JP6854608B2 - プリンタ - Google Patents

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本発明は、プリンタに関する。
従来、無線通信機能を有するプリンタが知られている。このようなプリンタは、無線通信によって印字データを取得し、当該印字データに対応する印字情報を印字媒体に印字する(例えば、特許文献1及び2を参照)。
プリンタの中には、水を使う場所(例えば、飲食店のキッチン)で使用されるものもある。このようなプリンタには、防滴性の向上が求められる。
プリンタの防滴性を向上させるためには、プリンタの部品をプリンタの内部に配置することが好ましい。無線通信機能を有するプリンタの場合、無線通信を制御する無線通信ユニットをプリンタの内部に配置することが好ましい。
プリンタの内部には、無線通信ユニット以外にも様々な部品が配置される。そのような部品の中には、無線通信用の電波に対する干渉(以下「電波干渉」という)を起こす電子部品も含まれる。電波干渉が起きると、電波状態が悪化する。
無線通信ユニットの防滴性を向上させ、かつ、電波状態を良好に保つためには、プリンタの内部における無線通信ユニット及び電子部品の位置関係が重要である。
特開2008−168590号公報 特開2013−244638号公報
しかしながら、特許文献1及び2には、プリンタの内部における無線通信ユニット及び電子部品の位置関係について言及されていない。
特に、比較的小型なプリンタの場合、プリンタの内部の容積が小さいため、特許文献1及び2の技術では、無線通信ユニットの防滴性を向上させ、かつ、電波状態を良好に保つことは困難である。
本発明の目的は、無線通信ユニットの防滴性を向上させ、かつ、電波状態を良好に保つことである。
本発明の一態様は、
筐体と、
前記筐体の上方に配置されたプリンタカバーと、
前記プリンタカバーに対して着脱可能な無線通信ユニットと、を備え、
前記プリンタカバーの一端部は、前記プリンタカバーの他端部より上方に位置し、
前記無線通信ユニットは、前記プリンタカバーの一端部側に配置される、
プリンタである。
本発明によれば、無線通信ユニットの防滴性を向上させ、かつ、電波状態を良好に保つことができる。
本実施形態の印字媒体の概略図。 本実施形態のプリンタカバーが閉鎖位置にあるときのプリンタの斜視図。 本実施形態のプリンタカバーが開放位置にあるときのプリンタの斜視図。 図3の支持カバーがプリンタカバーの内部を開放したときのプリンタの斜視図。 図3の制御基板の斜視図。 本実施形態の無線通信ユニットの上方斜視図。 図6の無線通信ユニットの下方斜視図。 図5の制御基板に図6の無線通信ユニットを接続する方法を示す図。 図8の無線通信ユニットが制御基板に接続されたときの図2のプリンタカバーの断面図。 本実施形態の搬送経路を示す概略図。
以下、本発明の一実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
以下の説明において、「FR」はプリンタの前方を意味し、「RR」はプリンタの後方を意味する。
「UP」はプリンタを水平面に置いたときの上方を意味し、「LO」はプリンタを水平面に置いたときの下方を意味する。
「LH」及び「RH」は、プリンタの前後方向及び上下方向に直行する方向(以下「幅方向」という)を意味する。
印字媒体の搬送経路上の任意の基準に対して収容部側を「搬送方向上流側」といい、当該基準に対して排出口側を「搬送方向下流側」という。
(1)印字媒体
本実施形態の印字媒体について説明する。図1は、本実施形態の印字媒体の概略図である。
図1に示すように、ロール紙Rは、ロール状に巻回された印字媒体Pである。印字媒体Pは、台紙PMと、複数枚のラベルPLとを有している。
台紙PMは、仮着面PMaと、仮着面PMaと反対側の非仮着面PMbと、を有する。
仮着面PMaには、複数枚のラベルPLが所定間隔毎に仮着されている。
非仮着面PMbには、所定間隔毎に基準マークMが形成されている。基準マークMは、ラベルPLの基準位置を示している。
各ラベルPLは、印字面PLaと、粘着面(不図示)と、を有する。
印字面PLaは、熱により発色する発熱層を含む。
粘着面には、粘着剤が塗工されている。
(2)プリンタの構成
本実施形態のプリンタの構成について説明する。図2は、本実施形態のプリンタカバーが閉鎖位置にあるときのプリンタの斜視図である。図3は、本実施形態のプリンタカバーが開放位置にあるときのプリンタの斜視図である。図4は、図3の支持カバーがプリンタカバーの内部を開放したときのプリンタの斜視図である。
図2〜図4に示すように、プリンタ1は、フロントパネル2と、筐体8と、プリンタカバー3と、タッチパネルディスプレイ4(表示部の一例)と、収容部6と、プラテンローラ10と、サーマルヘッド12と、第1補助ローラ13と、第2補助ローラ14と、剥離部15と、支持カバー20と、制御基板21と、を備えている。
プリンタカバー3は、筐体8の上方UPに配置される。プリンタカバー3の材料は、例えば、合成樹脂である。
プリンタカバー3の後端部3b(一端部の一例)は、プリンタカバー3の前端部3a(他端部の一例)より上方UPに位置する。
後端部3bは、筐体8の後端部に軸支されている。プリンタカバー3は、回動軸RS1を軸として、閉鎖位置(図2)と開放位置(図3)との間を筐体8に対して移動可能(つまり、回動可能)である。
閉鎖位置とは、プリンタカバー3が筐体8内を閉鎖する(例えば、プリンタ1の外部から筐体8内を視認不可能にする)位置である。
開放位置とは、プリンタカバー3が筐体8内を開放する(例えば、プリンタ1の外部から筐体8内を視認可能にする)位置である。
プリンタカバー3が閉鎖位置に位置する場合、プラテンローラ10とサーマルヘッド12とが対向する。
プリンタカバー3が、閉鎖位置から開放位置に向かって回動する場合、前端部3aは、フロントパネル2及び筐体8の前端部から離間する方向に回動する。
プリンタカバー3が、開放位置から閉鎖位置に向かって回動する場合、前端部3aは、フロントパネル2及び筐体8の前端部に近づく方向に回動する。
プリンタカバー3が開放位置に位置する場合、プラテンローラ10とサーマルヘッド12とが互いに離間している。
プリンタカバー3の上面は、プリンタカバー3が閉鎖位置にあるときに上方UPを向き、かつ、プリンタカバー3が開放位置にあるときに後方RRを向く。プリンタカバー3の上面は、傾斜面3cである。プリンタカバー3の上面の傾斜方向は、後端部3bが前端部3aより上方UPに位置する方向である。
プリンタカバー3の下面は、プリンタカバー3が閉鎖位置にあるときに下方LOを向き、かつ、プリンタカバー3が開放位置にあるときに前方FRを向く。
筐体8には、フロントパネル2と、収容部6と、第1補助ローラ13と、プラテンローラ10と、剥離部15と、が配置される。
収容部6は、筐体8の後端部側に位置する。
収容部6は、ロール紙Rを収容するように構成される。
プリンタカバー3が開放位置(図3)にある場合、収容部6は、プリンタ1の外部からアクセス可能になる。したがって、ユーザは、ロール紙Rを収容部6にセットすることができる。
プラテンローラ10は、第1補助ローラ13の前方FRに位置する。プラテンローラ10は、筐体8に軸支されている(つまり、筐体8に対して回転可能である)。
プラテンローラ10は、ステッピングモータ(不図示)に接続されている。プラテンローラ10は、ステッピングモータの制御に従って、筐体8に対して回転することにより、印字媒体Pを搬送するように構成される。
第1補助ローラ13は、収容部6の前方FRに位置する。第1補助ローラ13は、筐体8に軸支されている(つまり、筐体8に対して回転可能である)。
剥離部15は、プラテンローラ10の前方FRに位置する。
剥離部15は、少なくとも1つの平面を有する部材(例えば、剥離板)、又は、少なくとも1つの曲面を有する部材(例えば、剥離ピン)である。
剥離部15は、プラテンローラ10から前方FRに向かって搬送される印字媒体Pのうち、台紙PMを下方LO及び後方RRに折り返すことにより、印字が行われたラベルPLを台紙PMから剥離するように構成される。
図2に示すように、閉鎖位置にあるプリンタカバー3と筐体8との間(つまり、フロントパネル2の上方UP)には、ラベル排出口2aが形成される。
フロントパネル2の下方LOには、台紙排出口2bが形成される。
ラベル排出口2aは、剥離部15の前方FRに位置する。
ラベル排出口2aは、台紙PMから剥離されたラベルPLを排出するように構成される。
台紙排出口2bは、ラベル排出口2aの下方LOに位置する。
台紙排出口2bは、ラベルPLが剥離された後の台紙PMを排出するように構成される。
タッチパネルディスプレイ4は、所定の表示情報を表示するように構成される。表示情報は、プリンタ1に関する情報と、操作キー画像と、を含む。タッチパネルディスプレイ4は、例えば、タッチセンサを有する液晶ディスプレイである。
タッチパネルディスプレイ4は、プリンタカバー3の上面に沿って配置される。つまり、プリンタカバー3が閉鎖位置に位置する場合、タッチパネルディスプレイ4は、プリンタカバー3の上面の傾斜方向に傾斜する。これにより、プリンタ1の前方FRからタッチパネルディスプレイ4を見るユーザにとって、表示情報が見易くなり、かつ、操作キー画像が操作し易くなる。
図3に示すように、プリンタカバー3には、サーマルヘッド12と、第2補助ローラ14と、支持カバー20とが配置される。サーマルヘッド12と、第2補助ローラ14と、支持カバー20とは、プリンタカバー3が閉鎖位置にある場合、プリンタカバー3の下面に位置する。
図4に示すように、制御基板21は、プリンタカバー3の内部に設けられている。つまり、プリンタカバー3が開放位置に位置する場合、制御基板21は、前後方向(FR−RR方向)において、タッチパネルディスプレイ4と支持カバー20との間に位置する。
支持カバー20及び制御基板21は、幅方向(LH−RH方向)において、プリンタカバー3のほぼ中央に位置する。
サーマルヘッド12は、前端部3aに位置する。
第2補助ローラ14は、プリンタカバー3に軸支されている(つまり、プリンタカバー3に対して回転可能である)。
第2補助ローラ14は、第1補助ローラ13に従動回転することにより、印字媒体Pの搬送を補助するように構成される。
支持カバー20は、支持部20aと、係合部20bと、を有する。
係合部20bは、プリンタカバー3に回動可能に係合している。
つまり、支持カバー20は、プリンタカバー3に軸支されている。支持カバー20は、プリンタカバー3に対して回動することにより、プリンタカバー3の内部が開放又は閉鎖される。
図4に示すように、開放位置に位置するプリンタカバー3の内部が開放されると、後端部3bに開口部OPが形成される。この開口部OPを介して、プリンタ1の外部から制御基板21にアクセス可能になる。
(3)無線通信ユニットの着脱機構
本実施形態の無線通信ユニットの着脱機構について説明する。
(3−1)制御基板の構造
本実施形態の制御基板の構造について説明する。図5は、図3の制御基板の斜視図である。
図5に示すように、制御基板21は、第1コネクタ21aと、コントローラ21bと、を有する。
第1コネクタ21aは、幅方向(LH−RH方向)において、制御基板21の中央に位置する。第1コネクタ21aは、前後方向(FR−RR方向)において、制御基板21の中心線21eを基準として後方RRの領域(以下「後方領域」という)の端部(以下「後端部」という)21daに位置する。
第1コネクタ21aは、無線通信ユニット(不図示)のコネクタと接続可能である。
コントローラ21bは、前後方向(FR−RR方向)において、制御基板21の中心線21eを基準として前方FRの領域(以下「前方領域」という)21cに位置する。コントローラ21bは、通信制御機能と、表示制御機能と、指示受付機能と、印字制御機能と、を実現する。
通信制御機能を実現するコントローラ21bは、無線通信ユニットを介して、プリンタ1と、プリンタ1に無線接続される装置(例えば、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、又は、サーバ等)との間の無線通信を制御する。通信制御機能により、プリンタ1は、ネットワーク(例えば、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、又は、それらの組合せ等)に接続される。
表示制御機能を実現するコントローラ21bは、表示情報をタッチパネルディスプレイ4に表示させる。
ユーザがタッチパネルディスプレイ4に表示された操作キー画像に触れると、指示受付機能を実現するコントローラ21bは、ユーザが触れた操作キー画像に対応する指示を受け付ける。
印字制御機能を実現するコントローラ21bは、ステッピングモータの駆動(つまり、プラテンローラ10の回転)、及び、サーマルヘッド12の発熱を制御する。
(3−2)無線通信ユニットの構造
本実施形態の無線通信ユニットの構造について説明する。図6は、本実施形態の無線通信ユニットの上方斜視図である。図7は、図6の無線通信ユニットの下方斜視図である。
図6Aは、本実施形態の無線通信ユニット22の外観を示している。図6Bは、無線通信ユニット22の内部構造を示している。
図6の無線通信ユニット22は、プリンタカバー3に対して着脱可能である。
無線通信ユニット22は、第1部分22aと、第2部分22bと、を有する。
第1部分22a及び第2部分22bは、互いに直交する。
第1部分22aは、前後方向(FR−RR方向)に延在している。
第1部分22aには、第2コネクタ22c(第2コネクタの一例)が配置される。第2コネクタ22cは、第1部分22aの上方UPに突出している(図6Aを参照)。
第2部分22bは、上下方向(UP−LO方向)に延在している。
第2部分22bには、アンテナカバー22dが配置される(図6Aを参照)。
図6Bに示すように、アンテナカバー22d内には、アンテナ22daと、ケーブル22dbと、が配置される。
アンテナ22daは、上下方向(UP−LO方向)に延在している。アンテナ22daの上端は、第2コネクタ22cの上端より上方UPに位置する。
アンテナ22daは、無線通信用の電波を送受信するように構成される。
ケーブル22dbは、アンテナ22daと、第2コネクタ22cと、に接続されている。
図7に示すように、無線通信ユニット22の下面には、取手22eが配置される。
取手22eは、無線通信ユニット22の下面から下方LOに突出している。
(3−3)無線通信ユニットの着脱
本実施形態の無線通信ユニットの着脱について説明する。図8は、図5の制御基板に図6の無線通信ユニットを接続する方法を示す図である。図9は、図8の無線通信ユニットが制御基板に接続されたときの図2のプリンタカバーの断面図である。
ユーザは、プリンタカバー3が開放位置(図2)に位置しているときに、回動軸RS2(図9)を基準として、支持カバー20をプリンタカバー3に対して反時計回り方向(図9)に回動させることにより、後端部3bに開口部OP(図4)が形成される。これにより、第1コネクタ21aがプリンタ1の外部からアクセス可能になる。支持カバー20の回動には工具は不要である。
ユーザは、第2コネクタ22cが上方UPを向く(つまり、第2コネクタ22cが第1コネクタ21aに対向する)ように、下方LOに突出する取手22e(図7)を持つ。
ユーザは、開口部OPを介して、第2コネクタ22cを第1コネクタ21aに接続する。これにより、無線通信ユニット22がプリンタカバー3に装着される。
無線通信ユニット22は、後端部3b(つまり、プリンタカバー3が閉鎖位置(図2)に位置するときに上方UPに位置する端部)に配置される。
ユーザが支持カバー20を時計回り方向(図9)に回動させると、プリンタカバー3の内部が閉鎖される。これにより、プリンタ1の防滴性を向上させることができる。
図9に示すように、支持部20aは、凹凸面20aaを有する。
プリンタカバー3の内部を閉鎖した支持カバー20の凹凸面20aaは、無線通信ユニット22の下面(つまり、第1部分22aの下面)に当接する。これにより、制御基板21に接続された無線通信ユニット22が下方LOから支持される。
制御基板21に接続された無線通信ユニット22(つまり、プリンタカバー3に装着された無線通信ユニット22)の上端は、プリンタカバー3の下面に当接する。これにより、制御基板21に接続された無線通信ユニット22が上方UPから支持される。
つまり、プリンタカバー3及び支持カバー20は、制御基板21に接続された無線通信ユニット22の上下方向(UP−LO方向)の位置を規定する。これにより、制御基板21からの無線通信ユニット22の脱離を防止することができる。
制御基板21とタッチパネルディスプレイ4とは、上下方向(UP−LO方向)において互いに離間している。これにより、無線通信ユニット22が制御基板21に接続されたときに、アンテナ22daの前方FRに空間SP1が形成される。
プリンタカバー3に装着された無線通信ユニット22は、収容部6の上方UPに位置する。収容部6は、プリンタ1内において最も大きな空間SP2を形成する。つまり、制御基板21に接続された無線通信ユニット22の下方LOには、プリンタ1内において最も大きな空間SP2が形成される。
このように、無線通信ユニット22が制御基板21に接続されたときに、無線通信ユニット22の周囲には空間SP1及びSP2が存在する。空間SP1及びSP2には、電波干渉を引き起こし得る部材が存在しない。換言すると、無線通信ユニット22は、プリンタ1の内部において、電波干渉を引き起こし得る部材から最も遠い位置(つまり、電波干渉の可能性が最も低い位置)に配置される。したがって、無線通信ユニット22の電波干渉を防ぐことができる。
図10に示すように、プリンタカバー3の上面には、タッチパネルディスプレイ4が配置される。プリンタカバー3の上面は、傾斜面3cである。無線通信ユニット22は、後端部3bに装着される。後端部3bは、前端部3aより上方UPに位置する。筐体8の後端部には、収容部6が配置される。収容部6は、ロール紙Rを収容するように構成される。したがって、収容部6は、プリンタ1内において最大の空間SP2(図9)を形成する。つまり、収容部6の上方UPは、プリンタ1内において、無線通信ユニット22の電波干渉が最も生じにくい領域である。したがって、無線通信ユニット22の電波干渉を防ぐことができる。
コントローラ21bは、制御基板21の前方領域21cに位置する。第1コネクタ21aは、後端部21daに位置する。つまり、制御基板21に接続された無線通信ユニットとコントローラ21bは、前後方向(FR−RR方向)において、所定距離以上離間している。したがって、コントローラ21bによる電波干渉を防ぐことができる。
電波状態は、アンテナ22daの位置が上方UPにあるほど良好になる。本実施形態では、無線通信ユニット22が後端部3bに装着され、かつ、アンテナ22daが上下方向(UP−LO方向)に延在している。したがって、電波状態を良好に保つことができる。
(4)搬送経路
本実施形態の搬送経路について説明する。図10は、本実施形態の搬送経路を示す概略図である。
図10に示すように、印字媒体Pの搬送経路とは、収容部6と剥離部15との間の経路である。印字媒体Pの搬送経路は、第1補助ローラ13と、第2補助ローラ14と、サーマルヘッド12と、プラテンローラ10と、を経由する。
ラベルPLの搬送経路とは、剥離部15とラベル排出口2aとの間の経路である。
台紙PMの搬送経路とは、剥離部15と台紙排出口2bとの間の経路である。台紙PMの搬送経路は、第1ニップローラ16と、第2ニップローラ17と、を経由する。
収容部6には、ロール紙Rが収容されている。
第1補助ローラ13及び第2補助ローラ14は、収容部6を基準として搬送方向下流側に位置する。第1補助ローラ13は、搬送経路の下方LOに位置する。第2補助ローラ14は、搬送経路の上方UPに位置する。つまり、プリンタカバー3が閉鎖位置(図2)にあるときに、第1補助ローラ13及び第2補助ローラ14は、互いに対向する。
第1補助ローラ13は、ステッピングモータに接続されている。第1補助ローラ13は、ステッピングモータの制御に従って、筐体8に対して回転する。
第2補助ローラ14は、第1補助ローラ13に従動回転する。
第1補助ローラ13及び第2補助ローラ14は、印字媒体Pを挟持しながら回転することにより、印字媒体Pの搬送を補助するように構成される。
プラテンローラ10及びサーマルヘッド12は、第1補助ローラ13及び第2補助ローラ14を基準として搬送方向下流側に位置する。プラテンローラ10は、搬送経路の下方LOに位置する。
サーマルヘッド12は、搬送経路の上方UPに位置する。つまり、プリンタカバー3が閉鎖位置(図2)にあるときに、プラテンローラ10及びサーマルヘッド12は、互いに対向する。
剥離部15は、プラテンローラ10及びサーマルヘッド12に対して搬送方向下流側に位置する。
第1ニップローラ16及び第2ニップローラ17は、剥離部15を基準として搬送方向下流側に位置する。第1ニップローラ16及び第2ニップローラ17は、互いに対向する。
第1ニップローラ16は、第2ニップローラ17に従動回転する。
第2ニップローラ17は、ステッピングモータに接続されている。第2ニップローラ17は、ステッピングモータの制御に従って、筐体8に対して回転する。
第1ニップローラ16及び第2ニップローラ17は、台紙PMを挟持しながら回転することにより、剥離部15から台紙排出口2bに向かって台紙PMを搬送するように構成される。
プラテンローラ10がフォワード方向(図5の反時計周り方向)に回転すると、収容部6から、帯状の印字媒体P(ラベルPL及び台紙PMの組合せ)が、収容部6を基準として搬送方向下流側に繰り出される。繰り出された印字媒体Pの下面は、台紙PMの非仮着面PMbである。繰り出された印字媒体Pの上面は、印字面PLaである。
プラテンローラ10がフォワード方向に回転すると、第1補助ローラ13は、非仮着面PMbに当接しながら、図5の反時計回り方向に回転し、かつ、第2補助ローラ14は、印字面PLaに当接しながら、図5の時計回り方向に回転する。
コントローラ21bには、ユーザの指示に応じて、印字面PLaに印字すべき情報(以下「印字情報」という)に対応する印字データが与えられる。コントローラ21bは、印字データに基づいて、各発熱素子を発熱させる。
印字媒体Pがサーマルヘッド12とプラテンローラ10との間を通過するときに、発熱した発熱素子が印字面PLaに押し当てられる。発熱素子の熱により、印字面PLaの発熱層が発色する。その結果、印字面PLaに印字情報が印字される。
ラベルPLは、剥離部15の前方端からラベル排出口2aに向かって搬送される。
台紙PMは、剥離部15の前面に沿って、下方LO及び後方RRに折り返された後、台紙排出口2bに向かって搬送される。
つまり、剥離部15は、ラベルPLに対して、台紙PMを鋭角に折り返す。これにより、剥離部15において、ラベルPLが台紙PMから剥離される。
台紙PMから剥離されたラベルPLは、ラベル排出口2aから排出される。
ラベルPLが剥離された後の台紙PM(つまり、剥離部15の前方端を通過した台紙PM)は、第1ニップローラ16及び第2ニップローラ17を経由して、台紙排出口2bから排出される。
制御基板21は、プリンタカバー3の傾斜方向に沿って配置される。制御基板21の後端部21da(一端部の一例)は、制御基板21の前方領域21cの端部(以下「前端部」という)21ca(他端部の一例)より上方UPに位置する。
第1コネクタ21aは、後端部21daに位置する。
コントローラ21bは、制御基板21の前方領域21cに位置する。つまり、第1コネクタ21aは、コントローラ21bの後方RRに位置する。
第2コネクタ22cが第1コネクタ21aに接続されたときに、アンテナ22daの上端22daaは制御基板21より上方UPに位置する。
(5)その他の変形例
その他の変形例について説明する。
上述の実施形態では、台紙PM及びラベルPLを有する印字媒体Pを例示したが、印字媒体Pはこれに限られるものではない。印字媒体Pは、例えば、台紙PMを有していないラベルPLであってもよい。
上述の実施形態では、サーマルヘッド12が印字を行う例を示したが、印字を行う手段は、サーマルヘッド12に限られない。
本実施形態は、インクリボンを用いて印字を行う場合にも適用可能である。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の範囲は上記の実施形態に限定されない。また、上記の実施形態は、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更が可能である。また、上記の実施形態及び変形例は、組合せ可能である。
1 :プリンタ
2 :フロントパネル
2a :ラベル排出口
2b :台紙排出口
3 :プリンタカバー
3a :前端部
3b :後端部
3c :傾斜面
4 :タッチパネルディスプレイ
6 :収容部
8 :筐体
10 :プラテンローラ
12 :サーマルヘッド
13 :第1補助ローラ
14 :第2補助ローラ
15 :剥離部
16 :第1ニップローラ
17 :第2ニップローラ
20 :支持カバー
20a :支持部
20aa :凹凸面
20b :係合部
21 :制御基板
21a :第1コネクタ
21b :コントローラ
21c :前方領域
21ca :前端部
21d :後方領域
21da :後端部
22 :無線通信ユニット
22a :第1部分
22b :第2部分
22c :第2コネクタ
22d :アンテナカバー
22da :アンテナ
22db :ケーブル
22e :取手

Claims (15)

  1. 筐体と、
    前記筐体の上方に配置されたプリンタカバーと、
    前記プリンタカバーに対して着脱可能な無線通信ユニットと、を備え、
    前記プリンタカバーの一端部は前記筐体に軸支され、前記プリンタカバーの他端部より上方に位置し、
    前記無線通信ユニットは、前記プリンタカバーの一端部側において前記無線通信ユニットの上端が前記プリンタカバーの他端部より上方に位置するように配置される、
    プリンタ。
  2. 前記プリンタカバーに対して前記無線通信ユニットを着脱可能に接続するための一対のコネクタを更に備える、
    請求項1に記載のプリンタ。
  3. 前記プリンタカバーには、制御基板が配置され、
    前記制御基板には、前記一対のコネクタの一方である第1コネクタが配置され、
    前記無線通信ユニットは、前記一対のコネクタの他方である第2コネクタと、アンテナとを有し、
    前記第2コネクタが前記第1コネクタに接続されたときに、前記アンテナの上端は前記制御基板より上方に位置する、
    請求項2に記載のプリンタ。
  4. 前記制御基板の一端部は、前記制御基板の他端部より上方に位置し、
    前記第1コネクタは、前記制御基板の一端部に位置する、
    請求項3に記載のプリンタ。
  5. 前記無線通信ユニットは、第1部分と、前記第1部分に直交する第2部分と、を有し、
    前記第2コネクタは、前記第1部分に配置され、
    前記アンテナは、前記第2部分に配置される、
    請求項3又は4に記載のプリンタ。
  6. 前記制御基板は、前記プリンタカバーの上面の下方且つ制御基板の上方の部分に空間を形成するように配置され、
    前記空間は、前記アンテナに隣接する、
    請求項5に記載のプリンタ。
  7. 前記第1部分には、取手が配置される、
    請求項5に記載のプリンタ。
  8. 前記無線通信ユニットは、前記制御基板の一端に対して前記一対のコネクタにより着脱可能である、
    請求項3〜7の何れか1項に記載のプリンタ。
  9. 前記制御基板の他端側には、コントロールユニットが配置される、
    請求項8に記載のプリンタ。
  10. 前記プリンタカバーは、支持カバーを有し、
    前記支持カバーは、該支持カバーにより前記プリンタカバーの内部を閉鎖しているときに前記無線通信ユニットを支持し、
    前記支持カバーは、該支持カバーにより前記プリンタカバーの内部を開放しているときに前記無線通信ユニットを支持しない、
    請求項1〜の何れか1項に記載のプリンタ。
  11. 前記筐体は、ロール状に巻回された印字媒体であるロール紙を収容する収容部を有し、
    前記プリンタカバーに装着された前記無線通信ユニットは、前記収容部の上方に位置する、
    請求項1〜10の何れか1項に記載のプリンタ。
  12. 前記プリンタカバーに装着された前記無線通信ユニットの上端は、前記プリンタカバーに当接する、
    請求項1〜11の何れか1項に記載のプリンタ。
  13. 前記プリンタカバーに装着された前記無線通信ユニットの上端は、前記一対のコネクタを結ぶ線上にはない位置において前記プリンタカバーに当接する、
    請求項2〜11の何れか1項に記載のプリンタ。
  14. 前記無線通信ユニットは、前記プリンタカバーが開放位置にあるときにおいて、前記プリンタカバーの裏面側から前記プリンタカバーに対して着脱可能である、
    請求項1〜13の何れか1項に記載のプリンタ。
  15. 前記プリンタカバーは、傾斜面を有し、
    前記傾斜面に沿って表示部が配置される、
    請求項1〜14の何れか1項に記載のプリンタ。
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