JP2014230227A - 画像処理装置、画像処理制御方法及び画像処理制御プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理制御方法及び画像処理制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2014230227A
JP2014230227A JP2013110481A JP2013110481A JP2014230227A JP 2014230227 A JP2014230227 A JP 2014230227A JP 2013110481 A JP2013110481 A JP 2013110481A JP 2013110481 A JP2013110481 A JP 2013110481A JP 2014230227 A JP2014230227 A JP 2014230227A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image processing
installation state
abnormal
unit
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013110481A
Other languages
English (en)
Inventor
雄二 家入
Yuji Ieiri
雄二 家入
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2013110481A priority Critical patent/JP2014230227A/ja
Publication of JP2014230227A publication Critical patent/JP2014230227A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Power Sources (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、電池駆動される画像処理装置における異常設置状態による異常発生を防止する。
【解決手段】複合装置1は、電源供給部から、二次電池の電池電力を利用して画像形成部10、画像読取部20等の各種画像処理手段へ電力を供給するとともに、離接可能に接続されるADF30、増設給紙トレイユニット51、52等の増設装置へ電力を供給する。複合装置1は、CPUが、各種画像処理手段を駆動させるとともに、増設装置を駆動させて画像処理を行わせ、加速度センサ、取っ手掴み検知スイッチ、底面設置検知スイッチ等の設置状態検出手段が異常設置状態を検出すると、前記画像処理手段及び前記増設装置のうち、該異常設置状態及び該画像処理手段と該増設装置の動作状態に応じて、該画像処理手段及び該増設装置の駆動を停止させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理制御方法及び画像処理制御プログラムに関し、詳細には、電池駆動される画像処理装置における異常設置状態による異常発生を防止する画像処理装置、画像処理制御方法及び画像処理制御プログラムに関する。
二次電池を搭載し、該二次電池の電力を利用して画像処理動作を行う画像処理装置、例えば、電池駆動プリンタ装置等がある。
このような電池駆動画像処理装置は、二次電池の蓄電電力(電池電力)を動作電力として駆動することができ、比較的、可搬性に富むため、画像形成や画像読取等の動作状態において、移動される場合がある。
ところが、動作状態中に移動されると、振動、傾き、電気的接続部の接触不良等によって、形成画像、読取画像、転送データ等に異常が発生し、画質の劣化やデータの異常が発生することがある。
そこで、従来、 デジタルカメラ機能を有するデジタルカメラ部と、プリンタ機能を有するプリンタ部と、からなるプリンタ一体型デジタルカメラにおいて、該プリンタ一体型デジタルカメラの本体の振動又は移動を検出する振動検出手段と、該振動検出手段の検出結果に応じて、上記プリンタ部のプリント動作を中断させるプリント制御手段とを備えたプリンタ一体型デジタルカメラが提案されている(特許文献1参照)。
すなわち、この従来技術は、搬送等による本体の振動または移動を検出すると、プロッタ部、すなわち、デジタルカメラ部がオプション追加されているプロッタ部のプリント動作を中断させて、形成画像に異常が発生することを防止している。
しかしながら、上記従来技術にあっては、搬送中等においては、プリンタ本体のプリント動作を停止させている。したがって、プリンタ本体自体のプリント動作については、異常が発生することを防止することはできるが、デジタルカメラ等の増設装置については、考慮されていない。その結果、デジタルカメラとプリンタ本体との通信時やデジタルカメラの動作時等に搬送等の移動が行われると、通信データに異常が発生したり、増設装置の動作に異常が発生することを防止することができず、改良の必要があった。
そこで、本発明は、増設装置が増設されている場合に、画像処理装置の設置状態の影響を増設装置に対しても考慮した動作制御を行うことを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1記載の画像処理装置は、二次電池の電池電力を利用して各種画像処理手段へ電力を供給するとともに、離接可能に接続される増設装置へ電力を供給する電源供給手段と、前記各種画像処理手段を駆動させて画像処理させるとともに、前記増設装置を駆動させて追加画像処理を行わせる駆動手段と、前記画像処理装置の設置状態を検出する設置状態検出手段と、前記設置状態検出手段が予め設定されている設定異常設置状態以上に異常な異常設置状態を検出すると、前記画像処理手段及び前記増設装置のうち、該異常設置状態及び該画像処理手段と該増設装置の動作状態に応じて、該画像処理手段及び該増設装置の前記駆動手段による駆動を停止させる駆動制御手段と、を備えていることを特徴としている。
本発明によれば、増設装置が増設されている場合に、画像処理装置の設置状態の影響を増設装置に対しても考慮した動作制御を行うことができる。
本発明の一実施例を適用した複合装置の外観斜視図。 複合装置の側面概略構成図。 複合装置の側面図。 操作表示部の正面図。 画像形成部の概略構成図。 画像読取部の平面図。 画像読取部の正面断面図。 複合装置のブロック構成図。 FAXユニットのブロック構成図。 複写動作処理を示すフローチャート。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明によって不当に限定されるものではなく、また、本実施の形態で説明される構成の全てが本発明の必須の構成要件ではない。
図1〜図10は、本発明の画像処理装置、画像処理制御方法及び画像処理制御プログラムの一実施例を示す図であり、図1は、本発明の画像処理装置、画像処理制御方法及び画像処理制御プログラムの一実施例を適用した電池駆動の複合装置1の外観斜視図である。
図1及び図2において、画像処理装置である複合装置1は、本体筐体2内に、画像形成部10(図4参照)と画像読取部20(図6、図7参照)が収納されている。複合装置1は、本体筐体2の上部に、該画像読取部20に原稿を自動送給する増設装置であるADF(Auto Document Feeder)30が載置されているとともに、操作表示部40が設けられている。
複合装置1は、本体筐体2の下部には、増設装置である増設給紙トレイユニット51、52が配設されている。
また、複合装置1は、本体筐体2の後部に、図3に示すように、増設装置である手差し給紙トレイ61と両面ユニット62が取り付けられている。
そして、複合装置1は、本体筐体2の側面から、先端にプラグ63を有する電源コード64、USB(Universal Serial Bus)ケーブル65、LAN(Local Area Network)ケーブル66及びモジュラーケーブル67が接続されている。また、複合装置1は、その前面部に、図3に示すように、増設装置であるフラッシュメモリ68が離接可能に装着される外部メモリI/F69(図8参照)が設けられている。そして、複合装置1は、図2に示すように、上記USBケーブル65が離接可能に接続されるUSBI/F71、LANケーブル66が離接可能に接続されるネットワークI/F72及びモジュラーケーブル67が離接可能に接続されるモジュラーI/F73等が設けられている。
操作表示部(操作手段)40は、図4に示すように、複数の操作キー41及び液晶ディスプレイ42を備えている。操作キー41は、複合装置1に各種動作命令や動作内容を指示操作するのに使用される。液晶ディスプレイ(報知手段)42は、操作キー41から入力された操作内容や複合装置1からユーザに通知する各種情報を表示出力する。液晶ディスプレイ42は、後述するように、本発明の画像処理制御方法において、複合装置1の設置状態が異常設置状態となって、各部の動作停止や電力供給停止を行った際に、その旨を報知出力する。
そして、画像形成部(画像処理手段、画像形成手段)10は、図5に示すように、インクジェット式画像形成部が用いられている。画像形成部10は、主走査方向においてシート状画像形成媒体である用紙P(図2参照)の幅を超える長さにわたって張り渡されたガイドロッド11に、移動可能にキャリッジ12が支持されている。画像形成部10は、主走査モータ13が回転駆動することによってプーリ14を介してガイドロッド11に沿ってキャリッジ12を移動させ、キャリッジ12の位置を、エンコーダシート15aとエンコーダセンサ15bによって検出する。
画像形成部10は、キャリッジ12の下方に、用紙搬送機構部16が配設されている。用紙搬送機構部16は、無端帯状の搬送ベルト16a、該搬送ベルト16aが張り渡されている一対の搬送ローラ16b、16c、給紙トレイ16d、搬送ベルト16aへ用紙Pを送り出す図示しない用紙送給部及び副走査モータ16e等を備えている。
画像形成部10は、給紙トレイ16d内の用紙Pを、図示しない用紙送給部によって1枚ずつ搬送ベルト16a上に送り出し、副走査モータ16eによって搬送ローラ16cを回転駆動することで、搬送ベルト16aを副走査方向に回転駆動させて、用紙Pを搬送させる。
キャリッジ12は、記録ヘッド12a、12bを搭載しており、記録ヘッド12a、12bには、図5に破線で示すように、例えば、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)のインク吐出ノズル(符号略)が形成されている。各インク吐出ノズルには、各色用のインクタンク17から、図示しないインクチューブを通してインクが供給される。各インク吐出ノズルは、画像データに応じて駆動制御されることで、インクを搬送ベルト16a上の用紙Pに向かって吐出し、用紙Pに画像を形成する。なお、インク吐出ノズルの形成されている記録ヘッド12a、12bは、キャリッジ12の搬送ベルト16aと対向する面に形成されている。したがって、実際には、図5では、記録ヘッド12a、12bは、見えないが、記録ヘッド12a、12bを明示するために、記載されている。
画像形成部10は、この画像形成において、用紙Pを停止させた状態で、主走査モータ13によってキャリッジ12を主走査方向に移動させながら、インク吐出ノズルからインクを用紙Pに向かって吐出させることで、所定ライン数分(1バンド分)の画像を用紙P上に形成する。画像形成部10は、1バンド分の画像を形成すると、副走査モータ16eによって搬送ベルト16aを1バンド分副走査方向に回転させて、用紙Pを該バンド分副走査方向に搬送する。画像形成部10は、用紙Pの搬送が完了すると、用紙Pの搬送を停止させた状態で、次の1バンド分の画像形成を、上述のように行うという断続的な画像形成を順次行なって、1ページ分の画像形成を行う。
画像形成部10は、キャリッジ12の移動範囲であって、画像形成領域外の両側に、維持機構部18aと、メンテナンス部18bが設けられている。維持機構部18aは、記録ヘッド12a、12bのインク吐出ノズルの清掃及びキャッピングを行なって、インク吐出ノズルが乾燥することを防止する。メンテナンス部18bは、記録ヘッド12a、12bのインク吐出ノズルからインクを空吐出させ、増粘化したインクの吐出と乾燥によるノズル欠損を防止して、画像品質を向上させる。
上記増設給紙トレイユニット(増設装置)51、52は、複合装置1に対して、機械的及び電気的に離接可能に接続されて増設されている。増設給紙トレイユニット51、52は、それぞれ異なるサイズの用紙Pが収納可能であり、ユーザの選択に応じた増設給紙トレイユニット51、51の用紙Pを画像形成部10へ送給する。
画像読取部(画像処理手段、画像読取手段)20は、図6及び図7に示すように、ケース21内に主走査方向に張り渡されたガイドロッド22に光学読取ユニット23が移動可能に支持されている。光学読取ユニット23は、ガイドロッド22に沿って配設されている駆動ベルト24に連結されており、駆動ベルト24は、駆動モータ(例えば、ステッピングモータ)25に連結されている。画像読取部20は、ケース21の上部に、透明なコンタクトガラス26が配設されており、コンタクトガラス26上に、読取対象の原稿Gがセットされる。
光学読取ユニット23は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor )を用いたラインイメージセンサが用いられており、コンタクトガラス26側の面に画像入力スリット23aが形成されている。光学読取ユニット23は、図示しない読取光源からコンタクトガラス26上の原稿Gに読取光を出射する。光学読取ユニット23は、原稿Gで反射されて画像入力スリット23aから入力される読取光の光学情報を、ラインイメージセンサによって所定時間間隔で光電変換することで、原稿Gの画像を画像データに変換する。
ADF(増設装置)30は、複合装置1に対して、機械的及び電気的に離接可能に接続されて増設されている。ADF30は、複数枚の原稿Gがセットされ、セットされた原稿Gを1枚ずつ画像読取部20のコンタクトガラス26上に搬送する。ADF30は、画像読取部20で画像の読み取りの完了した原稿Gを、コンタクトガラス26上から排紙トレイへ搬送・排出する。
手差し給紙トレイ(増設装置)61は、複合装置1の本体筐体2に対して、機械的に着脱可能に装着されている。手差し給紙トレイ61は、用紙Pが手差しでセットされ、セットされた用紙Pを、本体筐体2内の用紙搬送機構部16が搬送ベルト16a上に搬送する。
両面ユニット(増設装置)62は、複合装置1に対して、機械的及び電気的に離接可能に接続されて増設されている。両面ユニット62は、画像形成部10で片面に画像の形成された用紙Pが送り込まれ、送り込まれてきた用紙Pの表裏面を反転させて、再度、画像形成部10へ送り込む。
上記USBI/F71に接続されるUSBケーブル65は、例えば、コンピュータ等のホスト装置HS(図8参照)に接続され、該ホスト装置HSは、画像データ及び印刷設定を含む印刷ジョブをUSBケーブル65を通して複合装置1へ送信する。
ネットワークI/F72に接続されるLANケーブル66は、例えば、コンピュータ、他の複合装置等の情報処理装置に接続され、複合装置1は、該情報処理装置との間で通信して、情報処理装置からの印刷ジョブを受け取ったり、画像データを送信したりする。
モジュラーI/F73に接続されるモジュラーケーブル67は、公衆回線に接続され、複合装置1は、そのFAXユニット111(図8参照)によって、該モジュラーケーブル67を通して公衆回線に接続されているファクシミリ装置とファクシミリ通信する。
上記外部メモリI/F69に挿入されるフラッシュメモリ(増設装置)68は、例えば、印刷対象の画像データが格納されており、複合装置1は、該フラッシュメモリ68に格納されている画像データに基づいて用紙Pに画像を形成出力する。なお、外部メモリI/F69に挿入されるメモリは、フラッシュメモリ68に限るものではない。
そして、複合装置1は、図8に示すようにブロック構成されている。すなわち、複合装置1は、図8に示すように、CPU(Central Processing Unit )101、RAM(Random Access Memory)102、ROM(Read Only Memory)103、イメージプロセッサ104、メモリ制御I/O105、センサドライバ106、イメージセンサ107、画像出力制御部108、プリンタヘッド109、外部メモリI/F69、ホストI/F110、モジュラーI/F72を備えたFAXユニット111、アクチュエータ112、センサ部113、上記増設給紙ユニット51、52及び電源制御部114、電源供給部115、二次電池116及び上記プラグ63を有する電源コード64に接続されているACアダプタ117等を備えている。
ROM103は、複合装置1の基本プログラムや本発明の画像処理制御プログラム及びシステムデータや画像処理制御プログラムを実行するのに必要なデータが予め格納されている。
CPU(駆動制御手段)101は、ROM103内のプログラムに基づいて、RAM102をワークメモリとして利用して、複合装置1の各部を制御して、複合装置1としての基本処理を実行するとともに、本発明の画像処理制御方法を実行する。
すなわち、複合装置1は、ROM、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory )、CD−RW(Compact Disc Rewritable )、DVD(Digital Versatile Disk)、SD(Secure Digital)カード、MO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている本発明の画像処理制御方法を実行する画像処理制御プログラムを読み込んでROM103等に導入することで、後述する複合装置1の設置状態に異常が発生した際に画像処理装置1本体だけでなく、増設装置の駆動を停止させて異常状態の発生を防止する画像処理装置として構築されている。この画像処理制御プログラムは、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)等のレガシープログラミング言語やオブジェクト指向ブログラミング言語等で記述されたコンピュータ実行可能なプログラムであり、上記記録媒体に格納して頒布することができる。
RAM102は、CPU101のワークメモリとして利用されるだけでなく、画像読取部20で読み取られてデジタル変換された画像データ、フラッシュメモリ68から読み出されたデジタルの画像データ、ホスト装置HSから送信されてきたデジタルの画像データ等を一時記憶する。
イメージプロセッサ104は、CPU101の制御下で、RAM102に保管された画像データに対して、ノイズ除去や色調補正等の画像補正、出力先の要求に応じた解像度変換処理、誤差拡散処理、データ圧縮等を行って画像出力制御部108等へ出力する。
イメージセンサ107は、上記画像読取部20に設けられており、センサドライバ106の制御下で動作して、原稿Gからの読取光の反射光を光電変換して、アナログの画像データをセンサドライバ106へ出力する。
センサドライバ106は、イメージセンサ107から送られてくるアナログの画像データをデジタル変換して、デジタルの画像データとしてRAM102へ送る。
画像出力制御部108は、イメージプロセッサ104で画像処理されて送られてきた画像データに基づいて、プリンタヘッド109を介して、記録ヘッド15a、15bのインク吐出ノズルを駆動させて、画像形成制御を行う。
外部メモリI/F69は、上述のように、フラッシュメモリ68が着脱可能に装着され、CPU101の制御下で、フラッシュメモリ68に格納されている画像データの読み出し及び画像データのフラッシュメモリ68への格納を行う。
ホストI/F110は、上記USBI/F71及びネットワークI/F72を総称したものである。ホストI/F110は、ホスト装置HSから送られてくる印刷ジョブを受信してCPU101に渡したり、CPU101からの信号をホスト装置HSに送信する。
FAXユニット(増設装置)111は、複合装置1に対して、機械的及び電気的に離接可能に接続されて増設されている。FAXユニット111は、図9に示すように、一般的に、モデム111a、シリコンDAA(Digital Access Arrangement)111b、ローカルリングジェネレータ回路111c、スピーカアンプ111d、リレー回路111e、リングセンサ111f、フックセンサ111g及びスピーカ111h等を備えており、上記モジュラーI/F72が取り付けられている。FAXユニット111は、CPU101の制御下で、イメージプロセッサ104の処理した画像データを相手先ファクシミリ装置にファクシミリ送信し、また、相手先ファクシミリ装置からファクシミリ送信されてきた画像データを受信してRAM102に渡す。
モデム111aは、CPU101の制御下で動作して、モジュラーI/F72に接続される回線を介して、送信信号の変調及び受信信号の復調を行う。シリコンDAA111bは、通信網の制御を行う。ローカルリングジェネレータ回路111cは、CPU101から与えられた発信番号への発信等を行う。リレー回路111eは、回線のオン/オフを行ない、リングセンサ11fは、回線からのリンギングの検出を行う。フックセンサ111gは、フック動作の検出を行い、スピーカアンプ111dは、CPU101の制御下で動作し、例えば、通信音やファクシミリ通信結果情報等をスピーカ111hから拡声出力させる。特に、本実施例の複合装置1は、複合装置1の設置状態の異常が発生して、動作の停止や電源電力の供給停止を行う場合に、CPU101の制御下で、その旨の情報を、スピーカアンプ111dを介してスピーカ(報知手段)111hから音声として報知出力させる。
メカ制御I/O105には、アクチュエータ112やセンサ部113等が接続されており、メカ制御I/O105は、CPU101の制御下でのアクチュエータ112の動作制御、センサ部113の駆動制御を行う。
アクチュエータ112は、画像形成部10や画像読取部20等に設けられている各種アクチュエータである。
センサ部113は、複合装置1の設置状態の異常を検知するのに必要な設置状態検出手段としての加速度センサ113a、取っ手掴み検知スイッチ113b、底面設置検知スイッチ113c及びその他センサ113dを含んでいる。
加速度センサ113aは、複合装置1が移動されることで発生する加速度を検出し、検出結果をメカ制御I/O105を介してCPU101へ出力する。取っ手掴み検知スイッチ113bは、複合装置1を搬送する際に使用される本体筺体2に設けられている取っ手が掴まれたか否かを検出し、検出結果をメカ制御I/O105を介してCPU101へ出力する。底面設置検知スイッチ113cは、複合装置1が床等に設置されているか否か検出し、検出結果をメカ制御I/O105を介してCPU101へ出力する。
CPU101は、これら加速度センサ113a、取っ手掴み検知スイッチ113b、底面設置検知スイッチ113cの検出結果を総合して、複合装置1の予め設定されている設定異常設置状態以上の異常な異常設置状態の発生の有無を判定し、該異常設置状態の程度に応じて、どの程度の動作停止、電源電力停止等の異常防止対処処理を行う必要があるか判断する。
その他センサ113dは、複合装置1が画像処理を適切に行うために通常備えているセンサであり、用紙センサ、原稿センサ等であり、CPU101は、その他センサ113dの検出結果に基づいて複合装置1としての基本動作を制御する。
そして、複合装置1は、ACアダプタ117に接続されている電源コード64のプラグ63が商用電源のコンセントに差し込まれると、ACアダプタ117から設定されている定格電圧・電流の電源電力が電源供給部115に供給される。ACアダプタ117は、その複合装置1側の電源コード64の先端に電源コネクタ(図示略)が取り付けられており、該電源コネクタは、複合装置1の本体筐体2に設けられている図示しない電源コネクタに着脱可能に接続される。ACアダプタ117は、プラグ63が商用電源のコンセントに差し込まれ、電源コネクタが複合装置1の電源コネクタに差し込まれている状態のときに、商用電源を所定のDCの外部電源電力(以下、適宜、DC外部電力という。)を電源供給部115に供給する。
二次電池116は、例えば、リチウムイオン電池等が用いられ、電池電力を電源供給部115へ供給する。
電源供給部(電源供給手段)115は、ACアダプタ117に接続され、また、二次電池116に接続されている。電源供給部115は、ACアダプタ117からDC外部電力が供給されているときには、ACアダプタ117からのDC外部電力を利用して、複合装置1の各部で使用する各種電力を生成して、各部に供給する。電源供給部115は、ACアダプタ117からDC外部電力が供給されていないときには、二次電池116からの電池電力を利用して、複合装置1の各部で使用する各種電力を生成して、各部に供給する。また、電源供給部115は、ACアダプタ117からDC外部電力が供給されているが、複合装置1が画像処理動作を行っていない待機状態のときや電源スイッチがオフのときには、該外部電力を利用して、二次電池116の充電を行う。
そして、電源制御部(電力供給制御手段)114は、CPU101の制御下で、電源供給部115による各部への電力の供給及び供給停止を制御する。
そして、増設給紙トレイユニット51、52は、それぞれメカ制御I/O51a、52a、アクチュエータ51b、52b、センサ51c,52c及び図示しない給紙トレイ等を備えている。増設給紙トレイユニット51、52は、給紙トレイ内に、それぞれサイズの異なる用紙Pを収納可能であり、CPU101の制御下で、動作して、給紙トレイ内の用紙Pを画像形成部10へ送給する。増設給紙トレイユニット51、52は、上記電源供給部115から電力が供給されて、該電力を利用して駆動する。
メカ制御I/O51a、52aは、CPU101からの信号に基づいて、アクチュエータ51b、52bの駆動を制御し、また、センサ51c、52cの検出した検出信号をCPU101へ出力する。
センサ51c、52cは、増設給紙トレイユニット51、52の動作に必要な状態、例えば、給紙トレイ内における用紙Pの有無等を検出し、検出結果をメカ制御I/O51a、51bを介してCPU101へ出力する。
アクチュエータ51b、52bは、給紙トレイ内の用紙Pを1枚ずつ送り出すために駆動されるアクチュエータであり、メカ制御I/O51a、52aを介して入力されるCPU101からの制御信号によって駆動される。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の複合装置1は、増設装置が増設されている場合に、複合装置1の移動の影響を増設装置に対しても考慮した動作制御を行う。
すなわち、複合装置1は、ACアダプタ117からDC外部電力が供給されているときには、電源コード64が商用電源のコンセントと複合装置1のコネクタの間に繋がっているため、ユーザによって複合装置1が大きく移動されることは少ない。
ところが、複合装置1は、複合装置1に電源コード64が接続されておらず、ACアダプタ117からDC外部電力が供給されていないときには、二次電池116のDC電池電力を利用して駆動が可能である。そのため、ユーザによって複合装置1の稼働中に複合装置1が大きく移動されるおそれがある。
また、複合装置1は、ACアダプタ117からのDC外部電力で動作中であっても、ユーザによって移動される場合に限らず、地震等によって移動等異常設置状態となることがある。
そして、複合装置1は、画像処理動作、例えば、複写動作を行っているときに、異常設置状態になると、処理画像に異常が発生したり、稼働部分に異常が発生して故障の原因となるおそれがある。
例えば、画像読取部20は、駆動モータ25を一定速度で回転駆動させて、光学読取ユニット23をガイドロッド22に沿って一定速度で移動させながら、光学読取ユニット23によって原稿Gの画像を読み取っている。したがって、この画像読取動作中に複合装置1に振動、傾斜等の異常設置状態が発生すると、光学読取ユニット23の移動速度に速度むらが発生して、読取画像が異常画像となるおそれがある。
また、例えば、画像形成部10は、主走査モータ13によってキャリッジ12を主走査方向に一定速度で移動させながら記録ヘッド12a、12bのインク吐出ノズルからインクを吐出させて1バンドの画像を形成する。画像形成部10は、1バンド分の画像形成が完了すると、副走査モータ16eを駆動させて搬送ベルト16a上の用紙Pを1バンド分搬送するという動作を1バンド毎に繰り返し行なって、1ページ分の画像を形成する。したがって、複合装置1は、画像形成動作中に、複合装置1に振動、傾斜等の異常設置状態が発生すると、キャリッジ12の移動速度や搬送ベルト16eの搬送速度に速度むらが発生して、形成画像が異常画像となるおそれがある。
そこで、複合装置1は、例えば、画像読取部20における原稿Gの読取動作、画像形成部10における用紙Pへの画像形成動作、画像読取部20とFAXユニット111を使用したファクシミリ送信動作、画像形成部10とFAXユニット111を使用したファクシミリ受信動作、画像読取部20と外部メモリI/F69を利用した原稿画像のフラッシュメモリ68への画像データ書込動作、画像形成部10と外部メモリI/F69を利用したフラッシュメモリ68内の画像データによるメモリ画像データ画像形成動作、ADF30を利用した画像読取部20における原稿Gの読取動作、増設給紙トレイユニット51、52を利用した画像形成部10における用紙Pへの画像形成動作、手差し給紙トレイ61を利用した画像形成部10における用紙Pへの画像形成動作及び両面ユニット62を利用した用紙Pの両面への画像形成動作等の動作中に、増設ユニット30、51、52、61、62等を含む複合装置1のユーザや地震等による移動、振動等の位置変動が予め設定されている設定異常設置状態以上で発生すると、その位置変動の大きさに応じて、動作停止処理あるいは電力停止処理を行う。
すなわち、複合装置1は、動作中、CPU101が、メカ制御I/O105を介してセンサ部113の位置変動を検出する加速度センサ113a、取っ手掴み検知スイッチ113b及び底面設置検知スイッチ113cからの検出信号をチェックする。
CPU101は、加速度センサ113a、取っ手掴み検知スイッチ113b及び底面設置検知スイッチ113cからの検出信号に基づいて、複合装置1が設定異常設置状態以上の異常設定状態となったかチェックする。CPU101は、複合装置1が設定異常設置状態以上の異常設置状態になったと判断すると、増設ユニット30、51、52、61、62等を含む動作中の各部10、20、FAXユニット111等のうち、該異常設置状態の規模に応じて動作を停止させる必要のある増設ユニット30、51、52、61、62等を含む動作中の各部10、20、FAXユニット111等の動作を停止させる。また、CPU101は、増設ユニット30、51、52、61、62等を含む動作中の各部10、20、FAXユニット111等のうち、該異常設置状態の規模に応じて電力供給を停止させる必要のある増設ユニット30、51、52、61、62等を含む動作中の各部10、20、FAXユニット111等への電源供給部115からの電力の供給を電源制御部114に停止させる。
例えば、CPU101は、複写動作中の場合、図10に示すように複写動作処理を行う。すなわち、CPU101は、画像読取部20と画像形成部10及び必要に応じて手差し給紙トレイ61、両面ユニット62、ADF30、増設給紙トレイユニット51、52等を使用して、複写動作を開始する(ステップS101)。CPU101は、複写動作を開始すると、予め設定されている設定異常設置状態以上の複合装置1の異常設置状態(図10では、機器の移動と記載。)を検知したかチェックする(ステップS102)。
ステップS102で、複合装置1の設定異常設置状態以上の異常設置状態を検知していないとき(ステップS102で、NOのとき)には、CPU101は、複写動作を継続し(ステップS103)、複写動作が完了したかチェックする(ステップS104)。
ステップS104で、複写動作が完了していないとき(ステップS102で、NOのとき)には、CPU101は、ステップS102に戻って、複合装置1の設定異常設置状態以上の異常設置状態を検知したかのチェックから上記同様に処理する(ステップS102〜S104)。
ステップS102で、複合装置1の設定異常設置状態以上の異常設置状態を検知すると(ステップS102で、YESのとき)、CPU101は、増設ユニット30、51、52、61、62を使用している場合には、まず、増設ユニット30、51、52、61、62の駆動を停止する(ステップS105)。
CPU101は、次に、動作中の画像読取部20と画像形成部10の動作を停止させて複写動作を停止させ(ステップS106)、ステップS102に戻って、複合装置1の移動を検知しているかチェックする(ステップS102)。
ステップS102で、複合装置1の設定異常設置状態以上の異常設置状態を検知しているときには、継続して増設ユニット30、51、52、61、62の動作停止及び画像読取部20と画像形成部10の動作停止を行ない(ステップS105、S106)、ステップS102に戻る。
CPU101は、ステップS102で複合装置1の設定異常設置状態以上の異常設置状態を検知している限り、増設ユニット30、51、52、61、62の動作停止及び画像読取部20と画像形成部10の動作停止を行いつつ、複合装置1の設定異常設置状態以上の異常設置状態発生の有無の検知を行うという処理を繰り返し行う(ステップS102、S105、S106)。
ステップS102で、複合装置1の設定異常設置状態以上の異常設置状態を検知しなくなると、CPU101は、増設ユニット30、51、52、61、62の動作再開及び画像読取部20と画像形成部10の動作再開を行って、複写動作を再開する(ステップS103)。CPU101は、複写動作を開始すると、複写動作が完了したかチェックする(ステップS104)。
ステップS104で、複写動作が完了していないときには、ステップS102に戻って、上記同様に処理する(ステップS102〜S106)。
ステップS104で、複写動作が完了すると(ステップS104で、YESのとき)、CPU101は、複写動作処理を終了する。
なお、図10では、複写動作にける画像読取部20と画像形成部10及び必要に応じて使用する手差し給紙トレイ61、両面ユニット62、ADF30、増設給紙トレイユニット51、52等の動作停止を行う場合について説明したが、これらへの電力供給を停止する場合も同様の処理を行う。この電力供給停止を行う場合には、CPU101は、電力供給を停止する各部や増設ユニットの動作を停止させた後に、当該各部10、20や増設ユニット30、51、52、61、62への電力供給を停止する。
また、複合装置1の移動においては、ユーザ等が複合装置1を移動させる場合、移動中に操作表示部40の操作キー41を、胸や腕等によって誤って押してしまう等の誤操作が発生するおそれがある。
そこで、CPU101は、複合装置1の移動を検知すると、操作表示部40のキー操作を無効にしてもよい。
このようにすると、複合装置1の移動中における誤操作による意図しない動作、例えば、ファクシミリ送信等が発生することを防止することができる。
さらに、複合装置1の移動を検知して、各部や増設ユニットの動作停止または電力供給停止、さらには、操作表示部40の操作無効を行う場合、その旨の情報を、操作表示部40のディスプレイ42に表示出力したり、スピーカアンプ111dを介してスピーカ111hから音声出力させて通知するようにしてもよい。
このようにすると、複合装置1を移動させているユーザ等が動作が停止したり、電力供給が停止された理由を知ることができ、利用性を向上させることができる。
このように、本実施例の複合装置1は、二次電池116の電池電力を利用して画像形成部10、画像読取部20等の各種画像処理手段へ電力を供給するとともに、離接可能に接続されるADF30、増設給紙トレイユニット51、52、手差し給紙トレイ61、両面ユニット62、FAXユニット111等の増設装置へ電力を供給する電源供給部(電源供給手段)115と、前記各種画像処理手段を駆動させて画像処理させるとともに、前記増設装置を駆動させて追加画像処理を行わせるCPU(駆動手段)101と、画像処理装置である複合装置1の設置状態を検出する加速度センサ113a、取っ手掴み検知スイッチ113b、底面設置検知スイッチ113c等の設置状態検出手段と、前記設置状態検出手段が予め設定されている設定異常設置状態以上に異常な異常設置状態を検出すると、前記画像処理手段及び前記増設装置のうち、該異常設置状態及び該画像処理手段と該増設装置の動作状態に応じて、該画像処理手段及び該増設装置の前記駆動手段による駆動を停止させるCPU(駆動制御手段)101と、を備えている。
したがって、ユーザ等による搬送、地震等によって、複合装置1の設置状態に異常が発生すると、増設装置が増設されている場合に、複合装置1本体だけでなく、増設装置を含めて、その動作を停止させることができる。したがって、複合装置1等の画像処理装置の設置状態の影響を増設装置に対しても考慮した動作制御を行うことができ、安全性を向上させることができる。
また、本実施例の複合装置1は、二次電池116の電池電力を利用して上記各種画像処理手段へ電力を供給するとともに、離接可能に接続される上記増設装置へ電力を供給する電源供給処理ステップと、前記各種画像処理手段を駆動させて画像処理させるとともに、前記増設装置を駆動させて追加画像処理を行わせる駆動処理ステップと、画像処理装置である複合装置1の設置状態を検出する設置状態検出処理ステップと、前記設置状態検出処理ステップで予め設定されている設定異常設置状態以上に異常な異常設置状態が検出されると、前記画像処理手段及び前記増設装置のうち、該異常設置状態及び該画像処理手段と該増設装置の動作状態に応じて、該画像処理手段及び該増設装置の前記駆動処理ステップでの駆動を停止させる駆動制御処理ステップと、を有する画像処理制御方法を実行している。
したがって、ユーザ等による搬送、地震等によって、複合装置1の設置状態に異常が発生すると、増設装置が増設されている場合に、複合装置1本体だけでなく、増設装置を含めて、その動作を停止させることができる。したがって、複合装置1等の画像処理装置の設置状態の影響を増設装置に対しても考慮した動作制御を行うことができ、安全性を向上させることができる。
さらに、本実施例の複合装置1は、CPU101等の制御プロセッサに、二次電池116の電池電力を利用して上記各種画像処理手段へ電力を供給するとともに、離接可能に接続される上記増設装置へ電力を供給する電源供給処理と、前記各種画像処理手段を駆動させて画像処理させるとともに、前記増設装置を駆動させて追加画像処理を行わせる駆動処理と、画像処理装置である複合装置1の設置状態を検出する設置状態検出処理と、前記設置状態検出処理で予め設定されている設定異常設置状態以上に異常な異常設置状態が検出されると、前記画像処理手段及び前記増設装置のうち、該異常設置状態及び該画像処理手段と該増設装置の動作状態に応じて、該画像処理手段及び該増設装置の前記駆動処理での駆動を停止させる駆動制御処理と、を実行させる画像処理制御プログラムを搭載している。
したがって、ユーザ等による搬送、地震等によって、複合装置1の設置状態に異常が発生すると、増設装置が増設されている場合に、複合装置1本体だけでなく、増設装置を含めて、その動作を停止させることができる。したがって、複合装置1等の画像処理装置の設置状態の影響を増設装置に対しても考慮した動作制御を行うことができ、安全性を向上させることができる。
また、本実施例の複合装置1は、前記設置状態検出手段が前記設定異常設置状態以上に異常な前記異常設置状態を検出すると、前記画像処理手段及び前記増設装置のうち、該異常設置状態及び該画像処理手段と該増設装置の動作状態に応じて、該画像処理手段及び該増設装置への電源供給部115による前記電力供給を停止させる電源制御部(電力供給制御手段)114を、さらに備えている。
したがって、複合装置1の搬送等に伴う異常設置状態による電源系等の異常、例えば、複合装置1と増設装置都の間の電源ケーブルの異常等によって複合装置1や増設装置に故障等の異常が発生することを防止することができる。
さらに、本実施例の複合装置1は、前記画像処理手段として、原稿の画像を読み取る画像読取部(画像読取手段)20を備え、前記駆動制御手段としてのCPU101と前記電力供給制御手段としての電源制御部114が、前記設置状態検出手段が前記設定異常設置状態以上に異常な前記異常設置状態を検出すると、前記画像読取手段の駆動停止と電力供給停止のうち少なくともいずれかを行う。
したがって、画像読取部20が画像読取を行なっているときに、複合装置1の搬送等に伴う異常設置状態が発生しても、読取画像に異常が発生したり、画像読取部20に異常が発生することを防止することができる。
また、本実施例の複合装置1は、前記画像処理手段として、用紙(シート状画像形成媒体)Pに画像を形成する画像形成部(画像形成手段)10を備え、前記増設装置として、画像形成部10へ用紙Pを供給する増設給紙トレイユニット(増設装置)51、52を備え、前記駆動制御手段としてのCPU101と前記電力供給制御手段としての電源制御部114が、前記設置状態検出手段が前記設定異常設置状態以上に異常な前記異常設置状態を検出すると、画像形成部10及び増設給紙トレイユニット51、52の駆動停止と電力供給停止のうち少なくともいずれかを行う。
したがって、画像形成部10が増設給紙トレイユニット51、52を利用して画像形成を行なっているときに、複合装置1の搬送等に伴う異常設置状態が発生しても、形成画像に異常が発生したり、画像形成部10及び増設給紙トレイユニット51、52に異常が発生することを防止することができる。
さらに、本実施例の複合装置1は、前記増設装置として、各種データを読み書き可能なフラッシュメモリ(外部記憶手段)68を備え、前記駆動制御手段としてのCPU101と前記電力供給制御手段としての電源制御部114が、前記設置状態検出手段が前記設定異常設置状態以上に異常な前記異常設置状態を検出すると、フラッシュメモリ68へのデータの読み書き動作の停止と該読み書き動作に使用する電力供給停止のうち少なくともいずれかを行う。
したがって、フラッシュメモリ68へアクセスしているときに、複合装置1の搬送等に伴う異常設置状態が発生しても、フラッシュメモリ68との間でやり取りしているデータに異常が発生したり、複合装置1やフラッシュメモリ68に異常が発生することを防止することができる。
また、本実施例の複合装置1は、各種操作を行う操作表示部(操作手段)40を備え、前記駆動制御手段としてのCPU101と前記電力供給制御手段としての電源制御部114が、前記設置状態検出手段が前記設定異常設置状態以上に異常な前記異常設置状態を検出すると、操作表示部40の操作無効と電力供給停止のうち少なくともいずれかを行う。
したがって、複合装置1の搬送中等に操作表示部40が誤操作されても、誤動作することを防止することができ、利用性を向上させることができる。
さらに、本実施例の複合装置1は、情報を報知出力するディスプレイ42、スピーカ111h等の報知手段を備え、前記駆動制御手段としてのCPU101と前記電力供給制御手段としての電源制御部114が、前記動作停止と前記電力供給停止のうち少なくともいずれかを行う場合、前記報知手段に該停止に関する情報を報知出力させる。
したがって、ユーザに、動作停止や電力供給停止が発生していることを認識させることができ、利用性を向上させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
1 複合装置
2 本体筐体
10 画像形成部
11 ガイドロッド
12 キャリッジ
12a、12b 記録ヘッド
13 主走査モータ
14 プーリ
15a エンコーダシート
15b エンコーダセンサ
16 用紙搬送機構部
16a 搬送ベルト
16b、16c 搬送ローラ
16d 給紙トレイ
16e 副走査モータ
18a 維持機構部
18b メンテナンス部
20 画像読取部
21 ケース
22 ガイドロッド
23 光学読取ユニット
23a 画像入力スリット
24 駆動ベルト
25 駆動モータ
26 コンタクトガラス
30 ADF
40 操作表示部
41 操作キー
42 液晶ディスプレイ
51、52 増設給紙トレイユニット
51a、52a メカ制御I/O
51b、52b アクチュエータ
51c,52c センサ
61 手差し給紙トレイ
62 両面ユニット
63 プラグ
64 電源コード
65 USBケーブル
66 LANケーブル
67 モジュラーケーブル
68 フラッシュメモリ
69 外部メモリI/F
71 USBI/F
72 ネットワークI/F
73 モジュラーI/F
101 CPU
102 RAM
103 ROM
104 イメージプロセッサ
105 メモリ制御I/O
106 センサドライバ
107 イメージセンサ
108 画像出力制御部
109 プリンタヘッド
110 ホストI/F
111 FAXユニット
111a モデム
111b シリコンDAA
111c ローカルリングジェネレータ回路
111d スピーカアンプ
111e リレー回路
111f リングセンサ
111g フックセンサ
111h スピーカ
112 アクチュエータ
113 センサ部
114 電源制御部
115 電源供給部
116 二次電池
117 ACアダプタ
G 原稿
P 用紙
特開2001−78125号公報

Claims (9)

  1. 二次電池の電池電力を利用して各種画像処理手段へ電力を供給するとともに、離接可能に接続される増設装置へ電力を供給する電源供給手段と、
    前記各種画像処理手段を駆動させて画像処理させるとともに、前記増設装置を駆動させて追加画像処理を行わせる駆動手段と、
    画像処理装置の設置状態を検出する設置状態検出手段と、
    前記設置状態検出手段が予め設定されている設定異常設置状態以上に異常な異常設置状態を検出すると、前記画像処理手段及び前記増設装置のうち、該異常設置状態及び該画像処理手段と該増設装置の動作状態に応じて、該画像処理手段及び該増設装置の前記駆動手段による駆動を停止させる駆動制御手段と、
    を備えていることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像処理装置は、
    前記設置状態検出手段が前記設定異常設置状態以上に異常な前記異常設置状態を検出すると、前記画像処理手段及び前記増設装置のうち、該異常設置状態及び該画像処理手段と該増設装置の動作状態に応じて、該画像処理手段及び該増設装置への前記電源供給手段による前記電力供給を停止させる電力供給制御手段を、さらに備えていることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記画像処理装置は、
    前記画像処理手段として、原稿の画像を読み取る画像読取手段を備え、
    前記駆動制御手段と前記電力供給制御手段は、
    前記設置状態検出手段が前記設定異常設置状態以上に異常な前記異常設置状態を検出すると、前記画像読取手段の駆動停止と電力供給停止のうち少なくともいずれかを行うことを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記画像処理装置は、
    前記画像処理手段として、シート状画像形成媒体に画像を形成する画像形成手段を備え、
    前記増設装置として、前記画像形成手段へ前記シート状画像形成媒体を供給する増設シート供給手段を備え、
    前記駆動制御手段と前記電力供給制御手段は、
    前記設置状態検出手段が前記設定異常設置状態以上に異常な前記異常設置状態を検出すると、前記画像形成手段及び前記増設シート供給手段の駆動停止と電力供給停止のうち少なくともいずれかを行うことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記画像処理装置は、
    前記増設装置として、各種データを読み書き可能な外部記憶手段を備え、
    前記駆動制御手段と前記電力供給制御手段は、
    前記設置状態検出手段が前記設定異常設置状態以上に異常な前記異常設置状態を検出すると、前記外部記憶手段へのデータの読み書き動作の停止と該読み書き動作に使用する電力供給停止のうち少なくともいずれかを行うことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記画像処理装置は、
    各種操作を行う操作手段を備え、
    前記駆動制御手段と前記電力供給制御手段は、
    前記設置状態検出手段が前記設定異常設置状態以上に異常な前記異常設置状態を検出すると、前記操作手段の操作無効と電力供給停止のうち少なくともいずれかを行うことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 前記画像処理装置は、
    情報を報知出力する報知手段を備え、
    前記駆動制御手段と前記電力供給制御手段は、
    前記動作停止と前記電力供給停止のうち少なくともいずれかを行う場合、前記報知手段に該停止に関する情報を報知出力させることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の画像処理装置。
  8. 二次電池の電池電力を利用して各種画像処理手段へ電力を供給するとともに、離接可能に接続される増設装置へ電力を供給する電源供給処理ステップと、
    前記各種画像処理手段を駆動させて画像処理させるとともに、前記増設装置を駆動させて追加画像処理を行わせる駆動処理ステップと、
    画像処理装置の設置状態を検出する設置状態検出処理ステップと、
    前記設置状態検出処理ステップで予め設定されている設定異常設置状態以上に異常な異常設置状態が検出されると、前記画像処理手段及び前記増設装置のうち、該異常設置状態及び該画像処理手段と該増設装置の動作状態に応じて、該画像処理手段及び該増設装置の前記駆動処理ステップでの駆動を停止させる駆動制御処理ステップと、
    を有していることを特徴とする画像処理制御方法。
  9. 制御プロセッサに、
    二次電池の電池電力を利用して各種画像処理手段へ電力を供給するとともに、離接可能に接続される増設装置へ電力を供給する電源供給処理と、
    前記各種画像処理手段を駆動させて画像処理させるとともに、前記増設装置を駆動させて追加画像処理を行わせる駆動処理と、
    画像処理装置の設置状態を検出する設置状態検出処理と、
    前記設置状態検出処理で予め設定されている設定異常設置状態以上に異常な異常設置状態が検出されると、前記画像処理手段及び前記増設装置のうち、該異常設置状態及び該画像処理手段と該増設装置の動作状態に応じて、該画像処理手段及び該増設装置の前記駆動処理での駆動を停止させる駆動制御処理と、
    を実行させることを特徴とする画像処理制御プログラム。
JP2013110481A 2013-05-27 2013-05-27 画像処理装置、画像処理制御方法及び画像処理制御プログラム Pending JP2014230227A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013110481A JP2014230227A (ja) 2013-05-27 2013-05-27 画像処理装置、画像処理制御方法及び画像処理制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013110481A JP2014230227A (ja) 2013-05-27 2013-05-27 画像処理装置、画像処理制御方法及び画像処理制御プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014230227A true JP2014230227A (ja) 2014-12-08

Family

ID=52129665

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013110481A Pending JP2014230227A (ja) 2013-05-27 2013-05-27 画像処理装置、画像処理制御方法及び画像処理制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014230227A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017026751A (ja) * 2015-07-21 2017-02-02 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017026751A (ja) * 2015-07-21 2017-02-02 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5939818B2 (ja) 読取装置および記録装置
JP2018166281A (ja) 画像処理装置
US10091381B2 (en) Image printing apparatus and method for controlling the image printing apparatus executable interruption print
JP2016027691A (ja) 画像読取装置及びその制御方法、プログラム
CN106341568B (zh) 图像读取装置和图像读取装置的控制方法
JP7207929B2 (ja) 検出装置、制御方法及びプログラム
JP2014230227A (ja) 画像処理装置、画像処理制御方法及び画像処理制御プログラム
CN103856664A (zh) 图像形成设备及其控制方法
KR102211416B1 (ko) 원고 스캐닝 장치 및 원고 스캐닝 장치의 제어 방법
JP6038875B2 (ja) 画像形成装置
JP6287159B2 (ja) 画像形成装置、動作停止方法、及び動作停止プログラム
JP6026569B2 (ja) 画像形成装置
JP6642210B2 (ja) 印刷システム、ドライバプログラム、及びプリンタ
JP2009234705A (ja) 用紙供給装置及び画像形成装置
JP2017222064A (ja) 電力供給制御装置、液滴吐出装置、電力供給制御方法、電力供給制御プログラム
WO2024062736A1 (ja) 電気機器
JP6860332B2 (ja) 読取装置
JP2010107824A (ja) 画像形成装置
KR101309798B1 (ko) 복합기 및 그 제어방법
JP6676978B2 (ja) 印刷装置および搬送方法
JP2016101681A (ja) 制御装置、制御方法、及びプログラム
JP2017100380A (ja) 搬送装置、及び画像形成装置
JP2024079250A (ja) 画像記録システム
JP6569383B2 (ja) 画像読取装置、画像読取装置の制御方法、及び画像読取プログラム
JP2024079248A (ja) 画像記録システム