JP2010006535A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ロール紙が確実に装着されていることを確認可能で、かつ用紙の紛失や盗難といった事故を早期に発見することが求められていた。
【解決手段】 巻芯にプリンタと通信可能な非接触ICユニットを持たせたロール紙を使用するプリンタにおいて、プリンタはこの非接触ICユニットと定期的に通信することにより、ロール紙の残量を確認すると共にロール紙の有無を監視する。ここでロール紙残量が所定量以上である場合において、ロール紙との通信が不可能になった場合はロール紙が取り外されたと判定し、プリンタの管理者に対してロール紙が取り外されたことを通知する構成とした。
【選択図】 図5

Description

本発明は、ロール状の記録媒体に対して画像形成を行う印刷装置に関するものである。
近年、大型のインクジェットプリンタ等の印刷装置に用いられる記録媒体の蓄積手段として、記録紙や記録フィルム等がロール状に巻かれたもの(以下、ロール紙)が使用されている。ロール紙は通常、その巻芯がロール紙搬送動作に従って回転する軸に対して装着されて用いられる。印刷の際は、ロール紙を回転させて逐次記録媒体を繰り出すことにより、印刷装置の記録部に記録媒体が供給される。
こうしたロール紙を利用可能な印刷装置において、ロール紙側に非接触読み書き可能な記憶素子を持たせて用紙残量情報等の各種情報を記憶させ、用紙残量の管理などを行う構成が示されている(例えば特許文献1参照)。
特開2005−1776号公報
しかしながら上述した従来の技術においては、ロール紙の残量の管理は可能であるものの、ロール紙が持ち去られるといった場合に対応することが出来なかった。大判サイズのインクジェットプリンタでは比較的高価な印刷用紙が用いられることも多いため、用紙の紛失や盗難が使用者に与える損害が大きくなってしまうという問題があった。こうした問題点は、上述した特許文献1に開示されている技術によっても解決されるものではない。特に業務用途で使用されるプリンタの場合、単なる用紙の残量管理だけではなく、ロール紙が確実にプリンタに装着されていることを確認可能であることが望まれるが、従来の技術ではこうした要請に応えることが出来なかった。
前記課題を解決するため、請求項1に記載の印刷装置は、装着されているロール状の被記録材に対して画像情報を記録する印刷装置であって、
印刷装置の動作に伴って変化する被記録材の残量を逐次算出可能な残量算出手段と、
前記ロール状の被記録材側に存在する記憶素子との間でデータの読み出しおよび書き込みを行うことが可能な記憶素子制御手段と、
前記残量算出手段によって算出された被記録材の残量情報を前記記憶素子に対して書き込む制御手段と、
前記ロール状の被記録材が印刷装置の所定の位置から取り外されたか否かを判別する取り外し判別手段と、
印刷データを送信するホスト機器との間で双方向の通信が可能な通信手段とを有し、
前記記憶素子から読み出される被記録材の残量が所定量以上である場合で、かつ前記被記録材が印刷装置の所定の位置から取り外された場合に、被記録材が印刷装置から取り外されたことを、前記通信手段を介して前記ホスト機器に通知することを特徴とする。
前記課題を解決するため、請求項2に記載の印刷装置は、上記記憶素子には、上記印刷装置が印刷を実行する際に必要とされる被記録材に関するデータが記憶されていることを特徴とする。
前記課題を解決するため、請求項3に記載の印刷装置は、前記記憶素子制御手段による記憶素子との間におけるデータの読み出しおよび書き込みが、無線通信によって実現されることを特徴とする。
前記課題を解決するため、請求項4に記載の印刷装置は、前記被記録材側に存在する記憶素子が不揮発性のメモリであることを特徴とする。
前記課題を解決するため、請求項5に記載の印刷装置は、前記被記録材が印刷装置から取り外されたことを前記ホスト機器の使用者に対して通知する手段として、電子メールが用いられることを特徴とする。
前記課題を解決するため、請求項6に記載の印刷装置は、前記被記録材が印刷装置から取り外されたことを前記ホスト機器の使用者に対して通知するために、前記ホスト機器側が有する表示手段上に表示を行わせることを特徴とする。
前記課題を解決するため、請求項7に記載の印刷装置は、前記印刷装置は、複数のインク吐出部を有する記録ヘッドを記録媒体上に走査させ、前記ホスト機器から供給される画像データに基づいて前記記録ヘッドから記録媒体上にインクを吐出させて画像を形成するインクジェット記録方式を用いたものであることを特徴とする。
本発明は、以上で説明したような構成をとることにより、以下に示すような効果を持つ。
まず、巻芯にプリンタと通信可能な非接触ICユニットを持たせたロール紙を使用するプリンタにおいて、プリンタはこの非接触ICユニットと定期的に通信することにより、ロール紙の残量を確認すると共にロール紙の有無を監視する。ここでロール紙残量が所定量以上である場合において、ロール紙との通信が不可能になった場合はロール紙が取り外されたと判定し、プリンタの管理者に対してロール紙が取り外されたことを通知する。これにより、ユーザはロール紙が確実にプリンタに装着されていることを確認することが可能となる。加えて上記のような制御を行うことにより、比較的高価な印刷用紙が用いられることが多い大判サイズのプリンタにおいては、用紙の紛失や盗難といった事件を早期に発見することが可能となるため、特に有効であるといえる。
次に、本発明の詳細を実施例の記述に従って説明する。
以下、本発明の第一の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
ここでは本発明における印刷装置の一例として、インクジェット記録方式を用いたプリンタを例に説明を行う。一般的に、プリンタやファクシミリなどの画像記録装置には、シート状の記録媒体を使用するものとロール状の記録媒体を使用するもの、あるいはそれら両者を使用可能なものが存在するが、ここではロール紙を利用可能なインクジェットプリンタを例に説明する。
図1は、本発明の実施形態におけるインクジェット印刷装置(以下、プリンタ)の構成を示すブロック図である。
図1においてプリンタ100は、システム制御部101、RAM102、ROM103、画像処理部104、操作部105、EEPROM106、シリアルインターフェース107、エンジンインターフェース108、プリントエンジン109、ホストインターフェース110、システムバス111、電源部112、無線送受信部113の各部によって構成される。EEPROM106、および電源部112を除く各ブロックはシステムバス110によって相互に接続されている。
システム制御部101は、プリンタ100全体の制御を行う部分であり、マイクロプロセッサやその他の周辺回路などから構成される。システム制御部101は後述のROM103に格納されている動作制御プログラムを実行することにより、プリンタ全体の動作を制御する。具体的には、ホストコンピュータから受信した印刷データの処理、図1で示す各ブロックに対するアクセス制御等に加え、本発明において特徴的になされる各種処理を実行する。
RAM102は、システム制御部101において実行される制御プログラムを実行する際のワークメモリや印刷データのバッファメモリとしての機能を持つ。加えて、ホストとの間で送受信される各種データ(印刷データや各種制御データ)を一時的に格納するためのバッファメモリとしての機能を持つ。
ROM103は、システム制御部101において実行される動作制御プログラムが格納される不揮発性のメモリであり、システム制御部101からの命令に従い、格納されている内容をシステムバス111上へ出力する。
画像処理部104は、画像データに対する色空間処理や、ガンマ補正処理、誤差拡散法による量子化処理等を行い、プリンタエンジンが印刷可能な二値化データの生成を行う。
操作部105は、電源ON/OFF用の電源ボタン、ユーザがプリンタ100とホストコンピュータ間の通信状態を切り替えるオンラインボタン、印刷キャンセル用のキャンセルボタン、各種操作・設定メニューを呼び出すためのメニューボタン、メニュー選択のための十字カーソルボタン等の各種ボタンと、メニュー表示のための液晶表示装置、状態表示のためのLED等から構成される。
EEPROM106は、プリンタ100の動作状態や、各種の設定データを保持するために設けられている電気的に書き換え可能な不揮発性のメモリであって、シリアルインターフェース107によってシステム制御部101に対して接続される。
エンジンインターフェース108は、プリントエンジン109とシステム制御部101とを接続し、両者間の各種コマンド、ステータス情報の送受信や、画像処理部104が生成するインク色毎のドットデータをプリントエンジン109に送信するために用いられる。
ホストインターフェース110は、プリンタ100とホスト機器とを接続し、両者間の通信を実現する。ホストインターフェース110は、ホストからの印刷データをシステム制御部101に対して渡したり、プリンタ100のステータス情報をホスト装置へと送信したりするために用いられる。
プリントエンジン109は、紙面に対して実際の印刷動作を行う記録ヘッド、インクタンク等のインク供給機構を搭載するキャリッジとその駆動機構、用紙の供給、搬送機構と、これらを制御する制御回路および各種センサ等によって構成される。
電源部112は、交流電源から供給される電流を直流に変換する回路やバッテリ、DC/DCコンバータ等の回路で概略構成され、上述の各ブロックが動作するのに必要となる電力を供給する。
無線送受信部113は、コイルアンテナと送受信回路とから構成される。システム制御部101は、非接触型ICユニット(後述)を備えるロール紙が所定の位置に取り付けられた場合に、無線送受信部113を介して前記非接触型ICユニット内の不揮発性記憶素子にアクセスし、各種情報の読み出し、もしくは書き込みを実行する。
図2は、本発明の実施形態におけるプリントエンジン109の概略構成を示すブロック図である。
図2において、プリントエンジン109はエンジン制御部201、RAM202、ROM203、紙搬送モータ制御回路204、紙搬送モータ205、紙搬送機構206、キャリッジモータ制御回路207、キャリッジモータ208、記録ヘッド制御回路209、記録ヘッド210の各部によって構成される。プリントエンジン109は、エンジンI/F108を介してシステム制御部101に接続される。
次にプリントエンジン109の機能および動作概要について説明する。
エンジン制御部201は、プリントエンジン109全体の制御を行う部分であり、マイクロプロセッサやその他の周辺回路などから構成される。エンジン制御部201はROM203に格納されている動作制御プログラムを実行することにより、各種の制御を実現する。具体的には、システム制御部101から受信したコマンド信号や画像情報の処理、図2中における各ブロックに対するアクセス制御を含めたプリントエンジン109全体の動作制御等である。またエンジン制御部201は、キャリッジモータ制御回路207を介してキャリッジモータ208を駆動し、キャリッジ211を移動させる。加えて、紙搬送モータ制御回路204を介して紙搬送モータ205を駆動し、搬送ローラ等の紙搬送機構206を動作させる。さらには、ROM203に格納されている各種情報に基づいて記録ヘッド制御回路209を制御し、記録ヘッド210を駆動する。これにより、記録媒体上に画像の記録が実現される。
RAM202は、エンジン制御部201において実行される制御プログラムを実行する際のワークメモリや、図1に示したシステム制御部101から受信した制御信号を格納、あるいはデータのバッファメモリとしての機能を持つ。
ROM203は、エンジン制御部201において実行される動作制御プログラムが格納される不揮発性のメモリであり、エンジン制御部201からの命令に従い、格納されている内容をエンジン制御部201に対して出力する。
図3は、本発明の実施形態における、ロール状の記録媒体を搬送させながら画像記録を行うことが可能なインクジェットプリンタの一例を示す図である。
図3において、ロール紙301はユーザによってプリンタ本体に設けられたロール紙ホルダ(不図示)にセットされ、スプール314によって回転可能な形で保持される。ロール紙の巻芯302は、紙もしくはプラスチック等の硬質材料によって中空部を有する円柱状形成されている。巻芯302の内周面、外周面、あるいは巻芯302の内部のいずれかに、ロール紙301の残量に関連する残量関連情報を記憶する非接触ICユニット313が取り付けられている。なお非接触ICユニット313には前記残量関連情報以外にも、ロール紙を判別するためのID情報や、紙幅、全長に関する情報等が記憶されている。
非接触ICユニット313は、整流回路、送受信回路、不揮発性メモリ、コイルアンテナ等によって構成される。非接触ICユニット313は、前述の無線送受信部113の発する微弱な電波が発生させる誘導磁界を用いてコイルアンテナに起電力を発生させ、これを内部の整流回路で整流し、安定化したものを電源とする。非接触ICユニット313と無線送受信部113との通信距離は、無線送受信部113の発する電波の強度によって決定される。本プリンタにおいては、ロール紙301がロール紙ホルダに正しく装着された状態の時に初めて通信可能となるような電波強度となっている。ロール紙301がロール紙ホルダに装着されていない場合は、非接触ICユニット313と無線送受信部113との距離が大きくなるため通信が不可能となる。非接触ICユニット313内の不揮発性メモリには、ロール紙301の使用に伴って変化する情報(例えば残量情報)や、あるいは紙種、ロール紙の幅や全長に関する情報等、ロール紙301の種類に固有の各種情報を記憶させることが可能となっている。例えばロール紙301の残量は印刷に伴って減少していくが、本実施例においては印刷動作に伴って逐次残量情報を更新することで、ロール紙の残量を正確に把握できるように構成してある。ロール紙の残量更新処理の内容に関しては、後に説明する。ロール紙301は、給紙ローラ303によってロール紙ホルダから引き出され、第1搬送ローラ304、第2搬送ローラ312の搬送力および搬送ガイド309の案内によって画像記録を行う記録ヘッド305の動作領域まで搬送される。記録ヘッド305による画像の形成は、ホストコンピュータから送られてくる印刷データに応じて行われる。プラテン306は、ロール紙を記録ヘッドに対して背面から支持するための支持部材である。なお本実施例では、記録方式としてインクジェット方式を用いた例を示してあるが、本発明はこれに限定されるものではない。他の記録方式としては例えば電子写真方式などを用いることが可能であり、この場合は記録ヘッド305の代わりに転写ローラなどが用いられる。
記録ヘッド305によって画像形成が行われたロール紙は、排紙ローラ307によってプリンタの筐体外へと排出される。画像形成が行われて筐体外へと排出されたロール紙は、記録ヘッドの走査方向と並行に動作するカッター(不図示)を用いて画像形成領域の後端が切断されるか、巻き取り装置310に巻き取られて保持される。巻き取り装置310にロール紙を巻き取る場合には、巻き取り装置内の保持部材311にセットされた芯管にロール紙を巻き取る。巻き取り装置310はロール紙のテンションからたるみが発生すると自動的にスプール314を回転させて紙を巻き取るように構成されている。カッターによって切断された場合、ロール紙は排紙ローラ307および自重によって機外に用意された排紙トレイ315上に蓄積される。
図4は、本発明の実施形態におけるプリンタを含むシステムの概略構成を説明するための図である。図4において、プリンタ100は大判用紙印刷用のインクジェットプリンタであり、ロール紙403を装着可能な構成となっている。またプリンタ100は、ネットワーク404を介して、複数のホストコンピュータ402に接続されており、相互に通信が可能となっている。ホストコンピュータ402を使用する各ユーザは、プリンタ100に対して出力する画像を作成し、作成した画像の印刷要求をホストコンピュータ402から行う。ホストコンピュータは、ユーザによる画像印刷要求を受け付け、印刷対象データをプリンタドライバによって処理して印刷データを生成する。生成された印刷データはネットワーク404を介してプリンタ100へと送信され、印刷出力される。
またプリンタ100はカラー画像の出力が可能であり、シアンC、マゼンタM、イエローY、ブラックKのインクをそれぞれロール紙403上に吐出することにより画像記録を行う。なお、インク色は上記の4色に限定されるものではなく、上記4色に加えてライトシアンLC、ライトマゼンタLM等のインクを用いることもできる。
次に、本実施形態におけるプリンタ100の動作を、図面を参照して詳細に説明する。
図5は、本実施例におけるプリンタ100において実行される処理の内容を示すフローチャートである。
ステップS501では、システム制御部101はロール紙の巻芯302に備わる非接触ICユニット313と通信が可能であるか否かを判断する。システム制御部101は、無線送受信部113を介して通信用の電波を発し、非接触ICユニット313からデータの返信があるか否かを確認することで、通信が可能であるか否かを判断する。ここで、非接触ICユニットからデータの返信があった場合(ステップS501のY)はステップS502へと進み、返信がなかった場合(ステップS501のN)はステップS505へと進む。
ステップS502では、ロール紙の巻芯302の非接触ICユニット313から返信されたデータからロール紙に関する各種情報を読み出す処理を行う。ここで読み出される情報は、装着されているロール紙を判別するためのID情報や、紙種、紙幅、ロール紙の全長に関する情報や、ロール紙の残量に関する情報を含む。また各ロール紙に固有のIDを割り当てることで、各ロール紙の残量を個別に管理することが出来るように構成される。ステップS502の終了後、ステップS503へと進む。
ステップS503において、システム制御部101は、読み出されたロール紙残量情報から、ロール紙残量があらかじめ定められた所定量(例えばロール紙全長の5%)以上あるか否かを判断する。ステップS503において、ロール紙残量が所定量以上あると判断された場合(ステップS503のY)はステップS504へと進む。また、ロール紙残量が所定量以下であると判断された場合(ステップS503のN)は処理を終了する。
ステップS504では、システム制御部101は所定時間待機(例えば5分)した後、ステップS502へ戻って以降の処理を繰り返す。
ステップS505では、システム制御部101は所定時間(例えば1秒)待機した後ステップS506へ進み、ロール紙の巻芯302の非接触ICユニット313に対する通信のリトライ処理を実行する。なお非接触ICユニット313に対する通信リトライの回数は、1回でなく複数回であってもよい。ステップS506の終了後、ステップS507へ進む。
ステップS507において、システム制御部101はステップS506における通信リトライが失敗したか否かを判断する。非接触ICユニット313から応答が無く、通信のリトライが失敗したと判断された場合(ステップS507のY)はステップS508へと進む。また非接触ICユニット313から応答があり、リトライに成功した場合(ステップS507のN)はステップS502へ戻る。
ステップS508では、システム制御部101は、ロール紙側に非接触ICユニットを持たないロール紙がロール紙ホルダ(不図示)にセットされているか否かを判断する処理を行う。ここでは、スプール314の有無検出用センサ(不図示)、紙の有り無し検知用センサ(不図示)、スプールを一定量回転させ、ロール紙の搬送動作を実行した場合の紙端検知用センサ(不図示)の出力等からロール紙がロール紙ホルダにセットされているかを判断する。ここで、ロール紙がロール紙ホルダにセットされていると判断された場合(ステップS508のY)はステップS509へと進む。一方、ロール紙がロール紙ホルダにセットされていないと判断された場合(ステップS508のN)は、ロール紙が取り外されたと判断しステップS510へと進む。
ステップS509では、非接触ICユニットを持たないロール紙がロール紙ホルダにセットされていると判断して処理を終了する。
ステップS510において、システム制御部101はあらかじめ設定されたプリンタの管理者のメールアドレスを宛先とした電子メールを送信し、ロール紙が取り外されたことを管理者に対して通知する処理を実行する。
図6は、ロール紙の残量更新処理の内容を示すフローチャートである。
まず初めに、ステップS601においてシステム制御部101は、ロール紙の残量更新が必要なイベントが発生したか否かを判断する。ここでいう残量更新が必要なイベントとは、印刷処理の実行やユーザによって意図的に実行される用紙の搬送などである。なお、印刷処理がジャムの発生や操作者による中断によって正常終了しない場合でも、印刷が中断されるまでに使用された用紙量やジャム処理のために繰り出された用紙量を記録しておいて残量の更新を行う。これにより、用紙残量をより正確に把握することが可能となる。ステップS601において、ロール紙の残量更新が必要なイベントが発生したと判断された場合(ステップS601のY)はステップS602へ進む。残量更新が必要なイベントが発生していないと判断された場合(ステップS601のN)は、ステップS601を繰り返す。
ステップS602では、ロール紙の残量が必要以上であるか否かを判断する処理を行う。
印刷処理を例に取ると、ホストコンピュータ402から送信される、印刷処理実行に際して設定される各種パラメータの中から用紙サイズおよび記録枚数を参照し、印刷に必要となるロール紙の長さを算出する。算出された必要ロール紙長はロール紙残量と比較され、必要ロール紙長に対してロール紙残量が十分であるか否かが判断される。また印刷処理以外の、ユーザによって意図的に実行される用紙搬送の場合は、必要とされるロール紙の残量はユーザが行おうとする用紙搬送量となる。
ステップS602において、ロール紙残量が十分であると判断された場合(ステップS602のY)はステップS603に進む。必要ロール紙長に対してロール紙残量が十分でない場合(ステップS602のN)は、ステップS604へ進み、ユーザに対して警告メッセージを発する処理を実行する。警告メッセージは、操作部105を用いて表示させるか、あるいはホストコンピュータを介してユーザに通知される。ステップS604の実行後、ステップ601へ戻る。なお印刷処理実行時に警告メッセージが表示された場合には、実行しようとした印刷処理はそのまま実行するか、印刷処理を一次中断して用紙交換を促す、あるいは印刷処理を中止するような処理を行ってもよい。
ステップS603において、システム制御部101はロール紙の残量情報を更新してその値をロール紙の巻芯302内の非接触ICユニット313に対して書き込む制御を行い、処理を終了する。
次に、本発明の第二の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、前述した実施の形態と同一な部分に関しては同一符号で示し、説明は省略する。
図7は、本実施例におけるプリンタ100において実行される処理の内容を示すフローチャートである。
図7において、ステップS501からS509については図5において説明した処理と同一の処理内容となる。ステップS508において、ロール紙がロール紙ホルダにセットされていないと判断された場合(ステップS508のN)、ステップS710に進む。
ステップS710において、システム制御部101はあらかじめ指定されたホストコンピュータに対してロール紙が取り外された旨の警告メッセージを送信する。送信先のホストコンピュータとしては、例えば管理権限を持つユーザ(プリンタの管理権限についてもあらかじめ設定しておく)が使用するホストコンピュータを指定することができる。
一方、ここでは特に図示しないが、前記警告を受け取ったホストコンピュータは、プリンタ100から受信した警告メッセージを不図示の表示手段上に表示させるように動作する。これによりホストコンピュータの使用者(ここではプリンタの管理者であることが望ましい)に対し、ロール紙が取り外されたことを通知することができる。
(発明の他の実施形態)
上記実施例では、プリンタ100とホストコンピュータ402はネットワークを介して接続されているものとして説明した。これは、ネットワークを介した接続の場合、ホストコンピュータとプリンタが離れた場所に設置されていることが多いことが理由であるが、プリンタ100とホストコンピュータ402間の接続はネットワークに限定されるものではなく、例えばUSBなどで1対1に接続される形態でもよい。ただしUSBなどでプリンタ100とホストコンピュータ402が1対1で接続される形態では、両者が比較的近い場所に設置されることが多い。よってこうした場合にはユーザに対する通知を行わないように設定可能なように構成してもよい。
上記実施例では、ロール紙側の非接触ICユニットとの間で通信が出来なくなった場合にホストコンピュータに対して通知を行う構成とした。これに代えて、非接触ICユニットとシステム制御部101との間の通信結果を定期的にホストコンピュータに対して通知させ、通信が途絶えた場合にホストコンピュータの使用者に対して警告を行うような構成としてもよい。
本発明は以上において説明した具体的な実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、様々に変更することが可能である。例えば上記実施例中では、ホストコンピュータから出力されるデータを記録するインクジェット記録装置を例に説明したが、本発明はこうした形態に限定されるものではなく、例えばスキャナと一体に組み合わされた複写機、ファクシミリ等に対しても適用可能である。
本発明の実施形態における、印刷装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における、プリントエンジン109の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における、ロール状の記録媒体を搬送させながら画像記録を行うことが可能なインクジェットプリンタの一例を示す図である。 本発明の実施形態における、プリンタ100を含むシステムの概略構成を説明するための図である。 本発明の第一の実施形態における、プリンタ100において実行される処理の内容を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における、プリンタ100において実行されるロール紙の残量更新処理の内容を示すフローチャートである。 本発明の第二の実施形態における、プリンタ100において実行される処理の内容を示すフローチャートである。
符号の説明
100 プリンタ
101 システム制御部
102 RAM
103 ROM
104 画像処理部
105 操作部
106 EEPROM
107 シリアルインターフェース
108 エンジンインターフェース
109 プリントエンジン
110 ホストインターフェース
111 システムバス
112 電源部
113 無線送受信部
201 エンジン制御部
301 ロール紙
302 巻芯
303 給紙ローラ
304 第1搬送ローラ
305 記録ヘッド
306 プラテン
307 排紙ローラ
308 排紙ガイド
309 搬送ガイド
310 巻き取り装置
311 巻芯
312 第2搬送ローラ
313 非接触ICユニット
314 スプール
315 排紙トレイ
S501〜S510 処理ステップ
S601〜S604 処理ステップ

Claims (7)

  1. 装着されているロール状の被記録材に対して画像情報を記録する印刷装置であって、
    印刷装置の動作に伴って変化する被記録材の残量を逐次算出可能な残量算出手段と、
    前記ロール状の被記録材側に存在する記憶素子との間でデータの読み出しおよび書き込みを行うことが可能な記憶素子制御手段と、
    前記残量算出手段によって算出された被記録材の残量情報を前記記憶素子に対して書き込む制御手段と、
    前記ロール状の被記録材が印刷装置の所定の位置から取り外されたか否かを判別する取り外し判別手段と、
    印刷データを送信するホスト機器との間で双方向の通信が可能な通信手段とを有し、
    前記記憶素子から読み出される被記録材の残量が所定量以上である場合で、かつ前記被記録材が印刷装置の所定の位置から取り外された場合に、被記録材が印刷装置から取り外されたことを、前記通信手段を介して前記ホスト機器に通知することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記記憶素子には、前記印刷装置が印刷を実行する際に必要とされる被記録材に関するデータが記憶されていることを特徴とする、請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記記憶素子制御手段による記憶素子との間におけるデータの読み出しおよび書き込みが、無線通信によって実現されることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記被記録材側に存在する記憶素子が不揮発性のメモリであることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の印刷装置。
  5. 前記被記録材が印刷装置から取り外されたことを前記ホスト機器の使用者に対して通知する手段として、電子メールが用いられることを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の印刷装置。
  6. 前記被記録材が印刷装置から取り外されたことを前記ホスト機器の使用者に対して通知するために、前記ホスト機器側が有する表示手段上に表示を行わせることを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の印刷装置。
  7. 前記印刷装置は、複数のインク吐出部を有する記録ヘッドを記録媒体上に走査させ、前記ホスト機器から供給される画像データに基づいて前記記録ヘッドから記録媒体上にインクを吐出させて画像を形成するインクジェット記録方式を用いたものであることを特徴とする、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の印刷装置。
JP2008167561A 2008-06-26 2008-06-26 印刷装置 Pending JP2010006535A (ja)

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