JP2014234186A - エアゾール容器用ノズル及び吐出具 - Google Patents

エアゾール容器用ノズル及び吐出具 Download PDF

Info

Publication number
JP2014234186A
JP2014234186A JP2013116096A JP2013116096A JP2014234186A JP 2014234186 A JP2014234186 A JP 2014234186A JP 2013116096 A JP2013116096 A JP 2013116096A JP 2013116096 A JP2013116096 A JP 2013116096A JP 2014234186 A JP2014234186 A JP 2014234186A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
aerosol container
rear end
discharge cylinder
lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013116096A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6117005B2 (ja
Inventor
當麻 徹
Toru Toma
當麻  徹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2013116096A priority Critical patent/JP6117005B2/ja
Publication of JP2014234186A publication Critical patent/JP2014234186A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6117005B2 publication Critical patent/JP6117005B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Nozzles (AREA)
  • Package Specialized In Special Use (AREA)

Abstract

【課題】内側の通路を簡単に洗浄することができる、新たなエアゾール容器用ノズルを提案する。【解決手段】本発明におけるエアゾール容器用ノズル6は、エアゾール容器1のステム1cに連結するとともに該ステム1cからの内容物を導入する入口通路7cを備える連結部7aと、該入口通路7cにつながる出口通路7fを経由して先端開口7eから内容物を吐出させる吐出筒部7dとを備えるものであり、前記吐出筒部7dは、該吐出筒部7dの後端壁7hに前記出口通路7fに通じる後端開口7gを有するとともに、該後端開口7gを開閉する蓋体8を備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、エアゾール容器のステムに接続され、容器内の内容物を吐出するエアゾール容器用ノズル、及びこのノズルと容器のマウンティングカップに装着されるカバー部材とを有する吐出具に関するものであり、特にノズルの内側の洗浄を行いやすくしたものに関する。
加圧媒体を利用して内容物を噴出させるエアゾール式の容器は、整髪剤や毛染め剤等の化粧分野を始め、医療分野や食品分野へも展開されていて、その需要は今後益々増大していくものと考えられている。そして、このようなエアゾール容器のステムに接続され、ステムを押し下げて内容物を吐出させるノズルとしては、単一の容器に取り付けられて1種類の内容物を吐出させるものの他、2つの容器を並べた二連式容器に取り付けられて2種類の内容物を同時に吐出させるもの(例えば特許文献1参照)等、種々のノズルが知られている。
特開2000−109150号公報
ところで、内容物によっては、空気に触れたり別の種類の内容物と混ざり合ったりすることで固化してしまうものがあり、このような内容物を吐出させた後は、ノズルが目詰まりしてしまうことがある。特許文献1によれば、ノズルを水洗いしやすいように、これを容器から取り外しやすくする工夫がなされているものの、ノズルの内側に形成された通路は屈曲しているため、残った内容物を簡単には取り除くことができず、洗浄作業に手間を要していた。このため、内側の通路を洗浄しやすくしたノズルの登場が切に望まれていた。
本発明は、このような点を解決することを課題とするものであり、その目的は、内側に形成した内容物の通路を簡単に洗浄することができる、新たなエアゾール容器用ノズル、及びこのノズルを備えるエアゾール容器用吐出具を提案するところにある。
本発明は、エアゾール容器のステムに連結するとともに該ステムからの内容物を導入する入口通路を備える連結部と、該入口通路につながる出口通路を経由して先端開口から内容物を吐出させる吐出筒部とを備えるエアゾール容器用ノズルであって、
前記吐出筒部は、該吐出筒部の後端壁に前記出口通路に通じる後端開口を有するとともに、該後端開口を開閉する蓋体を備えることを特徴とするエアゾール容器用ノズルである。
前記蓋体は、前記吐出筒部の側壁に設けた軸又は軸穴に揺動自在に保持される軸穴又は軸を有することが好ましい。
前記後端壁は、前記吐出筒部の軸又は軸穴と中心軸を同じくする円弧状の外周面を有し、前記蓋体は、前記外周面に沿って円弧状をなすとともに該外周面に当接する内周面を有することが好ましい。
前記蓋体は、後方に向けて突出する指掛け用のレバーを有することが好ましい。
また、指掛け用のレバーを有するノズルを備えるとともに、前記エアゾール容器のマウンティングカップに装着されるカバー部材を有するエアゾール容器用吐出具にあっては、前記カバー部材は、前記ノズルの上部を押圧して前記ステムを押し下げる操作部を備え、前記レバーは、前記後端開口を開いた姿勢で該操作部の下面に押し当たり該操作部を上向き傾斜姿勢に変位させるものであることが好ましい。
本発明のエアゾール容器用ノズルは、ステムからの内容物を導入する入口通路を備える連結部と、入口通路につながる出口通路を経由して先端開口から内容物を吐出させる吐出筒部とを備え、吐出筒部は、その後端壁に出口通路に通じる後端開口を有するとともに、後端開口を開閉する蓋体を備えているので、後端開口を閉めた姿勢に蓋体を変位させることで、通常のノズルと同様に先端開口から内容物を吐出させることができる。また、後端開口を開いた姿勢に変位させることも可能であり、この場合は出口通路の両端部が何れも開いた状態になるので、洗浄が行いやすくなる。
蓋体に、吐出筒部の側壁に設けた軸又は軸穴に揺動自在に保持される軸穴又は軸を設ける場合は、常時、蓋体を吐出筒部に取り付けたままにしておくことができる上、蓋体を揺動させるだけの簡単な操作で後端開口を開閉させることができる。
後端壁に、吐出筒部の軸又は軸穴と中心軸を同じくする円弧状の外周面を設け、蓋体に、外周面に沿う円弧状をなすとともにこの外周面に当接する内周面を設ける場合は、蓋体をぐらつきなく保持できるとともに、後端壁と蓋体との間に隙間がなくなるので、後端開口を確実に閉めた状態にすることができる。
蓋体に、後方に向けて突出する指掛け用のレバーを設ける場合は、蓋体を揺動させる操作がより行いやすくなる。
指掛け用のレバーを有するノズルと、エアゾール容器のマウンティングカップに装着されるカバー部材とを有するエアゾール容器用吐出具にあっては、カバー部材に、ノズルの上部を押圧してステムを押し下げる操作部を設け、レバーを、後端開口を開いた姿勢で操作部の下面に押し当たってこの操作部を上向き傾斜姿勢に変位させるようにすることで、後端開口が閉まっているか否かが操作部の姿勢で容易に判断できる。また、後端開口が閉まっていないまま操作部を押圧しても、レバーも一緒に揺動して後端開口を閉めることができるので、閉め忘れによる不具合が有効に回避できる。
本発明に従うノズル及びこのノズルを備える吐出具の一つの実施形態を、エアゾール容器に装着した状態で示す、正面視での半断面図である。 図1に示すノズル及び吐出具の要部を示す、側面視での断面図である。 図1に示すノズル及び吐出具の平面視での半断面図である。 (a)は、図2に示す状態から操作部を押し下げて内容物を吐出させる状態を示す図であり、(b)は、ノズルを洗浄する状態を示す図である。 本発明に従うノズル及びこのノズルを備える吐出具の他の実施形態を、エアゾール容器に装着した状態で示す、正面視での半断面図である。 図5に示すノズル及び吐出具の要部を示す、側面視での断面図である。 図5に示すノズル及び吐出具の平面視での半断面図である。 (a)は、図6に示す状態から操作部を押し下げて内容物を吐出させる状態を示す図であり、(b)は、ノズルを洗浄する状態を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明をより具体的に説明する。
図1は、本発明に従うノズル及びこのノズルを備える吐出具の一つの実施形態を、エアゾール容器に装着した状態で示す、正面視での半断面図であって、図2は、図1に示すノズル及び吐出具の要部を示す、側面視での断面図であって、図3は、図1に示すノズル及び吐出具の平面視での半断面図であって、図4(a)は、図2に示す状態から操作部を押し下げて内容物を吐出させる状態を示す図であり、図4(b)は、ノズルを洗浄する状態を示す図である。なお、本明細書において「前方」とは、図2を参照して、内容物を外界に向けて吐出させる開口(先端開口7e)が位置する側であり、「後方」とは、エアゾール容器の中心軸線を挟んでこれと反対側である。また「側方」とは、前方から後方に向かってエアゾール容器を見る際の左右方向である。
図1及び図2において、符号1はエアゾール容器(以下、単に「容器」と称す場合もある)であり、符号2はこの容器に取り付けられる吐出具である。吐出具2は、カバー部材3とノズル6で構成されるものであり、更に、本実施形態でカバー部材3は、固定盤4及び外カバー5で構成されている。またノズル6は、ノズル本体7及び蓋体8で構成されている。
本実施形態でエアゾール容器1は、同形状となる2つのエアゾール缶を左右に並べた、一般に二連式エアゾール容器と称されるものである。エアゾール缶は、有底筒状となる金属製の容器本体1aの上端部に、これもまた金属製となるマウンティングカップ1bの外縁を巻き締めして固着したものであり、それぞれのエアゾール缶には、互いに異なる種類の内容物が充填されている。また、マウンティングカップ1bの中央部には、エアゾール缶内に充填した内容物を、押し下げによって噴出させるステム1cを設けている。
固定盤4は、2つのエアゾール缶を一括りにして保持するものであり、2つのマウンティングカップ1bのそれぞれを囲繞するとともにこれらのマウンティングカップ1bに係止される周壁4aと、ステム1cを挿通させる開口4bを有し周壁4aの上端と連結する天壁4cとを備えていて、周壁4aには、この周壁4aを下方から上方に向けて切り欠いてマウンティングカップ1bに係止させる際に周壁4aを撓ませるスリット4dが設けられている。また、周壁4aの側方には、下方に向かって外側に傾斜する傾斜面付きの係合爪4eが設けられている。
外カバー5は、ステム1cを露出させる開口5aを有するとともに固定盤4の上方に位置する上壁5bを備えている。上壁5bは、図1に示すように、その側方外縁から起立する連結壁5cを介して頂壁5dにつながっている。また、頂壁5dの周囲には、外周壁5gが連結していて、その前方及び後方には、開口5e、5f(図2参照)が設けられている。また、外周壁5gの側方には、図1に示すように、係合爪4eに係止される係合孔5hを有する揺動片5iが設けられている。揺動片5iは、その前方及び後方に設けた連結片5jによって外周壁5gに連結するものであり、連結片5jよりも上方に位置する揺動片5iの上方域を内側に押圧すれば、揺動片5iは連結片5jを中心に揺動し、係合孔5hが外側に変位して係合爪4eとの係合を外すことができる。また、頂壁5dの中央部には、図2、図3に示すように、薄肉状のヒンジ5kを介して連結し、内容物を吐出させる際に指で押す部位となる操作部5mが設けられている。更に、操作部5mの下面には、指で押された際にノズル本体7に押し当たるリブ5nが、ステム1cの上方に位置するように総計2つ設けられている。
ノズル本体7は、図2に示すように、ステム1cに連結する連結部7aを備えている。連結部7aの下方は、それぞれのステム1cを取り囲む筒状になっていて、ここに、外カバー5の開口5aに引っ掛かる爪部7bを設けている。また、連結部7aの内側には、各ステム1cからの内容物をそれぞれ独立して導入する、縦型となる2つの入口通路7cが設けられている。また、ノズル本体7は、連結部7aから前方に向けて延在する2つの吐出筒部7dを備えていて、吐出筒部7dの内側には、入口通路7cにつながるとともに吐出筒部7dに沿って伸延し、吐出筒部7dの先端開口7eから内容物を吐出させる、横型の出口通路7fを備えている。
また、図2に示すように、吐出筒部7dの後方は、出口通路7fに通じる後端開口7gを残して後端壁7hにて閉鎖されている。更に、図1、図3に示すように吐出筒部7dの側方には、外側に向けて突出する円柱状の軸7iが、左右で一対設けられている。ここで、後端壁7hの外周面は、図2に示すように円弧状になっているが、この外周面は、軸7iの中心軸O1(図3参照)と同じ中心軸を持つ形状になっている。
蓋体8は、図2に示すように、後端壁7hの径方向外側に位置する蓋体基部壁8aを備えている。蓋体基部壁8aの内周面は、後端壁7hの外周面に沿って円弧状をなすとともに、この外周面に当接するように形成されている。また蓋体基部壁8aの側方には、図3に示すように、左右で対をなす平板状の蓋体側壁8bが設けられていて、それぞれの蓋体側壁8bには、軸7iに適合する軸穴8cが設けられている。更に、蓋体基部壁8aには、後方に向けて突出するレバー8dが設けられている。
このように構成される容器1及び吐出具2を用いて内容物を吐出させるに当たっては、操作部5mに指を当てて下方に押圧し、操作部5mを、図2に示す水平姿勢から図4(a)に示す下向き傾斜姿勢に変位させ、操作部5mの下面に設けたリブ5nを、ノズル本体7の上部に押し当てる。これにより、ノズル本体7及び2本のステム1cが下方に変位して、それぞれのステム1cから内容物が噴出する。そしてステム1cから噴出させた内容物は、入口通路7cから出口通路7fを経て、先端開口7eより外界に向けて吐出される。この場合、図4(a)に示すように、吐出筒部7dの後端開口7gは、蓋体8によって閉められているので、後端開口7gから内容物が吐出されることはない。また、外カバー5の上壁5bは、後方部分が下方に傾斜しているので、ノズル本体7とともに蓋体8が下方に移動しても、レバー8dとの干渉を避けることができる。
ノズル本体7の内側を洗浄するに当たっては、図1に示す揺動片5iを内側に押圧して係合爪4eと係合孔5hとの係合を解除し、外カバー5、ノズル本体7及び蓋体8を容器1から取り外す。そして、図4(b)に示すように、矢印の向きにレバー8dを引き上げることで、蓋体8が軸穴8cを中心に揺動して、後端開口7gを開くことができる。これにより、出口通路7fは、その両端が開放された状態となり、先端開口7e又は後端開口7gの一方の開口から勢いよく水を流し込むことで、その勢いのまま他方の開口から排水することができるので、出口通路7fに付着していた内容物を効率よく洗い流すことができる。なお、ノズル本体7及び蓋体8は、操作部5mを上方に傾斜させるとともにノズル本体7を上方に引き上げることで、外カバー5から取り外すことができるので、ノズル本体7の洗浄作業は、これらのみを取り外して行うことも可能である。
その後は、取り外した部材を元のように容器1に組み込めば、ノズル本体7が目詰まりしていない状態で内容物を吐出させることができる。なお、図4(b)に示すように、後端開口7gを開放したまま容器1に組み込んでも、操作部5mは、引き上げたレバー8dが下面に押し当たることで上向き傾斜姿勢に変位するので、図2に示す通常の姿勢(水平姿勢)との違いによって、後端開口7gが開放したままであることを容易に知ることができる。また、上向き傾斜姿勢のままで操作部5mを押圧しても、レバー8dが揺動して後端開口7gは閉じられるので、閉め忘れによる不具合を有効に防止することができる。
次に、図5〜図8を参照して、本発明に従うノズル及びこのノズルを備える吐出具の他の実施形態について説明する。
図5は、本発明に従うノズル及びこのノズルを備える吐出具の他の実施形態を、エアゾール容器に装着した状態で示す、正面視での半断面図であって、図6は、図5に示すノズル及び吐出具の要部を示す、側面視での断面図であって、図7は、図5に示すノズル及び吐出具の平面視での半断面図であって、図8(a)は、図6に示す状態から操作部を押し下げて内容物を吐出させる状態を示す図であり、図8(b)は、ノズルを洗浄する状態を示す図である。なお、以下の説明において、先の実施形態と同じ名称を付した部位は、同一の機能を有するものである。
図5及び図6において、符号10はエアゾール容器(以下、単に「容器」と称す場合もある)であり、符号20はこの容器に取り付けられる吐出具である。また吐出具20は、カバー部材30とノズル60で構成され、カバー部材30は、固定盤40及び外カバー50で構成され、ノズル60は、ノズル本体70及び蓋体80で構成されている。
本実施形態でエアゾール容器10は、図5に示すように、金属製となる円筒状の容器本体10aに、同じく金属製となるマウンティングカップ10bの外縁を巻き締め等によって固着したものであり、内側には2種類の内容物が別個に収容されている。また容器10は、それぞれの内容物の収容空間につながる総計2本のステム10cを有している。
固定盤40は、マウンティングカップ10bの直上に装着されるものであり、マウンティングカップ10bに沿って階段状をなすとともにその内側に設けた爪部にてマウンティングカップに係止される周壁40aと、ステム10cを挿通させる開口40bを有し、周壁40aの上端と連結する天壁40cとを備えている。また、周壁40aの側方には、下方に向かって外側に傾斜する傾斜面付きの係合爪40eが設けられている。
外カバー50は、ステム10cを露出させる開口50aを有するとともに固定盤40の上方に位置する上壁50bを備えている。上壁50bは、図5に示すように、その側方外縁から起立する連結壁50cを介して頂壁50dにつながっていて、頂壁50dの周囲には、前方及び後方にそれぞれ開口50e、50f(図6参照)を設けた外周壁50gが連結している。また、外周壁50gの側方には、図5に示すように、係合爪40eに係止される係合孔50hを有する揺動片50iが設けられていて、揺動片50iは、その前方及び後方に設けた連結片50jによって外周壁50gに連結するものである。これにより、先の実施形態に述べた揺動片5iと同様に、揺動片50iを内側に押圧することで、係合孔50hと係合爪40eとの係合を外すことができる。また、頂壁50dには、図6、図7に示すように、薄肉状のヒンジ50kを介して連結する操作部50mが設けられ、操作部50mの下面には、総計2つのリブ50nが設けられている。
ノズル本体70は、図6に示すように、ステム10cに連結する連結部70aを備えていて、連結部70aの下方には、外カバー50の開口50aに引っ掛かる爪部70bを備えている。また、連結部70aの内側には、2つの入口通路70cが設けられている。また、ノズル本体70は、連結部70aから前方に向けて延在する2つの吐出筒部70dを備えていて、吐出筒部70dの内側には、入口通路70cにつながるとともに吐出筒部70dに沿って伸延し、吐出筒部70dの先端開口70eから内容物を吐出させる、横型の出口通路70fを備えている。
また、図6に示すように、吐出筒部70dの後方には、後端開口70gを形成した後端壁70hが設けられていて、吐出筒部70dの側方には、図5、図7に示すように外側に向けて突出し、左右で対をなす円柱状の軸70iが設けられている。また、後端壁70hの外周面は、図6に示すように円弧状になっているが、この外周面は、軸70iの中心軸O2(図7参照)と同じ中心軸を持つ形状になっている。
蓋体80は、図6に示すように、後端壁70hの径方向外側に位置する蓋体基部壁80aを備えていて、蓋体基部壁80aの内周面は、後端壁70hの外周面に沿って円弧状をなすとともに、この外周面に当接するように形成されている。また蓋体基部壁80aの側方には、図7に示すように、左右で対をなす平板状の蓋体側壁80bが設けられていて、それぞれの蓋体側壁80bには、軸70iに適合する軸穴80cが設けられている。更に、蓋体基部壁80aには、後方に向けて突出するレバー80dが設けられている。
このように構成される容器10及び吐出具20も、図8(a)、(b)に示すように、前述の容器1及び吐出具2と同様にして、内容物の吐出やノズル本体70の洗浄を行うことができる。
なお、本発明のノズル及びこのノズルを備える吐出具は、これらの実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、前述の実施形態では、ノズル本体の吐出筒部に軸を設け、これに対応する軸穴を蓋体に設けたが、軸及び軸穴を相互に入れ換えて設けてもよい。また蓋体は、ノズル本体に揺動できるようにすることが好ましいが、上下、左右にスライドさせるものでもよく、また、ヒンジを介してノズル本体に連結しても、更に、ノズル本体から取り外すようにしたものであってもよい。また、例えばコンパクト化を優先することを目的として、蓋体に設けたレバーを省略することも可能である。また、カバー部材は、固定盤と外カバーの2つの部材で構成したが、マウンティングカップに係止されるとともに外装品としての機能を持つ、1つの部材として構成してもよい。更に、外カバーに設けた操作部を省略して、ノズルを直接押圧するようにしてもよい。また、ノズル及び吐出具は、1種類の内容物を充填するとともに1つのステムを備えるエアゾール容器に適用することも可能であり、この場合は、ノズルの入口通路及び出口通路を1つにすればよい。
本発明によれば、内側の通路を簡単に洗浄することができる、新たなエアゾール容器用ノズル、及びこのノズルを備えるエアゾール容器用吐出具を提供できる。
1、10 エアゾール容器(容器)
1a、10a 容器本体
1b、10b マウンティングカップ
1c、10c ステム
2、20 吐出具
3、30 カバー部材
4、40 固定盤
4a、40a 周壁
4b、40b 開口
4c、40c 天壁
4d スリット
4e、40e 係合爪
5、50 外カバー
5a、50a 開口
5b、50b 上壁
5c、50c 連結壁
5d、50d 頂壁
5e、5f、50e、50f 開口
5g、50g 外周壁
5h、50h 係合孔
5i、50i 揺動片
5j、50j 連結片
5k、50k ヒンジ
5m、50m 操作部
5n、50n リブ
6、60 ノズル
7、70 ノズル本体
7a、70a 連結部
7b、70b 爪部
7c、70c 入口通路
7d、70d 吐出筒部
7e、70e 先端開口
7f、70f 出口通路
7g、70g 後端開口
7h、70h 後端壁
7i、70i 軸
8、80 蓋体
8a、80a 蓋体基部壁
8b、80b 蓋体側壁
8c、80c 軸穴
8d、80d レバー
O1 軸、軸穴の中心軸
O2 軸、軸穴の中心軸

Claims (5)

  1. エアゾール容器のステムに連結するとともに該ステムからの内容物を導入する入口通路を備える連結部と、該入口通路につながる出口通路を経由して先端開口から内容物を吐出させる吐出筒部とを備えるエアゾール容器用ノズルであって、
    前記吐出筒部は、該吐出筒部の後端壁に前記出口通路に通じる後端開口を有するとともに、該後端開口を開閉する蓋体を備えることを特徴とするエアゾール容器用ノズル。
  2. 前記蓋体は、前記吐出筒部の側壁に設けた軸又は軸穴に揺動自在に保持される軸穴又は軸を有する請求項1に記載のエアゾール容器用ノズル。
  3. 前記後端壁は、前記吐出筒部の軸又は軸穴と中心軸を同じくする円弧状の外周面を有し、前記蓋体は、前記外周面に沿って円弧状をなすとともに該外周面に当接する内周面を有する請求項2に記載のエアゾール容器用ノズル。
  4. 前記蓋体は、後方に向けて突出する指掛け用のレバーを有する請求項1〜3の何れかに記載のエアゾール容器用ノズル。
  5. 請求項4に記載のエアゾール容器用ノズルを備えるとともに、前記エアゾール容器のマウンティングカップに装着されるカバー部材を有するエアゾール容器用吐出具であって、
    前記カバー部材は、前記ノズルの上部を押圧して前記ステムを押し下げる操作部を備え、前記レバーは、前記後端開口を開いた姿勢で該操作部の下面に押し当たり該操作部を上向き傾斜姿勢に変位させるものであるエアゾール容器用吐出具。
JP2013116096A 2013-05-31 2013-05-31 エアゾール容器用ノズル及び吐出具 Active JP6117005B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013116096A JP6117005B2 (ja) 2013-05-31 2013-05-31 エアゾール容器用ノズル及び吐出具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013116096A JP6117005B2 (ja) 2013-05-31 2013-05-31 エアゾール容器用ノズル及び吐出具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014234186A true JP2014234186A (ja) 2014-12-15
JP6117005B2 JP6117005B2 (ja) 2017-04-19

Family

ID=52137178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013116096A Active JP6117005B2 (ja) 2013-05-31 2013-05-31 エアゾール容器用ノズル及び吐出具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6117005B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017131197A1 (ja) * 2016-01-29 2017-08-03 株式会社ダイゾー 吐出部材およびそれを用いたエアゾール製品
JP2019209995A (ja) * 2018-05-31 2019-12-12 株式会社吉野工業所 エアゾール容器用吐出具

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5065909A (en) * 1989-11-29 1991-11-19 Threeco Vented beverage can cover having pivotal spout
JPH1159746A (ja) * 1997-08-08 1999-03-02 Hoyu Co Ltd 2剤吐出容器
US5975435A (en) * 1995-08-16 1999-11-02 Whited, Ii; Sherman E. Adjustable air brush for spray paint cans
JP3064430U (ja) * 1999-05-31 2000-01-21 株式会社ソフト九九コーポレーション エアゾ―ル容器のスプレ―装置
JP2003093263A (ja) * 2001-09-25 2003-04-02 Toto Ltd 人体洗浄装置
JP2005270089A (ja) * 2004-02-24 2005-10-06 Earth Chem Corp Ltd 虫類捕獲用エアゾール製品
JP2011162226A (ja) * 2010-02-09 2011-08-25 Toyo Aerosol Ind Co Ltd エアゾール内容物噴射装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5065909A (en) * 1989-11-29 1991-11-19 Threeco Vented beverage can cover having pivotal spout
US5975435A (en) * 1995-08-16 1999-11-02 Whited, Ii; Sherman E. Adjustable air brush for spray paint cans
JPH1159746A (ja) * 1997-08-08 1999-03-02 Hoyu Co Ltd 2剤吐出容器
JP3064430U (ja) * 1999-05-31 2000-01-21 株式会社ソフト九九コーポレーション エアゾ―ル容器のスプレ―装置
JP2003093263A (ja) * 2001-09-25 2003-04-02 Toto Ltd 人体洗浄装置
JP2005270089A (ja) * 2004-02-24 2005-10-06 Earth Chem Corp Ltd 虫類捕獲用エアゾール製品
JP2011162226A (ja) * 2010-02-09 2011-08-25 Toyo Aerosol Ind Co Ltd エアゾール内容物噴射装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017131197A1 (ja) * 2016-01-29 2017-08-03 株式会社ダイゾー 吐出部材およびそれを用いたエアゾール製品
CN108602612A (zh) * 2016-01-29 2018-09-28 株式会社大造 喷出部件及使用喷出部件的喷雾产品
US20190047777A1 (en) * 2016-01-29 2019-02-14 Daizo Corporation Ejection member and aerosol product using same
US10625930B2 (en) 2016-01-29 2020-04-21 Daizo Corporation Ejection member and aerosol product using same
CN108602612B (zh) * 2016-01-29 2020-11-13 株式会社大造 喷出部件及使用喷出部件的喷雾产品
JP2019209995A (ja) * 2018-05-31 2019-12-12 株式会社吉野工業所 エアゾール容器用吐出具
JP7072988B2 (ja) 2018-05-31 2022-05-23 株式会社吉野工業所 エアゾール容器用吐出具

Also Published As

Publication number Publication date
JP6117005B2 (ja) 2017-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101825440B1 (ko) 에어로졸 용기용 토출구
JP6151575B2 (ja) エアゾール容器用ノズル及びエアゾール容器用吐出具
JP6161958B2 (ja) エアゾール容器用ノズルキャップ
JP5401388B2 (ja) 二連式容器
JP5187742B2 (ja) トリガー式吐出器
JP6117005B2 (ja) エアゾール容器用ノズル及び吐出具
JP2011213399A (ja) 二連式容器
JP2004520911A5 (ja)
JPH11334767A (ja) 二液混合容器
JP5114366B2 (ja) 飲料注出装置のディスペンスヘッド
JP6371041B2 (ja) ノズル及び吐出具
JP6253262B2 (ja) エアゾール容器用ノズル
JP2005041510A (ja) 二連エアゾール式液体噴出容器
JP6932626B2 (ja) ノズルユニット、ならびにそれを備える二液吐出器
JP4681146B2 (ja) 二剤吐出容器
JP6096600B2 (ja) エアゾール容器用吐出具
JP2002326684A (ja) 注出容器
JP7072988B2 (ja) エアゾール容器用吐出具
JP6300685B2 (ja) エアゾール缶用吐出具
KR102333060B1 (ko) 노즐 유닛, 및 그것을 구비하는 2액 토출기
JP4855605B2 (ja) 二剤吐出容器
JP7055566B2 (ja) エアゾール容器用吐出具
JP7118533B2 (ja) エアゾール容器用吐出具
JP7150398B2 (ja) エアゾール容器用吐出具
JP6117006B2 (ja) 吐出具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170321

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170322

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6117005

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150