は,図5のレベルシフト回路を,電圧電源を負にし,PチャネルとNチャネルとを逆にしたレベルシフト回路を示す図である。グランドGNDに対して,低電圧電源LVssの絶対値は,高電圧電源HVssの絶対値より小さい。低電圧電源回路10は図5と同じ構成である。
レベルシフト回路20では,第1の入力信号IN1がゲートに入力されるPチャネルの低耐圧トランジスタPl24がソース電圧制御回路を構成し,Nチャネルの高耐圧トランジスタNh32が負荷回路を構成し,負荷回路にPチャネルの高耐圧トランジスタPh36が接続され,それらの接続点n13に出力端子OUTが接続されている。さらに,もう一つのレベルシフト回路20では,第2の入力信号IN2がゲートに入力されるPチャネルの低耐圧トランジスタPl23がソース電圧制御回路を構成し,Nチャネルの高耐圧トランジスタNh31が負荷回路を構成し,負荷回路にPチャネルの高耐圧トランジスタPh35が接続されている。そして,負荷回路の高耐圧トランジスタNh31,Nh32のゲートとドレインは交差接続されている。
図9のレベルシフト回路の動作は,極性が反対になっていることを除くと図5と同じである。例えば,内部信号S1がHレベルの場合であれば,第1の入力信号IN1がLレベル(LVss)になり,Pチャネルの低耐圧トランジスタPl34が導通し,ノードn12をグランドGDNに引き上げる。それによりPチャネルの高耐圧トランジスタPh26が導通し,ノードn13をグランド側に引き上げ,Nチャネルの高耐圧トランジスタNh31が導通してノードn11をLレベル(HVss)に引き下げ,高耐圧トランジスタNh32が非導通になる。その結果,出力信号OUTはHレベル(グランドGND)になる。一方,内部信号S1がLレベルの場合であれば,第1の入力信号IN1がHレベル(GND)になり,上記と逆の動作になり,出力信号OUTはLレベル(HVss)になる。
図7,図8に示したレベルシフト回路も,図9と同様に負電圧電源LVss,HVssに対応したレベルシフト回路に適用することができる。
以上説明したとおり,本実施の形態のレベルシフト回路では,低電圧電源回路の低レベル信号を低耐圧トランジスタからなるソース電圧制御回路に入力して,定電圧ゲートの高耐圧トランジスタのソースレベルを制御するので,微細化に伴って低電圧電源が低くなっても,レベルシフト回路を正常に動作させることができる。
以上の実施の形態をまとめると,次の付記のとおりである。
(付記1)
第1の電源電圧が供給される低電圧電源回路の第1の信号レベルを,前記第1の電源電圧より絶対値が大きい第2の電源電圧が供給される高電圧電源回路の第2の信号レベルに変換するレベルシフト回路において,
前記第2の電源電圧側に接続された負荷回路と,
前記負荷回路側にドレインが接続され,ゲートに所定の定電圧が印加される第1の高耐圧トランジスタと,
基準電源と前記第1の高耐圧トランジスタのソースとの間に接続され,前記第1の信号レベルを有する入力信号に応じて前記第1の高耐圧トランジスタのソースの電圧レベルを制御し,第2の低耐圧トランジスタを有するソース電圧制御回路と,
前記第1の高耐圧トランジスタのドレインと前記負荷回路との間に接続され,前記第2の信号レベルの出力信号を出力する出力端子とを有し,
前記低耐圧トランジスタのゲート絶縁膜は,前記高耐圧トランジスタのゲート絶縁膜より耐圧が低いことを特徴とするレベルシフト回路。
(付記2)
付記1記載のレベルシフト回路において,
前記ソース電圧制御回路の第2の低耐圧トランジスタは,前記基準電源にソースが接続され,前記入力信号がゲートに供給され,前記第1の高耐圧トランジスタのソースにドレインが接続された第1導電型の低耐圧トランジスタを含むことを特徴とするレベルシフト回路。
(付記3)
付記2記載のレベルシフト回路において,
前記第1の高耐圧トランジスタは,前記第1導電型の高耐圧トランジスタであり,
前記入力信号に応じて前記第2の低耐圧トランジスタが導通したときに,前記第1の高耐圧トランジスタが導通状態になり前記出力信号を第1のレベルにし,前記入力信号に応じて前記第2の低耐圧トランジスタが非導通になったときに,前記第1の高耐圧トランジスタが非導通状態になり前記出力信号を前記第1のレベルより絶対値が大きい第2のレベルにすることを特徴とするレベルシフト回路。
(付記4)
付記3記載のレベルシフト回路において,
前記負荷回路は,ソースが前記第2の電源電圧側に接続され,ドレインが前記第1の高耐圧トランジスタのドレインに接続された第2導電型の高耐圧トランジスタを有するレベルシフト回路。
(付記5)
付記3記載のレベルシフト回路において,
前記第2の低耐圧トランジスタのドレインと前記基準電源との間に,前記第2の低耐圧トランジスタのドレインを前記基準電源から所定レベルにクランプするクランプ回路を有することを特徴とするレベルシフト回路。
(付記6)
付記1記載のレベルシフト回路において,
前記ソース電圧制御回路の第2の低耐圧トランジスタは,前記基準電源にソースが接続され,前記入力信号がゲートに供給され,前記第1の高耐圧トランジスタのソースにドレインが接続された第1導電型の低耐圧トランジスタと,前記第1の電源電圧にソースが接続され,前記入力信号がゲートに供給され,前記第1の高耐圧トランジスタのソースにドレインが接続された第2導電型の低耐圧トランジスタとを含むことを特徴とするレベルシフト回路。
(付記7)
付記1記載のレベルシフト回路において,
さらに,前記第1の電源電圧と第2の電源電圧との間に設けられ,当該第1,第2の電源電圧の中間電圧を前記所定の定電圧として前記第1の高耐圧トランジスタのゲートに出力する定電圧回路を有することを特徴とするレベルシフト回路。
(付記8)
付記1記載のレベルシフト回路において,
さらに,前記第1の電源電圧を昇圧した昇圧電圧を前記所定の定電圧として前記第1の高耐圧トランジスタのゲートに出力するチャージポンプ回路を有することを特徴とするレベルシフト回路。
(付記9)
第1の電源電圧が供給される低電圧電源回路の第1の信号レベルを,前記第1の電源電圧より絶対値が大きい第2の電源電圧が供給される高電圧電源回路の第2の信号レベルに変換するレベルシフト回路において,
前記第2の電源電圧側に接続された負荷回路対と,
前記負荷回路対に接続され,それぞれのゲートに所定の定電圧が印加される第1導電型の第1及び第2の高耐圧トランジスタと,
ソースが基準電源側に接続され,ドレインが前記第1及び第2の高耐圧トランジスタのソースにそれぞれ接続され,前記第1の信号レベルを有する互いに逆相の入力信号対がそれぞれのゲートに供給される第1導電型の第3及び第4の低耐圧トランジスタと,
前記負荷回路対と前記第1または第2の高耐圧トランジスタとの間に接続され,前記第2の信号レベルの出力信号を出力する出力端子とを有し,
前記低耐圧トランジスタのゲート絶縁膜は,前記高耐圧トランジスタのゲート絶縁膜より耐圧が低いことを特徴とするレベルシフト回路。
(付記10)
付記9記載のレベルシフト回路において,
前記負荷回路対は,ソースが前記第2の電源電圧側に接続され,それぞれのドレインとゲートとが交差接続された第2導電型の第5及び第6の高耐圧トランジスタを有し,
前記第5及び第6の高耐圧トランジスタのドレインが前記第1及び第2の高耐圧トランジスタのドレインにそれぞれ接続され,当該第1または第2の高耐圧トランジスタのドレインに前記出力端子が接続されていることを特徴とするレベルシフト回路。
(付記11)
付記9記載のレベルシフト回路において,
前記負荷回路対は,ソースが前記第2の電源電圧側に接続され,それぞれのゲートが一方のドレインに共通に接続された第2導電型の第5及び第6の高耐圧トランジスタを有し,
前記第5及び第6の高耐圧トランジスタのドレインが前記第1及び第2の高耐圧トランジスタのドレインにそれぞれ接続され,当該第1または第2の高耐圧トランジスタのドレインに前記出力端子が接続されていることを特徴とするレベルシフト回路。
(付記12)
付記9記載のレベルシフト回路において,
さらに,ソースが第1の電源電圧に接続され,ドレインが前記第1及び第2の高耐圧トランジスタのソースに接続され,前記互いに逆相の入力信号対がそれぞれのゲートに供給される第2導電型の第7及び第8の低耐圧トランジスタを有することを特徴とするレベルシフト回路。
(付記13)
付記9記載のレベルシフト回路において,
前記互いに逆相の入力信号対が,前記第1の電源電圧と前記基準電圧との間に設けられた第2導電型の第9の低耐圧トランジスタと第1導電型の第10の低耐圧トランジスタとからなるインバータの入力と出力信号とからなることを特徴とするレベルシフト回路。
本実施の形態における高耐圧トランジスタと低耐圧トランジスタの構造を示す図である。 本実施の形態のレベルシフト回路を内蔵するLSIの構成を示す図である。 特許文献1のレベルシフト回路の構成と動作を示す図である。 本実施の形態におけるレベルシフト回路を示す図である。 本実施の形態における具体的なレベルシフト回路を示す図である。 定電圧発生回路の別の例を示す図である。 負荷回路及び保護回路の別の例を示す図である。 他の保護回路を有するレベルシフト回路を示す図である。 図5のレベルシフト回路を,電圧電源を負にし,PチャネルとNチャネルとを逆にしたレベルシフト回路を示す図である。
符号の説明
10:低電圧電源回路 20:高電圧電源回路(レベルシフト回路)
IN1,IN2:入力信号 30:負荷回路
Nhx:第1の高耐圧トランジスタ 32:ソース電圧制御回路
LVdd:低電圧電源 HVdd:高電圧電源

Claims (10)

  1. 第1の電源電圧が供給される低電圧電源回路の第1の信号レベルを,前記第1の電源電圧より絶対値が大きい第2の電源電圧が供給される高電圧電源回路の第2の信号レベルに変換するレベルシフト回路において,
    前記第2の電源電圧側に接続された負荷回路と,
    前記負荷回路側にドレインが接続され,ゲートに所定の定電圧が印加される第1の高耐圧トランジスタと,
    基準電源と前記第1の高耐圧トランジスタのソースとの間に接続され,前記第1の信号レベルを有する入力信号に応じて前記第1の高耐圧トランジスタのソースの電圧レベルを制御し,第2の低耐圧トランジスタを有するソース電圧制御回路と,
    前記第1の高耐圧トランジスタのドレインと前記負荷回路との間に接続され,前記第2の信号レベルの出力信号を出力する出力端子とを有し,
    前記低耐圧トランジスタのゲート絶縁膜は,前記高耐圧トランジスタのゲート絶縁膜より耐圧が低いことを特徴とするレベルシフト回路。
  2. 請求項1記載のレベルシフト回路において,
    前記ソース電圧制御回路の第2の低耐圧トランジスタは,前記基準電源にソースが接続され,前記入力信号がゲートに供給され,前記第1の高耐圧トランジスタのソースにドレインが接続された第1導電型の低耐圧トランジスタを含むことを特徴とするレベルシフト回路。
  3. 請求項2記載のレベルシフト回路において,
    前記第1の高耐圧トランジスタは,前記第1導電型の高耐圧トランジスタであり,
    前記入力信号に応じて前記第2の低耐圧トランジスタが導通したときに,前記第1の高耐圧トランジスタが導通状態になり前記出力信号を第1のレベルにし,前記入力信号に応じて前記第2の低耐圧トランジスタが非導通になったときに,前記第1の高耐圧トランジスタが非導通状態になり前記出力信号を前記第1のレベルより絶対値が大きい第2のレベルにすることを特徴とするレベルシフト回路。
  4. 請求項3記載のレベルシフト回路において,
    前記第2の低耐圧トランジスタのドレインと前記基準電源との間に,前記第2の低耐圧トランジスタのドレインを前記基準電源から所定レベルにクランプするクランプ回路を有することを特徴とするレベルシフト回路。
  5. 請求項1記載のレベルシフト回路において,
    前記ソース電圧制御回路の第2の低耐圧トランジスタは,前記基準電源にソースが接続され,前記入力信号がゲートに供給され,前記第1の高耐圧トランジスタのソースにドレインが接続された第1導電型の低耐圧トランジスタと,前記第1の電源電圧にソースが接続され,前記入力信号がゲートに供給され,前記第1の高耐圧トランジスタのソースにドレインが接続された第2導電型の低耐圧トランジスタとを含むことを特徴とするレベルシフト回路。
  6. 請求項1記載のレベルシフト回路において,
    さらに,前記第1の電源電圧と第2の電源電圧との間に設けられ,当該第1,第2の電源電圧の中間電圧を前記所定の定電圧として前記第1の高耐圧トランジスタのゲートに出力する定電圧回路を有することを特徴とするレベルシフト回路。
  7. 請求項1記載のレベルシフト回路において,
    さらに,前記第1の電源電圧を昇圧した昇圧電圧を前記所定の定電圧として前記第1の高耐圧トランジスタのゲートに出力するチャージポンプ回路を有することを特徴とするレベルシフト回路。
  8. 第1の電源電圧が供給される低電圧電源回路の第1の信号レベルを,前記第1の電源電圧より絶対値が大きい第2の電源電圧が供給される高電圧電源回路の第2の信号レベルに変換するレベルシフト回路において,
    前記第2の電源電圧側に接続された負荷回路対と,
    前記負荷回路対に接続され,それぞれのゲートに所定の定電圧が印加される第1導電型の第1及び第2の高耐圧トランジスタと,
    ソースが基準電源側に接続され,ドレインが前記第1及び第2の高耐圧トランジスタのソースにそれぞれ接続され,前記第1の信号レベルを有する互いに逆相の入力信号対がそれぞれのゲートに供給される第1導電型の第3及び第4の低耐圧トランジスタと,
    前記負荷回路対と前記第1または第2の高耐圧トランジスタとの間に接続され,前記第2の信号レベルの出力信号を出力する出力端子とを有し,
    前記低耐圧トランジスタのゲート絶縁膜は,前記高耐圧トランジスタのゲート絶縁膜より耐圧が低いことを特徴とするレベルシフト回路。
  9. 請求項8記載のレベルシフト回路において,
    前記負荷回路対は,ソースが前記第2の電源電圧側に接続され,それぞれのドレインとゲートとが交差接続された第2導電型の第5及び第6の高耐圧トランジスタを有し,
    前記第5及び第6の高耐圧トランジスタのドレインが前記第1及び第2の高耐圧トランジスタのドレインにそれぞれ接続され,当該第1または第2の高耐圧トランジスタのドレインに前記出力端子が接続されていることを特徴とするレベルシフト回路。
  10. 請求項8記載のレベルシフト回路において,
    さらに,ソースが第1の電源電圧に接続され,ドレインが前記第1及び第2の高耐圧トランジスタのソースに接続され,前記互いに逆相の入力信号対がそれぞれのゲートに供給される第2導電型の第7及び第8の低耐圧トランジスタを有することを特徴とするレベルシフト回路。
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