JP2014227690A - 不燃化コーティング材、不燃性断熱材、及び不燃性断熱材の構築方法 - Google Patents
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Abstract
Description
発泡樹脂系断熱材の不燃化コーティング材であって、
ロックウールと、
セメントと、
アルミニウム水和物類
とを有することを特徴とする不燃化コーティング材を提案する。
前記不燃化コーティング材であって、好ましくは、セメントとアルミニウム水和物類との合計量が、ロックウール100質量部に対して、50〜300質量部であり、アルミニウム水和物類の量が、セメントとアルミニウム水和物類との合計量100質量部に対して、30〜90質量部であることを特徴とする不燃化コーティング材を提案する。
前記不燃化コーティング材であって、好ましくは、アルミニウム水和物類は、その平均粒径が1〜120μmであることを特徴とする不燃化コーティング材を提案する。
前記不燃化コーティング材であって、好ましくは、アルミニウム水和物類が水酸化アルミニウムであることを特徴とする不燃化コーティング材を提案する。
発泡樹脂系断熱材と、
前記発泡樹脂系断熱材の表面に設けられた前記不燃化コーティング材
とを有することを特徴とする不燃性断熱材を提案する。
前記不燃性断熱材であって、好ましくは、発泡樹脂系断熱材と不燃化コーティング材との間に接着剤が設けられてなることを特徴とする不燃性断熱材を提案する。
構造物の表面に発泡樹脂系断熱材を設ける工程と、
発泡樹脂系断熱材の表面に前記不燃化コーティング材を設ける工程
とを有することを特徴とする不燃性断熱材の構築方法を提案する。
フレキシブルボード(910×910×5mm)の一平面に、硬質ウレタンを吹付け、厚み20mmの硬質ウレタンフォームからなる発泡樹脂系断熱材層を形成した。室内で1週間に亘る養生を行った後、硬質ウレタンフォームを70×70×20mm(縦×横×厚さ)に切り出した。
注1:表中「粉体」は「アルミニウム水和物類とセメントとの合計」を意味する。
注2:マイクロトラック(商品名)による測定値。
表−1における「見掛け密度」は、以下の<見掛け密度の測定>に従って測定したコーティング材の見掛け密度(単位容積質量)である。
<見掛け密度の測定>
硬質ウレタン製容器(内側形状;70×70×20mm(縦×横×高さ)の直方体)にコーティング材を充填し、20℃,湿度60%の恒温室内で1日養生後に、コーティング材を硬質ウレタン製容器から取り出し、ノギスによりコーティング材の縦(Xa)、横(Xb)、高さ(Xc)を測定した。次式(1)により、コーティング材の体積(V)を求めた。
V(cm3)=Xa(cm)×Xb(cm)×Xc(cm) 式(1)
次に、コーティング材を105℃の乾燥機を用いて質量が恒量となるまで乾燥させ、その時質量(w)を用い、次式(2)により、コーティング材の見掛け密度(ρ)を求めた。
ρ(g/cm3)=w(g)÷V(cm3) 式(2)
<電気炉加熱試験>
セラミック繊維系断熱材3及びセラミックボード系断熱材4で、試験体(No.1〜6)の表面が覆われた。試験体のコーティング材2の表面の一部が露出している(図1参照)。コーティング材2表面の露出部分は、60×60mmの正方形である。これが、箱型電気炉内に配置された。加熱条件は、加熱開始から5分間で729℃に達し、15分間に亘って729℃の維持、その後加熱中止して電気炉内にて自然冷却した。試験体に熱電対を設置し、発泡樹脂系断熱材1とコーティング材2の界面における温度(発泡樹脂系断熱材表面温度:tw)と、コーティング材2表面における温度(tm)を測定した。
[評価基準1(不燃性の評価)]
発泡樹脂系断熱材表面の最高温度(twの最大値)が発泡樹脂系断熱材の発火点である410℃に達しなかった試験体を「◎」、410℃に達するまでに30分以上要した試験体を「○」、30分未満で410℃に達した試験体を「×」と判断した。
加熱開始後20分経過時点(加熱終了時点)において、発泡樹脂系断熱材表面温度が100℃未満であった試験体を「◎」、100℃以上250℃未満であった試験体を「○」、250℃以上であった試験体を「×」と判断した。この評価基準を定めるに当たり、以下の試験が実施された。
実施例1と同様にして試験体(No.7〜9)が作製された。この試験体は、フレキシブルボード(100×100×5mm)の上に、厚み20mm硬質ウレタンフォームからなる発泡樹脂系断熱材と厚み20mmコーティング材(No.1〜3)が積層され、その後1ヶ月間室内で養生されたものである。
加熱開始後20分間の総発熱量が8.0MJ/m2以下、かつ、20分間の加熱による発泡樹脂系断熱材の厚みの減少量が10mm以下である場合を、不燃性良好と判断し、それ以外を不良と判断した。
2 不燃化コーティング材
3 セラミック繊維系断熱材
4 セラミックボード系断熱材
Claims (7)
- 発泡樹脂系断熱材の不燃化コーティング材であって、
ロックウールと、
セメントと、
アルミニウム水和物類
とを有することを特徴とする不燃化コーティング材。 - セメントとアルミニウム水和物類との合計量が、ロックウール100質量部に対して、50〜300質量部であり、
アルミニウム水和物類の量が、セメントとアルミニウム水和物類との合計量100質量部に対して、30〜90質量部である
ことを特徴とする請求項1の不燃化コーティング材。 - アルミニウム水和物類は、その平均粒径が1〜120μmである
ことを特徴とする請求項1又は請求項2の不燃化コーティング材。 - アルミニウム水和物類が水酸化アルミニウムである
ことを特徴とする請求項1〜請求項3いずれかの不燃化コーティング材。 - 発泡樹脂系断熱材と、
前記発泡樹脂系断熱材の表面に設けられた請求項1〜請求項4いずれかの不燃化コーティング材
とを有することを特徴とする不燃性断熱材。 - 発泡樹脂系断熱材と不燃化コーティング材との間に接着剤が設けられてなる
ことを特徴とする請求項5の不燃性断熱材。 - 構造物の表面に発泡樹脂系断熱材を設ける工程と、
発泡樹脂系断熱材の表面に請求項1〜請求項4いずれかの不燃化コーティング材を設ける工程
とを有することを特徴とする不燃性断熱材の構築方法。
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JP2008168615A (ja) * | 2006-10-05 | 2008-07-24 | Bekku Kk | 防火断熱体 |
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