JP2006255071A - 自動製パン機 - Google Patents

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Abstract

【課題】製品全高が高くなることを防止しつつ具材容器の容量を増やすことができる自動製パン機を提供する。
【解決手段】具材料をパン型容器1内に落下させる自動製パン機において、具材容器20を、上蓋部3の下面とパン型容器1との間に収まるように設けると共に、オーブン室4に対して着脱される側枠21と、この側枠21に回動可能に軸支させ、少なくとも底壁部22aを設けた開閉板22とから構成し、開閉板22を回動方向に付勢する弾性部材24、および開閉板22の回動を規制するロック位置とロック解除位置との間で変位するロック部材25を具材容器20に取付け、ロック部材25をロック解除位置に変位させる可動部材27を設け、可動部材27の駆動部28をオーブン室4外に設置し、開閉板22が回動すると、具材容器20がパン型容器1の開口に対して開放され、焼成されるパンの膨張空間が形成されるようにした。
【選択図】図1

Description

この発明は、自動製パン機に関する。
この種の自動製パン機は、ユーザの操作や自動制御により混錬、発酵、ガス抜き、焼成等の製パン工程を順次実施するようになっている。通常、自動製パン機は、パン型容器が着脱可能に設置された器体部、および器体部を開閉する上蓋部を含むオーブン室と、器体部を収めた外郭体と、上蓋部に取付けた外蓋とを備えている。パン型容器内の底部には、主材料を混練するための練り羽根が設けられている。オーブン室内は、パン型容器を加熱するヒータが設けられている。
最近では、干しぶどうやクルミ等の具入りパンを焼くことができるように、具材料を入れるための具材容器を備えた自動製パン機が増えている。具材容器内の具材料は、ユーザのボタン操作やプログラム制御等により、主に混練課程時にパン型容器内に供給されるようになっている。
例えば、特許文献1に記載のものは、上蓋部と外蓋の間の内部空間に具材容器の収容部が設けられている。外蓋には、収容部を開閉する容器蓋が設けられおり、容器蓋を開いて具材料が具材容器内に収めるようになっている。上蓋部に設けられた開閉扉が開くと、具材容器は、その開放端側が下がるように回動する。この回動により、具材料は、具材容器の開放端から滑り落ち、上蓋部の開放部を通ってパン型容器内に落下する。開閉扉は、具材料投入後に閉じられ、これに伴い具材容器も収容部に格納される。
また、特許文献2に記載のものは、具材容器が前記上蓋部の上面開口部に反転自在に軸支されており、上蓋部と外蓋の間の内部空間で、具材容器が軸回りに反転して上下逆様になると、具材料がパン型容器内に投入されるようになっている。具材容器は、具材料投入後も反転状態を維持するようになっている。
上述のように特許文献1および2の自動製パン機では、具材容器を上蓋部と外蓋の間の内部空間に配置したり、具材投入時に具材容器を前記の内部空間側に反転させたりしている。これは、オーブン室内で焼成されるパンがパン型容器よりも上方に大きく膨らんだ焼き上げ状態となることを考慮し、上蓋部の下面と前記パン型容器との間に、焼成されるパンの膨張空間を確保するためである。
特開2004−491号公報 特開平11−346930号公報
しかしながら、特許文献1に記載のものは、具材容器の容量を増やそうとすると、収容部を拡大しなければならない。上蓋部と外蓋の間の内部空間に設けた収容部を拡大するには、外蓋を大型化せざるを得ず、製品全高が高くなる。また、特許文献1に記載のものは、上蓋部や外蓋に開閉扉や容器蓋を設けているため、収容部や外蓋に対する熱対策が求められ、コスト高になり易い。
一方、特許文献2に記載のものは、上蓋部と外蓋との間に具材容器反転用の空間を要するため、具材容器の容量を増やすと、上蓋部と外蓋との間に形成する具材容器の反転空間を広げる必要がある。結局、特許文献2に記載のものでも、具材容器の反転空間を広げるのに外蓋を大型化せざるを得ず、製品全高が高くなる。
そこで、この発明の課題は、製品全高が高くなることを防止しつつ具材容器の容量を増やすことができる自動製パン機を提供することにある。
前記の課題を解決するため、この発明は、パン型容器が着脱可能に設置された器体部、およびこの器体部を開閉する上蓋部を含むオーブン室を備え、前記パン型容器の上方に位置する具材容器から具材料を前記パン型容器内に落下させる自動製パン機において、前記具材容器を、前記上蓋部の下面と前記パン型容器との間に収まるように設けると共に、前記オーブン室に対して着脱される側枠と、この側枠に回動可能に軸支させ、少なくとも底壁部を設けた開閉板とから構成し、前記開閉板を回動方向に付勢する弾性部材、および前記開閉板の回動を規制するロック位置とロック解除位置との間で変位するロック部材を前記具材容器に取付け、前記ロック部材をロック解除位置に変位させる可動部材を設け、前記可動部材の駆動部を前記オーブン室外に設置し、前記開閉板が回動すると、前記具材容器が前記パン型容器の開口に対して開放され、焼成されるパンの膨張空間が形成されることを特徴とする。
この発明によれば、前記具材容器を前記上蓋部の下面と前記パン型容器との間に収まるように設けたので、前記上蓋部とこの上蓋部に取付けた外蓋との間に前記具材容器の設置空間や回動空間を設ける必要がない。このため、前記上蓋部と前記外蓋との間を狭めることにより、製品全高を同一に保ったまま前記オーブン室を嵩上げすることができる。また、前記上蓋部の下面と前記パン型容器との間には、本来、上記のようにパンの膨張空間が確保されている。すなわち、この構成によれば、前記上蓋部の下面と前記パン型容器との間に前記具材容器を収めるための空間が十分に得られる。このため、前記具材容器の容量を増やした場合でも、前記外蓋の大型化は不要であり、製品全高を高くする必要もない。
この発明では、前記具材容器を、前記器体部に設置されたパン型容器の上方に位置させる必要がある。しかし、前記具材容器を、前記上蓋部の下面と前記パン型容器との間に収め、前記パン型容器の上方に位置させると、前記パン型容器を前記器体部に着脱することができない。
そこで、この発明では、前記具材容器を、前記オーブン室に対して着脱される側枠と、この側枠に回動可能に軸支させ、少なくとも底壁部を設けた開閉板とから構成した。この構成では、前記側枠を着脱することにより、前記パン型容器を前記器体部に設置した後、そのパン型容器の上方に前記具材容器を位置させることができ、前記パン型容器を前記器体部から取出す前に、前記具材容器を前記オーブン室から取出すことができる。
前記具材容器を前記上蓋部の下面と前記パン型容器との間に収め、また、前記上蓋部と前記外蓋との間を狭めて前記オーブン室の嵩上げを図るには、前記具材容器から具材料を前記パン型容器内に落下させる機構を、従来のように前記上蓋部と前記外蓋との間に設けることが困難である。ここで、「落下」は、具材料が自然落下すること、および投入されることの両方を含む概念である。
また、前記具材容器は、一度セットされた後、製パン終了まで前記オーブン室内から取出しが不要のものでないと、わざわざ設ける意義がない。したがって、この発明では、前記オーブン室外からの操作により前記具材容器が具材料を前記パン型容器内に落下させる構成が求められる。
そこで、この発明では、前記開閉板を回動方向に付勢する弾性部材、および前記開閉板の回動を規制するロック位置とロック解除位置との間で変位するロック部材を前記具材容器に取付け、前記ロック部材をロック解除位置に変位させる可動部材を設け、前記可動部材の駆動部を前記オーブン室外に設置した構成を採用する。この構成では、前記オーブン室外に設置された前記駆動部を作動させると、前記可動部材により前記ロック部材がロック解除位置に変位させられ、前記開閉板が前記弾性部材の付勢力により軸回りに回動する。ここで、前記開閉板は、前記具材容器の底壁部が形成されたものであるから、その回動により、前記具材容器内の具材料は前記パン型容器内に落下ないし投入される。
なお、前記側枠、前記開閉板、前記弾性部材、および前記ロック部材は、焼成温度に対する耐熱性を具備した素材から構成される。
この発明では、焼成課程中、前記具材容器は、前記上蓋部の下面と前記パン型容器との間に収まるので、焼成されるパンの膨張空間内に位置する。このままでは、前記具材容器の底壁部等が前記パン型容器の上方を塞ぐため、焼成されるパンが膨らまない。
ここで、この発明では、前記具材容器を、前記オーブン室に対して着脱される側枠と、この側枠に回動可能に軸支させ、少なくとも底壁部を設けた開閉板とから構成したので、前記具材容器のうち、前記パン型容器の上方を塞ぐ部分を回動させることができる。また、前記開閉板は、前記弾性部材の付勢力により回動停止位置に維持される。
そこで、この発明では、前記開閉板が回動すると、前記具材容器が前記パン型容器の開口に対して開放され、焼成されるパンの膨張空間が形成される構成を採用した。この構成によれば、焼成されるパンは、前記パン型容器内を上昇し、さらに、前記具材容器の開放により形成された空間内を上昇することができる。このため、焼成されるパンが膨らむようになる。
しかし、焼成されるパンの種類や大きさによっては、前記具材容器と、焼成されるパンとの接触が起こり得る。この接触時、前記側枠や前記開閉板がパンに食い込むと、焼き上がったパンに割れ目が生じてしまう。
そこで、この発明では、前記具材容器を、前記パン型容器の開口に対して開放状態で、焼成されるパンを受けるように設けた構成を採用することが好ましい。この構成によれば、前記具材容器の角や側壁部が膨張するパンに食い込むことは防止される。
この発明では、前記駆動部を前記オーブン室外に設置する。しかし、前記上蓋部と前記外蓋との間を狭めるには、この間に前記駆動部を設置することは好ましくない。
そこで、この発明では、前記器体部を収めた外郭体と、前記器体部を外殻底部上に支持する取付け台とを備え、前記駆動部を、ソレノイドから構成し、かつ前記取付け台よりも下方の内部空間に設置した構成を採用することが好ましい。前記取付け台は、前記外殻底部との間を断熱すると共に、練り羽根を回転させる駆動モータやプーリ等の収納空間を確保するために設置される。このため、前記取付け台よりも下方には、前記器体部の下方を除いて内部空間が存在する。また、前記ソレノイドは大きな設置空間を要しない。したがって、この構成によれば、前記駆動部を前記オーブン室外に設置しても、前記外殻体の大型化を招くことはなく、ひいては製品全高も高くなることが防止される。
この発明では、前記具材容器は、パンの焼成中も前記オーブン室内にあるため、焼き上がり直後、高温になっている。
そこで、前記具材容器のうち、前記パン型容器の開口に対して開放状態で上面視される部分に、注意表示部を設けた構成を採用することが好ましい。この構成によれば、ユーザが前記上蓋部を開けた際、前記注意表示部が目に留まるので、火傷等への注意を喚起することができる。
上述のように、この発明の自動製パン機は、前記具材容器を、前記上蓋部の下面と前記パン型容器との間に収まるように設けると共に、前記オーブン室に対して着脱される側枠と、この側枠に回動可能に軸支させ、少なくとも底壁部を設けた開閉板とから構成し、前記開閉板を回動方向に付勢する弾性部材、および前記開閉板の回動を規制するロック位置とロック解除位置との間で変位するロック部材を前記具材容器に取付け、前記ロック部材を変位させる駆動部を前記オーブン室外に設置し、前記開閉板が回動すると、前記具材容器が前記パン型容器の開口に対して開放され、焼成されるパンの膨張空間が形成されるので、製品全高が嵩張るのを防止しつつ、具材容器の容量を増やすことができる。また、前記上蓋部に具材容器を設置するための開口がない分、耐熱対策のコストが低減される。
以下、この発明の実施形態に係る自動製パン機を添付図面に基づいて説明する。図1は、実施形態に係る自動製パン機の縦断側面図を示す。図2は、この自動製パン機の外観を示す。図1、図2に示す自動製パン機は、パンの主材料を入れるためのパン型容器1が着脱可能に設置された器体部2、およびこの器体部2を開閉する上蓋部3を含むオーブン室4と、器体部2を収めた外郭体5とを備える。
パン型容器1は、上向きに開放する略矩形筒状とされており、その底部に主材料を混練するための練り羽根6が回転自在に設けられている。
器体部2は、上向きに開放する略矩形筒状とされており、その底部外側に取付け台7を備え、この取付け台7により外郭体5の底部上に支持されている。この状態で、器体部2と外郭体5との間に空気断熱層が形成されている。取付け台7の下方には、練り羽根6を回転させるための駆動モータ8やプーリ9等が設置されている。
器体部2の底部内側には、パン型容器1の設置部10と、設置されたパン型容器1を囲むヒータ11とが設けられている。設置部10は、パン型容器1の底部を支持すると共に、練り羽根6の回転軸がバヨネット結合されるようになっている。ヒータ11は、練り羽根6による混練課程、混練されたパン生地の発酵課程、ガス抜き課程を終えた後にオーブン室4内を高温にし、パン生地を焼成する。
器体部2を開閉する上蓋部3は、パン型容器1に臨む部分が平坦に形成されており、この平坦部分から下側に湾曲する連続面を介して外周鍔部3aを有する。外周鍔部3aは、器体部2の肩2aと閉じ合うように形成されている。この上蓋部3には、その上面を覆うように外蓋12が取付けられている。外蓋12は、蓋ヒンジ13を介して外郭体5の肩に取り付けられており、外郭体5の上端開放口を開閉する。上蓋部3は、外蓋12の開閉動に伴い器体部2を開閉するようになっている。
外蓋12の中央部には、上蓋部3に設けられた覗き窓3bが露出している。覗き窓3bは、パン型容器1に臨む開口部を耐熱ガラスにより塞いだ構造となっている。また、上蓋部3と外蓋12には、排気口14が形成されている。
上蓋部3の下面とパン型容器1との間には、具材料を入れるための具材容器20が、パン型容器1の上方に位置し、かつ上蓋部3の下面とパン型容器1との間に収まるように設けられている。
図3は、図1の器体部2から具材容器20を取出した状態を示している。図4(a)は、図1のうち、具材容器20を抜き出して拡大図示している。図4(b)は、図1において具材容器20付近の上面視を拡大図示し、他の構成を2点鎖線で示している。
具材容器20は、図3、図4(a)、(b)に示すように、器体部2の側壁2bに対して着脱される側枠21と、この側枠21に回動可能に軸支させた開閉板22とから構成されている。
側枠21は、上面視で、パン型容器1の開口内周の長辺部1aよりも外側に設けられた一対の軸支片21a、21aと、パン型容器1の開口内周の短辺部1bよりも外側に設けられた側壁部21bとを有する(図4(b)参照)。
一対の軸支片21a、21aのそれぞれに、短辺部1bに平行する軸部材23の軸受け部21c、21cが形成されている。側壁部21bは、略矩形板状に形成されており、その上部両側に一対の軸支片21a、21aの一端が連設されている(図3参照)。
一対の軸支片21a、21a、および側壁部21bは、下向きに延び、外側に屈曲した脚部21dを有する。各脚部21dは、器体部2の側壁2bに設けられた差込み口2cに対して抜き差しされ、側枠21を水平に保つようになっている。これにより、側枠21は、器体部2の側壁2bに対して着脱可能となっている。
一方、開閉板22は、矩形板状の底壁部22aが設けられており、底壁部22aの各短辺部に連なる第1側壁部22b、第2側壁部22c、および底壁部22aの一端側の長辺部に連なる第3側壁部22dを有する(図3、図4(b)参照)。
底壁部22aは、その他端側の長辺部22eが開放されている。第1側壁部22b、第2側壁部22cのそれぞれは、逆台形の板状に立設され、回動中心となる軸部材23が挿通されている。第3側壁部22dは、上端縁が軸部材23に沿うように設けられており、軸部材23に平行で他端側下がりに傾斜する平板状とされている。軸部材23は、パン型容器1の開口長手方向において概ね中間上に配設されている。
一対の軸支片21a、21aと、第1側壁部22b、第2側壁部22cとの間には、開閉板22を回動方向に付勢する弾性部材24が取付けられている。弾性部材24には、軸部材23に通された金属ねじりばねが用いられているが、他の金属ばねでもよい。付勢方向は、図4(a)に矢示線で示す回動方向のA側回りとされている。
具材容器20には、開閉板22の回動を規制するロック位置とロック解除位置との間で変位するロック部材25が取付けられている。ロック部材25は、側枠21の側壁部21bの外側面にピン結合された揺動レバーから構成されている。
ロック部材25は、レバー一端側が側壁部21bよりも突出するように設けられており、ロック位置において開閉板22の第1側壁部22bの突片部22fを係止する。ロック部材25のレバー他端側と側壁部21bとの間に金属ばね26が取付けられており、ロック部材25は金属ばね26によりロック位置側に向けて付勢されている。
ロック部材25がロック位置にある状態で、長辺部22eが、側枠21の側壁部21bの下端辺に臨み、第1側壁部22b、第2側壁部22cが、上面視でパン型容器1の開口内周の長辺部1aよりも僅かに内側に位置する。この状態で、具材容器20の具材収容空間は、側枠21の側壁部21bと、開閉板22の底壁部22a、第1側壁部22b、第2側壁部22c、第3側壁部22dとから上端開放の容器状に形成されており、パン型容器1の開口長手方向において一端側に位置する。
ロック部材25の規制解除は、可動部材27により行われる。可動部材27は、オーブン室4外に設置された駆動部28の動作に連動してロック部材25をロック解除位置に変位させるようになっている(図1参照)。
図5は、図1の可動部材27と駆動部28を拡大図示している。可動部材27は、図4(b)、図5に示すように、L字板状とされており、L字横辺部27aが器体部2の側壁2bの開口に挿通された状態で側壁2bの外側面に揺動可能にピン結合されている。
駆動部28は、ソレノイドから構成されており、取付け台7よりも下方の内部空間に設置されている。駆動部28のプランジャロッド28aの上端部がL字横辺部27aの外側端部に結合されている。
プランジャロッド28aが昇動すると、可動部材27のL字縦辺部27bが、図5において2点鎖線で示すように、ロック部材25のレバー他端側を内側に向けて押し、金属ばね26を圧縮させる。この状態で、ロック部材25のレバー一端側が、図4(b)において2点鎖線で示すように、外側に振れて突片部22fから外れるロック解除位置に変位させられ、開閉板22の回動規制が解除される。
この実施形態では、ユーザが外郭体5の正面操作部5a(図2参照)に設けられたボタンを押すことにより、プランジャロッド28aが昇動するようになっているが、タイマー制御やプログラム制御で駆動部28を作動させてもよい。なお、プランジャロッド28aは、復帰スプリング28bにより自動的に降下する。
開閉板22は、回動規制が解除されると、図1、図4(a)に矢示するように、長辺部22eを回動方向A側回りに振り下ろす。このとき、開閉板22は、軸部材23がパン型容器1の開口長手方向において概ね中間上に配設され、第1側壁部22b、第2側壁部22cが上面視でパン型容器1の長辺部1aよりも僅かに内側に位置するため、パン型容器1内を通過するようになっている。そして、開閉板22の第3側壁部22dが、図1、図4(a)において2点鎖線で示すように、軸部材23に対して側枠21に設けられた上板部21eに当ると、開閉板22は、パン型容器1の開口長手方向において他端側に位置した状態で回動を停止する。この間に、具材容器20内の具材料は、底壁部22aの長辺部22eが開放端とされているので、パン型容器1内に落下ないし投入される。
開閉板22は、弾性部材24の付勢力により回動停止位置に維持されるので、焼成課程中、パン型容器1の開口長手方向において他端側に位置し続ける。また、開閉板22の第3側壁部22dが上蓋部3の下面近傍でパン型容器1の開口に対して水平に臨む。また、開閉板22の回動角が第3側壁部22dの傾斜により深くなるため、底壁部22aは、パン型容器1の開口上方で、開放端とされた長辺部22eをパン型容器1の前記他端側の短辺部1bに向けた状態となる。さらに、第1側壁部22b、第2側壁部22cは、上面視でパン型容器1の開口内周の長辺部1aよりも僅かに内側に位置するように板状に立設されているので、開閉板22の回動停止位置においてもパン型容器1の開口上方を塞ぐことがない。したがって、開閉板22が回動すると、具材容器20が、側壁部21bと開閉板22との間がパン型容器1の開口に対して大きく開放された状態となり、焼成されるパンPの膨張空間が形成される。また、この状態で、開閉板22の上面側は、焼成されるパンPを受けるようになっている。
具材容器20のうち、パン型容器1の開口に対して開放状態で上面視される部分、すなわち、この実施形態では、図4(b)に示すように、第3側壁部22dの下面部に注意表示部29が設けられている。この注意表示部29は、具材容器20が高温であることに対する注意書きが表示(図示省略)される部分であり、例えば、打刻やサーモペイントなどの耐熱性を具備した表示となっている。
なお、この実施形態では、弾性部材24の付勢力の設定により開閉板22の回動停止位置を概ね設定することが可能である。しかし、具材容器20に収容される具材料の目方重量は一定ではないから、弾性部材24の付勢力を強めに設定せざるを得ない。このため、具材料の目方重量が軽い場合、開閉板22が上蓋部3の下面に当る恐れがある。一方、この実施形態では、開閉板22の回動を停止させる上板部21eを側枠21に設けたので、弾性部材24の付勢力を強めに設定しても上蓋部3の下面が傷つく恐れがなくなり、これに伴い具材容器20の大容量化が容易となる。
また、具材容器は、他の構造のものでもよい。例えば、具材容器の側周部を側枠から構成し、開閉板には底壁部のみを設けてもよい。この場合、開閉板の回動軸は、側枠の一辺部に沿わせて設けることができる。また、具材容器の底壁部は、複数の開閉板から構成してもよい。また、具材容器の底壁部全域を開閉板に設ける必要はなく、パン型容器の開口上方に位置する部分を開閉板に設ければ十分である。
実施形態に係る自動製パン機の縦断側面図 同上の外観を示す全体斜視図 同上の具材容器を器体部から取出した状態の全体斜視図 (a)は同上の開閉板の回動が規制された状態を実線で示し、開閉板が回動停止位置にある状態を2点鎖線で示す具材容器の拡大縦断側面図、(b)は同上の具材容器を器体部に取付けた状態を実線で示し、開閉板が上板部に当った状態の上面視を2点鎖線で示す拡大上面図 同上のロック部材と駆動部材の部分拡大縦断側面図
符号の説明
1 パン型容器
1a 長辺部
1b 短辺部
2 器体部
2a 肩
2b 側壁
2c 差込み口
3 上蓋部
3a 外周鍔部
3b 覗き窓
4 オーブン室
5 外郭体
5a 正面操作部
6 練り羽根
7 取付け台
8 駆動モータ
9 プーリ
10 設置部
11 ヒータ
12 外蓋
13 蓋ヒンジ
14 排気口
20 具材容器
21 側枠
21a 軸支片
21b 側壁部
21c 軸受け部
21d 脚部
21e 上板部
22 開閉板
22a 底壁部
22b 第1側壁部
22c 第2側壁部
22d 第3側壁部
22e 長辺部
22f 突片部
23 軸部材
24 弾性部材
25 ロック部材
26 金属ばね
27 可動部材
27a L字横辺部
27b L字縦辺部
28 駆動部
28a プランジャロッド
28b 復帰スプリング
29 注意表示部

Claims (4)

  1. パン型容器が着脱可能に設置された器体部、およびこの器体部を開閉する上蓋部を含むオーブン室を備え、前記パン型容器の上方に位置する具材容器から具材料を前記パン型容器内に落下させる自動製パン機において、前記具材容器を、前記上蓋部の下面と前記パン型容器との間に収まるように設けると共に、前記オーブン室に対して着脱される側枠と、この側枠に回動可能に軸支させ、少なくとも底壁部を設けた開閉板とから構成し、前記開閉板を回動方向に付勢する弾性部材、および前記開閉板の回動を規制するロック位置とロック解除位置との間で変位するロック部材を前記具材容器に取付け、前記ロック部材をロック解除位置に変位させる可動部材を設け、前記可動部材の駆動部を前記オーブン室外に設置し、前記開閉板が回動すると、前記具材容器が前記パン型容器の開口に対して開放され、焼成されるパンの膨張空間が形成されることを特徴とする自動製パン機。
  2. 前記具材容器を、前記パン型容器の開口に対して開放状態で、焼成されるパンを受けるように設けた請求項1に記載の自動製パン機。
  3. 前記器体部を収めた外郭体と、前記器体部を外殻底部上に支持する取付け台とを備え、前記駆動部を、ソレノイドから構成し、かつ前記取付け台よりも下方の内部空間に設置した請求項1または2に記載の自動製パン機。
  4. 前記具材容器のうち、前記パン型容器の開口に対して開放状態で上面視される部分に、注意表示部を設けた請求項1から3のいずれかに記載の自動製パン機。
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