JP2014223783A - 筆記用シート - Google Patents

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淳人 田所
Atsuto Tadokoro
淳人 田所
一浩 勝岡
Kazuhiro Katsuoka
一浩 勝岡
好則 仁田
Yoshinori Nita
好則 仁田
仁司 前園
Hitoshi Maezono
仁司 前園
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Abstract

【課題】製造が容易であり、製造コストが安く、半永久的に鉛筆用具で筆記及び消しゴムで消すことを繰り返して行なうことができる筆記用シート及びこのシートを用いたファイルを提供する。
【解決手段】未延伸オレフィン系樹脂シート1の少なくとも一面にJIS B 0601に準拠して表面粗さ計で測定した表面粗さ(Ra)が0.1〜5.0μmの凹凸を有する筆記部が形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、鉛筆等の筆記用具で筆記できると共に消しゴムで消すことができる筆記用シート及びこのシートを用いたファイルに関する。
従来から、透明又は半透明合成樹脂よりなるシートを積層したファイル、所謂、クリアファイルは書類を簡単にファイルでき、持ち運びが容易であり、見栄えがよいので広く使用されている。しかし、ファイルを構成するシートは合成樹脂よりなるので、鉛筆等の筆記用具では筆記できず、メモしたり、目印をつけるには油性インキで記入するよりなく、書き直すことはできず不便であった。
上記欠点を解消するため、筆記可能なファイルが種々提案されている。例えば、「表裏の2片からなるファイル本体のいずれか一片が透明なシートからなるとともに、他片が不透明なシートからなり、且つ該ファイル本体の他片は、筆記可能に構成されてなることを特徴とするファイル。」(例えば、特許文献1参照。)が提案されており、「筆記可能にするためにマットインクを塗布する」と記載されている。
又、異なる例として、「樹脂シートの間に書類等のシート状の媒体を挟持するクリアファイルにおいて、前記樹脂シートの前記クリアファイルの露出面となる面に筆記用ニスを印刷することによって筆記領域を形成したことを特徴とするクリアファイル。」(例えば、特許文献2参照。)が提案されており、「筆記用ニスは、ポリエステル樹脂を15〜20%、アクリルエステルオリゴマー・モノマーを50〜60%、光開始剤を5〜10%、マット剤を15〜20%、及びその他添加剤(WAX・重合禁止剤等)を5%未満、それぞれ含有し100%として成る」と記載されている。
上記ファイルは鉛筆等の筆記用具で筆記すると共に消しゴムで消すことができるが、筆記するための所定場所にマットインク又は筆記用ニスを塗布して筆記領域を形成しなければならず、製造が困難であり、製造コストが高くなるという欠点があった。又、筆記領域の塗膜が、消しゴムで消したり、外からの力が加わった際に剥離して筆記できなくなるという欠点があった。
特開2003−25779号公報 実用新案登録第3160161号公報
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、製造が容易であり、製造コストが安く、半永久的に鉛筆等の筆記用具で筆記及び消しゴムで消すことを繰り返して行なうことができる筆記用シート及びこのシートを用いたファイルを提供することにある。
即ち、本発明は、
[1]未延伸オレフィン系樹脂シートの少なくとも一面にJIS B 0601に準拠して表面粗さ計で測定した表面粗さ(Ra)が0.1〜5.0μmの凹凸を有する筆記部が形成されていることを特徴とする筆記用シート、
[2]未延伸オレフィン系樹脂シートの少なくとも一面に筆記用領域を残して意匠用印刷層が積層されていることを特徴とする上記[1]記載の筆記用シート、及び、
[3]透明又は半透明合成樹脂よりなる表面シートと裏面シートが積層され、その一側端部、一側端部と底部又は両側端部と底部が閉塞されて収納可能に形成されているファイルであって、表面シートと裏面シートの少なくとも一方が上記[1]又は[2]記載の筆記用シートであり、筆記部が表面になるように積層されていることを特徴とするファイル
に関する。
本発明の筆記用シートの構成は上述の通りであり、製造が容易であり、製造コストが安く、半永久的に鉛筆等の筆記具で筆記及び消しゴムで消すことを繰り返して行なうことができ、メモ用紙、名札、スケジュール表、宣伝シート、ファイル、封筒、ダイレクトメール用封筒、はがき、投票用紙、黒板用シート等として好適に使用できる。又、本発明のファイルの構成は上述の通りであり、表面シートと裏面シートの少なくとも一方が上記筆記用シートであり、筆記部が表面になるように積層されているので、製造が容易であり、製造コストが安く、半永久的に鉛筆等の筆記具で筆記及び消しゴムで消すことを繰り返して行なうことができ、鉛筆等の筆記具で筆記可能なファイルとして好適に使用できる。
本発明のファイルの一例を示す平面図である。 図2は表面シートの拡大部分断面図である。
請求項1記載の筆記用シートは、未延伸オレフィン系樹脂シートの少なくとも一面にJIS B 0601に準拠して表面粗さ計で測定した表面粗さ(Ra)が0.1〜5.0μmの凹凸を有する筆記部が形成されていることを特徴とする。
上記未延伸オレフィン系樹脂シートは、延伸処理の施されていないオレフィン系樹脂シートであって、実質的に延伸されていないオレフィン系樹脂シートである。即ち、シートを押出成形、インフレーション成形等の製造方法で未延伸シートを製造する際に製造工程で若干延伸されたシートであってもよい。
上記オレフィン系樹脂シートを構成するオレフィン系樹脂としては、フィルム形成能を有する任意のオレフィン系樹脂が使用でき、例えば、高密度エチレン樹脂、中密度エチレン樹脂、低密度エチレン樹脂、線状低密度エチレン樹脂、プロピレン樹脂、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン−1共重合体、エチレン−ペンテン−1共重合体、エチレン−ヘキセン−1共重合体、エチレン−オクテン−1共重合体、エチレン―酢酸ビニル共重合体、エチレン―(メタ)アクリル酸エステル共重合体、エチレン―塩化ビニル共重合体、エチレン―プロピレン―ブテン共重合体等が挙げられ、高密度エチレン樹脂及びプロピレン樹脂が好適に使用される。
上記オレフィン系樹脂の重量平均分子量は、重量平均分子量が10万未満の場合には、脆くなり、十分な機械的強度又は耐クリープ性を有する延伸ポリオレフィン系樹脂シートを得ることができにくくなり、逆に、50万を超えると、溶融粘度が高くなり、熱溶融成形加工性が低下し、均一なシートが得られにくくなるので10万〜50万が好ましい。尚、本発明において、重量平均分子量はゲルパーミェーションクロマトグラフィー(GPC)によって測定された値である。
又、オレフィン系樹脂のメルトインデックス(以下、MI)はフィルム成形性が優れている0.1〜20(g/10分)が好ましく、より好ましくは0.2〜10(g/10分)である。尚、MIとは、JIS K 7210に規定されている熱可塑性樹脂の溶融粘度を表す指標である。
上記未延伸オレフィン系樹脂シートの厚さは、特に限定されるものではなく、一般に0.1〜1.0mmであり、クリアファイルの場合は0.15〜0.5mmが好ましい。
上記未延伸オレフィン系樹脂シートの少なくとも一面にJIS B 0601に準拠して表面粗さ計で測定した表面粗さ(Ra)が0.1〜5.0μmの凹凸を有する筆記部が形成されている。
筆記部は、JIS B 0601に準拠して表面粗さ計で測定した表面粗さ(Ra)が0.1〜5.0μmの凹凸が形成されている部分である。凹凸が小さくなりすぎると鉛筆等の筆記具で筆記できにくくなり、大きくなると鉛筆等の筆記具で筆記はできても、消しゴムで消しにくくなるので、凹凸のJIS B 0601に準拠して表面粗さ計で測定した表面粗さ(Ra)は0.1〜5.0μmであり、好ましくは0.2〜5.0μmである。
筆記部は未延伸オレフィン系樹脂シートの少なくとも一面に形成されていればよいが、両面に形成されていてもよい。又、筆記部は未延伸オレフィン系樹脂シートの全面に形成されていてもよいし、所定部分のみに形成されていてもよい。
筆記部の形成方法は、特に限定されず、例えば、エンボス加工法、マット加工法等が挙げられる。即ち、未延伸オレフィン系樹脂シートを加熱し軟化した後、エンボス賦形ロール又はマット賦形ロールで加圧することにより未延伸オレフィン系樹脂シート表面に凹凸を形成する方法が挙げられる。
上記筆記用シートは、未延伸オレフィン系樹脂シートの少なくとも一面にメモ用紙、名札、スケジュール表、宣伝シート、模様等の意匠用印刷層が積層されても良く、特に、筆記用領域を残して意匠用印刷層が積層されているのが好ましい。
未延伸オレフィン系樹脂シートの一面のみに筆記部が形成されている場合は、意匠用印刷層は未延伸オレフィン系樹脂シートの筆記部が形成されていない面に筆記用領域を残して積層されるのが好ましい。又、意匠用印刷層は未延伸オレフィン系樹脂シートの筆記部が形成されている面に積層される場合は、筆記用領域以外の領域に積層されるのが好ましい。更に、筆記用領域には、鉛筆等の筆記具で筆記した際に目視できる白、黄色等の印刷が施されていても良い。
意匠用印刷層の形成方法は、特に限定されるものではなく、例えば、シルクスクリーン印刷、オフセット印刷、箔押し法、印刷されたシートのラミネート等が挙げられる。
上記筆記道具は、特に限定されるものではなく、例えば、鉛筆、色鉛筆、シャープペンシル、ボールペン、クレヨン、チョーク等が挙げられる。
請求項3記載のファイルは、透明又は半透明合成樹脂よりなる表面シートと裏面シートが積層され、その一側端部、一側端部と底部又は両側端部と底部が閉塞されて収納可能に形成されているファイルであって、表面シートと裏面シートの少なくとも一方が請求項1又は2記載の筆記用シートであり、筆記部が表面になるように積層されていることを特徴とする。
上記ファイルは、所謂、クリアファイルであり、表面シートと裏面シートは透明又は半透明合成樹脂よりなる。表面シートと裏面シートは積層されて、その一側端部のみが閉塞されたり、1枚のシートが折畳まれてノート状になされて収納可能になされている、若しくは、一側端部と底部又は両側端部と底部が閉塞されて袋状になされて収納可能に形成されている。
又、表面シートと裏面シートの少なくとも一方が請求項1又は2記載の筆記用シートであり、筆記部が表面になるように積層されており、筆記部に鉛筆等の筆記具で筆記可能になされていると共の筆記した文字等を消しゴムで消せるようになされている。
表面シートと裏面シートは、少なくとも一方が請求項1又は2記載の筆記用シートであって、他方は任意の透明又は半透明合成樹脂シートでよく、例えば、上記オレフィン系樹脂シート、ポリエステル系樹脂シート、塩化ビニル系樹脂シート及びこれらの延伸シート等が挙げられる。
上記表面シート又は裏面シートを形成する筆記用シートは、未延伸オレフィン系樹脂シートの少なくとも一面にメモ用紙、名札、スケジュール表、宣伝シート、模様等の意匠用印刷層が積層されても良く、特に、筆記用領域を残して意匠用印刷層が積層されているのが好ましい。
未延伸オレフィン系樹脂シートの一面のみに筆記部が形成されている場合は、筆記部が形成されていない面がファイルの内側になるのが好ましく、且つ、意匠用印刷層は筆記部が形成されていない面に筆記用領域を残して積層されるのが好ましい。又、筆記用領域には、鉛筆等の筆記具で筆記した際に目視できる白、黄色等の印刷が施されていても良い。
次に、本発明のファイルを、図面を参照して説明する。図1は、本発明のファイルの一例を示す平面図であり、図2は表面シートの拡大部分断面図である。図中1は表面シートであり、2は裏面シートである。表面シート1と裏面シート2は透明又は半透明合成樹脂よりなる略矩形のシートが折り目3により折畳まれて形成されている。又、表面シート1と裏面シート2の底部は熱融着され、熱融着部4が形成されており、折り目3及び熱融着部4により表面シート1と裏面シート2はその一側端部と底部が閉塞され、上方及び他側端部が開放されて収納可能に形成されている。尚、5は表面シート1を裏面シート2から剥がしやすくするために、表面シート1に形成された切欠部である。
表面シ−ト1の表面全面が筆記部6に形成されており、裏面は鏡面であり、意匠用印刷層7が筆記用領域8、8・・・を残して積層されている。意匠用印刷層7は時間割の模様であり、時間割とクラス及び名前を記入するための筆記用領域8、8・・・を残して積層されている。
次に、本発明の実施例を説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
MFR=1.9g/10min、融点約160℃のポリプロピレン樹脂(日本ポリプロ社製)を、スクリュー径70mmの一軸混練押出機に供給して樹脂温度210℃で溶融混練した後、溶融混練物をTダイスによりシート状に押出した。得られたシートを約6.0m/minの速度で金属鏡面ロールと表面が表面粗さ(Ra)0.219μmにマット加工されているシリコンロールの間に供給してプレスし、次いで、温度75℃に設定された一対の冷却ロールで冷却し、幅920mm、厚さ0.2mmの未延伸ポリプロピレン樹脂シートを得た。
得られた未延伸ポリプロピレン樹脂シート(筆記用シート)の両面を、JIS B 0601に準拠して表面粗さ計(東京精密社製、「サーフコム130A」)で測定したところ表面(シリコンロール側)の表面粗さ(Ra)は0.219μmであり、裏面(金属鏡面ロール側)の表面粗さ(Ra)は0.01μmであった。表面はHBの鉛筆で筆記可能であり、消しゴムで消すことができたが、裏面はHBの鉛筆で筆記できなかった。
得られた筆記用シートを切断し、幅440mm、長さ310mmの長方形のシートを得た。表面粗さ(Ra)が0.01μmの面の半分の面に図1に示した時間割の意匠用印刷層を時間割とクラス及び名前を記入するための筆記用領域8、8・・・を残して積層した。
次に表面粗さ(Ra)が0.219μmの面が表面になるように、得られたシートの中央部を折畳んで、折り目を介して表面シートと裏面シートを形成し、底部を熱融着してファイルを得た。得られたファイルの表面シートと裏面シートの外表面の表面粗さ(Ra)は0.219μmであり、時間割とクラス及び名前を記入するための鉛筆筆記用領域8、8・・・にHBの鉛筆で筆記可能であり、消しゴムで消すことができた。
(実施例2)
MFR=1.9g/10min、融点約160℃のポリプロピレン樹脂(日本ポリプロ社製)を、スクリュー径70mmの一軸混練押出機に供給して樹脂温度210℃で溶融混練した後、溶融混練物をTダイスによりシート状に押出した。得られたシートを約6.0m/minの速度で金属鏡面ロールと表面が表面粗さ(Ra)1.044μmにマット加工されているテトラフルオロエチレン樹脂ロールの間に供給してプレスし、次いで、温度75℃に設定された一対の冷却ロールで冷却し、幅920mm、厚さ0.2mmの未延伸ポリプロピレン樹脂シートを得た。
得られた未延伸ポリプロピレン樹脂シート(筆記用シート)の両面を、JIS B 0601に準拠して表面粗さ計(東京精密社製、「サーフコム130A」)で測定したところ表面(テトラフルオロエチレン樹脂ロール側)の表面粗さ(Ra)は1.044μmであり、裏面(金属鏡面ロール側)の表面粗さ(Ra)は0.01μmであった。表面はHBの鉛筆で筆記可能であり、消しゴムで消すことができたが、裏面はHBの鉛筆で筆記できなかった。
(実施例3)
MFR=1.9g/10min、融点約160℃のポリプロピレン樹脂(日本ポリプロ社製)を、スクリュー径70mmの一軸混練押出機に供給して樹脂温度210℃で溶融混練した後、溶融混練物をTダイスによりシート状に押出した。得られたシートを約6.0m/minの速度で金属鏡面ロールと表面が表面粗さ(Ra)4.612μmにマット加工されているテトラフルオロエチレン樹脂ロールの間に供給してプレスし、次いで、温度75℃に設定された一対の冷却ロールで冷却し、幅920mm、厚さ0.2mmの未延伸ポリプロピレン樹脂シートを得た。
得られた未延伸ポリプロピレン樹脂シート(筆記用シート)の両面を、JIS B 0601に準拠して表面粗さ計(東京精密社製、「サーフコム130A」)で測定したところ表面(テトラフルオロエチレン樹脂ロール側)の表面粗さ(Ra)は4.612μmであり、裏面(金属鏡面ロール側)の表面粗さ(Ra)は0.01μmであった。表面はHBの鉛筆で筆記可能であり、消しゴムで消すことができたが、裏面はHBの鉛筆で筆記できなかった。
(実施例4)
MFR=1.9g/10min、融点約160℃のポリプロピレン樹脂(日本ポリプロ社製)を、スクリュー径70mmの一軸混練押出機に供給して樹脂温度210℃で溶融混練した後、溶融混練物をTダイスによりシート状に押出した。得られたシートを約6.0m/minの速度で表面が表面粗さ(Ra)1.864μmにマット加工されている金属ロールと表面が表面粗さ(Ra)1.971μmにマット加工されているシリコンロールの間に供給してプレスし、次いで、温度75℃に設定された一対の冷却ロールで冷却し、幅920mm、厚さ0.2mmの未延伸ポリプロピレン樹脂シートを得た。
得られた未延伸ポリプロピレン樹脂シート(筆記用シート)の両面を、JIS B 0601に準拠して表面粗さ計(東京精密社製、「サーフコム130A」)で測定したところ表面(シリコンロール側)の表面粗さ(Ra)は1.971μmであり、裏面(金属ロール側)の表面粗さ(Ra)は1.864μmであった。両表面共にHBの鉛筆で筆記可能であり、消しゴムで消すことができた。
(比較例1)
MFR=1.9g/10min、融点約160℃のポリプロピレン樹脂(日本ポリプロ社製)を、スクリュー径70mmの一軸混練押出機に供給して樹脂温度210℃で溶融混練した後、溶融混練物をTダイスによりシート状に押出した。得られたシートを約6.0m/minの速度で金属鏡面ロールと表面が表面粗さ(Ra)8.279μmにマット加工されているシリコンロールの間に供給してプレスし、次いで、温度75℃に設定された一対の冷却ロールで冷却し、幅920mm、厚さ0.2mmの未延伸ポリプロピレン樹脂シートを得た。
得られた未延伸ポリプロピレン樹脂シート(筆記用シート)の両面を、JIS B 0601に準拠して表面粗さ計(東京精密社製、「サーフコム130A」)で測定したところ表面(シリコンロール側)の表面粗さ(Ra)は8.279μmであり、裏面(金属鏡面ロール側)の表面粗さ(Ra)は0.01μmであった。表面はHBの鉛筆で筆記可能であるが、消しゴムで消そうとしても黒鉛が残りきれいに消すことができなかった。又、裏面はHBの鉛筆で筆記できなかった。
本発明の筆記用シートは、オレフィン系樹脂シートよりなるが鉛筆、色鉛筆、シャープペンシル、ボールペン、クレヨン、チョーク等の筆記用具で筆記及び消しゴムで消すことができ、メモ用紙、名札、スケジュール表、宣伝シート、ファイル、封筒、ダイレクトメール用封筒、はがき、投票用紙、黒板用シート等の筆記用具として好適に使用できる。又、意匠用印刷層が積層されていると美麗であり、子供等の筆記用具として好適に使用できる。本発明のファイルは書類を収納するファイルであり、表面に鉛筆、色鉛筆、シャープペンシル、ボールペン、クレヨン、チョーク等の筆記用具で筆記及び消しゴムで消すことができ好適に使用できる。又、目的に応じて任意の意匠用印刷層を積層することにより、子供等のファイルとして好適に使用できる。
1 表面シート
2 裏面シート
3 折り目
4 熱融着部
5 切欠部
6 筆記部
7 意匠用印刷層
8 筆記用領域

Claims (3)

  1. 未延伸オレフィン系樹脂シートの少なくとも一面にJIS B 0601に準拠して表面粗さ計で測定した表面粗さ(Ra)が0.1〜5.0μmの凹凸を有する筆記部が形成されていることを特徴とする筆記用シート。
  2. 未延伸オレフィン系樹脂シートの少なくとも一面に筆記用領域を残して意匠用印刷層が積層されていることを特徴とする請求項1記載の筆記用シート。
  3. 透明又は半透明合成樹脂よりなる表面シートと裏面シートが積層され、その一側端部、一側端部と底部又は両側端部と底部が閉塞されて収納可能に形成されているファイルであって、表面シートと裏面シートの少なくとも一方が請求項1又は2記載の筆記用シートであり、筆記部が表面になるように積層されていることを特徴とするファイル。
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