JPH0411624Y2 - - Google Patents

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JPH0411624Y2
JPH0411624Y2 JP1987030842U JP3084287U JPH0411624Y2 JP H0411624 Y2 JPH0411624 Y2 JP H0411624Y2 JP 1987030842 U JP1987030842 U JP 1987030842U JP 3084287 U JP3084287 U JP 3084287U JP H0411624 Y2 JPH0411624 Y2 JP H0411624Y2
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container
kneading
yeast
locking
baking
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は主として家庭で利用される小型の自動
製パン機に関するものである。
(従来の技術) 材料の混ねつから焼成までの製パン工程の全て
を同一容器内で自動的に行い、しかも製パンは任
意の時刻に終える所定の時刻に自動的に開始でき
る自動製パン機が既に提供されている。
これは、器体内の混ねつ焼成容器内に強力粉、
塩、スキムミルク、砂糖と云つた主材料を投入し
ておき、製パン開始時点で別に収容していたイー
スト菌を前記主材料に合せ入れて混捏し、各段階
の醗酵とガス抜きを経た後混捏焼成容器まわりの
ヒーターをオンして焼成するようになつている。
ここでイースト菌の主材料への合せ入れが製パ
ン開始時点で行われるのは、イースト菌が製パン
開始時点前に醗酵してしまうのを防止するのに、
イースト菌をそれが活性化される水や栄養源であ
る主材料から製パン開始時点まで隔絶しておくた
めである。
イースト菌を製パン開始時点で合せ入れて混ね
つを行う方式としては、器体の蓋の一部にイース
トホツパーを設けておき、製パン開始時点でイー
ストホツパーを電磁的に開いてイーストホツパー
内のイースト菌が自然落下し、混捏焼成容器内に
容れられている主材料および水に合せ入れられる
ようにするものがある。また混捏焼成容器とは別
にイースト容器および水容器を設けておき、製パ
ン開始時点で水容器内の水がイースト容器を経て
混捏焼成容器内に流入し、イースト容器内のイー
スト菌とともに混捏焼成容器内の主材料と合さる
ようにすることも考えられる。
(考案が解決しようとする問題点) ところが前記イーストホツパーからイースト菌
を自然落下させる方式であると、自然落下のため
イースト菌の種類や湿気の具合等でイースト菌が
落下し切らないでイーストホツパー内に残ること
があり、その結果十分な醗酵が得られずに製パン
を失敗することになる。また水による流し込み方
式は流入してくる水に浮く状態となるイースト菌
が、流入水の最大水位の部分でイースト容器内面
に付着し流れないことがあるので、やはり残留イ
ースト菌が生じてしまい好ましくない。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記のような目的を達成するために、
イースト容器をイースト菌の収容可能な上向きの
収容姿勢と、収容したイースト菌を混捏焼成容器
へ投入する投入姿勢との間で反転可能に支持して
設け、イースト容器を投入姿勢側に付勢する手段
と、イースト容器を収容姿勢に係止しておく係止
手段と、この係止手段による係止を自動的に解除
する係止解除手段と、前記係止を解除されて前記
付勢により投入姿勢に反転されるイースト容器を
定位置に受け止めてこれに衝撃を与える受止め部
とを備えたことを特徴とするものである。
(作用) イースト容器は係止手段によつて収容姿勢に係
止されるので、イーストを収容してこれを安定に
保持しておくことができ、必要時点で係止解除手
段を働かせることにより前記イースト容器の収容
姿勢への係止を自動的に解除すると、イースト容
器は付勢手段によつて収容姿勢から投入姿勢に自
動的に反転されるので、前記収容していたシース
トを混捏焼成容器へ投入することができ、特にこ
の投入姿勢への反転は付勢手段の付勢によつて勢
いよく行われ、それを定位置にて受け止める受止
め部に衝突して急停止されるので、そのときの衝
撃と慣性とによつて、イースト容器内のイースト
の全量がイースト容器から投げ出され、余すこと
なく混捏焼成容器に投入することができる。
(実施例) 第1図から第5図に示す本考案の第1実施例に
ついて説明する。
本実施例は第1図に示すように角形の器体1内
に角形の混捏焼成容器2を収容し、器体1の上端
に耐熱ガラス製の透明な蓋3を設けたものであ
る。器体1は第2図に示すように外装ケース4内
に内装容器5を収容し、外装ケース4の上端に嵌
付けた耐熱樹脂製肩部材6に内装容器5の上端を
それに嵌付けたシールパツキング7部で受け、内
装容器5の底部と外装ケース4の底部に設けた支
持金具8とを連結することで、外装ケース4と内
装容器5とを一体化したものである。
支持金具8は外装ケース4の下端に形成した内
フランジ4aに両端部8aを外装ケース4の底板
9と共にビス10で取付けてある。このビス10
は器体1の脚11の取付けにも共用している。
支持金具8には混捏モータ21、フアンモータ
22、および動作制御用のマイクロコンピユータ
(以下マイコンと云う。)基板23がそれぞれ取付
けられている。
内装容器5の底部には耐熱樹脂よりなる軸受部
材24が設けられ、前記底部と共にに支持金具8
にビス25により取付けてある。軸受部材24は
内装容器5の底部および支持金具8を貫通する軸
受ハウジング24aと、内装容器5の底部上に混
捏焼成容器2を着脱自在に取付ける容器取付座2
4bとを一体に有している。
軸受ハウジング24aは筒状で軸受26を保持
し、その軸受26によつて混捏用の羽根27の回
転軸28を軸受している。この回転軸28は前記
混ねつモータ21とプーリ29、ベルト30、プ
ーリ31によつて連結してある。
容器取付座24bも環状壁であつてその外周の
円周上数箇所に放射状に向く係止突起32が設け
られている。この容器取付座24bに対向して混
捏焼成容器2の底部下面には、容器取付座24b
の外周に嵌り合う環状の耐熱樹脂製取付座33が
鋲34で結合して取付けられている。この取付座
33は内周の円周上数箇所に前記容器取付座24
bの係止突起32と係合するヘリコイド状の係合
溝35をその一端が取付座33の下端に開放する
状態で第3図に示すように形成されている。
これによつて混捏焼成容器2を器体1内に嵌込
み、底部の取付座33を内装容器5の底部の容器
取付座24bに嵌合せながら係合溝35を係止突
起32に係合させ、さらにこの状態で混捏焼成容
器2を少し回転させて係止突起32を係合溝35
に深く係合させることで取付座33を容器取付座
24bに強く引付け、混捏焼成容器2を器体1内
に安定に取付けられるようになつている。
取付けた混捏焼成容器2は前記取付時と逆に回
動させることで、係止突起32が係合溝35の開
放部に移動し、取付座33の容器取付座24bへ
の引付けが解除されるため取外し可能となる。
内装容器5内の底部には、前記取付けた混捏焼
成容器2の底部まわりに位置するヒータ41が設
けられ、内装容器5の底部に取付金具42によつ
て取付けてある。
内装容器5の底部にはさらに前記取付けられる
混捏焼成容器2の底部と接触する温度センサ43
が設けられている。この温度センサ43は内装容
器5および支持金具8を貫通する耐熱樹脂製のセ
ンサホルダ44内に上下動可能に収容保持され、
ばね45による上動付勢で常時際上動位置にあろ
うとし、前記取付けられる混捏焼成容器2に押し
込まれる形でその底部に圧接し、混捏焼成容器2
内の生地の温度をも的確に検知できるようにして
ある。
なお混捏焼成容器2の底部中央には羽根27の
回転軸28が貫通する孔46を有し、混捏焼成容
器2を取付けたとき回転軸28が孔46を通じ混
捏焼成容器2内に突出するようにしてある。これ
によつて回転軸28の混捏焼成容器2内への突出
端に羽根27を嵌付けてモータ21をオンすれ
ば、混捏焼成容器2内の底部に位置する羽根27
を回転駆動することができ、混捏焼成容器2内の
材料を混ねつすることができる。
羽根27は取外し自在としておくことにより、
羽根27に邪魔されることなく混捏焼成容器2を
着脱することができる。混捏焼成容器2の底部に
設けられた前記孔46には回転軸28との間にシ
ールするシールパツキング47が嵌付けられてい
る。
前記フアンモータ22に直結のフアン51は、
外装ケース4と内装容器5との間の広くした空間
部48に設けたダクト49の下端ケーシング部5
0内に位置され、ダクト49を通じ混捏焼成容器
2内に冷風を送込めるようにしてある。この冷風
送込みのためにダクト49は器体1の肩部で継が
れ、送風口49aが混捏焼成容器2の一側上方に
臨んでいる。また器体1の外装ケース4の下部一
側に吸気用の孔52も設けられている。
蓋3はその一側縁にヒンジ軸61が取付けられ
ており、この軸61を器体1の肩部材6に設けた
軸受突部62の内面側に切開かれた軸受孔63に
嵌合せて開閉可能に軸支されるようにしてある。
鍔61と軸受孔63との嵌合せは蓋3と肩部材6
の上面凹部64との嵌合いが外れる開き状態で行
え、この開き状態では軸61を軸受孔63から外
して蓋3を器体1から分離することもできる。
器体1のダクト49が上方へ延びている肩部分
には、ダクト49と離れてイースト容器65を保
持しておき、それを適時的に反転させる反転手段
66が設けられている(第1図、第4図)。反転
手段66は器体1の肩部に軸67でヒンジ連結さ
れた反転ホルダ68を有している。反転ホルダ6
8は軸67を中心に第4図実線位置から仮想線の
位置に180°反転可能であつて、ばね169による
仮想線位置側への回動付勢を受けている。反転ホ
ルダ68の反転動作部にイースト容器65の柄6
5aを挿し込む保持孔68aを有し、イースト容
器65を着脱自在に保持できるようにしてある。
また反転ホルダ68は第1図、第2図実線の位
置で、器体1の肩部に設けた係止レバー69の上
端フツク69aに自由端68bが係合して係止さ
れるようにしてある。係止レバー69は器体1の
肩部裏側で第4図に示すように軸70により枢支
され、ばね71によつて前記係止位置を保たれる
が、尾端に連結したソレノイド72の作動によつ
てばね71に抗し前記係止を外すようになつてい
る。
器体1の外面には操作部73と手掛凹部74と
が設けれている。操作部73にはデジタル時計表
示部74と、その時刻表示に基き製パン終了時刻
ないしは開始時刻を入力する入力キー75、入力
状態をリセツトするリセツトキー76、外部電源
入力表示部77、製パンスタート表示部78が設
けれている。
前記マイコン基板23に搭載された制御回路
は、前記各動作部材や手段の動作を操作部73で
の入力およびセンサ43からの入力に従つて制御
するもので、外部電源とは別に設けられたバツク
アツプ電池(図示せず)によつて常時駆動状態に
おかれ、少なくとも前記デジタル時計表示部74
は間断なく駆動するようにしてある。
外部電源は器体1から引出した電源コードを電
源コンセントに接続することによつて入力可能状
態となり、マイコン基板23の制御に従つてモー
タ21,22、ヒータ41、ソレノイド72等各
動作部材や手段を適時的に動作させる。
以下一連の動作について説明すると先ず製パン
開始ないし終了の時刻設定と諸材料のセツトを行
う。諸材料のセツトは、取付けられた混捏焼成容
器2に強力粉、塩、スキムミルク、砂糖、干しぶ
どうやコーヒー等その他好みの追加材を合せた主
材料81と水82を投入する(第2図)ことに加
え、反転ホルダ68にイースト容器65を保持さ
せると共にそのイースト容器65に所定量のイー
スト菌83を第5図に示すように入れておくもの
である。それら作業の後蓋3を閉めておくことで
準備作業終了となる。
この状態で放置しておくと、設定された時刻に
見合う時点で製パン工程が自動的に開始する。こ
の工程の最初にソレノイド72が働かされ、反転
ホルダ68の係止を解く。このため反転ホルダ6
8はばね169の付勢によつて仮想位置に反転
し、イースト容器65を上向きの収容姿勢から下
向きの投入姿勢に反転させる。このときイースト
容器65は姿勢の反転と反転ホルダ68が反転終
期に器体1の肩部1aに衝突するときの衝撃およ
び慣性とで、収容していたイースト菌83を混捏
焼成容器2内に余すことなく確実に投入する。こ
れと同時にマイコン基板23の各種内部タイマー
がセンサ43から入力される室温を考慮に入れた
製パン各作業の所要時間をセツトし、次いで混捏
モータ21を作動させ実際の製パン作業に入る。
モータ21が作動されると羽根27を回転駆動
するので、混捏焼成容器2内の主材料81、水8
2、イースト菌83を混合させながら混捏する。
混捏が充分行われた時点でモータ21をオフし
て混捏を終え、そのまま静置することで必要時間
一次醗酵を行わせる。ついでモータ21を駆動し
羽根27を回転させながらガス抜きを所定時間行
つて後二次醗酵を行い、さらにガス抜きを行つて
ベンチタイムと成形醗酵時間をとる。
成形醗酵終了後ヒータ41をオンして所定時間
焼成を行い製パン工程を終える。
なお前記一次醗酵から成形醗酵までの間センサ
43で検知される生地温が室温等の影響で高けれ
ば、フアンモータ22をオンして送風し、適温ま
で冷すようになつている。したがつてフアンモー
タ22を働かせるかどうかの生地温は予想される
最低室温に対応し設定するのがよく、使用地方に
応じて変更する。このような変更操作や前記時刻
表示の修正等は器体1の底部裏面とか内側とかい
たずら操作されない部分で行えるようにするとよ
い。
また前記製パン工程のベンチタイム終了時点で
生地を取出し、所望の形にして成形醗酵を行えば
種々の形のパンを作ることができる。この場合ベ
ンチタイム終了表示を行うと便利であるし、製パ
ン工程の進行状態をランプ表示等することもでき
る。
第6図に示す本考案の第2の実施例は、反転ホ
ルダ68を器体1の肩部に別付けしたヒンジ金具
91を利用して枢支した点、保持孔68aを断面
半月形にし、それに一致する断面の柄65aをも
つたイースト容器65を保持するようにした点、
また混ねつ焼成容器2を円形のものにした点で第
1の実施例と相違している。
柄65aおよび保持孔68aが半月形断面をし
ていることによつて、反転前の姿勢に復帰されて
いない反転ホルダ68にイースト容器65を保持
させようとすると、イースト容器65が下向きで
なければ柄65aが保持孔68aに入らないこと
になる。このため反転ホルダ68が反転前の姿勢
に復帰されていないのに気付かずイースト容器6
5を反転ホルダ68に保持させて製パンを行い、
失敗すると云うような不都合を解消することがで
きる。
第7図に示す本考案の第3の実施例は、羽根の
駆動に連動して反転ホルダ68を反転させるよう
にしたものである。反転ホルダ68は第1の実施
例同様反転方向にばね付勢しておき、係止レバー
69によつて反転前の状態に係止するが、係止レ
バー69を羽根の回転軸28に設けた偏心カム1
21に応動するレバー122にロツド123を介
し連結し、回転軸28が駆動されたとき、偏心カ
ム121がレバー122を押動し、その動きがロ
ツド123を介し係止レバー69に伝わり、係止
レバー69はばね71に抗し回動されて反転ホル
ダ68の係止を解くようにしてある。
したがつて特別な駆動手段およびそれを働かせ
る信号なしに反転ホルダ68の係止を解いて反転
させることができる。
反転ホルダ68の係止解除後、係止レバー69
がフリーであるとばね71の付勢で自動復帰する
ことと、偏心カム121によつて係止解除位置に
押動されることとが、羽根回転中繰返し行われ
る。
これを防止するため、レバー122の背部に磁
性体124を取付け、これに対向して永久磁石1
25を固設しておく。これによつてレバー122
が偏心カム121に押動されると、磁性体124
が磁石125に吸着されてその押動位置に保持さ
れ、係止レバー69をばね71に抗し前記係止解
除位置に保持したままとなる。
再使用の際係止レバー69を自動復帰させるの
に、器体1の肩部の反転ホルダ68が反転前に当
てがわれる部分に復帰ボタン126を上下動可能
に設けると共に、ばね127で上動付勢し、常時
は器体1の肩部上に突出するようにしてある。ま
たこの復帰ボタン126には係止レバー69に一
体的に設けた受動腕128を対向させてある。こ
れによつて反転された反転ホルダ68を元に戻し
た場合、反転ホルダ68は復帰ボタン126を押
し込むことになる。このとき復帰ボタン126は
それに対抗している受動腕128を押動し、係止
レバー69を磁石125の吸着保持から解除する
ので、係止レバー69は前記戻された反転ホルダ
68をばね71の付勢により再度係止する。
偏心カム121の最大径部の曲率半径を小さく
しておけば、回転軸28がフリーな状態でレバー
122のカムフオロア122aに偏心カム121
の最大径部が当接するような位置関係にあつて
も、係止レバー69が復帰してカムフオロア12
2aが偏心カム121の最大径部に当接すると、
偏心カム121との当接姿勢保持が不安定であつ
て、カムフオロア122aの押動圧により偏心カ
ム121が姿勢安定部つまり曲率半径の大きい最
大径部で当接し合うまで回動されて安定する。こ
のため羽根を停止させるのに偏心カム121の向
きを考慮する必要がなくなる。
第8図に示す本考案の第4の実施例は、レバー
122と係止レバー69とを索条151により連
結して連動させたもので、偏心カム121は回転
軸28に対して電磁クラツチ152を介し連結
し、回転軸28が最初に駆動される初期だけ電磁
クラツチ152をオンし、偏心カム121によつ
て係止レバー69を係止解除させ、その後は係止
レバー69が復帰しても繰返し操作することはな
いようにしてある。
第9図から第11図に示す本考案の第5の実施
例は、混捏焼成容器2の内部に突出するこね棒1
61を設けたものである。こね棒161は混捏焼
成容器2内に突出した状態で、混ねつ焼成容器2
内で羽根27によつて混捏される生地162が回
転するのを邪魔し、こね棒161と羽根27との
間で生地をより確実により強くこねられるように
する。
しかしこね棒161が突出したままであるとで
き上がつたパンにこね棒161による深い孔がで
きるし、パンを抜き出すのを邪魔する。
これを防止するためこね棒161をパツキング
163部で進退自在とし、混ねつ焼成容器2の外
面に基部をピン164によつて取付けたバイメタ
ル片165の先端長孔166にこね棒161の後
端小径部161aを嵌合せてある。これにより生
地162を焼成するのにヒータ41がオンされる
と、そのときの昇温にバイメタル片165が応動
して反り、こね棒161を第15図のように外方
へ自動的に後退させ、混ねつ焼成容器2内への突
出をなくすか極く少なくする。したがつて混ねつ
後生地162を醗酵させている間は第10図のよ
うにこね棒161が生地162内に大きく入込ん
でいるが、焼成される段階での膨大によつてこね
棒161が引き出されてできた凹部がなくなる。
第12図は第5の実施例の変形例を示すもので
あつて、こね棒161と混捏焼成容器2との間を
コイルばね状の形状記憶合金171で連結し、焼
成開始時の昇温で図のようにこね棒161を後退
させる。
第13図から第16図は第5の実施例の別の変
形例を示すものであつて、混捏焼成容器2の周壁
内面に、羽根27の混ねつ回転方向aとは逆の方
向bにのみ伏倒可能なこね棒181を設け、羽根
27による混ねつ時は混ねつされて混捏焼成容器
2内を回転しようとする生地によつてこね棒18
1が混捏焼成容器2内への突出状態に起され、こ
ね作用を高めるようにしてある。
混ねつ終了後羽根27を1ないし数回逆転させ
る。これにより生地は混捏焼成容器2内を逆向き
に回され、混ねつ焼成容器2内に突出しているこ
ね棒181に前記とは逆向きに当つてそれを仮想
線の状態に伏倒させる。したがつて後に焼成され
るパンにこね棒181が入込むことはない。この
ため本例では羽根27を逆回転させるのに可逆モ
ータか、バツクギヤ等を用いた逆転機構が必要で
ある。
こね棒181は一方側にのみ伏倒できるように
第14図、第15図に示すような他方側への伏倒
を素子するストツパー部182aを持つた取付台
182に軸183で枢支してある。取付台182
は裏面に設けられた回止め突部182b付の取付
けねじ182cを混捏焼成容器2の周壁に形成し
た第16図のような取付孔184に嵌入れ、ナツ
ト185で締結することで取付けてある。
第17図、第18図は第5の実施例の今1つの
変形例であつて、第13図のこね棒181と同様
に取付けるこね棒191を上方に伏倒するように
設けてある。この場合生地162が羽根27に混
捏されて混捏焼成容器2内を回ろうとしてこね棒
191に横方向から当ることになるので、こね棒
191は倒れずこね作用を高めることができる。
混捏後生地162が醗酵段階や焼成段階で膨大す
るにつれ第17図のようにこね棒191を押倒し
ていく。これによつてこね棒191がパンに入込
むようなことを防止することができる。
(考案の効果) 本考案によれば、イースト容器は係止手段によ
つて収容姿勢に係止されるので、イーストを収容
してこれを他から隔絶して安定に保持しておくこ
とができ、水や湿気と反応してしまうようなこと
が回避され、必要時点で係止解除手段を働かせる
ことにより前記イースト容器の収容姿勢への係止
を自動的に解除し、イースト容器が付勢手段によ
つて収容姿勢から投入姿勢に自動的に反転される
ようにするので、前記未反応で収容していたシー
ストを混捏焼成容器へ投入して、製パンのための
生地造りを確実に進行させることができ、特にこ
の投入姿勢への反転は付勢手段の付勢によつて勢
いよく行わせて、それを定位置にて受け止める受
止め部に衝突して急停止させるので、そのときの
衝撃と慣性とによつて、イースト容器内のイース
トの全量をイースト容器から投げ出させ、余すこ
となく混捏焼成容器に投入し、前記生地造りを過
不足ないイーストの働きによつて首尾よく達成さ
せることができ、イースト容器が残留イーストに
よつて汚れた状態になるようなことも防止し、製
パンが清潔に進行するようにできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す外観の斜
視図、第2図は縦断面図、第3図は混捏焼成容器
の上下を逆にした斜視図、第4図は反転手段の断
面図、第5図はイースト容器の反転による姿勢変
化を示す断面図、第6図は本考案の第2の実施例
を示す反転手段部の斜視図、第7図は本考案の第
3の実施例を示す反転手段部の断面図、第8図は
本考案の第4の実施例をしめす反転手段部の断面
図、第9図は本考案の第5の実施例を示す縦断面
図、第10図、第11図は第9図のこね棒の状態
変化を示す一部の断面図、第12図は第5の実施
例の変形例を示すこね棒部の断面図、第13図は
第5の実施例の別の変形例を示す混捏焼成容器の
一部を切り欠いた斜視図、第14図、第15図は
こね棒を取り外して見た断面図および側面図、第
16図はこね棒取付孔の斜視図、第17図は第5
の実施例の他の変形例を示す混捏焼成容器の一部
断面図、第18図は第17図のこね棒伏倒状態を
示す断面図である。 1……器体、1a……肩部、2……混捏焼成容
器、65……イースト容器、65a……柄、66
……反転ホルダ、68a……保持孔、69……係
止レバー、72……ソレノイド、169……ば
ね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. イースト容器をイースト菌の収容可能な上向き
    の収容姿勢と、収容したイースト菌を混捏焼成容
    器へ投入する投入姿勢との間で反転可能に支持し
    て設け、イースト容器を投入姿勢側に付勢する手
    段と、イースト容器を収容姿勢に係止しておく係
    止手段と、この係止手段による係止を自動的に解
    除する係止解除手段と、前記係止を解除されて前
    記付勢により投入姿勢に反転されるイースト容器
    を定位置にて受け止めてこれに衝撃を与える受止
    め部とを備えたことを特徴とする自動製パン機。
JP1987030842U 1987-03-02 1987-03-02 Expired JPH0411624Y2 (ja)

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