JP2014226217A - 製パン機 - Google Patents

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Abstract

【課題】既存の空間を有効に活用した合理的な配置改良により、具入れ容器の蓋の開放作動の安定性向上と製品寸法のコンパクト化及びコストの低廉化とを図る。
【解決手段】パンケース1を収納するケーシングCを備えた本体Aと、ケーシングCの蓋体3の内面側に装備される具入れ容器Bと、これの蓋31を開放作動させる蓋開放手段Dとを備え、蓋開放手段Dには、蓋31を閉止姿勢でロックするロック機構と、これをロック解除操作するリンク部材28と、これにロック解除操作力を付与する蓋開放駆動機構29とを備え、ケーシングCの側壁部C2の外側面と本体Aの外郭部2における側壁部2bの内側面との間に形成される本体空間S内で、かつ、ケーシングCの底部相当位置よりも上方側の部位に、蓋開放駆動機構29がこれの少なくとも一部が本体Aのハンドル受け部2Bの直下相当位置に入り込む状態で縦向き姿勢にして配置される。
【選択図】図2

Description

本発明は、開口部を介して内部にパンケースを収納するケーシングを備えた本体と、ケーシングの開口部を閉塞する蓋体と、前記蓋体に装備され、開閉可能な蓋を有する具入れ容器と、具入れ容器の蓋を開放作動させる蓋開放手段とを備え、蓋開放手段には、蓋を閉止姿勢でロックするロック機構と、当該ロック機構をロック解除操作する揺動自在なリンク部材と、リンク部材の第1動作伝達部にロック解除操作力を付与するための操作力付与部を有する蓋開放駆動機構とを備えるとともに、本体には、当該本体に設けられたハンドルを受止めるハンドル受け部が形成されている製パン機に関する。
従来の製パン機、例えば、特許文献1に記載の製パン機では、ケーシングの側壁部の外側を覆う本体の外郭部における底壁部の内側面に、蓋開放駆動機構の一例であるソレノイドが、それの操作力付与部であるプランジャロッドを鉛直方向に沿う縦向き姿勢にした状態で取付けられ、このソレノイドのプランジャロッドを、ケーシングの側壁部の外側面と外郭部の側壁部の内側面との間に形成されている本体空間の上部近くにまで延出するように構成されている。
ケーシングの側壁部の外側面における上端側部位には、略L字状のリンク部材が横軸周りで揺動自在に枢着されている。このリンク部材の一端側の第1動作伝達部は、本体空間内においてソレノイドのプランジャロッドの上端部に枢支連結されるとともに、リンク部材の他端側の第2動作伝達部は、ケーシングの側壁部の上端側部位に形成された貫通孔に挿通されてケーシングと蓋体とで形成される加熱室内に突出配置されている。
具入れ容器の容器本体には、ロック機構のロック部材が揺動自在に枢着され、このロック部材の被操作部に対面する部位には、加熱室内に突出するリンク部材の第2動作伝達部が配置され、ソレノイドのプランジャロッドの上昇移動に伴うリンク部材の揺動により、当該リンク部材の第2動作伝達部がロック部材をロック解除状態に切り替え揺動させるように構成されている。
又、特許文献2に記載の製パン機においては、本体の外郭部における底壁部の内側面に設けた土台部材とケーシングの底壁部の外側面との間に、蓋開放駆動機構の一例であるソレノイドが、それの操作力付与部であるプランジャロッドを水平方向に沿う横向き姿勢にした状態で取付けられ、このソレノイドのプランジャロッドの先端部に、ケーシングの側壁部の外側面における上下中間部位に横軸周りで揺動自在に枢着されたリンク部材の下端側の第1動作伝達部が枢支連結されている。
更に、リンク部材の上端側の第2動作伝達部を、ケーシングの側壁部の上端側部位に形成された貫通孔から加熱室側に突出させて、具入れ容器の容器本体に枢着されているロック機構のロック部材の被操作部に対面配置し、ソレノイドのプランジャロッドの水平突出移動に伴うリンク部材の揺動により、当該リンク部材の第2動作伝達部がロック部材をロック解除状態に切り替え揺動させるように構成されている。
特開2006−255071号公報 特開2008−131995号公報
特許文献1に記載の製パン機では、ソレノイドが外郭部における底壁部の内側面に配置されているため、このソレノイドのプランジャロッドとして、本体空間の底部から上部近くにまで及ぶ長尺なものを用いる必要があり、その結果、具入れ容器の蓋の開放作動である具入れ動作が安定性に欠けたものとなり、また、製造コストも高くなる。
また、特許文献2に記載の製パン機においても、本体の外郭部における底壁部の内側面に設けた土台部材とケーシングの底壁部の外側面との間にソレノイドを横向き姿勢で配置するため、ケーシングの側壁部の外側面における上下中間部位に枢着されるリンク部材として、外郭部の底壁部とケーシングの底壁部との間の上下中間位置から本体空間の上部近くにまで及ぶ長尺なものを用いる必要があり、その結果、前者と同様に、具入れ容器の蓋の開放作動である具入れ動作が安定性に欠けたものとなり、製造コストも高くなる。
しかも、本体底部となる外郭部の底壁部とケーシングの底壁部との間の底部空間には、モータ、電源コード等の他の部品が配設されているため、具入れ容器の蓋開放作動の駆動源となるソレノイドの本体底部への配置によって製品寸法が大きくなる問題があった。
本発明は、上述の実状に鑑みて為されたものであって、その主たる課題は、既存の空間を有効に活用した合理的な配置改良により、具入れ容器の蓋の開放作動である具入れ動作の安定性向上と製品寸法のコンパクト化及び製造コストの低廉化とを図ることのできる製パン機を提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係る製パン機は、開口部を介して内部にパンケースを収納するケーシングを備えた本体と、前記ケーシングの開口部を閉塞する蓋体と、前記蓋体に装備され、開閉可能な蓋を有する具入れ容器と、前記具入れ容器の蓋を開放作動させる蓋開放手段とを備え、前記蓋開放手段には、前記蓋を閉止姿勢でロックするロック機構と、当該ロック機構をロック解除操作する揺動自在なリンク部材と、前記リンク部材の第1動作伝達部に対してロック解除操作力を付与するための操作力付与部を有する蓋開放駆動機構とを備えるとともに、前記本体には、当該本体に設けられたハンドルを受止めるハンドル受け部が形成されている製パン機であって、その特徴構成は、
前記ケーシングの側壁部の外側面と当該側壁部の外側を覆う前記本体の外郭部における側壁部の内側面との間に形成される本体空間内で、かつ、前記ケーシングの底部相当位置よりも上方側の部位に、前記蓋開放駆動機構が当該蓋開放駆動機構の少なくとも一部が前記ハンドル受け部の直下相当位置に入り込む状態で前記操作力付与部を縦向き姿勢にして配置される点にある。
上記特徴構成によれば、ケーシングの側壁部の外側面と外郭部の側壁部の内側面との対向間に存在する本体空間の中でも、ハンドル受け部の形成に伴って空間的に拡張されている当該ハンドル受け部の直下相当位置に着目して、具入れ容器の蓋開放作動の駆動源となる蓋開放駆動機構を、それの少なくとも一部がハンドル受け部の直下相当位置に入り込む状態で、且つ、操作力付与部が縦向き姿勢になる状態で配置することにより、既に形成されているスペースを有効に利用しながら、比較的大きな体積を有する蓋開放駆動機構を無理なく合理的に組付けることができる。
しかも、本体空間におけるケーシングの底部相当位置よりも上方側の部位に蓋開放駆動機構を配置することにより、この蓋開放駆動機構から付与されるロック解除操作力でロック機構をロック解除操作するリンク部材の短寸法化を達成することができるため、寸法バラツキに対して許容範囲が広くなり、安定した具入れ動作が可能となる。
更に、本体の底部空間、つまり、外郭部の底壁部とケーシングの底壁部との間の底部空間には、蓋開放駆動機構を設置するためのスペースを確保する必要がないため、その分だけ本体底部に配設されるモータ、電源コード等の他の部品の配置構成が容易となり、製品寸法の拡大化を防止することができる。
したがって、ケーシングの側壁部と外郭部の側壁部との対向間に存在する本体空間におけるハンドル受け部の直下相当位置に着目した上述の合理的な改良により、具入れ容器の蓋の開放作動である具入れ動作の安定性向上と製品寸法のコンパクト化及び製造コストの低廉化とを図ることができる。
本発明に係る製パン機の更なる特徴構成は、前記リンク部材の前記第1動作伝達部が、前記本体空間内における前記ケーシングの底部相当位置よりも上方側であり、前記ハンドル受け部の形成相当位置よりも下方側の範囲内で、かつ、前記蓋開放駆動機構の前記操作力付与部に対応する部位において、前記リンク部材の揺動軸芯に直交する方向の横向き姿勢で配置されている点にある。
上記特徴構成によれば、本体空間の中でもハンドル受け部の形成に伴って空間的に拡張されている部位、つまり、本体空間内におけるケーシングの底部相当位置よりも上方側で、かつ、ハンドル受け部の形成相当位置よりも下方側の範囲内において、リンク部材の第1動作伝達部を水平姿勢等の横向き姿勢で余裕をもって延出することができるから、蓋開放駆動機構の操作力付与部からリンク部材の第1動作伝達部へのロック解除操作力の伝達の確実化を図ることができるとともに、リンク部材の第1動作伝達部でのリンク長さの長尺化によって、小型の蓋開放駆動機構でもロック機構に対して十分なロック解除操作力を付与することができる。
本発明に係る製パン機の更なる特徴構成は、前記蓋開放駆動機構が、前記本体の内側面における前記ハンドル受け部に対応する部位に設けた取付け部に取付けられている点にある。
上記特徴構成によれば、ケーシングの側壁部と外郭部の側壁部との対向面間に入り込み配置される蓋開放駆動機構を、ハンドル受け部の形成に伴って空間的に拡張されている本体の内側面を利用して設けた取付け部にて容易に取付けることができ、しかも、蓋開放駆動機構の取付け部を設けるためのスペースをも本体の底部空間に確保する必要がないので、製品寸法のコンパクト化及び製造コストの低廉化を促進することができる。
本発明に係る製パン機の更なる特徴構成は、前記ロック機構を開放作動する前記リンク部材の第2動作伝達部が、前記ケーシングの側壁部に形成された貫通孔を挿通して前記ケーシングと前記蓋体とで形成されている加熱室内に配置されているとともに、前記リンク部材を揺動自在に支持するリンク支持部材が、前記ケーシングの貫通孔と前記リンク部材の挿通部位との間の隙間を減じる状態で設けられている点にある。
ここで、この種の製パン機においては、ケーシングの側壁部と外郭部の側壁部との対向面間に存在する本体空間にリンク部材の第1動作伝達部を配置し、リンク部材の第2動作伝達部を加熱室内に挿通配置する関係上、ケーシングの側壁部には、組立て時にリンク部材の第2動作伝達部を挿通するための少し大き目の貫通孔が形成されている。その結果、ケーシングの貫通孔とリンク部材の挿通部位の外面との間に比較的大きな隙間が発生することになり、ケーシング内に形成された加熱室内の熱が当該貫通孔の隙間を介して加熱室外へ放出される虞がある。
しかし、上記特徴構成によれば、リンク部材を揺動自在に支持するためのリンク支持部材を利用して当該隙間を減じることができるので、断熱性及び掃除性を高めることができるとともに、当該隙間を減じるための特別な隙間閉塞部材を設ける必要がなく、構造面及び製造コスト面で有利な構成とすることができる。
本発明に係る製パン機の更なる特徴構成は、前記リンク部材が、当該リンク部材の揺動軸芯に直交する平面に沿う板部材から構成されているとともに、前記リンク支持部材には、前記リンク部材の前記第2動作伝達部側の中間板部分が入り込むスリットが形成され、前記スリットの幅方向の両側縁が、前記貫通孔の幅よりも小なる幅で前記リンク部材の前記中間板部分の板面と平行又は略平行に形成されている点にある。
上記特徴構成によれば、リンク部材を揺動軸芯に直交する平面に沿う板部材から構成することによって、蓋開放駆動機構から付与されたロック解除操作力をロック機構に伝達する際のリンク部材の撓み変形を抑制することができ、具入れ容器の蓋の開放作動である具入れ動作の安定性を促進することができる。
しかも、リンク部材を支持するリンク支持部材には、リンク部材の第2動作伝達部側の中間板部分が入り込むスリットが形成されており、このスリットの幅方向の両側縁を、ケーシングの貫通孔の幅よりも小なる幅でリンク部材の中間板部分の板面と平行又は略平行に形成することにより、ケーシングの貫通孔とリンク部材の挿通部位との間の隙間を効率良く減じることができるとともに、スリットの幅方向の両側縁でリンク部材の揺動を案内することができる。
本発明に係る製パン機の更なる特徴構成は、前記リンク部材の前記第1動作伝達部が、当該リンク部材の揺動軸芯に直交する方向の横向き姿勢で配置され、前記第1動作伝達部には、前記蓋開放駆動機構の前記操作力付与部との当接範囲を揺動軸芯方向で当接規制する離脱阻止部が形成されている点にある。
上記特徴構成によれば、リンク部材の第1動作伝達部と蓋開放駆動機構の操作力付与部との当接位置が、リンク部材の揺動に伴って揺動軸芯に直交する方向に変動しても、リンク部材の第1動作伝達部を、当該リンク部材の揺動軸芯に直交する方向の横向き姿勢で配置することにより、リンク部材の揺動に伴う当接位置変動を確実、容易に吸収することができる。
しかも、リンク部材の第1動作伝達部と蓋開放駆動機構の操作力付与部との当接位置が揺動軸芯方向に変動した場合でも、蓋開放駆動機構の操作力付与部と第1動作伝達部の離脱阻止部との当接によって離脱を阻止することができる。
したがって、蓋開放駆動機構の操作力付与部とリンク部材の第1動作伝達部との動作伝達状態を確実に維持することができ、具入れ容器の蓋の開放作動である具入れ動作の安定性を促進することができる。
製パン機の外観を示す斜視図 製パン機の縦断側面図 製パン機の横断平面図 製パン機の上側部の拡大縦断側面図 製パン機の上側部の斜視図 ロック部材の受動部を通る部位での要部の拡大縦断側面図 ロック部材のロック爪を通る部位での要部の拡大縦断側面図 製パン機の上側後面部側の分解斜視図
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態を説明する。
図1〜図5に示すように、本発明に係る製パン機には、内部に製パン材料(図示せず)を収容する有底筒状のパンケース1と、開口部4を介して内部にパンケース1を収容する有底筒状のケーシングC及び当該ケーシングCの外側を覆うハウジング(外郭部の一例)2を備えた本体Aと、ケーシングCの開口部4を開閉自在な蓋体3と、蓋体3の内面側に装備される開閉可能な蓋31を有する具入れ容器Bと、具入れ容器Bの蓋31を開放作動させる蓋開放手段Dと、ケーシングCと蓋体3とにより形成される加熱室5内に設けられる電熱ヒータ(加熱機構の一例)6と、この電熱ヒータ6や後述の蓋開放駆動用のソレノイド(蓋開放駆動機構の一例)29等の運転を制御する制御部7等とが備えられている。
更に、蓋開放手段Dには、具入れ容器Bの蓋31を閉止姿勢でロックするロック機構Eと、当該ロック機構Eをロック解除操作する左右方向の水平な横軸芯周りで揺動自在なリンク部材28と、当該リンク部材28の下端側の第1動作伝達部28Aにロック解除操作力を付与するためのプランジャロッド(操作力付与部の一例)29Aを有するソレノイド29とが備えられている。
ハウジング2は、平面視において前後方向に若干長尺の概ね長方形状で、上部が開口し、底壁部2a及び側壁部2bを備えた有底箱状に形成されている。ハウジング2内における前後方向及び左右方向の略中央位置には、前後方向に若干長尺の概ね長方形状で、上部に開口部4を備えた有底筒状のケーシングCが設けられている。
そして、ケーシングCの底壁部C1及び側壁部C2の各外側面とハウジング2の底壁部2a及び側壁部2bの各内側面との対向面間には本体空間Sが形成され、この本体空間Sの主要部は、ケーシングCの前方側(図2の左側)に形成される前方側空間8と、ケーシングCの後方側(図2の右側)に形成される後方側空間9と、それら前方側空間8及び後方側空間9の下方側に連通する伝動部収容空間10とから構成されている。
ハウジング2の上部には、図1及び図5に示すように、前方側に操作部11及び表示部12が設けられている。操作部11には、製パン機の運転開始及び停止(タイマー予約の開始及び停止を含む)を指令する運転キーのほかに、指定された焼き上がり時刻で製パンを完了するように予約するタイマー予約キー、時刻合わせキー、取消キー、焼き上げコースを選択するコース選択キー等が設けられている。表示部12には、液晶パネルが配設され、操作部11により指令された内容や、現在の製パン機の運転状態(例えば、選択されている焼き上げコース)等を表示できるように構成されている。
ハウジング2の上部には、操作部11及び表示部12の後方側に開口が形成されており、当該開口の後縁部2Aにヒンジ機構13が設けられている(図2参照)。ヒンジ機構13は、蓋体3を本体Aの左右方向(図2の紙面表裏方向)に沿った揺動軸13a周りに揺動自在な状態で支持するように構成される。この蓋体3の揺動操作により、ハウジング2の開口及びケーシングCの開口部4が開閉される。
ハウジング2の上部には、開口の後縁部2Aに設けられたヒンジ機構13よりも更に後方側に、即ち、ハウジング2の上部の後方側端部に、当該ヒンジ機構13の配設箇所よりも下方側に窪んだハンドル受け部としての段部2Bが形成されている。当該段部2Bは、ハウジング2の後端部において、本体Aの左右方向(図2の紙面表裏方向)の全幅に亘って形成されている。
ハウジング2の上部には、略U字形状に形成されたハンドル14が設けられている。具体的には、略U字形状のハンドル14の両端部14a、14aから内方側に向かって突出形成された枢支軸部(図示せず)が、ハウジング2の上部の左右の側縁部の夫々に形成されたハンドル取付用の貫通孔(図示せず)に抜け止め状態で挿通されることで、ハンドル14が枢支軸部周りに回転自在に構成されている。
ハンドル14を水平姿勢に倒伏操作することにより、ハンドル14の中央把持部14bをハウジング2の上部に形成されたハンドル受け部として機能する段部2Bに載置することができる。なお、ヒンジ機構13及び段部2Bの下部側の本体Aの内部には、上述の後方側空間9が位置することとなる。
ケーシングCは、有底筒状に形成され、平面視で、前後方向に若干長尺の概ね長方形状の板状で、略中央部分に円形開口部を有する底壁部C1と、概ね長方形状の角筒状に形成され、底壁部C1の外周縁部から一体的に上方に延出形成される側壁部C2とを備えて構成されている。なお、側壁部C2は、底壁部C1の外周縁部から一体的に上方に延出し、平面視で、四隅が丸みを帯びた形状の内側側壁部(図示せず)と、内側側壁部の外側を覆う状態で当該内側側壁部に固設され、平面視で、四隅が内側側壁部よりも角張った形状の外側側壁部(図示せず)との二重壁構造となっている。
底壁部C1の下部、即ち、伝動部収容空間10には、図2、図3に示すように、平面視で、前後方向に若干長尺の概ね長方形状で、ケーシングCの底壁部C1よりも前方側が長尺に形成され、且つ、正面視(前後方向視)で、略逆U字形状に形成された土台部材15が設けられている。土台部材15は、ビス等によりハウジング2の底壁部2aに固定され、略中央部分に円形開口部を備えている。
ケーシングCの底壁部C1の円形開口部及び土台部材15の円形開口部には、電動モータ16からの回転駆動力を受けて従動回転する土台側従動軸17及び当該土台側従動軸17の軸受部18が配置されている。そして、軸受部18の上方側部位において径方向外方側に円形状に延出したフランジ部18aと、底壁部C1の円形開口部の周縁部と、土台部材の円形開口部の周縁部とが、上下方向に重なるように、上方側から記載した順序でビス19により固定されている。
軸受部18のフランジ部18aにおいてビス19により固定された部位よりも径方向内方側の位置には、円筒状のパンケース保持部18bが上方側に向けて突出形成されている。即ち、パンケース保持部18bは、ケーシングCの底壁部C1から上方に突出するように形成されている。
又、円筒状のパンケース保持部18bには、直径方向で対向する箇所の夫々に、当該パンケース保持部18bの上方側端部から下方側に向かって延びる上下方向溝及び当該上下方向溝の下端部から円周方向に向かって延びる円周方向溝を備えたL字形状溝18cが形成されており、パンケース1に設けられた一対の固定用ピン1Eを挿入して固定できるように構成されている。即ち、当該一対のL字形状溝18c及び一対の固定用ピン1Eは、パンケース1をパンケース保持部18bに固定保持するためのバヨネット構造となっている。
軸受部18の中央部において相対回転自在に配置される土台側従動軸17の上端部には、土台側従動軸17を中心とする有底円筒状の連結具20が、円筒状のパンケース保持部18bの径方向内方側(内側)に位置する状態で、当該土台側従動軸17と一体的に回転するように取付けられている。
又、伝動部収容空間10には、軸受部18の前方側に配設される電動モータ16と、軸受部18から下方に突出する土台側従動軸17の下端部に固定されて当該土台側従動軸17と一体的に回転自在なプーリ21と、電動モータ16の駆動軸16a及びプーリ21に亘って巻回されたタイミングベルト22と、軸受部18の後方側に設けられる電源コード収容部23とが設けられている。従って、電動モータ16により、土台側従動軸17及び連結具20が回転駆動されるように構成されている。
パンケース1は、平面視において四隅が丸みを帯び前後方向に若干長尺の概ね長方形状(矩形状の一例)で、上部が開口し底壁部1a及び側壁部1bを備えた有底筒状に形成されている。パンケース1の底壁部1aの中央部の下面には、パンケース1を載置支持する円筒状のパンケース台1Aが一体的に取付けられている。
パンケース1は、パンケース台1Aがパンケース保持部18bに内嵌され、且つ、パンケース台1Aの固定用ピン1Eがパンケース保持部18bのL字形状溝18cに挿入された状態で、ケーシングC内(加熱室5内)に装着される。
つまり、ケーシングCの底壁部C1には、ケーシングCの底壁部C1から上方に突出して、パンケース1の底壁部1aを加熱室5内に固定した状態で保持する筒状のパンケース保持部18bが設けられている。
又、パンケース1の底壁部1aの中央部には、パンケース側従動軸1Bが、上下方向の軸心回りで回転自在に支持された状態で設けられ、パンケース側従動軸1Bにおけるパンケース1の底壁部1aから下方側に突出した突出軸部には、当該パンケース側従動軸1Bと一体的に回転する円盤状の従動側連結具1Cが固定されている。
この従動側連結具1Cが連結具20の互いに対向する一対の凹部に嵌まり込むことにより、従動側連結具1Cと連結具20とが伝動連結されるように構成されている。
更に、パンケース側従動軸1Bにおけるパンケース1内の底壁部1aから上方側(パンケース1の内部)に突出した軸部分には、混練羽根1Dが着脱自在に装着される。混練羽根1Dは、パンケース1内において、パンケース側従動軸1B周りで当該パンケース側従動軸1Bとともに一体的に回転するように構成されている。これにより、パンケース1内の製パン材料を混練することができるように構成されている。
蓋体3は、縦断面視で略逆U字形状に形成され、上述のように、ハウジング2の開口の後縁部2Aに設けられたヒンジ機構13により、ケーシングCの左右方向(図2の紙面表裏方向)に沿った揺動軸13a周りに揺動自在に設けられて、その揺動によりケーシングCの開口部4を開閉自在に構成されている。
又、蓋体3は、上部に配設される外蓋3Aと、下部に配設される内蓋としての遮熱板3Bとを備え、遮熱板3BによりケーシングCの開口部4を閉塞して、当該遮熱板3BとケーシングCとにより加熱室5を形成するように構成されている。
また、蓋体3の上面の後端部には、加熱室5と外部とを連通する蒸気口24が設けられている。
具入れ容器Bには、図4〜図7に示すように、蓋体3の遮熱板3Bの内側面の後半部側に脱着操作自在に取付けられる容器本体30と、当該容器本体30の前端側部位において左右方向に沿う水平方向の蓋開閉軸芯周りで揺動開閉自在に枢着される蓋31とが備えられ、この容器本体30と蓋31とで具収納空間35が構成されている。
更に、具入れ容器Bの蓋31には、容器本体30に対して蓋開閉軸芯周りで揺動自在な蓋枠31Aと、当該蓋枠31Aに対して蓋開閉軸芯周りで揺動開閉自在な蓋板31Bとが備えられ、蓋枠31A及び蓋板31Bの一体揺動で容器本体30の開口部を開閉し、蓋板31Bの揺動操作で蓋枠31Aの具投入口32を開閉するように構成されている。
容器本体30は、略矩形状に形成された底壁部30Aと、高さの低い傾斜姿勢の前壁部30Bと、当該前壁部30Bの高さよりも高い後壁部30C、及び、前半側が前壁部30Bと同じ勾配の傾斜端面となり、且つ、後半側が後壁部30Cと同じ高さの水平端面となる左右の両側壁部30Dとを一体成形して構成されているとともに、両側壁部30Dにおける前壁部30Bよりも前方側に突出する端部が、蓋枠31Aの揺動筒部31a及び蓋板31Bの揺動軸孔(図示せず)に嵌合装着された軸受部材33を介してヒンジ軸34で揺動自在に支承するヒンジ支承部30aとなるように構成されている。
また、軸受部材33に装着されたコイルバネ(図示せず)により、蓋枠31A及び蓋板31Bが容器本体30に対して開き側に揺動付勢されている。
蓋枠31Aの後側枠部31bには、図6及び図7に示すように、具入れ容器Bの具収納空間35側に開口する第1被係合部36が形成され、蓋板31Bの後端部には、蓋枠31A側の第1被係合部36に係脱自在な係合部37Aと開閉操作用の摘み部37Bとを一体形成してある板バネ部材37が取付けられている。従って、蓋板31Bは、筒状に折り曲げ形成されている係合部37Aが弾性変形して蓋枠31A側の第1被係合部36に所要の弾性で係合保持されることにより、係合保持されている。
容器本体30の後壁部30Cには、図6〜図8に示すように、後方側に突出する取付け部38が一体形成され、この取付け部38には、具入れ容器Bの蓋枠31Aを閉止姿勢でロックするロック機構Eと、具入れ容器Bの容器本体30を蓋体3の遮熱板3Bの内側面に所定の装着姿勢で脱着操作自在に係止する容器係止部材39とが組付けられている。
ロック機構Eには、容器本体30側の取付け部38におけるケーシングCの上端部相当位置に対応する横長収納部38A内に、鉛直方向の枢支軸41周りで揺動自在なロック部材42が設けられている。このロック部材42の長手方向の一端部には、容器本体30の後壁部30Cに形成された貫通孔30bに対して後方側から挿入され、且つ、蓋枠31Aの後側枠部31bの後面側に形成された第2被係合部43に係合するロック爪42Aが形成されている。
ロック部材42の長手方向の他端部には、リンク部材28の上端側の第2動作伝達部28Bとの接当によってロック解除操作力が付与される受動部42Bが形成されている。又、図4、図6、図8に示すように、ロック部材42における枢支軸41と受動部42Bとの間の中間部位に形成されたバネ受け凹部42Cと容器本体30の後壁部30Cとの間には、ロック部材42のロック爪42Aを蓋枠31A側の第2被係合部43に係合する側に揺動付勢するコイルバネ44が介装されている。
ソレノイド29は、図2に示すように、ケーシングCの側壁部C2とハウジング2の側壁部2bとの対向面間に形成される本体空間Sの後方側空間9内で、かつ、ケーシングCの底壁部C1の下面相当位置(ケーシングCの底部相当位置)よりも上方側の部位に、ソレノイド29の一部である後部側がハンドル受け部を構成するハウジング2の段部2Bの直下相当位置に入り込む状態でプランジャロッド29Aを鉛直方向に沿う縦向き姿勢にして配置されている。
具体的には、ソレノイド29は、後方側空間9内におけるケーシングCの側壁部C2の上下中央位置又はその近くにソレノイド29の保護ケース29Bの底面29aが位置する状態で配置されているとともに、平面視的には、図3に示すように、本体Aの左右方向中央位置よりも少し左右方向の一側方に偏位した部位に配置されている。
そのため、ソレノイド29の取付け構造は、図2、図4、図8に示すように、ハウジング2の段部2Bの内側面(下面)における左右方向の2箇所に、下方に突出する筒状の取付け筒部46を一体形成し、この取付け筒部46に、ソレノイド29の保護ケース29Bの底面29aを載置支持する一対の板状の支持部材47をビスで固定するように構成されている。
そして、この取付け筒部46と一対の支持部材47とをもって、本体Aの内側面におけるハンドル受け部である段部2Bに対応する部位にソレノイド29を取付けるための取付け部が構成されている。
各支持部材47の下端部には、図8に示すように、ソレノイド29の保護ケース29Bの底面29aを載置支持する支持板部47aが直角に折り曲げ形成され、上端部には、取付け筒部46の下端面に当接した状態でビス止めするためのビス挿通孔47cを備えた取付け板部47bが直角に折り曲げ形成されている。
リンク部材28は、図8に示すように、それの揺動軸芯に直交する平面に沿う板部材から構成されているとともに、リンク部材28の上端側の第2動作伝達部28Bは、ケーシングCの側壁部C2に形成された上下方向に細長い長方形状の貫通孔48を挿通してケーシングC内の加熱室5に配置されているとともに、リンク部材28を揺動自在に支持するリンク支持部材49が、ケーシングCの貫通孔48とリンク部材28の第2動作伝達部28B側の中間板部分28Cにおける挿通部位28bとの間の隙間を減じる状態で設けられている。
リンク支持部材49には、ケーシングCの側壁部C2の左右二箇所に形成されたビス挿通孔50に対して加熱室5側から挿入されたビス51が螺合される一対の取付け筒体52と、リンク部材28の長手方向中間部に形成された揺動支点孔(図示せず)に挿通された揺動軸53を左右方向に沿う水平姿勢で回転自在に支持する一対の軸受板部54と、リンク部材28の第2動作伝達部28B側の中間板部分28Cが入り込むスリット55とが形成されている。
リンク支持部材49の両軸受板部54の軸挿通孔54aに挿通保持された揺動軸53のうち、リンク部材28の一方の板面とこれに対面する一方の軸受板部54との間に位置する軸部分には、リンク部材28の第2動作伝達部28Bがロック部材42の受動部42Bから離間する側に揺動付勢するコイルバネ56が装着されている。
リンク支持部材49には、コイルバネ56の一端部を掛止保持するL字状の第1バネ受け部57が設けられているとともに、リンク支持部材49の後側面には、コイルバネ56の他端部を掛止保持する第2バネ受け部58が設けられている。
リンク支持部材49の後側面の下端辺には、コイルバネ56で揺動付勢されているリンク部材28の第1動作伝達部28A側の中間板部分28Dの一側辺と当接して、リンク部材28をそれの中間部位が鉛直方向に沿う所定姿勢に保持するストッパー部59が形成されている。
このストッパー部59は、リンク支持部材49の後側面の下端辺に一体形成された側壁部で構成されている。
リンク支持部材49の前面側となる取付け面49aには、ケーシングCの貫通孔48に嵌合する当該貫通孔48と略同一輪郭形状の嵌合突起60が一体形成されているとともに、この嵌合突起60の中央側部位に形成される前述のスリット55の幅が、貫通孔48の幅よりも小なる幅で、且つ、リンク部材28の第2動作伝達部28B側の中間板部分28Cにおける挿通部位28bの板厚よりも若干大きな幅に構成されている。又、スリット55の幅方向の両側縁が、リンク部材28の第2動作伝達部28B側の中間板部分28Cの板面と平行又は略平行に形成されている。
そして、リンク支持部材49の嵌合突起60がケーシングCの貫通孔48に嵌合された取付け状態では、ケーシングCの貫通孔48がリンク支持部材49で略閉塞された状態となっており、隙間としては、リンク支持部材49のスリット55とそれに挿通されているリンク部材28の挿通部位28bの外面との間に存在する微小な隙間だけになる。
従って、断熱性及び掃除性を高めることができるとともに、そのための特別な隙間閉塞部材を設ける必要がなく、構造面及び製造コスト面で有利に実施することができ、しかも、スリット55の幅方向の両側縁でリンク部材28の揺動を案内することができる。
又、リンク部材28の第1動作伝達部28Aは、図8に示すように、本体空間Sの後方側空間9内におけるケーシングCの底部相当位置よりも上方側であり、ハウジング2の段部2Bの形成相当位置(ハンドル受け部の形成相当位置)よりも下方側の範囲内で、かつ、ソレノイド29のプランジャロッド29Aに対応する部位において、当該リンク部材28の揺動軸芯に直交する水平方向に沿って横向き姿勢で配置されているとともに、第1動作伝達部28Aには、ソレノイド29のプランジャロッド29Aとの当接範囲を揺動軸芯方向で当接規制する一対の離脱阻止部28aが形成されている。
そして、リンク部材28の第1動作伝達部28Aとソレノイド29のプランジャロッド29Aとの当接位置が、リンク部材28の揺動に伴って揺動軸芯に直交する方向に変動しても、リンク部材28の第1動作伝達部28Aを、当該リンク部材28の揺動軸芯に直交する水平方向の横向き姿勢で配置することにより、リンク部材28の揺動に伴う当接位置変動を確実、容易に吸収することができる。
しかも、リンク部材28の第1動作伝達部28Aとソレノイド29のプランジャロッド29Aとの当接位置が揺動軸芯方向に変動した場合でも、ソレノイド29のプランジャロッド29Aと第1動作伝達部28Aの離脱阻止部28aとの当接によって離脱を阻止することができる。
従って、ソレノイド29のプランジャロッド29Aとリンク部材28の第1動作伝達部28Aとの動作伝達状態を確実に維持することができ、具入れ容器Bの蓋31の開放作動である具入れ動作の安定性を促進することができる。
又、図6〜図8に示すように、容器係止部材39の上下中間部に折り曲げ形成された取付け片39cは、左右方向に沿う水平な枢支軸61により容器本体30側の取付け部38における縦長収納部38Bに揺動自在に枢着されている。
容器係止部材39の上端部には、蓋体3の遮熱板3Bの内側面に設けた被係止部材62の係止凹部62aに係止する係止板爪39aが折り曲げ形成されているとともに、容器係止部材39の下端部には、係止板爪39aを係合側に揺動付勢する弾性付勢力に抗して係止解除操作するための操作板部39bが折り曲げ形成されている。
〔別実施形態〕
(A)上記実施形態では、リンク部材28の第1動作伝達部28Aにロック解除操作力を付与するための蓋開放駆動機構としてソレノイド29を用いたが、モータの駆動回転で伸縮作動するネジ機構等により構成することもできる。
(B)上記実施形態では、ソレノイド29を、ケーシングCの側壁部C2とハウジング2の側壁部2bとの対向面間に形成される本体空間Sの後方側空間9内で、かつ、ケーシングCの側壁部C2の上下中央位置又はその近くに配設したが、このソレノイド29をケーシングCの側壁部C2の上下中央位置よりも上方側に偏位した部位に配置してもよい。
ソレノイド29の配設位置は、ケーシングCの側壁部C2とハウジング2の側壁部2bとの対向面間に形成される本体空間S内で、且つ、伝動部収容空間10での他の部品の配設に制約を与えないケーシングCの底壁部C1の下面相当位置よりも上方側の部位であれば、いずれの高さ位置に配設してもよい。
(C)上記実施形態では、本体空間Sの後方側空間9内に配置されるソレノイド29の後部を、ハウジング2の後端側上面部に形成されるハンドル受け部(段部2B)の直下相当位置に入り込み配置したが、ハンドル受け部(段部2B)の前後幅がソレノイド29の前後幅よりも大きい場合には、本体空間Sの後方側空間9内に配置されるソレノイド29全体をハンドル受け部(段部2B)の直下相当位置に配置することもできる。
(D)上記実施形態では、ソレノイド29のプランジャロッド29Aとリンク部材28の第1動作伝達部28Aとを当接させたが、このソレノイド29のプランジャロッド29Aとリンク部材28の第1動作伝達部28Aとを枢支連結してもよい。
(E)上記実施形態では、リンク支持部材49の嵌合突起60をケーシングCの貫通孔48に嵌合させることにより、ケーシングCの貫通孔48とリンク部材28の挿通部位28bとの間の隙間を略閉塞するように構成したが、リンク支持部材49の取付け形態としては、ケーシングCの貫通孔48とリンク部材28の挿通部位28bとの間の隙間を減じることのできる形態であればよい。
(F)上記実施形態では、具入れ容器Bを蓋体3の内面に加熱室5側に張り出す状態で装備したが、この具入れ容器Bを蓋体3の内部に装備してもよい。
(G)上記実施形態では、ハンドル受け部を本体Aの上端側の肩部(段部2B)に設けたが、このハンドル受け部を本体Aの胴部に設けてもよい。
さらに、本体A側の構成部材で、蓋体3を揺動開閉自在に取付けるヒンジ機構13のカバーにハンドル受け部を設けてもよい。
なお、上記の実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
以上説明したように、既存の空間を有効に活用した合理的な配置改良により、具入れ容器の蓋の開放作動である具入れ動作の安定性向上と製品寸法のコンパクト化及びコストの低廉化とを図ることのできる製パン機を提供することができる。
A 本体
B 具入れ容器
C ケーシング
C1 底壁部
C2 側壁部
D 蓋開放手段
E ロック機構
S 本体空間
1 パンケース
2 ハウジング(外郭部)
2B 段部(ハンドル受け部)
2b 側壁部
3 蓋体
4 開口部
5 加熱室
14 ハンドル
28 リンク部材
28A 第1動作伝達部
28B 第2動作伝達部
28C 第2動作伝達部側の中間板部分
28a 離脱阻止部
28b 挿通部位
29 ソレノイド(蓋開放駆動機構)
29A プランジャロッド(操作力付与部)
31 蓋
48 貫通孔
49 リンク支持部材
53 揺動軸(揺動軸芯)
55 スリット

Claims (6)

  1. 開口部を介して内部にパンケースを収納するケーシングを備えた本体と、前記ケーシングの開口部を閉塞する蓋体と、前記蓋体に装備され、開閉可能な蓋を有する具入れ容器と、前記具入れ容器の蓋を開放作動させる蓋開放手段とを備え、前記蓋開放手段には、前記蓋を閉止姿勢でロックするロック機構と、当該ロック機構をロック解除操作する揺動自在なリンク部材と、前記リンク部材の第1動作伝達部に対してロック解除操作力を付与するための操作力付与部を有する蓋開放駆動機構とを備えるとともに、前記本体には、当該本体に設けられたハンドルを受止めるハンドル受け部が形成されている製パン機であって、
    前記ケーシングの側壁部の外側面と当該側壁部の外側を覆う前記本体の外郭部における側壁部の内側面との間に形成される本体空間内で、かつ、前記ケーシングの底部相当位置よりも上方側の部位に、前記蓋開放駆動機構が当該蓋開放駆動機構の少なくとも一部が前記ハンドル受け部の直下相当位置に入り込む状態で前記操作力付与部を縦向き姿勢にして配置される製パン機。
  2. 前記リンク部材の前記第1動作伝達部が、前記本体空間内における前記ケーシングの底部相当位置よりも上方側であり、前記ハンドル受け部の形成相当位置よりも下方側の範囲内で、かつ、前記蓋開放駆動機構の前記操作力付与部に対応する部位において、前記リンク部材の揺動軸芯に直交する方向の横向き姿勢で配置されている請求項1に記載の製パン機。
  3. 前記蓋開放駆動機構が、前記本体の内側面における前記ハンドル受け部に対応する部位に設けた取付け部に取付けられている請求項1又は2に記載の製パン機。
  4. 前記ロック機構を開放作動する前記リンク部材の第2動作伝達部が、前記ケーシングの側壁部に形成された貫通孔を挿通して前記ケーシングと前記蓋体とで形成されている加熱室内に配置されているとともに、前記リンク部材を揺動自在に支持するリンク支持部材が、前記ケーシングの貫通孔と前記リンク部材の挿通部位との間の隙間を減じる状態で設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載の製パン機。
  5. 前記リンク部材が、当該リンク部材の揺動軸芯に直交する平面に沿う板部材から構成されているとともに、前記リンク支持部材には、前記リンク部材の前記第2動作伝達部側の中間板部分が入り込むスリットが形成され、前記スリットの幅方向の両側縁が、前記貫通孔の幅よりも小なる幅で前記リンク部材の前記中間板部分の板面と平行又は略平行に形成されている請求項4に記載の製パン機。
  6. 前記リンク部材の前記第1動作伝達部が、当該リンク部材の揺動軸芯に直交する方向の横向き姿勢で配置され、前記第1動作伝達部には、前記蓋開放駆動機構の前記操作力付与部との当接範囲を揺動軸芯方向で当接規制する離脱阻止部が形成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の製パン機。
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