JP6764307B2 - プリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタに関する。
サーマルプリンタは、サーマルヘッドと、プロセッサと、を備える。サーマルヘッドは、発熱素子を有する。プロセッサは、サーマルヘッドに印加エネルギを印加することにより、発熱素子を発熱させる。発熱した発熱素子が印字媒体に接触すると、印字媒体に印字情報が印字される。
印字媒体に印字される印字情報の品質(以下「印字品質」という)は、印加エネルギに依存する。例えば、印加エネルギが大きいほど、印字情報の濃度は高くなる。
このようなサーマルプリンタの中には、AC(Alternating Current)アダプタ、及び、バッテリの両方に接続可能なものがある。例えば、特許文献1のプリンタは、ACアダプタに接続される端子と、バッテリを収納するバッテリ収納部と、を備えている。ユーザは、サーマルプリンタの使用環境に合わせて、ACアダプタ及びバッテリを使い分けることができる。
従来、ACアダプタ、及び、バッテリの両方に接続可能なプリンタは、接続されている電源の電力に応じて、印加エネルギを調整している。
特開2015−208920号公報
しかし、サーマルプリンタに使用されるバッテリの電力は、一般に、ACアダプタの電力より小さい。したがって、印字情報の印字中に、ユーザが、プリンタに接続する電源を変えると、印加エネルギも印字中に変わってしまう。その結果、印字情報の濃度にバラツキが生じる。
本発明の目的は、印字情報の印字中に、プリンタに接続される電源が変わったとしても、印字情報の濃度のバラツキを抑えることである。
本発明の一態様は、
第1電源電圧を供給するACアダプタ、及び、第2電源電圧を供給するバッテリを有するプリンタであって、
印字データに対応する印字情報を印字するサーマルヘッドと、
前記第1電源電圧及び前記第2電源電圧の何れかを選択する電源電圧選択部と、
前記電源電圧選択部によって選択された電源電圧に応じた印加エネルギを前記サーマルヘッドに印加する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記電源電圧選択部によって前記第1電源電圧が選択された場合、第1印加エネルギを前記サーマルヘッドに印加する第1制御パターンを選択し、
前記電源電圧選択部によって前記第2電源電圧が選択された場合、前記第1印加エネルギより小さい第2印加エネルギを前記サーマルヘッドに印加する第2制御パターンを選択し、
印字開始後に前記電源電圧選択部によって選択される電源電圧が前記第2電源電圧から前記第1電源電圧に変化した場合、前記第2制御パターンを継続する
プリンタである。
本発明によれば、印字情報の印字中に、プリンタに接続される電源が変わったとしても、印字情報の濃度のバラツキを抑えることができる。
本実施形態の印字媒体の概略図。 本実施形態のACアダプタと接続されるプリンタの斜視図。 本実施形態のバッテリと接続されるプリンタの斜視図。 本実施形態のプリンタカバーが開放位置にあり、かつ、ヘッドカバーが遮蔽位置にあるときのプリンタの斜視図。 本実施形態のプリンタの機能ブロック図。 本実施形態の搬送経路を示す概略図。 本実施形態の印字制御のフローチャート。 本実施形態の制御パターンのグラフ。 本実施形態の電源電圧が変わったときの制御パターンの選択方法の第1例を示す図。 本実施形態の電源電圧が変わったときの制御パターンの選択方法の第2例を示す図。 本実施形態の電源電圧が変わったときの制御パターンの選択方法の第3例を示す図。 本実施形態の電源電圧が変わったときの制御パターンの選択方法の第4例を示す図。 本実施形態の変形例1の電源電圧が変わったときの制御パターンの選択方法の例を示す図。
本実施形態について説明する。
以下、本発明の一実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
以下の説明において、「FR」はプリンタの前方を意味し、「RR」はプリンタの後方を意味する。
「UP」はプリンタを水平面に置いたときの上方を意味し、「LO」はプリンタを水平面に置いたときの下方を意味する。
「LH」及び「RH」は、プリンタの前後方向及び上下方向に直行する方向(以下「幅方向」という)を意味する。
搬送経路上の任意の基準に対して収容部側を「搬送方向上流側」といい、当該基準に対して排出口側を「搬送方向下流側」という。
(1)印字媒体
本実施形態の印字媒体について説明する。図1は、本実施形態の印字媒体の概略図である。
図1に示すように、本実施形態の印字媒体Pは、台紙PMと、複数枚のラベルPLとを有している。
台紙PMは、仮着面PMaと、仮着面PMaと反対側の非仮着面PMbと、を有する。
仮着面PMaには、複数枚のラベルPLが所定間隔毎に仮着されている。
非仮着面PMbには、所定間隔毎に基準マークMが形成されている。基準マークMは、ラベルPLの基準位置を示している。
各ラベルPLは、印字面PLaと、粘着面PLbと、を有する。
印字面PLaは、熱により発色する発熱層を含む。
粘着面PLbには、粘着剤が塗工されている。
(2)プリンタの構成
本実施形態のプリンタの構成について説明する。図2は、本実施形態のACアダプタと接続されるプリンタの斜視図である。図3は、本実施形態のバッテリと接続されるプリンタの斜視図である。図4は、本実施形態のプリンタカバーが開放位置にあり、かつ、ヘッドカバーが遮蔽位置にあるときのプリンタの斜視図である。
図2〜図4に示すように、プリンタ1は、フロントパネル2と、筐体8と、プリンタカバー3と、タッチパネルディスプレイ4と、収容部6と、プラテンローラ10(搬送部の一例)と、サーマルヘッド12と、第1補助ローラ13と、第2補助ローラ14と、剥離部15と、と、を備えている。
プリンタカバー3の後端部は、筐体8の後端部に軸支されている。プリンタカバー3は、回動軸RS1を軸として、閉鎖位置(図2及び図3)と開放位置(図4)との間を筐体8に対して移動可能(つまり、回動可能)である。
閉鎖位置とは、プリンタカバー3が筐体8内を閉鎖する(例えば、プリンタ1の外部から筐体8内を視認できないようにする)位置である。
開放位置とは、プリンタカバー3が筐体8内を開放する(例えば、プリンタ1の外部から筐体8内を視認可能にする)位置である。
プリンタカバー3が閉鎖位置に位置する場合、プラテンローラ10とサーマルヘッド12とが対向する。
プリンタカバー3が、閉鎖位置から開放位置に向かって回動する場合、プリンタカバー3の前端部は、フロントパネル2及び筐体8の前端部から離間する方向に回動する。
プリンタカバー3が、開放位置から閉鎖位置に向かって回動する場合、プリンタカバー3の前端部は、フロントパネル2及び筐体8の前端部に近づく方向に回動する。
プリンタカバー3が開放位置に位置する場合、サーマルヘッド12は、プラテンローラ10から離間している。
プリンタカバー3の前面は、プリンタカバー3が閉鎖位置にあるときに上方UPを向き、かつ、プリンタカバー3が開放位置にあるときに後方RRを向く。
プリンタカバー3の背面は、プリンタカバー3が閉鎖位置にあるときに下方LOを向き、かつ、プリンタカバー3が開放位置にあるときに前方FRを向く。
筐体8には、フロントパネル2と、収容部6と、第1補助ローラ13と、プラテンローラ10と、剥離部15と、が配置される。
収容部6は、筐体8の後端部側に位置する。
収容部6は、ロール紙Rを収容するように構成される。
図4に示すように、プリンタカバー3が開放位置にある場合、収容部6は、プリンタ1の外部からアクセス可能になる。これにより、ユーザは、ロール紙Rを収容部6にセットすることができる。
プラテンローラ10は、第1補助ローラ13の前方FRに位置する。プラテンローラ10は、筐体8に軸支されている。幅方向(LH−RH方向)は、プラテンローラ10の回転軸方向である。
プラテンローラ10は、ステッピングモータ(不図示)に接続されている。プラテンローラ10は、ステッピングモータの制御に従って回転することにより、印字媒体Pを搬送するように構成される。
第1補助ローラ13は、収容部6の前方FRに位置する。第1補助ローラ13は、筐体8に軸支されている。幅方向(LH−RH方向)は、第1補助ローラ13の回転軸方向である。
剥離部15は、プラテンローラ10の前方FRに位置する。
剥離部15は、少なくとも1つの平面を有する部材(例えば、剥離板)、又は、少なくとも1つの曲面を有する部材(例えば、剥離ピン)である。
剥離部15は、プラテンローラ10から前方FRに向かって搬送される印字媒体Pのうち、台紙PMを下方LO及び後方RRに折り返すことにより、印字が行われたラベルPLを台紙PMから剥離するように構成される。
図2及び図3に示すように、閉鎖位置にあるプリンタカバー3と筐体8との間(つまり、フロントパネル2の上方UP)には、ラベル排出口2aが形成される。
フロントパネル2の下方LOには、台紙排出口2bが形成される。
ラベル排出口2aは、剥離部15の前方FRに位置する。
ラベル排出口2aは、台紙PMから剥離されたラベルPLを排出するように構成される。
台紙排出口2bは、ラベル排出口2aの下方LOに位置する。
台紙排出口2bは、ラベルPLが剥離された後の台紙PMを排出するように構成される。
図2及び図3に示すように、タッチパネルディスプレイ4は、プリンタカバー3が閉鎖位置にある場合、プリンタカバー3の上面に位置する。
タッチパネルディスプレイ4は、所定の情報を表示するように構成される。所定の情報は、プリンタ1に関する情報と、操作キー画像と、を含む。ユーザが操作キー画像に触れると、プリンタ1のプロセッサは、当該操作キー画像に応じた指示を受け付ける。
タッチパネルディスプレイ4は、例えば、タッチセンサを有する液晶ディスプレイである。
図4に示すように、プリンタカバー3には、サーマルヘッド12と、第2補助ローラ14と、が配置される。サーマルヘッド12と、第2補助ローラ14とは、プリンタカバー3が閉鎖位置にある場合、プリンタカバー3の下面に位置する。
第2補助ローラ14は、プリンタカバー3に軸支されている。幅方向(LH−RH方向)は、第2補助ローラ14の回転軸方向である。
第2補助ローラ14は、第1補助ローラ13に従動回転することにより、印字媒体Pの搬送を補助するように構成される。
サーマルヘッド12は、印字情報を印字媒体Pに印字するように構成される。印字情報は、例えば、文字、記号、図形、画像、バーコード、又は、それらの組合せである。サーマルヘッド12は、複数の発熱素子(不図示)を有する。
複数の発熱素子は、サーマルヘッド12の幅方向(LH−RH方向)に沿って一直線に配列している。複数の発熱素子の配列方向を「印字ライン方向」という。
図2に示すように、プリンタ1の後端部には、第1電源電圧V1を供給するACアダプタ20(第1電源の一例)と接続可能なアダプタ端子(不図示)が配置されている。アダプタ端子にACアダプタ20が接続された場合、プリンタ1は、第1電源電圧V1に基づいて動作する。
図3に示すように、プリンタ1の下面には、第2電源電圧V2を供給するバッテリ21と接続可能なバッテリ端子(不図示)が配置されている。バッテリ端子にバッテリ21が接続された場合、プリンタ1は、第2電源電圧V2に基づいて動作する。第2電源電圧V2は、第1電源電圧V1より小さい。
(3)プリンタの機能
本実施形態のプリンタの機能について説明する。
(3−1)プリンタの機能ブロック
本実施形態のプリンタの機能ブロックについて説明する。図5は、本実施形態のプリンタの機能ブロック図である。
図5に示すように、プリンタ1の制御基板100は、記憶装置101と、プロセッサ102(制御部の一例)と、入出力インタフェース103と、通信インタフェース104と、電源電圧選択部105と、を備える。
記憶装置101は、プログラム及びデータを記憶するように構成される。記憶装置101は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及び、ストレージ(例えば、フラッシュメモリ又はハードディスク)の組合せである。
プログラムは、ファームウェアと、ソフトウェアと、を含む。ファームウェアは、プリンタ1のハードウェアを制御するためのプログラムである。ソフトウェアは、プリンタ1の機能を実現するためのプログラムである。
データは、ファームウェアが参照する制御データと、ソフトウェアが参照する処理データと、を含む。
プロセッサ102は、記憶装置101に記憶されたプログラムを起動し、かつ、記憶装置101に記憶されたデータを参照することによって、プリンタ1の機能を実現するように構成される。具体的には、プロセッサ102は、通信制御機能と、表示制御機能と、印字制御機能と、を実現する。プロセッサ102は、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。
通信制御機能を実現するプロセッサ102は、通信インタフェース104を介して、プリンタ1と、プリンタ1に接続される装置(例えば、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、又は、サーバ)との間の通信を制御する。通信制御機能により、プリンタ1は、ネットワーク(例えば、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、又は、それらの組合せ等)に接続される。
表示制御機能を実現するプロセッサ102は、入出力インタフェース103を介して、表示情報をタッチパネルディスプレイ4に表示させる。
印字制御機能を実現するプロセッサ102は、ステッピングモータの駆動(つまり、プラテンローラ10の回転)、及び、サーマルヘッド12の発熱を制御する。
入出力インタフェース103は、プリンタ1の入力デバイス(例えば、タッチパネルディスプレイ4)からユーザの指示を受け付け、かつ、プリンタ1の出力デバイス(例えば、タッチパネルディスプレイ4)に情報を出力するように構成される。
通信インタフェース104は、プリンタ1に接続されるホストコンピュータ30とプリンタ1との間の通信を制御するように構成される。
電源電圧選択部105は、プリンタ1に接続された電源(つまり、ACアダプタ20及びバッテリ21)から、第1電源電圧V1及び第2電源電圧V2の何れかを選択するように構成される。
図2に示すように、プリンタ1がACアダプタ20に接続される場合、電源電圧選択部105は、第1電源電圧V1を選択する。
図3に示すように、プリンタ1がバッテリ21に接続される場合、電源電圧選択部105は、第2電源電圧V2を選択する。
プリンタ1がACアダプタ20及びバッテリ21に接続される場合、電源電圧選択部105は、第1電源電圧V1を選択し、かつ、バッテリ21を充電する。
(3−2)印字制御機能
本実施形態の印字制御機能について説明する。図6は、本実施形態の搬送経路を示す概略図である。
図6に示すように、印字媒体Pの搬送経路とは、収容部6と剥離部15との間の経路である。印字媒体Pの搬送経路は、第1補助ローラ13と、第2補助ローラ14と、サーマルヘッド12と、プラテンローラ10と、を経由する。
ラベルPLの搬送経路とは、剥離部15とラベル排出口2aとの間の経路である。
台紙PMの搬送経路とは、剥離部15と台紙排出口2bとの間の経路である。台紙PMの搬送経路は、第1ニップローラ16と、第2ニップローラ17と、を経由する。
収容部6には、ロール紙Rが収容されている。
第1補助ローラ13及び第2補助ローラ14は、収容部6を基準として搬送方向下流側に位置する。第1補助ローラ13は、搬送経路の下方LOに位置する。第2補助ローラ14は、搬送経路の上方UPに位置する。つまり、プリンタカバー3が閉鎖位置(図2及び図3)にあるときに、第1補助ローラ13及び第2補助ローラ14は、互いに対向する。
第1補助ローラ13は、ステッピングモータに接続されている。第1補助ローラ13は、ステッピングモータの制御に従って回転する。
第2補助ローラ14は、第1補助ローラ13に従動回転する。
第1補助ローラ13及び第2補助ローラ14は、印字媒体Pを挟持しながら回転することにより、印字媒体Pの搬送を補助するように構成される。
プラテンローラ10及びサーマルヘッド12は、第1補助ローラ13及び第2補助ローラ14を基準として搬送方向下流側に位置する。プラテンローラ10は、搬送経路の下方LOに位置する。
サーマルヘッド12は、搬送経路の上方UPに位置する。つまり、プリンタカバー3が閉鎖位置(図2及び図3)にあるときに、プラテンローラ10及びサーマルヘッド12は、互いに対向する。
剥離部15は、プラテンローラ10及びサーマルヘッド12に対して搬送方向下流側に位置する。
剥離部15の上面と前面は、鋭角を形成する。
第1ニップローラ16及び第2ニップローラ17は、剥離部15を基準として搬送方向下流側に位置する。第1ニップローラ16及び第2ニップローラ17は、互いに対向する。
第1ニップローラ16は、第2ニップローラ17に従動回転する。
第2ニップローラ17は、ステッピングモータに接続されている。第2ニップローラ17は、ステッピングモータの制御に従って回転する。
第1ニップローラ16及び第2ニップローラ17は、台紙PMを挟持しながら回転することにより、剥離部15から台紙排出口2bに向かって台紙PMを搬送するように構成される。
プラテンローラ10がフォワード方向(図6の反時計周り方向)に回転すると、収容部6から、帯状の印字媒体P(ラベルPL及び台紙PMの組合せ)が、収容部6を基準として搬送方向下流側に繰り出される。繰り出された印字媒体Pの下面は、台紙PMの非仮着面PMbである。繰り出された印字媒体Pの上面は、印字面PLaである。
プラテンローラ10がフォワード方向に回転すると、第1補助ローラ13は、非仮着面PMbに当接しながら、図6の反時計回り方向に回転し、かつ、第2補助ローラ14は、印字面PLaに当接しながら、図6の時計回り方向に回転する。
収容部6から繰り出された印字媒体Pは、印字面PLa(つまり、印字媒体Pの上面)を第2補助ローラ14に当接させ、かつ、非仮着面PMb(つまり、印字媒体Pの下面)を第1補助ローラ13に当接させながら、プラテンローラ10とサーマルヘッド12との間を通過する。
プロセッサ102には、ユーザの指示に応じて、印字面PLaに印字する情報(以下「印字情報」という)に対応する印字データが供給される。プロセッサ102は、印字データに基づいて、各発熱素子を発熱させる。
印字媒体Pがサーマルヘッド12とプラテンローラ10との間を通過するときに、発熱した発熱素子が印字面PLaに押し当てられる。発熱素子の熱により、印字面PLaの発熱層が発色する。その結果、印字面PLaに印字情報が印字される。
ラベルPLは、剥離部15の前方端からラベル排出口2aに向かって搬送される。
台紙PMは、剥離部15の前面に沿って、下方LO及び後方RRに折り返された後、台紙排出口2bに向かって搬送される。
つまり、剥離部15は、ラベルPLに対して台紙PMを鋭角に折り返す。これにより、剥離部15において、ラベルPLが台紙PMから剥離される。
台紙PMから剥離されたラベルPLは、ラベル排出口2aから排出される。
ラベルPLが剥離された後の台紙PM(つまり、剥離部15の前方端を通過した台紙PM)は、第1ニップローラ16及び第2ニップローラ17を経由して、台紙排出口2bから排出される。
(3−3)制御パターン
本実施形態の制御パターンについて説明する。図7は、本実施形態の印字制御のフローチャートである。図8は、本実施形態の制御パターンのグラフである。
図7に示すように、プロセッサ102は、1アイテムの印字データの受付(S100)を実行する。
具体的には、ユーザがホストコンピュータ30を用いて、指定枚数のラベルPLの印字の指示をプリンタ1に与えると、ホストコンピュータ30は、指定枚数のラベルPLに印字する印字情報を含む印字データをプリンタ1に送信する。指定枚数のラベルPLに印字する印字情報は、「アイテム」という。つまり、印字データは、1アイテムの印字情報を含む。
プロセッサ102は、通信インタフェース104を介して、ホストコンピュータ30から送信された印字データを受け付ける。
プロセッサ102は、制御パターンの選択(S101)を実行する。
具体的には、プロセッサ102は、S100において受け付けた印字データに基づいて、指定枚数のラベルPLの印字に必要な制御パターンを選択する。制御パターンは、サーマルヘッド12の制御信号(以下「ストローブ信号」という)、及び、プラテンローラ10の制御信号(以下「搬送制御信号」という)の組合せである。
搬送制御信号は、ステッピングモータの駆動のオン及びオフを切り替えるためのパルス信号である。プロセッサ102は、搬送制御信号をステッピングモータに与えることにより、プラテンローラ10の回転及び停止を切り替える。
ストローブ信号は、サーマルヘッド12に印加する制御電圧Vcの大きさ、及び、制御電圧Vcの印加時間Tの組合せを示す。印加時間Tの間、制御電圧Vcを印加したときの電力量が、サーマルヘッド12に印加される印加エネルギである。
プロセッサ102は、ストローブ信号をサーマルヘッド12に与えることにより、印加時間Tに基づく制御電圧Vcをサーマルヘッド12に印加する。つまり、プロセッサ102は、ストローブ信号を用いて、サーマルヘッド12に印加する印加エネルギを制御する。
具体的には、電源電圧選択部105が第1電源電圧V1を選択する(つまり、プリンタ1がACアダプタ20に接続されている)場合、プロセッサ102は、第1制御パターンを選択する。
図8Aに示すように、第1制御パターンは、第1印加時間T1の間、第1制御電圧Vc1をサーマルヘッド12に印加するパターンである。この場合、第1印加エネルギがサーマルヘッド12に印加される。
電源電圧選択部105が第2電源電圧V2を選択する(つまり、プリンタ1がACアダプタ20には接続されておらず、かつ、バッテリ21に接続されている)場合、プロセッサ102は、第2制御パターンを選択する。
図8Bに示すように、第2制御パターンは、第2印加時間T2の間、第2制御電圧Vc2をサーマルヘッド12に印加するパターンである。第2印加時間T2は、第1印加時間T1より長い。第2制御電圧Vc2は、第1制御電圧Vc1より小さい。この場合、第2印加エネルギがサーマルヘッド12に印加される。
印字中に電源電圧が変化した場合(S102−YES)、プロセッサ102は、制御パターンの選択(S103)を実行する。制御パターンの選択(S103)については、後述する。
印字中に電源電圧が変化しなかった場合(S102−NO)、プロセッサ102は、S101において選択した制御パターンを継続する。
S102及びS103の処理は、1アイテムの印字が終了するまで繰り返される(S104−NO)。プロセッサ102は、S100において受け付けた印字データに対応する全てのラベルPLに印字情報を印字した場合、印字が終了したと判定する。
印字が終了すると(S104−YES)、プロセッサ102は、搬送の停止(S105)を実行する。
具体的には、プロセッサ102は、ステッピングモータの駆動をオフにするための搬送制御信号をステッピングモータに与える。これにより、プラテンローラ10の回転が停止する。その結果、搬送が停止する。
以下、指定枚数が3枚である(つまり、1アイテムが、3枚のラベルPLn(nは自然数)〜PLn+2に印字する印字情報を含んでいる)場合における制御パターンの選択方法について説明する。この場合、印字データは、ラベルPLnに印字する印字情報PInと、ラベルPLn+1に印字する印字情報PIn+1(第1印字情報の一例)と、ラベルPLn+2に印字する印字情報PIn+2(第2印字情報の一例)と、を含む。
(3−3−1)電源電圧が変わったときの制御パターンの選択方法の第1例
本実施形態の電源電圧が変わったときの制御パターンの選択方法の第1例について説明する。図9は、本実施形態の電源電圧が変わったときの制御パターンの選択方法の第1例を示す図である。
第1例では、プリンタ1に接続される電源がバッテリ21からACアダプタ20に変わったときの例を示す。
図9に示すように、プリンタ1がバッテリ21に接続されている(つまり、電源電圧選択部105が第2電源電圧V2を選択する)場合、プロセッサ102は、第2制御パターンを選択し、かつ、ステッピングモータの駆動をオンにするための搬送制御信号をステッピングモータに与える。
この場合、プロセッサ102は、第2印加時間T2の間、第2制御電圧Vc2をサーマルヘッド12に印加することにより、ラベルPLnに印字情報PInを印字する。
印字情報PInの印字が終了してからラベルPLn+1への印字情報PIn+1の印字が開始する前に、電源がバッテリ21からACアダプタ20に変わった場合、プロセッサ102は、電源が変化する前の第2制御パターンを継続する。
この場合、プロセッサ102は、第2印加時間T2の間、第2制御電圧Vc2をサーマルヘッド12に印加することにより、ラベルPLn+1に印字情報PIn+1を印字する。
プロセッサ102は、ラベルPLn+2への印字情報PIn+2の印字にも、第2制御パターンを適用する。
この場合、プロセッサ102は、第2印加時間T2の間、第2制御電圧Vc2をサーマルヘッド12に印加することにより、ラベルPLn+2に印字情報PIn+2を印字する。
印字情報PIn+2の印字(つまり、印字データに対応するアイテムの印字)が終了すると、プロセッサ102は、サーマルヘッド12への制御電圧の印加を停止し、かつ、ステッピングモータの駆動をオフにするための搬送制御信号をステッピングモータに与える。
第1例によれば、印字中に電源電圧選択部105によって選択される電源電圧が変化した場合、プロセッサ102は、印字データに対応する全ての印字情報の印字が終了するまで、電源電圧が変化する前の第2制御パターンを継続する。
また、電源電圧が第2電源電圧V2から第1電源電圧V1に変わった場合、プロセッサ102は、印字データに対応する全ての印字情報の印字が終了するまで、電源電圧が変化する前の第2制御パターンを継続する。
印字情報の濃度は、制御パターンによって決まる。したがって、印字中に電源電圧が変化したとしても、ラベルPL〜PLn+2に印字された印字情報PIn〜PIn+2の濃度のバラツキ(つまり、1アイテムにおける濃度のバラツキ)を抑えることができる。
(3−3−2)電源電圧が変わったときの制御パターンの選択方法の第2例
本実施形態の電源電圧が変わったときの制御パターンの選択方法の第2例について説明する。図10は、本実施形態の電源電圧が変わったときの制御パターンの選択方法の第2例を示す図である。
図10に示すように、第2例は、印字情報PIn+1の印字前ではなく、印字情報PIn+1の印字中に、プリンタ1に接続される電源がバッテリ21からACアダプタ20に変わる点において、第1例と相違する。つまり、第2例では、印字情報PIn+1の印字中に、電源電圧選択部105によって選択される電源電圧が第2電源電圧V2から第1電源電圧V1に変わる。
この場合、プロセッサ102は、印字情報PIn+1の印字において、電源が変化する前の第2制御パターンを継続する。つまり、プロセッサ102は、第2印加時間T2の間、第2制御電圧Vc2をサーマルヘッド12に印加することにより、ラベルPLn+1に印字情報を印字する。
プロセッサ102は、ラベルPLn+2へ印字情報PIn+2の印字前に、制御パターンを第2制御パターンから第1制御パターンに変更する。
この場合、プロセッサ102は、第1印加時間T1の間、第1制御電圧Vc1をサーマルヘッド12に印加することにより、ラベルPLn+2に印字情報PIn+2を印字する。
第2例によれば、印字情報PIn+1の印字中に電源電圧が第2電源電圧V2から第1電源電圧V1に変わった場合、プロセッサ102は、電源電圧が変わったときに印字中だった印字情報PIn+1の印字には、電源電圧が変化する前の第2制御パターンを適用する。
これにより、電源電圧が変わったときに印字中だった印字情報PIn+1の濃度のバラツキを抑えることができる。
また、プロセッサ102は、印字情報PIn+2(つまり、電源電圧が変わったときに印字中だった印字情報PIn+1の次に印字する印字情報)には、第1電源電圧V1(つまり、変化後の電源電圧)に対応する第1制御パターンを適用する。
これにより、電源電圧が変わった後に印字する印字情報PIn+2の印字における制御電圧の印加時間を短縮することができる。その結果、印字速度を向上させることができる。
(3−3−3)電源電圧が変わったときの制御パターンの選択方法の第3例
本実施形態の電源電圧が変わったときの制御パターンの選択方法の第3例について説明する。図11は、本実施形態の電源電圧が変わったときの制御パターンの選択方法の第3例を示す図である。
第3例では、プリンタ1に接続される電源がACアダプタ20からバッテリ21に変わったときの例を示す。
図11に示すように、プリンタ1がACアダプタ20に接続されている(つまり、電源電圧選択部105が第1電源電圧V1を選択する)場合、プロセッサ102は、第1制御パターンを選択し、かつ、ステッピングモータの駆動をオンにするための搬送制御信号をステッピングモータに与える。
この場合、プロセッサ102は、第1印加時間T1の間、第1制御電圧Vc1をサーマルヘッド12に印加することにより、ラベルPLnに印字情報PInを印字する。
ラベルPLn+1への印字情報PIn+1の印字中に、電源がACアダプタ20からバッテリ21に変わった場合、プロセッサ102は、印字を停止する。
印字の停止の一例として、プロセッサ102は、ステッピングモータの駆動をオフにするための搬送制御信号をステッピングモータに与える。
印字の停止の別の例として、プロセッサ102は、ステッピングモータの駆動をオフにするための搬送制御信号をステッピングモータに与え、かつ、サーマルヘッド12への制御電圧の印加を停止する。
次に、プロセッサ102は、第2制御パターンを選択し、かつ、ステッピングモータの駆動をオンにするための搬送制御信号をステッピングモータに与える。この場合、プロセッサは、第2印加時間T2の間、第2制御電圧Vc2をサーマルヘッド12に印加することにより、ラベルPLn+2に印字情報PIn+2を印字する。
印字情報PIn+2の印字(つまり、印字データに対応するアイテムの印字)が終了すると、プロセッサ102は、サーマルヘッド12への制御電圧の印加を停止し、かつ、ステッピングモータの駆動をオフにするための搬送制御信号をステッピングモータに与える。
一般に、印字中に電源がACアダプタ20からバッテリ21に変わる(つまり、電源電圧が低下する)と、ラベルPLn+1に印字される印字情報PIn+1の濃度にバラツキが生じる。具体的には、電源が変化した後の印字情報PIn+1は、電源が変化する前の印字情報PIn+1より薄くなる。
しかし、第3例によれば、印字情報PIn+1の印字中に電源電圧が第2電源電圧V2から第1電源電圧V1に変わった場合、プロセッサ102は、当該印字情報PIn+1の印字情報の印字を停止する。これにより、濃度にバラツキがある印字情報PIn+1が印字されたラベルPLn+1の発行を防ぐことができる。
(3−3−4)電源電圧が変わったときの制御パターンの選択方法の第4例
本実施形態の電源電圧が変わったときの制御パターンの選択方法の第4例について説明する。図12は、本実施形態の電源電圧が変わったときの制御パターンの選択方法の第4例を示す図である。
図12に示すように、第4例は、電源電圧が変わったときに印字していた印字情報PIn+1の印字を停止した後に、当該印字情報PIn+1を印字し直す点において、第3例と異なる。
具体的には、プロセッサ102は、印字を停止した後に、第2制御パターンを選択し、かつ、ステッピングモータの駆動をオンにするための搬送制御信号をステッピングモータに与える。この場合、プロセッサは、第2印加時間T2の間、第2制御電圧Vc2をサーマルヘッド12に印加することにより、ラベルPLn+2に印字情報PIn+1を印字し直す。
印字情報PIn+1の印字が終了すると、プロセッサ102は、ラベルPLn+3に印字情報PIn+2を印字する。印字情報PIn+2(不図示)の印字では、プロセッサ102は、第2制御パターンを継続する。
このように、印字中に電源電圧選択部105によって選択される電源電圧が第1電源電圧V1から第2電源電圧V2に変化した場合、プロセッサ102は、電源電圧が変化したときに印字中だった印字情報PIn+1の印字を停止し、かつ、当該印字情報PIn+1を印字し直す。
これにより、印字中に電源が変わったとしても、印字データに対応する全ての印字情報を印字することができる。
(4)変形例
以下、本実施形態の変形例について説明する。
(4−1)変形例1
変形例1について説明する。変形例1では、1アイテムの印字中ではなく、1枚のラベルPLの印字中に、プリンタ1に接続される電源が変わった場合の制御パターンの選択方法の例を示す。図13は、本実施形態の変形例1の電源電圧が変わったときの制御パターンの選択方法の例を示す図である。
図13に示すように、プリンタ1がバッテリ21に接続されている(つまり、電源電圧選択部105が第2電源電圧V2を選択する)場合、プロセッサ102は、第2制御パターンを選択し、かつ、ステッピングモータの駆動をオンにするための搬送制御信号をステッピングモータに与える。
この場合、プロセッサ102は、第2印加時間T2の間、第2制御電圧Vc2をサーマルヘッド12に印加することにより、ラベルPLnに印字情報PInを印字する。
ラベルPLnへの印字情報PInの印字中に、電源がバッテリ21からACアダプタ20に変わった場合、プロセッサ102は、電源が変化する前の第2制御パターンを継続する。
この場合、プロセッサ102は、第2印加時間T2の間、第2制御電圧Vc2をサーマルヘッド12に印加することにより、ラベルPLnへの印字情報PInの印字情報の印字を継続する。
一方、ラベルPLnへの印字情報PInの印字中に、電源がACアダプタ20からバッテリ21に変わった場合、プロセッサ102は、印字を停止する。
印字の停止の一例として、プロセッサ102は、ステッピングモータの駆動をオフにするための搬送制御信号をステッピングモータに与える。
印字の停止の別の例として、プロセッサ102は、ステッピングモータの駆動をオフにするための搬送制御信号をステッピングモータに与え、かつ、サーマルヘッド12への制御電圧の印加を停止する。
変形例1によれば、1つの印字情報PInの印字中に電源が変化したとしても、印字情報PInの濃度のバラツキを抑えることができる。
(4−2)変形例2
変形例2について説明する。変形例2では、プロセッサ102がサーマルヘッド12に流す電流を調整することによって、印加エネルギを制御する例を示す。
変形例2のストローブ信号は、サーマルヘッド12に流す制御電流の大きさ、及び、制御電流の印加時間Tの組合せを示す。プロセッサ102は、ストローブ信号をサーマルヘッド12に与えることにより、印加時間Tに基づく制御電流をサーマルヘッド12に流す。
具体的には、第1制御パターンでは、印加時間T1の間、第1制御電流をサーマルヘッド12に流す。この場合、第1印加エネルギがサーマルヘッド12に印加される。
第2制御パターンでは、印加時間T2の間、第2制御電流をサーマルヘッド12に流す。第2制御電流は、第1制御電流より小さい。この場合、第2印加エネルギがサーマルヘッド12に印加される。
変形例2によれば、プロセッサ102は、制御電圧ではなく制御電流を制御することにより、印字情報の印字中に電源が変化したとしても、印字情報の濃度のバラツキを抑えることができる。
(4−3)変形例3
変形例3について説明する。変形例3では、ユーザが制御パターンを指定する例を示す。
ユーザは、タッチパネルディスプレイ4に表示された操作キー画像を用いて、電源が変化した場合の制御パターンを指定するためのユーザ指示を与えることができる。
プロセッサ102は、入出力インタフェース103を介して、ユーザ指示を受け付ける。
プロセッサ102は、受け付けたユーザ指示に基づいて、電源が変化した場合の制御パターン(図10〜図13の制御パターンの何れか)を決定する。
プロセッサ102は、印字中に電源が変化した場合、ユーザ指示に対応する制御パターンを選択する。
(4−4)変形例4
変形例4について説明する。変形例4では、印字媒体Pの搬送速度を制御する例を示す。
変形例4の搬送制御信号は、搬送速度に応じた大きさを有するパルス信号である。プロセッサ102は、搬送制御信号をステッピングモータに与えることにより、プラテンローラ10の回転速度を制御する。
図9又は図10に示すように、印字中に電源がバッテリ21からACアダプタ20に変化した場合、プロセッサ102は、プラテンローラ10の回転速度を上げるための搬送制御信号をステッピングモータに与える。
図11〜図13の何れかに示すように、印字中に電源がACアダプタ20からバッテリ21に変化した場合、プロセッサ102は、プラテンローラ10の回転速度を下げるための搬送制御信号をステッピングモータに与える。
変形例4によれば、電源の変化に応じてプラテンローラ10の回転速度を制御するので、印字情報の印字中に電源が変化したとしても、印字情報の濃度のバラツキを抑えながら、印字時間を短縮することができる。
(4−5)変形例5
変形例5について説明する。変形例5では、電源電圧の変化の前後において印字濃度を均一化する例を示す。
変形例5の第1印加エネルギは、第2印加エネルギと略同一である。
印加エネルギは、制御電圧と印加時間の積である。つまり、第1制御電圧Vc1及び第1印加時間T1の積は、第2制御電圧Vc2及び第2印加時間T2の積と略同一である。
これにより、図9〜図12に示すように、複数の印字情報PIn〜PIn+2の印字中に電源電圧が変化したとしても、電源電圧の変化前後の印加エネルギは略同一になる。その結果、複数の印字情報PIn〜PIn+2の印字濃度を均一化することができる。
(5)その他の変形例
その他の変形例について説明する。
上述の実施形態では、台紙PM及びラベルPLを有する印字媒体Pを例示したが、印字媒体Pはこれに限られるものではない。印字媒体Pは、例えば、台紙PMを有していないラベルPLであって、かつ、連続状のラベルPLでもよい。
上述の実施形態では、サーマルヘッド12が印字を行う例を示したが、印字を行う手段は、サーマルヘッド12に限られない。
本実施形態は、インクリボンを用いて印字を行う場合にも適用可能である。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の範囲は上述の実施形態に限定されない。また、上述の実施形態は、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更が可能である。また、上述の実施形態及び変形例は、組合せ可能である。
1 :プリンタ
2 :フロントパネル
2a :ラベル排出口
2b :台紙排出口
3 :プリンタカバー
4 :タッチパネルディスプレイ
6 :収容部
8 :筐体
10 :プラテンローラ
12 :サーマルヘッド
13 :第1補助ローラ
14 :第2補助ローラ
15 :剥離部
16 :第1ニップローラ
17 :第2ニップローラ
20 :ACアダプタ
21 :バッテリ
30 :ホストコンピュータ
100 :制御基板
101 :記憶装置
102 :プロセッサ
103 :入出力インタフェース
104 :通信インタフェース
105 :電源電圧選択部

Claims (11)

  1. 第1電源電圧を供給するACアダプタ、及び、第2電源電圧を供給するバッテリを有するプリンタであって、
    印字データに対応する印字情報を印字するサーマルヘッドと、
    前記第1電源電圧及び前記第2電源電圧の何れかを選択する電源電圧選択部と、
    前記電源電圧選択部によって選択された電源電圧に応じた印加エネルギを前記サーマルヘッドに印加する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記電源電圧選択部によって前記第1電源電圧が選択された場合、第1印加エネルギを前記サーマルヘッドに印加する第1制御パターンを選択し、
    前記電源電圧選択部によって前記第2電源電圧が選択された場合、前記第1印加エネルギより小さい第2印加エネルギを前記サーマルヘッドに印加する第2制御パターンを選択し、
    印字開始後に前記電源電圧選択部によって選択される電源電圧が前記第2電源電圧から前記第1電源電圧に変化した場合、前記第2制御パターンを継続する
    プリンタ。
  2. 前記制御部は、前記印字情報の印字中に前記電源電圧選択部によって選択される電源電圧が前記第2電源電圧から前記第1電源電圧に変化した場合、前記第2制御パターンを継続する、
    請求項に記載のプリンタ。
  3. 前記印字データは、第1印字情報と、前記第1印字情報の次に印字する第2印字情報と、含み、
    前記制御部は、前記第1印字情報の印字が完了してから前記第2印字情報の印字が開始する前に前記電源電圧選択部によって選択される電源電圧が前記第2電源電圧から前記第1電源電圧に変化した場合、前記第2印字情報の印字が終了するまで、前記第2制御パターンを継続する、
    請求項に記載のプリンタ。
  4. 前記印字データは、第1印字情報と、前記第1印字情報の次に印字する第2印字情報と、を含み、
    前記制御部は、前記第1印字情報の印字中に前記電源電圧選択部によって選択される電源電圧が前記第2電源電圧から前記第1電源電圧に変化した場合、前記第1印字情報の印字が終了するまで、前記第2制御パターンを継続し、前記第1印字情報の印字が終了した後、前記第1制御パターンを選択することにより前記第2印字情報を印字する、
    請求項に記載のプリンタ。
  5. 第1電源電圧を供給するACアダプタ、及び、第2電源電圧を供給するバッテリを有するプリンタであって、
    印字データに対応する印字情報を印字するサーマルヘッドと、
    前記第1電源電圧及び前記第2電源電圧の何れかを選択する電源電圧選択部と、
    前記電源電圧選択部によって選択された電源電圧に応じた印加エネルギを前記サーマルヘッドに印加する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記電源電圧選択部によって前記第1電源電圧が選択された場合、第1印加エネルギを前記サーマルヘッドに印加する第1制御パターンを選択し、
    前記電源電圧選択部によって前記第2電源電圧が選択された場合、前記第1印加エネルギより小さい第2印加エネルギを前記サーマルヘッドに印加する第2制御パターンを選択し、
    前記制御部は、前記印字情報の印字中に前記電源電圧選択部によって選択される電源電圧が前記第1電源電圧から前記第2電源電圧に変化した場合、印字を停止する、
    リンタ。
  6. 前記印字データは、第1印字情報と、前記第1印字情報の次に印字する第2印字情報と、を含み、
    前記制御部は、前記第1印字情報の印字中に前記電源電圧選択部によって選択される電源電圧が前記第1電源電圧から前記第2電源電圧に変化した場合、前記第1印字情報の印字を停止した後、前記第2制御パターンを選択することにより前記第2印字情報を印字する、
    請求項に記載のプリンタ。
  7. 前記印字データは、第1印字情報と、前記第1印字情報の次に印字する第2印字情報と、を含み、
    前記制御部は、前記第1印字情報の印字中に前記電源電圧選択部によって選択される電源電圧が前記第1電源電圧から前記第2電源電圧に変化した場合、前記第1印字情報の印字を停止した後、前記第2制御パターンを選択することにより前記第1印字情報を印字し直し、かつ、前記第2印字情報の印字において前記第2制御パターンを継続する、
    請求項に記載のプリンタ。
  8. 印字媒体を搬送する搬送部を備え、
    前記制御部は、前記印字媒体への印字中に前記電源電圧選択部によって選択される電源電圧が前記第1電源電圧から前記第2電源電圧に変化した場合、前記搬送部による搬送を停止する、
    請求項の何れかに記載のプリンタ。
  9. 前記制御部は、前記印字媒体への印字中に前記電源電圧選択部によって選択される電源電圧が前記第1電源電圧から前記第2電源電圧に変化した場合、前記搬送部による搬送と、前記サーマルヘッドへの印加エネルギの印加と、を停止する、
    請求項に記載のプリンタ。
  10. 前記制御部は、
    前記第1制御パターンを選択した場合、第1印加時間に基づいて第1制御電圧を前記サーマルヘッドに印加し、
    前記第2制御パターンを選択した場合、前記第1印加時間より長い第2印加時間に基づいて、前記第1制御電圧より小さい第2制御電圧を前記サーマルヘッドに印加する、
    請求項1〜9の何れかに記載のプリンタ。
  11. 前記制御部は、
    前記第1制御パターンを選択した場合、第1印加時間に基づいて第1制御電流を前記サーマルヘッドに流し、
    前記第2制御パターンを選択した場合、前記第1印加時間より長い第2印加時間に基づいて、前記第1制御電流より小さい第2制御電流を前記サーマルヘッドに流す、
    請求項1〜9の何れかに記載のプリンタ。
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