JP2017098786A - 媒体処理装置、画像読取装置、画像形成装置及び媒体処理方法 - Google Patents

媒体処理装置、画像読取装置、画像形成装置及び媒体処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】媒体を処理する際の利便性を向上させる。【解決手段】本発明は、媒体を載上するトレイと、トレイから媒体を取り込んで搬送する搬送部と、媒体のサイズを取得するサイズ取得部と、サイズ取得部により取得された媒体のサイズを所定の比較基準長と比較する比較部と、比較部によるサイズと比較基準長との比較結果に応じて、トレイに対する媒体の載上向きをガイドする媒体載上ガイドデータを出力するガイドデータ出力部とを設けることにより、トレイに媒体を搬送部で的確に搬送可能な載上向きで載上させて、トレイから搬送部に供給した媒体の搬送中にジャムが発生して媒体の処理が意図せずに中断すること、また搬送部からジャムを発生させた媒体を取り除かせる煩雑な作業を行わせることを未然に回避することができ、媒体を処理する際の利便性を向上させることができる。【選択図】図6

Description

本発明は媒体処理装置、画像読取装置、画像形成装置及び媒体処理方法に関し、例えば複合機に適用して好適なものである。
従来の複合機は、スキャナ部において原稿トレイに載上された媒体をADF(Auto Document Feeder)を介して内部に取り込み、読取センサにより媒体表面の原稿画像を読み取っていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−66707公報(第6頁、図1)
ところが従来の複合機は、予め選定された一部の定形の媒体を処理するように構成され、他の定形の媒体や定形外の媒体を処理する際の利便性が低いという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、媒体を処理する際の利便性を向上し得る媒体処理装置、画像読取装置、画像形成装置及び媒体処理方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、媒体を載上するトレイと、トレイから媒体を取り込んで搬送する搬送部と、媒体のサイズを取得するサイズ取得部と、サイズ取得部により取得された媒体のサイズを所定の比較基準長と比較する比較部と、比較部によるサイズと比較基準長との比較結果に応じて、トレイに対する媒体の載上向きをガイドする媒体載上ガイドデータを出力するガイドデータ出力部とを設ける。
従って本発明では、トレイに媒体を搬送部で的確に搬送可能な載上向きで載上させることができ、その結果、トレイから搬送部に供給した媒体の搬送中にジャムが発生して媒体の処理が意図せずに中断すること、また搬送部からジャムを発生させた媒体を取り除かせる煩雑な作業を行わせることを未然に回避することができる。
本発明によれば、媒体を載上するトレイと、トレイから媒体を取り込んで搬送する搬送部と、媒体のサイズを取得するサイズ取得部と、サイズ取得部により取得された媒体のサイズを所定の比較基準長と比較する比較部と、比較部によるサイズと比較基準長との比較結果に応じて、トレイに対する媒体の載上向きをガイドする媒体載上ガイドデータを出力するガイドデータ出力部とを設けることにより、トレイに媒体を搬送部で的確に搬送可能な載上向きで載上させることができ、その結果、トレイから搬送部に供給した媒体の搬送中にジャムが発生して媒体の処理が意図せずに中断すること、また搬送部からジャムを発生させた媒体を取り除かせる煩雑な作業を行わせることを未然に回避することができ、かくして媒体を処理する際の利便性を向上し得る媒体処理装置、画像読取装置、画像形成装置及び媒体処理方法を実現することができる。
第1の実施の形態による複合機の構成を示す略線的正面図である。 スキャナ部の内部構成を示す略線的断面図である。 複合機の回路構成を示すブロック図である。 第1原稿載上ガイド画面の構成を示す略線図である。 載上原稿センサによる定形外原稿の検出の説明に供する略線的上面図である。 第2原稿載上ガイド画面の構成を示す略線図である。 第3原稿載上ガイド画面の構成を示す略線図である。 原稿載上ガイド処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態による複合機の構成を示す略線的断面図である。 複合機の回路構成を示すブロック図である。 記録紙載上ガイド処理手順を示すフローチャートである。
以下図面を用いて、発明を実施するための最良の形態(以下、これを実施の形態とも呼ぶ)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
(1)第1の実施の形態
(2)第2の実施の形態
(3)他の実施の形態
(1)第1の実施の形態
(1−1)複合機の構成
図1において、1は全体として第1の実施の形態による複合機を示す。複合機1は、図1の紙面手前側である前方向の端面が正面となるプリンタ部2が設けられている。また複合機1は、プリンタ部2上に左右一対の支持部3A、3Bを介してスキャナ部4が設けられている。プリンタ部2は、内部に、画像形成用の媒体である例えば記録紙の表面に印刷画像を形成する画像形成部や当該記録紙を画像形成用に搬送する記録紙搬送部等が設けられている。またスキャナ部4は、原稿媒体5から原稿画像を読み取る上面が平坦な偏平状の画像読取部6に後端のヒンジ部(図示せず)を介して自動原稿供給部7(すなわちADF(Auto Document Feeder))が開閉可能に設けられている。
図1と共に図2に示すように、画像読取部6は、上面の左端部に、前後に長い長方形状の第1開口部が形成されている。また画像読取部6は、上面の右端部から第1開口部の右縁近傍までに亘り、当該第1開口部と前後の長さがほぼ等しいものの左右に長い長方形状の第2開口部が形成されている。さらに画像読取部6の上面には、第1開口部を塞ぐ前後に長い長方形状の透明な第1ガラス板10が設けられると共に、第2開口部を塞ぐ左右に長い長方形状の第2ガラス板11が設けられている。
そして画像読取部6は、内部に所定のセンサ移動部を介して前後に細長いイメージセンサ12が、第1ガラス板10の真下となる読取基準位置から第2ガラス板11の右縁の真下近傍の所定位置までの移動範囲で左右に移動可能に設けられている。これにより画像読取部6の第2ガラス板11は、イメージセンサ12による原稿画像の読取用に原稿媒体5を載上させるフラットベッドになっている。また自動原稿供給部7は、画像読取部6に対して閉じられた際、当該画像読取部6の上面全体を覆う読取部カバー15が設けられている。これにより読取部カバー15は、フラットベッド(すなわち第2ガラス板11)に原稿媒体5が載上されて画像読取部6に対して閉じられた場合、フラットベッドに原稿媒体5を位置ずれしないように押さえ付ける原稿押えになっている。
また自動原稿供給部7は、読取部カバー15の左端部に原稿搬送部16が設けられると共に、当該原稿搬送部16の右側面の上端寄りに、原稿媒体5を載上する原稿トレイ17が突設されている。原稿トレイ17は、原稿載上面において前端部及び後端部の所定の対向位置に、原稿載上範囲の前後の幅を、原稿媒体5の原稿サイズに合わせて前後から狭め、また前後に広げて規定する一対の原稿ガイド18が前後方向へ互いに連動して変位可能に設けられている。これにより原稿トレイ17は、原稿載上面に1又は複数の原稿媒体5が載上された場合、一対の原稿ガイド18の位置を調整させて、1又は複数の原稿媒体5を原稿載上面の前後方向の中央部で揃え、一対の辺を原稿トレイ17から原稿搬送部16への供給方向a1とほぼ平行にして位置させることができる。なお原稿トレイ17は、一対の原稿ガイド18に、互いの対向面間の距離として原稿媒体5の前後方向の幅を検出するための原稿幅センサが設けられている。
原稿搬送部16の内部には、原稿トレイ17から原稿媒体5を1枚ずつ供給する供給ローラ19が、当該原稿トレイ17の媒体載上面において供給方向a1の下流側となるトレイ先端17A近接に配置されている。また原稿搬送部16の内部には、原稿トレイ17のトレイ先端17A近傍から右側面の下端寄り近傍までに亘り、複数の搬送ローラ対20乃至24が順に配置されると共に、複数の搬送ガイド(図示せず)も配置されている。因みに原稿搬送部16の内部には、供給ローラ19や、複数の搬送ローラ対20乃至24を駆動するモータ(図示せず)も設けられている。
これにより原稿搬送部16は、内部に複数の搬送ローラ対20乃至24及び複数の搬送ガイドによって、原稿トレイ17から繰り出した原稿媒体5を、内部の左側へ搬送した後、右下側へ折り返して第1ガラス板10の表面上を通過させ、右側面の下端寄りの原稿排出口(図示せず)まで搬送して外部に排出する搬送路25を形成している。よって原稿搬送部16は、原稿トレイ17に載上された原稿媒体5を供給ローラ19によって取り込み、搬送路25を介して読取基準位置でのイメージセンサ12による原稿画像の読取用に第1ガラス板10上を通過させるように搬送して原稿排出口から排出することができる。なお自動原稿供給部7は、読取部カバー15の上面において原稿搬送部16の右側の部分が、原稿排出口から排出された原稿媒体5を受け取るスタッカ15Aになっている。
ところでスキャナ部4は、定形の媒体(以下、これを定形媒体とも呼ぶ)や定形外の媒体(以下、これを定形外媒体とも呼ぶ)である原稿媒体5の表面から原稿画像が読取可能なように構成されている。因みに定形媒体は、一般に広く普及しているA4サイズやB5サイズ、A6サイズ等の種々のサイズの長方形の媒体である。また定形外媒体は、定形媒体とはサイズの異なる長方形や正方向の媒体である。なお以下の説明では、定形媒体である原稿媒体5を特に定形原稿5とも呼び、定形外媒体である原稿媒体5を特に定形外原稿5とも呼ぶ。また以下の説明では、定形外媒体において1の頂点で直角を成して接する2辺(すなわち長辺及び短辺や同一の長さの2辺)のうちの一方の辺と平行な方向を縦方向とも呼び、他方の辺と平行な方向を横方向とも呼ぶ。さらに以下の説明では、定形外媒体において縦方向と平行な一対の辺をそれぞれ縦辺とも呼び、横方向と平行な一対の辺をそれぞれ横辺とも呼ぶ。
スキャナ部4は、フラットベッドである第2ガラス板11のサイズが、比較的大きい例えばA4サイズ又はA3サイズ(以下、これを第1サイズとも呼ぶ)の定形媒体(以下、これを特に第1サイズ定形媒体とも呼ぶ)とほぼ等しい所定のサイズに選定されている。またスキャナ部4は、第1ガラス板10の前後の長さ及びイメージセンサ12の前後の長さが、第1サイズ定形媒体の短辺の長さとほぼ等しい所定の長さに選定されている。さらにスキャナ部4は、原稿トレイ17において一対の原稿ガイド18により原稿載上範囲の前後の幅を、第1サイズ定形媒体の短辺の長さとほぼ等しい所定の幅から、これよりも狭い数十[mm]のような所定の幅まで可変することができる。これによりスキャナ部4は、イメージセンサ12により第1ガラス板10やフラットベッドを介して第1サイズ以下の種々のサイズの定形原稿5や定形外原稿5から原稿画像を読み取ることができる。
またスキャナ部4は、第1サイズよりも小さい例えばA6サイズ(以下、これを第2サイズとも呼ぶ)の定形媒体(以下、これを特に第2サイズ定形媒体とも呼ぶ)の短辺の長さに応じて、原稿搬送部16に複数の搬送ローラ対20乃至24が搬送方向に沿って順に配置されている。すなわち原稿搬送部16は、原稿媒体5の搬送方向の上流側の1の搬送ローラ対20乃至23から、これと搬送方向の下流側で隣接する他の1の搬送ローラ対21乃至24までのローラ間搬送路長をそれぞれ第2サイズ定形媒体の短辺よりも短い長さにしている。なお以下の説明では、原稿搬送部16における搬送路25の個々のローラ間搬送路長のうち最も長いローラ間搬送路長L1を、特に第1ローラ間最搬送路長L1とも呼ぶ。
これにより原稿搬送部16は、第1サイズから第2サイズまでの定形原稿5については、何れも当該定形原稿5を搬送方向の上流側の互い逆回転する1の搬送ローラ対20乃至23の間に挟み込んで送りながら、搬送方向の下流側で隣接して互い逆回転する他の1の搬送ローラ対21乃至24の間に挟み込み始めるようにして搬送することができる。すなわち原稿搬送部16は、定形原稿5を複数の搬送ローラ対20乃至24により規定の搬送力を途切れることなく与えて的確に搬送することができる。因みに原稿搬送部16は、定形原稿5のうち原稿トレイ17に短辺及び長辺の何れを前後方向と平行にしても載上し得る一部の定形原稿5については、当該定形原稿5を短辺及び長辺の何れを搬送方向の下流側に向ける搬送向きでも、同様に複数の搬送ローラ対20乃至24によって規定の搬送力を途切れることなく与えて的確に搬送することができる。
また原稿搬送部16は、定形外原稿5であっても、縦辺及び横辺の少なくとも一方の長さが第1ローラ間最搬送路長L1以上であれば、定形外原稿5を当該第1ローラ間最搬送路長L1以上の縦辺又は横辺を搬送方向と平行にすることで、同様に複数の搬送ローラ対20乃至24によって規定の搬送力を途切れることなく与えて的確に搬送することができる。ただし原稿搬送部16は、定形外原稿5の縦辺及び横辺の少なくとも一方の長さが第1ローラ間最搬送路長L1よりも短い場合、定形外原稿5を当該短い縦辺又は横辺を搬送方向と平行にすると、搬送方向の下流側で互い逆回転する他の1の搬送ローラ対21乃至24の間に挟み込む前に、搬送方向の上流側で隣接して互い逆回転する1の搬送ローラ対20乃至23の間から完全に送り出してしまう。すなわち原稿搬送部16は、この場合、定形外原稿5を搬送路25に取り込んでも、複数の搬送ローラ対20乃至24によって規定の搬送力を連続的に与えることができず、その結果、搬送路25に定形外原稿5が詰まる、いわゆるジャムが発生する可能性がある。
よってスキャナ部4では、定形外原稿5からの原稿画像の読み取りに自動原稿供給部7を使用する場合、縦辺及び横辺の少なくとも一方の長さが第1ローラ間最搬送路長L1以上の定形外原稿5を、原稿搬送部16により当該第1ローラ間最搬送路長L1以上の縦辺又は横辺を搬送方向と平行にする搬送向きで搬送する必要がある。そしてスキャナ部4では、原稿トレイ17に定形外原稿5が第1ローラ間最搬送路長L1以上の縦辺又は横辺を供給方向a1と平行にする載上向きで載上されれば、当該定形外原稿5をそのまま原稿搬送部16に取り込み、第1ローラ間最搬送路長L1以上の縦辺又は横辺を搬送方向と平行にする搬送向きで搬送することができる。
このため原稿トレイ17には、トレイ先端17Aよりもトレイ後端17B側(すなわちトレイ先端17Aよりも供給方向a1の上流側)の所定の位置に、載上された定形外原稿5を検出するための載上原稿センサ27が設けられている。そして原稿トレイ17では、トレイ先端17Aから載上原稿センサ27による定形外原稿5の原稿検出位置までの距離S1が例えば第1ローラ間最搬送路長L1に選定されている。これによりスキャナ部4は、定形外原稿5からの原稿画像の読み取りに自動原稿供給部7を使用する場合、載上原稿センサ27により、原稿トレイ17に縦辺及び横辺の少なくとも一方の長さが第1ローラ間最搬送路長L1以上の定形外原稿5が、当該第1ローラ間最搬送路長L1以上の縦辺又は横辺を供給方向a1と平行にする載上向きで載上されているか否かを検出可能にしている。
なお原稿トレイ17では、トレイ先端17Aから原稿検出位置までの距離S1を第1ローラ間最搬送路長L1とせずに、当該第1ローラ間最搬送路長L1よりも長い所定の距離に選定することもできる。そしてスキャナ部4では、原稿トレイ17の媒体載上面に一方の横辺又は縦辺をトレイ先端17Aにほぼ一致させて載上された定形外原稿5を、当該トレイ先端17Aから第1ローラ間最搬送路長L1以上離れた載上原稿センサ27を介して検出し得た場合、媒体載上面に定形外原稿5が第1ローラ間最搬送路長L1以上の縦辺又は横辺を供給方向a1と平行にする載上向きで載上されているため、原稿搬送部16により当該定形外原稿5を的確に搬送することができる。
(1−2)複合機のブロック図
次いで図3を用いて複合機1のブロック図について説明する。複合機1は、マイクロプロセッサ又はCPU(Central Processing Unit)である制御部30を有している。制御部30には、バス31を介してハードディスクドライブ又はROM(Read Only Memory)である記憶部32と、当該制御部30のワークエリアであるRAM(Random Access Memory)33とが接続されている。また制御部30には、バス31を介して、例えばスキャナ部4の前端部に設けられたオペレーションパネル34も接続されている。オペレーションパネル34は、種々の画面の表示及びタッチ操作が可能な液晶ディスプレイのようなタッチスクリーン35と、押下操作が可能な読取キーやファンクションキー、画像形成キー、取消キー、テンキー等の複数の操作キー36とを有している。
さらに制御部30には、バス31を介して上述のイメージセンサ12、センサ移動部37、原稿搬送部16、載上原稿センサ27、原稿幅センサ38、画像形成部39、記録紙搬送部40も接続されている。さらに制御部30には、バス31を介して、外部のパーソナルコンピュータのような上位装置(図示せず)と通信するためのネットワークインタフェース41も接続されている。制御部30は、記憶部32に予め記憶した基本プログラムや原稿載上ガイドプログラム等の各種プログラムをRAM33に適宜読み出して展開する。そして制御部30は、RAM33に展開した各種プログラムに従って複合機1全体を統括制御すると共に、所定の演算処理や、ユーザによるオペレーションパネル34の操作(すなわちタッチスクリーン35に対するタッチ操作及び複数の操作キー36に対する押下操作)に応じた各種処理を実行する。
これにより制御部30は、原稿媒体5(すなわち定形原稿5や定形外原稿5)が原稿トレイ17に載上された状態でユーザにより読取キーが押下操作されて原稿画像の読み取りが指示されると、原稿搬送部16を駆動制御する。これにより制御部30は、スキャナ部4において原稿トレイ17上から原稿媒体5を供給ローラ19によって繰り出し、搬送路25を介して搬送しながら、読取基準位置に停止しているイメージセンサ12により第1ガラス板10を介して原稿媒体5の表面の原稿画像を光学的に読み取った後、原稿排出口からスタッカ15Aへ排出する。
また制御部30は、原稿媒体5(すなわち定形原稿5や定形外原稿5)がフラットベッド(すなわち第2ガラス板11)に載上された状態でユーザにより読取キーが押下操作されて原稿画像の読み取りが指示されると、センサ移動部37を駆動制御する。よって制御部30は、スキャナ部4においてイメージセンサ12を読取基準位置から右側へ移動させながら、当該イメージセンサ12によりフラットベッドを介して原稿媒体5の表面の原稿画像を光学的に読み取る。
そして制御部30は、このように原稿媒体5の表面から原稿画像を読み取ると、当該原稿画像の原稿画像データを生成すると共に、例えば原稿画像データに基づき画像形成部39を駆動制御する。これにより制御部30は、画像形成部39により定形媒体である記録紙の表面に原稿画像を印刷画像として形成する。因みに制御部30は、原稿媒体5から原稿画像を読み取って原稿画像データを生成した場合、上位装置の指示に応じて当該原稿画像データをネットワークインタフェース41から上位装置へ送信することもできる。
実際に制御部30は、ユーザが原稿画像の読み取りに定形外原稿5を用いる場合、当該ユーザに例えばファンクションキーを介して定形外原稿5から原稿画像を読み取る定形外原稿読取機能を選択させる。そして制御部30は、ユーザにより定形外原稿読取機能が選択されると、記憶部32から予め記憶している定形外原稿サイズ入力画面データを読み出してタッチスクリーン35に送出することにより定形外原稿サイズ入力画面(図示せず)を表示する。これにより制御部30は、ユーザにテンキーを介して定形外原稿サイズ入力画面上で、このとき原稿画像の読み取りに用いられる定形外原稿5の原稿サイズとしての縦辺の長さ及び横辺の長さを入力させる。
そして制御部30は、記憶部32に予め例えば第1ローラ間最搬送路長L1と同じ長さである第1比較基準長を示す第1比較基準長データを記憶している。なお第1比較基準長は、第1ローラ間最搬送路長L1より長い所定の長さに設定することもできる。よって制御部30は、記憶部32から第1比較基準長データを読み出し、ユーザにより入力された縦辺の長さ及び横辺の長さを、当該第1比較基準長データが示す第1比較基準長と順に比較する。その結果、制御部30は、縦辺の長さ及び横辺の長さが何れも第1比較基準長以上であることを検出すると、記憶部32から予め記憶している第1原稿載上ガイド画面データを読み出す。そして制御部30は、第1原稿載上ガイド画面データをタッチスクリーン35に送出して図4に示すような第1原稿載上ガイド画面44を表示する。第1原稿載上ガイド画面には、例えば「原稿トレイに原稿を、何れかの辺を供給方向と平行にする向きで載せた後、読取キーを押して下さい」というガイド文44Aが表示されている。これにより制御部30は、タッチスクリーン35に表示した第1原稿載上ガイド画面44を介してユーザに、原稿トレイ17に定形外原稿5を搬送可能な載上向きで載上した後、読取キーを押下操作して原稿画像の読み取りを指示するようにガイドする。
ところで図5(A)に示すように、載上原稿センサ27は、原稿トレイ17の原稿載上面に縦辺及び横辺の少なくとも一方が第1ローラ間最搬送路長L1以上である定形外原稿5Aが、当該第1ローラ間最搬送路長L1以上の縦辺又は横辺を供給方向a1と平行にする載上向きで載上されると、原稿載上面における原稿読取位置が定形外原稿5Aによって覆われる。これに対して図5(B)に示すように、載上原稿センサ27は、原稿トレイ17の原稿載上面に縦辺及び横辺の少なくとも一方が第1ローラ間最搬送路長L1よりも短い定形外原稿5Bが、当該第1ローラ間最搬送路長L1よりも短い縦辺又は横辺を供給方向a1と平行にする載上向きで載上されると、原稿載上面における原稿読取位置が定形外原稿5Bによって覆われない。
そして制御部30は、ユーザにより定形外原稿読取機能が選択されると、載上原稿センサ27を動作させている。これにより載上原稿センサ27は、動作中、図5(A)に示したように原稿トレイ17に載上された定形外原稿5によって原稿読取位置が覆われると、当該原稿トレイ17に定形外原稿5が原稿搬送部16によって搬送可能な載上向きで載上されていることを示す例えば論理「H」レベルの媒体検出信号を制御部30に送出する。これに対して載上原稿センサ27は、動作中、図5(B)に示したように原稿トレイ17に載上された定形外原稿5によって原稿読取位置が覆われないと、当該原稿トレイ17に定形外原稿5が原稿搬送部16によって搬送可能な載上向きでは載上されていないことを示す例えば論理「L」レベルの媒体不検出信号を制御部30に送出する。因みに載上原稿センサ27は、特に図示しないが、動作中、原稿トレイ17に定形外原稿5が載上されていない場合も、原稿読取位置が当該定形外原稿5によって覆われないため媒体不検出信号を制御部30に送出する。
よって制御部30は、第1原稿載上ガイド画面44の表示に応じて、ユーザにより読取キーが押下操作されて原稿画像の読み取りが指示されると、載上原稿センサ27を介して、原稿トレイ17に定形外原稿5が搬送可能な載上向きで載上されているか否かを検出する。この際、制御部30は、載上原稿センサ27から媒体検出信号が与えられていると、これに応じて、原稿トレイ17に定形外原稿5が搬送可能な載上向きで載上されていることを検出する。これにより制御部30は、上述と同様に原稿搬送部16を駆動制御して、定形外原稿5を、搬送路25を介して搬送しながらイメージセンサ12により当該定形外原稿5から原稿画像を光学的に読み取った後、原稿排出口からスタッカ15Aへ排出する。
これに対して制御部30は、載上原稿センサ27から媒体不検出信号が与えられていると、これに応じて原稿トレイ17に定形外原稿5が載上されていないことを検出する。この際、制御部30は、記憶部32から予め記憶している第1載上確認ガイド画面データを読み出し、タッチスクリーン35に送出して第1載上確認ガイド画面(図示せず)を表示する。第1載上確認ガイド画面には、例えば「原稿トレイに原稿が載っていませんが、読み取りを開始しますか よろしければ再度、読取キーを押してください」というガイド文が表示されている。これにより制御部30は、タッチスクリーン35に表示した第1載上確認ガイド画面を介してユーザに、原稿トレイ17に定形外原稿5を指定した載上向きで載上した後、読取キーを再度、押下操作するようにガイドする。
そして制御部30は、ユーザにより読取キーが再び押下操作されて原稿画像の読み取りが指示されると、このときも載上原稿センサ27を介して、原稿トレイ17に定形外原稿5が搬送可能な載上向きで載上されているか否かを検出する。この場合、制御部30は、原稿トレイ17に載上し忘れていた定形外原稿5が搬送可能な載上向きで載上されたことを検出する(すなわち載上原稿センサ27から媒体検出信号が与えられる)と、上述と同様に原稿搬送部16を駆動制御して、定形外原稿5を、搬送路25を介して搬送しながらイメージセンサ12により当該定形外原稿5から原稿画像を光学的に読み取った後、原稿排出口からスタッカ15Aへ排出する。
ただし制御部30は、ユーザにより原稿画像の読み取りが再度指示されても、原稿トレイ17に定形外原稿5が載上されていないことを検出する(すなわち載上原稿センサ27から媒体不検出信号が与えられている)と、その定形外原稿5が原稿トレイ17ではなくフラットベッドに載上されていると判断する。よって制御部30は、上述と同様にセンサ移動部37を駆動制御して、イメージセンサ12を読取基準位置から右側へ移動させながらフラットベッドを介して定形外原稿5から原稿画像を光学的に読み取る。
また制御部30は、定形外原稿5の縦辺の長さ及び横辺の長さを第1比較基準長と順に比較した結果、当該縦辺の長さ及び横辺の長さの一方のみが第1比較基準長以上であることを検出すると、記憶部32から予め記憶している第2原稿載上ガイド画面データを読み出す。そして制御部30は、第2原稿載上ガイド画面データをタッチスクリーン35に送出して図6に示すような第2原稿載上ガイド画面45を表示する。
第2原稿載上ガイド画面45には、例えば「原稿トレイに原稿を、長辺を供給方向と平行にする向きで載せた後、読取キーを押してください」というガイド文45Aと共に、原稿トレイ17に対する定形外原稿5の載せ方をガイドするガイド画像45Bが表示されている。因みに第2原稿載上ガイド画面45には、例えば「又は、フラットベッドに原稿を載せた後、読取キーを押してください」というガイド文45Cも表示されている。これにより制御部30は、タッチスクリーン35に表示した第2原稿載上ガイド画面45を介してユーザに、原稿トレイ17に定形外原稿5を搬送可能な載上向きで載上した後、読取キーを押下操作するようにガイドする。また制御部30は、第2原稿載上ガイド画面45を介してユーザに、原稿画像の読み取りに自動原稿供給部7を使用しない場合はフラットベッドに定形外原稿5を載上した後、読取キーを押下操作するようにもガイドする。
そのうえで制御部30は、ユーザにより読取キーが押下操作されて原稿画像の読み取りが指示されると、上述と同様に載上原稿センサ27を介して、原稿トレイ17に定形外原稿5が搬送可能な載上向きで載上されているか否かを検出する。この際、制御部30は、原稿トレイ17に定形外原稿5が搬送可能な載上向きで載上されていることを検出する(すなわち載上原稿センサ27から媒体検出信号が与えられている)と、上述と同様に原稿搬送部16を駆動制御して、定形外原稿5を、搬送路25を介して搬送しながらイメージセンサ12により当該定形外原稿5から原稿画像を光学的に読み取った後、原稿排出口からスタッカ15Aへ排出する。
これに対して制御部30は、原稿トレイ17に定形外原稿5が搬送可能な載上向きで載上されていないことを検出する(すなわち載上原稿センサ27から媒体不検出信号が与えられている)と、記憶部32から予め記憶している第2載上確認ガイド画面データを読み出し、タッチスクリーン35に送出して第2載上確認ガイド画面(図示せず)を表示する。第2載上確認ガイド画面には、例えば「原稿トレイに原稿が載っていないか、ADFでは給紙できない向きで載っています。原稿を確認のうえ、再度、読取キーを押してください」というガイド文が表示されている。これにより制御部30は、タッチスクリーン35に表示した第2載上確認ガイド画面を介してユーザに、原稿トレイ17に定形外原稿5を指定した載上向きで載上し直した後、読取キーを再度、押下操作するようにガイドする。
そして制御部30は、ユーザにより読取キーが再び押下操作されて原稿画像の読み取りが指示されると、このときも載上原稿センサ27を介して、原稿トレイ17に定形外原稿5が搬送可能な載上向きで載上されているか否かを検出する。この場合、制御部30は、原稿トレイ17に定形外原稿5が搬送可能な載上向きで載上され直したことを検出する(すなわち載上原稿センサ27から媒体検出信号が与えられる)と、上述と同様に原稿搬送部16を駆動制御して、定形外原稿5を、搬送路25を介して搬送しながらイメージセンサ12により当該定形外原稿5から原稿画像を光学的に読み取った後、原稿排出口からスタッカ15Aへ排出する。
ただし制御部30は、ユーザにより原稿画像の読み取りが再度指示されても、原稿トレイ17に定形外原稿5が搬送可能な載上向きで載上されていないことを検出する(すなわち載上原稿センサ27から媒体不検出信号が与えられている)と、定形外原稿5が原稿トレイ17ではなくフラットベッドに載上されていると判断する。よって制御部30は、上述と同様にセンサ移動部37を駆動制御して、イメージセンサ12を読取基準位置から右側へ移動させながらフラットベッドを介して定形外原稿5から原稿画像を光学的に読み取る。
さらに制御部30は、定形外原稿5の縦辺の長さ及び横辺の長さを第1比較基準長と順に比較した結果、当該縦辺の長さ及び横辺の長さの両方が第1比較基準長より短いことを検出すると、記憶部32から予め記憶している第3原稿載上ガイド画面データを読み出す。そして制御部30は、第3原稿載上ガイド画面データをタッチスクリーン35に送出して図7に示すような第3原稿載上ガイド画面46を表示する。
第3原稿載上ガイド画面46には、例えば「ADFでは送れない原稿です フラットベッドに原稿を載せた後、読取キーを押してください」というガイド文46Aが表示されている。これにより制御部30は、タッチスクリーン35に表示した第3原稿載上ガイド画面46を介してユーザに、フラットベッドに定形外原稿5を載上した後、読取キーを押下操作するようにガイドする。そして制御部30は、ユーザにより読取キーが押下操作されて原稿画像の読み取りが指示されると、この際には載上原稿センサ27を介して原稿トレイ17に定形外原稿5が載上されていないことを検出する。
すなわち制御部30は、このとき原稿トレイ17に定形外原稿5が載上されていないと、載上原稿センサ27から媒体不検出信号が与えられるため、原稿トレイ17に定形外原稿5が載上されていないを検出することができる。ただし制御部30は、原稿トレイ17に定形外原稿5が誤って載上されていても、その原稿サイズが小さいために、上述したように載上原稿センサ27から媒体不検出信号が与えられ、原稿トレイ17に定形外原稿5が載上されていないと検出することになる。
このため制御部30は、原稿トレイ17に定形外原稿5が載上されていないことを検出すると、記憶部32から予め記憶している第3載上確認ガイド画面データを読み出し、タッチスクリーン35に送出して第3載上確認ガイド画面(図示せず)を表示する。第3載上確認ガイド画面には、例えば「フラットベッドに原稿が載っていることを確認して、再度、読取キーを押してください」というガイド文が表示されている。これにより制御部30は、タッチスクリーン35に表示した第3載上確認ガイド画面を介してユーザに、フラットベッドに定形外原稿5を載上しているか確認した後、読取キーを再度、押下操作するようにガイドする。
そして制御部30は、ユーザにより読取キーが再び押下操作されて原稿画像の読み取りが指示されると、載上原稿センサ27を介して原稿トレイ17に定形外原稿5が載上されていないことを確認して、フラットベッドに定形外原稿5が載上されていると判断する。これにより制御部30は、上述と同様にセンサ移動部37を駆動制御して、イメージセンサ12を読取基準位置から右側へ移動させながらフラットベッドを介して定形外原稿5から原稿画像を光学的に読み取る。
このようにして制御部30は、定形外原稿5の原稿サイズに応じてユーザに原稿トレイ17に対する定形外原稿5の載上向きをガイドすることで、当該原稿トレイ17から供給する定形外原稿5を、搬送路25を介して的確に搬送しながら原稿画像を読み取ることができる。また制御部30は、定形外原稿5の原稿サイズが比較的小さい場合は、ユーザに原稿トレイ17ではなくフラットベッドに定形外原稿5を載上するようにガイドし、当該フラットベッドを介して原稿画像を読み取ることができる。
(1−3)原稿載上ガイド処理手順
次いで図8に示すフローチャートを用いて、制御部30が記憶部32に予め記憶した原稿載上ガイドプログラムに従って実行する原稿載上ガイド処理手順RT1について説明する。制御部30は、ユーザによりファンクションキーを介して定形外原稿読取機能が選択されると、原稿載上ガイドプログラムに従って原稿載上ガイド処理手順RT1を開始する。制御部30は、原稿載上ガイド処理手順RT1を開始すると、ステップSP1においてタッチスクリーン35に定形外原稿サイズ入力画面を表示した後、ステップSP2に移り、ユーザにより定形外原稿サイズ入力画面上で定形外原稿5の原稿サイズとしての縦辺の長さ及び横辺の長さが入力されることを待ち受ける。そしてステップSP2において制御部30は、ユーザによりオペレーションパネル34の操作によって定形外原稿サイズ入力画面上で定形外原稿5の原稿サイズが入力されると、次のステップSP3に移る。
ステップSP3において制御部30は、原稿サイズとしての縦辺の長さ及び横辺の長さを第1比較基準長と順次比較して、次のステップSP4に移る。ステップSP4において制御部30は、縦辺の長さが第1比較基準長以上であるか否かを判別する。そしてステップSP4において制御部30は、縦辺の長さが第1比較基準長以上であるために肯定結果を得ると、次のステップSP5に移る。ステップSP5において制御部30は、横辺の長さが第1比較基準長以上であるか否かを判別する。そしてステップSP5において制御部30は、横辺の長さが第1比較基準長以上であるために肯定結果を得ると、次のステップSP6に移る。ステップSP6において制御部30は、タッチスクリーン35に第1原稿載上ガイド画面44を表示してユーザに、原稿トレイ17に定形外原稿5を搬送可能な載上向きで載上した後、読取キーを押下操作するようにガイドした後、次のステップSP7に移る。
これによりステップSP7において制御部30は、ユーザにより原稿画像の読み取りが指示されることを待ち受け、読取キーを介して原稿画像の読み取りが指示されると、次のステップSP8に移る。ステップSP8において制御部30は、載上原稿センサ27を介して、原稿トレイ17に定形外原稿5が搬送可能な載上向きで載上されているか否かを判別する。このステップSP8において制御部30は、原稿トレイ17に定形外原稿5が搬送可能な載上向きで載上されている、すなわち載上原稿センサ27から媒体検出信号が与えられていることで、肯定結果を得ると、次のステップSP9に移る。よってステップSP9において制御部30は、原稿搬送部16を駆動制御して定形外原稿5からの原稿画像の読み取りを開始した後、次のステップSP10に移って原稿載上ガイド処理手順RT1を終了する。
これに対してステップSP8において制御部30は、縦辺の長さ及び横辺の長さが何れも第1比較基準長以上であるものの、原稿トレイ17に定形外原稿5が載上されていない、すなわち載上原稿センサ27から媒体不検出信号が与えられていることで否定結果を得ると、ステップSP11に移る。そしてステップSP10において制御部30は、タッチスクリーン35に第1載上確認ガイド画面を表示してユーザに、原稿トレイ17に定形外原稿5を載上し忘れていないか確認するようにガイドした後、ステップSP7に戻る。この際、ステップSP7において制御部30は、ユーザにより再度、原稿画像の読み取りが指示されると、ステップSP8に移って再び載上原稿センサ27を介して、原稿トレイ17に定形外原稿5が搬送可能な載上向きで載上されているか否かを判別した後、ステップSP9に移る。これによりステップSP9において制御部30は、ステップSP8の判別結果に応じて、原稿トレイ17に定形外原稿5が載上されている場合(すなわち載上原稿センサ27から媒体検出信号が与えられた場合)は原稿搬送部16を駆動制御し、またフラットベッドに定形外原稿5が載上されている場合(すなわち載上原稿センサ27から媒体不検出信号が与えられている場合)はセンサ移動部37を駆動制御して、定形外原稿5からの原稿画像の読み取りを開始した後、次のステップSP10に移って原稿載上ガイド処理手順RT1を終了する。
ところで上述のステップSP4において制御部30は、縦辺の長さが第1比較基準長よりも短いことで否定結果を得ると、ステップSP12に移る。ステップSP12において制御部30は、横辺の長さが第1比較基準長以上であるか否かを判別する。そしてステップSP12において制御部30は、横辺の長さが第1比較基準長以上であるために肯定結果を得ると、次のステップSP13に移る。また上述のステップSP5において制御部30は、横辺の長さが第1比較基準長よりも短いことで、否定結果を得たときもステップSP13に移る。すなわち制御部30は、定形外原稿5の縦辺の長さ及び横辺の長さの何れか一方のみが第1比較基準長以上である場合はステップSP13に移る。よってステップSP13において制御部30は、タッチスクリーン35に第2原稿載上ガイド画面45を表示してユーザに、原稿トレイ17に定形外原稿5を、長辺を供給方向a1と平行にする載上向きで載上した後、読取キーを押下操作するようにガイドし、また原稿画像の読み取りに自動原稿供給部7を使用しない場合はフラットベッドに定形外原稿5を載上した後、読取キーを押下操作するようにガイドした後、ステップSP7に移る。
この際、制御部30は、ステップSP7及びステップSP8の処理を順次実行して、当該ステップSP8において肯定結果を得た場合は、次のステップSP9に移り、原稿搬送部16を駆動制御して定形外原稿5からの原稿画像の読み取りを開始した後、ステップSP10に移って原稿載上ガイド処理手順RT1を終了する。これに対して制御部30は、ステップSP8において否定結果を得た場合は、ステップSP11に移るものの、タッチスクリーン35に第2載上確認ガイド画面を表示してユーザに、原稿トレイ17に定形外原稿5を指定した載上向きで載上し直した後、読取キーを再度、押下操作するようにガイドした後、ステップSP7に戻る。そしてステップSP7において制御部30は、ユーザにより再度、原稿画像の読み取りが指示されてステップSP8に移ると、再び載上原稿センサ27を介して、原稿トレイ17に定形外原稿5が搬送可能な載上向きで載上されているか否かを判別した後、ステップSP9に移る。これによりステップSP9において制御部30は、ステップSP8の判別結果に応じて、原稿トレイ17に定形外原稿5が載上されている場合は原稿搬送部16を駆動制御し、またフラットベッドに定形外原稿5が載上されている場合はセンサ移動部37を駆動制御して、定形外原稿5からの原稿画像の読み取りを開始した後、次のステップSP10に移って原稿載上ガイド処理手順RT1を終了する。
また上述のステップSP12において制御部30は、横辺の長さが第1比較基準長よりも短いことで否定結果を得ると、ステップSP14に移る。すなわち制御部30は、定形外原稿5の縦辺の長さ及び横辺の長さの両方が第1比較基準長より短い場合はステップSP14に移る。よってステップSP14において制御部30は、タッチスクリーン35に第3原稿載上ガイド画面46を表示してユーザに、フラットベッドに定形外原稿5を載上した後、読取キーを押下操作するようにガイドした後、ステップSP7に移る。
この際、制御部30は、ステップSP7及びステップSP8の処理を順次実行するものの、当該ステップSP8において否定結果を得ることで、一旦、ステップSP11に移る。そしてステップSP11において制御部30は、タッチスクリーン35に第3載上確認ガイド画面を表示してユーザに、フラットベッドに定形外原稿5を載上しているか確認するようにガイドした後、ステップSP7に戻る。そしてステップSP7において制御部30は、ユーザにより再度、原稿画像の読み取りが指示されてステップSP8に移ると、再び載上原稿センサ27を介して、原稿トレイ17に定形外原稿5が搬送可能な載上向きで載上されていないと判別した後、ステップSP9に移る。これによりステップSP9において制御部30は、ステップSP8の判別結果に応じて、センサ移動部37を駆動制御して、定形外原稿5からの原稿画像の読み取りを開始した後、次のステップSP10に移って原稿載上ガイド処理手順RT1を終了する。
(1−4)第1の実施の形態の動作及び効果
以上の構成において、複合機1では、定形外原稿5からの原稿画像の読取時、制御部30がユーザによって入力された当該定形外原稿5の縦辺の長さ及び横辺の長さを第1比較基準長と比較する。そして複合機1では、制御部30が定形外原稿5の縦辺の長さ及び横辺の長さと第1比較基準長との比較結果に応じて、タッチスクリーン35に原稿トレイ17に対する定形外原稿5の載上の有無、また載上向きをガイドする第1乃至第3原稿載上ガイド画面44乃至46を表示する。以上の構成によれば、複合機1は、ユーザに原稿トレイ17に対して定形外原稿5を原稿搬送部16で的確に搬送可能な載上向きで載上させることができる。よって複合機1は、原稿トレイ17から原稿搬送部16に供給した定形外原稿5の搬送中にジャムが発生して原稿画像の読み取りが意図せずに中断すること、またユーザに原稿搬送部16からジャムを発生させた定形外原稿5を取り除かせる煩雑な作業を行わせることを未然に回避することができる。これにより複合機1は、定形外原稿5が原稿画像の読み取りに用いられる際のユーザの利便性を向上させることができる。
また複合機1では、制御部30が、ユーザに原稿トレイ17に定形外原稿5を搬送可能な載上向きで載上するようにガイドした後、原稿画像の読み取りが指示されると、載上原稿センサ27を介して原稿トレイ17に定形外原稿5がガイド通りの載上向きで載上されているか否かを検出する。そして複合機1では、制御部30が、原稿トレイ17に定形外原稿5がガイド通りの載上向きで載上されている場合は、原稿画像の読み取りを開始するものの、原稿トレイ17に定形外原稿5がガイド通りの載上向きで載上されていない場合は、一旦、原稿画像の読み取りの指示を保留して、タッチスクリーン35に原稿トレイ17に対する定形外原稿5の載上の有無、また載上向きを確認するようにガイドする第1又は第2載上確認ガイド画面を表示する。これにより複合機1は、ユーザが原稿トレイ17に定形外原稿5を載上し忘れていた場合や、ガイドとは異なる載上向きで載上していた場合でも、原稿トレイ17に定形外原稿5をガイド通りの搬送可能な載上向きで載上させた後、原稿画像の読み取りを開始することができる。
また複合機1では、制御部30が、ユーザに原稿トレイ17に定形外原稿5を搬送可能な載上向きで載上しているか確認するようにガイドした後、原稿画像の読み取りが改めて指示されると、再度、載上原稿センサ27を介して原稿トレイ17に定形外原稿5がガイド通りの載上向きで載上されているか否かを検出する。そして複合機1では、制御部30が、原稿トレイ17に定形外原稿5がガイド通りの載上向きで載上されていないと、フラットベッドに定形外原稿5が載上されていると判断して、原稿画像の読み取りを開始する。これにより複合機1は、原稿搬送部16で搬送可能な定形外原稿5であっても、ユーザに対し定形外原稿5からの原稿画像の読み取りに、自動原稿供給部7のみならずフラットベッドも使用させることができる。
さらに複合機1では、制御部30が定形外原稿5の縦辺の長さ及び横辺の長さを第1比較基準長と比較した結果、当該縦辺の長さ及び横辺の長さの少なくとも一方が第1比較基準長以上であると、タッチスクリーン35に原稿トレイ17に対する定形外原稿5の載上向きをガイドする第1又は第2原稿載上ガイド画面45を表示するものの、縦辺の長さ及び横辺の長さの両方が第1比較基準長より短いと、タッチスクリーン35にフラットベッドに対する定形外原稿5の載上をガイドする第3原稿載上ガイド画面46を表示する。これにより複合機1は、原稿画像の読み取りに定形外原稿5が用いられる場合、ユーザに定形外原稿5からの原稿画像の読み取りに、自動原稿供給部7とフラットベッドとを容易にかつ的確に使い分けさせることができる。
そして複合機1では、制御部30が、ユーザにフラットベッドに定形外原稿5を載上するようにガイドした後、原稿画像の読み取りが指示されると、タッチスクリーン35にフラットベッドに対する定形外原稿5の載上を確認するようにガイドする第3載上確認ガイド画面を表示する。これにより複合機1は、ユーザがフラットベッドに定形外原稿5を載上し忘れたまま、原稿画像の読み取りを指示しても、その指示を一旦保留し、フラットベッドに定形外原稿5を載上させたうえで、原稿画像の読み取りを開始することができる。
ところで複合機1では、制御部30が、ユーザにより定形外原稿読取機能が選択された場合、定形外原稿5の原稿サイズ(すなわち縦辺の長さ及び横辺の長さ)を入力させ、その原稿サイズに応じて原稿トレイ17に対する定形外原稿5の搬送可能な載上向き、又はフラットベッドへの定形外原稿5の載上をガイドした。このため複合機1では、制御部30が、ユーザにより定形外原稿読取機能が選択された場合に定形原稿5の原稿サイズが入力されても、当該定形原稿5を定形外原稿5と見なし、原稿サイズに応じて同様に原稿トレイ17に対する定形原稿5の搬送可能な載上向き、又はフラットベッドへの定形原稿5の載上をガイドすることができる。すなわち複合機1は、例えばユーザが定形媒体の種類に対する認識不足から、原稿画像の読み取りに用いる原稿媒体5が定形外原稿5及び定形原稿5の何れであるのか分からない場合や、原稿搬送部16により、どの程度の原稿サイズの原稿媒体5までが搬送可能であるのかを的確に理解していない場合でも、これらの点についてわざわざ調べさせることなく、定形外原稿読取機能が選択された後、原稿サイズが入力されれば、定形外原稿5及び定形原稿5の何れについても、原稿トレイ17に対する搬送可能な載上向き、又はフラットベッドへの載上をガイドすることができる。そして複合機1は、定形原稿5を定形外原稿5と見なして処理する場合も、原稿トレイ17から原稿搬送部16に供給した定形原稿5の搬送中にジャムが発生して原稿画像の読み取りが意図せずに中断すること、またユーザに原稿搬送部16からジャムを発生させた定形原稿5を取り除かせる煩雑な作業を行わせることを未然に回避することができ、ユーザの利便性をさらに向上させることができる。
(2)第2の実施の形態
(2−1)複合機の構成
図1との対応部分に同一符号を付した図9は、第2の実施の形態による複合機50を示す。複合機50は、プリンタ部51の構成を除いて、上述した第1の実施の形態による複合機1と同様に構成されている。プリンタ部51の内部には、画像形成部52と、複数の記録紙53が装填される記録紙トレイ54とが上下に位置させて設けられている。画像形成部52は、第1乃至第4画像形成ユニット55乃至58と、転写ユニット59と、定着ユニット60とから構成されている。
因みに第1乃至第4画像形成ユニット55乃至58は、右から左へ順に並べて配置され、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の4色の現像剤としてのトナーにより印刷画像の元になるトナー画像を形成するものである。また転写ユニット59は、第1乃至第4画像形成ユニット55乃至58の下側に配置され、記録紙53を右から左へ搬送しながら当該第1乃至第4画像形成ユニット55乃至58によって形成された4色のトナー画像を記録紙53の表面に順に重ねて転写するものである。さらに定着ユニット60は、転写ユニット59の左側に配置され、当該転写ユニット59から受け取った記録紙53の表面に4色のトナー画像を定着させて印刷画像を形成するものである。
またプリンタ部51の内部には、画像形成部52及び記録紙トレイ54の右側に第1記録紙搬送部61が設けられると共に、当該画像形成部52の左側に第2記録紙搬送部62が設けられている。さらにプリンタ部51は、画像形成部52の右側となる右側面に、記録紙53を載上するマルチパーパストレイ(以下、これをMPトレイとも呼ぶ)63が突設されている。
MPトレイ63は、原稿トレイ17の場合と同様に、記録紙載上面において記録紙載上範囲の前後の幅を、記録紙53の記録紙サイズに合わせて前後から狭め、また前後に広げて規定する一対の記録紙ガイド64が前後方向へ互いに連動して変位可能に設けられている。これによりMPトレイ63は、記録紙載上面に1又は複数の記録紙53が載上された場合、一対の記録紙ガイド64の位置を調整させて、1又は複数の記録紙53を原稿載上面の前後方向の中央部で揃え、一対の辺をMPトレイ63から第1記録紙搬送部61への供給方向b1とほぼ平行にして位置させることができる。なおMPトレイ63は、一対の記録紙ガイド64に、互いの対向面間の距離として記録紙53の前後方向の幅を検出するための記録紙幅センサが設けられている。
第1記録紙搬送部61は、記録紙トレイ54から記録紙53を1枚ずつ供給する供給ローラ67が、当該記録紙トレイ54のトレイ先端54A近接に配置されている。また第1記録紙搬送部61は、MPトレイ63から記録紙53を1枚ずつ供給する供給ローラ68が、当該MPトレイ63の記録紙載上面において供給方向b1の下流側となるトレイ先端63A近接に配置されている。さらに第1記録紙搬送部61は、記録紙トレイ54のトレイ先端54A近傍及びMPトレイ63のトレイ先端63A近傍から転写ユニット59の右端近傍までに亘り、複数の搬送ローラ対70乃至72が配置されると共に、複数の搬送ガイド(図示せず)も配置されている。因みに第1記録紙搬送部61は、供給ローラ67、68や、複数の搬送ローラ対70乃至72を駆動するモータ(図示せず)も設けられている。これにより第1記録紙搬送部61は、複数の搬送ローラ対70乃至72及び複数の搬送ガイドによって、記録紙トレイ54から繰り出した記録紙53、またMPトレイ63から繰り出した記録紙53を画像形成部52へ搬送する第1搬送路73を形成している。
また第2記録紙搬送部62は、定着ユニット60の記録紙繰出口近傍から、プリンタ部51内の左上端部までに亘り、複数の搬送ローラ対75、76が配置されると共に、複数の搬送ガイド(図示せず)も配置されている。因みに第2記録紙搬送部62は、複数の搬送ローラ対75、76を駆動するモータ(図示せず)も設けられている。これにより第2記録紙搬送部62は、複数の搬送ローラ対75、76及び複数の搬送ガイドによって、定着ユニット60から繰り出した記録紙53(すなわち表面に印刷画像が形成された記録紙53)をプリンタ部51の左上端部の記録紙排出口51Aまで搬送して外部に排出する第2搬送路77を形成している。なおプリンタ部51は、上面が記録紙排出口から排出された記録紙53を受け取るスタッカ51Bになっている。
ところでプリンタ部51は、原稿トレイ17の場合と同様に、MPトレイ63において一対の記録紙ガイド64により記録紙載上範囲の前後の幅を、第1サイズ定形媒体の短辺の長さとほぼ等しい所定の幅から、これよりも狭い数十[mm]のような所定の幅まで可変することができる。また第1及び第2記録紙搬送部61及び62は、原稿搬送部16の場合と同様に、複数の搬送ローラ対70乃至72、75、76が記録紙53の搬送方向に沿って、ローラ間搬送路長をそれぞれ第2サイズ定形媒体の短辺よりも短い長さにして順に配置されている。
これによりプリンタ部51は、MPトレイ63から第1サイズ以下の種々のサイズの定形媒体である記録紙53や定形外媒体である記録紙53を取り込んで、当該記録紙53の表面に印刷画像を形成することができる。因みに以下の説明では、定形媒体である記録紙53を特に定形記録紙53とも呼び、定形外媒体である記録紙53を特に定形外記録紙53とも呼ぶ。また以下の説明では、第1及び第2記録紙搬送部61及び62における第1及び第2搬送路73及び77の個々のローラ間搬送路長のうち最も長いローラ間搬送路長を、特に第2ローラ間最搬送路長とも呼ぶ。
ただしプリンタ部51は、MPトレイ63上の定形外記録紙53を印刷画像の形成に用いる場合、縦辺及び横辺の少なくとも一方の長さが第2ローラ間最搬送路長以上の定形外記録紙53を、第1及び第2記録紙搬送部61及び62により当該第2ローラ間最搬送路長以上の縦辺又は横辺を搬送方向と平行にする搬送向きで搬送する必要がある。そしてプリンタ部51では、MPトレイ63に定形外記録紙53が第2ローラ間最搬送路長以上の縦辺又は横辺を供給方向b1と平行にする載上向きで載上されれば、当該定形外記録紙53をそのまま第1及び第2記録紙搬送部61及び62において第2ローラ間最搬送路長以上の縦辺又は横辺を搬送方向と平行にする搬送向きで搬送することができる。
このためMPトレイ63にも、原稿トレイ17の場合と同様に、トレイ先端63Aよりもトレイ後端63B側(すなわちトレイ先端63Aよりも供給方向b1の上流側)の所定の位置に、載上された定形外記録紙53を検出するための載上記録紙センサ78が設けられている。そしてMPトレイ63では、トレイ先端63Aから載上記録紙センサ78による定形外記録紙53の記録紙検出位置までの距離S2が第2ローラ間最搬送路長に選定されている。これによりプリンタ部51は、定形外記録紙53への印刷画像の形成にMPトレイ63を使用する場合、載上記録紙センサ78により、MPトレイ63に縦辺及び横辺の少なくとも一方の長さが第2ローラ間最搬送路長以上の定形外記録紙53が、当該第2ローラ間最搬送路長以上の縦辺又は横辺を供給方向b1と平行にする載上向きで載上されているか否かを検出可能にしている。
なおMPトレイ63についても、トレイ先端63Aから記録紙検出位置までの距離S2を第2ローラ間最搬送路長とせずに、当該第2ローラ間最搬送路長よりも長い所定の距離に選定することができる。そしてプリンタ部51では、MPトレイ63の記録紙載上面に一方の横辺又は縦辺をトレイ先端63Aにほぼ一致させて載上された定形外記録紙53を、当該トレイ先端63Aから第2ローラ間最搬送路長L1以上離れた載上記録紙センサ78を介して検出し得た場合、記録紙載上面に定形外記録紙53が第2ローラ間最搬送路長以上の縦辺又は横辺を供給方向b1と平行にする載上向きで載上されているため、第1及び第2記録紙搬送部61及び62により当該定形外記録紙53を的確に搬送することができる。
(2−2)複合機のブロック図
次いで図3との対応部分に同一符号を付した図10を用いて複合機50のブロック図について説明する。複合機50は、マイクロプロセッサ又はCPUである制御部80を有し、当該制御部80にバス31を介してハードディスクドライブ又はROMである記憶部81が接続されている。また制御部80には、バス31を介して、画像形成部52、第1記録紙搬送部61、第2記録紙搬送部62、載上記録紙センサ78、記録紙幅センサ82も接続されている。制御部80は、記憶部81に予め記憶した基本プログラムや原稿載上ガイドプログラム、記録紙載上ガイドプログラム等の各種プログラムをRAM33に適宜読み出して展開する。そして制御部80は、RAM33に展開した各種プログラムに従って複合機50全体を統括制御すると共に、所定の演算処理や、ユーザによるオペレーションパネル34の操作に応じた各種処理を実行する。
これにより制御部80は、ユーザにより記録紙53の供給元として記録紙トレイ54が選択されたうえで画像形成キーが押下操作されて印刷画像の形成が指示されると、記録紙トレイ54から記録紙53を供給ローラ67によって繰り出し、第1搬送路73を介して画像形成部52に搬送する。そして制御部80は、画像形成部52により記録紙53の表面に印刷画像を形成した後、第2搬送路77を介して搬送して記録紙排出口51Aからスタッカ51Bへ排出する。
また制御部80は、ユーザにより記録紙53の供給元としてMPトレイ63が選択されたうえで画像形成キーが押下操作されて印刷画像の形成が指示されると、MPトレイ63から記録紙53(すなわち定形記録紙53や定形外記録紙53)を供給ローラ68によって繰り出し、第1搬送路73を介して画像形成部52に搬送する。そして制御部80は、画像形成部52により記録紙53の表面に印刷画像を形成した後、第2搬送路77を介して搬送して記録紙排出口51Aからスタッカ51Bへ排出する。
ただし制御部80は、ユーザが印刷画像の形成に定形外記録紙53を用いる場合、当該ユーザに例えば記録紙53の供給元としてMPトレイ63を選択させた後、ファンクションキーを介して定形外記録紙53に印刷画像を形成する定形外記録紙画像形成機能を選択させる。そして制御部80は、ユーザにより定形外記録紙画像形成機能が選択されると、記憶部81から予め記憶している定形外記録紙サイズ入力画面データを読み出してタッチスクリーン35に送出することにより定形外記録紙サイズ入力画面(図示せず)を表示する。これにより制御部80は、ユーザにテンキーを介して定形外記録紙サイズ入力画面上で、このとき印刷画像の形成に用いられる定形外記録紙53の記録紙サイズとしての縦辺の長さ及び横辺の長さを入力させる。
そして制御部80は、記憶部81に予め例えば第2ローラ間最搬送路長と同じ長さである第2比較基準長を示す第2比較基準長データを記憶している。なお第2比較基準長についても、第2ローラ間最搬送路長より長い所定の長さに設定することができる。よって制御部80は、記憶部81から第2比較基準長データを読み出し、ユーザにより入力された縦辺の長さ及び横辺の長さを、当該第2比較基準長データが示す第2比較基準長と順に比較する。その結果、制御部80は、縦辺の長さ及び横辺の長さが何れも第2比較基準長以上であることを検出すると、記憶部81から予め記憶している第1記録紙載上ガイド画面データを読み出す。そして制御部80は、第1記録紙載上ガイド画面データをタッチスクリーン35に送出して第1記録紙載上ガイド画面(図示せず)を表示する。第1記録紙載上ガイド画面には、例えば「MPトレイに記録紙を、何れかの辺を供給方向と平行にする向きで載せた後、画像形成キーを押して下さい」というガイド文が表示されている。これにより制御部80は、タッチスクリーン35に表示した第1記録紙載上ガイド画面を介してユーザに、MPトレイ63に定形外記録紙53を搬送可能な載上向きで載上した後、画像形成キーを押下操作して印刷画像の形成を指示するようにガイドする。
ところで制御部80は、ユーザにより定形外記録紙読取機能が選択されると、載上記録紙センサ78を動作させている。載上記録紙センサ78は、上述した載上原稿センサ27と同様に動作する。よって制御部80は、第1記録紙載上ガイド画面の表示に応じて、ユーザにより画像形成キーが押下操作されて印刷画像の形成が指示されると、載上記録紙センサ78を介して、MPトレイ63に定形外記録紙53が第1及び第2記録紙搬送部61及び62によって搬送可能な載上向きで載上されているか否かを検出する。この際、制御部80は、載上記録紙センサ78から媒体検出信号が与えられていると、これに応じて、MPトレイ63に定形外記録紙53が搬送可能な載上向きで載上されていることを検出する。これにより制御部80は、上述と同様に第1及び第2記録紙搬送部61及び62を駆動制御して、MPトレイ63から定形外記録紙53を、第1搬送路73を介して画像形成部52へ搬送して当該定形外記録紙53の表面に印刷画像を形成した後、第2搬送路77を介して搬送して記録紙排出口51Aからスタッカ51Bへ排出する。
これに対して制御部80は、載上記録紙センサ78から媒体不検出信号が与えられていると、これに応じてMPトレイ63に定形外記録紙53が載上されていないことを検出する。この際、制御部80は、記憶部81から予め記憶している第5載上確認ガイド画面データを読み出し、タッチスクリーン35に送出して第5載上確認ガイド画面(図示せず)を表示する。第5載上確認ガイド画面には、例えば「MPトレイに記録紙が載っていません 記録紙を載せて再度、画像形成キーを押してください 印刷を取り消す場合は取消キーを押してください」というガイド文が表示されている。これにより制御部80は、タッチスクリーン35に表示した第5載上確認ガイド画面を介してユーザに、MPトレイ63に定形外記録紙53を指定した載上向きで載上した後、画像形成キーを再度、押下操作するようにガイドする。また制御部80は、ユーザに印刷画像の形成を取り消す場合は、取消キーを押下操作するようにガイドする。
そして制御部80は、ユーザによりMPトレイ63に定形外記録紙53が搬送可能な載上向きで載上された後、画像形成キーが再び押下操作されて印刷画像の形成が指示されると、上述と同様に第1及び第2記録紙搬送部61及び62を駆動制御して、MPトレイ63から定形外記録紙53を、第1搬送路73を介して画像形成部52へ搬送して当該定形外記録紙53の表面に印刷画像を形成した後、第2搬送路77を介して搬送して記録紙排出口51Aからスタッカ51Bへ排出する。これに対して制御部80は、ユーザにより取消キーが押下操作されて印刷画像の形成の取り消しが指示されると、これに応じて定形外記録紙53に対する印刷画像の形成を取り消す。
また制御部80は、定形外記録紙53の縦辺の長さ及び横辺の長さを第2比較基準長と順に比較した結果、当該縦辺の長さ及び横辺の長さの一方のみが第2比較基準長以上であることを検出したときには、記憶部81から予め記憶している第2記録紙載上ガイド画面データを読み出す。そして制御部80は、第2記録紙載上ガイド画面データをタッチスクリーン35に送出して第2記録紙載上ガイド画面(図示せず)を表示する。第2記録紙載上ガイド画面には、例えば「MPトレイに記録紙を、長辺を供給方向と平行にする向きで載せた後、画像形成キーを押してください」というガイド文と共に、MPトレイ63に対する定形外記録紙53の載せ方をガイドするガイド画像が表示されている。これにより制御部80は、タッチスクリーン35に表示した第2記録紙載上ガイド画面を介してユーザに、MPトレイ63に定形外記録紙53を搬送可能な載上向きで載上した後、画像形成キーを押下操作するようにガイドする。
そして制御部80は、ユーザにより画像形成キーが押下操作されて印刷画像の形成が指示されると、上述と同様に載上記録紙センサ78を介して、MPトレイ63に定形外記録紙53が搬送可能な載上向きで載上されているか否かを検出する。この際、制御部80は、MPトレイ63に定形外記録紙53が搬送可能な載上向きで載上されていることを検出する(すなわち載上記録紙センサ78から媒体検出信号が与えられている)と、上述と同様に第1及び第2記録紙搬送部61及び62を駆動制御して、MPトレイ63から定形外記録紙53を、第1搬送路73を介して画像形成部52へ搬送して当該定形外記録紙53の表面に印刷画像を形成した後、第2搬送路77を介して搬送して記録紙排出口51Aからスタッカ51Bへ排出する。
これに対して制御部80は、MPトレイ63に定形外記録紙53が搬送可能な載上向きで載上されていないことを検出する(すなわち載上記録紙センサ78から媒体不検出信号が与えられている)と、記憶部81から予め記憶している第6載上確認ガイド画面データを読み出し、タッチスクリーン35に送出して第6載上確認ガイド画面(図示せず)を表示する。第6載上確認ガイド画面には、例えば「MPトレイに記録紙が載っていないか、給紙できない向きで載っています。記録紙を確認のうえ、再度、画像形成キーを押してください 印刷を取り消す場合は取消キーを押してください」というガイド文が表示されている。これにより制御部80は、タッチスクリーン35に表示した第6載上確認ガイド画面を介してユーザに、MPトレイ63に定形外記録紙53を指定した載上向きで載上し直した後、画像形成キーを再度、押下操作するようにガイドする。また制御部80は、ユーザに印刷画像の形成を取り消す場合は、取消キーを押下操作するようにガイドする。
そして制御部80は、ユーザによりMPトレイ63に定形外記録紙53が搬送可能な載上向きで載上された後、画像形成キーが再び押下操作されて印刷画像の形成が指示されると、上述と同様に第1及び第2記録紙搬送部61及び62を駆動制御して、MPトレイ63から定形外記録紙53を、第1搬送路73を介して画像形成部52へ搬送して当該定形外記録紙53の表面に印刷画像を形成した後、第2搬送路77を介して搬送して記録紙排出口51Aからスタッカ51Bへ排出する。これに対して制御部80は、ユーザにより取消キーが押下操作されて印刷画像の形成の取り消しが指示されると、これに応じて定形外記録紙53に対する印刷画像の形成を取り消す。
ところでプリンタ部51では、定形外記録紙53の縦辺の長さ及び横辺の長さの両方が第2比較基準長より短いと、MPトレイ63に定形外記録紙53が載上されても第1及び第2記録紙搬送部61及び62を介して搬送する際にジャムが発生する可能性がある。このため制御部80は、定形外記録紙53の縦辺の長さ及び横辺の長さを第2比較基準長と順に比較した結果、当該縦辺の長さ及び横辺の長さの両方が第2比較基準長より短いことを検出したときには、記憶部81から予め記憶している取消ガイド画面データを読み出す。そして制御部80は、取消ガイド画面データをタッチスクリーン35に送出して取消ガイド画面(図示せず)を表示する。
取消ガイド画面には、例えば「プリンタでは扱えない記録紙です 取消キーを押して印刷を取り消して下さい」というガイド文が表示されている。これにより制御部80は、タッチスクリーン35に表示した取消ガイド画面を介してユーザに、取消キーを押下操作して印刷画像の形成を取り消すようにガイドする。そして制御部80は、ユーザにより取消キーが押下操作されて印刷画像の形成の取り消しが指示されると、これに応じて定形外記録紙53に対する印刷画像の形成を取り消す。
このようにして制御部80は、定形外記録紙53の記録紙サイズに応じてユーザにMPトレイ63に対する定形外記録紙53の載上向きをガイドすることで、当該MPトレイ63から供給する定形外記録紙53を、第1及び第2記録紙搬送部61及び62を介して的確に搬送しながら印刷画像を形成することができる。
なお第2の実施の形態の場合、制御部80は、定形外記録紙53に印刷画像を形成する場合、ユーザによって入力された定形外記録紙53の記録紙サイズ(すなわち縦辺の長さ及び横辺の長さ)応じて、印刷対象の画像データに適宜、縮小処理等の画像処理を施した後、その画像データに基づき画像形成部52を制御する。これにより制御部80は、定形外記録紙53の表面に印刷画像を当該表面からはみ出させることなく的確に形成することができる。
(2−3)記録紙載上ガイド処理手順
次いで図11に示すフローチャートを用いて、制御部80が記憶部81に予め記憶した記録紙載上ガイドプログラムに従って実行する記録紙載上ガイド処理手順RT2について説明する。制御部80は、ユーザによりファンクションキーを介して定形外記録紙画像形成機能が選択されると、記録紙載上ガイドプログラムに従って記録紙載上ガイド処理手順RT2を開始する。制御部80は、記録紙載上ガイド処理手順RT2を開始すると、ステップSP21においてタッチスクリーン35に定形外記録紙サイズ入力画面を表示した後、ステップSP22に移り、ユーザにより定形外記録紙サイズ入力画面上で定形外記録紙53の記録紙サイズとしての縦辺の長さ及び横辺の長さが入力されることを待ち受ける。そしてステップSP22において制御部80は、ユーザによりオペレーションパネル34の操作によって定形外記録紙サイズ入力画面上で定形外記録紙53の記録紙サイズが入力されると、次のステップSP23に移る。
ステップSP23において制御部80は、記録紙サイズとしての縦辺の長さ及び横辺の長さを第2比較基準長と順次比較して、次のステップSP24に移る。ステップSP24において制御部80は、縦辺の長さが第2比較基準長以上であるか否かを判別する。そしてステップSP24において制御部80は、縦辺の長さが第2比較基準長以上であるために肯定結果を得ると、次のステップSP25に移る。ステップSP25において制御部80は、横辺の長さが第2比較基準長以上であるか否かを判別する。そしてステップSP25において制御部80は、横辺の長さが第2比較基準長以上であるために肯定結果を得ると、次のステップSP26に移る。ステップSP26において制御部80は、タッチスクリーン35に第1記録紙載上ガイド画面を表示してユーザに、MPトレイ63に定形外記録紙53を搬送可能な載上向きで載上した後、画像形成キーを押下操作するようにガイドした後、次のステップSP27に移る。
これによりステップSP27において制御部80は、ユーザにより印刷画像の形成が指示されることを待ち受け、画像形成キーが押下操作されて印刷画像の形成が指示されると、次のステップSP28に移る。ステップSP28において制御部80は、載上記録紙センサ78を介して、MPトレイ63に定形外記録紙53が搬送可能な載上向きで載上されているか否かを判別する。このステップSP28において制御部80は、MPトレイ63に定形外記録紙53が搬送可能な載上向きで載上されている、すなわち載上記録紙センサ78から媒体検出信号が与えられていることで、肯定結果を得ると、次のステップSP29に移る。よってステップSP29において制御部80は、画像形成部52と共に第1及び第2記録紙搬送部61及び62を駆動制御して定形外記録紙53に対する印刷画像の形成を開始した後、次のステップSP30に移って記録紙載上ガイド処理手順RT2を終了する。
これに対してステップSP28において制御部80は、縦辺の長さ及び横辺の長さが何れも第2比較基準長以上であるものの、MPトレイ63に定形外記録紙53が載上されていない、すなわち載上記録紙センサ78から媒体不検出信号が与えられていることで否定結果を得ると、ステップSP31に移る。そしてステップSP30において制御部80は、タッチスクリーン35に第5載上確認ガイド画面を表示してユーザに、MPトレイ63に定形外記録紙53を載上し忘れていないか確認するようにガイドした後、ステップSP32に移る。そしてステップSP32において制御部80は、ユーザにより再度、印刷画像の形成が指示されたか否かを判別し、画像形成キーが押下操作されたことで肯定結果を得ると、ステップSP29に移る。これに対してステップSP32において制御部80は、ユーザにより取消キーが押下操作されて印刷画像の形成の取り消しが指示されたことで否定結果を得ると、ステップSP30に移って記録紙載上ガイド処理手順RT2を終了する。
ところで上述のステップSP24において制御部80は、縦辺の長さが第2比較基準長よりも短いことで否定結果を得ると、ステップSP33に移る。ステップSP33において制御部80は、横辺の長さが第2比較基準長よりも長いか否かを判別する。そしてステップSP33において制御部80は、横辺の長さが第2比較基準長以上であるために肯定結果を得ると、次のステップSP34に移る。また上述のステップSP25において制御部80は、横辺の長さが第2比較基準長よりも短いことで、否定結果を得たときもステップSP34に移る。すなわち制御部80は、定形外記録紙53の縦辺の長さ及び横辺の長さの何れか一方のみが第2比較基準長以上である場合はステップSP34に移る。よってステップSP34において制御部80は、タッチスクリーン35に第2記録紙載上ガイド画面を表示してユーザに、MPトレイ63に定形外記録紙53を、長辺を供給方向b1と平行にする載上向きで載上した後、画像形成キーを押下操作するようにガイドした後、ステップSP27に移る。
この際、制御部80は、ステップSP27及びステップSP28の処理を順次実行して、当該ステップSP28において肯定結果を得た場合は、次のステップSP29に移り、画像形成部52と共に第1及び第2記録紙搬送部61及び62を駆動制御して定形外記録紙53に対する印刷画像の形成を開始した後、ステップSP30に移って記録紙載上ガイド処理手順RT2を終了する。これに対して制御部80は、ステップSP28において否定結果を得た場合は、ステップSP31に移るものの、タッチスクリーン35に第6載上確認ガイド画面を表示してユーザに、MPトレイ63に定形外記録紙53を指定した載上向きで載上し直した後、画像形成キーを再度、押下操作するようにガイドした後、ステップSP32に移る。そしてステップSP32において制御部80は、上述と同様に再度、印刷画像の形成が指示されて肯定結果を得ると、ステップSP29に移る。これに対してステップSP32において制御部80は、ユーザにより印刷画像の形成の取り消しが指示されたことで否定結果を得ると、ステップSP30に移って記録紙載上ガイド処理手順RT2を終了する。
また上述のステップSP33において制御部80は、横辺の長さが第2比較基準長よりも短いことで否定結果を得ると、ステップSP35に移る。すなわち制御部80は、定形外記録紙53の縦辺の長さ及び横辺の長さの両方が第2比較基準長より短い場合、第1及び第2記録紙搬送部61及び62により定形外記録紙53を的確には搬送し難いためにステップSP35に移る。よってステップSP35において制御部80は、タッチスクリーン35に取消ガイド画面を表示して、ユーザに取消キーを押下操作するようにガイドする。そして制御部80は、ユーザにより印刷画像の形成の取り消しが指示されると、ステップSP30に移って記録紙載上ガイド処理手順RT2を終了する。
(2−4)第2の実施の形態の動作及び効果
以上の構成において、複合機50では、定形外記録紙53に対する印刷画像の形成時、制御部80がユーザによって入力された当該定形外記録紙53の縦辺の長さ及び横辺の長さを第2比較基準長と比較する。そして複合機50では、制御部80が定形外記録紙53の縦辺の長さ及び横辺の長さと第2比較基準長との比較結果に応じて、タッチスクリーン35にMPトレイ63に対する定形外記録紙53の載上の有無、また載上向きをガイドする第1及び第2記録紙載上ガイド画面並びに取消ガイド画面を表示する。以上の構成によれば、複合機50は、ユーザにMPトレイ63に対して定形外記録紙53を第1及び第2記録紙搬送部61及び62で的確に搬送可能な載上向きで載上させることができる。よって複合機50は、MPトレイ63から第1及び第2記録紙搬送部61及び62に供給した定形外記録紙53の搬送中にジャムが発生して印刷画像の形成が意図せずに中断すること、またユーザに第1及び第2記録紙搬送部61及び62からジャムを発生させた定形外記録紙53を取り除かせる煩雑な作業を行わせることを未然に回避することができる。これにより複合機50は、定形外記録紙53が印刷画像の形成に用いられる際のユーザの利便性を向上させることができる。
また複合機50では、制御部80が、ユーザにMPトレイ63に定形外記録紙53を搬送可能な載上向きで載上するようにガイドした後、印刷画像の形成が指示されると、載上記録紙センサ78を介してMPトレイ63に定形外記録紙53がガイド通りの載上向きで載上されているか否かを検出する。そして複合機50では、制御部80が、MPトレイ63に定形外記録紙53がガイド通りの載上向きで載上されている場合は、印刷画像の形成を開始するものの、MPトレイ63に定形外記録紙53がガイド通りの載上向きで載上されていない場合は、一旦、印刷画像の形成の指示を保留して、タッチスクリーン35にMPトレイ63に対する定形外記録紙53の載上の有無、また載上向きを確認するようにガイドする第1又は第2載上確認ガイド画面を表示する。これにより複合機50は、ユーザがMPトレイ63に定形外記録紙53を載上し忘れていた場合や、ガイドとは異なる載上向きで載上していた場合でも、MPトレイ63に定形外記録紙53をガイド通りの搬送可能な載上向きで載上させた後、印刷画像の形成を開始することができる。
さらに複合機50では、制御部80が定形外記録紙53の縦辺の長さ及び横辺の長さを第2比較基準長と比較した結果、当該縦辺の長さ及び横辺の長さの両方が第2比較基準長より短いと、タッチスクリーン35に、第1及び第2記録紙搬送部61及び62では定形外記録紙53を的確に搬送し難いことを通知し、印刷画像の形成の取り消しをガイドする取消ガイド画面を表示する。これにより複合機50は、ユーザが印刷画像の形成に、第1及び第2記録紙搬送部61及び62では的確に搬送し難い定形外記録紙53を用いようとした場合、これを中止させ、定形外記録紙53の搬送中にジャムが発生して印刷画像の形成が意図せずに中断すること、またユーザに第1及び第2記録紙搬送部61及び62からジャムを発生させた定形外記録紙53を取り除かせる煩雑な作業を行わせることを未然に回避することができる。
そして複合機50では、制御部80が、ユーザにより定形外記録紙画像形成機能が選択された場合、定形外記録紙53の記録紙サイズ(すなわち縦辺の長さ及び横辺の長さ)を入力させ、その記録紙サイズに応じてMPトレイ63に対する定形外記録紙53の搬送可能な載上向き、又は印刷画像の形成の取り消しをガイドした。このため複合機50では、制御部80が、ユーザにより定形外記録紙画像形成機能が選択された場合に定形記録紙53の記録紙サイズが入力されても、当該定形記録紙53を定形外記録紙53と見なし、記録紙サイズに応じて同様にMPトレイ63に対する定形記録紙53の搬送可能な載上向き、又は印刷画像の形成の取り消しをガイドすることができる。すなわち複合機50でも、上述した第1の実施の形態の場合と基本的には同様に、例えばユーザが定形媒体の種類に対する認識不足から、印刷画像の形成に用いる記録紙53が定形外記録紙53及び定形記録紙53の何れであるのか分からない場合や、第1及び第2記録紙搬送部61及び62により、どの程度の記録紙サイズの記録紙53までが搬送可能であるのかを的確に理解していない場合でも、これらの点についてわざわざ調べさせることなく、定形外記録紙画像形成機能が選択された後、記録紙サイズが入力されれば、定形外記録紙53及び定形記録紙53の何れについても、MPトレイ63に対す搬送可能な載上向き、又は印刷画像の形成の取り消しをガイドすることができる。そして複合機50は、定形記録紙53を定形外記録紙53と見なして処理する場合も、MPトレイ63から第1及び第2記録紙搬送部61及び62に供給した定形記録紙53の搬送中にジャムが発生して印刷画像の形成が意図せずに中断すること、またユーザに第1及び第2記録紙搬送部61及び62からジャムを発生させた定形記録紙53を取り除かせる煩雑な作業を行わせることを未然に回避することができ、ユーザの利便性をさらに向上させることができる。
(3)他の実施の形態
(3−1)他の実施の形態1
なお上述した第1及び第2の実施の形態においては、ユーザにオペレーションパネル34を介して定形外原稿5の原稿サイズ及び定形外記録紙53の記録紙サイズを入力させる場合について述べた。しかしながら本発明は、これに限らず、フラットベッドに定形外原稿5や定形外記録紙53を載上させてイメージセンサ12でスキャンし、そのスキャン結果に基づいて定形外原稿5の原稿サイズや定形外記録紙53の記録紙サイズを検出しても良い。本発明は、係る構成によれば、ユーザに定形外原稿5の原稿サイズ及び定形外記録紙53の記録紙サイズを測らせ、またオペレーションパネル34を介して原稿サイズ及び記録紙サイズを入力させる煩雑な作業を何ら行わせることなく、定形外原稿5の原稿サイズ及び定形外記録紙53の記録紙サイズを容易にかつ的確に取得することができる。
また本発明は、例えばユーザにオペレーションパネル34を介して定形外原稿5の原稿サイズ及び定形外記録紙53の記録紙サイズとして、これらが長方形の場合は一方の長辺である縦辺の長さ又は横辺の長さのみを入力させ、またこれらが正方形である場合は同一の長さである縦辺の長さ及び横辺の長さの何れか一方のみを入力させても良い。本発明は、係る構成によっても、定形外原稿5の原稿サイズ及び定形外記録紙53の記録紙サイズとして一方のみ入力された縦辺の長さ又は横辺の長さを第1及び第2比較基準長と比較し、その比較結果に応じて、原稿トレイ17に対する定形外原稿5の搬送可能な載上向き、又はフラットベッドへの定形外原稿5の載上をガイドし、またMPトレイ63に対する定形外記録紙53の搬送可能な載上向き、又は印刷画像の形成の取り消しをガイドすることができ、上述した第1及び第2の実施の形態によって得られる効果と同様の効果を得ることができる。
(3−2)他の実施の形態2
また上述した第1及び第2の実施の形態においては、複合機1、50がユーザによるオペレーションパネル34の操作に応じて定形外原稿5からの原稿画像の読み取り、及び定形外記録紙53に対する印刷画像の形成を実行する場合について述べた。しかしながら本発明は、これに限らず、複合機1、50がユーザの操作する上位装置からの指示に応じて定形外原稿5からの原稿画像の読み取り、及び定形外記録紙53に対する印刷画像の形成を実行しても良い。そして本発明は、係る構成の場合、ユーザに上位装置に対して定形外原稿5の原稿サイズ及び定形外記録紙53の記録紙サイズを入力させて、複合機1、50が当該上位装置から原稿サイズ及び記録紙サイズを取得しても良い。また本発明は、係る構成の場合、複合機1、50が原稿載上ガイド処理及び記録紙載上ガイド処理を実行した場合、第1乃至第3原稿載上ガイド画面データや第1及び第2記録紙載上ガイド画面データ等の種々のガイド画面データを上位装置に送信して種々のガイド画面を表示させることで、ユーザに上位装置で表示した種々のガイド画面を介して定形外原稿5や定形外記録紙53の載上向き等をガイドしても良い。これに加えて本発明は、ユーザに種々のガイド画面を介して定形外原稿5や定形外記録紙53の載上向き等をガイドするのではなく、例えば上述した種々のガイド文のガイド音声データを複合機1、50又は上位装置で出力することで、ユーザに定形外原稿5や定形外記録紙53の載上向き等をガイド音声によってガイドしても良い。
(3−3)他の実施の形態3
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、複合機1、50の制御部30、80が、記憶部32、81に予め記憶された原稿載上ガイドプログラム及び記録紙載上ガイドプログラムに従って図6及び図9について上述した原稿載上ガイド処理手順RT1及び記録紙載上ガイド処理手順RT2を実行する場合について述べた。しかしながら本発明は、これに限らず、複合機1、50の制御部30、80が、原稿載上ガイドプログラム及び記録紙載上ガイドプログラムが記憶されたコンピュータ読取可能な記憶媒体によって当該原稿載上ガイドプログラム及び記録紙載上ガイドプログラムをインストールし、又はローカルエリアネットワークやインターネット、デジタル衛星放送等の有線及び無線通信媒体を利用して外部から原稿載上ガイドプログラム及び記録紙載上ガイドプログラムをインストールして原稿載上ガイド処理手順RT1及び記録紙載上ガイド処理手順RT2を実行しても良い。そして原稿載上ガイドプログラム及び記録紙載上ガイドプログラムを複合機1、50にインストールして実行可能な状態にするためのコンピュータ読取可能な記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスクや、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)等のパッケージメディアで実現しても良く、原稿載上ガイドプログラム及び記録紙載上ガイドプログラムが一時的もしくは永続的に記憶される半導体メモリや磁気ディスク等で実現しても良い。またコンピュータ読取可能な記憶媒体に、原稿載上ガイドプログラム及び記録紙載上ガイドプログラムを記憶する手段としては、ローカルエリアネットワークやインターネット、デジタル衛星放送等の有線及び無線通信媒体を利用しても良い。さらにコンピュータ読取可能な記憶媒体には、ルータやモデム等の各種通信インタフェースを介して原稿載上ガイドプログラム及び記録紙載上ガイドプログラムを記憶しても良い。
(3−4)他の実施の形態4
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、本発明による媒体処理装置、画像読取装置及び画像形成装置を、図1乃至図9について上述した複合機1、50に適用する場合について述べた。しかしながら本発明は、これに限らず、プリンタやスキャナ、MFP(Multi-Function Peripheral)、ファクシミリ等のように、この他種々の構成の媒体処理装置、画像読取装置及び画像形成装置に広く適用することができる。
(3−5)他の実施の形態5
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、媒体を載上するトレイとして、図1乃至図9について上述した原稿トレイ17及びMPトレイ63を適用する場合について述べた。しかしながら本発明は、これに限らず、媒体を搬送部に供給し得れば、記録紙トレイ54のように、この他種々のトレイを広く適用することができる。
(3−6)他の実施の形態6
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、トレイから媒体を取り込んで搬送する搬送部として、図1乃至図9について上述した原稿搬送部16、第1及び第2記録紙搬送部61及び62を適用する場合について述べた。しかしながら本発明は、これに限らず、1又は複数のローラ対と共に、又は換えて搬送ベルトが設けられた搬送部のように、この他種々の構成の搬送部を広く適用することができる。
(3−7)他の実施の形態7
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、媒体のサイズを取得するサイズ取得部として、図1乃至図9について上述した制御部30、80を適用する場合について述べた。しかしながら本発明は、これに限らず、操作キー36やイメージセンサ12、上位装置等から媒体のサイズを取得するDSP(Digital Signal Processor)やハードウェア回路構成のサイズ取得回路等ように、この他種々の構成のサイズ取得部を広く適用することができる。
(3−8)他の実施の形態8
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、サイズ取得部により取得された媒体のサイズを所定の比較基準長と比較する比較部として、図1乃至図9について上述した制御部30、80を適用する場合について述べた。しかしながら本発明は、これに限らず、DSPや、サイズ取得部により取得された媒体のサイズを所定の比較基準長と比較するハードウェア回路構成の比較回路等のように、この他種々の構成の比較部を広く適用することができる。
(3−9)他の実施の形態9
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、比較部がサイズ取得部により取得された媒体のサイズと比較する所定の比較基準長として、図1乃至図9について上述した第1及び第2比較基準長を適用する場合について述べた。しかしながら本発明は、これに限らず、原稿搬送部16や第1及び第2記録紙搬送部61及び62で的確に搬送可能な原稿媒体5や記録紙53の原稿サイズや記録紙サイズを検出し得れば、原稿搬送部16や第1及び第2記録紙搬送部61及び62を構成する際の基準とした第2サイズ定形媒体の短辺の長さや、上述したトレイ先端17A、63Aから原稿検出位置や記録紙検出位置までの距離等のように、第1及び第2ローラ間最搬送路長L1以上の種々の比較基準長を広く適用することができる。
(3−10)他の実施の形態10
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、比較部によるサイズと比較基準長との比較結果に応じて、トレイに対する媒体の載上向きをガイドする媒体載上ガイドデータを出力するガイドデータ出力部として、図1乃至図9について上述した制御部30、80を適用する場合について述べた。しかしながら本発明は、これに限らず、比較部によるサイズと比較基準長との比較結果に応じて、トレイに対する媒体の載上向きをガイドする媒体載上ガイドデータをタッチスクリーン35や上位装置等に出力するDSP、また比較部によるサイズと比較基準長との比較結果に応じて、トレイに対する媒体の載上向きをガイドする媒体載上ガイドデータをタッチスクリーン35や上位装置等に出力するハードウェア回路構成のガイドデータ出力回路等のように、この他種々の構成のガイドデータ出力部を広く適用することができる。
(3−11)他の実施の形態11
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、トレイに設けられた所定の媒体センサとして、図1乃至図9について上述した載上原稿センサ27及び載上記録紙センサ78を適用する場合について述べた。しかしながら本発明は、これに限らず、原稿幅センサ38及び記録紙幅センサ82等のように、この他種々の構成の媒体センサを広く適用することができる。
(3−12)他の実施の形態12
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、ガイドデータ出力部により媒体載上ガイドデータが出力された後、媒体の処理が指示されると、媒体センサを介して、トレイに媒体が載上されているか否かを検出する検出する検出部として、図1乃至図9について上述した制御部30、80を適用する場合について述べた。しかしながら本発明は、これに限らず、DSPや、ガイドデータ出力部により媒体載上ガイドデータが出力された後、媒体の処理が指示されると、媒体センサを介して、トレイに媒体が載上されているか否かを検出するハードウェア回路構成の検出回路等のように、この他種々の構成の検出部を広く適用することができる。
(3−13)他の実施の形態13
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、媒体の表面から画像を読み取る読取部として、図1乃至図9について上述したイメージセンサ12を適用する場合について述べた。しかしながら本発明は、これに限らず、撮像素子のように、この他種々の構成の読取部を広く適用することができる。
本発明は、複合機、プリンタ、スキャナ、MFP、ファクシミリ等の媒体処理装置、画像読取装置及び画像形成装置に利用することができる。
1、50……複合機、2、51……プリンタ部、4……スキャナ部、5……定形外原稿、7……自動原稿供給部、12……イメージセンサ、16……原稿搬送部、17……原稿トレイ、27……載上原稿センサ、30、80……制御部、34……オペレーションパネル、35……タッチスクリーン、36……操作キー、38……原稿幅センサ、52……画像形成部、53……定形外記録紙、61……第1記録紙搬送部、62……第2記録紙搬送部、63……MPトレイ、78……載上記録紙センサ、82……記録紙幅センサ、RT1……原稿載上ガイド処理手順、RT2……記録紙載上ガイド処理手順。

Claims (11)

  1. 媒体を載上するトレイと、
    前記トレイから前記媒体を取り込んで搬送する搬送部と、
    前記媒体のサイズを取得するサイズ取得部と、
    前記サイズ取得部により取得された前記媒体の前記サイズを所定の比較基準長と比較する比較部と、
    前記比較部による前記サイズと前記比較基準長との比較結果に応じて、前記トレイに対する前記媒体の載上向きをガイドする媒体載上ガイドデータを出力するガイドデータ出力部と
    を具える媒体処理装置。
  2. 前記トレイに設けられた所定の媒体センサと、
    前記ガイドデータ出力部により前記媒体載上ガイドデータが出力された後、前記媒体の処理が指示されると、前記媒体センサを介して、前記トレイに前記媒体が載上されているか否かを検出する検出部と
    を具え、
    前記ガイドデータ出力部は、
    前記媒体載上ガイドデータを出力した後、前記検出部により前記トレイに前記媒体が載上されていないことが検出されると、前記トレイに対する前記媒体の載上向きを確認するようにガイドする載上確認ガイドデータを出力する
    請求項1に記載の媒体処理装置。
  3. 前記サイズ取得部は、
    前記媒体の前記サイズとしての縦辺の長さ及び横辺の長さを取得し、
    前記比較部は、
    前記サイズ取得部により取得された前記縦辺の長さ及び前記横辺の長さを前記比較基準長と比較し、
    前記ガイドデータ出力部は、
    前記比較部による前記縦辺の長さ及び前記横辺の長さと前記比較基準長との比較結果に応じて、前記媒体の前記縦辺の長さ及び前記横辺の長さの少なくとも一方が前記比較基準長よりも長い場合、前記トレイに前記媒体を前記比較基準長よりも長い前記縦辺又は前記横辺を、前記トレイから前記搬送部への前記媒体の供給方向と平行にする前記載上向きで載上するようにガイドする前記媒体載上ガイドデータを出力する
    請求項1又は請求項2に記載の媒体処理装置。
  4. 前記搬送部は、
    複数のローラ対が順に配置されて前記媒体の搬送路を形成し、
    前記比較部は、
    前記縦辺の長さ及び横辺の長さを、前記搬送部による前記媒体の搬送方向の上流側の1の前記ローラ対から前記搬送方向の下流側で隣接する他の1の前記ローラ対までのローラ間搬送路長のうち最も長い当該ローラ間搬送路長以上の前記比較基準長と比較する
    請求項3に記載の媒体処理装置。
  5. 前記媒体の表面から画像を読み取る読取部と、
    前記媒体を載上するガラス板と、
    前記搬送部及び前記読取部を制御する制御部と
    を具え、
    前記サイズ取得部は、
    前記媒体の前記サイズとしての縦辺の長さ及び横辺の長さを取得し、
    前記比較部は、
    前記サイズ取得部により取得された前記縦辺の長さ及び前記横辺の長さを前記比較基準長と比較し、
    前記ガイドデータ出力部は、
    前記比較部による前記縦辺の長さ及び前記横辺の長さと前記比較基準長との比較結果に応じて、前記媒体の前記縦辺の長さ及び前記横辺の長さの少なくとも一方が前記比較基準長よりも長い場合、前記トレイに前記媒体を前記比較基準長よりも長い前記縦辺又は前記横辺を、前記トレイから前記搬送部への前記媒体の供給方向と平行にする前記載上向きで載上するようにガイドする前記媒体載上ガイドデータを出力し、前記媒体の前記縦辺の長さ及び前記横辺の長さの両方が前記比較基準長よりも短い場合、前記ガラス板に前記媒体を載上するようにガイドする媒体載上ガイドデータを出力し、
    前記制御部は、
    前記トレイに前記媒体が載上された場合、前記搬送部を前記トレイから前記媒体を取り込んで搬送するように制御すると共に、前記読取部を前記搬送部が前記トレイから取り込んで搬送している前記媒体の表面から前記画像を読み取るように制御し、前記ガラス板に前記媒体が載上された場合、前記読取部を、前記ガラス板を介して前記媒体の表面から前記画像を読み取るように制御する
    請求項1乃至請求項4の何れかに記載の画像読取装置。
  6. 前記検出部は、
    前記ガイドデータ出力部により前記媒体載上ガイドデータが出力された後、前記媒体の処理として前記画像の読み取りが指示された場合、前記媒体センサを介して、前記トレイに前記媒体が載上されているか否かを検出し、
    前記制御部は、
    前記画像の読み取りが指示された場合に前記検出部により、前記トレイに前記媒体が載上されていることが検出されると、前記搬送部を前記トレイから前記媒体を取り込んで搬送するように制御すると共に、前記読取部を前記搬送部が前記トレイから取り込んで搬送している前記媒体の表面から前記画像を読み取るように制御する
    請求項5に記載の画像読取装置。
  7. 前記ガイドデータ出力部は、
    前記画像の読み取りが指示された場合に前記検出部により、前記トレイに前記媒体が載上されていないことが検出されると、前記トレイに対する前記媒体の載上向きを確認するようにガイドする載上確認ガイドデータを出力し、
    前記検出部は、
    前記ガイドデータ出力部により前記載上確認ガイドデータが出力された後、前記画像の読み取りが再び指示された場合、前記媒体センサを介して、前記トレイに前記媒体が載上されているか否かを検出し、
    前記制御部は、
    前記画像の読み取りが再び指示された場合に前記検出部により、前記トレイに前記媒体が載上されていることが検出されると、前記搬送部を前記トレイから前記媒体を取り込んで搬送するように制御すると共に、前記読取部を前記搬送部が前記トレイから取り込んで搬送している前記媒体の表面から前記画像を読み取るように制御し、前記トレイに前記媒体が載上されていないことが検出されると、前記読取部を、前記ガラス板を介して前記媒体の表面から前記画像を読み取るように制御する
    請求項6に記載の画像読取装置。
  8. 前記媒体の表面に画像を形成する画像生成部と、
    前記搬送部及び前記画像形成部を制御する制御部と
    を具え、
    前記サイズ取得部は、
    前記媒体の前記サイズとしての縦辺の長さ及び横辺の長さを取得し、
    前記比較部は、
    前記サイズ取得部により取得された前記縦辺の長さ及び前記横辺の長さを前記比較基準長と比較し、
    前記ガイドデータ出力部は、
    前記比較部による前記縦辺の長さ及び前記横辺の長さと前記比較基準長との比較結果に応じて、前記媒体の前記縦辺の長さ及び前記横辺の長さの少なくとも一方が前記比較基準長よりも長い場合、前記トレイに前記媒体を前記比較基準長よりも長い前記縦辺又は前記横辺を、前記トレイから前記搬送部への前記媒体の供給方向と平行にする前記載上向きで載上するようにガイドする前記媒体載上ガイドデータを出力し、前記媒体の前記縦辺の長さ及び前記横辺の長さの両方が前記比較基準長よりも短い場合、前記媒体に対する前記画像の形成を取り消すようにガイドする取消ガイドデータを出力し、
    前記制御部は、
    前記トレイに前記媒体が載上された場合、前記搬送部を前記トレイから前記媒体を取り込んで搬送するように制御すると共に、前記画像形成部を前記搬送部が前記トレイから取り込んで搬送している前記媒体の表面に前記画像を形成するように制御する
    請求項1乃至請求項4の何れかに記載の画像形成装置。
  9. 前記検出部は、
    前記ガイドデータ出力部により前記媒体載上ガイドデータが出力された後、前記媒体の処理として前記画像の形成が指示された場合、前記媒体センサを介して、前記トレイに前記媒体が載上されているか否かを検出し、
    前記制御部は、
    前記画像の読み取りが指示された場合に前記検出部により、前記トレイに前記媒体が載上されていることが検出されると、前記搬送部を前記トレイから前記媒体を取り込んで搬送するように制御すると共に、前記画像形成部を前記搬送部が前記トレイから取り込んで搬送している前記媒体の表面に前記画像を形成するように制御する
    請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記ガイドデータ出力部は、
    前記画像の形成が指示された場合に前記検出部により、前記トレイに前記媒体が載上されていないことが検出されると、前記トレイに対する前記媒体の載上向きを確認するようにガイドする載上確認ガイドデータを出力し、
    前記制御部は、
    前記ガイドデータ出力部により前記載上確認ガイドデータが出力された後、前記画像の読み取りが再び指示されると、前記搬送部を前記トレイから前記媒体を取り込んで搬送するように制御すると共に、前記画像形成部を前記搬送部が前記トレイから取り込んで搬送している前記媒体の表面に前記画像を形成するように制御する
    請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 媒体のサイズを取得するサイズ取得ステップと、
    前記媒体の前記サイズを所定の比較基準長と比較する比較ステップと、
    前記サイズと前記比較基準長との比較結果に応じて、搬送部へ前記媒体を搬送用に供給するトレイに対する前記媒体の載上向きをガイドするガイドステップと
    を具える媒体処理方法。
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