JP6486106B2 - プリンタ - Google Patents
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Description
第1印字領域および第2印字領域を含み、前記第1印字領域の基準となる位置に第1マークが付され、かつ、前記第2印字領域の基準となる位置に第2マークが付された複数の印字媒体のそれぞれに、印字データに対応する情報を印字するプリンタにおいて、
前記第1印字領域に印字すべき第1印字情報および前記第2印字領域に印字すべき第2印字情報に対応する印字データを取得する取得手段と、
所定の搬送方向に印字媒体を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段によって搬送された印字媒体に付された第1マークおよび第2マークを検出する検出手段と、
前記検出手段によって前記第1マークおよび前記第2マークのそれぞれが検出されたことに応じて、それぞれ、前記第1印字情報の第1印字開始位置および前記第2印字情報の第2印字開始位置を決定する決定手段と、
印字指示に応じて、前記取得手段によって取得された印字データを参照して、当該印字データに対応する第1印字情報および第2印字情報を、それぞれ、前記決定手段によって決定された第1印字開始位置および前記第2印字開始位置を基点として印字し、かつ、再印字指示に応じて、参照済みの印字データを参照して、当該参照済みの印字データに対応する第1印字情報および第2印字情報を、それぞれ、前記決定手段によって決定された第1印字開始位置および前記第2印字開始位置を基点として印字する印字手段、
を備えたプリンタである。
本発明の第2態様は、本発明の第1態様において、
前記取得手段によって取得された印字データを記憶する記憶装置と、
前記記憶装置において、前記印字手段によって参照されていない印字データが記憶された記憶領域の状態を第1状態に設定し、かつ、前記印字手段によって参照された印字データが記憶された記憶領域の状態を第1状態に代えて第2状態に設定する設定手段と、をさらに備え、
前記印字手段は、前記印字指示に応じて、前記設定手段によって第1状態に設定された記憶領域に記憶された印字データに対応する第1印字情報および第2印字情報を印字し、かつ、前記再印字指示に応じて、前記設定手段によって第2状態に設定された記憶領域に記憶された印字データに対応する第1印字情報および第2印字情報を印字する、
プリンタである。
本発明の第3態様は、本発明の第1または第2態様において、
前記印字データは、前記搬送方向における前記第1印字情報に対応するライン数を示す情報と、前記搬送方向における前記第2印字情報に対応するライン数を示す情報と、を含み、
前記印字手段は、前記第1印字情報に対応するライン数を示す情報を参照して前記第1印字情報を印字し、前記第2印字情報に対応するライン数を示す情報を参照して前記第2印字情報を印字する、プリンタである。
本発明の第4態様は、本発明の第1〜第3態様のいずれかにおいて、
エラーの有無を判定する判定手段と、
前記判定手段によってエラーと判定された場合、エラーが発生したことを報知する報知手段と、
をさらに備える、プリンタである。
本発明の第5態様は、本発明の第1〜第4態様において、
前記搬送手段は、前記印字手段による前記第1印字情報の印字が終了してから前記検出手段によって前記第2マークが検出されるまでの間、前記印字手段による前記第1印字情報の印字が終了した時点の搬送速度で前記印字媒体を搬送する、プリンタである。
まず、本実施形態のプリンタが取り扱う印字媒体について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態のプリンタが取り扱う印字媒体の表面および裏面を例示する図である。
印字媒体PMの表面FFには、予め決められた温度領域に達すると特定の色(黒や赤等)に発色する感熱発色層が形成されている。
第1マークM1と第2マークM2とは、印字媒体PMの長手方向Pにおける長さによって区別される。
なお、第1マークM1と第2マークM2とは、次のいずれかによって区別されてもよい。
・所定領域内におけるマークの数
・短手方向Wにおけるサイズ
・マークの形状
次に、本実施形態のプリンタの構成について説明する。
まず、本実施形態のプリンタの内部構造について、図2を参照して説明する。図2は、本実施形態のプリンタの断面図である。
次に、本実施形態のプリンタの回路構成について説明する。図3は、図2のプリンタの要部の回路構成を示すブロック図である。
RAM32には、入力部25または通信インタフェース38を介して受け付けられた印字データが格納される。
CPU30は、EEPROM39に格納されたプログラムを実行することによってファームウェアの機能を実現する。ファームウェアは、EEPROM39に格納された制御データを参照して、搬送制御回路33や印字制御回路34等のプリンタ1の各部の動作を制御する。
次に、本実施形態のプリンタ1の動作の制御において参照されるデータについて説明する。
次に、本実施形態の印字データとRAMの関係について、図4を参照して説明する。図4は、本実施形態の印字データとRAMの関係を説明する図である。
記憶領域32a〜32cには、それぞれ、1ページ分の印字データPDa〜PDcが記憶される。1ページ分の印字データは、1つの印字媒体PMに印字される情報に対応する。つまり、RAM32は、3ページ分の印字データPDを記憶可能である。
第1印字データPD1および第2印字データPD2は、それぞれ、印字媒体PMの表面FFの第1印字領域PA1および第2印字領域PA2に印字すべき情報に対応する。
次に、本実施形態の制御データテーブルについて、図5を参照して説明する。図5は、本実施形態の制御データテーブルの一例を示す図である。なお、図5において、「N/A」はデータが格納されていないことを示している。
図5の「a」〜「c」は、それぞれ、RAM32の記憶領域32a〜32cを特定する記憶領域ラベルである。
記憶状態は、印字データを新たに記憶可能な状態(以下「リリース状態」という)、印字されていない情報(以下「未印字情報」という)に対応する印字データPDが記憶された状態(以下「ストア状態」という)、および、印字された情報(以下「印字済情報」という)に対応する印字データPDが記憶された状態(以下「バックアップ状態」という)のいずれかである。
図5の「0」はリリース状態を示し、「1」はストア状態を示し、「2」はバックアップ状態を示している。
図5の「PD1」は、第1印字データPD1を示すデータラベルであり、「PD2」は、第2印字データPD2を示すデータラベルである。
「ドット数」フィールドには、第1印字データPD1および第2印字データPD2の各ラインに対応する情報について、印字媒体PMの短手方向Wの印字位置(以下「ドット数」という)を示す値が格納される。
「ステップ数」フィールドには、各ラインに対応する情報を印字するときにモータMに与えるパルス信号のステップ数を示す値が格納される。プラテンローラ12の回転速度は、第1印字データPD1および第2印字データPD2のそれぞれに対応する情報を印字する間、「ステップ数」フィールドの値に応じて変化する。
次に、本実施形態のプリンタ1の処理について説明する。
まず、印字処理について、図6を参照して説明する。図6は、本実施形態の印字処理のフローチャートである。
例えば、ファームウェアは、入力部25または無線通信部RCを介して、印字データPDを取得する。
印字データPDは、次の情報を含む。
・第1印字情報のレイアウトに関する情報
・第2印字情報のレイアウトに関する情報
・印字媒体PMの長手方向P(搬送方向)における第1印字データPD1に対応するライン数(つまり、第1印字情報に対応するライン数)を示す情報
・印字媒体PMの長手方向P(搬送方向)における第2印字データPD2に対応するライン数(つまり、第2印字情報に対応するライン数)を示す情報
例えば、ファームウェアは、制御データテーブルTBL1において、状態フラグ「0」に対応する「記憶領域ラベル」フィールドの値によって特定される記憶領域(つまり、リリース状態の記憶領域)に取得した印字データPDを格納し、かつ、「状態フラグ」を「0」から「1」に変更(つまり、当該記憶領域の記憶状態を「リリース状態」から「ストア状態」に変更)する。
一例として、状態フラグ「0」に対応する「記憶領域ラベル」フィールドの値が「a」である場合、ファームウェアは、記憶領域32aに印字データPDを格納し、かつ、当該状態フラグを「0」から「1」に変更する。
また、ファームウェアは、制御データテーブルTBL1において、「データラベル」フィールドに第1印字データPD1を示すデータラベル「PD1」と、第2印字データPD2を示すデータラベル「PD2」と、を格納する。
また、ファームウェアは、印字データPDに含まれる情報を参照して、制御データテーブルTBL1において、「ライン数」フィールドおよび「ドット数」フィールドに、第1印字データPD1および第2印字データPD2のそれぞれに対応するライン数を示す値と、短手方向Wにおける各ラインのドット数を示す値を格納する。
S102において受け付けられる指示は、印字指示および再印字指示のいずれかである。
「印字指示」とは、未印字情報を印字するための指示である。
「再印字指示」とは、印字済情報を印字するための指示である。
例えば、ユーザが、入力部25の方向指示キーおよび実行キーを操作すると、ファームウェアは、インタフェース36を介して、ユーザによる操作に応じた指示(印字指示、および、再印字指示のいずれか)を受け付ける。
これにより、S104において参照された印字データPDに含まれる第1印字データPD1および第2印字データPD2のそれぞれに対応する第1印字情報および第2印字情報(つまり、1ページ分の印字情報)が、印字媒体PMに印字される。
例えば、ファームウェアは、制御データテーブルTBL1において、すべての「状態フラグ」フィールドの値を次のように変更する。
・「0」(リリース状態)から「1」(ストア状態)
・「1」(ストア状態)から「2」(バックアップ状態)
・「2」(バックアップ状態)から「0」(リリース状態)
次に、本実施形態の印字処理における記憶状態の遷移について、図7および図8を参照して説明する。図7は、本実施形態の印字処理における記憶状態の遷移を示す図である。図8は、図7のT2〜T4において印字媒体に印字される情報の一例を示す図である。
なお、図7では、記憶領域32a〜32cの初期の状態がすべて「リリース状態」である場合を想定する。
・記憶領域32a:「リリース状態」→「ストア状態」
・記憶領域32b:「リリース状態」(維持)
・記憶領域32c:「リリース状態」(維持)
記憶領域32aには、1ページ目の印字データPDaが格納される。
記憶領域32a〜32cの記憶状態は、それぞれ、次のように変化する。
・記憶領域32a:「ストア状態」→「バックアップ状態」
・記憶領域32b:「リリース状態」(維持)
・記憶領域32c:「リリース状態」(維持)
記憶領域32aは、1ページ目の印字データPDaを保持する。
図8のT2は、図7のT2に対応する印字媒体PMの例(1ページ目の印字データPDaに含まれる第2印字データPD2に対応する情報「XYZ」が、1枚目の印字媒体PM1のミシン目CLを跨いだ(つまり、エラーが発生した)例)を示している。
・記憶領域32a:「バックアップ状態」(維持)
・記憶領域32b:「リリース状態」→「ストア状態」
・記憶領域32c:「リリース状態」(維持)
記憶領域32aには、1ページ目の印字データPDaが保持される。記憶領域32bには、2ページ目の印字データPDbが格納される。
図8のT4は、図7のT4に対応する印字媒体PMの例(1ページ目の印字データPDaに含まれる第1印字データPD1に対応する情報「ABC」と、第2印字データPD2に対応する情報「XYZ」とが、それぞれ、2枚目の印字媒体PM2の表面FFの第1印字領域PA1および第2印字領域PA2に印字された(つまり、エラーが発生しなかった)例)を示している。
なお、1ページ目の印字データPDaの再印字指示に基づく印字制御中に3ページ目の印字データ(不図示)が取得された場合、当該印字データは、リリース状態である記憶領域32cに格納される。この場合、記憶領域32cの記憶状態は、「リリース状態」から「ストア状態」に変化する。
・記憶領域32a:「バックアップ状態」→「リリース状態」
・記憶領域32b:「ストア状態」→「バックアップ状態」
・記憶領域32c:「リリース状態」(維持)
記憶領域32aからは、1ページ目の印字データPDaが削除される。記憶領域32bには、2ページ目の印字データPDbが保持される。
図8のT5は、図7のT5に対応する印字媒体PMの例(2ページ目の印字データPDbに含まれる第1印字データPD1に対応する情報「DEF」と、第2印字データPD2に対応する情報「PQR」とが、それぞれ、3枚目の印字媒体PM3の表面FFの第1印字領域PA1および第2印字領域PA2に印字された(つまり、エラーが発生しなかった)例)を示している。
なお、2ページ目の印字データPDbの印字指示に基づく印字制御中に3ページ目の印字データ(不図示)が取得された場合、当該印字データは、リリース状態である記憶領域32cに格納される。この場合、記憶領域32cの記憶状態は、「リリース状態」から「ストア状態」に変化する。
次に、印字制御について、図9〜図11を参照して説明する。図9は、図6の印字制御の詳細なフローチャートである。図10は、本実施形態の印字媒体と位置検出センサとの関係を示す図である。図11は、本実施形態の印字処理においてエラーが発生したときに表示される画面例を示す図である。
例えば、ファームウェアは、プラテンローラ12を所定の速度で回転させる。位置検出センサ10は、基準ラインS(図10)を通過する印字媒体PMの裏面BFからの反射光を逐次受光して検出信号を生成する。ラベル検出回路35は、位置検出センサ10によって生成される検出信号を所定の閾値を基準に2値化したデータ(以下、「検出データ」という)に逐次変換する。検出データは、例えば、第1マークM1と第2マークM2からの反射光に基づく検出データが「1」、それ以外からの反射光に基づく検出データが「0」となる。次に、ファームウェアは、検出データを基に、第1マークM1および第2マークM2の判別を行う。本実施形態の例では、第1マークM1と第2マークM2が印字媒体PMの長手方向Pにおける長さによって区別されるため、「1」が連続する回数をカウントし、カウント値と閾値とを比較することで、第1マークM1と第2マークM2を判別(検出)することができる。
ファームウェアは、第1マークM1を検出した場合、S104またはS105において参照された印字データPDに含まれる第1印字情報のレイアウトに関する情報に基づいて、ライン毎に、当該第1印字情報の印字を開始する位置(以下「第1印字開始位置」という)を決定する。次に、ファームウェアは、ライン毎に、決定された第1印字開始位置を示す情報(例えば、ドット数を示す値)を、制御データテーブルTBL1の「ドット数」フィールドに格納する。
例えば、ファームウェアは、位置検出センサ10の基準ラインSからサーマルヘッド11の印字ラインPLまでの距離dと、制御データテーブルTBL1の「ドット数」フィールドの値と、S120におけるプラテンローラ12の回転速度と、に基づいて、ライン毎のステップ数を算出する。次に、ファームウェアは、ライン毎のステップ数を示す値を、第1ステップデータとして、制御データテーブルTBL1のデータラベル「PD1」に対応する「ステップ数」フィールドに格納する。
これにより、第1印字データPD1に対応する第1印字情報を印字する間のプラテンローラ12の回転速度が確定する。
例えば、ファームウェアは、第1印字データPD1に応じて、ライン毎に、サーマルヘッド11の複数の発熱抵抗体を通電により発熱させる。これにより、第1印字データPD1に対応する第1印字情報が、S120において決定された第1印字開始位置を基点として、ライン毎に印字される。
例えば、ファームウェアは、第1印字情報の印字が終了した後、第2マークM2が検出されるまで、プラテンローラ12を所定の速度(例えば、第1印字情報の印字が終了した時点の速度)で回転させる。ファームウェアは、S120と同様に第2マークM2を検出した場合、S104またはS105において参照された印字データPDに含まれる第2印字情報のレイアウトに関する情報に基づいて、ライン毎に、当該第2印字情報の印字を開始する位置(以下「第2印字開始位置」という)を決定する。次に、ファームウェアは、ライン毎に、決定された第2印字開始位置を示す情報(例えば、ドット数を示す値)を、制御データテーブルTBL1の「ドット数」フィールドに格納する。
例えば、ファームウェアは、次のいずれかに該当する場合に、「エラー」と判定する。
・検出されたマークの数が所定の数(図1の例では2)と一致しない場合
・S126において決定された第2印字開始位置が、印字媒体PMの第2基準位置に対して第2印字領域PA2側に所定距離以上離れている(例えば、第1印字情報がミシン目CLを跨ぐ)場合
・S120において決定された第1印字開始位置が、印字媒体PMの第1基準位置に対して第1印字領域PA1側に所定距離以上離れている(例えば、第2印字情報が第2印字領域PA2に収まらない)場合
・ユーザが入力部25のキャンセルキーを操作した(つまり、ユーザが印字処理を中止する指示を与えた)場合
なお、その他の例として、第2印字情報がミシン目CLを跨いだ場合に「エラー」と判定してもよい。
例えば、ファームウェアは、位置検出センサ10の基準ラインSからサーマルヘッド11の印字ラインPLまでの距離dと、制御データテーブルTBL1の「ドット数」フィールドの値と、S126におけるプラテンローラ12の回転速度と、に基づいて、ライン毎のステップ数を算出する。次に、ファームウェアは、ライン毎のステップ数を示す値を、第2ステップデータとして、制御データテーブルTBL1のデータラベル「PD2」に対応する「ステップ数」フィールドに格納する。
これにより、第2印字データPD2に対応する第2印字情報を印字する間のプラテンローラ12の回転速度が確定する。
例えば、ファームウェアは、第2印字データPD2に応じて、ライン毎に、サーマルヘッド11の複数の発熱抵抗体を通電により発熱させる。これにより、第2印字データPD2に対応する第2印字情報が、S126において決定された第2印字開始位置を基点として、印字媒体PMに印字される。
例えば、図11に示すように、ファームウェアは、エラーメッセージを含む画面G10を表示部26に表示する。
例えば、ファームウェアは、検出されたマークの数が所定の数(図1の例では2)と一致しない場合、第1マークが検出されるまで、プラテンローラ12を回転させる。
また、ファームウェアは、S126において決定された第2印字開始位置が、印字媒体PMの第2基準位置に対して第2印字領域PA2側に所定距離以上離れている(例えば、第1印字情報がミシン目CLを跨ぐ)場合、第1印字情報を印字した後、第1マークが検出されるまで、プラテンローラ12を回転させる。
また、ファームウェアは、S120において決定された第1印字開始位置が、印字媒体PMの第1基準位置に対して第1印字領域PA1側に所定距離以上離れている(例えば、第2印字情報が第2印字領域PA2に収まらない)場合、第2印字情報を印字した後、第1マークが検出されるまで、プラテンローラ12を回転させる。
以下、本実施形態について小括する。
第1印字領域PA1および第2印字領域PA2を含み、第1印字領域PA1の基準となる位置に第1マークM1が付され、かつ、第2印字領域PA2の基準となる位置に第2マークM2が付された複数の印字媒体PMのそれぞれに、印字データPDに対応する情報を印字するプリンタ1において、
第1印字領域PA1に印字すべき第1印字情報および第2印字領域PA2に印字すべき第2印字情報に対応する印字データPDを取得する取得手段と、
所定の搬送方向に印字媒体PMを搬送する搬送手段と、
搬送手段によって搬送された印字媒体PMに付された第1マークM1および第2マークM2を検出する検出手段と、
検出手段によって第1マークM1および第2マークM2のそれぞれが検出されたことに応じて、それぞれ、第1印字情報の第1印字開始位置および第2印字情報の第2印字開始位置を決定する決定手段と、
印字指示に応じて、取得手段によって取得された印字データPDを参照して、当該印字データPDに対応する第1印字情報および第2印字情報を、それぞれ、決定手段によって決定された第1印字開始位置および第2印字開始位置を基点として印字し、かつ、再印字指示に応じて、参照済みの印字データPDを参照して、当該参照済みの印字データPDに対応する第1印字情報および第2印字情報を、それぞれ、決定手段によって決定された第1印字開始位置および第2印字開始位置を基点として印字する印字手段、
を備えたプリンタ1が提供される。
これにより、複数の印字領域に区分けされた印字媒体PMに情報を印字するときに、印字された情報に不具合があった場合、当該情報を複数の印字領域に容易に印字し直すことができる。
取得手段によって取得された印字データPDを記憶するRAM32と、
RAM32において、印字手段によって参照されていない印字データPDが記憶された記憶領域の状態をストア状態に設定し、かつ、印字手段によって参照された印字データPDが記憶された記憶領域の状態をストア状態に代えてバックアップ状態に設定する設定手段と、をさらに備え、
印字手段は、印字指示に応じて、設定手段によってストア状態に設定された記憶領域に記憶された印字データPDに対応する第1印字情報および第2印字情報を印字し、かつ、再印字指示に応じて、設定手段によってバックアップ状態に設定された記憶領域に記憶された印字データに対応する第1印字情報および第2印字情報を印字してもよい。
これにより、印字指示に応じて未印字の印字情報を印字する機能と、再印字指示に応じて印字済の印字情報を印字する機能と、を実現するために必要なRAM32の記憶領域を最小限に抑えることができる。
印字データPDは、搬送方向における第1印字情報に対応するライン数を示す情報と、搬送方向における第2印字情報に対応するライン数を示す情報と、を含み、
印字手段は、第1印字情報に対応するライン数を示す情報を参照して第1印字情報を印字し、第2印字情報に対応するライン数を示す情報を参照して第2印字情報を印字してもよい。
エラーの有無を判定する判定手段と、
判定手段によってエラーと判定された場合、エラーが発生したことを報知する報知手段と、
をさらに備えてもよい。
これにより、再印字の必要性をユーザに認知させることができる。
搬送手段は、印字手段による第1印字情報の印字が終了してから検出手段によって第2マークが検出されるまでの間、印字手段による第1印字情報の印字が終了した時点の搬送速度で印字媒体を搬送してもよい。
これにより、第1印字情報の印字後に搬送をいったん停止させなくてもよいため、印字媒体に対する情報の印字の高速化を図ることができる。
2 :筐体
3 :連続紙収容部3印字媒体収容部
4 :発行口部
10 :位置検出センサ
11 :サーマルヘッド
12 :プラテンローラ
20 :支持部材
21 :バネ
22 :押しボタン
23 :バッテリ収容部
24 :カッタ
25 :入力部
26 :表示部
27 :電源スイッチ
28 :ベルト掛け部
30 :CPU
31 :ROM
32 :RAM
33 :搬送制御回路
34 :印字制御回路
35 :ラベル検出回路
36 :インタフェース
37 :表示制御回路
38 :通信インタフェース
39 :EEPROM
40 :バスライン
Claims (3)
- 第1印字領域および第2印字領域を含み、前記第1印字領域の基準となる位置に第1マークが付され、かつ、前記第2印字領域の基準となる位置に第2マークが付された複数の印字媒体のそれぞれに、印字データに対応する情報を印字するプリンタにおいて、
前記第1印字領域に印字すべき第1印字情報および前記第2印字領域に印字すべき第2印字情報に対応する印字データを取得する取得手段と、
所定の搬送方向に印字媒体を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段によって搬送された印字媒体に付された第1マークおよび第2マークを検出する検出手段と、
前記検出手段によって前記第1マークおよび前記第2マークのそれぞれが検出されたことに応じて、それぞれ、前記第1印字情報の第1印字開始位置および前記第2印字情報の第2印字開始位置を決定する決定手段と、
印字指示に応じて、前記取得手段によって取得された印字データを参照して、当該印字データに対応する第1印字情報および第2印字情報を、それぞれ、前記決定手段によって決定された前記第1印字開始位置および前記第2印字開始位置を基点として印字し、かつ、再印字指示に応じて、参照済みの印字データを参照して、当該参照済みの印字データに対応する第1印字情報および第2印字情報を、それぞれ、前記決定手段によって決定された前記第1印字開始位置および前記第2印字開始位置を基点として印字する印字手段と、
前記取得手段によって取得された印字データを記憶する記憶装置と、
前記記憶装置において、前記印字手段によって参照されていない印字データが記憶された記憶領域の状態を第1状態に設定し、かつ、前記印字手段によって参照された印字データが記憶された記憶領域の状態を第1状態に代えて第2状態に設定する設定手段と、を備え、
前記印字手段は、前記印字指示に応じて、前記設定手段によって第1状態に設定された記憶領域に記憶された印字データに対応する第1印字情報および第2印字情報を印字し、かつ、前記再印字指示に応じて、前記設定手段によって第2状態に設定された記憶領域に記憶された印字データに対応する第1印字情報および第2印字情報を印字する、
プリンタ。 - エラーの有無を判定する判定手段と、
前記判定手段によってエラーと判定された場合、エラーが発生したことを報知する報知手段と、
をさらに備える、請求項1に記載のプリンタ。 - 前記搬送手段は、前記印字手段による前記第1印字情報の印字が終了してから前記検出手段によって前記第2マークが検出されるまでの間、前記印字手段による前記第1印字情報の印字が終了した時点の搬送速度で前記印字媒体を搬送する、
請求項1又は2に記載のプリンタ。
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