JP2014234014A - 車両用パネル構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両用パネル構造において、いったん発生した振動を早期に収束させ、さらに振動の収束によって防音をはかる。【解決手段】 本発明の一態様の車両用パネル構造90は、車両内部側の面にリーンフォース20の設置領域45を有する車両用の外板パネル40と、設置領域45に設置されたリーンフォース20と、を備える。車両用パネル構造90は、設置領域45とリーンフォース20との間に位置する結合部材10をさらに備える。結合部材10は、損失係数tanδが0.6以上である結合材料100からなる。【選択図】図1

Description

本発明は車両用パネル構造に関する。
特許文献1はルーフレインフォースメント(リーンフォース)が、マスチックシーラ(マスチック)をルーフパネル(外板パネル)に押し付けるように変形する車両用パネル構造を開示している。
かかる技術は、予め付勢力をルーフレインフォースメントに付与するものである。このためルーフパネルが熱膨張しても、ルーフレインフォースメントが自身の変形によってマスチックシーラをルーフパネルに押し付け続ける。
ゴムを主成分としたマスチック又は充填剤は、リーンフォースと、ルーフなどの外板パネルとの間に充填されている。マスチックは、ルーフパネルとリーンフォースとの間に介在し、リーンフォースが形状を拘束する力をルーフパネルに伝える。このため、ルーフパネルは耐デント性を得る。
特開2010−083248号公報
上記車両用パネル構造は振動、騒音の「発生」を抑制する優れたものである。しかしながら、かかる車両用パネル構造は、一度発生した自身の振動を収めることには適していない。本発明は車両用パネル構造において、いったん発生した振動を早期に「収束」させることを課題とする。さらに振動の収束によって防音をはかることを目的とする。
本発明の一態様の車両用パネル構造は、車両内部側の面にリーンフォースの設置領域を有する車両用の外板パネルと、前記設置領域に設置された前記リーンフォースと、を備える。該車両用パネル構造は、前記設置領域とリーンフォースとの間に位置する結合部材をさらに備える。前記結合部材は、損失係数tanδが0.6以上である結合材料からなる。
前記リーンフォースは前記結合部材と接していることが好ましい。前記リーンフォースは、前記リーンフォースの外縁に位置し、かつ前記外板パネルの側に向いている結合面を介して前記結合部材と接していることが好ましい。前記結合部材は前記設置領域と前記結合面との間にのみ位置していることが好ましい。
前記結合部材は、前記リーンフォースの骨格の中心に沿って、線状を成していることが好ましい。前記結合部材は、前記リーンフォースの骨格の中心に沿って、所定の間隔で連続する散点形状を成していることが好ましい。
前記リーンフォースは、前記リーンフォースの骨格の中心に位置し、かつ前記外板パネルの側に開口を有する凹部をさらに有することが好ましい。前記設置領域は前記開口と接していることが好ましい。
前記結合部材は前記設置領域と接していることが好ましい。前記結合材料は、損失係数tanδが0.9以上であることが好ましい。前記結合材料はブチルゴム又はゴムアスファルトであることが好ましい。
前記車両用パネル構造はさらに、損失係数tanδが0.25以上であるシート材料からなるダンプシートを備得ることが好ましい。前記外板パネルは、車両内部側にリーンフォースの非設置領域を有することが好ましい。前記ダンプシートは前記非設置領域に結合することが好ましい。
前記ダンプシートは前記非設置領域の中の所定範囲に結合し、前記所定範囲は前記非設置領域の25%以下の面積を占めることが好ましい。前記シート材料は、損失係数tanδが0.6以下であることが好ましい。
前記外板パネルは、車両内部側にリーンフォースの非設置領域を有することが好ましい。前記非設置領域は、損失係数tanδが0.6以上であるシート材料からなる、ダンプシートと結合していないことが好ましい。前記非設置領域は、損失係数tanδが0.25以上であるシート材料からなることが好ましい。
前記外板パネルは、車両内部側にリーンフォースの非設置領域を有することが好ましい。前記非設置領域の中の所定範囲は車両内部側の空間と接することが好ましい。前記所定範囲は前記非設置領域の75%以上の面積を占めることが好ましい。前記外板パネルは、車両内部側にリーンフォースの非設置領域を有することが好ましい。前記非設置領域は車両内部側の空間とのみ接していることが好ましい。
本発明の他の態様のルーフパネルは、複数の前記リーンフォースが、所定間隔で整列し、前記非設置領域は、前記設置領域並びに前後のヘッダ及びサイドルーフレールとの取付け部位に囲まれている。
本発明の他の態様の車両用パネル構造は、車両内部側の面に内板パネルの設置領域を有する車両用の外板パネルを備える。車両用パネル構造はさらに前記設置領域に設置された前記内板パネルを備える。車両用パネル構造はさらに前記設置領域と前記内板パネルとの間に位置する結合部材をさらに備える。前記結合部材は、損失係数tanδが0.6以上である結合材料からなる。
本発明の他の態様の車体は、車両内部側の面に前方又は後方のヘッダの設置領域を有するルーフパネルの外板パネルを備える。車体は前記設置領域に結合する前記ヘッダを備える。車体は前記設置領域と前記ヘッダとの間に位置する結合部材をさらに備える。前記結合部材は、損失係数tanδが0.6以上である結合材料からなる、
本発明は車両用パネル構造において、いったん発生した振動を早期に収束させることができる。さらに振動の収束によって防音をはかることができる。
実施形態にかかる車両用パネル構造の断面図である。 結合材料の分子構造を示す模式図である。 比較例1〜3にかかる車両用パネル構造の断面図である。 比較例1にかかる車両用パネル構造の振幅の変化を示すグラフその1である。 各比較例にかかる車両用パネル構造の制振効率を示すグラフである。 比較例1にかかる車両用パネル構造の振幅の変化を示すグラフその2である。 比較例2にかかる車両用パネル構造の振幅の変化を示すグラフである。 比較例3にかかる車両用パネル構造の振幅の変化を示すグラフである。 実施例にかかる車両用パネル構造の制振効率を示すグラフである。 実施例1にかかる車両用パネル構造の振幅の変化を示すグラフである。 実施例2にかかる車両用パネル構造の振幅の変化を示すグラフである。 損失係数と車両用パネル構造が生ずるノイズとの関係を示すグラフである。 損失係数と車両用パネル構造の振動との関係を示すグラフである。 実施例1及び比較例2にかかるブチルゴム使用量を示すグラフである。 実施例4にかかるルーフパネルの外観図である。 実施例4にかかるルーフパネルの断面図である。 実施例4にかかるルーフパネルの断面の部分拡大図である。 実施例5にかかるドアパネルの構成図である。 実施例6にかかる車両用パネル構造の断面図である。 実施例7にかかる車両用パネル構造の断面図である。
[概要]
図1に示すように、本実施形態の車両用パネル構造90は、外板パネル40とリーンフォース20とを備える。外板パネル40は車両用のアウタパネルである。外板パネル40はリーンフォース20の設置領域45を有する。設置領域45は外板パネル40の車両内部側に向く内面50に位置する。
リーンフォース20は設置領域45に設置される。リーンフォース20は、一枚の板から塑性変形して形成してもよく、複数の部材を組み合わせて一個のリーンフォースを形成してもよい。
車両用パネル構造90は結合部材10をさらに備える。結合部材10は設置領域45とリーンフォース20との間に位置する。結合部材10は、所定の損失係数tanδを有する結合材料100からなる。
損失係数tanδは、好ましくは0.25より大きく、さらに好ましくは0.6以上であり、特に好ましくは0.9以上である。結合材料100はブチルゴム又はゴムアスファルトであることが好ましい。
車両用パネル構造90は、外板パネル40に発生した振動を早期に収束させることができる。さらに、車両用パネル構造90は、外板パネル40の振動により生ずる音を速やかに小さくする。このため、車両用パネル構造90は車両内部側の方向及び車両外部側の方向において防音をはかることができる。
[車両用パネル構造]
上記車両用パネル構造の具体例は、ルーフパネル、サイドドア又はバックドアのドアパネルである。これらのパネルが上記構造を有する場合、車室内の騒音を特に低減することが出来る。上記車両用パネル構造はこれらだけでなく、フードパネル、バックパネル、トランクリッド、フェンダーパネル、サイドパネル、アンダーカバー等においても有用である。
[結合部材]
車両用パネル構造90において、結合部材10及びリーンフォース20は、拘束型の制振構造を構成する。リーンフォース20が拘束層として効率的に機能するため、リーンフォース20は結合部材10と接していることが好ましい。
かかる構造は下記の優れた効果を生ずる。まず車両用パネル構造90の制振性能がさらに高まる。さらにリーンフォース20が外板パネル40に密着し、その変形を抑制する。すなわち、リーンフォース20は車両用パネル構造90の耐デント性を高める。
リーンフォース20はリーンフォース20の結合面25を介して結合部材10と接している。結合面25は外板パネル40の側、すなわち車両外部側の方向に向いている。上記の車両用パネル構造90に与える効果をさらに高める。結合部材10は設置領域45と接している。かかる構造は上記の車両用パネル構造90に与える効果をさらに高める。
結合部材10は設置領域45と結合面25との間にのみ位置している。かかる構造は上記各効果を減少させることなく、結合材料100の量を減らすことができる。このため車両用パネル構造90の製造にかかる、経済コスト及び環境負荷を低減することができる。
[結合材料]
図2に示すように結合材料100は主剤101、増量材102、粘着付与材103(タッキーファイヤー)、及び可塑剤104を含有することが好ましい。
主剤はゴム系材料であることが好ましく、鎖状の重合体であることがさらに好ましい。重合体は重合度がマスチックのゴム、例えばブタジエンゴムよりも高いことが好ましい。重合体は、下記式(1)で表される共重合体(ブチルゴム)が好ましい。本明細書中、かかる共重合体を含有する結合材料100そのものをブチルゴムと称する場合がある。
Figure 2014234014
上記式(1)で表される共重合体において、mはイソブテン、nはイソプレンのモノマー比をそれぞれ表す。
増量材102は有機、無機のいずれの材料であってもよく、有機溶剤に対する安定性から炭酸カルシウム(CaCO)が好ましい。増量材102は結合材料100の体積を増やす。
粘着付与材103は低分子の有機成分が好ましい。かかる有機成分は結合材料100に付着性を付与する。粘着付与材103の作用により、結合材料100は設置領域45又は結合面25に付着する。
可塑剤は主剤同士の分子間の結合力を弱めるものが好ましい。可塑剤の材料は特に制限されないが、結合材料100の柔軟性及び流動性を調整する観点から、下記式(2)で表されるフタル酸ジイソノニル(DINP;C2642)が好ましい。
Figure 2014234014
図2に示すように、結合材料100では、主剤101の主鎖の間に可塑剤104が入る。可塑剤104は、鎖状分子である主剤101の分子間の距離を大きくし、それらが引き付けあう力を弱め、主剤101を柔軟な性状にする。広がった主剤101の分子間に極性を持つ粘着付与材103が分散する。さらに増量材102が結合材料100全体に分散する。
結合材料100は下記の制振性能を有する。マスチック等のゴムと異なり、主剤101は架橋を有しないか、マスチックよりも少ない割合でしか有しない。したがって、主剤101は常温で粘性を有している。また結合材料100は、構造を保つことのできる物性を有していなくてもよく、流動性を有するゲル状であってもよい。
主剤101が高速で動いた場合には分子同士の摩擦によって、抵抗が生じる。抵抗は運動エネルギーを熱エネルギーに変換する。このため、外板パネル40の振動は、結合材料100により減衰し、早期に収束する。
結合材料100はまた、ゴムアスファルトであってもよい。ゴムアスファルトの一態様は、アスファルトに生ゴムを配合したものである。生ゴムの例は、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、クロロプレンゴム、スチレンブタジエンスチレンブロックコポリマー(SBS)である。
[効果の説明:従来技術]
本実施形態の車両用パネル構造90の奏する効果を、背景技術で説明した車両用パネル構造を考慮しつつ説明する。図1において、結合部材10の結合材料100に代えて上述のマスチックとした場合を考察する。
一般的なマスチックは合成ゴムを主成分とした弾性接着剤である。マスチックは外板パネル(アウターパネル)と、ルーフレインフォースメント又は内板パネル(インナーパネル)とを接着する。マスチックは車両用パネル構造の剛性を高め、外板パネルにおける振動と騒音の発生を抑制する。
マスチックの主成分は、構造合成を保つのに十分な架橋を有するゴムである。したがってマスチックは損失係数が低いので制振性能も低い。このため、マスチックを有する車両用パネル構造は外板パネルの振動が収束しにくい。マスチックは走行時のルーフの振動や、ドア、フード等の強閉時の衝撃・振動を減衰する力が弱い。このため、車両用パネル構造はノイズを発生する。
マスチックを有する車両用パネル構造においては、制振用の他の部材を追加すべき場合がある。例えば図3に示すように、車両用パネル構造の一態様であるルーフパネル93は、隣り合うリーンフォース20の間に位置するダンプシート60を有する。図3において結合部材10はマスチック99からなる。しかしながら、ダンプシート60は、制振及び防音について限定的な効果しかもたらさない。
[効果の説明:結合材料]
一方、本実施形態では、車両用パネル構造90は、ブチルゴム等の高い損失係数を示す結合材料100を有する。結合材料100は、従来であればマスチックが塗布される部位に、位置する。かかる構成は外板パネル40の振幅を速やかに小さくする。また、その振動の収束に要する時間を短くする。
このため、図1に示すようにダンプシート60が無くても、車両用パネル構造90は走行時の外板パネル40の振動や、ドアの強閉時に外板パネル40に対して加わる衝撃による振動を早期に収束することが出来る。車両用パネル構造90はかかる振動に由来するノイズ、あるいはドア閉まり音を低減できる。
発明者らは、さらに後述するように、本実施形態の車両用パネル構造が、ダンプシートを省略可能なだけではなく、ダンプシートを有する車両用パネル構造よりも優れた制振効果をもたらすことを見出した。
[効果の説明:設置領域]
設置領域45は、従来技術においても、マスチックにより外板パネル40とリーンフォース20とを結合していた部分に相当する。設置領域45は外板パネル40の振動の節に当たる。
本実施形態では、かかる節の部分に損失係数の高い結合材料100からなる結合部材10が位置する。一方、従来技術では、振動の腹に当たる部分に損失係数の高いダンプシートが位置している。
発明者らは、振動の腹の部分に損失係数の高い材料を貼付するよりも、振動の節の部分に高い損失係数を示す材料を用いる方が高い制振効果及び防音効果をもたらすことを見出した。
[リーンフォースの非設置領域]
本実施形態の車両用パネル構造90は、設置領域45を有することで、上記優れた効果を発揮するものである。以下、外板パネル40中の設置領域45以外の領域の、好ましい態様について説明する。
図1に示すように、外板パネル40は、車両内部側にリーンフォース20の非設置領域55を有する。非設置領域55は、ダンプシートと結合していないものであってもよい。ここで想定されるダンプシートは損失係数tanδが0.6以上、又は0.25以上であるシート材料からなる。
非設置領域55の中の所定範囲は車両内部側の空間と接していてもよい。かかる所定範囲は好ましくは非設置領域55の75%以上の面積を占める。非設置領域55は車両内部側の空間とのみ接していてもよい。
[効果の説明:非設置領域とダンプシート]
図3に示す非設置領域55が凹凸面や曲面等の平面的でない形状であった場合、ダンプシートがこれに結合しても、追従性が悪い。これはダンプシートが硬く平板な拘束層と結合しているためである。したがって、ダンプシート60と外板パネル40との間の隙間が生じる。
隙間は水のたまる部位となり、外板パネル40に錆・腐食を生じる可能性がある。さらに隙間は、ダンプシート60自身の剥がれや歪を誘引する場合がある。このため、ダンプシートは複雑な表面形状を有する外板パネルに不向きである。
一方で、図1においてリーンフォース20は、外板パネル40に取り付けられる前に塑性変形加工を受けることができる。したがってリーンフォース20は、比較的自由に形状を成すことが出来る。また、非設置領域55は上述の通り空間に接していてもよい。このため、車両用パネル構造90は外板パネル40の形状に左右されることなく、上述の制振・防音効果を発揮することが出来る。
非設置領域55に平面的でない形状がある場合、ダンプシートの貼り付けは不良になりやすい。また、ダンプシートの貼付部位で、外板パネルが歪む場合がある。また、ダンプシートと外板パネルの界面で、外板パネルが腐食することがある。
ダンプシートの形成は、ブチルゴムをシート状に成型すること、ダンプシートに拘束層を取り付けること、及びダンプシートを外板パネルに貼付することを必要とする。かかる工程は製造コストの増加要因となる。このため、ダンプシートは高い効果をもたらすものの、ダンプシートを有する車両用パネル構造の設計には注意を要する。
一方で、本実施形態の車両用パネル構造90においては、マスチックをリーンフォース20に塗布する工程の代わりに、結合部材10を取り付ける工程を設ければよいだけである。すなわち図3において、リーンフォース20とダンプシート60とを別々に取り付ける必要はなく、結合部材10を用いてリーンフォース20の取付けのみで足りる。
従来技術では、ダンプシートは非設置領域55中、面積比50%以下の領域に貼り付いている。車両用パネル構造90は、上記損失特性を有する結合材料100を有する。このため、ダンプシートによらずとも、後述するように上記ダンプシート有する車両用パネル構造と同程度の制振性能を得ることが出来る。
以下、各実施例の説明中、上記実施形態又は先に述べた実施例と同一の構成要素に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
[実施例1]
本実施例の車両用パネル構造は、図1に示す車両用パネル構造90を有するルーフパネルである。かかるルーフパネルは後述する図15に示すルーフパネル94に相当する。結合材料100はイイダ産業社製のブチルゴム、ゼトロα(tanδ=0.6)である。結合材料100は同社製ゼトロβ又はγでもよい。
本実施形態において、損失係数tanδは、材料に与えた応力により生じたエネルギーの内、熱として材料外部へ拡散する成分にかかる損失弾性率E’’(Pa)と、材料の内部に蓄えられる成分にかかる貯蔵弾性率E’(Pa)と、の比(E’’/E’)を示す。
[実施例2]
本実施例の車両用パネル構造は、結合材料100のみ実施例1と異なるルーフパネルである。結合材料100はアロン化成製のゴムアスファルトシート、放熱エラストマーCH(tanδ=0.9)である。他の要素は、実施例1のものと共通する。
[比較例1]
図3に示すように、本比較例のルーフパネル93は、外板パネル40とリーンフォース20とを備える。外板パネル40はリーンフォース20の設置領域45を有する。設置領域45は外板パネル40の車両内部側に向く内面50に位置する。リーンフォース20は設置領域45に設置される。
車両用パネル構造90は結合部材10をさらに備える。結合部材10は設置領域45とリーンフォース20との間に位置する。結合部材10は、セメダインオートモーティブ社製のマスチック、S440からなる。
外板パネル40は、車両内部側にリーンフォース20の非設置領域55を有する。非設置領域55は隣り合う設置領域45の間に位置する。ルーフパネル93は、隣り合うリーンフォース20の間に位置するダンプシート60を有する。ダンプシート60は非設置領域55に結合する。
ダンプシート60は非設置領域55の全体に結合する。ダンプシート60は所定のシート材料からなる。シート材料は実施例1の結合材料100と同一の材料である。拘束層66はダンプシート60の車両内部側に位置する。拘束層66の材料はアルミ箔である。
[比較例2]
比較例1と異なり、ダンプシート60は非設置領域55の中の貼付範囲65に結合する。貼付範囲65は、非設置領域55の50%の面積を占める。他の構成要素は比較例1と同等である。
[比較例3]
比較例2と異なり、貼付範囲65は、非設置領域55の25%の面積を占める。他の構成要素は比較例1,2と同等である。
[比較例4]
比較例1〜3と異なり、ルーフパネル93はダンプシート60を有さない。他の観点から見ると、本比較例の車両用パネル構造は、図1に示す結合部材10のみ実施例1と異なるルーフパネルである。結合部材10はセメダインオートモーティブ社製のマスチック、S440からなる。
[ダンプシートの制振効果]
図4のグラフ中、実線61は比較例1のルーフパネルの振動の計算モデルから導かれる振動曲線である。破線62は比較例4のルーフパネルの振動の計算モデルから導かれる振動曲線である。ダンプシート60を貼り付けることで、ルーフパネル93の振動はより速やかに減衰する。すなわちダンプシート60は制振効果を有する。
図5は、図4中の各振動曲線において、3サイクル目の振幅と、1サイクル目の振幅と、の比をルーフパネルの振動の減衰率として表したものである。以下、かかる値を減衰率という。図5は、同様に比較例2,3の減衰率も表している。
比較例4のようにマスチックのみ有するルーフパネルにおいて、減衰率は約0.7である。ルーフパネルの有するダンプシートの占める面積が大きいほど、その振動の減衰効率が高まり、より速く振動が減衰する。
図5に示すように、比較例1において減衰率が約0.2である。なお、図6に示すように1サイクル目の振幅を1とした場合、振幅は、3サイクル目において約0.2、5サイクル目において0.1以下に減少する。
図5に示すように、比較例2において減衰率が約0.4である。なお、図7に示すように1サイクル目の振幅を1とした場合、振幅は、3サイクル目において約0.4、5サイクル目において0.2以下に減少する。
図5に示すように、比較例3において減衰率が0.5〜0.6である。なお、図8に示すように1サイクル目の振幅を1とした場合、振幅は、3サイクル目において0.6以下、5サイクル目において約0.3に減少する。
[結合材料の制振効果]
図9は、実施例1,2及び比較例4について、上記同様の計算モデルによって得た減衰率を示すグラフである。
図9に示すように、実施例1において減衰率が約0.4である。なお、図10に示すように1サイクル目の振幅を1とした場合、振幅は、3サイクル目において約0.4、5サイクル目において0.2以下に減少する。
図9に示すように、実施例2において減衰率が約0.3以下である。なお、図11に示すように1サイクル目の振幅を1とした場合、振幅は、3サイクル目において0.3以下、5サイクル目において0.1以下に減少する。
上記解析結果は高減衰の材料を、例えば比較例4のようなマスチックの塗布部位に塗布すると、ダンプシート貼付時と同程度、又はより高い振動の減衰効率を得ることが出来ることを示す。実施例1において、かかる減衰効率は、比較例2における減衰効率と同程度である。また、実施例2において、かかる減衰効率は、比較例1における減衰効率に迫るものである。
[結合材料のノイズ低減効果]
図12は、結合材料のノイズ低減効果を表すグラフである。図12は、結合部材をリーンフォースとルーフとの間に有する車両モデルに関する、発音の変化代(dB)のCAE(Computer Aided Engineering)解析結果である。かかる車両モデルは実施例1,2のルーフパネルを有する車両モデルを含む。
発音量は車両モデル中の前席における37Hzの音の音量を指標としている。実線は計算モデル上の発音量変化代と損失係数の関係を表す。破線はその回帰直線を表す。図12は、損失係数の増加に対して、発音量が単調減少することを示す。
図13は、結合材料のルーフパネル振動低減効果を表すグラフである。図13は、同じ車両モデルに関する、振動レベルの変化代(dB)のCAE解析結果である。振動レベルは、車両モデルのルーフパネル中の強振している部位、すなわち最大振幅部における37Hzの振動を指標としている。
最大振幅部は、リーンフォースの設置領域間の振動の腹の部分に相当する。実線は計算モデル上の振動レベルの変化代と損失係数の関係を表す。破線はその回帰直線を表す。図13は、損失係数の増加に対して、振動レベルは単調減少することを示す。
上記解析結果は、振動レベルの減少に対して、発音量は線形的に減少することを示す。また、それらの変化代(dB)は1:1の関係にあることを示す。例えば損失係数tanδ=0.9の結合材料は、損失係数tanδ=0.35の結合材料に比べ、3.5dB程度の振動レベルの低減をもたらし、さらに3dB程度の発音量の低減をもたらすことを示す。
上記解析結果は、実施例1,2において、結合材料が車両用パネル構造の生ずるノイズを低減することを示す。また上記解析結果は、実施例1,2において、結合部材を備える車両用パネル構造が、防音効果を有することを示す。
[材料使用量の低減効果]
上述の通り、実施例1の結合材料100と、比較例2のシート材料は同一のブチルゴムである。図14は、実施例1及び比較例2において、ブチルゴムの使用量の質量比を示す。実施例1のブチルゴムの使用量を1とする。矢印は、実施例1においてブチルゴムの使用量が、比較例2に対して約1/4に減少することを示す。
図14は、リーンフォース20と外板パネル40の間に入れることでブチルゴムの使用量を減らせることを示す。さらに振動減衰効率の高い結合材料を用いることで、振動減衰効果のある材料の使用量を低減できる。
[実施例3]
本実施例の車両用パネル構造は、図3に示すルーフパネル93において、結合部材10の材料が比較例1〜3と異なる。ルーフパネル93は、マスチック99の代わりに、実施形態又は実施例1,2に記載の損失係数の高い結合材料からなる結合部材10を備える。
別の観点から見ると、ルーフパネル93は、実施例1,2の車両用パネル構造90の構成要素に加え、さらに、ダンプシート60を備えるものである。ダンプシート60は所定のシート材料からなる。シート材料の損失係数tanδは0.25以上である。
かかるルーフパネル93は、外板パネル40に発生した振動をさらに早期に収束させることができる。さらに、ルーフパネル93は、外板パネル40の振動により生ずる音を速やかに小さくする。
非設置領域55中の貼付範囲65は、好ましくは非設置領域55の50%以下、さらに好ましくは25%以下の面積を占める。シート材料は好ましくは0.6以下の損失係数tanδを示す。
拘束層66の材料は特に限定されないが、ガラスクロス、又はアルミニウムの薄板であることが好ましい。拘束層66は、ダンプシート60と結合して拘束型の制振構造を成す。十分に硬い拘束層66は制振構造に望ましい曲げ弾性率を与えることが出来る。かかるルーフパネル93は制振性能が高い。
[実施例4]
<概要>
図15,16は車両用パネル構造90の一実施例であるルーフパネル94を示す。ルーフパネル94は、車両左側のサイドパネル58及び車両右側のサイドパネル59と面している。図16に示すリーンフォース21〜23は上述のリーンフォース20と同等の部材である。
複数のリーンフォース21〜23は、所定間隔で整列車両前方から後方に向かって整列する。図16は3本の直線状のリーンフォース21〜23が表す。リーンフォースの形状及び個数は、耐デント性及び重量のバランスを考慮して適宜設計可能である。リーンフォースは1,2,3個でもよく、4個以上でも良い。
リーンフォース21は車両前方のフロントヘッダ28及び車両後方のリーンフォース22と隣り合う。リーンフォース22は車両前方のリーンフォース21及び車両後方のリーンフォース23と隣り合う。リーンフォース23は車両前方のリーンフォース22及び車両後方のリアヘッダ29と隣り合う。
かかる順で並ぶリーンフォース21〜23は、フロントヘッダ28及びリアヘッダ29のみでは剛性を十分な保てない外板パネル中央部の剛性を高める。さらに後述する通り、損失係数の高い結合材料からなる結合部材を介して外板パネル40に結合することで制振作用を発揮する。
リーンフォース21〜23はそれぞれリーンフォースの骨格の中心35〜37を有する。設置領域45に相当する設置領域41〜43は車両内部側に、それぞれ骨格の中心35〜37に沿って位置している。
<詳細>
図16に示すように、リーンフォース21〜23は、外板パネル40の側にそれぞれ凹部を有する。リーンフォース21〜23の凹部はそれぞれ開口31〜33を有する。中心35〜37は、それぞれリーンフォース21〜23の凹部に位置する。すなわち、各凹部はリーンフォースの骨格の中心を含むので、リーンフォース21〜23に曲げ強度を与える。
設置領域41〜43は外板パネル40の車両内部側に向く内面に位置する。リーンフォース21〜23はそれぞれ設置領域41〜43に対向する。設置領域41〜43はそれぞれ開口31〜33に面している。上記構造は、ルーフパネル94の耐デント性を高める。他の実施例又は実施形態において、リーンフォースが同じ特徴を有していても、同様の効果を奏する。
非設置領域51〜54は、それぞれ車両前方側のフロントヘッダ28の設置領域48、設置領域41〜43及び、車両後方側のリアヘッダ29の設置領域49、と交互に並んでいる。
非設置領域51〜54は、設置領域41〜43及び前後のヘッダと、車両左側のサイドルーフレールとの取付け部位56及び車両右側のサイドルーフレールとの取付け部位57と、に囲まれている領域である。非設置領域51〜54をひとまとめの非設置領域とみなす場合も同様である。「ひとまとめの非設置領域」については後述する変形例を参照されたい。
<結合の態様>
図17は図16のリーンフォース21の断面の周辺を拡大した図である。図17に示すようにリーンフォース21は結合面26を介して結合部材11と接している。結合部材11は結合部材10と同等の部材である。結合面26はリーンフォース21の車両前方方向の外縁に位置するフランジ16に位置し、かつ外板パネル40の側に向いている。
リーンフォース21は、さらに結合面27を介して結合部材12と接している。結合部材12は結合部材11と同等の部材である。リーンフォース21はフランジ16に対して開口31を挟んで反対側であって、車両後方方向の外縁に位置するフランジ17を有する。結合面27はリーンフォース21のフランジ17に位置し、かつ外板パネル40の側に向いている。
リーンフォース22,23もリーンフォース21と同様の構造を有する。かかる構成により、リーンフォース21〜23は一枚板から塑性変形して製造することが出来る。また、リーンフォース21〜23は軽量となる。
図17に示すように、リーンフォース21の凹部15は、側壁13及び側壁14並びに底部18を有する。図中では凹部15は箱型断面を有するが、円弧上の断面であってもよい。
側壁13はフランジ16及び底部18に接する。側壁14はフランジ17及び底部19に接する。外板パネル40に対し側壁13及び側壁14は所定の角度をなしている。このため、リーンフォース21は外板パネル40の変形を抑制することができる。
リーンフォースの設置領域41はリーンフォースの非設置領域51及び52の間に位置する。設置領域41は、リーンフォースの非設置面44、並びにリーンフォースの設置面46及び設置面47を有する。設置面46は結合面26に対向し、結合部材11に接する。結合部材11は設置面46及び結合面26の間にのみ位置することが好ましい。
設置面47は、非設置面44を挟んで設置面46の反対側に位置する。設置面47は結合面27に対向し、結合部材12に接する。結合部材12は設置面47及び結合面27の間にのみ位置することが好ましい。非設置面44は開口31を成す空間に面することが好ましい。
開口31は、結合材料100、その他の充填剤で満たされていないことが好ましい。かかる充填がなされた場合、リーンフォース21が外板パネル40を拘束する効果が乏しくなる。また、非設置面44において、外板パネルの変形をもたらす場合がある。
また、結合材料100を開口31に充填しても、制振効果を高めることは難しいため、コスト面で有利とはいえない。また本実施例のルーフパネル94の防音効果は、外板パネル40の振動により生ずるノイズに関し、かかる振動を減衰させる作用により、かかるノイズを減らすものである。
なお上記充填によりリーンフォース中を通る空気が無くなり音を伝えにくくする場合もある。本実施例はかかる構成及び作用を除外するものではないが、本実施例においてかかる効果は副次的なものである。このため開口31は空間であることが好ましい。同様に非設置面44は結合材料100と接していないことが好ましい。
<ヘッダ>
本実施例はフロントヘッダ28及びリアヘッダ29と、外板パネル40との結合様式に特徴を有する自動車の車体をさらに表す。本実施例の車体は、図15に示すように車両内部側の面に前方又は後方のヘッダの設置領域48又は設置領域49を有するルーフパネル94用の外板パネル40を備える。
かかる車体はさらに設置領域48又は設置領域49に結合するフロントヘッダ28又はリアヘッダ29を備える。かかる車体はさらに設置領域48又は49とフロントヘッダ28又はリアヘッダ29との間に位置する結合部材を備える。結合部材10は、損失係数tanδが0.6以上である結合材料100からなることが好ましい。
図16に示すように、フロントヘッダ28及びリアヘッダ29は、それぞれ外板パネル40の側に凹部を有する。各凹部はそれぞれ開口38及び開口39を有する。フロントヘッダ28及びリアヘッダ29の中心は、それぞれの凹部に位置する。すなわち、各凹部はヘッダの骨格の中心を含むので、フロントヘッダ28及びリアヘッダ29に剛性を与える。
設置領域48及び設置領域49は外板パネル40の車両内部側に向く内面に位置する。フロントヘッダ28及びリアヘッダ29はそれぞれ設置領域48及び設置領域49に対向する。設置領域48及び設置領域49はそれぞれ開口38及び開口39に面している。上記構造は、ルーフパネル94の耐デント性を高める。
不図示の結合部材10は設置領域48及び設置領域49とフロントヘッダ28及びリアヘッダ29との間に位置し、これらに接する。このためルーフパネル94は、外板パネル40に発生した振動を早期に収束させることができる。さらに、ルーフパネル94は、外板パネル40の振動により生ずる音を速やかに小さくする。このため、ルーフパネル94は車室内外の方向において防音をはかることができる。
ルーフパネル94において、結合部材10並びにフロントヘッダ28及びリアヘッダ29は、拘束型の制振構造を構成する。フロントヘッダ28及びリアヘッダ29が拘束層として効率的に機能するため、フロントヘッダ28及びリアヘッダ29は結合部材10と接していることが好ましい。
かかる構造は下記の優れた効果を生ずる。まずルーフパネル94の制振性能がさらに高まる。さらにフロントヘッダ28及びリアヘッダ29が外板パネル40に密着し、その変形を抑制する。すなわち、フロントヘッダ28及びリアヘッダ29はルーフパネル94の耐デント性を高める。
不図示の結合部材10は設置領域48及び設置領域49とフロントヘッダ28及びリアヘッダ29との間にのみ位置している。かかる構造は上記各効果を減少させることなく、結合材料100の量を減らすことができる。このためルーフパネル94の製造にかかる、経済コスト及び環境負荷を低減することができる。
なお、開口31〜33と異なり、開口38及び開口39は、種々の充填剤で満たされていてもよい。かかる充填がなされた場合であっても、外板パネル40の変形の恐れは少ないためである。
[実施例5]
図18は車両用パネル構造90の一実施例であるドアパネル92を示す。ドアパネル92は内板パネル68と外板パネル69とを備える。図18の外板パネル69をくりぬいた部分にみられるように、内板パネル68と外板パネル69との間には1又は2以上のリーンフォース70が位置する。
リーンフォース70は外板パネル69が車両外部に向かって膨らんだ箇所に取り付けることが好ましい。かかる箇所は内板パネル68による、拘束力が働きにくいため振動が発生しやすいからである。
リーンフォース70は結合部材10を間に挟んで、外板パネル69の車両内部側に接する。リーンフォース70はドアパネル92の左右方向と平行に、又はかかる方向に対して0〜45度の角度を成すように取り付けてもよい。
図18に示すように結合部材10は、リーンフォース70の骨格の中心30に沿って、連続する、又は不連続な線状を成していることが好ましい。結合部材10はリーンフォース70の結合面75からはみ出さない範囲に位置することが好ましい。また、結合部材10は、リーンフォース70の骨格の中心30に沿って、所定の間隔で連続する散点形状を成していてもよい。
このため、ドアパネル92は走行時の外板パネル69の振動や、ドアの強閉時に外板パネル69に対して加わる衝撃による振動を早期に収束することが出来る。ドアパネル92はかかる振動に由来するノイズ、特にドア閉まり音を低減できる。
かかる結合部材10の態様は、その制振効果を減少させることなく、結合材料100の必要量を減らすことができる。このためルーフパネル93の製造にかかる、経済コスト及び環境負荷を低減することができる。他の実施例又は実施形態において、結合部材10が同じ特徴を有していても、同様の効果を奏する。
外板パネル69は所望の意匠を有することが出来る。例えば外板パネルの折り曲げ部を有するプレスラインを有していてもよい。かかる場合、プレスラインが外板パネル69の車両内部側の表面に凹凸を生ずる。かかる凹凸は上述のダンプシートを貼付した場合に剥がれ等を生ずる。
一方、本実施例のドアパネル92は、ダンプシートを有していなくても、高い制振効果を有する。このため、本実施例のドアパネル92は、高い制振効果及び所望の意匠を有しつつ、ダンプシートの剥がれ等の問題を解消することが出来る。プレスラインは、上述のルーフパネルやその他車両用パネル構造の外板パネルにおいても設けることが出来る。
[実施例6]
図19に示すように、本実施例の車両用パネル構造95は、リーンフォース80を有する。リーンフォース80は結合面85を介して結合部材10と接している。結合面85はリーンフォース80の底部に位置し、かつ外板パネル40の側に向いている。開口34はリーンフォース80のフランジ側に位置し、かつ外板パネル40の反対側を向いている。リーンフォース80のフランジは、不図示のインナーパネルに結合することが出来る。
車両用パネル構造95は、外板パネル40に発生した振動を早期に収束させることができる。さらに、車両用パネル構造95は、外板パネル40の振動により生ずる音を速やかに小さくする。このため、車両用パネル構造95は車両内部側の方向及び車両外部側の方向において防音をはかることができる。
[実施例7]
図20に示すように、本実施例の車両用パネル構造97は、車両内部側の内面50に内板パネル81の設置領域45を有する車両用の外板パネル40を備える。車両用パネル構造97はさらに設置領域45に設置された内板パネル81を備える。
車両用パネル構造97はさらに設置領域45と内板パネル81との間に位置する結合部材10を備える。結合部材10は、損失係数tanδが0.6以上である結合材料100からなることが好ましい。
図20に示すように、本実施例の車両用パネル構造97は、内板パネル81を有する。内板パネル81は結合面86を介して結合部材10と接している。結合面86は内板パネル81の車両外部側の方向に位置し、かつ外板パネル40の側に向いている。
車両用パネル構造95は、外板パネル40に発生した振動を早期に収束させることができる。さらに、車両用パネル構造95は、外板パネル40の振動により生ずる音を速やかに小さくする。このため、車両用パネル構造95は車両内部側の方向及び車両外部側の方向において防音をはかることができる。
車両用パネル構造97において、結合部材10及び内板パネル81は、拘束型の制振構造を構成する。内板パネル81は結合部材10と接しているため、内板パネル81が拘束層として効率的に機能する。内板パネル81は、一枚の板から塑性変形して形成してもよく、複数の部材を組み合わせて形成してもよい。
かかる構造は下記の優れた効果を生ずる。まず車両用パネル構造97の制振性能がさらに高まる。さらに内板パネル81が外板パネル40に密着し、その変形を抑制する。内板パネル81は波状断面を有するため、リーンフォース同様に、内板パネル81は車両用パネル構造97の耐デント性を高める。すなわち内板パネル81は実施形態に示したリーンフォース20の一種として機能する。
結合部材10は設置領域45と結合面86との間にのみ位置している。かかる構造は上記各効果を減少させることなく、結合材料100の量を減らすことができる。このため車両用パネル構造97の製造にかかる、経済コスト及び環境負荷を低減することができる。本実施例の車両用パネル構造95はフードパネルとして好適である。
[変形例]
なお、本発明は上記実施形態及び実施例に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。上記実施形態等では乗用自動車を例として、車両用パネル構造を示した。かかる車両用パネル構造は、バス、貨物自動車、又は軌道系輸送車両のボディ外板にも好適に使用可能である。
上記実施形態等では主としてリーンフォースと外板パネルとの結合の態様について説明した。しかしながらかかる結合の態様は、ヘッダと外板パネルとの結合の態様、及び内板パネルと外板パネルとの結合の態様にも応用可能であり、何らこれを妨げない。
<実施例4にかかるひとまとめの非設置領域>
上記実施形態等における車両用パネル構造は、ダンプシートを全部又は一部省略してもなお高い制振効果を得られるものである。ここで、実施例3において、非設置領域55について、所定の大きさのダンプシート60を貼付するものとした。かかる態様は、他の実施形態及び実施例においても適用可能である。
例えば、実施例4においては別個に独立したリーンフォースの非設置領域51〜54を設けた。この場合、非設置領域51〜54の個々について実施例3の態様を適用してもよい。一方、非設置領域51〜54をひとまとめの非設置領域とみなし、ダンプシートの貼付範囲が該非設置領域に占める割合を設計してもよい。
例えば図15,16において非設置領域51にダンプシートを貼付せず(0%)、非設置領域52〜54にダンプシートを貼付してもよい。かかる場合にひとまとめの非設置領域に占めるダンプシートの貼付範囲が25〜50%となってもよい。
10 結合部材 11 結合部材
12 結合部材 20 リーンフォース
21 リーンフォース 22 リーンフォース
23 リーンフォース 25 結合面
26 結合面 27 結合面
28 フロントヘッダ 29 リアヘッダ
30 中心 31 開口
32 開口 33 開口
34 開口 35 中心
36 中心 37 中心
40 外板パネル 41 設置領域
42 設置領域 43 設置領域
45 設置領域 48 設置領域
49 設置領域 51 非設置領域
52 非設置領域 53 非設置領域
54 非設置領域 55 非設置領域
56 部位 57 部位
60 ダンプシート 65 貼付範囲(所定範囲)
69 外板パネル 70 リーンフォース
75 結合面 80 リーンフォース
81 内板パネル 85 結合面
86 結合面 90 車両用パネル構造
94 ルーフパネル 95 車両用パネル構造
97 車両用パネル構造 100 結合材料

Claims (20)

  1. 車両内部側の面にリーンフォースの設置領域を有する車両用の外板パネルと、
    前記設置領域に設置された前記リーンフォースと、を備える車両用パネル構造において、
    前記設置領域と前記リーンフォースとの間に位置する結合部材をさらに備え、
    前記結合部材は、損失係数tanδが0.6以上である結合材料からなる、
    車両用パネル構造。
  2. 前記リーンフォースは前記結合部材と接している、
    請求項1に記載の車両用パネル構造。
  3. 前記リーンフォースは、前記リーンフォースの外縁に位置し、かつ前記外板パネルの側に向いている結合面を介して前記結合部材と接している、
    請求項2に記載の車両用パネル構造。
  4. 前記結合部材は前記設置領域と前記結合面との間にのみ位置している、
    請求項3に記載の車両用パネル構造。
  5. 前記結合部材は、前記リーンフォースの骨格の中心に沿って、線状を成している、
    請求項4に記載の車両用パネル構造。
  6. 前記結合部材は、前記リーンフォースの骨格の中心に沿って、所定の間隔で連続する散点形状を成している。
    請求項4に記載の車両用パネル構造。
  7. 前記リーンフォースは、前記リーンフォースの骨格の中心に位置し、かつ前記外板パネルの側に開口を有する凹部をさらに有し、
    前記設置領域は前記開口と接している、
    請求項1〜6のいずれかに記載の車両用パネル構造。
  8. 前記結合部材は前記設置領域と接している、
    請求項1〜7のいずれかに記載の車両用パネル構造。
  9. 前記結合材料は、損失係数tanδが0.9以上である、
    請求項1〜8のいずれかに記載の車両用パネル構造。
  10. 前記結合材料はブチルゴム又はゴムアスファルトである、
    請求項1〜9のいずれかに記載の車両用パネル構造。
  11. さらに、損失係数tanδが0.25以上であるシート材料からなるダンプシートを備え、
    前記外板パネルは、車両内部側にリーンフォースの非設置領域を有し、
    前記ダンプシートは前記非設置領域に結合する、
    請求項1〜10のいずれかに記載の車両用パネル構造。
  12. 前記ダンプシートは前記非設置領域の中の所定範囲に結合し、
    前記所定範囲は前記非設置領域の25%以下の面積を占める。
    請求項11に記載の車両用パネル構造。
  13. 前記シート材料は、損失係数tanδが0.6以下である、
    請求項11又は12に記載の車両用パネル構造。
  14. 前記外板パネルは、車両内部側にリーンフォースの非設置領域を有し、
    前記非設置領域は、損失係数tanδが0.6以上であるシート材料からなる、ダンプシートと結合していない、
    請求項1〜10のいずれかに記載の車両用パネル構造。
  15. 前記非設置領域は、損失係数tanδが0.25以上であるシート材料からなる、ダンプシートと結合していない、
    請求項14に記載の車両用パネル構造。
  16. 前記外板パネルは、車両内部側にリーンフォースの非設置領域を有し、
    前記非設置領域の中の所定範囲は車両内部側の空間と接し
    前記所定範囲は前記非設置領域の75%以上の面積を占める、
    請求項1〜10のいずれかに記載の車両用パネル構造。
  17. 前記外板パネルは、車両内部側にリーンフォースの非設置領域を有し、
    前記非設置領域は車両内部側の空間とのみ接している、
    請求項1〜10のいずれかに記載の車両用パネル構造。
  18. 複数の前記リーンフォースは、所定間隔で整列し、
    前記非設置領域は、前記設置領域並びに前後のヘッダ及びサイドルーフレールとの取付け部位に囲まれている、
    請求項11〜17のいずれかに記載の車両用パネル構造からなるルーフパネル。
  19. 車両内部側の面に内板パネルの設置領域を有する車両用の外板パネルと、
    前記設置領域に設置された前記内板パネルと、を備える車両用パネル構造において、
    前記設置領域と前記内板パネルとの間に位置する結合部材をさらに備え、
    前記結合部材は、損失係数tanδが0.6以上である結合材料からなる、
    車両用パネル構造。
  20. 車両内部側の面に前方又は後方のヘッダの設置領域を有するルーフパネルの外板パネルと、
    前記設置領域に結合する前記ヘッダと、を備える車体において、
    前記設置領域と前記ヘッダとの間に位置する結合部材をさらに備え、
    前記結合部材は、損失係数tanδが0.6以上である結合材料からなる、
    車体。
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