JPH05309042A - パン製造機 - Google Patents
パン製造機Info
- Publication number
- JPH05309042A JPH05309042A JP11752292A JP11752292A JPH05309042A JP H05309042 A JPH05309042 A JP H05309042A JP 11752292 A JP11752292 A JP 11752292A JP 11752292 A JP11752292 A JP 11752292A JP H05309042 A JPH05309042 A JP H05309042A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bread
- yeast
- kneading
- motor
- heater
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A21—BAKING; EDIBLE DOUGHS
- A21B—BAKERS' OVENS; MACHINES OR EQUIPMENT FOR BAKING
- A21B7/00—Baking plants
- A21B7/005—Baking plants in combination with mixing or kneading devices
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Baking, Grill, Roasting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 タイマ−使用の有無にかかわらず、ばらつき
なく安定的に出来ばえの良いパンを焼き上げる。 【構成】 イ−ストをセットするイ−スト収納部34を形
状記憶合金で形成し、このイースト収納部を焼成室24ま
たはパン容器31の上部に設けることにより、ソレノイド
等の駆動部品を使うことなく、混練工程が始まるまでイ
−ストと水等のパン材料が触れるのを防ぎながら、混練
時にイースト収納部34の形状記憶合金が変形することに
より、イ−ストを他のパン材料上に投下し混ぜ合わすこ
とができるため、タイマ−使用の有無にかかわらず、安
定的に出来ばえの良いパンを焼き上げるパン製造機を安
価に提供することができる。
なく安定的に出来ばえの良いパンを焼き上げる。 【構成】 イ−ストをセットするイ−スト収納部34を形
状記憶合金で形成し、このイースト収納部を焼成室24ま
たはパン容器31の上部に設けることにより、ソレノイド
等の駆動部品を使うことなく、混練工程が始まるまでイ
−ストと水等のパン材料が触れるのを防ぎながら、混練
時にイースト収納部34の形状記憶合金が変形することに
より、イ−ストを他のパン材料上に投下し混ぜ合わすこ
とができるため、タイマ−使用の有無にかかわらず、安
定的に出来ばえの良いパンを焼き上げるパン製造機を安
価に提供することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定のパン材料を投入
するだけで、焼きたてのパンができ上がるパン製造機に
関するものである。
するだけで、焼きたてのパンができ上がるパン製造機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のパン製造機は、図7の正
面断面図に例示するような構成が一般的であった。以
下、その構成について図面を参照しながら説明する。図
7において、1はシャ−シ、2は本体上、3は本体下、
4は焼成室、5はモ−タで、シャ−シ1には焼成室4と
モ−タ5が取り付けられ、焼成室4内にはパン材料を混
練する練り羽根6を具備し着脱自在なパン容器7と、ヒ
−タ8と、パン容器7の温度を検知する温度検知部9等
が配設されている。10は焼成室4を開閉する内蓋、11は
本体上2に回動自在に軸支される外蓋、12は内蓋10と外
蓋11の間に配設されイ−ストがセットされるイ−スト容
器、13はレバ−14を介してソレノイド15により開閉され
る弁である。16は前記温度検知部9により検知された温
度情報や時間等に基づいてモ−タ5,ヒ−タ8,ソレノ
イド15の通電を制御し、混練,ねかし,イ−スト落下,
発酵,焼成の各工程を自動的に行う制御装置を内蔵し、
焼き上げ時間の設定や調理のスタ−ト等を行う操作部材
である。17はモ−タ5を駆動するコンデンサ、18はモ−
タ5の回転力を練り羽根6に伝達するベルト、19は電源
コ−ドである。
面断面図に例示するような構成が一般的であった。以
下、その構成について図面を参照しながら説明する。図
7において、1はシャ−シ、2は本体上、3は本体下、
4は焼成室、5はモ−タで、シャ−シ1には焼成室4と
モ−タ5が取り付けられ、焼成室4内にはパン材料を混
練する練り羽根6を具備し着脱自在なパン容器7と、ヒ
−タ8と、パン容器7の温度を検知する温度検知部9等
が配設されている。10は焼成室4を開閉する内蓋、11は
本体上2に回動自在に軸支される外蓋、12は内蓋10と外
蓋11の間に配設されイ−ストがセットされるイ−スト容
器、13はレバ−14を介してソレノイド15により開閉され
る弁である。16は前記温度検知部9により検知された温
度情報や時間等に基づいてモ−タ5,ヒ−タ8,ソレノ
イド15の通電を制御し、混練,ねかし,イ−スト落下,
発酵,焼成の各工程を自動的に行う制御装置を内蔵し、
焼き上げ時間の設定や調理のスタ−ト等を行う操作部材
である。17はモ−タ5を駆動するコンデンサ、18はモ−
タ5の回転力を練り羽根6に伝達するベルト、19は電源
コ−ドである。
【0003】以上のように構成された従来のパン製造機
の動作について説明する。パン容器7にイ−スト以外の
パン材料をセットして運転をスタ−トすると、まずモ−
タ5の回転は、小プーリ44からベルト18を介して大プー
リ45とコネクター下46に伝達される。また、焼成室4の
内部にはコネクター下46に当接するコネクター上47を介
して回転される練り羽根6を駆動し、パン材料を混練す
る混練工程が始まるとともに、パン生地の温度に応じ混
練を停止してパン生地をねかした後、ソレノイド15を動
作させてイ−スト容器12にセットしたイ−ストをパン生
地上に落下し、再度混練を行う。
の動作について説明する。パン容器7にイ−スト以外の
パン材料をセットして運転をスタ−トすると、まずモ−
タ5の回転は、小プーリ44からベルト18を介して大プー
リ45とコネクター下46に伝達される。また、焼成室4の
内部にはコネクター下46に当接するコネクター上47を介
して回転される練り羽根6を駆動し、パン材料を混練す
る混練工程が始まるとともに、パン生地の温度に応じ混
練を停止してパン生地をねかした後、ソレノイド15を動
作させてイ−スト容器12にセットしたイ−ストをパン生
地上に落下し、再度混練を行う。
【0004】次に混練されたパン生地をヒ−タ8と温度
検知部9と操作部材16に内蔵した制御装置により所定の
時間、発酵温度に保ちつつ、途中、モ−タ5により複数
回のガス抜きを行う発酵工程、さらに形を整えながらパ
ン生地を仕上げる整形発酵工程を経て、最後にパン生地
を焼き上げる焼成工程を行い、パンを焼き上げていた。
検知部9と操作部材16に内蔵した制御装置により所定の
時間、発酵温度に保ちつつ、途中、モ−タ5により複数
回のガス抜きを行う発酵工程、さらに形を整えながらパ
ン生地を仕上げる整形発酵工程を経て、最後にパン生地
を焼き上げる焼成工程を行い、パンを焼き上げていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のパン製造機
では、イ−ストが水等のパン材料と別にセットされ、混
練工程が始まるまでイ−ストと水が混じり合うことがな
いため、タイマ−使用の有無にかかわらず、ばらつきな
く安定的に出来ばえの良いパンを焼き上げることができ
るが、その反面、イ−スト容器12のイーストを落下させ
るための弁13,レバ−14,ソレノイド15等の駆動部品が
必要で、部品点数が多くなるとともに組立工数も増し、
コスト高となっていた。
では、イ−ストが水等のパン材料と別にセットされ、混
練工程が始まるまでイ−ストと水が混じり合うことがな
いため、タイマ−使用の有無にかかわらず、ばらつきな
く安定的に出来ばえの良いパンを焼き上げることができ
るが、その反面、イ−スト容器12のイーストを落下させ
るための弁13,レバ−14,ソレノイド15等の駆動部品が
必要で、部品点数が多くなるとともに組立工数も増し、
コスト高となっていた。
【0006】一方、上記に示したイ−スト容器12,弁1
3,レバ−14,ソレノイド15等の部品を持たず、パン容
器7の中にすべてのパン材料をセットする安価な構成を
有する従来例もあったが、この場合、就寝前にセットし
て朝焼き上がるタイマ−運転を行うと、すべてのパン材
料はパン容器7の中に一緒に入れられたままの状態で、
夜間、一例として9時間にわたって放置されるため、そ
の間に水がパン材料中に染み込んでいきイ−スト,水,
小麦粉,砂糖等が混じり合って、発酵が進行したりイ−
ストが変質したりすることにより、パンの脹らみが悪か
ったり、パンの天面がへこんだり、パンの発酵臭が強く
なったりして、パンの出来ばえが悪くばらつきが大きい
という問題があった。
3,レバ−14,ソレノイド15等の部品を持たず、パン容
器7の中にすべてのパン材料をセットする安価な構成を
有する従来例もあったが、この場合、就寝前にセットし
て朝焼き上がるタイマ−運転を行うと、すべてのパン材
料はパン容器7の中に一緒に入れられたままの状態で、
夜間、一例として9時間にわたって放置されるため、そ
の間に水がパン材料中に染み込んでいきイ−スト,水,
小麦粉,砂糖等が混じり合って、発酵が進行したりイ−
ストが変質したりすることにより、パンの脹らみが悪か
ったり、パンの天面がへこんだり、パンの発酵臭が強く
なったりして、パンの出来ばえが悪くばらつきが大きい
という問題があった。
【0007】本発明はこのような課題を解決するもの
で、タイマ−使用時においてもソレノイド等の多くの部
品点数を使うことなく安価に、イ−ストと水等のパン材
料が混じり合うのを防止し、タイマ−使用の有無にかか
わらず、ばらつきなく安定的に出来ばえの良いパンを焼
き上げるパン製造機を提供することを目的とする。
で、タイマ−使用時においてもソレノイド等の多くの部
品点数を使うことなく安価に、イ−ストと水等のパン材
料が混じり合うのを防止し、タイマ−使用の有無にかか
わらず、ばらつきなく安定的に出来ばえの良いパンを焼
き上げるパン製造機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の手段は、
イ−ストをセットするイ−スト収納部を形状記憶合金で
形成し、焼成室の上部に配設したものである。
イ−ストをセットするイ−スト収納部を形状記憶合金で
形成し、焼成室の上部に配設したものである。
【0009】また第2の手段は、イ−ストをセットする
イ−スト収納部を形状記憶合金で形成し、パン容器の上
部に配設したものである。
イ−スト収納部を形状記憶合金で形成し、パン容器の上
部に配設したものである。
【0010】第3の手段は、イ−ストをセットするイ−
スト収納部をパン容器の上部に回動自在に設けたもので
ある。
スト収納部をパン容器の上部に回動自在に設けたもので
ある。
【0011】第4の手段は、イ−ストをセットするイ−
スト収納部をパン容器の上部に設けるとともに、パン材
料の混練時にパン容器が回転した後、所定の位置で固定
されるようにしたものである。
スト収納部をパン容器の上部に設けるとともに、パン材
料の混練時にパン容器が回転した後、所定の位置で固定
されるようにしたものである。
【0012】第5の手段は、焼成室を開閉する蓋にイ−
ストをセットするイ−スト収納部を配設するとともに、
上記イ−スト収納部を開閉する開閉板を形状記憶合金で
形成したものである。
ストをセットするイ−スト収納部を配設するとともに、
上記イ−スト収納部を開閉する開閉板を形状記憶合金で
形成したものである。
【0013】
【作用】本発明の第1の手段では、イ−ストが水等のパ
ン材料と別にセットされるため、混練工程が始まるまで
イ−ストと水等のパン材料が混じり合うのを防ぐことが
できるとともに、混練工程が始まりイ−スト収納部を構
成する形状記憶合金が所定の温度に達すると、形状記憶
合金の形状変化によりイ−ストは自動的にパン容器中で
混練されているパン生地上に投下される。従って、タイ
マ−使用の有無にかかわらず、ばらつきなく安定的に出
来ばえの良いパンを焼き上げることができる。
ン材料と別にセットされるため、混練工程が始まるまで
イ−ストと水等のパン材料が混じり合うのを防ぐことが
できるとともに、混練工程が始まりイ−スト収納部を構
成する形状記憶合金が所定の温度に達すると、形状記憶
合金の形状変化によりイ−ストは自動的にパン容器中で
混練されているパン生地上に投下される。従って、タイ
マ−使用の有無にかかわらず、ばらつきなく安定的に出
来ばえの良いパンを焼き上げることができる。
【0014】また第2の手段も第1の手段と同様な作用
により、混練工程が始まるまでイ−ストと水等のパン材
料が混じるのを防ぐことができるとともに、混練工程が
始まり焼成室内の温度が上がると、イ−スト収納部を構
成する形状記憶合金が形状変化し、イ−ストは自動的に
パン生地上に投下される。従って、ばらつきなく安定的
に出来ばえの良いパンを焼き上げることができる。
により、混練工程が始まるまでイ−ストと水等のパン材
料が混じるのを防ぐことができるとともに、混練工程が
始まり焼成室内の温度が上がると、イ−スト収納部を構
成する形状記憶合金が形状変化し、イ−ストは自動的に
パン生地上に投下される。従って、ばらつきなく安定的
に出来ばえの良いパンを焼き上げることができる。
【0015】さらに第3の手段も同様に、混練工程が始
まるまでイ−ストと水等のパン材料が混じるのを防ぐこ
とができるとともに、混練工程が始まると混練時の衝撃
でパン容器上部のイ−スト収納部が振動するため、イ−
ストは自動的に他のパン材料上に落下され、一緒に混練
される。またパンの膨化や取り出しも、イ−スト収納部
がパンにより上方に回動されるため、妨げられることな
くスム−ズに行える。従って、ばらつきなく安定的に出
来ばえの良いパンを焼き上げることができる。
まるまでイ−ストと水等のパン材料が混じるのを防ぐこ
とができるとともに、混練工程が始まると混練時の衝撃
でパン容器上部のイ−スト収納部が振動するため、イ−
ストは自動的に他のパン材料上に落下され、一緒に混練
される。またパンの膨化や取り出しも、イ−スト収納部
がパンにより上方に回動されるため、妨げられることな
くスム−ズに行える。従って、ばらつきなく安定的に出
来ばえの良いパンを焼き上げることができる。
【0016】第4の手段も同様に、混練工程が始まるま
でイ−ストと水等のパン材料が混じるのを防ぐことがで
きるとともに、混練時にパン容器を回転させ所定の位置
で固定することにより、イ−ストはパン容器の回転が止
まるときに生じる慣性力で自動的に他のパン材料上に落
下され、一緒に混練される。従って、ばらつきなく安定
的に出来ばえの良いパンを焼き上げることができる。
でイ−ストと水等のパン材料が混じるのを防ぐことがで
きるとともに、混練時にパン容器を回転させ所定の位置
で固定することにより、イ−ストはパン容器の回転が止
まるときに生じる慣性力で自動的に他のパン材料上に落
下され、一緒に混練される。従って、ばらつきなく安定
的に出来ばえの良いパンを焼き上げることができる。
【0017】第5の手段も同様に、混練工程が始まるま
でイ−ストと水等のパン材料が混じるのを防ぐことがで
きるとともに、混練工程が始まり焼成室内の温度が上が
ると、形状記憶合金で形成した開閉板が形状変化してイ
−スト収納部を開くため、イ−ストは自動的にパン容器
中で混練されているパン生地上に投下される。従って、
ばらつきなく安定的に出来ばえの良いパンを焼き上げる
ことができる。
でイ−ストと水等のパン材料が混じるのを防ぐことがで
きるとともに、混練工程が始まり焼成室内の温度が上が
ると、形状記憶合金で形成した開閉板が形状変化してイ
−スト収納部を開くため、イ−ストは自動的にパン容器
中で混練されているパン生地上に投下される。従って、
ばらつきなく安定的に出来ばえの良いパンを焼き上げる
ことができる。
【0018】
(実施例1)図1は本発明の第1の実施例のパン製造機
の正面断面図を示し、図1において、20はシャ−シで、
外郭はシャ−シ20に取り付けられ板金で形成した本体下
21と、この本体下21の上方に取り付けられ樹脂で形成し
た本体上22とで構成され、上記シャ−シ20にはモ−タ23
と焼成室24が取り付けられている。モ−タ23の回転は小
プ−リ25からベルト26を介して、大プ−リ27とコネクタ
−下28に伝達される。また焼成室24の内部には、コネク
タ−下28に当接するコネクタ−上29を介して回転される
練り羽根30を具備し、パン材料がセットされる着脱自在
なパン容器31と、略コ字形に形成したヒ−タ32と、パン
容器31の温度を検知する温度検知部33等が設けられてい
る。34はイ−ストをセットするイ−スト収納部で、イ−
ストが水等の他のパン材料と触れないようパン容器31の
上方に位置させて、焼成室24の上部にネジ35の締付けに
より取り付けられ、変形自在な弾性を有するとともに所
定の温度になると形状が可逆的に変化する形状記憶合金
により形成されていることが特徴となっている。36は内
蓋37を具備し焼成室24を開閉する外蓋、38は焼成室24の
外周に配設される遮熱板、39は本体上22と焼成室24を固
定する固定枠である。40は前記温度検知部33により検知
された温度情報に基づいてモ−タ23やヒ−タ32等の通電
を制御し、混練,ねかし,発酵,焼成等の各工程を制御
する制御装置で、スイッチ,抵抗,コンデンサ,マイコ
ン,LCD等の各種電子部品を具備した基板から構成さ
れている。41は制御装置40を内蔵し本体上22に取り付け
られる操作部材で、メニュ−や焼上げ時間の設定や調理
のスタ−ト等を行うものである。42はモ−タ23を駆動す
るコンデンサ、43は電源コ−ドである。
の正面断面図を示し、図1において、20はシャ−シで、
外郭はシャ−シ20に取り付けられ板金で形成した本体下
21と、この本体下21の上方に取り付けられ樹脂で形成し
た本体上22とで構成され、上記シャ−シ20にはモ−タ23
と焼成室24が取り付けられている。モ−タ23の回転は小
プ−リ25からベルト26を介して、大プ−リ27とコネクタ
−下28に伝達される。また焼成室24の内部には、コネク
タ−下28に当接するコネクタ−上29を介して回転される
練り羽根30を具備し、パン材料がセットされる着脱自在
なパン容器31と、略コ字形に形成したヒ−タ32と、パン
容器31の温度を検知する温度検知部33等が設けられてい
る。34はイ−ストをセットするイ−スト収納部で、イ−
ストが水等の他のパン材料と触れないようパン容器31の
上方に位置させて、焼成室24の上部にネジ35の締付けに
より取り付けられ、変形自在な弾性を有するとともに所
定の温度になると形状が可逆的に変化する形状記憶合金
により形成されていることが特徴となっている。36は内
蓋37を具備し焼成室24を開閉する外蓋、38は焼成室24の
外周に配設される遮熱板、39は本体上22と焼成室24を固
定する固定枠である。40は前記温度検知部33により検知
された温度情報に基づいてモ−タ23やヒ−タ32等の通電
を制御し、混練,ねかし,発酵,焼成等の各工程を制御
する制御装置で、スイッチ,抵抗,コンデンサ,マイコ
ン,LCD等の各種電子部品を具備した基板から構成さ
れている。41は制御装置40を内蔵し本体上22に取り付け
られる操作部材で、メニュ−や焼上げ時間の設定や調理
のスタ−ト等を行うものである。42はモ−タ23を駆動す
るコンデンサ、43は電源コ−ドである。
【0019】以上のように構成されたパン製造機につい
て、パン材料のセットと混練工程における動作を図2に
示す図1の略側断面図により説明する。図2(a)に示す
ように混練前(材料セット時)にはパン材料は、まず最初
に小麦粉,砂糖,塩,ドライミルク,バタ−,水等のイ
−スト以外のパン材料Aをパン容器31にセットした後、
最後にイ−ストBを焼成室24の上部に配設されたイ−ス
ト収納部34の上にセットする。そのため、混練工程が始
まるまでイ−ストが水等の他のパン材料と触れるのを容
易に防止することができ、タイマ−運転時にイ−ストが
水と触れないよう材料セットに気を使わなくても、過発
酵を防ぎ出来ばえの良いパンを焼き上げることができ
る。
て、パン材料のセットと混練工程における動作を図2に
示す図1の略側断面図により説明する。図2(a)に示す
ように混練前(材料セット時)にはパン材料は、まず最初
に小麦粉,砂糖,塩,ドライミルク,バタ−,水等のイ
−スト以外のパン材料Aをパン容器31にセットした後、
最後にイ−ストBを焼成室24の上部に配設されたイ−ス
ト収納部34の上にセットする。そのため、混練工程が始
まるまでイ−ストが水等の他のパン材料と触れるのを容
易に防止することができ、タイマ−運転時にイ−ストが
水と触れないよう材料セットに気を使わなくても、過発
酵を防ぎ出来ばえの良いパンを焼き上げることができ
る。
【0020】次に図2(b)に示すように混練工程が始ま
り練り羽根30によりパン生地が混練されるとともに、練
り羽根30を駆動するモ−タ23やヒ−タ32等が発熱し、焼
成室24内の温度が上昇してイ−スト収納部34を構成する
形状記憶合金が所定の温度に達すると形状変化しイ−ス
ト収納部34が下方(矢印(ア))方向に曲がるため、イ−ス
トBは自動的にパン容器31中で混練されているパン生地
上に投下される。
り練り羽根30によりパン生地が混練されるとともに、練
り羽根30を駆動するモ−タ23やヒ−タ32等が発熱し、焼
成室24内の温度が上昇してイ−スト収納部34を構成する
形状記憶合金が所定の温度に達すると形状変化しイ−ス
ト収納部34が下方(矢印(ア))方向に曲がるため、イ−ス
トBは自動的にパン容器31中で混練されているパン生地
上に投下される。
【0021】また、図2(c)に示すようにパンを焼き上
げた後、焼成室24内の温度が下がると、形状記憶合金で
形成したイ−スト収納部34は自動的に元の形に戻るため
(図2(a))、再びイ−ストBをセットできるようにな
る。しかも本発明は従来必要であったソレノイド,レバ
−,弁等のイ−ストを投下させるための駆動部品が不要
になるため、構造を簡素化し部品点数と組み立て工数の
削減が図れ、安価に実現することができる。
げた後、焼成室24内の温度が下がると、形状記憶合金で
形成したイ−スト収納部34は自動的に元の形に戻るため
(図2(a))、再びイ−ストBをセットできるようにな
る。しかも本発明は従来必要であったソレノイド,レバ
−,弁等のイ−ストを投下させるための駆動部品が不要
になるため、構造を簡素化し部品点数と組み立て工数の
削減が図れ、安価に実現することができる。
【0022】以上のように本実施例によれば、ソレノイ
ド等の部品点数を不要とし安価にて、イ−ストと水等の
パン材料が触れるのを防ぐことにより、過発酵による発
酵臭の強いパンや脹らみの悪いパンが焼き上がるのを防
止し、タイマ−使用の有無にかかわらず、ばらつきなく
安定的に出来ばえの良いパンを焼き上げるパン製造機を
安価に提供することができる。
ド等の部品点数を不要とし安価にて、イ−ストと水等の
パン材料が触れるのを防ぐことにより、過発酵による発
酵臭の強いパンや脹らみの悪いパンが焼き上がるのを防
止し、タイマ−使用の有無にかかわらず、ばらつきなく
安定的に出来ばえの良いパンを焼き上げるパン製造機を
安価に提供することができる。
【0023】(実施例2)本発明の第2の実施例につい
て図3の動作を説明する略側断面図にて説明する。
て図3の動作を説明する略側断面図にて説明する。
【0024】図3において、50はパン材料Aがセットさ
れるパン容器で、前記図1に示すモ−タ23により駆動さ
れパン材料を混練する練り羽根30(図示せず)を着脱自在
に具備している。51はイ−ストBをセットするイ−スト
収納部で、イ−ストBと水等の他のパン材料Aが触れな
いようパン容器50の上部にネジ52の締付けにより取り付
けられ、変形自在な弾性を有するとともに、所定の温度
になると形状が可逆的に変化する形状記憶合金により形
成されている。他の構成は実施例1と同様である。
れるパン容器で、前記図1に示すモ−タ23により駆動さ
れパン材料を混練する練り羽根30(図示せず)を着脱自在
に具備している。51はイ−ストBをセットするイ−スト
収納部で、イ−ストBと水等の他のパン材料Aが触れな
いようパン容器50の上部にネジ52の締付けにより取り付
けられ、変形自在な弾性を有するとともに、所定の温度
になると形状が可逆的に変化する形状記憶合金により形
成されている。他の構成は実施例1と同様である。
【0025】上記のように構成されたパン製造機につい
て動作を説明すると、イ−スト以外のパン材料Aはパン
容器50にセットされ、イ−ストBのみ水等の他のパン材
料が触れないよう配設されたイ−スト収納部51にセット
されるため、図3(a)の混練前では、図3(b)の混練工程
が始まるまでイ−ストが水等の他のパン材料と触れるの
を容易に防止することができる。
て動作を説明すると、イ−スト以外のパン材料Aはパン
容器50にセットされ、イ−ストBのみ水等の他のパン材
料が触れないよう配設されたイ−スト収納部51にセット
されるため、図3(a)の混練前では、図3(b)の混練工程
が始まるまでイ−ストが水等の他のパン材料と触れるの
を容易に防止することができる。
【0026】次に図3(b)に示す混練工程が始まりモ−
タやヒ−タで焼成室内の温度が上がると、イースト収納
部51を構成する形状記憶合金が形状変化し、イースト収
納部51が下方(矢印(ア)方向)に曲がるため、イ−ストは
自動的にパン容器50中で混練されているパン生地上に投
下されるとともに、曲がったイースト収納部51は図3
(c)に示すようにパン容器50の内側面に密着されるの
で、発酵時のパンの膨化やパンの取り出しもスム−ズに
行われる。また焼成室内の温度が下がると、形状記憶合
金で形成したイースト収納部51は自動的に元の形状に戻
り(図3(a))、再びイ−ストをセットできるようにな
る。しかも従来必要だったソレノイド等のイ−ストを投
下させる駆動部品が不要なため、部品点数と組み立て工
数を削減し、コストダウンを図ることができる。
タやヒ−タで焼成室内の温度が上がると、イースト収納
部51を構成する形状記憶合金が形状変化し、イースト収
納部51が下方(矢印(ア)方向)に曲がるため、イ−ストは
自動的にパン容器50中で混練されているパン生地上に投
下されるとともに、曲がったイースト収納部51は図3
(c)に示すようにパン容器50の内側面に密着されるの
で、発酵時のパンの膨化やパンの取り出しもスム−ズに
行われる。また焼成室内の温度が下がると、形状記憶合
金で形成したイースト収納部51は自動的に元の形状に戻
り(図3(a))、再びイ−ストをセットできるようにな
る。しかも従来必要だったソレノイド等のイ−ストを投
下させる駆動部品が不要なため、部品点数と組み立て工
数を削減し、コストダウンを図ることができる。
【0027】従って本実施例によれば、上記の実施例1
と同様にイ−ストが水等のパン材料と触れるのを防ぎ、
タイマ−使用の有無にかかわらず、ばらつきなく安定的
に出来ばえの良いパンが焼き上がるパン製造機を、ソレ
ノイド等の部品点数を不要とし安価に提供することがで
きる。
と同様にイ−ストが水等のパン材料と触れるのを防ぎ、
タイマ−使用の有無にかかわらず、ばらつきなく安定的
に出来ばえの良いパンが焼き上がるパン製造機を、ソレ
ノイド等の部品点数を不要とし安価に提供することがで
きる。
【0028】(実施例3)本発明の第3の実施例につい
て図4の動作を説明する略側断面図及び平面略図にて説
明する。
て図4の動作を説明する略側断面図及び平面略図にて説
明する。
【0029】図4において、60はパン材料がセットされ
るパン容器で、前記図1に示すモ−タ23に駆動されパン
材料Aを混練する練り羽根30(図示せず)を着脱自在に具
備している。61はイ−ストBをセットするイ−スト収納
部で、イ−ストBと水等の他のパン材料Aが触れないよ
うパン容器60の上部に回転軸63にて回動自在に軸支さ
れ、イ−ストセット時はパン容器60の上端面と当接し水
平に保持されている。他の構成は実施例1と同様であ
る。
るパン容器で、前記図1に示すモ−タ23に駆動されパン
材料Aを混練する練り羽根30(図示せず)を着脱自在に具
備している。61はイ−ストBをセットするイ−スト収納
部で、イ−ストBと水等の他のパン材料Aが触れないよ
うパン容器60の上部に回転軸63にて回動自在に軸支さ
れ、イ−ストセット時はパン容器60の上端面と当接し水
平に保持されている。他の構成は実施例1と同様であ
る。
【0030】上記のように構成されたパン製造機につい
て動作を説明すると、イ−スト以外のパン材料Aはパン
容器60にセットされ、イ−ストBのみ水等の他のパン材
料が触れないよう配設されたイ−スト収納部61にセット
されるため、図4(a)の混練前((a′)は(a)の平面略図)
では、図4(b)の混練工程が始まるまでイ−ストが水等
の他のパン材料と触れるのを容易に防止することができ
る。
て動作を説明すると、イ−スト以外のパン材料Aはパン
容器60にセットされ、イ−ストBのみ水等の他のパン材
料が触れないよう配設されたイ−スト収納部61にセット
されるため、図4(a)の混練前((a′)は(a)の平面略図)
では、図4(b)の混練工程が始まるまでイ−ストが水等
の他のパン材料と触れるのを容易に防止することができ
る。
【0031】次に図4(b)に示す混練工程が始まると、
パン生地がパン容器60に衝突する衝撃で、パン容器60上
部に取り付けられたイ−スト収納部61が図示矢印ア−イ
の上,下方向,ウ−エの左,右方向へ振動するため、イ
−ストBは自動的に他のパン材料上に落下され、一緒に
混練される。また図4(c)に示すパン焼上げ後はパンの
膨化や取り出しも、イ−スト収納部61が膨化するパン生
地の天面によって、パン容器60の内側から上方または外
側に回動(矢印(オ))されるため、妨げられることなくス
ム−ズに行うことができる。そして再使用の際はイ−ス
ト収納部61をパン容器60の内側に回動してやれば、再び
イ−ストをセットできるようになる。しかもソレノイド
等のイ−ストを投下させる駆動部品が不要なため、コス
トダウンを図ることもできる。
パン生地がパン容器60に衝突する衝撃で、パン容器60上
部に取り付けられたイ−スト収納部61が図示矢印ア−イ
の上,下方向,ウ−エの左,右方向へ振動するため、イ
−ストBは自動的に他のパン材料上に落下され、一緒に
混練される。また図4(c)に示すパン焼上げ後はパンの
膨化や取り出しも、イ−スト収納部61が膨化するパン生
地の天面によって、パン容器60の内側から上方または外
側に回動(矢印(オ))されるため、妨げられることなくス
ム−ズに行うことができる。そして再使用の際はイ−ス
ト収納部61をパン容器60の内側に回動してやれば、再び
イ−ストをセットできるようになる。しかもソレノイド
等のイ−ストを投下させる駆動部品が不要なため、コス
トダウンを図ることもできる。
【0032】従って本実施例によれば、上記の他の実施
例と同様にイ−ストが水等のパン材料と触れるのを防
ぎ、タイマ−使用の有無にかかわらず、ばらつきなく安
定的に出来ばえの良いパンが焼き上がるパン製造機を安
価に提供することができる。
例と同様にイ−ストが水等のパン材料と触れるのを防
ぎ、タイマ−使用の有無にかかわらず、ばらつきなく安
定的に出来ばえの良いパンが焼き上がるパン製造機を安
価に提供することができる。
【0033】(実施例4)本発明の第4の実施例につい
て図5の動作を説明する略側断面図及び平面略図にて説
明する。
て図5の動作を説明する略側断面図及び平面略図にて説
明する。
【0034】図5において、70はパン材料がセットされ
るパン容器で、前記図1に示すモ−タ23に駆動されパン
材料Aを混練する練り羽根30(図示せず)を着脱自在に具
備している。71はイ−ストBをセットするイ−スト収納
部で、図5(d)の平面略図に示すようにイ−ストBが水
等の他のパン材料と触れないようパン容器70上部に配さ
れるとともに、パン容器70の内側に突出しないよう外側
に一体的に突設されている。72はパン容器70の底に複数
突設された係止部、73は係止部72が嵌合されパン容器70
を固定するパン容器取付け台で、焼成室24の底面に取付
けられている。他の構成は実施例1と同様である。
るパン容器で、前記図1に示すモ−タ23に駆動されパン
材料Aを混練する練り羽根30(図示せず)を着脱自在に具
備している。71はイ−ストBをセットするイ−スト収納
部で、図5(d)の平面略図に示すようにイ−ストBが水
等の他のパン材料と触れないようパン容器70上部に配さ
れるとともに、パン容器70の内側に突出しないよう外側
に一体的に突設されている。72はパン容器70の底に複数
突設された係止部、73は係止部72が嵌合されパン容器70
を固定するパン容器取付け台で、焼成室24の底面に取付
けられている。他の構成は実施例1と同様である。
【0035】上記のように構成されたパン製造機につい
て動作を説明すると、イースト以外のパン材料Aはすべ
てパン容器70中にセットされるが、イ−ストBのみイ−
スト収納部71にセットされるため、図5(a)の混練前
((d)は(a)の平面略図)では、図5(b)の混練工程が始ま
るまでイ−ストが水等の他のパン材料と触れるのを容易
に防止することができる。
て動作を説明すると、イースト以外のパン材料Aはすべ
てパン容器70中にセットされるが、イ−ストBのみイ−
スト収納部71にセットされるため、図5(a)の混練前
((d)は(a)の平面略図)では、図5(b)の混練工程が始ま
るまでイ−ストが水等の他のパン材料と触れるのを容易
に防止することができる。
【0036】次に図5(b)に示す混練工程が始まると、
パン材料が練り羽根30によりパン容器70中で回転されな
がら混練されるとともに、パン生地がパン容器70に衝突
する衝撃でパン容器70は矢印(ア)あるいは(イ)方向へ回
転された後、係止部72により所定の位置で固定される。
このパン容器70の回転が止まる時、イ−ストBにパン容
器70と一緒に回転し続けようとする慣性力が生じるた
め、イ−ストBはイ−スト収納部71より自動的に他のパ
ン材料上に落下され、一緒に混練される。
パン材料が練り羽根30によりパン容器70中で回転されな
がら混練されるとともに、パン生地がパン容器70に衝突
する衝撃でパン容器70は矢印(ア)あるいは(イ)方向へ回
転された後、係止部72により所定の位置で固定される。
このパン容器70の回転が止まる時、イ−ストBにパン容
器70と一緒に回転し続けようとする慣性力が生じるた
め、イ−ストBはイ−スト収納部71より自動的に他のパ
ン材料上に落下され、一緒に混練される。
【0037】また、図5(c)に示すパン焼上げ後は、パ
ンの膨化や取り出しも、イ−スト収納部71がパン容器70
の内側に突出しないよう外側に一体的に突設されている
ため、妨げられることなくスム−ズに行うことができ
る。しかもソレノイド等のイ−ストを投下させる駆動部
品が不要なため、コストダウンを図ることもできる。
ンの膨化や取り出しも、イ−スト収納部71がパン容器70
の内側に突出しないよう外側に一体的に突設されている
ため、妨げられることなくスム−ズに行うことができ
る。しかもソレノイド等のイ−ストを投下させる駆動部
品が不要なため、コストダウンを図ることもできる。
【0038】従って本実施例によれば、上記の他の実施
例と同様にイ−ストが水等のパン材料と触れるのを防
ぎ、タイマ−使用の有無にかかわらず、ばらつきなく安
定的に出来ばえの良いパンが焼き上がるパン製造機を安
価に提供することができる。
例と同様にイ−ストが水等のパン材料と触れるのを防
ぎ、タイマ−使用の有無にかかわらず、ばらつきなく安
定的に出来ばえの良いパンが焼き上がるパン製造機を安
価に提供することができる。
【0039】(実施例5)図6は本発明の第5の実施例
のパン製造機の部分断面図を示し、図6において、80は
焼成室で、内部にはパン材料がセットされる着脱自在な
パン容器81と、パン容器81に着脱自在に取り付けられモ
−タにより駆動されてパン材料を混練する練り羽根82
と、略コ字形に形成したヒ−タ83が設けられている。84
は内蓋85を具備し焼成室80を開閉する外蓋、86は内蓋85
と外蓋84の間に配設されイ−ストがセットされるイ−ス
ト収納部、87はイ−スト収納部86の上部を開閉するイ−
スト収納部蓋、88はイ−スト収納部86の下部を開閉する
開閉板で、所定の温度になると形状が可逆的に変化する
形状記憶合金により形成されている。他の構成は実施例
1と同様である。
のパン製造機の部分断面図を示し、図6において、80は
焼成室で、内部にはパン材料がセットされる着脱自在な
パン容器81と、パン容器81に着脱自在に取り付けられモ
−タにより駆動されてパン材料を混練する練り羽根82
と、略コ字形に形成したヒ−タ83が設けられている。84
は内蓋85を具備し焼成室80を開閉する外蓋、86は内蓋85
と外蓋84の間に配設されイ−ストがセットされるイ−ス
ト収納部、87はイ−スト収納部86の上部を開閉するイ−
スト収納部蓋、88はイ−スト収納部86の下部を開閉する
開閉板で、所定の温度になると形状が可逆的に変化する
形状記憶合金により形成されている。他の構成は実施例
1と同様である。
【0040】上記のように構成されたパン製造機につい
て動作を説明すると、イ−スト以外のパン材料はパン容
器81にセットされ、イ−ストBのみ外蓋84と内蓋85の間
に取り付けられたイ−スト収納部86にセットされるた
め、混練工程が始まるまでイ−ストが水等の他のパン材
料と触れるのを容易に防止することができる。
て動作を説明すると、イ−スト以外のパン材料はパン容
器81にセットされ、イ−ストBのみ外蓋84と内蓋85の間
に取り付けられたイ−スト収納部86にセットされるた
め、混練工程が始まるまでイ−ストが水等の他のパン材
料と触れるのを容易に防止することができる。
【0041】次に混練工程が始まりモ−タ(図略)やヒ−
タ83の加熱で焼成室80内の温度が上がると、開閉板88を
構成する形状記憶合金が形状変化し、イ−スト収納部86
の底部を開くため(矢印(ア)方向)、イ−ストBは自動的
にパン容器81中で混練されているパン生地上に投下され
る。またパンの焼き上げ後、焼成室80内の温度が下がる
と、形状記憶合金で形成した開閉板88は自動的に元の形
状に戻るため(矢印(イ)方向)、再びイ−ストをセットで
きるようになる。しかもソレノイド等のイ−ストを投下
させる駆動部品が不要なため、コストダウンを図ること
もできる。
タ83の加熱で焼成室80内の温度が上がると、開閉板88を
構成する形状記憶合金が形状変化し、イ−スト収納部86
の底部を開くため(矢印(ア)方向)、イ−ストBは自動的
にパン容器81中で混練されているパン生地上に投下され
る。またパンの焼き上げ後、焼成室80内の温度が下がる
と、形状記憶合金で形成した開閉板88は自動的に元の形
状に戻るため(矢印(イ)方向)、再びイ−ストをセットで
きるようになる。しかもソレノイド等のイ−ストを投下
させる駆動部品が不要なため、コストダウンを図ること
もできる。
【0042】従って本実施例によれば、上記の他の実施
例と同様にイ−ストが水等のパン材料と触れるのを防
ぎ、タイマ−使用の有無にかかわらず、ばらつきなく安
定的に出来ばえの良いパンが焼き上がるパン製造機を安
価に提供することができる。
例と同様にイ−ストが水等のパン材料と触れるのを防
ぎ、タイマ−使用の有無にかかわらず、ばらつきなく安
定的に出来ばえの良いパンが焼き上がるパン製造機を安
価に提供することができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明のパン製造機
は、イ−ストをセットするイ−スト収納部を形状記憶合
金で形成し、焼成室の上部またはパン容器の上部に配設
することにより、あるいは蓋に設けたイ−スト収納部を
開閉する開閉板を形状記憶合金で形成することにより、
ソレノイド等の駆動部品を使うことなく、混練工程が始
まるまでイ−ストと水等のパン材料が触れるのを防ぎな
がら、混練が始まると焼成室内の温度上昇でイ−ストを
他のパン材料上に自動的に落下させ、一緒に混練するこ
とができるため、タイマ−使用の有無にかかわらず、安
定的に出来ばえの良いパンが焼き上がるパン製造機を安
価に提供することができるものである。
は、イ−ストをセットするイ−スト収納部を形状記憶合
金で形成し、焼成室の上部またはパン容器の上部に配設
することにより、あるいは蓋に設けたイ−スト収納部を
開閉する開閉板を形状記憶合金で形成することにより、
ソレノイド等の駆動部品を使うことなく、混練工程が始
まるまでイ−ストと水等のパン材料が触れるのを防ぎな
がら、混練が始まると焼成室内の温度上昇でイ−ストを
他のパン材料上に自動的に落下させ、一緒に混練するこ
とができるため、タイマ−使用の有無にかかわらず、安
定的に出来ばえの良いパンが焼き上がるパン製造機を安
価に提供することができるものである。
【0044】また、イ−スト収納部をパン容器の上部に
回動自在に設けることにより、ソレノイド等の駆動部品
を使うことなく、混練工程が始まるまでイ−ストと水等
のパン材料が触れるのを防ぎながら、混練が始まるとそ
の振動でイ−ストを他のパン材料上に自動的に落下さ
せ、一緒に混練することができるため、タイマ−使用の
有無にかかわらず、安定的に出来ばえの良いパンを焼き
上げるパン製造機を安価に提供することができるもので
ある。
回動自在に設けることにより、ソレノイド等の駆動部品
を使うことなく、混練工程が始まるまでイ−ストと水等
のパン材料が触れるのを防ぎながら、混練が始まるとそ
の振動でイ−ストを他のパン材料上に自動的に落下さ
せ、一緒に混練することができるため、タイマ−使用の
有無にかかわらず、安定的に出来ばえの良いパンを焼き
上げるパン製造機を安価に提供することができるもので
ある。
【0045】さらに、イ−スト収納部をパン容器の上部
に設けるとともに、混練時にパン容器を回転させ所定の
位置で固定させることにより、ソレノイド等の駆動部品
を使うことなく、混練工程が始まるまでイ−ストと水等
のパン材料が触れるのを防ぎながら、混練が始まるとパ
ン容器の動きで生じる慣性力でイ−ストを他のパン材料
上に落下させ、一緒に混練することができるため、タイ
マ−使用の有無にかかわらず、安定的に出来ばえの良い
パンを焼き上げるパン製造機を安価に提供することがで
きるものである。
に設けるとともに、混練時にパン容器を回転させ所定の
位置で固定させることにより、ソレノイド等の駆動部品
を使うことなく、混練工程が始まるまでイ−ストと水等
のパン材料が触れるのを防ぎながら、混練が始まるとパ
ン容器の動きで生じる慣性力でイ−ストを他のパン材料
上に落下させ、一緒に混練することができるため、タイ
マ−使用の有無にかかわらず、安定的に出来ばえの良い
パンを焼き上げるパン製造機を安価に提供することがで
きるものである。
【図1】本発明の第1の実施例におけるパン製造機の正
面断面図である。
面断面図である。
【図2】図1のイ−スト収納部の動作を説明する略側断
面図である。
面図である。
【図3】本発明の第2の実施例におけるイ−スト収納部
の動作を説明する略側断面図である。
の動作を説明する略側断面図である。
【図4】本発明の第3の実施例におけるイ−スト収納部
の動作を説明する略側断面図及び平面略図である。
の動作を説明する略側断面図及び平面略図である。
【図5】本発明の第4の実施例におけるイ−スト収納部
の動作を説明する略側断面図及び平面略図である。
の動作を説明する略側断面図及び平面略図である。
【図6】本発明の第5の実施例におけるパン製造機の部
分断面図である。
分断面図である。
【図7】従来のパン製造機の正面断面図である。
23…モ−タ、 24,80…焼成室、 30,82…練り羽根、
31,50,60,70,81…パン容器、 32,83…ヒ−タ、
34,51,61,71,86…イ−スト収納部、 63…回転
軸、 72…係止部、 73…パン容器取付台、 87…イー
スト収納部蓋、 88…開閉板。
31,50,60,70,81…パン容器、 32,83…ヒ−タ、
34,51,61,71,86…イ−スト収納部、 63…回転
軸、 72…係止部、 73…パン容器取付台、 87…イー
スト収納部蓋、 88…開閉板。
Claims (5)
- 【請求項1】 材料を混練する練り羽根を有しパン材料
がセットされるパン容器、ヒ−タ、温度検知部等を具備
した焼成室と、練り羽根を駆動するモ−タと、上記温度
検知部により検知される温度情報に基づいてヒ−タやモ
−タ等への通電を制御する制御装置とを備え、イ−スト
をセットするイ−スト収納部を形状記憶合金で形成し、
上記焼成室の上部に配設したことを特徴とするパン製造
機。 - 【請求項2】 材料を混練する練り羽根を有しパン材料
がセットされるパン容器、ヒ−タ、温度検知部等を具備
した焼成室と、練り羽根を駆動するモ−タと、上記温度
検知部により検知される温度情報に基づいてヒ−タやモ
−タ等への通電を制御する制御装置とを備え、イ−スト
をセットするイ−スト収納部を形状記憶合金で形成し、
上記パン容器の上部に配設したことを特徴とするパン製
造機。 - 【請求項3】 材料を混練する練り羽根を有しパン材料
がセットされるパン容器、ヒ−タ、温度検知部等を具備
した焼成室と、練り羽根を駆動するモ−タと、上記温度
検知部により検知される温度情報に基づいてヒ−タやモ
−タ等への通電を制御する制御装置とを備え、イ−スト
をセットするイ−スト収納部を、上記パン容器の上部に
回動自在に設けたことを特徴とするパン製造機。 - 【請求項4】 材料を混練する練り羽根を有しパン材料
がセットされるパン容器、ヒ−タ、温度検知部等を具備
した焼成室と、練り羽根を駆動するモ−タと、上記温度
検知部により検知される温度情報に基づいてヒ−タやモ
−タ等への通電を制御する制御装置とを備え、イ−スト
をセットするイ−スト収納部を上記パン容器の上部に設
けるとともに、パン材料の混練時にパン容器が回転した
後、所定の位置で固定されるようにしたことを特徴とす
るパン製造機。 - 【請求項5】 材料を混練する練り羽根を有しパン材料
がセットされるパン容器、ヒ−タ、温度検知部等を具備
した焼成室と、練り羽根を駆動するモ−タと、上記温度
検知部により検知される温度情報に基づいてヒ−タやモ
−タ等への通電を制御する制御装置とを備え、上記焼成
室を開閉する蓋にイ−ストをセットするイ−スト収納部
を配設するとともに、上記イ−スト収納部を開閉する開
閉板を形状記憶合金で形成したことを特徴とするパン製
造機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11752292A JPH05309042A (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | パン製造機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11752292A JPH05309042A (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | パン製造機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05309042A true JPH05309042A (ja) | 1993-11-22 |
Family
ID=14713862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11752292A Pending JPH05309042A (ja) | 1992-05-11 | 1992-05-11 | パン製造機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05309042A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010000310A (ja) * | 2008-06-23 | 2010-01-07 | Sanyo Electric Co Ltd | 自動製パン器 |
JP2014230706A (ja) * | 2013-05-30 | 2014-12-11 | タイガー魔法瓶株式会社 | ホームベーカリー |
JP2015043905A (ja) * | 2013-08-29 | 2015-03-12 | 日立アプライアンス株式会社 | 加熱調理器 |
-
1992
- 1992-05-11 JP JP11752292A patent/JPH05309042A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010000310A (ja) * | 2008-06-23 | 2010-01-07 | Sanyo Electric Co Ltd | 自動製パン器 |
JP2014230706A (ja) * | 2013-05-30 | 2014-12-11 | タイガー魔法瓶株式会社 | ホームベーカリー |
JP2015043905A (ja) * | 2013-08-29 | 2015-03-12 | 日立アプライアンス株式会社 | 加熱調理器 |
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