JP6330694B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、画像形成装置に関するものである。
ユーザーが、給紙部を備えるMFP(Multifunctional Printer)を利用して印刷しようとする場合、ユーザーが給紙部に用紙をセットした後に印刷の指示を行う。そして、印刷の指示が行われたMFPは、給紙部から搬送された用紙に印刷を行う。
ここで、給紙部を搭載するプリンター等の印刷装置において、ユーザーの用紙のセットミスを検知して警告を発することにより、給紙不良または搬送不良となるトラブルを回避する技術が特開2007−55710号公報(特許文献1)に開示されている。
特許文献1に開示の技術によると、給紙ローラーを回し始めてから、用紙の搬送路上に設けられた給紙センサーが用紙を検出するまでの時間が所定の時間以内であった場合は、給紙部に搭載されている用紙が正しく積載されておらず、用紙が搬送路上を斜行等していると判断して、用紙を正しく積載するようにユーザーに対して警告を発することとしている。
また、印刷装置に対して印刷データを送信して印刷する場合に、印刷装置に搭載されている用紙のサイズと送信された印刷データ内の用紙のサイズとのミスマッチにより、ユーザーの意図しない印刷結果となることを回避する技術が特開2007−34957号公報(特許文献2)に開示されている。
特許文献2に開示の技術によると、用紙の幅を検知する機能を有している印刷装置において、搭載されている用紙のサイズ幅と印刷ジョブデータ内に記憶されている用紙のサイズ幅が比較される。そして、双方のサイズ幅が異なった場合には、搭載されている用紙のサイズ幅と印刷ジョブデータ内に記憶されている用紙のサイズ長を比較し、これらの長さが同等であった場合に、ユーザーの要求に応じて印刷ジョブデータ内の画像データを90°回転させて印刷することとしている。
また、カセット内の用紙サイズの検知機構を専用に設ける構成を採らないプリンターにおいて、ユーザーが用紙サイズの入力を間違えた場合に、操作パネルにメッセ−ジを表示してユーザーに対して異常の発生を知らせる技術が特開平9−240086号公報(特許文献3)に開示されている。
特許文献3に開示の技術によると、プリンターは、操作パネルから用紙サイズ情報が入力された場合、入力された用紙のサイズ情報をサイズメモリに記憶させる。そして、用紙搬送路の所定位置における通過時間を計測して、通過時間の計測値が、用紙のサイズごとに予め設定された上限値と下限値に基づく範囲内に収まっているか否かを判断する。その結果、当該範囲内に収まっていない場合に、ユーザーに対して用紙サイズが異常であるという警告を発することとしている。
特開2007−55710号公報 特開2007−34957号公報 特開平9−240086号公報
画像形成装置にユーザーが用紙をセットする際に、用紙の方向を検知するセンサーが備えられていない場合、セットした用紙の方向をユーザーが自ら指定する必要がある。このような状況下においては、ユーザーが用紙の方向を誤って指定してしまうおそれがある。そうすると、誤って指定された用紙の方向に合わせて、原稿の画像の印刷が行われたために、印刷ミスが生じる場合がある。このような場合、上述の特許文献1、特許文献2、及び特許文献3に開示の技術においては、対応することができない。
この発明の目的は、印刷ミスが生じる恐れを低減することができる画像形成装置を提供することである。
本発明に従った画像形成装置は、画像形成装置に開閉可能に備えられ、用紙を縦方向または縦方向よりも長い横方向に複数枚の用紙をセット可能な用紙セット部と、用紙セット部によりセットされた用紙に画像を形成する画像形成部と、用紙をセットする方向を入力させる入力部と、画像形成に関連する情報を表示する表示部と、用紙セット部にセットされた用紙の方向と入力部に入力された用紙をセットする方向とが一致しているか否かの確認結果の入力を促す画面を表示部に表示するよう制御する制御部とを備える。制御部は、画像形成装置に用紙セット部が閉じられたのを検知すると、用紙セット部にセットされた用紙のセット方向を入力部から受け付ける。制御部は、入力部から用紙のセット方向を受け付けた後に、画像形成部での画像形成の実行のスタートキーの押下を受け付けた場合に、用紙セット部から画像形成部に用紙を搬送して画像形成を実行する。制御部は、1枚目の用紙の画像形成後に用紙セット部からの用紙の搬送を停止状態とし、表示部に用紙のセット方向の確認を促す画面を表示する。制御部は、用紙のセット方向の確認を促す画面にしたがって表示部からの入力を受け付けると、用紙セット部から2枚目以降の用紙の搬送を再開する。
このような構成によれば、入力部により、用紙をセットする方向を入力させる画像形成装置において、制御部が、用紙セット部にセットされた用紙の方向と入力部に入力された用紙をセットする方向とが一致しているか否かの確認結果の入力を促す画面を表示部に表示するよう制御する。このため、ユーザーは、用紙をセットする方向が入力部に正しく入力されているか否かを確認する機会を得ることができる。従って、印刷ミスが生じる恐れを低減することができる。
このような構成によれば、入力部により、用紙をセットする方向を入力させる画像形成装置において、制御部が、用紙セット部にセットされた用紙の方向と入力部に入力された用紙をセットする方向とが一致しているか否かの確認結果の入力を促す画面を表示部に表示するよう制御する。このため、ユーザーは、用紙をセットする方向が入力部に正しく入力されているか否かを確認する機会を得ることができる。従って、印刷ミスが生じる恐れを低減することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置をデジタル複合機に適用した場合のデジタル複合機の構成を示すブロック図である。 操作部の概略的な構成を示す外観図である。 デジタル複合機に備えられる用紙搬送部の概略的な構成を示す断面図である。 給紙カセットをデジタル複合機の上から下に向かう方向から見た平面図である。 デジタル複合機の処理の流れを示すフローチャートである。 用紙のセット方向の入力画面の一例を示す図である。 1枚目の用紙に画像形成が行われた例を示す図である。 用紙のセット方向の確認を促す表示画面の一例を示す図である。 他の実施形態のデジタル複合機の処理の流れを示すフローチャートである。 ユーザーにより確認された用紙のセット方向の入力画面の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
初めに、本発明の実施形態に係る画像形成装置について説明する。図1は、画像形成装置をデジタル複合機に適用した場合のデジタル複合機11の構成を示すブロック図である。デジタル複合機11は、デジタル複合機11全体の制御を行う制御部12と、デジタル複合機11側から発信する情報やユーザーの入力内容を表示する表示部としての表示画面21を含み、印刷部数や用紙の方向、サイズ等の画像形成の条件や電源のONまたはOFFを入力させる入力部としての操作部13と、セットされた原稿を自動的に読み取り部へ搬送するADF(Auto Document Feeder)22を含み、原稿の画像を読み取る画像読み取り部14と、トナーを用いて現像を行う現像器23を含み、読み取った画像やネットワーク25を介して送信された画像データを基に画像を形成する画像形成部15と、送信された画像データや入力された画像形成条件等の格納を行うハードディスク16と、画像形成部15において画像を形成するための用紙をセット可能な用紙セット部として機能する給紙カセット40と、給紙カセット40から用紙を搬送するための用紙搬送路54を含み、給紙カセット40から用紙を搬送する用紙搬送部60と、公衆回線24に接続されており、ファクシミリ送信やファクシミリ受信を行うファクシミリ通信部17と、ネットワーク25と接続するためのネットワークインターフェース部18とを備える。なお、デジタル複合機11は、画像データの書き出しや読み出しを行うDRAM(Dynamic Random Access Memory)を備えるが、これについては、図示および説明を省略する。また、図1中の矢印は、制御信号や制御、画像に関するデータの流れを示している。
デジタル複合機11は、画像読み取り部14により読み取られた原稿を用いて画像形成部15において画像を形成することにより、複写機として作動する。また、デジタル複合機11は、ネットワークインターフェース部18を通じて、ネットワーク25に接続されたコンピューター26a、26b、26cから送信された画像データを用いて、画像形成部15において画像を形成することにより、プリンターとして作動する。すなわち、画像形成部15は、要求された画像を印刷する印刷部として作動する。また、デジタル複合機11は、ファクシミリ通信部17を通じて、公衆回線24から送信された画像データを用いて、DRAMを介して画像形成部15において画像を形成することにより、また、画像読み取り部14により読み取られた原稿の画像データを、ファクシミリ通信部17を通じて公衆回線24に画像データを送信することにより、ファクシミリ装置として作動する。すなわち、デジタル複合機11は、画像形成に関し、複写機能、プリンター機能、ファクシミリ機能等、複数の機能を有する。さらに、各機能に対しても、詳細に設定可能な機能を有する。
また、デジタル複合機11を含む画像形成システム27は、上記した構成のデジタル複合機11と、ネットワーク25を介してデジタル複合機11に接続される複数のコンピューター26a、26b、26cとを備える。この実施形態においては、複数のコンピューター26a〜26cについては、3台示している。各コンピューター26a〜26cはそれぞれ、デジタル複合機11に対して、ネットワーク25を介して印刷要求を行って印刷をすることができる。デジタル複合機11とコンピューター26a〜26cとは、LAN(Local Area Network)ケーブル等を用いて有線で接続されていてもよいし、無線で接続されていてもよく、ネットワーク25内には、他のデジタル複合機やサーバーが接続されている構成でもよい。
次に、上記した操作部13の構成について、さらに詳細に説明する。図2は、操作部13の概略的な構成を示す外観図である。図1および図2を参照して、操作部13は、印刷部数等を入力させるための0〜9までの数字、および「*」や「#」の記号を入力させるテンキー31と、印刷の開始やファクシミリ送信の開始を指示させるスタートキー32と、デジタル複合機11の電源のON、OFFを入力させる電源キー33と、デジタル複合機11の有する印刷機能やファクシミリ送信機能等の選択を指示させるメニューキー34と、種々の画像形成の条件や使用ユーザーの登録を指示させる登録キー35と、テンキー31等を用いてユーザーにより入力された指示の内容をキャンセルさせるリセットキー36と、上記した表示画面21とを含む。表示画面21は、液晶のタッチパネル機能を有しており、ユーザーの指での押圧等により、表示画面21からも画像形成条件等を入力させる入力部として機能すると共に、機能の選択等を行うことができる。
次に、上記した画像形成部15および給紙カセット40の構成について、さらに詳細に説明する。図3は、デジタル複合機11に備えられる用紙搬送部60の概略的な構成を示す断面図である。図4は、給紙カセット40をデジタル複合機11の上から下に向かう方向から見た平面図である。図3および図4においては、デジタル複合機11の前方から後方に向かう方向がX方向として図示されている。また、デジタル複合機11の下から上に向かう高さ方向がZ方向として図示されている。さらに、デジタル複合機11の前方側の右から左に向かう方向がY方向として図示されている。
画像形成部15は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各4色に対応する4つの現像ユニット38a〜38dを含む現像器23と、画像読み取り部14によって読み取った画像を基に、4つの現像ユニット38a〜38dにそれぞれ露光するLSU(Laser Scanner Unit)52と、現像ユニット38a〜38dによって現像された可視画像を用紙50に転写する前に一時的に転写される中間転写体としての転写ベルト56とを備える。転写ベルト56は、無端状であって、一対の駆動ローラー37によって一方方向に回転しながら、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色の現像ユニット38a〜38dにより現像された可視画像を転写される。その後、搬送されてきた用紙50に転写ベルト56上に転写された可視画像が転写され、図示しない定着ユニットにより可視画像が用紙50に定着された後、デジタル複合機11外に排出される。
図3および図4を参照して、給紙カセット40は、デジタル複合機11に開閉可能に備えられている。図3には、用紙50をセットしていない状態の給紙カセット40がデジタル複合機11に対して閉められた状態が示されている。給紙カセット40は、全体の枠を構成する枠部45と、その上に複数枚の用紙50を載置可能な底板部44と、用紙50の横方向の移動を規制する第1ガイド部41と、それぞれ対をなして用紙50の縦方向の移動を規制する第2ガイド部42、および第3ガイド部43とを含む。第1ガイド部41、第2ガイド部42、および第3ガイド部43は、用紙50のサイズと方向に応じて、載置された用紙50の端部に当接するように、手動でスライドさせることができる。第1ガイド部41は、X方向またはX方向と反対方向にスライドさせることができる。また、第2ガイド部42および第3ガイド部43は、Y方向またはY方向と反対方向にスライドさせることができる。
給紙カセット40は、その内部に複数枚の用紙50を収納することができる。本実施形態においては、給紙カセット40は、最大A4サイズの用紙50を収納できる。ユーザーは、デジタル複合機11の前方側、すなわち、X方向と反対方向に給紙カセット40を開けて、給紙カセット40の内部に用紙50をセットする。図4において、X方向およびX方向と反対方向を用紙50の横方向とし、Y方向およびY方向と反対方向を用紙50の縦方向とする。なお、図4においては、X方向は、給紙カセット40から用紙50が送り出される方向である。また、給紙カセット40に用紙50を縦方向よりも長い横方向にセットした場合における用紙50の位置75と、第1ガイド部41の位置41a、第2ガイド部42の位置42a、および第3ガイド部43の位置43aとを一点鎖線で示す。給紙カセット40に用紙50を縦方向にセットした場合の用紙50の位置76と第1ガイド部41の位置41b、第2ガイド部42の位置42b、および第3ガイド部43の位置43bとを破線で示す。本実施形態では、給紙カセット40に一点鎖線で示す横方向に用紙50がセットされる。また、本実施形態のデジタル複合機11においては、給紙カセット40にセットされた用紙50の方向を検知するセンサーが備えられていないため、セットされた用紙50の方向は、操作部13により入力される。
なお、互いに第2ガイド部42および第3ガイド部43を接近または離隔可能に連動させるピニオンおよびラックからなる連動機構をさらに給紙カセット40に備えてもよい。上記連動機構を備えることによって、第2ガイド部42および第3ガイド部43のうちの少なくとも一方を動かすことで、第2ガイド部42および第3ガイド部43が互いに接近または離隔させることによって、用紙50の縦方向の両端部の移動を規制することができる。
次に、用紙搬送部60の構成について、さらに詳細に説明する。図3を参照して、用紙搬送部60は、給紙ローラー46と、画像形成を行う用紙50を給紙カセット40から画像形成部15まで搬送する用紙搬送路54と、デジタル複合機11内の所定の位置に設けられて用紙50を一方方向に搬送するレジストローラー57と、可視画像を用紙50に転写する転写ローラー58とを含む。用紙搬送部60は、デジタル複合機11の前方側から後方側に向かうX方向から、デジタル複合機11の下側から上側に向かうZ方向に向けて用紙50を搬送する。
給紙ローラー46は、給紙カセット40の後ろ側に設けられている。給紙ローラー46は、ピックアップローラー47と、一対の搬送ローラー48とを含む。ピックアップローラー47は、給紙カセット40の底板部44が持ち上げられた際に、底板部44にセットされた用紙50のうち、一番上にある用紙50と当接して用紙50を送り出し、搬送ローラー48の設けられた位置まで搬送する。搬送ローラー48は、ピックアップローラー47によって送り出された用紙50を画像形成部15側、具体的には、レジストローラー57まで搬送する。レジストローラー57は、互いに逆方向に回転する一対のレジストローラー57の間に順次用紙50を通紙して、用紙50を一方方向に搬送する。転写ローラー58は、一方側の駆動ローラー37と一対となって、用紙50を搬送する。そして、転写ローラー58は、転写ベルト56で転写された可視画像を用紙50に転写する。
次に、複数枚の用紙50の印刷において、給紙カセット40にセットされた用紙50の方向が誤って入力された場合のデジタル複合機11の処理の流れについて説明する。図5は、複数枚の用紙50の印刷におけるデジタル複合機11の処理の流れを示すフローチャートである。本実施形態においては、給紙カセット40に用紙50がA4方向、すなわち、縦方向にセットされたにもかかわらず、表示画面21から、用紙50がA4R方向、すなわち、横方向であると入力された場合について説明する。
初めに、給紙カセット40に用紙50がセットされる(図5において、ステップS11、以下、「ステップ」を省略する)。具体的には、図3および図4を参照して、ユーザーによって、縦方向に用紙50がセットされる。制御部12は、給紙カセット40が閉じられたことを検知することにより、用紙50がセットされたことを検知する。
次に操作部13が、印刷部数等の入力とともに、給紙カセット40にセットされた用紙50のセット方向の入力を受け付ける(S12)。具体的には、ユーザーによって、図示しないプラテンに原稿がA4方向、すなわち、縦方向に載置された後、操作部13の表示画面21のタッチパネル機能やテンキー31等を利用して、コピーモードや印刷部数の入力が行われるとともに、用紙50の方向が「A4R」であると入力される。図6は、用紙50のセット方向の入力を受け付ける表示画面21の一例を示す図である。図6を参照して、S12において、タッチパネル機能を有する表示画面21には、「用紙のセットの方向を入力してください。」の入力を促すメッセージ71と、「A4」の選択キー72と、「A4R」の選択キー73とが表示される。本実施形態の場合、ユーザーによって、「A4R」の選択キー72が押下される。
次に、制御部12は、ユーザーによるコピーのスタートキー32の押下を検知すると(S13)、1枚目の用紙50を給紙カセット40から画像形成部15に向けて搬送する(S14)。そして、1枚目の用紙50に画像形成が行われる(S15)。
図7は、1枚目の用紙50に画像形成が行われた例を示す図である。給紙カセット40に用紙50が縦方向にセットされたにもかかわらず、表示画面21から、用紙50が横方向であると入力されたために、印刷ミスとなった例が示されている。図7を参照して、用紙50のセット方向がA4Rとして設定された場合に形成される画像の領域53を点線で示している。斜線で示す領域51は、用紙50に画像形成が行われなかった部分を示している。ユーザーは、1枚目の用紙50に形成された画像から、用紙50のセット方向の入力ミスに気づくことができる。
その後、デジタル複合機11は、2枚目以降の用紙50の搬送を中断する(S16)。次に、用紙50のセット方向の確認を促す画面を表示する(S17)。図8は、用紙50のセット方向の確認を促す表示画面21の一例を示す図である。図8を参照して、S17において、タッチパネル機能を有する表示画面21には、「用紙の方向を確認して下さい。用紙の方向を変更しますか?」の確認のメッセージ81と、「はい」の選択キー82と、「いいえ」の選択キー83とが表示される。
図7に示す領域を確認して、S12において用紙50のセット方向が誤って入力されていることに気づいたユーザーは、「はい」の選択キー82を押下する(S18において、YES)。その後、S12において表示された用紙のセット方向の入力を受け付ける表示画面21が再度表示される(S20)。そして、ユーザーによる用紙のセット方向の再入力がされる。この場合、もちろんユーザーは、図6に示す「A4」の選択キー73を押下する。選択キー73の押下を検知し、再度のコピーのスタートキー32の押下を検知すると、デジタル複合機11は、引き続き2枚目以降の用紙50の搬送および画像形成を再開して、処理を終了する(S19)。
なお、画像形成が行われた1枚目の結果を確認して、用紙50のセット方向の変更をあえて要しない場合、ユーザーは、「いいえ」の選択キー83を押下する(S18において、NO)。次に、デジタル複合機11は、引き続き2枚目以降の用紙50の搬送および画像形成を再開する(S19)。その後、処理を終了する。
このようなデジタル複合機11によれば、操作部13により用紙50をセットする方向を入力させる。次に、1枚目の画像形成後に制御部12が、2枚目以降の用紙50の搬送を中断して、用紙セット部にセットされた用紙の方向と入力部に入力された用紙をセットする方向とが一致しているか否かの確認結果の入力を促す画面を表示画面21に表示するよう制御する。このため、ユーザーは、用紙をセットする方向が入力部に正しく入力されているか否かを確認する機会を得ることができる。従って、用紙50のセット方向が、誤って入力された場合において、2枚目以降の印刷ミスを回避することができる。
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。本実施形態においては、1枚の印刷において、給紙カセット40にセットされた用紙50の方向が誤って入力された場合のデジタル複合機11の処理の流れについて説明する。図9は、1枚の用紙50の印刷におけるデジタル複合機11の処理の流れを示すフローチャートである。本実施形態においても、給紙カセット40に用紙50がA4方向、すなわち、縦方向にセットされたにもかかわらず、表示画面21から、用紙50がA4R方向、すなわち、横方向であると入力された場合について説明する。
初めに、給紙カセット40に用紙50がセットされる(図9において、ステップT11、以下、「ステップ」を省略する)。次に操作部13が、印刷部数等の入力とともに、給紙カセット40にセットされた用紙50の方向の入力を受け付ける(T12)。図6を参照して、本実施形態の場合も、ユーザーによって、「A4R」の選択キー72が押下される。
次に、入力された用紙50のセット方向の確認画面が表示される(T13)。図10は、ユーザーにより確認された用紙50のセット方向の入力を受け付ける表示画面21の一例を示す図である。図10を参照して、表示画面21には、「セットされた用紙の方向を確認して入力して下さい」のユーザーが確認した用紙50のセット方向の入力を促すメッセージ92と、「A4R」の選択キー93と、「A4」の選択キー94とが表示される。図10では、T12において、最初にユーザーにより、用紙50のセット方向として「A4R」の選択キー72が押下されていたが、用紙50のセット方向の確認後、「A4」の選択キー94が押下された例が示されている。
次に、制御部12は、ユーザーによるコピーのスタートキー32の押下を検知すると(T14)、1枚目の用紙50を給紙カセット40から画像形成部15に向けて搬送する(T15)。そして、1枚目の用紙50に画像形成が行われて(T16)、処理を終了する。
上述の通り、本実施形態においては、画像形成の前に用紙50のセット方向の確認画面が表示される。このため、ユーザーは用紙に画像形成を実施する前に、用紙50をセットする方向が正しく入力されているか否かを確認する機会を得ることができる。
また、あわせて、上記した実施形態とは逆に入力ミスをした場合、具体的には、給紙カセット40に用紙50がA4R方向、すなわち、横方向にセットされたにもかかわらず、用紙50がA4方向、すなわち、縦方向であると入力された場合に生じるおそれのある搬送不良を回避することも可能となる。なお、ここでいう搬送不良とは、用紙搬送路54の所定の箇所において、用紙50の先端を検知したまま、後端を検知しない用紙搬送路54における滞留に基づく紙詰まりの現象をいう。
ここで、用紙50が、横方向にセットされたにもかかわらず、用紙50が縦方向であると入力された場合に生じる搬送不良について説明する。縦方向にセットされた用紙50の搬送不良の検知時間は、横方向にセットされた用紙50の通過時間よりも短く設定されている。従って、用紙50のセットされた方向が横方向であるため、縦方向にセットされた用紙50の搬送不良の検知時間に到達しても、用紙50の後端を検知することはない。そうすると、制御部12により搬送不良であると判断されることになる。制御部12により搬送不良であると判断された場合、デジタル複合機11の作動が中断し、用紙50が用紙搬送路54上に残存されたままとなる。すなわち、用紙50のセット方向の入力ミスをした場合に1枚目の画像形成時から用紙50を取り除く手間を生じさせることになる。しかし上記した構成によれば、用紙搬送路54上に残留した用紙を取り除く必要がなくなり、ユーザーの負担を軽減することができる。
このように、本発明に従った画像形成装置によれば、ユーザーは、用紙をセットする方向が入力部に正しく入力されているか否かを確認する機会を得ることができる。そうすると、用紙50のセット方向が誤って入力されたことによる印刷ミスを回避することができる。従って、印刷ミスが生じる恐れを低減することができる。
<変形例>
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
上記の実施の形態においては、A4サイズの用紙のセット方向が横または縦である場合について説明したが、リーガルサイズ、レターサイズ、ハガキ等、種々のサイズの用紙を使用することができる。
また、上記の実施の形態においては、給紙カセットに、セットされた用紙の印刷について制御部が上述のように作動していたが、手差しトレイにセットされた用紙の印刷についても適用される。
また、上記の実施の形態においては、操作部が入力部として機能していたが、給紙カセットにサイズ設定ダイヤルを設けて、サイズ設定ダイヤルが入力部として機能するよう構成してもよい。この場合、用紙のセット方向の再入力の受け付けるときに、用紙のセット方向の入力画面とあわせてサイズ設定ダイヤルの操作手順を表示するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態においては、原稿の画像がデジタル複合機で読み取られることによって入力されていたが、ネットワークを介してデジタル複合機へ送信されることによって入力された画像データの印刷においても制御部が上述のように作動するように構成してもよい。また、印刷の種類がコピー、プルプリント等、ユーザーがデジタル複合機を直接操作するものである場合にのみ、制御部が上述のように作動するように構成してもよい。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって、どのような面からも制限的なものではないと理解されるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって規定され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
11 デジタル複合機、12 制御部、13 操作部、14 画像読み取り部、15 画像形成部、16 ハードディスク、17 ファクシミリ通信部、18 ネットワークインターフェース部、21 表示画面、22 ADF、23 現像器、24 公衆回線、25 ネットワーク、27 画像形成システム、26a,26b,26c コンピューター、31 テンキー、32 スタートキー、33 電源キー、34 メニューキー、35 登録キー、36 リセットキー、37 駆動ローラー、38a,38b,38c,38d 現像ユニット、40 給紙カセット、41,42,43 ガイド部、41a,41b,42a,42b,43a,43b ガイド部の位置、44 底板部、45 枠部、46 給紙ローラー、47 ピックアップローラー、48 搬送ローラー、50 用紙、51 斜線領域、52 LSU、53 画像領域、54 用紙搬送路、56 転写ベルト、57 レジストローラー、58 転写ローラー、60 用紙搬送部、71,81,92 メッセージ、72,73,82,83 選択キー、75,76 用紙の位置

Claims (2)

  1. 画像形成装置に開閉可能に備えられ、用紙を縦方向または縦方向よりも長い横方向に複数枚の用紙をセット可能な用紙セット部と、
    前記用紙セット部によりセットされた前記用紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記用紙をセットする方向を入力させる入力部と、
    画像形成に関連する情報を表示する表示部と、
    前記用紙セット部にセットされた前記用紙の方向と前記入力部に入力された前記用紙をセットする方向とが一致しているか否かの確認結果の入力を促す画面を前記表示部に表示するよう制御する制御部と、を備え
    前記制御部は、
    前記画像形成装置に前記用紙セット部が閉じられたのを検知すると、
    前記用紙セット部にセットされた前記用紙のセット方向を前記入力部から受け付け、
    前記入力部から用紙のセット方向を受け付けた後に、前記画像形成部での画像形成の実行のスタートキーの押下を受け付けた場合に、
    前記用紙セット部から前記画像形成部に前記用紙を搬送して画像形成を実行し、
    1枚目の前記用紙の画像形成後に前記用紙セット部からの前記用紙の搬送を停止状態とし、
    前記表示部に前記用紙のセット方向の確認を促す画面を表示し、
    前記用紙のセット方向の確認を促す前記画面にしたがって前記表示部からの入力を受け付けると、
    前記用紙セット部から2枚目以降の前記用紙の搬送を再開する、画像形成装置。
  2. 前記入力部は、前記用紙セット部にセットされた前記用紙の方向と前記入力部に入力された前記用紙をセットする方向とが一致しているか否かの情報をさらに入力させ、
    前記制御部は、前記用紙セット部にセットされた前記用紙の方向と前記入力部に入力された前記用紙をセットする方向とが一致していないことが前記入力部に入力された場合に、前記用紙をセットする方向の入力を促す画面を前記表示部に表示するよう制御する、
    請求項1に記載の画像形成装置。
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