JP2014233930A - テープ印字装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パルス印字からタイマ印字に切り替えるタイミングを精度良く行うことで、つなぎ印字の良好な品質を得ることができるテープ印字装置を提供すること。【解決手段】テープ印字装置では、DCモータに供給される電力が遮断された以降(「スルーダウンエンコーダパルス印字中」)において、エンコーダからの各パルス信号に基づいて、テープ(表層テープ)に対して行うサーマルヘッドによる印字をパルス印字からタイマ印字に切り替える。【選択図】図6

Description

本発明は、つなぎ印字制御が行われるテープ印字装置に関するものである。
従来のテープ印字装置においては、余白カット時や、停止処理が行われる時(例えば、エラーなどで印字を停止した後で印字を再開する場合)などに、つなぎ印字制御が行われる。つなぎ印字制御では、電力供給遮断後のテープ搬送モータの挙動をエンコーダでモニタリングすることにより、フィードバック制御が行われる。
このとき、テープ搬送モータに対する電力供給遮断後からある程度の時間が経過すると、エンコーダからのパルス信号の入力が停止するにも拘わらず、テープ搬送モータが駆動源となって搬送されていたテープ状印字媒体が、慣性力等によって、搬送方向へ移動することがあった。
従って、それ以降においては、エンコーダからのパルス信号のみに基づいて制御が行われると、正確なタイミングで印字することが困難になるため、ホワイトラインと呼ばれる印字ドットの空きが発生し、つなぎ印字の品質に悪影響を与えていた。
そこで、下記特許文献1の技術では、ホワイトラインの発生を防止するため、テープ搬送モータに対する電力供給遮断後から所定時間が経過したときに、エンコーダからのパルス信号に基づいて行われるパルス印字から、タイマからの計測時間に基づいて行われるタイマ印字に切り替えている。
特願2003−516811号公報
しかしながら、このような切り替えによる制御では、以下の各場合には、タイマ印字が開始されるタイミングが最良のポイントから外れる可能性が大きくなるため、つなぎ印字の品質の劣化が懸念される。各場合とは、テープ搬送モータの電力供給遮断後に慣性力等で搬送されるテープ状印字媒体の搬送量が印字速度の高速化で多くなる場合や、その他のばらつきの要素が増えた場合である。
そこで、本発明は、上述した点を鑑みてなされたものであり、パルス印字からタイマ印字に切り替えるタイミングを精度良く行うことで、つなぎ印字の良好な品質を得ることができるテープ印字装置を提供することを課題とする。
この課題を解決するためになされた請求項1に係る発明は、電力が供給されることによってテープ状印字媒体を搬送する駆動源となるテープ搬送モータと、前記テープ搬送モータに設けられたエンコーダと、前記エンコーダからのパルス信号に関する時間を計測するタイマと、前記エンコーダからのパルス信号に基づいて行われるパルス印字から前記タイマからの計測時間に基づいて行われるタイマ印字に切り替えて前記テープ状印字媒体に対して印字を行うサーマルヘッドと、を有するテープ印字装置において、前記エンコーダからのパルス信号をモニタリングする監視手段と、前記テープ搬送モータに供給される電力が遮断された以降に、前記監視手段でモニタリングされた前記エンコーダからの各パルス信号に基づいて、前記テープ状印字媒体に対して行う前記サーマルヘッドによる印字を前記パルス印字から前記タイマ印字に切り替える切替手段と、を備えたこと、を特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載するテープ印字装置であって、前記切替手段は、前記パルス印字を行った直後に前記タイマで計測開始された時間が第1所定時間を経過しても、前記監視手段でモニタリングされた前記エンコーダからの各パルス信号が所定個未満であるときに、前記パルス印字から前記タイマ印字に切り替えること、を特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、請求項1に記載するテープ印字装置であって、前記切替手段は、前記パルス印字を行った直後に前記監視手段でモニタリングされた前記エンコーダからの各パルス信号の間隔時間を前記タイマで計測し、前記タイマで計測された間隔時間が第2所定時間を超えたときに、前記パルス印字から前記タイマ印字に切り替えること、を特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、請求項1に記載するテープ印字装置であって、前記切替手段は、前記監視手段でモニタリングされている前記エンコーダからの各パルス信号の間隔時間を前記タイマで計測し、時間的に隣り合う双方の間隔時間の比率が所定比率を超えたときに、前記パルス印字から前記タイマ印字に切り替えること、を特徴とする。
すなわち、請求項1に係る発明のテープ印字装置では、テープ搬送モータに供給される電力が遮断された以降に、モニタリングされたエンコーダからの各パルス信号に基づいて、テープ状印字媒体に対して行うサーマルヘッドによる印字をパルス印字からタイマ印字に切り替える。この切り替えにより、パルス印字からタイマ印字に切り替えるタイミングを精度良く行うことで、つなぎ印字の良好な品質を得ることができる。
また、請求項2に係る発明のテープ印字装置では、パルス印字を行った直後にタイマで計測開始された時間が第1所定時間を経過しても、モニタリングされたエンコーダからの各パルス信号が所定個未満であるときに、パルス印字からタイマ印字に切り替える。この切り替えにより、パルス印字からタイマ印字に切り替えるタイミングを精度良く行うことで、つなぎ印字の良好な品質を得ることができる。
また、請求項3に係る発明のテープ印字装置では、パルス印字を行った直後にモニタリングされたエンコーダからの各パルス信号の間隔時間をタイマで計測し、タイマで計測された間隔時間が第2所定時間を超えたときに、パルス印字からタイマ印字に切り替える。この切り替えにより、パルス印字からタイマ印字に切り替えるタイミングを精度良く行うことで、つなぎ印字の良好な品質を得ることができる。
また、請求項4に係る発明のテープ印字装置では、モニタリングされているエンコーダからの各パルス信号の間隔時間をタイマで計測し、時間的に隣り合う双方の間隔時間の比率が所定比率を超えたときに、パルス印字からタイマ印字に切り替える。この切り替えにより、パルス印字からタイマ印字に切り替えるタイミングを精度良く行うことで、つなぎ印字の良好な品質を得ることができる。
さらに、請求項4に係る発明のテープ印字装置では、時間的に隣り合う双方のパルス信号の間隔時間の比率から、急激な負荷変動などによる挙動を読み取ることができるため、パルス印字からタイマ印字に切り替えるタイミングをより精度良く行うことができる。
本発明の一実施形態に係るテープ印字装置を表す外観斜視図である。 同テープ印字装置の内部に配置されたテープ駆動印刷機構及びテープ収納カセットの構造を表す平面図である。 図2のテープ駆動印刷機構をテープ収納カセットがない状態を図2の矢印A方向から表す側面図である。 同テープ印字装置の内部に配置されたエンコーダの出力信号であって、(a)はフォトセンサ49bの出力信号、(b)はエンコーダの回転円板が正転した場合のフォトセンサ49cの出力信号、(c)はエンコーダの回転円板が逆転した場合のフォトセンサ49cの出力信号を表すタイミングチャート図である。 同テープ印字装置のブロック図である。 同テープ印字装置で行われる第1の切替機能(パルス印字からタイマ印字への切り替え)を説明するための図である。 同テープ印字装置で行われる第2の切替機能(パルス印字からタイマ印字への切り替え)を説明するための図である。 同テープ印字装置で行われる第3の切替機能(パルス印字からタイマ印字への切り替え)を説明するための図である。 同テープ印字装置で行われる切替機能(パルス印字からタイマ印字への切り替え)を説明するための模式図であって、時間とテープの搬送量との関係を印字ドットで表した図である。
[1.テープ印字装置の基本構成]
以下、本発明の一実施形態に係るテープ印字装置について、図面を参照しつつ説明する。図1に表すように、テープ印字装置1は、本体4の上面に文字キーや制御キーなどの多数のキーを含むキーボード3を有している。
また、テープ印字装置1には、図2に表すように、内部にカセット収納フレーム11が設けられ、このカセット収納フレーム11には、テープ収納カセット30を着脱自在に装着できるようになっている。
また、カセット収納フレーム11には、テープ駆動印刷機構10と、テープを切断するためのカッター17が形成されている。
本体4の側部には、テープの排出口5が形成され、テープ収納カセット30から引き出されて印刷されたテープがカッター17で切断された後に排出口5を経て本体4の外部に排出されるようになっている。
さらに、本体4の内部には、キーボード3からの入力に応じてテープ印字装置1の印刷を制御する制御回路(下記図5参照)が設けられている。
図2に表すように、テープ収納カセット30には、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム等からなる透明な表層テープ31が巻装されたテープスプール32と、インクリボン33が巻装されたリボン供給スプール34と、使用済みのインクリボン33を巻き取る巻取りスプール35と、表層テープ31と同一幅で両面に接着剤層を有する両面接着テープの片面に剥離テープが貼り合わされた二重テープ36が剥離テープを外側にして巻装された基材供給スプール37と、二重テープ36と表層テープ31とを重ねて接合するための接合ローラ39とが、それぞれ所定の位置に回転自在に設けられている。
図2に表すように、カセット収納フレーム11には、軸20aを中心にして揺動可能となるようにアーム20が取り付けられている。アーム20の先端には、図2及び図3に表すように、共にゴムなどの可撓性部材を表面に有するプラテンローラ21及び送りローラ22が回動自在に取り付けられている。
アーム20が最も時計回りに揺動した位置では、プラテンローラ21が表層テープ31及びインクリボン33を介してプレート12に配置されたサーマルヘッド13と圧接し、送りローラ22が表層テープ31及び二重テープ36を介して接合ローラ39と圧接する。
プレート12は、カセット収納フレーム11から立設している。プレート12のプラテンローラ21側には、サーマルヘッド13が配置され、サーマルヘッド13には、多数の発熱素子がテープの搬送方向に対して垂直方向に1列に配列されて構成されている。
プレート12は、テープ収納カセット30がカセット収納フレーム11の所定位置に装着されたときに、テープ収納カセット30が凹部14にはめ込まれるようになっている。
また、図3に表すように、カセット収納フレーム11からは、リボン巻取りローラ15及び接合ローラ駆動ローラ16が立設している。テープ収納カセット30がカセット収納フレーム11の所定位置に装着されると、リボン巻取りローラ15及び接合ローラ駆動ローラ16は、それぞれ巻取りスプール35及び接合ローラ39内に挿入される。
また、カセット収納フレーム11には、テープ搬送用のDCモータ2が取り付けられている。DCモータ2の出力軸41から取り出された回転駆動力は、カセット収納フレーム11に沿って互いに噛み合うように配置された円板状のギア42、43、44、45、46、47、48並びにプラテンローラ21及び送りローラ22とそれぞれ直列に配置された円板状のギア24、25を介して、リボン巻取りローラ15、接合ローラ駆動ローラ16、プラテンローラ21及び送りローラ22にそれぞれ伝えられる。
そのため、DCモータ2に電力が供給されて出力軸41が回転すると、それに応じて巻取りスプール35、接合ローラ39、プラテンローラ21及び送りローラ22が回転し、これらの回転によって生じる駆動力によってテープ収納カセット30内の表層テープ31、インクリボン33及び二重テープ36が巻き解かれつつ下流側へと搬送される。
表層テープ31及びインクリボン33は、互いに重ね合わされてからプラテンローラ21とサーマルヘッド13との間を通過する。表層テープ31及びインクリボン33は、プラテンローラ21とサーマルヘッド13とによって挟まれた状態で搬送されつつ、サーマルヘッド13に配列された多数の発熱素子に選択的かつ間欠的に通電が行われることにより、表層テープ31にインクリボン33のインクがドット単位で転写されて、そこに所望のドット画像が鏡像で形成される。
また、サーマルヘッド13を通過したインクリボン33がリボン巻取りローラ15によって巻き取られた後、表層テープ31が二重テープ36と重ねられて送りローラ22と接合ローラ39との間を通過する。これによって、ドット印刷済みの表層テープ31は、その印刷面側が二重テープ36と強固に重ね合わされる。
表層テープ31と二重テープ36とが重ね合わされた積層テープ38は、表層テープ31の印刷面とは反対側から印刷画像の正像を見ることができるものであって、送りローラ22の下流側に配置されたカッター17によって切断されてから排出口5から排出される。
カッター17は、固定刃17aに対して回動刃17bが回動して切断対象物を剪断する鋏式であり、回動刃17bは、カッター用モータ72(下記図5参照)によって支点を中心に往復揺動することにより積層テープ38を切断する。
切断された積層テープ38は、剥離テープを剥がすことにより任意の場所に貼り付けることが可能な粘着ラベルとして用いることができる。
図3に表すように、DCモータ2には、その回転量を検出するセンサとして、エンコーダ49が取り付けられている。エンコーダ49は、円周方向に一定間隔で形成されたスリットを有し、且つ、DCモータ2の出力軸41が回転軸となるように、これに接続された回転円板49aと、この回転円板49aの両側に発光素子及び受光素子が対向配置された2つのフォトセンサ49b、49c(図3には、フォトセンサ49bのみを表す。フォトセンサ49cは、フォトセンサ49bの後ろに位置する)とを有している。
2つのフォトセンサ49b、49cの発光素子から出射された光線は、回転円板49aの回転に応じて、スリット間で遮蔽されたり、或いは、スリットを通過して受光素子に到達する。
2つのフォトセンサ49b、49cの間隔及びスリットの間隔は、回転円板49aの回転方向が正転の場合と逆転の場合とで、一方のフォトセンサの出力信号に対する他方のフォトセンサの出力信号の位相が180゜ずれるように設定されている。
この点について、図4に基づいて説明する。図4(a)は、回転円板49aが回転している場合のフォトセンサ49bの出力信号である。これに対して、図4(b)は、回転円板49aが正転している場合のフォトセンサ49cの出力信号である。図4(c)は、回転円板49aが逆転している場合のフォトセンサ49cの出力信号である。
フォトセンサ49b、49cの出力から分かるように、回転円板49aが正転しているときには、フォトセンサ49bの出力がロウからハイに変化する時刻において、フォトセンサ49cの出力は既にハイレベルにある。一方、回転円板49aが逆転しているときには、フォトセンサ49bの出力がロウからハイに変化する時刻において、フォトセンサ49cの出力は既にロウレベルにある。
従って、2つのフォトセンサ49b、49cの受光素子の出力信号を比較することによって、回転円板49aが正転しているか、逆転しているかを判断することができる。なお、図3に表すように2つのフォトセンサ49b、49cを用いる代わりに、1つの2相フォトセンサを用いても同様の検出をすることが可能である。
テープ印字装置1の制御回路は、図5に表すように、CPU61、CG−ROM62、ROM64、RAM66、タイマ67、サーマルヘッド13のドライバ回路68、カッター用モータ72のドライバ回路69、DCモータ2のドライバ回路70を有する。CPU61は、CG−ROM62、ROM64、RAM66、タイマ67、ドライバ回路68〜70と接続されていると共に、エンコーダ49、キーボード3、接続インターフェイス77にも接続され、各種演算を行うと共に信号の入出力を管理する。なお、接続インターフェイス77は、パーソナルコンピュータなどの外部機器78と有線又は無線で接続されている。
CG−ROM62は、印刷される文字や記号の画像データをコードデータと対応させてドットパターンで記憶するキャラクタージェネレータ用メモリである。ROM64には、テープ印字装置1を動作させるための各種プログラムやデータテーブル類が格納されている。RAM66は、キーボード3から入力されたデータや外部機器78から接続インターフェイス77を介して取り込まれたデータ、及び、CPU61での演算結果などを一時的に記憶する。タイマ67は、クロック信号に基づいて基準時刻から計測した経過時間をCPU61に通知する。
CPU61は、サーマルヘッド13での印刷を制御する印刷制御部61aと、DCモータ2を制御するテープモータ制御部61bと、カッター用モータ72を制御するカッターモータ制御部61cとを含む。
ドライバ回路68は、印刷制御部61aからの制御信号に基づいてDCモータ2の駆動と同期するようにサーマルヘッド13に駆動信号を供給する。
また、印刷制御部61aは、テープに印刷される印刷データをCG−ROM62のデータを参照にしてビットマップに展開し、展開されたビットマップを、テープの搬送方向に対応する方向とは垂直な方向に沿って、1回のサーマルヘッド13の駆動により印刷されるドットパターンからなる印刷ラインに分割し、印刷ライン毎のデータを、印刷される順番に対応させてドライバ回路68に送るものである。
ドライバ回路69は、カッターモータ制御部61cからの制御信号に基づいてカッター用モータ72に駆動信号を供給する。ドライバ回路70は、テープモータ制御部61bからの制御信号に基づいてDCモータ2に駆動信号を供給する。
さらに、CPU61は、エンコーダ49のフォトセンサ49b、49cの出力に基づいて、DCモータ2が正転または逆転していることを示す正転パルス又は逆転パルスを、DCモータ2が所定角度を回転する毎に生成する。
このCPU61には、正転パルスカウンタ73及び逆転パルスカウンタ74が接続され、このカウンタ73、74は、DCモータ2の回転に伴い生じた正転パルス及び逆転パルスの数をそれぞれカウントできる。
また、CPU61には、印刷された印刷ライン数をカウントする印刷ラインカウンタ75も接続されている。印刷ラインカウンタ75のカウント値は、DCモータ2によって送られてサーマルヘッド13によって印刷される印刷ラインに対応する。
DCモータ2のドライバ回路70は、電子ガバナ回路及び電圧供給回路(不図示)を含んでいる。電子ガバナ回路は、DCモータ2の比例電流制御用IC(定速制御IC)を含んでおり、DCモータ2の逆起電力が一定になるように比例電流制御を行う。電子ガバナ回路の作用により、DCモータ2は、電力供給の開始からある程度時間がたつと、電源電圧の大きさにかかわらず、一定の回転数で回転するようになる。これにより、DCモータ2の回転変動を非常に小さくすることができる。
一方、電圧供給回路は、電源電圧を有する電源が接続される電源端子と、電源端子に接続された電源からDCモータ2への電力供給をオンオフするためのスイッチング素子であるトランジスタとを含んでおり、このトランジスタをオンオフさせることにより、DCモータ2への電源供給もオンオフされる。
[2.テープ印字装置におけるパルス印字からタイマ印字への切替機能]
次に、テープ印字装置1において、DCモータ2に供給される電力が遮断された以降に、テープ(表層テープ31)に対して行うサーマルヘッド13による印字をパルス印字からタイマ印字に切り替える切替機能について、図面を参照しつつ説明する。
パルス印字とは、エンコーダ49からのパルス信号に基づいて行われる印刷ラインの印字をいう。タイマ印字とは、タイマ67からの計測時間に基づいて行われる印刷ラインの印字をいう。ここで、例えば、「…●●●●●●●●●●●●●●●●●…」のように、テープ(表層テープ31)の搬送方向で印字ドットが一直線となるようにしてサーマルヘッド13でテープ(表層テープ31)に印字している最中において、テープ(表層テープ31)の先端に既に生じている余白の一部がカッター17で切断されるケースを想定する。そのようなケースでは、図9に表されるように、テープカットが行われる前でDCモータ2への電力供給が遮断される一方、テープカットが行われた後でDCモータ2への電力供給が再開される。DCモータ2への電力供給が遮断されてからテープカットが行われる間には、エンコーダ49からのパルス信号よりもテープ(表層テープ31)の搬送量が先行する期間Cや、テープ(表層テープ31)の搬送量が殆どない期間Dが存在する。エンコーダ49からのパルス信号よりもテープ(表層テープ31)の搬送量が先行する期間Cが含まれる時間帯ではパルス印字が行われ、テープ(表層テープ31)の搬送量が殆どない期間Dが含まれる時間帯ではタイマ印字が行われる。この点、パルス印字からタイマ印字への切り替えは、精度の良いタイミングで行わなければ、テープ(表層テープ31)上にホワイトラインが発生する。そこで、本実施形態では、パルス印字からタイマ印字への切り替え(切替機能)を精度の良いタイミングで行うため、第1の切替機能、第2の切替機能、及び第3の切替機能の3種類が用意されている。尚、パルス印字からタイマ印字への切り替え(切替機能)は、CPU61に含まれる印刷制御部61aによって行われる。
[2−1.第1の切替機能]
第1の切替機能を図6を参照して説明する。第1の切替機能では、DCモータ2に供給される電力が遮断された以降のパルス印字中(以下、「スルーダウンエンコーダパルス印字中」という。)に、パルス印字からの経過時間がタイマ67で計測される。その経過時間が第1所定時間T1になるまでに所定個Nのパルス信号がカウントされないときは、その経過時間が第1所定時間T1になったときに、タイマ印字が開始される。
パルス信号のカウントは、パルス信号の立ち上がりとパルス信号の立ち下がりの、双方で行われる。
図6では、所定個Nとして「5」が設定されているが、経過時間が第1所定時間T1になるまでにカウントされたパルス信号の数は「4」である。従って、経過時間が第1所定時間T1になったときに、タイマ印字が開始されている。
尚、第1所定時間T1は、サーマルヘッド13の温度、テープ収納カセット30内のテープの種類、及びテープ収納カセット30内のテープの幅(本実施の形態では、表層テープ31と二重テープ36とが重ね合わされた積層テープ38の幅)等によって変更される。
すなわち、第1の切替機能が行われるときのテープ印字装置1では、「スルーダウンエンコーダパルス印字中」において、パルス印字を行った直後にタイマ67で計測開始された時間が第1所定時間T1を経過しても、カウントされたエンコーダ49からの各パルス信号が所定個N未満であるときに、パルス印字からタイマ印字に切り替える。
この第1の切替機能により、パルス印字からタイマ印字に切り替えるタイミングを精度良く行うことで、「発明が解決しようとする課題」で説明したつなぎ印字について、良好な品質を得ることができる。
[2−2.第2の切替機能]
第2の切替機能を図7を参照して説明する。第2の切替機能では、「スルーダウンエンコーダパルス印字中」に、パルス信号の間隔時間Sがタイマ67で計測される。その間隔時間Sが第2所定時間T2よりも長くなると、その間隔時間Sの計測開始から第2所定時間T2になったときに、タイマ印字が開始される。
図7では、最後のパルス印字から最初のタイマ印字が行われる間の各パルス信号に対して、間隔時間Sと第2所定時間T2とが記載されている。
パルス信号の間隔時間Sの計測は、パルス信号の立ち上がりから立ち下がりまでと、パルス信号の立ち下がりから立ち上がりまでの、双方で行われる。
尚、第2所定時間T2は、サーマルヘッド13の温度、テープ収納カセット30内のテープの種類、及びテープ収納カセット30内のテープの幅(本実施の形態では、表層テープ31と二重テープ36とが重ね合わされた積層テープ38の幅)等によって変更される。
すなわち、第2の切替機能が行われるときのテープ印字装置1では、「スルーダウンエンコーダパルス印字中」において、パルス印字を行った直後にエンコーダ49からの各パルス信号の間隔時間Sをタイマ67で計測し、タイマ67で計測された間隔時間Sが第2所定時間T2を超えたときに、パルス印字からタイマ印字に切り替える。
この第2の切替機能により、パルス印字からタイマ印字に切り替えるタイミングを精度良く行うことで、「発明が解決しようとする課題」で説明したつなぎ印字について、良好な品質を得ることができる。
[2−3.第3の切替機能]
第3の切替機能を図8を参照して説明する。第3の切替機能では、「スルーダウンエンコーダパルス印字中」に、各パルス信号の間隔時間(パルス幅)をタイマ67で計測する。さらに、時間的に隣り合う双方のパルス信号の間隔時間(パルス幅)の比率が所定比率を上回ったときに、タイマ印字が開始される。
図7では、時間的に隣り合う双方のパルス信号の間隔時間(パルス幅)A、Bについて、その比率A/Bが所定比率Rを上回ったときに、タイマ印字が開始されている。
尚、所定比率Rは、サーマルヘッド13の温度、テープ収納カセット30内のテープの種類、及びテープ収納カセット30内のテープの幅(本実施の形態では、表層テープ31と二重テープ36とが重ね合わされた積層テープ38の幅)等によって変更される。
すなわち、第3の切替機能が行われるときのテープ印字装置1では、「スルーダウンエンコーダパルス印字中」において、エンコーダ49からの各パルス信号の間隔時間(パルス幅)A、B、…をタイマ67で計測し、時間的に隣り合う双方のパルス信号の間隔時間(パルス幅)A、Bの比率A/Bが所定比率Rを超えたときに、パルス印字からタイマ印字に切り替える。
この第3の切替機能により、パルス印字からタイマ印字に切り替えるタイミングを精度良く行うことで、「発明が解決しようとする課題」で説明したつなぎ印字について、良好な品質を得ることができる。
さらに、第3の切替機能が行われるときのテープ印字装置1では、時間的に隣り合う双方のパルス信号の間隔時間(パルス幅)A、Bの比率A/Bから、急激な負荷変動などによる挙動を読み取ることができるため、パルス印字からタイマ印字に切り替えるタイミングをより精度良く行うことができる。
[3.まとめ]
すなわち、本実施の形態に係るテープ印字装置1では、第1の切替機能、第2の切替機能、又は第3の切替機能が行われる。いずれの切替機能でも、DCモータ2に供給される電力が遮断された以降(「スルーダウンエンコーダパルス印字中」)において、エンコーダ49からの各パルス信号に基づいて、テープ(表層テープ31)に対して行うサーマルヘッド13による印字をパルス印字からタイマ印字に切り替える(図6乃至図8参照)。
これらの切替機能により、パルス印字からタイマ印字に切り替えるタイミングを精度良く行うことで、「発明が解決しようとする課題」で説明したつなぎ印字について、良好な品質を得ることができる。
[4.その他]
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、第1の切替機能が行われるときのテープ印字装置1において、パルス信号のカウント対象を、パルス信号の立ち上がり又はパルス信号の立ち下がりのいずれかのみとしてもよい。
1 テープ印字装置
2 DCモータ
13 サーマルヘッド
31 表層テープ
33 インクリボン
49 エンコーダ
61 CPU
61a 印刷制御機能
67 タイマ
A パルス信号の間隔時間(パルス幅)
B パルス信号の間隔時間(パルス幅)
A/B 時間的に隣り合う双方のパルス信号の間隔時間(パルス幅)の比率
N 所定個
R 所定比率
S パルス信号の間隔時間
T1 第1所定時間
T2 第2所定時間

Claims (4)

  1. 電力が供給されることによってテープ状印字媒体を搬送する駆動源となるテープ搬送モータと、前記テープ搬送モータに設けられたエンコーダと、前記エンコーダからのパルス信号に関する時間を計測するタイマと、前記エンコーダからのパルス信号に基づいて行われるパルス印字から前記タイマからの計測時間に基づいて行われるタイマ印字に切り替えて前記テープ状印字媒体に対して印字を行うサーマルヘッドと、を有するテープ印字装置において、
    前記エンコーダからのパルス信号をモニタリングする監視手段と、
    前記テープ搬送モータに供給される電力が遮断された以降に、前記監視手段でモニタリングされた前記エンコーダからの各パルス信号に基づいて、前記テープ状印字媒体に対して行う前記サーマルヘッドによる印字を前記パルス印字から前記タイマ印字に切り替える切替手段と、を備えたこと、を特徴とするテープ印字装置。
  2. 請求項1に記載するテープ印字装置であって、
    前記切替手段は、前記パルス印字を行った直後に前記タイマで計測開始された時間が第1所定時間を経過しても、前記監視手段でモニタリングされた前記エンコーダからの各パルス信号が所定個未満であるときに、前記パルス印字から前記タイマ印字に切り替えること、を特徴とするテープ印字装置。
  3. 請求項1に記載するテープ印字装置であって、
    前記切替手段は、前記パルス印字を行った直後に前記監視手段でモニタリングされた前記エンコーダからの各パルス信号の間隔時間を前記タイマで計測し、前記タイマで計測された間隔時間が第2所定時間を超えたときに、前記パルス印字から前記タイマ印字に切り替えること、を特徴とするテープ印字装置。
  4. 請求項1に記載するテープ印字装置であって、
    前記切替手段は、前記監視手段でモニタリングされている前記エンコーダからの各パルス信号の間隔時間を前記タイマで計測し、時間的に隣り合う双方の間隔時間の比率が所定比率を超えたときに、前記パルス印字から前記タイマ印字に切り替えること、を特徴とするテープ印字装置。
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