JP6834834B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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この発明は、画像形成装置に関するものである。
複合機に代表される画像形成装置においては、画像読み取り部により読み取られた画像データを基に、感光体に対して光を照射し、感光体上に静電潜像を形成する。その後、形成した静電潜像の上に帯電したトナーを供給して可視画像とした後、用紙に転写して定着させ、装置外に排出して印刷する。
画像形成装置において、用紙の給紙に関する技術が、特開2013−155017号公報(特許文献1)に開示されている。
特許文献1に開示の画像形成装置は、画像を形成する画像形成部と、印刷に用いる複数枚の用紙が載置される載置部と、前記載置部に載置された用紙を前記画像形成部に向けて給紙する給紙回転体と、前記画像形成部と前記給紙回転体間の用紙搬送経路に設けられ、前記給紙回転体により供給された用紙の到達を検知する検知体と、前記給紙回転体の回転開始による給紙開始から前記検知体が用紙の到達を検知するまでの時間である計測時間に基づく計測データを記憶する記憶部と、前記給紙開始から前記検知体が用紙の到達を検知するまでの時間が無給紙ジャム検知時間を越えると、無給紙ジャムが発生したと判断する判断部と、を含む。特許文献1に開示の画像形成装置は、前記判断部は前記計測時間の平均時間を求め、前記計測時間に対して予め定められた理論時間よりも前記平均時間の方が長いとき、前記無給紙ジャム検知時間の基準として予め定められた検知基準時間に前記理論時間と前記平均時間の時間差の絶対値を加算した時間を前記無給紙ジャム検知時間と定め、定めた前記無給紙ジャム検知時間に基づき無給紙ジャムが発生したか否かを判断することを特徴としている。
特開2013−155017号公報
特許文献1に開示の技術では、無給紙ジャムを発生させないようにするため、給紙回転体の回転開始による給紙開始から検知体が用紙の到達を検知するまでの計測時間の長さに応じて、給紙のリトライ回数を変更することとしている。しかし、このような構成では、実際に印刷できない状況を回避しがたく、ユーザーの望みに応じた印刷を行うことができない場合がある。
この発明の目的は、ユーザーの望みに応じた印刷を行うことができる画像形成装置を提供することである。
この発明に係る画像形成装置は、用紙に画像を形成する。画像形成装置は、表示部と、画像形成部と、複数の給紙カセットと、受け付け部と、用紙搬送部と、時間計測部と、記憶部と、判断部と、抽出部と、表示制御部とを備える。表示部は、画像形成に関する情報を表示する。画像形成部は、用紙に画像を形成する。複数の給紙カセットは、その内部に画像形成部へ供給する用紙をそれぞれ用紙の重さの属性別に収納する。受け付け部は、複数の給紙カセット毎に給紙カセットに収容される用紙の重さの属性の設定を受け付ける。用紙搬送部は、複数の給紙カセット内に収容された用紙を搬送する。時間計測部は、前記用紙搬送部により各前記給紙カセットから所定の位置に至るまでの前記用紙の搬送の時間を前記用紙の重さの属性毎にそれぞれ計測する。記憶部は、各給紙カセットにおける給紙のリトライの頻度のデータ、各給紙カセットにおける無給紙ジャムの頻度のデータ、前記時間計測部により計測された前記用紙の搬送の時間のデータ、および各前記給紙カセットから前記所定の位置に至るまでに要する前記用紙の重さの属性毎の前記用紙の搬送の理論時間のデータを含む、用紙搬送部による用紙の搬送に関するデータを複数の給紙カセット毎に用紙の重さの属性に対応付けて記憶する。判断部は、記憶部に記憶された用紙の搬送に関するデータに基づき、受け付け部により受け付けた給紙カセット毎の用紙の重さに応じた設定の変更を促すか否かを判断する。抽出部は、判断部により設定の変更を促すと判断されれば、設定の変更の候補を抽出する。表示制御部は、抽出部により抽出された設定の変更の候補を示す画像を表示部に表示するよう制御する。表示制御部は、抽出部により抽出された設定の変更の候補が複数あれば、表示部に複数の設定の変更の候補を表示するよう制御する。表示制御部は、表示部に画像形成装置の概略サムネイルを表示して、用紙の重さの属性の変更を促す文字表示と共に、設定の変更の候補の位置にある給紙カセットの表示を変更するよう制御する。
このような画像形成装置によれば、記憶部に記憶された用紙の搬送に関するデータに基づき、受け付け部により受け付けた給紙カセット毎の用紙の重さに応じた設定の変更を促すか否かを判断することとしている。そして、判断部により用紙の重さに応じた設定の変更を促すと判断されれば、設定の変更の候補を抽出し、抽出された設定の変更の候補を表示部に表示するよう制御することとしている。そうすると、ユーザーが促された設定の変更の候補に変更した際に、用紙の重さの属性に基づいて設定された給紙カセットによる用紙の搬送の遅延や用紙の搬送ミス等を抑制することができる。したがって、ユーザーの望みに応じた印刷を行うことができる。
この発明の一実施形態に係る画像形成装置を複合機に適用した場合の複合機の外観を示す概略図である。 図1に示す複合機の構成を示すブロック図である。 操作部の概略的な構成を示す外観図である。 ハードディスクに記憶されたデータを示す概念図である。 複合機において画像形成の要求に応じて用紙に画像を形成する場合の処理の流れを示すフローチャートである。 設定の変更の候補を示す画像を表示した場合の表示画面の一例を示す図である。
以下、この発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。
図1は、この発明の一実施形態に係る画像形成装置を複合機に適用した場合の複合機を示す図である。図2は、図1に示す複合機の構成を示すブロック図である。なお、複合機内に設けられた用紙の搬送路の搬送方向については、太線の矢印Dの方向で示している。
図1〜図2を参照して、複合機11は、画像処理に関し、複写機能、プリンター機能、ファクシミリ機能等、複数の機能を有する。複合機11は、制御部12と、操作部13と、画像読み取り部14と、画像形成部15と、複数、この場合は四つの給紙カセット16a、16b、16c、16dと、データを記憶する記憶部としてのハードディスク17と、ネットワーク29と接続するためのネットワークインターフェース部18と、用紙搬送部36と、排出部28とを備える。
制御部12は、複合機11全体の制御を行う。なお、制御部12は、CPU(Central Processing Unit)等から構成されており、一時的にデータを記憶する主記憶メモリ19を含む。操作部13は、複合機11側から発信される情報やユーザーの入力内容を表示するタッチパネル型式の表示部としての表示画面20を含む。すなわち、表示画面20は、画像形成に関する情報を表示する。操作部13は、印刷部数や階調等の画像形成の条件といった画像形成に関するユーザーからの入力を受け付ける。操作部13は、給紙カセット16a〜16d毎に給紙カセット16a〜16dに収容される用紙の重さの属性の設定を受け付ける受け付け部として機能する。画像読み取り部14は、セット位置にセットされた原稿を読み取り位置に搬送する原稿搬送装置としてのADF(Auto Document Feeder)21を含む。画像読み取り部14は、ADF21または載置台上にセットされた原稿の画像を読み取る。四つの給紙カセット16a、16b、16c、16dは、それぞれ複数枚の用紙をその内部に収納することができる。画像形成部15は、画像読み取り部14により読み取られた原稿の画像データやネットワーク29を介して送信された画像データを基に、四つの給紙カセット16a〜16dのいずれかから搬送されてきた用紙に画像を形成する。ハードディスク17は、送信された画像データや入力された画像形成条件等、画像形成に関するデータを記憶する。
次に、複合機11に備えられる画像形成部15の構成について、さらに詳細に説明する。画像形成部15は、LSU(Laser Scanner Unit)22と、中間転写体としての転写ベルト23と、転写部としての二次転写ローラー24と、第一の作像装置25aと、第二の作像装置25bと、第三の作像装置25cと、第四の作像装置25dと、一対の定着ローラー27a、27bを有する定着部26とを含む。LSU22については、一点鎖線で概略的に示している。定着部26については、二点鎖線で概略的に示している。なお、複合機11は、いわゆる四連タンデム形式の画像形成部15を備えることとなる。四つの作像装置25a〜25dはそれぞれ、ブラック、シアン、マゼンタ、およびイエローの各色に対応して設けられている。
LSU22は、画像読み取り部14により読み取られた画像データや受信した画像データを基に、四つの作像装置25a〜25dにそれぞれ含まれる感光体に対して露光する。露光された各色の成分の光を基に、各感光体上に静電潜像が形成される。各感光体上に形成された静電潜像に、各作像装置25a〜25dにそれぞれ含まれる現像ユニットから各色のトナーを供給することで、各感光体上に各色のトナー像を形成する。各感光体上に形成されたトナー像はそれぞれ、転写ベルト23上に重ね合わせられるようにして一次転写される。転写ベルト23上に一次転写されたトナー像は二次転写ローラー24によって用紙に二次転写された後、定着部26へ搬送される。そして、トナー像が二次転写された用紙を一対の定着ローラー27a、27b間に搬送して、トナー像を用紙に定着させ、複合機11外、具体的には、排出部28上へ排出する。
第一の作像装置25aは、感光体31aと、感光体31aの帯電やクリーニング等を行うプロセスユニット32aと、トナーを撹拌して感光体31a上にトナーを供給する現像ユニット33aとを含む。なお、第二の作像装置25b、第三の作像装置25c、および第四の作像装置25dの構成については、第一の作像装置25aの構成と同等であるため、それらの説明を省略する。
用紙搬送部36は、各給紙カセット16a〜16dからそれぞれ画像形成部15に用紙を搬送する際に回転する第一の給紙ローラー37a、第二の給紙ローラー37b、第三の給紙ローラー37c、および第四の給紙ローラー37dを含む。各給紙ローラー37a〜37dは、各給紙カセット16a〜16dから搬送される用紙において、搬送方向の最初に配置される給紙ローラーである。すなわち、各給紙ローラー37a〜37dは、各給紙カセット16a〜16dにおいて、最も搬送方向の上流側に配置される給紙ローラーである。また、用紙搬送部36は、それぞれ用紙が通過したことを検知する第一の用紙通過検知センサー38a、第二の用紙通過検知センサー38b、第三の用紙通過検知センサー38c、第四の用紙通過検知センサー38dを含む。第一の給紙ローラー37a側から搬送される用紙の搬送方向下流側に、その位置を用紙が通過したことを検知する第一の用紙通過検知センサー38aが設けられている。第二の給紙ローラー37b側から搬送される用紙の搬送方向下流側に、その位置を用紙が通過したことを検知する第二の用紙通過検知センサー38bが設けられている。第三の給紙ローラー37c側から搬送される用紙の搬送方向下流側に、その位置を用紙が通過したことを検知する第三の用紙通過検知センサー38cが設けられている。第四の給紙ローラー37d側から搬送される用紙の搬送方向下流側に、その位置を用紙が通過したことを検知する第四の用紙通過検知センサー38dが設けられている。なお、用紙搬送部36は、上記した定着ローラー27a、27b等、用紙を搬送する複数の他の搬送ローラー、用紙を搬送するための用紙搬送路等も含む。
次に、上記した操作部13の構成について説明する。図3は、操作部13の概略的な構成を示す外観図である。図3を参照して、操作部13は、印刷部数等を入力させるための0〜9までの数字、および「*」や「#」の記号をユーザーに入力させるテンキー41と、印刷の開始やファクシミリ送信の開始を指示させるスタートキー42と、複合機11の電源のオンまたはオフを入力させる電源キー43と、複合機11の有するプリンター機能やコピー機能等の選択を指示させるメニューキー44と、種々の画像形成の条件や使用ユーザーの登録を指示させる登録キー45と、テンキー41等を用いてユーザーにより入力された指示の内容をキャンセルさせるリセットキー46と、スタンバイモードからスリープモードへの移行またはスリープモードからスタンバイモードへの移行のキーとなる節電キー47と、上記した表示画面20とを含む。なお、上記したテンキー41等は、いわゆるハードキーである。表示画面20は、ユーザーの指での押圧等により、表示画面20からも画像形成条件等を入力させると共に、機能の選択等を行うことができる。
次に、制御部12の構成について説明する。再び図1を参照して、制御部12は、判断部51と、抽出部52と、表示制御部53と、時間計測部54と、記憶制御部55とを備える。判断部51は、ハードディスク17に記憶された用紙の搬送に関するデータに基づき、操作部13により受け付けた給紙カセット16a〜16d毎の用紙の重さに応じた設定の変更を促すか否かを判断する。抽出部52は、判断部51により設定の変更を促すと判断されれば、設定の変更の候補を抽出する。表示制御部53は、抽出部52により抽出された設定の変更の候補を示す画像を表示画面20に表示するよう制御する。時間計測部54は、用紙搬送部36により各給紙カセット16a〜16dから所定の位置に至るまでの用紙の搬送の時間を用紙の重さの属性毎にそれぞれ計測する。記憶制御部55は、各給紙カセット16a〜16dにおける用紙の重さの属性毎の給紙のリトライの頻度のデータ、各給紙カセット16a〜16dにおける用紙の重さの属性毎の無給紙ジャムの頻度のデータ、および用紙搬送部36により各給紙カセット16a〜16dから所定の位置に至るまでの用紙の重さの属性毎の用紙の搬送の時間のデータをハードディスク17に記憶するよう制御する。なお、これらの構成については、後に詳述する。
次に、ハードディスク17に記憶されたデータについて説明する。図4は、ハードディスク17に記憶されたデータを示す概念図である。図4を参照して、ハードディスク17の記憶領域56には、テーブル形式で、用紙の搬送に関するデータ57が記憶されている。用紙の搬送に関するデータ57としては、具体的には、第一〜第四の各給紙カセット16a〜16dにおける用紙の重さの属性毎に、現在の設定の情報58a、実測時間の情報58b、理論時間の情報58c、実測時間と理論時間との差の情報58d、給紙のリトライの頻度の情報58e、無給紙ジャムの頻度の情報58fがデータとして記憶されている。現在の設定の情報58aについては、「〇」印で現在の設定を示している。給紙のリトライとは、最初の給紙の動作が失敗し、再度給紙を行うことをいう。無給紙ジャムとは、給紙の命令がなされているにも関わらず、所定の位置を所定のタイミングで用紙が通過しなかった場合に紙詰まりとして検知されるエラーである。現在の設定の情報58aとは、第一〜第四の各給紙カセット16a〜16dが現在、どの用紙の重さの属性に設定されているかを示す情報である。給紙のリトライの頻度の情報58e、および無給紙ジャムの頻度の情報58fにおける百分率は、給紙のリトライ、および無給紙ジャムが発生する確率を示している。すなわち、10%であれば、10回に1度発生していることを示している。情報58b、58c、58dにおける単位は、m(ミリ)秒である。なお、現在の設定の情報58aについては、ユーザーによって操作部13を介して予め設定された情報である。ここで、第二の給紙カセット16bと第三の給紙カセット16cはいずれも用紙の重さの属性として「普通」が設定されている。なお、用紙の重さの属性について「軽い」との属性に属するものとしては、例えば、薄紙が挙げられ、「普通」との属性に属するものとしては、例えば、普通紙が挙げられ、「重い」との属性に属するものとしては、例えば、厚紙が挙げられる。また、データ57としては、直近の1か月の平均値が記憶されている。
次に、上記した構成の複合機11において画像形成の要求に応じて用紙に画像を形成する場合の処理の流れについて説明する。図5は、複合機11において画像形成の要求に応じて用紙に画像を形成する場合の処理の流れを示すフローチャートである。
図5を参照して、操作部13により画像形成の要求を受け付ける(図5において、ステップS11、以下、「ステップ」を省略する)。この場合、ユーザーにより所望された、第二の給紙カセット16bを指定して、用紙の重さの属性が「普通」である用紙を用いた画像形成の要求を受け付ける。
その後、第二の給紙カセット16b内に収容された用紙の重さの属性が「普通」である用紙を用いて画像形成部15による画像形成を行う(S12)。すなわち、第二の給紙カセット16bから第二の給紙ローラー37bおよび他の搬送ローラーを回転させて用紙を画像形成部15まで搬送し、用紙に画像を形成する。ここで、給紙の際に給紙ローラー37bが滑って用紙が搬送できず、二回目の給紙の際に給紙が成功したとする。また、時間計測部54は、第二の給紙カセット16bから所定の位置、この場合、第二の用紙通過検知センサー38bが設けられた位置に至るまでの用紙の搬送の時間を計測する。なお、このような給紙のリトライについては、第二の給紙ローラー37bの経年による劣化等が要因となっている場合がある。また、第二の給紙ローラー37bについては、用紙の重さの属性が「普通」の用紙については、リトライが発生するおそれがあるものの、用紙の重さの属性が「軽い」の用紙については、リトライを発生させず、通常通りの給紙を行える場合もある。
そして、記憶制御部55は、各給紙カセット16a〜16dにおける用紙の重さの属性毎の給紙のリトライの頻度のデータ、各給紙カセット16a〜16dにおける用紙の重さの属性毎の無給紙ジャムの頻度のデータ、および用紙搬送部36により各給紙カセット16a〜16dから所定の位置に至るまでの用紙の重さの属性毎の用紙の搬送の時間のデータをハードディスク17に記憶するよう制御する。この場合、給紙のリトライの頻度のデータが更新される(S13)。また、用紙の搬送の時間のデータも更新される。更新されたデータについては、図4に示すハードディスク17の記憶領域に記憶されたデータとする。
その後、判断部51は、ハードディスク17に記憶された用紙の搬送に関するデータに基づき、操作部13により受け付けた給紙カセット毎の設定の変更を促すか否かを判断する(S14)。また、判断部51は、ハードディスク17に記憶された無給紙ジャムの頻度のデータに基づいて、設定の変更を促すか否かを判断する。また、判断部51は、ハードディスク17により記憶された用紙の搬送の時間のデータ、および理論時間のデータに基づいて、設定の変更を促すか否かを判断する。この場合、第二の給紙カセット16bについては、現在の設定が「用紙の重さの設定:普通」である。そして、実測時間が1200m秒であり、実測時間と理論時間との差が200m秒である。また、給紙のリトライの回数のデータは、10%である。この場合、具体的には例えば、ハードディスク17に記憶された給紙のリトライの頻度のデータ10%に基づいて、所定の値である8%を超えているか否かに基づいて、設定の変更を促すか否かを判断する。また、実測時間と理論時間との差200m秒に基づいて、所定の値である100m秒を超えているか否かに基づいて、設定の変更を促すか否かを判断する。
ここで、判断部51により、設定の変更を促すと判断されれば(S14において、YES)、抽出部52は、設定の変更先、すなわち、設定の変更の候補を抽出する(S15)。この場合、用紙の重さの属性「普通」に対して、実測時間と理論時間との差が非常に小さく、給紙のリトライの頻度、無給紙ジャムの頻度が小さい給紙カセットが抽出される。具体的には、例えば、用紙の重さの属性「普通」における実測時間と理論時間との差が非常に小さく、給紙のリトライの頻度、および無給紙ジャムの頻度が「ない」、すなわち、「0%」である第一の給紙カセット16aが抽出される。
そして、表示制御部53は、抽出部52により抽出された第一の給紙カセット16aを設定の変更の候補として、設定の変更の候補を示す画像を表示画面20に表示するよう制御する(S16)。この場合、用紙の重さの属性「普通」に対応する給紙カセットの設定を、第二の給紙カセット16bから第一の給紙カセット16aに変更するのを促す画像を表示するよう制御する。
図6は、設定の変更の候補を示す画像を表示した場合の表示画面20の一例を示す図である。図6を参照して、表示画面20には、「用紙の重さの属性「普通」について、第一の給紙カセットへ設定を変更することを推奨します。」との文字画像61と、押下を検知することにより他の表示へ遷移する「OK」と示されたキー62とが表示されている。すなわち、図6に示す表示画面20は、用紙の重さの設定の変更を促す、いわゆるガイダンスの画面である。
ユーザーは、この図6に示す表示画面20を見て、状況に応じ、操作部13を介して、用紙の重さの属性「普通」の設定について、第二の給紙カセット16bから第一の給紙カセット16aへ変更する。
このような複合機11は、判断部51によりハードディスク17に記憶された用紙の搬送に関するデータに基づき、操作部13により受け付けた給紙カセット16a〜16d毎の用紙の重さに応じた設定の変更を促すか否かを判断することとしている。そして、判断部51により用紙の重さに応じた設定の変更を促すと判断されれば、設定の変更の候補を抽出し、抽出された設定の変更の候補を表示画面20に表示するよう制御することとしている。そうすると、ユーザーが促された設定の変更の候補に変更した際に、用紙の重さの属性に基づいて設定された給紙カセット16a〜16dによる用紙の搬送の遅延や用紙の搬送ミス等を抑制することができる。したがって、ユーザーの望みに応じた印刷を行うことができる。すなわち、例えば、多量の印刷を行う際に、印刷用紙の生産性を向上させることができる。
この場合、判断部51は、ハードディスク17に記憶された給紙のリトライの頻度のデータに基づいて、設定の変更を促すか否かを判断しているため、印刷時における給紙のリトライを少なくしたいユーザーの望みに沿った印刷を行うことができる。
また、この場合、判断部51は、ハードディスク17に記憶された無給紙ジャムの頻度のデータに基づいて、設定の変更を促すか否かを判断しているため、印刷時における無給紙ジャムを少なくしたいユーザーの望みに沿った印刷を行うことができる。
また、この場合、判断部51は、ハードディスク17により記憶された用紙の搬送の時間のデータ、および理論時間のデータに基づいて、設定の変更を促すか否かを判断している。すなわち、実測時間と理論時間との差に基づいて、設定の変更を促すか否かを判断している。印刷時における時間のロスを少なくしたいユーザーの望みに沿った印刷を行うことができる。
なお、上記の実施の形態において、図6に示すように、文字画像で設定の変更の候補を示すこととしたが、これに限らず、例えば、表示画面20に複合機11の概略のサムネイル画像を表示した上で、用紙の重さの属性「普通」の変更を促す文字表示と共に、設定の変更の候補の位置にある第一の給紙カセット16aについて、色を変えるか、表示を明滅等させることにより、設定の変更の候補を示すようにしてもよい。
また、上記の実施の形態において、表示制御部53は、抽出部52により抽出された設定の変更の候補が複数あれば、表示画面20に複数の設定の変更の候補を表示するよう制御することとしてもよい。こうすることにより、用紙の重さの属性に応じた給紙カセットを設定するユーザーの選択肢の幅が増え、よりユーザーの望む印刷を行うことができる。例えば、上記した図4に示す場合において、用紙の重さの属性「重い」の設定を第四の給紙カセット16dから変更する場合、第一〜第三の給紙カセット16a〜16cの全て、またはいずれかを抽出して表示するようにしてもよい。
なお、上記の実施の形態において、判断部51は、ハードディスク17に記憶された用紙の搬送に関するデータに基づき、各給紙カセット16a〜16dに対応する給紙ローラー37a〜37dの交換を促すか否かを判断し、表示制御部53は、判断部51により給紙ローラー37a〜37dの交換を促すと判断されれば、給紙ローラー37a〜37dの交換を促す画像を表示画面20に表示するよう制御するようにしてもよい。こうすることにより、経年による劣化等に基づく給紙ローラー37a〜37dの交換を促進することができる。
また、上記の実施の形態において、記憶制御部55は、各給紙カセット16a〜16dにおける用紙の重さの属性毎の給紙のリトライの頻度のデータ、各給紙カセット16a〜16dにおける用紙の重さの属性毎の無給紙ジャムの頻度のデータ、および用紙搬送部36により各給紙カセット16a〜16dから所定の位置に至るまでの用紙の重さの属性毎の用紙の搬送の時間のデータのうちの少なくともいずれか一つをハードディスク17に記憶するよう制御する構成としてもよい。
なお、上記の実施の形態において、ネットワークインターフェース部18を介してネットワーク29に接続されたコンピューターやサーバーにより、上記した記憶制御部55の動作を実現することとしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、どのような面からも制限的なものではないと理解されるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって規定され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明に係る画像形成装置は、ユーザーの望みに応じた印刷が要求される場合に、特に有効に利用される。
11 複合機、12 制御部、13 操作部、14 画像読み取り部、15 画像形成部、16a,16b,16c,16d 給紙カセット、17 ハードディスク、18 ネットワークインターフェース部、19 主記憶メモリ、20 表示画面、21 ADF、22 LSU、23 転写ベルト、24 二次転写ローラー、25a,25b,25c,25d 作像装置、26 定着部、27a,27b 定着ローラー、28 排出部、29 ネットワーク、31a 感光体、32a プロセスユニット、33a 現像ユニット、36 用紙搬送部、37a,37b,37c,37d 給紙ローラー、38a,38b,38c,38d 用紙通過検知センサー、41 テンキー、42 スタートキー、43 電源キー、44 メニューキー、45 登録キー、46 リセットキー、47 節電キー、51 判断部、52 抽出部、53 表示制御部、54 時間計測部、55 記憶制御部、56 記憶領域、57 データ、58a,58b,58c,58d,58e,58f 情報、61 文字画像、62 キー。

Claims (7)

  1. 用紙に画像を形成する画像形成装置であって、
    画像形成に関する情報を表示する表示部と、
    用紙に画像を形成する画像形成部と、
    その内部に前記画像形成部へ供給する前記用紙をそれぞれ前記用紙の重さの属性別に収納する複数の給紙カセットと、
    複数の前記給紙カセット毎に前記給紙カセットに収容される前記用紙の重さの属性の設定を受け付ける受け付け部と、
    複数の前記給紙カセット内に収容された用紙を搬送する用紙搬送部と、
    前記用紙搬送部により各前記給紙カセットから所定の位置に至るまでの前記用紙の搬送の時間を前記用紙の重さの属性毎にそれぞれ計測する時間計測部と、
    各前記給紙カセットにおける給紙のリトライの頻度のデータ、各前記給紙カセットにおける無給紙ジャムの頻度のデータ、前記時間計測部により計測された前記用紙の搬送の時間のデータ、および各前記給紙カセットから前記所定の位置に至るまでに要する前記用紙の重さの属性毎の前記用紙の搬送の理論時間のデータを含む、前記用紙搬送部による前記用紙の搬送に関するデータを複数の前記給紙カセット毎に前記用紙の重さの属性に対応付けて記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記用紙の搬送に関するデータに基づき、前記受け付け部により受け付けた前記給紙カセット毎の前記用紙の重さに応じた前記設定の変更を促すか否かを判断する判断部と、
    前記判断部により前記設定の変更を促すと判断されれば、前記設定の変更の候補を抽出する抽出部と、
    前記抽出部により抽出された前記設定の変更の候補を示す画像を前記表示部に表示するよう制御する表示制御部とを備え
    前記表示制御部は、前記抽出部により抽出された前記設定の変更の候補が複数あれば、前記表示部に複数の前記設定の変更の候補を表示するよう制御し、
    前記表示制御部は、前記表示部に前記画像形成装置の概略サムネイルを表示して、前記用紙の重さの属性の変更を促す文字表示と共に、前記設定の変更の候補の位置にある前記給紙カセットの表示を変更するよう制御する、画像形成装置。
  2. 前記判断部は、前記記憶部に記憶された前記給紙のリトライの頻度のデータに基づいて、前記設定の変更を促すか否かを判断する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記判断部は、前記記憶部に記憶された前記無給紙ジャムの頻度のデータに基づいて、前記設定の変更を促すか否かを判断する、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記判断部は、前記記憶部により記憶された前記用紙の搬送の時間のデータ、および前記理論時間のデータに基づいて、前記設定の変更を促すか否かを判断する、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 各前記給紙カセットにおける前記用紙の重さの属性毎の給紙のリトライの頻度のデータ、各前記給紙カセットにおける前記用紙の重さの属性毎の無給紙ジャムの頻度のデータ、および前記用紙搬送部により各前記給紙カセットから所定の位置に至るまでの前記用紙の重さの属性毎の前記用紙の搬送の時間のデータのうちの少なくともいずれか一つを前記記憶部に記憶するよう制御する記憶制御部をさらに備える、請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記用紙搬送部は、各前記給紙カセットに対応して設けられ、各前記給紙カセットからそれぞれ前記用紙を搬送する際に回転する複数の給紙ローラーを含み、
    前記判断部は、前記記憶部に記憶された前記用紙の搬送に関するデータに基づき、各前記給紙カセットに対応する前記給紙ローラーの交換を促すか否かを判断し、
    前記表示制御部は、前記判断部により前記給紙ローラーの交換を促すと判断されれば、前記給紙ローラーの交換を促す画像を前記表示部に表示するよう制御する、請求項4または請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記表示制御部は、前記設定の変更の候補の位置にある前記給紙カセットの表示変更を色の変更または表示の明滅により行う、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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