JP2014231464A - 多結晶シリコン材料の製造方法 - Google Patents

多結晶シリコン材料の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014231464A
JP2014231464A JP2013113514A JP2013113514A JP2014231464A JP 2014231464 A JP2014231464 A JP 2014231464A JP 2013113514 A JP2013113514 A JP 2013113514A JP 2013113514 A JP2013113514 A JP 2013113514A JP 2014231464 A JP2014231464 A JP 2014231464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polycrystalline silicon
fine powder
lump
silicon lump
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013113514A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6217140B2 (ja
Inventor
幸和 宮田
Yukikazu Miyata
幸和 宮田
等 宮▲崎▼
Hitoshi Miyazaki
等 宮▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP2013113514A priority Critical patent/JP6217140B2/ja
Publication of JP2014231464A publication Critical patent/JP2014231464A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6217140B2 publication Critical patent/JP6217140B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Silicon Compounds (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)

Abstract

【課題】迅速かつ確実に多結晶シリコン塊を洗浄して効果的に微粉末や小片等を除去し、単結晶引き上げ時の単結晶化率に影響を与えるような不純物を含まない多結晶シリコンの製造を可能とする。
【解決手段】多結晶シリコン材料の製造方法であって、多結晶シリコンロッド10を切断または破砕することにより分割して多結晶シリコン塊11を得る分割工程と、多結晶シリコン塊11をふるいにかけ、微粉末12を除去する微粉末除去工程と、微粉末12を除去された多結晶シリコン塊11を水洗する水洗工程とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、多結晶シリコン材料の製造方法に関する。
半導体用の単結晶シリコンは、例えば、極めて高純度の多結晶シリコンをるつぼ内で溶融させ、単結晶シリコンの種結晶を使用して単結晶シリコンを成長させることで製造される。このような製造工程に不純物が取り込まれると単結晶シリコンの品質が著しく低下してしまうため、原料となる多結晶シリコンの純度を高めるとともに、不純物の混入を可及的に防止する必要がある。
単結晶シリコンの原料となる高純度の多結晶シリコンは、グラファイト電極上に取り付けられたシリコン芯棒を配置した反応炉内にトリクロロシラン(SiHCl3)ガスと水素ガスとを供給し、シリコン芯棒に高純度の多結晶シリコンを析出させる、いわゆるシーメンス法と呼ばれる方法で製造される。このようにして、たとえば直径140mm程度の概略円柱状をなす多結晶シリコンロッドが得られる。
この多結晶シリコンロッドは、カッター等による切断、ハンマー等による破砕により分割され、その大きさによって分級される。これにより、前記るつぼに装入できる大きさの多結晶シリコン塊が得られる。
多結晶シリコン塊の表面には、上記の切断や破砕などの処理過程において汚染物質が付着したり酸化膜が発生したりしている場合がある。これら汚染物質や酸化膜が単結晶シリコンの製造工程に取り込まれると、単結晶シリコンの品質が著しく低下してしまうことになるため、多結晶シリコン塊を洗浄して表面清浄度を高くする必要がある。
多結晶シリコン塊の表面を洗浄する方法として、例えば特許文献1及び特許文献2には、酸液による酸洗工程と、その後の純水による水洗工程とを備えたものが提案されている。
特許文献1および特許文献2では、酸洗工程で用いられる酸液として、フッ化水素酸と硝酸との混合液が使用されており、この酸液中に多結晶シリコン塊を浸漬させることで、多結晶シリコン表面を溶解して汚染物質や酸化膜を除去する(酸洗)。その後、多結晶シリコン表面に残留した酸液を除去するために、純水によって水洗を行う。
特開2000−302594号公報 特開2006−62948号公報
洗浄前の多結晶シリコン塊の表面には、シーメンス法などでも使用されているグラファイト電極の破片、シリコンロッドを分割するハンマーやカッターの摩耗粉等の不純物だけでなく、多結晶シリコンロッドが切断または破砕された際に発生した多結晶シリコンの微粉末や小片が付着している場合がある。このような微粉末や小片が付着している多結晶シリコン塊を溶融して単結晶を製造すると、これら微粉末や小片が原因となって単結晶引き上げ時に結晶転移などが生じ、単結晶化率が低下するおそれがある。
また、この微粉末や小片が付着した状態の多結晶シリコン塊を酸洗すると、急激な反応によって酸液の温度が急上昇したり、窒素酸化物が急激に発生したりするおそれがあり、また、酸液の劣化が速いという問題がある。さらに、微粉末や小片が不純物を伴いやすいため、より酸液が劣化しやすくなる。また、微粉末が付着していることにより、酸洗時にシリコン塊表面と酸液との均一な反応が妨げられることによって、シリコン表面に斑(シリコン酸化物と推測される)が発生するおそれもある。
したがって、酸洗工程前に、多結晶シリコン塊から微粉末や小片を十分に除去しておく必要がある。たとえば特許文献1では、水洗工程および酸洗工程を各1回行った後、さらに2回目の水洗工程および酸洗工程を行うことを提案している。しかしながら、水洗工程および酸洗工程をそれぞれ2回ずつ行うために生産効率が低く、また4つの洗浄槽を設けなければならないため装置の大型化を招く等の問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、迅速かつ確実に多結晶シリコン塊を洗浄して効果的に微粉末や小片等を除去し、単結晶引き上げ時の単結晶化率に影響を与えない多結晶シリコン材料の製造を可能とすることを目的とする。
本発明は、多結晶シリコンロッドを切断または破砕することにより分割して多結晶シリコン塊を得る分割工程と、前記多結晶シリコン塊をふるいにかけ、微粉末や小片を除去する微粉末除去工程と、微粉末を除去された前記多結晶シリコン塊を水洗する水洗工程と、水洗された前記多結晶シリコン塊を静置し、この多結晶シリコン塊の表面に付着した水滴を除去する水滴除去工程とを有する多結晶シリコン材料の製造方法である。
この製造方法によれば、乾燥状態の多結晶シリコン塊をふるいにかけることにより表面に付着している小片や微粉末の大部分を除去でき、さらに水洗することにより表面にわずかに残った微粉末をも効果的に除去することができる。また、静置により水滴を除去するので、たとえば送風等の強制乾燥に比較して、多結晶シリコン塊に不純物が付着しにくい。したがって、その後の酸洗工程における急激な反応による温度上昇や酸液の劣化、さらには、シリコンの単結晶化率の低下などの発生を防止できる。
前記水滴除去工程の後に、酸液を用いて前記多結晶シリコン塊を酸洗する酸洗工程を有するとよい。水滴除去工程で不純物やシリコンの微粉末、小片等が多結晶シリコン塊から十分に除去されているので、酸洗工程では、酸液の劣化の促進が抑えられるとともに、酸液の急激な反応による温度上昇および窒素酸化物の急激な発生が抑制される。また、酸洗時のシリコン塊の表面での不均一な反応が起き難くなるため、シリコン表面に斑などが生成されにくくなる。さらに、水滴除去工程により洗浄水の水滴を取り除いてあるので、酸液の濃度低下が抑制でき、安定した不純物の除去が可能となる。
前記製造方法において、前記微粉末除去工程の後、前記水洗工程の前に、前記多結晶シリコン塊に付着している導電物を検知する導電物検知工程を有することが好ましい。
多結晶シリコン塊に付着している導電性の異物としては、シーメンス法などでも使用されているグラファイト電極の破片や、多結晶シリコンロッドを破砕するためのハンマーの破片等が考えられるので、微粉末除去工程の後に導電物検知を行うことにより、導電性異物の混入を確実に防止することができる。
前記微粉末除去工程において、前記微粉末や小片を通過させる貫通孔の形成間隔が異なる2種類の前記ふるいを用いて、前記形成間隔の大きい第1のふるいを用いて1回目のふるい作業を行い、前記形成間隔の小さい第2のふるいを用いて2回目のふるい作業を行うことが好ましい。この場合、多結晶シリコン塊の破損を防ぎながら効率的に微粉末および小片を除去できる。
また、前記微粉末除去工程では、前記2回目のふるい作業において、舞い上がる前記微粉末を吸引ダクトで吸引することにより回収することが好ましい。この場合、ふるいによる回収が困難な微粉末を、確実に回収できる。
本発明の多結晶シリコン材料の製造方法によれば、微粉末や小片、導電性異物を含まない多結晶シリコン塊を効率よく得ることができ、単結晶引き上げ時の単結晶化率に影響を与えにくい多結晶シリコン材料を製造することができる。
本発明の多結晶シリコン材料の製造方法における分割工程および微粉末除去工程を示す模式図である。 本発明の多結晶シリコン材料の製造方法における微粉末除去工程を模式的に示す側断面図である。 本発明の多結晶シリコン材料の製造方法における水洗工程を示す模式図である。 本発明の多結晶シリコン材料の製造方法における水滴除去工程に用いられる洗浄かごおよび水切りトレーを模式的に示す側面図である。
以下、本発明に係る多結晶シリコン材料の製造方法の実施形態について説明する。本発明の多結晶シリコン材料の製造方法は、多結晶シリコンロッド10を切断または破砕することにより分割して多結晶シリコン塊11を得る分割工程と、多結晶シリコン塊11をふるい21にかけ、微粉末12や小片13を除去する微粉末除去工程と、微粉末12や小片13を除去された多結晶シリコン塊11を水洗する水洗工程とを有する。この多結晶シリコン材料の製造方法は、さらに、微粉末除去工程の後、水洗工程の前に、多結晶シリコン塊11に付着している導電物を検知する導電物検知工程を有する。また、水洗工程の後には、静置による水滴除去工程が行われる。
分割工程において、図1に示すように、シーメンス法によって製造された多結晶シリコンロッド10を、ハンマー(図示せず)により適度な大きさに破砕し、多結晶シリコン塊11を得る。この工程において、多結晶シリコン塊11は、単結晶シリコンを溶融するるつぼに装入するために適切な大きさや形状に整えられる。なお、ハンマーの頭部は、たとえば超硬合金(WC)により形成されているが、多結晶シリコンロッド10を破砕した際に、このハンマーの破片や摩耗粉が多結晶シリコン塊11に付着する場合がある。
次いで、微粉末除去工程において、多結晶シリコン塊11から、微粉末12および小片13をふるい落とす作業を2回行う。
まず、1回目のふるい作業として、図1に示すように、容器20に備えられたポリエチレン製の第1のふるい21上にこの多結晶シリコン塊11を載置し、転動させることにより、所定サイズの多結晶シリコン塊11と微粉末12および小片13とを分ける。ふるい21には、直径8mmの貫通孔21aが複数個、ピッチ(形成間隔)10mm〜16mmで等間隔に設けられており、この貫通孔21aを通過する微粉末12および小片13を、通過しない大きさの多結晶シリコン塊11から取り除くことができる。なお、ふるい21の貫通孔21aの大きさは、製品形状の構成に合わせて任意に設定できる。
このとき作業者は、ポリウレタン製の手袋をしてふるい21に多結晶シリコン塊11を押しつけながら転がし、微粉末12を舞い上げないように脱落させる。このふるい作業において、ふるい21の貫通孔21aのピッチが比較的大きいので、転動による破損を抑えながら、多結晶シリコン塊11を面上で容易に転がすことができるとともに、シリコン片による摩耗を防止し、さらに微粉末12や小片13によるふるい21の目詰まりを防止できる。
たとえ多結晶シリコン塊11にひびが形成されていても、この1回目のふるい作業により多結晶シリコン塊11をひびに沿って割っておき、後工程で多結晶シリコン塊11が割れて微粉末12および小片13が生じるのを防止できる。
なお、このときに用いられる手袋は、多結晶シリコン塊11を汚染しないものであることが求められる。このため、シリコン片に接触することによる摩耗や破損により多結晶シリコン塊11を汚染することがないように、作業後に手袋の外観チェックが行われる。
次いで、2回目のふるい作業として、第1のふるい21よりも小さいピッチ(8mm〜12mm)で直径8mmの貫通孔41aが等間隔に設けられているポリエチレン製の第2のふるい41を用いて、多結晶シリコン塊11からさらに微粉末12および小片13を取り除く。この2回目の作業に用いられるふるい41の貫通孔41aのピッチが比較的小さいことにより、微粉末12がより舞い上がりにくく、また微粉末12が多結晶シリコン塊11に再付着するのを防ぐことができる。なお、ふるい41の貫通孔41aの大きさは、製品形状の構成に合わせて任意に設定できる。
この2回目のふるい作業は、図2に示す作業台40を用いて行われる。作業台40では、多結晶シリコン塊11に付着した微粉末12および小片13をふるい41を通じて容器42に落下させる。作業台40には、舞い上がる微粉末12を回収する吸引ダクト43が設けられている。また、容器42内で舞い上がる微粉末12も、作業台40の下部から回収管44を通じて、吸引ダクト43に回収される。
このように、貫通孔のピッチが異なる2種類のふるいを用いて2段階に分けてふるい作業を行うことにより、多結晶シリコン塊11の破損を防ぎながら多結晶シリコン塊11から効率的に微粉末および小片を除去できる。また、微粉末が多結晶シリコン塊11に再付着することを防止できる。
そして、図3に示すように、微粉末12および小片13を除去された所定重量の多結晶シリコン塊11を、洗浄かご22に装入する。この洗浄かご22は、5mm角の貫通孔が複数設けられた樹脂製の箱状容器である。なお、洗浄かご22の貫通孔の大きさは、製品形状の構成に合わせて任意に設定できる。
微粉末除去工程の後、導電物検知工程において、微粉末12および小片13を除去されて洗浄かご22に装入された多結晶シリコン塊11を金属検知機にかけ、導電物の破片等の付着の有無を検知する。これにより、シーメンス法で使用されるグラファイト電極などの破片、超硬合金製のハンマーの破片などの導電物の破片が洗浄かご22内に含まれる場合は、多結晶シリコン塊11の洗浄かご22を、一連の工程から除外することができる。
導電物検知工程の後、水洗工程において、多結晶シリコン塊11を水洗槽30により水洗する。水洗槽30は、洗浄槽本体31と、この洗浄槽本体31の内部に配置された内かご32とを備える。この水洗槽30は、洗浄槽本体31の底部31aから流入する洗浄水を洗浄槽本体31の上部に設けられたオーバーフロー部33から流出させることにより、洗浄水を流通させる構造となっている。多結晶シリコン塊11が装入された洗浄かご22は、内かご32の内側に配置される。この水洗工程は、多結晶シリコン塊11の大きさ等に応じて、複数回繰り返される。
この水洗工程により、微粉末除去工程でも除去されなかった微粉末12や小片13が多結晶シリコン塊11から取り除かれ、洗浄かご22から落下する。また、多結晶シリコン塊11の表面から剥離した小片等も、ここで洗浄かご22から落下する。このとき、洗浄かご22から落下した小片のうち大きなものは内かご32に捕集されて回収される。また、内かご32に捕集されない微粉末などは、オーバーフロー部33を通じて回収される洗浄水により別途回収される。このとき、微粉末除去工程において微粉末12が効率よく除去されているので、この水洗工程で洗浄水とともに回収される微粉末12は少量であり、洗浄水のフィルターを目詰まりさせにくい。
次いで、水洗後の多結晶シリコン塊11を静置し、多結晶シリコン塊11の表面に付着している水滴を除去する(水滴除去工程)。この水滴除去工程において送風等による強制乾燥を行うと、多結晶シリコン塊11に不純物が付着するおそれがある。このため、洗浄かご22内に自然放置することにより、多結晶シリコン塊11に付着した水滴を除去する。この水滴除去工程は、たとえば、温度20℃〜26℃、湿度20%RH〜45%RH(Relative Humidity:相対湿度)、0.5μm以上の塵が除去された(クラス100,000:JIS B9920)環境下で行われる。
この水滴除去工程において、図4に示すように、水洗後の洗浄かご22を水切りプレート50上に載置する。水切りプレート50は、たとえばポリ塩化ビニルからなり、矩形の外枠51と、水切り孔52aが形成された底板52とを有する略箱状に形成されている。洗浄かご22は、その下部に設けられたフランジ22Aが水切りプレート50の外枠51上に載置されることにより、水切りプレート50の底板52には接触せずに保持される。このため、多結晶シリコン塊11の表面に付着した水は、洗浄かご22内から水切りプレート50へと流れ落ち、水切り孔52aを通じて効率よく排出されるので、水切りプレート50に溜まることがない。したがって、洗浄かご22内に保持された多結晶シリコン塊11の表面に付着している水滴を効率よく除去することができる。
水滴除去工程の後、酸液(たとえばフッ化水素酸と硝酸との混合液)を用いて多結晶シリコン塊11を酸洗する(酸洗工程)。酸洗工程では、不純物やシリコンの微粉末12、小片13等が多結晶シリコン塊11から十分に除去されているので、酸液の劣化の促進が抑えられるとともに、酸液の急激な反応による温度上昇および窒素酸化物の急激な発生が抑制される。また、酸洗時のシリコン塊11の表面での不均一な反応が起き難くなるため、シリコン表面に斑などが生成されにくくなる。また、水洗工程前の導電物検知工程により、導電性不純物を含む多結晶シリコン塊11は工程から除外されているので、導電性不純物による酸液やシリコン塊11の汚染が防止される。さらに、水滴除去工程により洗浄水の水滴を取り除いてあるので、酸液の濃度低下が抑制でき、安定した不純物の除去が可能となる。
以上説明したように、本発明の多結晶シリコン材料の製造方法によれば、水洗工程の前の乾燥した状態で微粉末除去工程を行うので、微粉末や小片を効率よく確実に多結晶シリコン塊表面から除去することができる。また、水洗工程の前に導電物検知工程を行うので、導電性の不純物を確実に取り除くことができる。このように、導電性不純物やシリコン微粉末、小片を除去した多結晶シリコン塊を酸洗することができるので、酸液の汚染等を防止し、単結晶引き上げ時の単結晶化率に影響を与えるような不純物を含まない多結晶シリコン塊を製造することができる。
なお、本発明は前記実施形態の構成のものに限定されるものではなく、細部構成においては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
10 多結晶シリコンロッド
11 多結晶シリコン塊
12 微粉末
13 小片
20 容器
21 ふるい(第1のふるい)
21a 貫通孔
22 洗浄かご
30 水洗槽
31 洗浄槽本体
31a 底部
32 内かご
33 オーバーフロー部
40 作業台
41 ふるい(第2のふるい)
41a 貫通孔
42 容器
43 吸引ダクト
44 回収管
50 水切りプレート
51 外枠
52 底板
52a 水切り孔

Claims (5)

  1. 多結晶シリコンロッドを切断または破砕することにより分割して多結晶シリコン塊を得る分割工程と、
    前記多結晶シリコン塊をふるいにかけ、微粉末や小片を除去する微粉末除去工程と、
    微粉末を除去された前記多結晶シリコン塊を水洗する水洗工程と、
    水洗された前記多結晶シリコン塊を静置し、この多結晶シリコン塊の表面に付着した水滴を除去する水滴除去工程と
    を有することを特徴とする多結晶シリコン材料の製造方法。
  2. 前記水滴除去工程の後に、酸液を用いて前記多結晶シリコン塊を酸洗する酸洗工程を有することを特徴とする請求項1記載の多結晶シリコン材料の製造方法。
  3. 前記微粉末除去工程の後、前記水洗工程の前に、前記多結晶シリコン塊に付着している導電物を検知する導電物検知工程を有することを特徴とする請求項1または2に記載の多結晶シリコン材料の製造方法。
  4. 前記微粉末除去工程において、前記微粉末を通過させる貫通孔の形成間隔が異なる2種類の前記ふるいを用いて、前記形成間隔の大きい第1のふるいを用いて1回目のふるい作業を行った後、前記形成間隔の小さい第2のふるいを用いて2回目のふるい作業を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の多結晶シリコン材料の製造方法。
  5. 前記微粉末除去工程では、前記2回目のふるい作業において、舞い上がる前記微粉末を吸引ダクトで吸引することにより回収することを特徴とする請求項4に記載の多結晶シリコン材料の製造方法。
JP2013113514A 2013-05-29 2013-05-29 多結晶シリコン材料の製造方法 Active JP6217140B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013113514A JP6217140B2 (ja) 2013-05-29 2013-05-29 多結晶シリコン材料の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013113514A JP6217140B2 (ja) 2013-05-29 2013-05-29 多結晶シリコン材料の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014231464A true JP2014231464A (ja) 2014-12-11
JP6217140B2 JP6217140B2 (ja) 2017-10-25

Family

ID=52125098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013113514A Active JP6217140B2 (ja) 2013-05-29 2013-05-29 多結晶シリコン材料の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6217140B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016147781A (ja) * 2015-02-12 2016-08-18 信越半導体株式会社 シリコン単結晶の製造方法
JP2018095548A (ja) * 2016-12-14 2018-06-21 三菱マテリアル株式会社 シリコン破砕片の表面清浄化方法
JP2019214490A (ja) * 2018-06-12 2019-12-19 株式会社Sumco シリコンロッドの破砕方法及び装置並びにシリコン塊の製造方法
CN114875486A (zh) * 2022-04-24 2022-08-09 新疆大全新能源股份有限公司 一种多晶硅的后处理工艺

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01249618A (ja) * 1988-02-18 1989-10-04 Union Carbide Corp シリコン棒材から予め大きさを定めた粒子を形成する方法
JP2002293688A (ja) * 2001-01-25 2002-10-09 Sumitomo Titanium Corp 半導体用多結晶シリコン洗浄時の汚染検知方法及びその洗浄方法並びにその純水洗浄装置
JP2004161595A (ja) * 2002-11-14 2004-06-10 Hemlock Semiconductor Corp 流動性チップ、それを製造する方法及び使用する方法並びにその方法の実施に用いる装置
JP2011068554A (ja) * 2009-08-31 2011-04-07 Mitsubishi Materials Corp 多結晶シリコン塊の洗浄装置および洗浄方法
JP2012236746A (ja) * 2011-05-12 2012-12-06 Mitsubishi Materials Corp 多結晶シリコン破砕物の製造方法および多結晶シリコンの破砕装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01249618A (ja) * 1988-02-18 1989-10-04 Union Carbide Corp シリコン棒材から予め大きさを定めた粒子を形成する方法
JP2002293688A (ja) * 2001-01-25 2002-10-09 Sumitomo Titanium Corp 半導体用多結晶シリコン洗浄時の汚染検知方法及びその洗浄方法並びにその純水洗浄装置
JP2004161595A (ja) * 2002-11-14 2004-06-10 Hemlock Semiconductor Corp 流動性チップ、それを製造する方法及び使用する方法並びにその方法の実施に用いる装置
JP2011068554A (ja) * 2009-08-31 2011-04-07 Mitsubishi Materials Corp 多結晶シリコン塊の洗浄装置および洗浄方法
JP2012236746A (ja) * 2011-05-12 2012-12-06 Mitsubishi Materials Corp 多結晶シリコン破砕物の製造方法および多結晶シリコンの破砕装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016147781A (ja) * 2015-02-12 2016-08-18 信越半導体株式会社 シリコン単結晶の製造方法
JP2018095548A (ja) * 2016-12-14 2018-06-21 三菱マテリアル株式会社 シリコン破砕片の表面清浄化方法
JP2019214490A (ja) * 2018-06-12 2019-12-19 株式会社Sumco シリコンロッドの破砕方法及び装置並びにシリコン塊の製造方法
US11273451B2 (en) 2018-06-12 2022-03-15 Sumco Corporation Silicon rod crushing method and apparatus, and method of producing silicon lumps
CN114875486A (zh) * 2022-04-24 2022-08-09 新疆大全新能源股份有限公司 一种多晶硅的后处理工艺
CN114875486B (zh) * 2022-04-24 2024-03-22 新疆大全新能源股份有限公司 一种多晶硅的后处理工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JP6217140B2 (ja) 2017-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5716816B2 (ja) 多結晶シリコン塊の洗浄方法
JP6217140B2 (ja) 多結晶シリコン材料の製造方法
JP5029539B2 (ja) 多結晶シリコンの洗浄方法及び多結晶シリコンの製造方法
US20100001106A1 (en) Method and device for producing classified high-purity polycrystalline silicon fragments
JP7107922B2 (ja) 多結晶シリコン破砕物の製造方法、及び、多結晶シリコン破砕物の表面金属濃度を管理する方法
JP4554435B2 (ja) 多結晶シリコン洗浄方法
KR101356303B1 (ko) 다결정 실리콘 웨이퍼
CN105934408A (zh) 清净化多结晶硅块破碎物的制造装置及利用该制造装置制造清净化多结晶硅块破碎物的方法
WO2009003688A2 (de) Verfahren zur aufbereitung von siliciummaterial
JP6369263B2 (ja) ワークの研磨装置およびワークの製造方法
JP6636225B1 (ja) 多結晶シリコン破砕塊およびその製造方法
JP2013256445A (ja) 単結晶シリコンの製造方法
JP7458833B2 (ja) シリコン原料の洗浄装置
KR20110091445A (ko) 초크랄스키 법에 의한 무전위 단결정 실리콘의 제조 방법
JP5286095B2 (ja) シリコンスラッジ回収方法およびシリコン加工装置
JP6175909B2 (ja) 多結晶シリコン洗浄方法及び多結晶シリコン洗浄装置
JP5035923B2 (ja) 多結晶シリコン洗浄方法
CN101381889A (zh) 多晶硅的洗净方法和洗净装置以及多晶硅的制造方法
TW201836979A (zh) 多晶矽加工品的製造方法及多晶矽加工品
KR102643428B1 (ko) 다결정 실리콘 파쇄괴의 제조방법
CN114985365B (zh) 多晶硅样芯清洗分析方法以及系统
JPH0867510A (ja) 多結晶シリコン機械的加工物
JP2014162687A (ja) 亜鉛還元法で得られた多結晶シリコンの精製方法
JP2011225387A (ja) シリコン塊の処理方法、およびシリコン破砕物
WO2008152742A1 (ja) 半導体材料の再生方法および再生装置、太陽電池の製造方法および製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160331

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170425

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170829

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170911

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6217140

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250