JP2014226987A - チップ専用船の倉内トランク構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】
チップ専用船の中央貨物倉にチップ又はバラスト水が積載されている場合であっても、上部スツールから下部スツールへアクセス可能なチップ専用船の倉内トランク構造を提供する。
【解決手段】
チップ専用船の中央貨物倉と貨物倉の間に設けられる立式波形倉内横隔壁の船側外板側との接合部の前記立式波形倉内横隔壁の平面視凹部(谷部)に上部スツールから下部スツールの間に垂直に形成される柔構造の平面視ボックス形状のアクセストランクを設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、チップ専用船の倉内トランク構造に関する。
基本的にはチップ専用船は、ばら積み船と変わらないが、比重の軽い貨物であるチップをできるだけ多く積載するために、貨物倉の容積が大きくとられ、ばら積み船の特徴である貨物倉上部左右のトップサイドタンクがない構造となっている。
この種の貨物倉上部左右のトップサイドタンクが存在しないバラ積み船等にあっては、例えば、特開2004-284526号公報に開示のような、船側にアクセストランクを設ける例が知られている。
図5は、当該特開2004-284526号公報に図1として開示される開示発明にアクセストランクを設けたバルクキャリヤの概略を示す横断面図であり、図5において、符号101は、船体、102は、上甲板、103は、船底外板、104は、船底内板、105は、ボトムタンク、106は、船側外板、107は、船側内板、108は、ボイドスペース、109は、トップサイドタンク、110は、トップサイドタンクの底板、111は、ハッチコーミング、112は、アクセストランク、115は、マンホールである(符号は、先行技術であることを明らかにするために、本願出願人において、3桁に変更して説明した)。
図5に示される当該特開2004-284526号公報の開示は、発明名称「バルクキャリヤにおけるアクセストランク」に係り、「トップサイドタンクにバラストが張られている時でも、ボイドスペースへのアクセスが可能であり、側壁部の点検を行うことができるダブルハル構造のバルクキャリヤにおけるアクセストランクを得ることを目的とする」発明解決課題において(同公報明細書段落番号0008参照)、「船底および側壁をダブルハル構造としたバルクキャリヤにおいて、該ダブルハル構造とした側壁部をボイドスペースとして構成すると共に、上甲板よりトップサイドタンクを貫通して、ボイドスペースの上面に至るアクセストランクを設置した」構成とすることにより(同公報特許請求の範囲の請求項1の記載等参照)、「トップサイドタンクにバラストが張られているときでも、ボイドスペースにアクセスすることが可能となり、何時でも側壁部の点検を行うことができる」等の効果を奏するものである(同公報明細書段落番号0018参照)。
しかしながら、チップ専用船にあっては、少しでも大きな容積の貨物倉容積を必要とするため、本来的に上部スツールから下部スツールへ通行可能とするアクセストランクに利用できるボイドスペースは存在しない。また、チップ専用船にあっては、チップを積載しない空荷航行時に小さくなるバラスト容量を補うため、チップ専用船は空荷航海時の中央貨物倉にバラスト水を張って航海する。このような場合においては、上部スツールから下部スツールへアクセスができないという問題があった。さらに、このことは、前記中央貨物倉にバラスト水を張水した場合に限らず、積載チップを中央貨物倉に積載した場合にも、当該中央貨物倉においては、上部スツールから下部スツールへアクセスができないという問題があった。
特開2004-284526号公報
上記問題点に鑑み、本発明は、チップ専用船の中央貨物倉にチップ又はバラスト水が積載されている場合であっても、上部スツールから下部スツールへアクセス可能なチップ専用船の倉内トランク構造を提供することを目的とする。
上記目的達成のため、本願請求項1に係る発明は、チップ専用船の倉内トランク構造において、チップ専用船の中央貨物倉と貨物倉の間に設けられる立式波形倉内横隔壁の船側外板側との接合部の前記立式波形倉内横隔壁の平面視凹部(谷部)に上部スツールから下部スツールの間に垂直に形成される柔構造の平面視ボックス形状のアクセストランクを設けたことを特徴とする。
また、本願請求項2に係る発明は、前記請求項1に係るチップ専用船の倉内トランク構造において、前記アクセストランクとサイドストリンガーとの接合部に上下に湾曲して広がる断面ガセット形状のプレート状のサイドストリンガー端部を設けたことを特徴とする。
さらに、本願請求項3に係る発明は、前記請求項1又は2に係るチップ専用船の倉内トランク構造において、前記アクセストランク内には、梯子乗り継ぎのステージが設けられ、当該ステージは、前記アクセストランクの壁内面に対応して分割され、分割された取り合い部それぞれが前記アクセストランクの1〜2の壁内面と取り合う構造としたことを特徴とする。
そして、本願請求項4に係る発明は、前記請求項3に係るチップ専用船の倉内トランク構造において、前記分割された取り合い部の間には、前記アクセストランクの壁面変形を吸収する端部ソフト形状部が設けられたことを特徴とする。
また、本願請求項5に係る発明は、前記請求項1に係るチップ専用船の倉内トランク構造において、前記アクセストランクには、二重底タンクへの空気抜き用配管が配置されたことを特徴とする。
本発明は、次のような効果を有する。
(1)ダブルハル構造のような船側にボイドスペースの存在しないチップ専用船であっても、チップ積載時である貨物積載時又は空荷航行時に、その中央貨物倉の上部スツールから下部スツールへアクセスが可能となる。
(2)当該アクセストランク内に二重底タンクの空気抜き管を配管することで、空気抜き管の腐食を防止することも可能である。
図1は、本発明に係るチップ専用船トランク構造を実施するためのチップ専用船トランク構造の実施例1の概略を示す図、 図2は、本実施例1に係るチップ専用船の倉内トランク構造1を有する船舶の左舷横断面概略図、 図3は、前記アクセストランク5の内部概略、すなわち、前記ステージ9の概略を示す平面概略図、 図4は、前記サイドストリンガー4と前記アクセストランク5との接合部の概略を示す部分拡大斜視図 図5は、特開2004-284526号公報に図1として開示される開示発明にアクセストランクを設けたバルクキャリヤの概略を示す横断面図である。
本発明に係るチップ専用船トランク構造を実施するための形態として一実施例を図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明に係るチップ専用船トランク構造を実施するためのチップ専用船トランク構造の実施例1の概略を示す図である。
図1において、1は、本実施例1に係るチップ専用船トランク構造、2は、船側外板、3は、立式波形鋼板からなる倉内横隔壁、4は、サイドストリンガー、4aは、前記サイドストリンガー5と前記倉内横隔壁3と接合するサイドストリンガー端部、5は、アクセストランク、6aは、貨物倉兼バラストタンクとして機能する中央貨物倉、6bは、隣接する貨物倉である。
図1から明らかなように、本実施例1に係るチップ専用船の倉内トランク構造は、平面視において波打つ立式波形鋼板により貨物倉壁が構成させるチップ専用船を前提とする。
すなわち、本実施例1に係るチップ専用船の倉内トランク構造1は、平面視において凹凸に波打つ前記立式波形倉内横隔壁3と前記船側外板2との接合部において、前記立式波形倉内横隔壁3の前記船側外板2側の平面視凹部(谷部)の壁面に船体の上部スツールから下部スツールの間に配置される柔構造の平面視ボックス形状で垂直に形成される前記アクセストランク5を設けるようにしたものである。
本実施例1に係るチップ専用船の倉内トランク構造1は、前記立式波形倉内横隔壁3が、積載するチップや張水バラスト水によって、前後に大きな応力を受けることから、この応力による前記船側外板2との接合部の強度を向上させるためトランク構造としたものである。このため、本実施例1に係るチップ専用船トランク構造1は、図1に示すように、前記船側外板2から所定の深さ位置に垂直方向に延設形成されるボックス構造の前記アクセストランク5を設け、かつ、当該アクセストランク5に前記サイドストリンガー4の前端部を当該アクセストランク5の船側側壁面までの深さまで延設し、さらに、前記立式波形倉内横隔壁3の変形を拘束せず、前記サイドストリンガー4の側端部と前記立式波形倉内横隔壁3の取り合い部に前記ガセット形状の端部を接合して、当該部分の応力を抑える構造としたものである。なお、「ガセット(Gusset)」とは、トラスなどの補強ブラケット板ないし隅板をいう。
図2は、本実施例1に係るチップ専用船の倉内トランク構造1を有する船舶の左舷横断面概略図であり、船尾から船首方向を見た左舷側のみを示した左舷横断面概略図である。図2において、2は、前述した船側外板、3は、同立式波形倉内横隔壁、4、4は、同サイドストリンガー、5は、同アクセストランク、7aは、上部スツール、7bは、下部スツール、8は、二重底タンク、9a、9bは、当該アクセストランク5内に適宜の間隔で配置されるトランク内ステージ、11a、11b、11cは、アクセストランク5内に配置される梯子、12は、空気抜き菅である。
図2に示されるように、前記サイドストリンガー4は、前記船側外板2から斜め下方向に延設され、また、前記アクセストランク5は、前記立式波形倉内横隔壁3の谷部に同谷部の幅と同幅で当該立式波形倉内横隔壁3の谷部の奥行きまで、前記上部スツール7aから前記下部スツール7bの間に配置される柔構造の平面視ボックス形状に垂直に形成され、内壁面には適宜の間隔で前記ステージ9a、9bが配置され、各ステージ9a、9b間に渡って垂直に前記梯子11a、11b、11cが配置される。
すなわち、本実施例1に係るチップ専用船の倉内トランク構造1における前記アクセストランク5は、前記立式波形倉内横隔壁3の強度部材として機能する構造物であり、かつ、上部スツール7aから下部スツール7bへの通行を可能とする交通装置としての機能を備えるものである。
なお、図2における空気抜き菅12は、前記二重底タンク8への空気抜き用配管であり、本実施例1に係るチップ専用船の倉内トランク構造1においては、前記上部スツール7aから前記下部スツール7bへの通行を可能とする交通装置としての機能を備える前記アクセストランク5を設けたため、この垂直に貫通する領域を利用して当該アクセストランク5内に前記空気抜き用配管12を配置することが容易となり、これまで狭い箇所に配置されていた空気抜き管12の腐食を防止することも可能とするものである。
図3は、前記アクセストランク5の内部概略、すなわち、前記ステージ9の概略を示す平面概略図であり、図3において、符号9a、9bは、当該アクセストランク5の内部に適宜の間隔で水平に設けられる前記ステージであり、11a、11b、11cは、当該ステージ9a、9b間に掛け渡される前記梯子、符号13a、13b、13c、13dは、前記アクセストランク5の内壁面に接合される分割された取り合い部であり、14a、14b、14c、14dは、前記取り合い部13a、13b、13c、13dの各コーナー部に設けられる端部ソフト形状部である。
本実施例1に係るチップ専用船の倉内トランク構造1における前記アクセストランク5は、容易に変形するボックス構造の柔構造とするために、前記ステージ9a、9bは、本来的には、前記梯子11a、11b、11cを途中で乗り継ぐためのものであるが、本実施例1に係るチップ専用船の倉内トランク構造1における当該アクセストランク5においては、前記立式波形倉内横隔壁3がバラスト水、または、積荷であるチップ材によって大きく揺れ動いた場合にも、その動きを直接に前記船側外板2と当該立式倉内横隔壁3との間の接合部に働かないように、柔構造を維持したまま、前記サイドストリンガー4と前記立式波形倉内横隔壁3との接合応力を軽減するために設けたものである。この理由から、前記アクセストランク5の内壁面の適宜の位置には、水平に配置して当該変形を取り合う前記取り合い部13a、13b、13c、13dを設け、さらに、当該取り合い部13a、13b、13c、13dは、当該アクセストランク5の内部で複数に分割し、分割取り合い部構造を実現する前記端部ソフト形状部14a、14b、14c、14dを設け、それぞれが前記アクセストランク5の壁面の変形を吸収する構造とした。
図4は、前記サイドストリンガー4と前記アクセストランク5との接合部の概略を示す部分拡大斜視図であり、前記立式波形倉内横隔壁3の谷部端面(すなわち、前記アクセストランク5の端部面)の断面を斜視図で示したものである。
図4において、4は、前記ストリンガー、4aは、当該サイドストリンガー4の端部、5は、前記アクセストランク5の壁面である。図4から明らかなように、前記サイドストリンガー4と前記アクセストランク5の壁面との接合面は、前記サイドストリンガー端部4aは、断面が上下方向に湾曲して広がるガセット形状のプレートに構成され、接合面積を増大させて、当該接合部分の剛性を高めるようにしている。
すなわち、本実施例1に係るチップ専用船の倉内トランク構造1は、図4に示すように、前記サイドストリンガー4の深さを前記アクセストランク5の壁面までの深さとし、前記立式波形倉内横隔壁3の変形を拘束せず、前記サイドストリンガー4と前記立式波形倉内横隔壁3の取り合いを前記サイドストリンガー4の端部に設けた上下に湾曲して広がる断面ガセット形状のプレートである前記サイドストリンガー端部4aにおいて応力を抑える構造としたものである。
また、これに伴い、前記アクセストランク5の変形が大きくなり、前記アクセストランク5の内部のステージ9a、9bは、変形に追従してせん断変形し、当該ステージ9a、9bが損傷する危険があり、これを避けるため、前記アクセストランク5内のステージ9a、9bについて、当該アクセストランク5の変形に追従しにくい構造とした。すなわち、当該ステージ9a、9bを図3に示すように、前記アクセストランク5の壁内面に対応して分割し、それぞれがアクセストランク5の1〜2の内面と取り合う構造とした。すなわち、「1〜2の内面と取り合う」とは、分割された前記ステージ9a、9bは、前記アクセストランク5の内面の内の単一の面でのみ取り合い、または、相隣接する二つの内面や相対する二つの内面で接合されることを意味する。
このようにすることにより、前記アクセストランク5は、前記立式波形倉内横隔壁3の強度部材として機能することとなり、前記立式波形倉内横隔壁3への変形を防ぐことができるようになる。
また、いざ当該アクセストランク5への変形が生じた場合には、当該アクセストランク5内の前記ステージ9a、9bが変形に追従してせん断変形に対応することができるようにして、前記ステージ9a、9bの損傷を避けると共に、当該アクセストランク5の変形が生じても前記サイドストリンガー4との接合部には亀裂が生じないこととなる。
本実施例1に係るチップ専用船トランク構造1は、チップ専用船の貨物倉兼バラストアンクとして使用される中央貨物倉6aと貨物倉6bの間に設けられた立式波形倉内横隔壁3の船側外板2側において、前記立式波形倉内横隔壁3と前記船側外板2との接合部において、前記立式波形倉内横隔壁3の平面視凹部(谷部)の壁面を利用して前記上部スツール7aから前記下部スツール7bの間に配置される柔構造の平面視ボックス形状で垂直に形成される前記アクセストランク5を設け、かつ、当該アクセストランク5と前記サイドストリンガー4との接合部を上下に湾曲して広がる断面ガセット形状の取り合いを抑制する前記サイドストリンガー端部4aとしたものである。このため、前記立式波形倉内横隔壁3に積荷等の応力が生じたとしても、前記アクセストランク5の変形を大きくする構造として、応力が亀裂に至ることがない構造としたものである。
また、当該アクセストランク5内には、適宜の間隔で梯子11a、11b、11c及びステージ9a、9bが設けられ、かつ、当該ステージ9は、当該アクセストランク5の内壁面とで分割された取り合い部13a、13b、13c、13dを設け、さらには、当該各取り合い部13a、13b、13c、13d間には、前記端部ソフト形状部14a、14b、14c、14dを設け、これらによって、前記アクセストランク5の壁面の変形を吸収する構造とした。このため、前記アクセストランク5内部の前記ステージ9が変形に追従し、せん断変形し、前記ステージ9が損傷することを防ぐと共に、前述の前記サイドストリンガー4と当該アクセストランク5との接合強度を高めることとなる。
さらに、本実施例1に係るチップ専用船トランク構造1においては、前記立式波形倉内横隔壁3の平面視凹部(谷部)の壁面を利用して前記上部スツール7aから前記下部スツール7bの間に連続して配置される柔構造の平面視ボックス形状で垂直に形成される前記アクセストランク5を設けたので、この垂直に連続して形成される空間を利用して、前記二重底タンク8に前記空気抜き用配管12を配置することが可能となり、当該空気抜き管12の腐食の防止にもつながることとなる。
本発明は、チップ専用船の倉内トランク構造に利用される。
1 チップ専用船の倉内トランク構造
2 船側外板
3 立式波形倉内横隔壁
4 サイドストリンガー
5 アクセストランク
6a 中央貨物倉
6b 貨物倉
7a 上部スツール
7b 下部スツール
8 二重底タンク
9、9a、9b ステージ
11a、11b、11c 梯子
12 空気抜き用配管
13a、13b、13c、13d 取り合い部
14a、14b、14c、14d 端部ソフト形状部
101 船体
102 上甲板
103 船底外板
104 船底内板
105 ボトムタンク
106 船側外板
107 船側内板
108 ボイドスペース
109 トップサイドタンク
110 トップサイドタンクの底板
111 ハッチコーミング
112 アクセストランク
115 マンホール
上記の課題を解決するために、本願請求項1に係る発明は、チップ専用船の倉内トランク構造において、チップ専用船の中央貨物倉と貨物倉の間に設けられる立式波形倉内横隔壁の船側外板側との接合部の前記立式波形倉内横隔壁の平面視凹部(谷部)に上部スツールから下部スツールの間に垂直に形成される平面視ボックス形状のアクセストランクを設け、前記アクセストランク内には、梯子乗り継ぎのステージが設けられ、当該ステージには、前記アクセストランクの壁内面に対応して分割され、分割された取り合い部それぞれが、前記アクセストランクの1又は2の壁内面と取り合う構造とし、前記分割された取り合い部の間には、前記アクセストランクの壁面変形を吸収する端部ソフト形状部を設けたことを特徴とする。
また、本願請求項2に係る発明は、前記請求項1に記載のチップ専用船の倉内トランク構造において、前記アクセストランクとサイドストリンガーとの接合部に上下に湾曲して広がる断面ガセット形状のプレート状のサイドストリンガー端部を設けたことを特徴とする。
さらに、本願請求項3係る発明は、前記請求項1に記載のチップ専用船の倉内トランク構造において、前記アクセストランクには、二重底タンクへの空気抜き用配管が配置されたことを特徴とする。

Claims (5)

  1. チップ専用船の中央貨物倉と貨物倉の間に設けられる立式波形倉内横隔壁の船側外板側との接合部の前記立式波形倉内横隔壁の平面視凹部(谷部)に上部スツールから下部スツールの間に垂直に形成される柔構造の平面視ボックス形状のアクセストランクを設けたことを特徴とするチップ専用船の倉内トランク構造。
  2. 前記アクセストランクとサイドストリンガーとの接合部に上下に湾曲して広がる断面ガセット形状のプレート状のサイドストリンガー端部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のチップ専用船の倉内トランク構造。
  3. 前記アクセストランク内には、梯子乗り継ぎのステージが設けられ、当該ステージは、前記アクセストランクの壁内面に対応して分割され、分割された取り合い部それぞれが前記アクセストランクの1〜2の壁内面と取り合う構造としたことを特徴とする請求項1又は2に記載のチップ専用船の倉内トランク構造。
  4. 前記分割された取り合い部の間には、前記アクセストランクの壁面変形を吸収する端部ソフト形状部が設けられたことを特徴とする請求項3に記載のチップ専用船の倉内トランク構造。
  5. 前記アクセストランクには、二重底タンクへの空気抜き用配管が配置されたことを特徴とする請求項1に記載のチップ専用船の倉内トランク構造。
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