JP2004284526A - バルクキャリヤにおけるアクセストランク - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、トップサイドタンクにバラストが張られている時でも、ボイドスペースへのアクセスが可能であり、側壁部の点検を行うことができるダブルハル構造のバルクキャリヤにおけるアクセストランクを得ることを目的とする。
【解決手段】船底および側壁をダブルハル構造としたバルクキャリヤにおいて、該ダブルハル構造とした側壁部をボイドスペースに構成すると共に、上甲板よりトップサイドタンクを貫通してボイドスペースの上面に至るアクセストランクを設置した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バルクキャリヤにおけるアクセストランクに関するものであって、特に、船底と側壁をダブルハル構造としたバルクキャリヤにおいて、側壁部をボイドスペースとし、該ボイドスペースおよびトップサイドタンクとボトムタンクにアクセスするアクセストランクに係わる。
【0002】
【従来の技術】
タンカーでは、底部から側壁部までダブルハル構造が採用されているが、バルクキャリヤにおいては、従来、底部のみがダブルハルになっており、側壁部はシングルハルであった。
しかし、船倉内への浸水防止の観点から、最近に至り底部および側壁部もダブルハルとすることが提案され、実施されている。
【0003】
そして、バルクキャリヤにおいては、積載するバルクの比重が大きく、空載時の航行安定のために大量のバラストを必要とし、このため、バラストタンクとしてボトムタンクとトップサイドタンクとを備えるのが普通である(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、船舶においては、船体の点検が必要であって、上甲板からボトムタンクに至るためのアクセストランクを設置しているが、通常アクセストランクは船倉を区画する縦通隔壁や横断隔壁に沿って設置されている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
この場合、船倉内にアクセストランクの設置スペースを確保する要があるし、船倉内に(平面的に)凹凸が生じる形状になる。
なお、横断隔壁をコルゲート構成とした場合には、一部凹部を塞いでアクセストランクに形成することも行われている。
【0006】
また、特許文献1に示すようなバルクキャリヤでは、トップサイドタンクを経由してボイドスペースへアクセスすることもあるが、勿論、この場合、該トップサイドタンクにバラストが張られているときには、アクセスできない。
【0007】
【特許文献1】
特開平9−301266号公報(図1〜図4)
【特許文献2】
特開平1−317892号公報(図1〜図2)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、トップサイドタンクにバラストが張られている時でも、ボイドスペースへのアクセスが可能であり、側壁部の点検を行うことができるダブルハル構造のバルクキャリヤにおけるアクセストランクを得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
側壁部もダブルハル構造としたバルクキャリヤにおいて、該ダブルハル構造とした側壁部をボイドスペースとして構成すると共に、上甲板よりトップサイドタンクを貫通してボイドスペースの上面に至るアクセストランクを設置した。
また、横断隔壁と船側外板とが接するコーナー部に、横断隔壁に平行な辺と船側内壁に対応する辺とを塞ぎ板で閉塞してアクセストランクを形成したことも特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下図に沿って本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明によるアクセストランクを設けたバルクキャリヤの概略を示す横断面図、図2は図1のA−A線に沿った側断面図、図3は図1のB−B線に沿った平断面図である。
【0011】
図において、1は船体、2は上甲板、3は船底外板、4は船底内板であって、船底は船底外板3と船底内板4とでダブルハル構造になっており、該部、つまり、船底外板3と船底内板4との間はボトムタンク5として構成されている。
【0012】
また、6は船側外板であり、7は船側内板であって、側壁は船側外板6と船側内板7とでダブルハル構造になっており、該部、つまり、船側外板6と船側内板7との間はボイドスペース8として構成されている。
【0013】
9は上甲板2の裏面に、船体長手方向に延在して形成されたトップサイドタンクである。該トップサイドタンク9の底板10は、ハッチコーミング11から船側外板6まで傾斜して設けられている。
12はアクセストランクであって、上甲板2から、トップサイドタンク9を貫通し、ボイドスペース8の上面に至っている。
【0014】
該アクセストランク12は四角い筒状室であり、船側外板6と、船倉を前後方向に区切る横断隔壁13とを利用して形成することができる、図に示す例では、横断隔壁13と船側外板6とが接するコーナー部に、横断隔壁13に平行な辺と船側内壁7に対応する辺とを塞ぎ板で閉塞して形成している。
【0015】
14はアクセストランク12の内面に設備された梯子である。15はアクセストランク12の面内で、上甲板2およびトップサイドタンクの底板10に設けられた縦方向のマンホール(密閉蓋付きである)であり、16はトップサイドタンク9の位置で、アクセストランク12の塞ぎ板に設けられた横方向のマンホールである。なお、船底内板4にも縦方向のマンホール15が設けられている。
【0016】
本発明の構成は以上の通りである。したがって、上甲板2のマンホール15、アクセストランク12、マンホール16を通って、トップサイドタンク9内にアクセスできる。また、アクセストランク12からトップサイドタンクの底板10のマンホール15を通って、ボイドスペース8にアクセスでき、さらに、ボイドスペース8から船底内板4に設けたマンホール15を通って、ボトムタンク5内へアクセスできる。
【0017】
このように、トップサイドタンク9を貫通してアクセストランク12を設けているので、トップサイドタンク9にバラストが張られているときでも、上甲板2からボイドスペース8へのアクセスが可能であり、特に、船側部からの損傷が多い側壁部の点検を、必要に応じ何時でも行うことができる。
【0018】
【発明の効果】
本発明は、ダブルハル構造のバルクキャリヤにおいて、船側外板と船側内板との間をボイドスペース構成とし、上甲板よりトップサイドタンクを貫通し、ボイドスペースの上面に至るアクセストランクを設けたので、トップサイドタンクにバラストが張られているときでも、ボイドスペースにアクセスすることが可能となり、何時でも側壁部の点検を行うことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアクセストランクを設けたバルクキャリヤの概略を示す横断面図。
【図2】図1のA−A線に沿った側断面図。
【図3】図1のB−B線に沿った平断面図。
【符号の説明】
1 船体 2 上甲板
3 船底外板 4 船底内板
5 ボトムタンク 6 船側外板
7 船側内板 8 ボイドスペース
9 トップサイドタンク 10 トップサイドタンクの底板
11 ハッチコーミング 12 アクセストランク
13 横断隔壁 14 梯子
15 マンホール 16 マンホール

Claims (3)

  1. 船底および側壁をダブルハル構造としたバルクキャリヤにおいて、該ダブルハル構造とした側壁部をボイドスペースとして構成すると共に、上甲板よりトップサイドタンクを貫通して、ボイドスペースの上面に至るアクセストランクを設置したことを特徴とするバルクキャリヤにおけるアクセストランク。
  2. 横断隔壁と船側外板とが接するコーナー部に、横断隔壁に平行な辺と船側内壁に対応する辺とを塞ぎ板で閉塞してアクセストランクを形成したことを特徴とする請求項1記載のバルクキャリヤにおけるアクセストランク。
  3. アクセストランクの面内で、上甲板およびトップサイドタンクの底板に縦方向のマンホールを設けると共に、トップサイドタンクの位置でアクセストランクの塞ぎ板に横向きのマンホールを設けたことを特徴とする請求項1および請求項2記載のバルクキャリヤにおけるアクセストランク。
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