JP6860332B2 - 読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、読取装置に関する。
記録媒体に画像を記録する記録装置や読取原稿から画像を読み取る読取装置などには、ユーザが手差しで媒体を供給する(手差し給紙)を行うことができるものがある。特許文献1に開示される装置では、ユーザが手差し給紙した場合に、媒体の供給が検知されてから所定の時間が経過すると、媒体の搬送が開始される。所定の時間内であればユーザは手差しした媒体の姿勢に正すことができる。
特開2001―337493号公報
しかしながら、特許文献1では、所定の時間が経過すると媒体の姿勢が正しくなくても搬送が開始されてしまう。この問題を鑑みて、所定の時間を長く設定すると、ユーザは、手差し原稿の姿勢を矯正してから長い時間待機したり、手で持った原稿の姿勢を長い時間所望の姿勢に維持したりする必要が生じてしまう。
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、手差し給紙における媒体搬送の利便性を向上させることを目的とする。
本発明による読取装置は、手差し給紙されたシートを搬送する第1の搬送手段と、前記第1の搬送手段で搬送されたシート上の画像を読み取る読取手段と、前記読取手段で画像が読み取られたシートを搬送する第2の搬送手段と、特定の周波数成分のパワーが通常の読取動作では生じづらい所定値以上の振動を検知する振動検知手段と、を備えるとともに、前記振動検知手段の検知結果に基づいて、手差し給紙されたシートの搬送を前記第1の搬送手段によって開始する供給動作を実行し、前記読取手段で画像の読み取りを開始するための所定の位置までの前記シートの搬送が終了すると前記供給動作を終了する制御手段を備えることを特徴とする
本発明によれば、ユーザは、手差しした媒体の姿勢を正してから振動を加えることで、媒体の搬送を開始させる。このため、手差し給紙における媒体搬送の利便性が向上する。
本発明の第1の実施形態の記録装置を示す斜視図である。 記録装置の内部構成の一例を示す模式図である。 記録装置の制御構成の一例を示すブロック図である。 振動データの一例を示す図である。 記録装置の供給動作の一例を説明するためのフローチャートである。 記録装置の排出動作の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の読取装置を示す図である。 読取装置の制御構成の一例を示すブロック図である。 読取装置の供給動作の一例を説明するためのフローチャートである。 読取装置の排出動作の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3の実施形態のMFPを示す図である。 MFPの制御構成の一例を示すブロック図である。 MFPの供給動作の一例を説明するためのフローチャートである。 MFPの排出動作の一例を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。その際、各図面において同じ機能を有するものには同じ符号を付け、その説明を省略する場合がある。なお、本明細書において「記録」とは、記録媒体上に画像、模様またはパターンなどを形成するだけでなく、記録媒体を加工することも含む。また、記録媒体上に記録されるものは、文字や図形などの有意の情報だけでなく、無意の形象や人間が視覚で知覚できない(すなわち、視覚的に顕在化されない)ものも含む。同様に、読取原稿は、画像、模様またはパターンなどが記録された媒体や、加工された媒体を含む。また、以下に説明する記録装置(プリンタ)、読取装置(スキャナ)を総称してイメージング装置と呼ぶ。
(第1の実施形態:記録装置)
図1は、本発明の第1の実施形態の記録装置(イメージング装置)を示す斜視図である。図1に示す記録装置1は、A0サイズやB0サイズなどの大型のシート状の記録媒体(記録シート)に対して液体を吐出することで、記録媒体上に画像を記録するインクジェットプリント装置である。なお、この例に限らず、別のタイプの記録装置でもよい。
記録装置1は、記録媒体に対して液体を吐出して記録を行う本体部100と、記録装置1の上側の背面にセット(供給)された記録媒体を本体部100の内部に搬送するための供給口101とを備える。記録媒体は、例えば、カット紙やロール紙などのような紙や布などである。また、記録媒体は自動給紙のみならず、ユーザの手によりセットするいわゆる手差し給紙を行うことができる。使用するのが大判の記録媒体である場合には、ユーザは両手で記録媒体の両端を把持しながら供給口101に挿し込んでセットし、手差し給紙を行う。ユーザにより手差しされた記録媒体は供給口101から装置内に引き込まれる。
また、記録装置1は、本体部100を支持するスタンド102と、排出された記録媒体を載置する排出トレイ103と、本体部100を覆うアッパーカバー104とを備える。アッパーカバー104は、開閉可能であり、アッパーカバー104を開くことで本体部100の内部を視認することができる。また、本体部100の右側には、ユーザからの入力を受け付ける操作部105と、記録装置1に関する情報などの種々の情報をユーザに通知する表示部106とが配置されている。操作部105は、例えば、ユーザが記録装置1に電力を投入するための電源スイッチ(図示せず)などを含む。表示部106は、例えば、LCD(liquid crystal display)などである。また、本体部100の両側には、液体を貯留するタンク(図示せず)を含む液体供給ユニット107が設置されている。
図2は、図1に示した本体部100の内部を示す模式図である。図2に示すように本体部100は、図中の矢印Aで示された記録媒体200の幅方向(主走査方向)に往復移動可能なキャリッジユニット201を備える。キャリッジユニット201は、主走査方向に延在するメインシャフト202に支持され、キャリッジベルト203を介して接続されたキャリッジモータ(不図示)によってメインシャフト202に沿って移動することができる。
また、キャリッジユニット201は、記録媒体200に対して液体を吐出する液体吐出ヘッド204と、キャリッジユニット201の位置を検知するエンコーダセンサ205とを備える。記録媒体200は、記録を行う位置でプラテン206に支持され、液体吐出ヘッド204は、液体を吐出する面(図示せず)がプラテン206と間隔を空けて対向するように配置される。液体吐出ヘッド204は、フラットケーブル207を介してメイン基板208と電気的に接続され、メイン基板208から入力される論理信号に応じて液体を吐出する。エンコーダセンサ205は、主走査方向に延在するリニアスケール209に等間隔で形成された目盛を読み取ることでキャリッジユニット201の位置を検知する。なお、キャリッジユニット201は、後述するように振動を検知する加速度センサ(図示せず)をさらに備えてもよい。
また、本体部100は、図中の矢印Bで示された方向(副走査方向)に記録媒体200を搬送する搬送手段である搬送ローラ210を備える。記録媒体200に対して記録を行う記録動作では、先ず、搬送ローラ210によって記録媒体200がプラテン206上の所定の位置である記録開始位置まで搬送される。そして、キャリッジユニット201が往復移動しつつ、液体吐出ヘッド204から液体が吐出され、その液体の吐出に合わせて、搬送ローラ210が記録媒体200を間欠的に移動させることで、記録媒体200に対して記録を行う。本動作により記録媒体200の1枚分の記録が終了すると、記録媒体200は、本体部100から図1に示した排出トレイ103に排出される。このとき、例えば、記録媒体200としてロール紙が使用されているなど、必要があれば、記録媒体200は、カッタユニット211で切断される。カッタユニット211は、接続されたカッタモータ(不図示)によって、主走査方向に延在したカッタベルト212に沿って移動して、記録が終了した記録媒体200を切断する。
また、本体部100は、液体吐出ヘッド204の目詰まりなどによる吐出不良を検知するセンサユニット213と、吐出不良を解消させるための回復ユニット214をさらに備える。回復ユニット214は、液体吐出ヘッド204における液体が吐出される面を清掃するワイパ215を備える。
また、本体部100は、記録媒体200がセットされたか否か、すなわち、記録媒体200が図1に示した供給口101に挿入されたか否かを検知するシート検知手段である媒体検知センサ216を備える。さらに本体部100は、供給された記録媒体200を監視する光学式センサ217を備える。光学式センサ217は、例えば、記録媒体の種類の判別、液体吐出ヘッド204と記録媒体200との間の距離の検知、または、記録動作中のジャムの検知などに使用される。なお、光学式センサ217は、液体吐出ヘッド204に備わっていることが望ましい。
図3は、記録装置1の制御系の構成例を示すブロック図である。図3に示すように記録装置1は、電源ユニット300と、記録装置システム301とを有する。電源ユニット300と記録装置システム301とは、コネクタやケーブル(共に不図示)などを介して互いに電気的に接続されている。
電源ユニット300は、商用電源に接続される。電源ユニット300は、AD/DC変換回路302を有し、AC/DC変換回路302は、商用電源から入力された交流(AC)電力を所定の電圧の直流(DC)電力に変換して記録装置システム301に供給する。
記録装置システム301は、DC/DC変換回路303と、I/F(インタフェース)部304と、操作表示部305と、センサ部306と、駆動部307と、コントローラ308と、液体吐出ヘッド204とを備える。
DC/DC変換回路303は、電源ユニット300のAD/DC変換回路302から出力された直流電力の電圧を、記録装置システム301の各部が必要とする電圧に変換して各部に分配する。DC/DC変換回路303は、例えば、スイッチングレギュレータおよびその周辺回路などで構成される。
I/F部304は、記録する画像を示す画像データの供給源であるホスト350と通信可能に接続する。ホスト350は、記録装置1の外部に設けられた外部装置であり、例えば、画像データの作成や加工などの情報処理を行うコンピュータ装置や、読取原稿から画像を読み取る読取装置などである。I/F部304とホスト350とを接続する接続方式は、特に限定されず、有線にて接続されてもよいし、無線にて接続されてもよい。操作表示部305は、図1に示した操作部105および表示部106を含む。
センサ部306は、記録装置1の種々の状態を検知するためのセンサ群である。具体的には、センサ部306は、図2に示したエンコーダセンサ205、媒体検知センサ216および光学式センサ217を含む。また、センサ部306は、図2に示したキャリッジユニット201のホームポジションを検知するフォトインタラプタ311と、振動を検知する振動検知手段である加速度センサ312とを含む。キャリッジユニット201のホームポジションは、記録動作を開始する初期位置である。加速度センサ312が取り付けられる位置は特に限定されない。例えば、加速度センサ312は、本体部100に直接取り付けられ、本体部100の振動を検知してもよいし、キャリッジユニット201に取り付けられ、キャリッジユニット201の振動に検知してもよい。また、加速度センサ312は、スタンド102のような本体部100とは異なる場所に取り付けられてもよい。
液体吐出ヘッド204は、液体を吐出する記録素子321と、入力された論理信号に応じて記録素子321を駆動して記録を行うヘッドドライバ322とを有する。また、液体吐出ヘッド204は、記録素子321の駆動に関する設定データなどを格納するヘッドROM(Read Only Memory)323とを有する。
駆動部307は、キャリッジユニット201を駆動するキャリッジモータ331と、搬送ローラ210を駆動する搬送モータ332と、カッタユニット211を駆動するカッタモータ333とを有する。また、駆動部307は、キャリッジモータ331、搬送モータ332およびカッタモータ333のそれぞれを制御するモータドライバ334〜336を有する。
コントローラ308は、記録装置1全体を制御する主制御部であり、ROM341と、RAM(Random Access Memory)342と、CPU(Central Processing Unit)343とを有する。ROM341は、CPU343の動作を規定するプログラムや、記録装置1の制御に用いるテーブルなどの固定データや種々の設定データなどの制御情報を格納する格納手段である。RAM342は、CPU343にて一時的に使用される記憶領域であり、例えば、画像データを展開する領域や作業用の領域などとして使用される。
ROM341に格納される制御情報は、例えば、記録媒体200を排出する際に記録媒体200を切断するか否かを示す切断設定情報や、ユーザからの指示に応じて記録媒体200の搬送の開始を制御するか否かを示すタイミング設定情報などを含む。本実施形態では、ユーザからの指示の有無は、後述するように、加速度センサの検出結果にて判断されるため、タイミング設定情報は、加速度センサの検出結果に基づいて記録媒体200の搬送の開始を制御するか否かを示すこととなる。また、記録媒体200の搬送には、記録媒体200を本体部100内の所定の位置(記録開始位置)まで搬送する第1の搬送である供給と、記録媒体200を所定の位置から本体部100の外に搬送する第2の搬送である排出とがある。本実施形態では、供給時には、常にユーザからの指示に応じて記録媒体200の搬送の開始を制御し、排出時には、タイミング設定指示に従って記録媒体200の搬送の開始を制御する。
CPU343は、ROM341に記録されたプログラムを読み取り、その読み取ったプログラムを実行することで、記録装置1を制御する制御手段である。例えば、CPU343は、I/F部304を介してホスト350との間で画像データなどの種々の信号の送受信を行う。
また、CPU343は、加速度センサ312の検知結果である振動データに基づいて、搬送ローラ210による記録媒体200の搬送を制御する。具体的には、CPU343は、振動データに基づいて、記録媒体200の搬送に関する所定の動作(本実施形態では、搬送の開始)を行うか否かを制御する。このとき、CPU343は、振動データが特定の振動を示す場合、記録媒体200の搬送の開始が指示されたと判断して、記録媒体200の搬送を開始することが望ましい。特定の振動は、記録装置1の通常の動作では生じないまたは生じづらい振動であれば、特に限定されないが、ユーザが容易に生じさせることが可能な振動であることが望ましい。このため、記録装置1に対して外部から加えられた衝撃による振動であることが望ましい。ユーザが大型の記録媒体200を供給する場合には、ユーザが両手で記録媒体200の両端を把持して手差し給紙を行う。この場合、特定の振動を、ユーザの足で記録装置1の下部(例えば、図1のスタンド102)を蹴って衝撃を加えたときの振動とすることで、ユーザは手を使わずに記録装置1に記録媒体200の搬送の開始を装置に指示することができる。つまり手差し給紙のために両手がふさがっている状態でも、ユーザは給紙開始を装置に指示することができる、手差し給紙における利便性が高く確実な給紙が可能となる。なお、CPU343は、搬送(特に排出)を開始する前に、カッタユニット211用いて記録媒体200を切断してもよい。
図4は、特定の振動を説明するための図であり、加速度センサ312の検知結果である振動データに対してフーリエ変換を行ったパワースペクトルの一例を示す。図4では、横軸が周波数を示し、縦軸がパワーを示す。図4の点線で示す振動グラフ401は、記録装置1が通常の記録動作を実行している状況を示し、実線で示す振動グラフ402は、記録動作時にスタンド102に対して衝撃が加えられた状況を示す。なお、記録装置1が記録を行わずに待機しているスタンバイ状態では、通常、記録装置1に振動が発生しないため、各周波数成分のパワーはゼロである。
振動グラフ401と振動グラフ402との間には、図の黒枠で囲まれた0Hzから40Hzまでの低い周波数領域403において特に差が生じている。このため、0Hzから40Hzまでの周波数領域の中の特定の周波数成分(例えば、20Hz)のパワーが所定値以上の振動を特定の振動とすることで、特定の振動をユーザによって容易に生じさせることが可能になる。この場合、CPU343は、振動データに基づいて、特定の周波数成分を常時モニタリングして、特定の周波数成分のパワーが所定値以上か否かを判断する。そして、特定の周波数成分のパワーが所定値以上の場合、記録媒体200の搬送を開始する。
なお、特定の周波数成分や所定値などは、記録装置1の形状や種類、加速度センサ312の設置位置などに応じて適宜変更可能である。例えば、特定の周波数成分は、0Hzから40Hzまでの周波数領域内の周波数成分に限らず、適宜変更可能である。
図5は、記録装置1の供給動作を説明するためのフローチャートである。
記録装置1はスタンバイ状態であるとする。このとき、CPU343は、媒体検知センサ216からの検知信号に基づいて、記録媒体200が供給口101に挿入されたか否かを検知する(ステップS500)。記録媒体200が供給口101に挿入されていない場合、CPU343は、ステップS500の処理に戻る。一方、記録媒体200が供給口101に挿入されている場合、CPU343は、加速度センサ312からの振動データを、常時または断続的に取得する振動検知モードに遷移する(ステップS501)。
振動検知モードに遷移すると、CPU343は、媒体検知センサ216からの検知信号に基づいて、記録媒体200が供給口101に挿入されているか否かを検知する(ステップS502)。記録媒体200が供給口101に挿入されていない場合、すなわち、記録媒体200が供給口101から外された場合、CPU343は、振動検知モードをオフにして(ステップS503)、ステップS500の処理に戻る。
記録媒体200が供給口101に挿入されている場合、CPU343は、加速度センサ312からの振動データに基づいて、特定の振動が生じたか否かを検知する(ステップS504)。例えば、CPU343は、特定の周波数成分のパワーが所定値以上か否かを検知する。この場合、CPU343は、振動データに対してフーリエ変換を行い、振動データを、パワースペクトルを示すデータに変換し、そのデータを解析して、特定の周波数成分のパワーが所定値以上か否かを検知する。CPU343は、特定の周波数成分のパワーが所定値未満の場合、特定の振動が生じていないと判断し、特定の周波数成分のパワーが所定値以上の場合、特定の振動が生じたと判断する。
特定の振動が生じていない場合、CPU343は、ステップS502の処理に戻る。一方、特定の振動が生じた場合、CPU343は、記録媒体200の搬送の開始が指示されたと判断して、記録媒体200の搬送を開始する。すなわち、CPU343は、モータドライバ335および搬送モータ332を介して搬送ローラ210を駆動して、本体部100内への記録媒体200の供給を開始する(ステップS505)。そして、CPU343は、振動検知モードをオフにし(ステップS506)、記録媒体200の所定の位置までの搬送が終了すると、供給動作を終了する。
図6は、記録装置1の排出動作を説明するためのフローチャートである。
記録装置1の記録動作が終了すると(ステップS600)、CPU343は、ROM341に記憶されているタイミング設定情報が記録媒体200の搬送の開始を制御することを示すか否かを判断する(ステップS601)。なお、タイミング設定情報は、例えば、ユーザがタイミング設定情報の設定要求を操作部105に入力するか、または、ホスト350を介してI/F部304に入力し、CPU343が設定要求に従ってタイミング設定情報をROM341に予め格納させておく。
記録媒体200の搬送の開始を制御することを示す場合、CPU343は、振動検知モードに遷移する(ステップS602)。そして、CPU343は、加速度センサ312からの振動データに基づいて、特定の振動が生じたか否かを検知する(ステップS603)。特定の振動が生じていない場合、CPU343は、ステップS603の処理に戻る。
ステップS603で特定の振動が生じた場合、および、ステップS601で記録媒体200の搬送の制御を行わないことを示す場合、CPU343は、ROM341に格納された切断設定情報を確認する。そして、CPU343は、その切断設定情報に基づいて、記録媒体200の切断を行うか否かを判断する(ステップS604)。
記録媒体200を切断すると判断した場合、CPU343は、モータドライバ336およびカッタモータ333を介してカッタユニット211を駆動して、記録媒体200を切断する(ステップS605)。ステップS604で記録媒体200を切断しないと判断した場合、および、ステップS605が終了した場合、CPU343は、記録媒体200の排出を開始する。すなわち、CPU343は、モータドライバ335および搬送モータ332を介して、搬送ローラ210を駆動して、記録媒体200の搬送を開始する(ステップS606)。そして、CPU343は、振動検知モードをオフにし(ステップS607)、その後、記録媒体200が排出されると、排出動作を終了する。
以上説明したように本実施形態によれば、振動により記録媒体200の搬送が制御されるため、ユーザは、記録媒体200を所望の姿勢に矯正してから振動を加えることで、記録媒体200を搬送させることが可能になる。したがって、記録媒体200を所望の姿勢で搬送するための利便性を向上させることが可能になる。特に特定の振動が発生した場合に、記録媒体200の搬送が開始されるので、記録媒体200を所望の姿勢で搬送するための利便性をより向上させることが可能になる。
(第2の実施形態:読取装置)
図7は、本発明の第2の実施形態の読取装置(イメージング装置)を示す図である。具体的には、図7(a)は、読取装置の斜視図であり、図7(b)は、図7(a)のA−A線に沿った断面図である。図7に示す読取装置2は、大型の媒体(読取原稿)から画像を読み取る装置を想定しているが、この例に限らない。なお、読取装置2は、例えば、MFP(MultiFunction Printer:多機能プリンタ)のような複数の装置が合体した複合装置に搭載されていてもよいが、ここでは、読取装置2が単独で使用される例を説明する。
図7(a)に示すように、読取装置2は、上側カバー701、右側サイドカバー702および左側サイドカバー703を備える。右側サイドカバー702には、ユーザからの入力を受け付ける操作部704と、読取装置2に関する情報などをユーザに通知する表示部705とが配置されている。操作部704は、ユーザが読取装置2に電力を投入するための電源スイッチを含む。また、読取装置2の前方には、セットされた読取原稿を載置する読取原稿台706と、読取原稿台706にセットされた読取原稿を読取装置2の内部に供給するための供給口707とを備える。本実施形態では、読取原稿は大型であるため、ユーザは両手で読取原稿を把持しながらセットして手差し給紙を行うことがある。
また、図7(b)に示すように、読取装置2の内部には、供給口707に挿入された読取原稿750を搬送する搬送手段である搬送ローラ709および710が間隔を空けて並設されている。搬送ローラ709は搬送ローラ710よりも上流側(供給口707側)にある。また、搬送ローラ710の下流側には、読取原稿750を排出する排出口711が設けられている。搬送ローラ709および710は、それぞれ読取原稿750を挟持(ニップ)して搬送する。
読取装置2は、供給口707に挿入された読取原稿750を検知する媒体検知手段である原稿検知センサ712および713を有する。原稿検知センサ712および713は、搬送ローラ709よりも上流側に、読取原稿750が搬送される搬送路751を挟んで上下方向に並設される。原稿検知センサ712は、発光素子(図示せず)を有する原稿検知センサであり、発光素子からの光を原稿検知センサ713に向けて照射する。原稿検知センサ713は、受光素子を有する原稿検知センサであり、原稿検知センサ712からの光を受光素子で受光する。
原稿検知センサ713が受光できた場合、より具体的には、原稿検知センサ713で受光した光の光量が閾値以上の場合、原稿検知センサ712と原稿検知センサ713との間に読取原稿750が存在しないと考えられる。このため、読取原稿750は挿入されていないと判断される。一方、原稿検知センサ713が受光できなかった場合、より具体的には、原稿検知センサ713で受光した光の光量が未満の場合、原稿検知センサ712と原稿検知センサ713との間に読取原稿750が存在すると考えられる。このため、読取原稿750は挿入されていると判断される。なお、原稿検知センサは、上記の例に限らず、例えば、読取原稿750からの反射光を検出する反射型のセンサや画像イメージセンサなどで構成されてもよい。
また、搬送ローラ709と搬送ローラ710との間に、読取原稿750から画像を読み取る読取位置があり、その読取位置に、読取原稿750から画像を読み取るイメージセンサである画像読取センサ714が設けられている。画像読取センサ714に種類や数、配置などは特に限定されないが、例えば、複数あり、それらがマトリックス状に配置される。画像読取センサ714と搬送路751との間には、ガラス板715が、搬送路751上を搬送される読取原稿750を押圧するように配置される。画像読取センサ714は、ガラス板715からの反射光を検出することで、読取原稿750上の画像を読み取る。
図8は、本実施例の読取装置2の制御系の構成例を示すブロック図である。図8に示すように読取装置2は、電源ユニット800と、読取装置システム801とを有する。電源ユニット800と読取装置システム801とは、コネクタやケーブル(共に不図示)などを介して互いに電気的に接続されている。
電源ユニット800は、商用電源に接続される。電源ユニット800は、AD/DC変換回路802を有し、AC/DC変換回路802は、商用電源から入力された交流電力を所定の電圧の直流電力に変換して読取装置システム801に供給する。
読取装置システム801は、DC/DC変換回路803と、I/F部804と、操作表示部805と、センサ部806と、駆動部807と、コントローラ808と、画像読取センサ714とを備える。
DC/DC変換回路803は、電源ユニット800のAD/DC変換回路302から出力された直流電力の電圧を、記録装置システム301の各部が必要とする電圧に変換して各部に分配する。DC/DC変換回路303は、例えば、スイッチングレギュレータおよびその周辺回路などで構成される。
I/F部804は、読み取った画像を示す画像データの提供先であるホスト850と通信可能に接続する。ホスト850は、読取装置2の外部に設けられた外部装置であり、例えば、画像データの受信や加工などの情報処理を行うコンピュータ装置や、メモリ装置のような画像データを保存する記憶装置などである。操作表示部805は、図7に示した操作部704および表示部705を含む。
センサ部806は、読取装置2の種々の状態を検知するためのセンサ群である。具体的には、センサ部806は、図7に示した原稿検知センサ712および713と、振動を検知する振動検知手段である加速度センサ811とを含む。加速度センサ811が取り付けられる位置は特に限定されない。
駆動部807は、読取原稿750を搬送する搬送ローラ709および710を駆動する駆動手段である。駆動部807は、図7に示した搬送ローラ709および710を駆動する搬送モータ821および822と、搬送モータ821および822のそれぞれを制御するモータドライバ823および824を有する。
コントローラ808は、読取装置2全体を制御する主制御部であり、ROM831と、RAM832と、CPU833とを有する。ROM831は、CPU833の動作を規定するプログラムや、読取装置2の制御に用いるテーブルなどの固定データや種々の設定データなどの制御情報を格納する格納手段である。RAM832は、CPU833にて一時的に使用される記憶領域である。
ROM831に格納される制御情報は、ユーザからの指示に応じて読取原稿750の搬送の開始を制御するか否かを示すタイミング設定情報などを含む。本実施形態では、第1の実施形態と同様に、供給と排出とがある。
CPU833は、ROM831に記録されたプログラムを読み取り、その読み取ったプログラムを実行することで、読取装置2を制御する制御手段である。
具体的には、CPU833は、I/F部804を介してホスト850との間で画像データなどの種々の信号の送受信を行う。例えば、CPU833は、画像読取センサ714にて読み取った画像を示す画像データをRAM832に一旦保存する。そして、CPU833は、保存した画像データに対して所定の画像処理を行い、その所定の画像処理を行った画像データを、I/F部804を介してホスト850に送信する。
また、CPU833は、加速度センサ811の検知結果である振動データに基づいて、駆動部807により読取原稿750の搬送を制御する。具体的には、CPU833は、第1の実施形態と同様に、読取原稿750の搬送に関する所定の動作(本実施形態では、搬送の開始)を行うか否かを制御する。
図9は、読取装置2の供給動作を説明するためのフローチャートである。
読取装置2はスタンバイ状態であるとする。このとき、CPU833は、原稿検知センサ713からの検知信号に基づいて、読取原稿750が供給口707に挿入されたか否かを検知する(ステップS900)。読取原稿750が供給口707に挿入されていない場合、CPU833は、ステップS900の処理に戻る。一方、読取原稿750が供給口707に挿入されている場合、CPU833は、加速度センサ811からの振動データを、常時または断続的に取得する振動検知モードに遷移する(ステップS901)。
振動検知モードに遷移すると、CPU833は、原稿検知センサ713からの検知信号に基づいて、読取原稿750が供給口707に挿入されているか否かを検知する(ステップS902)。読取原稿750が供給口707に挿入されていない場合、すなわち、読取原稿750が供給口707から外された場合、CPU833は、振動検知モードをオフにして(ステップS903)、ステップS900の処理に戻る。読取原稿750が供給口707に挿入されている場合、CPU833は、加速度センサ811からの振動データに基づいて、特定の振動が生じたか否かを検知する(ステップS904)。CPU833によるステップS904の具体的な処理は、第1の実施形態で説明したCPU343によるステップS504の処理と同様なため省略する。
特定の振動が生じていない場合、CPU833は、ステップS902の処理に戻る。一方、特定の振動が生じた場合、CPU833は、読取原稿750の搬送の開始が指示されたと判断して、読取原稿750の搬送を開始する。すなわち、CPU833は、モータドライバ823および搬送モータ821を介して搬送ローラ709を駆動して、読取原稿750の供給を開始する(ステップS805)。そして、CPU833は、振動検知モードをオフにし(ステップS806)、読取原稿750の所定の位置までの搬送が終了すると、供給動作を終了する。
図10は、読取装置2の排出動作を説明するためのフローチャートである。
読取装置2の読取動作が終了すると(ステップS900)、CPU833は、ROM831に記憶されているタイミング設定情報が読取原稿750の搬送の開始を制御することを示すか否かを判断する(ステップS1001)。
読取原稿750の搬送の開始を制御することを示す場合、CPU833は、振動検知モードに遷移する(ステップS1002)。そして、CPU833は、加速度センサ811からの振動データに基づいて、特定の振動が生じたか否かを検知する(ステップS1003)。特定の振動が生じていない場合、CPU833は、ステップS1003の処理に戻る。
ステップS103で特定の振動が生じた場合、および、ステップS1001でタイミング指定が設定されていない場合、CPU833は、読取原稿750の排出を開始する。すなわち、CPU833は、モータドライバ824および搬送モータ822を介して、搬送ローラ710を駆動して、読取原稿750の搬送を開始する(ステップS1004)。そして、CPU833は、振動検知モードをオフにし(ステップS1005)、その後、読取原稿750が排出されると、排出動作を終了する。なお、読取原稿750の排出動作は、例えば、搬送ローラ710による読取原稿750の挟持が外れたときに終了する。
以上説明したように本実施形態でも、振動により読取原稿750の搬送が制御されるため、ユーザは、読取原稿750を所望の姿勢で搬送するための利便性を向上させることが可能になる。
(第3の実施形態:MFP)
図11は、本発明の第3の実施形態のMFPを示す斜視図である。MFPには、様々な種類があるが、
図1に示すMFP3は、記録装置1と読取装置2の両方の構成を有する液体吐出複合機である。図11では、記録装置1における本体部100、スタンド102、排出トレイ103、アッパーカバー104、操作部105、表示部106および液体供給ユニット107が示されている。また、図11では、読取装置2の右側サイドカバー702、操作部704および表示部705が示されている。また、MFP3は、読取装置2を支持するスタンド1100と、記録装置1と読取装置2とを互いに通信可能に接続する接続ケーブル1101とを有する。
図12は、MFP3の制御系の構成例を示すブロック図である。図12に示すようにMFP3の基本的な構成は、図3に示した記録装置1の構成と、図8に示した読取装置2の構成を合わせてものと同様であるが、以下の点で異なる。つまり、MFP3の記録装置1は、I/F部1201をさらに有し、MFP3の読取装置2は、I/F部1202をさらに有する。I/F部1201とI/F部1202とは、図11に示した接続ケーブル1101を介して相互に通信可能に接続する。これにより、記録装置1のコントローラ308(具体的には、図3のCPU343)と読取装置2のコントローラ808(具体的には、図8のCPU833)とがI/F部1201および1202を介して相互に通信可能となる。例えば、読取装置2のコントローラ808(CPU833)は、画像読取センサ714で読み取った画像データを記録装置1のコントローラ308(CPU343)に送信する。コントローラ308(CPU343)は、その画像データを記録する画像データに変換し、その変換した画像データに基づいて液体吐出ヘッド204を制御して記録媒体200に記録を行う。また、読取装置2のコントローラ808(CPU833)は、センサ部806からの検知信号などを記録装置1のコントローラ308(CPU343)に送信することもできる。
なお、図11では、図3および図8に示した構成と同じ構成の詳細な構成は適宜省略している。例えば、図11における操作表示部805には、図8に示した操作部704および表示部705が含まれるが、図11では省略している。
また、記録装置1および読取装置2のそれぞれにおいて共通する機能を有する構成は、記録装置1および読取装置2で兼用されてもよい。例えば、共通する機能としては、電源ユニット300(電源ユニット800)、操作表示部305(操作表示部805)、センサ部306(センサ部806)およびそれらの一部などが挙げられる。本実施形態では、加速度センサは、記録装置1および読取装置2で兼用され、加速度センサ312として記録装置1のセンサ部306にのみ備わっているものとする。
図13は、MFP3の読取装置2の供給動作を説明するためのフローチャートである。図13では、記録装置1および読取装置2の動作を並列に示している。具体的には、図13において左側のフローチャート(ステップS1300〜ステップS1305)が読取装置2の動作を示し、右側のフローチャート(ステップS1350〜S1356)が記録装置1の動作を示す。また、破線は、記録装置1と読取装置2との間で信号が送受信されていることを示す。
読取装置2では、先ず、CPU833は、原稿検知センサ713からの検知信号に基づいて、読取原稿750が供給口707に挿入されたか否かを検知する(ステップS1300)。読取原稿750が供給口707に挿入されていない場合、CPU833は、ステップS1300の処理に戻る。一方、読取原稿750が供給口707に挿入されている場合、CPU833は、読取原稿750を検知した旨の原稿検知信号を、I/F部1202および1201を介して記録装置1のCPU343に通知する(ステップS1301)。その後、CPU833は、原稿検知センサ713からの検知信号に基づいて、読取原稿750が供給口707に挿入されているか否かを検知する(ステップS1302)。
読取原稿750が供給口707に挿入さていない場合、すなわち、読取原稿750が供給口707から外された場合、CPU833は、読取原稿750の検知が解除されたた旨の原稿解除信号を記録装置1に通知する。具体的には、CPU833は、原稿解除信号を、I/F部1202および1201を介して記録装置1のCPU343に通知する(ステップS1303)。一方、読取原稿750が供給口707に挿入さている場合、CPU833は、特定の振動が生じた旨の振動検知信号を記録装置1から受信したか否かを判断する(ステップS1304)。
振動検知信号を受信していない場合、CPU833は、読取原稿750の搬送の開始が指示されていないと判断して、ステップS1302の処理に戻る。一方、振動検知信号を受信した場合、CPU833は、読取原稿750の搬送の開始が指示されたと判断して、読取原稿750の搬送を開始する。すなわち、CPU833は、モータドライバ823および搬送モータ821を介して、搬送ローラ709を駆動して、読取原稿750の供給を開始する(ステップS1305)。そして、CPU833は、振動検知モードをオフにし(ステップS806)、読取原稿750の所定の位置までの搬送が終了すると、供給動作を終了する。
一方、記録装置1では、CPU343は、読取装置2からの原稿検知信号を受信したか否かを判断する(ステップS1350)。原稿検知信号を受信していない場合、CPU343は、ステップS1350の処理に戻る。一方、原稿検知信号を受信した場合、CPU343は、振動検知モードに遷移する(ステップS1351)。
振動検知モードに遷移すると、CPU343は、読取装置2から原稿解除信号を受信したか否かを判断して、読取原稿750が供給口707に挿入さているか否かを判断する(ステップS1352)。
原稿解除信号を受信した場合、CPU343は、読取原稿750が供給口707に挿入さていないと判断して、振動検知モードをオフにする(ステップS1353)。そして、CPU343は、ステップS1350の処理に戻る。原稿解除信号を受信していない場合、CPU343は、読取原稿750が供給口707に挿入さていると判断して、加速度センサ312からの振動データに基づいて、特定の振動が生じたか否かを検知する(ステップS1354)。
特定の振動が生じていない場合、CPU343は、ステップS1351の処理に戻る。一方、特定の振動が生じた場合、CPU343は、振動検知信号を、I/F部1201および1202を介して読取装置2のCPU833に通知する(ステップS1355)。そして、CPU343は、振動検知モードをオフにし、スタンバイ状態に遷移し(ステップS1356)、供給動作を終了する。
図14は、MFP3の排出動作を説明するためのフローチャートである。
読取装置2の読取動作が終了すると(ステップS1400)、CPU833は、ROM831に記憶されているタイミング設定情報が読取原稿750の搬送の開始を制御することを示すか否かを判断する(ステップS1401)。
読取原稿750の搬送の開始を制御することを示す場合、CPU833は、搬送の開始を制御する旨の制御設定信号を、I/F部1202および1201を介して記録装置1のCPU343に通知する(ステップS1402)。その後、CPU833は、振動検知信号を記録装置1から受信したか否かを判断する(ステップS1403)。振動検知信号を受信していない場合、CPU833は、読取原稿750の搬送の開始が指示されていないと判断して、ステップS1403の処理に戻る。
ステップS1430で振動検知信号を受信した場合、およびステップS1401で読取原稿750の搬送の制御を行わないことを示す場合、CPU833は、読取原稿750の搬送の開始が指示されたと判断して、読取原稿750の搬送を開始する。すなわち、CPU833は、モータドライバ824および搬送モータ822を介して、搬送ローラ710を駆動して、読取原稿750の供給を開始する(ステップS1404)。そして、CPU833は、読取原稿750の所定の位置までの搬送が終了すると、供給動作を終了する。
一方、記録装置1では、CPU343は、読取装置2からの制御設定信号を受信したか否かを判断する(ステップS1450)。制御設定信号を受信していない場合、CPU343は、ステップS1450の処理に戻る。一方、制御設定信号を受信した場合、CPU343は、加速度センサ312からの振動データを、常時または断続的に取得する振動検知モードに遷移する(ステップS1451)。そして、CPU343は、加速度センサ312からの振動データに基づいて、特定の振動が生じたか否かを検知する(ステップS1452)。特定の振動が生じていない場合、CPU343は、ステップS1452の処理に戻る。一方、特定の振動が生じた場合、CPU343は、振動検知信号を、I/F部1201および1202を介して読取装置2のCPU833に通知する(ステップS1453)。そして、CPU343は、振動検知モードをオフにし、スタンバイ状態に遷移し(ステップS1454)、供給動作を終了する。
本実施形態でも、振動により読取原稿750の搬送が制御されるため、ユーザは、読取原稿750を所望の姿勢で搬送するための利便性を向上させることが可能になる。また、複数の搬送手段(記録装置1の搬送ローラ210と読取装置2の搬送ローラ709および710)に対して媒体検知手段(加速度センサ312)が共通化されているため、装置構成を簡易化することが可能になる。
以上説明した各実施形態において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
例えば、上記の各実施形態では、振動を検出する振動検出手段として加速度センサ312および811が使用されていたが、振動検出手段は、加速度センサ312および811に限らず、適宜変更可能である。例えば、振動検出手段は、ジャイロセンサやショックセンサなどでもよい。
また、特定の振動は、ユーザが足などで記録装置1のスタンド102や読取装置2本体に対して与える衝撃による振動であってが、別の振動でもよい。例えば、特定の振動は、記録装置1や読取装置2の別の場所に対する衝撃による振動でもよい。また、記録装置1や読取装置2に対して振動を生じさせる振動生成手段を記録装置1や読取装置2に設け、特定の振動を、ユーザが振動生成手段にて生じさせた振動としてもよい。振動生成手段は、例えば、ペダル、スイッチまたはレバーなどである。また、振動生成手段は、声の振動を検知する音声認識センサなどでもよい。
また、搬送装置として記録装置1、読取装置2およびMFP3を例に挙げて説明したが、搬送装置は、紙や布などの媒体を搬送させる装置であれば、これらの例に限らない。
210、709、710 搬送ローラ(搬送手段)
215 媒体検知センサ(媒体検知手段)
312、811 加速度センサ(振動検知手段)
343、833 CPU(制御手段)
712、713 原稿検知センサ(媒体検知手段)

Claims (7)

  1. 手差し給紙されたシートを搬送する第1の搬送手段と、
    前記第1の搬送手段で搬送されたシート上の画像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段で画像が読み取られたシートを搬送する第2の搬送手段と、
    特定の周波数成分のパワーが通常の読取動作では生じづらい所定値以上の振動を検知する振動検知手段と、
    を備える読取装置であって、
    前記振動検知手段の検知結果に基づいて、手差し給紙されたシートの搬送を前記第1の搬送手段によって開始する供給動作を実行し、前記読取手段で画像の読み取りを開始するための所定の位置までの前記シートの搬送が終了すると前記供給動作を終了する制御手段を備えることを特徴とする読取装置。
  2. 前記振動検知手段は、声の振動を検知することを特徴とする請求項1に記載の読取装置。
  3. 前記制御手段は、前記検知結果に基づいて、前記読取手段で画像が読み取られたシートを前記第2の搬送手段によって搬送する排出動作を実行することを特徴とする請求項1または2に記載の読取装置。
  4. 前記検知結果に基づいて前記シートの搬送の開始を制御するか否かを示す制御情報を格納する格納手段を有し、
    前記制御手段は、前記制御情報が前記シートの搬送の開始を制御することを示す場合、前記検知結果に基づいて、前記シートの搬送の開始を制御することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の読取装置。
  5. ユーザによる手差し給紙により前記シートが供給されたことを検知するシート検知手段を有し、
    前記制御手段は、前記シート検知手段にて前記シートが供給されたことが検知されると、前記シートの搬送の開始を制御することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の読取装置。
  6. 前記振動検知手段は、前記シートの搬送を開始した後には、振動の検知を行わないことを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の読取装置。
  7. シートに画像を記録する記録装置を有し、
    前記振動検知手段は、前記記録装置に設けられていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の読取装置。
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