JP2024079248A - 画像記録システム - Google Patents

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Abstract

【課題】切断により得られる、画像が記録されていない被記録媒体を排紙するか否かをユーザが選択できる手段を提供する。【解決手段】画像記録システム1は、シートSに画像を記録する記録部40と、記録部40によって画像が記録されるシートSを切断する切断部50と、制御部とを備えている。制御部は、複合機10の制御部90および情報機器100の制御部110の一方または両方である。制御部は、記録部40および切断部50の動作により画像が記録されていない白紙が切断により得られる場合に白紙を排紙するか否かを選択するための選択部を表示させる。表示は、複合機10の表示パネル22および情報機器100の表示部105の一方または両方に行われる。【選択図】図7

Description

本発明は、画像が記録された被記録媒体を切断する切断部を備えた画像記録システムに関する。
画像が記録された被記録媒体を切断する切断部を備えた画像記録システムでは、切断後の被記録媒体に画像が記録されていない場合に、当該被記録媒体を後の画像記録に使用できることがある。例えば、A5サイズに縮小された奇数ページ分の画像をA4用紙に2ページずつ記録し、当該A4用紙をA5サイズに2つに切断した場合、最終ページが記録されたA5用紙から切り離された画像が記録されていないA5用紙を後の画像記録に使用できる。切断により得られる、画像が記録されていない被記録媒体は、排紙されるか、画像記録システムの内部に保留される。
特許文献1には、画像が記録された記録媒体(本願の被記録媒体に相当)を切断することにより、第1記録媒体と第2記録媒体とに分ける切断部と、画像が記録されていない第2記録媒体を収容する第3収容部とを備えた印刷装置が記載されている。特許文献1に記載の印刷装置では、切断により得られる、画像が記録されていない被記録媒体は、印刷装置の内部に保留される。
特開2022-041210号公報
しかしながら、ユーザは、後に画像記録システムを使用するときに、切断により得られる、画像が記録されていない被記録媒体を必ずしも使用するとは限らない。一方、このような被記録媒体を装置の内部に保留すると、画像記録に影響し、画像記録の開始が遅れることがある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、切断により得られる、画像が記録されていない被記録媒体を排紙するか否かをユーザが選択できる手段を提供することである。
(1) 本発明の画像記録システムは、被記録媒体に画像を記録する記録部と、上記記録部によって画像が記録される被記録媒体を切断する切断部と、制御部とを備えている。上記制御部は、上記記録部および上記切断部の動作により画像が記録されていない第1媒体が切断により得られる場合に上記第1媒体を排紙するか否かを選択するための選択部、を表示させる。
上記画像記録システムによれば、ユーザは、表示された選択部によって、第1媒体(切断により得られる、画像が記録されていない被記録媒体)を排紙するか否かを選択できる。
(2) 好ましくは、上記制御部は、上記選択部により排紙しないことが選択された場合に、装置の内部で上記第1媒体を保留する場所を選択するための第2選択部を表示させてもよい。
(3) 好ましくは、上記制御部は、上記選択部を上記記録部および上記切断部の動作指示を受けていない場合に表示させてもよい。
(4) 好ましくは、上記記録部および上記切断部は、表示パネルを有する第1装置に含まれており、上記選択部は、上記表示パネルに表示された選択可能なオブジェクトであってもよい。
(5) 好ましくは、上記記録部および上記切断部は、第1装置に含まれており、上記画像記録システムは、上記第1装置と通信可能に接続され、表示部を有する第2装置をさらに備え、上記選択部は、上記表示部に表示された選択可能なオブジェクトであってもよい。
(6) 好ましくは、上記画像記録システムは、画像を読み取る読取部をさらに備え、上記制御部は、上記読取部で読み取られた画像を被記録媒体に記録する場合には、上記読取部ですべての読み取り対象画像が読み取られた後に、上記選択部を表示させ、上記選択部による選択が行われた後に、上記記録部に画像記録を開始させてもよい。
(7) 好ましくは、上記記録部および上記切断部は、第1装置に含まれており、上記画像記録システムは、上記第1装置と通信可能に接続された第2装置をさらに備え、上記制御部は、上記第2装置において、記録すべき画像が選択され、画像記録の設定が入力され、画像記録の開始が指示された後に、上記選択部を表示させてもよい。
(8) 好ましくは、上記記録部および上記切断部は、第1装置に含まれており、上記制御部は、上記第1装置において、記録すべき画像が選択され、画像記録の設定が入力され、画像記録の開始が指示された後に、上記選択部を表示させてもよい。
(9) 好ましくは、上記制御部は、上記記録部に画像記録を開始させた後に、上記選択部を表示させてもよい。
(10) 好ましくは、上記制御部は、上記記録部に画像記録を開始させた後に、上記選択部を表示させ、上記画像記録が完了するまでに上記選択部による選択が行われなかった場合には、上記第1媒体を排紙させることなく待機状態に遷移し、上記選択部による選択が行われたときに、選択結果に応じて、上記第1媒体を排紙させてもよい。
(11) 好ましくは、上記制御部は、上記待機状態に遷移してからの経過時間が所定時間を越えたときに、上記第1媒体を排紙させてもよい。
(12) 好ましくは、上記制御部は、上記記録部による画像記録が完了した後に、上記選択部を表示させてもよい。
(13) 好ましくは、上記記録部および上記切断部は、第1装置に含まれており、上記画像記録システムは、上記第1装置と通信可能に接続され、表示部を有する第2装置をさらに備え、上記制御部は、上記第2装置において、記録すべき画像が選択され、画像記録の設定が入力され、画像記録の開始が指示された後に、上記選択部を上記表示部に表示させてもよい。
(14) 好ましくは、上記制御部は、上記選択部により排紙することが選択された場合に、上記第1媒体を所定位置にセットすれば画像記録に使用できることを表示させてもよい。
本発明によれば、ユーザは、切断により得られる、画像が記録されていない被記録媒体を排紙するか否かを選択できる。
図1は、本発明の実施形態に係る画像記録システム1に含まれる複合機10の外観斜視図である。 図2は、複合機10のプリンタ部11の構造を模式的に示す縦断面図である。 図3は、プリンタ部11の主要な構成要素を示す平面図である。 図4は、画像記録システム1に含まれる複合機10および情報機器100のブロック図である。 図5は、複合機10の記録部40および切断部50の動作により白紙が発生する例を示す図である。 図6は、複合機10における白紙の保留場所を示す図である。 図7は、画像記録システム1による画像記録処理のフローチャートである。 図8(A)から図8(D)は、それぞれ、画像記録システム1で表示される選択画面210、220および通知画面230、240を示す図である。 図9は、画像記録システム1による読み取り画像記録処理のフローチャートである。 図10(A)から図10(C)は、それぞれ、複合機10の表示パネル22に表示される待機画面250および事前設定画面260、270を示す図である。 図11は、画像記録システム1による画像記録処理のフローチャートである。 図12は、画像記録システム1による画像記録処理のフローチャートである。 図13(A)は、情報機器100がコンピュータである場合に表示部105に表示される選択画面210を示す図であり、図13(B)は、情報機器100がスマートフォンである場合に表示部105に表示される選択画面210を示す図である。 図14は、図7に示される画像記録処理の機能分担の例を示す図である。 図15は、図7に示される画像記録処理の機能分担の例を示す図である。 図16(A)および図16(B)は、画像記録システム1の機能分担の例を示す図である。 図17(A)および図17(B)は、画像記録システム1の機能分担の例を示す図である。 図18(A)および図18(B)は、変形例に係る画像記録システム2の機能分担の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る画像記録システム1について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。以下の説明では、矢印の起点から終点に向かう進みが向きと表現され、矢印の起点と終点とを結ぶ線上の往来が方向と表現される。また、複合機10が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上下方向7が定義され、開口13が設けられている面を前面として前後方向8が定義され、複合機10を前方から視て左右方向9が定義される。上下方向7、前後方向8、および左右方向9は、互いに直交している。
[画像記録システム1の概要]
本実施形態に係る画像記録システム1は、図1および図4に示される複合機10を備えている。画像記録システム1は、図4に示される情報機器100をさらに備えていてもよい。情報機器100は、例えば、コンピュータやスマートフォンやタブレット端末などである。複合機10は、単独、または情報機器100と通信可能に接続された状態で使用される。複合機10と情報機器100とは、任意の方式で通信可能に接続される。複合機10と情報機器100とは、例えば、USBや有線LANなどの有線通信、Wi-Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)などの無線通信、あるいは有線通信および無線通信の両方によって通信可能に接続される。
画像記録システム1は、記録/切断処理、表示制御処理、その他の処理、表示動作(詳細は後述)などを行う。記録/切断処理は、複合機10の制御部90によって実行される。表示制御処理およびその他の処理は、複合機10の制御部90および情報機器100の制御部110の一方または両方によって実行される。表示動作は、複合機10の表示パネル22および情報機器100の表示部105の一方または両方によって実行される。複合機10は、第1装置の一例である。情報機器100は、第2装置の一例である。
[複合機10の概要]
図1に示されるように、複合機10は、プリンタ部11とスキャナ部12とを備えている。プリンタ部11は複合機10の下部に位置し、スキャナ部12は複合機10の上部に位置する。複合機10は、プリント機能、スキャン機能、コピー機能、ファクシミリ機能、カット機能などを有する。
スキャン機能は、スキャナ部12により読み取られた原稿の画像データを、複合機10と通信可能に接続された情報機器100に転送する機能である。スキャン機能には、読み取られた画像データをメモリカードやUSBメモリなどの外部記憶媒体に転送して記憶させる機能も含まれる。コピー機能は、スキャナ部12により読み取られた原稿の画像データに基づいて、プリンタ部11がシートに画像を記録する機能である。ファクシミリ機能には、スキャナ部12により読み取られた画像データを電話回線などを通じてファクシミリ送信する機能と、受信されたファクシミリデータをプリンタ部11によりシートに記録する機能とが含まれる。カット機能は、画像が記録されたシートを切断する機能である。プリンタ部11およびスキャナ部12は、複合機10の制御部90によって制御される。
複合機10の前面上部には、操作部21および表示パネル22が位置する。操作部21は、複数の操作キーを有する。複合機10のユーザ(以下、「ユーザ」と称される)は、操作キーを用いて指示を入力する。操作部21は、操作キーを用いて入力されたユーザからの指示を受け取る。表示パネル22は、複合機10の各種情報を画面に表示する。表示パネル22は、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどである。
[プリンタ部11]
図1から図3が参照されて、プリンタ部11の構成が説明される。図1および図2に示されるように、プリンタ部11は、筐体20の内部に位置する。筐体20の内部には、第1給紙トレイ14、第2給紙トレイ15、搬送部30、記録部40、切断部50、および他の部材が配置されている。筐体20の後面には、多目的トレイ(以下、「MPトレイ」と称される)16が配置されている(図2参照)。筐体20の前面には、排紙トレイ17が配置されている。なお、図2では、図面の簡略化のために、第1給紙トレイ14の図示が省略されている。
筐体20の前面における操作部21の下方には、開口13が形成されている。開口13は、筐体20の前面において左右方向9のほぼ中央に位置する。開口13は、左右方向9に長い矩形状に形成されている。筐体20の前面において開口13の右方には、開閉カバー18が取り付けられている。開閉カバー18が開かれると、カートリッジ装着空間が開放され、インクを貯留するインクカートリッジ44(図3参照)が筐体20に対し着脱可能となる。インクカートリッジ44は、チューブ45を通じて記録部40の記録ヘッド42へインクを供給する。
第1給紙トレイ14および第2給紙トレイ15は、筐体20に対して前後方向8に沿って挿抜可能である。第1給紙トレイ14は、筐体20に装着された状態において、第2給紙トレイ15の下方に位置する。第1給紙トレイ14および第2給紙トレイ15は、複数のシートS(被記録媒体の一例)を積層状態で収容する。シートSは、ロール状ではなく、所定サイズのシートである。第2給紙トレイ15の上部には、排紙トレイ17が位置する。排紙トレイ17は、搬送経路23(図2参照)から排出された記録後のシートSを支持する。なお、複合機10は2個の給紙トレイを有するが、複合機10は少なくとも1個の給紙トレイを有していればよい。
図2に示されるように、搬送部30は、給送ローラ31、PFローラ対33、第1排出ローラ対34、および第2排出ローラ対35を有する。また、筐体20の内部には、ガイド部材25、26、反転ローラ対36、補助ローラ対37、およびフラップ38、39が配置されている。搬送部30は、第2給紙トレイ15から排紙トレイ17へ搬送経路23に沿ってシートSを搬送する。搬送経路23は、第2給紙トレイ15から上向きかつ前向きに湾曲しながらUターンし、排紙トレイ17へ向かって前向きに直線的に延びる所謂Uターンパスである。
給送ローラ31は、第2給紙トレイ15の上方に位置する。給送ローラ31は、アーム32の先端部に、左右方向9を軸線方向として回動可能に設けられている。アーム32の基端部は、軸32A周りに回動可能である。給送ローラ31は、給送用モータ81(図4参照)の駆動が伝達されて回転する。給送ローラ31が回転すると、第2給紙トレイ15に収容されている複数のシートSのうち、最も上のシートSが搬送経路23に送り出される。ガイド部材25は、第2給紙トレイ15から搬送経路23に送り出されたシートSをPFローラ対33までガイドする。なお、第1給紙トレイ14に対応して、同様の給送ローラ(図示せず)が設けられている。
PFローラ対33は、搬送経路23の湾曲部分の搬送方向の下流端付近に位置する。PFローラ対33は、左右方向9を軸線方向として回動可能である。PFローラ対33は、搬送用モータ82(図4参照)の駆動が伝達されて回転する。シートSは、PFローラ対33に挟まれて記録ヘッド42の下方へ搬送される。
第1排出ローラ対34および第2排出ローラ対35は、搬送経路23において記録ヘッド42の搬送方向の下流に位置する。第2排出ローラ対35は、第1排出ローラ対34よりも搬送方向の下流に位置する。第1排出ローラ対34および第2排出ローラ対35は、左右方向9を軸線方向として回動可能である。第1排出ローラ対34および第2排出ローラ対35は、搬送用モータ82(図4参照)の駆動が伝達されて回転する。
フラップ38は、第1排出ローラ対34と第2排出ローラ対35との間に位置する。フラップ38は、制御部90から出力された制御信号に従い、軸38Aを中心として、図2に実線で示される第1位置と、図2に破線で示される第2位置との間で回動する。フラップ38が第1位置に位置するとき、PFローラ対33により搬送されたシートSは、第1排出ローラ対34および第2排出ローラ対35に挟まれて排紙トレイ17へ搬送される。
フラップ38を通過したシートSは、第2排出ローラ対35によって、搬送経路23に沿って反対向き(図2では左向き)に搬送されることある。このときにフラップ38が第2位置に位置すると、シートSはフラップ38にガイドされて反転経路24に侵入する。反転ローラ対36は、左右方向9を軸線方向として回動可能である。反転ローラ対36は、搬送用モータ82(図4)の駆動が伝達されて回転する。反転ローラ対36は、反転経路24に侵入したシートSを後方へ送り返す。ガイド部材26は、反転経路24に侵入したシートSを搬送経路23までガイドする。反転経路24を通過したシートSは、再び搬送経路23に沿って移動する。
プリンタ部11が片面記録を行う場合、フラップ38は第1位置に位置する。プリンタ部11が両面記録を行う場合、フラップ38は、シートSが最初にPFローラ対33を通過するときには第1位置に位置し、シートSが搬送経路23に沿って反対向きに搬送されているときには第2位置に位置し、シートSが2回目にPFローラ対33を通過するときには第1位置に位置する。シートSが最初にPFローラ対33を通過するときと、シートSが2回目にPFローラ対33を通過するときとでは、シートSの異なる面が上側になる。したがって、フラップ38の位置を上記のように切り換えることにより、シートSを裏返しにし、シートSに対して両面記録を行える。
MPトレイ16は、筐体20の後面から斜め上方向に突出する。MPトレイ16の筐体20側の一端は、PFローラ対33の後方かつ上方に位置する。補助ローラ対37は、PFローラ対33と、MPトレイ16の筐体20側の一端との間に位置する。補助ローラ対37は、左右方向9を軸線方向として回動可能である。補助ローラ対37は、搬送用モータ82(図4参照)の駆動が伝達されて回転する。
フラップ39は、PFローラ対33の後方かつ下方に位置する。フラップ39は、制御部90から出力された制御信号に従い、軸39Aを中心として、図2に実線で示される第3位置と、図2に破線で示される第4位置との間で回動する。フラップ39が第3位置に位置するとき、給送ローラ31により搬送経路23に送り出されたシートSは、搬送経路23に沿って搬送される。フラップ39が第4位置に位置し、かつ、補助ローラ対37が第1向きに回転するように駆動されたとき、MPトレイ16に支持されたシートSは搬送経路23に送られる。フラップ39が第4位置に位置し、かつ、補助ローラ対37が第1向きの反対の第2向きに回転するように駆動されたとき、搬送経路23に沿って通常の反対向きに搬送されるシートSは、MPトレイ16に向けて送られる。
図2に示されるように、記録部40は、搬送経路23において、PFローラ対33と第1排出ローラ対34との間に位置する。記録部40は、搬送経路23の上方に位置するキャリッジ41と、キャリッジ41に搭載された記録ヘッド42とを有する。記録部40の下方には、プラテン43が位置する。記録部40は、搬送部30によって前後方向8に搬送されるシートSに画像を記録する。
記録ヘッド42は、インクカートリッジ44(図3参照)からチューブ45を通じてシアン、マゼンタ、イエロー、およびブラックの各色インクが供給され、各インクを微小なインク滴として吐出するいわゆるインクジェット方式のものである。キャリッジ41が左右方向9に往復移動する間に、記録ヘッド42からインク滴が吐出される。これにより、プラテン43上を前後方向8に搬送されるシートSに画像が記録される。
図3に示されるように、筐体20の内部には、左右方向9へ延びる2本のガイドレール71、72が設けられている。ガイドレール71、72は、前後方向8に所定の距離だけ離れている。キャリッジ41は、ガイドレール71、72を跨ぐようにして、左右方向9に移動可能にガイドレール71、72上に載置されている。
ガイドレール72の上面には、ベルト駆動機構46が配置されている。ベルト駆動機構46は、搬送経路23の左右方向9の両端付近にそれぞれ設けられた第1プーリ47と第2プーリ48との間に、内側に歯が設けられた無端環状のベルト49を張架した構成を有する。第1プーリ47および第2プーリ48は、それぞれ、キャリッジ41が往復移動する領域の両端に配置されている。第1プーリ47の軸にCRモータ83(図4参照)から駆動力が入力されて、第1プーリ47が回転する。第1プーリ47の回転によりベルト49が周運動し、これに伴い第2プーリ48が従動する。なお、ベルト49は無端環状でもよく、有端のベルトの両端部をキャリッジ41に固着するものでもよい。
キャリッジ41は、ベルト49に固着されている。キャリッジ41とベルト49との連結部分は図面に詳細に現れていないが、ベルト49は、キャリッジ41に連結された状態において、上方へ若干引っ張られている。これにより、ベルト49には下方へ弾性復帰する張力が発生し、この張力によってキャリッジ41がガイドレール71、72へ弾性付勢されている。上述されたように、ベルト49が周運動すると、キャリッジ41がガイドレール71、72上を往復移動する。このようなキャリッジ41に記録ヘッド42が搭載されることにより、記録ヘッド42は左右方向9に移動可能となっている。
[切断部50]
図2および図3に示されるように、記録部40の前方において搬送経路23の上方に切断部50が位置している。切断部50は、停止時においてシート通過領域A1の左方に位置している。シート通過領域A1は、搬送部30により搬送されるシートSが通過する領域である。
切断部50は、左右方向9に移動して、搬送部30によって搬送されたシートSを左から右に切断する。切断部50は、シート通過領域A1よりも左方の待機位置(図3において示される切断部50の位置)から右向きに移動してシートSを切断する。切断部50は、カッタキャリッジ51と、カッタキャリッジ51に搭載されるカッタ52とを有する。カッタキャリッジ51は、左右方向9に沿って延びると共にサイドフレーム73、74に固定されているガイドレール66に支持されており、ガイドレール66に案内されて左右方向9に移動する。
図2に示されるように、カッタキャリッジ51は、カッタ52を保持するカッタ保持部53と、ガイドレール66に連結される連結部54とを有する。カッタ保持部53は、第1排出ローラ対34と第2排出ローラ対35との間に位置している。カッタ52は、カッタ保持部53の下端から下向きに突出した状態で、カッタ保持部53に支持されている。カッタ52は円盤形状であり、前後方向8を軸線方向としてカッタ保持部53に回転可能に支持されている。カッタ52は、カッタ保持部53に対して着脱可能である。連結部54は、カッタ保持部53から前向きに延びてガイドレール66に連結される。
カッタキャリッジ51は、図3に示される駆動機構62によって駆動される。駆動機構62は、基板61の上面に配置された駆動プーリ63および従動プーリ64と、駆動プーリ63および従動プーリ64に掛け渡された無端ベルト65とを有する。駆動プーリ63および従動プーリ64は、基板61の上面における左右方向9の両端部に配置されている。駆動プーリ63および従動プーリ64は、上下方向7に沿った軸線周りに回転する。駆動プーリ63には、切断用モータ84(図4参照)の駆動力が伝達される。無端ベルト65は、カッタキャリッジ51と連結されている。駆動プーリ63が回転すると、従動プーリ64が従動し、無端ベルト65が周運動する。無端ベルト65の周運動により、カッタキャリッジ51が、ガイドレール66に沿って左右方向9に移動する。
カッタキャリッジ51のカッタ保持部53の下方に、固定刃55が位置する。固定刃55は、サイドフレーム73、74に支持されてシート通過領域A1に亘って左右方向9に延びている。固定刃55の刃先は、カッタ52に対して後方から当接している。シートSは、カッタ52と固定刃55とに挟み込まれることによって切断される。
このように切断部50は、搬送部30によって搬送され、記録部40によって画像が記録されたシートSを切断する。以下の説明では、切断部50は、シートSを短手方向に沿って同じサイズの2つの部分に切断するものとする。なお、切断部50は、シートSを異なるサイズの2つの部分に切断してもよく、シートSを3つ以上の部分に切断してもよく、シートSを長手方向に沿って2つ以上の部分に切断してもよい。
[制御部90とその周辺部]
図4が参照されて、制御部90およびその周辺部の構成が説明される。制御部90は、CPU91、ROM92、RAM93、およびEEPROM94を備えている。ROM92には、複合機10の各種動作を制御するためのプログラムなどが格納されている。EEPROM94には、上記プログラムを実行するときに用いられる各種データが格納されている。RAM93は、CPU91が上記プログラムを実行するときに用いる各種データを一時的に記録する記憶領域や、データやプログラムの展開領域として使用される。複合機10の電源オン時に、ROM92に格納されたプログラムは、RAM93に複写転送される。CPU91は、RAM93に記憶されたプログラムを実行する。これにより、制御部90は各種の制御を行う。
ASIC95には、操作部21および表示パネル22が接続されている。操作部21は、操作キーの押下を検出して、押下された操作キーに応じた信号を出力する。制御部90は、操作部21から出力された信号に基づいて、押下された操作キーを識別する。表示パネル22は、制御部90からの指示に基づいて、プリンタ部11またはスキャナ部12の動作に関する情報を画面に表示する。
ASIC95には、給送用モータ81、搬送用モータ82、CRモータ83、および切断用モータ84が接続されている。ASIC95には、これらのモータを制御する駆動回路が組み込まれている。制御部90は、各モータを回転させるための駆動信号を各モータに対応する駆動回路に出力する。駆動回路は、制御部90から出力された駆動信号に応じた駆動電流を対応するモータへ出力する。これにより、対応するモータが回転する。
制御部90は、給送用モータ81を制御して、給送ローラ31を回転させ、搬送経路23にシートSを給送させる。制御部90は、搬送用モータ82を制御して、ローラ対33~37を回転させ、搬送部30にシートSを搬送および返送させる。制御部90は、搬送部30にシートSを搬送経路23に沿って通常の反対向きに搬送させることがある。制御部90は、CRモータ83を制御して、第1プーリ47を回転させ、キャリッジ41を移動する。制御部90は、切断用モータ84を制御して、駆動プーリ63を回転させ、カッタキャリッジ51を移動する。
ASIC95には、フラップ38、39が接続されている。制御部90は、ASIC95を経由してフラップ38、39に制御信号を出力する。フラップ38は、制御部90から出力された制御信号に応じて、第1位置と第2位置との間で回動する。フラップ39は、制御部90から出力された制御信号に応じて、第3位置と第4位置との間で回動する。
ASIC95には、記録ヘッド42が接続されている。制御部90は、ASIC95を経由して記録ヘッド42に、画像データに応じた信号を出力する。記録ヘッド42は、制御部90から出力された信号に応じて、記録ヘッド42に設けられた複数のノズルからインクを吐出する。
ASIC95には、スキャナ部12において原稿の画像の読み取りを行うイメージセンサ85が接続されている。ASIC95は、制御部90からの指示に基づいて、光源から光を照射するための電気信号や光電変換素子から画像データを出力するためのタイミング信号をイメージセンサ85に対して出力する。イメージセンサ85は、ASIC95から出力された信号を受けて、所定のタイミングで原稿に光を照射し、光電変換素子により変換された画像データを出力する。
ASIC95には、通信部96が接続されている。通信部96は、情報機器100との間で通信を行うための通信インタフェースである。通信部96は、情報機器100の通信部106との間で所定の通信方式でデータを送受信する。
なお、ASIC95には、搬送経路23にシートSが残っていることを検知するためのレジセンサ、搬送部30の動作状況を検知するためのエンコーダ、キャリッジ41の位置を検知するためのエンコーダ、カッタキャリッジ51の位置を検知するためのエンコーダ、カッタ52がカッタ保持部53に装着されているか否かを検知するカッタ装着センサなどが接続されていてもよい。
[情報機器100]
図4に示されるように、情報機器100は、CPU101、RAM102、記憶部103、入力部104、表示部105、および通信部106を備えている。CPU101、RAM102、および記憶部103は、情報機器100の制御部110として機能する。記憶部103は、例えば、ハードディスクやSSDドライブなどである。記憶部103は、CPU101が各種の処理を実行するためのプログラムなどを記憶している。記憶部103に記憶されているプログラムには、複合機10を制御するプリンタドライバが含まれる場合がある。RAM102は、CPU101がプログラムを実行する際に用いるデータや信号などを一時的に記録する記憶領域、あるいはデータ処理の作業領域として使用される。通信部106は、複合機10との間で通信を行うための通信インタフェースである。制御部110は、CPU101がRAM102に記憶されているプログラムを実行することにより、各種の処理を実行する。なお、情報機器100は、情報機器100の種類に応じて、図4に示される構成以外の構成を有していてもよい。情報機器100は、例えば、携帯電話用の通信部や、インターネット接続用の通信部などを有していてもよい。
[カット記録と白紙]
複合機10は、搬送部30によりシートSを搬送方向に搬送し、搬送されたシートSに記録部40で画像を記録し、画像が記録されたシートSを切断部50で切断する。以下、この動作は「カット記録」と称される。カット記録は、ユーザが操作部21を操作して、カット記録を指示したときに実行される。例えば、シートSがA4サイズである場合、複合機10は、カット記録の指示を受けたことに応じて、画像を記録したシートSをA5サイズに切断する。なお、カット記録には、搬送されたシートSを切断部50で切断し、切断されたシートSに記録部40で画像を記録する動作も含まれる。
カット記録が実行されたときに、画像が記録されていない切断されたシートが得られることがある。以下、記録部40および切断部50の動作により画像が記録されていないシートが切断により得られる場合、当該シートを「白紙」と称する。白紙のサイズは、シートSのサイズより小さい。白紙の面積は、例えばシートSの面積の半分である。
図5が参照されて、記録部40および切断部50の動作により白紙が発生する例が説明される。A4サイズの画像をA4シートに等倍で3ページ分記録する場合には、3枚のシートに3枚の画像がそれぞれ記録される(図5(A))。一方、A4サイズの画像をA4シートに倍率70%で(正確には倍率1/√2で)、シート1枚につき2ページ全部で3ページ分記録する場合には、1枚目のシートに2枚の縮小画像が記録され、2枚目のシートに1枚の縮小画像が記録される(図5(B))。2枚のシートがそれぞれ2等分されることにより、縮小画像が記録された3枚のA5シートと、画像が記録されていない1枚のA5シート(白紙)とが得られる。白紙は、第1媒体の一例である。
画像記録システム1では、複合機10で発生した白紙は、排紙されるか、または、保留場所に保留される。複合機10は、図6に示される4つの保留場所P1~P4を有する。保留場所P1は、第2給紙トレイ15の中である。保留場所P2は、搬送経路23上である。保留場所P3は、反転経路24上である。保留場所P4は、MPトレイ16の上である。複合機10は、第1給紙トレイ14の中など、他の保留場所を有していてもよい。
[複合機10の単独動作]
以下、白紙に関する画面などを表示させる処理を「表示制御処理」といい、白紙に関する画面などを表示する動作を「表示動作」という。また、フローチャートにおいて同じ番号が付されたステップは、同じ処理を示す。
図7が参照されて、画像記録システム1による画像記録処理が説明される。図7に示される画像記録処理は、例えば、複合機10の制御部90によって実行される。制御部90は、画像記録処理において、記録/切断処理、表示制御処理、および、その他の処理を実行する。表示パネル22は、表示動作を実行する。
制御部90は、画像記録処理の先頭において、ユーザから画像の選択を受け取る(S11)。制御部90は、S11において、ユーザが操作部21を操作していずれの画像を選択したかを受け取る。次に、制御部90は、ユーザから画像記録の設定を受け取る(S12)。制御部90は、S12において、ユーザが操作部21を操作して行った画像記録の設定を受け取る。S12は、S11の前に実行されてもよい。次に、制御部90は、ユーザから画像記録指示を受け取る(S13)。
次に、制御部90は、今回の画像記録処理において白紙が発生するか否かを判断する(S14)。制御部90は、S14において、例えば、S11で選択された画像が奇数ページであり、かつ、S12でカット記録が設定されている場合に、白紙が発生すると判断する。
制御部90は、白紙が発生すると判断した場合には(S14:Yes)、S15へ進む。この場合、制御部90は、白紙を排紙するか否かを選択するためのボタンを表示パネル22に表示させる(S15)。制御部90は、S15において、例えば、図8(A)に示される選択画面210を表示パネル22に表示させる。選択画面210は、「印刷でA5の白紙が発生します。排紙しますか?」というメッセージと、「はい」に対応するボタン211と、「いいえ」に対応するボタン212とを含んでいる。ボタン211、212は、選択部、および選択可能なオブジェクトの一例である。
ユーザは、表示された選択画面210を視て、ボタン211、212のいずれかを選択する。次に、制御部90は、ユーザによる選択結果を記憶する(S16)。制御部90は、S16において、例えば、ボタン221が選択された場合には「排紙」に対応する値1を、ボタン212が選択された場合には「保留」に対応する値2を選択結果としてRAM93に記憶させる。
次に、制御部90は、S15において排紙が選択されたか否かを判断する(S17)。制御部90は、S17において、RAM93に記憶された選択結果が「排紙」に対応する値1であるか否かを判断する。
制御部90は、排紙が選択されていない(保留が選択された)と判断した場合には(S17:No)、S18へ進む。この場合、制御部90は、白紙の保留場所を選択するためのボタンを表示パネル22に表示させる。制御部90は、S18において、例えば、図8(B)に示される選択画面220を表示パネル22に表示させる。選択画面220は、「A5の白紙をどこに保留しますか?」というメッセージと、「給紙トレイ」、「搬送経路」、「反転経路」および「MPトレイ」にそれぞれ対応する4個のボタン221~224とを含んでいる。ただし、「給紙トレイ」は、第2給紙トレイ15を示すものとする。ボタン221~224は、第2選択部の一例である。
ユーザは、表示された選択画面220を視て、ボタン221~224のいずれかを選択する。次に、制御部90は、ユーザによって選択された保留場所を記憶する(S19)。制御部90は、S19において、例えば、ボタン221が選択された場合には「給紙トレイ」に対応する値1を、ボタン222が選択された場合には「搬送経路」に対応する値2を、ボタン223が選択された場合には「反転経路」に対応する値3を、ボタン224が選択された場合には「MPトレイ」に対応する値4を保留場所としてRAM93に記憶させる。次に、制御部90は、S20へ進む。
制御部90は、S14において白紙が発生しないと判断した場合には(S14:No)、S15からS19を実行することなく、S20へ進む。制御部90は、S17において排紙が選択されたと判断した場合には(S17:Yes)、S18およびS19を実行することなく、S20へ進む。
次に、制御部90は、記録/切断処理を実行する(S20)。制御部90は、S20において、搬送部30を制御してシートSを搬送経路23に沿って搬送させ、記録部40を制御してシートSに画像を記録させ、必要に応じて切断部50を制御してシートSを切断させる。なお、制御部90は、S14において記録/切断処理を実行するときに、切断部50を制御してシートSを切断させた後に、記録部40を制御してシートSに画像を記録させてもよい。
次に、制御部90は、今回の画像記録処理において白紙が発生したか否かを判断する(S21)。制御部90は、S21において、S14と同じ処理を実行する。制御部90は、白紙が発生したと判断した場合には(S21:Yes)、S22へ進む。この場合、制御部90は、S15において排紙が選択されたか否かを判断する(S22)。制御部90は、S22において、S17と同じ処理を実行する。
制御部90は、排紙が選択されたと判断した場合には(S22:Yes)、S23へ進む。この場合、制御部90は、白紙を排紙する(S23)。制御部90は、S23において、例えば、搬送部30を制御することにより、白紙を搬送経路23に沿って搬送させて、白紙を排紙トレイ17に排紙させる。
次に、制御部90は、排紙された白紙を使用できることを表示パネル22に表示させる(S24)。制御部90は、S24において、例えば、図8(C)に示される通知画面230を表示パネル22に表示させる。通知画面230は、「白紙のA5用紙が排紙されます。MPトレイまたは給紙トレイにセットすれば、次の印刷時に使用できます。」というメッセージを含んでいる。このメッセージは、白紙を所定位置にセットすれば画像記録に使用できることを示す。
制御部90は、S22において排紙が選択されていない(保留が選択された)と判断した場合には(S22:No)、S25へ進む。この場合、制御部90は、白紙を保留場所に保留させる(S25)。制御部90は、S25において、RAM93に記憶された値に基づき保留場所を取得し、搬送部30およびフラップ38、39を制御することにより、取得した保留場所に白紙を移動して、その位置に白紙を保留する。
次に、制御部90は、白紙が保留されていることを表示パネル22に表示させる(S26)。制御部90は、S26において、例えば、図8(D)に示される通知画面240を表示パネル22に表示させる。通知画面240は、「白紙のA5用紙が搬送経路に保留されています。次の印刷時に使用できます。」というメッセージを含んでいる。メッセージに含まれる「搬送経路」の文字列は、白紙の保留場所に応じて切り換えられる。
制御部90は、S24またはS26を実行した後、画像記録処理を終了する。制御部90は、S21において白紙が発生していないと判断した場合には(S21:No)、S22からS26を実行することなく、画像記録処理を終了する。
制御部90は、図7に示される画像記録処理では、複合機10において、記録すべき画像が選択され(S11)、画像記録の設定が入力され(S12)、画像記録の開始が指示された(S13)後に、白紙を排紙するか否かを選択するためのボタン211、212を表示パネル22に表示させる(S15)。
図9が参照されて、画像記録システム1による読み取り画像記録処理が説明される。図9に示される読み取り画像記録処理は、例えば、複合機10の制御部90によって実行される。制御部90は、読み取り画像記録処理において、記録/切断処理、表示制御処理、および、その他の処理を実行する。表示パネル22は、表示動作を実行する。
制御部90は、読み取り画像記録処理の先頭において、ユーザから読み取り画像記録指示を受け取る(S31)。次に、制御部90は、読み取り対象のすべての画像を読み取る(S32)。制御部90は、S32において、スキャナ部12を制御して、スキャナ部12にセットされたすべてのシートから画像を順次読み取る。スキャナ部12は、読取部の一例である。
次に、制御部90は、S14へ進む。制御部90は、S14以降において、図7に示される画像記録処理と同じ処理を実行する。
制御部90は、図9に示される読み取り画像記録処理では、スキャナ部12ですべての読み取り対象画像が読み取られた(S32)後に、白紙を排紙するか否かを選択するためのボタン211、212を表示パネル22に表示させ(S15)、ボタン211、212による選択が行われた後に、記録部40に画像記録を開始させる(S20)。
複合機10は、白紙の扱いに関して事前設定を行う機能を有する。制御部90は、記録部40および切断部50の動作指示を受けていない待機状態では、図10(A)に示される待機画面250を表示パネル22に表示させる。待機画面250は、複合機10に関する各種の設定を行うためのアイコン251を含んでいる。ユーザがアイコン251を選択すると、制御部90は、表示パネル22に、複合機10に関する各種の設定を行うための画面を切り換えて表示させる。表示パネル22に表示される画面の中には、図10(B)および図10(C)に示される事前設定画面260、270が含まれている。
図10(B)に示される事前設定画面260は、白紙を排紙するか否かを事前設定するためのものである。事前設定画面260は、「毎回白紙を排紙する」、「毎回白紙を排紙しない」、および「都度排紙するか否かを選択」にそれぞれ対応する選択部を有する。選択部は、例えば、3個のチェックボックス261である。「毎回白紙を排紙する」に対応するチェックボックス261が選択された場合、制御部90は、S15を実行せず、S15でボタン211が選択された場合と同様に動作する。「毎回白紙を排紙しない」に対応するチェックボックス261が選択された場合、制御部90は、S15を実行せず、S15でボタン212が選択された場合と同様に動作する。「都度排紙するか否かを選択」に対応するチェックボックス261が選択された場合、制御部90は、S15を実行し、選択結果に応じて、S23およびS24、または、S25およびS26を実行する。チェックボックス261は、選択部、および選択可能なオブジェクトの一例である。
図10(C)に示される事前設定画面270は、白紙の保留場所を事前設定するためのものである。事前設定画面270は、「給紙トレイ」、「搬送経路」、「反転経路」、および「MPトレイ」にそれぞれ対応する第2選択部を有する。第2選択部は、例えば、4個のチェックボックス271である。4個のチェックボックス271は、それぞれ、図6に示される4つの保留場所P1~P4に対応する。図7および図9に示される処理においてS18が実行されなかった場合や、S18で白紙の保留場所が選択されなかった場合、白紙は、事前設定画面270で設定された保留場所に保留される。チェックボックス271は、第2選択部の一例である。
画像記録システム1は、図7および図9に示される処理以外にも各種の処理を実行する。画像記録システム1は、他の処理を実行するときにも、白紙が得られる場合に白紙を排紙するか否かを選択するための選択部(例えば、ボタン211、212)を表示することがある。
[複合機10の動作の変形例]
制御部90は、図7および図9に示される処理などにおいて、記録部40に画像記録を開始させた後に、白紙を排紙するか否かを選択するための選択部を表示させてもよい。制御部90は、例えば、図11に示されるフローチャートに従い、画像記録処理を実行してもよい。
図11に示される画像記録処理では、制御部90は、S11からS13を実行した後、記録/切断処理を開始する(S41)。制御部90は、S41において、今回の画像記録処理で白紙が発生するか否かにかかわらず、記録/切断処理を開始する。これ以降、記録/切断処理と、S14からS19とは、並行して実行される。
次に、制御部90は、S14からS19のうち実行すべきステップを実行する。次に、制御部90は、記録/切断処理の完了まで待機する(S42)。次に、制御部90は、S21からS26のうち実行すべきステップを実行する。次に、制御部90は、画像記録処理を終了する。
図11に示される画像記録処理では、制御部90は、記録部40に画像記録を開始させた(S41)後に、選択部(ボタン211、212)を表示パネル22に表示させる(S15)。制御部90は、画像記録が完了するまでに、選択部による選択が行われなかった場合には、白紙を排紙することなく、S15において待機状態に遷移する。制御部90は、選択部による選択が行われたときに、選択結果に応じて、白紙を排紙させる(S22:Yes→S23)。制御部90は、S15において待機状態に遷移してからの経過時間が所定時間を越えたときに、排紙が選択されたとみなして、白紙を排紙してもよい。
制御部90は、図7および図9に示される処理などにおいて、記録部40により画像記録が完了した後に、白紙を排紙するか否かを選択するための選択部を表示させてもよい。制御部90は、例えば、図12に示されるフローチャートに従い、画像記録処理を実行してもよい。
図12に示される画像記録処理では、制御部90は、S11からS13を実行した後、記録/切断処理を実行する(S20)。制御部90は、記録/切断処理の完了までS20で待機する。次に、制御部90は、今回の画像記録処理で白紙が発生したか否かを判断する(S14)。制御部90は、白紙が発生したと判断した場合には(S14:Yes)、S15へ進む。この場合、制御部90は、S15からS17を実行する。
制御部90は、S17において排紙が選択されたと判断した場合には(S17:Yes)、S23へ進む。この場合、制御部90は、S23およびS24を実行する。制御部90は、S17において排紙が選択されていないと判断した場合には(S17:No)、S18へ進む。この場合、制御部90は、S18、S25、およびS26を実行する。制御部90は、S25において、S18で選択された保留場所に白紙を保留する。
制御部90は、S24またはS26を実行した後、画像記録処理を終了する。制御部90は、S14において白紙が発生していないと判断した場合には(S14:No)、S15以降の処理を実行することなく、画像記録処理を終了する。
このように制御部90は、白紙を排紙するか否かを選択するための選択部を、(1)記録部40および切断部50の動作指示を受けていないとき(図10(B))、(2)画像記録指示を受けた後、かつ、記録/切断処理を開始する前(図7)、(3)記録/切断処理の実行中(図11)、または、(4)記録/切断処理の実行後(図12)に表示させてもよい。
[複合機10および情報機器100の動作]
ここまで、複合機10が単独で動作する場合について説明した。複合機10と情報機器100とが共に動作する場合には、各種の動作形態がある。画像記録システム1では、複合機10の制御部90に代えて、情報機器100の制御部110が表示制御処理を実行してもよい。この場合、複合機10の表示パネル22に代えて、情報機器100の表示部105が表示動作を実行する。また、制御部90および制御部110の両方が表示制御処理を実行し、表示パネル22および表示部105の両方が表示動作を実行してもよい。
例えば、図7などに示されるS15では、情報機器100の制御部110が、図8(A)に示される選択画面210を情報機器100の表示部105に表示させてもよい。情報機器100がコンピュータである場合、選択画面210は、例えば、図13(A)に示されるようにコンピュータの表示部105に表示される。情報機器100がスマートフォンである場合、選択画面210は、例えば、図13(B)に示されるようにスマートフォンの表示部105に表示される。
S18では、制御部110が、図8(B)に示される選択画面220を表示部105に表示させてもよい。S24では、制御部110が、図8(C)に示される通知画面230を表示部105に表示させてもよい。S26では、制御部110が、図8(D)に示される通知画面240を表示部105に表示させてもよい。複合機10と情報機器100とは通信可能に接続されているので、複合機10と情報機器100との間で必要なデータを送受信することにより、情報機器100の制御部110が表示制御処理を実行し、情報機器100の表示部105が表示動作を実行できる。例えば、制御部110がすべての表示制御処理を実行する場合、複合機10の制御部90および情報機器100の制御部110は、図14に示される機能分担に従い、図7に示される画像記録処理を実行する。
画像記録システム1では、複合機10の制御部90に代えて、情報機器100の制御部110が、複合機10に固有の処理(記録/切断処理など)以外の処理を実行してもよい。例えば、図7に示される画像記録処理では、制御部110がS19、S20、S23およびS25以外の処理を実行してもよい。複合機10と情報機器100とは通信可能に接続されているので、複合機10と情報機器100との間で必要なデータを送受信することにより、情報機器100の制御部110が複合機10に固有の処理以外の処理を実行できる。例えば、制御部110が複合機10に固有の処理以外のすべての処理を実行する場合、複合機10の制御部90および情報機器100の制御部110は、図15に示される機能分担に従い、図7に示される画像記録処理を実行する。
画像記録システム1では、複合機10に固有の処理は、複合機10の制御部90によって実行される。複合機10に固有の処理以外の処理は、複合機10の制御部90、および情報機器100の制御部110の一方によって実行されてもよく、制御部90および制御部110の両方によって分担して実行されてもよい。
図16(A)に示される機能分担の第1例では、複合機10の制御部90は、記録/切断処理に加えて、表示制御処理およびその他の処理を実行する。複合機10の表示パネル22は、制御部90からの制御に従い、表示動作を実行する。第1例では、複合機10は単独で動作する。
図16(B)に示される機能分担の第2例では、複合機10の制御部90は、記録/切断処理に加えて、その他の処理を実行する。制御部90による処理の実行結果(例えば、白紙が発生したかを判断した結果)は、通信部96、106を経由して、情報機器100の制御部110に伝達される。制御部110は、伝達された結果に応じて、表示制御処理を実行する。情報機器100の表示部105は、制御部110からの制御に従い、表示動作を実行する。第2例では、情報機器100は表示のみを実行し、複合機10はそれ以外を実行する。
図17(A)に示される機能分担の第3例では、複合機10の制御部90は、記録/切断処理を実行する。情報機器100の制御部110は、表示制御処理およびその他の処理を実行する。情報機器100の表示部105は、制御部110からの制御に従い、表示動作を実行する。第3例では、複合機10は複合機10に固有の処理のみを実行し、情報機器100はそれ以外を実行する。
図17(B)に示される機能分担の第4例では、複合機10の制御部90は、記録/切断処理に加えて、表示制御処理を実行する。複合機10の表示パネル22は、制御部90からの制御に従い、表示動作を実行する。情報機器100の制御部110は、その他の処理を実行する。制御部110による処理の実行結果は、通信部106、96を経由して、複合機10の制御部90に伝達される。制御部90は、伝達された結果に応じて、表示制御処理を実行する。第4例では、複合機10は複合機に固有の処理と表示とを実行し、情報機器100はそれ以外を実行する。
第1例および第2例は、記録すべき画像が複合機10側にある場合に有効である。第3例および第4例は、記録すべき画像が情報機器100側にある場合に有効である。第1例および第4例によれば、ユーザは、白紙を排紙するか否かや白紙の保留場所を複合機10の操作部21を操作して選択できる。第2例および第3例によれば、ユーザは、白紙を排紙するか否かや白紙の保留場所を情報機器100の入力部104を操作して選択できる。
例えば、記録すべき画像が情報機器100の記憶部103に記憶されている場合には、情報機器100の制御部110が、情報機器100において、記録すべき画像が選択され(S11)、画像記録の設定が入力され(S12)、画像記録の開始が指示された(S13)後に、白紙を排紙するかを選択するための選択部(ボタン211、222)を表示させてもよい(S15)。選択部は、情報機器100の表示部105に表示されてもよく(第3例)、複合機10の表示パネル22に表示されてもよい(第4例)。
ボタン211、212などの選択部や、ボタン221~224などの第2選択部を表示する表示制御処理は、複合機10の制御部90のCPU91がRAM93に記憶されたプログラムを実行することにより実行されるか、または、情報機器100の制御部110のCPU101がRAM102に記憶されたプログラムを実行することにより実行される。
[実施形態の作用効果]
以上に示されるように、本実施形態に係る画像記録システム1では、制御部は、白紙が得られる場合に白紙を排紙するか否かを選択するための選択部(例えば、ボタン211、212)を表示させる(S15)。制御部は、複合機10の制御部90および情報機器100の制御部110の一方または両方である。表示は、複合機10の表示パネル22および情報機器100の表示部105の一方または両方に行われる。したがって、画像記録システム1によれば、ユーザは、表示された選択部によって、白紙を排紙するか否かを選択できる。
また、制御部は、選択部により排紙しないことが選択された場合に、装置の内部で白紙を保留する場所を選択するための第2選択部(例えば、ボタン221~224)を表示させる(S17:No→S18)。したがって、ユーザは、表示された第2選択部によって、白紙を保留する場所を選択できる。また、制御部は、記録部40および切断部50の動作指示を受けていない場合に選択部(チェックボックス271)を表示させる。したがって、ユーザは、表示された選択部によって、白紙を排紙するか否かの選択を記録部40および切断部50の動作を指示していない場合に設定できる。
また、選択部は、複合機10の表示パネル22に表示された選択可能なオブジェクトである(図8(A)および図10(B))。したがって、ユーザは、表示パネル22に表示されたオブジェクトによって、白紙を排紙するか否かを選択できる。また、選択部は、情報機器100の表示部105に表示された選択可能なオブジェクトである(図13(A)および図13(B))。したがって、ユーザは、表示部105に表示されたオブジェクトによって、白紙を排紙するか否かを選択できる。
また、制御部は、スキャナ部12で読み取られた画像をシートSに記録する場合には、スキャナ部12ですべての読み取り対象画像が読み取られた後に、選択部を表示させ、選択部による選択が行われた後に、記録部40に画像記録を開始させる(図9)。したがって、画像記録システム1は、画像の読み取り結果に基づき白紙が得られるか否かを判断し、白紙が得られると判断した場合に、選択部を表示させることができる。
また、情報機器100の制御部110は、情報機器100において、記録すべき画像が選択され、画像記録の設定が入力され、画像記録の開始が指示された後に、選択部を表示させる(図15)。したがって、画像記録システム1は、情報機器100において、画像の選択、画像記録の設定、および画像記録の指示が行われた後に、白紙が得られるか否かを判断し、白紙が得られると判断した場合に、選択部を表示させることができる。
また、複合機10の制御部90は、複合機10において、記録すべき画像が選択され、画像記録の設定が入力され、画像記録の開始が指示された後に、選択部を表示させる(図7)。したがって、画像記録システム1は、複合機10において、画像の選択、画像記録の設定、および画像記録の指示が行われた後に、白紙が得られるか否かを判断し、白紙が得られると判断した場合に、選択部を表示させることができる。
また、制御部は、記録部40に画像記録を開始させた後に、選択部を表示させる(図11)。したがって、画像記録システム1は、選択部による選択を待つことなく、画像記録を早期に開始できる。また、制御部は、記録部40に画像記録を開始させた後に、選択部を表示させ、画像記録が完了するまでに選択部による選択が行われなかった場合には、白紙を排紙させることなく待機状態に遷移し、選択部による選択が行われたときに、選択結果に応じて、白紙を排紙させる(図11)。したがって、画像記録システム1は、選択部による選択を待つことなく、画像記録を早期に開始し、選択部による選択結果に応じて白紙を排紙できる。また、制御部は、待機状態に遷移してからの経過時間が所定時間を越えたときに、白紙を排紙させる。したがって、選択部による選択を待つ待機状態が長く続くことを防止できる。
また、制御部は、記録部40による画像記録が完了した後に、選択部を表示させる(図12)。したがって、ユーザは、画像記録が完了した後に、選択部を用いて、白紙を排紙するか否かを選択できる。
また、情報機器100の制御部110は、情報機器100において、記録すべき画像が選択され、画像記録の設定が入力され、画像記録の開始が指示された後に、選択部を表示部105に表示させる(図15)。したがって、画像記録システム1は、情報機器100において、画像の選択、画像記録の設定、および画像記録の指示が行われた後に、白紙が得られるか否かを判断し、白紙が得られると判断した場合に、選択部を情報機器100の表示部105に表示させることができる。また、制御部は、選択部により排紙することが選択された場合に、白紙を所定位置にセットすれば画像記録に使用できることを表示させる(図8(C))。したがって、ユーザは、表示内容を視て、排紙された白紙を画像記録に使用できることを認識できる。
[変形例]
本実施形態に係る画像記録システム1については、各種の変形例を構成できる。図18(A)および図18(B)に示される画像記録システム2は、複合機10および情報機器100に加えて、サーバ120を備えている。サーバ120は、制御部121および通信部122を備え、複合機10および情報機器100と任意の方式で通信可能に接続されている。
図18(A)に示される機能分担の第1例では、情報機器100の制御部110は、サーバ120に対して画像記録に関するジョブの実行を依頼するジョブ依頼処理を実行する。サーバ120の制御部121は、通信部106、122を経由して、情報機器100の制御部110から送信されたジョブの実行依頼を受け付ける依頼受付処理と、その他の処理とを実行する。複合機10の制御部90は、記録/切断処理に加えて、表示制御処理を実行する。複合機10の表示パネル22は、制御部90からの制御により、表示動作を実行する。
図18(B)に示される機能分担の第2例では、情報機器100の制御部110は、ジョブ依頼処理、および表示制御処理を実行する。サーバ120の制御部121は、依頼受付処理、およびその他の処理を実行する。複合機10の制御部90は、記録/切断処理を実行する。情報機器100の表示部105は、制御部110からの制御により、表示動作を実行する。
このようにサーバ120を含む画像記録システム2では、サーバ120の制御部121がその他の処理を実行し、複合機10の制御部90および情報機器100の制御部110の一方または両方が、その他の処理の結果に基づき、複合機10の制御部90または情報機器100の制御部110が表示制御処理を実行してもよい。また、複合機10の制御部90および情報機器100の制御部110の両方が、表示制御処理を実行してもよい。
上記実施形態に係る画像記録システム1では、複合機10の表示パネル22および情報機器100の表示部105は、ユーザに報知する報知部として機能する。制御部は、白紙が排紙された後に、報知部に白紙が排紙されたことを示す態様にて報知させる。報知部は、表示パネル22および表示部105に限定されない。例えば、報知部は、LEDなどの発光素子を含み、光によりユーザに報知してもよい。報知部は、ブザーやスピーカなどを含み、音によりユーザに報知してもよい。報知部は、ブザーを鳴らしてもよく、「白紙が配置されました」や「白紙が保留されています」などの音声をスピーカから出力してもよい。報知部は、ユーザが状態の変化を視認できる機械機構を含んでいてもよい。例えば、複合機10の筐体20が貫通孔を有し、筐体20の内部に貫通孔を閉塞し、異なる色に塗られた複数の部分を有する移動部材が位置し、貫通孔を通じて視認される移動部材の色が白紙が排紙されたか否かや、白紙が保留されているか否かに応じて変化することとしてもよい。このような報知部を備えた画像記録システムによっても、ユーザは、報知部が行う報知により、白紙が排紙されたことを認識できる。
変形例に係る画像記録システムでは、複合機は、必ずしもスキャン機能、コピー機能、およびファクシミリ機能を有していなくてもよい。複合機は、反転経路24を有しておらず、両面記録機能を有していなくてもよい。複合機は、インクを貯留するインクカートリッジ44に代えて、インクを貯留するタンクを有していてもよい。複合機が有するインクカートリッジ44の数は1個以上であれば何個でもよい。複合機の記録部は、キャリッジ41を有しておらず、所謂ラインヘッド方式で記録を行うものでもよい。複合機の記録部は、インクを使用するもののみに限られず、トナーを使用する所謂レーザープリンタであってもよい。複合機の切断部は、左右方向9に沿った右向きに移動してシートSを切断するものに限らず、シートSに対して上下方向7に移動してシートSを切断するものでもよい。
1、2・・・画像記録システム
10・・・複合機(第1装置)
11・・・プリンタ部
12・・・スキャナ部(読取部)
14・・・第1給紙トレイ
15・・・第2給紙トレイ
16・・・MPトレイ
17・・・排紙トレイ
22・・・表示パネル
23・・・搬送経路
24・・・反転経路
30・・・搬送部
40・・・記録部
50・・・切断部
90、110、121・・・制御部
100・・・情報機器(第2装置)
105・・・表示部
120・・・サーバ
211、212・・・ボタン(選択部、オブジェクト)
221~224・・・ボタン(第2選択部)
261・・・チェックボックス(選択部、オブジェクト)
271・・・チェックボックス(第2選択部)

Claims (14)

  1. 被記録媒体に画像を記録する記録部と、
    上記記録部によって画像が記録される被記録媒体を切断する切断部と、
    制御部とを備え、
    上記制御部は、上記記録部および上記切断部の動作により画像が記録されていない第1媒体が切断により得られる場合に上記第1媒体を排紙するか否かを選択するための選択部、を表示させる画像記録システム。
  2. 上記制御部は、上記選択部により排紙しないことが選択された場合に、装置の内部で上記第1媒体を保留する場所を選択するための第2選択部を表示させる請求項1に記載の画像記録システム。
  3. 上記制御部は、上記選択部を上記記録部および上記切断部の動作指示を受けていない場合に表示させる請求項1に記載の画像記録システム。
  4. 上記記録部および上記切断部は、表示パネルを有する第1装置に含まれており、
    上記選択部は、上記表示パネルに表示された選択可能なオブジェクトである請求項1に記載の画像記録システム。
  5. 上記記録部および上記切断部は、第1装置に含まれており、
    上記第1装置と通信可能に接続され、表示部を有する第2装置をさらに備え、
    上記選択部は、上記表示部に表示された選択可能なオブジェクトである請求項1に記載の画像記録システム。
  6. 画像を読み取る読取部をさらに備え、
    上記制御部は、上記読取部で読み取られた画像を被記録媒体に記録する場合には、
    上記読取部ですべての読み取り対象画像が読み取られた後に、上記選択部を表示させ、
    上記選択部による選択が行われた後に、上記記録部に画像記録を開始させる請求項1に記載の画像記録システム。
  7. 上記記録部および上記切断部は、第1装置に含まれており、
    上記第1装置と通信可能に接続された第2装置をさらに備え、
    上記制御部は、上記第2装置において、記録すべき画像が選択され、画像記録の設定が入力され、画像記録の開始が指示された後に、上記選択部を表示させる請求項1に記載の画像記録システム。
  8. 上記記録部および上記切断部は、第1装置に含まれており、
    上記制御部は、上記第1装置において、記録すべき画像が選択され、画像記録の設定が入力され、画像記録の開始が指示された後に、上記選択部を表示させる請求項1に記載の画像記録システム。
  9. 上記制御部は、上記記録部に画像記録を開始させた後に、上記選択部を表示させる請求項1に記載の画像記録システム。
  10. 上記制御部は、
    上記記録部に画像記録を開始させた後に、上記選択部を表示させ、
    上記画像記録が完了するまでに上記選択部による選択が行われなかった場合には、上記第1媒体を排紙させることなく待機状態に遷移し、
    上記選択部による選択が行われたときに、選択結果に応じて、上記第1媒体を排紙させる請求項1に記載の画像記録システム。
  11. 上記制御部は、上記待機状態に遷移してからの経過時間が所定時間を越えたときに、上記第1媒体を排紙させる請求項10に記載の画像記録システム。
  12. 上記制御部は、上記記録部による画像記録が完了した後に、上記選択部を表示させる請求項1に記載の画像記録システム。
  13. 上記記録部および上記切断部は、第1装置に含まれており、
    上記第1装置と通信可能に接続され、表示部を有する第2装置をさらに備え、
    上記制御部は、上記第2装置において、記録すべき画像が選択され、画像記録の設定が入力され、画像記録の開始が指示された後に、上記選択部を上記表示部に表示させる請求項1に記載の画像記録システム。
  14. 上記制御部は、上記選択部により排紙することが選択された場合に、上記第1媒体を所定位置にセットすれば画像記録に使用できることを表示させる請求項1に記載の画像記録システム。
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