JP4446902B2 - バラ積み貨物船の点検用固定足場 - Google Patents

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Description

本発明は、バラ積み貨物船の点検用足場に関するもので、特に、バラ積み貨物船において、ハッチとハッチとの間のクロスデッキ裏面の点検用固定足場に係わる。
船舶においては、上甲板の裏面や船側および船底外板の内面には、船体縦方向の補強材としてガーダやロンジ材が設けられ、また、該ガーダやロンジ材とクロスして、高さ方向(船側)あるいは横方向(船底、上甲板)の補強材であるフロア材やビームが設けられている。
そして、縦方向と横方向の補強材は、互いに貫き通され、外板内面に、あるいは、補強材同士が溶接によって接合されている。
したがって、これらの各溶接箇所は、定期的にあるいは必要に応じて点検する必要がある。この点検にあたって、二重船殻構造とした船底部や船側部についてはアクセスし易いが、上甲板裏面の点検は非常に困難である。
上甲板裏面の点検にあたっては、上甲板裏面の補強材に仮設の足場を吊設し、該足場から点検する方法がよく知られている。あるいは、貨物倉内に設置された垂直梯子や貨物倉内に持ち込まれるポータブル梯子などを使用して点検することもあるが、何れも貨物積載時には点検できなかった。
ところで、近年、経年劣化に伴う船舶の事故が増加しており、この事故による環境破壊が国際的な問題となっている。このため、国際海事機構IMO(INTERNATIONAL MARITIME ORGANIZATION)において、船舶の年次検査・メンテナンスの重要性が論議され、その結果、随時点検が可能なように上甲板裏面への恒久的なアクセスが求められることとなった。つまり、上甲板裏面に点検用固定足場を設けることが必要となった。
特に、バラ積み貨物船は上甲板にハッチ、つまり、開口構造を有していることから、ハッチとハッチとの間のクロスデッキ裏面の充分な点検が必要である。
バラ積み貨物船の貨物倉構造は、図4、図5に概略断面を示すように、航行中の積荷のバランスを保つため、ハッチコーミング2より両舷側壁内板3あるいは側壁側に傾斜板4を設け、該傾斜板4と上甲板5と側壁内板3あるいは側壁とで囲まれる部分をトップサイドタンク6として形成したものが多い。なお、1は船体を示す。
このように、トップサイドタンク6を形成している構造のものでは、ハッチコーミング2の左右側方の上甲板5の裏面は、トップサイドタンク6内から点検することができる(例えば、特許文献1参照)。
しかし、船体1の前後方向におけるハッチとハッチとの間のクロスデッキ7部分については、その裏面をトップサイドタンク6内から点検することはできない。
また、図6に示すように、フレーム8に架け渡して支持されるグレーチング9と、フレーム8に支持されるハンドレール10とを、ブラケット11を介して横隔壁12の上部の両側に取り付け、クロスデッキ7裏面の点検用固定足場として設け、該固定足場から点検する方法が考えられる。
しかし、このような構成では、足場部にバラ積み貨物が堆積するため、足場部の強度をバラ積み貨物の堆積に耐えられる強度にしなければならないし、荷役の際にバラ積み貨物の直撃を受けやすく壊れる恐れがある。また、バラ積み貨物の堆積や貨物倉内の環境により腐食が進行しやすく、さらに、貨物倉内荷揚げ作業者に対し、堆積したバラ積み貨物あるいは足場そのものが落下する危険性がある。さらにまた、異なるバラ物を積載するときには、足場部の洗浄も必要になるなどの問題がある。
さらに、横隔壁12の上部をスツール構造としたものにおいて、該スツール部を広げ、クロスデッキ7の下面を覆ってしまう構成とし、スツール部内から点検する考えもあるが、その場合、かなりの積載貨物容積を減少することになるし、また、船殻材の重量が増加することになる。
特開平9−301266号公報 (第2頁、図1、図2)
本発明は、上述のごとき問題点を解決して、バラ積み貨物が堆積することなく、荷役時にバラ積み貨物が直撃するなどの影響を受けず、積載貨物容積を殆ど減少させることがない、バラ積み貨物船のクロスデッキ裏面の点検用固定足場を得ることを目的とする。
バラ積み貨物船のハッチとハッチとの間のクロスデッキ部分の裏面において、横隔壁の上部に通行用の床板と、点検用の開口を有する側板を取り付け、横隔壁に沿って隔壁と床板と側板とで囲まれ、区画された形状の点検用固定足場を設けた。
該点検用固定足場の船幅方向において、デッキガーダと対応する位置に、通行用の開口を形成したウェブプレートを配置した。また、側板の開口にはバラ物が入り込まないように開閉蓋を設けた。
クロスデッキ裏面において、横隔壁に沿って、隔壁と床板と側板とで囲まれ、区画された形状の点検用固定足場を設けたので、側壁の開口からクロスデッキ裏面の点検ができ、バラ積み貨物が堆積することなく、荷役時にバラ積み貨物が直撃するなどの影響を受けず、積載貨物容積を殆ど減少させることはない。
以下、図示した本発明の最良の形態について説明する。図1は本発明を実施したバラ積み貨物船のクロスデッキ部分を示す縦断面図、図2は図1のA−A線に沿った横断面図、図3は図2のB−B線に沿った概略平面図である。なお、図4、図5および図6に示した従来例の構造と同等の部分については同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
12は船体1の縦方向に適宜の間隔で配設された横隔壁であり、該横隔壁12によって仕切られて各貨物倉が形成されている。各貨物倉の央部上甲板には荷役用のハッチ2が形成されている。横隔壁12はコルゲート板が使用されるが、上部はスツール構造12′になっている。
クロスデッキ7は、ハッチ2からハッチ2まで縦向きに通されたデッキガーダ13と該デッキガーダ13上に張られた上甲板14とで構成されている。15は上甲板14の裏面に設けられた上甲板14の横補強材であるフレームであり、デッキガーダ13とクロスし、貫通している。
さて、16はクロスデッキ7の下面に形成された固定足場であって、横隔壁12の上部スツール部12′の両側に固定された床板17と、該床板17のスツール部12′に固定されている側と反対側の端部と上甲板14の下面とに固定された側板18および上部スツール部12′とで囲まれて形成されている。側板18には点検用の開口19が設けられている。
この固定足場16は図2に示すごとく、左右のトップサイドタンク6の位置まで通して設けられている。また、その断面寸法は人が歩いて通れる程度、即ち、幅aは60〜90cm程度であり、高さbは160〜300cm程度である。
なお、横隔壁12の上部をスツール構造にせず、コルゲート板だけとした場合があるが、この場合は、床板17はコルゲートに添った平面形状になる。
側板18の開口19は、荷役時にバラ積み貨物が飛び込むのを防ぐために、カーテン式や上下回動板式の簡単な蓋(図示せず)が取り付けられる。なお、蓋に代えてエアカーテンを設けたり、固定足場16内の内圧を高めてバラ積み貨物の飛び込みを防止するようにしてもよい。
また、この固定足場16の側板18の外面にはデッキガーダ13が固定される。このため、デッキガーダ13の荷重を受けるようにデッキガーダ13に対応した位置にウェブプレート20を配置している。21はウェブプレート20に設けた通行用の開口である。22はクロスデッキ7に設けられたマンホールであって、検査員は該マンホール22から固定足場16内に出入りするが、スツール部12′に通行用開閉部を設けてスツール部から出入りするようにしてもよい。
本発明の構成は以上の通りである。したがって、横隔壁12に沿って設けられた固定足場16を通って、該固定足場16の開口19からクロスデッキ7の裏面を点検できる。
そして、固定足場16は横隔壁12の両側に設けられており、かつ、スツール部12′も点検足場として利用できるので、この3本の固定足場によりクロスデッキ7の裏面全域を点検できることになる。
また、固定足場16は各貨物倉内の前後端、上隅部に設けられるが、この位置には通常貨物が積載されないので、荷役時を除いて随時点検できることになる。
荷役時、特に積載が進んでくると、バラ積み貨物が飛び散ってくることがあるので、側板18の開口19はカーテン式や上下回転板式の蓋をすることができる。
この蓋によって飛び散ってくるバラ物は貨物倉内に落とされ、固定足場16内への進入は防がれるので、バラ物貨物が固定足場16内に堆積することはない。
また、デッキガーダ7の位置に対応して固定足場16内にウェブプレート20を配しているので、固定足場16自体が強固な船体構造材として形成されることになる。
本発明を実施したバラ積み貨物船のクロスデッキ部分を示す縦断面図。 図1のA−A線に沿った横断面図。 図2のB−B線に沿った概略平面図。 二重船側構造のバラ積み貨物船の概略構造を示す横断面図。 シングル船側構造のバラ積み貨物船の概略構造を示す横断面図。 固定足場の例を示す概略図。
符号の説明
1 船体 2 ハッチ
3 側壁内板 4 傾斜板
5 上甲板 6 トップサイドタンク
7 クロスデッキ 8 フレーム
9 グレーチング 10 ハンドレール
11 ブラケット 12 横隔壁
13 デッキガーダ 14 上甲板
15 フレーム 16 固定足場
17 床板 18 側板
19 点検用開口 20 ウェブプレート
21 通行用開口 22 マンホール

Claims (3)

  1. バラ積み貨物船のハッチとハッチとの間のクロスデッキ部分の裏面において、横隔壁の上部に通行用の床板と、点検用開口を有する側板を取り付け、横隔壁に沿って横隔壁と床板と側板とで囲まれ、区画された形状としたことを特徴とするバラ積み貨物船の点検用固定足場。
  2. 該点検用固定足場の船幅方向において、デッキガーダと対応する位置に、通行用開口を形成したウェブプレートを配置したことを特徴とする請求項1記載のバラ積み貨物船の検用固定足場。
  3. 側板の開口に開閉蓋を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のバラ積み貨物船の点検用固定足場。
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