JP2017219678A - 画像形成装置 - Google Patents

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Shinichi Nakanishi
眞一 仲西
道子 田代
Michiko Tashiro
道子 田代
絵美 天日
Emi Amahi
絵美 天日
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【課題】ユーザーの利便性を損なうことなく、印刷不良が発生するのを抑制する。【解決手段】画像形成装置の制御部は、セット原稿と同じ原稿サイズに対応付けられたサイズおよび種類の用紙を対象用紙と認識するとともに、対象用紙を収容する収容部が存在するか否かを判断し、対象用紙を収容する収容部が存在する場合、制御部は、対象用紙のサイズおよび種類に基づき動作設定処理を行い、対象用紙を収容する収容部が存在しない場合、操作表示部は、対象用紙のサイズおよび種類を選択肢として表示し用紙選択操作の受け付けを行い、制御部は、選択されたサイズおよび種類に基づき動作設定処理を行う。【選択図】図5

Description

本発明は、コピージョブの実行が可能な画像形成装置に関する。
コピージョブの実行が可能な画像形成装置は、原稿を読み取る画像読取部や、画像読取部の読み取りによって得られた原稿の画像を用紙に印刷する印刷部などを備える。また、このような画像形成装置には、コピージョブで使用する用紙を収容するための収容部が装着される(たとえば、特許文献1参照)。
印刷部は、コピージョブを実行するとき、収容部に収容された用紙を用紙搬送路に給紙するとともに、用紙搬送路に沿って用紙を搬送し、搬送中の用紙に画像を印刷する。ここで、画像形成装置の各部の動作を制御する制御部は、コピージョブで使用する用紙の用紙サイズや用紙種類(普通紙、厚紙、はがき、および、封筒など)に基づき、ジョブ実行時の印刷部の動作条件を設定する。そして、制御部は、当該設定した設定内容に基づき、印刷部のジョブ実行時の動作を制御する。
特開2002−91240号公報
ユーザーによっては、収容部に現在収容されている用紙とはサイズおよび種類が異なる用紙(現在収容されていない用紙)をコピージョブで使用したい場合がある。この場合には、ユーザー所望の用紙を新たに収容部に収容するための作業(用紙収容作業)を行う必要がある。また、用紙収容作業に加えて、収容部の設定を変更するための操作(収容部設定操作)を行わなければならない。なお、収容部設定操作は、収容部に新たに収容した用紙の用紙サイズおよび用紙種類を入力するための操作などを含む。
仮に、収容部設定操作を行わなかった場合には、印刷部の動作条件に関する設定内容がユーザー所望の用紙のサイズおよび種類に対応した設定内容とならず、出力画像の画質が低下するなどの印刷不良が発生する。しかし、ユーザーからすると、収容部設定操作を行うのは煩わしい。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、ユーザーの利便性を損なうことなく、印刷不良が発生するのを抑制することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、読取対象の原稿がセットされるセット部と、画像が印刷される用紙を収容する収容部と、コピージョブの実行時に、セット部にセットされた原稿を読み取る画像読取部と、コピージョブの実行時に、収容部に収容された用紙を用紙搬送路に給紙して搬送し、画像読取部による原稿の読み取りによって得られた画像を搬送中の用紙に印刷する印刷部と、コピージョブで使用する用紙の用紙サイズおよび用紙種類に基づき、コピージョブの実行時の印刷部の動作条件を設定する動作設定処理を行う制御部と、コピージョブで読取対象とされた原稿の原稿サイズに、当該原稿を読取対象とするコピージョブで使用された用紙の用紙サイズおよび用紙種類を示す用紙情報を対応付けて記憶する記憶部と、ユーザーから操作を受け付ける操作表示部と、を備える。そして、制御部は、セット部にセットされたセット原稿の原稿サイズを検知し、セット原稿と同じ原稿サイズに対応付けられた用紙情報で示されるサイズおよび種類の用紙を対象用紙と認識するとともに、対象用紙を収容する収容部が存在するか否かの判断を行う。対象用紙を収容する収容部が存在する場合、制御部は、対象用紙の用紙サイズおよび用紙種類に基づき動作設定処理を行う。対象用紙を収容する収容部が存在しない場合、操作表示部は、対象用紙の用紙サイズおよび用紙種類を選択肢として表示し、用紙サイズおよび用紙種類を選択するための用紙選択操作の受け付けを行い、制御部は、用紙選択操作により選択された用紙サイズおよび用紙種類に基づき動作設定処理を行う。
本発明の構成では、対象用紙(セット原稿と同じ原稿サイズの原稿を読取対象とする過去のコピージョブで使用された用紙)が収容部に収容されている場合、対象用紙の用紙サイズおよび用紙種類に基づき動作設定処理が自動的に行われる。したがって、ユーザー所望の用紙(今回のコピージョブで使用したい用紙)が対象用紙と同じ用紙サイズおよび用紙種類である場合には、原稿をセットするだけでよくなる(コピージョブで使用する用紙に関する設定を行わなくてもよい)。
ここで、ユーザー所望の用紙(今回のコピージョブで使用したい用紙)が対象用紙と同じ用紙サイズおよび用紙種類であるが、対象用紙が収容部に現在収容されていない場合には、ユーザー所望の用紙を収容部に新たに収容する必要がある。しかし、この場合には、用紙選択操作の受け付けが行われる。なお、用紙選択操作を受け付けるとき、操作表示部は、対象用紙の用紙サイズおよび用紙種類を選択肢として表示する。そして、制御部は、用紙選択操作により選択された用紙サイズおよび用紙種類に基づき動作設定処理を自動的に行う。したがって、原稿をセットした後、ユーザー所望の用紙と同じ用紙サイズおよび用紙種類を選択するだけでよくなり、収容部に新たに収容したユーザー所望の用紙の用紙サイズおよび用紙種類を入力するための操作は不要となる。これにより、ユーザーの利便性が向上する。また、用紙選択操作により選択された用紙サイズおよび用紙種類に基づき動作設定処理が自動的に行われるので、印刷部の動作条件に関する設定内容がユーザー所望の用紙の用紙サイズおよび用紙種類に対応した設定内容と合致しない、という不都合が発生するのを抑制することができる(印刷不良が発生するのを抑制することができる)。
本発明の構成では、ユーザーの利便性を損なうことなく、印刷不良が発生するのを抑制することができる。
本発明の一実施形態による複合機の全体構成を示す図 本発明の一実施形態による複合機の画像読取部の構成を示す図 本発明の一実施形態による複合機のハードウェア構成を示す図 本発明の一実施形態による複合機に記憶される対応関係情報について説明するための図 本発明の一実施形態による複合機にて行われる動作設定処理の流れについて説明するためのフローチャート 本発明の一実施形態による複合機にて行われる動作設定処理の流れについて説明するためのフローチャート 本発明の一実施形態による複合機に表示される用紙選択画面を示す図 本発明の一実施形態による複合機に表示される報知メッセージを示す図 本発明の一実施形態による複合機に表示される報知メッセージを示す図 本発明の一実施形態による複合機に表示される用紙選択画面を示す図 本発明の一実施形態による複合機に表示される用紙選択画面を示す図 本発明の一実施形態による複合機に表示される用紙選択画面を示す図
以下に、本発明の一実施形態による画像形成装置について、スキャン機能やプリント機能など複数種の機能を有する複合機を例にとって説明する。
<複合機の全体構成>
図1に示すように、本実施形態の複合機100は、印刷部1および画像読取部2を備える。印刷部1は、用紙Pを搬送するとともに、印刷すべき画像(トナー像)を形成し、搬送中の用紙Pに画像を印刷する。画像読取部2は、原稿Dを読み取って原稿Dの画像データを生成する。コピージョブでは、原稿Dの画像データに基づく画像が形成され、当該形成された画像が用紙Pに印刷される。
複合機100の印刷部1は、給紙部11、用紙搬送部12、画像形成部13および定着部14を備える。また、印刷部2は、用紙Pが搬送される用紙搬送路10P(図1では破線で示す)を有する。
給紙部11は、ピックアップローラーおよび給紙ローラー対を含む。ピックアップローラーは、用紙カセット10Cに収容された用紙Pを用紙カセット10Cから引き出し、給紙ローラー対のニップに用紙Pを送り出す。給紙ローラー対は、給紙ローラーから送られてくる用紙Pを用紙搬送路10Pに給紙する。なお、用紙カセット10Cは「収容部」に相当する。
用紙カセット10Cは、複合機100の装置本体に対して着脱可能であり、用紙カセット10Cに用紙Pを新たに収容する作業(現在収容されている用紙Pを別の用紙Pに交換する作業を含む)をユーザーが行うとき、ユーザーにより装置本体から引き出される。そして、用紙カセット10Cに用紙Pが新たに収容された後、用紙カセット10Cが装置本体に再度装着される。なお、用紙カセット10Cの装着数は特に限定されず、複数でもよいし1つでもよい。一例として、図1には、複数の用紙カセット10Cが装着された複合機100を図示する。
用紙搬送部12は、複数の搬送ローラー対を含む。複数の搬送ローラー対は、用紙搬送路10Pの搬送経路上に配置され、用紙搬送路10Pに沿って用紙Pを搬送する。
画像形成部13は、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、転写ローラーおよびクリーニング装置を含む。そして、画像形成部13は、画像データ(たとえば、画像読取部2による原稿Dの読み取りによって得られた原稿Dの画像データ)に基づきトナー像を形成し、そのトナー像を用紙Pに転写する。
定着部14は、一対の定着ローラー141および142を含む。一方の定着ローラー141(加熱ローラー141)は、ヒーターを内蔵する。他方の定着ローラー142(加圧ローラー142)は、加熱ローラー141と圧接し、加熱ローラー141との間で定着ニップを形成する。そして、定着部14は、定着ニップを通過する用紙Pを加熱および加圧することにより、用紙P上のトナー像を用紙Pに定着させる。
ここで、複合機100には、手差しトレイ10Mが設けられる。そして、手差しトレイ10M上に載置された用紙Pを用紙搬送路10Pに給紙するため、印刷部1は手差し給紙部15を備える。手差し給紙部15は、手差しピックアップローラーおよび手差し給紙ローラー対を含む。手差しピックアップローラーは、手差しトレイ10M上に載置された用紙Pを手差し給紙ローラー対のニップに送り出す。手差し給紙ローラー対は、手差し給紙ローラー対から送られてくる用紙Pを用紙搬送路10Pに給紙する。
複合機100の画像読取部2は、図2に示すように、光源21およびイメージセンサー22を含み、原稿Dを光学的に読み取る。光源21およびイメージセンサー22は、読取筐体23の内部に設置される。この読取筐体23の上面には、載置読取用のコンタクトガラス231および搬送読取用のコンタクトガラス232が設置される。
また、読取筐体23には、原稿搬送ユニット24が回動(開閉)可能に設置される。原稿搬送ユニット24は、原稿Dを搬送するための原稿搬送路20P(図2では破線で示す)を有する。原稿搬送路20Pは、原稿セットトレイ241から、コンタクトガラス232上の所定位置(搬送読取時の読取位置)を経由し、原稿搬出トレイ242に至る。
なお、原稿セットトレイ241には、原稿Dの主走査方向(原稿Dの搬送方向と直交する方向)の位置決めを行うための一対の原稿ガイド243が設けられる。一対の原稿ガイド243は、互いに連動して主走査方向にスライド可能とされており、一方の原稿ガイド243をスライドさせることによって他方の原稿ガイド243もスライドする。ただし、一対の原稿ガイド243は、互いに逆方向にスライドする。すなわち、一対の原稿ガイド243は、互いに離れる方向または互いに近づく方向にスライドする。
載置読取では、読取対象の原稿Dがコンタクトガラス231上に載置(セット)され、コンタクトガラス231上に載置された原稿Dの読み取りが画像読取部2によって行われる。また、搬送読取では、読取対象の原稿Dが原稿セットトレイ241上に載置(セット)され、その原稿Dが原稿搬送ユニット24によってコンタクトガラス232上に搬送される。そして、搬送中の原稿Dがコンタクトガラス232上の所定位置を通過するとき、原稿Dの読み取りが画像読取部2によって行われる。
この構成では、コンタクトガラス231および原稿セットトレイ241がそれぞれ「セット部」に相当する。図2では、コンタクトガラス231上に載置された原稿Dおよび原稿セットトレイ241上に載置された原稿Dの両方を図示する。なお、原稿搬送ユニット24は、コンタクトガラス231上に載置された原稿Dを押え付けるための原稿押えとしての機能も有する。
図1に戻って、複合機100は、操作パネル3を備える。操作パネル3は、タッチパネルディスプレイ31およびハードウェアキー32を含む。タッチパネルディスプレイ31は、各種画面を表示し、当該表示した画面に対する操作をユーザーから受け付ける。たとえば、タッチパネルディスプレイ31は、ジョブに関する設定を受け付けるためのソフトウェアキーを配した画面(図示せず)を表示する。ハードウェアキー32は、操作パネル3に複数設けられる。ハードウェアキー32としては、ジョブの開始指示をユーザーから受け付けるためのスタートキーなどがある。なお、操作パネル3は「操作表示部」に相当する。
<複合機のハードウェア構成>
図3に示すように、複合機100は、制御回路(CPUなど)やメモリーなどで構成される主制御部110を備える。なお、主制御部110は「制御部」に相当する。この主制御部10は、複合機100の全体制御を行う。
また、主制御部110は、コピージョブなど印刷を伴うジョブ実行時の印刷部1の動作条件を設定する動作設定処理を行い、当該行った設定の設定内容に基づき印刷部1の印刷動作を制御する。主制御部110による動作設定処理は、ジョブで使用する用紙Pの用紙サイズや用紙種類(たとえば、普通紙、厚紙、はがき、および、封筒など)に基づき行われる。すなわち、ジョブで使用する用紙Pの用紙サイズや用紙種類によって設定内容が変更される。
たとえば、印刷部1に関する動作設定処理として、主制御部110は、定着ニップの圧力を設定する処理を行う。一例として、ジョブで使用する用紙Pが厚紙である場合、主制御部110は、定着ニップの圧力を通常の圧力よりも低く設定する。そして、ジョブを実行するとき、主制御部110は、加熱ローラー141に対して加圧ローラー142を圧接させるための調整モーター111(たとえば、加圧ローラー142に連結されるギアやカムを駆動するためのモーター)を駆動することにより、定着ニップの圧力を調整する。他にも、用紙Pの給紙や搬送を担う各種ローラーを駆動させるためのローラーモーター112の回転速度を設定する処理など、種々の設定処理が主制御部110によって行われる。
画像読取部2は、制御回路(CPUなど)やメモリーなどで構成される読取制御部120を含む。読取制御部120は、主制御部110から指示を受け、画像読取部2の読取動作(原稿搬送ユニット24の搬送動作を含む)を制御する。また、読取制御部120は、画像処理部121を含み、シェーディング補正など各種画像処理を行う。たとえば、画像処理部121は、増幅回路やA/D変換回路、画像処理回路および画像処理メモリーなどで構成される。
また、読取制御部120は、種々のセンサーに接続される。読取制御部120に接続されるセンサーとしては、開閉センサーSS1、セットセンサーSS2、サイズセンサーSS3、および、サイズセンサーSS4などがある。
開閉センサーSS1は、たとえば、読取筐体23に取り付けられたアクチュエーターを検知対象とする光センサーである。アクチュエーターは、原稿搬送ユニット24の傾斜角度が所定角度よりも小さくなると、原稿搬送ユニット24によって押圧されて下方に移動し、光センサーの光路を遮断(または開放)する。また、アクチュエーターは、原稿搬送ユニット24の傾斜角度が所定角度よりも大きくなると、原稿搬送ユニット24による押圧が解除されることで上方に移動し、光センサーの光路を開放(または遮断)する。すなわち、開閉センサーSS1は、原稿搬送ユニット24の傾斜角度が所定角度になったときに出力値を変化させる。そして、読取制御部120は、開閉センサーSS1の出力値に基づき、原稿搬送ユニット24の開閉(原稿搬送ユニット24の傾斜角度が所定角度になったこと)を検知する。
セットセンサーSS2は、たとえば、原稿セットトレイ241に取り付けられたアクチュエーターを検知対象とする光センサーである。アクチュエーターは、原稿セットトレイ241上に原稿Dが載置されると、原稿Dに押圧されることによって下方に移動し、光センサーの光路を遮断(または開放)する。また、アクチュエーターは、原稿セットトレイ241から原稿Dが無くなると、原稿Dによる押圧が解除されることで上方に移動し、光センサーの光路を遮断(または開放)する。すなわち、セットセンサーSS2は、原稿セットトレイ241上に原稿Dが載置されているときと載置されていないときとで出力値を変化させる。そして、読取制御部120は、セットセンサーSS2の出力値に基づき、原稿セットトレイ241上に原稿Dが載置されたか他か否かを検知する。
サイズセンサーSS3は、原稿ガイド243の主走査方向の位置に応じて出力値を変化させるセンサーである。すなわち、サイズセンサーSS3は、原稿ガイド243が主走査方向にスライドすることによって出力値を変化させる。そして、読取制御部120は、サイズセンサーSS3の出力値(原稿ガイド243の主走査方向の位置)に基づき、原稿セットトレイ241上に載置された原稿Dの主走査方向の原稿サイズを検知する。
サイズセンサーSS4は、原稿セットトレイ241に複数設けられ、副走査方向に互いに所定の間隔を隔てて配置される(図2参照)。複数のサイズセンサーSS4は、たとえば、原稿セットトレイ241に取り付けられたアクチュエーターを検知対象とする光センサーであり、原稿セットトレイ241上に載置された原稿Dがアクチュエーターを押圧することにより出力値を変化させる。そして、読取制御部120は、複数のサイズセンサーSS4のうちHレベル(またはLレベル)になったサイズセンサーSS4を判別することによって、原稿セットトレイ241上に載置された原稿Dの副走査方向の原稿サイズを検知する。
なお、コンタクトガラス231上に載置された原稿Dのサイズ検知については、プレスキャン(事前読取)により得られた画像データに基づき行われる。たとえば、読取制御部120は、原稿搬送ユニット24が開けられた後、原稿搬送ユニット24の傾斜角度が所定角度になるまで閉じられたことをトリガーとしてプレスキャンを行う。そして、読取制御部120は、プレスキャンによって得られた画像データに基づき原稿Dのエッジを特定し、原稿Dのサイズ検知を行う。
読取制御部120は、原稿Dのサイズ検知を行った後、原稿Dの原稿サイズを示す検知サイズ情報を主制御部110に通知する。この検知サイズ情報に基づき、主制御部110は、読取対象の原稿D(コンタクトガラス231上に載置された原稿Dまたは原稿セットトレイ241上に載置された原稿D)の原稿サイズを検知する。以下、コンタクトガラス231上に載置された原稿Dまたは原稿セットトレイ241上に載置された原稿Dをセット原稿D(コピージョブの実行時に読み取る原稿D)と称する場合がある。
操作パネル3は、制御回路(CPUなど)やメモリーなどで構成されるパネル制御部130を含む。パネル制御部130は、主制御部110から指示を受け、操作パネル3の表示動作を制御する。また、パネル制御部130は、操作パネル3に対して行われた操作を検知し、当該検知した操作を示す検知操作情報を主制御部110に送信する。この検知操作情報に基づき、主制御部110は、操作パネル3に対して行われた操作を検知する。
また、主制御部110は、記憶部140と接続される。記憶部140は、ROM(EEPROMなど)やHDDなどの不揮発性の記憶デバイスを含む。記憶部140には、複合機100に現在収容されている用紙Pの用紙サイズおよび用紙種類(たとえば、普通紙、厚紙、はがき、および、封筒など)を示す収容用紙情報141が複数の用紙カセット10Cごとに記憶される。
たとえば、主制御部110は、用紙カセット10Cに収容する用紙Pの用紙サイズおよび用紙種類を入力するためのカセット設定操作の受け付けを操作パネル3に行わせる。なお、カセット設定操作の受け付けは複数の用紙カセット10Cのそれぞれについて行われる。そして、主制御部110は、カセット設定操作により入力された入力内容に基づき各用紙カセット10Cに収容される用紙Pの用紙サイズおよび用紙種類を認識し、各用紙カセット10Cに対応する収容用紙情報141を記憶部140に記憶させる。
ここで、記憶部140は、対応関係情報142を記憶する。この対応関係情報142には、図4に示すように、コピージョブで読取対象とされた原稿Dの原稿サイズを示す原稿情報に、当該原稿Dを読取対象とするコピージョブで使用された用紙Pの用紙サイズおよび用紙種類を示す用紙情報を対応付けた情報が含まれる。
たとえば、コピージョブで読取対象とされた原稿DがA4サイズであり、当該原稿Dを読取対象とするコピージョブで使用された用紙PがA4サイズの厚紙であったとする。この場合には、原稿サイズがA4サイズであることを示す原稿情報に、用紙サイズがA4サイズであり用紙種類が厚紙であることを示す用紙情報が対応付けられる(図3の番号1参照)。別の例として、コピージョブで読取対象とされた原稿DがA4サイズであり、当該原稿Dを読取対象とするコピージョブで使用された用紙PがB5サイズの厚紙であったとする。この場合には、原稿サイズがA4サイズであることを示す原稿情報に、用紙サイズがB5サイズであり用紙種類が厚紙であることを示す用紙情報が対応付けられる(図4の番号2参照)。
また、記憶部140は、コピージョブで使用された用紙Pの使用頻度を示す使用頻度情報143を用紙Pの用紙サイズおよび用紙種類の組み合わせごとに分類して記憶する。たとえば、A4サイズの厚紙の用紙Pを使用したコピージョブを1回実行した場合、主制御部110は、A4サイズの厚紙の用紙Pに対応するカウント値を1だけカウントアップする。すなわち、対応するカウント値が大きいほど、使用頻度が高いということである。
さらに、記憶部140は、デフォルト情報144を記憶する。このデフォルト情報144は、原稿Dの原稿サイズごとに、対応する用紙Pの用紙サイズおよび用紙種類を予め定めた情報である。たとえば、A4サイズの原稿Dに対応する用紙Pのデフォルトの用紙サイズはA4サイズまたはB5サイズとされ、デフォルトの用紙種類は普通紙とされる。なお、デフォルト情報144で定義する用紙Pの用紙サイズおよび用紙種類は任意に変更可能である。
<印刷部に関する動作設定処理の流れ>
以下、図5および図6に示すフローチャートを参照し、主制御部110により行われる印刷部1に関する動作設定処理の流れについて説明する。
図5および図6に示すフローチャートは、セット原稿Dの原稿サイズを主制御部110が検知したとき(セット原稿Dの原稿サイズを示す検知サイズ情報が読取制御部120から主制御部110に通知されたとき)にスタートする。すなわち、図5および図6に示すフローチャートのスタートは、原稿Dがセットされたときである。
図5に示すフローチャートのステップS1において、主制御部110は、対応関係情報142を参照し、セット原稿Dと同じ原稿サイズに対応付けられた用紙情報を検索する。そして、ステップS2において、主制御部110は、検索対象の用紙情報が存在するか否か(見つかったか否か)を判断する。
なお、セット原稿Dと同じ原稿サイズの原稿Dを読取対象とするコピージョブを過去に実行したことがあれば、セット原稿Dと同じ原稿サイズに用紙情報が対応付けられて記憶部140に記憶されるので、検索対象の用紙情報が見つかる。一方で、セット原稿Dと同じ原稿サイズの原稿Dを読取対象とするコピージョブを過去に実行したことがなければ、セット原稿Dと同じ原稿サイズに対応付けられた用紙情報は記憶部140に記憶されないので、検索対象の用紙情報は見つからない。
ステップS2において、検索対象の用紙情報が存在すると主制御部110が判断した場合には、ステップS3に移行する。ステップS3に移行すると、主制御部110は、検索対象の用紙情報で示されるサイズおよび種類の用紙Pを対象用紙Pと認識する。そして、主制御部110は、収容用紙情報141に基づき、対象用紙Pを収容する用紙カセット10Cが存在するか否か(対象用紙Pが収容されているか否か)を判断する。その結果、対象用紙Pを収容する用紙カセット10Cが存在する(対象用紙Pが収容されている)と主制御部110が判断した場合には、ステップS4に移行する。
ステップS4に移行すると、主制御部110は、対象用紙Pを収容する用紙カセット10Cが2つ以上存在するか否かを判断する。その結果、対象用紙Pを収容する用紙カセット10Cが1つであると主制御部110が判断した場合には、ステップS5に移行する。
ステップS5に移行すると、主制御部110は、対象用紙Pを収容する用紙カセット10Cを給紙元に設定する。そして、主制御部110は、給紙元に収容された対象用紙P(現在収容されている対象用紙P)の用紙サイズおよび用紙種類に基づき、印刷部1に関する動作設定処理を行う。
ステップS2において、検索対象の用紙情報が存在しないと主制御部110が判断した場合には、ステップS6に移行する。なお、検索対象の用紙情報が存在しないということは、セット原稿Dと同じ原稿サイズの原稿Dを読取対象とするコピージョブを過去に実行したことがないということである。
ステップS6に移行すると、主制御部110は、パネル制御部130に指示し、図7に示すような用紙選択画面40(41)を操作パネル3に表示させ、コピージョブで使用する用紙Pの選択受付を行う。用紙選択画面41には、セット原稿Dと同じ原稿サイズに対応付けられたデフォルトの用紙サイズおよび用紙種類が選択肢として表示される(複数の選択肢をリストアップしたリストL1が用紙選択画面41の画面内に表示される)。
パネル制御部130は、リストL1内のいずれかの用紙サイズおよび用紙種類を選択する操作を用紙選択操作として受け付ける。そして、パネル制御部130は、用紙選択操作を受け付けると、リストL1内の選択された用紙サイズおよび用紙種類(デフォルトの用紙サイズおよび用紙種類)を示す選択用紙情報を主制御部110に通知する。
たとえば、リストL1内の用紙サイズおよび用紙種類の表示欄には選択キーSKが配される。そして、選択キーSKをタッチすると、当該タッチした選択キーSKと同一欄に表示されたサイズおよび種類の用紙Pをコピージョブで使用する用紙Pとして選択することができる。すなわち、選択キーSKをタッチする操作が用紙選択操作として受け付けられる。以降に説明する用紙選択画面42〜44についても同様である。
図5に戻り、ステップS7において、主制御部110は、リストL1内の用紙サイズおよび用紙種類が選択されたか否か(リストL1内から選択されたか否か)を判断する。その結果、リストL1内の用紙サイズおよび用紙種類が選択されたと主制御部110が判断した場合には、ステップS8に移行する。
ステップS8に移行すると、主制御部110は、リストL1内の選択されたサイズおよび種類の用紙Pを収容する用紙カセット10Cを給紙元に設定する。そして、主制御部110は、リストL1内の選択された用紙サイズおよび用紙種類に基づき動作設定処理を行う。
なお、リストL1内の選択されたサイズおよび種類の用紙Pを収容する用紙カセット10Cが存在しない場合、主制御部110は、パネル制御部130に指示し、図8に示すような報知メッセージMG1を操作パネル3に表示させる。報知メッセージMG1は、リストL1内から選択したサイズおよび種類の用紙Pを手差しトレイ10M上に載置するよう促すためのメッセージを含む。そして、主制御部110は、手差しトレイ10Mを給紙元に設定するとともに、リストL1内の選択された用紙サイズおよび用紙種類に基づき動作設定処理を行う。
ステップS7において、リストL1内の用紙サイズおよび用紙種類が選択されなかったと主制御部110が判断した場合には、ステップS9に移行する。たとえば、用紙選択画面41の画面内に配されたその他キーKに対する操作が行われた場合に、ステップS9に移行する。なお以降に説明する用紙選択画面42〜44の画面内にもその他キーKが配される。
ステップS9に移行すると、主制御部110は、パネル制御部130に指示し、図9に示すような報知メッセージMG2を操作パネル3に表示させる。この報知メッセージMG2は、ユーザー所望の用紙Pを手差しトレイ10M上に載置するよう促すためのメッセージを含む。また、報知メッセージMG2は、ユーザー所望の用紙Pの用紙サイズおよび用紙種類を入力するよう促すためのメッセージを含む。すなわち、このとき、操作パネル3は、ユーザー所望の用紙Pの用紙サイズおよび用紙種類を入力するための入力操作を受け付ける。
その後、ステップS10において、主制御部110は、手差しトレイ10Mを給紙元に設定する。そして、主制御部110は、入力操作により入力された用紙サイズおよび用紙種類に基づき動作設定処理を行う。
ステップS3において、対象用紙Pを収容する用紙カセット10Cが存在しないと主制御部110が判断した場合には、ステップS11に移行する。言い換えると、セット原稿Dと同じ原稿サイズの原稿Dを読取対象とするコピージョブを過去に実行したことがあるが、そのときに使用したサイズおよび種類の用紙Pが現在収容されていない場合に、ステップS11に移行する。
ステップS11に移行すると、主制御部110は、パネル制御部130に指示し、図10に示すような用紙選択画面40(42)を操作パネル3に表示させ、コピージョブで使用する用紙Pの選択受付を行う。用紙選択画面42には、対象用紙Pの用紙サイズおよび用紙種類が選択肢として表示される(複数の選択肢をリストアップしたリストL2が用紙選択画面42の画面内に表示される)。すなわち、用紙選択画面42の画面内に選択肢として表示されるのは、セット原稿Dと同じ原稿サイズの原稿Dを読取対象とする過去のコピージョブで使用された用紙Pの用紙サイズおよび用紙種類である。
パネル制御部130は、リストL2内のいずれかの用紙サイズおよび用紙種類を選択する操作を用紙選択操作として受け付ける。そして、パネル制御部130は、用紙選択操作を受け付けると、リストL2内の選択された用紙サイズおよび用紙種類(対象用紙Pの用紙サイズおよび用紙種類)を示す選択用紙情報を主制御部110に通知する。なお、パネル制御部130は、リスト内L2の用紙P(現在収容されていない対象用紙P)が選択された場合、当該選択された用紙Pを手差しトレイ10M上に載置するよう促すための報知メッセージMG1(図8参照)をタッチパネルディスプレイ31に表示させる。
図5に戻り、ステップS12において、主制御部110は、リストL2内の用紙サイズおよび用紙種類が選択されたか否か(リストL2内から選択されたか否か)を判断する。その結果、リストL2内の用紙サイズおよび用紙種類が選択されたと主制御部110が判断した場合には、ステップS13に移行する。一方で、リストL2内の用紙サイズおよび用紙種類が選択されなかったと主制御部110が判断した場合には、ステップS6に移行する。たとえば、用紙選択画面42のその他キーKに対する操作が行われた場合に、ステップS6に移行する。
ステップS13に移行すると、主制御部110は、手差しトレイ10Mを給紙元に設定する。そして、主制御部110は、リストL2内の選択された用紙サイズおよび用紙種類に基づき動作設定処理を行う。
ステップS4において、対象用紙Pを収容する用紙カセット10Cが2つ以上存在すると主制御部110が判断した場合には、図6に示すフローチャートのステップS14に移行する。
図6に示すフローチャートのステップS14に移行すると、主制御部110は、使用頻度情報143に基づき2つ以上の用紙カセット10Cにそれぞれ収容された対象用紙Pの使用頻度を認識し、2つ以上の用紙カセット10Cにそれぞれ収容された対象用紙Pの使用頻度が互いに同じであるか否かを判断する。その結果、使用頻度が同じではないと主制御部110が判断した場合には、ステップS15に移行する。一方で、使用頻度が同じであると主制御部110が判断した場合には、ステップS16に移行する。
ステップS15に移行した場合、主制御部110は、2つ以上の用紙カセット10Cにそれぞれ収容された対象用紙Pのうち使用頻度がより高い高頻度の対象用紙Pを認識し、高頻度の対象用紙Pを収容する用紙カセット10Cを給紙元に設定する。そして、主制御部110は、高頻度の対象用紙Pの用紙サイズおよび用紙種類に基づき動作設定処理を行う。
ステップS16に移行した場合、主制御部110は、パネル制御部130に指示し、図11に示すような用紙選択画面40(43)を操作パネル3に表示させ、コピージョブで使用する用紙Pの選択受付を行う。用紙選択画面43には、2つ以上の用紙カセット10Cにそれぞれ収容された対象用紙Pの用紙サイズおよび用紙種類が選択肢として表示される(複数の選択肢をリストアップしたリストL3が用紙選択画面43の画面内に表示される)。
パネル制御部130は、リストL3内のいずれかの用紙サイズおよび用紙種類を選択する操作を用紙選択操作として受け付ける。そして、パネル制御部130は、用紙選択操作を受け付けると、リストL3内の選択された用紙サイズおよび用紙種類(現在収容されている対象用紙Pの用紙サイズおよび用紙種類)を示す選択用紙情報を主制御部110に通知する。
図6に戻り、ステップS17において、主制御部110は、リストL3内の用紙サイズおよび用紙種類が選択されたか否かを判断する。その結果、リストL3内の用紙サイズおよび用紙種類が選択されたと主制御部110が判断した場合には、ステップS18に移行する。一方で、リストL3内の用紙サイズおよび用紙種類が選択されなかったと主制御部110が判断した場合には、ステップS19に移行する。たとえば、用紙選択画面43のその他キーKに対する操作が行われた場合に、ステップS19に移行する。
ステップS18に移行した場合、主制御部110は、リストL3内の選択されたサイズおよび種類の用紙P(現在収容されている対象用紙P)を収容する用紙カセット10Cを給紙元に設定する。そして、主制御部110は、リストL3内の選択された用紙サイズおよび用紙種類に基づき動作設定処理を行う。
ステップS19に移行した場合、主制御部110は、パネル制御部130に指示し、図12に示すような用紙選択画面40(44)を操作パネル3に表示させ、コピージョブで使用する用紙Pの選択受付を行う。用紙選択画面44には、現在収容されている対象用紙P以外の対象用紙Pの用紙サイズおよび用紙種類が選択肢として表示される(複数の選択肢をリストアップしたリストL4が用紙選択画面44の画面内に表示される)。
パネル制御部130は、リストL4内のいずれかの用紙サイズおよび用紙種類を選択する操作を用紙選択操作として受け付ける。そして、パネル制御部130は、用紙選択操作を受け付けると、リストL4内の選択された用紙サイズおよび用紙種類(現在収容されている対象用紙P以外の対象用紙Pの用紙サイズおよび用紙種類)を示す選択用紙情報を主制御部110に通知する。なお、パネル制御部130は、リスト内L4の用紙P(現在収容されている対象用紙P以外の対象用紙P)が選択された場合、当該選択された用紙Pを手差しトレイ10M上に載置するよう促すための報知メッセージMG1(図8参照)をタッチパネルディスプレイ31に表示させる。
図6に戻り、ステップS20において、主制御部110は、リストL4内の用紙サイズおよび用紙種類が選択されたか否かを判断する。その結果、リストL4内の用紙サイズおよび用紙種類が選択されたと主制御部110が判断した場合には、ステップS21に移行する。一方で、リストL4内の用紙サイズおよび用紙種類が選択されなかったと主制御部110が判断した場合には、ステップS6に移行する。たとえば、用紙選択画面44のその他キーKに対する操作が行われた場合に、ステップS6に移行する。
なお、用紙選択画面44には、戻るキーBKが配される。この戻るキーBKに対して操作を行った場合には、図11に示した用紙選択画面43が表示される(ステップS16に戻る)。すなわち、図12に示す用紙選択画面43の表示後、現在収容されている対象用紙Pをコピージョブで使用する用紙Pとして選択したい場合には、戻るキーBKに対して操作を行えばよい。
ステップS21に移行すると、主制御部110は、手差しトレイ10Mを給紙元に設定する。そして、主制御部110は、リストL4内の選択された用紙サイズおよび用紙種類に基づき動作設定処理を行う。
本実施形態の複合機100(画像形成装置)は、上記のように、読取対象の原稿Dがセットされるコンタクトガラス231(セット部)および原稿セットトレイ241(セット部)と、画像が印刷される用紙Pを収容する用紙カセット10C(収容部)と、コピージョブの実行時に、コンタクトガラス231または原稿セットトレイ241にセットされた原稿Dを読み取る画像読取部2と、コピージョブの実行時に、用紙カセット10Cに収容された用紙Pを用紙搬送路10Pに給紙して搬送し、画像読取部2による原稿Dの読み取りによって得られた画像を搬送中の用紙Pに印刷する印刷部1と、コピージョブで使用する用紙Pの用紙サイズおよび用紙種類に基づき、コピージョブの実行時の印刷部1の動作条件を設定する動作設定処理を行う主制御部110(制御部)と、コピージョブで読取対象とされた原稿Dの原稿サイズに、当該原稿Dを読取対象とするコピージョブで使用された用紙Pの用紙サイズおよび用紙種類を示す用紙情報を対応付けて記憶する記憶部140と、ユーザーから操作を受け付ける操作パネル3(操作表示部)と、を備える。主制御部110は、セット原稿Dの原稿サイズを検知し、セット原稿Dと同じ原稿サイズに対応付けられた用紙情報で示されるサイズおよび種類の用紙Pを対象用紙Pとして認識するとともに、対象用紙Pを収容する用紙カセット10Cが存在するか否かの判断を行う。対象用紙Pを収容する用紙カセット10Cが存在する場合、主制御部110は、対象用紙Pの用紙サイズおよび用紙種類に基づき動作設定処理を行う。対象用紙Pを収容する用紙カセット10Cが存在しない場合、操作パネル3は、対象用紙Pの用紙サイズおよび用紙種類を選択肢として表示し、用紙サイズおよび用紙種類を選択するための用紙選択操作の受け付けを行い、主制御部110は、用紙選択操作により選択された用紙サイズおよび用紙種類に基づき動作設定処理を行う。
本実施形態の構成では、対象用紙P(セット原稿Dと同じ原稿サイズの原稿Dを読取対象とする過去のコピージョブで使用された用紙P)が用紙カセット10Cに収容されている場合、対象用紙Pの用紙サイズおよび用紙種類に基づき動作設定処理が自動的に行われる。したがって、ユーザー所望の用紙P(今回のコピージョブで使用したい用紙P)が対象用紙Pと同じ用紙サイズおよび用紙種類である場合には、原稿Dをセットするだけでよくなる(コピージョブで使用する用紙Pに関する設定を行わなくてもよい)。
ここで、ユーザー所望の用紙P(今回のコピージョブで使用したい用紙P)が対象用紙Pと同じ用紙サイズおよび用紙種類であるが、対象用紙Pが用紙カセット10Cに現在収容されていない場合には、ユーザー所望の用紙Pを用紙カセット10Cに新たに収容する必要がある。しかし、この場合には、用紙選択操作の受け付けが行われる。なお、用紙選択操作を受け付けるとき、操作パネル3は、対象用紙Pの用紙サイズおよび用紙種類を選択肢として表示する。そして、主制御部110は、用紙選択操作により選択された用紙サイズおよび用紙種類に基づき動作設定処理を自動的に行う。したがって、原稿Dをセットした後、ユーザー所望の用紙Pと同じ用紙サイズおよび用紙種類を選択するだけでよくなり、用紙カセット10Cに新たに収容したユーザー所望の用紙P(あるいは、手差しトレイ10M上に新たに載置したユーザー所望の用紙P)の用紙サイズおよび用紙種類を入力するための操作は不要となる。これにより、ユーザーの利便性が向上する。また、用紙選択操作により選択された用紙サイズおよび用紙種類に基づき動作設定処理が自動的に行われるので、印刷部1の動作条件に関する設定内容がユーザー所望の用紙Pの用紙サイズおよび用紙種類に対応した設定内容と合致しない、という不都合が発生するのを抑制することができる(印刷不良が発生するのを抑制することができる)。
また、本実施形態では、上記のように、対象用紙Pを収容する用紙カセット10Cが2つ以上存在する場合、主制御部110は、記憶部140に記憶された使用頻度情報に基づき、2つ以上の用紙カセット10Cにそれぞれ収容された対象用紙Pのうち使用頻度がより高い高頻度の対象用紙Pを認識し、高頻度の対象用紙Pの用紙サイズおよび用紙種類に基づき動作設定処理を行う。ここで、対象用紙Pを収容する用紙カセット10Cが2つ以上存在する場合には、2つ以上の用紙カセット10Cにそれぞれ収容された対象用紙Pのうち、使用頻度がより高い対象用紙Pがユーザー所望の用紙Pであると予想される。したがって、この場合には、高頻度の対象用紙Pの用紙サイズおよび用紙種類に基づき動作設定処理を行うのが好ましい。
ただし、場合によっては、2つ以上の用紙カセット10Cにそれぞれ収容された対象用紙Pの使用頻度が互いに同じことがある。しかし、この場合、操作パネル3は、2つ以上の用紙カセット10Cにそれぞれ収容された対象用紙Pの用紙サイズおよび用紙種類を選択肢として表示して用紙選択操作の受け付けを行う(図11に示す用紙選択画面43を表示する)。そして、主制御部110は、用紙選択画面43に対して用紙選択操作が行われると、用紙選択操作により選択された用紙サイズおよび用紙種類に基づき動作設定処理を行う。これにより、2つ以上の用紙カセット10Cにそれぞれ収容された対象用紙Pの使用頻度が互いに同じ場合であっても、ユーザー所望の用紙Pの用紙サイズおよび用紙種類に基づき動作設定処理を行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、セット原稿Dと同じ原稿サイズに対応付けられた用紙情報が記憶部140に記憶されていない場合、すなわち、セット原稿Dと同じ原稿サイズの原稿Dを読取対象とするコピージョブが過去に実行されたことがない場合、操作パネル3は、セット原稿Dと同じ原稿サイズに対応付けられたデフォルトの用紙サイズおよび用紙種類を選択肢として表示して用紙選択操作の受け付けを行う(図7に示す用紙選択画面41を表示する)。そして、主制御部110は、用紙選択画面41に対して用紙選択操作が行われると、用紙選択操作により選択された用紙サイズおよび用紙種類に基づき動作設定処理を行う。このため、セット原稿Dと同じ原稿サイズの原稿Dを読取対象とするコピージョブが過去に実行されたことがない場合であっても、ユーザー所望の用紙Pがデフォルトのサイズおよび種類の用紙Pと同じであれば、ユーザーの利便性が向上する(デフォルトの用紙サイズおよび用紙種類を選択するだけでよい)。
また、本実施形態では、上記のように、用紙選択操作により選択されたサイズおよび種類の用紙Pを収容する用紙カセット10Cが存在しない場合、操作パネル3は、用紙選択操作により選択したサイズおよび種類の用紙Pを手差しトレイ10M上に載置するよう促す報知メッセージMG1を表示し、主制御部110は、手差しトレイ10Mを給紙元に設定する。これにより、用紙カセット10Cに現在収容されている用紙Pをユーザー所望の用紙Pに交換する作業を行わなくてもよくなる(ユーザー所望の用紙Pを手差しトレイ10M上に載置すればよい)。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 印刷部
2 画像読取部
3 操作パネル(操作表示部)
10C 用紙カセット(収容部)
10M 手差しトレイ
110 主制御部(制御部)
140 記憶部
231 コンタクトガラス(セット部)
241 原稿セットトレイ(セット部)

Claims (6)

  1. 読取対象の原稿がセットされるセット部と、
    画像が印刷される用紙を収容する収容部と、
    コピージョブの実行時に、前記セット部にセットされた原稿を読み取る画像読取部と、
    前記コピージョブの実行時に、前記収容部に収容された用紙を用紙搬送路に給紙して搬送し、前記画像読取部による原稿の読み取りによって得られた画像を搬送中の用紙に印刷する印刷部と、
    前記コピージョブで使用する用紙の用紙サイズおよび用紙種類に基づき、前記コピージョブの実行時の前記印刷部の動作条件を設定する動作設定処理を行う制御部と、
    前記コピージョブで読取対象とされた原稿の原稿サイズに、当該原稿を読取対象とする前記コピージョブで使用された用紙の用紙サイズおよび用紙種類を示す用紙情報を対応付けて記憶する記憶部と、
    ユーザーから操作を受け付ける操作表示部と、を備え、
    前記制御部は、前記セット部にセットされたセット原稿の原稿サイズを検知し、前記セット原稿と同じ原稿サイズに対応付けられた前記用紙情報で示されるサイズおよび種類の用紙を対象用紙と認識するとともに、前記対象用紙を収容する前記収容部が存在するか否かの判断を行い、
    前記対象用紙を収容する前記収容部が存在する場合、前記制御部は、前記対象用紙の用紙サイズおよび用紙種類に基づき前記動作設定処理を行い、
    前記対象用紙を収容する前記収容部が存在しない場合、前記操作表示部は、前記対象用紙の用紙サイズおよび用紙種類を選択肢として表示し、用紙サイズおよび用紙種類を選択するための用紙選択操作の受け付けを行い、前記制御部は、前記用紙選択操作により選択された用紙サイズおよび用紙種類に基づき前記動作設定処理を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 複数の前記収容部を備え、
    前記記憶部は、前記コピージョブで使用された用紙の使用頻度を示す使用頻度情報を用紙の用紙サイズおよび用紙種類の組み合わせごとに記憶し、
    前記対象用紙を収容する前記収容部が2つ以上存在する場合、前記制御部は、前記使用頻度情報に基づき、2つ以上の前記収容部にそれぞれ収容された前記対象用紙のうち前記使用頻度がより高い高頻度の前記対象用紙を認識し、前記高頻度の対象用紙の用紙サイズおよび用紙種類に基づき前記動作設定処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記2つ以上の収容部にそれぞれ収容された前記対象用紙の前記使用頻度が互いに同じ場合、前記操作表示部は、前記2つ以上の収容部にそれぞれ収容された前記対象用紙の用紙サイズおよび用紙種類を選択肢として表示して前記用紙選択操作の受け付けを行うことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記セット原稿と同じ原稿サイズに対応付けられた前記用紙情報が前記記憶部に記憶されていない場合、前記操作表示部は、前記セット原稿と同じ原稿サイズに対応付けられたデフォルトの用紙サイズおよび用紙種類を選択肢として表示して前記用紙選択操作の受け付けを行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 用紙が載置される手差しトレイを備え、
    前記用紙選択操作により選択されたサイズおよび種類の用紙を収容する前記収容部が存在しない場合、前記操作表示部は、前記用紙選択操作により選択したサイズおよび種類の用紙を前記手差しトレイ上に載置するよう促すメッセージを表示し、前記制御部は、前記手差しトレイを給紙元に設定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記印刷部は、互いに圧接することで定着ニップを形成し、前記定着ニップを通過する用紙上の画像を用紙に定着させる一対の定着ローラーを含み、
    前記制御部は、前記コピージョブで使用する用紙の用紙サイズおよび用紙種類に基づき前記定着ニップの圧力を設定する処理を前記動作設定処理として行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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