JP2014230512A - 苗移植機の整地装置 - Google Patents

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Hisashi Kamiya
神谷  寿
山口 信
Makoto Yamaguchi
信 山口
岡田 卓也
Takuya Okada
岡田  卓也
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】
苗植付部が苗を植え付ける圃場面を均す際の泥押しや水押しの発生を防止し、植え付けられた苗を押し倒したり押し流したりすることを防止できる整地装置を備えた苗移植機を提供する。
【解決手段】
走行車体3の後側に圃場に苗を植え付ける苗植付部8を設け、苗植付部8の下部に土壌面を滑走均平するセンターフロート4とサイドフロート5を設け、センターフロート4とサイドフロート5の前方部に整地ロータ11を設け、土壌面を所定の押圧力で押圧して掻き均す整地レーキ12を苗植付部8の植付フレーム33に設け、整地レーキ12をセンターフロート4とサイドフロート5と間隔部に設けて構成する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、苗移植機が苗を植え付ける圃場面を均す整地装置に関するものであり、泥押しの発生を抑えながら整地を行うことを特徴とする。
圃場面を滑走均平するフロートを有した苗植付部の前側に、このフロートで均平する直前の土塊を整地ロータによって砕土して、均平し易い状態に整地する技術や、センターフロートとサイドフロートとの間の前側に整地レーキを配置して、この整地レーキに夾雑物が引っ掛ったことをセンサで検出すると、苗植付部全体を一旦上昇させて、整地レーキから夾雑物を逃がす技術(例えば、特許文献1参照)が知られている。
特開2012− 5415号公報
苗植付部のフロートの前側に整地ロータを真横方向に配置する形態や、左右のフロート間に整地レーキを設ける形態では、センサによって夾雑物を逃がす技術が構成されているにも拘らず、整地作用時の泥押しや水押しが生じ、隣接する植付苗を押し倒したり、押し流したりすることがあり、正確な苗の植付姿勢を維持し難く、苗の植付精度が安定し難い。
請求項1に記載の発明は、走行車体3の後側に圃場に苗を植え付ける苗植付部8を設け、該苗植付部8の下部に圃場面を滑走均平するセンターフロート4とサイドフロート5を設け、該センターフロート4とサイドフロート5の前方部に整地ロータ11を設け、圃場面を所定の押圧力で押圧して掻き均す整地レーキ12を前記苗植付部8の植付フレーム33に設け、該整地レーキ12を該センターフロート4とサイドフロート5と間隔部に設けたことを特徴とする苗移植機の整地装置とする。
請求項2に記載の発明は、前記整地レーキ12は、該整地レーキ12と取付部材15との間に設ける弾性部材13または加重部材14によって圃場面に押圧する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機の整地装置とする。
請求項3に記載の発明は、前記整地レーキ12は、前記サイドフロート5とフロート支持アーム16との間に設ける弾性部材13によって圃場面を押圧する構成としたことを特徴とする請求項1、又は2に記載の苗移植機の苗植整地装置とする。
請求項4に記載の発明は、前記整地レーキ12は、前記サイドフロート5とフロート支持アーム16との間に、連動比を切替可能な連結ロッド17を設けて連結し、該サイドフロート5の滑走深さ位置によるレーキ角度の揺動域位置を調節可能に構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の苗移植機の整地装置とする。
請求項5に記載の発明は、前記整地レーキ12は、この整地レーキ12を取付けて回動揺動する取付ブラケット15に対して、圃場面に対して摺動作用するレーキ角度を変えて取付可能とすることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の苗移植機の整地装置とする。
請求項1に記載の発明は、整地レーキ12を整地支持フレーム33に回動自在に設けたことにより、整地レーキ12の接地高さを容易に調節することができるので、圃場の条件に合わせて適切な整地を行い、苗の植付深さを安定させることができる。
また、整地レーキ12が石等に接触した際、整地レーキ12が回動して上方に退避することができるので、過負荷による整地レーキ12の破損が防止される。
そして、整地レーキ12を押圧して圃場面に接地させることにより、軽い接地抵抗で整地レーキ12が上方に退避することを防止できるので、圃場面が確実に整地され、苗の植付深さが安定する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の効果に加えて、植付フレーム33と整地レーキ12の間に弾性部材13または加重部材14を設けて整地レーキ12を押圧することにより、圃場の条件に合わせて整地レーキ12の押圧力を容易に変更することができ、圃場面が確実に整地され、苗の植付深さが安定する。
また、整地レーキ12にかかる負荷が弾性部材13の付勢力、または加重部材14の加重力を超えると整地レーキ12が上方に退避することができるので、圃場面の凹凸が均されて苗の植付深さが安定すると共に、整地レーキ12が負荷で変形することが防止され、耐久性が向上する。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明の効果に加えて、整地レーキ12とフロート支持アーム16とを弾性部材13で連結したことにより、整地レーキ12を圃場面に向かって所定の圧力で押圧することができると共に、整地レーキ12にかかる負荷が弾性部材13の付勢力を超えると整地レーキ12が上方に退避することができるので、圃場面の凹凸が均されて苗の植付深さが安定すると共に、整地レーキ12が負荷で変形することが防止され、耐久性が向上する。
また、弾性部材13の付勢力以上の負荷がかかると整地レーキ12が上方に退避することにより、苗植付部8が上昇することを防止できるので、苗の植付深さが乱れることが防止される。
請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明の効果に加えて、整地レーキ12とフロート支持アーム16とを連結ロッド17で連結し、連結ロッド17のフロート支持アーム16に対する連結位置を切り替えてサイドフロート5の滑走深さ位置によるレーキ角度の揺動域位置を変更可能にしているので、苗植付部8の昇降量に対応する整地レーキ12の回動範囲が変更され、圃場の土質や夾雑物等の異物量に合わせて整地レーキ12の回動量を変更することができるので、圃場面の凹凸が均平されて苗の植付深さが揃い易くなると共に、夾雑物が整地レーキ12に滞留し難く、整地性を高めることができる。
請求項5に記載の発明は、整地レーキ12を取り付けて回動揺動する取付ブラケット15に対して、圃場面に対して摺動作用するレーキ角度を変更自在に設けたことにより、整地レーキ12の整地角度を簡単に変更可能で、且つ操作によって変更することができるので、整地する圃場面土壌や、植付作業条件等に対応した整地レーキ12のレーキ角度を的確に選定して、整地精度を向上させることができる。
苗移植機の側面図 苗移植機の平面図 苗移植機のフロート及び整地レーキ部の側面図 苗移植機のフロート及び整地レーキ部の平面図 苗移植機のフロート及び整地レーキ部の一部別例を示す側面図 苗移植機のフロート及び整地レーキ部の平面図 苗移植機のフロート及び整地レーキの一部別例を示す側面図 苗移植機のフロート及び整地レーキ部の平面図 キャスタフレームの配置を示す苗植付部の側面図 キャスタフレームの配置を示す苗植付部の一部の平面図 整地ロータ部の側面図 ダッシュボード部の側面図 苗植付部の昇降を示すブロック図
図例に基づいて、苗移植機は、前輪1と後輪2を有した走行車体3の後側に、圃場面を滑走均平するセンターフロート4と、この左右両側部のサイドフロート5と、マット苗を収容して繰出す苗タンク6、及びこの苗タンク6から繰出される苗を分離保持して前記各フロート4、5で均平された圃場面に植付ける植付装置7等から構成の多条植形態の苗植付部8を、リフトシリンダ9の伸縮によって昇降回動するリフトリンク10を介して連結できる形態である。
この苗移植機において、ステアリングハンドル18で操向の前輪1と、車体3後部に軸装の後輪2を有した乗用四輪走行形態で、中央部にエンジン19、及び運転席20を搭載し、前部には補助苗載枠21を有し、後部にはリヤフレーム22上に施肥ホッパー23、肥料繰出装置24、及び施肥ブロワー25等からなる施肥装置26を搭載している。前記エンジン19によって、フロア27の下側に構成のミッションケース28に連動の油圧無段変速装置29を伝動し、このミッションケース28内の副変速装置等を経て、前記前輪1、及び後輪2の連動軸30を伝動すると共に、PTO軸31を連動して、このPTO軸31から前記施装置26や、後部に装着の苗植付部8を伝動する。
苗植付部8は、センターフロート4、及びこの左右両側のサイドフロート5との後部を、植付フレーム33のアーム軸34の周りに上下回動自在のフロート支持アーム16の下端部に、フロート軸32を介して上下揺動自在に軸装して支持構成し、苗植付部8の主体を構成する植付フレーム33を支持装着する。この植付フレーム33の上側には、後端下り傾斜の苗タンク6を左右横方向へ往復移動するように支持し、この苗タンク6の後端下部に形成の苗取口36部に植付爪37を作動させる植付装置7を、植付フレーム33の後端部に配置して、これら苗タンク6、及び植付装置7を横方向に多数条宛て配置して多条植形態の構成としている。
このような苗植付部8の植付フレーム33の中央前端部にはローリング38を有し、このローリング軸38部を、リヤフレーム22の後側に連結した平行リンク形態のリフトリンク10後端部のヒッチリンク39に連結している。前記植付フレーム33は伝動ケースを主体として形成し、この前端部で前記ローリング軸38の近傍位置に入力軸40を設け、この入力軸40を前記PTO軸31に連結して、この植付フレーム33伝動ケース内の伝動機構を経て前記苗タンク6を横移動し、植付装置7を駆動して、各植付装置7の先端部の植付爪37を側面視楕円形状の植付軌跡線Dに描いて作動させるように伝動構成している。この各植付爪37が植付軌跡線Dの上支点部を下動するとき対向の苗取口36を下動して、この苗取口36に繰出されているマット苗から複数本の苗を分離保持して、下方の各フロート4、5によって均平された圃場面に一定深さに植付ける。
このような車体3の後部に装着された苗植付部8は、前輪1と後輪2の土壌耕盤部接地支持による走行位置と、この苗植付部8のフロート4、5による圃場面に対する滑走位置との間の段差変動によって、リフトリンク10の上下動を介して常時車体3に対して上下動しながら前方へ牽引されるものであるが、運転席20の横側やダッシュボード部41等には、操作機構が配置されていて、この操作機構のうち植付レバー42を操作することにより、前記リフトシリンダ9でリフトリンク10を昇降させて、苗植付部8を苗植姿勢に下降させたり、フロート4、5が圃場面上方に位置する非苗植姿勢に上昇させるように昇降操作することができる。
苗植付部8は、前記センターフロート4の滑走揺動によって圃場面の硬軟や深さを検出して、昇降制御回路のコントローラ43を経て切替制御弁44を出力してリフトシリンダ9によりリフトリンク10を介して、この苗植付部8を昇降し、硬く浅い圃場面では、苗植付部8を下降し、柔く深い土壌では上昇するように昇降制御して、植付爪37による圃場面に対する苗植付深さを一定に維持するように苗植付深さの制御を行わせる。
前記整地ロータ11は、苗植付部8の各フロート4、5の前側に、センタロータ、及びサイドロータとして対向配置して構成されていて、フロート4、5で均平する圃場面を整地ロータ11で砕土し、掻き均す。特にサイドフロート5の前方部には後車輪2が位置して回転走行するため、圃場面が後輪2の回転駆動によって掻き起こされて、凸凹の激しい荒れ圃場面、泥土流波面になり易い走行状態にある。このようなど上面、及び泥流波をできるだけ平坦面状に掻き均して、各フロート4、5の滑走均平作用を円滑に行わせるものである。
ここにおいて、前輪1と後輪2を有した走行車体3の後側に、圃場面を滑走均平するセンターフロート4、及びこの左右両側のサイドフロート5と、マット苗を収容して繰出す苗タンク6、及びこの苗タンク6から繰出される苗を分離保持して前記各フロート4、5で均平された圃場面に植付ける植付装置7等から構成の多条植形態の苗植付部8を、リフトシリンダ9の伸縮によって昇降回動するリフトリンク10を介して連結する苗移植機において、前記フロート4、5の前方部に、走行圃場面を掻き均す整地ロータ11を配置し、各センターフロート4とサイドフロート5との間のフロート間隔部Aに位置させて、このフロート間隔部Aに案内される圃場面を所定の押圧力で弾発するように押圧して掻き均す整地レーキ12を、前記苗植付部8の植付フレーム33部に取付ける苗移植機の整地装置の構成とする。
苗移植機の苗植付作業において、車体3走行の圃場面が、各整地ロータ11によって掻き均されて、この掻き均された圃場面がセンターフロート4と、サイドフロート5によって滑走均平される。
この各フロート4、5によって均平された均平面に、苗植付部8の各植付装置7による苗植付作用が行われる。このような苗の植付作業時に、前記センターフロート4と、サイドフロート5との間のフロート間隔部Aの前部位置には、各フロート4、5によって押し寄せられた泥土流が、後方へ案内されて押し流されるとき、このフロート間隔部Aの入り口部の整地レーキ12によって、弾性的に押圧しながら、土塊がある時は破砕し、凸凹圃場面があるときは整地作用によって凸部土壌で凹部圃場面を埋め戻すようにして掻き均して、泥土流を抑制しながら、このフロート間隔部Aの後部の、植付装置7による植付部における苗植付け圃場面を、苗植付けに適した軟らかさや深さの泥土面として均一化して形成する。
特に、砕土し難い石礫や、稾屑等の硬い異物のあることが多いが、これらの異物がある時は、上面を摺動する整地レーキ12によって弾性的に押圧されているために、異物が軟らかい圃場面下に押し込まれ、埋没されて、植付装置7の植付爪37の差し込まれる土上面部に異物が露出して苗植付を邪魔することが少なくなり、又、圃場面も比較的硬い土壌条件のもとで、異物が破砕され難いようなときは、前記整地レーキ12の弾性的作用によって退避して、整地レーキ12の無理な、強制的整地作用を緩和して、整地レーキ12や、これに関連する構成部分の過負荷による破損を防止する。
また、前記整地レーキ12は、この整地レーキ12を取り付ける取付ブラケット15との間に設けるスプリング13、又はウエイトアーム45に載せるウエイト14によって圃場面へ押圧する。
前記整地レーキ12を圃場面へ弾発するための部材、または機構として、トルク・スプリング13を用いたり、このトルク・スプリング13に代える代替手段として、ウエイト14を用いる。前記整地レーキ12は、苗植付部8の機体本体側の植付フレーム33部側部材に取り付けるものであるから、この植付フレーム33部材と整地レーキ12との間に、一定圧で段発するトルク・スプリング13を設けたり、植付フレーム33部材に対して上下回動自在の整地レーキ12のウエイトアーム45に所定の重量弾発力を有したウエイト14を載せて、前記フロート間隔部に流入する圃場面部を整地レーキ12で押圧し、整地作用を行わせる。これら、スプリング13や、ウエイト14等の形態は、一般的であり、簡単で、安価な部材であるから、圃場面を弾性的に押圧する機構として、構成を簡単にすることができ、使用容易で、圧力調整操作等も行い易いものである。
又、前記整地レーキ12は、サイドフロート5のフロート支持アーム16との間にスプリング13を設けて、圃場面を押圧するように構成する。
苗植付部8のフロート4、5は、植付フレームとの間にフロート支持アーム16を介して支持連結されて、このフロート支持アーム16の支持角度を調節することによって、フロート4、5の支持高さを高、低に変更することができる。前記スプリング13は、これら上下に揺動される整地レーキ12と、サイドフロート4を支持するフロート支持アーム16との間に亘って弾発するように構成するものであるから、前記フロート支持アーム16を上下動して苗植付深さを浅い位置、深い位置に変更すると、前記スプリング13の弾発間隔が変更されて、フロート4、5が下降されて苗植深さが浅くなるときは、整地レーキ12を圃場面側へ押圧する押圧力を弱くして、整地レーキ12の圃場面に対するレーキ角度Bが急角度になる。逆に、フロート4、5が上昇されて苗植深さが深くなるときは、整地レーキ12を押圧する押圧力を強くして、整地レーキ12の圃場面に対するレーキ角度Bが緩角度になる。
主として、図1〜図4、及び図13において、前記植付フレーム33主体として構成の苗植伝動ケース46を、各フロート4、5の上方部を後方向に亘って形成して、この苗植伝動ケース46の前側部には、前記入力軸40から伝動されて苗タンク6や、各植付条の植付装置7を伝動するための伝動する伝動軸47を、左右横端部に亘って軸装して、各伝動ケース46の後端部にダブルクランク機構形態の植付装置7を駆動する植付軸48を軸装し、この植付軸48の左右両端部で植付装置7を駆動して、この植付装置7の先端部の植付爪37を苗植付軌跡線Dを描いて作動する形態としている。
前記苗植付部8のセンターフロート4は、前短部をサイドフロート5よりも前側に位置して突出させているが、各フロート4、5の上下揺動の軸芯部であるフロート軸32は、苗植伝動ケース46の腹部下部位置に、かつ、前後方向略同位置において、横方向へ向けて水平状に軸装配置される。又、整地ロータ11は、センタロータが左右後輪2間のトレッド域に位置するため、腹部の前側へ偏倚した位置に配置し、サイドロータを後輪2の後方位置に配置している。
前記各フロート4、5のフロート軸32は、フロートブラケット49に軸支されていて、一定長さのフロート支持アーム16の前端を苗植伝動ケース46の腹部のアーム軸34の周りに上下回動自在に設けた、このフロート支持アーム16の後端に、前記フロート軸32部を軸支する。そして各フロート4、5は、各フロート支持アーム16のアーム軸34周りの回動によって、各フロート4、5の支持高さであるフロート軸32の高さを変更し、各フロート4、5のフロート軸32周りの回動によって滑走迎い角を変更自在とするものである。
前記フロート支持アーム16の前端部には所定上下幅の連結ブラケット50を形成して、この連結ブラケット50に、上下複数箇所のピン穴51を形成している。
また、前記苗フレーム33の前端部のロータブラケット52には、左右横方向に亘るロータ支持軸53を設け、このロータ支持軸53の周りに上下回動可能のロータアーム54を支持する。左右両側のロータアーム54間には整地ロータ11のロータ軸55の両端部を軸受し、又、この整地ロータ11の内のセンタロータのロータ軸55を、中央部のロータ伝動ケース56を介して前端部に軸受している。
前記ロータアーム54を支持するロータ支持軸53に、このロータ支持軸53周りに回動自在の整地レーキ12取付ブラケット15(レーキアーム)に、ピン穴58を形成する。この取付ブラケット15のピン穴58と、前記連結ブラケット50のピン穴51との間に亘って、トルク・スプリング13の両端を係合させて、フロート支持アーム16に対して整地レーキ12を下方側へ押圧させる。
前記各フロート4、5は、前半部の張出幅を広くして均平部59を形成し、後半部の幅を狭く形成して、これらのフロート幅の広い均平部59の後側部に形成される圃場面に植付装置7による苗植付作用を行わせ、施肥装置26による施肥作用を行わせる。そして、前記整地レーキ12は、所定幅の橇状形態の橇板部の後端縁幅に亘ってレーキ部を形成したもので、このレーキ部を整地圃場面に押し込んで整地作用を効果的に行わせる形態としている。このような整地レーキ12をセンターフロート4と、サイドフロート5との間のフロート間隔部Aの前端部に位置させて配置し、このフロート間隔部Aに案内される圃場面を整地するものである。前記ロータアーム54にはロータカバー60を設けて、整地ロータ11の上周面を覆っている。
主として、図5、図6において、前記整地レーキ12を押圧するスプリング13に代えて、所定重量のウエイト14を載せて整地レーキ12後端部を圃場面に押圧するように回動させる形態である。前記ロータ支持軸53の周りに回動する取付ブラケット15に、ウエイト14を支持して取り付ける皿型状形態のウエイトアーム45を、前記整地レーキ12の上側位置に形成して、ウエイト14重量を下部の整地レーキ12に働かせると共に、ウエイト14の着脱を簡単、容易化して、しかも安定した支持状態を維持する。又、このウエイトアーム45は、整地レーキ12の上側面に形成することも可能であるが、レーキ12よりも高く離間させて高い位置に形成して、整地レーキ12の整地下動時に泥水中に沈下させない形態とすることも可能である。又、これらウエイト14をレーキ12に対してボルト締め等によって固定して、作業中に脱落し難い形態とすることも可能である。
又、前記整地レーキ12は、サイドフロート5のフロート支持アーム16との間に、連動比を切替して付替可能の連結ロッド17で連結して、このサイドフロート5の滑走深さ位置によるレーキ角度Bの上下回動揺動域位置を高、低域に調節変更可能にする。
前記植付フレームの前側部に取り付けられた整地レーキ12は、フロート4、5の昇降位置によって、前記フロート支持アーム16と連動の連結ロッド17を介して、圃場面に対するレーキ角度Bが緩、急に変更される。そして、このフロート支持アーム16に対する、整地レーキ12側に連結する連結ロッド17の、連結間隔位置を長、短に変更調節することによって、一定位置のフロート4、5、及びフロート支持アーム16に対する整地レーキ12の整地作用のレーキ角度Bが変更される。
このため、前記連結ロッド17の連結位置を変えることによって整地レーキ12の整地レーキ角度Bを緩、急に切り替えて、土壌条件等に応じた整地状態を調整し、切り替えることができる。又、この調節レンジは、フロート4、5を上昇させて浅植え状態のときは、水田面の水層が少ないため、レンジ幅を大きくし、フロート4、5を下げて深植え状態の時は、水層が多いため、レンジ幅を小さくすることが好ましい。
更には、前記整地レーキ12は、この整地レーキ12を取り付けて回動揺動する取付ブラケット15に対して、圃場面に対して摺動作用するレーキの整地作用するレーキ角度Bを変えて取付可能に設ける。
前記のように整地レーキ12の整地レーキ角度Bは、この整地レーキ12を取り付ける取付ブラケット15に対する取付角度の緩、急によって、土壌条件等に応じた整地状態を調整し、切り替えることができる。
主として、図7、図8において、前記フロート支持アーム16と、整地レーキ12の取付ブラケット15との間を、連動ロッド17で連結したものである。この連結ロッド17の後端部は、前記フロート支持アーム16のピン穴51に係合し、連結ロッド17の前端部を、前記取付ブラケット15のピン穴58に係合して、揺動連動可能のリンク機構として連結している。苗植深さ調節用の操作機構によって、フロート支持アーム16をアーム軸34の周りに上下回動して、フロート軸32の位置を上下動して、苗植付深さを変更すると、連動ロッド17を介して取付ブラケット15、及び整地レーキ12を回動する。
サイドフロート5のフロート軸32を下降して、サイドフロート5の滑走位置を深くすると、連動ロッド17を介して整地レーキ12を下側へ回動して、圃場面を強く押圧して掻き均す状態となり、サイドフロート5のフロート軸32を上動して、サイドフロート5の滑走位置を浅くすると、連動ロッド17を介して整地レーキ12上側へ回動させて、圃場面の押圧力を弱くするように作動させる。
前記のように、連動ロッド17を介してサイドフロート5の上下動と、整地レーキ12の整地レーキ角度Bとが連動して変更されるが、前記連結ブラケット50に形成される複数のピン穴51に対する連動ロッド17の係合連結位置を切り替えて、フロート支持アーム16の回動角に対する整地レーキ12の整地レーキ角度Bを変更することができる。連動ロッド17の連結位置を、連結ブラケット17のピン穴51を下側位置に選択してすると、整地レーキ12は下動されて、整地レーキ角度Bは急角度となり、ピン穴51を上側位置に選択すると、整地レーキ12の整地レーキ角度Bは緩傾斜の角度となるように設定できる。このような連動ロッド17の、連結ブラケット50のピン穴51に対する連結位置選択は、苗植土壌の土質や、圃場面の状態等によって設定することができる。
又、前記整地レーキ12を取り付ける取付ブラケット15側のピン穴58を前後複数位置に形成して、前記連動ロッド17前端部の連結位置を選択設定できるように構成することも可能である。
更には、前記整地レーキ12を、取付ブラケット15に対して、上下方向に移動させて、取付角度を変更調節、乃至切替可能の形態にして取付けて、この整地レーキ12の整地レーキ角度Bを緩、急変更、乃至切替可能に構成することも可能である。
次に、主として、図9、図10において、前記苗植付部8にキャスタフレーム70を取り付けて、苗植付部8を安定した状態に支持するもので、苗植付部8の取り扱いや、メンテナンス作業を行い易くする。前、後端部にキャスタ71、72を有した左右一対のキャスタフレーム70を、苗植付部8の横端部に取り付ける。植付フレーム33の苗植伝動ケース46の外側端部と、この内側部に位置する苗植植伝動ケース46の後端部とに、支持ソケット73、74を形成し、この支持ソケット73、74に、キャスタフレーム70前、後部に形成の支持チューブ75、76を下側から嵌合させて支持することができる。
平面視台形状の前後左右の四隅箇所に配置のキャスタ71、72は、前側の左右キャスタ71、71間隔が広く形成され、後側の左右キャスタ72、72間隔が狭く形成されて、移動時のキャスタ71、72が、ハ字状形態に開いて移動抵抗を受けやすく、自動制動状態に安定姿勢に停止維持することができる。植付フレーム33の最外側部にはガードアーム77を取り付けている。
次に、主として図11において、後輪2を軸装するリヤアクスルハウジング78の内側部に、畦や、畝圃場面部、乃至路肩部等に接触するアクチエータ79を設け、このアクチエータ79が畦畝部に接触することを検出するセンサ80を介して、リフトシリンダ9を伸長して、苗植付部8を前記整地ロータ11と共に諸定位置まで上昇して、前記整地ロータ11や、フロート4、5等が畦畝等に当接して損傷、破損することを防止する。
次に、主として図12において、車体3前端部のダッシュボード41前面部を覆うヘッドライト80を上下に回動開閉することによって、このヘッドライト80の下側に位置して設けられている燃料タンク81の給油キャップ82部上方部を開くことができ、給油キャップ82を開けて注油することができる。
1 前輪
2 後輪
3 車体
4 センターフロート
5 サイドフロート
6 苗タンク
7 植付装置
8 苗植付部
9 リフトシリンダ
10 リフトリンク
11 整地ロータ
12 整地レーキ
13 スプリング
14 ウエイト
15 取付ブラケット
16 フロート支持アーム
17 連結ロッド
18 前方右側向き姿勢
33 植付フレーム
45 ウエイトアーム
A フロート間隔部
B レーキ角度

Claims (5)

  1. 走行車体(3)の後側に圃場に苗を植え付ける苗植付部(8)を設け、該苗植付部(8)の下部に土壌面を滑走均平するセンタフロート(4)とサイドフロート(5)を設け、該センターフロート(4)とサイドフロート(5)の前方部に整地ロータ(11)を設け、土壌面を所定の押圧力で押圧して掻き均す整地レーキ(12)を前記苗植付部(8)の植付フレーム(33)に設け、該整地レーキ(12)を該センターフロート(4)とサイドフロート(5)と間隔部に設けたことを特徴とする苗移植機の整地装置。
  2. 前記整地レーキ(12)は、該整地レーキ(12)と取付部材(15)との間に設ける弾性部材(13)または加重部材(14)によって土壌面に押圧する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機の整地装置。
  3. 前記整地レーキ(12)は、前記サイドフロート(5)とフロート支持アーム(16)との間に設ける弾性部材(13)によって土壌面を押圧する構成としたことを特徴とする請求項1、又は2に記載の苗移植機の苗植整地装置。
  4. 前記整地レーキ(12)は、前記サイドフロート(5)とフロート支持アーム(16)との間に、連動比を切替可能な連結ロッド(17)を設けて連結し、該サイドフロート(5)の滑走深さ位置によるレーキ角度の揺動域位置を調節可能に構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の苗移植機の整地装置。
  5. 前記整地レーキ(12)は、この整地レーキ(12)を取付けて回動揺動する取付ブラケット(15)に対して、土壌面に対して摺動作用するレーキ角度を変えて取付可能とすることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の苗移植機の整地装置。
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